JP2018160628A - 記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 改善された読み出しマージンを有する記憶装置を提供する。【解決手段】 記憶装置は、第1面に沿って第1面積を有する第1MTJ素子と、第1面に沿って第2面積を有する複数の第2MTJ素子を含む。第2面積は第1面積の2倍以上5倍以下であり、複数の第2MTJ素子の各々は第1強磁性体、第2強磁性体、第1および第2強磁性体の間の第1非磁性体を含む。複数の第2MTJ素子のそれぞれの複数の第1強磁性体は第1方向に配列されており、複数の第2MTJ素子のそれぞれの複数の第2強磁性体は第2方向に配列されている。複数の第2MTJ素子の1つは複数の第2MTJ素子の別の1つと直列または並列に接続されている。【選択図】 図4
Description
実施形態は、概して記憶装置に関する。
磁気抵抗効果を用いてデータを記憶する記憶装置が知られている。
改善された読み出しマージンを有する記憶装置を提供しようとするものである。
一実施形態による記憶装置は、第1面に沿って第1面積を有する第1MTJ素子と、上記第1面に沿って第2面積を有する複数の第2MTJ素子を含む。上記第2面積は上記第1面積の2倍以上5倍以下であり、上記複数の第2MTJ素子の各々は第1強磁性体、第2強磁性体、上記第1および第2強磁性体の間の第1非磁性体を含む。上記複数の第2MTJ素子のそれぞれの複数の第1強磁性体は第1方向に配列されており、上記複数の第2MTJ素子のそれぞれの複数の第2強磁性体は第2方向に配列されている。上記複数の第2MTJ素子の1つは上記複数の第2MTJ素子の別の1つと直列または並列に接続されている。
以下に実施形態が図面を参照して記述される。以下の記述において、略同一の機能および構成を有する構成要素は同一符号を付され、繰り返しの説明は省略される場合がある。図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なり得る。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。また、ある実施形態についての記述はすべて、明示的にまたは自明的に排除されない限り、別の実施形態の記述としても当てはまる。
各機能ブロックは、ハードウェア、コンピュータソフトウェアのいずれかまたは両者を組み合わせたものとして実現することができる。このため、各機能ブロックがこれらのいずれでもあることが明確となるように、概してそれらの機能の観点から記述される。また、各機能ブロックが、以下の例のように区別されていることは必須ではない。
また、実施形態の方法のフローにおけるいずれのステップも、例示の順序に限定されず、そうでないと示されない限り、例示の順序とは異なる順序でおよび(または)別のステップと並行して起こることが可能である。
本明細書および特許請求の範囲において、ある第1要素が別の第2要素に「接続されている」とは、第1要素が直接的または常時あるいは選択的に導電性となる要素を介して第2要素に接続されていることを含む。
(第1実施形態)
<1−1.構造(構成)>
図1は、第1実施形態の(磁気)記憶装置の機能ブロックを示す。図1に示されるように、記憶装置1はメモリコントローラ2と接続されている。記憶装置1は、メモリコントローラ2により制御される。
<1−1.構造(構成)>
図1は、第1実施形態の(磁気)記憶装置の機能ブロックを示す。図1に示されるように、記憶装置1はメモリコントローラ2と接続されている。記憶装置1は、メモリコントローラ2により制御される。
記憶装置1は、メモリセルアレイ11、参照セルアレイ12、コントローラ13、アドレス・コマンド回路14、DQ回路15、電位生成回路16、カラムデコーダ17、センスアンプ/書き込み回路(SA/WD回路)18、ロウデコーダ19等の要素を含む。
メモリセルアレイ11は、複数のメモリセルMCを含む。メモリセルMCは、例えばマトリクス状に配列されている。各メモリセルMCは、ワード線WL、およびビット線BLならびにビット線/BLの対と接続されている。ワード線WLは、ロウと関連付けられており、ビット線対はカラムと関連付けられている。各メモリセルMCは、MTJ(magnetic tunnel junction)素子(図示せず)21を含む。MTJ素子21は、磁気トンネル接合を含み、切り替わり可能な2つの抵抗状態の一方を取ることができ、磁気抵抗効果を示し、磁気抵抗効果を使用してデータを保持することができる。
参照セルアレイ12は、複数の参照セルRCを含む。参照セルRCも、磁気トンネル接合を含み、切り替わり可能な2つの抵抗状態の一方を取ることができ、磁気抵抗効果を示し、磁気抵抗効果を使用してデータを保持することができる。
コントローラ13は、メモリコントローラ2から、種々の制御信号を受け取る。制御信号は、例えば、チップセレクト信号CS、クロック信号CK、クロックイネーブル信号CKEを含む。コントローラ13は、制御信号を使用して、アドレス・コマンド回路14、DQ回路15、電位生成回路16、およびSA/WD回路18を制御する。
電位生成回路16は、記憶装置1の外部、例えばメモリコントローラ2から電源電位を受け取り、コントローラ13の制御に従って記憶装置1の動作に必要な種々の電位を生成する。生成された電位は、ロウデコーダ19およびSA/WD回路18等の要素に供給される。
アドレス・コマンド回路14は、メモリコントローラ2から信号CAを受け取る。信号CAは、複数のビットの幅を有し、コマンドまたはアドレス信号を含む。アドレス・コマンド回路14は、コントローラ13による信号CSおよびCKEを使用した制御に従って、コマンドとアドレス信号を識別する。アドレス・コマンド回路14は、アドレス信号および(または)コマンドをロウデコーダ19およびカラムデコーダ17に送信する。
ロウデコーダ19は、複数のワード線WLと接続されており、アドレス・コマンド回路14から受け取られたアドレス信号により特定されたワード線WLに、電位生成回路16からの電位を転送して、特定されたワード線WLを選択する。
カラムデコーダ17は、複数のビット線BLおよび複数のビット線/BLと接続されており、アドレス・コマンド回路14から受け取られたアドレス信号により特定されたビット線対を選択する。
SA/WD回路18は、複数のセンスアンプ回路SAC(図示せず)を含む。各センスアンプ回路SACは、データの読み出しの間に、1つのビット線BLと接続され、読み出し対象のメモリセルMCを介してビット線BLを流れるセル電流を使用して、読み出し対象のメモリセルMCに保持されているデータを割り出す。また、SA/WD回路18は、書き込み回路を含む。書き込み回路は、書き込み対象のメモリセルMCにビット線BLおよびビット線/BLの対を介して電圧を印加して、書き込み対象のメモリセルMCにデータを書き込む。
DQ回路15は、メモリコントローラ2から信号DQを受け取る。信号DQは、複数のビットの幅を有し、読み出しデータおよび書き込みデータ等のデータである。DQ回路15は、メモリセルMCからSA/WD回路18に読み出された読み出しデータを受け取り、受け取られた読み出しデータを信号DQとしてメモリコントローラ2に送信する。また、DQ回路15は、メモリコントローラ2から信号DQとして書き込みデータを受け取り、受け取られた書き込みデータをSA/WD回路18に送信する。
図2は、第1実施形態の記憶装置1の一部の要素および接続を示す。具体的には、図2は、メモリセルアレイ11、参照セルアレイ12、SA/WD回路18の各々の一部を示し、これらの機能ブロックの読み出しに関連する要素を示し、ある読み出しの間の一状態を示す。図2は、1つのセンスアンプ回路SACと、当該センスアンプ回路SACと関連付けられた要素を示す。1つのセンスアンプ回路SACは、関連付けられた複数のメモリセルMCのデータの割り出しのために機能し、1つの参照抵抗回路27を設けられている。記憶装置1は、図2の構造と同じ複数の構造を含む。
図2に示されるように、センスアンプ回路SACは、読み出しのとき(間)、非反転入力において、1または複数のトランジスタ(例えばn型のMOSFET(metal oxide semiconductor field effect transistor)28)を介して1つのビット線BLと接続され、反転入力において1または複数のトランジスタ(例えばn型のMOSFET29)を介して1つの配線BLrefと接続されている。読み出しの間、1つのビット線BLは1つのメモリセルMCと接続され、他の非選択メモリセルMCからは切断されている。センスアンプ回路SACは、自身と接続されたビット線BL上の電位が配線BLref上の電位より高いか低いかに基づいて、自身と接続されたメモリセルMCに保持されているデータを割り出す。
メモリセルMCは、1対のビット線BLおよびビット線/BLと接続されており、MTJ素子21および選択トランジスタ22を含む。MTJ素子21は、ビット線BLと、選択トランジスタ22の第1端と接続されている。選択トランジスタ22は、第2端においてビット線/BLと接続され、ゲートにおいて1つのワード線WLと接続されている。読み出しのとき(間)、ワード線WLがハイレベルとされることにより、ビット線/BLとセンスアンプ回路SACの非反転入力との間にMTJ素子21が電気的に接続される。ビット線/BLは、n型のMOSFET23を介して電位VSSのノードと接続されている(接地されている)。トランジスタ23は、ゲートにおいて、コントローラ13から信号SINKを受け取る。
配線BLrefは、参照セルアレイ12と接続されている。参照セルアレイ12は、n型のMOSFET26および参照抵抗回路27を含む。トランジスタ26は、第1端において配線BLrefと接続され、ゲートにおいて配線WLrefと接続され、第2端において参照抵抗回路27の第1端と接続されている。参照抵抗回路27は、第2端において接地されており、第1端および第2端の間においてある大きさの抵抗を有し、複数の参照セルRCを含み、各参照セルは1つのMTJ素子21rを含む。参照抵抗回路27については、後に詳述される。読み出しのとき(間)、配線WLrefがハイレベルとされることにより、センスアンプ回路SACの反転入力とグランドとの間に、参照抵抗回路27が電気的に接続される。
図3は、メモリセルMCのMTJ素子21および参照セルRCのMTJ素子21rの構造を示し、MTJ素子21および21rに含まれる層を示す。図3に示されるように、MTJ素子21および21rは、2つの強磁性体SLおよびRL、ならびに強磁性体SLおよびRLの間の非磁性体TBを含む。強磁性体RLは、記憶装置1による通常の動作の中では、その磁化の向きが不変であり、一方、強磁性体SLは、その磁化の向きが可変である。強磁性体SLおよびRLは、強磁性体SL、非磁性体TB、および強磁性体RLの界面を貫く方向に沿った磁化容易軸(矢印により示されている)を有する。強磁性体SLおよびRLは、強磁性体SL、非磁性体TB、および強磁性体RLの界面に沿った磁化容易軸を有していてもよい。非磁性体TBは例えば絶縁体である。
強磁性体SLおよびRLの磁化の向きが平行であると、MTJ素子21および21rは、最小の抵抗値を示す。一方、強磁性体SLおよびRLの磁化の向きが反平行であると、MTJ素子21および21rは、最大の抵抗値を示す。2つの相違する抵抗値を示す状態が、2値のデータにそれぞれ割り当てられることが可能である。強磁性体SLから強磁性体RLに向かって書き込み電流IwPが流れると、強磁性体SLの磁化の向きは強磁性体RLの磁化の向きと平行になる。強磁性体SLの磁化の向きは強磁性体RLの磁化の向きが平行な(P状態にある)MTJ素子21は、低抵抗状態にあり、抵抗値Rpを有する。
一方、強磁性体RLから強磁性体SLに向かって書き込み電流IwAPが流れると、強磁性体SLの磁化の向きは強磁性体RLの磁化の向きと反平行になる。強磁性体SLの磁化の向きは強磁性体RLの磁化の向きが反平行な(AP状態にある)MTJ素子21は、高抵抗状態にあり、抵抗値Rapを有する。
ただし、MTJ素子21rは、MTJ素子21よりも、磁界を印加されていない状態で、P状態およびAP状態の一方に安定しやすい。すなわち、例えば、MTJ素子21rは、MTJ素子21のP状態での安定のしやすさよりもP状態で安定しやすく、MTJ素子21よりも強くP状態で安定する。このため、MTJ素子21rについての書き込み電流IwPは、MTJ素子21についての書き込み電流IwPと異なる。
または、同様に、MTJ素子21rは、MTJ素子21のAP状態での安定のしやすさよりもAP状態で安定しやすく、MTJ素子21よりも強くAP状態で安定する。このため、MTJ素子21rについての書き込み電流IwAPは、MTJ素子21についての書き込み電流IwAPと異なる。
MTJ素子21は、AP状態およびP状態のいずれにも安定性の偏りが無いことが意図されているが、実際には特性のばらつきにより、いずれか一方に安定しやすい場合がある。MTJ素子21rは、このような安定性に偏りが無いことを望まれながら意図せずに生じた偏りではなく、安定性に関して意図された偏りを有する。
データの読み出しのために、例えば強磁性体RLから強磁性体SLに向かう電流Irが流され、MTJ素子21の抵抗の状態が判定される。
上記の、強磁性体RLの磁化の向きが「不変」であるとは、強磁性体SLの磁化の向きを反転させ得る大きさの電流によって強磁性体RLの磁化の向きが変化しないことを指す。MTJ素子21および(または)21rは、さらなる層を含んでいてもよい。
以下の記述では、MTJ素子21rの強磁性体SL、非磁性体TB、および強磁性体RLは、それぞれ強磁性体SLr、非磁性体TBr、および強磁性体RLrと称される。
図4は、第1実施形態のメモリセルアレイ11および参照セルアレイ12の一部のxy面に沿った構造を示し、また参照抵抗回路27の構造を示し、1つのセンスアンプ回路SACと関連付けられた部分を示す。xy面は、記憶装置1が形成される基板sub(図示せず)の、記憶装置1が形成される面に沿う。図5は、第1実施形態のメモリセルアレイ11および参照セルアレイ12の一部のxz面に沿った構造を示し、図4のV−V線に沿った断面の構造を示す。
図4および図5に示されるように、メモリセルアレイ11は、行列状に配置されたMTJ素子21を含む。MTJ素子21は、実質的に円の形状を有し、長さW1の直径を有する。「実質的に」円であるとは、完全な円を意味せず、円になることを意図および(または)予想されているものの製造プロセスのばらつきや不完全性に起因した不完全な円を指す。MTJ素子21は、長さD1のピッチで、x方向およびy方向に沿って等間隔に並ぶ。ピッチは、例えば隣り合う2つのMTJ素子21のそれぞれの中心の間の距離である。
MTJ素子21は、実質的に正方形であってもよい。この場合、MTJ素子21は、長さW1の辺を有する。
参照セルアレイ12は、行列状に配置されたMTJ素子21rを含む。参照セルアレイ12には、参照および対比のために、メモリセルアレイ11中のMTJ素子21と同じ形状および配列でMTJ素子21が破線により描かれている。
MTJ素子21rは、実質的に円の形状を有し、長さW2の直径を有する。MTJ素子21rは、実質的に正方形であってもよい。この場合、MTJ素子21rは、長さW2の辺を有する。
長さW2(径W2)は、長さW1(径W1)の2〜5倍である。この結果、MTJ素子21rのxy面の面積は、MTJ素子21のxy面の面積の4〜25倍である。図4は、径W2が径W1の2倍の例を示す。
長さW2の長さW1に対する最小の比が2である理由は以下の理由を含む。後述のように、MTJ素子21rはMTJ素子21より大きい直径を有することでMTJ素子21より低い抵抗値を有することが意図されており、MTJ素子21rが小さ過ぎると、MTJ素子21rの抵抗値のMTJ素子21の抵抗値に対する比が不十分で、参照抵抗回路27の抵抗値の調整の粒度が大き過ぎるからである。一方、長さW2の長さW1に対する最大の比が5である理由は、参照セルアレイ12の面積が大きくなり過ぎることを避けることであり、他方長さW2が大きくても後述のMTJ素子21rのばらつき低減という利点はそれほど大きくないことである。具体的には、一例に基づくと、後述のように、いくつかのMTJ素子21rが電気的に直列に接続され、このようなMTJ素子21rの直列接続構造(チェーン)によって消費される面積は、図6に示されるように、長さ(径)W2と長さW1の比が増大すると、等比級数的に増大する。一方、MTJ素子21rの合成ばらつきは、長さW2と長さW1の比が増大しても、それほど減少しない。よって、参照セルアレイ12の許容される面積とMTJ素子21rの必要な数とMTJ素子21rのばらつき低下とのバランスの点において、長さW2は長さW1の例えば3倍以下であることが好ましく、さらに例えば2倍以下であることが好ましい。
MTJ素子21rは、長さD2のピッチで、x方向およびy方向に沿って等間隔に並ぶ。ピッチは、例えば隣り合う2つのMTJ素子21rのそれぞれの中心の間の距離である。長さD2(ピッチD2)は、径W2に依存する。図4の例のように、径W2が径W1の2倍である場合、ピッチD2は、長さD1(ピッチD1)の2倍である。
MTJ素子21は、基板subの上方に位置する。強磁性体SLは、底面において導電体31の上面と接続されている。導電体31の底面は基板subの上面と接続されている。強磁性体RLは、上面において導電体32の底面と接続されている。導電体32は、上面において導電体34の底面と接続されている。導電体34は、ビット線BLとして機能する。
MTJ素子21rも、基板subの上方に位置し、MTJ素子21と同じ高さに(同じ層中に)位置する。強磁性体SLr、非磁性体TBr、および強磁性体RLrは、それぞれ、強磁性体SL、非磁性体TB、および強磁性体RLと同じ高さに(同じ層中に)位置し、強磁性体SL、非磁性体TB、および強磁性体RLと同じ材料に由来し、同じプロセスを経て並行して形成されることが可能である。
MTJ素子21rのうち、いくつかのMTJ素子21rsは、直列に接続されて、参照抵抗回路27の一部として機能する。図4は、6個のMTJ素子21rsの例を示す。MTJ素子21rsは、以下に記述される構造によって直列に接続されることが可能である。隣り合う3つの第1MTJ素子21rs1、第2MTJ素子21rs2、第3MTJ素子21rs3の組ごとに、繰り返しの構造が設けられる。第1MTJ素子21rsおよび第2MTJ素子21rs2は、導電体31rを介して互いに電気的に接続されている。第2MTJ素子21rs2および第3MTJ素子21rs3は、導電体32rおよび34rを介して互いに電気的に接続されている。具体的には、以下の通りである。
第1MTJ素子21rs1および第2MTJ素子21rs2のそれぞれの強磁性体SLrの底面は、1つの導電体31rの上面に接続されている。導電体31rは、導電体31と同じ高さに(同じ層中に)位置し、導電体31と同じ材料に由来し、同じプロセスを経て並行して形成されることが可能である。
第2MTJ素子21rs2の強磁性体RLrは上面において導電体32rと接続され、第3MTJ素子21rs3の強磁性体RLrは上面において別の導電体32rと接続されている。導電体32rは、導電体32と同じ高さに(同じ層中に)位置し、同じ材料に由来し、同じプロセスを経て並行して形成されることが可能である。さらに、第2MTJ素子21rs2の導電体32rの上面および第3MTJ素子21rs3の導電体32rの上面は導電体34rと接続されている。導電体34rは、導電体34と同じ高さに(同じ層中に)位置し、同じ材料に由来し、同じプロセスを経て並行して形成されることが可能である。
電気的に直列接続されたMTJ素子21rsの組(参照MTJ素子列)は、一方の端のMTJ素子21rsにおいて電位VSSのノードと接続され、他方の端のMTJ素子21rsにおいてトランジスタ26(図2を参照されたい)と電気的に接続されている。
図4は、電気的に直列接続されたMTJ素子21rsの一例を示すに過ぎず、直列接続されるべきMTJ素子21rsは、MTJ素子21rのうちの電気的に接続された任意のものであってよい。
図7は、第1実施形態の記憶装置1の一部の等価回路を示し、参照抵抗回路27がP状態かつMTJ素子21rの面積の4倍の面積の直列接続された6個のMTJ素子21rsを含む場合の図2の等価回路を示す。各MTJ素子21rsは、MTJ素子21の4倍の面積を有するので、0.25×Rpの抵抗を有する。そして、6個のMTJ素子21rsが直列されているので、参照抵抗回路27は1.5Rpの抵抗を有する。
図8は、第1実施形態の記憶装置1の、特に参照抵抗回路27の製造のフローを示し、特に、記憶装置1のチップの完成までのフローを示す。図8に示されるように、基板subの表面の領域に、選択トランジスタ22を含め、記憶装置1の種々の機能ブロックを部分的に構成するトランジスタが形成される(ステップS1)。
基板subの上に、導電体31および31rが形成される(ステップS2)。各導電体31rは、電気的に接続される2つのMTJ素子21rsが形成される予定の領域の下方に設けられる。電気的に接続されるMTJ素子21rsは、MTJ素子21rの形状、ひいては抵抗値から、予め、すなわち記憶装置1の設計の段階で、決定されることが可能である。この決定に基づいて、導電体31rによって接続されるMTJ素子21rsの形成される予定の領域の下方に、導電体31rが形成される。
ステップS3において、導電体31および導電体31r上に、MTJ素子21および21rが形成される。ステップS1において、MTJ素子21rはみなAP状態およびP状態の同じ方の一方に他方よりも安定しやすいように形成される。例えば、MTJ素子21rは、みな、MTJ素子21rにMTJ素子21rの外部から印加される磁場がゼロのときに、AP状態よりもP状態に安定しやすいように(Hshift>0に)形成される。MTJ素子21は、通常通り、AP状態またはP状態への安定性の偏りが無いことを目指して形成される。
ステップS4において、MTJ素子21およびMTJ素子21rより上層の配線およびパッド等が形成され、記憶装置1のチップが完成する。
ステップS5において、MTJ素子21rに外部から磁場が印加され、MTJ素子21rがAP状態またはP状態(例えばP状態)に一括して設定される。上記のようにMTJ素子21rはみな、AP状態およびP状態の選択された方に安定しやすいように、すなわち、例えばMTJ素子21rがみなHshift>0となるように形成される。しかしながら、例えばプロセスのばらつき等により製造されたMTJ素子21rは意図された磁気特性を有しない可能性がある。そこで、ステップS5において、実際にMTJ素子21rの磁気特性(例えばHshift)を測定し、その後、AP状態またはP状態への一括した設定が行われてもよい。
<1−2.利点(効果)>
第1実施形態によれば、MTJ素子21rを使用した参照抵抗回路27により、温度特性が良く、小面積で、プロセスばらつきによる影響の少ない参照抵抗回路27が実現されることが可能である。詳細は以下の通りである。
第1実施形態によれば、MTJ素子21rを使用した参照抵抗回路27により、温度特性が良く、小面積で、プロセスばらつきによる影響の少ない参照抵抗回路27が実現されることが可能である。詳細は以下の通りである。
一般に、参照抵抗は、基板に形成された不純物拡散層により実現されることが可能である。しかしながら、拡散層は大きくなりがちである。また、MTJ素子は一般に温度に依存して相違する値の抵抗値を取り得るのに対して、不純物拡散層による抵抗値は温度に依存しないため、参照抵抗は温度に依存しない。よって、温度によって、参照抵抗値とメモリセルのMTJ素子の抵抗値(高抵抗または低抵抗)との差が異なり得、よって、不純物拡散層の参照抵抗は、温度変化によって読み出しマージンが異なり得る。このことは、記憶装置の低い読み出しマージンに繋がる。
第1実施形態のように、参照抵抗回路27がMTJ素子21rで形成されることにより、参照抵抗回路27の抵抗値は温度に依存し、MTJ素子21rの温度による抵抗値の変化は、MTJ素子21の温度による抵抗値の変化に追随する。よって、相違する種々の温度においてもほぼ同じ読み出しマージンが実現されることが可能である。また、MTJ素子21rは、参照抵抗のための不純物拡散層より小さい寸法を有する。さらに、MTJ素子21rは、MTJ素子21と同じ層に由来し、同じプロセスを経るため、MTJ素子21のプロセスに関する事項の意図せぬばらつきは、MTJ素子21rにも生じる。このため、MTJ素子21のプロセスに関する種々の事項(例えば形状、厚さ)のばらつきによるMTJ素子21の特性のばらつきに、MTJ素子21rの特性のばらつきが追随する。よって、プロセスのばらつきに起因して生じ得る読み出しマージンのばらつきが抑制されることが可能である。
また、第1実施形態の記憶装置1は、MTJ素子を参照抵抗に使用した他の場合よりも安定した読み出しマージンを有する。詳細は、以下の通りである。
一般に、参照抵抗は、メモリセルに含まれるMTJ素子と同様に形成されたMTJ素子で形成されることが可能である。こうすることにより、上記のように、複数の利点を得られ、しかし一方で、いくつかの短所がある。MTJ素子は、メモリセルの高密度の配置のために、微小な形状を有する。微小なMTJ素子の抵抗値は、より大きいMTJ素子よりもプロセス、寸法、形状等のばらつきに大きく影響される。ある同じ程度のプロセス、寸法、形状等のばらつきによる影響が、より小さいMTJ素子ではより大きいからである。このため、より小さいメモリセルの記憶装置では、参照抵抗の値のばらつきもより大きい。
また、参照抵抗はメモリセルの低抵抗状態のMTJ素子の抵抗値と、メモリセルの高抵抗状態のMTJ素子の抵抗値とのほぼ中間であることが意図される。そのために、参照抵抗用のいくつかの低抵抗状態のMTJ素子と、参照抵抗用のいくつかの高抵抗状態のMTJ素子と、の合成抵抗が利用される。参照用MTJ素子は、高抵抗状態または低抵抗状態を無限の時間に亘って維持することが理想である。しかしながら、実際には、MTJ素子は、有限のリテンション特性(抵抗状態を維持する特性)を有し、よって、例えば読み出しの間の電流の流れが原因のリードディスターブによって、低抵抗状態および高抵抗状態を維持できない場合がある。そのような状況で、記憶装置の使用の過程で抵抗状態が反転すること等に備えて、参照用MTJ素子が、意図されている抵抗状態へと再度設定される(書き込まれる)場合がある。このような使用方法では、参照用MTJ素子のエンデュランスの低下が懸念される。なお、リードディスターブへの対策として参照用MTJ素子は高いリテンション特性を有することが可能であるが、代償として、参照用MTJ素子の書き込みにより多くの電流が必要となり、エンデュランスの一層の低下が懸念される。
第1実施形態の参照抵抗回路27は、MTJ素子21の面積より大きい面積のMTJ素子21rを含む。このため、MTJ素子21rの抵抗値は、ある同じプロセス、寸法、形状等のばらつきよって、MTJ素子21よりも少なくしか影響されない。また、MTJ素子21rは、MTJ素子21よりも高いリテンション特性を有する。強磁性体の保磁力は、強磁性体の体積に比例するからである。MTJ素子21rが、MTJ素子21と同じ面積を有する場合よりも高いリテンション特性を有するので、参照抵抗回路27は、より安定的に同じ抵抗状態に留まることができる。
また、参照抵抗回路27は、MTJ素子21よりも小さい抵抗値を有するMTJ素子21rの直列接続構造(チェーン)を含む。個々のMTJ素子21rの抵抗値が小さいので、直列接続されるMTJ素子21rの数の増減によるMTJ素子21rの合成抵抗値は小さい単位で調整されることが可能である。よって、参照抵抗の望まれる抵抗値が実現され易い。
さらに、MTJ素子21rは、MTJ素子21が、AP状態およびP状態のいずれかで安定しやすいことが意図して避けられるのとは対照的に、AP状態またはP状態の同じ方の一方により安定しやすいように形成されている。このため、MTJ素子21rは、外部磁場の無い中で、選択された方の状態に安定して留まる。よって、リードディスターブによる磁化状態の反転が起こりにくい。このことは、記憶装置1の使用と並行して、MTJ素子21rの磁化状態を意図された状態に設定し直す必要性を減じ、MTJ素子21rのエンデュランスの低下を抑制することが可能である。
<1−3.変形例>
図9は、図4と同様に、第1実施形態の変形例のメモリセルアレイ11および参照セルアレイ12の一部の平面構造を示す。図9に示されるように、参照MTJ素子列は、図4の例よりも多くの(図9の例では、18個の)MTJ素子21rsを含む。
図9は、図4と同様に、第1実施形態の変形例のメモリセルアレイ11および参照セルアレイ12の一部の平面構造を示す。図9に示されるように、参照MTJ素子列は、図4の例よりも多くの(図9の例では、18個の)MTJ素子21rsを含む。
隣り合うある1対のMTJ素子21rsを接続する1つの導電体34r上に、導電体41aが接続されている。導電体41aは、ノードTaとして機能する。さらに、隣り合う別の1対のMTJ素子21rsを接続する1つの導電体34r上に、導電体41bが接続されている。導電体41bは、ノードTbとして機能する。
ノードTaは、参照MTJ素子列の中で、ノードTbよりも電位VSSのノードに近い。よって、電位VSSのノードからセンスアンプ回路SACまでの経路は最も高い抵抗値を有し、ノード41aからセンスアンプ回路SACまでの経路は2番目に高い抵抗値を有し、ノード41bからセンスアンプ回路SACまでの経路は最も低い抵抗値を有する。参照MTJ素子列に、さらに多くのノードが導電体41の設置とともに設けられていてもよい。
図10は、第1実施形態の変形例の記憶装置1の一部の要素および接続を示す。記憶装置1は、ROMヒューズ回路51をさらに含む。ROMヒューズ回路51は、例えば、SA/WD回路18に含まれる。ROMヒューズ回路51は、電位VSSのノードに接続されたノードN1、複数のノードN2、および複数のノードN3を有する。各ノードN2は、複数の参照MTJ素子列のそれぞれのノードTa(Ta0、Ta1、…、Tan)(nは自然数)の1つと接続されている。各ノードN3は、複数の参照MTJ素子列のそれぞれのノードTb(Tb0、Tb1、…、Tbn)の1つと接続されている。
ROMヒューズ回路51は、複数(例えば全て)のノードN2の組および複数(例えば全て)のノードN3の組のいずれかの組を排他的にノードN1に電気的に接続することができる。ノードN2の組またはノードN3の組のノードN1への接続は、任意の方法で実現されることが可能であり、基本的には一旦接続がなされた後は変更されることが可能でない方法で実現されることが可能である。この実現のための具体的な例は、以下の形態を含む。
ROMヒューズ回路51は、接続を制御する要素を含む。そのような要素は、例えば物理的に切断されることが可能なヒューズを含む。そして、接続制御する要素の状態の変更(例えばヒューズの切断)によって、ROMヒューズ回路51は、接続の維持を望まれる要素(例えば1つのノードN3とノードN1)との接続を維持し、接続の維持を望まれない要素(例えば1つのノードN2とノードN1)とを電気的に分離する。
図11は、図10において、ノードN3が電位VSSのノードに接続された状態を例として示す。
ここまでの記述の原理の拡張により、参照MTJ素子列にさらに多くのノードが導電体41設けられている場合も、ROMヒューズ回路51はノードの複数の組の1つを排他的にノードN1に接続する構成を有することが可能である。
図12は、変形例の記憶装置1の、特に参照抵抗回路27の製造のフローを示し、特に、記憶装置1のチップの完成までのフローを示す。図12に示されるように、フローは、図8に示されるステップS1〜S5を含む。ステップS5は、ステップS11に継続する。ステップS11において、記憶装置1の特性が測定される。ステップS11において、例えばデータ読み出しの特性、例えば読み出しのマージンが測定される。記憶装置1の特性は、実際に記憶装置1のチップが製造された結果、プロセスでの条件等の事項のばらつきにより、設計通りの特性ではない場合がある。
ステップS12において、測定された特性が許容範囲内にあるかが判断される。特性が許容範囲内にある場合(ステップS12のYes分岐)、フローは終了する。特性が許容範囲外にある場合(ステップS12のNo分岐)、フローはステップS13に移行する。
特性は、参照抵抗回路27の抵抗値の変更により改善する場合がある。本変形例は、そのような場合である。このため、ステップS13において、ROMヒューズ回路51中の要素の接続が、参照抵抗回路27の抵抗値が記憶装置1の特性を許容範囲に収めることを可能にするように変更される。
変形例によれば、第1実施形態と同じ利点を得られる。さらに、変形例によれば、参照抵抗回路27が複数の抵抗値のうちの選択された1つを有することができるように形成されている。このため、記憶装置1の特性が許容範囲に無い場合などに、参照抵抗回路27の抵抗値が記憶装置1のチップの完成後の変更によって、特性を許容範囲内に収めることが可能である。しかも、参照抵抗回路27の抵抗値の変更を可能にする構造は、第1実施形態の複数のMTJ素子21rの直列構造の拡大および接続のための要素(導電体41からノードVSSまでに導電体)の付加だけで実現されることが可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態は、参照抵抗回路27の詳細の点で第1実施形態と異なり、参照抵抗回路27のバリエーションに関する。
第2実施形態は、参照抵抗回路27の詳細の点で第1実施形態と異なり、参照抵抗回路27のバリエーションに関する。
図13は、第2実施形態の記憶装置1の一部の等価回路を示し、参照抵抗回路27がP状態かつMTJ素子21rの面積の4倍の面積のMTJ素子21rsを含む場合の図2の等価回路を示す。MTJ素子21rsは、第1実施形態のように直列接続以外の形で接続されることが可能である。第1実施形態と同じく参照抵抗回路27が1.5Rpの抵抗値を有するために、参照抵抗回路27は、直列接続されたMTJ素子21rsの2つの組(直列接続構造)を有する。これら2つの直列接続構造はセンスアンプ回路SACの反転入力と電位VSSのノードとの間に並列接続されている。各直列接続構造は、12個のP状態かつMTJ素子21rの面積の4倍のMTJ素子21rsからなる。図13に示される接続により、参照抵抗回路27は1.5Rpの抵抗値を有する。図13の接続の実現のための構造の例が図14に示される。
図14は、第2実施形態のメモリセルアレイ11および参照セルアレイ12の一部のxy面に沿った構造を示し、また参照抵抗回路27の構造を示し、1つのセンスアンプ回路SACと関連付けられた部分を示す。
図14に示されるように、x軸に沿って並ぶ6つのMTJ素子21rsが電気的に直列に接続され、このように電気的に直列接続された6つのMTJ21rsの4つの組(直接接続体)が設けられる。4つの直列接続構造は、直列に電気的に接続されている。すなわち上から1番目および2番目の2つの直列接続構造は、右端において1つの導電体34rに接続され、上から2番目および3番目の2つの直列接続構造は、左端において1つの導電体34rに接続され、上から3番目および4番目の2つの直列接続構造は、右端において1つの導電体34rに接続されている。こうして、24個のMTJ素子21rsが電気的に直列接続された構造が形成されている。24個のMTJ素子21rsの直列接続構造は、両端の各々において電位VSSのノードに電気的に接続され、上から2番目および3番目の2つの直列接続構造の左端を接続する導電体34rにおいてセンスアンプ回路SACの反転入力に電気的に接続されている。
図13および図14の構造(構成)は、単なる一例である。参照抵抗回路27が有することを望まれる抵抗値を参照抵抗回路27が有するように、複数のMTJ素子21rsが直列および(または)並列に接続されることが可能である。
第2実施形態に、第1実施形態の変形例が適用されてもよい。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同じく、参照抵抗回路27は、MTJ素子21より大きい面積を有しかつAP状態またはP状態の一方に安定しやすいMTJ素子21rが直列および(または)並列に接続された構造を含む。このため、第1実施形態と同じ利点を得られる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、MTJ素子21rの形状および製造方法の点で、第1実施形態と異なる。
第3実施形態は、MTJ素子21rの形状および製造方法の点で、第1実施形態と異なる。
図15は、第3実施形態のメモリセルアレイ11および参照セルアレイ12の一部のxy面に沿った構造を示し、また参照抵抗回路27の構造を示し、1つのセンスアンプ回路SACと関連付けられた部分を示す。図15は、図4と同様に、参照セルアレイ12において、参照および対比のために、メモリセルアレイ11中のMTJ素子21と同じ形状および配列でMTJ素子21を破線により描かれている。
図15に示されるように、参照セルアレイ12は、複数のMTJ素子61rを含む。MTJ素子61rは長方形の形状を有する。長方形は例えばx軸に沿って延びる。長方形の長辺は長さW3を有し、短辺は長さW4を有する。長さW3および長さW4は、MTJ素子61rが有することを意図される抵抗値に基づく。例えばMTJ素子61rが、MTJ素子21の12分の1の抵抗値を有することが意図される場合、MTJ素子61rはMTJ素子21の12倍の面積を有するように形成され、そのような面積を有するように長さW3×長さW4が決定される。MTJ素子61rは、x軸に沿って間隔を有して並び、かつy軸に沿って間隔を有して並ぶ。
MTJ素子61rのうち、いくつかのMTJ素子61rsは、直列に接続されて、参照抵抗回路27の一部として機能する。x軸に沿って並ぶ2つのMTJ素子61rsは、導電体31rによって電気的に接続されている。y軸に沿って並ぶ2つのMTJ素子61rsは、導電体34rによって電気的に接続されている。このような接続により、12個のMTJ素子61rsを含んだ参照MTJ素子列が形成される。参照MTJ素子列の一端は電位VSSのノードと接続され、参照MTJ素子列の他端は対応するセンスアンプ回路SACの反転入力に接続される。
図16は、第3実施形態の記憶装置1の一部の等価回路を示し、参照抵抗回路27がP状態かつMTJ素子21の面積の12倍の面積の直列接続された12個のMTJ素子61rsを含む場合の図15の等価回路を示す。参照抵抗回路27は、参照抵抗回路27は1.5Rpの抵抗を有する。
第3実施形態のMTJ素子61rsは、例えばLELEプロセスにより形成されることが可能である。LELEプロセスは、当業者に知られており、リソグラフィ工程および後続のエッチングの2つの組を含む。第1の組のリソグラフィ工程およびエッチングによって、x軸に沿って延びるラインアンドスペースパターンが形成され、MTJ素子61rの短辺(y軸に沿う辺)が形成される。すなわち、MTJ素子61rを構成する、xy面に沿って広がる積層構造上にラインアンドスペースパターンのマスクがリソグラフィ工程により形成される。次いで、このマスクを使用して、積層構造がエッチングされる。同様に、第2の組のリソグラフィ工程およびエッチングによって、MTJ素子61rの長辺(x軸に沿う辺)が形成される。このような、LELEプロセスにより、1回のリソグラフィ工程およびエッチングによる層のパターニングよりも、微細で高精度のパターニングが可能である。
第3実施形態に第1実施形態の変形例が適用されてもよい。図17は、そのような例を示し、第3実施形態の変形例のメモリセルアレイ11および参照セルアレイ12の一部の平面構造を示す。図17に示されかつ第1実施形態の変形例(図9)と同様に、いくつかの導電体34rは、導電体41aまたは41bと接続されている。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同じく、参照抵抗回路27は、MTJ素子21より大きい面積を有しかつAP状態またはP状態の一方に安定しやすいMTJ素子61rが直列および(または)並列に接続された構造を含む。このため、第1実施形態と同じ利点を得られる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…記憶装置、2…メモリコントローラ、11…メモリセルアレイ、12…参照セルアレイ、13…コントローラ、14…アドレス・コマンド回路、15…DQ回路、16…電位生成回路、17…カラムデコーダ、18…センスアンプ/書き込み回路(SA/WD)回路、19…ロウデコーダ、MC…メモリセル、RC…参照セル、21…MTJ素子、22…選択トランジスタ、21r…MTJ素子、SAC…センスアンプ回路、27…参照抵抗回路。
Claims (13)
- 第1面に沿って第1面積を有する第1MTJ素子と、
前記第1面に沿って第2面積を有する複数の第2MTJ素子であって、前記第2面積は前記第1面積の2倍以上5倍以下であり、前記複数の第2MTJ素子の各々は第1強磁性体、第2強磁性体、前記第1および第2強磁性体の間の第1非磁性体を含み、前記複数の第2MTJ素子のそれぞれの複数の第1強磁性体は第1方向に配列されており、前記複数の第2MTJ素子のそれぞれの複数の第2強磁性体は第2方向に配列されており、前記複数の第2MTJ素子の1つは前記複数の第2MTJ素子の別の1つと直列または並列に接続されている、複数の第2MTJ素子と、
を備える記憶装置。 - 前記第1MTJ素子の各々は、第3強磁性体、第4強磁性体、前記第3および第4強磁性体の間の第2非磁性体を含み、
前記第1および第3強磁性体は、同じ層中に位置し、
前記第2および第4強磁性体は、同じ層中に位置し、
前記第1および第2非磁性体は、同じ層中に位置する、
請求項1の記憶装置。 - 前記複数の第2MTJ素子の各々は、
前記第1方向と前記第2方向が平行の第1状態と、前記第1方向と前記第2方向が反平行の第2状態との間で切り替わり可能であり、
磁界を印加されていない状態で前記第1および第2状態の一方で他方より強く安定する、
請求項2の記憶装置。 - 前記第1MTJ素子は、第1端においてセンスアンプ回路の第1入力に接続され、
前記第2MTJ素子の1つは、第1端において前記センスアンプ回路の第2入力に接続される、
請求項1の記憶装置。 - 前記第1MTJ素子は、第1端においてセンスアンプ回路の第1入力に接続され、
前記記憶装置は、前記複数の第2MTJ素子を含みかつ第1端および第2端を有する抵抗回路を備え、
前記抵抗回路の前記第1端は、前記センスアンプ回路の第2入力に接続される、
請求項1の記憶装置。 - 前記複数の第2MTJ素子の各々は、
前記第1強磁性体において前記複数の第2MTJ素子の別の1つの前記第1強磁性体と接続されているか、
前記第2強磁性体において前記複数の第2MTJ素子の別の1つの前記第2強磁性体と接続されているか、
前記第1強磁性体において前記複数の第2MTJ素子の別の1つの前記第1強磁性体と接続されかつ前記第2強磁性体において前記複数の第2MTJ素子のさらに別の1つの前記第2強磁性体と接続されている、
請求項3の記憶装置。 - 前記複数の第2MTJ素子は、第2MTJ素子の第1対と、第2MTJ素子の第2対と、を含み、
前記第2MTJ素子の前記第1対は、第1導電体で互いに接続されており、
前記第2MTJ素子の前記第2対は、第2導電体で互いに接続されており、
前記記憶装置は、
前記第1導電体または前記第2導電体を排他的に第1ノードに接続する回路をさらに備える、
請求項1の記憶装置。 - 前記複数の第2MTJ素子は、前記第1面に沿って、実質的に円の形状を有する、
請求項1の記憶装置。 - 前記複数の第2MTJ素子の各々は、前記第1MTJ素子の2倍の径を有し、
前記複数の第2MTJ素子は、直列接続された6個の前記第2MTJ素子を備える、
請求項8の記憶装置。 - 前記複数の第2MTJ素子の各々は、前記第1MTJ素子の2倍の径を有し、
前記複数の第2MTJ素子は、
6個の前記第2MTJ素子の4つの組を含み、
前記第2MTJ素子の4つの組は並列に接続されている、
請求項8の記憶装置。 - 前記記憶装置は、第3MTJ素子をさらに備え、
前記複数の第2MTJ素子の各々は、前記第1MTJ素子の2倍の径を有し、
前記第1MTJ素子と前記第3MTJ素子のピッチは第1長さであり、
前記複数の第2MTJ素子のピッチは、第2長さであり、
前記第2長さは、前記第1長さの2倍である。
請求項8の記憶装置。 - 前記複数の第2MTJ素子は、前記第1面に沿って、実質的に矩形の形状を有する、
請求項1の記憶装置。 - 前記矩形は、短辺と前記短辺の4倍の長さの長辺とを含み、
前記複数の第2MTJ素子の各々は、
前記複数の第2MTJ素子は、12個の前記第2MTJ素子を備え、直列に接続されている、
請求項12の記憶装置。
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