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JP2018160955A - 回転電機用コイル、および回転電機用コイルの製造方法 - Google Patents

回転電機用コイル、および回転電機用コイルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】巻線の固定に要するエネルギー消費量を削減するとともに、熱劣化を抑制することができる回転電機用コイル、および回転電機用コイルの製造方法を提供する。【解決手段】コア部材(ステータコア11)の周囲を囲む筒形状を有するインシュレータ12と、インシュレータ12の外周に筒状に巻回される巻線14と、を備える回転電機用コイルCに対して、巻線14の表面には、熱硬化樹脂からなる融着層14cを具備し、巻線14をインシュレータ12に巻回した後に、巻線14に通電して、通電によるジュール熱によって、融着層14cを硬化し、隣接する巻線14同士を固定する。【選択図】図4

Description

本発明は、回転電機のステータ等を構成するコイルに関する。
回転電機では、コイルを構成する巻線が、運用中に振動等で緩んだり、位置がずれたりしないように、巻回状態で巻線を固定することが行われている。
たとえば、特許文献1には、熱硬化樹脂が塗膜された巻線を巻回し、コイルを形成した後に、コイルを加熱し、熱硬化樹脂(架橋前駆体樹脂)を融解、熱硬化させて、巻線を固定している。
特開2004-242414号公報
ところで、特許文献1では、巻線が巻回されたステータを電気加熱炉に投入し、コイルを加熱して熱硬化樹脂を熱硬化する手法が示されている。
このような加熱方法の場合、ステータコア等の巻線以外の構成も加熱しなければならないために、加熱に要するエネルギー消費量が、必要以上に大きくなるという問題がある。
また、加熱炉による加熱では、ステータの内部が設定温度に到達するまでに時間が掛かるため、ステータの表面が炉内の高温環境下に、より長い時間晒され、熱劣化が促進されてしまうという問題がある。
本発明は、前述の点に鑑みてなされたものであり、巻線の固定に要するエネルギー消費量を削減するとともに、熱劣化を抑制することができる回転電機用コイル、および回転電機用コイルの製造方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る回転電機用コイルは、コア部材の周囲を囲む筒形状を有するインシュレータと、該インシュレータの外周に筒状に巻回される巻線と、を備え、該巻線は、熱硬化樹脂からなる融着層を表面に具備し、該インシュレータに巻回した後に、通電によるジュール熱によって、該融着層が硬化し、隣接する該巻線同士が固定されたことを特徴とする。
本発明によれば、巻線の固定に要するエネルギー消費量を削減するとともに、熱劣化を抑制することができる回転電機用コイル、および回転電機用コイルの製造方法を提供することができる。
一実施形態に係る構造体を示す分解斜視図である。 一実施形態に係るステータセグメントを示す分解斜視図である。 一実施形態に係るステータセグメントを示す正面図である。 一実施形態に係る巻線の軸線方向に沿った断面図である。 一実施形態に係る回転電機用コイルを示し、(a)は巻線の巻始め、(b)は巻線の巻終わり、(c)は(b)のVc-Vc線に沿った断面図である。 図3のVI部を示す要部拡大図で、(a)は巻線を幅狭溝に挿入する様子を示し、(b)は巻線が幅広溝内に収まった様子を示す。 (a)は図6(a)のVIIa-VIIaに沿った断面図で、巻線を幅狭溝に挿入する様子を示し、(b)は図6(b)のVIIb-VIIbに沿った断面図で、巻線が幅広溝内に収まった様子を示す。 通電加熱時の加熱パターンを示すグラフである。 第1の別態様に係る回転電機用コイルを示し、(a)は巻線の巻始め、(b)は巻線の巻終わり、(c)は(b)のIXc-IXc線に沿った断面図である。 第2の別態様に係る回転電機用コイルを示し、(a)は巻線の巻始め、(b)は巻線の巻終わり、(c)は(b)のXc-Xc線に沿った断面図である。
本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係る回転電機用コイルを備えた構造体102を示す分解斜視図である。回転電機101は、三相交流型とされ、例えばハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に搭載され、外部から電力が供給された場合には、走行用モータとして機能し、回生制動時には、発電機として機能する。
なお、本実施形態の回転電機用コイルCは、車両用の回転電機101に限らず、固定式のモータやその他用途のモータ、および発電機にも適用が可能である。
また、説明中の上下は、図示における上下を示すものであり、回転電機101を車両に組付けた状態での上下を示すものではない。
構造体102は、図1に示すように、回転電機101をロータ(図示せず)側と、ステータ104側と、に分けた場合のステータ104側を構成している。
構造体102は、ステータ104と、ステータホルダ105と、ケース106と、を備えている。
ステータ104は、略円筒形状を備え、筒内にロータ(図示せず)が配置される。なお、ステータ104の詳細については後述する。
ステータホルダ105は、略円筒形状を備え、筒内にステータ104を保持する。
ケース106は、略円筒形状を備え、筒内にステータ104を保持したステータホルダ105を保持する。また、ケース106は、ステータ104の筒内に配置されるロータ(図示せず)を回転可能に軸支する。
次に、改めてステータ104について説明する。
ステータ104は、図1に示すように、略扇形状を有する複数のステータセグメント10からなり、これらステータセグメント10が環状に配置されている。環状に配置された複数のステータセグメント10は、ステータホルダ105の筒内に挿嵌されることで、一体に保持される。これによって、複数のステータセグメント10を一部品のステータ104として取り扱いを可能にしている。
また、ステータセグメント10は、図2に示すように、ステータコア11と、インシュレータ12と、コイル本体13と、を備えている。
なお、回転電機用コイルCは、インシュレータ12と、コイル本体13と、で構成されている。
ステータコア(コア部材)11は、図2に示すように、略T字状に打ち抜かれた薄板状の磁性鋼板11aを積層することで構成されている。また、ステータコア11は、T字形状の横辺を構成するヨーク11bと、T字形状の縦辺を構成するティース11cと、に設定されている。
インシュレータ12は、絶縁性を有する樹脂材で形成されている。また、インシュレータ12は、ステータ104の軸線方向に沿って2つに分割が可能な略角筒形状を備え、筒内にステータコア11のティース11cが挟み込まれる。
なお、インシュレータ12は、巻回筒部12a、内径側顎部12b、外径側顎部12c、仕切り壁部12d、および集配線収容部12eを備えている。
巻回筒部12aは、インシュレータ12の角筒形状を主に構成し、ティース23bの周囲を隙間無く囲むように形成されている。
内径側顎部12bは、巻回筒部12aの内径側端部(図2における上方の端部)に、フランジ状に立設されている。
外径側顎部12cは、巻回筒部12aの外径側端部(図2における下方の端部)に、フランジ状に立設されている。
このような内径側顎部12bと、巻回筒部12aと、外径側顎部12cとで、断面矩形形状の巻回溝12fが形成されている。そして、この巻回溝12f内に、コイル本体13を構成する巻線14が巻回される。つまり、巻回溝12f内にコイル本体13が収容される。
仕切り壁部12dは、図3における外径側顎部12cの正面部分で構成され、集配線収容部12eと巻回溝12fとを仕切っている。
また、仕切り壁部12dには、端末固定部12hが形成されている。
端末固定部12hは、巻回後の巻線14が、融着固定前に、弛んだり、ほどけたりしないように、引出線13a(巻線14におけるコイル本体13の巻始めと巻終わり)と係合しつつ、収容する。
また、端末固定部12hは、図2、図3に示すように、仕切り壁部12dを貫通し、集配線収容部12eと巻回溝12fとを連通する切欠溝で構成されている。
なお、端末固定部12hは、図7(a)、(b)に示すように、幅狭溝12h1と、幅広溝12h2とで、略T字形状を呈している。
幅狭溝12h1は、その幅が、後述する巻線14の幅狭面14nの幅寸法と同様に設定されている。
幅広溝12h2は、その幅が、巻線14の幅広面14wの幅寸法と同様に設定されている。
集配線収容部12eは、図3に示すように、ステータセグメント10の正面部分における巻回筒部12aの径方向外側(図3における上方)に位置し、仕切り壁部12dを内側壁とした矩形断面の溝形状を備えている。

また、集配線収容部12eは、ステータセグメント10を環状に組んだ状態(ステータ104の状態)で、仕切り壁部12dを内側壁として環状に繋がる溝を構成する。そして、集配線収容部12eは、3相の相(U相、V相、W相)毎に設けられる集配線(図示せず)、および中性線(図示せず)が収容される。
集配線、および中性線は、各コイル本体13の引出線13aを相毎にまとめるとともに、回転電機101の外部に設けられる電力回路(図示せず)と、各コイル本体13と、を電気的に接続する。
コイル本体13は、図2、図3に示すように、ステータセグメント10毎に巻線14がティース11cの周囲に巻回された所謂集中巻きコイルで構成されている。また、コイル本体13の引出線13aは、巻始め側と、巻終わり側とが、ともに集配線収容部12e(径方向外側)に引出され、端末固定部12hに固定される。
なお、コイル本体13を構成する巻線14は、長方形断面を有する平角線で構成されている。
コイル本体13を構成する巻線14は、図2に示すように、断面略長方形形状を有する銅材からなる平角線で構成されている。そして、図4に示すように、芯線14aには、その表面に絶縁被膜としてのエナメル層14bが成膜されている。さらに、エナメル層14bの外側には、融着層14cが成膜されている。つまり、巻線14は、エナメル線に融着層14cが成膜されている。
融着層14cは、約150℃以上で融解、硬化するエポキシ樹脂からなる熱硬化樹脂で構成されている。
なお、本実施形態の回転電機101は、設置される車両が一般的な走行状態では、135℃程度まで上昇し、過酷な走行状態では、約160℃に達する。
つまり、融着層14cは、回転電機101が運用中に達する最高温度よりも低い温度で融解、硬化する熱硬化樹脂で構成されている。
また、融着層14cは、コイル本体13の巻始めと巻終わりを含め、巻線14全体に成膜されている。つまり、融着層14cの融解、硬化によって、コイル本体13の巻始めと巻終わりを含め、巻線14全体が固定される。
次に、構造体102の組立て手順を説明する。
まず、ステータセグメント10毎にコイル本体13を形成する(巻線工程)。本工程では、まず、所定枚数の磁性鋼板11aを積層してステータコア11を形成し、ステータコア11にインシュレータ12を組付ける(図2参照)。
次に、インシュレータ12の巻回溝12fに巻線14を巻回し、コイル本体13を形成する。巻線14を巻回する際に、巻線14の幅広面14wが、巻回筒部12aの外周面に面するように、上方から下方に向かって巻回していく(図5(a)、(b)参照)。
また、巻線14が巻回溝12fの下端に到達したら、上方へ巻き返していく。そして、巻回溝12f内を上下に何度か往復し、設定された長さの巻線14を巻回したところで、巻回を終了する。
次に、引出線13aの巻始め部分と巻終わり部分を端末固定部12hに係合、収容する。収容する際に、まず、巻線14の幅狭面14nが端末固定部12hに面するように巻線14をひねる。そして、ひねった巻線14を幅狭溝12h1から幅広溝12h2内に挿入する。さらに、幅広溝12h2内の巻線14をひねり戻して、引出線13aを端末固定部12hに係合させる(図6(a)、(b)、図7(a)、(b)参照)。
以上で、巻線14の弛みが防止され、巻線工程が完了する。
次に、図1に示すように、ステータセグメント10を円環状に仮組みし、ステータホルダ105に挿嵌可能な形態にする(コイル固定工程)。
次に、ステータセグメント10をステータホルダ105の筒内に挿嵌する(ホルダ圧入工程)。さらに、本工程で、ステータセグメント10をステータホルダ105ごとケース106に組込む。
次に、引出線13a、集配線(図示せず)、および端子(図示せず)を3相の各相、中性線毎に結線する(端末処理工程)。
次に、巻線14に対して、通電を行い、通電により発生するジュール熱によって、加熱を行い(通電加熱)、融着層14cを融解、硬化させ、巻線14を固定する(加熱工程)。また、通電加熱によって、巻線14同士が固着するとともに、融着層14cが幅広溝12h2内で融着、硬化し、巻線14が幅広溝12h2内に固定される。
加熱工程における加熱パターンは、図8に示すように、時間当たりの温度上昇の割合(昇温勾配)所定の昇温勾配を辿り、設定された設定硬化温度(本実施形態では150℃)で一定とする。そして、このような加熱パターンとなるように、通電する電力量を制御する。
通電加熱を開始し、巻線14の温度が、設定硬化温度(150℃)に達すると、融着層14cは融解を始める。
そして、巻線14を設定硬化温度に維持すると、融解した融着層14cは、架橋反応によって、融解状態から次第に硬化する。
さらに、巻線14を設定硬化温度に維持すると、融着層14cは、硬化する際に、周囲に隣接する巻線14の融着層14cと一体化し、巻線14が固定される。
なお、熱硬化樹脂は、全てが融解してから硬化するのではなく、融解したところから硬化が進行していくため、通電加熱時に巻線14が弛むことはない。
なお、設定硬化温度は、採用された熱硬化性樹脂に応じて設定される。
また、本実施形態では、通電加熱によるコイル本体13の熱劣化を抑制するために、時間当たりの温度上昇の割合(昇温勾配)を、設定硬化温度の高低に関わらず一定としている。このため、設定硬化温度が低いほど、通電加熱開始から設定硬化温度に到達するまでの時間が短縮される。これによって、熱劣化を抑制しつつ、巻線14の固定に要するエネルギー消費量を削減することができる。
これに対して、融着層14cに、熱可塑性樹脂を採用する場合、200℃程度で融解、軟化する樹脂を選定しなければならない。
これは、過酷な走行状態では、コイル本体13の温度が160℃に達するため、これよりも低い温度で融解する熱可塑性樹脂では、運用中に融着層が融解し、巻線が弛むおそれがあるためである。
しかしながら、コイル本体13は、加熱することによって、熱劣化が促進されるため、組み立て工程の中で、運用中に達する温度よりも高い温度まで加熱することは避けることが望ましい。
つまり、融着層14cには、より低い温度で融着、硬化する素材であることが求められる。なお、図8には、通電時間の比較に、100℃で融解、硬化する熱硬化性樹脂を参考例として記載している。
次に、本実施形態に係る回転電機用コイルCの作用効果について説明する。
本実施形態では、巻線14を固定する際に、巻線への通電により発生するジュール熱によって、熱硬化樹脂からなる融着層14cを融解、硬化している。
このような手法を用いることで、融着層14cを備える巻線14のみを加熱することができる。これによって、加熱炉(図示せず)を用いてステータ全体を加熱する従来の手法よりもエネルギー消費量を削減することができる。
また、融着層14cが直接加熱されるため、融着層14cを硬化するための加熱時間を短縮し、コイル本体13の熱劣化を抑制することができる。
また、本実施形態で採用されたエポキシ樹脂は、常温でべた付くことなく固化しているため、巻線14を巻回する際の妨げになることはない。そして、融着層14cは均一な厚さで成膜、固化されているため、隙間無く整然と巻回することができる。これによって、通電加熱時に、熱が周囲に逃げ難くなり、融解、硬化をより効率的に行うことができる。
また、融着層14cは均一な厚さで成膜、固化されているため、融解、硬化によって、均一な固定力で巻線14を固定することができる(図5(b)、(c)参照)。
本実施形態では、巻始め部分と、巻終わり部分を含め、巻線14全体に融着層14cが成膜されている。これによって、巻線14の弛みを防止するとともに、位置がずれやすい巻始め部分と、巻終わり部分を確実に固定することができる。
なお、端末固定部12hに、融着層14cと同様の熱硬化樹脂を付加(追加)して、通電加熱時に、融解、硬化させ、引出線13aをより強固に固定することも可能である。
本実施形態では、融着層14cを構成する熱硬化樹脂として、回転電機101が運用中に達する最高温度よりも低い温度で融解、硬化するものが採用されている。これによって、通電加熱時間をさらに短縮することができる。
また、過度に加熱する必要がないため、コイル本体13の熱劣化を抑制することができる。
なお、本実施形態の回転電機用コイルCは、コア部材としてのステータコア11に巻回され、ステータ104の一部を構成しているが、これに限定されるものではない。たとえば、ロータ(図示せず)に回転電機用コイルを巻回し、ステータに永久磁石を配置する構成とする回転電機に採用することも可能である。このような構成とすることで、本実施形態と同様の作用効果が得られるとともに、運用時におけるロータの回転が安定し、騒音や振動を抑制することができる。
また、本実施形態では、融着層14cを構成する熱硬化樹脂として、常温で固化し、所定の温度(約150℃)で融解、硬化するエポキシ樹脂を採用しているが、このような融着層14cに限定されるものではない。
たとえば、融着層の成膜後、熱硬化樹脂が固化する前の柔らかい状態で、通電加熱し、硬化する手法を採用することも可能である。そして、このような手法でも本実施形態と同様の作用効果が得られる。
次に、回転電機用コイルの第1の別態様について、図面を参照しながら説明する。前述の回転電機用コイルCと同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図9(a)〜(c)に示すように、本態様の回転電機用コイルCAと前述の第1実施形態の回転電機用コイルCとで大きく異なる構成は、巻線14Aの断面形状である。
本態様の巻線14Aは、断面が略円形の丸線で構成されている。巻線14Aが丸線で構成されているため、巻線14Aを巻回溝12fに巻回する際に、巻線14Aの向きを厳密に揃える必要がない。
これによって、前述の実施形態で得られる作用効果に加え、巻回工程が簡素化され、製造コストを削減することができる。
次に、回転電機用コイルの第2の別態様について、図面を参照しながら説明する。前述の回転電機用コイルCと同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図10(a)〜(c)に示すように、本態様の回転電機用コイルCBと前述の第1実施形態の回転電機用コイルCとで大きく異なる構成は、巻線14Aの断面形状と、巻回筒部12aBの形状である。
本態様の巻線14Aは、第1の別態様と同様に、断面が略円形の丸線で構成されている。
また、本態様では、インシュレータ12の外筒面を構成する巻回筒部12aBが、筒状に巻回されたコイル本体13の内筒面に倣った形状を備えている。つまり、巻回筒部12aBの外筒面には、半円溝が螺旋状に形成されている。
これによって、前述の実施形態、および第1の別態様で得られる作用効果に加え、巻回途中、および巻回後から通電加熱までの間における巻線14の弛みやズレを抑制することができる。
C 回転電機用コイル
11 コア部材(ステータコア)
12 インシュレータ
14 巻線
14c 融着層
101 回転電機

Claims (5)

  1. コア部材の周囲を囲む筒形状を有するインシュレータと、
    該インシュレータの外周に筒状に巻回される巻線と、
    を備え、
    該巻線は、
    熱硬化樹脂からなる融着層を表面に具備し、
    該インシュレータに巻回した後に、通電によるジュール熱によって、該融着層が硬化し、隣接する該巻線同士が固定された
    ことを特徴とする回転電機用コイル。
  2. 前記巻線は、
    前記インシュレータに対する巻始め部分となる部位と、巻終わり部分となる部位の少なくともどちらか一方に、前記融着層を具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転電機用コイル。
  3. 前記インシュレータの外筒面が
    前記筒状に巻回された巻線の内筒面に倣った形状を備える
    ことを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の回転電機用コイル。
  4. 前記融着層は、
    回転電機が運用中に達する最高温度よりも低い温度で硬化する熱硬化樹脂からなる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の回転電機用コイル。
  5. コア部材の周囲を囲む筒形状を有するインシュレータと、
    熱硬化樹脂からなる融着層を表面に具備し、該インシュレータの外周に筒状に巻回される巻線と、
    を備える回転電機用コイルの製造方法において、
    該巻線を該インシュレータに巻回する工程の後に、通電によるジュール熱によって、該融着層を硬化し、隣接する該巻線同士を固定する工程を備える
    ことを特徴とする回転電機用コイルの製造方法。
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