JP2018166146A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018166146A JP2018166146A JP2017062618A JP2017062618A JP2018166146A JP 2018166146 A JP2018166146 A JP 2018166146A JP 2017062618 A JP2017062618 A JP 2017062618A JP 2017062618 A JP2017062618 A JP 2017062618A JP 2018166146 A JP2018166146 A JP 2018166146A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrostatic chuck
- semiconductor wafer
- manufacturing
- potential
- semiconductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70691—Handling of masks or workpieces
- G03F7/707—Chucks, e.g. chucking or un-chucking operations or structural details
- G03F7/70708—Chucks, e.g. chucking or un-chucking operations or structural details being electrostatic; Electrostatically deformable vacuum chucks
-
- H10P72/722—
-
- H10P50/283—
-
- H10P72/0432—
-
- H10P72/0602—
-
- H10P72/0604—
-
- H10P72/0616—
-
- H10P72/72—
-
- H10P50/242—
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
【課題】静電チャックから半導体ウェハを分離する際、半導体ウェハの割れを防止する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、静電チャックへの半導体ウェハの吸着開始状態から静電チャックへの半導体ウェハの吸着終了可能状態にわたって、静電チャックの電位を監視する工程を有する。ここで、静電チャックの電位を監視する工程は、静電チャックの電位が、所定範囲内に収まった場合に、半導体ウェハは吸着終了可能状態に達していると判断する工程を含む。
【選択図】図15
【解決手段】半導体装置の製造方法は、静電チャックへの半導体ウェハの吸着開始状態から静電チャックへの半導体ウェハの吸着終了可能状態にわたって、静電チャックの電位を監視する工程を有する。ここで、静電チャックの電位を監視する工程は、静電チャックの電位が、所定範囲内に収まった場合に、半導体ウェハは吸着終了可能状態に達していると判断する工程を含む。
【選択図】図15
Description
本発明は、半導体装置の製造技術に関し、例えば、静電チャックに半導体ウェハを吸着する工程を有する半導体装置の製造技術に適用して有効な技術に関する。
特開2003−282691号公報(特許文献1)には、半導体ウェハの裏面に冷却ガスを流して、その冷却ガスの流量から半導体ウェハの静電チャックへの吸着状況を判定する技術が記載されている。
例えば、ドライエッチング装置やプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)装置やスパッタリング装置に代表される半導体製造装置では、静電チャックに半導体ウェハを吸着することにより、半導体ウェハを静電チャックに固定した状態で処理が実施される。そして、処理が終了した後においては、静電チャックから半導体ウェハを分離することになる。このとき、半導体ウェハに電荷が帯電していることがあり、静電チャックから半導体ウェハを分離する前に、半導体ウェハに帯電した電荷を取り除くため、半導体ウェハに対して除電処理を実施することが行なわれている。ところが、現状の技術では、半導体ウェハの除電が終了したか否かを正確に判断することが難しく、除電不良の状態で、静電チャックから無理に半導体ウェハを分離しようとすると、半導体ウェハが割れることがある。したがって、半導体ウェハの割れを防止する観点から、静電チャックから半導体ウェハを分離する際、半導体ウェハが確実に帯電していないことを確認することが望まれている。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態における半導体装置の製造方法は、静電チャックへの半導体ウェハの吸着開始状態から静電チャックへの半導体ウェハの吸着終了可能状態にわたって、静電チャックの電位を監視する工程を有する。ここで、静電チャックの電位を監視する工程は、静電チャックの電位が、所定範囲内に収まった場合に、半導体ウェハは吸着終了可能状態に達していると判断する工程を含む。
一実施の形態によれば、半導体ウェハの除電時において、半導体ウェハの帯電状態を測定することができる。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。なお、図面をわかりやすくするために平面図であってもハッチングを付す場合がある。
(実施の形態1)
<改善の検討>
例えば、半導体装置の製造工程で使用される半導体製造装置においては、静電気力を利用して静電チャックに半導体ウェハを吸着することにより、半導体ウェハを固定した状態で、半導体ウェハに対して処理を実施することが行なわれる。具体的に、図1は、静電気力によって、静電チャックESCに半導体ウェハWFを吸着する様子を模式的に示す図である。図1に示すように、静電チャックESCは、電源PSと電気的に接続されており、この電源PSをオンすることによって、静電チャックESCにプラス電荷が生じる。そして、静電チャックESC上に配置されている半導体ウェハWFには、マイナス電荷が誘起される。この結果、図1に示すように、静電チャックESCに生じたプラス電荷と、半導体ウェハWFに誘起されたマイナス電荷との間の静電引力によって、半導体ウェハWFは、静電チャックESCに固定されることになる。このように半導体ウェハWFを静電チャックESCに固定した状態で、半導体ウェハWFに対して処理が実施される。
<改善の検討>
例えば、半導体装置の製造工程で使用される半導体製造装置においては、静電気力を利用して静電チャックに半導体ウェハを吸着することにより、半導体ウェハを固定した状態で、半導体ウェハに対して処理を実施することが行なわれる。具体的に、図1は、静電気力によって、静電チャックESCに半導体ウェハWFを吸着する様子を模式的に示す図である。図1に示すように、静電チャックESCは、電源PSと電気的に接続されており、この電源PSをオンすることによって、静電チャックESCにプラス電荷が生じる。そして、静電チャックESC上に配置されている半導体ウェハWFには、マイナス電荷が誘起される。この結果、図1に示すように、静電チャックESCに生じたプラス電荷と、半導体ウェハWFに誘起されたマイナス電荷との間の静電引力によって、半導体ウェハWFは、静電チャックESCに固定されることになる。このように半導体ウェハWFを静電チャックESCに固定した状態で、半導体ウェハWFに対して処理が実施される。
その後、半導体製造装置での処理が終了すると、半導体ウェハWFを半導体製造装置から搬出するため、静電チャックESCから半導体ウェハWFを分離する必要がある。このため、例えば、図2に示すように、半導体ウェハWFの上方にプラズマを発生させて、プラズマに起因するプラス電荷と半導体ウェハWFに誘起されているマイナス電荷とを相殺させることにより、半導体ウェハWFに帯電したマイナス電荷を除去することが行なわれる。このとき、静電チャックESCと電気的に接続されている電源PSは、オフされている結果、静電チャックESCはグランドと接続されるため、半導体ウェハWFに帯電されているマイナス電荷が除電されるに伴って、静電チャックESCからグランドへプラス電荷が流れる。これにより、図3に示すように、半導体ウェハWFと静電チャックESCとの間に働いていた静電引力がなくなり、静電チャックESCから半導体ウェハWFを容易に分離することができる。
ところが、本発明者が新たに検討したところ、現状の技術では、半導体ウェハWFの除電が終了したか否かを正確に判断することが難しく、例えば、図4に示すように、除電不良の状態で、静電チャックESCから無理に半導体ウェハWFを分離しようとすると、半導体ウェハWFが割れることがあることを本発明者は新たに見出した。このことから、半導体ウェハWFの割れを防止して半導体装置の製造歩留りを向上する観点から、静電チャックESCから半導体ウェハWFを分離する際、半導体ウェハWFが確実に帯電していないことを確認することが望まれていることになる。
ここで、半導体ウェハWFにおける帯電の有無を判断するために、例えば、図5に示すように、静電チャックESCと電源PSとの間に電位計EMを設置して、この電位計EMによって静電チャックESCの電位を監視することにより、間接的に半導体ウェハWFの帯電状況を把握することが考えられる。ところが、単に、静電チャックESCと電源PSとの間に電位計EMを設置して静電チャックESCの電位を監視するだけでは、半導体ウェハWFの除電が終了したか否かを正確に判断することが依然として困難である。
以下に、このことについて説明する。まず、図5において、静電チャックESCと電源PSとの間に電位計EMを設置して、電源PSをオンすると、静電チャックESCの電位は、電源電位(VDD)となり、電位計EMは、電源電位を指し示すことになる。次に、図6に示すように、電源PSをオフすると、静電チャックESCとグランドが接続されることになるため、電位計EMは、グランド電位(0V)を指し示すことになる。その後、半導体ウェハWFに対して、プラズマ除電処理を実施すると、例えば、図7に示すように、半導体ウェハWFに帯電しているマイナス電荷の電荷量は少なくなるが、静電チャックESCに生じているプラス電荷は、半導体ウェハWFから除去されたマイナス電荷に相当する電荷量だけ静電チャックESCと電気的に接続されているグランドに流れる。この結果、図7に示すように、電位計EMは、依然として、グランド電位(0V)を指し示すことになる。そして、図8に示すように、半導体ウェハWFに帯電したマイナス電荷がすべて除去された状態においても、電位計EMは、グランド電位(0V)を指している。つまり、単に、静電チャックESCと電源PSとの間に電位計EMを設置して静電チャックESCの電位を監視する場合においては、電源PSをオフして半導体ウェハWFに帯電したマイナス電荷の除電を開始する状態(図6)と、除電の途中の状態(図7)と、除電終了後の状態(図8)とにわたって、電位計EMは、グランド電位(0V)を指し示している。したがって、単に、静電チャックESCと電源PSとの間に電位計EMを設置して静電チャックESCの電位を監視しても、半導体ウェハWFの除電が終了したか否かを正確に判断することが依然として困難であることがわかる。
そこで、本実施の形態1では、静電チャックESCと電源PSとの間に電位計EMを設置して静電チャックESCの電位を監視する構成において、半導体ウェハWFの除電が終了したか否かを正確に判断することができる工夫を施している。以下に、この工夫を施した本実施の形態1における技術的思想について、図面を参照しながら説明する。
<実施の形態1における半導体製造装置の構成>
図9は、本実施の形態1における半導体製造装置SAの模式的な構成を示す図である。図9において、本実施の形態1における半導体製造装置SAの主要な構成要素について説明する。図9に示すように、本実施の形態1における半導体製造装置SAは、半導体ウェハWFに対して処理を実施する処理室であるチャンバCBを有している。そして、このチャンバCBには、電源(直流電源)PSと電気的に接続可能な静電チャックESCを有し、この静電チャックESC上に半導体ウェハWFが搭載されている。また、静電チャックESCと電源PSとの間には、静電チャックESCと電源PSとの導通/非導通を制御するスイッチSWが設けられている。さらに、半導体製造装置SAは、外部機器と接続可能な端子TEを有し、この端子TEは、静電チャックESCと電気的に接続されている。そして、例えば、図9に示すように、端子TEには、電位計EMが接続されており、この電位計EMは、静電チャックESCの電位を監視することができるように構成されている。
図9は、本実施の形態1における半導体製造装置SAの模式的な構成を示す図である。図9において、本実施の形態1における半導体製造装置SAの主要な構成要素について説明する。図9に示すように、本実施の形態1における半導体製造装置SAは、半導体ウェハWFに対して処理を実施する処理室であるチャンバCBを有している。そして、このチャンバCBには、電源(直流電源)PSと電気的に接続可能な静電チャックESCを有し、この静電チャックESC上に半導体ウェハWFが搭載されている。また、静電チャックESCと電源PSとの間には、静電チャックESCと電源PSとの導通/非導通を制御するスイッチSWが設けられている。さらに、半導体製造装置SAは、外部機器と接続可能な端子TEを有し、この端子TEは、静電チャックESCと電気的に接続されている。そして、例えば、図9に示すように、端子TEには、電位計EMが接続されており、この電位計EMは、静電チャックESCの電位を監視することができるように構成されている。
<半導体製造装置の動作>
本実施の形態1における半導体製造装置は、上記のように構成されており、以下に、半導体製造装置の動作について説明する。
本実施の形態1における半導体製造装置は、上記のように構成されており、以下に、半導体製造装置の動作について説明する。
<<静電チャックによる半導体ウェハの吸着動作>>
まず、半導体製造装置SA内に設けられた静電チャックESCによる半導体ウェハWFの吸着動作について、図面を参照しながら説明する。
まず、半導体製造装置SA内に設けられた静電チャックESCによる半導体ウェハWFの吸着動作について、図面を参照しながら説明する。
図10に示すように、静電チャックESC上に半導体ウェハWFを搭載した後、スイッチSWをオンして、静電チャックESCと電源PSとを電気的に接続するとともに、電源PSをオンする。これにより、静電チャックESCには、電源PSから電源電位(VDD)が供給されて、静電チャックESCには、プラス電荷が蓄積される。この結果、静電チャックESC上に配置されている半導体ウェハWFにおいては、マイナス電荷が誘起されて、半導体ウェハWFは帯電することになる。このため、静電チャックESCと半導体ウェハWFとの間には、静電引力が働くことになり、半導体ウェハWFは、静電チャックESCに吸着されて固定されることになる。このとき、電位計EMによって、静電チャックESCの電位がモニタされる結果、電位計EMは、電源電位(VDD)を指し示すことになる。このように、本実施の形態1における半導体製造装置では、電源PSをオンし、かつ、スイッチSWを閉じることにより、電源PSと静電チャックESCとを導通させて、静電チャックESCに半導体ウェハWFを吸着することができる。
<<半導体製造装置における処理>>
続いて、半導体ウェハWFを静電チャックESCに吸着した後、半導体ウェハWFに対して処理を実施する。具体的に、例えば、半導体製造装置SAは、ドライエッチング装置やプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)装置やスパッタリング装置などから構成され、半導体製造装置SAに種類に応じて様々な処理が実施される。半導体製造装置SAがドライエッチング装置(プラズマエッチング装置)の場合には、静電チャックESCに吸着された半導体ウェハWFに対してドライエッチング処理が実施される。また、半導体製造装置SAがプラズマCVD装置の場合には、静電チャックESCに吸着された半導体ウェハWFに対して、CVD法を使用した膜の形成が行なわれる。一方、半導体製造装置SAがスパッタリング装置の場合には、静電チャックESCに吸着された半導体ウェハWFに対して、スパッタリング法を使用した膜の形成が行なわれる。
続いて、半導体ウェハWFを静電チャックESCに吸着した後、半導体ウェハWFに対して処理を実施する。具体的に、例えば、半導体製造装置SAは、ドライエッチング装置やプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)装置やスパッタリング装置などから構成され、半導体製造装置SAに種類に応じて様々な処理が実施される。半導体製造装置SAがドライエッチング装置(プラズマエッチング装置)の場合には、静電チャックESCに吸着された半導体ウェハWFに対してドライエッチング処理が実施される。また、半導体製造装置SAがプラズマCVD装置の場合には、静電チャックESCに吸着された半導体ウェハWFに対して、CVD法を使用した膜の形成が行なわれる。一方、半導体製造装置SAがスパッタリング装置の場合には、静電チャックESCに吸着された半導体ウェハWFに対して、スパッタリング法を使用した膜の形成が行なわれる。
<<静電チャックからの半導体ウェハの分離動作>>
次に、半導体製造装置SAでの処理が終了すると、半導体ウェハWFを半導体製造装置SAから搬出するため、静電チャックESCから半導体ウェハWFを分離する。以下に、具体的に説明する。まず、図11に示すように、半導体ウェハWFへの処理を終了した後、電源PSをオフする。このとき、電源PSをオフすると、静電チャックESCは、グランドと電気的に接続される。この結果、電位計EMは、グランド電位(0V)を指し示すことになる。その後、図12に示すように、スイッチSWを開放して、電源PSと静電チャックESCとを非導通にする。つまり、スイッチSWを開放することにより、静電チャックESCは、グランドから電気的に分離されて、フローティング状態となる。このとき、電位計EMは、グランド電位(0V)を指し示した状態を維持する。
次に、半導体製造装置SAでの処理が終了すると、半導体ウェハWFを半導体製造装置SAから搬出するため、静電チャックESCから半導体ウェハWFを分離する。以下に、具体的に説明する。まず、図11に示すように、半導体ウェハWFへの処理を終了した後、電源PSをオフする。このとき、電源PSをオフすると、静電チャックESCは、グランドと電気的に接続される。この結果、電位計EMは、グランド電位(0V)を指し示すことになる。その後、図12に示すように、スイッチSWを開放して、電源PSと静電チャックESCとを非導通にする。つまり、スイッチSWを開放することにより、静電チャックESCは、グランドから電気的に分離されて、フローティング状態となる。このとき、電位計EMは、グランド電位(0V)を指し示した状態を維持する。
続いて、静電チャックESC上に搭載された半導体ウェハWFに対して、例えば、プラズマ除電処理に代表される除電処理を実施する。これにより、半導体ウェハWFに帯電しているマイナス電荷が除電される。特に、図13では、半導体ウェハWFに帯電したマイナス電荷を除電する途中の状態が模式的に示されている。例えば、半導体ウェハWFに帯電しているマイナス電荷が少なくなる一方、静電チャックESCは、フローティング状態となっているため、プラス電荷は維持される。この結果、相対的に静電チャックESCの電位が上昇して、電位計EMは、電位V1(V1>0)に変化することになる。そして、図14に示すように、さらに除電処理を実施すると、半導体ウェハWFに帯電しているマイナス電荷が完全に除電される。一方、静電チャックESCは、フローティング状態となっているため、プラス電荷は維持される。この結果、相対的に静電チャックESCの電位がさらに上昇して、電位計EMは、電位V2(V2>V1)に変化することになる。その後は、半導体ウェハWFに帯電しているマイナス電荷が存在しないため、電位計EMは、電位V2を維持したまま一定値を指し示すことになる。このようにして、本実施の形態1では、半導体ウェハWFに帯電したマイナス電荷の除電処理が進行するにしたがって、電位計EMの指し示す電位が上昇していった後、半導体ウェハWFの除電処理が終了すると、電位計EMの指し示す電位が一定値を取るようになることがわかる。
以上のことから、本実施の形態1では、電位計EMによって、静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着開始状態から静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着終了可能状態にわたって、静電チャックESCの電位を監視している。そして、本実施の形態1では、電位計EMによって静電チャックESCの電位を監視している際、静電チャックESCの電位が、一定値を取るようになった場合(所定範囲内に収まるようになった場合)に、半導体ウェハWFの除電処理が完全に終了して、半導体ウェハWFは吸着終了可能状態に達していると判断することができる。これにより、本実施の形態1によれば、除電不良の状態で、静電チャックESCから無理矢理半導体ウェハWFを分離しようとすることを防止することができる。つまり、本実施の形態1によれば、半導体ウェハWFの除電が終了したか否かを正確に判断することができる結果、半導体ウェハWFの除電処理が完全に終了した後に、静電チャックESCから半導体ウェハWFを分離することができるため、半導体ウェハWFの割れを効果的に防止することができる。
<実施の形態1における特徴>
次に、本実施の形態1における特徴点について説明する。本実施の形態1における特徴点は、例えば、図9に示すように、静電チャックESCと電源PSとの間にスイッチSWを設ける構成を前提とする。そして、本実施の形態1における特徴点は、例えば、図11〜図14に示すように、静電チャックESCに吸着されている半導体ウェハWFに対して除電処理を実施する際、スイッチSWを開放して、静電チャックESCをフローティング状態にしながら、静電チャックESCの電位をモニタする点にある。これにより、本実施の形態1によれば、半導体ウェハWFの除電が終了したか否かを正確に判断できる。
次に、本実施の形態1における特徴点について説明する。本実施の形態1における特徴点は、例えば、図9に示すように、静電チャックESCと電源PSとの間にスイッチSWを設ける構成を前提とする。そして、本実施の形態1における特徴点は、例えば、図11〜図14に示すように、静電チャックESCに吸着されている半導体ウェハWFに対して除電処理を実施する際、スイッチSWを開放して、静電チャックESCをフローティング状態にしながら、静電チャックESCの電位をモニタする点にある。これにより、本実施の形態1によれば、半導体ウェハWFの除電が終了したか否かを正確に判断できる。
以下に、この点について説明する。例えば、図10に示すように、半導体ウェハWFを静電チャックESCに吸着している状態では、静電チャックESCにプラス電荷が誘起されている一方、半導体ウェハWFには、マイナス電荷が誘起されている。したがって、静電チャックESCに誘起されているプラス電荷と、半導体ウェハWFに誘起されているマイナス電荷との間に働く静電引力によって、半導体ウェハWFを静電チャックESCに確実に固定することができる。一方、半導体ウェハWFに対して処理を実施した後は、静電チャックESCから半導体ウェハWFを分離する必要がある。このことから、静電チャックESCと半導体ウェハWFとの間に生じている静電引力を消滅させるために、半導体ウェハWFに誘起されているマイナス電荷を除電する除電処理が実施される。
このとき、本実施の形態1では、例えば、図12に示すように、静電チャックESCをグランドから分離してフローティング状態にする。ここで、半導体ウェハWFに対して除電処理を実施すると、除電処理が進行するにしたがって、半導体ウェハWFに誘起されているマイナス電荷が少なくなる。一方、静電チャックESCをフローティング状態にしていると、静電チャックESCに誘起されているプラス電荷は、グランドに逃げることができないため、静電チャックESCに誘起されているプラス電荷は維持される。このことは、本実施の形態1によれば、除電処理が進行するにしたがって、プラス電荷とマイナス電荷の差が大きくなることを意味し、これは、静電チャックESCの電位がプラス方向に上昇することを意味する。すなわち、静電チャックESCをフローティング状態にしながら、半導体ウェハWFの除電処理を実施すると、静電チャックESCの電位が変化するのである。一方、半導体ウェハWFに誘起されたマイナス電荷が完全に除電された後は、プラス電荷とマイナス電荷との差は変化しなくなる。このことは、半導体ウェハWFの除電処理が終了すると、静電チャックESCの電位が一定になることを意味している。つまり、半導体ウェハWFに対して除電処理を実施している際、静電チャックESCをフローティング状態にしながら、静電チャックESCの電位をモニタすると、静電チャックESCの電位は、プラス方向に変化し、除電処理が終了すると、静電チャックESCの電位が一定になるという挙動を示すことになる。このことは、静電チャックESCの電位が一定値になることを検出することによって、半導体ウェハWFの除電処理が終了したことを認識できることを意味する。すなわち、本実施の形態1における特徴点によれば、半導体ウェハWFの除電が終了したか否かを正確に判断できるのである。この結果、本実施の形態1によれば、除電不良の状態で、静電チャックESCから無理矢理半導体ウェハWFを分離しようとすることを防止することができる。つまり、本実施の形態1における特徴点によれば、半導体ウェハWFの除電が終了したか否かを正確に判断することができることから、半導体ウェハWFの除電処理が完全に終了した後に、静電チャックESCから半導体ウェハWFを分離することができる。このため、本実施の形態1における特徴点によれば、半導体ウェハWFの割れを効果的に防止することができる。
図15は、電位計EMで静電チャックESCの電位をモニタした波形の一例を示す図である。図15において、縦軸は、電位計EMで静電チャックESCの電位をモニタしたモニタ電圧を示しており、横軸は、時間(秒)を示している。図15に示すように、「吸着中」の範囲は、電源PSおよびスイッチSWをオンして、静電チャックESCに半導体ウェハWFを吸着している状態に対応しており、モニタ電圧は、電源電圧(VDD)となる。次に、「自然除電」の範囲は、まず、電源PSをオフし、かつ、スイッチSWをオフして、静電チャックESCがフローティング状態にするとともに、積極的には、除電処理を行なっていない状態に対応する。この場合において、半導体ウェハWFに帯電しているマイナス電荷は、自然除電によって、少なからず減少する。この結果、モニタ電圧は、0Vから徐々にプラス方向に上昇する。その後、「プラズマ除電」の範囲は、積極的に半導体ウェハWFに対してプラズマ除電処理を実施する状態に対応する。この範囲において、まず、傾斜している波形は、プラズマ除電処理によって、半導体ウェハWFに帯電しているマイナス電荷が減少している状態に対応しており、その後の平坦な波形は、プラズマ除電処理によって、半導体ウェハWFに帯電しているマイナス電荷が完全に除電された状態を示している。そして、モニタ電圧が一定となる到達電圧は、半導体ウェハWFに帯電している電荷量に対応する。以下に、このことについて説明する。
図16(a)において、波形(1)は、電源PSの電源電圧を+1.0kVとして、2分間だけ静電チャックESCに印加した場合における波形を示しており、波形(2)は、電源PSの電源電圧を+1.5kVとして、2分間だけ静電チャックESCに印加した場合における波形を示している。また、波形(3)は、電源PSの電源電圧を+2.0kVとして、2分間だけ静電チャックESCに印加した場合における波形を示している。
この図16(a)からわかることは、電源PSの電源電圧を大きくすると、モニタ電圧が一定値となる到達電圧の値が大きくなることである。この点に関し、例えば、静電チャックESCと半導体ウェハWFからなる構成をキャパシタとみなす。この場合、電荷量を「Q」とし、静電容量値を「C」とし、電圧を「V」とすると、「Q=C×V」の関係がある。つまり、この関係式に基づくと、電荷量「Q」と電圧「V」とは、比例関係にあることになる。一方、図16(b)において、電源PSの電源電圧(HV印加電圧)(「V」に相当)と到達電圧との関係をプロットすると、比例関係にあることがわかる。したがって、到達電圧は、電荷量「Q」、すなわち、半導体ウェハWFに帯電している帯電量に対応するパラメータであることがわかる。したがって、モニタ電圧が一定(到達電圧)になるということは、帯電量が変化しなくなることを意味していることになる。そして、帯電量が変化しないということは、半導体ウェハWFに帯電していたマイナス電荷がすべて除電されて、これ以上、除電できないことを意味し、言い換えれば、プラズマ除電処理が終了したことを意味していることになる。このことから、本実施の形態1において、モニタ電圧が一定になる場合に、除電処理が終了していると判断することは妥当であることが、図16(a)および図16(b)の結果から裏付けられていることになる。
本実施の形態1における基本思想は、半導体ウェハWFの除電処理の途中状態と、半導体ウェハWFの除電処理の終了状態とを区別できる構成を採用することにある。なぜなら、半導体ウェハWFの除電処理の途中状態と、半導体ウェハWFの除電処理の終了状態とを区別できれば、半導体ウェハWFの除電処理が終了したか否かを正確に判断することができるからである。そして、本実施の形態1では、上述した基本思想が、静電チャックESCをフローティング状態にしながら、半導体ウェハWFの除電処理を実施するという構成によって具現化されている。なぜなら、この構成によって、静電チャックESCをフローティング状態にしながら、静電チャックESCの電位をモニタすると、除電処理の途中状態における静電チャックESCの電位は、プラス方向に変化し、除電処理の終了状態における静電チャックESCの電位が一定になるからである。つまり、静電チャックESCをフローティング状態にしながら、静電チャックESCの電位をモニタすると、静電チャックESCの電位によって、除電処理の途中状態と除電処理の終了状態とを区別することが可能となるのである。そして、次の段階として、本実施の形態1では、静電チャックESCをフローティング状態にしながら、静電チャックESCの電位をモニタすることにより、除電処理の途中状態と除電処理の終了状態とを区別することをコンピュータによる自動化処理で実現する工夫を施している。
<コンピュータによる自動化処理>
以下では、コンピュータによる自動化処理について説明する。本実施の形態1では、静電チャックESCをフローティング状態にしながら、静電チャックESCの電位をモニタすることにより、除電処理の途中状態と除電処理の終了状態との区別をコンピュータによる自動化処理で実現する装置を除電評価装置と呼ぶことにする。
以下では、コンピュータによる自動化処理について説明する。本実施の形態1では、静電チャックESCをフローティング状態にしながら、静電チャックESCの電位をモニタすることにより、除電処理の途中状態と除電処理の終了状態との区別をコンピュータによる自動化処理で実現する装置を除電評価装置と呼ぶことにする。
図17は、本実施の形態1における半導体製造装置SAと本実施の形態1における除電評価装置DVAとの接続構成の一例を示す図である。図17において、本実施の形態1における半導体製造装置SAは、静電チャックESCとスイッチSWとの間に設けられた端子(外部接続端子)TEを有する。このとき、端子(外部接続端子)TEは、半導体製造装置SAの外部に設けられ、かつ、静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着開始状態から静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着終了可能状態にわたって、静電チャックESCの電位を監視する監視部として機能する除電評価装置DVAと接続されている。なお、本実施の形態1では、例えば、図17に示すように、半導体製造装置SAの外部に除電評価装置DVAを設ける構成例について説明したが、本実施の形態1における技術的思想は、これに限らず、除電評価装置DVAを半導体製造装置SAの内部に組み込んでもよい。すなわち、半導体製造装置SAは、さらに、静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着開始状態から静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着終了可能状態にわたって、静電チャックESCの電位を監視する監視部(除電評価装置)を有し、この監視部は、静電チャックESCとスイッチSWとの間に設けるように構成することもできる。
<<除電評価装置のハードウェア構成>>
以下では、まず、本実施の形態1おける除電評価装置DVAのハードウェア構成について説明する。図18は、本実施の形態1における除電評価装置DVAのハードウェア構成の一例を示す図である。なお、図18に示す構成は、あくまでも除電評価装置DVAのハードウェア構成の一例を示すものであり、除電評価装置DVAのハードウェア構成は、図18に記載されている構成に限らず、他の構成であってもよい。
以下では、まず、本実施の形態1おける除電評価装置DVAのハードウェア構成について説明する。図18は、本実施の形態1における除電評価装置DVAのハードウェア構成の一例を示す図である。なお、図18に示す構成は、あくまでも除電評価装置DVAのハードウェア構成の一例を示すものであり、除電評価装置DVAのハードウェア構成は、図18に記載されている構成に限らず、他の構成であってもよい。
図18において、本実施の形態1における除電評価装置DVAは、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)1を備えている。このCPU1は、バス13を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)2、RAM(Random Access Memory)3、および、ハードディスク装置12と電気的に接続されており、これらのハードウェアデバイスを制御するように構成されている。
また、CPU1は、バス13を介して入力装置や出力装置とも接続されている。入力装置の一例としては、キーボード5、マウス6、通信ボード7、および、スキャナ11などを挙げることができる。一方、出力装置の一例としては、ディスプレイ4、通信ボード7、および、プリンタ10などを挙げることができる。さらに、CPU1は、例えば、リムーバルディスク装置8やCD/DVD−ROM装置9と接続されていてもよい。
除電評価装置DVAは、例えば、ネットワークと接続されていてもよい。例えば、除電評価装置DVAがネットワークを介して他の外部機器と接続されている場合、除電評価装置DVAの一部を構成する通信ボード7は、LAN(ローカルエリアネットワーク)、WAN(ワイドエリアネットワーク)やインターネットに接続されている。
RAM3は、揮発性メモリの一例であり、ROM2、リムーバルディスク装置8、CD/DVD−ROM装置9、ハードディスク装置12の記録媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらの揮発性メモリや不揮発性メモリによって、除電評価装置DVAの記憶装置が構成される。
ハードディスク装置12には、例えば、オペレーティングシステム(OS)121、プログラム群122、および、ファイル群123が記憶されている。プログラム群122に含まれるプログラムは、CPU1がオペレーティングシステム121を利用しながら実行する。また、RAM3には、CPU1に実行させるオペレーティングシステム121のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一次的に格納されるとともに、CPU1による処理に必要な各種データが格納される。
ROM2には、BIOS(Basic Input Output System)プログラムが記憶され、ハードディスク装置12には、ブートプログラムが記憶されている。除電評価装置DVAの起動時には、ROM2に記憶されているBIOSプログラムおよびハードディスク装置12に記憶されているブートプログラムが実行され、BIOSプログラムおよびブートプログラムにより、オペレーティングシステム121が起動される。
プログラム群122には、除電評価装置DVAの機能を実現するプログラムが記憶されており、このプログラムは、CPU1により読み出されて実行される。また、ファイル群123には、CPU1による処理の結果を示す情報、データ、信号値、変数値やパラメータがファイルの各項目として記憶されている。
ファイルは、ハードディスク装置12やメモリなどの記録媒体に記憶される。ハードディスク装置12やメモリなどの記録媒体に記憶された情報、データ、信号値、変数値やパラメータは、CPU1によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・処理・編集・出力・印刷・表示に代表されるCPU1の動作に使用される。例えば、上述したCPU1の動作の間、情報、データ、信号値、変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリなどに一次的に記憶される。
除電評価装置DVAの機能は、ROM2に記憶されたファームウェアで実現されていてもよいし、あるいは、ソフトウェアのみ、素子・デバイス・基板・配線に代表されるハードウェアのみ、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実現されていてもよい。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、ハードディスク装置12、リムーバルディスク、CD−ROM、DVD−ROMなどに代表される記録媒体に記憶される。プログラムは、CPU1により読み出されて実行される。すなわち、プログラムは、コンピュータを除電評価装置DVAとして機能させるものである。
このように、本実施の形態1における除電評価装置DVAは、処理装置であるCPU1、記憶装置であるハードディスク装置12やメモリ、入力装置であるキーボード、マウス、通信ボード、出力装置であるディスプレイ、プリンタ、通信ボードを備えるコンピュータである。そして、除電評価装置DVAの各機能は、上述した処理装置、記憶装置、入力装置、および、出力装置を利用して実現される。
<<除電評価装置の機能構成>>
続いて、本実施の形態1における除電評価装置DVAの機能構成について説明する。
続いて、本実施の形態1における除電評価装置DVAの機能構成について説明する。
図19は、本実施の形態1における除電評価装置DVAの機能ブロック構成を示す図である。図19において、本実施の形態1における除電評価装置DVAは、入力部IUと、監視部MUと、判断部JUと、出力部OUと、データ記憶部DUと、を有している。
入力部IUは、静電チャックESCとスイッチSWとの間に接続可能に構成され(例えば、半導体製造装置SAに設けられている端子(外部接続端子)TEと接続可能に構成され)、かつ、静電チャックESCの電位に対応する電位データを入力するように構成されており、この入力部IUから除電評価装置DVAに入力された電位データは、データ記憶部DUに記憶される。
ここで、本実施の形態1において、入力部IUに入力する入力データを「静電チャックESCの電位」とせずに、「電位データ」としているのは、「静電チャックESCの電位」自体ではなく、「静電チャックESCの電位」に対応したパラメータであってもよいことを明確に示す意図を含むためである。つまり、「電位データ」には、「静電チャックESCの電位」自体だけでなく、「静電チャックESCの電位」に対応付けられた様々な種類のパラメータ(データ)も含まれる。
監視部MUは、データ記憶部DUに記憶されている電位データ(入力部IUに入力された電位データ)をモニタするように構成されている。具体的に、監視部MUは、静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着開始状態から静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着終了可能状態にわたって、入力部IUから入力した電位データを監視するように構成されている。
判断部JUは、監視部MUで監視されている電位データが、所定範囲内に収まった場合に(思想的には一定値になった場合)に、半導体ウェハWFは吸着終了可能状態に達していると判断するように構成されている。具体的な一例として、判断部JUは、ある第1電位データの直前にサンプリングされた第2電位データとの差分(差分データ)を算出して、この差分が予め初期設定された所定範囲内に入っている場合に電位データの値が一定になっていると判断するように構成することができる。
出力部OUは、判断部JUの判断結果を出力するように構成されている。具体的には、半導体ウェハWFの除電処理が終了して、半導体ウェハWFが吸着終了可能状態(静電チャックESCからの分離可能状態)に達しているということを示す出力データを半導体製造装置SAに出力するように構成されている。
<<除電評価方法>>
本実施の形態1における除電評価装置DVAは、上記のように構成されており、以下に、この除電評価装置DVAを使用した除電評価方法ついて、図面を参照しながら説明する。図20は、本実施の形態1における除電評価方法の流れを示すフローチャートである。まず、除電評価装置DVAは、入力部IUによって、半導体製造装置SAの端子TEから出力された電位データを入力する(S101)。次に、除電評価装置DVAの監視部MUは、入力部IUによって除電評価装置DVAに入力した電位データを、静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着開始状態から静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着終了可能状態にわたって監視(モニタ)する。具体的に、除電評価装置DVAの監視部MUに含まれる判断部JUは、例えば、経時的に順次入力された複数の電位データに対して値を比較することにより(S102)、直近の複数の電位データの値が所定範囲内に収まるか否かを判断する(S103)。そして、直近の複数の電位データの値が所定範囲内に収まっていない場合には、未だに半導体ウェハWFの除電処理の途中であると判断して、S102に戻って比較処理を繰り返す。一方、直近の複数の電位データの値が所定範囲内に収まった場合には、半導体ウェハWFは吸着終了可能状態に達しているとみなして、除電処理が終了したことを示す判断結果データを作成する(S104)。そして、除電評価装置DVAの出力部OUから判断結果データが出力される(S105)。その後、例えば、半導体製造装置SAにおいては、除電評価装置DVAの出力部OUから判断結果データを入力すると、静電チャックESCから半導体ウェハWFを分離して、半導体ウェハWFを半導体製造装置SAの外部に搬出するという動作を行なうことができる。以上のようにして、本実施の形態1における除電評価方法が実現される。
本実施の形態1における除電評価装置DVAは、上記のように構成されており、以下に、この除電評価装置DVAを使用した除電評価方法ついて、図面を参照しながら説明する。図20は、本実施の形態1における除電評価方法の流れを示すフローチャートである。まず、除電評価装置DVAは、入力部IUによって、半導体製造装置SAの端子TEから出力された電位データを入力する(S101)。次に、除電評価装置DVAの監視部MUは、入力部IUによって除電評価装置DVAに入力した電位データを、静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着開始状態から静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着終了可能状態にわたって監視(モニタ)する。具体的に、除電評価装置DVAの監視部MUに含まれる判断部JUは、例えば、経時的に順次入力された複数の電位データに対して値を比較することにより(S102)、直近の複数の電位データの値が所定範囲内に収まるか否かを判断する(S103)。そして、直近の複数の電位データの値が所定範囲内に収まっていない場合には、未だに半導体ウェハWFの除電処理の途中であると判断して、S102に戻って比較処理を繰り返す。一方、直近の複数の電位データの値が所定範囲内に収まった場合には、半導体ウェハWFは吸着終了可能状態に達しているとみなして、除電処理が終了したことを示す判断結果データを作成する(S104)。そして、除電評価装置DVAの出力部OUから判断結果データが出力される(S105)。その後、例えば、半導体製造装置SAにおいては、除電評価装置DVAの出力部OUから判断結果データを入力すると、静電チャックESCから半導体ウェハWFを分離して、半導体ウェハWFを半導体製造装置SAの外部に搬出するという動作を行なうことができる。以上のようにして、本実施の形態1における除電評価方法が実現される。
<<除電評価プログラム>>
上述した除電評価装置DVAで実施される除電評価方法は、除電評価処理をコンピュータに実行させる除電処理プログラムにより実現することができる。例えば、図18に示すコンピュータからなる除電評価装置DVAにおいて、ハードディスク装置12に記憶されているプログラム群122の1つとして、本実施の形態1における除電評価プログラムを導入することができる。そして、この除電評価プログラムを除電評価装置DVAであるコンピュータに実行させることにより、本実施の形態1における除電評価方法を実現することができる。
上述した除電評価装置DVAで実施される除電評価方法は、除電評価処理をコンピュータに実行させる除電処理プログラムにより実現することができる。例えば、図18に示すコンピュータからなる除電評価装置DVAにおいて、ハードディスク装置12に記憶されているプログラム群122の1つとして、本実施の形態1における除電評価プログラムを導入することができる。そして、この除電評価プログラムを除電評価装置DVAであるコンピュータに実行させることにより、本実施の形態1における除電評価方法を実現することができる。
除電評価方法を実現するための各処理をコンピュータに実行させるための除電評価プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して頒布することができる。このような記録媒体には、例えば、ハードディスクやフレキシブルディスクなどの磁気記憶媒体、CD−ROMやDVD−ROMなどの光学記憶媒体、ROMやEEPROMなどの不揮発性メモリに代表されるハードウェアデバイスなどが含まれる。
(実施の形態2)
前記実施の形態1では、除電評価装置DVAを使用して、半導体ウェハWFに対する除電処理の終了状態を正確に把握する例について説明したが、本実施の形態2では、除電評価装置DVAの他の利用方法について説明する。例えば、静電チャックESCをフローティング状態にしながら、静電チャックESCの電位をモニタすると、除電処理の途中状態における静電チャックESCの電位は、プラス方向に変化し、除電処理の終了状態における静電チャックESCの電位が一定になる。ここで、前記実施の形態1では、除電評価装置DVAを使用して、静電チャックESCの電位が一定になることを検出することにより、除電処理の終了状態を把握する技術的思想について説明した。これに対し、本実施の形態2では、除電評価装置DVAを使用して、除電処理の途中状態における静電チャックESCの電位がプラス方向に変化することを検出することにより、除電処理時間の短縮を図ることができる技術的思想について説明する。
前記実施の形態1では、除電評価装置DVAを使用して、半導体ウェハWFに対する除電処理の終了状態を正確に把握する例について説明したが、本実施の形態2では、除電評価装置DVAの他の利用方法について説明する。例えば、静電チャックESCをフローティング状態にしながら、静電チャックESCの電位をモニタすると、除電処理の途中状態における静電チャックESCの電位は、プラス方向に変化し、除電処理の終了状態における静電チャックESCの電位が一定になる。ここで、前記実施の形態1では、除電評価装置DVAを使用して、静電チャックESCの電位が一定になることを検出することにより、除電処理の終了状態を把握する技術的思想について説明した。これに対し、本実施の形態2では、除電評価装置DVAを使用して、除電処理の途中状態における静電チャックESCの電位がプラス方向に変化することを検出することにより、除電処理時間の短縮を図ることができる技術的思想について説明する。
<除電評価装置の機能構成>
本実施の形態2における除電評価装置DVAの機能構成について説明する。図21は、本実施の形態2における除電評価装置DVAの機能ブロック構成を示す図である。図21において、本実施の形態2における除電評価装置DVAは、入力部IUと、監視部MUと、除電時間算出部CUと、除電条件設定部SUと、除電条件最適化部OPUと、出力部OUと、データ記憶部DUと、を有している。
本実施の形態2における除電評価装置DVAの機能構成について説明する。図21は、本実施の形態2における除電評価装置DVAの機能ブロック構成を示す図である。図21において、本実施の形態2における除電評価装置DVAは、入力部IUと、監視部MUと、除電時間算出部CUと、除電条件設定部SUと、除電条件最適化部OPUと、出力部OUと、データ記憶部DUと、を有している。
入力部IUは、静電チャックESCとスイッチSWとの間に接続可能に構成され(例えば、半導体製造装置SAに設けられている端子(外部接続端子)TEと接続可能に構成され)、かつ、静電チャックESCの電位に対応する電位データを入力するように構成されており、この入力部IUから除電評価装置DVAに入力された電位データは、データ記憶部DUに記憶される。
監視部MUは、データ記憶部DUに記憶されている電位データ(入力部IUに入力された電位データ)をモニタするように構成されている。具体的に、監視部MUは、静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着開始状態から静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着終了可能状態にわたって、入力部IUから入力した電位データを監視するように構成されている。
除電時間算出部CUは、静電チャックESCの電位の変化に基づいて、半導体ウェハWFの除電時間を特定するように構成されている。具体的に、除電時間算出部CUは、除電処理の途中状態における静電チャックESCの電位がプラス方向に変化することを利用して、この変化時間を除電時間とすることにより、除電時間データを作成するに構成されている。そして、除電時間算出部CUで作成された除電時間データは、データ記憶部DUに記憶される。
除電条件設定部SUは、半導体製造装置SAにおける半導体ウェハWFの除電処理を実施する除電条件(例えば、プラズマ除電処理の場合は、チャンバ温度やガス圧力やガスの流量など)を示す除電条件データを設定するように構成されている。この除電条件データもデータ記憶部DUに記憶される。
除電条件最適化部OPUは、除電時間算出部CUで算出された除電時間データに基づいて、除電条件設定部SUで設定した除電条件データを変更して、除電時間データで示される除電時間が最も短くなるように除電条件を最適化するように構成されている。
出力部OUは、除電条件最適化部OPUで最適化された除電条件データを半導体製造装置SAに出力するように構成されている。
<除電条件の最適化方法>
本実施の形態2における除電評価装置DVAは、上記のように構成されており、以下に、この除電評価装置DVAを使用した除電条件の最適化方法ついて、図面を参照しながら説明する。図22は、本実施の形態2における除電条件の最適化方法の流れを示すフローチャートである。まず、除電評価装置DVAは、除電条件設定部SUによって、除電条件データを設定する(S201)。次に、この除電条件データは、出力部OUによって、半導体製造装置SAに出力され、半導体製造装置SAにおいて、除電条件データに基づいて、半導体ウェハWFの除電処理が実施される(S202)。その後、半導体製造装置SA内の静電チャックESCの電位を示す電位データが除電評価装置DVAの入力部IUに入力される(S203)。そして、除電評価装置DVAの除電時間算出部CUでは、入力された電位データに基づく電位波形から半導体ウェハWFの除電時間を示す除電時間データを算出する(S204)。続いて、除電条件最適化部OPUでは、除電条件設定部SUで設定された除電条件データを変更する(S205)。このとき、変更された除電条件データは、除電評価装置DVAの出力部から半導体製造装置SAに出力され、半導体製造装置SAにおいては、変更された除電条件データに基づいた除電条件で次の半導体ウェハに対する除電処理が実施される。次に、半導体製造装置SAの静電チャックESCの電位を示す電位データが、除電評価装置DVAの入力部IUに入力される(S206)。そして、入力された電位データに基づく電位波形から半導体ウェハWFの除電時間を示す除電時間データを算出する(S207)。その後、除電条件データの変更を繰り返す場合には、再びステップS205に戻って処理を繰り返す。一方、これ以上処理を繰り返さない場合には、除電評価装置DVAの除電条件最適化部OPUにおいて、除電条件データの最適化が実施される(S209)。具体的には、複数の除電条件データのそれぞれに対応した除電時間データを比較することにより、最も除電時間の短くなる除電条件に対応した除電条件データを最適な除電条件データとして抽出する。そして、最適な除電条件データが、除電評価装置DVAの出力部OUから半導体製造装置SAに出力される(S210)。この場合、半導体製造装置SAでは、これ以降、最適な除電条件データに対応した除電条件によって、半導体ウェハの除電処理が実施される。以上のようにして、本実施の形態2における除電条件の最適化方法が実現される。
本実施の形態2における除電評価装置DVAは、上記のように構成されており、以下に、この除電評価装置DVAを使用した除電条件の最適化方法ついて、図面を参照しながら説明する。図22は、本実施の形態2における除電条件の最適化方法の流れを示すフローチャートである。まず、除電評価装置DVAは、除電条件設定部SUによって、除電条件データを設定する(S201)。次に、この除電条件データは、出力部OUによって、半導体製造装置SAに出力され、半導体製造装置SAにおいて、除電条件データに基づいて、半導体ウェハWFの除電処理が実施される(S202)。その後、半導体製造装置SA内の静電チャックESCの電位を示す電位データが除電評価装置DVAの入力部IUに入力される(S203)。そして、除電評価装置DVAの除電時間算出部CUでは、入力された電位データに基づく電位波形から半導体ウェハWFの除電時間を示す除電時間データを算出する(S204)。続いて、除電条件最適化部OPUでは、除電条件設定部SUで設定された除電条件データを変更する(S205)。このとき、変更された除電条件データは、除電評価装置DVAの出力部から半導体製造装置SAに出力され、半導体製造装置SAにおいては、変更された除電条件データに基づいた除電条件で次の半導体ウェハに対する除電処理が実施される。次に、半導体製造装置SAの静電チャックESCの電位を示す電位データが、除電評価装置DVAの入力部IUに入力される(S206)。そして、入力された電位データに基づく電位波形から半導体ウェハWFの除電時間を示す除電時間データを算出する(S207)。その後、除電条件データの変更を繰り返す場合には、再びステップS205に戻って処理を繰り返す。一方、これ以上処理を繰り返さない場合には、除電評価装置DVAの除電条件最適化部OPUにおいて、除電条件データの最適化が実施される(S209)。具体的には、複数の除電条件データのそれぞれに対応した除電時間データを比較することにより、最も除電時間の短くなる除電条件に対応した除電条件データを最適な除電条件データとして抽出する。そして、最適な除電条件データが、除電評価装置DVAの出力部OUから半導体製造装置SAに出力される(S210)。この場合、半導体製造装置SAでは、これ以降、最適な除電条件データに対応した除電条件によって、半導体ウェハの除電処理が実施される。以上のようにして、本実施の形態2における除電条件の最適化方法が実現される。
図23(a)〜(c)は、それぞれ異なる除電条件によって、半導体ウェハWFの除電処理を実施した場合の電圧波形を示している。例えば、図23(a)は、除電条件Aでの電圧波形を示しており、図23(b)は、除電条件Bでの電圧波形を示している。また、図23(c)は、除電条件Cでの電圧波形を示している。このとき、本実施の形態2における除電条件の最適化方法を実施すると、除電条件A〜Cのうち、最も除電時間の短い除電条件Cが最適な除電条件データとして抽出され、その後の半導体ウェハの除電処理では、除電条件Cが使用されることになる。この結果、本実施の形態2によれば、半導体ウェハの除電処理における除電時間の短縮化を図ることができることになり、これによって、半導体製造装置SAにおけるスループットの向上を図ることができることになる。
<変形例>
本変形例では、複数の半導体ウェハWFを着工することにより得られる静電チャックの複数の電位波形に基づいて、半導体ウェハに帯電した電荷を除去する工程における除電条件を調整する除電評価装置DVAについて説明する。
本変形例では、複数の半導体ウェハWFを着工することにより得られる静電チャックの複数の電位波形に基づいて、半導体ウェハに帯電した電荷を除去する工程における除電条件を調整する除電評価装置DVAについて説明する。
<<除電評価装置の機能構成>>
本変形例における除電評価装置DVAの機能構成について説明する。図24は、本変形例における除電評価装置DVAの機能ブロック構成を示す図である。図24において、本変形例における除電評価装置DVAは、入力部IUと、監視部MUと、傾向監視部TUと、除電条件調整部AUと、出力部OUと、データ記憶部DUと、を有している。
本変形例における除電評価装置DVAの機能構成について説明する。図24は、本変形例における除電評価装置DVAの機能ブロック構成を示す図である。図24において、本変形例における除電評価装置DVAは、入力部IUと、監視部MUと、傾向監視部TUと、除電条件調整部AUと、出力部OUと、データ記憶部DUと、を有している。
入力部IUは、静電チャックESCとスイッチSWとの間に接続可能に構成され(例えば、半導体製造装置SAに設けられている端子(外部接続端子)TEと接続可能に構成され)、かつ、静電チャックESCの電位に対応する電位データを入力するように構成されており、この入力部IUから除電評価装置DVAに入力された電位データは、データ記憶部DUに記憶される。
監視部MUは、データ記憶部DUに記憶されている電位データ(入力部IUに入力された電位データ)をモニタするように構成されている。具体的に、監視部MUは、静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着開始状態から静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着終了可能状態にわたって、入力部IUから入力した電位データを監視するように構成されている。
傾向監視部TUは、複数の半導体ウェハWFを着工することにより得られる静電チャックESCの複数の電位波形から、電位波形の変化の傾向を決定するように構成されている。
除電条件調整部AUは、傾向監視部TUで決定された電位波形の変化の傾向に基づいて、除電条件を示す除電条件データを調整するように構成されている。
出力部OUは、除電条件調整部AUで調整された除電条件データを半導体製造装置SAに出力するように構成されている。
<<除電条件の調整方法>>
本変形例における除電評価装置DVAは、上記のように構成されており、以下に、この除電評価装置DVAを使用した除電条件の調整方法ついて、図面を参照しながら説明する。図25は、本変形例における除電条件の調整方法の流れを示すフローチャートである。まず、除電評価装置DVAの入力部IUは、複数の半導体ウェハWFを着工する毎に、半導体製造装置SAから静電チャックESCの電位を示す電位データを入力する(S301)。これにより、除電評価装置DVAは、複数の電位波形を取得することになる。次に、除電評価装置DVAの傾向監視部TUは、複数の半導体ウェハWF毎に取得した電位データに基づいて(複数の電位波形に基づいて)、電位波形の変化の傾向を決定する(S302)。例えば、傾向監視部TUは、複数の電位波形から電位波形の経時変化を読み取り、この経時変化から電位波形の変化の傾向を決定することができるように構成されている。続いて、除電評価装置DVAの除電条件調整部AUは、傾向監視部TUで決定された電位波形の変化の傾向に基づいて、除電条件を示す除電条件データを調整する(S303)。例えば、除電条件調整部AUは、電位波形の経時変化(経時劣化)を抑制するように除電条件データを調整するように構成されている。そして、除電評価装置DVAの出力部OUは、除電条件調整部AUで調整された除電条件データを半導体製造装置SAに出力する(S304)。この場合、半導体製造装置SAでは、これ以降、調整された除電条件データに対応した除電条件によって、半導体ウェハの除電処理が実施される。これにより、本変形例によれば、電位波形の変化の傾向を監視することによって、半導体ウェハWFの割れの予兆を掴むことができ、さらに、電位波形の変化の傾向に基づいて、除電条件データを調整することによって、半導体ウェハWFの割れを未然に防止することができる。以上のようにして、本変形例における除電条件の調整方法が実現される。
本変形例における除電評価装置DVAは、上記のように構成されており、以下に、この除電評価装置DVAを使用した除電条件の調整方法ついて、図面を参照しながら説明する。図25は、本変形例における除電条件の調整方法の流れを示すフローチャートである。まず、除電評価装置DVAの入力部IUは、複数の半導体ウェハWFを着工する毎に、半導体製造装置SAから静電チャックESCの電位を示す電位データを入力する(S301)。これにより、除電評価装置DVAは、複数の電位波形を取得することになる。次に、除電評価装置DVAの傾向監視部TUは、複数の半導体ウェハWF毎に取得した電位データに基づいて(複数の電位波形に基づいて)、電位波形の変化の傾向を決定する(S302)。例えば、傾向監視部TUは、複数の電位波形から電位波形の経時変化を読み取り、この経時変化から電位波形の変化の傾向を決定することができるように構成されている。続いて、除電評価装置DVAの除電条件調整部AUは、傾向監視部TUで決定された電位波形の変化の傾向に基づいて、除電条件を示す除電条件データを調整する(S303)。例えば、除電条件調整部AUは、電位波形の経時変化(経時劣化)を抑制するように除電条件データを調整するように構成されている。そして、除電評価装置DVAの出力部OUは、除電条件調整部AUで調整された除電条件データを半導体製造装置SAに出力する(S304)。この場合、半導体製造装置SAでは、これ以降、調整された除電条件データに対応した除電条件によって、半導体ウェハの除電処理が実施される。これにより、本変形例によれば、電位波形の変化の傾向を監視することによって、半導体ウェハWFの割れの予兆を掴むことができ、さらに、電位波形の変化の傾向に基づいて、除電条件データを調整することによって、半導体ウェハWFの割れを未然に防止することができる。以上のようにして、本変形例における除電条件の調整方法が実現される。
(実施の形態3)
本実施の形態3では、半導体ウェハWFに帯電しているマイナス電荷を除電する方法として、「逆電圧除電方法」を使用する構成に技術的思想を適用する例について説明する。この場合、本実施の形態3における半導体製造装置においては、例えば、図26に示すように、静電チャックESCと電気的に接続可能な第1電源PS1と、電源PS1と静電チャックESCとの導通/非導通を切り換える第1スイッチSW1とを備える。さらに、本実施の形態3における半導体製造装置は、静電チャックESCと電気的に接続可能で、かつ、電源PS1とは逆極性の第2電源(逆電圧電源)PS2と、第2電源PS2と静電チャックESCとの導通/非導通を切り換える第2スイッチSW2とを備える。
本実施の形態3では、半導体ウェハWFに帯電しているマイナス電荷を除電する方法として、「逆電圧除電方法」を使用する構成に技術的思想を適用する例について説明する。この場合、本実施の形態3における半導体製造装置においては、例えば、図26に示すように、静電チャックESCと電気的に接続可能な第1電源PS1と、電源PS1と静電チャックESCとの導通/非導通を切り換える第1スイッチSW1とを備える。さらに、本実施の形態3における半導体製造装置は、静電チャックESCと電気的に接続可能で、かつ、電源PS1とは逆極性の第2電源(逆電圧電源)PS2と、第2電源PS2と静電チャックESCとの導通/非導通を切り換える第2スイッチSW2とを備える。
本実施の形態3における半導体製造装置は、上記のように構成されており、以下に、半導体製造装置の動作について説明する。
<静電チャックによる半導体ウェハの吸着動作>
まず、半導体製造装置内に設けられた静電チャックESCによる半導体ウェハWFの吸着動作について、図面を参照しながら説明する。
まず、半導体製造装置内に設けられた静電チャックESCによる半導体ウェハWFの吸着動作について、図面を参照しながら説明する。
図26に示すように、静電チャックESC上に半導体ウェハWFを搭載した後、第1スイッチSW1をオンして、静電チャックESCと第1電源PS1とを電気的に接続するとともに、第1電源PS1をオンする。一方、図26に示すように、第2スイッチSW2をオフして、静電チャックESCと第2電源PS2とを電気的に非接続とするとともに、第2電源PS2をオフする。これにより、静電チャックESCには、第1電源PS1から電源電位(VDD)が供給されて、静電チャックESCには、プラス電荷が蓄積される。この結果、静電チャックESC上に配置されている半導体ウェハWFにおいては、マイナス電荷が誘起されて、半導体ウェハWFは帯電することになる。このため、静電チャックESCと半導体ウェハWFとの間には、静電引力が働くことになり、半導体ウェハWFは、静電チャックESCに吸着されて固定されることになる。このとき、電位計EMによって、静電チャックESCの電位がモニタされる結果、電位計EMは、電源電位(VDD)を指し示すことになる。このように、本実施の形態3における半導体製造装置では、第1電源PS1をオンし、かつ、第1スイッチSW1を閉じることにより、第1電源PS1と静電チャックESCとを導通させて、静電チャックESCに半導体ウェハWFを吸着できる。
<静電チャックからの半導体ウェハの分離動作>(除電良好の場合)
次に、静電チャックESCから半導体ウェハWFを分離する動作について説明する。まず、図27に示すように、半導体ウェハWFへの処理を終了した後、第1電源PS1をオフするとともに、第1スイッチSW1を開放して、第1電源PS1と静電チャックESCとを非導通にする。その後、第2電源(逆電圧電源)PS2をオンし、かつ、第2スイッチSW2を閉じることにより、第2電源(逆電圧電源)PS2と静電チャックESCとを導通させて、静電チャックESCに吸着されている半導体ウェハWFの除電を行なう(「逆電圧除電」)。すなわち、図27に示すように、第2スイッチSW2をオンすることにより、静電チャックESCと第2電源(逆電圧電源)PS2とを電気的に接続する。この結果、静電チャックESCにはマイナス電荷が誘起されるため、半導体ウェハWFには、プラス電荷が誘起される。このとき、半導体ウェハWFは、既に、吸着動作によって、マイナス電荷が誘起されているため、今回の第2電源(逆電圧電源)PS2と静電チャックESCとの電気的な接続に起因するプラス電荷の誘起によって、半導体ウェハWFにおいては、マイナス電荷とプラス電荷が相殺される。この結果、半導体ウェハWFは除電されることになり、第2電源(逆電圧電源)PS2と静電チャックESCとの電気的な接続によって、「逆電圧除電」が行なわれることがわかる。このとき、図27に示すように、静電チャックESC自体は、第2電源(逆電圧電源)PS2の負極と電気的に接続されることから、静電チャックESCの電位を計測する電位計EMは、電位(−VDD)を示すことになる。つまり、静電チャックESCの電位は、電位(VDD)から電位(−VDD)に変化することになる。
次に、静電チャックESCから半導体ウェハWFを分離する動作について説明する。まず、図27に示すように、半導体ウェハWFへの処理を終了した後、第1電源PS1をオフするとともに、第1スイッチSW1を開放して、第1電源PS1と静電チャックESCとを非導通にする。その後、第2電源(逆電圧電源)PS2をオンし、かつ、第2スイッチSW2を閉じることにより、第2電源(逆電圧電源)PS2と静電チャックESCとを導通させて、静電チャックESCに吸着されている半導体ウェハWFの除電を行なう(「逆電圧除電」)。すなわち、図27に示すように、第2スイッチSW2をオンすることにより、静電チャックESCと第2電源(逆電圧電源)PS2とを電気的に接続する。この結果、静電チャックESCにはマイナス電荷が誘起されるため、半導体ウェハWFには、プラス電荷が誘起される。このとき、半導体ウェハWFは、既に、吸着動作によって、マイナス電荷が誘起されているため、今回の第2電源(逆電圧電源)PS2と静電チャックESCとの電気的な接続に起因するプラス電荷の誘起によって、半導体ウェハWFにおいては、マイナス電荷とプラス電荷が相殺される。この結果、半導体ウェハWFは除電されることになり、第2電源(逆電圧電源)PS2と静電チャックESCとの電気的な接続によって、「逆電圧除電」が行なわれることがわかる。このとき、図27に示すように、静電チャックESC自体は、第2電源(逆電圧電源)PS2の負極と電気的に接続されることから、静電チャックESCの電位を計測する電位計EMは、電位(−VDD)を示すことになる。つまり、静電チャックESCの電位は、電位(VDD)から電位(−VDD)に変化することになる。
その後、図28に示すように、第2電源(逆電圧電源)PS2をオフする。この場合、静電チャックESCは、グランドと電気的に接続されることになるため、マイナス電荷が誘起されている静電チャックESCには、グランドからプラス電荷が流入することによって、マイナス電荷とプラス電荷が相殺する。この結果、図28に示すように、静電チャックESCは帯電しなくなる。なお、静電チャックESCは、グランドと電気的に接続されているため、電位計EMは、電位(0V)を指し示すことになる。つまり、静電チャックESCの電位は、電位(−VDD)から電位(0V)に変化することになる。
次に、図29に示すように、第2スイッチSW2をオフする(開放する)。これにより、静電チャックESCはフローティング状態となるが、半導体ウェハWFも完全に除電されており、かつ、静電チャックESCも帯電していないため、電位計EMは、電位(0V)を指し示した状態を維持する。すなわち、「逆電圧除電」が正常に実施される場合においては、第2スイッチSW2を開放した後、静電チャックESCの電位は一定となる。
図30は、「逆電圧除電」が正常に行なわれた場合の静電チャックESCの電位変化を示す電圧波形である。図30に示すように、半導体ウェハWFの吸着中においては、静電チャックESCの電位は、電位(VDD)であり、その後、「逆電圧除電」を実施すると、静電チャックESCの電位は、電位(−VDD)まで変化する。そして、「逆電圧除電」を終了して、第2スイッチSW2を開放した後、静電チャックESCの電位は、電位(0V)を維持することがわかる。この場合、半導体ウェハWFの「逆電圧除電」が良好に終了して、半導体ウェハWFは吸着終了可能状態(分離可能状態)に達していると判断することができる。これにより、半導体ウェハWFの割れを引き起こすことなく、半導体ウェハWFを静電チャックESCから分離することができることになる。
<静電チャックからの半導体ウェハの分離動作>(除電不良の場合)
ところが、「逆電圧除電」が不良となる場合の静電チャックESCの電位の挙動は、上述した「逆電圧除電」が良好となる場合の静電チャックESCの電位の挙動とは異なるため、以下に、この点について説明する。図31に示すように、まず、半導体ウェハWFへの処理を終了した後、第1電源PS1をオフするとともに、第1スイッチSW1を開放して、第1電源PS1と静電チャックESCとを非導通にする。その後、第2電源(逆電圧電源)PS2をオンし、かつ、第2スイッチSW2を閉じることにより、第2電源(逆電圧電源)PS2と静電チャックESCとを導通させて、静電チャックESCに吸着されている半導体ウェハWFの除電を行なう(「逆電圧除電」)。
ところが、「逆電圧除電」が不良となる場合の静電チャックESCの電位の挙動は、上述した「逆電圧除電」が良好となる場合の静電チャックESCの電位の挙動とは異なるため、以下に、この点について説明する。図31に示すように、まず、半導体ウェハWFへの処理を終了した後、第1電源PS1をオフするとともに、第1スイッチSW1を開放して、第1電源PS1と静電チャックESCとを非導通にする。その後、第2電源(逆電圧電源)PS2をオンし、かつ、第2スイッチSW2を閉じることにより、第2電源(逆電圧電源)PS2と静電チャックESCとを導通させて、静電チャックESCに吸着されている半導体ウェハWFの除電を行なう(「逆電圧除電」)。
このとき、図31に示すように、例えば、「逆電圧除電」が不良となり、半導体ウェハWFに帯電しているマイナス電荷をすべて相殺できる程度のプラス電荷の誘起が不充分であるとする。この場合においても、静電チャックESCは、第2電源(逆電圧電源)の負極と電気的に接続されていることから、電位計EMは、電位(−VDD)を指し示す。
次に、図32に示すように、第2スイッチSW2をオンしたまま、第2電源(逆電圧電源)PS2をオフすると、静電チャックESCは、グランドと電気的に接続される。このことから、電位計EMは、電位(0V)を指し示す。つまり、静電チャックESCの電位は、電位(−VDD)から電位(0V)に変化することになる。このとき、図32に示すように、半導体ウェハWFの「逆電圧除電」が不良である結果、半導体ウェハWFには、一部のマイナス電荷が残存することになる。このため、グランドと電気的に接続されている静電チャックESCにおいては、グランドからプラス電荷が流れ込み、静電チャックESCには、半導体ウェハWFに残存するマイナス電荷に対応する電荷量のプラス電荷が誘起されることになる。
続いて、図33に示すように、第2スイッチSW2を開放する。これにより、静電チャックESCは、フローティング状態となる。この状態で、半導体ウェハWFに帯電しているマイナス電荷の電荷量が変化しなければ、電位計EMは、電位(0V)を指し示したままであるが、現実には、半導体ウェハWFに帯電しているマイナス電荷の一部は、自然除電の影響などによって消失する。一方、静電チャックESCは、フローティング状態となっているため、静電チャックESCに帯電しているプラス電荷は変化しない。この結果、例えば、図33に示すように、半導体ウェハWFに残存しているマイナス電荷と、静電チャックESCに帯電しているプラス電荷とのバランスが崩れて、静電チャックESCの電位は、相対的にプラス方向にシフトすることになる。すなわち、半導体ウェハWFの「逆電圧除電」が不良である場合には、第2スイッチSW2を開放した後において、静電チャックESCの電位は、電位(0V)を維持するのではなく、プラス方向に変化することになるのである。例えば、図33においては、電位計EMが、電位(V3>0)を指し示していることが図示されている。
図34は、「逆電圧除電」が不良の場合における静電チャックESCの電位変化を示す電圧波形である。図34に示すように、半導体ウェハWFの吸着中においては、静電チャックESCの電位は、電位(VDD)であり、その後、「逆電圧除電」を実施すると、静電チャックESCの電位は、電位(−VDD)まで変化する。そして、「逆電圧除電」を終了して、第2スイッチSW2を開放した後、静電チャックESCの電位は、電位(0V)からプラス方向に変化していることがわかる。この場合、半導体ウェハWFの「逆電圧除電」が不良であり、半導体ウェハWFの帯電が完全に除去されていない結果、半導体ウェハWFは吸着終了困難状態(分離困難状態)に達していると判断することができる。この場合半導体ウェハWFを静電チャックESCから分離を中止すれば、半導体ウェハWFの割れを未然に防止することができる。
以上のことから、「逆電圧除電」を実施する場合においては、「逆電圧除電」を終了して、第2スイッチSW2を開放した後の静電チャックESCの電位を監視することにより、「逆電圧除電」が良好に実施されたか否かを判断できることになる。具体的には、図30に示す電圧波形と図34に示す電圧波形とを比較するとわかるように、「逆電圧除電」が良好の場合には、第2スイッチSW2を開放した後の静電チャックESCの電位が電位(0V)を維持する。これに対し、「逆電圧除電」が不良の場合には、第2スイッチSW2を開放した後の静電チャックESCの電位が変化する。したがって、第2スイッチSW2を開放した後の静電チャックESCの電位を監視することによって、「逆電圧除電」が良好に実施されたか否かを判断できることになる。言い換えれば、第2スイッチSW2を開放した後の静電チャックESCの電位を監視することによって、半導体ウェハWFが吸着終了可能状態(分離可能状態)に達しているか否かを正確に判断できるのである。
このように、本実施の形態3においても、静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着開始状態から静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着終了可能状態にわたって、静電チャックESCの電位を監視することが有用である。特に、静電チャックESCの電位を監視する際、第2スイッチSW2を開放した後に静電チャックESCの電位が変化する場合に、半導体ウェハWFは吸着終了困難状態であると判断する構成を採用することによって、「逆電圧除電」の不良に起因する半導体ウェハWFの割れを未然に防止することができる。
<コンピュータによる自動化処理>
本実施の形態3では、さらに、静電チャックESCの電位を監視する際、第2スイッチSW2を開放した後に静電チャックESCの電位が変化する場合に、半導体ウェハWFは吸着終了困難状態であると判断するアルゴリズムを導入して、コンピュータである除電評価装置DVAによる自動化処理を実現しているので、以下では、この点について説明する。
本実施の形態3では、さらに、静電チャックESCの電位を監視する際、第2スイッチSW2を開放した後に静電チャックESCの電位が変化する場合に、半導体ウェハWFは吸着終了困難状態であると判断するアルゴリズムを導入して、コンピュータである除電評価装置DVAによる自動化処理を実現しているので、以下では、この点について説明する。
<<除電評価装置の機能構成>>
まず、本実施の形態3における除電評価装置DVAの機能構成について説明する。図35は、本実施の形態3における除電評価装置DVAの機能ブロック構成を示す図である。図35において、本実施の形態3における除電評価装置DVAは、入力部IUと、監視部MUと、除電後変化検出部CHUと、出力部OUと、データ記憶部DUと、を有している。
まず、本実施の形態3における除電評価装置DVAの機能構成について説明する。図35は、本実施の形態3における除電評価装置DVAの機能ブロック構成を示す図である。図35において、本実施の形態3における除電評価装置DVAは、入力部IUと、監視部MUと、除電後変化検出部CHUと、出力部OUと、データ記憶部DUと、を有している。
入力部IUは、静電チャックESCと接続可能に構成され(例えば、半導体製造装置SAに設けられている端子(外部接続端子)TEと接続可能に構成され)、かつ、静電チャックESCの電位に対応する電位データを入力するように構成されており、この入力部IUから除電評価装置DVAに入力された電位データは、データ記憶部DUに記憶される。
監視部MUは、データ記憶部DUに記憶されている電位データ(入力部IUに入力された電位データ)をモニタするように構成されている。具体的に、監視部MUは、静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着開始状態から静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着終了可能状態にわたって、入力部IUから入力した電位データを監視するように構成されている。
除電後変化検出部CHUは、第2スイッチSW2を開放した後において、静電チャックESCの電位が一定となるか、あるいは、変化するかを検出するように構成されている。さらに、除電後変化検出部CHUは、静電チャックESCの電位が一定であることを検出した場合に、半導体ウェハWFは吸着終了可能状態に達していると判断する一方、第2スイッチSW2を開放した後において、静電チャックESCの電位が変化することを検出した場合に、半導体ウェハWFは吸着終了可能状態に達していないと判断するように構成されている。
出力部OUは、除電後変化検出部CHUの判断結果を出力するように構成されている。具体的には、半導体ウェハWFが吸着終了可能状態(静電チャックESCからの分離可能状態)に達しているか否かを示すデータを半導体製造装置に出力するように構成される。
<<除電評価方法>>
本実施の形態3における除電評価装置DVAは、上記のように構成されており、以下に、この除電評価装置DVAを使用した除電評価方法ついて、図面を参照しながら説明する。図36は、本実施の形態3における除電評価方法の流れを示すフローチャートである。まず、除電評価装置DVAは、入力部IUによって、半導体製造装置SAの端子TEから出力された電位データを入力する(S401)。次に、除電評価装置DVAの監視部MUは、入力部IUによって除電評価装置DVAに入力した電位データを、静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着開始状態から静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着終了可能状態にわたって監視(モニタ)する。
本実施の形態3における除電評価装置DVAは、上記のように構成されており、以下に、この除電評価装置DVAを使用した除電評価方法ついて、図面を参照しながら説明する。図36は、本実施の形態3における除電評価方法の流れを示すフローチャートである。まず、除電評価装置DVAは、入力部IUによって、半導体製造装置SAの端子TEから出力された電位データを入力する(S401)。次に、除電評価装置DVAの監視部MUは、入力部IUによって除電評価装置DVAに入力した電位データを、静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着開始状態から静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着終了可能状態にわたって監視(モニタ)する。
そして、除電評価装置DVAの除電後変化検出部CHUは、第2スイッチSW2を開放した後において、静電チャックESCの電位が一定となるか、あるいは、変化するかを検出する(S402)。ここで、除電後変化検出部CHUは、静電チャックESCの電位が一定であることを検出した場合には(S403)、半導体ウェハWFの「逆電圧除電」は、良好であると判断し(S404)、半導体ウェハWFは吸着終了可能状態に達していると判断する(S405)。一方、除電後変化検出部CHUは、第2スイッチSW2を開放した後において、静電チャックESCの電位が変化することを検出した場合に(S403)、半導体ウェハWFの「逆電圧除電」は、不良であると判断し(S406)、半導体ウェハWFは吸着終了困難状態になっていると判断する(S407)。
そして、除電評価装置DVAの出力部OUから除電後変化検出部CHUの判断結果が半導体製造装置SAに出力される。その後、例えば、半導体製造装置SAにおいては、除電評価装置DVAの出力部OUから半導体ウェハWFが吸着終了可能状態(静電チャックESCからの分離可能状態)に達しているか否かを示すデータを入力すると、このデータに基づいて、静電チャックESCから半導体ウェハWFの分離か分離の中止かのいずれかを実施する。これにより、本実施の形態3によれば、除電不良の状態で、静電チャックESCから無理矢理半導体ウェハWFを分離しようとすることを防止することができる。つまり、本実施の形態3によれば、半導体ウェハWFの「逆電圧除電」が良好か不良かを正確に判断することができる結果、半導体ウェハWFの「逆電圧除電」が良好である場合にだけ、静電チャックESCから半導体ウェハWFを分離することができるため、半導体ウェハWFの割れを効果的に防止することができる。以上のようにして、本実施の形態3における除電評価方法が実現される。
(実施の形態4)
本実施の形態4では、いわゆる「双極方式」の静電チャックESCに技術的思想を適用する例について説明する。図37は、本実施の形態4における半導体製造装置の模式的な構成例を示す図である。図37に示すように、本実施の形態4における半導体製造装置は、静電チャックESCを有し、この静電チャックESC上に半導体ウェハWFが配置されている。このとき、本実施の形態4における静電チャックESCは、「双極方式」の静電チャックESCから構成されている。具体的に、図37に示すように、本実施の形態4における静電チャックESCは、第1部位FPに配置される第1電極と、第2部位SPに配置される第2電極とを有する。そして、第1電極は、第1スイッチSW1を介して、電源PS1と接続されており、かつ、第2電極は、第2スイッチSW2を介して、電源PS2と接続されている。このとき、電源PS2と電源PS1とは逆極性となるように設けられている。
本実施の形態4では、いわゆる「双極方式」の静電チャックESCに技術的思想を適用する例について説明する。図37は、本実施の形態4における半導体製造装置の模式的な構成例を示す図である。図37に示すように、本実施の形態4における半導体製造装置は、静電チャックESCを有し、この静電チャックESC上に半導体ウェハWFが配置されている。このとき、本実施の形態4における静電チャックESCは、「双極方式」の静電チャックESCから構成されている。具体的に、図37に示すように、本実施の形態4における静電チャックESCは、第1部位FPに配置される第1電極と、第2部位SPに配置される第2電極とを有する。そして、第1電極は、第1スイッチSW1を介して、電源PS1と接続されており、かつ、第2電極は、第2スイッチSW2を介して、電源PS2と接続されている。このとき、電源PS2と電源PS1とは逆極性となるように設けられている。
本実施の形態4における半導体製造装置では、まず、電源PS1をオンし、かつ、第1スイッチSW1を閉じることにより、電源PS1と静電チャックESCの第1部位FP(第1電極)とを導通させる。そして、本実施の形態4における半導体製造装置では、電源PS2をオンし、かつ、第2スイッチSW2を閉じることにより、電源PS2と静電チャックESCの第2部位SP(第2電極)とを導通させる。これにより、静電チャックESCに半導体ウェハWFが吸着する(図37参照)。
ここで、電源PS1と電源PS2とは、逆極性となるように設けられていることから、半導体ウェハWFを静電チャックESCに吸着する際、静電チャックESCの第1部位FP(第1電極)には、プラス電荷が誘起される一方、静電チャックESCの第2部位SP(第2電極)には、マイナス電荷が誘起される。この結果、半導体ウェハWFにおいては、静電チャックESCの第1部位FP(第1電極)に相対する第1領域にマイナス電荷が誘起され、かつ、静電チャックESCの第2部位SP(第2電極)に相対する第2領域にプラス電荷が誘起される。これにより、半導体ウェハWFは、静電チャックESCの第1部位FP(第1電極)と半導体ウェハWFの第1領域との間に生じる静電引力と、静電チャックESCの第2部位SP(第2電極)と半導体ウェハWFの第2領域との間に生じる静電引力とによって、「双極方式」の静電チャックESCに吸着されることになる。
なお、図37に示すように、静電チャックESCの第1部位FP(第1電極)は、電位計EM1と電気的に接続され、かつ、静電チャックESCの第2部位SP(第2電極)は、電位計EM2と電気的に接続されている。
続いて、本実施の形態4では、電源PS1をオフするとともに、電源PS2もオフする。そして、第1スイッチSW1を開放して、電源PS1と静電チャックESCとを非導通にするとともに。第2スイッチSW2を開放して、電源PS2と静電チャックESCとを非導通にする。この結果、静電チャックESCの第1部位FP(第1電極)は、フローティング状態となるとともに、静電チャックESCの第2部位SP(第2電極)も、フローティング状態となる。このとき、本実施の形態4においても、静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着開始状態から静電チャックESCへの半導体ウェハWFの吸着終了可能状態にわたって、静電チャックESCの電位が監視される監視工程が実施される。そして、本実施の形態4における監視工程では、静電チャックESCの第1部位FP(第1電極)の電位が、所定範囲内に収まり、かつ、静電チャックESCの第2部位SP(第2電極)の電位が、所定範囲内に収まった場合に、半導体ウェハWFは吸着終了可能状態に達していると判断する判断工程を含むように構成されている。
図38は、本実施の形態4において、電位計EM1で静電チャックESCの第1部位FP(第1電極)の電位をモニタした波形の一例と、電位計EM2で静電チャックESCの第2部位SP(第2電極)の電位をモニタした波形の一例とを合わせて示す図である。図38において、電位計EM1でモニタした波形と電位計EM2でモニタした波形に基づいて、静電チャックESCの第1部位FP(第1電極)の電位が、所定範囲内に収まり、かつ、静電チャックESCの第2部位SP(第2電極)の電位が、所定範囲内に収まった場合に、半導体ウェハWFは吸着終了可能状態に達していると判断するように構成することができる。すなわち、本実施の形態4における「双極方式」の静電チャックESCを使用する場合であっても、静電チャックESCの第1部位FP(第1電極)の電位と静電チャックESCの第2部位SP(第2電極)の電位との両方が、一定値を取るようになった場合に、半導体ウェハWFの除電処理が完全に終了して、半導体ウェハWFは吸着終了可能状態に達していると判断することができる。
これにより、本実施の形態4においても、前記実施の形態1と同様に、除電不良の状態で、静電チャックESCから無理矢理半導体ウェハWFを分離しようとすることを防止することができる。つまり、本実施の形態4においても、半導体ウェハWFの除電が終了したか否かを正確に判断することができる結果、半導体ウェハWFの除電処理が完全に終了した後に、静電チャックESCから半導体ウェハWFを分離することができるため、半導体ウェハWFの割れを効果的に防止することができる。
(実施の形態5)
前記実施の形態1〜4で説明した技術的思想は、例えば、半導体装置の製造工程の中での絶縁膜をエッチングする工程に適用することが有用である。なぜなら、絶縁膜は、絶縁材料(誘電体材料)から構成されている結果、プラズマエッチング装置(半導体製造装置)を使用したプラズマエッチング工程において、電荷が絶縁膜に帯電しやすく、これによって、静電チャックESCから半導体ウェハWFを分離する際に半導体ウェハWFの割れが顕在化しやすくなるからである。
前記実施の形態1〜4で説明した技術的思想は、例えば、半導体装置の製造工程の中での絶縁膜をエッチングする工程に適用することが有用である。なぜなら、絶縁膜は、絶縁材料(誘電体材料)から構成されている結果、プラズマエッチング装置(半導体製造装置)を使用したプラズマエッチング工程において、電荷が絶縁膜に帯電しやすく、これによって、静電チャックESCから半導体ウェハWFを分離する際に半導体ウェハWFの割れが顕在化しやすくなるからである。
以下では、絶縁膜をエッチングする工程を含む半導体装置の製造工程の一例について説明する。まず、図39においては、支持基板SUBと埋め込み絶縁層BOXと半導体層(シリコン層)SLとからならSOI(Silicon On Insulator)基板1Sの上方に、例えば、酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜IL1が形成されており、この層間絶縁膜IL1にプラグPLGが形成されている。そして、図39に示すように、プラグPLGが形成された層間絶縁膜IL1にバリア導体膜BCFを形成する。このバリア導体膜BCFは、例えば、チタン/窒化チタン膜から形成され、例えば、スパッタリング法を使用することにより形成することができる。
次に、図40に示すように、バリア導体膜BCF上にアルミニウム膜ALFを形成する。このアルミニウム膜ALFは、例えば、スパッタリング法を使用することにより形成することができる。そして、図41に示すように、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用することにより、アルミニウム膜ALFおよびバリア導体膜BCFをパターニングする。これにより、バリア導体膜BCFとアルミニウム膜ALFからなる配線WLを形成することができる。
続いて、図42に示すように、配線WLを覆うように、配線WLを形成した層間絶縁膜IL1上に、例えば、酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜IL2を形成する。この層間絶縁膜IL2は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を使用することにより形成することができる。その後、図43に示すように、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を使用することにより、層間絶縁膜IL2にコンタクトホールCNTを形成する。このとき、層間絶縁膜IL2にコンタクトホールCNTを形成する工程は、絶縁膜(層間絶縁膜)をエッチングする工程に該当し、この絶縁膜をエッチングする工程に、前記実施の形態1〜4で説明した技術的思想を適用することにより、半導体ウェハWFの帯電に起因する半導体ウェハWFの割れを効果的に防止することができる。
その後の工程は省略するが、例えば、層間絶縁膜IL2に形成したコンタクトホールCNTに導体膜を埋め込むことによりプラグを形成した後、多層配線を形成する。
以上のように、本実施の形態5における半導体装置の製造工程は、半導体ウェハWF(SOI基板1S)に配線WLを形成する工程と、配線WLを覆うように絶縁膜(層間絶縁膜IL2)を形成する工程と、配線WLに達するコンタクトホールCNTを絶縁膜(層間絶縁膜IL2)に形成する工程とを有する。このとき、本実施の形態5では、配線WLに達するコンタクトホールCNTを絶縁膜(層間絶縁膜IL2)に形成する工程において、前記実施の形態1〜4で説明した技術的思想を適用する。これにより、本実施の形態5における半導体装置の製造工程によれば、半導体ウェハWFの帯電に起因する半導体ウェハWFの割れを効果的に防止することができる。
さらに、本実施の形態5では、SOI基板1Sを使用しており、このSOI基板1Sにおいては、埋め込み絶縁層BOXに電荷が帯電しやすい。このことから、特に、本実施の形態5のように、半導体ウェハWFをSOI基板1Sから構成する場合に、前記実施の形態1〜4で説明した技術的思想を適用することが有効である。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
前記実施の形態は、以下の形態を含む。
(付記1)
半導体ウェハを処理する半導体製造装置と接続可能で、かつ、前記半導体ウェハに帯電した電荷の除去を評価する除電評価装置であって、
前記半導体製造装置は、
前記半導体ウェハを吸着する静電チャックと、
前記静電チャックと電気的に接続可能な電源と、
前記電源と前記静電チャックとの導通/非導通を切り換える第1スイッチと、
を備え、
前記除電評価装置は、
前記静電チャックと前記第1スイッチとの間に接続可能に構成され、かつ、前記静電チャックの電位に対応する電位データを入力する入力部と、
前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着開始状態から前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着終了可能状態にわたって、前記入力部から入力した前記電位データを監視する監視部と、
前記監視部で監視されている前記電位データが、所定範囲内に収まった場合に、前記半導体ウェハは吸着終了可能状態に達していると判断する判断部と、
前記判断部の判断結果を出力する出力部と、
を有する、除電評価装置。
半導体ウェハを処理する半導体製造装置と接続可能で、かつ、前記半導体ウェハに帯電した電荷の除去を評価する除電評価装置であって、
前記半導体製造装置は、
前記半導体ウェハを吸着する静電チャックと、
前記静電チャックと電気的に接続可能な電源と、
前記電源と前記静電チャックとの導通/非導通を切り換える第1スイッチと、
を備え、
前記除電評価装置は、
前記静電チャックと前記第1スイッチとの間に接続可能に構成され、かつ、前記静電チャックの電位に対応する電位データを入力する入力部と、
前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着開始状態から前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着終了可能状態にわたって、前記入力部から入力した前記電位データを監視する監視部と、
前記監視部で監視されている前記電位データが、所定範囲内に収まった場合に、前記半導体ウェハは吸着終了可能状態に達していると判断する判断部と、
前記判断部の判断結果を出力する出力部と、
を有する、除電評価装置。
(付記2)
半導体ウェハを処理する半導体製造装置と接続された除電評価装置を使用して、前記半導体ウェハに帯電した電荷の除去を評価する除電評価方法であって、
前記半導体製造装置は、
前記半導体ウェハを吸着する静電チャックと、
前記静電チャックと電気的に接続可能な電源と、
前記電源と前記静電チャックとの導通/非導通を切り換える第1スイッチと、
を備え、
前記除電評価方法は、
(a)前記静電チャックと前記第1スイッチとの間に接続された除電評価装置に前記静電チャックの電位に対応する電位データを入力する工程、
(b)前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着開始状態から前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着終了可能状態にわたって、前記(a)工程で入力した前記電位データを監視する工程、
(c)前記(b)工程で監視されている前記電位データが、所定範囲内に収まった場合に、前記半導体ウェハは吸着終了可能状態に達していると判断する工程、
(d)前記(c)工程での判断結果を出力する工程、
を有する、除電評価方法。
半導体ウェハを処理する半導体製造装置と接続された除電評価装置を使用して、前記半導体ウェハに帯電した電荷の除去を評価する除電評価方法であって、
前記半導体製造装置は、
前記半導体ウェハを吸着する静電チャックと、
前記静電チャックと電気的に接続可能な電源と、
前記電源と前記静電チャックとの導通/非導通を切り換える第1スイッチと、
を備え、
前記除電評価方法は、
(a)前記静電チャックと前記第1スイッチとの間に接続された除電評価装置に前記静電チャックの電位に対応する電位データを入力する工程、
(b)前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着開始状態から前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着終了可能状態にわたって、前記(a)工程で入力した前記電位データを監視する工程、
(c)前記(b)工程で監視されている前記電位データが、所定範囲内に収まった場合に、前記半導体ウェハは吸着終了可能状態に達していると判断する工程、
(d)前記(c)工程での判断結果を出力する工程、
を有する、除電評価方法。
(付記3)
半導体ウェハを処理する半導体製造装置と接続可能なコンピュータを使用して、前記半導体ウェハに帯電した電荷の除去を評価する除電評価方法を前記コンピュータに実行させるための除電評価プログラムであって、
前記半導体製造装置は、
前記半導体ウェハを吸着する静電チャックと、
前記静電チャックと電気的に接続可能な電源と、
前記電源と前記静電チャックとの導通/非導通を切り換える第1スイッチと、
を備え、
前記除電評価プログラムは、
(a)前記静電チャックと前記第1スイッチとの間に接続された除電評価装置に前記静電チャックの電位に対応する電位データを入力する処理、
(b)前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着開始状態から前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着終了可能状態にわたって、前記(a)処理で入力した前記電位データを監視する処理、
(c)前記(b)処理で監視されている前記電位データが、所定範囲内に収まった場合に、前記半導体ウェハは吸着終了可能状態に達していると判断する処理、
(d)前記(c)処理での判断結果を出力する処理、
をコンピュータに実行させる、除電評価プログラム。
半導体ウェハを処理する半導体製造装置と接続可能なコンピュータを使用して、前記半導体ウェハに帯電した電荷の除去を評価する除電評価方法を前記コンピュータに実行させるための除電評価プログラムであって、
前記半導体製造装置は、
前記半導体ウェハを吸着する静電チャックと、
前記静電チャックと電気的に接続可能な電源と、
前記電源と前記静電チャックとの導通/非導通を切り換える第1スイッチと、
を備え、
前記除電評価プログラムは、
(a)前記静電チャックと前記第1スイッチとの間に接続された除電評価装置に前記静電チャックの電位に対応する電位データを入力する処理、
(b)前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着開始状態から前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着終了可能状態にわたって、前記(a)処理で入力した前記電位データを監視する処理、
(c)前記(b)処理で監視されている前記電位データが、所定範囲内に収まった場合に、前記半導体ウェハは吸着終了可能状態に達していると判断する処理、
(d)前記(c)処理での判断結果を出力する処理、
をコンピュータに実行させる、除電評価プログラム。
(付記4)
付記3に記載の除電評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
付記3に記載の除電評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
1S SOI基板
BOX 埋め込み絶縁層
ESC 静電チャック
IL1 層間絶縁膜
IL2 層間絶縁膜
PS 電源
PS1 第1電源
PS2 第2電源
SA 半導体製造装置
SL 半導体層
SUB 支持基板
SW1 第1スイッチ
SW2 第2スイッチ
TE 端子
WF 半導体ウェハ
WL 配線
BOX 埋め込み絶縁層
ESC 静電チャック
IL1 層間絶縁膜
IL2 層間絶縁膜
PS 電源
PS1 第1電源
PS2 第2電源
SA 半導体製造装置
SL 半導体層
SUB 支持基板
SW1 第1スイッチ
SW2 第2スイッチ
TE 端子
WF 半導体ウェハ
WL 配線
Claims (15)
- 半導体製造装置を使用して半導体ウェハに対して処理を実施する工程を有し、
前記半導体製造装置は、
前記半導体ウェハを吸着する静電チャックと、
前記静電チャックと電気的に接続可能な電源と、
前記電源と前記静電チャックとの導通/非導通を切り換える第1スイッチと、
を備える、半導体装置の製造方法であって、
(a)前記電源をオンし、かつ、前記第1スイッチを閉じることにより、前記電源と前記静電チャックとを導通させて、前記静電チャックに前記半導体ウェハを吸着する工程、
(b)前記(a)工程の後、前記半導体ウェハに対して処理を実施する工程、
(c)前記(b)工程の後、前記電源をオフする工程、
(d)前記(b)工程の後、前記第1スイッチを開放して、前記電源と前記静電チャックとを非導通にする工程、
(e)前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着開始状態から前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着終了可能状態にわたって、前記静電チャックの電位を監視する工程、
を有し、
前記(e)工程は、前記静電チャックの電位が、所定範囲内に収まった場合に、前記半導体ウェハは吸着終了可能状態に達していると判断する工程を含む、半導体装置の製造方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体装置の製造方法は、前記(d)工程の後、前記半導体ウェハに帯電した電荷を除去する工程を有する、半導体装置の製造方法。 - 請求項2に記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体ウェハに帯電した電荷を除去する工程は、プラズマを使用する、半導体装置の製造方法。 - 請求項3に記載の半導体装置の製造方法において、
前記(e)工程は、前記静電チャックの電位の変化に基づいて、前記半導体ウェハの除電時間を特定する工程を含む、半導体装置の製造方法。 - 請求項4に記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体装置の製造方法は、前記除電時間に基づいて、前記半導体ウェハに帯電した電荷を除去する工程における除電条件を最適化する工程を有する、半導体装置の製造方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体製造装置は、さらに、
前記静電チャックと電気的に接続可能で、かつ、前記電源とは逆極性の逆電圧電源と、
前記逆電圧電源と前記静電チャックとの導通/非導通を切り換える第2スイッチと、
を備え、
前記半導体装置の製造方法は、さらに、
前記(c)工程と前記(d)工程とを実施した後、前記逆電圧電源をオンし、かつ、前記第2スイッチを閉じることにより、前記逆電圧電源と前記静電チャックとを導通させて、前記静電チャックに吸着されている前記半導体ウェハの除電を行なう工程、
前記半導体ウェハの除電を行なった後、前記第2スイッチを開放して、前記逆電圧電源と前記静電チャックとを非導通にする工程、
を有し、
前記(e)工程は、前記第2スイッチを開放した後において、前記静電チャックの電位が一定となった場合に、前記半導体ウェハは吸着終了可能状態に達していると判断する一方、前記第2スイッチを開放した後において、前記静電チャックの電位が変化する場合に、前記半導体ウェハは吸着終了可能状態に達していないと判断する工程を含む、半導体装置の製造方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体製造装置は、さらに、
前記静電チャックと電気的に接続可能で、かつ、前記電源とは逆極性の逆電圧電源と、
前記逆電圧電源と前記静電チャックとの導通/非導通を切り換える第2スイッチと、
を備え、
前記(a)工程では、前記電源をオンし、かつ、前記第1スイッチを閉じることにより、前記電源と前記静電チャックの第1部位とを導通させ、かつ、前記逆電圧電源をオンし、かつ、前記第2スイッチを閉じることにより、前記逆電圧電源と前記静電チャックの第2部位とを導通させることにより、前記静電チャックに前記半導体ウェハを吸着し、
前記(c)工程では、さらに、前記逆電圧電源をオフし、
前記(d)工程では、さらに、前記第2スイッチを開放して、前記逆電圧電源と前記静電チャックとを非導通にし、
前記(e)工程では、前記静電チャックの前記第1部位の電位が、所定範囲内に収まり、かつ、前記静電チャックの前記第2部位の電位が、所定範囲内に収まった場合に、前記半導体ウェハは吸着終了可能状態に達していると判断する、半導体装置の製造方法。 - 請求項2に記載の半導体装置の製造方法において、
複数の前記半導体ウェハのそれぞれにおいて、前記(a)工程から前記(e)工程までの工程を実施し、
前記半導体装置の製造方法は、複数の前記半導体ウェハを着工することにより得られる前記静電チャックの複数の電位波形に基づいて、前記半導体ウェハに帯電した電荷を除去する工程における除電条件を調整する工程を含む、半導体装置の製造方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体製造装置は、さらに、前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着開始状態から前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着終了可能状態にわたって、前記静電チャックの電位を監視する監視部を有し、
前記監視部は、前記静電チャックと前記第1スイッチとの間に設けられている、半導体装置の製造方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体製造装置は、さらに、前記静電チャックと前記第1スイッチとの間に設けられた外部接続端子を有し、
前記外部接続端子は、前記半導体製造装置の外部に設けられ、かつ、前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着開始状態から前記静電チャックへの前記半導体ウェハの吸着終了可能状態にわたって、前記静電チャックの電位を監視する監視部と接続可能に構成されている、半導体装置の製造方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
絶縁膜をエッチングする工程において、前記(a)工程から前記(e)工程までの工程が実施される、半導体装置の製造方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体装置の製造方法は、
(A1)前記半導体ウェハに配線を形成する工程、
(A2)前記配線を覆うように絶縁膜を形成する工程、
(A3)前記配線に達するコンタクトホールを前記絶縁膜に形成する工程、
を有し、
前記配線に達するコンタクトホールを前記絶縁膜に形成する工程において、前記(a)工程から前記(e)工程までの工程が実施される、半導体装置の製造方法。 - 請求項12に記載の半導体装置の製造方法において、
前記(A3)工程は、プラズマエッチング工程である、半導体装置の製造方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体製造装置は、プラズマエッチング装置である、半導体装置の製造方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
前記半導体ウェハは、
支持基板と、
前記支持基板上に形成された埋め込み絶縁層と、
前記埋め込み絶縁層上に形成された半導体層と、
を有する、半導体装置の製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017062618A JP2018166146A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 半導体装置の製造方法 |
| US15/862,899 US20180286731A1 (en) | 2017-03-28 | 2018-01-05 | Manufacturing method of semiconductor device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017062618A JP2018166146A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018166146A true JP2018166146A (ja) | 2018-10-25 |
Family
ID=63669867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017062618A Pending JP2018166146A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20180286731A1 (ja) |
| JP (1) | JP2018166146A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2021130990A1 (ja) * | 2019-12-26 | 2021-12-23 | 三菱電機株式会社 | タッチパネル装置、タッチパネル入力システム、タッチパネル装置の制御方法、及びプログラム |
| JP2022002313A (ja) * | 2020-03-02 | 2022-01-06 | 浜松ホトニクス株式会社 | 静電チャック装置用電源、静電チャック装置、及びデチャック制御方法 |
| JP2022072397A (ja) * | 2020-10-29 | 2022-05-17 | 東京エレクトロン株式会社 | プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置 |
| KR20220155230A (ko) * | 2021-05-14 | 2022-11-22 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 플라즈마 처리 장치 및 플라즈마 처리 방법 |
| JP2022176155A (ja) * | 2021-05-14 | 2022-11-25 | 東京エレクトロン株式会社 | プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021093504A (ja) * | 2019-12-12 | 2021-06-17 | 東京エレクトロン株式会社 | 制御方法及びプラズマ処理装置 |
-
2017
- 2017-03-28 JP JP2017062618A patent/JP2018166146A/ja active Pending
-
2018
- 2018-01-05 US US15/862,899 patent/US20180286731A1/en not_active Abandoned
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2021130990A1 (ja) * | 2019-12-26 | 2021-12-23 | 三菱電機株式会社 | タッチパネル装置、タッチパネル入力システム、タッチパネル装置の制御方法、及びプログラム |
| JP2022002313A (ja) * | 2020-03-02 | 2022-01-06 | 浜松ホトニクス株式会社 | 静電チャック装置用電源、静電チャック装置、及びデチャック制御方法 |
| JP7453945B2 (ja) | 2020-03-02 | 2024-03-21 | 浜松ホトニクス株式会社 | 静電チャック装置用電源、静電チャック装置、及びデチャック制御方法 |
| US12347715B2 (en) | 2020-03-02 | 2025-07-01 | Hamamatsu Photonics K.K. | Electrostatic chuck device power supply, electrostatic chuck device, and dechuck control method |
| JP2022072397A (ja) * | 2020-10-29 | 2022-05-17 | 東京エレクトロン株式会社 | プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置 |
| JP7519877B2 (ja) | 2020-10-29 | 2024-07-22 | 東京エレクトロン株式会社 | プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置 |
| KR20220155230A (ko) * | 2021-05-14 | 2022-11-22 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 플라즈마 처리 장치 및 플라즈마 처리 방법 |
| JP2022176155A (ja) * | 2021-05-14 | 2022-11-25 | 東京エレクトロン株式会社 | プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 |
| JP7621308B2 (ja) | 2021-05-14 | 2025-01-24 | 東京エレクトロン株式会社 | プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 |
| KR102906360B1 (ko) | 2021-05-14 | 2025-12-30 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 플라즈마 처리 장치 및 플라즈마 처리 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20180286731A1 (en) | 2018-10-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2018166146A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| US7813103B2 (en) | Time-based wafer de-chucking from an electrostatic chuck having separate RF BIAS and DC chucking electrodes | |
| KR101161125B1 (ko) | 처리된 웨이퍼로부터 잔류 전하를 감지하고 제거하는 시스템 및 방법 | |
| JP6046623B2 (ja) | 静電デチャックを行う装置及び方法、並びに、半導体ウェハを処理するチャンバ | |
| US8804299B2 (en) | Electrostatic chuck and a method for supporting a wafer | |
| KR20110098814A (ko) | 정전 척으로부터 웨이퍼들의 디-클램핑 | |
| CN105990194A (zh) | 基板处理方法和基板处理装置 | |
| CN101136351A (zh) | 静电夹盘、使用该夹盘的基板处理设备及基板处理方法 | |
| KR101449569B1 (ko) | 기판검사장치 | |
| TWI890875B (zh) | 電漿處理方法及電漿處理裝置 | |
| TW202038019A (zh) | 物件台 | |
| KR20200125467A (ko) | 제전 방법, 기판 처리 방법 및 기판 처리 장치 | |
| US11456199B2 (en) | Measurement method and measuring jig | |
| TW201725651A (zh) | 樣品的脫離方法及電漿處理裝置 | |
| KR100845896B1 (ko) | 정전척과 피처리 기판 사이의 아킹을 방지하기 위한플라즈마 처리 시스템 및 방법 | |
| JP2008139036A (ja) | 基板検査装置及び基板検査方法 | |
| JP5089721B2 (ja) | ウェハのチャッキング装置およびチャッキング方法 | |
| KR101087140B1 (ko) | 플라즈마 처리 장치의 척킹/디척킹 장치 및 척킹/디척킹 방법 | |
| JP7527194B2 (ja) | プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 | |
| CN115954253A (zh) | 用于电弧诊断的设备 | |
| KR102903232B1 (ko) | 디척킹 시간을 단축시키는 존슨 라벡 정전기력을 이용한 모노폴라 정전척 | |
| JPH11111826A (ja) | 静電チャックにおける試料の脱離方法 | |
| KR101515719B1 (ko) | 프로브 스테이션 | |
| JP5090281B2 (ja) | 基板電位測定装置及び基板電位測定方法 | |
| CN114664625B (zh) | 除电方法和等离子体处理系统 |