以下に添付図面を参照して、仲介装置、仲介方法およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態にかかる機器管理システムSの全体構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態にかかる機器管理システムSは、管理サーバ30と、管理対象となる複数の機器20a〜20mと、複数の仲介装置10a,10bと、ファイアウォール51a,51bとを備える。
複数の機器20a〜20mおよび複数の仲介装置10a,10bは、ファイアウォール51a,51bが設けられたローカルネットワーク50a,50bにそれぞれ接続している。
ローカルネットワーク50a,50bは、ファイアウォール51a,51bを介して、ネットワーク40に接続している。以下、ローカルネットワーク50a,50bを総称する場合は、ローカルネットワーク50と称する。ローカルネットワーク50は、LAN(Local Area Network)等であるが、これに限定するものではない。
ファイアウォール51a,51bは、ローカルネットワーク50のセキュリティを維持するためのものである。ファイアウォール51a,51bは、ローカルネットワーク50およびネットワーク40間の通信を監視し、ネットワーク40からローカルネットワーク50への不正アクセスを検出および遮断する。
機器20a〜20mは、通信機能をもつ機器であり、管理サーバ30の管理対象の機器である。以下、機器20a〜20mを総称する場合は、機器20と称する。機器20は、例えばドアの開閉を検知するセンサが組み込まれたドア(以下、開閉検知ドアと称する)や、点灯の有無を検知するセンサが組み込まれた照明(以下、点灯検知照明と称する)であるが、これに限定するものではない。また、機器20の数は、図1に示す例に限定されるものではない。機器20は、自身に関する機器情報を、仲介装置10aまたは仲介装置10bに送信する。
機器情報は、機器20に関する複数の項目を含む情報である。機器情報は、例えば、当該機器20が点灯検知照明である場合、当該機器20のシリアル番号や、点灯状態等を含む。本実施形態における機器情報の詳細については後述する。
仲介装置10a,10bは、複数の機器と管理装置との間の情報の伝送を仲介する装置である。以下、仲介装置10a,10bを総称する場合は、仲介装置10と称する。仲介装置10a,10bは、機器20から収集した機器情報を、ネットワーク40を介して管理サーバ30に送信する。また、仲介装置10は、管理サーバ30から機器20への命令信号等を受信し、機器20へ転送してもよい。図1に示す機器管理システムSは2台の仲介装置10を備えるが、仲介装置10の数はより多数であってもよいし、1台でもよい。
ネットワーク40は、インターネット等の通信網である。管理サーバ30は、ネットワーク40に接続している。また、管理サーバ30は、ネットワーク40およびローカルネットワーク50を介して仲介装置10と接続する。
管理サーバ30は、仲介装置10から受信した機器20の機器情報を収集および蓄積する。管理サーバ30は、本実施形態における管理装置の一例である。
管理サーバ30は、収集した機器情報に基づいて、機器20を遠隔管理してもよい。この場合、管理サーバ30は、ネットワーク40および仲介装置10を介して機器20に命令信号等を送信する構成を採用してもよい。また、管理サーバ30は、収集した機器情報から機器20の状態等を分析してもよい。
次に、本実施形態の仲介装置10のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態にかかる仲介装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示すように、仲介装置10は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、HDD(Hard Disk Drive)104と、通信インターフェース105とを有するコンピュータである。CPU101、ROM102、RAM103、HDD104、および、通信インターフェース105は、内部バス106により接続されている。
CPU101は、HDD104に記憶されたプログラムをRAM103に展開して実行し、各部品を制御してデータの入出力や、データの加工を行う。
ROM102は、不揮発性の記憶媒体である。ROM102には、BIOS(Basic Input/Output System)およびブートストラップローダをHDD104からRAM103に読み出すスタートプログラムが記憶されている。ブートストラップローダは、OS(Operating System)をHDD104からRAM103に読み出す。
RAM103は、読み書き可能な記憶媒体であれば良く、例えばSRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等を採用することができる。
HDD104は、不揮発性の記憶媒体である。HDD104は、SSD(Solid State Drive)等に置き換えてもよい。HDD104は、OSおよびデバイスドライバを記憶している。
通信インターフェース105は、他の機器との間でネットワークを介して通信を行うインターフェースである。通信インターフェース105は、例えばローカルネットワーク50に接続して、機器20との間でローカルネットワーク50を介して相互に通信を行う。
図2に示す仲介装置10のハードウェア構成は一例であり、通常のコンピュータの構成を含むものであればよい。
また、管理サーバ30のハードウェア構成は、仲介装置10のハードウェア構成と同様の構成である。
次に、本実施形態の仲介装置10の機能的構成について説明をする。図3は、本実施形態にかかる仲介装置10の機能的構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態の仲介装置10は、収集部11と、生成部12と、送信部13と、記憶部15とを備える。
記憶部15は、例えばHDD104により構成される。図3に示すように、記憶部15は、機器情報データベース(DB)151を記憶する。また、記憶部15は、管理対象の機器リストと、集約ルールと、を記憶する。
管理対象の機器リストは、管理サーバ30の管理対象の機器のリストである。また、仲介装置10の記憶部15が記憶する、管理対象の機器リストは、当該仲介装置10が接続するローカルネットワーク50に接続された管理対象の機器20が含まれるものであればよい。管理対象の機器リストに含まれる機器20は、仲介装置10が機器情報を取集する対象の機器20である。
集約ルールは、機器情報を集約するための規則である。本実施形態の仲介装置10では、集約ルールは予め設定されるものとする。集約ルールは、例えば、機器情報を集約するための所定の条件と、集約項目とを含む。具体的には、集約ルールは、機器情報を集約するための所定の条件として、機器20の種別を定めてもよい。また、集約項目は、機器情報を集約するために使用される項目である。具体的には、複数の機器20間で共通する項目のうち、複数の機器20間で同一の情報が設定され得る項目が集約項目として設定されてもよい。機器情報の集約の手順の詳細については、後述する。
機器情報データベース151は、仲介装置10が機器20から収集した機器情報が登録されるデータベースである。図4Aは、本実施形態にかかる機器情報データベース151のテーブル構成の一例を示す図である。図4Aに示す例では、3台の機器20の機器情報が機器情報データベース151に登録されている。
図4Aに示すように、本実施形態の機器情報データベース151は、項目として「ネットワークアドレス」、「製品名」、「シリアル番号」、「開閉状態」を含む。図4Aに示す項目は一例であり、機器情報データベース151の項目はこれに限定されるものではない。
項目「ネットワークアドレス」は、ローカルネットワーク50における機器20のアドレス等の情報が設定される項目である。
項目「製品名」は、機器20の製品名が設定される項目である。製品名は、本実施形態における機器20の種別の一例である。また、項目「製品名」は、本実施形態における機器20の種別が設定される種別項目の一例である。
項目「シリアル番号」は、機器20に割り振られたシリアル番号が設定される項目である。機器20のシリアル番号は、例えば、当該機器20の製造時に割り振られる番号等でもよい。
項目「開閉状態」は、機器20である開閉検知ドアが開状態(OPEN)であるか、閉状態(CLOSE)であるかを示す情報が設定される項目である。項目「開閉状態」は、“OPEN”等の文字列に限らず、“0”や“1”等の数値が設定されてもよい。
また、ローカルネットワーク50に接続された管理対象の機器20が複数の種別の製品を含む場合は、製品の種別ごとに機器情報の項目が異なる場合がある。図4Bは、本実施形態にかかる機器情報データベース151のテーブル構成の他の一例を示す図である。図4Bに示す例では、2種類の製品名の、6台の機器20の機器情報が機器情報データベース151に登録されている。
図4Bに示す例では、機器情報データベース151は、図4Aの例にはない、項目「点灯状態」を含む。項目「点灯状態」は、機器20である点灯検知照明が点灯している(ON)か、消灯している(OFF)か、を示す情報が設定される項目である。項目「点灯状態」は、“ON”等の文字列に限らず、“0”や“1”等の数値が設定されてもよい。
図4Bに示すように、機器20の製品名が“開閉検知ドアDO01A”である場合は、「ネットワークアドレス」、「製品名」、「シリアル番号」、「開閉状態」の項目に情報が設定される。また、機器20の製品名が“点灯検知照明L002B”である場合は、「開閉状態」の代わりに「点灯状態」の項目に情報が設定される。
項目「開閉状態」および項目「点灯状態」は、本実施形態における機器20の状態を示す情報が設定される状態項目の一例である。機器20の状態を示す情報が設定される項目はこれらに限定されるものではなく、機器20の種別に応じて設定されてもよい。
機器情報データベース151の項目は、収集される機器情報の項目に応じて、予め設定される。また、機器情報データベース151は、1つのデータベースに限らず、例えば、それぞれ異なる項目を備えた複数のデータベースであってもよい。また、機器情報データベース151は、機器情報の保存の形式の一例であり、機器情報は、他の形式により保存されるものとしてもよい。
図3に戻り、収集部11は、管理対象の機器リストに含まれる機器20から、機器情報を収集する。また、収集部11は、個々の機器20から送信された機器情報を、機器情報データベース151に登録する。収集部11は、例えば、一定時間ごとに機器20から機器情報の収集を行う。または、収集部11は、外部からトリガ信号等を受けた場合に機器情報の収集を開始してもよい。
図5は、本実施形態にかかる機器20から仲介装置10へ送信される機器情報のデータ構成の一例を示す図である。図5に示す1台の機器20から仲介装置10へ送信される1台分の機器情報200は、当該機器20の製品名、シリアル番号、開閉状態等の項目名称と、各項目に設定された値(情報)とを含む。図5に示す1台分の機器情報200のデータ形式は一例であり、機器情報200は、XML(Extensible Markup Language)やJSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)等の言語により記述されてもよい。
図3に戻り、生成部12は、機器情報データベース151に登録された機器情報を集約した集約データを生成する。集約データは、機器情報の複数の項目のうち、複数の機器20間で共通する項目に設定された情報ごとに機器情報を集約したデータである。
図6Aは、本実施形態にかかる集約データのイメージの一例を示す図である。図6Aは、図4Aに示した3台の機器20の機器情報を集約した集約データのイメージ800aを示す。
図6Aに示す3台の機器20の機器情報の項目は全て、共通する項目である。また、機器情報に含まれる項目のうち、「ネットワークアドレス」と、「シリアル番号」とは、機器20ごとに異なる情報が設定される項目である。一方、「製品名」と、「開閉状態」とは、複数の機器20で同一の情報が設定される場合がある項目である。
本実施形態の生成部12は、記憶部15に記憶された集約ルールに基づいて、機器情報を集約する。例えば、集約ルールが、「項目『製品名』に設定された情報が“開閉検知ドアDO01A”である場合、項目『製品名』に設定された情報で機器情報を集約し、さらに、項目『開閉状態』に設定された情報ごとに項目『シリアル番号』に設定された情報を集約する。」というものであるとする。言い換えれば、この場合、集約ルールに設定された条件は、「項目『製品名』に設定された情報が“開閉検知ドアDO01A”であること」である。また、この場合、集約項目として、項目「製品名」と項目「開閉状態」とが予め設定されている。
この場合、生成部12は、機器情報データベース151に登録された機器情報のうち、項目『製品名』に設定された情報が“開閉検知ドアDO01A”である機器情報について、製品名と開閉状態とに設定された情報によって機器情報を並べ替える。
機器情報の並べ替えとは、機器20ごとの機器情報を、機器情報データベース151に格納されている並びとは異なる順番で並べることである。具体的には、図4Aに示す例では、機器情報データベース151では、ネットワークアドレスの番号の昇順で機器情報が登録されている。生成部12は、機器情報データベース151から1件ずつ機器情報を抽出し、製品名と開閉状態とによって並べ替える。図4Aの例では全ての機器情報の製品名は同一であるが、開閉状態を示す情報が異なる。このため、生成部12は、図6Aに示すように、機器情報データベース151の3件目の機器情報(ネットワークアドレスが“10.20.30.44”の機器情報)を、機器情報データベース151の1件目の機器情報(ネットワークアドレスが“10.20.30.41”の機器情報)の次に移動する。生成部12によって並べ替えられた機器情報は、例えば、RAM103等のメモリ上に一時的に保持されてもよい。
図6Aでは、生成部12は、開閉状態が“OPEN”の機器情報を、“CLOSE”の機器情報よりも前の順番に並べているが、当該並び順は一例であり、開閉状態の昇順で並べてもよい。また、項目に設定された情報による並び順についても、集約ルールにより予め設定されるものとしてもよい。
生成部12は、機器情報の並べ替え後に、同一の製品名と同一の開閉状態とが設定された複数の機器情報について、シリアル番号を集約する。また、ネットワークアドレスも管理サーバ30への送信対象である場合は、生成部12は、シリアル番号と同様に、製品名と開閉状態によって集約する。
また、図6Bは、本実施形態にかかる集約データのイメージの他の一例を示す図である。図6Bは、図4Bに示した6台の機器20の機器情報を集約した集約データのイメージ800bを示す。異なる種別の製品である機器20が管理対象に含まれる場合、予め複数の集約ルールが設定されてもよい。
例えば、記憶部15は、上述の集約ルールの他に、「項目『製品名』に設定された情報が“点灯検知照明L002B”である場合、項目『製品名』に設定された情報で機器情報を集約し、さらに、項目『点灯状態』に設定された情報ごとに項目『シリアル番号』に設定された情報を集約する。」という集約ルールを記憶する。言い換えれば、この場合、集約ルールに設定された条件は、「項目『製品名』に設定された情報が“点灯検知照明L002B”であること」である。また、この場合、集約項目として、項目「製品名」と項目「点灯状態」とが予め設定されている。
この場合、生成部12は、機器情報に含まれる製品名が“点灯検知照明L002B”である場合に、製品名と点灯状態とによって機器情報を並べ替える。そして、生成部12は、同一の製品名と同一の点灯状態とが設定された複数の機器情報について、シリアル番号を集約する。
項目「製品名」と、「開閉状態」と、「点灯状態」とは、本実施形態における機器情報の集約をする集約項目の一例である。
上述の図6A,6Bは集約データのイメージ800a,800bを示す図であるが、生成部12は、例えば図7に示す形式で、集約データを生成する。図7は、本実施形態にかかる集約データの一例を示す図である。図7に示す集約データは、図6Aに示す集約データのイメージ800aに対応する、集約データの具体例である。図7に示すように、生成部12は、製品名の後に、項目「開閉状態」に設定された情報が“OPEN”の機器20のシリアル番号を列挙して記述し、次に、項目「開閉状態」に設定された情報が“CLOSE”の機器20の番号を列挙して記述する。
このように、生成部12が製品名と開閉状態によって機器情報を集約することにより、データの記述量が削減される。
また、一般に、機器20の種別が異なると、機器情報の項目の構成や、各項目に設定される情報が異なる場合がある。このような場合、生成部12が製品名ごとに予め定められた集約項目によって機器情報を集約することにより、より適切に集約をすることができる。
また、集約ルールに設定される所定の条件は、機器20の製品名に限定されるものではない。例えば、記憶部15は、集約ルールとして、機器20のシリアル番号が所定の番号範囲である場合に、予め定められた集約項目に設定された情報ごとに機器情報を集約するというルールを記憶しても良い。
また、生成部12は、集約ルールが設定されていない場合は、機器情報を集約せずに送信形式に変換する。言い換えれば、生成部12は、予め定められた集約の要否に応じて、集約するか否かを判断する。図8は、本実施形態にかかる集約されずに送信形式に変換された機器情報の一例を示す図である。この場合、生成部12は、図8に示すように、機器情報データベース151に登録された機器情報のレコードの件数分、各項目の項目名称と各項目に設定された情報とを順に記述する。図7と図8とを比較すると、データが示す内容は削減されていないにも関わらず、図7の方がよりデータの記載量が削減されている。
図7,8に示す例では機器20のネットワークアドレスは集約データに含まれないが、ネットワークアドレスが管理サーバ30への送信対象である場合、生成部12は、ネットワークアドレスをシリアル番号と併記して記述してもよい。
また、図7,8に示すデータの記述の形式は、本実施形態におけるデータの送信形式の一例であり、集約データおよび送信形式の機器情報は、他の形式のデータ記述言語等で記載されてもよい。
図3に戻り、送信部13は、生成部12が集約した集約データを管理サーバ30に送信する。また、生成部12が機器情報を集約しない場合は、送信部13は、送信形式に変換された機器情報を、管理サーバ30に送信する。
送信部13は、機器情報を管理サーバ30に送信した後に、機器情報データベース151に登録された機器情報を削除してもよい。あるいは、送信部13は、機器情報データベース151に登録された機器情報のうち、管理サーバ30に送信済みのものを区別するフラグ等を付与し、次回以降の集約および送信の対象から除いてもよい。
次に、以上のように構成された本実施形態の機器情報の集約処理について説明する。図9は、本実施形態にかかる機器情報の集約処理の手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば一定時間ごとに開始してもよいし、外部からトリガ信号等を受けて開始してもよい。
収集部11は、管理対象の機器リストに含まれる機器20から、機器情報を収集し、機器情報データベース151に登録する(S1)。
生成部12は、記憶部15に集約ルールが保存されているか否かを判断する。記憶部15に集約ルールが保存されていない場合、生成部12は、集約ルールが設定されていないと判断する(S2“No”)。この場合、生成部12は、機器情報データベース151に登録された機器情報を送信形式に変換する(S3)。例えば、生成部12は、図8に示したように、データ記述言語等で、送信対象の項目名称と項目に設定された情報とを記述したデータを生成する。
送信部13は、生成部12が送信形式に変換した機器情報を管理サーバ30に送信する(S4)。
また、記憶部15に集約ルールが保存されている場合、生成部12は、集約ルールが設定されていると判断する(S2“Yes”)。この場合、生成部12は、機器情報データベース151から、機器情報を1件抽出する(S5)。
生成部12は、抽出した機器情報が、集約ルールの適用条件を満たすか否かを判断する(S6)。例えば、記憶部15が複数の集約ルールを記憶する。そして、1つ目の集約ルールが、「項目『製品名』に設定された情報が“開閉検知ドアDO01A”である場合、項目『製品名』に設定された情報で機器情報を集約し、さらに、項目『開閉状態』に設定された情報ごとに項目『シリアル番号』に設定された情報を集約する。」というものであるとする。この場合、生成部12は、抽出した1件の機器情報の項目『製品名』に設定された情報が“開閉検知ドアDO01A”と一致するか否かを判断する。機器情報の項目『製品名』に設定された情報が“開閉検知ドアDO01A”と一致する場合、生成部12は、当該機器情報は集約ルールの適用条件を満たすと判断する(S6“Yes”)。
機器情報が、集約ルールの適用条件を満たす場合(S6“Yes”)、生成部12は、集約ルールに基づいて、当該機器情報を並べ替える(S7)。例えば、生成部12は、製品名と開閉状態とによって、機器情報を並べ替える。
また、生成部12は、機器情報が、集約ルールの適用条件を満たさないと判断した場合(S6“No”)、集約ルールを適用しない。例えば、抽出した1件の機器情報の項目『製品名』に設定された情報が、“点灯検知照明L002B”である場合、生成部12は、上述の1つ目の集約ルールを適用しない。
生成部12は、1件の機器情報ごとに、全ての集約ルールについて適用するか否かの判断をしたか否かを判断する(S8)。適用するか否かの判断をしていない集約ルールがある場合(S8“No”)、生成部12は、S6〜S8の処理を繰り返す。
全ての集約ルールについて適用するか否かの判断が終了した場合(S8“Yes”)、生成部12は、全ての機器情報について抽出が終了したか否かを判断する(S9)。
全ての機器情報について抽出が終了していない場合(S9“No”)、生成部12は、機器情報データベース151から次の1件の機器情報を抽出する(S5)。全ての機器情報について抽出が終了するまで、生成部12は、S5〜S9の処理を繰り返す。
全ての機器情報について抽出が終了した場合(S9“Yes”)、生成部12は、並べ替えた機器情報を集約した集約データを、送信形式で生成する(S10)。例えば、生成部12は、図7に示すように、データ記述言語等により、製品名と開閉状態とに設定された情報ごとに、シリアル番号を列挙した集約データを生成する。
送信部13は、生成部12が生成した集約データを管理サーバ30に送信する(S11)。
このように、本実施形態では、複数の機器20と管理サーバ30との間の情報の伝送を仲介する仲介装置10は、機器20から、機器20に関する複数の項目を含む機器情報を収集する収集部11と、機器情報を集約した集約データを生成する生成部12とを備える。生成部12は、収集した機器情報の複数の項目のうち、複数の機器20間で共通する項目に設定された情報ごとに機器情報を集約した集約データを生成し、送信部13は、当該集約データを管理サーバ30へ送信する。このため、本実施形態の仲介装置によれば、複数の機器の情報が管理サーバ30に送信される場合に、データ通信量を低減することができる。
また、本実施形態では、生成部12は、複数の機器20間で共通する項目のうち、機器情報の集約をする集約項目として予め定められた項目に設定された情報ごとに集約データを生成する。このため、本実施形態の仲介装置10によれば、機器情報を効率的に集約することができる項目を予め指定することができ、適切に機器情報を集約することができる。
また、本実施形態における集約項目は、機器20の製品名と、開閉状態と、点灯状態と、を含む。また、本実施形態の生成部12は、製品名と、開閉状態または点灯状態とに設定された情報ごとに集約データを生成する。このため、本実施形態の仲介装置10によれば、管理対象として異なる種別の機器20を含む場合に、機器情報を、各機器20の種別ごとに分類して、各機器20の状態ごとに効率的に集約することができる。
なお、本実施形態の仲介装置10における集約ルール、および集約項目については上述の例に限定されるものではなく、管理対象の機器20の種別や、管理サーバ30の用途等に応じて設定されてもよい。
(実施形態2)
実施形態1の仲介装置10では、機器情報の集約をする集約項目は、予め定められていた。これに対して、本実施形態の仲介装置10は、集約項目を、各項目に設定された情報に応じて決定する。
本実施形態の機器管理システムSの全体構成は、図1で説明した実施形態1の構成と同様である。また、本実施形態の仲介装置10および管理サーバ30のハードウェア構成は、図2で説明した実施形態1の構成と同様である。
本実施形態の仲介装置10は、図3で説明した実施形態1と同様に、収集部11と、生成部12と、送信部13と、記憶部15とを備える。
本実施形態の収集部11と、送信部13とは、図3で説明した実施形態1と同様の機能を備える。
本実施形態の記憶部15は、実施形態1と同様に、管理対象の機器リストと、集約ルールと、機器情報データベース151とを記憶する。管理対象の機器リストと、機器情報データベース151とは、実施形態1と同様である。
本実施形態の集約ルールは、機器情報を集約するための所定の条件を含む。具体的には、集約ルールは、機器情報を集約するための所定の条件として、機器20の種別が所定の種別であることを定めてもよい。
本実施形態の生成部12は、実施形態1と同様の機能を備えた上で、機器情報の集約をする項目を決定する。具体的には、生成部12は、機器情報に含まれる複数の機器20間で共通する項目に設定された情報に応じて、集約項目を決定する。例えば、生成部12は、複数の機器20間で設定された情報が同一となる機器情報がある項目を、集約項目として決定する。また、生成部12は、決定した機器情報の集約をする項目が複数存在する場合に、各項目を集約に用いる優先順位を決定する。例えば、生成部12は、共通する項目に設定された情報が同一となる機器情報の数が多い項目から優先して、集約項目とする。
図4Aに示した例では、機器情報データベース151に登録された3件の機器情報のうち、項目「製品名」に設定された情報が同一となる機器情報の件数は3件である。一方、項目「開閉状態」に設定された情報が同一となる機器情報の件数は2件である。その他の項目では、設定された情報が同一となる機器情報はない。この場合、生成部12は、項目「製品名」と、項目「開閉状態」とを、集約項目として決定する。また、生成部12は、共通する項目に設定された情報が同一となる機器情報の数がより多い項目「製品名」から優先して機器情報を集約し、次に、項目「開閉状態」で機器情報を集約する。具体的には、生成部12は、項目「製品名」で3件の機器情報の全体を集約し、さらに、項目「開閉状態」に設定された情報ごとに機器情報を集約する。
具体的には、図7に示した例のように、生成部12は、製品名の後に、項目「開閉状態」が“OPEN”の機器20のシリアル番号を記述し、次に、項目「開閉状態」が“CLOSE”の機器20の番号を記述して、集約データを生成する。
図7では、生成部12は、複数の機器20間で設定された情報が同一となる項目の全てを、集約項目として使用しているが、当該集約項目は一例である。例えば、複数の機器20間で設定された情報が同一となる項目が多数ある場合は、生成部12は、そのうちの一部の項目を集約する項目として決定してもよい。例えば、生成部12は、共通する項目に設定された情報が同一となる機器情報の数が多い項目から優先して、集約する項目の数の上限に達するまでの項目を、集約する項目として決定してもよい。集約する項目の数の上限は、予め記憶部15に記憶されてもよい。
次に、以上のように構成された本実施形態の機器情報の集約処理について説明する。図10は、本実施形態にかかる機器情報の集約処理の手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば一定時間ごとに開始してもよいし、外部からトリガ信号等を受けて開始してもよい。
S11の機器情報の収集と機器情報データベース151への登録の処理から、S14の変換した機器情報の管理サーバ30への送信の処理までは、図9に示した実施形態1のフローチャートのS1からS4の処理と同様である。
集約ルールが設定されている場合(S12“Yes”)、生成部12は、機器情報データベース151の項目を1つ選択する(S15)。そして、生成部12は、当該選択した項目に設定された情報が同一の機器情報の件数を計数する(S16)。
次に、生成部12は、機器情報データベース151の全ての項目について、設定された情報が同一の機器情報の件数の計数が終了したか否かを判断する(S17)。
機器情報データベース151の全ての項目について、計数が終了していない場合(S17“No”)、生成部12は、機器情報データベース151から、次の項目を1つ選択する(S15)。機器情報データベース151の全ての項目について計数が終了するまで、生成部12は、S15〜S17の処理を繰り返す。
機器情報データベース151の全ての項目について、計数が終了した場合(S17“Yes”)、生成部12は、機器情報の集約をする項目と、優先順位とを決定する(S18)。具体的には、生成部12は、設定された情報が同一の機器情報の件数が多い項目から、機器情報の集約をするように決定する。
S19の機器情報の抽出の処理から、S20の集約ルールの適用条件を満たすか否かの判断の処理は、図9に示した実施形態1のフローチャートのS5からS6の処理と同様である。
抽出した機器情報が、集約ルールの適用条件を満たす場合(S20“Yes”)、生成部12は、S18の処理で決定した機器情報の集約をする項目と、優先順位とに基づいて、機器情報の集約をする項目の情報ごとに、機器情報を並べ替える(S21)。
S22の全ての集約ルールを適用したか否かの判断の処理から、S25の集約データの管理サーバ30への送信の処理は、図9に示した実施形態1のフローチャートのS8からS11の処理と同様である。
このように、本実施形態では、生成部12は、機器情報の複数の項目のうち、複数の機器20間で共通する項目に設定された情報に応じて、機器情報の集約をする項目である集約項目を決定する。このため、本実施形態の仲介装置10によれば、予め集約をする項目を設定しなくとも機器情報を集約することができる。このため、本実施形態の仲介装置10によれば、管理対象の機器20ごとの項目の違いに応じた個別の設定をしなくとも良く、多様な機器情報に対して汎用的に適用することができる。
また、本実施形態では生成部12は、複数の機器20間で共通する項目に設定された情報が同一となる機器情報の数が多い項目から優先して、集約項目とする。このため、本実施形態の仲介装置10によれば、予め集約の順序を設定しなくとも、よりデータ記載量が少なくなるように、機器情報を集約することができる。
なお、本実施形態では、予め、機器情報を集約するための所定の条件を定めた集約ルールが設定されているが、集約ルールを設定しない構成を採用してもよい。例えば、生成部12は、機器20の製品名に関わらず、機器情報データベース151に登録された全ての機器情報に対して、共通する項目に設定された情報に応じて集約項目を決定しても良い。
(実施形態3)
実施形態1の仲介装置10では、機器情報データベース151に登録された機器情報の項目に設定された情報を変更せずに、管理サーバ30に送信していた。これに対して、本実施形態の仲介装置10は、機器情報の一部の項目を他の情報に置き換えることにより、さらにデータ記載量を削減する。
本実施形態の機器管理システムSの全体構成は、図1で説明した実施形態1の構成と同様である。また、本実施形態の仲介装置10および管理サーバ30のハードウェア構成は、図2で説明した実施形態1の構成と同様である。
本実施形態の仲介装置10は、図3で説明した実施形態1と同様に、収集部11と、生成部12と、送信部13と、記憶部15とを備える。
本実施形態の収集部11は、図3で説明した実施形態1と同様の機能を備える。
本実施形態の記憶部15は、実施形態1と同様の内容に加えて、機器IDと、仲介装置IDと、集約データの送信回数と、を記憶する。
機器IDは、機器20を特定する識別情報である。機器IDは、仲介装置10の機器情報収集対象の機器20に対して一意であればよい。
仲介装置IDは、仲介装置10を特定する識別情報である。仲介装置IDは、管理サーバ30と接続する仲介装置10が複数存在する場合に、各仲介装置10を特定できる情報であればよい。
集約データの送信回数は、仲介装置10が、過去に管理サーバ30に対して集約データを送信した回数である。仲介装置10が、集約しない機器情報を管理サーバ30に送信した回数は、集約データの送信回数には含まれない。
本実施形態の生成部12は、機器情報に含まれる複数の項目のうち、固定情報項目を、機器20を特定する機器IDに置き換えて、集約データを生成する。
固定情報項目は、機器20ごとに固定された情報が設定される項目である。例えば、図4Bに示した例では、機器情報データベース151の項目「ネットワークアドレス」、「製品名」、「シリアル番号」は、機器20ごとに固定された情報が設定され、途中で情報の内容が変更されることは無い。このため、図4Bに示した例では、「ネットワークアドレス」、「製品名」、「シリアル番号」は、固定情報項目となる。これらの項目は一例であり、固定情報項目はこれらに限定されるものではない。
図11は、本実施形態にかかる集約データと機器IDの対応付けのイメージ800cの一例を示す図である。生成部12は、図11に示すように、機器情報データベース151に登録された機器情報1件ごとに、機器IDを対応付ける。
機器IDは、機器20ごとの機器情報と対応付けられていればよく、機器情報データベース151の項目として追加されてもよいし、別個に記憶部15に記憶されてもよい。
生成部12は、管理サーバ30に集約データを送信する初回には、機器情報データベース151に保存された機器情報に対して、各機器情報に対応付けた機器IDと、仲介装置10の仲介装置IDとを追加して、集約データを生成する。図12は、本実施形態にかかる初回送信の際の集約データの一例を示す図である。図12に示すように、生成部12は、各機器20のシリアル番号と併記して、機器IDを記述している。
図12では、より記述量を削減するために「機器ID」を「ID」としているが、機器IDの記載の形式は当該形式に限定されるものではない。また、図12に示す例では、ネットワークアドレスは集約データに含まれないが、ネットワークアドレスが管理サーバ30への送信対象である場合、生成部12は、ネットワークアドレスをシリアル番号と併記して記述してもよい。
また、図12に示すように、生成部12は、集約データに仲介装置10を特定する仲介装置ID“X0001”を加えている。
生成部12は、管理サーバ30に集約データを送信する初回には、図12に示すように集約データに仲介装置IDと、機器IDとを付加する。このため、当該集約データを受信した管理サーバ30に対して当該仲介装置10における機器20の機器情報と機器IDとの対応付けを通知することができる。これにより、管理サーバ30は、集約データの送信元の仲介装置10の仲介装置IDと、各機器20に割り振られた機器IDとから、各機器20を特定することができる。
図13は、本実施形態にかかる2回目以降の送信の際の集約データの一例を示す図である。図13に示すように、生成部12は、2回目以降の送信では、固定情報項目を機器IDに置き換えて、集約データを生成する。図13に示すように、2回目以降の送信の際の集約データは、機器20の製品名と、シリアル番号とを含まない。機器20の製品名と、シリアル番号とは、機器20ごとに固定された情報であり、管理サーバ30側に初回送信した情報と同様であるため、本実施形態の生成部12はこれらの固定情報項目を省略する。
管理サーバ30は、送信集約データの送信元の仲介装置10の仲介装置IDから初回送信された集約データに含まれる機器IDと、2回目以降の送信の際の集約データに含まれるIDとから、各機器20の固定情報項目の値を特定することができる。
図11〜13に示す仲介装置IDおよび機器IDは一例であり、これに限定されるものではない。
また、本実施形態の送信部13は、実施形態1と同様の機能を備える他、記憶部15に記憶された集約データの送信回数を更新する。例えば、送信部13は、管理サーバ30へ集約データを送信した後に、集約データの送信回数に1加算する。仲介装置10は、他の手法により、集約データの送信回数の履歴を保持しても良い。
次に、以上のように構成された本実施形態の機器情報の集約処理について説明する。図14は、本実施形態にかかる機器情報の集約処理の手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば一定時間ごとに開始してもよいし、外部からトリガ信号等を受けて開始してもよい。
S31の機器情報の収集と機器情報データベース151への登録の処理から、S39の全ての機器情報の抽出が終了したか否かの判断の処理までは、図9に示した実施形態1のフローチャートのS1からS9の処理と同様である。
全ての機器情報の抽出が終了した場合(S39“Yes”)、生成部12は、記憶部15に保存された集約データの送信回数を参照する。集約データの送信回数が0の場合(S40“Yes”)、すなわち、管理サーバ30への集約データの初回送信の場合、生成部12は、並べ替えた機器情報に、各機器20に対応する機器IDを対応付ける(S41)。
また、集約データの送信回数が0以外の場合(S40“No”)、すなわち、管理サーバ30への集約データの2回目以降の送信の場合、生成部12は、並べ替えた機器情報の固定情報項目を、機器IDに置き換える(S42)。
そして、生成部12は、S41の処理によって機器IDが追加された機器情報、または、S42の処理によって固定情報項目を、機器IDに置き換えた機器情報を集約した集約データを、送信形式で生成する(S43)。また、生成部12は、集約データに、仲介装置IDを付加する(S44)。
そして、送信部13は、生成部12が生成した、仲介装置IDを付加した集約データを管理サーバ30に送信する(S45)。送信部13は、管理サーバ30への送信後、記憶部15に保存された集約データの送信回数に1加算して更新する(S46)。
このように、本実施形態では、生成部12は、機器情報に含まれる複数の項目のうち、機器20ごとに固定された情報が設定される項目である固定情報項目を、当該機器20を特定する識別情報に置き換えて、集約データを生成する。このため、本実施形態の仲介装置10によれば、管理サーバ30に送信されるデータ通信量をさらに低減することができる。
なお、本実施形態では、生成部12は、機器情報データベース151の機器情報を並べ替えた後に、機器IDとの置き換えをしているが、処理の手順はこれに限定されるものではない。例えば、生成部12は、機器情報データベース151の固定情報項目を機器IDに置き換えた後に、機器情報を並べ替えてもよい。
また、本実施形態では、仲介装置10は、集約データの初回送信の際に、機器IDと各機器20との対応付けを管理サーバ30に通知するが、機器IDと各機器20との対応付けを集約データとは別個に送信する構成を採用してもよい。
また、本実施形態では、実施形態1と同様に、集約ルールに基づいて機器情報を集約する構成を採用しているが、本実施形態の適用範囲はこれに限定されるものではない。例えば、実施形態2の構成に対して、本実施形態の構成を組み合わせてもよい。
(変形例1)
生成部12は、上述の各実施形態に記載の機能に加えて、さらに、機器情報に含まれる項目の名称を統合してもよい。例えば、機器20の種別ごとに機器情報に含まれる項目の名称が異なる場合、生成部12は、各項目の名称を共通の名称に変更してもよい。
具体的には、ある機器20の機器情報には「シリアル番号」という名称の項目があり、他の機器20の機器情報には「製品番号」という名称の項目があり、これらの項目に設定されるデータの内容が共通しているとする。このような場合に、生成部12は、項目名称を「製品番号」から「シリアル番号」に変更し、変更後の項目の名称が共通する項目に設定された情報ごとに、機器情報を集約した集約データを生成する。
項目の名称の変更については、例えば、記憶部15が、変更前後の項目の名称を、予め対応付けて記憶するものとする。また、変更前後の項目の名称の対応付けは、予め集約ルール内で定義されるものとしてもよい。
本変形例の仲介装置10は、生成部12が機器情報に含まれる項目の名称を、予め定められた他の名称に変更し、変更した項目の名称が共通する項目に設定された情報ごとに、集約データを生成する。このため、本変形例の仲介装置10によれば、機器20によって異なる項目を統合し、機器情報を効率的に集約することにより、さらにデータ通信量を低減することができる。
(変形例2)
生成部12は、上述の各実施形態および変形例に記載の機能に加えて、さらに、機器情報の項目に設定された情報を変換してもよい。
例えば、管理対象の機器20が温度センサ付きエアコンであるとする。この場合、当該機器20は、計測した室温を示す数値を、「温度」という項目に設定して仲介装置10に送信する。この場合、生成部12は、項目「温度」に設定された数値が20未満であれば“低い”、20以上かつ29以下であれば“普通”、30以上であれば“高い”に変換する。項目に設定された情報を変換することで、生成部12は、多様な温度の値を、3種類に集約してデータ量を低減することができる。
生成部12が変換するデータの記載は一例であり、項目に設定された情報を分類することができればよい。例えば、生成部12は、機器20から収集した機器情報の項目に設定された情報を“A”、“B”、“C”等の文字に変換してもよい。また、生成部12は、収集した機器情報の項目に設定された情報を“1”、“2”、“3”等の数値に変換してもよい。変換対象の項目は「温度」に限定されるものではない。
変換対象の項目と、変換前後の情報の対応付けとは、例えば、記憶部15が、予め記憶するものとする。また、変換対象の項目と、変換前後の情報の対応付けとは、予め集約ルール内で定義されるものとしてもよい。
本変形例の仲介装置10は、生成部12が機器情報に含まれる項目に設定された情報を予め定められた他の情報に変換し、変換後の情報ごとに集約データを生成する。このため、本変形例の仲介装置10によれば、多様な情報が設定され得る項目であっても、変換によって項目に設定された情報の種類を低減することにより、さらにデータ通信量を低減することができる。
上述の各実施形態および変形例に記載の管理対象の機器20は、開閉検知ドアや点灯検知照明に限定されるものではない。例えば、機器20は、画像形成装置、ネットワーク家電、自動販売機、医療機器、産業機械、電源装置、空調システム、ガスや水道または電気等の計量システム等に通信機能を持たせた機器であってもよい。
例えば、画像形成装置としては、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機や、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置などである。画像形成装置は、当該機器の識別情報、当該機器の稼働状況や異常動作の有無、消耗品の交換時期に関する情報、当該機器による検査結果等を、データ形式または画像形式等の種々の情報伝達手段を用いて仲介装置10に送信する。
また、例えば、産業機械としては、加工装置、検査装置、搬送装置、ピッキング装置、などである。また、機器20は、これらの機器の周辺に設置され機器の状態を把握するための撮像装置や集音装置であってもよい。産業機械は、当該機器の識別情報、当該機器の稼働状況や異常動作の有無、消耗品の交換時期に関する情報、当該機器による検査結果等を、データ形式または画像形式等の種々の情報伝達手段を用いて仲介装置10に送信する。
また、例えば、医療機器としては、眼底検査装置、X線検査装置、血圧計、体脂肪計、視力計、ペースメーカなどである。医療機器は、当該機器の識別情報、当該機器の稼働状況や異常動作の有無、当該機器による測定結果等を、データ形式または画像形式等の種々の情報伝達手段を用いて仲介装置10に送信する。
本実施形態の仲介装置10で実行される機器情報の集約プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の仲介装置10で実行される機器情報の集約プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の仲介装置10で実行される機器情報の集約プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、本実施形態の仲介装置10で実行される機器情報の集約プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施の形態の仲介装置10で実行される機器情報の集約プログラムは、上述した各部(収集部、生成部、送信部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から機器情報の集約プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、収集部、生成部、送信部が主記憶装置上に生成されるようになっている。