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JP2018160404A - バナジウムレドックス二次電池 - Google Patents

バナジウムレドックス二次電池 Download PDF

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JP2018160404A
JP2018160404A JP2017057633A JP2017057633A JP2018160404A JP 2018160404 A JP2018160404 A JP 2018160404A JP 2017057633 A JP2017057633 A JP 2017057633A JP 2017057633 A JP2017057633 A JP 2017057633A JP 2018160404 A JP2018160404 A JP 2018160404A
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vanadium
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片山 真吾
Shingo Katayama
真吾 片山
飯島 竜太
Ryuta Iijima
竜太 飯島
青井 紀篤
Noriatsu Aoi
紀篤 青井
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Brother Industries Ltd
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Abstract

【課題】正極側の酸化反応によるCO2ガスの発生が抑制され、電極−集電体間の密着性が良好に維持され、良好な充放電特性を有するバナジウムレドックス二次電池を提供する。【解決手段】電池(1)は、正極集電体(53)と、該正極集電体(53)の一面に配され、バナジウムイオン又はバナジウムを含むイオンを含有する活物質、及び酸性電解液を含む正極電極(50)と、負極集電体(63)と、該負極集電体(63)の一面に配され、バナジウムイオン又はバナジウムを含むイオンを含有する活物質、及び酸性電解液を含む負極電極(60)と、正極電極(50)及び負極電極(60)を区画する隔膜(7)とを備える。正極集電体(53)は炭素材料を含み、該炭素材料のX線回折により得られる回折ピークの半値半幅は1.28°以下である。【選択図】図2

Description

本発明は、活物質として、バナジウムイオン又はバナジウムを含むイオンを含有し、活物質による酸化還元反応を利用して充放電を行うバナジウムレドックス二次電池に関する。
二次電池は、デジタル家電製品、電気自動車、ハイブリッド自動車及び太陽光発電設備等に広く用いられている。この電池として、リチウムイオン二次電池、バナジウムレドックス二次電池等が挙げられる。バナジウムレドックス二次電池は、2組の酸化還元対を利用して、イオンの価数変化によって充放電を行う。活物質としては、バナジウムイオン又はバナジウムを含むイオンが用いられる。
バナジウムレドックス二次電池は、活物質、導電助剤としての炭素材料、及び硫酸等の酸性電解液を有する電極と、電極が配される銅等の導電体とを備える電極材を、極性が異なる電極材が隔膜を介して対向する状態で複数並設し、外装袋に収容することにより構成される。このバナジウムレドックス二次電池は、さらにケースに収容されることもある。
特許文献1には、正極の活物質として、酸化還元反応により5価及び4価の間で酸化数が変化するバナジウムを含むイオンを有する電極を備えたバナジウムレドックス二次電池の発明が開示されている。そして、電解液による導電体の腐食を防止するために、導電体の表面を、導電性かつ電解液非透過性を有する、例えばカーボンシート等の保護層で覆うことが開示されている。保護層と導電体とにより集電体が構成される。
特開2016−186861号公報
しかし、特許文献1のバナジウムレドックス二次電池は電池反応において、正極側の保護層が酸化され、CO2 が発生する虞がある。
発生したCO2 により電極−集電体間の密着性が低下し、バナジウムレドックス二次電池の充放電特性に悪影響を及ぼす虞があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ガスの発生が抑制され、電極−集電体間の密着性が良好に維持され、良好な充放電特性を有するバナジウムレドックス二次電池を提供することを目的とする。
本発明に係るバナジウムレドックス二次電池は、平板状の正極集電体と、該正極集電体の一面に配され、酸化還元反応によって、5価及び4価の間で酸化数が変化するバナジウムイオン、又は5価及び4価の間で酸化数が変化するバナジウムを含むイオンを含有する活物質、並びに酸性電解液を含む正極電極と、平板状の負極集電体と、該負極集電体の一面に配され、酸化還元反応によって、2価及び3価の間で酸化数が変化するバナジウムイオン、又は2価及び3価の間で酸化数が変化するバナジウムを含むイオンを含有する活物質、並びに酸性電解液を含む負極電極と、前記正極電極及び前記負極電極を区画する隔膜とを備え、前記正極集電体は炭素材料を含み、該炭素材料のX線回折により得られる回折ピークの半値半幅は1.28°以下であることを特徴とする。
本発明によれば、保護層からのガスの発生が抑制され、電極−集電体間の密着性が良好に維持され、電池は良好な充放電特性を有する。
本発明の実施形態に係るバナジウムレドックス二次電池の模式的平面図である。 図1のII−II線模式的断面図である。 正極側の炭素材料の半値半幅とCO2 ガスの発生量との関係を示すグラフである。 負極側の炭素材料の半値半幅とH2 ガスの発生量との関係を示すグラフである。
以下、本発明をその実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
1.バナジウムレドックス二次電池
図1及び図2に示すように、実施形態に係るバナジウムレドックス二次電池1(以下、電池1という)は、外装袋2と、外装袋2の周縁部の一部から突出した正極端子3及び負極端子4と、正極の電極材5と、負極の電極材6、隔膜7とを備える。正極端子3,負極端子4は、基端部側がシール材30,40に覆われた状態で、外装袋2の周縁部の一部から突出している。この電池1単体、又は該電池1と他の電池1とを組み合わせてケース(不図示)に収容してもよい。
電極材5は、電極50、導電体51、保護層52、及びシーラント54を備える。導電体51及び保護層52により集電体53が構成される。
導電体51は角型平板状をなし、前記外装袋2の、図2における下側の半体22の上面に配されており、導電体51の上面は保護層52により覆われている。保護層52は、導電性かつ電解液非透過性を有する。保護層52の上面の周縁部の内側には、活物質、導電助剤としての炭素材料、バインダ、及び酸性電解液を有する角型平板状の電極50が設けられている。
シーラント54は縁部を有する枠状をなし、前記周縁部及び半体22に接着されており、半体22及び保護層52とにより導電体51を封止する。
以下、電極材5の各部、及び外装袋2の半体22について詳述する。
半体22は電解液非透過性である。半体22は、合成樹脂層及び金属層を含有するラミネートシートからなるのが好ましい。
合成樹脂層の材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン6,ナイロン66等のポリアミド等が挙げられる。金属層の材料としては、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、鉄、ステンレス、チタン、チタン合金等が挙げられる。
半体22の厚みは特に限定されないが、15〜250μmであるのが好ましい。厚みが15〜250μmである場合、十分な強度を有するとともに、電池の体積エネルギー密度が向上する。
導電体51の平面面積は半体22の平面面積より小さい。
導電体51は、銅、アルミニウム、ニッケル等の金属箔からなるのが好ましい。厚みは、5〜100μmであるのが好ましい。厚みが100μm以下である場合、電池の体積エネルギー密度、重量エネルギー密度が向上する。
導電体51は、周縁部の一部から突出したタブ(不図示)を有し、タブの先端部は正極端子3に接続されている。
保護層52は炭素材料を含み、該炭素材料のX線回折により得られる回折ピークの半値半幅は1.28°以下であり、結晶性が高い。半値半幅は、材料の入手性の観点から0.06°以上であるのが好ましい。半値半幅の上限は1.11°であるのが好ましい。
炭素材料としては、カーボンナノチューブ(CNT)、カーボンブラック、黒鉛等が挙げられ、これらの1種以上を使用することができる。この場合、半値半幅が1.28°以下であって結晶性が高く、かつ良好な導電性を有するものを容易に選出することができる。該炭素材料としてアセチレンブラックを選択した場合、溶けて保護層52に孔が開く虞がある。
保護層52は、前記炭素材料を例えばポリプロピレンを含むポリオレフィン等の熱硬化樹脂、エポキシ樹脂等の熱可塑性樹脂に分散させたものを導電体51に塗工することにより形成するのが好ましい。例えば炭素材料を熱硬化樹脂又は熱可塑性樹脂に配合し、攪拌機により混合し、得られた混合物を導電体51に塗工する。
保護層52は、導電体51の一面に、前記黒鉛を含むグラファイトシートを、例えば導電性の接着シートを介し設けることにしてもよい。
保護層52は、基材フィルムに前記炭素材料を練り込んだり、基材フィルムに前記CNTインクを塗布したりしてなる導電性フィルムを、例えば導電性の接着シートを介し設けることにしてもよい。
保護層52は、導電体51の一面に黒鉛でコーティングすることにより、形成することにしてもよい。
保護層52の厚みは1〜100μmであるのが好ましい。この場合、電極50と導電体51との電気伝導性の低下を抑制でき、電池1の内部抵抗を小さくすることができる。
なお、集電体53が導電体51と保護層52との二層構造からなる場合には限定されず、集電体53は一層構造であってもよい。例えば前記グラファイトシートを集電体53として用いることができる。
二層構造の場合、集電体53が導電体51を有するので集電効率が良好であり、導電体51の表面に炭素材料を含む保護層52が設けられているので、炭素材料の量を少なくした状態で、酸性電解液による導電体51の腐食が良好に防止されるので、好ましい。
電極50は、上述したように保護層52の上面の周縁部の内側に、即ち保護層52の上面の周縁部以外の部分に設けられている。
電極50は、炭素材料と、酸化還元反応によって、5価及び4価の間で酸化数が変化するバナジウム(V)イオン、又は5価及び4価の間で酸化数が変化するVを含むイオンを含有するバナジウム固体塩を正極活物質として含有する固体状の化合物を含む。
5価及び4価の間で酸化数が変化する前記Vを含むイオンとしては、VO2+(IV)、VO2 +(V )が例示される。
正極用の活物質であるバナジウム化合物としては、硫酸酸化バナジウム(IV)(VOSO4 ・nH2 O)、硫酸酸化バナジウム(V)((VO2 2 SO4 ・nH2 O)を挙げ
ることができる。なお、nは0から6の整数を示す。
バインダとしては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、及びフッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体(PVDF/HFP)等が挙げられる。
電極50の炭素材料としては、アセチレンブラック,ケッチェンブラック(登録商標)等のカーボンブラック、及びグラファイト等が挙げられる。炭素材料は1種又は2種以上を用いることができる。
電極50に含まれる酸性電解液は、硫酸水溶液であるのが好ましい。硫酸水溶液として、例えば濃度が90質量%未満の硫酸を用いることができる。電解液は、電池のSOCを0〜100%まで取り得るのに過不足のない量である。電解液の量は、例えばバナジウム化合物100gに対して、2M(mol/L)の硫酸70mLである。
シーラント54は上述したように枠状をなし、角筒状の枠本体の上端部に、内側に張り出した内側縁部54aを備え、枠本体の下端部に、外側に張り出した外側縁部54bを備える。即ち、シーラント54は平面視で、内側縁部54a(電極50の外側部分)の外側に、外側縁部54bが位置するように構成されている。
シーラント54の内側縁部54aは保護層52の上面の周縁部に接着されており、内側縁部54aの内側面は電極50の側面に接着されている。なお、内側縁部54aの内側面は電極50の側面に接着されていなくてもよい。
外側縁部54bは半体22の導電体51側の面の、導電体51の外側に接着されている。これにより、導電体51及び保護層52は、半体22とシーラント54とに挟着されている。即ち、半体22、保護層52、及びシーラント54により、導電体51は封止された状態で、導電体51は半体22に固定されている。なお、導電体51の側面はシーラント54に接着されていてもよく、接着されていなくてもよい。
シーラント54の材料としては、例えばポリプロピレン又はポリエチレン等が挙げられる。ポロプロピレン又はポリエチレン等を用いることにより、熱溶着で容易に導電体51を封止することが可能となる。
電極材6は電極材5と同様の構成を有し、電極60、導電体61、保護層62、及びシーラント64を備える。導電体61、及び保護層62により集電体63が構成される。
導電体61は角型平板状をなし、外装袋2の半体21の図2における下面に配されており、導電体61の下面は保護層62により覆われている。保護層62の下面の周縁部の内側には、活物質、炭素材料、バインダ、及び酸性電解液を有する角型平板状の電極60が設けられている。シーラント64は枠状をなし、角筒状の枠本体の下端部に、内側に張り出した内側縁部64aを備え、枠本体の上端部に、外側に張り出した外側縁部64bを備える。内側縁部64aは前記周縁部に接着され、外側縁部64bは半体21に接着され、シーラント64は半体21及び保護層62により導電体61を封止する。
電極材6の導電体61は、周縁部の一部から突出したタブ(不図示)を有し、タブの先端部は負極端子4に接続されている。
電極材6の導電体61、及びシーラント64は電極材5と同様の材料を用いてなる。
保護層62は炭素材料を含み、該炭素材料のX線回折により得られる回折ピークの半値半幅が1.1°以上であるのが好ましい。半値半幅は、材料の入手性の観点から3.73°以下であるのが好ましい。半値半幅の下限は1.3°であるのがより好ましい。
炭素材料としては、アセチレンブラック等が挙げられる。この場合、半値半幅が1.1°以上であり、かつ良好な導電性を有するものを容易に選出することができる。
保護層62は、前記炭素材料をポリプロピレンを含むポリオレフィン等の熱硬化樹脂、エポキシ樹脂等の熱可塑性樹脂に分散させたものを導電体61に塗工することにより形成するのが好ましい。例えば炭素材料を熱硬化樹脂又は熱可塑性樹脂に配合し、攪拌機により混合し、得られた混合物を導電体61に塗工する。
保護層62は、前記炭素材料をシート状に形成したもの、基材フィルムに前記炭素材料のインクを塗布したり、基材フィルムに前記炭素材料を練り込んでなる導電性フィルムを、例えば導電性の接着シートを介し設けることにしてもよい。
保護層62の厚みは1〜100μmであるのが好ましい。この場合、電極60と導電体61との電気伝導性の低下を抑制でき、電池1の内部抵抗を小さくすることができる。
なお、集電体63は、導電体61と保護層62との二層構造からなる場合には限定されず、集電体63として一層構造であってもよい。例えば前記シートを集電体として用いることができる。
二層構造の場合、集電体63が導電体61を有するので集電効率が良好であり、導電体60の表面に炭素材料を含む保護層62が設けられているので、炭素材料の量を少なくした状態で、電解液による導電体61の腐食が良好に防止されるので、好ましい。
電極60は、炭素材料と、酸化還元反応によって、2価及び3価の間で酸化数が変化するVイオン、又は2価及び3価の間で酸化数が変化するVを含むイオンを含有するバナジウム固体塩を負極活物質として含有する固体状の化合物を含む。
2価及び3価の間で酸化数が変化する前記Vイオンとしては、V2+(II)、V3+(III )が例示される。
負極用の活物質であるバナジウム化合物としては、硫酸バナジウム(II)(VSO4 ・nH2 O)、硫酸バナジウム(III )(V2 (SO4 3 ・nH2 O)が挙げられる。なお、nは0から10の整数を示す。
前記隔膜7は陰イオン交換膜であり、シーラント54の内側縁部54aの上面、及びシーラント64の内側縁部64aの下面に接着されている。
隔膜7は、水素イオン(プロトン)又は硫酸イオンを通過させることができる。
以上のように構成された電池1の電極材5の電極50と電極材6の電極60との間において、下記式(1)及び(2)の反応が生じる。
正極:VOX2 ・nH2 O(s)⇔VO2 X・(n−1)H2 O(s)+HX+H+ +e- (1)
負極:VX3 ・nH2 O(s)+H++e- ⇔VX2 ・nH2 O(s)+HX (2)
式中、Xは1価の陰イオンを表す。Xがm価の陰イオンである場合、結合係数(1/m)が考慮される。nは種々の値をとり得る。
前記式(1)及び(2)の反応を利用してバナジウムレドックス二次電池1の充放電が行われる。このとき、正極端子3,負極端子4を介して、外部の負荷又は充電器等との間で充放電が行われる。式(1)及び(2)の反応において隔膜7を介して、電極50,60間でプロトンが移動する。
なお、電極材5のバナジウム化合物としてVOSO4 ・nH2 Oを用い、電極材6のバナジウム化合物としてV2 (SO4 3 ・nH2 Oを用いた場合の各物質の反応を以下に示す。
正極:2VOSO4 ・nH2 O(s)⇔(VO2 2 SO4 ・(n−2)H2 O(s)+H2 SO4 +2H+ +2e- (3)
負極:V2 (SO4 3 ・nH2 O(s)+2H+ +2e- ⇔2VSO4 ・nH2 O(s)+H2 SO4 (4)
以上のように構成された本実施形態に係る電池1は、導電体51がシーラント54、保護層52、及び半体22により封止され、電極50は隔膜7と、シーラント54aとにより包囲されている。従って、電極50に含まれる酸性の電解液が導電体51に接触することがなく、導電体51の腐食が防止されている。同様に、導電体61は、シーラント64、保護層62、及び半体21により封止され、電極60は隔膜7と、シーラント64aとにより包囲されている。従って、電極60に含まれる酸性の電解液が導電体61と反応することがなく、導電体61の腐食が防止されている。
そして、本実施形態においては、正極側の集電体53が上述の炭素材料を含むので、CO2 ガスの発生が抑制され、電極50−集電体53間の密着性が良好に維持される。
また、負極側の集電体63が上述の炭素材料を含むので、電解液の還元によりH2 ガスが発生するのが抑制され、電極60−集電体63間の密着性が良好に維持される。
従って、電池1は良好な充放電特性を有する。
2.正極側の炭素材料の半値半幅とガス発生との関係
正極側の集電体に含有させる炭素材料として、複数種の炭素材料を用意し、夫々X線回折により得られる回折ピークの半値半幅を求めた。測定装置及び測定条件は以下の通りである。
測定装置:XRD−MultiFlex
測定条件
X−Ray:40kV/40mA
発散:1°
散乱:1°
受光:0.15mm
5価のバナジウム化合物としての硫酸酸化バナジウム(V)((VO2 2 SO4 )水和物の1Mの水溶液に、硫酸を遊離硫酸濃度が2Mとなるように配合した溶液5mLに、前記炭素材料を0.1g入れ、25℃の環境下で2週間放置し、CO2 の発生量をガスクロマトグラフィーにより測定した。
図3は、上述の炭素材料の半値半幅とCO2 ガスの発生量との関係を示すグラフである。
図3より、炭素材料の半値半幅は1.28°以下である場合、CO2 ガスの発生量が4000ppm以下になることが分かる。
試験を行った炭素材料の半値半幅の最小値は0.06°である。この値は、入手可能な炭素材料の半値半幅の最小値に略等しいと考えられる。
CO2 ガスの発生量が4000ppm以下となる炭素材料において、使用した炭素材料の半値半幅の最大値は1.11°であった。
図3より、炭素材料の半値半幅は1.28°以下とし、半値半幅の下限値は0.06°であるのが好ましく、半値半幅の上限値は1.11°が好ましいことが分かる。
以上より、炭素材料の半値半幅は1.28°以下である場合、CO2 ガスの発生が抑制され、電極50−集電体間の密着性が良好に維持され、電池1が良好な充放電特性を有することが分かる。
3.負極側の炭素材料の半値半幅とガス発生との関係
負極側の集電体に含有させる炭素材料として、複数種の炭素材料を用意し、夫々X線回折により得られる回折ピークの半値半幅を求めた。測定装置及び測定条件は上記と同一である。
2価のバナジウム化合物としての硫酸バナジウム(II)(VSO4 ・nH2 O)水和物の1Mの水溶液に、硫酸を遊離硫酸濃度が2Mとなるように配合した溶液5mLに、前記炭素材料を0.1g入れ、25℃の環境下で2週間放置し、H2 の発生量をガスクロマトグラフィーにより測定した。
図4は、上述の炭素材料の半値半幅とH2 ガスの発生量との関係を示すグラフである。
図4より、炭素材料の半値半幅は1.1°以上である場合、H2 ガスの発生量が2000ppm以下になることが分かる。
試験を行った炭素材料の半値半幅の最大値は3.73°である。この値は、入手可能な炭素材料の半値半幅の最大値に略等しいと考えられる。
図4より、炭素材料の半値半幅は1.1°以上とし、半値半幅の上限値は3.73°であるのが好ましく、半値半幅の下限値は1.3°が好ましいことが分かる。
以上より、炭素材料の半値半幅は1.1°以上である場合、H2 ガスの発生が抑制され、電極60−集電体63間の密着性が良好に維持され、電池1が良好な充放電特性を有することが分かる。
以上のように、本発明に係るバナジウムレドックス二次電池は、平板状の正極集電体と、該正極集電体の一面に配され、酸化還元反応によって、5価及び4価の間で酸化数が変化するバナジウムイオン、又は5価及び4価の間で酸化数が変化するバナジウムを含むイオンを含有する活物質、並びに酸性電解液を含む正極電極と、平板状の負極集電体と、該負極集電体の一面に配され、酸化還元反応によって、2価及び3価の間で酸化数が変化するバナジウムイオン、又は2価及び3価の間で酸化数が変化するバナジウムを含むイオンを含有する活物質、並びに酸性電解液を含む負極電極と、前記正極電極及び前記負極電極を区画する隔膜とを備え、前記正極集電体は炭素材料を含み、該炭素材料のX線回折により得られる回折ピークの半値半幅は1.28°以下である。
本発明においては、正極側でCO2 ガスの発生が抑制され、電極−集電体間の密着性が良好に維持され、電池は良好な充放電特性を有する。
上述のバナジウムレドックス二次電池において、前記負極集電体は炭素材料を含み、該負極集電体の前記炭素材料のX線回折により得られる回折ピークの半値半幅は1.1°以上であるのが好ましい。
本発明においては、負極側で、電解液の還元によりH2 ガスが発生するのが抑制され、電極−集電体間の密着性が良好に維持され、電池は良好な充放電特性を有する。
上述のバナジウムレドックス二次電池において、前記正極集電体の前記炭素材料の半値半幅は、0.06°以上であるのが好ましい。
本発明においては、正極側でCO2 ガスの発生が良好に抑制される。
上述のバナジウムレドックス二次電池において、前記負極集電体は炭素材料を含み、該負極集電体の前記炭素材料のX線回折により得られる回折ピークの半値半幅は、3.73°以下であるのが好ましい。
本発明においては、負極側でH2 ガスの発生が良好に抑制される。
上述のバナジウムレドックス二次電池において、前記負極集電体は炭素材料を含み、前記正極集電体に含まれる炭素材料は、CNT、カーボンブラック、及び黒鉛から選択される1種以上であり、前記負極集電体に含まれる炭素材料は、アセチレンブラックであるのが好ましい。
正極集電体に含まれる炭素材料がCNT、カーボンブラック、及び黒鉛から選択することにした場合、前記半値半幅が1.28°以下であって結晶性が高く、かつ良好な導電性を有するものを容易に選出することができる。該炭素材料として例えば結晶性の低いアセチレンブラックを選択した場合、酸化反応により分解され、集電体に孔が開く虞がある。
負極集電体に含まれる炭素材料がアセチレンブラックである場合、前記半値半幅が1.1°以上であり、かつ良好な導電性を有するものを容易に選出することができる。
上述のバナジウムレドックス二次電池において、前記正極集電体及び前記負極集電体は夫々、金属層と、炭素材料を含み、前記金属層を被覆する被覆層とを有し、前記被覆層に前記正極電極又は前記負極電極が配されているのが好ましい。
本発明においては、集電体が金属層を有するので集電効率が良好であり、金属層の表面に炭素材料を含む被覆層が設けられているので、炭素材料の量を少なくした状態で、電解液による金属層の腐食が良好に防止される。
上述のバナジウムレドックス二次電池において、前記被覆層は、前記炭素材料が、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂に分散しているのが好ましい。
本発明においては、炭素材料を熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂に分散させるので、被覆層が均一に、導電性及び電解液非透過性を有することができる。
本発明は上述した実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。即ち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、バナジウムレドックス二次電池は、一対の電極材を備える場合に限定されず、複数対の電極材を備えることにしてもよい。
また、シーラント54、64を備える場合に限定されない。
1 バナジウムレドックス二次電池
2 外装袋
3 正極端子
4 負極端子
5、6 電極材
50 電極(正極電極)
60 電極(負極電極)
51、61 導電体
52、62 保護層
53 集電体(正極集電体)
63 集電体(負極集電体)
54、64 シーラント
7 隔膜

Claims (7)

  1. 平板状の正極集電体と、
    該正極集電体の一面に配され、酸化還元反応によって、5価及び4価の間で酸化数が変化するバナジウムイオン、又は5価及び4価の間で酸化数が変化するバナジウムを含むイオンを含有する活物質、並びに酸性電解液を含む正極電極と、
    平板状の負極集電体と、
    該負極集電体の一面に配され、酸化還元反応によって、2価及び3価の間で酸化数が変化するバナジウムイオン、又は2価及び3価の間で酸化数が変化するバナジウムを含むイオンを含有する活物質、並びに酸性電解液を含む負極電極と、
    前記正極電極及び前記負極電極を区画する隔膜と
    を備え、
    前記正極集電体は炭素材料を含み、
    該炭素材料のX線回折により得られる回折ピークの半値半幅は1.28°以下であることを特徴とするバナジウムレドックス二次電池。
  2. 前記負極集電体は炭素材料を含み、
    該負極集電体の前記炭素材料のX線回折により得られる回折ピークの半値半幅は1.1°以上であることを特徴とする請求項1に記載のバナジウムレドックス二次電池。
  3. 前記正極集電体の前記炭素材料の半値半幅は、0.06°以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のバナジウムレドックス二次電池。
  4. 前記負極集電体は炭素材料を含み、
    該負極集電体の前記炭素材料のX線回折により得られる回折ピークの半値半幅は、3.73°以下であることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のバナジウムレドックス二次電池。
  5. 前記負極集電体は炭素材料を含み、
    前記正極集電体に含まれる炭素材料は、カーボンナノチューブ、カーボンブラック、及び黒鉛から選択される1種以上であり、
    前記負極集電体に含まれる炭素材料は、アセチレンブラックであることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載のバナジウムレドックス二次電池。
  6. 前記正極集電体及び前記負極集電体は夫々、金属層と、炭素材料を含み、前記金属層を被覆する被覆層とを有し、
    前記被覆層に前記正極電極又は前記負極電極が配されていることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載のバナジウムレドックス二次電池。
  7. 前記被覆層は、前記炭素材料が、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂に分散していることを特徴とする請求項6に記載のバナジウムレドックス二次電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP4498461A3 (en) * 2023-07-04 2025-03-26 Standard Energy Inc. Aqueous electrolyte containing vanadium ion and vanadium ion battery including the same

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