JP2018158191A - ゴルフボール及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明に係るゴルフボールの一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係るゴルフボールの一部切欠き断面図である。
次に、このゴルフボールを構成する各部材について説明する。コア1は、ゴム組成物が架橋されることによって形成されている。ゴム組成物の基材ゴムとしては、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレンーブタジエン共重合体、エチレンープロピレンージエン共重合体及び天然ゴムが例示される。2種以上のゴムが併用されてもよい。また、反発性能の観点から、ポリブタジエンが好ましく、特にハイシスポリブタジエンが好ましい。
次に、中間層2について説明する。中間層2は、樹脂組成物からなる。この樹脂組成物の好ましい基材ポリマーは、アイオノマー樹脂である。好ましいアイオノマー樹脂として、α−オレフインと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体が挙げられる。好ましい他のアイオノマー樹脂として、α−オレフインと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸と炭素数が2以上22以下のα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体が挙げられる。この二元共重合体及び三元共重合体において、好ましいα−オレフインはエチレン及びプロピレンであり、好ましいα,β−不飽和カルボン酸はアクリル酸及びメタクリル酸である。この二元共重合体及び三元共重合体において、カルボキシル基の一部は金属イオンで中和されている。中和のための金属イオンとして、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、亜鉛イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、アルミニウムイオン及びネオジムイオンが例示される。
カバー3は、樹脂組成物からなる。この樹脂組成物の好ましい基材ポリマーは、ポリウレタンである。樹脂組成物が、熱可塑性ポリウレタンを含んでもよく、熱硬化性ポリウレタンを含んでもよい。生産性の観点から、熱可塑性ポリウレタンが好ましい。熱可塑性ポリウレタンは、ハードセグメントとしてのポリウレタン成分と、ソフトセグメントとしてのポリエステル成分又はポリエーテル成分とを含む。
次に、塗装層4について説明する。塗装層4は、塗料をカバー3の表面に被覆することで構成される。このような塗料としては、例えば、二液硬化型のポリウレタンを基材とするクリア塗料などを用いることができるが、塗装である限り、特には限定されない。
Rz ≧ Ra×6.0 (1)
このゴルフボールの製造では、次のように行われる。このようなゴルフボールの製造方法としては、公知の方法が適宜用いられるが、まずコア1が成形され、このコア1の周りに中間層2、及びカバー3がこの順で成形される。そして、カバー3の成形と同時に、ディンプル5が形成される。すなわち、カバーを成形する金型のキャビティにディンプルを成形するための多数の凸部が形成されている。これに続いて、カバー3の表面に塗料が塗布される。この塗料が乾燥することで、塗装層4が得られる。硬化型塗料を用いる場合の塗装方法は、特に限定されず、公知の方法を採用することができ、例えば、スプレー塗装、静電塗装などを挙げることができる。
続いて、塗装層4の粗さの形成方法について説明する。塗装層4の形成方法には、種々の方法があるが、例えば、以下の2つの方法がある。
<3−1.微細粒子の噴霧による表面処理>
この方法では、塗装層4の表面に、微細粒子を噴霧することで粗さを形成する。微細粒子は、エアガン等で、例えばボールを回転させながら表面全体に亘って噴霧することができる。その際の噴霧の圧力は、噴霧の圧力は1〜10barであることが望ましい。これは、1bar未満であると、所望の粗さが得られにくい一方、10barより大きいと、塗装層4のみならず、カバー3を損傷するおそれがあることによる。
この方法では、塗装層4を形成後に、キャビティの内壁面に粗さを形成した金型を用い、加圧処理をすることで、所望の粗さを得る。したがって、キャビティの内壁面に、所望の粗さを形成しておく。ここで用いる金型は、粗さが形成されている限り、特には限定されないが、例えば、ディンプルの成形に用いたものと同じものを用いることができる。そして、キャビティの内壁面には、上述したように微細粒子を噴霧することで、粗さを形成しておくことができる。
100質量部のハイシスポリブタジエン(JSR社の商品名「BR−730」)、35質量部のアクリル酸亜鉛、5質量部の酸化亜鉛、5質量部の硫酸バリウム、0.5質量部のジフエニルジスルフイド、0.9質量部のジクミルパーオキサイド及び2.0質量部のオクタン酸亜鉛を混練し、ゴム組成物を得た。このゴム組成物を共に半球状キャビティを備えた上型及び下型からなる金型に投入し、170℃で18分間加熱して、直径が39.7mであるコアを得た。
上記のようにして得られたゴルフボールに対し、実施例1〜7は、以下の方法で、塗装層の表面に粗さを形成した。すなわち、塗装層の形成後に、ノズル径が8mmのエアガンにより、微細粒子を噴霧した。このとき、各ボールを20個ずつ所定の処理設備に投入し、設備を回転させながら約1分間、所定の圧力で微細粒子を噴霧した。このときの圧力及び使用した微細粒子は表2に記載の通りである。
比較例1は、塗装層の形成後に、その表面には表面処理をしていない。比較例2,3は、上述した実施例1〜7と同様に、塗装層の形成後に、微細粒子を噴霧して粗さを形成した。このときの圧力及び使用した微細粒子は表2に記載の通りである。なお、比較例1〜3の塗装層の厚みは18μmであるが、比較例4については、塗料を1度だけ塗装し、厚みを4μmとした。
上記のように形成された実施例及び比較例に対し、飛距離テスト及び打撃テストを行った。
ゴルフラボラトリー社のスイングマシンに、アイアンクラブ(ダンロップスポーツ社の商品名「SRIXON Z525」、5番アイアン、シャフト硬度:S、ロフト角:24°)を装着した。そして、各ゴルフボールを20球ずつ打撃し、打球が落下するまでの距離(キャリー)を測定し、平均を算出した。打撃の条件は、ヘッド速度41m/sec、打ち出し角度約14°、バックスピン速度約4700rpmであり、ほぼ無風の中で試験を行った。結果は、表3に示している。
実施例、比較例のボールを、ハンマリング試験機で50回打撃し、表面の状態を確認した。結果は表3に示す。○は塗装層の剥離が認められないもの、×は塗装層の剥離が認められたものを示す。
表3に記載の通り、飛距離テストでは、実施例の方が比較例よりも概ね弾道が低く抑えられている。すなわち、実施例の塗装膜の粗さは、式(1)を満たすように設定されているため、揚力が低減されていると考えられる。その結果、いずれも比較例よりも飛距離が伸びている。一方、打撃テストでは、塗装層の厚さが小さい比較例4は、塗装膜の剥離が目立ち外観がよくなかった。
Claims (5)
- 球状のコアと、
前記コアを覆う少なくとも1つのカバー部材と、
最外層を構成する前記カバー部材を被覆する塗装層と、
を備え、
最外層を構成する前記カバー部材には、複数のディンプルが形成されており、
前記塗装層の厚みが、5.0μm以上であり、
前記塗装層には、前記最外層のカバー部材への塗装後、表面に粗さが形成されており、
前記塗装層の表面の最大高さRz及び算術平均粗さRaが、Rz≧Ra×6.0の関係
を満たし、
前記算術平均粗さRaが0.7μm以上であり、
前記最大高さRzが6.0μm以上である、ゴルフボール。 - 前記塗装層の粗さは、微細粒子を噴霧することで形成される、請求項1に記載のゴルフ
ボール。 - 前記微細粒子の平均粒径が、50μm以上である、請求項2に記載のゴルフボール。
- 前記塗装層の粗さは、前記カバー部材へ塗装された前記塗装層に対し、キャビティの内
壁面に粗さを有する金型によって加圧することで、形成される、請求項1に記載のゴルフ
ボール。 - 球状のコアを形成するステップと、
前記コアを少なくとも1つのカバー部材で覆い、最外層を構成する前記カバー部材に複
数のディンプルを形成するステップと、
最外層を構成する前記カバー部材を塗装層で被覆するステップと、
前記塗装層に対し、粗さを形成するステップと、
を備え、
前記塗装層の表面の最大高さRz及び算術平均粗さRaが、Rz≧Ra×6.0の関係
を満たし、
前記算術平均粗さRaが0.7μm以上であり、
前記最大高さRzが6.0μm以上である、ゴルフボールの製造方法。
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|---|---|---|---|
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