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JP2018159745A - 楽曲評価装置、楽曲評価方法およびプログラム - Google Patents

楽曲評価装置、楽曲評価方法およびプログラム Download PDF

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JP2018159745A JP2017055834A JP2017055834A JP2018159745A JP 2018159745 A JP2018159745 A JP 2018159745A JP 2017055834 A JP2017055834 A JP 2017055834A JP 2017055834 A JP2017055834 A JP 2017055834A JP 2018159745 A JP2018159745 A JP 2018159745A
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松本 秀一
Shuichi Matsumoto
秀一 松本
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Abstract

【課題】楽曲に対する評価値を、演奏する楽器の種類に対応して算出すること
【解決手段】本発明の一実施形態に係る楽曲評価判定装置は複数の楽器の種類から音高の移行に対する評価値を所定の楽器の種類について規定する評価基準情報を参照して、発音制御データに規定される楽曲に含まれる音に対して隣接音との移行関係に基づいて評価値を算出し、当該評価値に基づいて楽曲に対する楽曲評価値を算出する算出部と、前記楽曲評価値を出力する出力部と、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、楽曲を評価する技術に関する。
楽曲を演奏するときの難易度を評価するにあたって、従来は、演奏家等による主観的な評価が行われていた。より客観的な評価をするために、鍵盤楽器で演奏する場合の難易度を、所定の方法で算出する技術が開発されている。例えば、特許文献1に開示された技術によれば、鍵盤楽器で演奏される楽曲について、各音に指定された運指などの情報を用いて、その楽曲の難易度を算出する。
特開2010−281881号公報
特許文献1に開示された技術によれば、楽曲の難易度を算出するためには、楽曲の各音の音高の情報以外にも様々な情報を必要とする。例えば、鍵盤楽器による楽曲の演奏が非常に複雑であるという事情から、例えば楽曲の各音に対して指定される運指などについても事前に準備しておく必要がある。すなわち、このような技術は、鍵盤楽器による楽器演奏を前提とした難易度の算出のみが可能である。
一方、楽曲の種類によっては、楽曲の演奏は鍵盤楽器で行われる場合に限られない。例えば、単音で構成されたメロディ部分を演奏する場合には、様々な楽器を用いて演奏することが可能である。例えば、管楽器は基本的には単音を用いて演奏するが、同じメロディを様々な管楽器の種類での演奏が可能である。このとき、演奏する楽器の種類によって、1つの楽曲に対する難易度が異なる場合がある。これは、楽器の種類によって、演奏方法が異なるためである。このように、演奏する楽器と楽曲との関係において、その楽曲の難易度を算出するような技術は開発されていない。
本発明の目的の一つは、楽曲に対する評価値を、演奏する楽器の種類に対応して算出することにある。
本発明の一実施形態によると、音高の移行に対する評価値を所定の楽器の種類について規定する評価基準情報を参照して、発音制御データに規定される楽曲に含まれる音に対して隣接音との移行関係に基づいて評価値を算出し、当該評価値に基づいて前記楽曲に対する楽曲評価値を算出する算出部と、前記楽曲評価値を出力する出力部と、を含む楽曲評価装置が提供される。
前記楽器の種類が木管楽器である場合、前記評価基準情報に規定される評価値は、前記音高の移行時における前記木管楽器の各孔の開閉状態の変化に基づいて決められてもよい。
前記楽器の種類がバルブ型の金管楽器である場合、前記評価基準情報に規定される評価値は、前記音高の移行時における前記金管楽器のバルブの状態の変化に基づいて決められてもよい。
前記楽器の種類がスライド型の金管楽器である場合、前記評価基準情報に規定される評価値は、前記音高の移行時における前記金管楽器のスライドの状態の変化に基づいて決められてもよい。
前記評価基準情報に規定される評価値は、前記音高の移行時における前記楽器の倍音の次数の変化にさらに基づいて決められてもよい。
前記楽器の種類が指板を有する弦楽器である場合、前記評価基準情報に規定される評価値は、前記音高の移行時における前記弦楽器の弦を押さえる位置の指板長手方向の変化に基づいて決められてもよい。
前記評価基準情報に規定される評価値は、前記音高の移行時における前記弦を押さえる位置の弦間の移動量にさらに基づいて決められてもよい。
複数の楽器の種類から所定の種類を特定する特定部をさらに有し、前記評価基準情報は、前記評価値を楽器の種類毎に規定し、前記算出部は、前記特定された楽器の種類に対応する前記評価基準情報を参照して、前記楽曲評価値を算出してもよい。
音高の移行に対する評価値において、第1の音高から第2の音高へ移行するときの第1の評価値と、第1の音高から第3の音高へ移行するときの第2の評価値とを比較した場合、前記楽器の種類が第1の種類の場合には第1の評価値が大きく、第2の種類の場合には第2の評価値が大きくなってもよい。
また、本発明の一実施形態によると、音高の移行に対する評価値を所定の楽器の種類について規定する評価基準情報を参照して、発音制御データに規定される楽曲に含まれる音に対して隣接音との移行関係に基づいて評価値を算出し、当該評価値に基づいて前記楽曲に対する楽曲評価値を算出し、当該評価値に基づいて前記楽曲に対する楽曲評価値を算出し、前記楽曲評価値を出力することを含む楽曲評価方法が提供される。
また、本発明の一実施形態によると、コンピュータに、音高の移行に対する評価値を所定の楽器の種類について規定する評価基準情報を参照して、発音制御データに規定される楽曲に含まれる音に対して隣接音との移行関係に基づいて評価値を算出し、当該評価値に基づいて前記楽曲に対する楽曲評価値を算出し、当該評価値に基づいて前記楽曲に対する楽曲評価値を算出し、前記楽曲評価値を出力することを実行させるためのプログラムが提供される。
本発明の一実施形態によれば、楽曲に対する評価値を、演奏する楽器の種類に対応して算出することができる。
本発明の実施形態における楽曲評価装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における楽曲評価機能の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における運指テーブル(トランペット)を説明する図である。 本発明の実施形態における運指テーブル(アルトサックス)を説明する図である。 本発明の実施形態における運指テーブル(トロンボーン)を説明する図である。 本発明の実施形態における運指テーブル(バイオリン)を説明する図である。 本発明の実施形態における楽曲評価処理を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態における判定装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。なお、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後にA、B等を付しただけの符号)を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
<実施形態>
本発明の実施形態における楽曲評価装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。実施形態における楽曲評価装置は、演奏する楽器の種類に対応して、楽曲の難易度を算出する装置である。この例では、楽曲の難易度は、金管楽器、木管楽器および弦楽器に対して算出される。金管楽器としては、トランペットおよびトロンボーンが例示される。特に、トランペットは、ピストンバルブを操作して演奏するバルブ型の金管楽器の代表例である。また、トロンボーンはスライド管を移動させて演奏するスライド型の金管楽器の代表例である。木管楽器としては、アルトサックスが例示される。弦楽器としては、バイオリンが例示される。
以下の説明において、単に楽曲といった場合には、メロディのように単音の順番で表される発音内容で規定されたパートを意味している。すなわち、複数のパート(複数の楽器演奏)で構成された楽曲であっても、1つのパートに対応する部分を楽曲として説明する。以下、このような楽曲評価装置について説明する。
[ハードウエア]
図1は、本発明の実施形態における楽曲評価装置の構成を示すブロック図である。楽曲評価装置1は、アプリケーションプログラムを実行することによって楽曲評価機能を実現するコンピュータを備える装置である。楽曲評価装置1は、制御部11、記憶部13、操作部15、表示部17および通信部19を含む。これらの各構成は、バスを介して接続されている。
制御部11は、CPUなどの演算処理回路を含む。制御部11は、記憶部13に記憶されたアプリケーションプログラムをCPUにより実行して、各種機能を楽曲評価装置1において実現させる。各種機能には、以下に説明する楽曲評価機能を含む。記憶部13は、不揮発性メモリ、ハードディスク等の記憶装置である。記憶部13は、楽曲評価機能を実現するためのアプリケーションプログラムを記憶する。アプリケーションプログラムは、コンピュータにより実行可能であればよく、この例では、ネットワーク経由でダウンロードされる。なお、アプリケーションプログラムは、磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよい。この場合には、楽曲評価装置1は、記録媒体を読み取る装置を備えていればよい。
操作部15は、タッチセンサ等、ユーザによる操作が入力される装置であり、入力された操作に応じた信号を制御部11に出力する。この操作部15によって、評価の対象となる楽器の種類の選択等、楽曲評価機能において必要とされる様々な操作を入力することができる。表示部17は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示装置であり、制御部11による制御に基づいた画面が表示される。通信部19は、制御部11の制御に基づいて、インターネットなどの通信回線と接続して、外部装置と情報の送受信を行う。
[楽曲評価機能]
楽曲評価装置1の制御部11がアプリケーションプログラムを実行することによって実現される楽曲評価機能について説明する。なお、以下に説明する楽曲評価機能を実現する構成の一部または全部は、ハードウエアによって実現されてもよい。
図2は、本発明の実施形態における楽曲評価機能の構成を示すブロック図である。楽曲評価機能100は、取得部101、特定部103、算出部105および出力部107の各構成によって実現される。また、図2に示す評価基準情報121は、プログラムが実行されることにより記憶部13に展開される。なお、評価基準情報121は、外部装置から通信部19を介して算出部105によって取得されるようにしてもよい。
取得部101は、評価の対象となる楽曲に関するデータを取得する。このデータは、楽曲の発音内容を音毎に規定する発音制御データであって、この例では、MIDI形式のシーケンスデータである。この例では、発音制御データは、少なくとも楽曲の発音内容に含まれる各音の並び順が規定されていればよい。
特定部103は、難易度を算出するための対象となる楽器の種類を特定する。この楽器の種類は、操作部15に対するユーザの入力操作によって選択される。なお、上述したように、選択対象となる楽器の種類は、この例では、トランペット、トロンボーン、アルトサックスおよびバイオリンである。
評価基準情報121は、上記の選択対象となる楽器の種類のそれぞれに対応して記憶部13に記憶されている。評価基準情報121は、運指テーブル123および難易度算出方法125を含む。運指テーブル123は、発音すべき音高に対する運指情報を規定するテーブルである。難易度算出方法125は、後述するように運指テーブル123を用いて難易度を算出するにあたって、その算出方法を規定する情報である。まず、それぞれの楽器の種類に対応する運指テーブル123について、図3〜図6を用いて説明する。
図3は、本発明の実施形態における運指テーブル(トランペット)を説明する図である。トランペットに対応する運指テーブルは、音高に対して、倍音の次数(モードということもある)および運指を対応付けたテーブルである。図3において、「音高」はMIDI形式で表される「キーナンバ(keyNo.)」(ノートナンバということもある)であり、音名を参照用として「note」に示している。「音高」については、他の楽器の運指テーブルに置いても同様である。「運指」においては、「A」〜「C」が3つのピストンバルブに対応し、「1」がピストンを押下している状態を示している。例えば、「C#3」については、倍音の次数が「1」であり、全てのピストンバルブを押下している状態を示している。
図4は、本発明の実施形態における運指テーブル(アルトサックス)を説明する図である。アルトサックスに対応する運指テーブルは、音高に対して運指を対応付けたテーブルである。図4において、「運指」においては、「A」〜「F」が左手で押さえる各キーに対応し、「G」〜「K」が右手で押さえる各キーに対応している。キーによって対応する孔が開閉状態は、「1」は閉じられた状態、「0」が開蹴られた状態を示している。例えば、「C#3」については、「Cキー」と「Bキー」とを操作して、これらのキーに対応する孔が閉じられている状態を示している。
図5は、本発明の実施形態における運指テーブル(トロンボーン)を説明する図である。トロンボーンに対応する運指テーブルは、音高に対して倍音の次数およびポジションを対応付けたテーブルである。図5において、「ポジション」はスライド管の位置を表しており、「1」は支柱がマウスピース側に近くなる位置(管長が短くなる位置)に対応し、「7」は支柱がマウスピースから離れた位置(管長が長くなる位置)に対応する。例えば、「C#3」については、倍音の次数が「1」であり、ポジションが「5」の位置にスライド管を位置した状態を示している。なお、金管楽器のトロンボーンなどは、一般には運指ではなく指のポジションと呼ぶが、本願では他の楽器との整合のため、便宜上「運指テーブル」と表記しておく。また、図5で説明しているが、他の指のポジションと呼ぶ楽器でも同様である。
図6は、本発明の実施形態における運指テーブル(バイオリン)を説明する図である。バイオリンに対応する運指テーブルは、音高に対して弦および指板位置を対応付けたテーブルである。図6において、「弦」は弦の種類を表しており、「1」〜「4」は、第1弦(E線)〜第4弦(G線)に対応する。「指板位置」は、弦を押さえるべき指板長手方向の位置を表しており、「1」はペグに近い側の位置に対応し、「14」は駒に近い側の位置に対応する。例えば、「C#3」については、E線の弦のうち、指板位置が「6」に対応する位置を押さえた状態を示している。
図2に戻って説明を続ける。それぞれの楽器の種類に対応する難易度算出方法125については、上述した運指テーブル123の内容によって多少の違いがあるが、その詳細については、後述する。
算出部105は、特定部103によって特定された楽器の種類に対応する評価基準情報121を読み出す。また、算出部105は、この評価基準情報121に基づいて、取得部101によって取得された発音制御データに規定される楽曲に対する難易度(楽曲難易度)を算出する。このとき、算出部105は、楽曲に含まれる音に対して、直前の隣接音からの移行関係に基づいて難易度(各音難易度)を算出し、各音難易度に基づいて、楽曲難易度を算出する。基本的な楽曲難易度の算出方法は、楽器の種類によらずほぼ同様であるが、運指の違いに起因して具体的な算出方法は異なる。詳細の算出方法については、後述する。
出力部107は、算出部105において算出した楽曲難易度に応じた情報(楽曲難易度情報)を出力する。楽曲難易度情報には、特定部103において特定された楽器の種類を示す情報が対応付けられる。出力された楽曲難易度情報は、様々に利用することができる。例えば、楽曲難易度情報は、例えば、取得部101が取得した発音制御データに対応付けられる。このようにすると、発音制御データの楽曲に沿って楽器を演奏することに対する演奏評価装置に用いることもできる。例えば、演奏評価装置は、楽器の種類の入力を受け付けて、楽曲難易度情報を参照して、その楽器の種類に対して決められた楽曲難易度を取得し、その楽曲難易度に応じて楽器演奏に対する採点への影響の程度(基礎点の増減、評価基準の厳しさ)を変更するようにすればよい。以上が楽曲評価機能100についての説明である。
[評価処理]
上述した楽曲評価機能100による評価処理を用いた楽曲評価方法について、図7を用いて説明する。
図7は、本発明の実施形態における楽曲評価処理を説明する図である。楽曲評価装置1において、ユーザによって操作部15を介した入力操作により、評価対象とする楽曲(楽曲制御データ)が指定されると、取得部101によって楽曲制御データが取得され、その楽曲についての評価処理が実行される。まず、特定部103は、表示部17において、評価の対象となる楽器の選択をユーザに促す表示を行う。ユーザが操作部15を介した入力操作により、選択肢から楽器を選択すると、特定部103は、選択された楽器を難易度算出の対象となる楽器の種類として特定する(ステップS101)。算出部105は、特定された楽器の種類に対応する評価基準情報を記憶部13から取得する(ステップS103)。
算出部105は、まず、楽曲に含まれる音の順番を示す「n」を初期化(n=0)し(ステップS105)、「n」に「1」を加算(n=n+1)する(ステップS107)。すなわち、この処理で楽曲の音を次に進める。算出部105は、楽曲制御データから楽曲に含まれるn番目の音に対応する音高Pnを取得する(ステップS109)。算出部105は、評価基準情報121のうち運指テーブル123を参照して、音高P(n)のに対応する運指情報F(n)を取得する(ステップS111)。この運指情報F(n)は、ステップS101において特定された楽器の種類によって、その内容が異なっている。算出部105は、n=1(最初の音)であるか判定し(ステップS113)、n=1である場合(ステップS113;Yes)には、ステップS107に戻って処理を続ける。一方、n=1ではない場合(ステップS113;No)には、運指情報F(n)と、その前に音に対して取得した運指情報F(n−1)とに基づいて、n番目の音に対する各音難易度D(n)を算出する(ステップS115)。各音難易度D(n)の算出方法は、難易度算出方法125として評価基準情報121に規定され、楽器の種類によって異なる。各楽器に対応する各音難易度D(n)の算出方法の詳細については、まとめて後述する。
算出部105は、各音難易度D(n)の積算値MP(MP=MP+D(n))を算出する(ステップS117)。算出部105は、「n」の値が、楽曲の最終音に対応するかどうか判定する(ステップS119)。「n」の値が楽曲の最終音に対応していない場合(ステップS119;No)、ステップS107に戻って処理を続ける。一方、「n」の値が楽曲の最終音であった場合(ステップS119)、すなわち楽曲における次の音が存在しない場合には、算出部105は積算値MPを楽曲難易度として算出し、出力部107は積算値MPを楽曲難易度として出力する(ステップS121)。これによって、評価処理が終了する。
[各音難易度算出方法]
上記の評価処理における各音難易度D(n)の算出方法について、楽器の種類毎の具体例を説明する。
[トランペットの各音難易度算出方法]
トランペットの場合の運指情報F(n)は、倍音の次数M(n)と運指Xb(n)={FA(n),FB(n),FC(n)}とを含む。FA(n)〜FC(n)は、図3に例示されるテーブルの運指の「A」〜「C」に対応する。音高P(n)において第1ピストンバルブの状態を示したものである。FB(n)およびFC(n)についても同様に、第2ピストンバルブの状態、第3ピストンバルブの状態に対応している。図3に例示されるテーブルによれば、各パラメータは以下の値を取り得る。M(n)は、「1」〜「6」を取り得る。FA(n),FB(n),FC(n)はいずれも、「0」または「1」を取り得る。すなわち、運指X(n)は、FA(n),FB(n),FC(n)により、3ビットの情報を有している。
この例では、n番目の音に対する各音難易度D(n)は、その直前の隣接音の音高P(n−1)からn番目の音高P(n)へ移行するときの倍音の次数の変化量および運指の変化量に基づいて算出される。倍音の次数の変化量は、例えば、|M(n)−M(n−1)|で表される。運指の変化量は、例えば、「Xb(n) XOR Xb(n−1)」を演算したときの「偽」となるビット数に対応し、「0」から「3」の値を取り得る。なお、倍音の次数の変化量については、各音難易度D(n)の算出に用いられなくてもよい。
具体的には、トランペットの各音難易度D(n)は、以下の式で算出される。
D(n)={M(n)−M(n−1)}2/2+|FA(n)−FA(n−1)|+|FB(n)−FB(n−1)|+|FC(n)−FC(n−1)|
[アルトサックスの各音難易度算出方法]
アルトサックスの場合の運指情報F(n)は、運指Xk(n)={FA(n),FB(n),・・・,FK(n)}を含む。FA(n)〜FK(n)は、図4に例示されるテーブルの運指の「A」〜「K」に対応する。図4に例示されるテーブルによれば、FA(n)〜FK(n)はいずれも、「0」または「1」を取り得る。すなわち、運指X(n)は、FA(n)〜FK(n)により、11ビットの情報を有している。
この例では、n番目の音に対する各音難易度D(n)は、その直前の隣接音の音高P(n−1)からn番目の音高P(n)へ移行するときの運指の変化量に基づいて算出される。運指の変化量は、例えば、「Xk(n) XOR Xk(n−1)」を演算したときの「偽」となるビット数に対応し、「0」から「11」の値を取り得る。なお、倍音の次数の変化量については、各音難易度D(n)の算出に用いられなくてもよい。
具体的には、アルトサックスの各音難易度D(n)は、以下の式で算出される。
D(n)=|FA(n)−FA(n−1)| + |FB(n)−FB(n−1)| +・・・+ |FK(n)−FK(n−1)|
[トロンボーンの各音難易度算出方法]
トロンボーンの場合の運指情報F(n)は、倍音の次数M(n)と運指(ポジション)Xp(n)とを含む。図5に例示されるテーブルによれば、各パラメータは以下の値を取り得る。M(n)は、「1」〜「7」を取り得る。Xp(n)は、「1」〜「7」を取り得る。
この例では、n番目の音に対する各音難易度D(n)は、その直前の隣接音の音高P(n−1)からn番目の音高P(n)へ移行するときの倍音の次数の変化量および運指(ポジション)の変化量に基づいて算出される。倍音の次数の変化量は、例えば、|M(n)−M(n−1)|で表される。運指の変化量は、例えば、|Xp(n)−Xp(n−1)|で表される。なお、倍音の次数の変化量については、各音難易度D(n)の算出に用いられなくてもよい。
具体的には、トロンボーンの各音難易度D(n)は、以下の式で算出される。
D(n)={M(n)−M(n−1)}2/2 + {Xp(n)−Xp(n−1)}2/5
[バイオリンの各音難易度算出方法]
バイオリンの場合の運指情報F(n)は、弦の種類S(n)と運指(指板位置)Xs(n)とを含む。図6に例示されるテーブルによれば、各パラメータは以下の値を取り得る。S(n)は、「1」〜「4」を取り得る。Xs(n)は、「1」〜「14」を取り得る。
この例では、n番目の音に対する各音難易度D(n)は、その直前の隣接音の音高P(n−1)からn番目の音高P(n)へ移行するときの弦の種類の変化量(弦間の移動量)および運指(指板位置)の変化量に基づいて算出される。弦の種類の変化量は、例えば、|S(n)−S(n−1)|で表される。運指(指板位置)の変化量は、例えば、|Xp(n)−Xp(n−1)|で表される。なお、弦の種類の変化量については、各音難易度D(n)の算出に用いられなくてもよい。
具体的には、バイオリンの各音難易度D(n)は、以下の式で算出される。
D(n)={|S(n)−S(n−1)|+1} × |Xs(n)−Xs(n−1)|/5
なお、上述した各音難易度D(n)の算出方法は、一例であって、運指の変化量を用いていればどのような方法であってもよい。以上が、楽器の種類毎の各音難易度D(n)の算出方法の説明である。
図7に示す評価処理において説明したように、楽曲を構成する各音に対応して算出された各音難易度D(n)を積算することによって、楽曲難易度が算出される。上述したように楽器の種類によって各音難易度D(n)の算出方法が異なる。したがって、楽曲に含まれる1つの音に対して、楽器の種類によって異なる各音難易度D(n)が算出される。その結果、楽器の種類によって楽曲難易度も異なることになる。特に、楽器の種類によって以下のような状況が生じる場合もある。
例えば、トロンボーンにおいては、音高が「F3」から「E3」に移行した場合(以下、第1移行関係という)は、「F3」から「C3」に移行した場合(以下、第2移行関係という)よりもポジションの変化が少ない。したがって、第2移行関係の方が、第1移行関係よりも、各音難易度D(n)は大きい値となる。一方、アルトサックスにおいては、第1移行関係の方が、第2移行関係よりも音高の移行量は小さいにもかかわらず、キーの開閉が大きく変化する。したがって、第1移行関係の方が、第2移行関係よりも、各音難易度D(n)は大きい値となる。
すなわち、第1移行関係と第2移行関係とを比較した場合に、楽器の種類によって、第1移行関係の方が、各音難易度D(n)が大きくなる場合と、第2移行関係の方が、各音難易度D(n)が大きくなる場合とがある。このように、本実施形態における楽曲評価装置1は、同じ楽曲に対しても、楽器の種類毎に、その楽器の演奏方法に応じた難易度を算出することができる。
<変形例>
(1)上述した楽曲評価機能100は、1つの楽曲評価装置1だけで実現されるのではなく、ネットワークに接続されたサーバ等と協働して実現されてもよいし、サーバのみで実現されてもよい。
(2)上述した実施形態では、取得部101によって取得される発音制御データは、発音内容を示すシーケンスデータであったが、このデータが、楽曲を示す別のデータから生成されてもよい。例えば、楽譜の画像を解析して、楽曲の発音内容を抽出することによって楽音制御データが生成されてもよい。また、音の波形データを解析して、楽曲の発音内容を抽出することによって楽音制御データが生成されてもよい。
(3)上述した実施形態では、楽曲難易度は、運指情報Fnに基づいて算出されていたが、別の方法によって算出された評価値をさらに反映して算出されるようにしてもよい。
(4)上述した実施形態では、楽曲難易度は、難しさの程度の評価値として算出された。一方、楽曲に対する評価値(楽曲評価値)であれば、難易度で表された情報でなくてもよく、容易さの程度の評価値とした容易度といった評価値であってもよい。
(5)上述した実施形態において、楽曲評価装置1は、さらに、楽曲を移調させてから、楽曲難易度が算出するようにしてもよい。このようにすると、1つの楽曲に対して、楽器の種類毎に楽曲難易度が算出されるだけでなく、さらに移調量毎に楽曲難易度が算出される。楽曲評価装置1は、移調量毎の楽曲難易度に基づいて、楽器の種類毎に最も楽曲難易度が小さくなる移調量を決定して、その移調量を示す情報を出力するようにしてもよい。
(6)上述した実施形態においては、複数種類の楽器の中から所定の楽器を特定して、特定された楽器について評価するようにしたが、単一種類の楽器について評価するものであってもよい。この場合には、評価基準情報は、対象となる楽器の種類に対応して決められていればよい。また、特定部103は用いられなくてもよい。
1…楽曲評価装置、11…制御部、13…記憶部、15…操作部、17…表示部、19…通信部、100…楽曲評価機能、101…取得部、103…特定部、105…算出部、107…出力部、121…評価基準情報、123…運指テーブル、125…難易度算出方法

Claims (11)

  1. 音高の移行に対する評価値を所定の楽器の種類について規定する評価基準情報を参照して、発音制御データに規定される楽曲に含まれる音に対して隣接音との移行関係に基づいて評価値を算出し、当該評価値に基づいて前記楽曲に対する楽曲評価値を算出する算出部と、
    前記楽曲評価値を出力する出力部と、
    を含む楽曲評価装置。
  2. 前記楽器の種類が木管楽器である場合、前記評価基準情報に規定される評価値は、前記音高の移行時における前記木管楽器の各孔の開閉状態の変化に基づいて決められている請求項1に記載の楽曲評価装置。
  3. 前記楽器の種類がバルブ型の金管楽器である場合、前記評価基準情報に規定される評価値は、前記音高の移行時における前記金管楽器のバルブの状態の変化に基づいて決められている請求項1に記載の楽曲評価装置。
  4. 前記楽器の種類がスライド型の金管楽器である場合、前記評価基準情報に規定される評価値は、前記音高の移行時における前記金管楽器のスライドの状態の変化に基づいて決められている請求項1に記載の楽曲評価装置。
  5. 前記評価基準情報に規定される評価値は、前記音高の移行時における前記楽器の倍音の次数の変化にさらに基づいて決められている請求項3または請求項4に記載の楽曲評価装置。
  6. 前記楽器の種類が指板を有する弦楽器である場合、前記評価基準情報に規定される評価値は、前記音高の移行時における前記弦楽器の弦を押さえる位置の指板長手方向の変化に基づいて決められている請求項1に記載の楽曲評価装置。
  7. 前記評価基準情報に規定される評価値は、前記音高の移行時における前記弦を押さえる位置の弦間の移動量にさらに基づいて決められている請求項6に記載の楽曲評価装置。
  8. 複数の楽器の種類から所定の種類を特定する特定部をさらに有し、
    前記評価基準情報は、前記評価値を楽器の種類毎に規定し、
    前記算出部は、前記特定された楽器の種類に対応する前記評価基準情報を参照して、前記楽曲評価値を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の楽曲評価装置。
  9. 音高の移行に対する評価値において、第1の音高から第2の音高へ移行するときの第1の評価値と、第1の音高から第3の音高へ移行するときの第2の評価値とを比較した場合、前記楽器の種類が第1の種類の場合には第1の評価値が大きく、第2の種類の場合には第2の評価値が大きくなる請求項8に記載の楽曲評価装置。
  10. 音高の移行に対する評価値を所定の楽器の種類について規定する評価基準情報を参照して、発音制御データに規定される楽曲に含まれる音に対して隣接音との移行関係に基づいて評価値を算出し、当該評価値に基づいて前記楽曲に対する楽曲評価値を算出し、
    前記楽曲評価値を出力すること
    を含む楽曲評価方法。
  11. コンピュータに、
    音高の移行に対する評価値を所定の楽器の種類について規定する評価基準情報を参照して、発音制御データに規定される楽曲に含まれる音に対して隣接音との移行関係に基づいて評価値を算出し、当該評価値に基づいて前記楽曲に対する楽曲評価値を算出し、
    前記楽曲評価値を出力すること
    を実行させるためのプログラム。
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