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JP2018164988A - 金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体 - Google Patents

金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体 Download PDF

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JP2018164988A
JP2018164988A JP2017062271A JP2017062271A JP2018164988A JP 2018164988 A JP2018164988 A JP 2018164988A JP 2017062271 A JP2017062271 A JP 2017062271A JP 2017062271 A JP2017062271 A JP 2017062271A JP 2018164988 A JP2018164988 A JP 2018164988A
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Abstract

【課題】 金属部材とポリアリーレンスルフィド樹脂部材との接合強度に優れる金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体及び接合強度に優れる金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体を安定的に製造する方法を提供する。
【解決手段】 金属部材とポリアリーレンスルフィド樹脂部材とを射出成形により直接一体化してなる金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体であって、金属部材とポリアリーレンスルフィド樹脂部材の接合面を打撃した際に得られた音圧の周波数分布波形において、音圧が最大となる周波数における音圧の減衰時間が2ミリ秒以上である金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体。
【選択図】 なし

Description

本発明は、接合面の接合強度に優れる金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体及びその製造方法に関するものであり、さらに詳しくは、耐衝撃性、軽量性及び量産性に優れ、特に自動車や航空機などの輸送機器の部品用途に有用な金属部材とポリアリーレンスルフィド樹脂部材との接合強度に優れる金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体及び接合強度に優れる金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体を信頼性を堅持したまま、安定的に製造する方法に関するものである。
自動車や航空機などの輸送機器の部品を軽量化するため、金属の一部を樹脂に置き換える方法が検討されている。また、樹脂と金属を複合一体化する方法として、金型内に物理的処理及び/又は化学処理を施した表面を有する金属部材をインサートし、樹脂を射出成形して直接一体化する方法(以下、射出インサート成形法と表記する場合がある)が、良量産性、少部品点数、低コスト、高設計自由度、低環境負荷の観点から注目されており、スマートフォン等の携帯電子機器の製造プロセスなどに提案されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
ポリ(p−フェニレンスルフィド)(以下、PPSと略記することもある。)に代表されるポリアリーレンスルフィド(以下、PASと略記することもある。)は、優れた機械的特性、熱的特性、電気的特性、耐薬品性を有し、多くの電気・電子機器部材や自動車機器部材、その他OA機器部材等、幅広く使用されている。
また、PASは溶融流動性に優れることから、物理的処理及び/又は化学処理を施した表面を有する金属部材との射出インサート成形法において、優れた接合強度を発現する。
一方、打音試験は、検体の空隙などの欠陥を検査する手法として一般に使用されており、例えば、コンクリート、耐火物の検査、薄板、FRP構造物の検査方法として提案されている(例えば、特許文献4〜7参照。)。
特許第5701414号公報 特許第5714193号公報 特許第4020957号公報 特許第4768927号公報 特開2002−340869号公報 特開平7−20097号公報 特許第4736501号公報
しかし、特許文献1〜3に提案された射出インサート成形法により得られる金属部材−樹脂部材複合体においては、一定の接合強度を有するものを得ることが可能ではあるが、射出インサート成形では装置の動作不良や条件設定のミス、射出成形機シリンダ内での樹脂滞留時間の長短などにより金属部材とポリアリーレンスルフィド樹脂部材との接合不良が発生し、接合面に空隙などの欠陥を生じる場合があり、個々の性能差のバラつきが大きく、安定的な製品とする際には課題のあるものであった。また、得られた複合体の接合面の接合状態に関する情報を得るために、複合体の引張試験により接合強度を評価するといった破壊試験による検査が一般的であり、このような方法は製品の信頼性確認には採用することができない。その対処法として、抜き取りによる試験も採用されているが、歩留まりが低下し、量産性に乏しいといった課題が発生する。そこで、工業的な量産、品質管理を考慮した場合、複合体の接合面の接合状態、例えば欠陥発生状況が非破壊試験によって定量的に数値化された金属部材−樹脂部材複合体が望まれていた。
特許文献4〜7に提案された打音試験による検査については、金属部材−樹脂部材複合体を対象としたものでなく、金属部材−樹脂部材複合体について、何ら記載されていない。
そこで、本発明は、金属部材とポリアリーレンスルフィド樹脂部材との接合強度に優れる金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体及び接合強度に優れる金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体を安定的に製造する方法を提供することを目的とするものである。
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、接合面を打撃した際に得られた音圧の周波数分布波形において、音圧が最大となる周波数における該音圧の減衰時間がある一定の割合以上である金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体が、優れた接合強度を有するものとなること、接合の信頼性に優れること、さらに耐衝撃性、軽量性及び量産性に優れる部材、部品、製品等となることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、金属部材とポリアリーレンスルフィド樹脂部材とを射出成形により直接一体化してなる金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体であって、金属部材とポリアリーレンスルフィド樹脂部材の接合面を打撃した際に得られた音圧の周波数分布波形において、音圧が最大となる周波数における該音圧の減衰時間が2ミリ秒以上であることを特徴とする金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体及びその製造方法に関するものである。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明の金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体は、金属部材とポリアリーレンスルフィド樹脂部材とを射出成形により直接一体化してなる金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体であり、その接合面を打撃した際に得られた音圧の周波数分布波形において、音圧が最大となる周波数における該音圧の減衰時間が2ミリ秒以上、特に好ましくは、減衰時間が4ミリ秒以上のものである。ここで、減衰時間が2ミリ秒未満の場合、接合強度に劣るものとなる。この点については、接合面に音圧が減衰し易い空隙、欠損が存在しているものと想定している。なお、本発明における減衰時間とは、音圧が最大となる周波数において最大音圧が1/10の音圧に減衰するまでの時間として表されるものである。
そして、音圧の減衰時間の測定方法としては、例えば打音試験を用いることできる。該打音試験は、打撃装置、集音装置、音圧の解析装置から構成される装置を用いた試験であり、複合体を打撃する事により得られた音圧をフーリエ変換した周波数分布波形において、音圧が最大となる周波数における該音圧の減衰時間から接合面の欠陥を判別する試験方法である。
そして、該減衰時間とは、複合体を打撃する事により得られた音圧をフーリエ変換した周波数分布波形において、音圧が最大となる周波数において最大音圧の1/10の音圧に減衰するまでの時間であり、接合面に欠陥がない場合には、該接合面で音圧の有音時間が長くなり、減衰時間は長くなる。一方、接合面に欠陥がある場合、音圧は該接合面で速やかに減衰し減衰時間が短くなる。また、該減衰時間は、複合体を打撃する事により得られた音圧をフーリエ変換した周波数分布波形において、音圧が最大となる周波数の減衰時間であり、音圧が最大の周波数を用いた場合は、接合面の欠陥の有無による減衰時間を容易に判別する事が可能となる。
該打音試験における複合体を打撃する打撃装置としては、ハンマーないしはインパクタなど市販の打撃装置を用いることができる。また、複合体を打撃することにより発生した音圧を集音する集音装置としては市販の騒音計ないしはマイクロホンが使用でき、該騒音計の具体的例示としては、(商品名)騒音計NL−42、NL−52(リオン(株)製)、(商品名)騒音計LA−3560、LA-3260((株)小野測器製)、該マイクロホンの具体的例示としては、マイクロホンMI−1211、MI−1235((株)小野測器製)などが挙げられる。そして、打撃した際に集音する際の音圧レベルは、減衰時間を容易に判別することが可能になる事から最大音圧と最小音圧の差であるフルスケールが100±30デシベルであることが好ましく、100±15デシベルであることがより好ましい。音圧レベルは打撃装置と複合体との距離、複合体と集音装置との距離により調節する事が可能である。
該集音装置で得た音圧をフーリエ変換して得られた周波数分布から音圧が最大となる周波数の減衰時間を測定する解析装置としては市販の解析装置が使用でき、該解析装置の具体的例示としては、(商品名)ムーブレットMV−6000、MVA−600((株)コスモ計器製)、(商品名)エスフィールDS−3000、DS−3204((株)小野測器製)などが挙げられる。
本発明の金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体を構成するポリアリーレンスルフィド樹脂(A)としては、一般にポリアリーレンスルフィド樹脂と称される範疇に属するものであればよく、該ポリアリーレンスルフィド樹脂としては、例えばp−フェニレンスルフィド単位、m−フェニレンスルフィド単位、o−フェニレンスルフィド単位、フェニレンスルフィドスルフォン単位、フェニレンスルフィドケトン単位、フェニレンスルフィドエーテル単位、ビフェニレンスルフィド単位からなる単独重合体又は共重合体を挙げることができ、該ポリアリーレンスルフィド樹脂の具体的例示としては、ポリ(p−フェニレンスルフィド)、ポリフェニレンスルフィドスルフォン、ポリフェニレンスルフィドケトン、ポリフェニレンスルフィドエーテル等が挙げられ、その中でも、特に耐熱性、強度特性に優れるポリアリーレンスルフィド樹脂組成物となることから、ポリ(p−フェニレンスルフィド)であることが好ましい。
さらに、該ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)は、直径1mm、長さ2mmのダイスを装着した高化式フローテスターにて、測定温度315℃、荷重10kgの条件下で測定した溶融粘度において、機械的強度と薄肉流動性に優れるポリアリーレンスルフィド樹脂組成物が得られることから50〜2000ポイズのポリアリーレンスルフィド樹脂であることが好ましい。
該ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)の製造方法としては、ポリアリーレンスルフィド樹脂の製造方法として知られている方法により製造することが可能であり、例えば極性溶媒中で硫化アルカリ金属塩、ポリハロ芳香族化合物を重合することにより得る事が可能である。その際の極性有機溶媒としては、例えばN−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等を挙げる事ができ、硫化アルカリ金属塩としては、例えば硫化ナトリウム、硫化ルビジウム、硫化リチウムの無水物又は水和物を挙げる事ができる。また、硫化アルカリ金属塩としては、水硫化アルカリ金属塩とアルカリ金属水酸化物を反応させたものであってもよい。ポリハロ芳香族化合物としては、例えばp−ジクロロベンゼン、p−ジブロモベンゼン、p−ジヨードベンゼン、m−ジクロロベンゼン、m−ジブロモベンゼン、m−ジヨードベンゼン、4,4’−ジクロロジフェニルスルホン、4,4’−ジクロロベンゾフェノン、4,4’−ジクロロジフェニルエーテル、4,4’−ジクロロジビフェニル等を挙げる事ができる。
また、ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)としては、直鎖状のもの、重合時にトリハロゲン以上のポリハロゲン化合物を少量添加して若干の架橋又は分岐構造を導入したもの、ポリアリーレンスルフィド樹脂の分子鎖の一部及び/又は末端を例えばカルボキシル基、カルボキシ金属塩、アルキル基、アルコキシ基、アミノ基、ニトロ基等の官能基により変性したもの、窒素などの非酸化性の不活性ガス中で加熱処理を施したものなどが挙げられ、さらにこれらポリアリーレンスルフィド樹脂の混合物であってもかまわない。また、該ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)は、酸洗浄、熱水洗浄あるいはアセトン、メチルアルコールなどの有機溶媒による洗浄処理を行うことによってナトリウム原子、ポリアリーレンスルフィド樹脂のオリゴマー、食塩、4−(N−メチル−クロロフェニルアミノ)ブタノエートのナトリウム塩などの不純物を低減させたものであってもよい。
本発明の金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体を構成するポリアリーレンスルフィド樹脂(A)は特に接合面の欠陥が少なく、耐衝撃性に優れた金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体となることから、さらに、変性エチレン系共重合体(B)を配合してなるものが好ましい。該変性エチレン系共重合体は、エチレン−α、β−不飽和カルボン酸アルキルエステル−無水マレイン酸共重合体,エチレン−α、β−不飽和カルボン酸グリシジルエステル共重合体,エチレン−α、β−不飽和カルボン酸グリシジルエステル−酢酸ビニル共重合体,エチレン−α、β−不飽和カルボン酸グリシジルエステル−α、β−不飽和カルボン酸アルキルエステル共重合体及び無水マレイン酸グラフト変性エチレン−α−オレフィン共重合体からなる群より選択される少なくとも1種以上の変性エチレン系共重合体であることが好ましい。該変性エチレン系共重合体(B)の配合量としては、ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)100重量部に対して、1〜40重量部であることが好ましい。
本発明の金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体を構成するポリアリーレンスルフィド樹脂(A)は特に強度、耐衝撃性に優れた金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体となることから、ガラス繊維(C)を配合してなるものが好ましい。該ガラス繊維(C)としては、一般にガラス繊維と称すものであれば如何なるものを用いてもよい。該ガラス繊維の具体的例示としては、平均繊維径が6〜14μmのチョップドストランド、繊維断面のアスペクト比が2〜4の扁平ガラス繊維からなるチョップドストランド、ミルドファイバー、ロービング等のガラス繊維;シラン繊維;アルミノ珪酸塩ガラス繊維;中空ガラス繊維;ノンホーローガラス繊維等が挙げられ、その中でもとりわけ接合面の欠陥が少なく、耐衝撃性に優れる金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体となることから、平均繊維径が6〜14μmのチョップドストランド、ないしは、繊維断面のアスペクト比が2〜4である扁平ガラス繊維からなるチョップドストランドであることが好ましい。これらのガラス繊維(C)は2種以上を併用することも可能であり、必要によりエポキシ系化合物、イソシアネート系化合物、シラン系化合物、チタネート系化合物等の官能性化合物又はポリマーで、予め表面処理したものを用いてもよい。該ガラス繊維(C)の配合量としては、とりわけ接合面の欠陥が少なく耐衝撃性に優れた金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体となることから、ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)100重量部に対して、5〜120重量部であることが好ましい。
本発明の金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体を構成するポリアリーレンスルフィド樹脂(A)は、本発明の効果を損なわない範囲で、炭酸カルシウム、炭酸リチウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、マイカ、シリカ、タルク、クレイ、硫酸カルシウム、カオリン、ワラステナイト、ゼオライト、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化スズ、珪酸マグネシウム、珪酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウム、ハイドロタルサイト、ガラスパウダー、ガラスバルーン、ガラスフレークが添加されたものであっても構わない。
また、該ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)は、本発明の効果を損なわない範囲で、従来公知のタルク、カオリン、シリカなどの結晶核剤;ポリアルキレンオキサイドオリゴマー系化合物、チオエーテル系化合物、エステル系化合物、有機リン化合物などの可塑剤;酸化防止剤;熱安定剤;滑剤;紫外線防止剤;発泡剤などの通常の添加剤を1種以上添加するものであってもよい。
さらに、本発明の金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体を構成するポリアリーレンスルフィド樹脂(A)は、本発明の目的を逸脱しない範囲で、各種熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、例えば、エポキシ樹脂、シアン酸エステル樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド、シリコーン樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリフェニレンオキサイド、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアミドイミド、ポリアミド系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアルキレンオキサイド等の1種以上を混合して使用してなるものであってもよい。
本発明の金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体は、ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物部材と金属部材とを射出成形により直接一体化したものであり、該金属部材としては、特に音圧の減衰時間の長いものとなることから、物理的処理及び/又は化学処理を施した表面を有する金属部材であることが好ましい。
そして、該金属部材としては、金属部材の範疇に属するものであればいかなる材質よりなる部材でもよく、その中でもポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体とした際に各種用途への適応が可能となることから、アルミニウム製部材、アルミニウム合金製部材、銅製部材、銅合金製部材、マグネシウム製部材、マグネシウム合金製部材、鉄製部材、チタン製部材、チタン合金製部材、ステンレス製部材である金属部材が好ましく、とりわけ軽量化に優れる、アルミニウム製部材、アルミニウム合金製部材、マグネシウム製部材、マグネシウム合金製部材、チタン製部材、チタン合金製部材である金属部材が好ましく、より好ましくはアルミニウム製部材、アルミニウム合金製部材である。また、該金属部材は、板に代表される展伸材であっても、ダイカストに代表される鋳造材であっても、鍛造材からなる金属部材であってもかまわない。
該金属部材は、表面を物理的処理及び/又は化学処理した金属部材とすることが好ましく、該物理的処理及び/又は化学処理を施すことにより、ポリアリーレンスルフィド樹脂部材と直接一体化した際に、より音圧の減衰時間の長い金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体が得られるものとなる。そして、金属部材の表面を物理的処理及び/又は化学処理する方法としては如何なる方法を用いて物理的処理及び/又は化学処理を施すことも可能であり、物理的処理としては、例えば表面に微小固体粒子を接触又は衝突させる方法、また高エネルギー電磁線を照射する方法等を挙げることができ、より具体的にはサンドブラスト処理、液体ホーニング処理、レーザ加工処理等を挙げることができる。更に、サンドブラスト処理、液体ホーニング処理の際の研磨剤としては、例えばサンド、スチールグリッド、スチールショット、カットワイヤー、アルミナ、炭化ケイ素、金属スラグ、ガラスビーズ、プラスチックビーズ等を挙げることができる。また、レーザ加工処理としては、WO2007/072603号公報、特開平2015−142960号公報に提案の方法等をも挙げることができる。
また、化学処理としては、例えば陽極酸化処理法、酸又はアルカリの水溶液で化学処理する方法、等を挙げることができる。そして、陽極酸化処理としては、例えば金属部材を陽極として電解液中で電化反応を行いその表面に酸化被膜を形成する方法であってもよく、メッキ等の分野において陽極酸化法として一般的に知られている方法を用いることができる。より具体的には、例えば1)一定の直流電圧をかけて電解を行う直流電解法、2)直流成分に交流成分を重畳した電圧をかけることにより電解を行うバイポーラ電解法、等を挙げることができる。陽極酸化法の具体的例示としては、WO2004/055248号公報等に提案の方法等を挙げることができる。また、酸又はアルカリの水溶液で化学処理する方法としては、例えば金属部材を酸又はアルカリの水溶液に浸せきし金属部材表面を化学処理する方法であってもよく、その際の酸又はアルカリの水溶液としては、例えばリン酸等のリン酸系化合物;クロム酸等のクロム酸系化合物;フッ化水素酸等のフッ化水素酸系化合物;硝酸等の硝酸系化合物;塩酸等の塩酸系化合物;硫酸等の硫酸系化合物;水酸化ナトリウム、アンモニア水溶液などのアルカリ水溶液;トリアジンチオール水溶液、トリアジンチオール誘導体水溶液により化学処理する方法等を挙げることができ、より具体的例示としては、特開平10−096088号公報、特開平10−056263号公報、特開平04−032585号公報、特開平04−032583号公報、特開平02−298284号公報、WO2009/151099号公報、WO2011/104944号公報等に提案の方法、等を挙げることができる。
該物理的処理及び/又は化学処理は、単独で処理しても両者を併用して処理しても良く、例えば、表面に物理的処理を施した後に化学処理を施した金属部材を用いて金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体としたものであっても良い。
該金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体の製造方法としては、金属部材とポリアリーレンスルフィド樹脂部材とを射出成形により直接一体化することが可能であれば如何なる方法をも用いることができ、その中でも特に効率よく複合体を製造することが可能となることから射出インサート成形法により一体化することが好ましい。そして、該射出インサート成形法としては、例えば金型内に金属部材を装着し、該金属部材に溶融ポリアリーレンスルフィド樹脂を充填し、ポリアリーレンスルフィド樹脂部材とし、該金属部材とポリアリーレンスルフィド樹脂部材とが直接一体化された複合体とする方法を挙げることができる。この際のポリアリーレンスルフィド樹脂の溶融温度としては280〜340℃を挙げることができ、インサート成形を行う際の成形機としては、とりわけ生産性に優れることから射出成形機を用いて射出インサート成形を行うことが好ましい。またとりわけ、音圧の減衰時間の長い金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体となることから、インサート成形を行う際の金型温度としては130℃以上が好ましく、保圧は1MPa以上であることが好ましい。
そして、本発明の金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体の製造方法としては、上記した(1)射出成形金型内の金属部材に対し、溶融ポリアリーレンスルフィド樹脂を射出成形により直接一体化し、金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体とする工程に、少なくとも、音圧の減衰時間を測定する工程である(2)金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体の接合面に対して、打音試験装置から打撃し、打撃した際に得られた音圧の周波数分布波形において、音圧が最大となる周波数における音圧の減衰時間を測定する工程、減衰時間の短い複合体の排除する工程である(3)音圧の減衰時間が2ミリ秒未満の金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体を製造工程より選別して排除する工程、を経ることにより、接合強度に優れる金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体のみを破壊による検査を経ることなく安定的に提供することが可能となる。
本発明の金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体は、接合強度が高く、その接合の信頼性に優れ、さらに耐衝撃性、軽量性及び量産性に優れる特性を併せ持つものであり、特にこれら特性、信頼性を必要とする自動車や航空機などの輸送機器の部品用途に好適に用いられる。
本発明の金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体は、接合面の接合強度、さらには、耐衝撃性、軽量性及び量産性に優れ、特に自動車や航空機などの輸送機器の部品用途に有用な信頼性の高い金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体を安定的に製造するものであり、その産業的価値は極めて高いものである。
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらによりなんら制限されるものではない。
実施例及び比較例において用いた、ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)、変性エチレン系共重合体(B)、ガラス繊維(C)を以下に示す。
<ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)>
ポリ(p−フェニレンスルフィド)(以下、PPS(A−1)と記す。):溶融粘度190ポイズ。
ポリ(p−フェニレンスルフィド)(以下、PPS(A−2)と記す。):溶融粘度400ポイズ。
ポリ(p−フェニレンスルフィド)(以下、PPS(A−3)と記す。):溶融粘度80ポイズ。
<変性エチレン系共重合体(B)>
エチレン−α、β−不飽和カルボン酸アルキルエステル−無水マレイン酸共重合体(B−1)(以下、変性エチレン系共重合体(B−1)と記す。):アルケマ(株)製、(商品名)ボンダインAX8390。
エチレン−α、β−不飽和カルボン酸グリシジルエステル−α、β−不飽和カルボン酸アルキルエステル共重合体(B−2)(以下、変性エチレン系共重合体(B−2)と記す。):住友化学(株)製、(商品名)ボンドファースト7M。
エチレン−α、β−不飽和カルボン酸−グリシジルエステル共重合体(B−3)(以下、変性エチレン系共重合体(B−3)と記す。):住友化学(株)製、(商品名)ボンドファーストE。
<ガラス繊維(C)>
ガラス繊維(C−1);オーウェンス コーニング ジャパン(株)製、(商品名)RES03−TP91;繊維径10μm、繊維長3mm
ガラス繊維(C−2);日東紡株式会社製チョップドストランド、(商品名)CSG−3PA 830、繊維断面のアスペクト比4。
<合成例1(PPS(A−1)の合成)>
攪拌機を装備する15リットルオートクレーブに、フレーク状硫化ソーダ(NaS・2.9HO)1814g、30%苛性ソーダ溶液(30%NaOHaq)48g及びN−メチル−2−ピロリドン3679gを仕込み、窒素気流下攪拌しながら徐々に200℃まで昇温して、380gの水を留去した。190℃まで冷却した後、p−ジクロロベンゼン2107g、N−メチル−2−ピロリドン985gを添加し、窒素気流下に系を封入した。この系を2時間かけて225℃に昇温し、225℃にて1時間重合させた後、25分かけて250℃に昇温し、さらに250℃にて3時間重合を行った。重合後、減圧下で重合スラリーからN−メチル−2−ピロリドンを蒸留操作で回収した。最終到達温度は170℃で圧力は4.7kPaであった。得られたケーキに80℃の温水を加えスラリー濃度20%として洗浄し、再度、同様に温水を加え175℃まで昇温してポリ(p−フェニレンスルフィド)の洗浄を合計2回行った。得られたポリフェニレンスルフィドを105℃で一昼夜乾燥した。次いで、乾燥したポリフェニレンスルフィドをバッチ式ロータリーキルン型焼成装置に充填し、窒素雰囲気下で240℃まで昇温し、1時間の保持による硬化処理を行うことによって、溶融粘度が190ポイズのPPS(A−1)を得た。
<合成例2(PPS(A−2)の合成)>
攪拌機を装備する15リットルオートクレーブに、フレーク状硫化ソーダ(NaS・2.9HO)1814g、粒状の苛性ソーダ(100%NaOH:和光純薬特級)8.7g及びN−メチル−2−ピロリドン3232gを仕込み、窒素気流下攪拌しながら徐々に200℃まで昇温して、340gの水を留去した。190℃まで冷却した後、p−ジクロロベンゼン2107g、N−メチル−2−ピロリドン1783gを添加し、窒素気流下に系を封入した。この系を2時間かけて225℃に昇温し、225℃にて1時間重合させた後、25分かけて250℃に昇温し、250℃にて2時間重合を行った。次いで、この系に250℃で蒸留水509gを圧入し、255℃まで昇温してさらに1時間重合反応を行った。重合後、減圧下で重合スラリーからN−メチル−2−ピロリドンを蒸留操作で回収した。最終到達温度は170℃で圧力は4.7kPaであった。得られたケーキに80℃の温水を加えスラリー濃度20%として洗浄し、再度、同様に温水を加え175℃まで昇温してポリ(p−フェニレンスルフィド)の洗浄を合計2回行った。得られたポリ(p−フェニレンスルフィド)を105℃で一昼夜乾燥することによって、溶融粘度が400ポイズのPPS(A−2)を得た。
<合成例3(PPS(A−3)の合成)>
攪拌機を装備する15リットルオートクレーブに、フレーク状硫化ソーダ(NaS・2.9HO)1814g、粒状の苛性ソーダ(100%NaOH:和光純薬特級)8.7g及びN−メチル−2−ピロリドン3232gを仕込み、窒素気流下攪拌しながら徐々に200℃まで昇温して、339gの水を留去した。190℃まで冷却した後、p−ジクロロベンゼン2085g、N−メチル−2−ピロリドン1783gを添加し、窒素気流下に系を封入した。この系を2時間かけて225℃に昇温し、225℃にて1時間重合させた後、25分かけて250℃に昇温し、250℃にて2時間重合を行った。重合後、減圧下で重合スラリーからN−メチル−2−ピロリドンを蒸留操作で回収した。最終到達温度は170℃で圧力は4.7kPaであった。得られたケーキに80℃の温水を加えスラリー濃度20%として洗浄し、再度、同様に温水を加え175℃まで昇温してポリ(p−フェニレンスルフィド)を洗浄した。得られたポリ(p−フェニレンスルフィド)を105℃で一昼夜乾燥することによって、溶融粘度が80ポイズのPPS(A−3)を得た。
得られたポリアリーレンスルフィド樹脂、金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体の評価・測定方法を以下に示す。
〜ポリアリーレンスルフィド樹脂の溶融粘度測定〜
直径1mm、長さ2mmのダイスを装着した高化式フローテスター((株)島津製作所製、商品名CFT−500)にて、測定温度315℃、荷重10kgの条件下で溶融粘度の測定を行った。
〜金属接合強度の評価〜
金属部材とPPS樹脂組成物部材との複合体の接合強度は、ISO19095に従い、接合面積が50mmの引張せん断接合強度により評価した。
〜打音試験〜
金属部材とPPS樹脂組成物部材との複合体は、ISO19095に従い作製した接合面積が50mmの引張せん断試験片を用いて、打撃装置、集音装置、および、音圧の解析装置から構成される打音試験装置を用いて打音試験を実施した。接合複合体は、接合複合体とハンマーとが10mmの距離となり、かつ、打撃方向が金属部材側の接合面に対して垂直となるようにスポンジ上に配置し、さらには、打撃位置と騒音計(リオン製(商品名)NL−52)とが100mmの距離となるように設置し、打撃した際に該騒音計のフルスケールを110デシベルとした際に得られた音圧を、音圧解析装置(コスモ計器製(商品名)ムーブレットMV−6000)にてフーリエ変換し周波数分布を得、さらに音圧が最大となる周波数における該音圧の減衰時間を測定した。接合体1個につき、3回試験を繰り返し、該減衰時間の平均値を該試験片の減衰時間とした。
実施例1
アルミニウムダイカスト合金(ADC12)製試験片(40mm×18mm×1.5mm厚さ)をアセトンに浸漬することにより表面の洗浄を行った後、該試験片を、波長1.064μmのレーザを用いハッチング幅0.08mm、周波数5KHz、速度80mm/秒で直交方向に1000回走査するレーザ処理を行うことにより、アルミニウムダイカスト合金表面を物理的処理したアルミニウムダイカスト合金(ADC12)製試験片を得た。
合成例1で得られたPPS(A−1)100重量部に対し、エチレン系共重合体(B−1)12重量部を予め均一に混合し、シリンダー温度300℃に加熱した二軸押出機(東芝機械製、(商品名)TEM−35−102B)のホッパーに投入した。一方、ガラス繊維(C−1)をPPS(A−1)100重量部に対して30重量部となるように該二軸押出機のサイドフィーダーのホッパーから投入し、溶融混練してペレット化したポリ(p−フェニレンスルフィド)樹脂組成物を作製した。
得られた該アルミニウムダイカスト合金(ADC12)製試験片を、金型内にセットし、シリンダー温度300℃、金型温度150℃、保圧を60MPaに設定した射出成形機(住友重機械工業製、(商品名)SE75S)を用いてポリ(p−フェニレンスルフィド)樹脂組成物を射出成形し、ISO19095に従い、接合面積が50mmのせん断接合強度評価用試験片であるアルミニウムダイカスト合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体を作製した。そして、接合面の打音試験を行った。また打音試験を行った試験片を、ISO19095に従い接合強度を評価した。
得られたアルミニウムダイカスト合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体の音圧が最大となる周波数10kHzにおける減衰時間は6ミリ秒を示し、接合強度は42MPaであった。
実施例2
アルミニウム合金(A6063)製試験片(40mm×18mm×1.5mm厚さ)をエタノールに浸漬することにより表面の洗浄を行った後、該試験片を0.5mmのアルミナ粉、次いで0.1mmのアルミナ粉を用いたサンドブラスト処理にて粗化し、次いで該試験片を1重量%濃度の水酸化ナトリウム水溶液、さらに1重量%硫酸水溶液に浸漬し、最後に該試験片を95℃のエタノールアミン1重量%を含有する蒸留水混合液に5分間浸漬し、表面にベーマイト処理を施すことにより、アルミニウム合金表面を物理的処理後に化学処理したアルミニウム合金(A6063)製試験片を得た。
合成例3で得られたPPS(A−3)100重量部に対し、エチレン系共重合体(B−1)10重量部を予め均一に混合し、シリンダー温度300℃に加熱した二軸押出機(東芝機械製、(商品名)TEM−35−102B)のホッパーに投入した。一方、ガラス繊維(C−2)をPPS(A−3)100重量部に対して100重量部となるように該二軸押出機のサイドフィーダーのホッパーから投入し、溶融混練してペレット化したポリ(p−フェニレンスルフィド)樹脂組成物を作製した。
得られた該アルミニウム合金(A6063)製試験片を、金型内にセットし、シリンダー温度300℃、金型温度150℃、保圧を25MPaに設定した射出成形機(住友重機械工業製、(商品名)SE75S)を用いて射出成形し、ISO19095に従い、接合面積が50mmのせん断接合強度評価用試験片でアルミニウム合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体を作製した。そして、接合面の打音試験を行った。また打音試験を行った試験片を、ISO19095に従い接合強度を評価した。
得られたアルミニウム合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体の音圧が最大となる周波数10kHzにおける減衰時間は5ミリ秒を示し、接合強度は39MPaであった。
実施例3
アルミニウム合金(A5052)製試験片(40mm×18mm×1.5mm厚さ)をアセトンに浸漬することにより表面の洗浄を行った後、該試験片を#100のアルミナ、次いで#500のアルミナ、その後#1000のアルミナ、最後に#2000のアルミナにて液体ホーニング処理を行うことにより、アルミニウム合金表面を物理的処理したアルミニウム合金(A5052)製試験片を得た。
合成例2で得られたPPS(A−2)100重量部に対し、エチレン系共重合体(B−2)20重量部を予め均一に混合し、シリンダー温度300℃に加熱した二軸押出機(東芝機械製、(商品名)TEM−35−102B)のホッパーに投入した。一方、ガラス繊維(C−2)をPPS(A−2)100重量部に対して20重量部となるように該二軸押出機のサイドフィーダーのホッパーから投入し、溶融混練してペレット化したポリ(p−フェニレンスルフィド)樹脂組成物を作製した。
得られた該アルミニウム合金(A5052)製試験片を、金型内にセットし、シリンダー温度300℃、金型温度160℃、保圧を40MPaに設定した射出成形機(住友重機械工業製、(商品名)SE75S)を用いて射出成形し、ISO19095に従い、接合面積が50mmのせん断接合強度評価用試験片であるあるアルミニウム合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体を作製した。そして、接合面の打音試験を行った。また打音試験を行った試験片を、ISO19095に従い接合強度を評価した。
得られたアルミニウム合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体の音圧が最大となる周波数10kHzにおける減衰時間は4ミリ秒を示し、接合強度は34MPaであった。
実施例4
アルミニウム(A1100)製試験片(40mm×18mm×1.5mm厚さ)をアセトンに浸漬することにより表面の洗浄を行った後、該試験片を5重量%濃度の水酸化ナトリウム水溶液、次いで20重量%硝酸水溶液に浸漬し、さらに30重量%燐酸水溶液中で電流密度1A/dmで20分間陽極酸化処理することにより、アルミニウム表面を化学処理したアルミニウム(A1100)製試験片を得た。
合成例1で得られたPPS(A−1)100重量部に対し、エチレン系共重合体(B−3)7重量部を予め均一に混合し、シリンダー温度300℃に加熱した二軸押出機(東芝機械製、(商品名)TEM−35−102B)のホッパーに投入した。一方、ガラス繊維(C−1)をPPS(A−1)100重量部に対して70重量部となるように該二軸押出機のサイドフィーダーのホッパーから投入し、溶融混練してペレット化したポリ(p−フェニレンスルフィド)樹脂組成物を作製した。
得られた該アルミニウム(A1100)製試験片を、金型内にセットし、シリンダー温度300℃、金型温度140℃、保圧を10MPaに設定した射出成形機(住友重機械工業製、(商品名)SE75S)を用いて射出成形し、ISO19095に従い、接合面積が50mmのせん断接合強度評価用試験片であるアルミニウム部材−PPS樹脂組成物部材複合体を作製した。そして、接合面の打音試験を行った。また打音試験を行った試験片を、ISO19095に従い接合強度を評価した。
得られたアルミニウム部材−PPS樹脂組成物部材複合体の音圧が最大となる周波数10kHzにおける減衰時間は4.2ミリ秒を示し、接合強度は32MPaであった。
実施例5
金型温度を135℃、保圧を5MPaとした以外は、実施例1と同様の方法により得たPPS樹脂組成物、アルミニウムダイカスト合金(ADC12)製試験片を用いて、実施例1と同様の方法によりアルミニウムダイカスト合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体を作製した。そして、評価した。
得られたアルミニウムダイカスト合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体は、音圧が最大となる周波数10kHzにおける減衰時間は4ミリ秒を示し、接合強度は31MPaであった。
実施例6
実施例1と同様の方法により得たPPS樹脂組成物、アルミニウムダイカスト合金(ADC12)製試験片を用い、該アルミニウムダイカスト合金(ADC12)製試験片を、金型内にセットし、シリンダー温度300℃、金型温度140℃、保圧を50MPaに設定した射出成形機(住友重機械工業製、(商品名)SE75S)を用いて射出成形し、ISO19095に従い、接合面積が50mmのせん断接合強度評価用試験片であるアルミニウムダイカスト合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体を作製した。そして、射出成形工程で得た該試験片をサーボロボット(ユーシン精機製、(商品名)YC)により取出し、ベルトコンベアにて、次工程の打音試験装置による測定工程へ搬送した。
該複合体を多軸ロボット(ファナック製)により、接合複合体とハンマーとが10mmの距離となり打撃方向がアルミニウムダイカスト合金部材側の接合面に対して垂直となるようにスポンジ上に設置し、かつ、打撃位置と騒音計(リオン製(商品名)NL−52)とが100mmの距離となるように設置した。次に、打撃した際に該騒音計のフルスケールを110デシベルとした際に該騒音計で得られた音圧を、音圧解析装置(コスモ計器製(商品名)ムーブレットMV−6000)にてフーリエ変換し周波数分布を得、さらに音圧が最大となる周波数における該音圧の減衰時間を計3回測定し、該減衰時間の平均値を算出したところ、該試験片の減衰時間は4ミリ秒以上を示した。
さらに、該アルミニウムダイカスト合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体を、予め減衰時間によって部品保管箱(減衰時間2ミリ秒以上)または排除箱(減衰時間2ミリ秒未満)へ搬送するように設定した多軸ロボット(ファナック製)により取出し、次いで、減衰時間2ミリ秒以上の複合体を保管する部品保管箱に該複合体を移送した。部品保管箱内の全てのアルミニウムダイカスト合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体をISO19095に従い接合強度を評価したところ、接合強度は全て39MPa以上を示した。
Figure 2018164988
比較例1〜3
金型温度、保圧を表2に示す条件とした以外は、実施例1と同様の方法により得たPPS樹脂組成物、アルミニウムダイカスト合金(ADC12)製試験片を用いて、実施例1と同様の方法により複合体を製造し、評価を行った。
得られた複合体は、減衰時間が短く、金属との接合強度に劣るものであった。
比較例4
実施例1と同様の方法により得たアルミニウムダイカスト合金(ADC12)製試験片、PPS樹脂組成物を用い、該アルミニウムダイカスト合金(ADC12)製試験片を、金型内にセットし、シリンダー温度300℃、金型温度110℃、保圧を10MPaに設定した射出成形機(住友重機械工業製、(商品名)SE75S)を用いて射出成形し、ISO19095に従い、接合面積が50mmのせん断接合強度評価用試験片であるアルミニウムダイカスト合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体を作製した。そして、射出成形工程で得た該アルミニウムダイカスト合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体をサーボロボット(ユーシン精機製、(商品名)YC)により取出し、ベルトコンベアにて、次工程の打音試験装置による測定工程へ搬送した。
該アルミニウムダイカスト合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体を多軸ロボット(ファナック製)により、接合複合体とハンマーとが10mmの距離となり打撃方向がアルミニウムダイカスト合金部材側の接合面に対して垂直となるようにスポンジ上に設置し、かつ、打撃位置と騒音計(リオン製(商品名)NL−52)とが100mmの距離となるように設置した。次に、打撃した際に該騒音計のフルスケールを110デシベルとした際に該騒音計で得られた音圧を、音圧解析装置(コスモ計器製(商品名)ムーブレットMV−6000)にてフーリエ変換し周波数分布を得、さらに音圧が最大となる周波数における該音圧の減衰時間を計3回測定し、該減衰時間の平均値を算出したところ、該試験片の減衰時間は2ミリ秒未満を示した。
該複合体を、予め減衰時間によって部品保管箱(減衰時間2ミリ秒以上)または排除箱(減衰時間2ミリ秒未満)へ搬送するように設定した多軸ロボット(ファナック製)により取出し、次いで、減衰時間2ミリ秒未満の複合体を保管する排除箱に該アルミニウムダイカスト合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体を移送し、該アルミニウムダイカスト合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体を排除した。該アルミニウムダイカスト合金部材−PPS樹脂組成物部材複合体の全てをISO19095に従い接合強度を評価したところ、全ての接合強度は22MPa以下を示した。
Figure 2018164988
本発明の複合体は、接合面に空隙等の欠陥が無く、接合の信頼性に優れ、さらに耐衝撃性、軽量性及び量産性に優れる金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体を提供するものであり、特に自動車や航空機などの輸送機器の複合体に有用なものである。

Claims (5)

  1. 金属部材とポリアリーレンスルフィド樹脂部材とを射出成形により直接一体化してなる金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体であって、金属部材とポリアリーレンスルフィド樹脂部材の接合面を打撃した際に得られた音圧の周波数分布波形において、音圧が最大となる周波数における音圧の減衰時間が2ミリ秒以上であることを特徴とする金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体。
  2. 金属部材が、物理的処理及び/又は化学処理を施した表面を有する金属部材であることを特徴とする請求項1に記載の金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体。
  3. ポリアリーレンスルフィド樹脂(A)100重量部に対し、さらに、エチレン−α、β−不飽和カルボン酸アルキルエステル−無水マレイン酸共重合体,エチレン−α、β−不飽和カルボン酸グリシジルエステル共重合体,エチレン−α、β−不飽和カルボン酸グリシジルエステル−酢酸ビニル共重合体,エチレン−α、β−不飽和カルボン酸グリシジルエステル−α、β−不飽和カルボン酸アルキルエステル共重合体及び無水マレイン酸グラフト変性エチレン−α−オレフィン共重合体からなる群より選択される少なくとも1種以上の変性エチレン系共重合体(B)1〜40重量部、ガラス繊維(C)5〜120重量部を含んでなることを特徴とする請求項1又は2に記載の金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体。
  4. 少なくとも下記(1)〜(3)の工程を経ることを特徴とする金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体の製造方法。
    (1)射出成形金型内の金属部材に対し、溶融ポリアリーレンスルフィド樹脂を射出成形により直接一体化し、金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体とする工程。(2)金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体の接合面に対して、打音試験装置から打撃し、打撃した際に得られた音圧の周波数分布波形において、音圧が最大となる周波数における音圧の減衰時間を測定する工程。
    (3)音圧の減衰時間を基準値として金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体を選別し、基準値未満の金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体を製造工程より排除する工程。
  5. (3)工程の減衰時間の基準値が2ミリ秒であることを特徴とする請求項4に記載の金属部材−ポリアリーレンスルフィド樹脂部材複合体の製造方法。
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