JP2018165069A - 鞍乗り型車両の車体フレーム構造 - Google Patents
鞍乗り型車両の車体フレーム構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018165069A JP2018165069A JP2017062274A JP2017062274A JP2018165069A JP 2018165069 A JP2018165069 A JP 2018165069A JP 2017062274 A JP2017062274 A JP 2017062274A JP 2017062274 A JP2017062274 A JP 2017062274A JP 2018165069 A JP2018165069 A JP 2018165069A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- main frame
- head pipe
- welded
- saddle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
Abstract
【課題】ヘッドパイプと、メインフレームと、ダウンフレームと、メインフレームおよびダウンフレーム間を連結するスティフナフレームとを備える鞍乗り型車両の車体フレーム構造において、メインフレームの前部をしなり易くして前輪からの応力を吸収することを可能とした上でコストダウンおよび軽量化を図る。【解決手段】ヘッドパイプ13と、ヘッドパイプ13から後方に延びる前部メインフレーム38と、前部メインフレーム38の後端下部から後下がりに延びる後方延出部39と、ヘッドパイプ13から後下がりに延びる上部ダウンフレーム40と、上部ダウンフレーム40の下部を前部メインフレーム38の後端下部および後方延出部39の下部に連結するスティフナフレーム16とが一体に形成され、パイプ材から成る後部メインフレーム41の前部と、前部メインフレーム38の後部および後方延出部39とが第1の溶接部44で相互に重なって溶接される。【選択図】 図2
Description
本発明は、操向ハンドルを操向可能に支持するヘッドパイプと、そのヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、当該メインフレームの下方に配置されて前記ヘッドパイプから後下がりに延びるダウンフレームと、前記メインフレームおよび前記ダウンフレーム間を連結するスティフナフレームとを備える鞍乗り型車両の車体フレーム構造に関する。
ヘッドパイプから車体の幅方向中心を通って後方に延びる単一のメインフレームと、そのメインフレームの下方でヘッドパイプから後下がりに延びるダウンフレームと、メインフレームおよびダウンフレームの後端部間を連結する左右のピボットフレームとを備える自動二輪車の車体フレームにおいて、ヘッドパイプと、そのヘッドパイプから後方に延びる上下のガセットと、それらのガセットの後部間を連結するテンションパイプとが一体に形成されてヘッドパイプユニットが構成されるようにした構造が、特許文献1で知られている。
ところが、上記特許文献1で開示されるものでは、ヘッドパイプユニットの上下のガセットに、鍛造されたダウンフレーム部材およびタンクレール部材が溶接される構造となっており、ヘッドパイプユニットの周辺に断面変化があってしなり難く、フロントフォークを介してヘッドパイプユニットに入力される前輪からの応力をヘッドパイプユニット全体で吸収することができなかった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、メインフレームの前部をしなり易くして前輪からの応力を吸収することを可能とした上で、コストダウンおよび軽量化を図ることを可能とした鞍乗り型車両の車体フレーム構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、操向ハンドルを操向可能に支持するヘッドパイプと、そのヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、当該メインフレームの下方に配置されて前記ヘッドパイプから後下がりに延びるダウンフレームと、前記メインフレームおよび前記ダウンフレーム間を連結するスティフナフレームとを備える鞍乗り型車両の車体フレーム構造において、前記ヘッドパイプと、当該ヘッドパイプから後方に延びる前部メインフレームと、その前部メインフレームの後端下部から後下がりに延びる後方延出部と、前記ヘッドパイプから後下がりに延びて前記ダウンフレームの一部を構成する上部ダウンフレームと、当該上部ダウンフレームの下部を前記前部メインフレームの後端下部および前記後方延出部の下部に連結する前記スティフナフレームとが一体に形成され、パイプ材から成るとともに前記前部メインフレームおよび前記後方延出部とともに前記メインフレームを構成する後部メインフレームの前部と、前記前部メインフレームの後部および前記後方延出部とが第1の溶接部で相互に重なって溶接されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、左右一対の前記メインフレームの前部をそれぞれ構成する左右一対の前記前部メインフレームが、前車幅方向で外側方に膨らむように湾曲しつつ前記ヘッドパイプから後方に延出され、それらの前部メインフレームの後部および前記後方延出部に、一対の前記後部メインフレームの前部が前記第1の溶接部で個別に溶接されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、左右一対の前記メインフレームの車幅方向での最大幅が、フロントフォークの車幅方向での幅よりも小さく設定されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、前記前部メインフレームが、側面視で前記後部メインフレームよりも細く形成されることを第4の特徴とする。
本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記前部メインフレームの後部および前記後方延出部に前記後部メインフレームの前部が挿入された状態で、前記後部メインフレームの前部が、前記前部メインフレームの後部および前記後方延出部に前記第1の溶接部で溶接されることを第5の特徴とする。
本発明は、第1〜第5の特徴の構成のいずれかに加えて、前記前部メインフレームは筒状に形成され、前記上部ダウンフレームは車両前後方向前方および下方に開放した開口部を有してU字状の横断面形状を有するように形成され、前記開口部を閉じる補強部材が、前記ヘッドパイプの下部および前記上部ダウンフレームに溶接されることを第6の特徴とする。
本発明は、第6の特徴の構成に加えて、前記補強部材が、前記上部ダウンフレームに対応する部分では前記上部ダウンフレーム側に開放した略U字状の横断面形状をするように形成され、前記上部ダウンフレームと、前記補強部材とが、側面視で前記ダウンフレームの幅方向中間部を通る仮想直線に沿う第2の溶接部で溶接されることを第7の特徴とする。
本発明は、第1〜第7の特徴の構成のいずれかに加えて、前記第1の溶接部が、側面視で前記メインフレームを幅方向で斜めに横切って延びるように配置されることを第8の特徴とする。
本発明は、第1〜第8の特徴の構成のいずれかに加えて、前記前部メインフレームの後縁最上端と、前記ヘッドパイプの中心軸線との間の長さが、前記ヘッドパイプの前記中心軸線に沿う長さよりも長く設定されることを第9の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第9の特徴の構成のいずれかに加えて、車体フレームに搭載される内燃機関のうち前記メインフレームの下方に配置される機関本体のシリンダ軸線の上方への延長線が側面視で前記第1の溶接部を通る位置に当該第1の溶接部が配置されることを第10の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、ヘッドパイプと、前部メインフレームと、その前部メインフレームの後端下部から後下がりに延びる後方延出部と、前記ヘッドパイプから後下がりに延びる上部ダウンフレームと、当該上部ダウンフレームの下部を前記前部フレームの後端部および前記後方延出部に連結する前記スティフナフレームとが一体に形成されることで、前部メインフレームおよび後方延出部ととともにメインフレームを構成する後部メインフレームの前部メインフレームおよび後方延出部への結合部を、ヘッドパイプから比較的離隔した位置に配置することができ、前部メインフレームをしなり易くして、前輪からの応力を吸収することを可能とすることができる。また後部メインフレームがパイプ材から成るので、コストダウンおよび軽量化を図るとともにメインフレームをしなり易くすることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、車幅方向で外側方に膨らむように湾曲して形成される一対の前部メインフレームがヘッドパイプから後方に延出され、それらの前部メインフレームの後部および後方延出部に後部メインフレームの前部が個別に溶接されるので、メインフレームをよりしなり易くすることができる。
本発明の第3の特徴によれば、左右一対のメインフレームの車幅方向での最大幅が、フロントフォークの車幅方向での幅よりも小さいので、車体フレームの幅が狭く設定されるオフロード用の鞍乗り型車両であっても車体フレームのしなり易さを確保することができる。
本発明の第4の特徴によれば、前部メインフレームが側面視で後部メインフレームよりも細いので、前部メインフレームをよりしなり易くすることができる。
本発明の第5の特徴によれば、前部メインフレームの後端部および後方延出部に後部メインフレームの前部が挿入された状態で溶接されるので、後部メインフレームの長さを、当該後部メインフレームの前部メインフレームおよび後方延出部への挿入長さを変化させることで調整することができ、車体フレームの歩留りを高めることができる。
本発明の第6の特徴によれば、前部メインフレームは筒状に形成され、上部ダウンフレームがU字状の横断面形状を有するように形成され、上部ダウンフレーム開口部を閉じる補強部材がヘッドパイプの下部および上部ダウンフレームに接合されるので、前部メインフレームでの応力分散を良好とすることができる。
本発明の第7の特徴によれば、補強部材が、上部ダウンフレームに対応する部分では上部ダウンフレーム側に開放した略U字状の横断面形状をするように形成され、上部ダウンフレームと、補強部材の上部ダウンフレームに対応する部分とが、側面視でダウンフレームの幅方向中間部を通る仮想直線に沿う第2の溶接部で溶接されるので、ダウンフレームにおいて応力を分散させ易いフラットな側面部分に第2の溶接部が配置されることにより、第2の溶接部への応力集中を回避することができる。
本発明の第8の特徴によれば、前部メインフレームおよび後方延出部と、後部メインフレームとの溶接部である第1の溶接部が、側面視でメインフレームを幅方向で斜めに横切るので、第1の溶接部での溶接長さを充分に大きくして、前記前部メインフレームおよび前記後方延出部と、前記後部メインフレームとの結合強度を高めることができる。
本発明の第9の特徴によれば、前部メインフレームの後縁最上端およびヘッドパイプの中心軸線間の長さが、ヘッドパイプの中心軸線に沿う長さよりも長いので、前部メインフレームおよび後方延出部に、後部メインフレームをヘッドカバーから極力離隔した位置で溶接するようにして、ヘッドパイプの周辺に溶接部を配置しないことで前輪からの応力を良好に分散することができる。
さらに本発明の第10の特徴によれば、メインフレームの下方に配置される内燃機関のシリンダ軸線の上方への延長線が側面視で第1の溶接部を通るので、前部メインフレームおよび後方延出部に、後部メインフレームをヘッドカバーから極力離隔した位置で溶接するようにして、ヘッドパイプの周辺に溶接部を配置しないことで前輪からの応力を良好に分散することができる。
本発明の実施の形態について添付の図1〜図9を参照しながら説明する。なお以下の説明において上下、左右および前後は自動二輪車に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
先ず図1において、この鞍乗り型車両はたとえばオフロード用の自動二輪車であり、前輪WFを軸支するフロントフォーク11およびバー状の操向ハンドル12を操向可能に支承するヘッドパイプ13を前端部に有する車体フレームFには、後輪WRを駆動する動力を発揮する単気筒の内燃機関Eが搭載され、この内燃機関Eの機関本体23は、前輪WFおよび後輪WR間に配置されるようにして前記車体フレームFに支持される。
図2〜図4を併せて参照して、前記車体フレームFは、前記ヘッドパイプ13と、そのヘッドパイプ13から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム14と、それらのメインフレーム14の下方で前記ヘッドパイプ13から後下がりに延びる単一のダウンフレーム15と、前記メインフレーム14および前記ダウンフレーム15間を連結するスティフナフレーム16と、前記ダウンフレーム15の下端部に連設されて後方に延びる左右一対のロアフレーム17と、前記メインフレーム14の後端部に上端部が接合されて下方に延びるとともに前記両ロアフレーム17の後端部が下端部に連設される左右一対のピボットフレーム18と、左右一対の前記ピボットフレーム18の上部間に設けられる上部クロスメンバ19と、前記両ピボットフレーム18の下端部間に設けられる下部クロスメンバ20と、前記ピボットフレーム18の上端部に前端部が連結されて後方に延びる左右一対のシートレール21と、前記両ピボットフレーム18の上下方向中間部および前記両シートレール21の後部間を連結する左右一対のリヤフレーム22とを備える。
前記内燃機関Eの機関本体23は前記メインフレーム14の下方に配置されるようにして前記車体フレームFに支持されるものであり、この機関本体23の前部は前記ダウンフレーム15に設けられた第1のハンガ24で支持され、前記機関本体23の下部は前記ロアフレーム17に設けられた第2のハンガ25で支持され、前記機関本体23の上部は前記ピボットフレーム18の上部に設けられた第3のハンガ26で支持される。
後輪WRの車軸27は、当該後輪WRを両側から挟んで前後方向に延びるスイングアーム28の後端部に軸支され、このスイングアーム28の前端部は、前記ピボットフレーム18の下部に支軸29を介して上下揺動可能に支承される。
前記車体フレームFの前記下部クロスメンバ20および前記スイングアーム28間にはリンク機構30が設けられ、このリンク機構30の一部を構成するリンク部材31と、前記車体フレームFの上部クロスメンバ19との間にはリヤクッションユニット32が設けられる。
また前記機関本体23の上方で両メインフレーム14上には燃料タンク33が設けられ、その燃料タンク33の後方に、前記シートレール21上に取付けられるシート支持部材35で支持されるようにして乗車用シート34が配置される。
前記ヘッドパイプ13と、当該ヘッドパイプ13から後方に延びる前部メインフレーム38と、その前部メインフレーム38の後端下部から後下がりに延びる後方延出部39と、前記ヘッドパイプ13から後下がりに延びる上部ダウンフレーム40と、当該上部ダウンフレーム40の下部を前記前部フレーム38の後端部および前記後方延出部39に連結する前記スティフナフレーム16とは、ヘッドパイプユニット43を構成するようにして鋳造によって一体に形成される。
前記前部メインフレーム38は、横断面矩形の筒状に形成されて前記ヘッドパイプ13から後下がりに延びるように形成され、前記後方延出部39は、図2で明示するように、当該後方延出部39後端最下縁39aが側面視で前記前部メインフレーム38の下面の車両前後方向後方への延長面PLよりも下方に位置するように形成される。また前記上部ダウンフレーム40の下部に一端部が一体に連設される前記スティフナフレーム16の他端部は、前記前部フレーム38の後端下部および前記後方延出部39の下部に一体に連設される。
前記メインフレーム14は、前記前部メインフレーム38と、前記後方延出部39と、横断面矩形のパイプ材から成る後部メインフレーム41とで構成され、前記前部メインフレーム38の後部および前記後方延出部39と、前記後部メインフレーム41の前部とは、第1の溶接部44で相互に重なって溶接される。
図5を併せて参照して、左右一対の前記メインフレーム14の前部をそれぞれ構成する左右一対の前記前部メインフレーム38は、前車幅方向で外側方に膨らむように湾曲しつつ前記ヘッドパイプ13から後方に延出されており、それらの前部メインフレーム38の後部および後方延出部39に、一対の前記後部メインフレーム41の前部が前記第1の溶接部44で個別に溶接される。
しかも左右一対の前記メインフレーム14の車幅方向での最大幅が、前記フロントフォーク11の車幅方向での幅よりも小さく設定される。すなわち平面視で左右一対の前記メインフレーム14の車幅方向最外端(この実施の形態では後部メインフレーム41の車幅方向最外端)を通って車両前後方向に延びる左右一対の仮想直線Lが、操向ハンドル12を直進状態としたときの前記フロントフォーク11のトップブリッジ11aの車幅方向最外端11aaよりも車幅方向内方を通るように、左右一対の前記メインフレーム14の車幅方向での最大幅が設定される。
また前記前部メインフレーム38の後部および前記後方延出部39に前記後部メインフレーム41の前部が挿入された状態で、前記後部メインフレーム41の前部が前記前部メインフレーム38の後部および前記後方延出部39に前記第1の溶接部44で溶接されるものであり、前記前部メインフレーム38が、側面視で前記後部メインフレーム39よりも細く形成される。すなわち前記前部メインフレーム38の側面視での幅W1が、前記後部メインフレーム41の側面視での幅W2よりも小さく設定される。
また前記第1の溶接部44は、側面視で前記メインフレーム14を、上方に向かうにつれて車両前後方向前方に位置するようにして斜めに横切って延びるように配置されるものであり、前記メインフレーム14の下方に配置される機関本体23のシリンダ軸線Cの上方への延長線が側面視で当該第1の溶接部44を通る位置に、第1の溶接部44が配置される。
また前記前部メインフレーム38の後縁最上端38aと、前記ヘッドパイプ13の中心軸線CLとの間の長さLAが、前記ヘッドパイプ13の前記中心軸線CLに沿う長さLBよりも長く設定される。
前記ピボットフレーム18の上端部には、上方に突出する支持突部45と、下方に突出する第3のハンガ26が設けられており、前記支持突部45に前記シートレール21の前端部が連結される。
ところで前記機関本体23のシリンダヘッド46(図1参照)に供給される空気を浄化するためのエアクリーナ47は、前記乗車用シート34で上方から覆われるようにして左右一対の前記シートレール21間に配置される。
前記ダウンフレーム15は、前記上部ダウンフレーム40と、この上部ダウンフレーム40の下部に溶接されて後下がりに延びる中間部ダウンフレーム48と、この中間部ダウンフレーム48に溶接されて後下がりに延びる下部ダウンフレーム49と、前記ヘッドパイプ13の下部および前記上部ダウンフレーム40に溶接される補強部材50の一部とで構成される。
図6および図7を併せて参照して、前記上部ダウンフレーム40は、車両前後方向前方および下方に開放した開口部51を有することで横断面形状が略U字状となるように形成される。
図8および図9を併せて参照して、前記補強部材50は、前記ヘッドパイプ13の下部に連なるリング状のヘッドパイプ補強部50aと、そのヘッドパイプ補強部50aから後下がりに延びて前記ダウンフレーム15の一部を構成するダウンフレーム補強部50bとを一体に有して鍛造成形される。この補強部材50の前記上部ダウンフレーム40に対応する部分すなわち前記ダウンフレーム補強部50bは、前記上部ダウンフレーム40側に向かって開いた略U字状の横断面形状を有するように形成されており、前記ヘッドパイプ13および前記上部ダウンフレーム40に第2の溶接部52で溶接される。
しかも前記第2の溶接部52は、前記上部ダウンフレーム40に対応する部分では側面視で前記ダウンフレーム15の幅方向中間部を通る仮想直線VLに沿うように配置される。
前記中間部ダウンフレーム48の上部は、前記上部ダウンフレーム40の下部ならびに前記補強部材50における前記ダウンフレーム補強部50bの下部に挿入され、前記上部ダウンフレーム40の下部に重なった部分は第3の溶接部53で前記上部ダウンフレーム40に溶接され、前記ダウンフレーム補強部50bの下部に重なった部分は第4の溶接部54で前記ダウンフレーム補強部50bに溶接される。
前記下部ダウンフレーム49の上部は、前記中間部ダウンフレーム48の下部に第5の溶接部55で溶接される。この下部ダウンフレーム49は、左右に分岐した一対の分岐部49aを一体に有しており、それらの分岐部49aおよび前記ピボットフレーム18の下端部とが前記ロアフレーム17で連結される。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、ヘッドパイプ13と、当該ヘッドパイプ13から後方に延びる前部メインフレーム38と、その前部メインフレーム38の後端下部から後下がりに延びる後方延出部39と、前記ヘッドパイプ13から後下がりに延びてダウンフレーム15の一部を構成する上部ダウンフレーム40と、当該上部ダウンフレーム40の下部を前記前部メインフレーム38の後端下部および前記後方延出部39の下部に連結するスティフナフレーム16とが一体に形成され、パイプ材から成るとともに前記前部メインフレーム38および前記後方延出部39とともにメインフレーム14を構成する後部メインフレーム41の前部と、前記前部メインフレーム38の後部および前記後方延出部39とが第1の溶接部44で相互に重なって溶接されるので、後部メインフレーム41の前部メインフレーム38および後方延出部39への結合部を、ヘッドパイプ13から比較的離隔した位置に配置することができ、前部メインフレーム38をしなり易くして、前輪WFからの応力を吸収することを可能とすることができる。また後部メインフレーム41がパイプ材から成るので、コストダウンおよび軽量化を図るとともにメインフレーム14をしなり易くすることができる。
また左右一対の前記メインフレーム14の前部をそれぞれ構成する左右一対の前記前部メインフレーム38が、前車幅方向で外側方に膨らむように湾曲しつつ前記ヘッドパイプ13から後方に延出され、それらの前部メインフレーム38の後部および前記後方延出部39に、一対の前記後部メインフレーム41の前部が前記第1の溶接部44で個別に溶接されるので、メインフレーム14をよりしなり易くすることができる。
また左右一対の前記メインフレーム14の車幅方向での最大幅が、フロントフォーク11の車幅方向での幅よりも小さく設定されるので、車体フレームFの幅が狭く設定されるオフロード用の自動二輪車であっても車体フレームFのしなり易さを確保することができる。
また前記前部メインフレーム38が、側面視で前記後部メインフレーム41よりも細く形成されるので、前部メインフレーム38をよりしなり易くすることができる。
また前記前部メインフレーム38の後部および前記後方延出部39に前記後部メインフレーム41の前部が挿入された状態で、前記後部メインフレーム41の前部が、前記前部メインフレーム38の後部および前記後方延出部39に前記第1の溶接部44で溶接されるので、後部メインフレーム41の長さを、当該後部メインフレーム41の前部メインフレーム38および後方延出部39への挿入長さを変化させることで調整することができ、車体フレームFの歩留りを高めることができる。
また前記前部メインフレーム38は筒状に形成され、前記上部ダウンフレーム40は車両前後方向前方および下方に開放した開口部51を有してU字状の横断面形状を有するように形成され、前記開口部51を閉じる補強部材50が、前記ヘッドパイプ13の下部および前記上部ダウンフレーム40に溶接されるので、前部メインフレーム38での応力分散を良好とすることができる。
また前記補強部材50が、前記上部ダウンフレーム40に対応する部分では前記上部ダウンフレーム40側に開放した略U字状の横断面形状をするように形成され、前記上部ダウンフレーム40と、前記補強部材50の前記上部ダウンフレーム40に対応する部分とが、側面視で前記ダウンフレーム15の幅方向中間部を通る仮想直線VLに沿う第2の溶接部52で溶接されるので、ダウンフレーム15において応力を分散させ易いフラットな側面部分に第2の溶接部52が配置されることにより、第2の溶接部52への応力集中を回避することができる。
また前記前部メインフレーム38の後部および前記後方延出部39と、前記後部メインフレーム41とを接合する第1の溶接部44が、側面視で前記メインフレーム14を幅方向で斜めに横切って延びるように配置されるので、第1の溶接部44での溶接長さを充分に大きくして、前記前部メインフレーム38および前記後方延出部39と、前記後部メインフレーム41との結合強度を高めることができる。
また前記前部メインフレーム38の後縁最上端38aと、前記ヘッドパイプ13の中心軸線CLとの間の長さLAが、前記ヘッドパイプ13の前記中心軸線CLに沿う長さLBよりも長く設定されるので、前記前部メインフレーム38および前記後方延出部39に、前記後部メインフレーム41を前記ヘッドカバー13から極力離隔した位置で溶接するようにして、ヘッドパイプ13の周辺に溶接部を配置しないことで前輪WFからの応力を良好に分散することができる。
さらに車体フレームFに搭載される内燃機関Eのうち前記メインフレーム14の下方に配置される機関本体23のシリンダ軸線Cの上方への延長線が側面視で前記第1の溶接部44を通るので、前記前部メインフレーム38および前記後方延出部39に、前記後部メインフレーム41を前記ヘッドカバー13から極力離隔した位置で溶接するようにして、前記ヘッドパイプ13の周辺に溶接部を配置しないことで前輪WFからの応力を良好に分散することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上述の実施の形態では、オフロード用の自動二輪車に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、オフロード用の自動二輪車以外の自動二輪車に適用することも可能であり、また自動二輪車以外の自動三輪車を含む鞍乗り型車両に広く適用可能である。
11・・・フロントフォーク
12・・・操向ハンドル
13・・・ヘッドパイプ
14・・・メインフレーム
15・・・ダウンフレーム
16・・・スティフナフレーム
23・・・機関本体
38・・・前部メインフレーム
38a・・・前部メインフレームの後縁最上端
39・・・後方延出部
40・・・上部ダウンフレーム
41・・・後部メインフレーム
44・・・第1の溶接部
50・・・補強部材
51・・・開口部
52・・・第2の溶接部
C・・・シリンダ軸線
CL・・・ヘッドパイプの中心軸線
E・・・内燃機関
F・・・車体フレーム
LA・・・前部メインフレームの後縁最上端およびヘッドパイプの中心軸線間の長さ
LB・・・ヘッドパイプの中心軸線に沿う長さ
VL・・・仮想直線
12・・・操向ハンドル
13・・・ヘッドパイプ
14・・・メインフレーム
15・・・ダウンフレーム
16・・・スティフナフレーム
23・・・機関本体
38・・・前部メインフレーム
38a・・・前部メインフレームの後縁最上端
39・・・後方延出部
40・・・上部ダウンフレーム
41・・・後部メインフレーム
44・・・第1の溶接部
50・・・補強部材
51・・・開口部
52・・・第2の溶接部
C・・・シリンダ軸線
CL・・・ヘッドパイプの中心軸線
E・・・内燃機関
F・・・車体フレーム
LA・・・前部メインフレームの後縁最上端およびヘッドパイプの中心軸線間の長さ
LB・・・ヘッドパイプの中心軸線に沿う長さ
VL・・・仮想直線
Claims (10)
- 操向ハンドル(12)を操向可能に支持するヘッドパイプ(13)と、そのヘッドパイプ(13)から後方に延びるメインフレーム(14)と、当該メインフレーム(14)の下方に配置されて前記ヘッドパイプ(13)から後下がりに延びるダウンフレーム(15)と、前記メインフレーム(14)および前記ダウンフレーム(15)間を連結するスティフナフレーム(16)とを備える鞍乗り型車両の車体フレーム構造において、前記ヘッドパイプ(13)と、当該ヘッドパイプ(13)から後方に延びる前部メインフレーム(38)と、その前部メインフレーム(38)の後端下部から後下がりに延びる後方延出部(39)と、前記ヘッドパイプ(13)から後下がりに延びて前記ダウンフレーム(15)の一部を構成する上部ダウンフレーム(40)と、当該上部ダウンフレーム(40)の下部を前記前部メインフレーム(38)の後端下部および前記後方延出部(39)の下部に連結する前記スティフナフレーム(16)とが一体に形成され、パイプ材から成るとともに前記前部メインフレーム(38)および前記後方延出部(39)とともに前記メインフレーム(14)を構成する後部メインフレーム(41)の前部と、前記前部メインフレーム(38)の後部および前記後方延出部(39)とが第1の溶接部(44)で相互に重なって溶接されることを特徴とする鞍乗り型車両の車体フレーム構造。
- 左右一対の前記メインフレーム(14)の前部をそれぞれ構成する左右一対の前記前部メインフレーム(38)が、前車幅方向で外側方に膨らむように湾曲しつつ前記ヘッドパイプ(13)から後方に延出され、それらの前部メインフレーム(38)の後部および前記後方延出部(39)に、一対の前記後部メインフレーム(41)の前部が前記第1の溶接部(44)で個別に溶接されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム構造。
- 左右一対の前記メインフレーム(14)の車幅方向での最大幅が、フロントフォーク(11)の車幅方向での幅よりも小さく設定されることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム構造。
- 前記前部メインフレーム(38)が、側面視で前記後部メインフレーム(41)よりも細く形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム構造。
- 前記前部メインフレーム(38)の後部および前記後方延出部(39)に前記後部メインフレーム(41)の前部が挿入された状態で、前記後部メインフレーム(41)の前部が、前記前部メインフレーム(38)の後部および前記後方延出部(39)に前記第1の溶接部(44)で溶接されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム構造。
- 前記前部メインフレーム(38)は筒状に形成され、前記上部ダウンフレーム(40)は車両前後方向前方および下方に開放した開口部(51)を有してU字状の横断面形状を有するように形成され、前記開口部(51)を閉じる補強部材(50)が、前記ヘッドパイプ(13)の下部および前記上部ダウンフレーム(40)に溶接されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム構造。
- 前記補強部材(50)が、前記上部ダウンフレーム(40)に対応する部分では前記上部ダウンフレーム(40)側に開放した略U字状の横断面形状をするように形成され、前記上部ダウンフレーム(40)と、前記補強部材(50)の前記上部ダウンフレーム(40)に対応する部分とが、側面視で前記ダウンフレーム(15)の幅方向中間部を通る仮想直線(VL)に沿う第2の溶接部(52)で溶接されることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム構造。
- 前記第1の溶接部(44)が、側面視で前記メインフレーム(14)を幅方向で斜めに横切って延びるように配置されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム構造。
- 前記前部メインフレーム(38)の後縁最上端(38a)と、前記ヘッドパイプ(13)の中心軸線(CL)との間の長さ(LA)が、前記ヘッドパイプ(13)の前記中心軸線(CL)に沿う長さ(LB)よりも長く設定されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム構造。
- 車体フレーム(F)に搭載される内燃機関(E)のうち前記メインフレーム(14)の下方に配置される機関本体(23)のシリンダ軸線(C)の上方への延長線が側面視で前記第1の溶接部(44)を通る位置に当該第1の溶接部(44)が配置されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の車体フレーム構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017062274A JP2018165069A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 鞍乗り型車両の車体フレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017062274A JP2018165069A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 鞍乗り型車両の車体フレーム構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018165069A true JP2018165069A (ja) | 2018-10-25 |
Family
ID=63922667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017062274A Pending JP2018165069A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 鞍乗り型車両の車体フレーム構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018165069A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2024098594A (ja) * | 2023-01-11 | 2024-07-24 | 有限会社オートマジック | 原動機付き又は取り付け可能な乗物、原動機付き又は取り付け可能な乗物のメインフレームのフレームエレメント、原動機付き又は取り付け可能な乗物のフレームの製造方法、原動機付き又は取り付け可能な乗物のフレームの改良方法、および原動機付き又は取り付け可能な乗物のセッティング方法 |
-
2017
- 2017-03-28 JP JP2017062274A patent/JP2018165069A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2024098594A (ja) * | 2023-01-11 | 2024-07-24 | 有限会社オートマジック | 原動機付き又は取り付け可能な乗物、原動機付き又は取り付け可能な乗物のメインフレームのフレームエレメント、原動機付き又は取り付け可能な乗物のフレームの製造方法、原動機付き又は取り付け可能な乗物のフレームの改良方法、および原動機付き又は取り付け可能な乗物のセッティング方法 |
| JP7607959B2 (ja) | 2023-01-11 | 2025-01-06 | 有限会社オートマジック | 原動機付き又は取り付け可能な乗物、原動機付き又は取り付け可能な乗物のメインフレームのフレームエレメント、原動機付き又は取り付け可能な乗物のフレームの製造方法、原動機付き又は取り付け可能な乗物のフレームの改良方法、および原動機付き又は取り付け可能な乗物のセッティング方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5478181B2 (ja) | 鞍乗型車両の車体フレーム構造 | |
| CN102530150B (zh) | 鞍乘型车辆 | |
| JP5751916B2 (ja) | 鞍乗り型車両用燃料タンク | |
| JP6140664B2 (ja) | 鞍乗り型車両の車体フレーム構造 | |
| JP5618856B2 (ja) | 自動二輪車の車体フレーム | |
| JP6001892B2 (ja) | 鞍乗り型車両のフレーム構造 | |
| JP5151765B2 (ja) | 自動二輪車の車体フレーム構造 | |
| JP5675413B2 (ja) | 自動二輪車の車体フレーム | |
| CN203623885U (zh) | 机动两轮车的后轮悬架结构 | |
| JP2014177242A (ja) | 鞍乗型車両 | |
| JP2007137408A (ja) | 鞍乗り型車両 | |
| US10479435B2 (en) | Vehicle body frame structure for saddle riding vehicle | |
| JP5944523B2 (ja) | 鞍乗り型車両のフレーム構造 | |
| US10618594B2 (en) | Swing arm structure for saddle riding vehicle | |
| CN109689488B (zh) | 机动二轮车的车身框架 | |
| JP2018165069A (ja) | 鞍乗り型車両の車体フレーム構造 | |
| US20130264795A1 (en) | Body frame of straddle-type vehicle | |
| JP5442132B2 (ja) | 自動二輪車 | |
| JP2007112153A (ja) | 鞍乗り型車両 | |
| JP5350973B2 (ja) | 自動二輪車のフレーム構造 | |
| JP6670788B2 (ja) | 鞍乗り型車両の車体構造 | |
| JP5944524B2 (ja) | 鞍乗り型車両のフレーム構造 | |
| CN115071866B (zh) | 跨骑型车辆 | |
| JP7391921B2 (ja) | 鞍乗り型車両の車体フレーム構造 | |
| JP7399916B2 (ja) | 鞍乗り型車両の車体後部構造 |