JP2018161603A - 有機溶剤回収システム - Google Patents
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Abstract
【課題】吸着処理と脱着処理とを交互に行い、脱着処理で排出される不活性ガスを冷却凝縮して有機溶剤を液化回収するシステムにおいて、不活性ガス使用量を大幅に削減することができる有機溶剤回収システムを提供する。【解決手段】本発明の有機溶剤回収システム300Aでは、脱着処理後の吸着処理に切り替わる前の第1処理槽102から不活性ガスをガスタンク109へ移送し、かつ、吸着処理後の脱着処理に切り替わる前の第1処理槽102へガスタンク109に貯蔵されている不活性ガスを移送する。【選択図】図1
Description
本発明は、有機溶剤を含有する被処理ガスから有機溶剤を吸着除去し、吸着した有機溶剤を不活性ガスによって脱着する装置と、脱着された有機溶剤を液化凝縮して回収する装置とを備えた有機溶剤回収システムに関するものである。
有害大気汚染物質に対する排出濃度規制の強化に伴い、有機溶剤含有ガス処理装置の需要が高まっている。中でも有機溶剤を液化回収する有機溶剤回収システムは、有機溶剤を燃焼して無害化する燃焼装置よりも二酸化炭素排出量が少なく、また回収した有機溶剤を再利用できる等の利点がある。近年では、回収した有機溶剤の高品質化や排水処理工程の簡略化を目的とした低排水量の低排水型有機溶剤回収システムが望まれている。
従来の低排水型有機溶剤回収システムは、吸着材で被処理ガス中の有機溶剤を吸着除去する吸着工程と、加熱空気等の不活性ガスによって吸着材に吸着された有機溶剤を脱着する脱着工程とを実行し、この吸着工程と脱着工程を時間的に交互に行う切替え手段または連続的に行う手段を設けて構成されている。
このような有機溶剤回収システムとして、例えば、特許文献1には、吸着材に活性炭素繊維を用い、被処理ガス中の有機溶剤の吸着と脱着とを交互に切り替え行う二対の処理槽を設け、加熱した不活性ガスを片方の処理槽へ供給して吸着材から有機溶剤を脱着した後、処理槽から排出される不活性ガスに含まれる有機溶剤を凝縮器で液化凝縮して回収する装置が提案されている。当該装置では凝縮器から排出される未濃縮の有機溶剤を含む不活性ガスを再び加熱して処理槽へ供給する循環経路を設けている。循環経路内の有機溶剤濃度は高濃度であり、爆発限界の下限値を上回る可能性があるため、不活性ガスで循環経路内の酸素濃度を不燃領域まで低減する必要がある。そのため、吸着工程から脱着工程に切り替わる前に必ず循環経路へ導入される処理槽内を不活性ガスで充填するパージ工程が必要となる。
しかしながら、上記従来のシステムでは、パージ工程で処理槽の容積に相当する不活性ガスの供給が必要となり、大型の不活性ガス発生装置が必要になるという問題がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされ、吸着処理と脱着処理とを交互に行い、脱着処理で排出される不活性ガスを冷却凝縮して有機溶剤を液化回収し、不活性ガスを循環させるシステムにおいて、不活性ガスの使用量を大幅に削減することを目的とする。
本発明者らは上記課題を解決するため、鋭意研究した結果、ついに本発明を完成するに到った。すなわち、本発明は以下の通りである。
1.第1吸着材を収容した第1処理槽を備え、有機溶剤を含有する被処理ガスから吸着材にて有機溶剤を吸着除去し清浄ガスを排出する吸着処理と、有機溶剤を吸着した吸着材を不活性ガスにて脱着し有機溶剤を含有する不活性ガスを排出する脱着処理とを交互に行う第1吸脱着処理装置と、
前記第1吸脱着処理装置から排出された有機溶剤を含有する不活性ガスを凝縮して有機溶剤を回収する凝縮器と、
前記凝縮器から排出された不活性ガスを前記第1吸脱着処理装置に供給する際に加熱する第1温度調節手段と、を循環経路上に備えた有機溶剤回収システムにおいて、
前記第1処理槽に接続したガス貯蔵手段と、
脱着処理後の吸着処理に切り替わる前の第1処理槽から不活性ガスを前記ガス貯蔵手段へ移送し、かつ、吸着処理後の脱着処理に切り替わる前の前記第1処理槽へ前記ガス貯蔵手段に貯蔵されている不活性ガスを移送する不活性ガス移送手段と、を備えたことを特徴とする有機溶剤回収システム。
2.前記移送手段は、圧力操作にて前記不活性ガスの移送を行う上記1に記載の有機溶剤回収システム。
3.外気または前記被処理ガスを前記第1処理槽に供給することで、当該第1処理槽から不活性ガスを前記ガス貯蔵手段へ移送し、かつ、外気または前記被処理ガスを前記ガス貯蔵手段に供給することで、当該ガス貯蔵手段から不活性ガスを前記第1処理槽へ移送する上記1または2に記載の有機溶剤回収システム。
4.前記第1吸脱着処理装置は、前記第1処理槽を2槽備え、当該2槽の第1処理槽で吸着処理を交代して実行することで被処理ガスの浄化を連続して行い、
前記不活性ガス移送手段は、脱着処理後の吸着処理に切り替わる前の一方の前記第1処理槽から不活性ガスを前記ガス貯蔵手段へ移送し、かつ、吸着処理後の脱着処理に切り替わる前の他方の前記第1処理槽へ前記ガス貯蔵手段に貯蔵されている不活性ガスを移送する上記1から3のいずれか1つに記載の有機溶剤回収システム。
5.第2吸着材を収容した第2処理槽を備え、前記凝縮器から排出された不活性ガスに含まれる未凝縮の有機溶剤を当該第2吸着材にて吸着処理および脱着処理する第2吸脱着処理装置と、
前記凝縮器から排出された未凝縮の有機溶剤を含む不活性ガスを前記第2吸脱着処理装置に供給する際に温度調節する第2温度調節手段と、を前記循環経路に備え、
前記第2吸脱着処理装置は、前記第2温度調節手段にて温度調節された高温の不活性ガスと低温の不活性ガスとを時間的に交互に前記第2吸着材に接触させることにより、有機溶剤を低温の不活性ガスから高温の不活性ガスに移動させ、
前記第2温度調節手段は、前記第1吸着材での脱着処理の前期段階において、前記凝縮器から排出された未凝縮の有機溶剤を含む不活性ガスを高温に温度調節し、前記第1吸着材での脱着処理の後期段階において、前記凝縮器から排出された未凝縮の有機溶剤を含む不活性ガスを低温に温度調節する上記1から4のいずれか1つに記載の有機溶剤回収システム。
6.前記第1有機溶剤回収装置から排出される不活性ガスと前記凝縮器から排出される不活性ガスとの熱交換を行う熱交換器を前記循環経路に備えた上記1から5のいずれか1つに記載の有機溶剤回収システム。
1.第1吸着材を収容した第1処理槽を備え、有機溶剤を含有する被処理ガスから吸着材にて有機溶剤を吸着除去し清浄ガスを排出する吸着処理と、有機溶剤を吸着した吸着材を不活性ガスにて脱着し有機溶剤を含有する不活性ガスを排出する脱着処理とを交互に行う第1吸脱着処理装置と、
前記第1吸脱着処理装置から排出された有機溶剤を含有する不活性ガスを凝縮して有機溶剤を回収する凝縮器と、
前記凝縮器から排出された不活性ガスを前記第1吸脱着処理装置に供給する際に加熱する第1温度調節手段と、を循環経路上に備えた有機溶剤回収システムにおいて、
前記第1処理槽に接続したガス貯蔵手段と、
脱着処理後の吸着処理に切り替わる前の第1処理槽から不活性ガスを前記ガス貯蔵手段へ移送し、かつ、吸着処理後の脱着処理に切り替わる前の前記第1処理槽へ前記ガス貯蔵手段に貯蔵されている不活性ガスを移送する不活性ガス移送手段と、を備えたことを特徴とする有機溶剤回収システム。
2.前記移送手段は、圧力操作にて前記不活性ガスの移送を行う上記1に記載の有機溶剤回収システム。
3.外気または前記被処理ガスを前記第1処理槽に供給することで、当該第1処理槽から不活性ガスを前記ガス貯蔵手段へ移送し、かつ、外気または前記被処理ガスを前記ガス貯蔵手段に供給することで、当該ガス貯蔵手段から不活性ガスを前記第1処理槽へ移送する上記1または2に記載の有機溶剤回収システム。
4.前記第1吸脱着処理装置は、前記第1処理槽を2槽備え、当該2槽の第1処理槽で吸着処理を交代して実行することで被処理ガスの浄化を連続して行い、
前記不活性ガス移送手段は、脱着処理後の吸着処理に切り替わる前の一方の前記第1処理槽から不活性ガスを前記ガス貯蔵手段へ移送し、かつ、吸着処理後の脱着処理に切り替わる前の他方の前記第1処理槽へ前記ガス貯蔵手段に貯蔵されている不活性ガスを移送する上記1から3のいずれか1つに記載の有機溶剤回収システム。
5.第2吸着材を収容した第2処理槽を備え、前記凝縮器から排出された不活性ガスに含まれる未凝縮の有機溶剤を当該第2吸着材にて吸着処理および脱着処理する第2吸脱着処理装置と、
前記凝縮器から排出された未凝縮の有機溶剤を含む不活性ガスを前記第2吸脱着処理装置に供給する際に温度調節する第2温度調節手段と、を前記循環経路に備え、
前記第2吸脱着処理装置は、前記第2温度調節手段にて温度調節された高温の不活性ガスと低温の不活性ガスとを時間的に交互に前記第2吸着材に接触させることにより、有機溶剤を低温の不活性ガスから高温の不活性ガスに移動させ、
前記第2温度調節手段は、前記第1吸着材での脱着処理の前期段階において、前記凝縮器から排出された未凝縮の有機溶剤を含む不活性ガスを高温に温度調節し、前記第1吸着材での脱着処理の後期段階において、前記凝縮器から排出された未凝縮の有機溶剤を含む不活性ガスを低温に温度調節する上記1から4のいずれか1つに記載の有機溶剤回収システム。
6.前記第1有機溶剤回収装置から排出される不活性ガスと前記凝縮器から排出される不活性ガスとの熱交換を行う熱交換器を前記循環経路に備えた上記1から5のいずれか1つに記載の有機溶剤回収システム。
本発明の有機溶剤回収システムによると、吸着処理から脱着処理へ切り替わる前のパージ処理に使用する不活性ガスの供給量を大幅に削減でき、かつ不活性ガス発生装置の小型化が可能である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照に詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
〔実施の形態1〕
図1は、実施の形態1の有機溶剤回収システム300Aの構成図である。有機溶剤回収システム100Aは、有機溶剤を含有する被処理ガスから有機溶剤を分離することで被処理ガスを清浄化して排出するとともに、被処理ガスから分離した有機溶剤を不活性ガスを用いて回収するシステムである。
図1は、実施の形態1の有機溶剤回収システム300Aの構成図である。有機溶剤回収システム100Aは、有機溶剤を含有する被処理ガスから有機溶剤を分離することで被処理ガスを清浄化して排出するとともに、被処理ガスから分離した有機溶剤を不活性ガスを用いて回収するシステムである。
図1に示すように、有機溶剤回収システム300Aは、図1に示すように、不活性ガスが循環するように配置された配管ラインL1〜L3で構成される循環経路CPと、この循環経路CP上に設けられた第1吸脱着処理装置100と凝縮器103とを備えている。さらに、ガスタンク(ガス貯蔵手段)109を備える。また、循環送風機201を備える。
有機溶剤回収システム100Aで用いられる不活性ガスは、窒素、アルゴン、ヘリウム、ネオン、キセノン、ラドン、二酸化炭素のうち少なくとも1つであることが好ましいが、特に限定されるものではない。
また、有機溶剤回収システム300Aでは、不活性ガスを循環経路CP外から循環経路に導入する導入ラインL0が設けられている。導入ラインL9は、有機溶剤回収システム300Aの初期設置時において不活性ガスを循環経路CPに導入したり、メンテナンス時等必要に応じてキャリアガスを循環経路CPに補充したりするために用いられる。
第1吸脱着処理装置100は、被処理ガス(有機溶剤含有ガス)を処理して清浄ガス(処理済ガス)を排出する装置である。図1に示すように、第1吸脱着処理装置100は、それぞれに第1吸着材101A,101Bが充填された第1処理槽102A,102Bを2つ備えている。以下では、2つの第1処理槽102A,102Bを区別しない場合には、第1処理槽102と称する。また、2つの第1吸着材101A,101Bを区別しない場合、第1吸着材101と称する。本実施形態では第1吸脱着処理装置100は、2つの第1処理槽を備えているが、備える数に限定はなく、1つでも3つ以上でもよい。
第1吸着材101は、活性炭素繊維、粒状活性炭、球状活性炭、疎水性シリカゲルおよび疎水性ゼオライトから選ばれる少なくとも1つを有することが好ましい。さらに好ましくは水分吸着率の低い活性炭素繊維または疎水性ゼオライトである。しかし、特に限定されるものではない。
第1吸脱着処理装置100は、第1吸着材101を用いて被処理ガスから有機化合物を吸着除去し、被処理ガスを清浄化して排出する吸着処理(吸着工程)を実行する。また、吸着した有機化合物を不活性ガスを用いて脱着し、脱着された有機溶剤を含む不活性ガスを排出する脱着処理(脱着工程)を実行する。
第1吸脱着処理装置100は、配管ラインL4、L5にそれぞれ接続している。配管ラインL4は、配管ラインL6を通して送風装置200によって導入された有機溶剤を含有する被処理ガスを、第1処理槽102に供給するための配管ラインである。第1処理槽102A,102Bに設けられたダンパーD1,D3によって第1処理槽102Aおよび第1処理槽102Bに対する接続状態と非接続状態とが切り替えられる。配管ラインL5は、清浄ガスを第1処理槽102から排出するための配管ラインであり、第1処理槽102A,102Bに設けられたダンパーD2,D4によって第1処理槽102Aおよび処理槽102Bに対する接続状態と非接続状態とが切り替えられる。
また、第1吸脱着処理装置10は、配管ラインL3、L1にそれぞれ接続している。配管ラインL3は、第1ヒーター(第1温度調節手段)107を介した不活性ガスを第1処理槽102に供給するための配管ラインである。配管ラインL3は、制御弁V210によって第1処理槽102Aに対する接続状態と非接続状態とが、およびV211によって第1処理槽102Bに対する接続状態と非接続状態とが切り替えられる。配管ラインL1は、不活性ガスを第1処理槽102から排出するための配管ラインである。
第1処理槽102から排出された不活性ガスは、凝縮器103で凝縮される。凝縮器103は、不活性ガスを低温の状態に温度調節することによって不活性ガスに含有される有機溶剤を冷却凝縮させる装置である。凝縮器103は、セパレーター108に接続している。セパレーター108は、凝縮器にて凝縮された有機溶剤と水とを分離する用具である。凝縮器103にて凝縮されずに残った不活性ガスは、凝縮器103に接続する配管ラインL2から排出される。
配管ラインL2の先には循環送風機201が設けられている。循環送風機201は、循環経路CPを、不活性ガスを通流させるための送風手段である。また、循環送風機201には配管ラインLOが接続している。循環送風機201により、不活性ガスの流速は適切に設定される。なお、循環送風機が循環経路L1に複数設けられていてもよい。
循環送風機201により送風された不活性ガスは、第1ヒーター107を通って第1吸脱着処理装置100の処理槽102A,102Bに導入される。
循環送風機201により送風された不活性ガスは、第1ヒーター107を通って第1吸脱着処理装置100の処理槽102A,102Bに導入される。
有機溶剤回収システム100Aは、さらに、不活性ガスを一時的に蓄えるガスタンク109を備えている。
ガスタンク109は、第1吸脱着処理装置10と配管ラインL7にて接続している。配管ラインL7は、脱着処理後であり吸着処理前の第1処理槽102内の不活性ガスをガスタンク109に移送させ、かつ、吸着処理後であり脱着処理前の処理槽102にガスタンク109から不活性ガスを移送させるための経路である。配管ラインL7は、制御弁V203により第1処理槽102Aとの接続および非接続が切り替えられ、制御弁V205により第1処理槽102Bとの接続および非接続が切り替えられる。
第1吸脱着処理装置100は配管ラインL8に接続している。配管ラインL8は、脱着処理後であり吸着処理前の第1処理槽102内の不活性ガスを押し出すために、第1処理槽102に外気または被処理ガスを導入するための経路である。外気または被処理ガスは、配管ラインL9を通って押出送風機202により送風されて配管ライン8から第1処理槽102に導入される。配管ラインL8は、制御弁V202および制御弁V024により第1処理槽102Aとの接続および非接続が切り替えられ、制御弁V202および制御弁V205により第1処理槽102Bとの接続および非接続が切り替えられる。
第1処理槽102から押し出された不活性ガスは、配管ラインL7を介してガスタンク109に導入される。ガスタンク109の残容量を超えたガスが導入されると、ガスタンク109に接続した配管ラインL10を介して配管ラインL6に流れるようになっている。配管ラインL10は、制御弁V209によりガスタンク109との接続および非接続が切り替えられる。
また、ガスタンク109は配管ラインL11に接続している。配管ラインL11は、ガスタンク109に貯蔵された不活性ガスを押し出して、吸着処理後であり脱着処理前の第1処理槽102に移送させるため、ガスタンク109に外気または被処理ガスを導入するための経路である。外気または被処理ガスは、配管ラインL9を通って押出送風機202により送風されて配管ライン11からガスタンク109に導入される。配管ラインL11は、制御弁V0201によりガスタンク109との接続および非接続が切り替えられる。
ガスタンク109から押し出された不活性ガスは、配管ラインL7を介して第1処理槽102に導入される。第1処理槽102の残容量を超えたガスが導入されると、第1処理槽102に接続した配管ラインL12を介して配管ラインL6に流れるようになっている。配管ラインL12は、制御弁V204により第1処理槽102Aとの接続および非接続が切り替えられ、制御弁V206により第1処理槽102Bとの接続および非接続が切り替えられる。
ガスタンク109の容積は、第1処理槽102の容積の1/2倍量以上2倍量以下であることが好ましい。さらに好ましくは3/4倍量以上1.25倍量以下である。ガスタンク109の容積が第1処理槽102の容積の1/2倍量よりも少ないと、ガスタンク109での不活性ガスの貯蔵容量が少なく、不活性ガス供給量の削減効果が半減する。また、ガスタンク109の容積が第1処理槽100の容積の2倍量より多いと、ガスタンク109内の不活性ガス濃度が希薄となり、不活性ガス供給量の削減効果が半減する。
第1処理槽102またはガスタンク109へ供給する外気または被処理ガスの体積は、ガスタンク109の容量の1/2倍量から2倍量であることが好ましい。さらに好ましくは3/4倍量から1.25倍量である。1/2倍量より少ないまたは2倍量より多いと、ガスタンク109内の不活性ガス濃度が希薄となり、不活性ガス供給量の削減効果が半減する。
不活性ガスの移送は圧力操作で行うことが好ましい。圧力操作で行うことでガスタンク109の小型化により省スペース化が可能となる。また移送する不活性ガスを高純度に保つことができる。
次に有機溶剤回収システム300Aにおける不活性ガスの移送について説明する。以下では、第1処理槽102Aにて吸着処理を実行し、第1処理槽102Bにて脱着処理を実行した場合を例にして説明を行う。なお、第1処理槽102Aにて脱着処理を実行し、第1処理槽102Bにて吸着処理を実行する逆の場合も同様である。
第1処理槽102Bでの第1吸着材101Bによる脱着処理を完了した後、制御弁V202、V206、V205、V209を開き、押出送風機202を稼動し、配管ラインL9および配管ラインL8を通して第1処理槽102Bに外気または被処理ガスを、例えば第1処理槽102Bの体積と同じ体積分、導入する。これにより第1処理槽102B内の窒素ガスを押し出し、配管ラインL7を通してガスタンク108内に移送させ貯蔵する。貯蔵完了後、制御弁V202、V206、V205、V209を閉じ、第1処理槽102Bが吸着処理をするように切り替える。
続いて制御弁V201、V203、V204を開き、押出送風機202を稼動して、第1処理槽102Aにガスタンク109内の窒素ガスを供給する。このガスタンク109からの窒素ガスの供給により、窒素発生装置(図示せず)で発生させ配管ラインL0を通して供給する不活性ガスの量を減らすことができる。その後、必要に応じて、窒素発生装置で発生させ配管ラインL0を通して不活性ガスを供給する。このように、ガスタンク109内の窒素ガス及び必要に応じて窒素発生装置で発生させた窒素ガスを用いて、第1処理槽102Aのパージ処理を行う。第1処理槽102Aでのパージ処理完了後、制御弁V201、V203、V204を閉じ、第1処理槽102Aが脱着処理をするように切り替える。このように、有機溶剤回収システム300Aは、吸着処理と脱着処理を交互に切り替え行うことで、被処理ガスを連続的に処理する。
ここで、有機溶剤回収システム100Aで処理できる有機溶剤は、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、塩化エチレン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、O−ジクロロベンゼン、m−ジクロロベンゼン、フロン−112、フロン−113、HCFC、HFC、臭化プロピル、ヨウ化ブチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸ビニル、プロピオン酸メチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、炭酸ジエチル、蟻酸エチル、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジブチルエーテル、アニソール、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、2−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノール、アリルアルコール、ペンタノール、ヘプタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、フェノール、O−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、キシレノール、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ホロン、アクリロニトリル、n−ヘキサン、イソヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、n−ノナン、イソノナン、デカン、ドデカン、ウンデカン、テトラデカン、デカリン、ベンゼン、トルエン、m−キシレン、p−キシレン、o−キシレン、エチルベンゼン、1, 3, 5−トリメチルベンゼン、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドおよびジメチルスルホキシド等を指す。
以上のように、有機溶剤回収システム300Aにおいて、第1処理槽102Bが脱着処理から吸着処理へ切り替わる際に、第1処理槽102Bから系外へ排出される不活性ガスをガスタンク109へ貯蔵し、第1処理槽102Aのパージ処理の際に、ガスタンク109に貯蔵した不活性ガスを第1処理槽102Aへ供給することで、新たに使用する不活性ガスの供給量を大幅に削減できる。同様に、第1処理槽102Aが脱着処理から吸着処理へ切り替わる際に、系外へ排出される不活性ガスをガスタンク109へ貯蔵し、第1処理槽102Bのパージ処理の際に、ガスタンク109に貯蔵した不活性ガスを第1処理槽102Bへ供給することで、新たに使用する不活性ガスの供給量を大幅に削減できる。
なお、第1処理槽102を1槽備えているシステムでは、脱着処理から吸着処理へ切り替わる際、第1処理槽102から不活性ガスをガスタンク109へ移送して貯蔵して、それを再利用して第1処理槽102のパージ処理を実施すればよい。また、3槽以上備えているシステムでは、脱着処理から吸着処理へ切り替わる第1処理槽102から不活性ガスをガスタンク109へ移送して、ガスタンク109から不活性ガスを吸着処理から脱着処理に切り替わる第1処理槽102に供給する、という処理を順に実施すればよい。
〔実施の形態2〕
実施の形態2の有機溶剤回収システム300Bの構成を図2に示す。有機溶剤回収システム300Bは、実施の形態1で説明した有機溶剤回収システム300Aの構成に加え、第2吸脱着処理装置110と、凝縮器103の後段に温度調節器110と第2吸脱着処理装置112とを設けている。これら以外の構成は有機溶剤回収システム300Aと同じであるため、同じ符号を付し、説明は省略する。
温度調節器110は、配管ラインL13、配管ラインL14、配管ラインL15およびヒーター104を備えている。温度調節器110は、凝縮器103から配管ラインL2を通って排出された不活性ガスの温度を調節して第2吸脱着処理装置112へ排出する機器である。
第2吸脱着処理装置112は、第2吸着材105を充填した第2吸着槽106を有する。第2吸着材105は、活性炭素繊維、粒状活性炭、球状活性炭、疎水性シリカゲルおよび疎水性ゼオライトから選ばれた少なくともひとつを有することが好ましく、さらに好ましくは水分吸着率の低い活性炭素繊維または疎水性ゼオライトであるが、特に限定されるものではない。
第2吸脱着処理装置112は、第2吸着材105を用いて不活性ガスから有機化合物を吸着除去する吸着処理を実行する。また、吸着した有機化合物を不活性ガスを用いて脱着する脱着処理を実行する。
第1処理槽102での脱着処理の後期段階において、第2吸着材105の吸着作用により凝縮器103から排出される不活性ガスを配管ラインL3を介して、低温のまま直接第2処理槽106に導入する。これにより、凝縮器103から排出される不活性ガスに含まれる有機溶剤を第2吸着材105が吸着し、不活性ガス中の有機溶剤濃度を低減でき、より低濃度の有機溶剤含有不活性ガスで第1吸着材101を脱着再生できる。そのため、第1吸着材101の脱着効率が大幅に向上する。
また、第1処理槽102での脱着処理の前期段階において、凝縮器103から排出される不活性ガスを配管ラインL104を介してヒーター104に導入してヒーター104にて加熱して高温の不活性ガスを第2処理槽106へ供給する。これにより、第2吸着材105の脱着再生を行うことができる。
以上のように、有機溶剤回収システム300Bでは、第2吸脱着装置112における第2吸着材の吸着と脱着との切替動作により、第1吸着材101を常に高効率で脱着再生することができる。
なお、有機溶剤回収システム300Bで使用できる不活性ガスは、有機溶剤回収システム300Aで使用できるものと同じである。また、有機溶剤回収システム300Bで処理できる有機溶剤は、有機溶剤回収システム300Aで処理できる有機溶剤と同じである。
〔実施の形態3〕
実施の形態3の有機溶剤回収システム300Cの構成を図3に示す。有機溶剤回収システム300Cは、実施の形態1で説明した有機溶剤回収システム300Aの構成に加え、循環経路CPにおいて、脱着処理が行われている第1処理槽102から排出される不活性ガスと凝縮器103から排出される不活性ガスとの熱交換を行う熱交換器111を備えている。これ以外の構成は有機溶剤回収システム300Aと同じであるため、同じ符号を付し、説明は省略する。
実施の形態3の有機溶剤回収システム300Cの構成を図3に示す。有機溶剤回収システム300Cは、実施の形態1で説明した有機溶剤回収システム300Aの構成に加え、循環経路CPにおいて、脱着処理が行われている第1処理槽102から排出される不活性ガスと凝縮器103から排出される不活性ガスとの熱交換を行う熱交換器111を備えている。これ以外の構成は有機溶剤回収システム300Aと同じであるため、同じ符号を付し、説明は省略する。
第1処理槽102から配管ラインL1を介して排出された不活性ガスは、熱交換器111にて熱を与えて配管ラインL17を通って凝縮器103に導入される。凝縮器103から配管ラインL2を介して排出された不活性ガスは、熱交換器111にて熱を奪って配管ラインL18を介して循環送風機201に導入される。この構成により、有機溶剤回収システム300Cでは、凝縮器103で使用する冷水量や不活性ガスの加熱で使用する蒸気量などのエネルギーを大幅に削減できる。
なお、有機溶剤回収システム300Cで使用できる活性ガスは、有機溶剤回収システム300Aで使用できるものと同じである。また、有機溶剤回収システム300Cで処理できる有機溶剤は、有機溶剤回収システム300Aで処理できる有機溶剤と同じである。
以下、上記実施の形態にて説明した有機溶剤処理システムを用いた実施例を挙げて、本発明をより詳細に説明する。しかし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
実施例1では、実施の形態2で説明した有機溶剤回収システム300Bを用いた。吸着材101A,101Bには、東洋紡製の活性炭素繊維「K−FILTER」を使用した。
実施例1では、実施の形態2で説明した有機溶剤回収システム300Bを用いた。吸着材101A,101Bには、東洋紡製の活性炭素繊維「K−FILTER」を使用した。
以下では、第1処理槽102Aにて吸着処理を実行し、第1処理槽102Bにて脱着処理を実行した場合を例にして説明を行う。なお、第1処理槽102Aにて脱着処理を実行し、第1処理槽102Bにて吸着処理を実行する逆の場合も同様である。
酢酸エチルを2000ppm含有する35℃、47%RHの被処理ガスを、7Nm3/minで有機溶剤回収システム300Bに供給し、第1処理槽102Aに通気させて吸着剤酢酸エチルを吸着除去する吸着処理を行った。被処理ガス中の酢酸エチルを第1吸着材101Aにて吸着している間、第1処理槽102Bでは吸着材101Bにて吸着した酢酸エチルを120℃に加熱した窒素ガス(不活性ガス)にて脱着する脱着処理を行った。
第1処理槽102Bの第1吸着材101Bから脱着された酢酸エチルを含む窒素ガスは、配管ラインL1を通って凝縮器103にて10℃に冷却することで、液化凝縮された酢酸エチルを得た。第1処理槽102Bでの脱着処理の前期段階に、凝縮器103から排出された未濃縮の酢酸エチルを含む低温の窒素ガスを、配管ラインL2および配管ラインL4を通して第2ヒーター104に送り、第2ヒーター104で120℃に加熱し、第2処理槽106の第2吸着材105に供給した。この際に、前回の第1処理槽102Aでの脱着処理の後期段階において第2吸着材105に吸着された酢酸エチルが脱着され、酢酸エチルを含有した窒素ガスが第2処理槽106から排出される。第2処理槽106から排出された酢酸エチルを含有した窒素ガスを、第1ヒーター107で120℃に加熱され、配管ラインL3から第1吸着材に供給した。
続く第1処理槽102Bでの脱着工程の後期段階に、凝縮器103から排出された未濃縮の酢酸エチルを含む低温の窒素ガスを、配管ラインL2および配管ラインL3を通して直接第2処理槽106に供給した。この時、低温の凝縮器出口ガスL2に含まれる酢酸エチルが第2処理槽106の第2吸着材105で吸着除去され、酢酸エチル濃度が低減された窒素ガスが第2処理槽106から排出された。第2処理槽106から排出された低濃度の窒素ガスを第1ヒーター107にて120℃に加熱し、第1処理槽102Bの第1吸着剤101Bに循環供給した。この第1処理槽102Bでの脱着処理の後期段階により、第1吸着材101Bの酢酸エチルを高効率に脱着できた。
第1処理槽102Bでの第1吸着材101Bによる脱着処理を完了した後、制御弁V202、V206、V205、V209を開き、押出送風機202を稼動し、配管ラインL8および配管ラインL9を通して第1処理槽102Bに被処理ガスを第1処理槽102Bの体積と同じ体積分導入した。これにより第1処理槽102B内の窒素ガスを押し出し、配管ラインL7を通してガスタンク108内に移送させ貯蔵した。貯蔵完了後、第1処理槽102Bが吸着処理をするように切り替えた。
続いて制御弁V201、V203、V204を開き、押出送風機202を稼動して、第1処理槽102Aにガスタンク109内の窒素ガスを供給した。このガスタンク109からの窒素ガスの供給により、窒素発生装置(図示せず)で発生させ配管ラインL0を通して供給する窒素ガスの量を減らすことができた。その後、酸素濃度が3%以下になるまで窒素発生装置で発生させ配管ラインL0を通して供給する窒素ガスを第1処理槽102Aに供給した。このように、ガスタンク109内の窒素ガス及び窒素発生装置で発生させた窒素ガスを用いて、第1処理槽102Aのパージ処理を行った。第1処理槽102Aでのパージ処理完了後、第1処理槽102Aが脱着処理をするように切り替えた。このように、吸着処理と脱着処理を交互に切り替え行うことで、酢酸エチルを含有する被処理ガスを連続的に処理した。このときの窒素、冷水、蒸気の各使用量を表1に示す。
<実施例2>
実施例2では、図2に示す有機溶剤回収システム300Bにおける循環経路CPに図3に示す熱交換器111を設けたシステムを用いた。この有機溶剤回収システム300B+熱交換器111のシステムにて、処理槽102A,102Bからの脱着出口ガスL1と凝縮器出口ガスL2とを熱交換したこと以外は実施例1と同様の操作を行った。このときの窒素、冷水、蒸気の各使用量を表1に示す。
実施例2では、図2に示す有機溶剤回収システム300Bにおける循環経路CPに図3に示す熱交換器111を設けたシステムを用いた。この有機溶剤回収システム300B+熱交換器111のシステムにて、処理槽102A,102Bからの脱着出口ガスL1と凝縮器出口ガスL2とを熱交換したこと以外は実施例1と同様の操作を行った。このときの窒素、冷水、蒸気の各使用量を表1に示す。
<比較例>
比較例では、実施例2で用いたシステムにおいてガスタンク109及びそれに接続する配管ラインを設けない構成を用いた。つまり、図2に示す機溶剤回収システム300Bに図3に示す熱交換器111を加え、ガスタンク109を外したシステムである。このシステムを用いて、第1処理槽102A,102Bの酸素濃度が3%以下になるまでのパージ工程全てにて窒素発生装置(図示せず)で発生させ配管ラインL0から導入した窒素ガスを供給した以外は、実施例1と同様の操作を行った。このときの窒素、冷水、蒸気の各使用量を表1に示す。
比較例では、実施例2で用いたシステムにおいてガスタンク109及びそれに接続する配管ラインを設けない構成を用いた。つまり、図2に示す機溶剤回収システム300Bに図3に示す熱交換器111を加え、ガスタンク109を外したシステムである。このシステムを用いて、第1処理槽102A,102Bの酸素濃度が3%以下になるまでのパージ工程全てにて窒素発生装置(図示せず)で発生させ配管ラインL0から導入した窒素ガスを供給した以外は、実施例1と同様の操作を行った。このときの窒素、冷水、蒸気の各使用量を表1に示す。
表1から分かるように、実施例1および2では本発明に係るガスタンク109を備えた有機溶剤処理システムを用いることで、ガスタンクを備えていない比較例のシステムに対して、窒素使用量を約30%削減することができた。さらに循環経路CPにおいて第1処理槽102A,102Bから排出された窒素ガスと凝縮器103から排出されたガスとを熱交換した実施例2では、実施例1に対して、冷水使用量を40%、蒸気使用量を29%削減できた。
これらから、本発明に係る有機溶剤回収システムを用いることにより、吸着工程から脱着工程へ切り替わる前のパージ工程に使用する不活性ガスの供給量を大幅に削減できることがわかる。よって、本発明により、不活性ガス発生装置の小型化が可能な有機溶剤回収システムを提供できる。
なお、上記開示した各実施の形態および各実施例はすべて例示であり制限的なものではない。また、各実施の形態および各実施例で開示した構成を適宜組み合わせた実施の形態や実施例も本発明に含まれる。つまり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって有効であり、特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内のすべての変更・修正・置き換え等を含むものである。
本発明は、例えば各種工場や研究施設等から排出される有機化合物を含有する被処理ガスから有機化合物を回収するシステムに有効に利用することができる。
100 第1吸脱着処理装置
101A、10B 第1吸着材
102,102A,102B 第1処理槽
103 凝縮器
104 第2ヒーター
105 第2吸着材
106 第2吸脱着処理装置
107 第1ヒーター(第1温度調節手段)
108 凝縮器
109 ガスタンク(ガス貯蔵手段)
110 温度調節器(第2温度調節手段)
111 第2吸脱着処理装置
200 原ガス送風機
201 循環送風機
202 押出送風機(不活性ガス移送手段)
300A,300B,300C 有機溶剤回収システム
CP 循環経路
V201〜V211 制御弁
L0〜L12 配管ライン
101A、10B 第1吸着材
102,102A,102B 第1処理槽
103 凝縮器
104 第2ヒーター
105 第2吸着材
106 第2吸脱着処理装置
107 第1ヒーター(第1温度調節手段)
108 凝縮器
109 ガスタンク(ガス貯蔵手段)
110 温度調節器(第2温度調節手段)
111 第2吸脱着処理装置
200 原ガス送風機
201 循環送風機
202 押出送風機(不活性ガス移送手段)
300A,300B,300C 有機溶剤回収システム
CP 循環経路
V201〜V211 制御弁
L0〜L12 配管ライン
Claims (6)
- 第1吸着材を収容した第1処理槽を備え、有機溶剤を含有する被処理ガスから吸着材にて有機溶剤を吸着除去し清浄ガスを排出する吸着処理と、有機溶剤を吸着した吸着材を不活性ガスにて脱着し有機溶剤を含有する不活性ガスを排出する脱着処理とを交互に行う第1吸脱着処理装置と、
前記第1吸脱着処理装置から排出された有機溶剤を含有する不活性ガスを凝縮して有機溶剤を回収する凝縮器と、
前記凝縮器から排出された不活性ガスを前記第1吸脱着処理装置に供給する際に加熱する第1温度調節手段と、を循環経路上に備えた有機溶剤回収システムにおいて、
前記第1処理槽に接続したガス貯蔵手段と、
脱着処理後の吸着処理に切り替わる前の第1処理槽から不活性ガスを前記ガス貯蔵手段へ移送し、かつ、吸着処理後の脱着処理に切り替わる前の前記第1処理槽へ前記ガス貯蔵手段に貯蔵されている不活性ガスを移送する不活性ガス移送手段と、を備えたことを特徴とする有機溶剤回収システム。 - 前記移送手段は、圧力操作にて前記不活性ガスの移送を行うことを特徴とする請求項1に記載の有機溶剤回収システム。
- 外気または前記被処理ガスを前記第1処理槽に供給することで、当該第1処理槽から不活性ガスを前記ガス貯蔵手段へ移送し、かつ、外気または前記被処理ガスを前記ガス貯蔵手段に供給することで、当該ガス貯蔵手段から不活性ガスを前記第1処理槽へ移送することを特徴とする請求項1または2に記載の有機溶剤回収システム。
- 前記第1吸脱着処理装置は、前記第1処理槽を2槽備え、当該2槽の第1処理槽で吸着処理を交代して実行することで被処理ガスの浄化を連続して行い、
前記不活性ガス移送手段は、脱着処理後の吸着処理に切り替わる前の一方の前記第1処理槽から不活性ガスを前記ガス貯蔵手段へ移送し、かつ、吸着処理後の脱着処理に切り替わる前の他方の前記第1処理槽へ前記ガス貯蔵手段に貯蔵されている不活性ガスを移送することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の有機溶剤回収システム。 - 第2吸着材を収容した第2処理槽を備え、前記凝縮器から排出された不活性ガスに含まれる未凝縮の有機溶剤を当該第2吸着材にて吸着処理および脱着処理する第2吸脱着処理装置と、
前記凝縮器から排出された未凝縮の有機溶剤を含む不活性ガスを前記第2吸脱着処理装置に供給する際に温度調節する第2温度調節手段と、を前記循環経路に備え、
前記第2吸脱着処理装置は、前記第2温度調節手段にて温度調節された高温の不活性ガスと低温の不活性ガスとを時間的に交互に前記第2吸着材に接触させることにより、有機溶剤を低温の不活性ガスから高温の不活性ガスに移動させ、
前記第2温度調節手段は、前記第1吸着材での脱着処理の前期段階において、前記凝縮器から排出された未凝縮の有機溶剤を含む不活性ガスを高温に温度調節し、前記第1吸着材での脱着処理の後期段階において、前記凝縮器から排出された未凝縮の有機溶剤を含む不活性ガスを低温に温度調節することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の有機溶剤回収システム。 - 前記第1有機溶剤回収装置から排出される不活性ガスと前記凝縮器から排出される不活性ガスとの熱交換を行う熱交換器を前記循環経路に備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の有機溶剤回収システム。
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| JP2017059031A JP2018161603A (ja) | 2017-03-24 | 2017-03-24 | 有機溶剤回収システム |
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Citations (4)
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-
2017
- 2017-03-24 JP JP2017059031A patent/JP2018161603A/ja active Pending
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