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JP2018162540A - シート製造装置、及び、シート製造装置の制御方法 - Google Patents

シート製造装置、及び、シート製造装置の制御方法 Download PDF

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JP2018162540A
JP2018162540A JP2017060606A JP2017060606A JP2018162540A JP 2018162540 A JP2018162540 A JP 2018162540A JP 2017060606 A JP2017060606 A JP 2017060606A JP 2017060606 A JP2017060606 A JP 2017060606A JP 2018162540 A JP2018162540 A JP 2018162540A
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依田 兼雄
Kaneo Yoda
兼雄 依田
永井 芳之
Yoshiyuki Nagai
芳之 永井
裕生 小口
Hiroo Oguchi
裕生 小口
恵生 藤田
Yoshio Fujita
恵生 藤田
新井 聖
Sei Arai
聖 新井
市川 和弘
Kazuhiro Ichikawa
和弘 市川
照哲 小口
Teruaki Oguchi
照哲 小口
谷口 誠一
Seiichi Taniguchi
誠一 谷口
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Abstract

【課題】シートを製造するシート製造装置において、シートの原料や材料に対する処理が不適切になった場合に速やかに対処できるようにする。【解決手段】繊維を含む原料MAを供給する供給部10と、原料MAを解繊する解繊部20と、解繊部20により解繊された解繊物と、結合材との混合物を加熱する加熱部84と、加熱部84の異常を判定する判定部と、を有し、判定部により加熱部84に異常がないと判定された場合に供給部10による原料MAの供給を開始しシートSの製造を開始する、シート製造装置100。【選択図】図1

Description

本発明は、シート製造装置、及び、シート製造装置の制御方法に関する。
従来、シート製造装置において、材料を加熱する加熱部を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載のシート製造装置は、繊維と樹脂とを含む材料を加熱して、シートを形成する。
特開2016−130009号公報
特許文献1に記載されたように、シート製造装置は複数の工程を有する。このため、シート製造装置から出力されるシートの品質が不十分な場合、シートの製造を停止させて改善が試みられるが、各工程に存在する原料や材料が無駄になる可能性があった。従って、シート製造装置の処理が不適切である場合に、速やかに対処することが望まれていた。
本発明は、シートを製造するシート製造装置において、シートの原料や材料に対する処理が不適切になった場合に速やかに対処できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、繊維を含む原料を供給する供給部と、前記原料を解繊する解繊部と、前記解繊部により解繊された解繊物と、結合材との混合物を加熱する加熱部と、前記加熱部の異常を判定する判定部と、を有するシート製造装置において、前記判定部により前記加熱部に異常がないと判定された場合に前記供給部による前記原料の供給を開始しシートの製造を開始する。
本発明によれば、加熱部に異常がないと判定された場合に原料を供給するので、不適切な条件で加熱されたシートが出力されることを防止できる。従って、加熱部の異常が発生した場合に、この異常を速やかに検知でき、不適切な条件によるシートの製造を抑制することができる。このため、原料や材料の無駄を回避できる。
また、上記構成において、前記供給部が供給する前記原料、前記解繊部により解繊された解繊物、及び前記混合物のうち少なくともいずれかを搬送する搬送部と、前記搬送部による搬送を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記判定部により前記加熱部に異常がないと判定された後に、前記搬送部による搬送を開始させる構成であってもよい。
この構成によれば、加熱部に異常がないと判定された後に搬送を開始してシートの製造を行うので、加熱部の異常が発生した場合に、原料や材料の無駄を防止できる。
また、上記構成において、前記加熱部の温度を検出する温度検出部を備え、前記判定部は、前記加熱部の加熱を開始した後に前記温度検出部により検出された温度に基づき、前記加熱部の昇温の温度勾配を求め、前記温度勾配に基づき前記加熱部の異常を判定する構成であってもよい。
この構成によれば、加熱部を昇温する間の温度勾配に基づき、加熱部の異常を適切に判定できる。
また、上記構成において、前記制御部は、前記加熱部の加熱を開始した後に前記温度検出部により検出された温度に基づいて求められる前記加熱部の昇温の温度勾配から、前記搬送部による搬送を開始させるタイミングを制御する構成であってもよい。
この構成によれば、加熱部の温度の上昇に合わせて搬送を開始することができるので、加熱部の昇温が完了してから搬送を開始する場合に比べ、待ち時間を短縮できる。
また、上記構成において、前記判定部は、前記加熱部の加熱を開始した後、予め設定された時間内に前記温度検出部が複数回の検出を行ったときに検出される温度に基づき、前記加熱部の昇温の温度勾配を求める構成であってもよい。
この構成によれば、温度勾配を求める場合のノイズの影響等を抑制することができ、より高精度で加熱部の異常を検出できる。
また、上記構成において、前記加熱部は、通電により発熱する発熱体を有し、前記発熱体の電気抵抗を検出する抵抗検出部を備え、前記判定部は、前記抵抗検出部により検出される電気抵抗に基づき前記加熱部の異常を判定する構成であってもよい。
この構成によれば、発熱体の異常を速やかに検出することができる。
また、上記構成において、前記供給部が供給する原料を粗砕する粗砕部を備え、前記解繊部は前記粗砕部により粗砕された前記原料を解繊する構成であってもよい。
この構成によれば、粗砕された原料を解繊して加熱する構成において、加熱部に異常がないと判定された後に搬送を開始してシートの製造を行うので、加熱部の異常発生時における原料の無駄を防止できる。
また、上記構成において、前記供給部は予め粗砕された前記原料を前記解繊部に供給する構成であってもよい。
この構成によれば、粗砕された原料を解繊して加熱する構成において、加熱部に異常がないと判定された後に搬送を開始してシートの製造を行うので、加熱部の異常発生時における原料の無駄を防止できる。
また、上記課題を解決するため、本発明は、繊維を含む原料を供給する供給部と、前記原料を解繊する解繊部と、前記解繊部により解繊された解繊物と、結合材との混合物を加熱する加熱部と、前記加熱部の異常を判定する判定部と、を有するシート製造装置の制御方法であって、前記判定部により前記加熱部に異常がないと判定された場合に前記供給部による前記原料の供給を開始しシートの製造を開始する。
本発明によれば、加熱部に異常が無いと判定された場合に原料を供給するので、不適切な条件で加熱されたシートが出力されることを防止できる。従って、加熱部の異常が発生した場合に、この異常を速やかに検知でき、不適切な条件によるシートの製造を抑制することができる。このため、原料や材料の無駄を回避できる。
実施形態に係るシート製造装置の構成を示す模式図。 第1位置における加熱部の構成を示す模式図。 第2位置における加熱部の構成を示す模式図。 変位機構の一例を示す模式図。 変位機構の一例を示す模式図。 添加物供給部の構成を示す模式図。 シート製造装置の制御系の構成を示すブロック図。 制御部及び記憶部の機能的構成を示すブロック図。 シート製造装置の動作を示すフローチャート。 表示画面の例を示す図。 シート製造装置の動作を示すフローチャート。 シート製造装置の動作例を示すタイミングチャート。 シート製造装置の動作を示すフローチャート。 シート製造装置の動作を示すフローチャート。 シート製造装置の動作例を示す図。 シート製造装置の動作例を示す図。 シート製造装置の動作例を示すタイミングチャート。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.全体構成
図1は本発明を適用した実施形態に係るシート製造装置100の構成を示す模式図である。
本実施形態に記載のシート製造装置100は、例えば、機密紙などの使用済みの古紙である原料MAを乾式で解繊して繊維化した後、加圧、加熱、切断することによって、新しい紙を製造するのに好適な装置である。原料MAが繊維化されたものに、さまざまな添加物を混合することによって、用途に合わせて、紙製品の結合強度や白色度を向上したり、色、香り、難燃などの機能を付加したりしてもよい。また、紙の密度や厚さ、形状をコントロールして成形することで、A4やA3等の定型サイズのオフィス用紙、名刺用紙など、用途に合わせて、さまざまな厚さ・サイズの紙を製造することができる。
シート製造装置100は、製造部102、及び、制御装置110を備える。102は、シートを製造する。製造部102は、供給部10、粗砕部12、解繊部20、選別部40、第1ウェブ形成部45、回転体49、混合部50、堆積部60、第2ウェブ形成部70、搬送部79、シート形成部80、及び、切断部90を備える。
以下の説明において、原料とは、原料MAを指す。また、シートSの材料とは、製造部102の各部によって原料MAを処理して得られるものであって、シートSとなる前のもの、すなわち、シートSの製造に用いられるものを指す。具体的には、粗砕部12、解繊部20、選別部40、第1ウェブ形成部45、回転体49、混合部50、堆積部60、第2ウェブ形成部70、及び、加圧部82で処理された処理後のものを材料と呼ぶ。材料は、後述する粗砕物、解繊繊物、第1ウェブW1、混合物、第2ウェブW2等を含む。これらの材料がシート形成部80の加熱部84で加熱されたものをシートSと呼ぶ。
また、シート製造装置100は、原料MA及び材料を加湿する加湿部202、204、206、208、210、212を備える。加湿部202、204、206、208、210、212は、上記の材料、及び/または、材料が移動する空間を加湿する。加湿部202、204、206、208、210、212の具体的な構成は任意であり、スチーム式、気化式、温風気化式、超音波式等が挙げられる。
本実施形態では、加湿部202、204、206、208を、気化式または温風気化式の加湿器で構成する。すなわち、加湿部202、204、206、208は、水を湿潤させるフィルター(図示略)を有し、フィルターに空気を通過させることにより、湿度を高めた加湿空気を供給する。また、加湿部202、204、206、208は、加湿空気の湿度を効果的に高めるヒーター(図示略)を備えてもよい。
また、本実施形態では、加湿部210及び加湿部212を、超音波式加湿器で構成する。すなわち、加湿部210、212は、水を霧化する振動部(図示略)を有し、振動部により発生するミストを供給する。
供給部10(原料供給部)は、粗砕部12に原料MAを供給する。シート製造装置100がシートを製造する原料MAは繊維を含むものであればよく、例えば、紙、パルプ、パルプシート、不織布を含む布、或いは織物等が挙げられる。本実施形態ではシート製造装置100が古紙を原料MAとする構成を例示する。古紙とは、少なくとも1回の印刷あるいは筆記等の使用がなされた紙であり、トナーやインクが付着していることが多い。
供給部10は、例えば、原料MAを収容する複数のスタッカー11(収容部)を備える。各々のスタッカー11には、原料MAである古紙が重ねて蓄積される。供給部10は、複数のスタッカー11のいずれかから古紙を粗砕部12に供給できる。供給部10は、複数のスタッカー11のいずれかを選択し、選択したスタッカー11から古紙を粗砕部12に送り出す自動投入装置を備え。供給部10が選択するスタッカー11は、制御装置110の制御により指定される。
粗砕部12は、供給部10から供給された原料MAを粗砕刃14によって裁断(粗砕)して、粗砕片にする。粗砕刃14は、大気中(空気中)等の気中で原料MAを裁断する。粗砕部12は、例えば、原料MAを挟んで裁断する一対の粗砕刃14と、粗砕刃14を回転させる駆動部とを備え、いわゆるシュレッダーと同様の構成とすることができる。粗砕片の形状や大きさは任意であり、解繊部20における解繊処理に適していればよい。例えば、粗砕部12は、原料MAを、1〜数cm四方またはそれ以下のサイズの紙片に裁断する。
粗砕部12は、粗砕刃14により裁断されて落下する粗砕片を受けるシュート(ホッパー)9を有する。シュート9は、例えば、粗砕片が流れる方向(進行する方向)において、徐々に幅が狭くなるテーパー形状を有する。そのため、シュート9は、多くの粗砕片を受けとめることができる。シュート9には、解繊部20に連通する管2が連結され、管2は粗砕刃14によって裁断された粗砕片を、解繊部20に搬送させるための搬送路を形成する。粗砕片はシュート9により集められ、管2を通って解繊部20に移送(搬送)される。
粗砕部12が有するシュート9、或いはシュート9の近傍には、加湿部202により加湿空気が供給される。これにより、粗砕刃14により裁断された粗砕物が、静電気によってシュート9や管2の内面に吸着する現象を抑制できる。また、粗砕刃14が裁断した粗砕物は、加湿された(高湿度の)空気とともに解繊部20に移送されるので、解繊部20の内部における解繊物の付着を抑制する効果も期待できる。また、加湿部202は、粗砕刃14に加湿空気を供給して、供給部10が供給する原料MAを除電する構成としてもよい。また、加湿部202とともにイオナイザーを用いて除電してもよい。
解繊部20は、粗砕部12で裁断された粗砕物を解繊する。より具体的には、解繊部20は、粗砕部12によって裁断された粗砕片を解繊処理し、解繊物を生成する。ここで、「解繊する」とは、複数の繊維が結着されてなる被解繊物を、繊維1本1本に解きほぐすことをいう。解繊部20は、被解繊物に付着した樹脂粒やインク、トナー、にじみ防止剤等の物質を、繊維から分離させる機能をも有する。
解繊部20を通過したものを「解繊物」という。「解繊物」には、解きほぐされた解繊物繊維の他に、繊維を解きほぐす際に繊維から分離した樹脂(複数の繊維同士を結着させるための樹脂)粒や、インク、トナーなどの色剤や、にじみ防止剤、紙力増強剤等の添加剤を含んでいる場合もある。解きほぐされた解繊物の形状は、ひも(string)状や平ひも(ribbon)状である。解きほぐされた解繊物は、他の解きほぐされた繊維と絡み合っていない状態(独立した状態)で存在してもよいし、他の解きほぐされた解繊物と絡み合って塊状となった状態(いわゆる「ダマ」を形成している状態)で存在してもよい。
解繊部20は、乾式で解繊を行う。ここで、液体中ではなく、大気中(空気中)等の気中において、解繊等の処理を行うことを乾式と称する。本実施形態では、解繊部20がインペラーミルを用いる構成とする。具体的には、解繊部20は、高速回転するローター(図示略)、及び、ローターの外周に位置するライナー(図示略)を備える。粗砕部12で裁断された粗砕片は、解繊部20のローターとライナーとの間に挟まれて解繊される。解繊部20は、ローターの回転により気流を発生させる。この気流により、解繊部20は、粗砕片を管2から吸引し、解繊物を排出口24へと搬送できる。解繊物は排出口24から管3に送り出され、管3を介して選別部40に移送される。
このように、解繊部20で生成される解繊物は、解繊部20が発生する気流により解繊部20から選別部40に搬送される。さらに、本実施形態では、シート製造装置100が気流発生装置である解繊部ブロアー26を備え、解繊部ブロアー26が発生する気流により解繊物が選別部40に搬送される。解繊部ブロアー26は管3に取り付けられ、解繊部20から解繊物とともに空気を吸引し、選別部40に送風する。
選別部40は、管3から解繊部20により解繊された解繊物が気流とともに流入する導入口42を有する。選別部40は、導入口42に導入する解繊物を、繊維の長さによって選別する。詳細には、選別部40は、解繊部20により解繊された解繊物のうち、予め定められたサイズ以下の解繊物を第1選別物とし、第1選別物より大きい解繊物を第2選別物として、選別する。第1選別物は繊維または粒子等を含み、第2選別物は、例えば、大きい繊維、未解繊片(十分に解繊されていない粗砕片)、解繊された繊維が凝集し、或いは絡まったダマ等を含む。
本実施形態で、選別部40は、ドラム部41(篩部)と、ドラム部41を収容するハウジング部(覆い部)43と、を有する。
ドラム部41は、モーターによって回転駆動される円筒の篩である。ドラム部41は、網(フィルター、スクリーン)を有し、篩(ふるい)として機能する。この網の目により、ドラム部41は、網の目開き(開口)の大きさより小さい第1選別物と、網の目開きより大きい第2選別物とを選別する。ドラム部41の網としては、例えば、金網、切れ目が入った金属板を引き伸ばしたエキスパンドメタル、金属板にプレス機等で穴を形成したパンチングメタルを用いることができる。
導入口42に導入された解繊物は気流とともにドラム部41の内部に送り込まれ、ドラム部41の回転によって第1選別物がドラム部41の網の目から下方に落下する。ドラム部41の網の目を通過できない第2選別物は、導入口42からドラム部41に流入する気流により流されて排出口44に導かれ、管8に送り出される。
管8は、ドラム部41の内部と管2とを連結する。管8を通って流される第2選別物は、粗砕部12により裁断された粗砕片とともに管2を流れ、解繊部20の導入口22に導かれる。これにより、第2選別物は解繊部20に戻されて、解繊処理される。
また、ドラム部41により選別される第1選別物は、ドラム部41の網の目を通って空気中に分散し、ドラム部41の下方に位置する第1ウェブ形成部45のメッシュベルト46に向けて降下する。
第1ウェブ形成部45(分離部)は、メッシュベルト46(分離ベルト)と、ローラー47と、吸引部(サクション機構)48と、を含む。メッシュベルト46は無端形状のベルトであって、3つのローラー47に懸架され、ローラー47の動きにより、図中矢印で示す方向に搬送される。メッシュベルト46の表面は所定サイズの開口が並ぶ網で構成される。選別部40から降下する第1選別物のうち、網の目を通過するサイズの微粒子はメッシュベルト46の下方に落下し、網の目を通過できないサイズの繊維がメッシュベルト46に堆積し、メッシュベルト46とともに矢印V1方向に搬送される。メッシュベルト46から落下する微粒子は、解繊物の中で比較的小さいものや密度の低いもの(樹脂粒や色剤や添加剤など)を含み、シート製造装置100がシートSの製造に使用しない除去物である。
メッシュベルト46は、シートSを製造する運転動作中には、速度V1で移動する。メッシュベルト46の搬送速度V1、及び、メッシュベルト46による搬送の開始及び停止は、制御装置110により制御される。
ここで、運転動作中とは、シート製造装置100がシートSを製造している間をいう。例えば、シート製造装置100が起動するときに実行される起動シーケンス、シート製造装置100が停止するときに実行される停止シーケンス、停止状態から起動する間を除く動作中をいう。
従って、解繊部20で解繊処理された解繊物は、選別部40で第1選別物と第2選別物とに選別され、第2選別物が解繊部20に戻される。また、第1選別物から、第1ウェブ形成部45によって除去物が除かれる。第1選別物から除去物を除いた残りは、シートSの製造に適した材料であり、この材料はメッシュベルト46に堆積して第1ウェブW1を形成する。
吸引部48は、メッシュベルト46の下方から空気を吸引する。吸引部48は、管23を介して集塵部27(集塵装置)に連結される。集塵部27は、微粒子を気流から分離する。集塵部27の下流には、捕集ブロアー28が設置され、捕集ブロアー28は、集塵部27から空気を吸引する集塵用吸引部として機能する。また、捕集ブロアー28が排出する空気は管29を経てシート製造装置100の外に排出される。
この構成では、捕集ブロアー28により、集塵部27を通じて吸引部48から空気が吸引される。吸引部48では、メッシュベルト46の網の目を通過する微粒子が、空気とともに吸引され、管23を通って集塵部27に送られる。集塵部27は、メッシュベルト46を通過した微粒子を気流から分離して蓄積する。
従って、メッシュベルト46の上には第1選別物から除去物を除去した繊維が堆積して第1ウェブW1が形成される。捕集ブロアー28が吸引を行うことで、メッシュベルト46上における第1ウェブW1の形成が促進され、かつ、除去物が速やかに除去される。
ドラム部41を含む空間には、加湿部204により加湿空気が供給される。この加湿空気によって、選別部40の内部で第1選別物を加湿する。これにより、静電力による第1選別物のメッシュベルト46への付着を弱め、第1選別物をメッシュベルト46から剥離し易くすることができる。さらに、静電力により第1選別物が回転体49やハウジング部43の内壁に付着することを抑制することができる。また、吸引部48によって除去物を効率よく吸引できる。
なお、シート製造装置100において、第1解繊物と第2解繊物とを選別し、分離する構成は、ドラム部41を備える選別部40に限定されない。例えば、解繊部20で解繊処理された解繊物を、分級機によって分級する構成を採用してもよい。分級機としては、例えば、サイクロン分級機、エルボージェット分級機、エディクラシファイヤーを用いることができる。これらの分級機を用いれば、第1選別物と第2選別物とを選別し、分離することが可能である。さらに、上記の分級機により、解繊物の中で比較的小さいものや密度の低いもの(樹脂粒や色剤や添加剤など)を含む除去物を、分離して除去する構成を実現できる。例えば、第1選別物に含まれる微粒子を、分級機によって、第1選別物から除去する構成としてもよい。この場合、第2選別物は、例えば解繊部20に戻され、除去物は集塵部27により集塵され、除去物を除く第1選別物が管54に送られる構成とすることができる。
メッシュベルト46の搬送経路において、選別部40の下流側には、加湿部210によって、ミストを含む空気が供給される。加湿部210が生成する水の微粒子であるミストは、第1ウェブW1に向けて降下し、第1ウェブW1に水分を供給する。これにより、第1ウェブW1が含む水分量が調整され、静電気によるメッシュベルト46への繊維の吸着等を抑制できる。
シート製造装置100は、メッシュベルト46に堆積した第1ウェブW1を分断する回転体49を備える。第1ウェブW1は、メッシュベルト46がローラー47により折り返す位置で、メッシュベルト46から剥離して、回転体49により分断される。
第1ウェブW1は繊維が堆積してウェブ形状となった柔らかい材料であり、回転体49は、第1ウェブW1の繊維をほぐして、混合部50で樹脂を混合しやすい状態に加工する。
回転体49の構成は任意であるが、本実施形態では、板状の羽根を有し回転する回転羽形状とすることができる。回転体49は、メッシュベルト46から剥離する第1ウェブW1と羽根とが接触する位置に配置される。回転体49の回転(例えば図中矢印Rで示す方向への回転)により、メッシュベルト46から剥離して搬送される第1ウェブW1に羽根が衝突して分断し、細分体Pを生成する。
なお、回転体49は、回転体49の羽根がメッシュベルト46に衝突しない位置に設置されることが好ましい。例えば、回転体49の羽根の先端とメッシュベルト46との間隔を、0.05mm以上0.5mm以下とすることができ、この場合、回転体49によって、メッシュベルト46に損傷を与えることなく第1ウェブW1を効率よく分断できる。
回転体49によって分断された細分体Pは、管7の内部を下降して、管7の内部を流れる気流によって混合部50へ移送(搬送)される。
また、回転体49を含む空間には、加湿部206により加湿空気が供給される。これにより、管7の内部や、回転体49の羽根に対し、静電気により繊維が吸着する現象を抑制できる。また、管7を通って、湿度の高い空気が混合部50に供給されるので、混合部50においても静電気による影響を抑制できる。
混合部50は、樹脂を含む添加物を供給する添加物供給部52、管7に連通し、細分体Pを含む気流が流れる管54、及び、混合ブロアー56を備える。細分体Pは、上述のように選別部40を通過した第1選別物から除去物を除去した繊維である。混合部50は、細分体Pを構成する繊維に、樹脂を含む添加物を混合する。添加物は、例えば、繊維を結合させる結合材として作用する。
混合部50では、混合ブロアー56によって気流を発生させ、管54中において、細分体Pと添加物とを混合させながら、搬送する。また、細分体Pは、管7及び管54の内部を流れる過程でほぐされて、より細かい繊維状となる。
添加物供給部52には、図6に示すように、添加物を蓄積する添加物カートリッジ501(カートリッジ)が着脱可能に取り付けられる。添加物供給部52は、添加物カートリッジ501内部の添加物を管54に供給する。添加物供給部52に装着された添加物カートリッジ501に添加物を補充する構成を備えてもよい。添加物供給部52の構成については図6を参照して後述する。
添加物カートリッジ501に収容され、添加物供給部52が供給する添加物は、複数の繊維を結着させるための樹脂を含む。添加物に含まれる樹脂は、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂であり、例えば、AS樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンエーテル、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、などである。これらの樹脂は、単独または適宜混合して用いてもよい。すなわち、添加物は、単一の物質を含んでもよいし、混合物であってもよく、それぞれ単一または複数の物質で構成される、複数種類の粒子を含んでもよい。また、添加物は、繊維状であってもよく、粉末状であってもよい。
添加物に含まれる樹脂は、加熱により溶融して複数の繊維同士を結着させる。従って、樹脂を繊維と混合させた状態で、樹脂が溶融する温度まで加熱されていない状態では、繊維同士は結着されない。
また、添加物供給部52が供給する添加物は、繊維を結着させる樹脂の他、製造されるシートの種類に応じて、繊維を着色するための着色剤や、繊維の凝集や樹脂の凝集を抑制するための凝集抑制剤、繊維等を燃えにくくするための難燃剤を含んでもよい。また、着色剤を含まない添加物は、無色、或いは無色と見なせる程度に薄い色であってもよいし、白色であってもよい。
混合ブロアー56が発生する気流により、管7を降下する細分体P、及び、添加物供給部52により供給される添加物は、管54の内部に吸引され、混合ブロアー56内部を通過する。混合ブロアー56が発生する気流、及び/または、混合ブロアー56が有する羽根等の回転部の作用により、細分体Pを構成した繊維と添加物とが混合され、この混合物(第1選別物と添加物との混合物)は管54を通って堆積部60に移送される。
なお、第1選別物と添加物とを混合させる機構は、特に限定されず、高速回転する羽根により攪拌するものであってもよいし、V型ミキサーのように容器の回転を利用するものであってもよく、これらの機構を混合ブロアー56の前または後に設置してもよい。
堆積部60は、解繊部20で解繊された解繊物を堆積させる。より具合的には、堆積部60は、混合部50を通過した混合物を導入口62から導入し、絡み合った解繊物(繊維)をほぐして、空気中で分散させながら降らせる。さらに、堆積部60は、添加物供給部52から供給される添加物の樹脂が繊維状である場合、絡み合った樹脂をほぐす。これにより、堆積部60は、第2ウェブ形成部70に、混合物を均一性よく堆積させることができる。
堆積部60は、ドラム部61と、ドラム部61を収容するハウジング部(覆い部)63と、を有する。ドラム部61は、モーターによって回転駆動される円筒の篩である。ドラム部61は、網(フィルター、スクリーン)を有し、篩(ふるい)として機能する。この網の目により、ドラム部61は、網の目開き(開口)のより小さい繊維や粒子を通過させ、ドラム部61から下降させる。ドラム部61の構成は、例えば、ドラム部41の構成と同じである。
なお、ドラム部61の「篩」は、特定の対象物を選別する機能を有していなくてもよい。すなわち、ドラム部61として用いられる「篩」とは、網を備えたもの、という意味であり、ドラム部61は、ドラム部61に導入された混合物の全てを降らしてもよい。
ドラム部61の下方には第2ウェブ形成部70が配置される。第2ウェブ形成部70は、堆積部60を通過した通過物を堆積して、第2ウェブW2を形成する。第2ウェブ形成部70は、例えば、メッシュベルト72と、ローラー74と、サクション機構76と、を有する。堆積部60、及び、第2ウェブ形成部70は、ウェブ形成部に相当する。また、ドラム部61は、篩部に相当し、第2ウェブ形成部70(特に、メッシュベルト72)は、堆積部に相当する。
メッシュベルト72は無端形状のベルトであって、複数のローラー74に懸架され、ローラー74の動きにより、図中矢印V2で示す方向に搬送される。メッシュベルト72は、例えば、金属製、樹脂製、布製、あるいは不織布等である。メッシュベルト72の表面は所定サイズの開口が並ぶ網で構成される。ドラム部61から降下する繊維や粒子のうち、網の目を通過するサイズの微粒子はメッシュベルト72の下方に落下し、網の目を通過できないサイズの繊維がメッシュベルト72に堆積し、メッシュベルト72とともに矢印方向に搬送される。メッシュベルト72は、シートSを製造する運転動作中には、一定の速度V2で移動する。運転動作については上述した通りである。
メッシュベルト72の移動速度V2は、第2ウェブW2を搬送する速度と見なすことができ、速度V2は、メッシュベルト72における第2ウェブW2の搬送速度ということができる。
メッシュベルト72の網の目は微細であり、ドラム部61から降下する繊維や粒子の大半を通過させないサイズとすることができる。
サクション機構76は、メッシュベルト72の下方(堆積部60側とは反対側)に設けられる。サクション機構76は、サクションブロアー77を備え、サクションブロアー77の吸引力によって、サクション機構76に下方に向く気流(堆積部60からメッシュベルト72に向く気流)を発生させることができる。
サクション機構76によって、堆積部60により空気中に分散された混合物をメッシュベルト72上に吸引する。これにより、メッシュベルト72上における第2ウェブW2の形成を促進し、堆積部60からの排出速度を大きくすることができる。さらに、サクション機構76によって、混合物の落下経路にダウンフローを形成することができ、落下中に解繊物や添加物が絡み合うことを防ぐことができる。
サクションブロアー77(堆積吸引部)は、サクション機構76から吸引した空気を、図示しない捕集フィルターを通じて、シート製造装置100の外に排出してもよい。或いは、サクションブロアー77が吸引した空気を集塵部27に送り込み、サクション機構76が吸引した空気に含まれる除去物を捕集してもよい。
ドラム部61を含む空間には、加湿部208により加湿空気が供給される。この加湿空気によって、堆積部60の内部を加湿することができ、静電力によるハウジング部63への繊維や粒子の付着を抑え、繊維や粒子をメッシュベルト72に速やかに降下させ、好ましい形状の第2ウェブW2を形成させることができる。
以上のように、堆積部60及び第2ウェブ形成部70(ウェブ形成工程)を経ることにより、空気を多く含み柔らかくふくらんだ状態の第2ウェブW2が形成される。メッシュベルト72に堆積された第2ウェブW2は、シート形成部80へと搬送される。
メッシュベルト72の搬送経路において、堆積部60の下流側には、加湿部212によって、ミストを含む空気が供給される。これにより、加湿部212が生成するミストが第2ウェブW2に供給され、第2ウェブW2が含む水分量が調整される。これにより、静電気によるメッシュベルト72への繊維の吸着等を抑制できる。
シート製造装置100には、メッシュベルト72上の第2ウェブW2を、シート形成部80に搬送する搬送部79が設けられる。搬送部79は、例えば、メッシュベルト79aと、ローラー79bと、サクション機構79cと、を有する。
サクション機構79cは、中間ブロアー318(図7)を備え、中間ブロアー318の吸引力によってメッシュベルト79aに上向きの気流を発生させる。この気流は第2ウェブW2を吸引し、第2ウェブW2は、メッシュベルト72から離れてメッシュベルト79aに吸着される。メッシュベルト79aは、ローラー79bの自転により移動し、第2ウェブW2をシート形成部80に搬送する。
このように、搬送部79は、メッシュベルト72に形成された第2ウェブW2を、メッシュベルト72から剥がして搬送する。
シート形成部80は、堆積部60で堆積させた堆積物からシートSを形成する。より具体的には、シート形成部80は、メッシュベルト72に堆積し搬送部79により搬送された第2ウェブW2(堆積物)を、加圧加熱してシートSを成形する。シート形成部80では、第2ウェブW2が含む解繊物の繊維、及び添加物に対して熱を加えることにより、混合物中の複数の繊維を、互いに添加物(樹脂)を介して結着させる。
シート形成部80は、第2ウェブW2を加圧する加圧部82、及び、加圧部82により加圧された第2ウェブW2を加熱する加熱部84を備える。
加圧部82は、一対のカレンダーローラー85(加圧ローラー)で構成され、第2ウェブW2を所定のニップ圧で挟んで加圧する。第2ウェブW2は、加圧されることによりその厚さが小さくなり、第2ウェブW2の密度が高められる。一対のカレンダーローラー85の一方は、加圧部駆動モーター335(図7)により駆動される駆動ローラーであり、他方は従動ローラーである。カレンダーローラー85は、加圧部駆動モーター335の駆動力により回転して、加圧により高密度になった第2ウェブW2を、加熱部84に向けて搬送する。
加熱部84は、例えば、加熱ローラー(ヒーターローラー)、熱プレス成形機、ホットプレート、温風ブロアー、赤外線加熱器、フラッシュ加熱器を用いて構成できる。本実施形態では、加熱部84は、一対の加熱ローラー86を備える。加熱ローラー86は、内部または外部に設置されるヒーターによって、予め設定された温度に加温される。一対の加熱ローラー86は、一方が加熱部駆動モーター337(図7)により駆動される駆動ローラーであり、他方は従動ローラーである構成としてもよい。また、各々の加熱ローラー86が、加熱部駆動モーター337により駆動される構成であってもよい。この場合、一つの加熱ローラー86の各々に対応して一対の加熱部駆動モーター337が設けられてもよい。加熱ローラー86は、カレンダーローラー85によって加圧されたシートSを挟んで熱を与え、シートSを形成する。加熱ローラー86は、加熱部駆動モーター337の駆動力により回転して、シートSを切断部90に向けて搬送する。
なお、加圧部82が備えるカレンダーローラー85の数、及び、加熱部84が備える加熱ローラー86の数は、特に限定されない。
また、シート製造装置100がシートSを製造する工程において、第2ウェブW2とシートSとの境界は任意である。本実施形態では、第2ウェブW2を処理してシートSに形成するシート形成部80において、加圧部82により第2ウェブW2を加圧し、加圧部82により加圧された第2ウェブを、さらに加熱部84により加熱したものをシートSと呼ぶ。すなわち、繊維同士が添加物により結着したものをシートSと呼ぶ。シートSは、切断部90に搬送される。
切断部90は、シート形成部80によって成形されたシートSを切断する。本実施形態では、切断部90は、シートSの搬送方向(図中F)と交差する方向にシートSを切断する第1切断部92と、搬送方向Fに平行な方向にシートSを切断する第2切断部94と、を有する。第2切断部94は、例えば、第1切断部92を通過したシートSを切断する。
以上により、所定のサイズの単票のシートSが成形される。切断された単票のシートSは、排出部96へと排出される。排出部96は、所定サイズのシートSを載せるトレイ或いはスタッカーを備える。
上記構成において、加湿部202、204、206、208を1台の気化式加湿器で構成してもよい。この場合、1台の加湿器が生成する加湿空気が、粗砕部12、ハウジング部43、管7、及びハウジング部63に分岐して供給される構成とすればよい。この構成は、加湿空気を供給するダクト(図示略)を分岐して設置することにより、容易に実現できる。また、2台、或いは3台の気化式加湿器によって加湿部202、204、206、208を構成することも勿論可能である。
また、上記構成において、加湿部210、212を1台の超音波式加湿器で構成してもよいし、2台の超音波式加湿器で構成してもよい。例えば、1台の加湿器が生成するミストを含む空気が、加湿部210、及び加湿部212に分岐して供給される構成とすることができる。
また、上述したシート製造装置100が備えるブロアーは、解繊部ブロアー26、捕集ブロアー28、混合ブロアー56、サクションブロアー77、及び、中間ブロアー318に限定されない。例えば、上述した各ブロアーを補助する送風機をダクトに設けることも、勿論可能である。
また、上記構成では、最初に粗砕部12が原料MAを粗砕し、粗砕された粗砕片からシートSを製造するものとしたが、例えば、原料として繊維を用いてシートSを製造する構成とすることも可能である。例えば、解繊部20が解繊処理した解繊物と同等の繊維を原料として、ドラム部41に投入可能な構成であってもよい。また、解繊物から分離された第1選別物と同等の繊維を原料として、管54に投入可能な構成とすればよい。この場合、古紙やパルプ等を加工した繊維をシート製造装置100に供給することで、シートSを製造できる。
また、シート製造装置100は、供給部10が粗砕部12に原料MAを供給し、粗砕部12で粗砕された粗砕物が解繊部20に供給される構成に限定されない。例えば、供給部10が、予め粗砕部12またはシュレッダーにより粗砕された粗砕物を原料として、解繊部20に対して供給する構成であってもよい。この場合、例えば、ユーザーが、粗砕物を供給部10にセットすることが可能であり、セットされた粗砕物を供給部10に蓄積可能な構成としてもよい。
2.加熱部の構成
シート製造装置100は、上述のシート形成部80において、第2ウェブW2(堆積部60により形成された堆積物)を加熱加圧してシートSを形成する。図1の例では、加熱部84は一対の加熱ローラー86として簡略化して描かれている。以下、本実施形態のシート製造装置100の加熱部84について詳細に説明する。
図2及び図3は、本実施形態の加熱部84の一例を模式的に示す図である。加熱部84は、回転可能な第1回転体181と、回転可能な第2回転体182と、加熱体183とを有する。第1回転体181及び第2回転体182は、いずれも回転に伴って移動する外周面を有するローラー形状であり、第1回転体181と第2回転体182により第2ウェブW2を挟持して加熱加圧してシートSを形成するように構成される。
加熱体183は、第2回転体182の外周面を加熱できるように配置される。第1回転体181を加熱する加熱体183は、ヒーター339a(発熱体)を有する加熱ローラーとなっている。ヒーター339aは、いわゆる抵抗発熱体により構成され、制御装置110の制御によって通電されることにより発熱する。また、加熱体183により第2回転体182を加熱することに代えて、ヒーター339aを非接触ヒーター(例えば、赤外線ヒーターやカーボンヒーター)で構成し、このヒーター339aにより第2回転体182を加熱してもよい。
また、第1回転体181は、ヒーター339b(発熱体)を内蔵する。ヒーター339bは、いわゆる抵抗発熱体により構成され、制御装置110の制御によって通電されることにより発熱する。
ヒーター339a、339bの具体的構成は種々挙げることができ、例えば、セラミックヒーター、ハロゲンランプ、シーズヒーターである。ハロゲンヒーターは、ハロゲンランプを内蔵したローラー型の加熱器であり、熱効率が高く安全性に優れることが知られている。セラミックヒーターは、ベースとなるアルミナや窒化珪素のセラミックスに発熱体が内蔵され、同時焼結される事により一体化された構成である。発熱体が、セラミックスにより外気から遮断され、保護及び絶縁されているという特徴がある。シーズヒーターは、抵抗発熱体であるニクロム線を、金属製のさや(シース)で被った加熱エレメントとして構成され、シンプルな構成であることで知られている。これらのいずれも、ヒーター339a、339bとして使用でき、ヒーター339aとヒーター339bの種類、サイズ、発熱容量等は同一でなくてもよく、第1回転体181及び第2回転体182の温度を適切に昇温し、維持するために適宜選択される。
加熱部84は、第1回転体181と第2回転体182の温度(例えば、外周面の温度)を検出する温度検出部としての温度センサー308a、308b(図7)を有する。また、加熱部84は、ヒーター339aの電気抵抗を検出する抵抗検出部309a(図7)、及び、ヒーター339bの電気抵抗を検出する抵抗検出部309b(図7)を備える。
第2回転体182は、回転中心部の芯金184と、その周囲を取り巻くように配置された軟質体185により構成されている。芯金184は、アルミニウム、鉄、ステンレス等の金属で構成され、軟質体185は、シリコンゴム、ウレタンゴム等のゴムで構成されている。また、第1回転体181及び加熱体183は、金属製の中空の芯金187で構成され、その表面には、フッ素コーティングの離型層188が設けられている。
本実施形態の加熱部84は、第1回転体181と第2回転体182がウェブWを挟持して加熱加圧するための第1位置(図2参照)と、第1回転体181と第2回転体182が互いに離間する第2位置(図3参照)とに変位可能に構成されている。第1位置は、第1回転体181及び第2回転体182が第2ウェブW2を挟むことが可能なニップ位置といえる。これに対し、第2位置は、第1回転体181と第2回転体182とが離間してニップが解除された位置ということができる。
本実施形態のシート製造装置100は、加熱部84の位置を変位させるための変位機構を備える。変位機構は、第1回転体181と第2回転体182のいずれか一方を変位させてもよいし、第1回転体181と第2回転体182の両方を変位させてもよい。なお、図2、図3に示すように、第2ウェブW2を支持する支持部186(ガイド)を第1回転体181と第2回転体182の近傍に設けることで、第2位置において第1回転体181と第2回転体182が第2ウェブW2に接触しないようにしてもよい。支持部186は、第1回転体181と第2回転体182の挟持部(ニップ部)に対して第2ウェブW2の搬送方向上流側の位置と搬送方向下流側の位置のそれぞれに設けられる。
図4、図5は、本実施形態の変位機構の一例を模式的に示す図である。
変位機構190は、第1回転体181の回転軸191を回転可能に支持する第1軸受部193と、第2回転体182の回転軸192を回転可能に支持する第2軸受部194と、第1ロッド195aと、第2ロッド195bとを有する。第1軸受部193と第2軸受部194とは、回転軸196周りに回転可能(相対移動可能)に互いに接続されている。第1ロッド195aの一端側は回転軸197a周りに回転可能に第2軸受部194に設けられ、第2ロッド195bの一端側は回転軸197b周りに回転可能に第1軸受部193に設けられている。第1ロッド195aには付勢部材198(バネ)が設けられている。付勢部材198の一端側は回転軸197aに接続され、付勢部材198の他端側は第2ロッド195bの他端側199に接続されている。変位機構190は、第2ロッド195bを回転軸197b周りに回転駆動する駆動部を有する。
図4は、加熱部84が第2位置にあるときの状態を示し、図5は、加熱部84が第1位置にあるときの状態を示している。図4に示す状態(第2位置)において、第2ロッド195bを時計周りに回転させると、図5に示すように、第1回転体181と第2回転体182が互いに接触する第1位置に変位する。このとき、付勢部材198によって、第1軸受部193(第1回転体181)は第2軸受部194(第2回転体182)側に付勢され、第2軸受部194は第1軸受部193側に付勢される。なお、第1位置において、第1回転体181と第2回転体182とは、第2ウェブW2を挟持して加熱加圧することができればよく、互いに接触しなくてもよい。
また、図5に示す状態(第1位置)において、第2ロッド195bを反時計周りに回転させると、第1回転体181と第2回転体182が互いに離間する第2位置に変位する。
図4、図5に示す変位機構190は、シート製造装置100が備えるローラー移動部341(図7)により駆動され、図4の第1位置、及び、図5の第2位置に変位可能である。ローラー移動部341は、例えば、モーターやアクチュエーター等で構成され、制御装置110の制御に従って動作し、上述した駆動部として機能する。つまり、本実施形態では、ローラー移動部341が、第2ロッド195bを回転軸197b周りに回転させ、加熱部84を第1位置と第2位置に切り替える。
本実施形態の加熱部84は、第2位置において第1回転体181及び第2回転体182がそれぞれ回転駆動可能に構成されている。本実施形態のシート製造装置100は、第1回転体181を回転駆動させる駆動部と、第1位置において当該駆動部による駆動力を第2回転体182に伝達することなく、第2位置において当該駆動部による駆動力を第2回転体182に伝達する伝達機構とを備える。駆動部は、例えば、加熱部駆動モーター337(図7)である。また、伝達機構は、加熱部駆動モーター337の駆動力を第1回転体181または第2回転体182に伝達するリンクやギヤを用いることができる。
3.添加物供給部の構成
図6は、添加物供給部52の構成を示す模式図である。
添加物供給部52は、樹脂を含む添加物を収容する添加物収容部としての添加物カートリッジ501を備える。添加物カートリッジ501は、内部が中空とされた箱型に形成され、添加物供給部52の排出部52aの上部に装着される。添加物カートリッジ501が装着された状態で、排出部52aは、添加物カートリッジ501の内部空間に連通し、添加物カートリッジ501内部の添加物が排出部52aに流下する。
排出部52aは、供給管52cを介して管54に接続され、排出部52aから管54に、添加物が流れる構成となっている。排出部52aと供給管52cとの間には、供給調整部52bが配設される。供給調整部52bは、排出部52aから供給管52cへ流入する添加物の量を調整する機構である。例えば、供給調整部52bは、排出部52aから供給管52cへの添加物の流入を止めるシャッター(図示略)、シャッターが開いた状態で排出部52aから添加物を供給管52cへ送り出すスクリューフィーダー(図示略)等を備える構成とすることができる。また、供給調整部52bはシャッターの開度を調整する機構を備えてもよい。
添加物供給部52には、複数の添加物カートリッジ501を装着可能であり、排出部52a、供給調整部52b、及び供給管52cは、各々の添加物カートリッジ501に対応して設けられる。本実施形態では、7個の添加物カートリッジ501を添加物供給部52に装着できる。各々の添加物カートリッジ501に収容される添加物の種類は任意である。例えば、異なる色の添加物をそれぞれ収容した添加物カートリッジ501を装着することで、添加物供給部52から、イエローの添加物、マゼンタの添加物、シアンの添加物をそれぞれ管54に供給できる。また、白色の添加物、無色(プレーン)の添加物等を収容した添加物カートリッジ501を装着してもよいし、他の色の添加物を収容した添加物カートリッジ501を装着してもよい。
添加物供給部52は、添加物供給部52に装着される複数の添加物カートリッジ501のうち、いずれか1以上の添加物カートリッジ501から添加物を供給できる。例えば、制御装置110が添加物供給部52を制御して、イエローの添加物を収容した添加物カートリッジ501、及び、シアンの添加物を収容した添加物カートリッジ501から添加物を供給することで、緑色のシートSを製造できる。
4.制御系の構成
図7は、シート製造装置100の制御系の構成を示すブロック図である。
シート製造装置100が備える制御装置110は、シート製造装置100の各部を制御するメインプロセッサー111を有する。制御装置110は、メインプロセッサー111に接続されるROM(Read Only Memory)112、及びRAM(Random Access Memory)113を備える。メインプロセッサー111は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置であり、ROM112が記憶する基本制御プログラムを実行することにより、シート製造装置100の各部を制御する。メインプロセッサー111は、ROM112、RAM113等の周辺回路や他のIPコアを含むシステムチップとして構成されてもよい。
ROM112は、メインプロセッサー111が実行するプログラムを不揮発的に記憶する。RAM113は、メインプロセッサー111が使用するワークエリアを形成して、メインプロセッサー111が実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶する。
不揮発性記憶部120はメインプロセッサー111が実行するプログラムや、メインプロセッサー111が処理するデータを記憶する。
表示パネル116は、液晶ディスプレイ等の表示用のパネルであり、例えば、シート製造装置100の図示しない筐体(本体)の正面に設置される。表示パネル116は、メインプロセッサー111の制御に従って、シート製造装置100の動作状態、各種設定値、警告表示等を表示する。
タッチセンサー117は、タッチ(接触)操作や押圧操作を検出する。タッチセンサー117は、例えば、透明電極を有する圧力感知式あるいは静電容量式のセンサーで構成され、表示パネル116の表示面に重ねて配置される。タッチセンサー117は、操作を検出した場合、操作位置や操作位置の数を含む操作データをメインプロセッサー111に出力する。メインプロセッサー111は、タッチセンサー117の出力により、表示パネル116に対する操作を検出し、操作位置を取得する。メインプロセッサー111は、タッチセンサー117により検出した操作位置と、表示パネル116に表示中の表示データ122とに基づき、GUI(Graphical User Interface)操作を実現する。
制御装置110はセンサーI/F(Interface)114を介して、シート製造装置100の各部に設置されたセンサーに接続される。センサーI/F114は、センサーが出力する検出値を取得してメインプロセッサー111に入力するインターフェイスである。センサーI/F114は、センサーが出力するアナログ信号をデジタルデータに変換するA/D(Analog/Digital)コンバーターを備えてもよい。また、センサーI/F114は、各センサーに駆動電流を供給してもよい。また、センサーI/F114は、各々のセンサーの出力値を、メインプロセッサー111が指定するサンプリング周波数に従って取得し、メインプロセッサー111に出力する回路を備えてもよい。
センサーI/F114には、古紙残量センサー301、添加物残量センサー302、排紙センサー303、水量センサー304、風量センサー306、風速センサー307、温度センサー308a、308b、及び、抵抗検出部309a、309bが接続される。
古紙残量センサー301は、供給部10の各スタッカー11に蓄積される原料MAの残量を検出するセンサーである。制御装置110は、古紙残量センサー301の検出値に基づいて、各スタッカー11に収容される古紙の有無、或いは残量を検出できる。
添加物残量センサー302は、添加物供給部52から供給可能な添加物の残量を検出するセンサーであり、複数の添加物カートリッジ501の各々に収容された添加物の残量を検出可能な構成であってもよい。制御装置110は、添加物残量センサー302の検出値に基づき、各々の添加物カートリッジ501における添加物の残量を求めることができ、或いは、添加物の残量が閾値以上か否かを判定することができる。
排紙センサー303は、排出部96が有するトレイ或いはスタッカーに蓄積されたシートSの量を検出する。制御装置110は、例えば、排紙センサー303の検出値に基づいて、排出部96に蓄積されたシートSの量が設定値以上となったと判定した場合に、報知を行うことができる。
水量センサー304は、シート製造装置100が内蔵する給水用タンク(図示略)の水量を検出するセンサーである。制御装置110は、水量センサー304が検出する水量が設定値を下回った場合に、報知を行う。また、水量センサー304は、気化式加湿器343及び/又はミスト式加湿器347のタンク(図示略)の残量を検出可能な構成としてもよい。
風量センサー306は、シート製造装置100の内部を流れる空気の風量を検出する。また、風速センサー307は、シート製造装置100の内部を流れる空気の風速を検出する。制御装置110は、風量センサー306及び風速センサー307の検出値に基づいて、シート製造装置100内部におけるエアーフロー(材料搬送気流)の状態を判定できる。この判定結果に基づき、制御装置110は、解繊部ブロアー26や混合ブロアー56等の回転数を制御して、シート製造装置100内部のエアーフローの状態を適正に保持することができる。
温度センサー308a、308bは、図2及び図3に示したように、加熱ローラー86の温度を検出するセンサーである。制御装置110は、温度センサー308a、308bの検出値に基づき、加熱ローラー86の温度、すなわち加熱ローラー86により第2ウェブW2を加熱する加熱温度を検出する。
抵抗検出部309aは、ヒーター339aの電気抵抗を検出する検出器であり、抵抗検出部309bは、ヒーター339bの電気抵抗を検出する検出器である。制御装置110は、抵抗検出部309a、309bにより検出された抵抗値を取得できる。
抵抗検出部309aは、ヒーター339aに電力を供給する電源回路(図示略)に設置されてもよい。また、この電源回路の一部が制御装置110に接続されて、制御装置110が電源回路における所定箇所の電位差に基づき、ヒーター339aの抵抗値を算出する構成であってもよい。この場合、電源回路の一部が抵抗検出部309aとして機能する。抵抗検出部309bについても同様である。
制御装置110は、駆動部I/F115を介して、シート製造装置100が備える各駆動部に接続される。駆動部I/F115には、シート製造装置100が備えるモーター、ポンプ、ヒーター等が接続される。これらを総称して駆動部と呼ぶが、特に、モーター等の物理的変位をもたらすものを駆動部とし、その他のヒーター等を動作部と呼ぶこともできる。なお、以下の説明において、駆動部とは、駆動部I/F115に接続され制御装置110の制御に従って機能を発揮する駆動部及び動作部を含む。
駆動部I/F115は、上述した各駆動部に、駆動IC(Integrated Circuit)を介して接続されてもよい。駆動ICは、例えば、メインプロセッサー111の制御に従って駆動部に駆動電流を供給する回路であり、電力用半導体素子等で構成される。例えば、駆動ICは、インバーター回路や、ステッピングモーターを駆動する駆動回路とすることができ、その具体的構成及び仕様は、接続される駆動部に合わせて適宜に選択すればよい。
粗砕部駆動モーター311は、駆動部I/F115に接続され、制御装置110の制御に従って、原料MAを裁断する裁断刃(図示略)を回転させる。
解繊部駆動モーター313は、駆動部I/F115に接続され、制御装置110の制御に従って、解繊部20が備えるローター(図示略)を回転させる。
給紙モーター315は、制御装置110の制御により、供給部10が備えるローラー(図示略)を駆動して、粗砕部12に向けて原料MAを搬送するモーターである。
添加物供給モーター317は、駆動部I/F115に接続され、制御装置110の制御に従って、供給調整部52bにおいて添加物を送り出すスクリューフィーダー(図示略)を駆動する。添加物供給モーター317は、供給調整部52bのシャッターを開閉させるものであってもよい。
駆動部I/F115には、解繊部ブロアー26が接続される。同様に、駆動部I/F115には、混合ブロアー56、サクションブロアー77、中間ブロアー318、捕集ブロアー28が駆動部I/F115に接続される。この構成により、解繊部ブロアー26、混合ブロアー56、サクションブロアー77、中間ブロアー318、及び、捕集ブロアー28の始動及び停止を制御装置110が制御できる。中間ブロアー318は、搬送部79のサクション機構79cから吸引を行うブロアーである。制御装置110は、これらの各ブロアーによる吸引の開始/停止を制御でき、各ブロアーの回転数を制御可能な構成であってもよい。
また、駆動部I/F115には、ドラム駆動モーター325、ベルト駆動モーター327、分断部駆動モーター329、ドラム駆動モーター331、ベルト駆動モーター333、加圧部駆動モーター335、及び、加熱部駆動モーター337が接続される。
ドラム駆動モーター325は、ドラム部41を回転させるモーターである。ベルト駆動モーター327は、第1ウェブ形成部45のメッシュベルト46を動作させモーターである。分断部駆動モーター329は、回転体49を回転させるモーターである。ドラム駆動モーター331は、ドラム部61を回転させるモーターである。ベルト駆動モーター333は、メッシュベルト72を駆動するモーターである。また、加圧部駆動モーター335は、加圧部82のカレンダーローラー85を駆動するモーターである。加熱部駆動モーター337は、加熱部84の加熱ローラー86を駆動するモーターである。
制御装置110は、これら各モーターのON/OFFを制御する。また、制御装置110は、上記各モーターの回転数を制御可能な構成であってもよい。
ヒーター339a、339bは、図2及び図3に示したように、加熱ローラー86を加熱するヒーターである。ヒーター339a、339bは、それぞれ、駆動部I/F115に接続され、制御装置110は、ヒーター339a、339bのON/OFFを個別に制御する。また、ヒーター339a、339bが、出力を切替可能な構成であって、制御装置110がヒーター339a、339bの出力を制御することが可能な構成であってもよい。
ローラー移動部341は、加熱部84が備える変位機構190(図4、図5)を動作させて、図4の第1位置、及び、図5の第2位置に変位させる。ローラー移動部341は、駆動部I/F115を介して制御装置110に接続され、制御装置110は、ローラー移動部341を制御し、加熱部84の第1位置と、第2位置とを切り替える。
気化式加湿器343は、水を貯留するタンク(図示略)、及び、タンクの水に浸潤されるフィルター(図示略)を備え、このフィルターに送風して加湿する装置である。気化式加湿器343は、駆動部I/F115に接続されるファン(図示略)を有し、制御装置110の制御に従ってフィルターへの送風をON/OFFする。本実施形態では、気化式加湿器343から加湿部202、204、206、208に対し、加湿空気を供給する。従って、加湿部202、204、206、208は、気化式加湿器343が供給する加湿空気を、粗砕部12、選別部40、管54、及び、堆積部60に供給する。なお、気化式加湿器343は、複数の気化式加湿器で構成されてもよい。この場合、それぞれの気化式加湿器の設置場所を、粗砕部12、選別部40、管54、及び、堆積部60のいずれかとしてもよい。
また、気化式加湿器343は、ファンによりフィルターに送風される風を加熱する加湿ヒーター345を備える。加湿ヒーター345は、気化式加湿器343が備えるファン(図示略)とは別に駆動部I/F115に接続される。制御装置110は、気化式加湿器343が備えるファンのON/OFFを制御し、気化式加湿器343の制御とは独立して、加湿ヒーター345のON/OFFを制御する。気化式加湿器343は本発明の加湿器に相当し、加湿ヒーター345は熱源に相当する。
ミスト式加湿器347は、水を貯留するタンク(図示略)、及び、タンクの水に対し振動を与えて霧状の水滴(ミスト)を発生させる振動部(図示略)を備える。ミスト式加湿器347は、駆動部I/F115に接続され、制御部150の制御に従って振動部をON/OFFする。本実施形態では、ミスト式加湿器347から加湿部210、212に対し、ミストを含む空気を供給する。従って、加湿部210、212は、ミスト式加湿器347が供給するミストを含む空気を第1ウェブW1、及び第2ウェブW2のそれぞれに供給する。
給水ポンプ349は、シート製造装置100の外部から水を吸引し、シート製造装置100の内部に備えるタンク(図示略)に水を取り込むポンプである。例えば、シート製造装置100を始動する際に、シート製造装置100を操作するオペレーターが給水用タンクに水を入れてセットする。シート製造装置100は、給水ポンプ349を動作させ、給水用タンクからシート製造装置100内部のタンクに水を取り込む。また、給水ポンプ349は、シート製造装置100のタンクから気化式加湿器343及びミスト式加湿器347に水を供給してもよい。
切断部駆動モーター351は、切断部90の第1切断部92、及び第2切断部94を駆動するモーターである。切断部駆動モーター351は、駆動部I/F115に接続される。
また、制御装置110には、IC読取部119が接続される。IC読取部119は、添加物供給部52に装着される添加物カートリッジ501(図6)の各々に設けられるIC521に対し、データの読み取り、及び、書込を行う。
添加物カートリッジ501の各々には、IC521が取り付けられている。IC521は、データを記憶する記憶領域を備えたICチップであり、添加物カートリッジ501に収容された添加物に関するデータを記憶する。IC521は、接触式のICチップであってもよいし、非接触式のICチップ(例えば、RFID(Radio Frequency IDentifier)を用いてもよい。
IC521が記憶するデータは、添加物カートリッジ501に収容された添加物に関するデータを含む。例えば、添加物カートリッジ501に収容された添加物の色、性質、好適な加熱温度等を含み、これらのデータに相当するコードを含んでもよい。具体的には、IC521は、添加物カートリッジ501が収容する添加物の種別、例えば、添加物の色を示す種別データを記憶する。また、例えば、IC521は、添加物カートリッジ501に収容された添加物に適した加熱温度を示す温度データを記憶する。また、IC521は、例えば、添加物カートリッジ501における添加物の残量を示す残量データを記憶する。また、IC521は、各々のIC521に固有の識別情報を記憶してもよい。
IC読取部119は、IC521が記憶するデータの読み取り、及び、IC521に対するデータの書き込み(消去を含む)を行う装置であって、たとえば、接触式または非接触のICリーダー/ライターである。IC読取部119は、例えば、添加物供給部52において装着可能な添加物カートリッジ501の数に対応して、複数設置されてもよい。IC読取部119は、制御装置110の制御に従って、各々の添加物カートリッジ501に装着された複数のIC521のそれぞれから、データを読み取り、読み取ったデータを制御装置110に出力する。
図8は、シート製造装置100の機能ブロック図であり、記憶部140及び制御部150の機能的構成を示す。記憶部140は、不揮発性記憶部120(図7)により構成される論理的な記憶部である。
制御部150、及び、制御部150が有する各種の機能部は、メインプロセッサー111がプログラムを実行することによって、ソフトウェアとハードウェアとの協働により形成される。これらの機能部を構成するハードウェアは、例えば、メインプロセッサー111、及び不揮発性記憶部120が挙げられる。
記憶部140は、設定データ121、表示データ122、及び、判定基準データ126を記憶する。
設定データ121は、シート製造装置100の動作を設定するデータを含む。例えば、設定データ121は、シート製造装置100が備える各種センサーの特性や、各種センサーの検出値に基づきメインプロセッサー111が異常を検出する処理で使用される閾値等のデータを含む。
表示データ122は、メインプロセッサー111が表示パネル116に表示させる画面のデータである。表示データ122は、固定的な画像データであってもよいし、メインプロセッサー111が生成或いは取得するデータを表示する画面表示を設定するデータであってもよい。
判定基準データ126は、メインプロセッサー111がヒーター339a、339bの異常を判定する処理において、判定の基準として利用されるデータを含む。判定基準データ126は、例えば、温度センサー308a、308bにより検出される温度に基づきヒーター339a、339bの異常が判定される場合の温度に関する基準値を含む。また、判定基準データ126は、例えば、抵抗検出部309a、309bにより検出される抵抗値に基づきヒーター339a、339bの異常が判定される場合の抵抗値に関する基準値を含む。
また、記憶部140は、IC読取部119によりIC521から読み取られたデータを記憶してもよい。この場合、記憶部140は、添加物供給部52にセットされた各々の添加物カートリッジ501に装着されたIC521から読み取ったデータを記憶する。例えば、制御部150は、IC521から読み取られた温度データに基づき、加熱部84の加熱温度を決定する。これにより、加熱部84において、第2ウェブW2を、添加物に対応する適切な温度で加熱し、第2ウェブW2に含まれる添加物を十分に溶融させることができ、高品質のシートSを製造できる。添加物に対応する加熱温度の具体的な値は添加物の性質により異なるが、室温に近い温度で添加物が溶融することは実用上あまりないので、いわゆる室温とされる温度よりも高い。例えば、摂氏100度を超える温度となることは珍しくない。
制御部150は、オペレーティングシステム(OS)151、表示制御部152、操作検出部153、検出制御部154、データ取得部155、駆動制御部156、及び、加熱制御部157の機能を有する。
オペレーティングシステム151の機能は、記憶部140が記憶する制御プログラムの機能であり、その他の制御部150の各部は、オペレーティングシステム151上で実行されるアプリケーションプログラムの機能である。
表示制御部152は、表示データ122に基づいて表示パネル116に画像を表示させる。
操作検出部153は、タッチセンサー117に対する操作が検出された場合に、検出された操作位置に対応するGUI操作の内容を判定する。
検出制御部154は、センサーI/F114に接続される各種センサーの検出値を取得する。また、検出制御部154は、センサーI/F114に接続されるセンサーの検出値について、予め設定された閾値(設定値)と比較して判定を行う。検出制御部154は、判定結果が、報知を行う条件に該当する場合には、表示制御部152に報知内容を出力して、表示制御部152によって画像やテキストによる報知を行わせる。
データ取得部155は、IC読取部119によりIC521からデータの読取りを行う。
駆動制御部156は、駆動部I/F115を介して接続される各駆動部の始動(起動)及び停止を制御する。また、駆動制御部156は、解繊部ブロアー26や混合ブロアー56等に対して、回転数の制御を行う構成であってもよい。
加熱制御部157は、加熱部84の加熱ローラー86により第2ウェブW2を加熱する温度を制御する。加熱制御部157は、加熱部84による加熱温度を設定する。ここで、加熱制御部157が設定する温度は、制御の目標となる目標温度ということができる。加熱制御部157は、温度センサー308a、308bの検出値を取得し、加熱部84の加熱温度が設定した目標温度となるように、ヒーター339a、339bを制御する。
加熱制御部157が行う温度制御の精度についてはシートSの品質を満足できる程度であればよい。具体的には、加熱制御部157は、ヒーター339a、339bのON/OFFの切り替え、及び/または、ヒーター339a、339bの出力制御により、加熱ローラー86の温度を、設定した目標温度を含む所定の温度範囲内に維持する。この所定の温度範囲の大きさ、及び、目標温度からの差は、適宜に設定される。例えば、目標温度に対する上記所定の温度範囲の設定方法や条件を、設定データ121に含めて記憶部140に記憶し、この設定に従って加熱制御部157が制御を行う構成とすることができる。また、加熱制御部157は、加湿ヒーター345のON/OFFを制御してもよい。
また、加熱制御部157は、ヒーター339a、339bの異常を判定する。この異常判定の処理については後述する。
5.シート製造装置の動作
続いて、シート製造装置100の動作について説明する。
図9は、シート製造装置100の動作を示すフローチャートである。図11、図13、図14は、シート製造装置100の動作を示すフローチャートであり、特に、図9の処理を詳細に示す。
シート製造装置100の電源がオンにされると(ステップST11)、表示制御部152は、表示パネル116に操作画面160を表示させる(ステップST12)。操作画面160は、シート製造装置100を操作するユーザー(オペレーター)が操作を行うための画面である。
図10は、表示パネル116により表示される画面の例を示す図であり、操作画面160を示す。
操作画面160は、シート製造装置100の電源が投入された後、表示パネル116によって表示され、シート製造装置100がシートSの製造を行う間や、シート製造装置100がシートSの製造を開始するまでの間においても継続して表示されてもよい。
操作画面160には、動作指示部161、カートリッジ情報表示部162、シート設定部163、及び、報知部164が配置される。動作指示部161、カートリッジ情報表示部162及びシート設定部163はユーザーが操作を行うためのGUIを構成する。表示パネル116に操作画面160を表示することにより、タッチセンサー117は、操作検出部153(図8)とともに受付部を構成する。
動作指示部161は、シート製造装置100の動作を指示するためのボタン(操作部)として機能する開始指示ボタン161a、停止指示ボタン161b、中断指示ボタン161c、及び、待機指示ボタン161dを含む。
シート設定部163は、シート製造装置100が製造するシートSの条件を指示するためのボタン(操作部)として機能する色設定部163a、厚さ設定部163b、及び、原料設定部163cを有する。
動作指示部161及びシート設定部163に配置された各操作部は、物理ボタンとしてシート製造装置100の筐体に設置されてもよい。本実施形態では一例として、上記の各操作部を表示パネル116及びタッチセンサー117によりGUI(アイコン)として設けた例を説明する。
色設定部163aは、シートSの色を指定するための操作部である。図10の例では、ユーザーが色設定部163aを操作することにより、プルダウンメニューによって、シートSの色を、予め設定された複数の色から選択できる。制御部150は、操作検出部153により、色設定部163aの操作により選択された色を取得する。駆動制御部156は、選択された色に対応して、添加物供給部52に装着された添加物カートリッジ501の添加物のうち、使用する添加物の種類、及び、複数種類の添加物を使用する場合の各添加物の割合を決定する。駆動制御部156は、使用する添加物の種類、及び、複数種類の添加物を使用する場合の各添加物の割合に基づいて、各々の添加物カートリッジ501から供給する添加物の量を決定し、決定した量に基づき添加物供給モーター317を制御する。
厚さ設定部163bは、シートSの厚さを指定するための操作部である。図10の例では、ユーザーが厚さ設定部163bを操作することにより、プルダウンメニューによって、シートSの厚さ、予め設定された複数段階の厚さから選択できる。制御部150は、操作検出部153により、厚さ設定部163bの操作により選択された厚さを取得する。駆動制御部156は、選択された厚さに対応して、堆積部60においてメッシュベルト72に堆積させる第2ウェブW2の厚さ、及び/または、加圧部82で第2ウェブW2に与える荷重等の条件を決定する。駆動制御部156は、決定した条件に対応して、ドラム駆動モーター331の回転速度及びベルト駆動モーター333の回転速度、加圧部駆動モーター335の動作条件等を制御する。
原料設定部163cは、シートSの製造に用いる原料MAを指定するための操作部である。例えば、ユーザーが原料設定部163cを操作することにより、プルダウンメニューによって、シートSの原料MAの種類を、予め設定された複数の種類から選択できる。原料設定部163cで選択可能な原料MAは、供給部10がスタッカー11に収容する原料MAである。すなわち、原料設定部163cにおける選択は、供給部10において原料MAを送り出すスタッカー11の選択に対応する。制御部150は、操作検出部153により、原料設定部163cの操作により選択された原料MAの種類を取得する。駆動制御部156は、選択された種類の原料MAを収容するスタッカー11を選択し、選択したスタッカー11から原料MAが供給されるように給紙モーター315を制御する。
また、シート設定部163には、上述した各ボタンの他に、製造するシートSの枚数を指定するボタンやシートSのサイズ(大きさ)を指定するボタンを配置してもよく、その他のシートSに係る条件を指定するためのボタンを配置してもよい。
開始指示ボタン161aは、シートSの製造の開始を指示するボタンである。開始指示ボタン161aは、例えば、シート設定部163の操作によってシートSに係る条件が指定された後に操作され、指定された条件に基づくシートSの製造の開始を指示する。なお、シート設定部163において、デフォルトの指定値が予め設けられ、シート設定部163の操作が行われない状態で開始指示ボタン161aが操作された場合、シート製造装置100が、デフォルトの指定値に基づきシートSの製造を開始してもよい。
停止指示ボタン161bは、シート製造装置100の動作の停止を指示するボタンである。なお、シート製造装置100の筐体には、表示パネル116とは別にシート製造装置100の電源をON/OFFする電源スイッチ(図示略)を備えてもよい。この場合、停止指示ボタン161bは、シート製造装置100の停止を指示するボタンとして機能するが、停止指示ボタン161bによりシート製造装置100の電源オフを指示できる構成であってもよい。停止指示ボタン161bの操作によりシート製造装置100がシートSの製造を停止した場合、シート設定部163で設定されたシートSに係る条件はクリアされ、デフォルトの指定値(初期値)に戻る。
中断指示ボタン161cは、シート製造装置100がシートSの製造を実行している間に、シートSの製造を一時的に停止させる。中断指示ボタン161cが操作され、シート製造装置100がシートSの製造を停止した場合、シート設定部163で設定されたシートSに係る条件は保持される。この状態で、開始指示ボタン161aが操作されると、制御部150は、シート製造装置100により中断指示ボタン161cが操作される前と同じ条件に従ってシートSの製造を開始(再開)する。
待機指示ボタン161dは、シート製造装置100がシートSの製造をしな待機状態への移行を指示するボタンである。
シート製造装置100によりシートSを製造する一連の動作を「ジョブ」と呼ぶ。ジョブは、シート設定部163の操作またはデフォルト値により指定された条件のシートSを製造する動作を指す。具体的には、開始指示ボタン161aの操作に応じて動作を開始してから、シート設定部163の操作で指定された枚数のシートSの製造を完了するまで、或いは、停止指示ボタン161bの操作により停止するまでの動作を、ジョブと呼ぶ。製造するシートSの枚数が指定された場合、ジョブの終端が明らかに特定される。シートSの枚数が指定されず停止指示ボタン161bが操作された場合、あるいは、指定された枚数のシートSの製造を完了する前に停止指示ボタン161bが操作された場合、事前の設定はないが、ジョブが終了する。中断指示ボタン161cが操作された場合、シート製造装置100はジョブを中断するが、終了しない。このため、中断指示ボタン161cの操作に応じてシートSの製造を止めた後、開始指示ボタン161aが操作されると、シート製造装置100は、シートSの製造を再開し、具体的には中断指示ボタン161cの操作の前と同じ条件でシートSを製造する。つまり、中断指示ボタン161cはジョブを一時的に停止させるが、その後に開始指示ボタン161aが操作されればジョブは継続する。
カートリッジ情報表示部162は、添加物供給部52に装着(セット)された添加物カートリッジ501に関する情報を表示する表示部である。カートリッジ情報表示部162には、添加物供給部52に装着可能な添加物カートリッジ501の数に対応して、添加物カートリッジ501を模した画像が表示される。カートリッジ情報表示部162では、各々の添加物カートリッジ501の画像に対応して、添加物の色や添加物カートリッジ501に収容された添加物の残量を示す情報が、テキストや画像により表示される。また、添加物供給部52に装着された添加物カートリッジ501の数が装着可能な数より少ない場合、装着されていない添加物カートリッジ501に対応する画像はブランク表示される。
報知部164は、ユーザーに報知する内容がテキストや画像により表示される表示領域である。報知部164は、ユーザーに対し、シート製造装置100の動作状態に関する報知を行い、例えば、加熱部84の温度や動作に異常が発生したことを報知するメッセージ等が報知部164に表示される。
図9に戻り、操作検出部153は、ユーザーによる操作画面160に対する操作を検出して、この操作による入力を受け付ける処理を行い、操作内容を取得する(ステップST13)。
制御部150は、駆動制御部156及び加熱制御部157の機能により、ステップST14で操作検出部153が取得した操作内容に基づいて、シート製造装置100の動作条件を設定する(ステップST14)。ステップST13で取得される操作内容は、例えば、操作画面160の操作により入力される内容である。ステップST14で設定される動作条件は、ステップST13で取得される操作内容で直接指定される条件に限らず、ステップST13で取得される操作内容に対応して決定される条件を含んでもよい。具体的には、動作条件は、原料MAの種類、使用する添加物の種類及び量、加熱部84における加熱温度、メッシュベルト72の搬送速度等を含む。原料MAの種類は原料設定部163cの操作に従って決定される。また、使用する添加物の種類及び量は、色設定部163a及び/または厚さ設定部163bで指定された内容に対応するように制御部150により決定される。メッシュベルト72の搬送速度は厚さ設定部163bで指定された内容に対応するように制御部150により決定される。加熱部84の加熱温度は、添加物の種類及び/または量に対応するように、制御部150により決定される。制御部150は、動作条件を決定する際に、IC521から読み取ったデータを参照してもよい。制御部150は、決定した動作条件を、シートSの製造に係る設定値として設定する。
制御部150は、起動シーケンスを開始する(ステップST15)。起動シーケンスで、制御部150は、センサーI/F114に接続された各種センサーの初期化、及び、検出開始のための処理を実行する。また、ステップST15の動作は、駆動部I/F115に接続された各駆動部の動作の初期化、及び、シートSの製造を開始することが可能な状態に各駆動部を移行させる制御を含むが、原料MA、材料、及びシートSの搬送は開始しない。
制御部150は、ローラー移動部341を駆動して、加熱部84を、一対の加熱ローラー86がニップしない状態に移行させ、加熱ローラー86の空回し駆動を開始する(ステップST16)。詳細には、制御部150は、加熱部84を、図3に示した第2位置に移動させる。第2位置では第1回転体181と第2回転体182とが互いに離隔する状態である。上述したように、本実施形態の加熱部84は、第2位置において第1回転体181及び第2回転体182がそれぞれ回転駆動可能である。制御部150は、加熱部駆動モーター337を駆動し、第1回転体181及び第2回転体182を、互いに離隔した状態、すなわちニップが解除された状態で回転させる動作を行う。この第1回転体181及び第2回転体182の回転を空回し駆動という。ステップST16において既に加熱部84が第2位置にある場合、制御部150は、第2位置を保持させる。
制御部150は、ヒーター339a、339bをONに切り替えて、加熱部84の昇温を開始する(ステップST17)。ここで、加熱部84は、ステップST16で第2位置となり、空回し駆動が開始されている。第2位置では、第1回転体181及び第2回転体182と第2ウェブW2との接触が解除される。このため、昇温中に、第2ウェブW2が長時間加熱されることがなく、例えば過剰に加熱された第2ウェブW2が、第1回転体181や第2回転体182の表面に貼り付く等の不具合を防止できる。また、第2位置で第1回転体181及び第2回転体182の各々を加熱して昇温させ、空回し駆動を行うので、第1回転体181及び第2回転体182の温度の均一化が期待できる。つまり、第1回転体181及び第2回転体182の周方向における温度むらを抑制できる。特に、第2回転体182は、加熱体183が備えるヒーター339aによって、外側から加熱される。この構成において、空回し駆動を行うことで、温度むらを抑えて第2回転体182を昇温させることができる。
また、ステップST17で、制御部150は、加湿ヒーター345をONにして昇温を開始する。
制御部150は、判定部として機能し、昇温開始後、加熱部84に異常が発生していないか否かを判定する異常判定を行う(ステップST18)。
シート製造装置100が実行する異常判定の処理として、3通りの処理が挙げられる。これらの処理を、第1の処理、第2の処理、第3の処理として順次説明する。
[1]第1の処理
図11は、シート製造装置100の動作を示すフローチャートであり、ステップST18で実行される第1の処理を示す。
制御部150は、加熱部84の昇温を開始してからの経過時間をカウントし、予め設定された時間が経過した時点における温度を、温度センサー308a、308bにより検出する(ステップST31)。ステップST31の設定時間は、例えば、判定基準データ126に含まれて予め記憶される。
制御部150は、ステップST31で検出した温度に基づき、設定時間における温度変化を示す温度勾配を算出する(ステップST32)。制御部150は、算出した温度勾配が、判定基準データ126において設定された範囲内であるか否かを判定する(ステップST33)。制御部150は、温度勾配が設定範囲内である場合(ステップST33;Yes)、加熱部84が正常であると判定する(ステップST34)。制御部150は、温度勾配が設定範囲内でない場合(ステップST33;No)、加熱部84が正常でない(異常がある)と判定する(ステップST35)。
図12は、加熱部84の温度勾配の例を示す図表である。
図12において横軸は時間の経過を示し、縦軸は加熱部84の温度を示す。加熱部84の温度は、具体的には、温度センサー308a、308bにより検出される温度である。図中の実線G1は加熱部84の温度変化を示す。また、図中に仮想線で示すG2及びG3は、それぞれ、加熱部84が正常である場合の温度勾配の上限と下限を示す。
制御部150は、加熱部84の昇温開始(時刻t0)から設定時間が経過した時点(時刻t1)で、温度センサー308a、308bの検出温度T1を取得する。制御部150は、昇温開始時における温度センサー308a、308bの検出温度T0と、温度T1との差を、経過時間TE1により除算することで、温度勾配を算出する。温度勾配は、単位時間あたりの温度上昇を示し、図12における加熱部84の温度変化G1の傾きθに相当する。
時刻t1の値は適宜設定されればよいが、例えば、時刻t1における温度T1が、加熱部84の加熱温度として設定される目標温度よりも低い温度であることが好ましい。例えば、上述のように添加物の加熱温度は摂氏100度を超えることが多いが、これに対応して、温度T1は、摂氏80度以下とすることが好ましく、50度以下であればより好ましい。つまり、時刻t1は、温度センサー308a、308bの検出温度が、室温(シート製造装置100の周囲温度)より高温であって、加熱部84の加熱温度の設定値よりも低温になるような時刻に設定される。
なお、温度T0は、予め設定された値を用いてもよいし、昇温を開始する前または開始時点における温度センサー308a、308bの検出温度から制御部150が求めてもよい。
制御部150は、温度変化G1を温度変化G2、G3の各々と比較する。温度変化G2は加熱部84に異常がない場合の上限の勾配に対応し、温度変化G3は下限の温度勾配に対応する。従って、温度変化G1が、温度変化G2と温度変化G3との間の範囲RA1内である場合は、加熱部84が正常であると判定できる。
図12には温度センサー308a、308bの検出値から1つの温度勾配を算出する例を示した。この場合、制御部150は、温度センサー308a、308bの検出値に対し、平均値を算出する等の統計的演算を行い、1つの温度勾配を求める。
制御部150は、温度センサー308a及び温度センサー308bのそれぞれの検出温度を取得できる。制御部150は、温度センサー308aの検出温度、及び、温度センサー308bの検出温度のそれぞれについて、温度勾配を求めてもよい。この場合、第1回転体181の温度勾配、及び、第2回転体182の温度勾配が、それぞれ算出される。この場合には、判定基準データ126は、ヒーター339aに対応する異常判定用のデータと、ヒーター339bに対応する異常判定用のデータとを個別に含んでもよい。制御部150は、第1回転体181の温度勾配を算出し、この温度勾配が、第1回転体181の昇温に異常がない場合の温度勾配の範囲内であるか否かに基づき、第1回転体181の異常の有無を判定する。同様に、制御部150は、第2回転体182の温度勾配を算出し、この温度勾配が、第2回転体182に異常がない場合の温度勾配の範囲内であるか否かに基づき、第2回転体182の異常の有無を判定する。
このように、第1の処理では、制御部150により、昇温開始から設定時間が経過するまでの温度勾配に基づき、加熱部84の異常を適切に、容易に判定できる。
加熱部84の異常の具体的な例としては、温度勾配が範囲RA1よりも低い場合(傾きθが小さい場合)は、ヒーター339a、339bの断線や、温度センサー308a、308bの接触不良または接触部の異物混入が挙げられる。また、温度勾配が範囲RA1よりも高い場合(温度勾配θが大きい場合)は、温度センサー308a、308bの故障が挙げられる。いずれの場合も加熱部84の加熱温度を調整する機能に支障があるため、異常と判定される。
なお、第1の処理において、温度変化G1が範囲RA1内であるか否かの判定は、温度勾配θを比較する方法に限らず、例えば温度を比較することで行ってもよい。例えば、時刻t1における温度の上限値は温度変化G2から求められ、温度の下限値は温度変化G3から求められる。制御部150は、時刻t1における検出温度を、温度変化G2に対応する上限値、及び、温度変化G3に対応する下限値のそれぞれと比較することで、温度勾配が範囲RA1内であるか否かを速やかに判定できる。
[2]第2の処理
図13は、シート製造装置100の動作を示すフローチャートであり、ステップST18で実行される第2の処理を示す。
制御部150は、加熱部84の昇温を開始してから、予め設定された一定時間毎に、温度センサー308a、308bの検出温度を取得する(ステップST41)。制御部150は、昇温開始からの経過時間を監視し(ステップST42)、予め設定された時間が経過しない間は(ステップST42;No)、ステップST41の温度検出を一定時間周期で繰り返し実行する。
昇温開始から設定時間が経過すると(ステップST42;Yes)、制御部150は、ステップST41で検出した温度に基づき温度勾配を算出する(ステップST43)。ステップST43で算出される温度勾配は、上述したように、温度センサー308a、308bの両方の検出温度を加味した1つの温度勾配であってもよい。或いは、温度センサー308aの検出温度に基づく温度勾配と、温度センサー308bの検出温度に基づく温度勾配とを含んでもよい。
制御部150は、ステップST43算出した温度勾配が、判定基準データ126において設定された範囲内であるか否かを判定する(ステップST44)。制御部150は、温度勾配が設定範囲内である場合(ステップST44;Yes)、加熱部84が正常であると判定する(ステップST45)。制御部150は、温度勾配が設定範囲内でない場合(ステップST44;No)、加熱部84が正常でない(異常がある)と判定する(ステップST46)。
ステップST41で温度を検出する周期は、昇温開始から設定時間が経過するまでの期間(図12の時刻t0−t1間の期間TE1に相当)に比べて短い時間に設定される。具体的には、設定時間が経過するまでの期間に複数回の温度検出を行うことが望ましく、10回以上の温度検出を行うことが可能な周期であるとよい。
第2の処理では、複数回の温度検出を行った結果から温度勾配を算出するので、温度検出の際にノイズの影響を受けても正確な温度勾配を算出できるという利点がある。ノイズ源としては、例えば、ヒーター339a、339bがハロゲンランプ等で構成される場合に、ヒーター339a、339bをONに切り替える際のスイッチングノイズが挙げられる。また、第1回転体181、第2回転体182が摩擦により帯電した場合、放電ノイズを発生する可能性がある。また、ローラー移動部341がソレノイドやステッピングモーターを有する場合の電磁ノイズがノイズ源として挙げられる。これらのノイズの影響を受けても適切に温度を検出し、異常の有無を正確に判定できる。
[3]第3の処理
図14は、シート製造装置100の動作を示すフローチャートであり、ステップST18で実行される第3の処理を示す。
第3の処理で、制御部150は、加熱部84の昇温を開始してから、抵抗検出部309a、309bの検出値を取得する(ステップST51)。制御部150は、取得した検出値が、予め設定された範囲内であるか否かを判定する(ステップST52)。検出値が設定範囲から逸脱する値である場合(ステップST52;No)、制御部150は、異常ありと判定する(ステップST53)。また、検出値が設定範囲から逸脱する値である場合(ステップST52;No)、制御部150は、昇温開始から予め設定された時間が経過したか否かを判定する(ステップST54)。設定時間が経過していない間は(ステップST54;No)、ステップST51に戻って検出値を取得する処理を継続する。この場合、ステップST51−ST52の動作は、予め設定された周期で実行されてもよい。
昇温開始から設定時間が経過した場合(ステップST54;Yes)、制御部150は、加熱部84が正常であると判定する(ステップST55)。
つまり、昇温開始から設定時間が経過するまで、ヒーター339a、339bの電気抵抗が設定範囲内である場合に、制御部150は、加熱部84が正常であると判定する。
抵抗検出部309a、309bの検出値は、ヒーター339a、339bの電気抵抗値であるから、第3の処理ではヒーター339a、339bが正常であるか否かが判定される。検出値すなわち電気抵抗値が設定範囲より大きい場合には、ヒーター339a、339bの断線や接触不良が疑われる。検出値すなわち電気抵抗値が設定範囲より小さい場合には、ヒーター339a、339bを含む回路の絶縁不良や短絡が疑われる。これらの異常について、第3の処理を行うことで容易に検出できる。
仮に、シート製造装置100において加熱部84の不具合が発生して、不具合の発見までに時間を要した場合、例えば、シート製造装置100の内部に、原料MAを解繊した繊維と添加物とが混合した混合物が滞留する。このような状態では、加熱部84の不具合を解消するだけでなく、原料MA及び材料が搬送される経路をクリーニングし、シートSの製造に適しない材料を除去し、廃棄する必要がある。この作業には多くの労力を要し、作業中はシート製造装置100を停止するため、ダウンタイムが発生する。また、除去される材料はシートSの製造に寄与することがなく、損失となる。このような材料、労力、及び時間的な損失を最小限に抑えるためには、加熱部84の不具合を速やかに検出することが有効である。特に、シートSの製造を開始する前に不具合を検出できれば、不要な材料の除去に要する時間と労力を大幅に縮小でき、廃棄される材料も少なくて済む。さらに、加熱部84の温度が加熱温度に近い高温になる前に不具合を検出できれば、第1回転体181、第2回転体182の表面に材料が付着し溶融するなど、クリーニングの障害となる事象が発生しないうちに、シート製造装置100を停止させることができる。従って、シートSの製造を開始する前に、加熱部84の昇温を行う過程で、加熱部84の異常の有無を判定できることは、シートSの製造効率を高める上で効果的である。
ステップST52では、抵抗検出部309aの検出値と、抵抗検出部309bの検出値とを、それぞれ別に設定範囲と比較して判定してもよい。この場合、判定基準データ126は、抵抗検出部309aの異常判定用の値または範囲と、抵抗検出部309bの異常判定用の値または範囲とを、別に含んでもよい。
制御部150は、ステップST18(図9)において、第1−第3の処理のいずれか1の処理、或いは複数の処理を組み合わせて実行する。制御部150は、第1−第3の処理から、実行する処理を選択可能な構成であってもよい。この場合、制御部150は、操作画面160の操作、或いは、事前の設定に従って、実行する処理を選択し、選択した処理をステップST15で実行する。また、制御部150は、第1−第3の処理のうちいずれか1または2の処理のみを実行可能な構成であってもよい。
制御部150は、ステップST18の処理の結果が異常であるか正常であるかを判定する(ステップST19)。加熱部84が正常(異常でない)と判定した場合(ステップST19;Yes)、加熱部84の昇温完了時刻を推定する処理を行う(ステップST20)。昇温完了時刻は、加熱部84の温度が、ステップST14で設定された加熱温度に達するタイミングである。
第1−第3の処理について説明したように、ステップST18の異常判定処理は加熱部84の昇温開始から設定時間内に行われる。この設定時間における加熱部84の温度上昇(温度勾配)に基づき、制御部150は、昇温完了時刻を推定できる。
続いて、制御部150は、ステップST20で推定した昇温完了時刻に対応するように、シート製造装置100の各部が搬送を開始するタイミングを決定する(ステップST21)。制御部150は、ステップST21で決定したタイミングに合わせて前倒し駆動を開始する(ステップST22)。
ここで、前倒し駆動について図15及び図16を参照して説明する。
図15及び図16は、シート製造装置100の動作例を示す図である。図15において、Aは加熱部84の温度変化を示すタイミングチャートであり、BはシートSの製造工程を、Aのタイミングチャートに対応して示す模式図である。また、図16において、Aは加熱部84の温度変化を示すタイミングチャートであり、BはシートSの製造工程を、Aのタイミングチャートに対応して示す模式図である。
図16は図9で説明した前倒し駆動を行う場合のシート製造装置100の動作を示し、図15は、前倒し駆動を行わない場合のシート製造装置100の動作を、図16と比較するために示す。
図15のAにおいて縦軸は時間の経過を示し、時刻t0は加熱部84の昇温が開始されたタイミングを示す。
制御部150の制御により、時刻t0でカレンダーローラー85の昇温が開始され、加熱部84の温度は、温度変化Gで示すように時間の経過とともに上昇する。時刻t11に、加熱部84の温度が目標温度である温度T11に達すると、制御部150は、図15のBに示すようにシート製造装置100における搬送を開始する。
シート製造装置100がシートSを製造する工程は、図15のBに示すように、シート製造装置100が備える各駆動部の配置順序で表すことができる。駆動部の配置順序は、シート製造装置100において原料MA、材料およびシートSが搬送される搬送経路における順序である。具体的には、供給部10、粗砕部12、解繊部20、分級部としてのドラム部41、選別部40、第1ウェブ形成部45、回転体49、混合部50、第2ウェブ形成部70、加圧部82、加熱部84、切断部90、及び排出部96の順に配置される。
図15の例では、制御部150が、時刻t11で加熱部84の温度が目標温度に達したことを検出して、時刻t11で原料MAの搬送を開始する。その後、シートSの製造工程に従って、原料MA、原料MAに由来する材料及びシートSが搬送される。例えば、時刻t11で原料MAの供給が開始されてから、この先頭の原料MAにより構成される第2ウェブW2が加熱部84に到達するタイミングを時刻t12とする。この場合、原料MAが、経路M1を通過して加熱部84に達するまで、時刻t0−t12の期間TE12を要したことになる。さらに、時刻t11で供給開始された原料MAにより構成されるシートSが排出部96に排出されるタイミングを時刻t13とする。原料MAが、経路M2を通過して排出部96に達するまで、時刻t0−t13の期間TE13を要したことになる。
シート製造装置100は、ステップST21−ST22で、前倒し駆動を実行する。
図16に示すように、制御部150は、加熱部84の昇温を開始してから所定時間経過後の時刻t22で、加熱部84の温度の上昇に関する温度勾配θを算出する。温度勾配θは、制御部150が検出する加熱部84の温度が目標温度T11よりも低温であるタイミングで実行される。例えば、ステップST31(図11)の動作で参照する設定時間経過後の時刻t21とすることができる。時刻t21における温度T1と、昇温開始時の温度T0との温度差を、昇温開始(時刻t0)から時刻t21までの経過時間で除算することにより、温度勾配θを求めることができる。
制御部150は、ステップST20(図9)で、温度勾配θに基づいて加熱部84の温度が目標温度T11に達する時刻を推定する。推定される時刻を時刻t11*とする。例えば、予め記憶部140が記憶する演算式や温度上昇曲線に関するデータに、温度勾配θや初期温度T0、目標温度T1等を当てはめる演算により、推定時刻t11*を求めることができる。また、記憶部140が、温度勾配θ、初期温度T0、目標温度T1等に推定時刻t11*を対応付けるテーブルを記憶しており、このテーブルを参照して制御部150が推定時刻t11*を求める構成であってもよい。
制御部150は、ステップST21(図9)で、推定時刻t11*に基づき原料MAの供給を開始するタイミング(搬送開始タイミング)である時刻t22を決定する。
供給部10から供給される原料MAが加熱部84に達するタイミングを時刻t23とすると、時刻t23は、加熱部84の温度が目標温度T11に達するタイミングより後である。この場合、時刻t22で供給された原料MAが処理され成形された第2ウェブW2が、加熱部84が適切な加熱温度になってから、加熱部84に到達するので、第2ウェブW2を適切な温度で加熱処理できる。
このような設定を行うため、制御部150は、推定時刻t11*と、原料MAが供給部10から加熱部84までの経路M1を移動するために必要な時間とを比較して、時刻t22を決定する。具体的には、推定時刻t11*から、原料MAが経路M1を移動するのに要する時間だけ遡った時間が、時刻t22の限界値である。時刻t22は、限界値より後の時刻であれば、いつでもよいが、昇温開始時刻t0に近い方が、待ち時間を節約する効果が大きい。例えば、時刻t22は時刻t21と同じタイミングであってもよい。
時刻t22から原料MAの供給を開始すると、図中に符号TE22で示すオーバーラップ期間が発生する。オーバーラップ期間TE22は、加熱部84の昇温と、原料MAの搬送との2つの動作が重ねて(並行して)実行される期間である。オーバーラップ期間TE22を設けることで、第2ウェブW2が加熱部84に達する時刻t23は、図15で説明した時刻t12よりも早いタイミングとなる。これに伴い、シートSが排出部96に排出される時刻t24は、図15で説明した時刻t13よりも早いタイミングとなる。図16には、参考のために図15の時刻t12、t13を示す。
このように、前倒し駆動を行うことで、原料MAが経路M1を移動して加熱部84に達するまでの期間TE21、及び、原料MAが経路M2を移動して排出部96から排出されるまでの期間TE22を、効果的に短縮できる。このため、シートSの製造を開始してからシートSが排出されるまでの待ち時間を短縮できる。
図9に戻り、制御部150は、前倒し駆動を開始した後、加熱部84の温度、すなわち温度センサー308a、308bの検出温度が目標温度に達したか否かを判定する(ステップST23)。制御部150は、加熱部84の温度が目標温度に達していない間は(ステップST23;No)、待機する。この待機中、制御部150は、他の駆動部の制御を行うことは勿論可能である。目標温度に達した場合(ステップST23;Yes)、制御部150は、シートSの製造すなわちジョブを開始する(ステップST24)。
シート製造装置100の駆動部のうち、図16に示した順序1〜10の各部は、ステップST22で前倒し駆動を開始する際に、動作を開始する。例えば、供給部10、粗砕部12、解繊部20、ドラム部41、選別部40、第1ウェブ形成部45、回転体49、第2ウェブ形成部70、及び加圧部82は、ステップST22で動作を開始する。また、制御部150は、ステップST22(図16の時刻t22)では少なくとも、シートSの製造工程の前半である順序1〜7の各部を駆動し、ステップST22よりも後のタイミングで混合部50の動作を開始してもよい。すなわち、細分体Pが添加物供給部52に達する前の任意のタイミングで、添加物供給部52による添加物の供給を開始してもよい。この場合、制御部150は、添加物供給部52による添加物の供給を開始するタイミングと合わせて、第2ウェブ形成部70の動作を開始してもよい。或いは、制御部150は、添加物供給部52による添加物の供給を開始するより前に、第2ウェブ形成部70の動作を開始してもよい。
ステップST24で、制御部150は、少なくとも、加熱部84を第2位置から第1位置に変位させて、加熱部84による加熱動作を開始する。また、加熱部84以外に、ステップST24において動作を開始していない駆動部があれば、これらの駆動部もステップST24で動作を開始する。
シートSの製造開始後、制御部150は、ジョブが完了したか否かを判定する(ステップST25)。例えば、ステップST13で製造するシートSの数が指定され、指定された数のシートSの製造が完了した場合には、ジョブが完了する。停止指示ボタン161bが操作された場合もジョブが完了する。
ジョブが完了していない場合(ステップST25;No)、制御部150はステップST25で待機する。ジョブが完了した場合(ステップST25;Yes)、制御部150は、停止シーケンスを実行して、シート製造装置100を停止状態に移行させる(ステップST26)。停止シーケンスでは、ヒーター339a、339b及び加湿ヒーター345を含む各駆動部を停止させる。
なお、ステップST26で実行する停止シーケンスは、停止指示ボタン161bの操作が行われたときに割り込み処理として実行できる。また、待機指示ボタン161dの操作が行われたとき、制御部150は、割り込み処理としてステップST19の動作を実行してもよい。
ところで、加熱部84が第2位置から第1位置に変位する際には、第1回転体181と第2回転体182とが第2ウェブW2に接触する際に、温度の低下が生じることが知られている。温度低下の要因は、例えば、第1回転体181及び第2回転体182が第2ウェブW2に接触することで、第2ウェブW2に熱を奪われることである。
そこで、加熱制御部157は、加熱部84を、ステップST14で設定される目標温度よりも高温まで昇温してもよい。より具体的には、加熱制御部157は、ステップST16で加熱部84の昇温を開始する際に、加熱部84の昇温の目標温度を、ステップST14で設定される目標温度T11よりも高温の温度(ここでは温度T11´とする)に設定する。そして、ス制御部150は、ステップST23で、加熱ローラー86の温度が目標温度T11´に達したと判定し、加熱部84を第1位置に変位させる際に、目標温度を、ステップST14で設定される目標温度T11に変更する。温度T11´は、温度T11が決定された後、予め設定された温度差ΔTを温度T11に加算することで求めることができる。温度差ΔTは、ニップによる温度低下を加味して決定され、予め、例えば設定データ121に含まれて記憶しておけばよい。
これにより、加熱部84が第1位置に変位した直後から、加熱部84において適切な温度で第2ウェブW2を加熱できる。このため、加熱不良のシートSの量を減らすことができる。
また、制御部150は、ヒーター339a、339bにより加熱部84を昇温させる過程で、加熱部84の温度のオーバーシュートを抑制する制御を行っても良い。
図17は、シート製造装置100の動作例を示すタイミングチャートであり、加熱部84の昇温をする際のオーバーシュートを抑制する制御を示す。図17の縦軸は加熱部84の温度を示し、具体的には温度センサー308a、308bの検出温度を示す。横軸は時間の経過を示す。
図17において、温度変化G11はオーバーシュートを抑制しない場合の温度変化に相当する。昇温開始時の温度T0が目標温度T11よりも低温である場合、ヒーター339a、339bの能力が高い場合、第1回転体181、加熱体183の熱容量が大きい場合など、温度変化G11に示すようにオーバーシュートが発生する可能性がある。オーバーシュートが収束して加熱部84の温度が安定するタイミングは、例えば図17に示す時刻tosである。
制御部150は、ヒーター339a、339bのON/OFFを繰り返し実行する制御や、ヒーター339a、339bの出力を切り替える制御等を行うことにより、温度変化G12で示すように、オーバーシュートを抑制することができる。
この場合、ステップST20で推定する昇温完了時刻t11*は、オーバーシュート制御によって加熱部84の温度が目標温度T11またはその近傍で安定するタイミングであることが好ましい。従って、制御部150は、温度変化G12の温度勾配θに基づき昇温完了時刻t11*を求める処理で、オーバーシュート制御を加味した処理を行ってもよい。
以上、説明したように、実施形態のシート製造装置100は、繊維を含む原料MAを供給する供給部10と、原料MAを解繊する解繊部20と、解繊部20により解繊された解繊物と、結合材としての添加物との混合物を加熱する加熱部84と、を有する。シート製造装置100は、加熱部84の異常を判定する制御部150を有し、制御部150により加熱部84に異常がないと判定された場合に供給部10による原料MAの供給を開始しシートSの製造を開始する。
本発明のシート製造装置、及び、シート製造装置の制御方法を適用したシート製造装置100によれば、加熱部84に異常がないと判定された場合に原料MAを供給するので、不適切な条件で加熱されたシートSが出力されることを防止できる。従って、加熱部84の異常が発生した場合に、この異常を速やかに検知でき、不適切な条件によるシートSの製造を抑制することができる。このため、原料MAや材料の無駄を回避できる。
また、シート製造装置100は、供給部10が供給する原料MA、解繊部20により解繊された解繊物、及び混合物のうち少なくともいずれかを搬送する搬送部としての駆動部を備える。制御部150は、駆動部による原料MA、材料及びシートSの搬送を制御する。制御部150は、加熱部84に異常がないと判定された後に、搬送を開始させる。これにより、加熱部84に異常がないと判定された後に搬送を開始してシートSの製造を行うので、加熱部84の異常が発生した場合に、原料MAや材料の無駄を防止できる。
また、シート製造装置100は、加熱部84の温度を検出する温度センサー308a、308bを備える。制御部150は、加熱部84の加熱を開始した後に温度センサー308a、308bにより検出された温度に基づき、加熱部84の昇温の温度勾配を求め、温度勾配に基づき加熱部84の異常を判定する。これにより、加熱部84を昇温する間の温度勾配に基づき、加熱部84の異常を適切に判定できる。
また、制御部150は、第1の処理及び第2の処理で、加熱部84の加熱を開始した後に温度センサー308a、308bにより検出された温度に基づいて求められる加熱部84の昇温の温度勾配から、搬送部による搬送を開始させるタイミングを制御する。これにより、加熱部84の温度の上昇に合わせて搬送を開始することができるので、加熱部84の昇温が完了してから搬送を開始する場合に比べ、待ち時間を短縮できる。
また、制御部150は、第2の処理で、加熱部84の加熱を開始した後、予め設定された時間内に温度センサー308a、308bが複数回の検出を行ったときに検出される温度に基づき、加熱部84の昇温の温度勾配を求める。これにより、温度勾配を求める場合のノイズの影響等を抑制することができ、より高精度で加熱部84の異常を検出できる。
また、加熱部84は、通電により発熱するヒーター339a、339bを有し、ヒーター339a、339bの電気抵抗を検出する抵抗検出部309a、309bを備える。制御部150は、第3の処理で、抵抗検出部309a、309bにより検出される電気抵抗に基づき加熱部84の異常を判定する。これにより、発熱体の異常を速やかに検出することができる。
また、シート製造装置100は、供給部10が供給する原料MAを粗砕する粗砕部12を備え、解繊部20は粗砕部12により粗砕された原料MAを解繊する。この構成によれば、粗砕された原料MAを解繊して加熱する構成において、加熱部84に異常がないと判定された後に搬送を開始してシートSの製造を行うので、加熱部84の異常発生時における原料MAの無駄を防止できる。
また、供給部10は、予め粗砕された原料MAを解繊部20に供給する構成であってもよい。この構成によれば、粗砕された原料MAを解繊して加熱する構成において、加熱部84に異常がないと判定された後に搬送を開始してシートSの製造を行うので、加熱部84の異常発生時における原料MAの無駄を防止できる。
なお、上記実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明を実施する具体的態様に過ぎず、本発明を限定するものではなく、上記実施形態で説明した構成の全てが本発明の必須構成要件であることも限定されない。また、この発明は上記実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、種類毎に原料MAを収容する収容部としてスタッカー11を備える構成を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、解繊部20により解繊された原料が外部から供給される構成であってもよい。この構成では、解繊された原料を収容したカートリッジ(図示略)を複数備え、これらのカートリッジから切り替えてドラム部41に原料としての解繊物を供給してもよい。また、原料として細分体Pを外部から管54に供給する構成としてもよい。
また、上記実施形態のシート製造装置100は、原料MAを気中で解繊することにより材料を得て、この材料と樹脂とを用いてシートSを製造する乾式のシート製造装置100として説明した。本発明の適用対象はこれに限定されず、水等の溶媒中に繊維を含む原料を溶解または浮遊させ、この原料をシートに加工する、いわゆる湿式のシート製造装置にも適用できる。また、気中で解繊された繊維を含む材料をドラムの表面に静電気等により吸着させ、ドラムに吸着された原料をシートに加工する静電方式のシート製造装置にも適用できる。これらのシート製造装置では、シートに加工される前またはシート状の材料を搬送する工程において、上記実施形態の構成を適用可能である。これらのシート製造装置において、原料を加熱する加熱部を有する構成であれば、この加熱部の温度を制御する制御部に本発明を適用できる。
また、シート製造装置100は、シートSに限らず、硬質のシート或いは積層したシートで構成されるボード状、或いは、ウェブ状の製造物を製造する構成であってもよい。また、シートSは、パルプや古紙等を原料MAとする紙であってもよく、天然繊維または合成樹脂製の繊維を含む不織布であってもよい。また、シートSの性状は特に限定されず、筆記や印刷を目的とした記録紙(例えば、いわゆるPPC用紙)として使用可能な紙であってもよいし、壁紙、包装紙、色紙、画用紙、ケント紙等であってもよい。また、シートSが不織布である場合、一般的な不織布のほか、繊維ボード、ティッシュペーパー、キッチンペーパー、クリーナー、フィルター、液体吸収材、吸音体、緩衝材、マット等としてもよい。
9…シュート、10…供給部、10a…分別部、11…スタッカー、12…粗砕部、20…解繊部、26…解繊部ブロアー、27…集塵部、28…捕集ブロアー、40…選別部、41…ドラム部、45…第1ウェブ形成部、46…メッシュベルト、48…吸引部、49…回転体、50…混合部、52…添加物供給部、52a…排出部、52b…供給調整部、52c…供給管、54…管、56…混合ブロアー、60…堆積部、61…ドラム部、62…導入口、70…第2ウェブ形成部、72…メッシュベルト、76…サクション機構、77…サクションブロアー、79…搬送部、79a…メッシュベルト、80…シート形成部、82…加圧部、84…加熱部、85…カレンダーローラー、86…加熱ローラー、90…切断部、92…第1切断部、94…第2切断部、96…排出部、100…シート製造装置、102…製造部、110…制御装置、111…メインプロセッサー、114…センサーI/F、115…駆動部I/F、116…表示パネル、117…タッチセンサー、119…IC読取部、120…不揮発性記憶部、121…設定データ、122…表示データ、126…判定基準データ、140…記憶部、150…制御部(判定部)、151…オペレーティングシステム、153…操作検出部、154…検出制御部、155…データ取得部、156…駆動制御部、157…加熱制御部、160…操作画面、161…動作指示部、161a…開始指示ボタン、161b…停止指示ボタン、161c…中断指示ボタン、161d…待機指示ボタン、162…カートリッジ情報表示部、162c…カートリッジ選択部、163…シート設定部、163a…色設定部、163b…厚さ設定部、163c…原料設定部、164…報知部、181…第1回転体、182…第2回転体、183…加熱体、190…変位機構、202、204、206、208、210、212…加湿部、301…古紙残量センサー、302…添加物残量センサー、303…排紙センサー、304…水量センサー、306…風量センサー、307…風速センサー、308a、308b…温度センサー(温度検出部)、309a、309b…抵抗検出部、311…粗砕部駆動モーター、313…解繊部駆動モーター、315…給紙モーター、317…添加物供給モーター、318…中間ブロアー、325…ドラム駆動モーター、327…ベルト駆動モーター、329…分断部駆動モーター、331…ドラム駆動モーター、333…ベルト駆動モーター、335…加圧部駆動モーター、337…加熱部駆動モーター、339a、339b…ヒーター(発熱体)、341…ローラー移動部、343…気化式加湿器、345…ミスト式加湿器、345…加湿ヒーター、349…給水ポンプ、351…切断部駆動モーター、501…添加物カートリッジ、521…IC、MA…原料、P…細分体、S…シート、W1…第1ウェブ、W2…第2ウェブ。

Claims (9)

  1. 繊維を含む原料を供給する供給部と、
    前記原料を解繊する解繊部と、
    前記解繊部により解繊された解繊物と、結合材との混合物を加熱する加熱部と、
    前記加熱部の異常を判定する判定部と、を有するシート製造装置において、
    前記判定部により前記加熱部に異常がないと判定された場合に前記供給部による前記原料の供給を開始しシートの製造を開始する、シート製造装置。
  2. 前記供給部が供給する前記原料、前記解繊部により解繊された解繊物、及び前記混合物のうち少なくともいずれかを搬送する搬送部と、
    前記搬送部による搬送を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記判定部により前記加熱部に異常がないと判定された後に、前記搬送部による搬送を開始させる、請求項1記載のシート製造装置。
  3. 前記加熱部の温度を検出する温度検出部を備え、
    前記判定部は、前記加熱部の加熱を開始した後に前記温度検出部により検出された温度に基づき、前記加熱部の昇温の温度勾配を求め、前記温度勾配に基づき前記加熱部の異常を判定する、請求項2記載のシート製造装置。
  4. 前記制御部は、前記加熱部の加熱を開始した後に前記温度検出部により検出された温度に基づいて求められる前記加熱部の昇温の温度勾配から、前記搬送部による搬送を開始させるタイミングを制御する、請求項3記載のシート製造装置。
  5. 前記判定部は、前記加熱部の加熱を開始した後、予め設定された時間内に前記温度検出部が複数回の検出を行ったときに検出される温度に基づき、前記加熱部の昇温の温度勾配を求める、請求項3または4記載のシート製造装置。
  6. 前記加熱部は、通電により発熱する発熱体を有し、
    前記発熱体の電気抵抗を検出する抵抗検出部を備え、
    前記判定部は、前記抵抗検出部により検出される電気抵抗に基づき前記加熱部の異常を判定する、請求項2記載のシート製造装置。
  7. 前記供給部が供給する原料を粗砕する粗砕部を備え、
    前記解繊部は前記粗砕部により粗砕された前記原料を解繊する、請求項1から6のいずれか1項に記載のシート製造装置。
  8. 前記供給部は予め粗砕された前記原料を前記解繊部に供給する、請求項1から6のいずれか1項に記載のシート製造装置。
  9. 繊維を含む原料を供給する供給部と、前記原料を解繊する解繊部と、前記解繊部により解繊された解繊物と、結合材との混合物を加熱する加熱部と、前記加熱部の異常を判定する判定部と、を有するシート製造装置の制御方法であって、
    前記判定部により前記加熱部に異常がないと判定された場合に前記供給部による前記原料の供給を開始しシートの製造を開始する、シート製造装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109894223A (zh) * 2019-04-17 2019-06-18 杭州致爱包装制品有限公司 一种废纸箱回收装置
CN119000266A (zh) * 2024-07-10 2024-11-22 山东鸿泰鼎新材料科技有限公司 一种莱赛尔纤维原纤化程度检测设备

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