本発明に係る発信器検知装置の実施形態について図面を参照して説明する。なお、可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る発信器検知装置10を含む発信器検知システム1の装置構成を示す図である。図1に示すように、発信器検知システム1は、発信器検知装置10,移動端末20及び受信器30を含む。発信器検知装置10,移動端末20及び受信器30は、互いに、ネットワークNを介して通信可能である。なお、図1では、3台の受信器30A,30B,30Cが表されているが、受信器の台数は限定されない。また、移動端末20の数も、図1に示される1台に限定されない。
本実施形態では、発信器検知装置10は、無線信号(例えば、ビーコン信号)を発信する無線タグ(発信器)のうちの、移動可能な移動体に付された無線タグである移動タグ(移動発信器)の所在位置を検知する。無線タグは、当該無線タグの識別情報を含む無線信号を発信する装置であって、例えば、BLE(Bluetooth Low Energy)タグに例示される(Bluetoothは登録商標。以下同様)。
移動端末20は、移動可能な端末装置であって、例えば携帯型のパーソナルコンピュータでもよいし、高機能携帯電話機(スマートフォン)や携帯電話機などの携帯端末でもよい。本実施形態では、移動端末20は、無線タグからの無線信号を受信可能な受信器の機能を有する。受信器30は、無線タグからの無線信号を受信する装置である。
図2は、本実施形態の発信器検知装置10により解決される課題を説明するための図である。図2に示すように、あるエリア内に所在する移動タグTMの所在位置を検知するために、複数の受信器30A,30Bがエリア内に配置される。
受信器30A,30Bは、無線タグからの無線信号を受信可能なエリアである受信エリアAA,ABをそれぞれ構成する。即ち、受信エリアAA内に無線タグが存在する場合には、受信器30Aは、当該無線タグからの無線信号を受信できる。
受信エリアは、無線タグからの無線信号の受信に応じて受信器が送信する無線信号の到達距離により規定されることとなり、図2に示すように、受信器が配置されているエリアを2次元の平面上に表した場合には、受信エリアは、略円状となる。図2に示すように、一定の間隔をもって受信器30をエリア内に配置した場合には、受信エリアに含まれずに無線タグを検知できない領域が生じる場合がある。移動タグTMの所在位置は、受信エリアAA,ABのいずれにも含まれないので、受信器30A及び受信器30Bはいずれも、移動タグTMからの無線信号を受信できない。本実施形態の発信器検知装置10は、移動タグTMからの無線信号が受信器30により検知されていないときにおける、移動タグTMの所在位置を検知する。
図3は、発信器検知装置10の機能的構成を示すブロック図である。図3に示すように、発信器検知装置10は、機能的には、取得部11、判定部12、集計部13、エリア変更部14及び指示部15を備える。また、発信器検知装置10は、タグ種別テーブル16、受信情報記憶部17及びタグ所在エリア判定結果記憶部18といった記憶部にアクセス可能である。これらの記憶部16,17,18は、図3に示されるように、発信器検知装置10と通信可能な記憶装置として構成されてもよいし、発信器検知装置10の内部に構成されてもよい。なお、発信器検知装置10の各機能部については、後に詳述する。
図4は、移動端末20の機能的構成を示すブロック図である。図4に示すように、移動端末20は、受信部21及び受信情報送信部22を含む。受信部21は、無線タグからの無線信号を受信する。上述のとおり、無線信号は、発信元の無線タグの識別情報を含むので、受信部21は、無線信号に含まれる無線タグの識別情報を受信する。受信情報送信部22は、受信部21により受信された無線タグの識別情報及び当該無線信号を受信した受信時刻を含む受信情報を、発信器検知装置10に送信する。
なお、図3及び図4に示したブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施の形態における発信器検知装置10は、コンピュータとして機能してもよい。図5は、本実施形態に係る発信器検知装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。発信器検知装置10は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。また、図4に示す移動端末20も、発信器検知装置10と同様に、コンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。発信器検知装置10のハードウェア構成は、図5に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
発信器検知装置10における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、図1に示した各機能部11〜14などは、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、発信器検知装置10の各機能部11〜14は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(ElectricallyErasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001やメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、発信器検知装置10は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
再び図3を参照して、発信器検知装置10の各機能部について説明する。取得部11は、移動端末20から、当該移動端末20が受信した無線タグの識別情報及び受信時刻を含む受信情報を取得する。取得部11は、タグ種別テーブル16を参照して受信情報に係る無線タグの種別を取得して、受信情報を受信情報記憶部17に記憶させる。
タグ種別テーブル16は、無線タグの識別情報にタグの種別を関連付けて予め記憶している記憶部である。図6は、タグ種別テーブル16の構成及び記憶されているデータの例を示す図である。図6に示すように、タグ種別テーブル16は、無線タグの識別情報であるタグIDに対応付けて、当該無線タグが移動体に付された無線タグである移動タグ及び受信器30に対応して設けられた固定タグのいずれであるかを示すタグ種別(移動/固定)の情報を記憶している。また、固定タグのタグIDには、対応する受信器の識別情報である対応受信器の情報が対応付けられている。
受信情報記憶部17は、取得部11により取得された受信情報を記憶する記憶部である。図7は、受信情報記憶部17の構成及び記憶されているデータの例を示す図である。図7に示すように、受信情報記憶部17は、取得した受信情報に順次付されるシリアル番号「No.」に対応付けて、移動端末20を識別する移動端末ID、タグID、タグ種別及び当該受信情報に係る無線信号が移動端末20により受信された時刻である検知時刻を対応付けて記憶している。
判定部12は、移動タグTMの所在位置が属するエリアを判定する。具体的には、判定部12は、移動タグTMが所在するエリアが、いずれかの受信器30により構成される受信エリアであるかを判定する。
集計部13は、判定部12による、移動タグTMの所在位置が属するエリアの判定の結果を集計する。
タグ所在エリア判定結果記憶部18は、移動端末20により受信された移動タグTMからの無線信号に基づく、当該移動タグTMの所在位置が属するエリアの判定結果を記憶する記憶部である。
エリア変更部14は、受信器30が無線タグからの無線信号を受信可能な受信エリアを拡張または縮小する変更をさせることを判定する。
指示部15は、エリア変更部14により判定されたエリアの変更の指示を受信器30に送信する。
図8を参照して、移動タグTMが属するエリアの判定について、さらに具体的に説明する。図8は、本実施形態における発信器検知装置10による移動タグTMの検知の例を説明するための図である。図8に示す例では、図2に示した例と同様に、ある所定のエリアPAに受信器30A,30Bが配置されている。受信器30Aは、無線タグからの無線信号を受信可能な受信エリアAAを構成する。また、受信器30Bは、受信エリアABを構成する。
図8に示すように、移動タグTMの所在位置は、受信エリアAA,ABのいずれにも含まれないので、受信器30A及び受信器30Bはいずれも、移動タグTMからの無線信号を受信できない。
受信器30A,30Bの位置にはそれぞれ固定タグTA,TBが設けられている。即ち、固定タグTA(固定発信器)は、受信器30Aの位置に対応して設けられている無線タグである。また、固定タグTB(固定発信器)は、受信器30Bの位置に対応して設けられている無線タグである。
なお、図8を参照して説明する例では、固定タグTAを識別するタグIDは「AAA」であり、固定タグTBを識別するタグIDは「BBB」であるとする。また、移動タグTMを識別するタグIDは「XXX」であるとする。そして、これらのタグID及びタグ種別は、図6に示すように、予め記憶されていることとする。
図8は、このように受信器30A,30B等が配置され、移動タグTMからの無線信号が受信器30A,30Bにより検知されない状況下において、移動端末20(201,202,203)が、矢印rに示されるようにエリアPA内を移動した様子を表している。
移動中の移動端末201は、無線タグの無線信号を受信可能な受信エリアAM1を構成する。固定タグTAは受信エリアAM1に含まれるので、移動端末201の受信部21は、固定タグTAからの無線信号を受信し、固定タグTAを識別するタグID「AAA」を受信する。移動端末201の受信情報送信部22は、無線信号の受信時刻と共に固定タグTAのタグID「AAA」を受信情報として発信器検知装置10に送信する。
発信器検知装置10の取得部11は、受信情報(第2の受信情報)を取得すると、タグ種別テーブル16を参照して、タグID「AAA」に関連付けられているタグ種別「固定」の情報を取得する。そして、取得部11は、受信したタグID「AAA」に関連付けて、移動端末20の移動端末ID「S」、タグ種別「固定」及び無線信号を受信した検知時刻「10:00」を受信情報「No.1」として受信情報記憶部17に記憶させる。
移動中の移動端末202は、無線タグの無線信号を受信可能な受信エリアAM2を構成する。移動タグTMは受信エリアAM2に含まれるので、移動端末202の受信部21は、移動タグTMからの無線信号を受信し、移動タグTMを識別するタグID「XXX」を受信する。移動端末202の受信情報送信部22は、無線信号の受信時刻と共に移動タグTMのタグID「XXX」を受信情報として発信器検知装置10に送信する。
発信器検知装置10の取得部11は、受信情報(第1の受信情報)を取得すると、タグ種別テーブル16を参照して、タグID「XXX」に関連付けられているタグ種別「移動」の情報を取得する。そして、取得部11は、受信したタグID「XXX」に関連付けて、移動端末20の移動端末ID「S」、タグ種別「移動」及び無線信号を受信した検知時刻「10:02」を受信情報「No.2」として受信情報記憶部17に記憶させる。
移動中の移動端末203は、無線タグの無線信号を受信可能な受信エリアAM3を構成する。固定タグTBは受信エリアAM3に含まれるので、移動端末203の受信部21は、固定タグTBからの無線信号を受信し、固定タグTBを識別するタグID「BBB」を受信する。移動端末203の受信情報送信部22は、無線信号の受信時刻と共に固定タグTBのタグID「BBB」を受信情報として発信器検知装置10に送信する。
発信器検知装置10の取得部11は、受信情報(第3の受信情報)を取得すると、タグ種別テーブル16を参照して、タグID「BBB」に関連付けられているタグ種別「固定」の情報を取得する。そして、取得部11は、受信したタグID「BBB」に関連付けて、移動端末20の移動端末ID「S」、タグ種別「固定」及び無線信号を受信した検知時刻「10:10」を受信情報「No.3」として受信情報記憶部17に記憶させる。
すなわち、取得部11は、移動タグTMからの無線信号に基づく受信情報、移動タグTMからの無線信号を受信した移動端末20が当該移動タグTMからの無線信号の受信の前に受信した、固定タグTAからの無線信号に基づく受信情報、及び、移動端末20が移動タグTMからの無線信号の受信の後に受信した、固定タグTBからの無線信号に基づく受信情報、を取得する。
判定部12は、移動タグTMからの無線信号に基づく受信情報「No.2」、固定タグTAからの無線信号に基づく受信情報「No.1」、及び固定タグTBからの無線信号に基づく受信情報「No.3」のそれぞれに含まれる受診時刻に基づいて、移動タグTMの所在位置が、受信器30A(第1の受信器)により構成される受信エリアAA(第1のエリア)及び受信器30B(第2の受信器)により構成される受信エリアAB(第2のエリア)のいずれかに属することを判定する。
具体的には、判定部12は、移動端末20が固定タグTAからの無線信号を受信した受信時刻(第2の受信時刻)と移動端末20が移動タグTMからの無線信号を受信した受信時刻(第1の受信時刻)との間隔より、移動端末20が移動タグTMからの無線信号を受信した受信時刻と移動端末20が固定タグTBからの無線信号を受信した受信時刻(第3の受信時刻)との間隔が長い場合には、移動タグTMの所在位置が受信エリアAAに属すると判定する。
一方、判定部12は、移動端末20が固定タグTAからの無線信号を受信した受信時刻と移動端末20が移動タグTMからの無線信号を受信した受信時刻との間隔より、移動端末20が移動タグTMからの無線信号を受信した受信時刻と移動端末20が固定タグTBからの無線信号を受信した受信時刻との間隔が短い場合には、移動タグTMの所在位置が受信エリアABに属すると判定する。
なお、移動端末20が固定タグTAからの無線信号を受信した受信時刻と移動端末20が移動タグTMからの無線信号を受信した受信時刻との間隔と、移動端末20が移動タグTMからの無線信号を受信した受信時刻と移動端末20が固定タグTBからの無線信号を受信した受信時刻との間隔とが同じである場合には、判定部12は、移動タグTMの所在位置が受信エリアAAに属すると判定することとしてもよいし、受信エリアABに属すると判定することとしてもよい。
図7に示すような受信情報が取得された場合には、判定部12は、受信情報「No.1」の受信時刻「10:00」と受信情報「No.2」の受信時刻「10:02」との間隔「2分」より、受信情報「No.2」の受信時刻「10:02」と受信情報「No.3」の受信時刻「10:10」との間隔「8分」が長いので、移動タグTMの所在位置が受信エリアAAに属すると判定する。
このように、移動端末20が、固定タグTA、移動タグTM、固定タグTBの無線信号を順次受信した場合において、移動タグTMからの無線信号の受信時刻と、より近い受信時刻において受信された無線信号の発信元の固定タグに、より近い位置に移動タグTMが所在している可能性が高いことに鑑みて、上記のように判定が行われる。従って、移動タグTMの所在位置が属するエリアが、適切に判定される。
判定部12は、移動端末20が移動タグTMからの無線信号を受信した受信時刻と移動端末20が固定タグTBからの無線信号を受信した受信時刻との間隔が所定の時間を超える場合には、移動タグTMの所在位置が属するエリアの判定を実施しないこととしてもよい。移動端末20が移動タグTMからの無線信号を受信した受信時刻と移動端末20が固定タグTBからの無線信号を受信した受信時刻との間隔が所定の時間を超えて長い場合には、固定タグTBが、移動タグTMの位置から遠く離れた場所に所在する可能性が高いので、移動タグTMの所在位置を適切に判定できない可能性が高い。このような場合に、移動タグTMの所在位置の判定を実施しないことにより、誤った判定がされることが防止される。なお、受信時刻の間隔に関する所定の時間は、任意に設定されることができるが、例えば10分とすることができる。
判定部12は、移動端末20が固定タグTAからの無線信号を受信した受信時刻と移動端末20が移動タグTMからの無線信号を受信した受信時刻との間隔が所定の時間を超える場合には、移動タグTMの所在位置が属するエリアの判定を実施しないこととしてもよい。移動端末20が固定タグTAからの無線信号を受信した受信時刻と移動端末20が移動タグTMからの無線信号を受信した受信時刻との間隔が所定の時間を超えて長い場合には、固定タグTAが、移動タグTMの位置から遠く離れた場所に所在する可能性が高いので、移動タグTMの所在位置を適切に判定できない可能性が高い。このような場合に、移動タグTMの所在位置の判定を実施しないことにより、誤った判定がされることが防止される。
次に、図9を参照して、発信器検知装置10における発信器検知方法について説明する。図9は、本実施形態の発信器検知方法の処理内容を示すフローチャートである。
ステップS1において、取得部11は、第1の固定タグの無線信号を移動端末20が受信した旨の受信情報を取得したか否かを判定する。第1の固定タグの無線信号を受信した旨の受信情報を取得したと判定されるまでステップS1の処理が繰り返される。第1の固定タグの無線信号を受信した旨の受信情報を取得したと判定された場合に、処理はステップS2に進む。
ステップS2において、取得部11は、第1の固定タグの無線信号を移動端末20が受信した受信時刻T1を含む受信情報(第2の受信情報)を取得する。
ステップS3において、取得部11は、所定時間以内に移動タグTMの無線信号を移動端末20が受信した旨の受信情報を取得したか否かを判定する。移動タグTMの無線信号を移動端末20が受信した旨の受信情報を取得したと判定された場合には、処理はステップS4に進む。一方、移動タグTMの無線信号を移動端末20が受信した旨の受信情報を取得することなく所定時間が経過した場合には、処理はステップS1に戻る。なお、所定時間以内に、第1の固定タグ以外の固定タグの無線信号を受信した旨の受信情報を取得した場合にも、処理はステップS1に戻り、当該他の固定タグを第1の固定タグとして処理が続けられる。
ステップS4において、取得部11は、移動タグTMの無線信号を移動端末20が受信した受信時刻T2を含む受信情報(第1の受信情報)を取得する。
ステップS5において、取得部11は、第2の固定タグの無線信号を移動端末20が受信した旨の受信情報を取得したか否かを判定する。第2の固定タグの無線信号を移動端末20が受信した旨の受信情報を取得したと判定された場合には、処理はステップS7に進む。一方、第2の固定タグの無線信号を移動端末20が受信した旨の受信情報を取得したと判定されなかった場合には、処理はステップS6に進む。
ステップS6において、所定時間が経過したか否かが判定される。所定時間が経過したと判定された場合には、移動タグTMの所在位置の判定が行われることなく、処理は終了する。一方、所定時間が経過したと判定されなかった場合には、処理はステップS5に戻る。
ステップS7において、取得部11は、第2の固定タグの無線信号を移動端末20が受信した受信時刻T3を含む受信情報(第3の受信情報)を取得する。
ステップS8において、判定部12は、移動タグTMからの無線信号に基づく第1の受信情報、第1の固定タグからの無線信号に基づく第2の受信情報及び第2の固定タグからの無線信号に基づく第3の受信情報のそれぞれに含まれる受信時刻T2,T1,T3に基づいて、移動タグTMの所在位置が属するエリアを判定する。具体的には、第1の固定タグの受信時刻T1から移動タグTMの受信時刻T2までの間隔と、移動タグTMの受信時刻T2から第2の固定タグの受信時刻T3までの間隔との長短関係を判定するために、例えば(受信時刻T1+受信時刻T3)>(受信時刻T2×2)という大小関係が成立するか否かが判定される。
(受信時刻T1+受信時刻T3)>(受信時刻T2×2)という関係が成立する場合には、受信時刻T1と受信時刻T2との間隔より、受信時刻T2と受信時刻T3との間隔が長いので、処理はステップS9に進む。一方、(受信時刻T1+受信時刻T3)>(受信時刻T2×2)という関係が成立しない場合には、受信時刻T2と受信時刻T3との間隔が、受信時刻T1と受信時刻T2との間隔以下であるので、処理はステップS10に進む。
ステップS9において、判定部12は、移動タグTMが、第1の固定タグに対応する受信器により構成されるエリアに属することを判定する。一方、ステップS10において、判定部12は、移動タグTMが、第2の固定タグに対応する受信器により構成されるエリアに属することを判定する。そして、判定部12は、ステップS9またはステップS10における判定結果を、所定の記憶部に記憶させたり、所定の表示手段に表示させたりすること等により、出力する。
次に、図10〜図13を参照して、受信器30により構成される受信エリアの変更に関する処理を具体的に説明する。
図10は、複数の受信器が配置されたエリアPA2を模式的に示す図である。エリアPA2には、受信器30A,30B,30C,30Dが配置されている。受信器30A,30B,30C,30Dはそれぞれ、無線タグからの無線信号を受信可能なエリアである受信エリアAA,AB,AC,ADを構成する。
図11は、タグ所在エリア判定結果記憶部18の構成および記憶されているデータを模式的に示す図である。集計部13は、第1の固定タグからの無線信号、移動タグTMからの無線信号及び第2の固定タグからの無線信号を移動端末20が順次受信したことに基づいて、移動タグTMの所在位置が、第1の固定タグに対応する第1の受信器により構成される第1のエリアまたは第2の固定タグに対応する第2の受信器により構成される第2のエリアに属することが判定部12により判定された回数を、タグ所在エリア判定結果記憶部18に、第1のエリア及び第2のエリアのペアごとに記憶させる。図11に示すテーブルの行及び列はそれぞれ、第1のエリア及び第2のエリアのペアの一方及び他方に対応する。
図11に示す例では、受信エリアAAを構成する受信器30Aに対応する固定タグからの無線信号、移動タグTMからの無線信号及び受信エリアABを構成する受信器30Bに対応する固定タグからの無線信号を移動端末20が順次受信したことに基づいて、移動タグTMの所在位置が、受信エリアAAまたは受信エリアABに属することが判定された回数が1回であることを表している。
取得部11は、受信器30が受信した無線タグの識別情報及び受信時刻含む受信情報を受信器30から取得する。
エリア変更部14は、移動タグTMからの無線信号が第1の受信器または第2の受信器により検知(取得部11により取得された受信器30からの受信情報に基づく)された後、当該移動タグTMからの無線信号がいずれの受信器により検知されることなく所定時間以上が経過し、且つ、第1の受信器に対応する第1の固定タグからの無線信号、移動タグTMからの無線信号及び第2の受信器に対応する第2の固定タグからの無線信号を移動端末20が順次受信したことに基づいて、移動タグTMの所在位置が第1の受信器により構成される第1のエリアまたは第2の受信器により構成される第2のエリアに属すると判定部12により判定された回数が所定の閾値以上である場合に、第1のエリア及び第2のエリアを拡張させることを判定する。
エリアの拡張の判定について、具体的に説明する。図10に示すエリアPA2において、移動タグTMが付された移動体が図示左方から右方に向かって移動し、受信器30Bにより移動タグTMの無線信号が検知された後、いずれの受信エリアにも含まれない位置に移動タグTMが所在し、移動タグTMの無線信号がいずれの受信器により検知されることなく所定時間以上が経過したとする。この場合には、移動タグTMは、受信エリアABの周辺であり、且つ、いずれの受信エリアにも含まれない位置に所在している可能性が高い。
この場合に、エリア変更部14は、受信器30Bに対応する固定タグTB、移動タグTM、受信器30B以外の受信器に対応する固定タグからの無線信号を移動端末20が順次受信したことに基づく、いずれかの受信器により構成される受信エリアに移動タグTMが属することの判定が行われた回数を、タグ所在エリア判定結果記憶部18から抽出する。
具体的には、エリア変更部14は、タグ所在エリア判定結果記憶部18を参照して、移動タグTMの所在位置が、受信器30Bにより構成される受信エリアAB及び受信エリアAAのペアのうちのいずれかの受信エリアに属することが判定された回数「1」、受信エリアAB及び受信エリアACのペアのうちのいずれかの受信エリアに属することが判定された回数「120」、及び受信エリアAB及び受信エリアADのペアのうちのいずれかの受信エリアに属することが判定された回数「100」を抽出する。
判定回数に関する所定の閾値が「100」であるとすると、エリア変更部14は、受信エリアAB、受信エリアAC及び受信エリアADを拡張させることを判定する。受信エリアの大きさの拡張の度合いは、例えば、予め設定されていることとしてもよい。
指示部15は、エリア変更部14により拡張することが判定された受信エリアAB、受信エリアAC及び受信エリアADを構成する受信器30B、受信器30C及び受信器30Dに受信エリアを拡張させる指示を送信する。図12は、エリアPA2において、受信エリアが拡張された状態を示す図である。図12に示すように、受信器30Bは、指示部15からの指示に基づいて、拡張前の受信エリアAB1を受信エリアAB2に示されるように拡張する。同様に、受信器30Cは、指示部15からの指示に基づいて、拡張前の受信エリアAC1を受信エリアAC2に示されるように拡張する。同様に、受信器30Dは、指示部15からの指示に基づいて、拡張前の受信エリアAD1を受信エリアAD2に示されるように拡張する。
このように受信エリアが拡張されることにより、いずれの受信エリアにも含まれていなかった移動タグTMが、受信エリアAB2、受信エリアAC2及び受信エリアAD2のうちの受信エリアAB2に含まれることとなるので、移動タグTMの検知が可能となる。
指示部15は、所定の契機に、拡張された受信エリアを拡張前の大きさに縮小させる指示を、拡張された受信エリアを構成する受信器30に送信することとしてもよい。所定の契機は、例えば、移動タグTMのいずれかの受信器30による検知、及び、所定時間の経過等の事象であってもよい。
次に、図13を参照して、発信器検知装置10における受信エリアの変更の方法について説明する。図13は、本実施形態の受信エリアの変更の方法の処理内容を示すフローチャートである。
ステップS21において、取得部11は、移動タグTMの無線信号を受信した旨の受信情報を受信器30から取得したか否かを判定する。移動タグTMの無線信号を受信した旨の受信情報を取得したと判定された場合には処理はステップS22に進む。移動タグTMの無線信号を受信した旨の受信情報を取得したと判定されなかった場合にはステップS21の処理が繰り返される。
ステップS22において、エリア変更部14は、ステップS21において受信したことが判定された移動タグTMの無線信号が、所定時間以上、いずれの受信器30により検知されていないか否か判定する。移動タグTMの無線信号がいずれの受信器30により検知されることなく所定時間以上が経過した場合には、処理はステップS23に進む。所定時間が経過する前に、いずれかの受信器30により移動タグTMの無線信号が検知された場合には、その検知がステップS21における受信情報として扱われる。
ステップS23において、エリア変更部14は、ステップS21において受信情報を受信した第1の受信器30に対応する固定タグ、移動タグTM、第1の受信器30以外の第2の受信器に対応する固定タグからの無線信号を移動端末20が順次受信したことに基づく、第1及び第2の受信器のいずれかの受信器により構成される受信エリアに移動タグTMが属することの判定が行われた回数を、タグ所在エリア判定結果記憶部18から抽出する。
ステップS24において、エリア変更部14は、ステップS23において抽出された判定回数が所定の閾値以上であるか否かを判定する。判定回数が所定の閾値以上であると判定された場合には、処理はステップS25に進む。一方、判定回数が所定の閾値以上であると判定されなかった場合には、処理は終了する。
ステップS25において、エリア変更部14は、第1及び第2の受信器により構成される受信エリアを拡張させることを判定する。
ステップS26において、指示部15は、第1及び第2の受信器に、それぞれが構成する受信エリアを拡張させる指示を送信する。
ステップS27において、指示部15は、所定の契機に、第1及び第2の受信器に、拡張させた受信エリアを元の大きさに縮小させる指示を送信する。
次に、コンピュータを、本実施形態の発信器検知装置10として機能させるための制御プログラムについて説明する。図14は、発信器検知プログラムP10の構成を示す図である。
発信器検知プログラムP10は、発信器検知装置10における発信器検知処理を統括的に制御するメインモジュールm10、取得モジュールm11、判定モジュールm12、集計モジュールm13、エリア変更モジュールm14及び指示モジュールm15を備えて構成される。そして、各モジュールm11〜m15により、発信器検知装置10における取得部11、判定部12、集計部13、エリア変更部14及び指示部15のための各機能が実現される。なお、発信器検知プログラムP10は、通信回線等の伝送媒体を介して伝送される態様であってもよいし、図14に示されるように、記録媒体D10に記憶される態様であってもよい。
以上説明した本実施形態の発信器検知装置10、発信器検知方法及び発信器検知プログラムP10では、発信器30からの無線信号を受信可能な移動端末20が、順次受信した、第1の固定タグ、移動タグTM及び第2の固定タグの無線信号に基づいて、第2、第1及び第3の受信情報が取得される。そして、第1〜第3の受信情報に含まれる無線信号の受信時刻に基づいて、移動タグTMの所在位置が、第1の固定タグに対応する第1の受信器30により構成される第1のエリア、及び、第2の固定タグに対応する第2の受信器30により構成される第2のエリアのいずれかに属することが判定される。従って、移動タグTMの無線信号が受信器30により検知されていなくとも、移動タグTMの所在位置が第1及び第2のエリアのいずれかに属すると検知されたこととなるので、無線タグを検知することが不可能なエリアが削減される。
また、別の形態に係る発信器検知装置では、判定部は、第2の受信時刻と第1の受信時刻との間隔より、第1の受信時刻と第3の受信時刻との間隔が長い場合には、移動発信器の所在位置が第1のエリアに属すると判定し、第2の受信時刻と第1の受信時刻との間隔より、第1の受信時刻と第3の受信時刻との間隔が短い場合には、移動発信器の所在位置が第2のエリアに属すると判定することとしてもよい。
上記構成によれば、移動端末が、第1の固定発信器、移動発信器及び第2の固定発信器の無線信号を順次受信した場合において、移動発信器からの無線信号の受信時刻と、より近い受信時刻において受信された無線信号の発信元の固定発信器に、より近い位置に移動発信器が所在している可能性が高い。従って、移動発信器の所在位置が属するエリアが、適切に判定される。
また、本発明の発信器検知装置では、判定部は、第1の受信時刻と第3の受信時刻との間隔が所定の時間を超える場合には、移動発信器の所在位置が属するエリアの判定を実施しないこととしてもよい。
第1の受信時刻と第3の受信時刻との間隔が所定の時間を超えて長い場合には、第2の固定発信器が、移動発信器の位置から遠く離れた場所に所在する可能性が高いので、移動発信器の所在位置を適切に判定できない可能性が高い。上記構成によれば、このような場合に、移動発信器の所在位置の判定を実施しないので、誤った判定がされることが防止される。
また、本発明の発信器検知装置では、判定部は、第2の受信時刻と第1の受信時刻との間隔が所定の時間を超える場合には、移動発信器の所在位置が属するエリアの判定を実施しないこととしてもよい。
第2の受信時刻と第1の受信時刻との間隔が所定の時間を超えて長い場合には、第1の固定発信器が、移動発信器の位置から遠く離れた場所に所在する可能性が高いので、移動発信器の所在位置を適切に判定できない可能性が高い。上記構成によれば、このような場合に、移動発信器の所在位置の判定を実施しないので、誤った判定がされることが防止される。
また、本発明の発信器検知装置では、取得部は、受信器から、該受信器が受信した発信器の識別情報及び受信時刻を含む受信情報をさらに取得し、発信器検知装置は、移動発信器からの無線信号が第1の受信器または第2の受信器により検知された後、当該移動発信器からの無線信号がいずれの受信器により検知されることなく所定時間以上が経過し、且つ、第1の固定発信器からの無線信号、移動発信器からの無線信号及び第2の固定発信器からの無線信号を移動端末が順次受信したことに基づいて、移動発信器の所在位置が第1のエリアまたは第2のエリアに属すると判定部により判定された回数が所定の閾値以上である場合に、第1のエリア及び第2のエリアを拡張させることを判定するエリア変更部と、第1の受信器及び第2の受信器のそれぞれに、第1のエリア及び第2のエリアを拡張させる指示を送信する指示部と、をさらに備えることとしてもよい。
上記の形態により、第1の固定発信器からの無線信号、移動発信器からの無線信号及び第2の固定発信器からの無線信号を移動端末が順次受信したことに基づいて移動発信器の所在位置が属するエリアが判定された回数が所定の閾値以上となるほど多い場合には、当該移動発信器からの無線信号が、受信器ではなく移動端末により検知される頻度が多いことを意味する。従って、このような場合には、第1の固定発信器と第2の固定発信器との間に、発信器からの無線信号をいずれかの受信器が検知することが不可能なエリアが存在している可能性が高い。かかる場合において、第1のエリア及び第2のエリアを拡張させる指示が、第1の受信器及び第2の受信器のそれぞれに送信され、その指示に応じて第1のエリア及び第2のエリアが拡張されることとなるので、発信器からの無線信号を検知することが不可能なエリアを削減することができる。
また、別の形態に係る発信器検知装置では、指示部は、所定の契機に、拡張された第1のエリア及び第2のエリアを拡張前の大きさに縮小させる指示を、第1の受信器及び第2の受信器のそれぞれに送信することとしてもよい。
上記形態によれば、発信器からの無線信号を受信するためのエリアの拡張に要するリソースの削減、及び、エリア重複による発信器の検知における不具合の防止が図られる。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、当業者にとっては、本実施形態が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本実施形態は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本実施形態に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
情報等は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
本明細書で使用する「システム」および「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した場合においては、その要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本明細書において、文脈または技術的に明らかに1つのみしか存在しない装置である場合以外は、複数の装置をも含むものとする。
本開示の全体において、文脈から明らかに単数を示したものではなければ、複数のものを含むものとする。