JP2018151711A - 情報処理装置及び情報処理方法並びに情報処理用プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】交通上の危険性を告知するための情報を、その送信先の地域に適した状態とすることが可能な情報処理装置を提供する。【解決手段】交通に関して注意すべき危険管理エリアと、危険管理エリアの危険度と、を対応付けて記憶する記録部5と、危険管理エリアに進入した複数の歩行者各々の位置を示す現在位置データと、複数の歩行者のうち少なくともいずれか一の挙動を示す挙動データと、を取得するインターフェース1と、取得された各々の現在位置データ及び挙動データに基づいて、危険管理エリアのエリア情報を更新する処理部2と、を備える。【選択図】図3
Description
本願は、情報処理装置及び情報処理方法並びに情報処理用プログラムの技術分野に属する。より詳細には、車両又は歩行者等に対して種々の情報を提供する情報処理装置及び情報処理方法並びに当該情報処理装置用のプログラムの技術分野に属する。
近年、車両の移動を案内するナビゲーション装置が広く一般化している。また、歩行者が携帯するスマートフォン等において、当該歩行者の移動を案内するナビゲーション処理を実行することも広く行われている。このようなナビゲーション装置やスマートフォン等を用いて行う案内処理の一例としては、例えば下記特許文献1に記載された技術がある。この特許文献1に記載されている技術では、ナビゲーション装置等とサーバ装置とが移動体通信網を介して接続された交通事故防止システムにおいて、予め設定された地域等についての交通上の危険性をサーバ装置において判定し、その判定結果を示す危険性情報を各ナビゲーション装置に配信する構成とされている。
しかしながら特許文献1に記載されている技術では、サーバ装置から上記危険性情報を各ナビゲーション装置に一方的に送信する構成となっているに過ぎないため、その危険性情報の内容が適切であったか否かは、サーバ装置においては判らない。そしてこのことは、送信先の地域に適した危険性情報が送信されない場合があるという問題点があった。
そこで本願は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、交通上の危険性を告知するための情報を、その送信先の地域に適した状態とすることが可能な情報処理装置及び情報処理方法並びに当該情報処理装置用のプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、交通に関して注意すべきエリアと、当該エリアの注意喚起レベルと、を対応付けて記憶する記憶部と、前記エリアに進入した複数の移動体各々の位置を示す位置情報と、前記複数の移動体のうち少なくともいずれか一の挙動を示す挙動情報と、を取得する取得部と、前記取得部により取得された各々の前記位置情報及び前記挙動情報に基づいて、前記注意喚起レベルを更新する更新部と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、交通に関して注意すべきエリアと、当該エリアの注意喚起レベルと、を対応付けて記憶する記憶部と、取得部と、更新部と、を備える情報処理装置において実行される情報処理方法であって、前記エリアに進入した複数の移動体各々の位置を示す位置情報と、前記複数の移動体のうち少なくともいずれか一の挙動を示す挙動情報と、を前記取得部により取得する取得工程と、前記取得工程において取得された各々の前記位置情報及び前記挙動情報に基づいて、前記注意喚起レベルを前記更新部により更新する更新工程と、を含む。
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、情報処理装置に含まれるコンピュータを、交通に関して注意すべきエリアと、当該エリアの注意喚起レベルと、を対応付けて記憶する記憶手段、前記エリアに進入した複数の移動体各々の位置を示す位置情報と、前記複数の移動体のうち少なくともいずれか一の挙動を示す挙動情報と、を取得する取得手段、及び、前記取得された各々の前記位置情報及び前記挙動情報に基づいて、前記注意喚起レベルを更新する更新手段、として機能させる。
次に、本願を実施するための形態について、図1を用いて説明する。なお図1は、実施形態に係る情報処理装置の概要構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態に係る情報処理装置Sは、記憶部5と、取得部1と、更新部2と、を備えて構成されている。
この構成において記憶部5は、交通に関して注意すべきエリアと、当該エリアの注意喚起レベルと、を対応付けて記憶する。
そして取得部1は、上記エリアに進入した複数の移動体各々の位置を示す位置情報と、当該複数の移動体のうち少なくともいずれか一の挙動を示す挙動情報と、を取得する。
これにより更新部2は、取得部1により取得された各々の位置情報及び挙動情報に基づいて注意喚起レベルを更新する。
以上説明したように、実施形態に係る情報処理装置Sの動作によれば、交通に関して注意すべきエリアと、当該エリアの注意喚起レベルとを対応付けて記憶すると共に、そのエリアに進入した複数の移動体各々の位置を示す位置情報と、当該複数の移動体のうち少なくともいずれか一の挙動を示す挙動情報と、を取得する。そして、取得された各々の位置情報及び挙動情報に基づいて注意喚起レベルを更新するので、交通上の注意喚起を、移動体の位置に適した状態とすることができる。
次に、上述した実施形態に対応する具体的な実施例について、図2乃至図10を用いて説明する。なお以下に説明する実施例は、車両に搭載された車載装置と、歩行者に携帯されて移動する歩行者装置と、が、例えばインターネット又は独自回線等のネットワークを介して接続されてなる交通事故防止システムに本願を適用した場合の実施例である。
また、図2は実施例に係る交通事故防止システムの概要構成を示すブロック図であり、図3は当該交通事故防止システムに含まれるサーバ装置等の細部構成を示すブロック図であり、図4は実施例に係るエリア情報の内容を例示する図であり、図5は実施例に係る歩行者情報等の内容を例示する図である。更に、図6は実施例に係るエリア情報の更新処理を示すフローチャートであり、図7は実施例に係る挙動データ等の内容を例示する図であり、図8は実施例に係る交通事故防止処理を示すフローチャートであり、図9は実施例に係るエリア情報の更新処理による効果等を例示する図であり、図10は実施例に係る交通事故防止処理による効果を例示する図である。このとき図3では、図1に示した実施形態に係る情報処理装置Sにおける各構成部材に対応する実施例の構成部材それぞれについて、当該情報処理装置Sにおける各構成部材と同一の部材番号を用いている。また、図3(c)に破線で示すように、インターフェース1、処理部2及び記録部5により実施形態に係る情報処理装置Sの一例を構成している。
(I)実施例に係る交通事故防止システム全体の構成等について
初めに、実施例に係る交通事故防止システム全体の構成等について、図2乃至図5を用いて説明する。なお実施例として以下、主に車両同士、又は車両と歩行者についての例を示すが、自転車、自動二輪車(オートバイ)等を含めて当該交通事故防止システムを活用できるような組み合わせであれば、実施例に限定されるものではない。
初めに、実施例に係る交通事故防止システム全体の構成等について、図2乃至図5を用いて説明する。なお実施例として以下、主に車両同士、又は車両と歩行者についての例を示すが、自転車、自動二輪車(オートバイ)等を含めて当該交通事故防止システムを活用できるような組み合わせであれば、実施例に限定されるものではない。
図2に示すように、実施例に係る交通事故防止システムSSは、それぞれが車両に搭載されて当該車両と共に移動する車載装置V1、車載装置V2、…、車載装置Vn(nは自然数)と、それぞれが歩行者に携帯されて当該歩行者と共に移動する歩行者装置P1、歩行者装置P2、…、歩行者装置Pm(mは自然数且つn=mの場合を含む)と、サーバ装置SVと、を含んで構成されている。なお以下の説明において、車載装置V1、車載装置V2、…、車載装置Vnに共通する事項を説明する場合、これらを纏めて単に「車載装置V」と称する。また、歩行者装置P1、歩行者装置P2、…、歩行者装置Pmに共通する事項を説明する場合、これらを纏めて単に「歩行者装置P」と称する。
そして実施例に係る交通事故防止システムSSでは、上記各車載装置Vと、上記各歩行者装置Pと、サーバ装置SVと、が、インターネット等のネットワークNWを介して相互にデータの授受が可能に接続されている。また、上記各車載装置Vと、上記各歩行者装置Pと、は、通信可能距離にまで互いが接近したとき、当該通信可能距離まで接近した車載装置Vと歩行者装置Pとの間で直接データの授受が可能に接続される。
以上の構成において、各車載装置Vはそれぞれ、当該車載装置Vの挙動(即ち、当該車載装置Vが搭載されている車両の挙動)やその位置を示す挙動データを、ネットワークNWを介してサーバ装置SVに送信する。また各歩行者装置Pはそれぞれ、当該歩行者装置Pの挙動(即ち、当該歩行者装置Pを携帯している歩行者の挙動)やその位置を示す挙動データを、ネットワークNWを介してサーバ装置SVに送信する。一方サーバ装置SVは、上記各車両又は上記各歩行者が移動する地域内に予め設定されている危険管理エリアごとに、当該危険管理エリアにおける事故の発生傾向を示す事故傾向情報等を含むエリア情報を記録している。この危険管理エリアは、例えば上記地域内にある交差点、老人ホーム、小学校又は自動車教習所等のそれぞれを含んで(又はそれぞれを中心として)予め設定さているエリア(地理的領域)であり、歩行者又は車両が通行するに際して交通事故防止の観点からそこにおける事故の発生傾向等を管理しておくべき危険管理エリアである。そしてサーバ装置SVは、各車載装置V又は各歩行者装置Pから送信されてくる挙動データに基づいて、上記危険管理エリアごとの事故傾向情報等を更新する。そしてサーバ装置SVは、各車両又は各歩行者が危険管理エリアに接近した場合には、当該接近した危険管理エリアについての事故傾向情報等を当該接近した車両又は歩行者と共に移動している車載装置V又は歩行者装置Pに送信し、当該車両の搭乗者又は歩行者にその内容を告知させる。なおこのとき、「車両の搭乗者」とは、当該車両の運転者及び同乗者の双方を示す。
一方、通信可能距離まで接近した各車載装置Vと各歩行者装置Pとは、当該接近した車載装置Vと歩行者装置Pとの間で直接通信を行い、それぞれと共に移動する車両の運転者又は歩行者に互いの存在を告知する。他方、通信可能距離まで接近した車載装置V同士間でも、当該接近した車載装置V同士で直接通信を行い、当該車載装置Vと共に移動する車両の運転者に互いの存在を告知する。なおこれらの直接通信には、例えば無線LAN(Local Area Network)規格に準拠した直接通信や、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)規格に準拠した近距離通信が含まれる。
次に、サーバ装置SV、各車載装置V及び各歩行者装置Pのそれぞれについて、その構成をより具体的に図3を用いて説明する。
先ず図3(a)に示すように、実施例に係る車載装置Vは、インターフェース10と、CPU、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等からなる処理部11と、液晶ディスプレイ等からなるディスプレイ12と、操作ボタン又はリモコン装置等からなる操作部13と、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等からなる記録部14と、GPS(Global Positioning System)受信部又は自立型センサ(例えば加速度センサ。以下、同じ。)等からなるセンサ部15と、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal-Oxide-Silicon)撮像素子等からなるカメラ16と、により構成されている。
この構成において記録部14には、車載装置Vによる案内処理に必要な地図データや、当該案内処理自体を実行するためのプログラムが予め記録されており、これらを必要に応じて処理部11に出力する。一方インターフェース10は、処理部11の制御の下、歩行者装置P又は他の車載装置Vとの間の上記直接通信によるデータの授受及びネットワークNWを介したサーバ装置SVとの間のデータの授受を制御する。またセンサ部15は、上記GPS受信部を用いて図示しない航法衛星から受信した航法電波等を用いて、車載装置Vが搭載されている車両の現在位置(高度を含む。以下、同じ。)を示す現在位置データやその進行方向を示す進行方向データ等を生成して処理部11に出力する。一方カメラ16は、処理部11の制御の下、その撮像範囲にある物を撮像し、その撮像結果に相当する画像データを生成して処理部11に出力する。ここで、画像データとして例えば、カメラ(ドライブレコーダを含む)に記録された実際の事故の様子などを捉えたシーン等に相当する画像データが挙げられる。更に操作部13は、当該操作部13において行われた操作に対応する操作信号を生成して処理部11に出力する。これらにより処理部11は、当該操作信号に基づいて、実施例に係る交通事故防止処理の一環として、車載装置Vとしての上記行動データをサーバ装置SVに送信する。また処理部11は、当該交通事故防止処理の一環として上記事故傾向情報等をサーバ装置SVから受信した場合には、当該受信した事故傾向情報等を、車載装置Vが搭載されている車両の搭乗者に例えばディスプレイ12を介して告知する。これらに加えて処理部11は、通信可能距離に接近した歩行者装置P又は他の車載装置Vとの間でインターフェース10を介した上記直接通信を行い、それぞれと共に移動する車両の運転者又は歩行者に互いの存在を告知する。
次に図3(b)に示すように、実施例に係る歩行者装置Pは、インターフェース20と、CPU、RAM及びROM等からなる処理部21と、液晶ディスプレイ等からなるディスプレイ22と、操作ボタン又はディスプレイ22の表面等に設けられたタッチパネル等からなる操作部23と、HDD又はSSD等からなる記録部24と、GPS受信部又は自立型センサ等からなるセンサ部25と、CCD又はCMOS撮像素子等からなるカメラ26と、により構成されている。
この構成において記録部24には、歩行者装置Pによる案内処理に必要な地図データや、当該案内処理自体を実行するためのプログラムが予め記録されており、これらを必要に応じて処理部21に出力する。一方インターフェース20は、処理部21の制御の下、車載装置Vとの間の直接通信によるデータの授受及びネットワークNWを介したサーバ装置SVとの間のデータの授受を制御する。またセンサ部25は、上記GPS受信部を用いて上記航法衛星から受信した航法電波等を用いて、歩行者装置Pが携帯されている歩行者の現在位置を示す現在位置データやその進行方向を示す進行方向データ等を生成して処理部21に出力する。一方カメラ26は、処理部21の制御の下、その撮像範囲にある物を撮像し、その撮像結果に相当する画像データを生成して処理部21に出力する。更に操作部23は、当該操作部23において行われた操作に対応する操作信号を生成して処理部21に出力する。これらにより処理部21は、当該操作信号に基づき、実施例に係る交通事故防止処理の一環として、歩行者装置Pとしての上記挙動データをサーバ装置SVに送信する。また処理部21は、当該交通事故防止処理の一環として上記事故傾向情報等をサーバ装置SVから受信した場合には、当該受信した事故傾向情報等をディスプレイ22に表示することで、歩行者装置Pを携帯している歩行者に当該事故傾向情報等を告知する。
これらに加えて処理部21は、通信可能距離に接近した車載装置Vとの間でインターフェース20を介した上記直接通信を行い、歩行者装置Pを携帯している歩行者に互いの存在を告知する。
更に図3(c)に示すように、実施例に係るサーバ装置SVは、インターフェース1と、CPU、RAM及びROM等からなる処理部2と、液晶ディスプレイ等からなるディスプレイ3と、キーボード及びマウス等からなる操作部4と、HDD又はSSD等からなる記録部5と、により構成されている。このとき処理部2が、実施形態に係る更新部2の一例、本願に係る「判定部」の一例、「第1決定部」の一例、「第2決定部」の一例、「第3決定部」の一例、「第4決定部」の一例及び「出力部」の一例にそれぞれ相当する。また、インターフェース1が実施形態に係る取得部1の一例に相当し、記録部5が実施形態に係る記憶部の一例に相当する。
この構成において記録部5には、サーバ装置SVによる実施例に係る交通事故防止処理に必要な後述のエリア情報、歩行者情報及び車両情報等を記録すると共に、当該交通事故防止処理自体を実行するためのプログラムが予め記録されており、これらを必要に応じて処理部2に出力する。一方インターフェース1は、処理部2の制御の下、各車載装置V又は各歩行者装置Pとの間のネットワークNWを介したデータの授受を制御する。更に操作部4は、当該操作部4において行われた操作に対応する操作信号を生成して処理部2に出力する。これらにより処理部2は、当該操作信号に基づいて、実施例に係る交通事故防止処理の一環として、上記挙動データを各車載装置V及び各歩行者装置Pから受信し、当該受信した挙動データに基づいて上記エリア情報に含まれている上記事故傾向情報等を更新する。また処理部2は、当該交通事故防止処理の一環として上記事故傾向情報等を各車載装置V及び歩行者装置Pにそれぞれ送信する。また、上記各処理のために必要な情報は、ディスプレイ3における表示を介してサーバ装置SVの使用者に提示される。
次に、実施例に係るエリア情報について、具体的に図4を用いて説明する。
実施例に係るエリア情報ARは、上記危険管理エリアごとにサーバ装置SVの上記記録部5に記録されている。そして図4に示すようにエリア情報ARには、施設/地物位置情報51と、危険管理エリア情報52と、天候情報53と、日付情報54と、時間帯情報55と、施設/地物情報56と、対象者情報57と、事故傾向情報58と、危険度情報59と、送信頻度情報59−1と、が、上記危険管理エリアごとの番号50により識別可能に含まれている。
このとき施設/地物位置情報51は、それが対応する危険管理エリアに含まれている上記交差点、老人ホーム、小学校又は自動車教習所等の地図上の位置を示す緯度/経度情報である。また危険管理エリア情報52は、それが対応する危機管理エリア全体の緯度方向及び経度方向それぞれの範囲を示す情報である。また天候情報53は、それが対応する危険管理エリアの事故傾向情報が対応する天候を示す情報である。また日付情報54は、それが対応する危険管理エリアの事故傾向情報が対応する日付を示す情報である。また時間帯情報55は、それが対応する危険管理エリアの事故傾向情報が対応する時間帯を示す情報である。また施設/地物情報56は、上記施設/地物位置情報51により地図上の位置が示されている施設又は地物の種類(属性)を示す情報である。また対象者情報57は、それが対応する危険管理エリアの事故傾向情報が対応する対象者を、「高齢者」、「子供」及び「(高齢者以外の)大人(以下、同じ)」に区分して示す情報である。また事故傾向情報58は、それが対応する危険管理エリアにおける事故の発生傾向を示す情報である。また危険度情報59は、それが対応する危険管理エリアの対象者ごとの交通事故上の危険度を示す情報である。最後に送信頻度情報59−1は、それが対応する危険管理エリアの事故傾向情報等を各車載装置V又は各歩行者装置Pに送信する頻度を示す情報である。なお、事故傾向情報58、危険度情報59及び送信頻度情報59−1については、それぞれ後ほど詳述する。
次に、実施例に係る歩行者情報について、具体的に図5(a)を用いて説明する。
実施例に係る歩行者情報PIは、サーバ装置SVの上記記録部5に記録されている。そして図5(a)に示すように歩行者情報PIには、歩行者装置Pごとに、識別情報61と、性別情報62と、年齢情報63と、動作情報64と、移動速度情報65と、移動方向情報66と、位置情報67と、挙動情報68と、が、上記歩行者装置Pごとの番号60により識別可能に含まれている。
このとき識別情報61は、それが対応する歩行者装置Pを携帯している歩行者を他の歩行者から識別するための識別情報である。また性別情報62は、当該歩行者の性別を示す情報である。また年齢情報63は、当該歩行者の年齢を示す情報である。これら識別情報61、性別情報62及び年齢情報63は、例えば、当該歩行者装置Pをその歩行者が購入する際に、サーバ装置SVに蓄積される情報である。もちろん購入時に限定されるものではない。一方動作情報64は、それが対応する歩行者装置P(即ちそれを携帯する歩行者)が移動しているか否かを示す情報である。また移動速度情報65及び移動方向情報66は、当該移動の速度及び方向をそれぞれ示す情報である。また位置情報67は、当該歩行者の地図上の位置を示す緯度/経度情報である。また挙動情報68は、その歩行者の直近の挙動を示す情報である。この場合の挙動とは、例えば、「特異状態なし」、「急停止」、「他の物に対する接触」又は「転倒」等の、当該歩行者の状態をいい、具体的には、その歩行者が携帯する歩行者装置Pのセンサ部25に含まれている加速度センサにより検出される加速度や、カメラ26により撮像された画像データに基づいて当該歩行者装置Pにおいて判定された結果が送信されてきたものである。
次に、実施例に係る車両情報について、具体的に図5(b)を用いて説明する。
実施例に係る車両情報VIは、サーバ装置SVの上記記録部5に記録されている。そして図5(b)に示すように車両情報VIには、車載装置Vごとに、識別情報71と、性別情報72と、年齢情報73と、動作情報74と、移動速度情報75と、移動方向情報76と、位置情報77と、挙動情報78と、が、上記車載装置Vごとの番号70により識別可能に含まれている。
このとき識別情報71は、それが対応する車載装置V(換言すれば、当該車載装置Vが搭載されている車両)を車載装置V(又は他の車両)から識別するための識別情報である。また性別情報72は、当該車載装置Vの使用者(ユーザ)の性別を示す情報である。また年齢情報73は、当該使用者の年齢を示す情報である。これら識別情報71、性別情報72及び年齢情報73は、例えば、当該車載装置Vをその使用者による購入の際に、サーバ装置SVに蓄積される情報である。もちろん購入時に限定されるものではない。一方、動作情報74は、それが対応する車載装置V(即ちそれが搭載されている車両)が移動しているか否かを示す情報である。また移動速度情報75及び移動方向情報76は、当該移動の速度及び方向をそれぞれ示す情報である。また位置情報77は、当該車載装置Vの地図上の位置を示す緯度/経度情報である。また挙動情報78は、その車載装置Vが搭載されている車両の直近の挙動を示す情報である。この場合の挙動とは、例えば、「特異状態なし」、「第1ヒヤリ状態(具体的には例えば急ブレーキ等)」、「第2ヒヤリ状態(具体的には例えば急ハンドル等)」又は「他のものに対する接触」等の、当該車両の状態をいい、具体的には、その車両に搭載されている車載装置Vのセンサ部15に含まれている加速度センサにより検出される加速度や、カメラ16により撮像された画像データに基づいて当該車載装置Vにおいて判定された結果が送信されてきたものである。
(II)実施例に係るエリア情報の更新処理について
次に、上述した実施例に係る交通事故防止システムSSにおいて実行される、実施例に係るエリア情報ARの更新処理について、具体的に図6及び図7を用いて説明する。
次に、上述した実施例に係る交通事故防止システムSSにおいて実行される、実施例に係るエリア情報ARの更新処理について、具体的に図6及び図7を用いて説明する。
実施例に係るエリア情報ARの更新処理は、サーバ装置SVの処理部2を中心として実行されるものであり、例えば予め設定された時間ごとに開始される。そして図6にそのフローチャートを示すように実施例に係るエリア情報の更新処理として、先ず処理部2は、各車載装置V及び各歩行者装置Pから上記挙動データをそれぞれ取得する(ステップS1及びステップS2)。
ここで上記挙動データとして具体的に、各車載装置Vからの挙動データUPVには、その送信元の車載装置Vを識別するための識別情報71に対応付けて、図7(a)に示す位置情報UP1、走行情報UP2、対象情報UP3及び挙動結果情報UP4が、それぞれ少なくとも含まれている。
ここで位置情報UP1には、その送信元である車載装置Vの現在位置を示す緯度/経度情報、例えば交差点に対する進入方向を示す第1方向情報、例えば当該交差点の通過方向(例えば直進又は右(左)折等)を示す第2方向情報、及び、例えば交差点や駐車場に到達したことを示す情報及び一方通行の道を走行中であることを示す情報を含むその他情報等が含まれている。これら緯度/経度情報及び第1方向情報等は、その車載装置Vのセンサ部15により検出された現在位置データ等に基づいて車載装置Vから送信されるものである。
また走行情報UP2には、その送信元である車載装置Vの移動速度を示す速度情報、当該車載装置Vが搭載されている車両において急ブレーキ操作が発生したか否かを示す急ブレーキ情報、当該車両において急ハンドル操作が発生したか否かを示す急ハンドル情報、及び、当該車両においてスリップが発生したか否かを示すスリップ情報等が含まれている。これら速度情報及び急ブレーキ情報等は、その車載装置Vのセンサ部15の加速度センサ等により検出された加速度データ等に基づいて車載装置Vから送信されるものである。
また対象情報UP3には、その送信元である車載装置Vと他の車載装置V又は歩行者装置Pとの間の直接通信により取得された、当該他の車載装置V又は歩行者装置Pが搭載又は携帯されている車両の種類(例えば、車両、自動二輪車又は自転車等。以下、同様。)又は歩行者の種類(高齢者、子供又は(高齢者以外の)大人等)を示す種類情報、当該他の車載装置V又は歩行者装置Pとの距離を示す距離情報、及び、当該他の車載装置V又は歩行者装置Pとの位置関係(例えば、当該車載装置Vに対して右折してくるか否か等)を示す位置関係情報等が含まれている。
更に挙動結果情報UP4には、その送信元である車載装置Vが搭載されている車両が現状の進行方向及び速度を維持して走行又は通過できることを示す問題なし情報、その車載装置Vが搭載されている車両において上記第1ヒヤリ状態が発生したか否かを示す第1ヒヤリ情報、当該車載装置Vが搭載されている車両において上記第2ヒヤリ状態が発生したか否かを示す第2ヒヤリ情報、及び、当該車載装置Vが搭載されている車両において上記接触が発生したか否かを示す接触情報等が含まれている。
一方、各歩行者装置Pからの挙動データUPPには、その送信元の歩行者装置Pを識別するための識別情報61に対応付けて、図7(b)に示す位置情報UP5、移動情報UP6、対象情報UP7及び挙動結果情報UP8が、それぞれ含まれている。
ここで位置情報UP5には、その送信元である歩行者装置Pの現在位置を示す緯度/経度情報、その移動方向を示す方向情報、及びその他情報等が含まれている。これら緯度/経度情報及び方向情報等は、その歩行者装置Pのセンサ部25により検出された現在位置データ等に基づいて歩行者装置Pから送信されるものである。
また移動情報UP6には、その送信元である歩行者装置Pの移動速度(即ち歩行速度又は駆け足の速度)を示す速度情報、当該歩行者装置Pを携帯している歩行者が急に立ち止まったか否かを示す急停止情報、及びその他の等が含まれている。これら速度情報及び急停止情報等は、その歩行者装置Pのセンサ部25の加速度センサ等により検出された加速度データ等に基づいて歩行者装置Pから送信されるものである。
また対象情報UP7には、その送信元である歩行者装置Pと車載装置Vとの間の直接通信により取得された、当該車載装置Vが搭載されている車両の種類(例えば、車両、自動二輪車又は自転車等)を示す種類情報、当該車載装置Vとの距離を示す距離情報、及び当該車載装置Vとの位置関係(例えば、当該歩行者装置Pに対して対向してくるか否か等)を示す位置関係情報等が含まれている。
更に挙動結果情報UP8には、その送信元である歩行者装置Pを携帯している歩行者が現状の進行方向及び速度を維持して歩行等できることを示す問題なし情報、及び、その歩行者において上記接触が発生したか否かを示す接触情報等が含まれている。
図6に戻って、上記ステップS1及びステップS2により車載装置V及び歩行者装置Pから挙動データUPV及び挙動データUPPが取得できたら、次にサーバ装置SVの処理部2は、エリア情報ARを更新する危険管理エリアを一つ選択し(ステップS3)、当該選択された危険管理エリアについて、それに含まれている事故傾向情報58や危険度情報59等の更新を行い(ステップS4)、更に、送信頻度情報59−1の更新を行う(ステップS5)。もちろん更新にあたって、一つの挙動データUPV等で実際に更新処理を実行するか、複数の同様な挙動データUPV等を得た上で、例えば公知の統計的な手法を用いる等により更新処理を実行するかは、特に限定されるものではない。このステップS4及びステップS5については、後ほど詳述する。
次に処理部2は、例えばサーバ装置SVの電源スイッチがオフとされること等により実施例に係るエリア情報ARの更新処理を終了するか否かを判定し(ステップS6)、終了する場合は(ステップS6:YES)、当該更新処理をそのまま終了する。一方ステップS6の判定において、引き続き他の危険管理エリアについてのエリア情報ARの更新処理を継続する場合(ステップS6:NO)、処理部2は上記ステップS1及びステップS2に戻って上述した処理を繰り返す。
次に、上記ステップS4及び上記ステップS5について、具体的に説明する。
即ち、上記ステップS4及び上記ステップS5において処理部2は、各車載装置V及び各歩行者装置Pからそれぞれ送信されてくる上記挙動データUPV及び挙動データUPPに基づいて、例えば以下のようにエリア情報AR自体及び対応する送信頻度情報59−1を更新する。
(ア)危険度情報59により示される危険度について、エリア情報ARとしての危険度Dを、当該危険管理エリア内に存在する子供に対応して予め設定されている事故率を当該子供の数に乗じた値に更新する(ステップS4参照)。
(イ)上記危険度Dを、当該危険管理エリア内に存在する高齢者に対応して予め設定されている事故率を当該高齢者の数に乗じた値に更新する(ステップS4参照)。
(ウ)危険管理エリア情報52により示される危険管理エリアの広さについて、上記危険度Dが高い程広く更新する(ステップS4参照)。
(エ)上記危険管理エリアの広さについて、上記危険度Dが低いほど狭く更新する(ステップS4参照)。
(オ)送信頻度情報59−1により示される送信頻度について、上記危険度Dが高くなるほど、それが対応する危険管理エリアの事故傾向情報等を各車載装置V又は各歩行者装置Pに送信する頻度を高く更新する(ステップS5参照)。
(カ)上記送信頻度について、上記危険度Dが低くなるほど、それが対応する危険管理エリアの事故傾向情報等を各車載装置V又は各歩行者装置Pに送信する頻度を低く更新する(ステップS5参照)。
(ア)危険度情報59により示される危険度について、エリア情報ARとしての危険度Dを、当該危険管理エリア内に存在する子供に対応して予め設定されている事故率を当該子供の数に乗じた値に更新する(ステップS4参照)。
(イ)上記危険度Dを、当該危険管理エリア内に存在する高齢者に対応して予め設定されている事故率を当該高齢者の数に乗じた値に更新する(ステップS4参照)。
(ウ)危険管理エリア情報52により示される危険管理エリアの広さについて、上記危険度Dが高い程広く更新する(ステップS4参照)。
(エ)上記危険管理エリアの広さについて、上記危険度Dが低いほど狭く更新する(ステップS4参照)。
(オ)送信頻度情報59−1により示される送信頻度について、上記危険度Dが高くなるほど、それが対応する危険管理エリアの事故傾向情報等を各車載装置V又は各歩行者装置Pに送信する頻度を高く更新する(ステップS5参照)。
(カ)上記送信頻度について、上記危険度Dが低くなるほど、それが対応する危険管理エリアの事故傾向情報等を各車載装置V又は各歩行者装置Pに送信する頻度を低く更新する(ステップS5参照)。
ここで、上記ステップS4及び上記ステップS5については、例えば図7(c)に例示する更新テーブルTを予めサーバ装置SVの記録部5に記録しておき、当該更新テーブルTを参照しつつ処理部2が実行するように構成してもよい。
即ち、「危険管理エリア」自体についての更新項目T1として、上述した危険度Dの更新(上記(ア)乃至上記(イ))及びその広さの更新(上記(ウ)及び上記(エ))を記述しておき、これを参照して上記ステップS4を実行するように構成してもよい。また、「施設」についての更新項目T2として、上記老人ホーム、小学校又は自動車教習所に加えて、幼稚園、公園及び商店街を記述しておき、これを参照して上記ステップS4を実行するように構成してもよい。また、「時間帯」についての更新項目T3として、例えば車線規制の時間帯変更による通行方向の規制や、交差点への進入方向の規制を記述しておき、これを参照して上記ステップS4を実行するように構成してもよい。
また異なる態様として、「喚起頻度」についての更新項目T4として、予め設定された上記危険度Dのランクに応じて、車載装置V又は歩行者装置Pにおける注意喚起(より具体的には、注意喚起の旨の表示又は音声による放音等。以下、同じ。)の頻度を変えさせるための情報を、上記事故傾向情報等に含めてサーバ装置SVから当該車載装置V又は当該歩行者装置Pに送信するように構成してもよい。また「喚起タイミング」についての更新項目T5として、上記危険度Dのランクが高いほど、車載装置V又は歩行者装置Pにおける注意喚起をより遠方から行わせるための情報を、上記事故傾向情報等に含めてサーバ装置SVから当該車載装置V又は当該歩行者装置Pに送信するように構成してもよい。更に「移動速度」についての更新項目T6として、車載装置Vが搭載されている車両の速度が、上記第1ヒヤリ情報又は上記第2ヒヤリ情報に相当する速度に達したときに当該車載装置Vにおける注意喚起を行わせるための情報を、上記事故傾向情報等に含めてサーバ装置SVから当該車載装置Vに送信するように構成してもよい。最後に「方向」についての更新項目T7として、車載装置Vが搭載されている車両の位置と歩行者装置Pが携帯されている歩行者の位置との関係が、上記第1ヒヤリ情報又は上記第2ヒヤリ情報に対応する位置関係となったときに当該車載装置V及び当該歩行者装置Pそれぞれにおける注意喚起を行わせるための情報を、上記事故傾向情報等に含めてサーバ装置SVから当該車載装置V及び当該歩行者装置Pに送信するように構成してもよい。
(III)実施例に係る交通事故防止処理について
次に、上述した実施例に係る交通事故防止システムSSにおいて実行される、実施例に係る交通事故防止処理について、具体的に図8を用いて説明する。
次に、上述した実施例に係る交通事故防止システムSSにおいて実行される、実施例に係る交通事故防止処理について、具体的に図8を用いて説明する。
実施例に係る交通事故防止処理は、サーバ装置SVの処理部2及び車載装置Vの処理部11並びに歩行者装置Pの処理部21を中心として実行されるものであり、例えば予め設定された時間ごとに、処理部2、処理部11及び処理部21において開始される。
図8にそのフローチャートを示す。実施例に係る交通事故防止処理として、先ず歩行者装置Pの処理部21は、その時点で歩行者装置Pにおいて必要とされる危険管理エリア(例えば、その進行方向前方にある危険管理エリア等)の上記エリア情報AR(図4参照)と、その時点で当該危険管理エリア内及びその近辺に存在する車両についての車両情報VIを要求する旨の指定エリア情報要求をサーバ装置SVに送信する(ステップS10)。一方車載装置Vの処理部11は、その時点で車載装置Vにおいて必要とされる危険管理エリア(例えば、その進行方向前方にある危険管理エリア等)の上記エリア情報AR(図4参照)と、その時点で当該危険管理エリア内及びその近辺に存在する車両及び歩行者についての車両情報VI及び歩行者情報PIを要求する旨の指定エリア情報要求をサーバ装置SVに送信する(ステップS30)。
次に、車載装置V又は歩行者装置Pから上記指定エリア情報要求を受信したサーバ装置SVの処理部2は、各指定エリア情報要求により示されているエリア情報AR等を記録部5内において検索し、当該検索結果を指定エリア情報として上記指定エリア情報要求の送信元である車載装置V又は歩行者装置Pに送信する(ステップS26)。その後処理部2は、例えばサーバ装置SVの電源スイッチがオフとされること等により実施例に係る交通事故防止処理を終了するか否かを判定し(ステップS27)、終了する場合は(ステップS27:YES)、当該交通事故防止処理をそのまま終了する。一方ステップS27の判定において、引き続き当該交通事故防止処理を継続する場合(ステップS27:NO)、処理部2は上記ステップS25に戻って上述した処理を繰り返す。
一方、上記指定エリア情報を受信した(ステップS11)歩行者装置Pの処理部21は、当該受信した指定エリア情報に基づいて、進行方向前方にある危険管理エリアにおける事故傾向等を当該歩行者装置P上において表示等する事前告知を実行する(ステップS12)。その後処理部21は、当該歩行者装置Pを携帯する歩行者がその危険管理エリアに侵入したか否かを監視する(ステップS13)。ステップS13の監視において未だ当該歩行者が危険管理エリアに侵入していない場合(ステップS13:NO)、処理部21は、例えば一定時間ごとにステップS12の事前告知を実行する。他方、ステップS13の監視において当該歩行者が危険管理エリアに侵入した場合(ステップS13:YES)、処理部21は、ステップS11で受信したエリア情報ARに含まれる危険度情報59等に基づいて、その時点での当該危険管理エリアにおける危険度関連処理を実行する(ステップS14)。
ここで、当該ステップS14として具体的に処理部21は、例えば当該危険管理エリア内に例えば高速移動する車両が存在していることがステップS11で受信した車両情報VIにより示されている場合、当該車両として予め設定されている車両パラメータと当該車両について予め設定されている事故率とを乗算し、それを、当該歩行者装置Pを携帯する歩行者と当該車両との距離で除した値として、その時点での当該危険管理エリアとしての危険度D(又は注意喚起レベル)を算出する。その後処理部21は、当該算出された危険度D(又は注意喚起レベル)が予め設定された告知閾値以上となっているか否かを判定し、当該告知閾値以上となっている場合に、その旨を例えばディスプレイ22における表示を用いて上記事故傾向として告知する。
その後処理部21は、後述するステップS21に移行する。
他方、上記指定エリア情報を受信した(ステップS31)車載装置Vの処理部11は、当該受信した指定エリア情報に基づいて、進行方向前方にある危険管理エリアにおける事故傾向等を当該車載装置V上において表示等する事前告知を実行する(ステップS32)。その後処理部11は、当該車載装置Vが搭載されている車両がその危険管理エリアに侵入したか否かを監視する(ステップS33)。ステップS33の監視において未だ当該車両が危険管理エリアに侵入していない場合(ステップS33:NO)、処理部11は、例えば一定時間ごとにステップS32の事前告知を実行する。他方、ステップS33の監視において当該歩行者が危険管理エリアに侵入した場合(ステップS33:YES)、処理部11は、ステップS31で受信したエリア情報ARに含まれる危険度情報59等に基づいて、その時点での当該危険管理エリアにおける危険度関連処理を実行する(ステップS34)。
ここで、当該ステップS34として具体的に処理部11は、当該危険管理エリア内に歩行者として例えば子供及び高齢者が存在していることがステップS31で受信した歩行者情報PIにより示されている場合、当該子供として予め設定されている歩行者パラメータと当該子供について予め設定されている事故率とをそれぞれ乗算して第1乗算値を算出すると共に、当該高齢者として予め設定されている歩行者パラメータと当該高齢者について予め設定されている事故率とをそれぞれ乗算して第2乗算値を算出する。次に処理部11は、当該車載装置Vが搭載されている車両と当該子供との距離で上記第1乗算値を除した第1除算値を算出すると共に、当該車両と当該高齢者との距離で上記第2乗算値を除した第2除算値を算出する。その後処理部11は、それぞれ算出された第1除算値と第2除算値とを加算した値として、その時点での当該危険管理エリアとしての危険度D(又は注意喚起レベル)を算出する。その後処理部11は、当該算出された危険度D(又は注意喚起レベル)が予め設定された告知閾値以上となっているか否かを判定し、当該告知閾値以上となっている場合に、その旨を例えばディスプレイ12における表示を用いて上記事故傾向情報として告知する。
その後処理部11は、後述するステップS41に移行する。
次に、歩行者装置Pの処理部21は、上記ステップS10乃至ステップS14と並行して、当該歩行者装置Pと直接通信が可能な車載装置Vが存在していないかの監視を行っている(ステップS15)。ステップS15の監視において当該車載装置Vが存在していない場合(ステップS15:NO)、処理部21は後述するステップS21に移行する。
一方、車載装置Vの処理部11は、上記ステップS30乃至ステップS34と並行して、当該車載装置Vと直接通信が可能な歩行者装置Pが存在していないかの監視を行っている(ステップS35)。ステップS35の監視において当該歩行者装置Pが存在していない場合(ステップS35:NO)、処理部11は後述するステップS41に移行する。
他方、上記ステップS15及び上記ステップS35の監視において、互いに直接通信が可能な車載装置V及び歩行者装置Pが発見された場合(ステップS15:YES、ステップS35:YES)、当該直接通信が可能となった歩行者装置Pの処理部21及び車載装置Vの処理部11は、相互に通信を開始して、互いの存在及び属性等の確認を行う(ステップS16、ステップS36)。
そして歩行者装置Pの処理部21は、当該直接通信の結果と、上記ステップS11で受信した車両情報VIとを比較し、現在直接通信している相手方の車両が、予め設定された要件を具備する危険車両であるか否かを判定する(ステップS17)。このステップS17の判定としては、例えば当該歩行者装置Pを携帯する歩行者の方向に高速で移動している車両等は、危険車両として判定されることになる(ステップS17:YES)。ステップS17の判定において、現在直接通信している相手方の車両が危険車両ではなかった場合(ステップS17:NO)、処理部21は後述するステップS21に移行する。一方ステップS17の判定において、現在直接通信している相手方の車両が危険車両であった場合(ステップS17:YES)、処理部21は次に、例えば上記更新項目T4、更新項目T5又は更新項目T7のいずれか(図7(c)参照)として説明した内容と同様の判定を上記ステップS11で受信した車両情報VIに基づいて行い、その危険車両についての注意喚起タイミングが到来したか否かを判定する(ステップS18)。ステップS18の判定において、未だ注意喚起タイミングが到来していない場合(ステップS18:NO)、処理部21は上記ステップS16に戻って直接通信を継続する。他方ステップS18の判定において注意喚起タイミングが到来した場合(ステップS18:YES)、処理部21は例えばディスプレイ22を用いて必要な注意喚起を行う(ステップS19)。その後処理部21は、例えば上記危険車両が通り過ぎる等により、当該危険車両が回避されたか否かの監視を行う(ステップS20)。ステップS20の監視において、当該危険車両が回避されない場合(ステップS20:NO)、処理部21は引き続き又は間欠的に連続して当該注意喚起を行う(ステップS19)。またステップS20の監視において、当該危険車両が回避された場合(ステップS20:YES)、処理部21は、例えば歩行者装置Pの電源スイッチがオフとされること等により実施例に係る交通事故防止処理を終了するか否かを判定し(ステップS21)、終了する場合は(ステップS21:YES)、当該交通事故防止処理をそのまま終了する。一方ステップS21の判定において、引き続き交通事故防止処理を継続する場合(ステップS21:NO)、処理部21は上記ステップS10及びステップS15に戻って上述した処理を繰り返す。
一方、車載装置Vの処理部11は、上記ステップS36の直接通信の結果と、上記ステップS31で受信した歩行者情報PIとを比較し、現在直接通信している相手方の歩行者が、予め設定された要件を具備する危険歩行者であるか否かを判定する(ステップS37)。このステップS37の判定としては、例えば車載装置Vが搭載されている車両の進行方向に子供又は高齢者が存在する場合は、その子供又は高齢者は危険歩行者として判定されることになる(ステップS37:YES)。ステップS37の判定において、現在直接通信している相手方の歩行者が危険歩行者ではなかった場合(ステップS37:NO)、処理部11は後述するステップS41に移行する。一方ステップS37の判定において、現在直接通信している相手方の歩行者が危険歩行者であった場合(ステップS37:YES)、処理部11は次に、例えば上記更新項目T4乃至更新項目T7のいずれか(図7(c)参照)として説明した内容と同様の判定を上記ステップS31で受信した歩行者情報PIに基づいて行い、その危険歩行者についての注意喚起タイミングが到来したか否かを判定する(ステップS38)。ステップS38の判定において、未だ注意喚起タイミングが到来していない場合(ステップS38:NO)、処理部11は上記ステップS36に戻って直接通信を継続する。他方ステップS38の判定において注意喚起タイミングが到来した場合(ステップS38:YES)、処理部11は例えばディスプレイ12を用いて必要な注意喚起を行う(ステップS39)。その後処理部11は、例えば上記危険歩行者が通り過ぎる等により、当該危険歩行者が回避されたか否かの監視を行う(ステップS40)。ステップS40の監視において、当該危険歩行者が回避されない場合(ステップS40:NO)、処理部11は引き続き又は間欠的に連続して当該注意喚起を行う(ステップS39)。またステップS40の監視において、当該危険車両が回避された場合(ステップS40:YES)、処理部11は、例えば車載装置Vの電源スイッチがオフとされること等により実施例に係る交通事故防止処理を終了するか否かを判定し(ステップS41)、終了する場合は(ステップS41:YES)、当該交通事故防止処理をそのまま終了する。一方ステップS41の判定において、引き続き交通事故防止処理を継続する場合(ステップS41:NO)、処理部11は上記ステップS30及びステップS35に戻って上述した処理を繰り返す。
次に、実施例に係るエリア情報ARの更新処理及び実施例に係る交通事故防止処理による効果について、具体的に図9及び図10を用いて説明する。
先ず図9を用いて、実施例に係るエリア情報ARの更新処理による効果について説明する。ここで図9(a)に例示するような道路Rがある場合において、車両C1が交差点CRに侵入する場合に例えば歩行者注意の注意喚起W1が表示されたとすると、実施例に係るエリア情報ARの更新処理が実行されない場合、車両C1が安全に交差点CRを通過した場合であっても、その後に改めて車両C1が交差点CRに侵入する場合はその車両C1において同様の注意喚起W1が表示されることになる。また、交差点CRを左折する車両C2において歩行者PS1に対する注意喚起W2が表示されたものの、例えば新しいビルBDが建築された場合において、その影から出てくる歩行者PS2については、車両C3において何ら注意喚起がされることがなく、当該車両C3においては、歩行者PS2との関係で「ヒヤリ」とすることになる。
これに対し、上記車両C1において安全に交差点CRを通過できた旨の挙動データUPV(図7(a)参照)がサーバ装置SVに送信され、これによりエリア情報ARが更新されると、図9(b)に例示するように、その後に改めて車両C1が交差点CRに侵入する場合はその車両C1において上記注意喚起W1は表示されない。また、車両C3及び歩行者PS2において互いに「ヒヤリ」経験をした旨が挙動データUPV及び挙動データUPP(図7(b)参照)がサーバ装置SVに送信され、これらによりエリア情報ARが更新されると、図9(b)に例示するように、その後に改めてビルBDに接近する車両C3がある場合は、歩行者PS2に対する注意喚起W3が新たに表示されることになる。
次に図10を用いて、実施例に係る交通事故防止処理による効果について説明する。ここで図10(a)に例示するような危険管理エリアAが地図上に設定されている場合において、その中に、危険歩行者となり得る高齢の歩行者PSOが存在する場合、当該危険管理エリアA内を通るルートRに沿って移動している車両Cにおいては、上記ステップS32の事前告知として、図10(a)に例示するような注意喚起W4が表示される。そして当該注意喚起W4に沿ってルートの変更が要求されると、車両Cに搭載されている車載装置Vの処理部11は、例えば当該危険管理エリアAを避けて新たなルートRRを設定し直してもよい。
そして、図10(a)に例示する状態から車両Cが進行して図10(b)に例示する位置まで移動した場合、車両Cの車載装置Vは、例えば高齢の歩行者PSOが携帯する歩行者端末Pとの直接通信(図8ステップS16及びステップS36参照)を開始し、それ以降、図8を用いて説明した注意喚起(図8ステップS17乃至ステップS20及びステップS37乃至ステップS40)が実行され、これにより、車両Cは危険管理エリアA内を安全に通過できることになる。
以上それぞれ説明したように、実施例に係るエリア情報ARの更新処理によれば、交通に関して注意すべき危険管理エリアと、当該危険管理エリアの危険度D等とを対応付けてサーバ装置SVに記録すると共に、その危険管理エリアに進入した複数の歩行者又は車両各々の位置を示す現在位置データと、当該複数の歩行者等のうち少なくともいずれか一の挙動を示す挙動データと、をサーバ装置SVにおいて取得する。そして、取得された各々の現在位置データ及び挙動データ等に基づいてエリア情報ARを更新するので、交通上の注意喚起を、車両等の位置に適した状態とすることができる。
また、歩行者等各々の現在位置データに基づいて、例えば歩行者と車両との接触の可能性がある場合にエリア情報ARを更新することとすれば、より安全に資する注意喚起を行うことができる。
更に、エリア情報AR内の危険度Dに基づいて注意喚起をするかしないかを判定できるので、車両又は歩行者として真に必要な場合に限って、必要な注意喚起をすることができる。
更にまた、上記危険度Dに応じて危険管理エリアの広さを決定できるので、より適切に必要な注意喚起をすることができる。
また、危険度Dに応じて注意喚起をするか否かを決定できるので、更に適切に必要な注意喚起をすることができる。
更に、危険度Dに応じて危険管理エリアを通るルートを使うか否かを決定できるので、より安全に危険管理エリアを回避して移動することができる。
なお上述した実施例では、直接通信については、サーバ装置SVが関与することなく、歩行者装置Pと車載装置Vとの間で実行するか否かを判定することとしたが(図8ステップS15及びステップS35参照)、これ以外に、当該直接通信を開始すべき旨の情報と相手方となる車載装置V及び歩行者装置Pを示す情報を当該車載装置V及び歩行者装置Pに送信することにより、サーバ装備SVの主導により、歩行者装置Pと車載装置Vとの間の直接通信を実行させるように構成してもよい。
また、図6及び図8にそれぞれ示したフローチャートに相当するプログラムを、光ディスク又はハードディスク等の記録媒体に記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して取得しておき、これを汎用のマイクロコンピュータ等に読み出して実行することにより、当該マイクロコンピュータ等を、実施例に係る処理部2、処理部11又は処理部21として機能させることも可能である。
1 取得部(インターフェース)
2 更新部(処理部)
5 記憶部(記録部)
S 情報処理装置
SV サーバ装置
AR エリア情報
2 更新部(処理部)
5 記憶部(記録部)
S 情報処理装置
SV サーバ装置
AR エリア情報
Claims (9)
- 交通に関して注意すべきエリアと、当該エリアの注意喚起レベルと、を対応付けて記憶する記憶部と、
前記エリアに進入した複数の移動体各々の位置を示す位置情報と、前記複数の移動体のうち少なくともいずれか一の挙動を示す挙動情報と、を取得する取得部と、
前記取得部により取得された各々の前記位置情報及び前記挙動情報に基づいて、前記注意喚起レベルを更新する更新部と、
を備える情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
各々の前記位置情報に基づいて、前記複数の移動体の接触の可能性を判定する判定部を更に備え、
前記更新部は、前記判定部により接触の可能性有と判定された場合に、前記注意喚起レベルを更新することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
前記注意喚起レベルに基づいて、前記エリアについて注意喚起の情報を出力するかを決定する第1決定部を更に備えることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記注意喚起レベルに基づいて、前記エリアの範囲を決定する第2決定部を更に備えることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記注意喚起レベルに対応する値毎に設定された条件に基づいて、前記エリア内で注意喚起の情報を出力するかを決定する第3決定部を更に備えることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記注意喚起レベルに基づいて、所定の目的地までのルート探索処理時に前記エリアを回避するかを決定する第4決定部を更に備えることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記判定部により接触の可能性有と判定された場合、前記複数の移動体各々が有する無線通信機器間において、近距離無線通信を介して一の前記移動体から他の前記移動体へ警報出力させる出力部を更に備えることを特徴とする情報処理装置。 - 交通に関して注意すべきエリアと、当該エリアの注意喚起レベルと、を対応付けて記憶する記憶部と、取得部と、更新部と、を備える情報処理装置において実行される情報処理方法であって、
前記エリアに進入した複数の移動体各々の位置を示す位置情報と、前記複数の移動体のうち少なくともいずれか一の挙動を示す挙動情報と、を前記取得部により取得する取得工程と、
前記取得工程において取得された各々の前記位置情報及び前記挙動情報に基づいて、前記注意喚起レベルを前記更新部により更新する更新工程と、
を含む情報処理方法。 - 情報処理装置に含まれるコンピュータを、
交通に関して注意すべきエリアと、当該エリアの注意喚起レベルと、を対応付けて記憶する記憶手段、
前記エリアに進入した複数の移動体各々の位置を示す位置情報と、前記複数の移動体のうち少なくともいずれか一の挙動を示す挙動情報と、を取得する取得手段、及び、
前記取得された各々の前記位置情報及び前記挙動情報に基づいて、前記注意喚起レベルを更新する更新手段、
として機能させる情報処理用プログラム。
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