JP2018154778A - 活性エネルギー線重合性組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フッソで置換されたアルキル基を有するアミノ基又はエーテル基と、ピペリジン骨格と、を有する特定構造の化合物と、ラジカル重合性化合物とを含有してなる活性エネルギー線重合性組成物。
【選択図】図1
Description
なお、本明細書では、「(メタ)アクリロイル」、「(メタ)アクリル酸」、「(メタ)アクリレート」、及び「(メタ)アクリロイルオキシ」とは、特に説明がない限り、それぞれ、「アクリロイル及び/又はメタクリロイル」、「アクリル酸及び/又はメタクリル酸」、「アクリレート及び/又はメタクリレート」、並びに「アクリロイルオキシ及び/又はメタクリロイルオキシ」を表すものとする。また、「活性エネルギー線重合性組成物」は「重合性組成物」と略記することがある。
本発明の化合物(a1)は、一般式(1)で表され、化合物(a2)は一般式(2)で表される。
上記化合物(a1)および化合物(a2)は、2,2,6,6−テトラアルキルピペリジン骨格を有することにより、重合性組成物中の溶存酸素を捕捉することにより、酸素による重合反応阻害を抑制し、反応速度の向上に寄与する。更に、表面自由エネルギーの小さいフッ素原子を同一分子中に有することで、塗膜等での表面への移行性が向上し、酸素による重合反応阻害の影響が最も大きい塗膜表面において、効果的に酸素による重合反応阻害を抑制することが可能となる。
この内、好ましくは炭素数1〜4のアルキル基、より好ましくはメチル基、エチル基、更に好ましくはメチル基である。
この内、好ましくは炭素数1〜4のアルコキシ基、より好ましくはメトキシ基、エトキシ基、更に好ましくは、メトキシ基である。
この内、好ましくは、少なくとも3個以上のフッ素で置換された炭素数1〜8のアルキル基、より好ましくは2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチルプロピオナート基、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロオクチルプロピオナート基、更に好ましくは、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−トリデカフルオロオクチルプロピオナート基である。
この内、好ましくは1H,1H,2H,2H−トリデカフルオロオクチル基、1H,1H,2H,2H−ペンタデカフルオロノニル基、より好ましくは1H,1H,2H,2H−ペンタデカフルオロノニル基である。
この内、好ましくはヘプタデカフルオロオクタノイル基、ノナデカフルオロノナノイル基、より好ましくはノナデカフルオロノナノイル基である。
この内、好ましくは炭素数1〜4のアルキレン基、より好ましくはエチレン基である。
一般式(3)または下記一般式(4)で表される化合物における式中の基である炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、少なくとも3個以上のフッ素で置換された炭素数1〜8のアルキル基、炭素数2〜5のアルキレン基は、一般式(3)または下記一般式(4)におけるそれらの基と同義である。
一般式(3)で表される化合物および一般式(4)で表される化合物は、2,2,6,6−テトラアルキルピペリジン骨格を有することにより、重合性組成物中の溶存酸素を捕捉することにより、酸素による重合反応阻害を抑制し、反応速度の向上に寄与する。更に、表面自由エネルギーの小さいフッ素原子を同一分子中に有することで、塗膜等での表面への移行性が向上し、酸素による重合反応阻害の影響が最も大きい塗膜表面において、効果的に酸素による重合反応阻害を抑制することが可能となる。
この内、好ましくは1H,1H,2H,2H−トリデカフルオロオクチル基、1H,1H,2H,2H−ペンタデカフルオロノニル基、より好ましくは1H,1H,2H,2H−ペンタデカフルオロノニル基である。
この内、好ましくはヘプタデカフルオロオクタノイル基、ノナデカフルオロノナノイル基、より好ましくはノナデカフルオロノナノイル基である。
本発明において、ラジカル重合性化合物(B)(以下「化合物(B)」と略記することがある)は、ラジカル重合可能な骨格を1個以上有する化合物の総称である。
化合物(B)のうち、水酸基を有し、環状構造を有しない化合物(b1)としては、例えば、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸1−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸1−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸6−ヒドロキシヘキシル、(メタ)アクリル酸8−ヒドロキシオクチル、シクロヘキサンジメタノールモノ(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸10−ヒドロキシデシル、(メタ)アクリル酸12−ヒドロキシラウリル、(メタ)アクリル酸エチル−α−(ヒドロキシメチル)、単官能(メタ)アクリル酸グリセロール、あるいは、2−(アクリロイルオキシ)エチル6−ヒドロキシヘキサノネート等の前記水酸基を有する、アクリロイル基またはメタクリロイル基含有化合物に対してε−カプロラクトンラクトンの開環付加により末端に水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルや、前記水酸基含有α,β−エチレン性不飽和二重結合基含有化合物に対してエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドを繰り返し付加したアルキレンオキサイド付加(メタ)アクリル酸エステル等の水酸基含有の脂肪族(メタ)アクリル酸エステル類;
化合物(B)のうち、水酸基を有し、環状構造を有する化合物(b2) としては、例えば、(メタ)アクリル酸1,2−シクロヘキサンジメタノール、(メタ)アクリル酸1,3−シクロヘキサンジメタノール、(メタ)アクリル酸1,4−シクロヘキサンジメタノール、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェノキシメチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェノキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェノキシブチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェノキシデシル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェノキシオクタデシル、(メタ)アクリル酸モノヒドロキシエチルフタレート、(メタ)アクリル酸2−(4−ベンゾイル−3−ヒドロキシフェノキシ)エチル等の水酸基とヘテロ環以外の環状構造を有する(メタ)アクリル酸エステル類;
化合物(B)のうち、水酸基を有しない化合物(b3)としては、例えば、 (メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸2−カルボキシエチル、(メタ)アクリル酸2−カルボキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−カルボキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−カルボキシブチル、(メタ)アクリル酸ダイマー、マレイン酸、フマル酸、モノメチルマレイン酸、モノメチルフマル酸、アコニチン酸、ソルビン酸、ケイ皮酸、α−クロロソルビン酸、グルタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、イタコン酸、チグリン酸、アンゲリカ酸、セネシオ酸、クロトン酸、イソククロトン酸、ムコブロム酸、ムコクロル酸、ソルビン酸、ムコン酸、アコニット酸、ペニシル酸、ゲラン酸、シトロネル酸、4−アクリルアミドブタン酸、6−アクリルアミドヘキサン酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルサクシネート、モノ(メタ)アクリル酸ω−カルボキシポリカプロラクトンエステル等の、ラクトン環の開環付加によるカルボキシル基を末端に有する、ポリラクトン系(メタ)アクリル酸エステル、エチレンオキサイドやプロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドが繰り返し付加している、末端にカルボキシル基を有するアルキレンオキサイド付加系コハク酸と、(メタ)アクリル酸とのエステル等のカルボキシル基含有の脂肪族系アクリロイル基またはメタクリロイル基含有カルボン酸類やその酸無水物類;
本発明の重合性組成物の一実施形態において、重合性組成物は、上記必須成分に加えて、カチオン重合性化合物(C) (以下「化合物(C)」と略記することがある)を含んでもよい。
エポキシ基含有化合物(c1)としては、例えば、オキシラン、メチルオキシラン、フェニルオキシラン、1,2−ジフェニルオキシラン、メチリデンオキシラン、オキシラニルメチル、オキシラニルメタノール、オキシランカルボン酸、(クロロメチル)オキシラン、(ブロモメチル)オキシラン、オキシラニルアセトニトリル、2,2'−(ジメチルメチレン)ビス[(p−フェニレン)オキシメチレン]ビスオキシラン、2,2'−[メチレンビス(2,1−フェニレンオキシメチレン)]ビスオキシラン等のオキシラン化合物類、あるいは、グリシジルエーテル、グリシジルエステル、グリシジルアミン等のオキシラン環の水素原子がメチレン結合基やメチン結合基が置換されているエポキシ基含有化合物類;
オキセタニル基含有化合物(c2)としては、例えば、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、1,4−ビス[(3−エチル−3−オキセタニル)メトキシメチル]ベンゼン、ジ(1−エチル−3−オキセタニル)メチルエーテル等が挙げられる。
5員環以上の環状エーテル化合物(c3)としては、例えば、2−メチルテトラヒドロフラン、2,5−ジエトキシテトラヒドロフラン、テトラヒドロフラン−2,2−ジメタノール3−メチル−2,4(3H、5H)−フランジオン等が挙げられる。
2個以上の酸素又は酸素以外のヘテロ基を有する化合物(c4)としては、環状エステル化合物、環状ホルマール化合物、環状カーボネート化合物、含フッ素環状化合物等がある。環状ホルマール化合物が、ジオキソラン類、ジオキサン類及びトリオキサン類から選択される化合物であることが好ましい。
工業的には、プロピオラクトン、カプロラクトン、1,3−ジオキソラン、1,2−ジオキサン、1,4−ジオキサン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、グリセリンカーボネート等が反応性の点で好ましく用いられる。
本発明の重合性組成物は、各種活性化エネルギー線の照射によって重合反応が進行し、硬化可能である。しかし、上記重合性組成物は、必要に応じて活性エネルギー線重合開始剤(E) (以下「開始剤(E)」と略記することがある)を含んでもよい。開始剤(E)を使用することによって、重合反応を促進することができる。本発明の一実施形態において、上記活性化エネルギーは紫外線であることが好ましく、紫外線の照射によって重合反応を進行させる場合、重合性組成物は、開始剤(E)を含むことが好ましい。本発明では、開始剤(E)として、活性エネルギー線重合開始剤として公知の化合物から任意に選択した化合物を使用できる。
本発明の樹脂組成物には、シラン化合物(F)を含んでもよい。シラン化合物(F)としては、公知のシラン化合物を用いることができる。例えば、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルプロピルジイソプロポキシシラン、メチルプロピルジアセトキシシラン、等のアルキル系アルコキシシラン類;
本発明における重合性組成物は、更に酸化防止剤を含んでも良い。酸化防止剤(G)を含むことによって、活性エネルギー線重合後の樹脂硬化物の経時での着色を抑制することができる。
酸化防止剤としては、例えば、アデカスタブAO‐50、アデカスタブAO‐80(アデカ社製)などのフェノール系酸化防止剤や、アデカスタブPEP−8(アデカ社製)、IRGAFOS168(BASF社製)などのリン系酸化防止剤、IRGANOX‐PS‐800FD(BASF社製)などのイオウ系酸化防止剤等の市販品が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明の重合性組成物は、上記成分に加えて、色材(J)を含有しても良い。本発明において、色材(J)は、染料や顔料が分散された材料の総称である。色材(J) を使用することによって、含有される染料や顔料によって、意匠性だけで無く、熱特性、電気特性、あるいは光学特性等の様々な機能性を付与することが可能となる。
例えば、有機顔料としては、トルイジンレッド、トルイジンマルーン、ハンザエロー、ベンジジンエロー、ピラゾロンレッドなどの不溶性アゾ顔料、
リトールレッド、ヘリオボルドー、ピグメントスカーレット、パーマネントレッド2Bなどの溶性アゾ顔料、
アリザリン、インダントロン、チオインジゴマルーンなどの建染染料からの誘導体、
フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーンなどのフタロシアニン系有機顔料、
キナクリドンレッド、キナクリドンマゼンタなどのキナクリドン系有機顔料、
ペリレンレッド、ペリレンスカーレットなどのペリレン系有機顔料、
イソインドリノンエロー、イソインドリノンオレンジなどのイソインドリノン系有機顔料、
ピランスロンレッド、ピランスロンオレンジなどのピランスロン系有機顔料、チオインジゴ系有機顔料、縮合アゾ系有機顔料、ベンズイミダゾロン系有機顔料、
キノフタロンエローなどのキノフタロン系有機顔料、
イソインドリンエローなどのイソインドリン系有機顔料、
その他の顔料として、フラバンスロンエロー、アシルアミドエロー、ニッケルアゾエロー、銅アゾメチンエロー、ペリノンオレンジ、アンスロンオレンジ、ジアンスラキノニルレッド、ジオキサジンバイオレット等の有機顔料類が挙げられる。
これら色素誘導体であれば、特に問題無く使用できる。
分散樹脂は、染料や顔料100質量部に対し、不揮発分換算で10〜60質量部の範囲で使用する事が好ましい。また、化合物(B)、あるいは化合物(C)を併用使用する場合には、染料や顔料100質量部に対し、不揮発分換算で100〜800質量部の範囲で使用する事が好ましい。
このような極性樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリ(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸−(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、酢酸ビニル−(メタ)アクリル酸共重合体、ポリスチレンスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、スチレンスルホン酸−マレイン酸共重合体、ポリイタコン酸等の親水性のビニル系共重合体樹脂;
メチルセルロース、エチルセルロース、プロピルセルロース、エチルメチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボシキメチルスセルロース、アルカリ金属カルボキシメチルセルロース、アルカリ金属セルロース硫酸塩、セルロースグラフト重合体等のセルロース誘導体;
ポリグルタミン酸、ポリアスパラギン酸等のポリペプチド類;
長鎖ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、ステアリルアミンアセテート等のアミドエステル塩;
等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。これらは1種類または2種以上を併用して用いることができる。
また、Efka CHEMICALS社製「エフカ44、46、47、48、49、54、63、64、65、66、71、701、764、766」、「エフカポリマー100(変性ポリアクリレート)、150(脂肪族系変性ポリマー)、400、401、402、403、450、451、452、453(変性ポリアクリレート)、745(銅フタロシアニン系)」、共栄社化学社製「フローレン TG-710(ウレタンオリゴマー)、「フローノンSH-290、SP-1000」、「ポリフローNo.50E、No.300(アクリル系共重合物)」、楠本化成社製「ディスパロン KS-860、873SN、874(高分子分散剤)、#2150(脂肪族多価カルボン酸)、#7004(ポリエーテルエステル型)」が挙げられる。
本発明の樹脂組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で有れば、前記したような成分の他に各種添加剤(Q)を適宜配合することが可能である。例えば、重合硬化収縮率低減、熱膨張率低減、寸法安定性向上、弾性率向上、粘度調整、熱伝導率向上、強度向上、靭性向上、着色向上等の観点から有機又は無機の充填剤を配合できる。このような充填剤としては、ポリマー、セラミックス、金属、金属酸化物、金属塩等を用いることができ、形状については粒子状、繊維状等特に限定されない。なお、上記ポリマーの配合に当っては、柔軟性付与剤、可塑剤、難燃化剤、保存安定剤、チクソトロピー付与剤、分散安定剤、流動性付与剤、消泡剤等、充填剤としてではなくポリマーブレンド、ポリマーアロイとして、重合性組成物中に溶解、半溶解又はミクロ分散させることも可能である。
本発明の重合性組成物は、上記、化合物(A)および化合物(B)を必須成分とし、更に必要に応じて、化合物(C)、開始剤(E)、シラン化合物(F)、酸化防止剤(G)、色剤(J)およびその他の各種添加剤(Q)を配合後、均一に混合することによって製造することができる。
なお、本発明における重合性組成物は、実質的に有機溶剤を含まないことが好ましいが、有機溶剤を含有することも可能である。 例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、シクロヘキサン、トルエン、キシレンその他の炭化水素系溶媒等の有機溶剤や、水をさらに添加して、重合性組成物の粘度を調整することもできるし、重合性組成物を加熱して粘度を低下させることもできる。
[製造例1、2]
化合物(B)と分散樹脂とを攪拌し、分散樹脂が完全に溶解したことを確認した後、顔料を投入し、ハイスピードミキサー等で均一になるまで攪拌後、得られたミルベースを横型サンドミルで約2時間分散して製造した。製造した色材(J)の分散体(顔料分散体)の配合(数値は質量部を表す)を表1に示す。表1において、空欄は、配合なしを意味している。
<化合物(a1)(a2)の合成>
[合成例1〜27]
合成例にて本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の合成例のみに、なんら限定されるものではない。
上記で得られた化合物(1−2)〜(1−17)および化合物(2−1)〜(2−10)は、いずれも化合物(1−1)と同様に、1H−NMR、IRおよび元素分析で構造を確認した。元素分析値を表2に示す。
<重合性組成物の製造>
[配合例1〜44]
酸素濃度が10%以下に置換された遮光された300mlのマヨネーズ瓶に、化合物(a1)および/または化合物(a2)、化合物(B)、化合物(C)、開始剤(E)、シラン化合物(F)、酸化防止剤(G)、色剤(J)およびその他の各種添加剤(Q)を表3に示す比率で仕込み、攪拌機にて十分に攪拌を行い、十分に脱泡を行った後、配合例に示す重合性組成物を得た。尚、表3において、空欄は、配合なしを表す。この内、配合例5〜44は、それぞれ実施例1〜40に相当する本発明の重合性組成物であり、配合例1〜4は、それぞれ比較例1〜4に相当する本発明の重合性組成物ではない重合性組成物である。表3で使用した略号の説明を、表4に示す。
表3に示した重合性組成物について、以下の方法で硬化速度、保存安定性、及び耐擦傷性を測定し、結果を表5に示す。
アプリケータを用いて、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に重合性組成物を塗布膜厚が10μm厚となるように塗布し、塗工物を作製した。塗工物をベルトコンベア式の紫外線照射装置(メタルハライドランプ100W/cm1灯)を用いて、コンベアスピード10m/分で0.2J/cm2(波長 :365nm)の紫外線を照射した。照射後の硬化物の表面を指触により、べたつきがなくなるまで照射を繰り返し、硬化速度を3段階で評価した。照射回数が少ないほど硬化性が良好であると判断できる。評価「×」以外であれば、実際の使用時に特に問題ない。
◎:1〜3回。
○:4〜6回。
△:7〜9回。
×:10回以上。
製造直後の重合性組成物を60℃で5日間保存した後、重合性組成物の状態を目視で観察した。
○:変化なし。良好。
×:増粘あるいはゲル化。不良。
アプリケータを用いてガラス板上に重合性組成物を塗布膜厚が250μm 厚となるように塗布し、0.3J/cm2(波長 :365nm)の紫外線を照射してガラス積層硬化フィルムを得、23℃、相対湿度50%で24時間状態保存し、試験片とした。測定23℃、相対湿度50%の恒温湿室内で、前記試験片を#0000のスチールウールにより、硬化フィルムの表面を250g/cm2の荷重をかけながら10回摩擦し、耐擦傷性試験を行った。傷の発生の有無および傷の程度を目視により観察し、耐擦傷性の指標とした。
評価は4段階で行った。傷の本数が少ないほど耐擦傷性が良好であると判断できる。評価「×」以外であれば、実際の使用時に特に問題ない。
◎:傷の発生なし。全く問題なし。
○:5本以下の傷が発生する。若干あるが、問題なし。
△:傷が6〜10本発生する。実用上、使用可。
×:傷が11本以上発生する。実用上、問題あり。
Claims (6)
- 下記一般式(1)で表される化合物(a1)および/または下記一般式(2)で表される化合物(a2)と、ラジカル重合性化合物(B)とを含有してなる活性エネルギー線重合性組成物。
[一般式(1)および一般式(2)式中、R11およびR21は、アルキル基またはアルコキシ基を表し、R12〜R15およびR22〜R25は、それぞれ独立に、アルキル基を表し、R16およびR17は、それぞれ独立に、水素、少なくとも3個以上のフッ素で置換されたアルキル基または−R18COOR19で表される基を表し、R26は、−COR27を表し、R27は、少なくとも3個以上のフッ素で置換されたアルキル基を表す。R18は、アルキレン基を表し、R19は、少なくとも3個以上のフッ素で置換されたアルキル基を表す。ただし、R16およびR17が、同時に水素となることはない。] - R11およびR21が、炭素数1〜4のアルキル基であり、R12〜R15およびR22〜R25が、それぞれ独立に、炭素数1〜4のアルキル基であり、R16およびR17が、それぞれ独立に、水素または−R18COOR19で表される基を表し、R26は、−COR27を表し、R27は、少なくとも3個以上のフッ素で置換された炭素数1〜8のアルキル基であり、R18が、炭素数2〜5のアルキレン基であり、R19が、少なくとも3個以上のフッ素で置換された炭素数1〜8のアルキル基である請求項1記載の活性エネルギー線重合性組成物。
- 請求項1または2記載の活性エネルギー線重合性組成物の硬化物。
- 下記一般式(3)または下記一般式(4)で表される化合物。
[一般式(3)および一般式(4)式中、R31およびR41は、炭素数1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のアルコキシ基を表し、R32〜R35およびR42〜R45は、それぞれ独立に、炭素数1〜4のアルキル基を表し、R36およびR37は、それぞれ独立に、水素または−R38COOR39で表される基を表し、R46は、−COR47を表し、R47は、少なくとも3個以上のフッ素で置換された炭素数1〜8のアルキル基を表す。R38は、炭素数2〜5のアルキレン基を表し、R39は、少なくとも3個以上のフッ素で置換された炭素数1〜8のアルキル基を表す。ただし、R36およびR37が、同時に水素となることはない。] - 下記一般式(3−1)で表される化合物と、下記一般式(3−2)で表される化合物とを反応させる請求項4記載の一般式(3)で表される化合物の製造方法。
[一般式(3−1)および一般式(3−2)式中、R31は、炭素数1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のアルコキシ基を表し、R32〜R35は、それぞれ独立に、炭素数1〜4のアルキル基を表す。R381、R382およびR383は、それぞれ独立に、水素またはメチル基を表す。R391は、−COOR39で表される基を表す。R39は、少なくとも3個以上のフッ素で置換された炭素数1〜8のアルキル基を表す。] - 下記一般式(4−1)で表される化合物と、下記一般式(4−2)で表される化合物とを反応させる請求項4記載の一般式(4)で表される化合物の製造方法。
[一般式(4−1)および一般式(4−2)式中、R41は、炭素数1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のアルコキシ基を表し、R42〜R45は、それぞれ独立に、炭素数1〜4のアルキル基を表す。Xは、ハロゲンまたは水酸基を表す。R26は、少なくとも3個以上のフッ素で置換された炭素数1〜8のアルキル基を表す。]
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