以下、実施形態に係る無線タグ読取装置について、図面を用いて説明する。以下の実施形態では、客が買い物をした際に、商品の商品情報を読み取って、読み取った商品情報に基づいて、POS(Point Of Sales)端末が決済処理を行う、店舗に設けられる商品販売データ処理装置に適用した例について説明する。
(無線タグ読取装置の全体構成の説明)
図1は、実施形態に係る無線タグ読取装置20およびPOS端末50の外観斜視図である。無線タグ読取装置20とPOS端末50とは協働することによって商品販売データ処理装置10を実現する。無線タグ読取装置20は、物品の一例である商品42に付されたRFID(Radio Frequency IDentifier)タグ44に記録された情報を読み取る装置である。無線タグ読取装置20は、図1に示すように、POS端末50の近傍に置かれて、POS端末50の指示を受けて、筐体21の内部に収容された商品42に付されたRFIDタグ44に記録された情報を読み取る。そして、無線タグ読取装置20は、読み取った結果をPOS端末50に送信する。POS端末50は、RFIDタグ44の読み取り結果に基づいて、客が購入した商品42を特定し、商品情報の登録処理と決済処理を行う。
また、無線タグ読取装置20は、筐体21の内部に収容された商品42に付されたRFIDタグ44に、例えば商品登録が済んだことを示す情報を書き込んでもよい。すなわち、無線タグ読取装置20は、RFIDタグ44に対して、情報の読み取りと書き込みとを行う。本実施形態では、RFIDタグ44には、予め、当該RFIDタグ44が付された商品42を一意に特定する商品コードが記録されているものとする。また、無線タグ読取装置20は、商品42に付されたRFIDタグ44の情報の読み取りのみを行うものとして説明する。
POS端末50と無線タグ読取装置20は、1人の店員によって操作されるため、図1に示すように、互いに近接した位置に配置される。店員は、無線タグ読取装置20が商品42のRFIDタグ44を読み取った後、商品42が入った買い物かご40を無線タグ読取装置20から取り出して、買い物かご40を載置台70に載置する。そして、店員は、商品42を買い物かご40から取り出して袋詰めする。
図1に示すように、無線タグ読取装置20は、商品42が入った買い物かご40を収容する空間である収容室24を備えた筐体21を有する。当該筐体21の外面には、2つの開口部、すなわち、客側に面する開口部23と、載置台70に面する開口部25とが形成されている。さらに、筐体21の下部には、アンテナ収納部30を備える。そして、アンテナ収納部30の下方には脚部31が備えられる。
開口部23には、当該開口部23を開閉可能に覆う開き戸式の開閉機構を備えた扉部22が設置されている。扉部22は、矢印A1の方向に開閉する。また、開口部25は、載置台70に面する方向に設けられる。そして、開口部25には、当該開口部25を開閉可能に覆う、上下方向に移動可能なスライド式の開閉機構を備えた扉部26が設置されている。扉部26は、矢印A2の方向に開閉する。アンテナ収納部30は、内部に、後述するRFIDアンテナ32(図2)を収納する。また、前記した脚部31は、その長さが調整可能な構造になっており、脚部31の長さを調整することによって、載置台70の上面と、収容室24の底面である載置面15とを段差のない状態に調整することができる。これにより、載置台70の上面と、載置面15とを、段差のない状態で並設することができるため、店員が収容室24から買い物かご40を取り出す際の作業性を向上させることができる。
POS端末50は、店員側ディスプレイ52と、キーボード54と、客側ディスプレイ56と、プリンタ60と、カードリーダ58とを備える。店員側ディスプレイ52は、店員に対して、無線タグ読取装置20が読み取った情報等を表示する。店員側ディスプレイ52は、画面上の表示された操作子に対応する機能を、当該操作子をタッチすることによって起動させるタッチパネルとしての機能も備える。キーボード54は、店員が、無線タグ読取装置20に対して操作指示を行う際等に使用する。客側ディスプレイ56は、客が購入する商品42の価格等の商品情報、購入する商品42の合計金額等を客に対して表示する。客側ディスプレイ56は、タッチパネルとしての機能も備える。プリンタ60は、購入実績を印字して、レシートを発行する。カードリーダ58は、決済を行う際に、客が所持している電子マネーカード、ポイントカード等のカード情報を読み取る。
無線タグ読取装置20とPOS端末50とは、図示しないUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等により接続される。そして、無線タグ読取装置20とPOS端末50とは、このUSBケーブルを介して情報の送受信を行う。具体的には、POS端末50は無線タグ読取装置20に対して、RFIDタグ44の読み取り開始指示、読み取り停止指示等を送信する。そして、無線タグ読取装置20はPOS端末50に対して、RFIDタグ44から読み取った商品42の商品コード、扉部22、26の開閉状態を示す情報等を送信する。
次に、無線タグ読取装置20が行うRFIDタグ44の読み取り手順について、簡単に説明する。まず、客は扉部22を開いて、商品42が入った買い物かご40を、開口部23から収容室24に収容して扉部22を閉じる。店員は、扉部22が閉じたことを確認して、POS端末50から無線タグ読取装置20に対して、RFIDタグ44の読み取り開始を指示する。無線タグ読取装置20は、POS端末50からの指示を受けて、RFIDタグ44の読み取りを行う。さらに、無線タグ読取装置20は、RFIDタグ44の読み取りが完了すると、RFIDタグ44の読み取りが完了したことをPOS端末50に通知する。店員は、RFIDタグ44の読み取りが完了したことを確認して、扉部26を開き、商品42が入った買い物かご40を、収容室24から開口部25を通して載置台70に取り出す。そして、店員は、取り出した買い物かご40を載置台70に一時的に載置して、商品42の袋詰めを行う。さらに、店員は、POS端末50を操作することによって、POS端末50に商品登録処理と決済処理を行わせる。
(無線タグ読取装置の構造の説明)
次に、無線タグ読取装置20の構造について、図2を用いて説明する。図2は、無線タグ読取装置20の概略構造を示す外観斜視図である。客は、扉部22の外面に設置された取手部22aを把持して前後方向に移動させることにより、Z軸に沿うヒンジ部14を支軸として扉部22を開閉する。また、店員は、扉部26の外面に設置された取手部26aを把持して上下方向に移動させることにより、扉部26を開閉する。なお、扉部22の開閉機構は、扉部26と同様に、上下方向に移動可能なスライド式としてもよい。
一方、載置台70に面する位置に設置する扉部26の開閉機構は、上下スライド式であるのが望ましい。これは、収容室24の載置面15と載置台70とは段差のない状態で並設されるため、扉部26を、扉部22と同様にZ軸に沿う支軸の周りに前後方向に開閉する開き戸式とした場合には、扉部26を開閉した際に、扉部26の下端が載置台70と接触する可能性があるためである。
扉部22を閉めた際に、扉部22の裏面22bが面する位置に形成された開口部23(図2におけるXZ平面)、および扉部26を閉めた際に、扉部26の裏面26bが面する位置に形成された開口部25(図2におけるYZ平面)は、ともに、商品42を入れた買い物かご40(図1)を通過させることができる広さを有する。
商品42を入れた買い物かご40は、収容室24の底面である載置面15に載置される。載置面15は、木やガラス等の電波透過性を有する板状部材で構成されている。また、載置面15を除いた収容室24内の筐体21の内壁面は、扉部22の裏面22b、扉部26の裏面26bを含めて、電波を反射する部材(電波反射材)で形成される。係る部材としては、金属やモールド材、フェライト等の公知・公用の部材を用いることができる。なお、載置面15と、前記した開口部23、25の下端とは、略同等の高さにある。
載置面15の下方に設置されたアンテナ収納部30の内部には、平面状のRFIDアンテナ32と、無線タグ読取装置20の各部を制御する、図示しない回路基板と、無線タグ読取装置20の各部に電源を供給する電源回路等が設けられる。RFIDアンテナ32は、アンテナの一例である。RFIDアンテナ32は、例えばUHF帯の電波を放射して、収容室24に収容された商品42に付されたRFIDタグ44と交信を行う。なお、RFIDアンテナ32は、後述するリーダライタ部35(図4)、およびマイクロスイッチ36a、36b(図4)と協働することで、扉部22および扉部26がともに閉まっている場合にのみ電波を放射する。
筐体21(収容室24)および扉部22、26の外壁面は、筐体21内の電波が外部に漏洩すること、および外部の電波が筐体21の内部に侵入することを防ぐため、電波反射材または電波を吸収する部材(電波吸収材)で形成される。係る部材としては、金属やモールド材、フェライト等の公知・公用の部材を用いることができる。
扉部22の裏面22b、および扉部26の裏面26bには、扉部22、26の開閉状態を検知するための開閉検出機構が設けられる。具体的には、扉部22の裏面22bにはマイクロスイッチ36aが設置される。そして、扉部26の裏面26bにはマイクロスイッチ36bが設置される。これらのマイクロスイッチ36a、36bは、それぞれ、扉部22、26が閉状態にあるときに、筐体21と接触することによって導通状態となり、無線タグ読取装置20は、各扉部22、26が閉状態であることを検出する。そして、扉部22が開くと、マイクロスイッチ36aが非導通状態となるため、無線タグ読取装置20は、扉部22が開いていることを検出する。また、扉部26が開くと、マイクロスイッチ36bが非導通状態となるため、無線タグ読取装置20は、扉部26が開いていることを検出する。なお、マイクロスイッチ36a、36bは、それぞれ筐体21側に設置して、扉部22、26の開閉を検出してもよい。
(扉部における電波漏洩防止構造の説明)
次に、図2、図3を用いて、無線タグ読取装置20が備える、扉部22、26を閉じた際の電波漏洩防止構造について説明する。図3は、無線タグ読取装置20が備える上下スライド式の扉部26の構造について説明する図である。特に、図3(a)は、扉部26を正面側から見た外観斜視図であり、図3(b)は、扉部26が閉じた状態において、筐体21をXZ平面で切った縦断面図である。
まず、図2を用いて、扉部22の電波漏洩防止構造について説明する。開口部23に設置された扉部22の収容室24側の壁面(裏面22b)は、前記したように電波反射材で被覆されている。そして、扉部22の裏面22bの外縁部は、扉部22を閉じた際に、開口部23の外縁部に形成された当接面27に突き当たる構造になっている。したがって、扉部22と収容室24との間に隙間が発生しないため、扉部22を閉じた際に、収容室24から外部への電波の漏洩を防止することができる。
次に、図3を用いて、扉部26の電波漏洩防止構造について説明する。開口部25に設置された扉部26の収容室24側の壁面(裏面26b)は、前記したように電波反射材で被覆されている。扉部26の左右外縁部は、図3(a)に示すように、開口部25の左右端にZ軸方向に沿って形成されたガイド溝28a、28bにガイドされて、上下に摺動する。したがって、扉部26を閉じた際に、扉部26の左右外縁部と開口部25の左右外縁部とは当接した状態となり、両者の間には隙間が発生しない。そのため、収容室24からの電波の漏洩を防止することができる。なお、ガイド溝28a、28bには、筐体21と扉部26との密閉性を高めるために、電波反射材または電波吸収材で形成されたガスケットを設置してもよい。
また、図3(b)の縦断面図に示すように、扉部26の裏面26bの上縁部は、扉部26を閉じた際に、開口部25の上縁部に外側に向けて形成された支持面29と当接した状態となる。そのため、扉部26の上縁部と収容室24との間には隙間が発生しないため、収容室24からの電波の漏洩を防止することができる。なお、支持面29には、筐体21と扉部26との密閉性を高めるために、電波反射材または電波吸収材で形成されたガスケットを設置してもよい。
さらに、扉部26を閉じた際に、扉部26の下端26cは、載置面15に形成された溝部17に没入して、扉部26の下端26cは、溝部17の底部と当接した状態となる。溝部17は、扉部26の厚みに応じた幅で形成される。また、溝部17は、例えば、2〜3cm程度の深さで形成されている。したがって、扉部26を閉じた際に、扉部26の裏面26bの下縁部と開口部25の下縁部との間には隙間が発生しないため、収容室24からの電波の漏洩を防止することができる。なお、溝部17には、筐体21と扉部26との密閉性を高めるために、電波反射材または電波吸収材で形成されたガスケットを設置してもよい。
(無線タグ読取装置のハードウェア構成の説明)
次に、無線タグ読取装置20およびPOS端末50のハードウェア構成について説明する。図4は、無線タグ読取装置20およびPOS端末50のハードウェア構成を示すハードウェアブロック図である。
POS端末50は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等から構成されるコンピュータ構成の制御部62を備える。ROMは、CPUが実行する各種プログラムや各種データを記憶する。RAMは、CPUが各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶する。
制御部62には、各種の入出力回路(図示せず)を介して、周辺機器である、キーボード54、店員側ディスプレイ52、客側ディスプレイ56、プリンタ60、カードリーダ58等が接続される。各周辺機器の機能は、前記した通りである。
また、制御部62には、各種の入出力回路(図示せず)を介して、記憶部64および通信I/F(Interface)66等が接続される。
記憶部64は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性の記憶媒体を備えた記憶装置である。記憶部64は、POS端末50の動作に係る各種プログラムや各種データを記憶する。また、記憶部64は、無線タグ読取装置20が読み取った商品コードを記憶する。通信I/F66は、無線タグ読取装置20との間で各種データの送受信を行うためのインタフェースである。
なお、POS端末50は、図4に不図示の店舗サーバと接続されている。店舗サーバは、店舗で取り扱う全ての商品の商品情報を登録した商品マスタを記憶している。POS端末50は、後述する商品登録処理を行う際に、商品マスタが記憶する情報を参照することによって、客が購入する商品の商品情報を特定する。
一方、無線タグ読取装置20は、CPU、ROMおよびRAM等から構成されるコンピュータ構成の制御部33を備える。ROMは、CPUが実行する各種プログラムや各種データを記憶する。RAMは、CPUが各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶する。
また、制御部33には、各種の入出力回路(図示せず)を介して、リーダライタ部35、マイクロスイッチ36a、36b、記憶部34、通信I/F37等が接続される。
リーダライタ部35は、RFIDアンテナ32を駆動することで、RFIDタグ44を読み取るための変調波(電波)を放射させる。リーダライタ部35は、RFIDアンテナ32を介してRFIDタグ44から読み取った商品コードを制御部33に出力する。
マイクロスイッチ36a、36bは、扉部22、26の開閉状態に応じて導通状態または非導通状態となる。マイクロスイッチ36a、36bの状態(導通状態または非導通状態)は、制御部33に出力される。記憶部34は、HDDやSSD等の不揮発性の記憶媒体を備えた記憶装置である。記憶部34は、無線タグ読取装置20の動作に係る各種プログラムや各種データを記憶する。
通信I/F37は、POS端末50との間で各種データの送受信を行うためのインタフェースである。なお、無線タグ読取装置20が備える制御部33、リーダライタ部35、記憶部34、および通信I/F37は、図示しない回路基板上に実装されて、例えば、アンテナ収納部30(図1)に収納される。
(無線タグ読取装置およびPOS端末の機能構成の説明)
次に、無線タグ読取装置20およびPOS端末50の機能構成について、図4、図5を用いて説明する。図5は、無線タグ読取装置20およびPOS端末50の機能構成を示す機能ブロック図である。
POS端末50の制御部62は、記憶部64に記憶されたプログラムと協働することで、表示制御部150と、入力受付部152と、登録処理部154と、決済処理部156と、通信制御部158として機能する。
表示制御部150は、店員側ディスプレイ52を制御し、当該店員側ディスプレイ52に各種画面を表示させる。例えば、表示制御部150は、RFIDタグ44の読み取り開始を指示させるための操作子(以下、読取開始ボタンという)を含んだ画面を表示させる。また、表示制御部150は、無線タグ読取装置20がRFIDタグ44の読み取り中であることを示す情報を店員側ディスプレイ52に表示させる。さらに、表示制御部150は、後述する商品登録処理、決済処理を行う際に必要な情報(商品名称、商品単価、合計金額等)を、店員側ディスプレイ52に表示させる。
表示制御部150は、さらに、客側ディスプレイ56を制御し、当該客側ディスプレイ56に各種画面を表示させる。例えば、表示制御部150は、客側ディスプレイ56に、客が購入した商品の情報(商品名称、商品単価、合計金額等)を表示させる。また、表示制御部150は、客側ディスプレイ56に、客が年齢確認商品を購入する際に、年齢を申告させる選択ボタン等の操作子を表示させる。
入力受付部152は、キーボード54、および店員側ディスプレイ52、客側ディスプレイ56が備えるタッチパネルを介した操作入力を受け付ける。そして、入力受付部152は、キーボード54の操作情報、および店員側ディスプレイ52、客側ディスプレイ56に表示された操作子の操作情報を制御部62に出力する。
登録処理部154は、無線タグ読取装置20から送信された商品コード(RFIDタグ44の読み取り結果)に従って、商品名称や商品単価等の商品情報を前記した商品マスタから読み出す。また、登録処理部154は、読み出した商品情報を、店員側ディスプレイ52および客側ディスプレイ56に表示するとともに、記憶部64に記憶する商品登録処理を行う。
決済処理部156は、売上登録処理を実行した商品情報に基づいて、現金またはプリペイドカード、クレジットカード等による支払手続きを行い、取引にかかる合計金額や釣銭額を店員側ディスプレイ52および客側ディスプレイ56に表示する。また、決済処理部156は、商品情報や決済情報を、プリンタ60を用いて印字して、レシートとして発行する決済処理を行う。
通信制御部158は、通信I/F66を制御し、当該通信I/F66を介して、無線タグ読取装置20との間で各種の情報を送受信する。例えば、通信制御部158は、読取開始ボタンが操作されると、読取開始を指示する指示情報を無線タグ読取装置20に送信する。また、通信制御部158は、無線タグ読取装置20から送信された商品コードを受信する。
無線タグ読取装置20の制御部33は、記憶部34に記憶されたプログラムと協働することで、開閉検出部120と、リーダライタ制御部122と、通信制御部124として機能する。
開閉検出部120は、マイクロスイッチ36a、36bの状態を確認することで、扉部22、26が開状態にあるか閉状態にあるかを判定する。具体的には、開閉検出部120は、マイクロスイッチ36aが導通している場合、扉部22は閉じていると判定する。また、開閉検出部120は、マイクロスイッチ36aが導通していない場合、扉部22は開いていると判定する。また、開閉検出部120は、マイクロスイッチ36bが導通している場合、扉部26は閉じていると判定する。また、開閉検出部120は、マイクロスイッチ36bが導通していない場合、扉部26は開いていると判定する。開閉検出部120は、判定結果を、通信制御部124を介して、POS端末50に送信する。
リーダライタ制御部122は、リーダライタ部35を制御することで、商品42に付されたRFIDタグ44の読み取りを行う。具体的に、リーダライタ制御部122は、POS端末50から読み取り開始が指示され、且つ開閉検出部120が、扉部22、26がともに閉じていると判定したことを条件として、RFIDアンテナ32からの電波の放射を開始して、RFIDタグ44の読み取りを開始する。
さらに、リーダライタ制御部122は、RFIDタグ44の読み取りを開始してから読み取りが完了するまでの間に、扉部22、26が開状態となった場合、読み取りを終了し、それまでに読み込んだ商品コードをリセットするリセット処理を実行する。このリセット処理により、POS端末50に送信された商品コードもリセットが行われるものとする。そして、リーダライタ制御部122は、扉部22、26が再び閉状態になったことを確認すると、RFIDタグ44の読み取りを再度実行する。
これにより、RFIDタグ44の読み取り中に扉部22、26のうち少なくとも一方が開状態となった場合に、電波が収容室24から外部に漏洩するのを防止する。なお、扉部22、26のうち少なくとも一方が開状態となったことを、POS端末50に通知することで、店員側ディスプレイ52に、扉部22または扉部26が開状態であることを報知する画面を表示させる形態としてもよい。
通信制御部124は、通信I/F37を制御し、当該通信I/F37を介して、POS端末50との間で各種の情報を送受信する。例えば、通信制御部124は、POS端末50から送信された読取開始を指示する指示情報を受信する。また、通信制御部124は、リーダライタ制御部122がRFIDタグ44から読み取った商品コードを、POS端末50に送信する。さらに、通信制御部124は、開閉検出部120の検出結果を、POS端末50に送信する。
(POS端末が行う処理の流れの説明)
次に、図6を用いて、商品販売データ処理装置10で行われる処理の流れについて、POS端末50が行う処理の流れと、無線タグ読取装置20が行う処理の流れとに分けて説明する。図6は、無線タグ読取装置20およびPOS端末50が行う処理の流れを示すフローチャートである。
買い物を終了した客は、無線タグ読取装置20の扉部22を開け、収容室24に、商品42が入った買い物かご40を収容する。店員は、客が扉部22を閉めたことを確認して、図6の処理が開始される。
まず、店員は、店員側ディスプレイ52に表示された、RFIDタグ44の読み取り開始を指示する操作子を操作することによって、無線タグ読取装置20に対して読取開始を指示する(ステップS10)。
制御部62は、無線タグ読取装置20から、扉部22または扉部26の開放を報知する扉開放の報知指示を受けたかを判定する(ステップS12)。扉開放の報知指示を受けたと判定したとき(ステップS12:Yes)はステップS14に移行して、扉開放の報知指示を受けたと判定しないとき(ステップS12:No)は、ステップS20に移行する。
ステップS12において、扉開放の報知指示を受けたと判定したとき(ステップS12:Yes)は、表示制御部150は、店員側ディスプレイ52に、扉部22または扉部26が開いていることを示す情報を表示することによって、扉開放を報知する(ステップS14)。
続いて、制御部62は、無線タグ読取装置20から、扉開放の報知解除指示を受けたかを判定する(ステップS16)。扉開放の報知解除指示を受けたと判定したとき(ステップS16:Yes)はステップS18に移行する。一方、扉開放の報知解除指示を受けたと判定しないとき(ステップS16:No)は、ステップS14に戻る。
ステップS16において、扉開放の報知解除指示を受けたと判定されたとき(ステップS16:Yes)は、表示制御部150は、ステップS14において店員側ディスプレイ52に表示した情報を消去することによって、扉開放の報知を解除する(ステップS18)。
続いて、制御部62は、無線タグ読取装置20から、電波放射の報知指示を受けたかを判定する(ステップS20)。電波放射の報知指示を受けたと判定したとき(ステップS20:Yes)はステップS22に移行する。一方、電波放射の報知指示を受けたと判定しないとき(ステップS20:No)は、ステップS20を繰り返す。
ステップS20において、電波放射の報知指示を受けたと判定されたとき(ステップS20:Yes)は、表示制御部150は、店員側ディスプレイ52に、無線タグ読取装置20が電波を放射中(RFIDタグ44の読取中)であることを示す情報を表示することによって、電波放射を報知する(ステップS22)。
続いて、登録処理部154は、通信制御部158を介して、無線タグ読取装置20から送信されたコード(商品コード)を受信する(ステップS24)。
制御部62は、無線タグ読取装置20から、電波放射の報知解除指示を受けたかを判定する(ステップS26)。電波放射の報知解除指示を受けたと判定されたとき(ステップS26:Yes)はステップS28に移行する。一方、電波放射の報知解除指示を受けたと判定されないとき(ステップS26:No)は、ステップS26を繰り返す。
ステップS26において、電波放射の報知解除指示を受けたと判定されたとき(ステップS26:Yes)は、表示制御部150は、ステップS22において店員側ディスプレイ52に表示した情報を消去することによって、電波放射の報知を解除する(ステップS28)。
続いて、登録処理部154は、商品登録処理を実行する(ステップS30)。次に、決済処理部156は、決済処理を実行する(ステップS32)。その後、POS端末50は、図6の一連の処理を終了する。
(無線タグ読取装置が行う処理の流れの説明)
リーダライタ制御部122は、POS端末50から、RFIDタグ44の読取開始指示を受けたかを判定する(ステップS40)。読取開始指示を受けたと判定されたとき(ステップS40:Yes)は、ステップS42に移行する。一方、読取開始指示を受けたと判定されないとき(ステップS40:No)は、ステップS40を繰り返す。
開閉検出部120は、マイクロスイッチ36a、36bの導通状態を確認することによって、全ての扉(収容口である開口部23の扉部22および取出口である開口部25の扉部26)が閉じているかを判定する(ステップS42)。全ての扉が閉じていると判定されたとき(ステップS42:Yes)は、ステップS48に移行する。一方、全ての扉が閉じていると判定されないとき(ステップS42:No)は、ステップS43に移行する。
ステップS42において、全ての扉が閉じていると判定されないとき(ステップS42:No)は、開閉検出部120は、POS端末50に対して、扉開放の報知指示を出す(ステップS43)。そして、開閉検出部120は、再び、全ての扉が閉じているかを判定する(ステップS44)。全ての扉が閉じていると判定されたとき(ステップS44:Yes)は、ステップS45に移行する。一方、全ての扉が閉じていると判定されないとき(ステップS44:No)は、ステップS44の判定を繰り返す。
ステップS44において、全ての扉が閉じていると判定されたとき(ステップS44:Yes)は、開閉検出部120は、POS端末50に対して、扉開放の報知の解除指示を出す(ステップS45)。その後、ステップS48に移行する。
ステップS42において、全ての扉が閉じていると判定されたとき(ステップS42:Yes)、およびステップS45を実行した後、リーダライタ制御部122は、POS端末50に対して、電波放射の報知指示を出す(ステップS48)。そして、リーダライタ制御部122は、RFIDアンテナ32に対して、電波の放射を開始させる(ステップS50)。
続いて、リーダライタ制御部122は、RFIDアンテナ32が放射した電波によって、RFIDタグ44に記録された商品コードを読み取る読取処理を行う(ステップS52)。
次に、リーダライタ制御部122は、読取処理が完了したかを判定する(ステップS54)。読取処理が完了したと判定されたとき(ステップS54:Yes)は、ステップS55に移行する。一方、読取処理が完了したと判定されないとき(ステップS54:No)は、ステップS52の読取処理を繰り返す。
なお、読取処理が完了したかは、例えば、所定時間(例えば5秒間)に亘って新たな商品コードが読み取れないことを条件として判定すればよい。したがって、例えば、収容室24が空の状態でRFIDタグ44の読み取りが開始されたような場合には、RFIDタグ44が一つも読み取れないまま、ステップS52の読取処理を終了することになる。このように、RFIDタグ44が一つも読み取れないまま読取処理が終了したときには、リーダライタ制御部122は、POS端末50の表示制御部150と協働することで、店員側ディスプレイ52に、RFIDタグ44を読み取ることができない旨のメッセージを表示させるのが好ましい。
次に、リーダライタ制御部122は、RFIDアンテナ32に対して、電波の放射を停止させる(ステップS55)。そして、リーダライタ制御部122は、読み取った商品コードをPOS端末50に送信する(ステップS56)。
続いて、リーダライタ制御部122は、POS端末50に対して、電波放射の報知の解除指示を出す(ステップS58)。その後、無線タグ読取装置20は、図6の一連の処理を終了する。
(無線タグ読取装置が行う割り込み処理の流れの説明)
無線タグ読取装置20は、POS端末50と協働して、電波の放射中に扉部22または扉部26が開いたときに、電波の放射を停止させる割り込み処理を行う。以下、図7を用いて、この割り込み処理の流れを説明する。図7は、RFIDタグ44の読取中に扉部22または扉部26が開いた際に行う割り込み処理の流れを示すフローチャートである。図7の処理は、図6のフローチャートにおいて、無線タグ読取装置20が電波を放射中、すなわち、前記したステップS50で電波の放射が開始されてから、前記したステップS55で電波の放射が停止するまでの間に、扉部22または扉部26が開いた際に実行される。
以下、図7に示す割り込み処理の流れを、無線タグ読取装置20が行う割り込み処理の流れと、POS端末50が行う割り込み処理の流れとに分けて説明する。
まず、無線タグ読取装置20が行う割り込み処理の流れについて説明する。電波の放射中に、扉部22または扉部26が開いたことが検出されると、リーダライタ部35は、RFIDアンテナ32に対して、電波の放射を停止させる(ステップS80)。続いて、開閉検出部120は、POS端末50に対して、扉開放の報知指示を出す(ステップS82)。
なお、図7のフローチャートには記載しないが、電波の放射を停止した際に、リーダライタ部35は、それまでに読み取ったRFIDタグ44の情報(商品コード)をリセットする(破棄する)リセット処理を行うのが望ましい。なお、リセットされた商品コードは、扉が閉じたときに再度読み取られる。
開閉検出部120は、全ての扉が閉じているかを判定する(ステップS84)。全ての扉が閉じていると判定されたとき(ステップS84:Yes)は、ステップS86に移行する。一方、全ての扉が閉じていると判定されないとき(ステップS84:No)は、ステップS84の判定を繰り返す。
ステップS84において、全ての扉が閉じていると判定されたとき(ステップS84:Yes)は、開閉検出部120は、POS端末50に対して、扉開放の報知の解除指示を出す(ステップS86)。次に、リーダライタ制御部122は、POS端末50に対して、電波放射の報知指示を出す(ステップS87)。そして、リーダライタ部35は、RFIDアンテナ32に対して、電波の放射を開始させる(ステップS88)。その後、無線タグ読取装置20は、一連の割り込み処理を終了して、図6の処理に戻る。
(POS端末が行う割り込み処理の流れの説明)
次に、POS端末50が行う割り込み処理の流れについて説明する。まず、POS端末50の制御部62は、無線タグ読取装置20から、扉部22または扉部26の開放を報知する扉開放の報知指示を受けたかを判定する(ステップS70)。扉開放の報知指示を受けたと判定したとき(ステップS70:Yes)はステップS72に移行する。一方、扉開放の報知指示を受けたと判定しないとき(ステップS70:No)は、ステップS70の判定を繰り返す。
ステップS70において、扉開放の報知指示を受けたと判定したとき(ステップS70:Yes)は、表示制御部150は、店員側ディスプレイ52に、扉部22または扉部26が開いていることを示す情報を表示することによって、扉開放を報知する(ステップS72)。
続いて、制御部62は、無線タグ読取装置20から、扉開放の報知の解除指示を受けたかを判定する(ステップS74)。扉開放の報知の解除指示を受けたと判定したとき(ステップS74:Yes)はステップS76に移行する。一方、扉開放の報知の解除指示を受けたと判定しないとき(ステップS74:No)は、ステップS74の判定を繰り返す。
ステップS74において、扉開放の報知の解除指示を受けたと判定したとき(ステップS74:Yes)は、表示制御部150は、ステップS72において店員側ディスプレイ52に表示した情報を消去することによって、扉開放の報知を解除する(ステップS76)。
続いて、制御部62は、無線タグ読取装置20から、電波放射の報知指示を受けたかを判定する(ステップS77)。電波放射の報知指示を受けたと判定したとき(ステップS77:Yes)はステップS78に移行する。一方、電波放射の報知指示を受けたと判定しないとき(ステップS77:No)は、ステップS77の判定を繰り返す。
ステップS77において、電波放射の報知指示を受けたと判定したとき(ステップS77:Yes)は、表示制御部150は、店員側ディスプレイ52に、無線タグ読取装置20が電波を放射中(RFIDタグ44の読取中)であることを示す情報を表示することによって、電波放射を報知する(ステップS78)。その後、POS端末50は、一連の割り込み処理を終了して、図6の処理に戻る。
なお、図6のフローチャートには記載しないが、無線タグ読取装置20が、前記したリセット処理を行った際には、既にPOS端末50に送信された商品コードもリセットする。
(扉部における電波漏洩防止構造の別の例の説明)
扉部26に適用される電波漏洩防止構造は、前記した例に限定されるものではない。以下、図8を用いて、別の電波漏洩防止構造について説明する。図8は、扉部26に設ける電波漏洩防止構造の別の例について説明する図である。
図8(a)は、筐体21を扉部26の正面側から見た外観斜視図である。図8(a)に示すように、扉部26の下端には、X軸負方向に向かって延設された当接部材26dが設けられている。当接部材26dは、扉部26を閉じた際に、載置面15と当接する。当接部材26dの裏面側(載置面15と当接する側の面)は、電波吸収材または電波反射材で被覆されている。なお、当接部材26dの裏面側には、筐体21と扉部26との密閉性を高めるために、電波反射材または電波吸収材で形成されたガスケットを設置してもよい。
図8(b)は、扉部26が閉じた状態において、筐体21をXZ平面で切った縦断面図である。図8(b)に示すように、扉部26を閉じた際に、当接部材26dは載置面15と当接する。このとき、本構成では、当接部材26dが載置面15に当接する面積を広く確保することができるため、収容室24内に放射された電波が、扉部26の下端から外部に漏洩するのを防止することができる。
なお、前記した構造、すなわち、載置面15に形成した溝部17に、扉部26の下端26cを没入させる構造(図3(a)、図3(b))と、ここで説明した、載置面15と当接する当接部材26dを設置する構造とを併用した構造としてもよい。
以上説明したように、本実施形態の無線タグ読取装置20は、内部に商品42(物品)を収容するための収容室24(空間)を備えた筐体21の異なる位置に、当該筐体21内に商品42を出し入れ可能な大きさを有する複数の開口部23、25を備える。そして、当該開口部23、25は、それぞれ、各開口部23、25を開閉する扉部22、26を備える。客は、一方の扉部22(開口部23)を通して、収容室24に商品42を収容する。無線タグ読取装置20は、収容室24に収容された商品42に対して、RFIDアンテナ32(アンテナ)から電波を放射し、商品42に付されたRFIDタグ44から商品情報を読み取る。店員は、他方の扉部26(開口部25)を通して、収容室24から商品42を取り出す。したがって、客と店員は、ともに、商品の出し入れを容易に行うことができる。
また、本実施形態の無線タグ読取装置20によれば、開口部23は、客側に向けて設置されて、筐体21に商品42(物品)を収容する収容口となる。開口部25は、当該開口部25から取り出した商品42を一時的に載置する載置台70に向けて配置されて、筐体21から商品42を取り出す取出口となる。したがって、客が行う、収容口から商品42(買い物かご40)を収容室24に収容する作業と、店員が行う、収容室24から商品42(買い物かご40)を取り出して、載置台70に載置し、商品42を袋詰めする作業と、をいずれもスムーズかつ容易に行うことができる。
また、本実施形態の無線タグ読取装置20によれば、開口部23、25の下端は、筐体21に収容された商品42(物品)が載置される載置面15と略同等の高さにある。したがって、商品42を収容室24に出し入れする際に、商品42が入った買い物かご40を必要以上に持ち上げる必要がない。そのため、商品42を収容する際、および取り出す際の作業性を向上させることができる。
そして、本実施形態の無線タグ読取装置20によれば、載置面15と、載置台70と、は略同等の高さで並設される。したがって、取出口から買い物かご40(商品42)を取り出す作業を容易に行うことができる。
さらに、本実施形態の無線タグ読取装置20によれば、載置台70に向けて配置された開口部25が備える扉部26は、スライド式の開閉機構を備えて、扉部26を閉じた際に、扉部26の周縁部は、取出口を形成する開口部25の外縁部と当接した状態となる。すなわち、扉部26を閉じた際に、扉部26の下端26cは、載置面15に形成された溝部17に没入して、溝部17の底部と当接した状態となる。また、扉部26の左右外縁部は、それぞれ、開口部25の左右端に形成されたガイド溝28a、28bにガイドされて、扉部26の左右外縁部は、開口部25の左右外縁部と当接した状態となる。そして、扉部26の上端外縁部は、開口部25の上縁部に形成された支持面29と当接した状態となる。したがって、収容室24からの電波の漏洩を確実に防止することができる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例示であり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、前記した実施形態では、収容口である開口部23と、取出口である開口部25とは90°異なる方向に向けて設置したが、開口部23と開口部25との位置関係は、それに限定されない。すなわち、開口部23と開口部25との位置関係は、店舗におけるレジのレイアウトに依存する。具体的には、客がスムーズに移動できるように載置台70を配置し、当該載置台70と無線タグ読取装置20とを並設した際に、客と店員とがともに操作しやすい位置に開口部23、25を設置する。したがって、例えば、開口部23と開口部25とを180°異なる方向に向けて設置するのが望ましい場合もある。
また、前記した実施形態において、扉部22と扉部26とに電磁ロック機構を設置してもよい。この場合、無線タグ読取装置20が扉部22、26を閉じて電波を放射している間は、電磁ロック機構を作動させて、扉部22、26が不用意に開かないようにすることができる。
また、前記した実施形態において、扉部26は、上下方向(図3(a)のZ軸方向)にスライドして開閉する構造としたが、扉部26は、水平方向(例えば、図3(a)のY軸正方向側)にスライドして開閉する構成としてもよい。この構成の場合、実施形態で説明した溝部17は、開口部25の右端部(図3(a)のY軸負側)に、Z軸に沿って形成される。また、ガイド溝28a、28bは、それぞれ、開口部25の上下端の位置にY軸に沿って形成される。
さらに、前記した実施形態において、扉部22と扉部26とは、モータ等のアクチュエータによって電気的に開閉駆動されるようにしてもよい。この場合、図6のフローチャートにおいて、読取開始の指示を行う前(ステップS10の前)に、店員は、キーボード54または店員側ディスプレイ52を操作することによって、扉22を開く開放指示を行う。そして、店員は、客が収容室24に買い物かご40を収容したことを確認して、扉22を閉じる閉鎖指示を行う。さらに、読取が完了して電波の放射が停止した後(ステップS55の後)、店員は、キーボード54または店員側ディスプレイ52を操作することによって、扉26を開く開放指示を行う。そして、店員は、収容室24から買い物かご40を取り出した後、扉26を閉じる閉鎖指示を行う。これにより、買い物かご40の出し入れをより一層容易に行うことができる。
また、前記した実施形態において、載置面15の内部に商品42が載置されていることを検知するセンサ(例えば重量センサ)を設置して、商品42が収容室24の載置面15に載置されたことを検知する構成としてもよい。係る構成とした場合には、センサが、商品42が載置面15に載置されたことを検知するとともに、開閉検出部120が、扉部22および扉部26がともに閉じていると検出したことを条件として、リーダライタ制御部122は、店員の指示を介すことなく、RFIDタグ44の読取処理を自動的に開始することができる。