JP2018162024A - 負圧式倍力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブーツの内部に存在する潤滑剤の外部への漏出を防止することができる負圧式倍力装置を提供すること。
【解決手段】負圧式倍力装置100は、一端側にてブースタシェルの筒部112aに連結される連結部161と、他端側にて入力軸141を挿通する挿通孔162aを有する挿通部162と、連結部161と挿通部162とを接続する蛇腹部163と、を有してバルブボディ130を外方から被覆する筒状のブーツ160を備えている。ブーツ160は、連結部161の内周面161b及び蛇腹部163の内周面163bにて、バルブボディ130の外周面131aに塗布された潤滑剤がブーツ160の内周面161b及び内周面163bを伝って連通部である隙間Kに向けて流動することを阻害する阻害部としてのリップ部161a、収容部161c及び周状凸部163aを備える。
【選択図】図3
【解決手段】負圧式倍力装置100は、一端側にてブースタシェルの筒部112aに連結される連結部161と、他端側にて入力軸141を挿通する挿通孔162aを有する挿通部162と、連結部161と挿通部162とを接続する蛇腹部163と、を有してバルブボディ130を外方から被覆する筒状のブーツ160を備えている。ブーツ160は、連結部161の内周面161b及び蛇腹部163の内周面163bにて、バルブボディ130の外周面131aに塗布された潤滑剤がブーツ160の内周面161b及び内周面163bを伝って連通部である隙間Kに向けて流動することを阻害する阻害部としてのリップ部161a、収容部161c及び周状凸部163aを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両に搭載されてブレーキ装置を構成する負圧式倍力装置に関する。
従来から、例えば、下記特許文献1に開示された負圧式倍力装置が知られている。この従来の負圧式倍力装置は、入力が加えられる入力軸と、リアシェルに対して相対移動可能に配設されたバルブボディと、リアシェルと入力軸との間に設けられた伸縮可能なブーツと、を備えている。ブーツは、バルブボディ内に大気が流入する際、バルブボディ内に異物等が進入することを防止するように、バルブボディを外方から覆うようになっている。
ところで、負圧式倍力装置においては、一般に、リアシェルに固定されたシール部材とバルブボディとの摺動を円滑にするために、バルブボディの外周面に潤滑剤が塗布される。上記従来の負圧式倍力装置では、バルブボディの外周面に潤滑剤が塗布された状態で、組立後や輸送時にシェル(ブースタシェル)及びバルブボディが鉛直方向にて上方又は下方となるように置かれると、ブーツの内部に存在する潤滑剤がブーツの外部に漏出してしまう虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。即ち、本発明の目的は、ブーツの内部に存在する潤滑剤の外部への漏出を防止することができる負圧式倍力装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る負圧式倍力装置の発明は、中空状のブースタシェルと、ブースタシェルを定圧室と変圧室とに気密的に区画して移動可能な可動隔壁と、ブースタシェルに設けられた筒部に対して相対移動可能に挿入され、且つ、ブースタシェル内にて可動隔壁とともに一体に移動する筒状のバルブボディと、バルブボディ内にて相対移動可能に設けられて操作力を入力する入力部材と、バルブボディの推進力を出力する出力部材と、一端側にてブースタシェルの筒部に連結される連結部、他端側にて入力部材を挿通する挿通孔を有する挿通部、及び、連結部と挿通部とを接続する蛇腹部を有してバルブボディを外方から被覆する筒状のブーツと、ブーツの内部に存在して筒部に対するバルブボディの相対移動を潤滑する潤滑剤と、を備えた負圧式倍力装置であって、ブーツは、内周面にて、潤滑剤がブーツの内周面を伝ってブーツの内部と外部とを連通する連通部に向けて流動することを阻害する阻害部を備える。
これによれば、ブーツは、内周面に阻害部を備えることができる。阻害部は、ブーツの内部に存在する潤滑剤が内周面を伝って連通部に向けて流動することを阻害することができる。これにより、ブーツは、潤滑剤がブーツの外部に漏出することを防止することができる。従って、ブーツは、負圧式倍力装置のブースタシェル及びバルブボディが鉛直方向にて上方又は下方に向けて保持される場合であっても、潤滑剤の外部への漏出を阻害して防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、以下の実施形態及び各変形例の相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。又、説明に用いる各図は概念図であり、各部の形状は必ずしも厳密なものではない場合がある。
本実施形態の負圧式倍力装置100は、図1に示すように、車両のブレーキ装置10を構成するものである。車両のブレーキ装置10は、シリンダ機構20を備えている。シリンダ機構20は、マスタシリンダ21と、マスタピストン22,23と、マスタリザーバ24と、を備えている。マスタピストン22,23は、マスタシリンダ21内に摺動可能に配設されている。マスタピストン22,23は、マスタシリンダ21内を第一マスタ室21aと第二マスタ室21bとに区画している。マスタリザーバ24は、第一マスタ室21a及び第二マスタ室21bに連通する管路を有するリザーバタンクである。マスタリザーバ24と各マスタ室21a,21bとは、マスタピストン22,23の移動により連通又は遮断される。
又、シリンダ機構20は、ホイールシリンダ25、ホイールシリンダ26、ホイールシリンダ27及びホイールシリンダ28を備えている。ホイールシリンダ25は、車両の左後輪RLに配置されている。ホイールシリンダ26は、車両の右後輪RRに配置されている。ホイールシリンダ27は、車両の左前輪FLに配置されている。ホイールシリンダ28は、車両の右前輪FRに配置されている。マスタシリンダ21と各ホイールシリンダ25〜28は、アクチュエータ30を介して接続されている。これにより、各ホイールシリンダ25〜28は、左後輪RL、右後輪RR、左前輪FL及び右前輪FRに制動力を付与する。尚、詳細な説明を省略するが、アクチュエータ30は、図示省略の管路、電動ポンプ、電磁弁及び逆止弁等から構成されている。
車両のブレーキ装置10においては、運転者がブレーキペダル29を踏み込みと、マスタシリンダ21に気密的に連結された負圧式倍力装置100により踏力が倍力され、マスタシリンダ21内のマスタピストン22,23が押圧される。これにより、第一マスタ室21a及び第二マスタ室21bに同圧のマスタシリンダ圧が発生する。マスタシリンダ圧は、アクチュエータ30を介してホイールシリンダ25〜28に伝達される。
負圧式倍力装置100は、図2に示すように、中空状のブースタシェル110を備えている。ブースタシェル110には、可動隔壁120及びバルブボディ130が一体に移動(前進及び後進)するように組み付けられている。そして、ブースタシェル110の内部は、可動隔壁120により、前方の定圧室R1と、後方の変圧室R2と、に区画されている。
ブースタシェル110は、例えば、鉄、アルミ又は樹脂(強化プラスチック)等から形成されるフロントシェル部材111及びリアシェル部材112から構成される。フロントシェル部材111には、定圧室R1を負圧源(例えば、図示省略のエンジンの吸気マニホールド)に連通させるための負圧導入口111aが形成されている。負圧導入口111aには、逆止弁113が設けられている。逆止弁113は、定圧室R1の側から負圧源の側への空気の連通を許可し、負圧源の側から定圧室R1の側への空気の連通を遮断するように構成されている。
又、ブースタシェル110は、径方向の二箇所にて、フロントシェル部材111及びリアシェル部材112を気密的に貫通するタイロッドボルト114を有している。尚、図2においては、一方のタイロッドボルト114のみを示す。二本のタイロッドボルト114は、フロントシェル部材111の側にてマスタシリンダ21を支持するようになっている。このため、フロントシェル部材111の内面111bとタイロッドボルト114の拡径部114aとの間には、リテーナ115が配置されている。又、ブースタシェル110は、リアシェル部材112を気密的に貫通するリアボルト116を有している。リアボルト116は、静止部材、例えば、車両の車体に設けられたカウルCに固定されるようになっている。
可動隔壁120は、ブースタシェル110内にてバルブボディ130の軸線の方向に沿って前後方向に移動可能に設けられている。可動隔壁120は、環状のプレート部材121と、環状のダイアフラム122と、から構成されている。プレート部材121は、金属製(例えば、鉄)であり、ダイアフラム122に対して前方側(フロントシェル部材111の側)に配置される。
ダイアフラム122は、環状の弾性部材(例えば、環状のゴム材料)から形成されて伸縮変形可能となっており、外周縁がブースタシェル110(フロントシェル部材111及びリアシェル部材112)に気密的に固定され、且つ、内周縁がプレート部材121とともにバルブボディ130に気密的に固定される。具体的に、ダイアフラム122は、図2に示すように、外周ビード部122a、内周ビード部122b及びシート部122cを備えている。外周ビード部122aは、ダイアフラム122の外周縁に環状に設けられており、フロントシェル部材111とリアシェル部材112との連結部分にて気密的に挟持される。内周ビード部122bは、ダイアフラム122の内周縁に環状に設けられており、プレート部材121とともにバルブボディ130の外周面131aに気密的に固定される。シート部122cは、外周ビード部122aと内周ビード部122bとを互いに接続する。
バルブボディ130は、ブースタシェル110(より具体的には、リアシェル部材112)に対して相対移動可能に設けられ、且つ、可動隔壁120と一体にフロントシェル部材111に向けて前進及びリアシェル部材112に向けて後進する。バルブボディ130は、樹脂製で円筒状に形成された本体部131を備えている。
本体部131は、前方にてフロントシェル部材111との間に設けられたリターンスプリングSに係合しており、リターンスプリングSによって後方に向けて付勢されている。本体部131は、中央部分にてブースタシェル110のリアシェル部材112に設けられた筒部112aに軸線の方向に沿って前後方向に相対移動可能に組み付けられている。筒部112aの開口端部にはリップ状のシール部材112bが設けられている。本体部131は、シール部材112bにより、外周面131aがリアシェル部材112(ブースタシェル110)に対して気密的に組み付けられている。
ここで、シール部材112bの外周面112b1には、本体部131の外周面131aとシール部材112bとの間の摺動性を確保するために、潤滑剤としてのグリースGが厚く塗布されて保持されている(図4を参照)。これにより、グリースGは、リアシェル部材112の筒部112aに対して相対移動する本体部131の移動に伴い、シール部材112bから本体部131の外周面131aに対して供給されるようになっている。尚、本体部131の外周面131aには予めグリースGが薄く塗布されている(図4を参照)。そして、本体部131の外周面131a(即ち、バルブボディ130)のブースタシェル110外に突出する部位は、図2に示すように、後述する筒状のブーツ160によって被覆保護されている。
本体部131の内部には、一対の負圧連通路132が設けられている。尚、図2においては一方の負圧連通路132のみを示す。負圧連通路132は、前方端にてブースタシェル110の定圧室R1に連通するとともに、後方端にて本体部131の内部に連通するようになっている。又、本体部131の内部には、入力部材としての入力軸141とプランジャー142とが同軸になるように組み付けられるとともに、弁機構150とフィルタ143とが同軸になるように組み付けられている。更に、本体部131の内部には、プランジャー142の前方に、弾性部材(例えば、ゴム材料)からなる反動部材144及び出力部材としての出力軸145が同軸となるように組み付けられている。
入力軸141は、本体部131の軸線の方向に沿って前後方向に移動可能であり、球状先端部にてプランジャー142の連結部分に関節状に連結される。入力軸141は、後端に設けられた螺子部によりヨーク(図示省略)を介してブレーキペダル29に連結され、ブレーキペダル29に作用する踏力を操作力として前方に向けて受けるように構成されている。又、入力軸141は、円環部材146を介してリターンスプリングに係合しており、リターンスプリングによって後方に向けて付勢されている。
プランジャー142は、先端部にて反動部材144における後面の中央部分に当接する。又、プランジャー142は、中央部分に形成された環状の溝部においてキー部材に係合する。更に、プランジャー142は、後端部に、弁機構150における環状の大気弁座が設けられている。尚、キー部材は、バルブボディ130の本体部131に対するプランジャー142の前後方向への移動を規制する機能と、ブースタシェル110に対するバルブボディ130の後方への移動限界位置(バルブボディ130の後方復帰位置)を規定する機能を有する部材である。
反動部材144は、出力軸145の後方円筒部145aに収容されて、出力軸145の後方円筒部145aとともにバルブボディ130の本体部131に組み付けられている。反動部材144は、後方円筒部145aに収容された状態で、後面の中央部分が前方に向けて膨出変形するようになっている。
出力軸145は、図示を省略するが、先端部においてマスタシリンダ21のマスタピストン22,23を押動するようになっている。又、出力軸145は、制動作動時において、マスタシリンダ21のマスタピストン22,23から受ける反力を反動部材144に伝達するようになっている。
弁機構150は、バルブボディ130の本体部131における負圧連通路132の後端部に一体に形成された負圧弁座と、プランジャー142の後端部に一体に形成された大気弁座と、を備えている。又、弁機構150は、大気弁座に対して同軸となるように配置された筒状の弁体151を備えている。弁体151は、環状の取付部と、取付部に一体に形成されて軸線の方向に沿って移動可能な筒状の可動部と、を有している。弁体151の取付部は、バルブボディ130の本体部131内に気密的に組み付けられており、円環部材146によって本体部131に保持されている。
弁体151の可動部は、負圧弁座に対して着座又は離座することにより、負圧弁座とともに定圧室R1と変圧室R2との間を連通又は遮断する負圧弁を構成する負圧制御弁部を有する。又、弁体151の可動部は、大気弁座に対して着座又は離座することにより、大気弁座とともに変圧室R2と大気との間を連通又は遮断する大気弁を構成する大気制御弁部を有する。
ブーツ160は、筒状でゴム材料から形成されてあり、一端側(前方側)に設けられた連結部161、他端側(後方側)に設けられた挿通部162、及び、連結部161と挿通部162とを連結する蛇腹部163と、を備えている。
連結部161は、図3に拡大して示すように、リアシェル部材112の筒部112aに設けられたフランジ部112a1の外径に比べて小さな内径と、フランジ部112a1に比べて大きな内径と、を有する段付きの筒状に形成されている。連結部161は、筒部112aを内部に挿通した状態で、図示を省略する金属バンド等により、筒部112aに固定される。
連結部161には、阻害部を構成する突部としてのリップ部161aが大径の内周面161bに沿ってブーツ160の内部に向けて突出して延設されている。リップ部161aは、ブーツ160の内部に存在するグリースG(図4を参照)が、連結部161の内周面161bを伝ってブーツ160の内部と外部とを連通する連通部としての隙間Kに向けて流動する通路上に設けられる。尚、隙間Kは、筒部112aの外周面と連結部161の小径の内周面との間に形成される。そして、リップ部161aは、グリースGの隙間K(ブーツ160の外部)に向けた流動を阻害するものであり、又、グリースGが通路を流動して隙間K(ブーツ160の外部)に到達するまでの長さである流動長を長くするものである。
リップ部161aは、連結部161の内周面161bからブーツ160(蛇腹部163)の内部に向けて突出し、筒部112aの外周面に接触するように舌状に延設されている。又、連結部161には、阻害部を構成する収容部161cが設けられている。収容部161cは、リップ部161aと内周面161bとによって形成されて、後述するように、ブーツ160の内部に存在して流動してきたグリースGを収容する。
挿通部162は、図2に示すように、バルブボディ130の本体部131の端部(入力軸141が挿入される側の端部)を外部から覆うようになっている。挿通部162は、入力軸141を挿通するとともに、入力軸141に形成された周状溝部に係合する挿通孔162aを有している。又、挿通部162は、内側にてフィルタ143を覆うようになっている。
蛇腹部163は、図2及び図3に示すように、連結部161の内周面161bの側の端部に接続されており、ブーツ160の軸線に沿った方向における断面形状が凹凸となるように形成されている。蛇腹部163は、図3に拡大して示すように、バルブボディ130の本体部131の外周面131aにおける外径に比べて大きな内径を有するように筒状に形成されている。蛇腹部163は、本体部131を内部に挿通した状態で、本体部131の外周面131aに接触することなく、本体部131を外部から覆うようになっている。蛇腹部163には、阻害部を構成する突部としての周状凸部163aが周状に突出して設けられている。
周状凸部163aは、ブーツ160の内部に存在するグリースGが蛇腹部163の内周面163bを伝って隙間Kに向かって流動する通路上に設けられる。これにより、周状凸部163aは、グリースGの隙間Kに向けた流動を阻害する。具体的に、周状凸部163aは、蛇腹部163の内周面163bにて、グリースGの塗布されるシール部材112bに向けて突出するように設けられる。周状凸部163aは、後述するように、蛇腹部163の内周面163bを伝って隙間Kに向けて流動するグリースGの流動方向をシール部材112bに向けて変更するようになっている。
このように構成された負圧式倍力装置100においては、入力軸141及びプランジャー142が本体部131に対して前後方向に移動することに応じて弁機構150が作動することにより、変圧室R2は定圧室R1又は大気に連通可能である。即ち、入力軸141及びプランジャー142が、本体部131に対して図2に示す位置(原位置であり復帰非作動位置)から前方に移動すると、負圧制御弁部が負圧弁座に着座し、大気弁座が大気制御弁部から離座する。
この場合、変圧室R2は、定圧室R1との連通が遮断されて、大気に連通する。そして、この場合には、フィルタ143、弁体151の内部、大気弁座との隙間、本体部131に設けられた連通路等を通して、変圧室R2に大気が流入する。その結果、変圧室R2の圧力が定圧室R1の圧力に比して大きくなる。これにより、入力軸141の前方への作動に伴って可動隔壁120及びバルブボディ130が前方に(フロントシェル部材111に向けて)移動し、出力軸145が前方に移動する。そして、前方に(フロントシェル部材111に向けて)移動した出力軸145がマスタシリンダ21のマスタピストン22,23を押圧し、マスタシリンダ圧がアクチュエータ30を介してホイールシリンダ25〜28に伝達される。
又、入力軸141及びプランジャー142が、本体部131に対して復帰非作動位置(原位置)に戻ると、大気制御弁部が大気弁座に着座し、負圧制御弁部が負圧弁座から離座する。この場合、変圧室R2と大気との連通が遮断され、且つ、定圧室R1と変圧室R2とが連通する。そして、この場合には、本体部131に設けられた連通路、負圧制御弁部と負圧弁座との隙間、負圧連通路132等を通して、変圧室R2から定圧室R1に空気が吸引される。その結果、変圧室R2の圧力と定圧室R1の圧力とは等しくなるので、リターンスプリングSの付勢力によって可動隔壁120及びバルブボディ130が後方に移動し、出力軸145が後方に移動する。これにより、出力軸145によるマスタシリンダ21のマスタピストン22,23の押圧が解除され、マスタシリンダ圧が減少する。
ところで、上記のように構成される負圧式倍力装置100は、ブースタシェル110に対してバルブボディ130及びブーツ160を組み付ける組付工程を経て完成される。この場合、組付完了後の一時保管時や、完成品を出荷する際の荷姿、或いは、車両に組み付ける際に、負圧式倍力装置100は、ブースタシェル110が鉛直方向にて下方となる姿勢で維持される場合がある。ブースタシェル110が鉛直方向にて下方となる姿勢が維持された状態においては、バルブボディ130の外周面131a及びシール部材112bの外周面112b1に塗布されたグリースGが、ブーツ160の内周面を伝って隙間Kに向けて流動する。以下、負圧式倍力装置100が異なる姿勢で維持された場合に、リップ部161a、収容部161c及び周状凸部163aがグリースGの隙間Kに向けた流動を阻害することを具体的に説明する。
先ず、組付工程においては、図4に示すように、バルブボディ130の本体部131の外周面131aに対してグリースGが薄く塗布された後、リアシェル部材112の筒部112aに一体に固定されたシール部材112bに本体部131が挿入される。そして、本体部131とリアシェル部材112の筒部112a(より詳しくは、シール部材112b)との良好な摺動性(潤滑)を長期に渡り維持するために、シール部材112bの外周面112b1にグリースGが厚く塗布される。
更に、組付工程においては、リアシェル部材112(ブースタシェル110)に対して相対移動可能に組み付けられたバルブボディ130の本体部131がリアシェル部材112から突出する部位(露出部分)に対して、ブーツ160が外方から組み付けられる。この場合、図5に示すように、例えば、ブースタシェル110の側が鉛直方向にて下方となる姿勢で、ブーツ160がリアシェル部材112の筒部112aに対して組み付けられる。これにより、図5に示すように、シール部材112bの外周面112b1に塗布されたグリースGは、シール部材112bの外周面112b1(及び本体部131の外周面131a)とブーツ160の蛇腹部163の内周面163bとの間に保持された(溜められた)状態、即ち、ブーツ160の内部に存在する状態になり、負圧式倍力装置100の組付工程が完了する。
このように、組付工程が完了すると、負圧式倍力装置100は、例えば、図6に示すように、ブースタシェル110の側が鉛直方向にて上方となる姿勢で一時的に保管される。この姿勢で負圧式倍力装置100が保管されると、図6にて太実線の矢印により示すように、グリースGが重力によってブーツ160の蛇腹部163の内周面163bに向けてゆっくりと流動(滴下)するようになる。この場合、グリースGは、バルブボディ130の本体部131の外周面131aを伝って、或いは、蛇腹部163の内周面163bを伝って、蛇腹部163(即ち、ブーツ160)の内部に向けてゆっくりと流動する。尚、本体部131の外周面131aを伝うグリースGは、シール部材112bとの摺動性(潤滑)を良好とするものである。
組付工程を完了した負圧式倍力装置100には、次工程において、マスタシリンダ21等が組み付けられる。このため、負圧式倍力装置100は、図7に示すように、鉛直方向に対してバルブボディ130の本体部131が角度を有した姿勢(荷姿)で搬送される。この場合、グリースGは、図7にて太実線の矢印により示すように、ブーツ160の蛇腹部163の内周面163bを伝って蛇腹部163の内部に流動し、又、上述したように本体部131の外周面131aを伝ったグリースGが蛇腹部163の内周面163bに滴下する。即ち、搬送される負圧式倍力装置100においては、蛇腹部163の内周面163bにグリースGが溜まる場合がある。
この状態においてマスタシリンダ21等が組み付けられた負圧式倍力装置100は、その後、車両組み立て工場に輸送される。この場合、マスタシリンダ21等が組み付けられているので、負圧式倍力装置100は、図7に示した上記搬送時における負圧式倍力装置100の姿勢(荷姿)から図8及び図9に示す輸送時の姿勢(荷姿)に変更される。具体的に、輸送時においては、ブースタシェル110が再び鉛直方向にて下方となる姿勢(荷姿)で輸送される。これにより、蛇腹部163の内部に向けて流動したグリースG及びシール部材112bの外周面112b1に塗布されたグリースGは、筒部112aに設けられたフランジ部112a1と連結部161の内周面161bとの間の隙間によって形成される通路を通るように流動する。従って、グリースGは、ブーツ160の内部を伝ってブーツ160の連結部161の方向、即ち、ブーツ160の内部と外部とを連通する連通部としての隙間Kに向けて流動するようになる。
ところで、負圧式倍力装置100のブーツ160においては、連結部161の内周面161bに阻害部としてのリップ部161a及び収容部161cが設けられる。これにより、図8にて太実線の矢印により示すように、上記通路を通って連結部161まで到達したグリースGは、リップ部161aによって隙間Kに向けた流動が阻害される。即ち、この場合には、リップ部161aが筒部112aの外周面に接触しているので、リップ部161aは隙間Kに向けた通路を塞き、グリースGの隙間Kに向かう流動を阻害する。更に、リップ部161aは、ブーツ160の内部に向けて突出している。従って、リップ部161aは、連結部161の内周面161bを伝って隙間Kに向けて流動するグリースGの流動長を長くする。これにより、リップ部161aは、グリースGが隙間Kに到達するまでの時間を稼ぎ、グリースGの流動を阻害する。
更に、連結部161には、収容部161cが設けられる。これにより、連結部161まで到達したグリースGは収容部161cに溜められるので、収容部161cはグリースGの流動を阻害する。従って、連結部161にリップ部161a及び収容部161cが設けられることにより、連結部161まで到達したグリースGが隙間Kを介して外部に漏出することが防止される。
又、ブーツ160においては、蛇腹部163の内周面163bに阻害部としての周状凸部163aが設けられる。これにより、蛇腹部163の内部に溜まったグリースGは、図9に示すように、周状凸部163aによって隙間Kに向けた流動が阻害される。即ち、周状凸部163aはシール部材112bに向けて突出しているので、図9にて太実線の矢印により示すように、周状凸部163aは、隙間Kに向けて流動するグリースGの流動方向をシール部材112bに向けて変更する。これにより、周状凸部163aは、グリースGの隙間Kに向けた流動を阻害する。更に、周状凸部163aはブーツ160の内部に向けて突出しているので、蛇腹部163の内周面163bを伝って隙間Kに向けて流動するグリースGの流動長を長くする。これにより、周状凸部163aは、グリースGが隙間Kを介して外部に到達するまでの時間を稼ぎ、グリースGの流動を阻害する。
以上の説明からも理解できるように、上記実施形態の負圧式倍力装置100は、中空状のブースタシェル110と、ブースタシェル110を定圧室R1と変圧室R2とに気密的に区画して移動可能な可動隔壁120と、ブースタシェル110(リアシェル部材112)に設けられた筒部112aに対して相対移動可能に挿入され、且つ、ブースタシェル110内にて可動隔壁120とともに一体に移動する筒状のバルブボディ130と、バルブボディ130内にて相対移動可能に設けられて操作力としての踏力を入力する入力部材としての入力軸141と、バルブボディ130の推進力を出力する出力部材としての出力軸145と、一端側にてブースタシェル110の筒部112aに連結される連結部161と、他端側にて入力軸141を挿通する挿通孔162aを有する挿通部162と、連結部161と挿通部162とを接続する蛇腹部163と、を有してバルブボディ130を外方から被覆する筒状のブーツ160と、ブーツ160の内部に存在して筒部112aに対するバルブボディ130の相対移動を潤滑する潤滑剤としてのグリースGと、を備えた負圧式倍力装置であって、ブーツ160は、連結部161の内周面161b及び蛇腹部163の内周面163bにて、グリースGがブーツ160の内周面161b及び内周面163bを伝ってブーツ160の内部と外部とを連通する連通部としての隙間Kに向けて流動することを阻害する阻害部としてのリップ部161a、収容部161c及び周状凸部163aを備える。
これによれば、ブーツ160は、内部に存在するグリースGが内周面161b及び内周面163bを伝って隙間Kに向けて流動することを阻害するリップ部161a、収容部161c及び周状凸部163aを備えることができる。従って、負圧式倍力装置100の組付工程及び負圧式倍力装置100の輸送時において、ブースタシェル110及びバルブボディ130が鉛直方向にて上方又は下方に向けて保持される場合であっても、ブーツ160の内部に存在するグリースGが隙間Kを経てブーツ160の外部に漏出することを防止することができる。これにより、負圧式倍力装置100から漏出したグリースGが周囲を汚染することを効果的に防止することができる。
又、ブーツ160は、グリースGをブーツ160の内部にて、例えば、バルブボディ130の本体部131の外周面131aに保持する(留める)ことができる。従って、グリースGは、長期に渡り、シール部材112bと本体部131の外周面131aとの間の潤滑を維持して摺動抵抗を良好に低減することができ、その結果、シール部材112b及びバルブボディ130(本体部131)の摩耗を抑制することができる。又、摺動抵抗を低減することができるので、入力軸141への操作力の入力に応答性良くバルブボディ130を移動させることができ、出力軸145がバルブボディ130の推進力をマスタシリンダ21に応答性良く出力することができる。
この場合、阻害部の突部としてのリップ部161a及び周状凸部163aは、ブーツ160の連結部161の内周面161b及び蛇腹部163の内周面163bからブーツ160の内部に向けて突出する。
これによれば、突出したリップ部161a及び周状凸部163aは、内周面161b及び内周面163bを伝ってブーツ160の内部から隙間Kに向けて流動するグリースGを堰き止めることができる。これにより、リップ部161a及び周状凸部163aは、グリースGが隙間Kを介して外部に漏出することを効果的に阻害(防止)することができる。又、突出したリップ部161a及び周状凸部163aは、グリースGがブーツ160の内部から隙間Kに向けて流動する際の流動長を長くすることができる。これにより、ブーツ160は、グリースGが隙間K(ブーツ160の外部)に到達するまでの時間を稼ぐことができ、グリースGが漏出することを防止することができる。
又、この場合、阻害部を構成するリップ部161aは、連結部161の内周面161bにて周状に設けられて舌状に形成される。又、阻害部を構成する収容部161cは、連結部161の内周面161bにて周状に設けられており、リップ部161aと連結部161の内周面161bによって形成されて流動したグリースGを収容する。
これによれば、連結部161に設けられたリップ部161aは、ブーツ160の内部から隙間Kに向けて流動するグリースGを止める(堰き止める)ことができる。更に、連結部161に設けられた収容部161cは、リップ部161aによって止められたグリースGを収容して保持することができる。これらにより、阻害部を構成するリップ部161a及び収容部161cは、グリースGが隙間Kを経てブーツ160の外部に漏出することを確実に阻害することができる。特に、負圧式倍力装置100がブースタシェル110及びバルブボディ130を鉛直方向にて下方に向けた姿勢で保持される状況において、リップ部161a及び収容部161cは、グリースGの外部への漏出を確実に阻害(防止)することができる。
又、これらの場合、負圧式倍力装置100は、筒部112aとバルブボディ130とを気密する筒状のシール部材112bを備え、グリースGがシール部材112bの外周面112b1に保持されるようになっており、阻害部としての周状凸部163aは、蛇腹部163の内周面163bにおいてシール部材112bに向けて突出する。
これによれば、周状凸部163aは、蛇腹部163の内周面163bにて、グリースGを保持しているシール部材112bに向けて突出して設けられる。これにより、グリースGが内周面163bを伝って流動する際に、周状凸部163aは、グリースGがシール部材112bに向けて流動するように、グリースGの流動する流動方向を変更することができる。ここで、シール部材112bの外周面112b1と蛇腹部163の内周面163bとの間にはグリースGが厚く塗布されて保持されているので、周状凸部163aが流動方向を変更することにより一旦流動したグリースGを再度保持しておく(溜めておく)ことができる。
従って、グリースGは、長期に渡り、シール部材112bと本体部131の外周面131aとの間の潤滑を維持して摺動抵抗を良好に低減することができ、その結果、シール部材112b及びバルブボディ130(本体部131)の摩耗を抑制することができる。又、摺動抵抗を低減することができるので、入力軸141への操作力の入力に応答性良くバルブボディ130を移動させることができ、出力軸145がバルブボディ130の推進力をマスタシリンダ21に応答性良く出力することができる。
(第一変形例)
上記実施形態においては、ブーツ160の連結部161の内周面161bにブーツ160の内部に向けて延設された舌状のリップ部161aを設けるようにした。これに代えて、例えば、図10に示すように、リップ部161aに比べて短く、阻害部を構成する突部としての突起161dを、内周面161bに沿ってブーツ160の内部に向けて設けることも可能である。このように突起161dを設ける第一変形例の場合においても、上記実施形態と同様に、突起161dは、隙間Kに向けてグリースGが流動することを阻害することができ、又、内周面161bとの間に収容部161cを形成することも可能である。従って、この第一変形例においても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
上記実施形態においては、ブーツ160の連結部161の内周面161bにブーツ160の内部に向けて延設された舌状のリップ部161aを設けるようにした。これに代えて、例えば、図10に示すように、リップ部161aに比べて短く、阻害部を構成する突部としての突起161dを、内周面161bに沿ってブーツ160の内部に向けて設けることも可能である。このように突起161dを設ける第一変形例の場合においても、上記実施形態と同様に、突起161dは、隙間Kに向けてグリースGが流動することを阻害することができ、又、内周面161bとの間に収容部161cを形成することも可能である。従って、この第一変形例においても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
(第二変形例)
上記実施形態においては、連結部161の内周面161bに、阻害部を構成する突部としてのリップ部161aを設けるとともに、収容部161cを設けるようにした。これに代えて、図11に示すように、突部であるリップ部161aを省略する一方で、連結部161における筒部112aに対向し、且つ、筒部112aに接触する小径の内周面に周状の凹溝161eを設けることも可能である。このように凹溝161eを設ける場合においても、凹溝161eは、グリースGがブーツ160の内部から隙間Kを介して外部に向けて流動することを阻害することができる。又、この場合、凹溝161e内にグリースGを収容することも可能である。従って、この第二変形例においても、上記実施形態と同様に、グリースGがブーツ160の外部に漏出することを阻害して防止することができる。
上記実施形態においては、連結部161の内周面161bに、阻害部を構成する突部としてのリップ部161aを設けるとともに、収容部161cを設けるようにした。これに代えて、図11に示すように、突部であるリップ部161aを省略する一方で、連結部161における筒部112aに対向し、且つ、筒部112aに接触する小径の内周面に周状の凹溝161eを設けることも可能である。このように凹溝161eを設ける場合においても、凹溝161eは、グリースGがブーツ160の内部から隙間Kを介して外部に向けて流動することを阻害することができる。又、この場合、凹溝161e内にグリースGを収容することも可能である。従って、この第二変形例においても、上記実施形態と同様に、グリースGがブーツ160の外部に漏出することを阻害して防止することができる。
本発明の実施にあたっては、上記実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態においては、連結部161の内周面161bにリップ部161a及び収容部161cからなる阻害部を設けるとともに、蛇腹部163の内周面163bに阻害部として周状凸部163aを設けるようにした。これに代えて、例えば、図12に示すように、蛇腹部163から周状凸部163aを省略することも可能である。この場合においては、連結部161の内周面161bに設けたリップ部161a及び収容部161cが、隙間Kを介して外部に向けたグリースGの流動を阻害することができる。従って、グリースGが外部に漏出することを防止することができる。
又、上記実施形態においては、連結部161の内周面161bにリップ部161a及び収容部161cからなる阻害部を設けるとともに、蛇腹部163の内周面163bに阻害部として周状凸部163aを設けるようにした。これに代えて、例えば、図13に示すように、連結部161からリップ部161a及び収容部161cを省略することも可能である。この場合においては、蛇腹部163の内周面163bに設けた周状凸部163aが、ブーツ160の内部から外部に向けて流動するグリースGの流動長を長くするとともに流動方向をシール部材112bに向けた方向に変更することができる。これにより、周状凸部163aは、隙間Kを介して外部に向けたグリースGの流動を阻害することができる。従って、グリースGが外部に漏出することを防止することができる。
又、上記実施形態及び上記各変形例においては、周状凸部163aを、蛇腹部163の内周面163bにてシール部材112bに対向する位置、具体的には、連結部161に隣接する位置に設けるようにした。しかしながら、周状凸部163aを設ける位置については、蛇腹部163の内周面163bであればこれに限定されない。具体的には、例えば、挿通孔162aを有する挿通部162に隣接する位置や、蛇腹部163に対して大気導入用の貫通孔が形成される場合にはこの貫通孔に隣接する位置等に、周状凸部163aを設けることも可能である。尚、この場合、挿通孔162aと入力軸141との間に形成される隙間及び大気導入用の貫通孔が連通部となる。このように、周状凸部163aを設けた場合には、グリースGが内周面163bを伝って連通部(挿通孔162aや大気導入用の貫通孔)に向けて流動することを阻害することができ、その結果、連通部からグリースGが外部に漏出することを防止することができる。
又、上記実施形態及び上記各変形例においては、蛇腹部163の内周面163bに凸状の周状凸部163aを設けるようにした。しかしながら、周状凸部163aを舌状(リップ状)に設けることも可能である。この場合においても、グリースGが内周面163bを伝って隙間K等の連通部に向けて流動することを阻害することができ、その結果、連通部からグリースGが外部に漏出することを防止することができる。
更に、上記実施形態及び上記各変形例においては、凸部としてのリップ部161a、周状凸部163a及び突起161dを内周面161b及び内周面163bに沿って全周に渡り設けるようにした。これに代えて、凸部としてのリップ部161a、周状凸部163a及び突起161dを内周面161b及び内周面163bの周方向に沿って断続的に設けることも可能である。
10…ブレーキ装置、20…シリンダ機構、21…マスタシリンダ、21a…第一マスタ室、21b…第二マスタ室、22,23…マスタピストン、24…マスタリザーバ、25〜28…ホイールシリンダ、30…アクチュエータ、100…負圧式倍力装置、110…ブースタシェル、111…フロントシェル部材、111a…負圧導入口、111b…内面、112…リアシェル部材、112a…筒部、112a1…フランジ部、112b…シール部材、112b1…外周面、113…逆止弁、114…タイロッドボルト、114a…拡径部、115…リテーナ、116…リアボルト、120…可動隔壁、121…プレート部材、122…ダイアフラム、122a…外周ビード部、122b…内周ビード部、122c…シート部、130…バルブボディ、131…本体部、131a…外周面、132…負圧連通路、141…入力軸(入力部材)、142…プランジャー、143…フィルタ、144…反動部材、145…出力軸(出力部材)、145a…後方円筒部、146…円環部材、150…弁機構、151…弁体、160…ブーツ、161…連結部、161a…リップ部(阻害部、凸部)、161b…内周面、161c…収容部(阻害部)、161d…突起(阻害部、凸部)、161e…凹溝(阻害部)、162…挿通部、162a…挿通孔、163…蛇腹部、163a…周状凸部(阻害部、凸部)、163b…内周面、C…カウル、G…グリース(潤滑剤)、K…隙間(連通部)、R1…定圧室、R2…変圧室、S…リターンスプリング、FL…左前輪、FR…右前輪、RL…左後輪、RR…右後輪
Claims (4)
- 中空状のブースタシェルと、
前記ブースタシェルを定圧室と変圧室とに気密的に区画して移動可能な可動隔壁と、
前記ブースタシェルに設けられた筒部に対して相対移動可能に挿入され、且つ、前記ブースタシェル内にて前記可動隔壁とともに一体に移動する筒状のバルブボディと、
前記バルブボディ内にて相対移動可能に設けられて操作力を入力する入力部材と、
前記バルブボディの推進力を出力する出力部材と、
一端側にて前記ブースタシェルの前記筒部に連結される連結部、他端側にて前記入力部材を挿通する挿通孔を有する挿通部、及び、前記連結部と前記挿通部とを接続する蛇腹部を有して前記バルブボディを外方から被覆する筒状のブーツと、
前記ブーツの内部に存在して前記筒部に対して相対移動する前記バルブボディを潤滑する潤滑剤と、を備えた負圧式倍力装置であって、
前記ブーツは、
内周面にて、前記潤滑剤が前記内周面を伝って前記ブーツの前記内部と外部とを連通する連通部に向けて流動することを阻害する阻害部を備えた負圧式倍力装置。 - 前記阻害部は、
前記ブーツの前記連結部及び前記蛇腹部の少なくとも一方の前記内周面から前記ブーツの前記内部に向けて突出する突部を有する請求項1に記載の負圧式倍力装置。 - 前記阻害部は、
前記連結部の前記内周面にて周状に設けられて舌状の前記突部であるリップ部と、
前記連結部の前記内周面にて周状に設けられて前記リップ部と前記連結部の前記内周面とによって形成されて流動した前記潤滑剤を収容する収容部と、から構成される請求項2に記載の負圧式倍力装置。 - 前記負圧式倍力装置は、
前記筒部と前記バルブボディとを気密する筒状のシール部材を備え、
前記潤滑剤が前記シール部材の外周面に保持されるようになっており、
前記阻害部は、
前記蛇腹部の前記内周面において前記シール部材に向けて突出する前記突部としての周状凸部である請求項2又は請求項3に記載の負圧式倍力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017061542A JP2018162024A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 負圧式倍力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017061542A JP2018162024A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 負圧式倍力装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018162024A true JP2018162024A (ja) | 2018-10-18 |
Family
ID=63860550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017061542A Abandoned JP2018162024A (ja) | 2017-03-27 | 2017-03-27 | 負圧式倍力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018162024A (ja) |
-
2017
- 2017-03-27 JP JP2017061542A patent/JP2018162024A/ja not_active Abandoned
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