JP2018150370A - レンチウイルスの変異envタンパク質及び薬物としてのその使用 - Google Patents
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Abstract
【課題】移植された腫瘍細胞の拒絶と関係あるインビボアッセイにより免疫抑制特性を有しない新たな変異ENVタンパク質の提供、レンチウイルス感染の治療に有効な新たな医薬組成物の提供、および有効なワクチンの提供。【解決手段】ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られる免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質。【選択図】なし
Description
本発明は、レンチウイルスの変異ENVタンパク質及び薬物としてのその使用に関する。
レンチウイルスは、長い潜伏期間を特徴とするレトロウイルス科の遅発性ウイルスの1属である。レンチウイルスは、宿主細胞のDNAに有意な量の遺伝情報を送達することができ、分裂していない細胞内で複製可能であるというレトロウイルスのなかでも独特の能力を有するので、遺伝子送達ベクターのなかで最も効率的な方法の1つである。HIV、SIV及びFIVは、すべて、レンチウイルスの例である。
WHOによれば、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、現在世界が直面する最も深刻な健康上の危機の1つである。1981年から、AIDSにより25百万人以上が死亡した。最も深刻な影響を受けている国では、現在、AIDSが無い場合よりも13年短い49才まで平均余命が低下している。UNAIDSによれば、2006年には推定39.5百万人がHIVウイルスを保有しながら生きており、2006年には4.3百万人が感染した。多くの地域において、新規感染は若年世代(15〜24才)にかなり集中している。治療およびケアの手段が近年大いに増大している。HIV発生のリアルタイムなトレンド、特に予防プログラムの影響の解明には、理想的には、多くの人についての長期の研究が必要とされる。このような研究を行うことは実際上困難であることから、若い女性と彼女らの子供に焦点が当てられている。HIVを保有して生きる子供は、典型的には、妊娠中、出産時又は授乳時に起こる母子感染(MTCT)を通して感染する。乳児及び幼児のHIV感染を予防するための包括的かつ完全なプログラムのための手段を増大する(これはHIVのない時代への指針となろう)ための新たな努力が緊急に求められている。
2つの公知のタイプのHIVが存在する;ヒトに感染するHIV-1及びHIV-2である。それらは、レンチウイルスと呼ばれるレトロウイルスの一群に属しており、HIVに類似するウイルスがアフリカのサルにおいて発見されている。レトロウイルスは、それらの遺伝子を、感染後に逆転写されて標的細胞のDNAゲノムに組み込まれるゲノムRNA転写産物として、産生細胞から標的細胞に移す。
記録上最初のHIV感染者は1959年に死亡した。1980年代初期、米国の医師が、徐々に多くの患者が異常な感染に苦しみ、免疫不全の兆候を示していることに気付くようになる。この症候群は、後天性免疫不全症候群(AIDS)と名付けられ、その後まもなく、HIVが観察された免疫系破壊の原因物質であることが見出された。当初、患者は疼痛緩和だけに基づく治療を受けていたが、殆ど全員が死を免れなかった。1990年代中期、2つの重要な治療上の革新があった。第1に新たな群の抗レトロウイルス剤が発見され、第2に血中HIVウイルス量の測定が可能になった。これら2つの進歩により、異なる剤を併用して患者を治療することが可能となり、医師は治療が実際に機能しているか否かを確認できるようになった。結果として、感染した患者の免疫系が徐々に正常化し、患者はより長生きするようになった。現在、HIVを保有することの経済的および心理的影響は甚大ではあるが、西欧諸国における感染患者は、非感染者と同等レベルのクオリティ・オブ・ライフを享有し、子を授かることもできる。しかしながら、95%を超えるHIV感染/AIDS患者が住む開発途上国においては、状況はより一層深刻である。過去25年間に、世界では25百万人を超える人がAIDSで亡くなった。
現在、感染者のおよそ95%が高価な抗ウイルス薬を入手できない開発途上国に住んでいる。従って、制御不能なHIVパンデミックに対して唯一効果的な解決策となる効果的なワクチンが緊急に必要とされている。過去数年間の研究によりHIVウイルスに関する基礎生物学の新たな知見がもたらされ、これが新規の抗ウイルス薬及びワクチン設計ストラテジに繋がっている。これら相当な進歩にも拘らず、効果的なワクチンはまだ存在しない。集団的接種に適した必要な安全性プロフィールには決して到達しないであろうが、弱毒化(生きているが弱らされている)HIV株のみが霊長類における試験において免疫を与えることができた。
HIV-1の複製過程は、10,000塩基対当たり約1つのエラー率を有する。ウイルスの全ゲノムが10,000塩基対よりも僅かに少ないので、各ウイルス複製サイクルにおいて平均1つのエラーがHIV-1ゲノムに導入されると推定される。この変異率の高さが体内のウイルスの広範な多様性及び集団間での一層幅広い多様性に寄与している。
この多様性は、記載した3つのHIV-1変異体及び「クレード」と呼ばれるウイルスの亜種をもたらしている。これらの区別は、とりわけ変化しやすいエンベロープタンパク質の構造に基づいている。M(majorの略)変異体は現在のところ世界中で最も蔓延している。M変異体にはクレードA、B、C、D、E、F、G、H、I、J及びKがあり、クレードA〜Eが世界中の感染の大多数に相当する。クレードA、C及びDはアフリカにおいて支配的であり、クレードBは欧州、南北アメリカ及び南東アジアにおいて最も蔓延している。クレードE及びCはアジアにおいて支配的である。これらのクレードは35%程度異なる。別の変異体はクレードOで、これはカメルーンのHIV-1単離株に見られる。構造における最大の変化は、エンベロープタンパク質gpl20およびgp41において見られる。
流行に深刻な影響を有するHIV-1の非常に高い変異率から得られる2つの重要な結果がある。まず、高い変異率は、ウイルスに薬物療法による制御からの回避を許容してしまうメカニズムの1つである。これらの新たなウイルスは耐性株に相当する。また、高い変異率は、免疫成分が認識する構造を変更することによって、ウイルスが患者の免疫系を回避することを許容してしまう。この広範な多様性の更なる結果は、ウイルスがワクチンによる制御も回避するので、エンベロープタンパク質に基づいて効果的なワクチンを見出すことを困難にしていることである。
さらに、該ウイルスは、免疫抑制特性を有するタンパク質を産生し、患者の免疫系による監視を回避することを可能にする。従って、かかるタンパク質を発現する細胞は免疫系にとって「不可視」となる。
結果的に、ワクチンのためには、効果的な応答を生じさせるために、免疫抑制機能を喪失しているか又は実質的に喪失している抗原としてのタンパク質を提供する必要がある。このことは、ウイルスに一旦感染した個体の免疫系が感染細胞を破壊し、感染を予防/治癒することを可能としよう。
結果的に、ワクチンのためには、効果的な応答を生じさせるために、免疫抑制機能を喪失しているか又は実質的に喪失している抗原としてのタンパク質を提供する必要がある。このことは、ウイルスに一旦感染した個体の免疫系が感染細胞を破壊し、感染を予防/治癒することを可能としよう。
先行技術は、かかるタンパク質の提供を既に意図している。
例えば、国際出願WO2005/095,442(発明者ら:Renard、Mangeney及びHeidmann)は、HTLV又はFeLV、ENVタンパク質のような、内在性レトロウイルス(ERV)又はオンコレトロウイルスの免疫抑制ドメインの変異を開示している。この文書は、特定の位置における変異がERV又はオンコレトロウイルスのENVタンパク質の免疫抑制特性を無効化することを証明している。しかしながら、国際出願WO2005/095,442は、ERVまたはオンコレトロウイルスのENVタンパク質の免疫抑制ドメインにされた変異が、レンチウイルスのENVタンパク質に転移可能であり得ることについて記載も示唆もしていない。
例えば、国際出願WO2005/095,442(発明者ら:Renard、Mangeney及びHeidmann)は、HTLV又はFeLV、ENVタンパク質のような、内在性レトロウイルス(ERV)又はオンコレトロウイルスの免疫抑制ドメインの変異を開示している。この文書は、特定の位置における変異がERV又はオンコレトロウイルスのENVタンパク質の免疫抑制特性を無効化することを証明している。しかしながら、国際出願WO2005/095,442は、ERVまたはオンコレトロウイルスのENVタンパク質の免疫抑制ドメインにされた変異が、レンチウイルスのENVタンパク質に転移可能であり得ることについて記載も示唆もしていない。
国際出願WO2010/022,740は、以下に記載したHIVのENVタンパク質のある領域の極端に幅広いコンセンサス配列を開示する:
X(1-22)-C(23)-X(24-28)-C(29)-(X30-50)
(式中、コンセンサス配列のアミノ酸残基は、以下からなる残基の群から選択される:
X(1): L、S、R、P、F、A、V、M及びI;並びに
X(2): Q、R、K、H、L、M及びP;並びに
X(3): A、T、V、H、S、R、Q、G、M及びE; 並びに
X(4): R、K、G、E、T、S、C、M及びH; 並びに
X(5): V、I、L、D、A、S、F、M及びG; 並びに
X(6): L、Q、V、M、P、W、T及びI; 並びに
X(7): A、S、T、V、L、G、F、D、M及びE; 並びに
X(8): V、L、I、M、A、W、K、G及びE; 並びに
X(9): E、K、G、D、A、V、M及びF; 並びに
X(10): X; 並びに
X(11): Y、L、F、H、C、I、T、M及びN; 並びに
X(12): L、I、V、M、Q、P、T、Y及びA; 並びに
X(13): K、R、Q、G、S、E、H、W、T、V、M、N、Z、Y、A、P及びC; 並びに
X(14): D、N、G、E、Y、V、S、H、A、M及びI; 並びに
X(15): Q、R、H、K、P、L、M及びN; 並びに
X(16): Q、K、R、T、H、E、S、P、M及びL; 並びに
X(17): L、F、I、R、V、P、S、M及びH、並びに
X(18): L、M、P、I、H及びS; 並びに
X(19): X; 並びに
X(20): I、L、M、V、S、F、T、D、A、R、P及びJ; 並びに
X(21): W、R、G、F、L、M及びT; 並びに
X(22): G、D、A、R、M及びC; 並びに
X(24): X; 並びに
X(25): G、R、E、N、A、M及びD; 並びに
X(26): K、R、N、E、Q、t、s、i、m及びg; 並びに
x(27): L、H、I、T、V、F、R、Q、S、P、A、J、M及びY; 並びに
X(28): I、V、T、L、R、F及びM; 並びに
X(30): T、P、Y、A、N、S、I、V、R、L、M及びH; 並びに
X(31): T、S、P、N、M及びI; 並びに
X(32): A、N、T、S、D、R、FQ、P、I、E、V、M、L、K、H、C及びB; 並びに
X(33): V、A、L、M、G、R及びC; 並びに
X(34): X; 並びに
X(35): W、R、G、L、M及びP; 並びに
X(36): N、S、D、B、K、E、R、Q、M及びG; 並びに
X(37): S、T、A、N、D、V、I、E、Y、K、L、R、G、P、M、F、W、H、Q、B及びC; 並びに
X(38): S、T、N、I、G、R、L、C、A、W、M及びE; 並びに
X(39): W、G、A、R、E、C、Y、V、S、M及びH; 並びに
X(40): X; 並びに
X(41): N、G、K、S、D、E、T、R、H、P、A、B、V、Q、Y、M及びI; 並びに
X(42): K、R、N、D、S、T、G、E、I、V、Y、Q、P、H、A、W、M及びC;並びに
X(43): S、T、N、K、I、R、D、E、P、L、A、W、G、M、H、Y、F、V及びC;並びに
X(44): L、Y、Q、F、E、H、S、V、K、M、T、I、W、N、D、R、P、A及びG; 並びに
X(45): D、E、N、S、T、K、G、L、A、Q、H、I、Y、B、R、V、P、M、F、W、Z及びC; 並びに
X(46): E、D、Q、Y、K、N、T、S、A、W、H、M、R、I、G、L、V、Z、F、B及びP; 並びに
X(47): I、D、E、M、G、T、Q、S、W、L、N、Y、K、V、R、F、A、P及びH;並びに
X(48): W、I、T、N、D、E、L、G、S、Y、R、V、K、H、A、Q、M及びF; 並びに
X((49): D、N、E、G、W、Q、K、H、L、B、S、I、Y、T、A、R、M、Z及びV; 並びに
X(50): N、D、T、K、S、H、L、G、E、W、I、Q、M、R、B、Y、P及びA)
X(1-22)-C(23)-X(24-28)-C(29)-(X30-50)
(式中、コンセンサス配列のアミノ酸残基は、以下からなる残基の群から選択される:
X(1): L、S、R、P、F、A、V、M及びI;並びに
X(2): Q、R、K、H、L、M及びP;並びに
X(3): A、T、V、H、S、R、Q、G、M及びE; 並びに
X(4): R、K、G、E、T、S、C、M及びH; 並びに
X(5): V、I、L、D、A、S、F、M及びG; 並びに
X(6): L、Q、V、M、P、W、T及びI; 並びに
X(7): A、S、T、V、L、G、F、D、M及びE; 並びに
X(8): V、L、I、M、A、W、K、G及びE; 並びに
X(9): E、K、G、D、A、V、M及びF; 並びに
X(10): X; 並びに
X(11): Y、L、F、H、C、I、T、M及びN; 並びに
X(12): L、I、V、M、Q、P、T、Y及びA; 並びに
X(13): K、R、Q、G、S、E、H、W、T、V、M、N、Z、Y、A、P及びC; 並びに
X(14): D、N、G、E、Y、V、S、H、A、M及びI; 並びに
X(15): Q、R、H、K、P、L、M及びN; 並びに
X(16): Q、K、R、T、H、E、S、P、M及びL; 並びに
X(17): L、F、I、R、V、P、S、M及びH、並びに
X(18): L、M、P、I、H及びS; 並びに
X(19): X; 並びに
X(20): I、L、M、V、S、F、T、D、A、R、P及びJ; 並びに
X(21): W、R、G、F、L、M及びT; 並びに
X(22): G、D、A、R、M及びC; 並びに
X(24): X; 並びに
X(25): G、R、E、N、A、M及びD; 並びに
X(26): K、R、N、E、Q、t、s、i、m及びg; 並びに
x(27): L、H、I、T、V、F、R、Q、S、P、A、J、M及びY; 並びに
X(28): I、V、T、L、R、F及びM; 並びに
X(30): T、P、Y、A、N、S、I、V、R、L、M及びH; 並びに
X(31): T、S、P、N、M及びI; 並びに
X(32): A、N、T、S、D、R、FQ、P、I、E、V、M、L、K、H、C及びB; 並びに
X(33): V、A、L、M、G、R及びC; 並びに
X(34): X; 並びに
X(35): W、R、G、L、M及びP; 並びに
X(36): N、S、D、B、K、E、R、Q、M及びG; 並びに
X(37): S、T、A、N、D、V、I、E、Y、K、L、R、G、P、M、F、W、H、Q、B及びC; 並びに
X(38): S、T、N、I、G、R、L、C、A、W、M及びE; 並びに
X(39): W、G、A、R、E、C、Y、V、S、M及びH; 並びに
X(40): X; 並びに
X(41): N、G、K、S、D、E、T、R、H、P、A、B、V、Q、Y、M及びI; 並びに
X(42): K、R、N、D、S、T、G、E、I、V、Y、Q、P、H、A、W、M及びC;並びに
X(43): S、T、N、K、I、R、D、E、P、L、A、W、G、M、H、Y、F、V及びC;並びに
X(44): L、Y、Q、F、E、H、S、V、K、M、T、I、W、N、D、R、P、A及びG; 並びに
X(45): D、E、N、S、T、K、G、L、A、Q、H、I、Y、B、R、V、P、M、F、W、Z及びC; 並びに
X(46): E、D、Q、Y、K、N、T、S、A、W、H、M、R、I、G、L、V、Z、F、B及びP; 並びに
X(47): I、D、E、M、G、T、Q、S、W、L、N、Y、K、V、R、F、A、P及びH;並びに
X(48): W、I、T、N、D、E、L、G、S、Y、R、V、K、H、A、Q、M及びF; 並びに
X((49): D、N、E、G、W、Q、K、H、L、B、S、I、Y、T、A、R、M、Z及びV; 並びに
X(50): N、D、T、K、S、H、L、G、E、W、I、Q、M、R、B、Y、P及びA)
このコンセンサス配列は50アミノ酸を含み、そのうち10位、19位、24位、34位及び40位の特定のアミノ酸はHIV-1エンベロープポリペプチドの免疫原性に影響すると定義され、残りの45個の位置は、HIVの野生型ENVタンパク質に最も共通するアミノ酸を含めてランダムに定義される。
事実、WO2010/022,740の教示はWO2005/095,442(発明者ら:Renard、Mangeney及びHeidmann)の教示に基づく内在性レトロウイルス(ERV)またはオンコレトロウイルスからレンチウイルスへの転移であるが、本発明者が示すように、当該転移は、レンチウイルスの場合には不適切である。
簡潔にいえば、Heidmann博士はWO2005/095,442及び本発明の発明者である。また、事実として、WO2005/095,442記載の変異の効果は本発明者によってレンチウイルスにおいてもテストされたが、内在性レトロウイルス又はオンコレトロウイルスにおいて同定された変異がレンチウイルスのENVタンパク質に転移されるときには如何なる効果も観察されなかった。
さらに、コンセンサス配列の10位、19位、24位、34位又は40位には任意のアミノ酸が割り当てされ得るので、WO2010/022,740は、かかる変異が如何なるアミノ酸残基を用いても有効であり得ると教示している。この教示は、HIV-1のENVタンパク質の免疫抑制特性が、それらの位置のみならず、置換されたアミノ酸残基の性質によっても定義される特定の変異によってのみ影響されることを示す本発明と矛盾する。
さらに、WO2010/022,740は、50アミノ酸のコンセンサス配列によって定義されるように、HIVのENVタンパク質の免疫抑制ドメインにおけるたった1つの特定の変異についての実験結果しか開示していない。国際出願WO2010/022,740で唯一例証されたRによる置換である変異は、単純にENV配列をアライニングするならば国際出願WO2005/095,442に開示された位置と等価である19位アミノ酸において起こる(WO 2010/022,740の図3を参照、これはBenitら. 2001, Journal of Virology, Vol. 75, No. 23, p.11709-11719の図3の写しである)(注目すべきは、アミノ酸の位置のみならず、(アルギニンによる)置換の性質までもWO2005/095,442記載のものと類似することである)。
より具体的には、Benitらの図3に従って、内在性レトロウイルス又はオンコレトロウイルス及びレンチウイルスのENV配列をそれぞれアライニングするとき:
レンチウイルスの19位は、内在性レトロウイルス又はオンコレトロウイルスのアルギニンへの特定の置換E→Rが免疫抑制活性の喪失をもたらすWO2005/095,442の上記の位置に対応するようである。
国際出願WO2010/022,740は、上記HIVの変異ENVタンパク質がエクスビボにおいてPBMCの増殖を阻害することを開示しているが、かかるエクスビボの結果はインビボにおける予測的価値を何ら有しない。
しかしながら、WO2010/022,740は、変異体がインビボで効果的であること、すなわち変異体を発現する細胞が免疫系によって検出されることについて何ら開示も示唆もしていない。
さらに、以下に開示するように、かかる変異は、インビボにおいて効果的ではない。実際、本発明の実施例において以下に開示した結果は、上記の置換G19RがENVタンパク質の免疫抑制特性をインビボにおいて阻害しないことを証明している。
結果として、WO2010/022,740は、本発明と同一の技術的課題を有するが、適切な技術的解決策を提示していない。この先行技術は、レンチウイルスのENVタンパク質の免疫抑制特性に影響する効果的な変異の同定を克服することの困難性を明かしている。
従って、インビボにおいて有効な、レンチウイルスの非免疫抑制性ENVタンパク質の提供が残っている。
従って、インビボにおいて有効な、レンチウイルスの非免疫抑制性ENVタンパク質の提供が残っている。
本発明の目的の1つは、免疫抑制特性を有しない新たな変異ENVタンパク質の提供である。
本発明の別の目的は、レンチウイルス感染の治療に有効な新たな医薬組成物の提供である。
本発明の別の目的は、有効なワクチンの提供である。
本発明の別の目的は、レンチウイルス感染の治療に有効な新たな医薬組成物の提供である。
本発明の別の目的は、有効なワクチンの提供である。
本発明は:
a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、配列番号216、配列番号420及び配列番号421からなる群から選択される1つの配列に少なくとも70%の同一性、好ましくは少なくとも80%の同一性を有し、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであるか、或いは、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されているか、或いは、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されている)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
前記フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
前記フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであるか、或いは、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されているか、或いは、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されている)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む医薬組成物であって、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は前記フラグメントの免疫抑制活性が実質的に存在しないことは、移植された腫瘍細胞の拒絶と関係あるインビボアッセイであって、
前記腫瘍細胞が前記変異ENVタンパク質又は前記フラグメントを発現するように形質導入されている(変異ENV腫瘍細胞)か、又は、
前記腫瘍細胞が前記野生型ENVタンパク質またはそのフラグメントを発現するように形質導入されている(野生型ENV腫瘍細胞)か、又は、
前記腫瘍細胞が形質導入されていない(正常腫瘍細胞)
アッセイにおいて、以下の比率:
前記変異ENVタンパク質又は前記フラグメントの免疫抑制インデックス(imutated env)/野生型ENVタンパク質の免疫抑制インデックス(iwild type env)(ここで、imutated envは:(変異ENV腫瘍細胞が到達した最大面積 - 正常腫瘍細胞が到達した最大面積)/(正常腫瘍細胞が到達した最大面積)によって定義され、かつ、
iwild type envは:(野生型ENV腫瘍細胞が到達した最大面積 - 正常腫瘍細胞が到達した最大面積)/(正常腫瘍細胞が到達した最大面積)によって定義される)
が0.5未満である
という事実によって評価されなければならない、医薬組成物に関する。
a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、配列番号216、配列番号420及び配列番号421からなる群から選択される1つの配列に少なくとも70%の同一性、好ましくは少なくとも80%の同一性を有し、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであるか、或いは、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されているか、或いは、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されている)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
前記フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
前記フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであるか、或いは、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されているか、或いは、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されている)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む医薬組成物であって、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は前記フラグメントの免疫抑制活性が実質的に存在しないことは、移植された腫瘍細胞の拒絶と関係あるインビボアッセイであって、
前記腫瘍細胞が前記変異ENVタンパク質又は前記フラグメントを発現するように形質導入されている(変異ENV腫瘍細胞)か、又は、
前記腫瘍細胞が前記野生型ENVタンパク質またはそのフラグメントを発現するように形質導入されている(野生型ENV腫瘍細胞)か、又は、
前記腫瘍細胞が形質導入されていない(正常腫瘍細胞)
アッセイにおいて、以下の比率:
前記変異ENVタンパク質又は前記フラグメントの免疫抑制インデックス(imutated env)/野生型ENVタンパク質の免疫抑制インデックス(iwild type env)(ここで、imutated envは:(変異ENV腫瘍細胞が到達した最大面積 - 正常腫瘍細胞が到達した最大面積)/(正常腫瘍細胞が到達した最大面積)によって定義され、かつ、
iwild type envは:(野生型ENV腫瘍細胞が到達した最大面積 - 正常腫瘍細胞が到達した最大面積)/(正常腫瘍細胞が到達した最大面積)によって定義される)
が0.5未満である
という事実によって評価されなければならない、医薬組成物に関する。
本出願は、レンチウイルスのENVタンパク質の免疫抑制ドメインの幾つかの特定のアミノ酸の変異が、抗原性、免疫抑制ドメインの3次元構造及び細胞膜における発現を保持しつつ、レンチウイルスのENVタンパク質の免疫抑制特性を実質的になきものとし得るか又は免疫抑制特性をなきものとし得るという発明者らの予期せぬ観察結果に基づいている。さらに、本発明のレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、当該タンパク質を発現するウイルスの感染性を変更しない。
本発明において、「ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質」とは、ENVタンパク質が、ヒト又はサルレンチウイルスのenv遺伝子の発現に由来することを意味する。
本発明に包含される本発明のレンチウイルスは、HIV-1及びHIV-2並びにサル免疫不全ウイルス(SIV)である。
HIV-1、HIV-2及びSIVウイルスの変異率の高さから、本発明で定義する「変異ENVタンパク質」とは、以下の2つの意味を含む。
第1の意味によれば、「変異ENVタンパク質」は、人間の介入による不自然な結果である。
第2の意味によれば、変異ENVタンパク質は、自然に発生する変異体も含む(これについて免疫抑制特性がないことは現在のところ知られていない)。
第2の意味は、同一の感染個体内におけるHIV及びSIV変異体の自然な変異可能性を考慮している。ここで、「変異ENVタンパク質」は非免疫抑制性であり得るが、この特性は、HIV感染患者が、その大半が免疫抑制性である多くのHIV変異体を常に保有しているため、検出不可能である。
HIV-1、HIV-2及びSIVウイルスの変異率の高さから、本発明で定義する「変異ENVタンパク質」とは、以下の2つの意味を含む。
第1の意味によれば、「変異ENVタンパク質」は、人間の介入による不自然な結果である。
第2の意味によれば、変異ENVタンパク質は、自然に発生する変異体も含む(これについて免疫抑制特性がないことは現在のところ知られていない)。
第2の意味は、同一の感染個体内におけるHIV及びSIV変異体の自然な変異可能性を考慮している。ここで、「変異ENVタンパク質」は非免疫抑制性であり得るが、この特性は、HIV感染患者が、その大半が免疫抑制性である多くのHIV変異体を常に保有しているため、検出不可能である。
以下の3つのタンパク質は、それぞれHIV-1、HIV-2及びSIVの野生型ENVタンパク質の配列に相当する。本発明において、これらは、野生型ENVタンパク質の基準配列と考える。
本発明の変異体はSIV、HIV-1及びHIV-2のENVタンパク質を含む。
本発明のHIV-1の変異ENVタンパク質の変異体は、HIV-1の野生型ENVタンパク質のアミノ酸配列と少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、より好ましくは少なくとも90%の同一性を有し、上記変異を含み、かつ、免疫抑制活性を有しない。
本発明のHIV-1の変異ENVタンパク質の変異体は、HIV-1の野生型ENVタンパク質のアミノ酸配列と少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、より好ましくは少なくとも90%の同一性を有し、上記変異を含み、かつ、免疫抑制活性を有しない。
本発明のHIV-2の変異ENVタンパク質の変異体は、HIV-2の野生型ENVタンパク質のアミノ酸配列と少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、より好ましくは少なくとも90%の同一性を有し、上記変異を含み、かつ、免疫抑制活性を有しない。
本発明のSIVの変異ENVタンパク質の変異体は、SIVの野生型ENVタンパク質のアミノ酸配列と少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、より好ましくは少なくとも90%の同一性を有し、上記変異を含み、かつ、免疫抑制活性を有しない。
以下の3つのタンパク質(配列番号216、420及び421)は、それぞれHIV-1、HIV-2及びSIVの変異ENVタンパク質の3つの配列に相当する。本発明において、これらは変異ENVタンパク質の基準配列と考える。
より具体的には、配列番号216は、配列番号417に対応する。この配列においては、配列A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Qの5位(Xa)のアミノ酸残基YがRにより置換されている。
配列番号420は、配列番号418に対応する。この配列においては、配列A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Qの5位(Xa)のアミノ酸残基YがRにより置換されている。
配列番号421は、配列番号419に対応する。この配列においては、配列A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Qの5位(Xa)のアミノ酸残基YがRにより置換されている。
また、本発明は、当該変異体の免疫抑制特性を喪失させる上記変異を有する「ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質」の変異体を含む。
本発明のHIV-1の変異ENVタンパク質の変異体は、HIV-1の変異ENVタンパク質の基準配列(配列番号216)と少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、より好ましくは少なくとも90%の同一性を有し、上記変異を含み、かつ、免疫抑制活性を有しない。
本発明のHIV-2の変異ENVタンパク質の変異体は、HIV-2の変異ENVタンパク質の基準配列(配列番号420)と少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、より好ましくは少なくとも90%の同一性を有し、上記変異を含み、かつ、免疫抑制活性を有しない。
本発明のSIVの変異ENVタンパク質の変異体は、SIVの変異ENVタンパク質の基準配列(配列番号421)と少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、より好ましくは少なくとも90%の同一性を有し、上記変異を含み、かつ、免疫抑制活性を有しない。
本発明のレンチウイルスの免疫抑制ドメイン(ISU)は、配列番号6の配列により定める(delimit)ことができる。
xGIVQQQxxLLxxxxxxQxxLxLxxWGxKxLQxRxxA[I/V]E[K/R]YLxDQxxLx(配列番号6)
(式中、xは任意のアミノ酸を表す)
配列番号6は、変異していないISUドメインに対応する。
この配列番号6において、(小文字の)「x」は、最初に本発明の配列番号416において用いられた(大文字の)「X」とは独立したものと考えなければならない。
配列番号6は配列番号1を含む。
xGIVQQQxxLLxxxxxxQxxLxLxxWGxKxLQxRxxA[I/V]E[K/R]YLxDQxxLx(配列番号6)
(式中、xは任意のアミノ酸を表す)
配列番号6は、変異していないISUドメインに対応する。
この配列番号6において、(小文字の)「x」は、最初に本発明の配列番号416において用いられた(大文字の)「X」とは独立したものと考えなければならない。
配列番号6は配列番号1を含む。
本発明の野生型ENVタンパク質の最も有利な免疫抑制ドメインは、以下の配列:
HIV-1のENVタンパク質は、アミノ酸配列AVERYLKDQ(配列番号7)を含み、
HIV-2のENVタンパク質は、アミノ酸配列AIEKYLKDQ(配列番号8)を含み、及び、
SIVのENVタンパク質は、配列番号7又は8のアミノ酸配列を含む。
HIV-1のENVタンパク質は、アミノ酸配列AVERYLKDQ(配列番号7)を含み、
HIV-2のENVタンパク質は、アミノ酸配列AIEKYLKDQ(配列番号8)を含み、及び、
SIVのENVタンパク質は、配列番号7又は8のアミノ酸配列を含む。
上記で定義した変異があてられるとき、ISUドメインはその免疫抑制特性を喪失する。
上記配列番号6において、下線を引いたアミノ酸は、必須のアミノ酸である。
本発明において、配列番号6により定義されるISUドメインは、免疫抑制活性を有する本発明のENVタンパク質の最小必須ドメインである。
上記配列番号6において、下線を引いたアミノ酸は、必須のアミノ酸である。
本発明において、配列番号6により定義されるISUドメインは、免疫抑制活性を有する本発明のENVタンパク質の最小必須ドメインである。
ISUドメインの位置は、Benitら 2001, Journal of Virology, Vol. 75, No. 23, p.11709-11719に記載されるようにして、ウイルスの全てのENVタンパク質において決定することができる。広い意味において、ISUドメインは、免疫抑制活性を有するか否かに拘らず、その構造及び位置によって定義される。
本発明において、ISUドメインは、当該ドメイン内における変異がENVタンパク質の免疫抑制特性に影響し得る特定のドメインをいう。
本発明において、ISUドメインは、当該ドメイン内における変異がENVタンパク質の免疫抑制特性に影響し得る特定のドメインをいう。
好ましくは、ENVタンパク質の免疫抑制特性は、生理学的環境の代表であるインビボの手法を用いて測定する。
本発明の変異ENVタンパク質の免疫抑制特性は、以前に開示されたENVタンパク質の免疫抑制活性をアッセイするインビボの手法に従い測定する[Mangeney及びHeidmann Proc Natl Acad Sci USA 1998;95: 14920-14925; Mangeneyら Proc Natl Acad Sci USA, 2007, 104(51):20534-9]。
本発明の変異ENVタンパク質の免疫抑制特性は、以前に開示されたENVタンパク質の免疫抑制活性をアッセイするインビボの手法に従い測定する[Mangeney及びHeidmann Proc Natl Acad Sci USA 1998;95: 14920-14925; Mangeneyら Proc Natl Acad Sci USA, 2007, 104(51):20534-9]。
生理学的試験として、このインビボの手法は別の成分又はBSAのような担体タンパク質と組み合わされていないENVタンパク質又はそのフラグメントを用いて行う。
簡潔には、野生型(レンチウイルスの野生型ENVタンパク質)又は試験されるタンパク質(レンチウイルスの変異ENVタンパク質)を発現する改変された核酸は、公知のトランスフェクション方法によりMCA205またはCl8.1細胞株のような腫瘍細胞株にトランスフェクトする。次に、試験されるタンパク質を発現する腫瘍細胞を、宿主、一般にはマウスに、特に皮下(s.c.)注入によって注入する。注入後、腫瘍の形成又は反対に拒絶を判定し、腫瘍の面積を測定する。腫瘍の形成は触診によって判定し、腫瘍の面積(mm2)は腫瘍の直交する直径を測定することによって決定した。免疫抑制インデックスは、i=(Senv-Snone)/Snoneで定義される。ここで、Senvはエンベロープタンパク質を発現する腫瘍が到達した最大面積であり、Snoneは、ENVタンパク質を発現しない腫瘍(陰性対照)が到達した最大面積である。
本発明の実施態様では、免疫抑制インデックスに対する上記で定義した比は0.2未満であり得、負の値にさえもなり得る(図2及び3参照)。
インビトロアッセイは、高用量の合成ペプチドを用いて行うことができるが、「免疫抑制」との表現は細胞株ではなく完全な免疫系を有する動物について用いるときに該当するため、当該アッセイは、間接的であり、かつ、説得力が低い。
ISUドメインの機能的な特徴決定についての更なる困難性は、レトロウイルスのENVタンパク質が有するISUは、全長ENVタンパク質のトリマー形成で高次構造化されるタンパク質ドメインであるという事実に依拠する(Caffrey M., Biochimica et Biophysica Acta, 1536:116-122, 2001; Caffreyら, The EMBO Journal, Vol. 17, No. 16, p.4572-4584, 1998)。かかる構造は、長さが限られたISUペプチドでは自然に形成されるものではなく(このことは、ペプチドを用いて行われたほとんどの研究で無関係な結果が得られた理由である蓋然性が高い)、及び/又は、ペプチドと(BSAのような)担体タンパク質との特異的なカップリングに依存する(例えばDennerら, Current Science, AIDS 1994, 8:1063-1072)。
上記のとおり、本発明のENVタンパク質は変異されている。この変異は、インビトロでされる。よって、本発明の変異ENVタンパク質は単離され、かつ、自然に発生する対応物に相当しない。
上記のとおり、レンチウイルスの変異ENVタンパク質は免疫抑制特性を実質的に欠いている。このことは、本発明の変異ENVタンパク質は、免疫抑制特性を有しないか、又は、同一種のウイルス由来の変異していない天然のENVタンパク質よりも低減された免疫抑制特性を有することを意味する。例えば、本発明のHIVの変異ENVタンパク質は、HIVの野生型ENVタンパク質よりも低減された免疫抑制特性を有する。
上記のとおり、レンチウイルスの変異ENVタンパク質は免疫抑制特性を実質的に欠いている。このことは、本発明の変異ENVタンパク質は、免疫抑制特性を有しないか、又は、同一種のウイルス由来の変異していない天然のENVタンパク質よりも低減された免疫抑制特性を有することを意味する。例えば、本発明のHIVの変異ENVタンパク質は、HIVの野生型ENVタンパク質よりも低減された免疫抑制特性を有する。
本発明においては、用語「免疫抑制特性を実質的に欠いている」は、本発明の変異ENVタンパク質が、約0.2未満の免疫抑制インデックスを有することを意味する[Mangeney及びHeidmann Proc Natl Acad Sci USA 1998;95: 14920-14925; Mangeneyら Proc Natl Acad Sci USA, 2007, 104(51):20534-9]。
本発明においては、レンチウイルスの変異ENVタンパク質の抗原性に関与する構造は、本質的に保たれている。
本明細書で意図するとおり、表現「抗原性に関与する構造」は、抗体又は免疫細胞、特にT細胞の膜受容体のような免疫系の成分と相互作用すべきタンパク質の構造に関する。
本明細書で意図するとおり、表現「抗原性に関与する構造」は、抗体又は免疫細胞、特にT細胞の膜受容体のような免疫系の成分と相互作用すべきタンパク質の構造に関する。
レンチウイルスのENVタンパク質の免疫抑制ドメインの変異は、レンチウイルスの変異ENVタンパク質の免疫抑制活性を、対応する野生型ENVよりも低減するのに十分である。しかしながら、別のアミノ酸も変異していることが有利であり得る。なぜならば、そのことにより変異ENVタンパク質の構造が、対応する野生型ENVタンパク質と比べて本質的に保存されていることを確実にするからである。
レンチウイルスの変異ENVタンパク質は、本質的に、元々決定されたレンチウイルスのENVタンパク質、すなわちレンチウイルスの変異していない野生型ENVタンパク質の構造、特に抗原構造、例えば免疫原決定基を実質的に保持している。
これらの特性は、レンチウイルスの変異していない野生型ENVタンパク質における同一の特性と比べて、レンチウイルスの変異ENVタンパク質の融合及び/又は感染特性を測定することによって評価することができる(実施例参照)。
一般に、本発明に関係ある変異ENVタンパク質は、平均約700〜約950アミノ酸の長さを有する。
これらの特性は、レンチウイルスの変異していない野生型ENVタンパク質における同一の特性と比べて、レンチウイルスの変異ENVタンパク質の融合及び/又は感染特性を測定することによって評価することができる(実施例参照)。
一般に、本発明に関係ある変異ENVタンパク質は、平均約700〜約950アミノ酸の長さを有する。
本発明は、当該フラグメントが:
・ 上記で定義したとおり、少なくとも配列番号2の配列を含むこと、
・ 少なくとも40アミノ酸を含み、好ましくは少なくとも50アミノ酸を含むこと、
・ 上記で定義したとおり、免疫抑制特性を実質的に欠いていること、
・ 好ましくは、ENVタンパク質の細胞外の部分を含むこと、
・ 由来するENVタンパク質の構造を保持していること、
・ 野生型ENVタンパク質において対応するフラグメントと同じエピトープを有すること
を前提として、上記で定義した変異ENVタンパク質のフラグメントを包含する。
・ 上記で定義したとおり、少なくとも配列番号2の配列を含むこと、
・ 少なくとも40アミノ酸を含み、好ましくは少なくとも50アミノ酸を含むこと、
・ 上記で定義したとおり、免疫抑制特性を実質的に欠いていること、
・ 好ましくは、ENVタンパク質の細胞外の部分を含むこと、
・ 由来するENVタンパク質の構造を保持していること、
・ 野生型ENVタンパク質において対応するフラグメントと同じエピトープを有すること
を前提として、上記で定義した変異ENVタンパク質のフラグメントを包含する。
特定の実施形態において、本発明の変異ENVタンパク質のフラグメントは約40、50、100、150、200、250、300、350、400、450、500、550、600、650又は700アミノ酸を含み得る。これらの値は説明の目的だけのために提供され、当業者は、フラグメントが40〜700を含むいかなるアミノ酸数をも含み得ることを理解されよう。
有利には、本発明のフラグメントは、全長変異ENVタンパク質の抗原構造、すなわち野生型ENVタンパク質の抗原構造を保持する一方、免疫抑制ドメインに対応する領域とは別の領域で抗原性に関与する主要な抗原領域を欠失したものである。
また、本発明は、活性物質が、上記で定義したとおり、免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された自然に発生しない変異ENVタンパク質又はそのフラグメントである医薬組成物に関する。
特定の実施形態では、本発明は、
a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスのENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスのENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
本発明は、
a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
特定の実施形態では、本発明は、
a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはF若しくはLであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはAであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはF若しくはLであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはAであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはF若しくはLであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはAであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはF若しくはLであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはAであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
特定の実施形態では、本発明は、
a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはF若しくはLであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはAであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはF若しくはLであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはAであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはF若しくはLであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはAであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはF若しくはLであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはAであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
別の特定の実施形態では、本発明は、
a) 免疫抑制活性を実質的に有しないヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む、上記で定義した医薬組成物にも関する。
a) 免疫抑制活性を実質的に有しないヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む、上記で定義した医薬組成物にも関する。
別の特定の実施形態では、本発明は、
a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
別の特定の実施形態では、本発明は、
XaはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、または
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはRであるか、または
XaはRであり、かつ、XbはRである、
上記で定義した医薬組成物に関する。
XaはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、または
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはRであるか、または
XaはRであり、かつ、XbはRである、
上記で定義した医薬組成物に関する。
別の特定の実施形態では、本発明は、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質又はヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが、以下のアミノ酸配列:
A-I-E-K-Xa-Xb-X-DQ(配列番号422)
A-I-E-R-Xa-Xb-X-DQ(配列番号423)
A-V-E-K-Xa-Xb-X-DQ(配列番号424)
A-V-E-R-Xa-Xb-X-DQ(配列番号425)
の1つを含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
A-I-E-K-Xa-Xb-X-DQ(配列番号422)
A-I-E-R-Xa-Xb-X-DQ(配列番号423)
A-V-E-K-Xa-Xb-X-DQ(配列番号424)
A-V-E-R-Xa-Xb-X-DQ(配列番号425)
の1つを含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
一つの有利な実施形態では、本発明は、レンチウイルスの変異タンパク質に含まれる、得られる免疫抑制ドメインが、配列番号9〜配列番号37からなるリストのアミノ酸配列を含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
本発明では、「配列番号9〜配列番号37」は、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号14、配列番号15、配列番号16、配列番号17、配列番号18、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号22、配列番号23、配列番号24、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号29、配列番号30、配列番号31、配列番号32、配列番号33、配列番号34、配列番号35、配列番号36及び配列番号37を含む。
対応関係は以下のとおりである。
一つの有利な実施形態では、本発明は、レンチウイルスの変異タンパク質に含まれる、得られる免疫抑制ドメインが、配列番号38〜配列番号66からなるリストのアミノ酸配列を含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
本発明では、「配列番号38〜配列番号66」は、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号43、配列番号44、配列番号45、配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号52、配列番号53、配列番号54、配列番号55、配列番号56、配列番号57、配列番号58、配列番号59、配列番号60、配列番号61、配列番号62、配列番号63、配列番号64、配列番号65及び配列番号66を含む。
対応関係は以下のとおりである。
一つの有利な実施形態では、本発明は、レンチウイルスの変異タンパク質に含まれる、得られる免疫抑制ドメインが、配列番号67〜配列番号95からなるリストのアミノ酸配列を含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
本発明では、「配列番号67〜配列番号95」は、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号73、配列番号74、配列番号75、配列番号76、配列番号77、配列番号78、配列番号79、配列番号80、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号91、配列番号92、配列番号93、配列番号94及び配列番号95を含む。
対応関係は以下のとおりである。
前述のように、上記の配列を含むISUを有する上記ENVタンパク質は、免疫抑制特性を有しない。
よって、言い換えれば、配列番号9〜95の配列を含むアミノ酸配列をISUに有する如何なるヒト又はサルレンチウイルスのENVタンパク質も免疫抑制特性を有しない。
言い換えれば、配列番号9〜95から選択されるアミノ酸配列をISUドメインに含むヒト又はサルレンチウイルスのENVタンパク質は、免疫抑制特性を有しない。
よって、言い換えれば、配列番号9〜95の配列を含むアミノ酸配列をISUに有する如何なるヒト又はサルレンチウイルスのENVタンパク質も免疫抑制特性を有しない。
言い換えれば、配列番号9〜95から選択されるアミノ酸配列をISUドメインに含むヒト又はサルレンチウイルスのENVタンパク質は、免疫抑制特性を有しない。
特に、本発明は、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質又はヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが、以下のアミノ酸配列:
配列番号13、配列番号42、配列番号71、
配列番号9〜12、
配列番号14〜41、
配列番号43〜70、及び
配列番号72〜95
の1つを含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
配列番号13、配列番号42、配列番号71、
配列番号9〜12、
配列番号14〜41、
配列番号43〜70、及び
配列番号72〜95
の1つを含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
特に、本発明は、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質又はヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが、以下のアミノ酸配列:
配列番号13、配列番号42、配列番号71、
配列番号9、11、15〜21、23〜29、31〜38、40、44〜50、52〜58、60〜67、69、73〜79、81〜87、89〜95
の1つを含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
配列番号13、配列番号42、配列番号71、
配列番号9、11、15〜21、23〜29、31〜38、40、44〜50、52〜58、60〜67、69、73〜79、81〜87、89〜95
の1つを含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
本発明では、本発明の変異ENVタンパク質のフラグメントは、以下の配列:配列番号67〜211を含むか、又は当該配列からなる。
これらのフラグメントもまた、免疫抑制特性を有しない。
しかしながら、これらのフラグメントは、対応する変異していない免疫抑制ドメイン、すなわち野生型の免疫抑制ドメインの構造および抗原性を保持する。
これらのフラグメントもまた、免疫抑制特性を有しない。
しかしながら、これらのフラグメントは、対応する変異していない免疫抑制ドメイン、すなわち野生型の免疫抑制ドメインの構造および抗原性を保持する。
本発明では、本発明の変異ENVタンパク質のフラグメントは、以下の配列:配列番号96〜211を含むか、又は当該配列からなる。
対応関係は以下のとおりである。
特に、本発明は、ヒト若しくはサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質又はヒト若しくはサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが:配列番号96、98、100、102〜108、110〜116、118〜125、127、129、131〜137、139〜145
、147〜154、156、158、160〜166、168〜174、176〜183、185、187、189〜195、197〜203、205〜211
のアミノ酸配列の1つを含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
、147〜154、156、158、160〜166、168〜174、176〜183、185、187、189〜195、197〜203、205〜211
のアミノ酸配列の1つを含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
有利には、本発明は、変異タンパク質が、以下の配列番号212〜269の配列の1つからなる、上記で定義した医薬組成物に関する。
また、本発明は、当該変異体の免疫抑制特性を喪失させる上記の変異を有する上記配列の変異体を含む。
特に、本発明は、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が、配列番号212、214、216、218〜224、226〜232、234〜241、243、245、247〜253、255〜261、263〜269のアミノ酸配列の1つからなる上記で定義した医薬組成物に関する。
特に、本発明は、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が、配列番号212、214、216、218〜224、226〜232、234〜241、243、245、247〜253、255〜261、263〜269のアミノ酸配列の1つからなる上記で定義した医薬組成物に関する。
また、本発明は、変異タンパク質が、配列番号416の配列のC末端下流又は配列番号416の配列のN末端上流のいずれかにさらなる変異を含む上記で定義した医薬組成物に関する。
これらのさらなる変異は、ENVタンパク質の免疫抑制ドメインの3次元構造を維持するのに有利であり得る(ENVタンパク質の膜発現[図4及び実施例]並びに感染性[図5及び実施例]に関する詳細を参照)。
これらのさらなる変異は、ENVタンパク質の免疫抑制ドメインの3次元構造を維持するのに有利であり得る(ENVタンパク質の膜発現[図4及び実施例]並びに感染性[図5及び実施例]に関する詳細を参照)。
特定の実施形態では、本発明は、変異タンパク質が配列番号426:
A[I/V]E[K/R]XaXbX1DQX2X3LX4X5WGC[A/S][F/G]X6X7CVX8TX9VPXcX10Z1Z2Z3Z4Z5XdXe[S/T]
(配列番号426)
(式中、
XaおよびXbは、上記で定義したとおりであり、
X1〜X10は任意のアミノ酸を表し、
Z1〜Z5は、相互に独立して、アミノ酸を表さないか、又は、
・ XcはA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V若しくはYであるか又は欠失されており、好ましくはA、D又はNであり、
・ XdはA、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、Y若しくはWであるか又は欠失されており、好ましくはA、G、S又はYであり、
・ XeはA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、Y若しくはWであるか又は欠失されており、好ましくはA、D又はNである
ようなアミノ酸を表す)
の29位、36位および37位のアミノ酸の少なくとも1つにさらなる変異を含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
A[I/V]E[K/R]XaXbX1DQX2X3LX4X5WGC[A/S][F/G]X6X7CVX8TX9VPXcX10Z1Z2Z3Z4Z5XdXe[S/T]
(配列番号426)
(式中、
XaおよびXbは、上記で定義したとおりであり、
X1〜X10は任意のアミノ酸を表し、
Z1〜Z5は、相互に独立して、アミノ酸を表さないか、又は、
・ XcはA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V若しくはYであるか又は欠失されており、好ましくはA、D又はNであり、
・ XdはA、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、Y若しくはWであるか又は欠失されており、好ましくはA、G、S又はYであり、
・ XeはA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、Y若しくはWであるか又は欠失されており、好ましくはA、D又はNである
ようなアミノ酸を表す)
の29位、36位および37位のアミノ酸の少なくとも1つにさらなる変異を含む、上記で定義した医薬組成物に関する。
この配列は、さらなる変異が存在するC末端に伸張された以下のアミノ酸配列A[I/V]E[K/R]XaXbX1DQ(配列番号416)を含む。
上記配列番号426の配列の「X1」は、配列番号416の「X」と同じ意味であることを注意すべきである。
上記配列番号426の配列の「X1」は、配列番号416の「X」と同じ意味であることを注意すべきである。
一つの有利な実施形態では、本発明は、変異タンパク質が配列番号271〜配列番号283からなる群のアミノ酸配列を含む上記で定義した医薬組成物に関する。
変異Y41R、K72Aを含む、配列番号271:
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変異Y41R、K72Gを含む、配列番号272:
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変異Y41R、K72Sを含む、配列番号273:
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変異Y41R、W65Dを含む、配列番号274:
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変異Y41R、W65Aを含む、配列番号275:
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変異Y41R、W65Nを含む、配列番号276:
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変異Y41R、S73Dを含む、配列番号277:
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変異Y41R、S73Aを含む、配列番号278:
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変異Y41R、S73Nを含む、配列番号279:
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変異Y41R、K72Yを含む、配列番号280:
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変異R40A、Y41R、K72Aを含む、配列番号281:
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変異Y41R、K72A、S73Aを含む、配列番号282:
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変異Y41R、W65A、K72A、S73Aを含む、配列番号283:
SGIVQQQNNLLRAIEAQQHLLQLTVWGIKQLQARILAVERRLKDQQLLGIWGCSGKLICTTAVPANASWSNAALEQIWNNMTWMEWDREINNYTSLIHSLIEESQNQQEKNEQEL
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上記変異ペプチドにおける変異は、太字と下線のアミノ酸残基で示す。
別の面において、本発明は、(上記で定義した配列番号416の配列を含む)以下の配列:
X11X12X13X14I LA[I/V]E[K/R]XaXbX1DQ(配列番号428)
(式中、
X1は任意のアミノ酸を表し、
Xa及びXbは、上記で定義したとおりであり、
X11は:
・ 欠失されているか、又は、
・ A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、Y若しくはW、特にA、G若しくはRであるかのいずれかであり、
及び/又は
X12は:
・ 欠失されているか、又は、
・ A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、R、S、T、V、Y若しくはW、特にA、G若しくはRであるかのいずれかであり、
及び/又は
X13は:
・ 欠失されているか、又は、
・ C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、Y若しくはW、特にR若しくはGであるかのいずれかであり、
および/または
X14は:
・ 欠失されているか、又は、
・ A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、Y若しくはW、特にA若しくはGであるかのいずれかである)
においてアミノ酸X11、X12、X13及びX14の少なくと1つのさらなる変異を含む上記で定義した医薬組成物に関する。
X11X12X13X14I LA[I/V]E[K/R]XaXbX1DQ(配列番号428)
(式中、
X1は任意のアミノ酸を表し、
Xa及びXbは、上記で定義したとおりであり、
X11は:
・ 欠失されているか、又は、
・ A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、Y若しくはW、特にA、G若しくはRであるかのいずれかであり、
及び/又は
X12は:
・ 欠失されているか、又は、
・ A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、R、S、T、V、Y若しくはW、特にA、G若しくはRであるかのいずれかであり、
及び/又は
X13は:
・ 欠失されているか、又は、
・ C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、Y若しくはW、特にR若しくはGであるかのいずれかであり、
および/または
X14は:
・ 欠失されているか、又は、
・ A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、Y若しくはW、特にA若しくはGであるかのいずれかである)
においてアミノ酸X11、X12、X13及びX14の少なくと1つのさらなる変異を含む上記で定義した医薬組成物に関する。
この配列は、さらなる変異が存在するN末端に伸張された以下のアミノ酸配列A[I/V]E[K/R]XaXbX1DQ(配列番号416)を含む。
配列番号428の「X1」は、配列番号416の「X」とまさに同じ意味であることを注意すべきである。
配列番号428の「X1」は、配列番号416の「X」とまさに同じ意味であることを注意すべきである。
別の有利な実施形態では、本発明は、上記レンチウイルスの変異タンパク質、上記変異体又は上記フラグメントが、レンチウイルスの変異していない天然のENVタンパク質、レンチウイルスの変異していないENVの変異体又はそれらレンチウイルスの変異していないENVのフラグメントの構造と類似する3次元構造を有する上記で定義した医薬組成物に関する。
当業者は、標準的な手順を用いて如何にして抗原性を測定するかを知っている。
当業者は、標準的な手順を用いて如何にして抗原性を測定するかを知っている。
別の有利な実施形態では、本発明は、上記レンチウイルスの変異タンパク質、上記変異体又は上記フラグメントが、レンチウイルスの変異していない天然のENVタンパク質、レンチウイルスの変異していないENVの変異体又はそれらレンチウイルスの変異していないENVのフラグメントの細胞膜における発現と実質的に同一のレベルで細胞膜において発現する上記で定義した医薬組成物に関する。
本発明のレンチウイルスのENVタンパク質の膜における発現は、細胞膜タンパク質の測定を可能にする技術によって測定することができる。例えば、本発明のレンチウイルスの変異ENVタンパク質の発現を可能にする発現ベクターでトランスフェクトすることができる。次に、レンチウイルスの変異ENVタンパク質の細胞外の部分を特異的に認識する抗体を用いて細胞をインキュベートする。複合体(抗体/ENVタンパク質)を別の抗体により検出し、該複合体をフローサイトメトリーによって定量することができる(例えば、図4及び実施例参照)。
複合体が検出されない場合、変異ENVタンパク質は細胞膜において発現していない。対照的に、タンパク質が発現されている場合、このことは、変異ENVタンパク質が細胞膜において発現されていることを意味する。
複合体が検出されない場合、変異ENVタンパク質は細胞膜において発現していない。対照的に、タンパク質が発現されている場合、このことは、変異ENVタンパク質が細胞膜において発現されていることを意味する。
別の有利な実施形態では、本発明は、上記レンチウイルスの変異ENVタンパク質が、変異していないENVタンパク質に代えて上記レンチウイルスの変異ENVタンパク質を発現するレンチウイルス又はシュードタイプが、レンチウイルスの変異していないタンパク質を発現する該レンチウイルス又はシュードタイプのウイルス力価と類似するウイルス力価を有するものである上記で定義した医薬組成物に関する。
ウイルス力価は、一般に用いられるプロトコルに従って、及び、実施例で記載するようにして測定する(図5参照)。
ウイルス力価は、一般に用いられるプロトコルに従って、及び、実施例で記載するようにして測定する(図5参照)。
別の有利な実施形態では、本発明は、上記レンチウイルスの変異ENVタンパク質が、配列番号284〜配列番号292のアミノ酸配列からなるHIV-1レンチウイルスのタンパク質である上記で定義した医薬組成物に関する。
また、以下のタンパク質は本発明において有利である:
有利には、レンチウイルスの変異タンパク質は、
1- 配列番号284〜294;これら変異ENVタンパク質は免疫抑制特性を実質的に有しない、
有利には、
2- 配列番号284〜292;これら変異ENVタンパク質は免疫抑制特性を実質的に有さず、細胞膜において高発現する、
より有利には、
3- 配列番号284〜291;これら変異ENVタンパク質は免疫抑制特性を実質的に有さず、細胞膜において高発現し、それらを発現するウイルスに中程度の又は高いウイルス力価を与える、
特に、
4- Y41F(配列番号291)、Y41L(配列番号289)、Y41A(配列番号290);これら変異ENVタンパク質は免疫抑制特性を実質的に有さず、細胞膜において高発現し、それらを発現するウイルスに高いウイルス力価を与える。
1- 配列番号284〜294;これら変異ENVタンパク質は免疫抑制特性を実質的に有しない、
有利には、
2- 配列番号284〜292;これら変異ENVタンパク質は免疫抑制特性を実質的に有さず、細胞膜において高発現する、
より有利には、
3- 配列番号284〜291;これら変異ENVタンパク質は免疫抑制特性を実質的に有さず、細胞膜において高発現し、それらを発現するウイルスに中程度の又は高いウイルス力価を与える、
特に、
4- Y41F(配列番号291)、Y41L(配列番号289)、Y41A(配列番号290);これら変異ENVタンパク質は免疫抑制特性を実質的に有さず、細胞膜において高発現し、それらを発現するウイルスに高いウイルス力価を与える。
上記の「それらを発現するウイルスに中程度の又は高いウイルス力価を与える」とは、野生型ENVタンパク質の配列が、レンチウイルス又はシュードタイプのレトロウイルスにおける変異ENVの配列により置換されて当該ウイルスがレンチウイルスの変異ENVタンパク質をウイルスのその他の野生型タンパク質(GAG、PRO、POL)と共に発現するときに、当該変異ENVタンパク質が、
・ 野生型ウイルスの能力に匹敵するか又はより高いレベル、すなわち高い能力であるか、又は、
・ 野生型ウイルスの能力よりも低いレベル、すなわち中程度の又は低い能力であるかのいずれかの、標的細胞に入る能力を当該ウイルスに与えることを意味する。
・ 野生型ウイルスの能力に匹敵するか又はより高いレベル、すなわち高い能力であるか、又は、
・ 野生型ウイルスの能力よりも低いレベル、すなわち中程度の又は低い能力であるかのいずれかの、標的細胞に入る能力を当該ウイルスに与えることを意味する。
標的細胞に入る能力は、ウイルス量によって測定することができる。ウイルス量は、所定量(1mL)のウイルスによって感染し得る標的細胞量の尺度である(図5及び実施例を参照)。
また、本発明は、上記で定義したレンチウイルスの変異ENVタンパク質若しくは該タンパク質の変異体又はそれらのフラグメントをコードする核酸分子を医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む医薬組成物に関する。
一つの有利な実施形態では、本発明は、核酸がベクターに含まれ、該ベクターがレンチウイルスの変異ENVタンパク質若しくは該タンパク質の変異体又はそれらのフラグメントの発現を可能にする手段を含む上記で定義した医薬組成物に関する。
別の有利な実施形態では、本発明は、核酸がベクターに含まれ、該核酸がレンチウイルスの変異ENVタンパク質若しくは該タンパク質の変異体又はそれらのフラグメントの発現を可能にする配列の制御下に置かれている上記で定義した医薬組成物に関する。
別の実施形態では、本発明は、レンチウイルスの変異ENVタンパク質若しくは該タンパク質の変異体又はそれらのフラグメントをコードするDNA分子を含む、特にワクチンとしての、上記で定義した医薬組成物に関する。
ENVタンパク質を発現するDNAワクチンは、Bellierら(レトロウイルス様粒子を発現するDNAワクチンは、中和抗体の誘導に効果的な免疫原である(DNA vaccines expressing retrovirus-like particles are efficient immunogens to induce neutralizing antibodies) Vaccine、27(42):5772-80、2009)に記載されるようにして製造することができる。
別の有利な実施形態では、本発明は、ベクターが真核生物または原核生物の発現ベクター、特にウイルスベクターである真核生物のベクター、特に鶏痘、カナリヤ痘若しくはMVA(組換えワクシニアウイルスアンカラ)のようなポックスベクター、アデノウイルスベクター、レンチウイルスベクター、麻疹ベクター、センダイウイルス又はCMV(サイトメガロウイルス)ベクターから選択される上記で定義した医薬組成物に関する。
別の有利な実施形態では、本発明は、レンチウイルス、好ましくはレンチウイルスの変異ENVタンパク質と同じ由来であるレンチウイルスの、GAG及び/又はPRO及び/又はPOLタンパク質及び/又は免疫抑制特性を実質的に有しない変異NEFタンパク質をコードする少なくとも1つのヌクレオチド分子を更に含む上記で定義した医薬組成物に関する。
有利な変異Nefタンパク質は、国際出願WO2006/018289(発明者ら:Renard M.、Mangeney M.及びHeidmann T.)記載の93位における置換及びミリストイル化に関与するタンパク質のN末端の欠失を含む。
GAGの発現は、特にENVタンパク質がVLPと組み合わせている場合に、ワクチンに特に有利であるウイルス様粒子(VLP)を産生する(Guerboisら、Virology、388:191-203、2009)。
GAGの発現は、特にENVタンパク質がVLPと組み合わせている場合に、ワクチンに特に有利であるウイルス様粒子(VLP)を産生する(Guerboisら、Virology、388:191-203、2009)。
別の特定の実施形態では、本発明は、ヒト若しくはサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は該ヒト若しくはサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子が、GAGタンパク質及び/又はPROタンパク質及び/又はPOLタンパク質及び/又は変異NEFタンパク質(ここで、該変異NEFタンパク質は免疫抑制特性を実質的に欠いている)をコードする少なくとも1つの核酸分子も含むベクターと同じベクターに含まれる上記で定義した医薬組成物に関する。
別の特定の実施形態では、本発明は、ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は該ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子が、GAGタンパク質及び/又はPROタンパク質及び/又はPOLタンパク質及び/又は変異NEFタンパク質(ここで、該変異NEFタンパク質は、免疫抑制特性を実質的に欠いている)をコードする少なくとも1つの核酸分子のすべても含むベクターと同じベクターに含まれる上記で定義した医薬組成物に関する。
別の特定の実施形態では、本発明は、ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は該ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子が、GAGタンパク質及び/又はPROタンパク質及び/又はPOLタンパク質及び/又は変異NEFタンパク質(ここで、該変異NEFタンパク質は、免疫抑制特性を実質的に欠いている)をコードする少なくとも1つの核酸分子を含む少なくとも1つのベクターとは異なるベクターに含まれる上記で定義した医薬組成物に関する。
別の特定の実施形態では、本発明は、ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は該ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子、GAGタンパク質をコードする核酸分子、PROタンパク質をコードする核酸分子、POLタンパク質をコードする核酸分子及び免疫抑制特性を実質的に欠いている変異NEFタンパク質をコードする核酸分子が、すべて、互いに異なるベクターに含まれる上記で定義した医薬組成物に関する。
別の特定の実施形態では、本発明は、好ましくはレンチウイルスの変異ENVタンパク質と同じ由来のヒト又はサルレンチウイルスのGAGタンパク質及び/又は変異NEFタンパク質(ここで、該変異NEFタンパク質は、免疫抑制特性を実質的に欠いている)をコードする少なくとも1つの核酸分子を含む上記で定義した医薬組成物に関する。
別の特定の実施形態では、本発明は、ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は該ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子が、GAGタンパク質及び/又は変異NEFタンパク質(ここで、該変異NEFタンパク質は、免疫抑制特性を実質的に欠いている)をコードする少なくとも1つの核酸分子も含むベクターと同じベクターに含まれる上記で定義した医薬組成物に関する。
別の特定の実施形態では、本発明は、ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は該ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子が、GAGタンパク質及び変異NEFタンパク質(ここで、該変異NEFタンパク質は、免疫抑制特性を実質的に欠いている)をコードする核酸分子も含むベクターと同じベクターに含まれる上記で定義した医薬組成物に関する。
別の特定の実施形態では、本発明は、ヒト若しくはサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は該ヒト若しくはサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子が、GAGタンパク質及び変異NEFタンパク質(ここで、該変異NEFタンパク質は、免疫抑制特性を実質的に欠いている)をコードする核酸分子も含むベクターと同じベクターに含まれ、
該ベクターは、好ましくは麻疹ベクター(Guerboisら、Virology、388:191-203、2009)又はカナリヤ痘ベクター(Pouletら, Veterinary Record, 153(5):141-145, 2003 ; Vaccariら、Expert Review of Vaccines、Vol. 9、No 9、pages 997-1005、2010)である上記で定義した医薬組成物に関する。
該ベクターは、好ましくは麻疹ベクター(Guerboisら、Virology、388:191-203、2009)又はカナリヤ痘ベクター(Pouletら, Veterinary Record, 153(5):141-145, 2003 ; Vaccariら、Expert Review of Vaccines、Vol. 9、No 9、pages 997-1005、2010)である上記で定義した医薬組成物に関する。
別の特定の実施形態では、本発明は、ヒト若しくはサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は該ヒト若しくはサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子が、GAGタンパク質及び/又は変異NEFタンパク質(ここで、該変異NEFタンパク質は、免疫抑制特性を実質的に欠いている)をコードする少なくとも1つの核酸分子を含む少なくとも1つのベクターとは異なるベクターに含まれる上記で定義した医薬組成物に関する。
別の特定の実施形態では、本発明は、ヒト若しくはサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は該ヒト若しくはサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子、GAGタンパク質をコードする核酸分子及び免疫抑制特性を実質的に欠いている変異NEFタンパク質をコードする核酸分子が、すべて、互いに異なるベクターに含まれる上記で定義した医薬組成物に関する。
また、本発明は、レンチウイルス感染、特にHIV-1感染、HIV-2感染及びSIV感染の治療又は予防のためにワクチンとして使用するための上記で定義した医薬組成物に関する。
上記の通り、本発明の医薬組成物は、上記で定義したタンパク質、上記で定義した核酸、上記で定義したベクター又はそれらの組合せを活性物質として含むワクチンを包含する。
特定の実施形態では、本発明の医薬組成物は、上記で定義したGAGタンパク質をコードする核酸、上記で定義した変異ENVタンパク質をコードする核酸及び上記で定義した変異NEFタンパク質をコードする核酸を含むワクチンを包含する。
特定の実施形態では、本発明の医薬組成物は、好ましくはカナリヤ痘ベクター又は麻疹ベクター、より好ましくは麻疹ベクターである同一のベクターに含まれる上記で定義したGAGタンパク質をコードする核酸分子、上記で定義した変異ENVタンパク質をコードする核酸及び上記で定義した変異NEFタンパク質をコードする核酸を含む上記で定義したワクチンを包含する。
特定の実施形態では、本発明の医薬組成物は、上記で定義したGAGタンパク質、上記で定義した変異ENVタンパク質及び上記で定義した変異NEFタンパク質を含むワクチンを包含する。
特定の実施形態では、本発明の医薬組成物は、少なくとも1つのアジュバントに関連付けられる上記で定義したGAGタンパク質、上記で定義した変異ENVタンパク質及び上記で定義した変異NEFタンパク質を含むワクチンを包含する。
HIVワクチンに用いることができるアジュバントの包括的なリストは、参照により本明細書に組み込まれるフランクリンピアース法律センターの教育報告書:HIVワクチン用アジュバントに関する特許の展望(FRANKLIN PIERCE LAW CENTER EDUCATIONAL REPORT: PATENT LANDSCAPE OF ADJUVANT FOR HIV VACCINES)に記載されている。本リストは:
・ アルミニウムホスフェート及びアルミニウムヒドロキシドのようなアルミニウム-ベースの化合物
・ スクアレン水中油型エマルションであるCpG、MPL及びQS21又はMF59のような免疫賦活性アジュバント
・ 不完全フロイントアジュバント(FIA)又は完全フロイントアジュバント(FCA)も用いられ得る
・ カルシウムホスフェート、特にオルトホスフェート、メタホスフェート又はピロホスフェート及び時折、水素イオンまたはヒドロキシイオン
・ ムラミルジペプチド(N−アセチルムラミル−L−アラニン−D−イソグルタミン、MDP)及びムラミルトリペプチドホスファチジルエタノールアミン(MTPPTdEtn)のようなその合成類似体、
・ トレハロース-6,6′-ジミコレート
・ QS-21などのサポニン類(トリテルペノイドグリコシド)
・ ステアリルチロシン(チロシンのオクタデシルエステルヒドロクロリド塩)
を含む。
・ アルミニウムホスフェート及びアルミニウムヒドロキシドのようなアルミニウム-ベースの化合物
・ スクアレン水中油型エマルションであるCpG、MPL及びQS21又はMF59のような免疫賦活性アジュバント
・ 不完全フロイントアジュバント(FIA)又は完全フロイントアジュバント(FCA)も用いられ得る
・ カルシウムホスフェート、特にオルトホスフェート、メタホスフェート又はピロホスフェート及び時折、水素イオンまたはヒドロキシイオン
・ ムラミルジペプチド(N−アセチルムラミル−L−アラニン−D−イソグルタミン、MDP)及びムラミルトリペプチドホスファチジルエタノールアミン(MTPPTdEtn)のようなその合成類似体、
・ トレハロース-6,6′-ジミコレート
・ QS-21などのサポニン類(トリテルペノイドグリコシド)
・ ステアリルチロシン(チロシンのオクタデシルエステルヒドロクロリド塩)
を含む。
免疫賦活性アジュバントは、以下のクラスの化合物:
・ 以下のような多糖:
・ キトサン:
・ イヌリン:
・ β-グルカン:
・ リポ多糖またはエンドトキシン:
・ MGN-3 アクチニディア エリアンタ(Actinidia eriantha) (AEPS):
・ エルデキソマー:
・ CpG ODN
・ 以下のようなリポソーム:
・ 脱水-再水和リポソーム小胞(DRV)
・ 細胞傷害性Tリンパ球(CTL)
・ CAF01
・ リピドAを含むリポソーム(LA)
・ リピドポリリジンコアペプチド(Lipid Polysine Core Peptide; LCP)
・ GM-CSF、IL-2、IL-12またはIL-15などのサイトカイン
・ リピドAおよびモノホスホリルリピドA(MPL)
・ ペプチドに結合した脂質からなる分子であるリポペプチド。これらは、細菌の細胞壁のリポタンパク質に由来する
・ 以下のようなヒトの体内で見られない化合物またはタンパク質である外因性の免疫賦活性アジュバント:
・ プロテオソーム、特に多重抗原ペプチド(MAP)または外因性の毒素
を含み得る。
・ 以下のような多糖:
・ キトサン:
・ イヌリン:
・ β-グルカン:
・ リポ多糖またはエンドトキシン:
・ MGN-3 アクチニディア エリアンタ(Actinidia eriantha) (AEPS):
・ エルデキソマー:
・ CpG ODN
・ 以下のようなリポソーム:
・ 脱水-再水和リポソーム小胞(DRV)
・ 細胞傷害性Tリンパ球(CTL)
・ CAF01
・ リピドAを含むリポソーム(LA)
・ リピドポリリジンコアペプチド(Lipid Polysine Core Peptide; LCP)
・ GM-CSF、IL-2、IL-12またはIL-15などのサイトカイン
・ リピドAおよびモノホスホリルリピドA(MPL)
・ ペプチドに結合した脂質からなる分子であるリポペプチド。これらは、細菌の細胞壁のリポタンパク質に由来する
・ 以下のようなヒトの体内で見られない化合物またはタンパク質である外因性の免疫賦活性アジュバント:
・ プロテオソーム、特に多重抗原ペプチド(MAP)または外因性の毒素
を含み得る。
好適には、免疫原性組成物の一回投与におけるレンチウイルスの変異ENVタンパク質の全量は10μgであり、及び/又は、免疫原性組成物の一回投与における融合していないポリペプチドの全量は20μgである。一つの実施形態では、免疫原性組成物の一回投与における全ての抗原の全量は0.5〜50μg、2〜40μg、5〜30μg、10μ〜20μg或いは約30μg、約20μg又は約10μgである。
免疫原性組成物の投与におけるレンチウイルスの変異ENVタンパク質の量は、典型的な受容者において深刻で不都合な副作用なしに免疫反応を誘発する量として選択する。かかる量は、どの具体的免疫原が用いられるか及び選択した投与またはワクチン接種レジメンに依存して変わる。特定の免疫原性組成物の最適量は、対象における関連ある免疫応答の観察を伴う標準的研究によって確かめることができる。
医薬組成物の投与は、1又はそれより多い別個の投与の形態、例えば同一のポリペプチドを含む組成物の反復投与又はタンパク質及びベクターを含む異種「プライム-ブースト(prime-boost)」ワクチン接種レジメンとすることができる。一つの実施形態では、本発明の免疫原性組成物は、まず、投与間隔を2週間から3カ月間、好ましくは1カ月間離して、対象に2回又は3回投与される。
好都合には、組成物は、6〜24月毎、又は9〜18月毎、例えば年に1回、(例えばブースタとして)対象に投与する。例えば、組成物は、6カ月または1年の間隔で(例えばブースタとして)対象に投与する。この点について適切には、対象への後の組成物投与は、同一の対象への前の組成物投与の免疫応答をブーストする。
一つの実施形態では、本発明の免疫原性組成物は、当該免疫原性組成物の1又はそれより多いHIV-1クレードとは異なる1又はそれより多いクレード由来のHIV-1株による疾患又は感染の治療又は予防に用いるプライム-ブーストレジメンの一部として用いられる。好都合には、組成物はプライミング用量(priming dose)である。あるいは、組成物はブースティング用量(boosting dose)である。
適切には、2又はそれより多いプライミング及び/又はブースティングが投与される。異種プライム-ブーストレジメンは、(各々がそれ自体で2又は3回の投与を含み得る)プライム及びブーストにおいて、免疫原性組成物又はワクチンの異なる剤形の投与を用いる。プライミング組成物及びブースティング組成物は、少なくとも1つの共通の抗原を有するが、必ずしも当該抗原の同一の剤形ではなく、同一抗原の異なる剤形であり得る。
本発明のプライム-ブースト免疫付与は、同種プライム-ブーストレジメン又は異種プライム-ブーストレジメンであり得る。同種プライム-ブーストレジメンは、プライムおよびブーストのための同一の組成物、例えば本発明の免疫原性組成物を利用する。異種プライム-ブーストレジメンは、タンパク質及びDNA-ベースの製剤を併用して行うことができる。かかるストラテジは、広範な免疫応答を誘導するのに効果的であると考えられている。アジュバントタンパク質ワクチンは、主に抗体及びCD4+T細胞免疫応答を誘導する一方で、プラスミド又は組換えベクターとしてのDNA送達は、強力なCD8+T細胞応答を誘導する。よって、タンパク質及びDNAワクチン接種の併用は、広範多様な免疫応答を提供することができる。このことは、中和抗体、CD4+T細胞及びCD8+T細胞がHIV-1に対する免疫防御に重要であると考えられているために、HIVとの関連において特に関係がある。
また、本発明は、レンチウイルス感染の治療に使用するための上記の定義に従う医薬組成物に関する。
また、本発明は、上記で定義した医薬組成物の医薬的有効量をその必要がある患者に投与することを含む、レンチウイルス感染に関連する疾病に冒された患者の治療方法に関する。
また、本発明は、上記で定義した医薬組成物の医薬的有効量をその必要がある患者に投与することを含む、レンチウイルス感染に関連する疾病に冒された患者の治療方法に関する。
また、本発明は、上記で定義した医薬組成物の医薬的有効量をその必要がある患者に投与することを含む、個体に感染したレンチウイルスに対する免疫応答の誘導方法に関する。
また、本発明は、抗ウイルス剤をさらに含む上記で定義した医薬組成物に関する。
さらに、本発明の組成物は、下記の表1に列挙した抗ウイルス組成物と併用することができる。
さらに、本発明の組成物は、下記の表1に列挙した抗ウイルス組成物と併用することができる。
また、本発明は、同時に、別々に又は連続的に使用するための上記で定義した医薬組成物に関する。
本発明は、宿主生物における免疫応答を刺激するために使用するための上記で定義した医薬組成物に関する。
本発明は、宿主生物における免疫応答を刺激するために使用するための上記で定義した医薬組成物に関する。
本発明は、HIVのENVタンパク質に特異的な免疫応答を誘導するために使用するための上記で定義した医薬組成物に関する。
本発明は、HIV感染又はAIDSに関連する疾病の予防又は治療のために使用するための上記で定義した医薬組成物に関する。
本発明は、HIV感染又はAIDSに関連する疾病の予防又は治療のために使用するための上記で定義した医薬組成物に関する。
本発明は、HIVのENVタンパク質に特異的な免疫応答を誘導するために使用するための、ワクチンとしての上記で定義した医薬組成物に関する。
本発明は、HIV感染又はAIDSに関連する疾病の予防又は治療のために使用するための、ワクチンとしての上記で定義した医薬組成物に関する。
本発明は、HIV感染又はAIDSに関連する疾病の予防又は治療のために使用するための、ワクチンとしての上記で定義した医薬組成物に関する。
また、別の面において、本発明は、
以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-X’a-X’b-X-D-Q(配列番号427)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
X’aはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであり、
X’bはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYである)
を含む免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる膜貫通(TM)サブユニットを提示するヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質又は少なくとも40アミノ酸を含む該ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質のフラグメントの免疫抑制活性を改変することからなる上記で定義した医薬組成物の活性物質を得る方法であって、
該方法は、X’a及び/又はX’bの少なくとも1つの変異を導入して、免疫抑制活性を実質的に有しないヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質又は少なくとも40アミノ酸を含む免疫抑制活性を実質的に有しないヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントを得るステップを含み、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、配列番号216、配列番号420及び配列番号421からなる群から選択される1つの配列と少なくとも70%の同一性、好ましくは少なくとも80%の同一性を有し、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントは以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、或いは、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されているか、或いは、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されている)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなり、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又はフラグメントの免疫抑制活性が実質的に存在しないことは、移植された腫瘍細胞の拒絶に関係あるインビボアッセイであって、
腫瘍細胞が変異ENVタンパク質又はフラグメントのいずれかを発現するように形質導入されている(変異ENV腫瘍細胞)か、又は、
腫瘍細胞が野生型ENVタンパク質またはそのフラグメントを発現するように形質導入されている(野生型ENV腫瘍細胞)か、又は、
腫瘍細胞が形質導入されていない(正常腫瘍細胞)、
アッセイにおいて、以下の比率:
変異ENVタンパク質又はフラグメントの免疫抑制インデックス/野生型ENVタンパク質の免疫抑制インデックス(iwild type env)(ここで、imutated envは:(変異ENV腫瘍細胞が到達した最大面積 - 正常腫瘍細胞が到達した最大面積)/(正常腫瘍細胞が到達した最大面積)によって定義され、
iwild type envは:(野生型ENV腫瘍細胞が到達した最大面積 - 正常腫瘍細胞が到達した最大面積)/(正常腫瘍細胞が到達した最大面積)によって定義される)
が0.5未満である
という事実によって評価されなければならない、方法に関する。
以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-X’a-X’b-X-D-Q(配列番号427)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
X’aはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであり、
X’bはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYである)
を含む免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる膜貫通(TM)サブユニットを提示するヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質又は少なくとも40アミノ酸を含む該ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質のフラグメントの免疫抑制活性を改変することからなる上記で定義した医薬組成物の活性物質を得る方法であって、
該方法は、X’a及び/又はX’bの少なくとも1つの変異を導入して、免疫抑制活性を実質的に有しないヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質又は少なくとも40アミノ酸を含む免疫抑制活性を実質的に有しないヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントを得るステップを含み、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、配列番号216、配列番号420及び配列番号421からなる群から選択される1つの配列と少なくとも70%の同一性、好ましくは少なくとも80%の同一性を有し、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントは以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、或いは、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されているか、或いは、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されている)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなり、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又はフラグメントの免疫抑制活性が実質的に存在しないことは、移植された腫瘍細胞の拒絶に関係あるインビボアッセイであって、
腫瘍細胞が変異ENVタンパク質又はフラグメントのいずれかを発現するように形質導入されている(変異ENV腫瘍細胞)か、又は、
腫瘍細胞が野生型ENVタンパク質またはそのフラグメントを発現するように形質導入されている(野生型ENV腫瘍細胞)か、又は、
腫瘍細胞が形質導入されていない(正常腫瘍細胞)、
アッセイにおいて、以下の比率:
変異ENVタンパク質又はフラグメントの免疫抑制インデックス/野生型ENVタンパク質の免疫抑制インデックス(iwild type env)(ここで、imutated envは:(変異ENV腫瘍細胞が到達した最大面積 - 正常腫瘍細胞が到達した最大面積)/(正常腫瘍細胞が到達した最大面積)によって定義され、
iwild type envは:(野生型ENV腫瘍細胞が到達した最大面積 - 正常腫瘍細胞が到達した最大面積)/(正常腫瘍細胞が到達した最大面積)によって定義される)
が0.5未満である
という事実によって評価されなければならない、方法に関する。
また、本発明は、
以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Y-L-X-D-Q(配列番号1)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表す)
を含む免疫抑制ドメイン(ISU)を含む膜貫通(TM)サブユニットを提示するヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質又は少なくとも40アミノ酸を含む該ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質のフラグメントの免疫抑制活性を改変することからなる、上記で定義した方法に従って医薬組成物の活性物質を得る方法であって、
該方法が5位のY及び/又は6位のLに少なくとも1つの変異を導入して、免疫抑制活性を実質的に有しないヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質又は少なくとも40アミノ酸を含む免疫抑制活性を実質的に有しない該ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントを得るステップを含み、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、或いは、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されているか、或いは、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されている)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、方法に関する。
以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Y-L-X-D-Q(配列番号1)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表す)
を含む免疫抑制ドメイン(ISU)を含む膜貫通(TM)サブユニットを提示するヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質又は少なくとも40アミノ酸を含む該ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質のフラグメントの免疫抑制活性を改変することからなる、上記で定義した方法に従って医薬組成物の活性物質を得る方法であって、
該方法が5位のY及び/又は6位のLに少なくとも1つの変異を導入して、免疫抑制活性を実質的に有しないヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質又は少なくとも40アミノ酸を含む免疫抑制活性を実質的に有しない該ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントを得るステップを含み、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、或いは、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されているか、或いは、
XaはA、F、G、L若しくはRであるか又は欠失されており、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか又は欠失されている)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、方法に関する。
また、本発明は、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は、少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、医薬組成物の活性物質を得るための上記で定義した方法に関する。
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は、少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、医薬組成物の活性物質を得るための上記で定義した方法に関する。
また、本発明は、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、医薬組成物の活性物質を得るための上記で定義した方法に関する。
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはA、F、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、医薬組成物の活性物質を得るための上記で定義した方法に関する。
また、本発明は、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質およびそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはF若しくはLであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはAである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、医薬組成物の活性物質を得るための上記で定義した方法に関する。
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質およびそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはF若しくはLであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはAである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、医薬組成物の活性物質を得るための上記で定義した方法に関する。
また、本発明は、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはF若しくはLであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはAであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、上記で定義した医薬組成物の活性物質を得る方法に関する。
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはF若しくはLであり、かつ、XbはF、G若しくはRであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはAであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、上記で定義した医薬組成物の活性物質を得る方法に関する。
また、本発明は、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、上記で定義した医薬組成物の活性物質を得る方法に関する。
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、上記で定義した医薬組成物の活性物質を得る方法に関する。
また、本発明は、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、上記で定義した医薬組成物の活性物質を得る方法に関する。
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはF、G若しくはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、上記で定義した医薬組成物の活性物質を得る方法に関する。
また、本発明は、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはRであるか、又は、
XaはRであり、かつ、XbはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、上記で定義した医薬組成物の活性物質を得る方法に関する。
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはRであるか、又は、
XaはRであり、かつ、XbはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、上記で定義した医薬組成物の活性物質を得る方法に関する。
また、本発明は、
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質およびそのフラグメントが配列番号426:
A[I/V]E[K/R]XaXbX1DQX2X3LX4X5WGC[A/S][F/G]X6X7CVX8TX9VPXcX10Z1Z2Z3Z4Z5XdXe[S/T]
(配列番号426)
(式中、
XaおよびXbは、請求項1〜15のいずれか1つに定義されるとおりであり、
X1〜X10は任意のアミノ酸を表し、
Z1〜Z5は、相互に独立して、アミノ酸を表さないか、又は、
・ XcはA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V若しくはYであるか又は欠失されており、好ましくはA、D又はNであり、
・ XdはA、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、Y若しくはWであるか又は欠失されており、好ましくはA、G、S又はYであり、
・ XeはA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、Y若しくはWであるか又は欠失されており、好ましくはA、D又はNである
ような任意のアミノ酸を表す)
の29位、36位及び37位の少なくとも1つのアミノ酸のさらなる変異を含む、上記で定義した医薬組成物の活性物質を得る方法に関する。
ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含むヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
変異ENVタンパク質およびそのフラグメントが配列番号426:
A[I/V]E[K/R]XaXbX1DQX2X3LX4X5WGC[A/S][F/G]X6X7CVX8TX9VPXcX10Z1Z2Z3Z4Z5XdXe[S/T]
(配列番号426)
(式中、
XaおよびXbは、請求項1〜15のいずれか1つに定義されるとおりであり、
X1〜X10は任意のアミノ酸を表し、
Z1〜Z5は、相互に独立して、アミノ酸を表さないか、又は、
・ XcはA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V若しくはYであるか又は欠失されており、好ましくはA、D又はNであり、
・ XdはA、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、Y若しくはWであるか又は欠失されており、好ましくはA、G、S又はYであり、
・ XeはA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、Y若しくはWであるか又は欠失されており、好ましくはA、D又はNである
ような任意のアミノ酸を表す)
の29位、36位及び37位の少なくとも1つのアミノ酸のさらなる変異を含む、上記で定義した医薬組成物の活性物質を得る方法に関する。
本発明は、
a)免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された自然に発生していない変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVが、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通サブユニット(TM)の変異により得られ、
膜貫通サブユニットが、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Y-L-X-D-Q(配列番号1)
を含む免疫抑制ドメイン(ISU)を含み、
該配列はAIEKYLXDQ(配列番号2)、AIERYLXDQ(配列番号3)、AVEKYLXDQ(配列番号4)及びAVERYLXDQ(配列番号5)(ここで、Xは任意の天然アミノ酸を表す)を含み、
ここで、
- 配列番号1の4位、
- 配列番号1の5位、
- 配列番号1の6位、
- 配列番号1の4位及び5位、
- 配列番号1の4位及び6位、
- 配列番号1の5位及び6位、並びに
- 配列番号1の4位、5位及び6位
から選択される位置にあるアミノ酸は、
・ 欠失されているか、又は、
・ 別のアミノ酸によって、
・ 免疫抑制ドメインが配列番号2又は4を含むときには、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されており、
・ 免疫抑制ドメインが配列番号3又は5を含むときには、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されている
ように置換されているかのいずれかである、変異ENVタンパク質
又は、
b)ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVのフラグメントであって、
該フラグメントは、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Y-L-X-D-Q(配列番号1)
を含むヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVの免疫抑制ドメイン(ISU)を少なくとも含み、
ここで、
- 配列番号1の4位、
- 配列番号1の5位、
- 配列番号1の6位、
- 配列番号1の4位及び5位、
- 配列番号1の4位及び6位
- 配列番号1の5位及び6位、並びに
- 配列番号1の4位、5位及び6位
から選択される位置にあるアミノ酸は、
・ 欠失されているか、又は、
・ 別のアミノ酸によって、
・ 免疫抑制ドメインが配列番号2又は4を含むときには、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されており、
・ 免疫抑制ドメインが配列番号3又は5を含むときには、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されている
ように置換されているかのいずれかであり、
フラグメントは、免疫抑制特性を実質的に有さない、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む医薬組成物に関する。
a)免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された自然に発生していない変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVが、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通サブユニット(TM)の変異により得られ、
膜貫通サブユニットが、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Y-L-X-D-Q(配列番号1)
を含む免疫抑制ドメイン(ISU)を含み、
該配列はAIEKYLXDQ(配列番号2)、AIERYLXDQ(配列番号3)、AVEKYLXDQ(配列番号4)及びAVERYLXDQ(配列番号5)(ここで、Xは任意の天然アミノ酸を表す)を含み、
ここで、
- 配列番号1の4位、
- 配列番号1の5位、
- 配列番号1の6位、
- 配列番号1の4位及び5位、
- 配列番号1の4位及び6位、
- 配列番号1の5位及び6位、並びに
- 配列番号1の4位、5位及び6位
から選択される位置にあるアミノ酸は、
・ 欠失されているか、又は、
・ 別のアミノ酸によって、
・ 免疫抑制ドメインが配列番号2又は4を含むときには、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されており、
・ 免疫抑制ドメインが配列番号3又は5を含むときには、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されている
ように置換されているかのいずれかである、変異ENVタンパク質
又は、
b)ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVのフラグメントであって、
該フラグメントは、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Y-L-X-D-Q(配列番号1)
を含むヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVの免疫抑制ドメイン(ISU)を少なくとも含み、
ここで、
- 配列番号1の4位、
- 配列番号1の5位、
- 配列番号1の6位、
- 配列番号1の4位及び5位、
- 配列番号1の4位及び6位
- 配列番号1の5位及び6位、並びに
- 配列番号1の4位、5位及び6位
から選択される位置にあるアミノ酸は、
・ 欠失されているか、又は、
・ 別のアミノ酸によって、
・ 免疫抑制ドメインが配列番号2又は4を含むときには、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されており、
・ 免疫抑制ドメインが配列番号3又は5を含むときには、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されている
ように置換されているかのいずれかであり、
フラグメントは、免疫抑制特性を実質的に有さない、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む医薬組成物に関する。
一つの有利な実施形態では、本発明は、
- 配列番号1の4位、
- 配列番号1の5位、
- 配列番号1の6位、
- 配列番号1の4位及び5位、
- 配列番号1の4位及び6位、
- 配列番号1の5位及び6位、並びに
- 配列番号1の4位、5位及び6位
からなる群の位置にあるアミノ酸が、別にアミノ酸によって、
・ 免疫抑制ドメインが配列番号2又は4を含むときには、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されており、
・ 免疫抑制ドメインが配列番号3又は5を含むときには、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されている
ように置換されている上記で定義した医薬組成物に関する。
- 配列番号1の4位、
- 配列番号1の5位、
- 配列番号1の6位、
- 配列番号1の4位及び5位、
- 配列番号1の4位及び6位、
- 配列番号1の5位及び6位、並びに
- 配列番号1の4位、5位及び6位
からなる群の位置にあるアミノ酸が、別にアミノ酸によって、
・ 免疫抑制ドメインが配列番号2又は4を含むときには、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されており、
・ 免疫抑制ドメインが配列番号3又は5を含むときには、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されている
ように置換されている上記で定義した医薬組成物に関する。
有利には、上記で定義した組成物に含まれる本発明のレンチウイルスの変異タンパク質は、配列番号407〜配列番号414からなるリストのアミノ酸配列を含む。
対応関係は以下のとおりである。
対応関係は以下のとおりである。
これらのタンパク質は、置換により、配列番号1の4位で変異しており、かつ、5位のアミノ酸はAにより置換されている。
一つの有利な実施形態では、本発明は、
- 配列番号1の5位、
- 配列番号1の6位、並びに
- 配列番号1の5位及び6位
からなる群の位置にあるアミノ酸は、別のアミノ酸によって、
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されている
ように置換されている上記で定義した医薬組成物に関する。
- 配列番号1の5位、
- 配列番号1の6位、並びに
- 配列番号1の5位及び6位
からなる群の位置にあるアミノ酸は、別のアミノ酸によって、
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されている
ように置換されている上記で定義した医薬組成物に関する。
一つの有利な実施形態では、本発明は、免疫抑制ドメイン(ISU)が配列番号4又は5からなる群のアミノ酸配列を含む上記で定義した医薬組成物に関する。
一つの有利な実施形態では、本発明は、免疫抑制ドメイン(ISU)が配列番号5のアミノ酸配列を含み、ここで、
・ 配列番号5の5位のアミノ酸残基は、A、F、G、L又はRにより置換されているか、又は
・ 配列番号5の6位のアミノ酸残基は、A、F、G又はRにより配置されているか、又は
・ 配列番号5の5位及び6位のアミノ酸残基は、A、F、G又はRにより置換されている、
上記で定義した医薬組成物に関する。
これは、ENVタンパク質が、HIV1ウイルスのENVタンパク質である場合である。
・ 配列番号5の5位のアミノ酸残基は、A、F、G、L又はRにより置換されているか、又は
・ 配列番号5の6位のアミノ酸残基は、A、F、G又はRにより配置されているか、又は
・ 配列番号5の5位及び6位のアミノ酸残基は、A、F、G又はRにより置換されている、
上記で定義した医薬組成物に関する。
これは、ENVタンパク質が、HIV1ウイルスのENVタンパク質である場合である。
また、本発明は、免疫抑制ドメイン(ISU)が配列番号2のアミノ酸配列を含み、ここで、
・ 配列番号2の5位のアミノ酸残基は、A、F、G、L又はRにより置換されているか、又は
・ 配列番号2の6位のアミノ酸残基は、A、F、G又はRにより配置されているか、又は
・ 配列番号2の5位及び6位のアミノ酸残基は、A、F、G又はRにより置換されている、
上記で定義した医薬組成物に関する。
・ 配列番号2の5位のアミノ酸残基は、A、F、G、L又はRにより置換されているか、又は
・ 配列番号2の6位のアミノ酸残基は、A、F、G又はRにより配置されているか、又は
・ 配列番号2の5位及び6位のアミノ酸残基は、A、F、G又はRにより置換されている、
上記で定義した医薬組成物に関する。
また、本発明は、免疫抑制ドメイン(ISU)が配列番号3のアミノ酸配列を含み、ここで、
・ 配列番号3の5位のアミノ酸残基は、A、F、G、L又はRにより置換されているか、又は
・ 配列番号3の6位のアミノ酸残基は、A、F、G又はRにより置換されているか、又は
・ 配列番号3の5位及び6位のアミノ酸配列は、A、F、G又はRにより置換されている、
上記で定義した医薬組成物に関する。
・ 配列番号3の5位のアミノ酸残基は、A、F、G、L又はRにより置換されているか、又は
・ 配列番号3の6位のアミノ酸残基は、A、F、G又はRにより置換されているか、又は
・ 配列番号3の5位及び6位のアミノ酸配列は、A、F、G又はRにより置換されている、
上記で定義した医薬組成物に関する。
一つの有利な実施形態では、本発明は、変異タンパク質が、配列番号270:
X1DQX2X3LX4X5WGC[A/S][F/G]X6X7CVX8TX9VPWX10Z1Z2Z3Z4Z5[N/S][E/D/N/A][S/T](配列番
号270)
(式中、X1〜X10は任意のアミノ酸を表し、
Z1〜Z5は、相互に独立して、アミノ酸を表さないか、又は任意の天然アミノ酸を表す)の野生型のアミノ酸配列をさらに含み、
レンチウイルスの変異タンパク質は、配列番号270の23位、30位及び31位にある少なくとも1つのアミノ酸の変異を更に含み、
該変異は、
・ 欠失であるか、
・ 又は、
・ 配列番号270の25位のアミノ酸はA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、Yにより置換されており、
・ 配列番号270の32位のアミノ酸はA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、P、Q、R、T、V、Y、Wにより置換されており、
・ 配列番号270の33位のアミノ酸はC、F、G、H、I、K、L、M、P、Q、R、S、T、V、Y、Wにより置換されている
ような置換であるかのいずれかである、
上記で定義した医薬組成物に関する。
X1DQX2X3LX4X5WGC[A/S][F/G]X6X7CVX8TX9VPWX10Z1Z2Z3Z4Z5[N/S][E/D/N/A][S/T](配列番
号270)
(式中、X1〜X10は任意のアミノ酸を表し、
Z1〜Z5は、相互に独立して、アミノ酸を表さないか、又は任意の天然アミノ酸を表す)の野生型のアミノ酸配列をさらに含み、
レンチウイルスの変異タンパク質は、配列番号270の23位、30位及び31位にある少なくとも1つのアミノ酸の変異を更に含み、
該変異は、
・ 欠失であるか、
・ 又は、
・ 配列番号270の25位のアミノ酸はA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、Yにより置換されており、
・ 配列番号270の32位のアミノ酸はA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、P、Q、R、T、V、Y、Wにより置換されており、
・ 配列番号270の33位のアミノ酸はC、F、G、H、I、K、L、M、P、Q、R、S、T、V、Y、Wにより置換されている
ような置換であるかのいずれかである、
上記で定義した医薬組成物に関する。
一つの有利な実施形態では、本発明は、
免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された自然に発生していない変異ENVであって、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVは、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型タンパク質の変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A[I/V]E[K/R]YLX1DQX2X3LX4X5WGC[A/S][F/G]X6X7CVX8TX9VPWX10Z1Z2Z3Z4Z5[N/S][E/D/N/A][S/T](配列番号415)
(式中、
X1〜X10は任意のアミノ酸を表し、
Z1〜Z5は、相互に独立して、アミノ酸を表さないか、又は任意の天然アミノ酸を表す)を含み、
ここで、
- 配列番号1の4位、
- 配列番号1の5位、
- 配列番号1の6位、
- 配列番号1の4位及び5位、
- 配列番号1の4位及び6位、
- 配列番号1の5位及び6位、並びに
- 配列番号1の4位、5位及び6位
から選択される位置にあるアミノ酸は、
・ 欠失されているか、
・ 又は、別のアミノ酸によって、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されている
ように置換されているかのいずれかであり、
さらにここで、
配列番号415のアミノ酸配列の29位、36位及び37位のアミノ酸の少なくとも1つは、
・ 欠失により、
・ 又は、
・ 配列番号415の29位のアミノ酸はA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、Yにより置換されており、
・ 配列番号415の36位のアミノ酸はA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、P、Q、R、T、V、Y、Wにより置換されており、
・ 配列番号415の37位のアミノ酸はC、F、G、H、I、K、L、M、P、Q、R、S、T、V、Y、Wにより置換されている
ような置換のいずれかにより、
変異されている、変異ENV
を活性物質として含む医薬組成物に関する。
免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された自然に発生していない変異ENVであって、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVは、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型タンパク質の変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A[I/V]E[K/R]YLX1DQX2X3LX4X5WGC[A/S][F/G]X6X7CVX8TX9VPWX10Z1Z2Z3Z4Z5[N/S][E/D/N/A][S/T](配列番号415)
(式中、
X1〜X10は任意のアミノ酸を表し、
Z1〜Z5は、相互に独立して、アミノ酸を表さないか、又は任意の天然アミノ酸を表す)を含み、
ここで、
- 配列番号1の4位、
- 配列番号1の5位、
- 配列番号1の6位、
- 配列番号1の4位及び5位、
- 配列番号1の4位及び6位、
- 配列番号1の5位及び6位、並びに
- 配列番号1の4位、5位及び6位
から選択される位置にあるアミノ酸は、
・ 欠失されているか、
・ 又は、別のアミノ酸によって、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されている
ように置換されているかのいずれかであり、
さらにここで、
配列番号415のアミノ酸配列の29位、36位及び37位のアミノ酸の少なくとも1つは、
・ 欠失により、
・ 又は、
・ 配列番号415の29位のアミノ酸はA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、Yにより置換されており、
・ 配列番号415の36位のアミノ酸はA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、P、Q、R、T、V、Y、Wにより置換されており、
・ 配列番号415の37位のアミノ酸はC、F、G、H、I、K、L、M、P、Q、R、S、T、V、Y、Wにより置換されている
ような置換のいずれかにより、
変異されている、変異ENV
を活性物質として含む医薬組成物に関する。
別の面において、本発明は、
X1DQX2X3LX4X5WGC[A/S][F/G]X6X7CVX8TX9VPWX10Z1Z2Z3Z4Z5[N/S][E/D/N/A][S/T](配列番
号270)
(式中、
X1〜X3及びX5〜X10は、任意のアミノ酸を表し、
Z1〜Z5は、相互に独立して、アミノ酸を表さないか、又は任意のアミノ酸を表す)
のX4の位置に変異をさらに含み、
該変異は:
・ 欠失であるか、又は、
・ A、C、D、E、F、H、I、K、L、M、P、Q、R、S、T、V、Y又はWによる置換のいずれかである、
上記で定義した医薬組成物に関する。
X1DQX2X3LX4X5WGC[A/S][F/G]X6X7CVX8TX9VPWX10Z1Z2Z3Z4Z5[N/S][E/D/N/A][S/T](配列番
号270)
(式中、
X1〜X3及びX5〜X10は、任意のアミノ酸を表し、
Z1〜Z5は、相互に独立して、アミノ酸を表さないか、又は任意のアミノ酸を表す)
のX4の位置に変異をさらに含み、
該変異は:
・ 欠失であるか、又は、
・ A、C、D、E、F、H、I、K、L、M、P、Q、R、S、T、V、Y又はWによる置換のいずれかである、
上記で定義した医薬組成物に関する。
一つの有利な実施形態では、本発明は、
免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された自然に発生していない変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A[I/V]E[K/R]YLX1DQX2X3LX4X5WGC[A/S][F/G]X6X7CVX8TX9VPWX10Z1Z2Z3Z4Z5[N/S][E/D/N/A][S/T](配列番号415)
(式中、
X1〜X10は任意のアミノ酸を表し、
Z1〜Z5は、相互に独立して、アミノ酸を表さないか、又は天然アミノ酸を表す)
を含み、
- 配列番号1の4位、
- 配列番号1の5位、
- 配列番号1の6位、
- 配列番号1の4位及び5位、
- 配列番号1の4位及び6位、
- 配列番号1の5位及び6位、並びに
- 配列番号1の4位、5位及び6位
から選択される位置にあるアミノ酸は、
・ 欠失されているか、
・ 又は、別のアミノ酸によって、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されている
ように置換されているかのいずれかであり、
場合によっては、さらにここで、
配列番号415のアミノ酸配列の29位、36位及び37位の少なくとも1つのアミノ酸は、
・ 欠失により、
・ 又は、
・ 配列番号415の29位のアミノ酸はA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、Yにより置換されており、
・ 配列番号415の36位のアミノ酸はA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、P、Q、R、T、V、Y、Wにより置換されており、
・ 配列番号415の37位のアミノ酸はC、F、G、H、I、K、L、M、P、Q、R、S、T、V、Y、Wにより置換されている
ような置換のいずれかにより変異されており、
及び/又は、場合によっては、さらにここで、X4の位置にあるアミノ酸は、欠失されているか、又はA、C、D、E、F、H、I、K、L、M、P、Q、R、S、T、V、Y又はW、好ましくはR又はHにより置換されているかのいずれかである、変異ENVタンパク質
を活性物質として含む医薬組成物に関する。
免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された自然に発生していない変異ENVタンパク質であって、
ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の変異により得られ、
ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A[I/V]E[K/R]YLX1DQX2X3LX4X5WGC[A/S][F/G]X6X7CVX8TX9VPWX10Z1Z2Z3Z4Z5[N/S][E/D/N/A][S/T](配列番号415)
(式中、
X1〜X10は任意のアミノ酸を表し、
Z1〜Z5は、相互に独立して、アミノ酸を表さないか、又は天然アミノ酸を表す)
を含み、
- 配列番号1の4位、
- 配列番号1の5位、
- 配列番号1の6位、
- 配列番号1の4位及び5位、
- 配列番号1の4位及び6位、
- 配列番号1の5位及び6位、並びに
- 配列番号1の4位、5位及び6位
から選択される位置にあるアミノ酸は、
・ 欠失されているか、
・ 又は、別のアミノ酸によって、
・ 配列番号1の4位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の5位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はWにより置換されており、及び/又は
・ 配列番号1の6位のアミノ酸残基は、A、C、D、E、F、G、H、I、K、M、N、P、Q、R、S、T、V、W又はYにより置換されている
ように置換されているかのいずれかであり、
場合によっては、さらにここで、
配列番号415のアミノ酸配列の29位、36位及び37位の少なくとも1つのアミノ酸は、
・ 欠失により、
・ 又は、
・ 配列番号415の29位のアミノ酸はA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、Yにより置換されており、
・ 配列番号415の36位のアミノ酸はA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、P、Q、R、T、V、Y、Wにより置換されており、
・ 配列番号415の37位のアミノ酸はC、F、G、H、I、K、L、M、P、Q、R、S、T、V、Y、Wにより置換されている
ような置換のいずれかにより変異されており、
及び/又は、場合によっては、さらにここで、X4の位置にあるアミノ酸は、欠失されているか、又はA、C、D、E、F、H、I、K、L、M、P、Q、R、S、T、V、Y又はW、好ましくはR又はHにより置換されているかのいずれかである、変異ENVタンパク質
を活性物質として含む医薬組成物に関する。
免疫抑制ドメインは、ガンマ型(マウスMLV)又はデルタ型(例えばヒトHTLV)のいずれかのオンコレトロウイルス並びにいくつかの内在性レトロウイルス(例えばHERV-FRD)のエンベロープタンパク質について同定されている。これらのドメインは、高度に保存された結晶構造を有するが、それらの一次配列は非常に多様であり、ある所定の位置のアミノ酸(Q、E又はK)は、対応するエンベロープタンパク質の免疫抑制活性に必須であることが以前に示されている。当該アミノ酸のアルギニン(R)への変異は、いくつかの例では、細胞膜で正常に発現され、新生レトロウイルス粒子により捕捉され、最終的にはインビトロで変異体ウイルスに感染性を付与する能力を含めてエンベロープタンパク質のその他の機能的特性を完全に保存したままで、変異エンベロープタンパク質の免疫抑制活性の阻害をもたらすことが更に示された。かかる変異体は、宿主免疫系を回避することができず、かつ、免疫が正常な動物において伝染しない変異体IS-ウイルスを用いて、インビボにおけるウイルス血症に関する免疫抑制活性の必須の役割についてはっきりと証明することを可能にした[Schlecht-Loufら、Proc Natl Acad Sci U S A. 2010;107(8):3782-7]。
ISドメインの同定及び対応するウイルスタンパク質の抗原構造を破壊しないISドメイン内の特定の変異により阻害されるべきIS機能の能力に基づいて、天然のウイルス抗原を用いる場合と比べて増加した免疫原性を示す、<<最適化された>>IS陰性の変異ウイルス抗原を含むワクチンを用いるワクチンアプローチが開発されている。従って、類似のISドメイン及びHIVのような非発癌性だが病原性のレトロウイルスの場合に適切な変異の探索は、改善されたワクチンを試験的に開発するための関心の対象である。
実際、レトロウイルスのその他の主なクラス、すなわちレンチウイルス(なかでもヒトHIV1及びHIV2並びにサルのホモログであるSIV)の場合、エンベロープタンパク質の結晶構造はいくらかの類似性を示すが、とりわけオンコレトロウイルスのISドメインに対応するドメインにおいて、HIV及びSIVではヘリックス-ループ-ヘリックスドメインが重度に伸長されているという証拠をもって極めて重要な違いも示し、オンコレトロウイルスのISドメインとの配列類似性については証拠がない。さらに、オンコレトロウイルスのISドメインと強いアミノ酸類似性を有するISドメインが、HIV及びSIVのアクセサリータンパク質内、すなわちNefタンパク質内で同定された。このタンパク質はこれらの複合レトロウイルスにより特異的に産生され、オンコレトロウイルスによってはコードされていない。Nefタンパク質はインビボでウイルス血症に必須であり、免疫の回避に関与する数個のドメイン、なかでも同定されたISドメインを有し、よって、レンチウイルスがエンベロープタンパク質内のオンコレトロウイルスに見られる免疫抑制活性をアクセサリーNefタンパク質に移していることを強く示唆している。この仮説に合致して、Nef欠失又はNef変異レトロウイルスは、インビボマカクサル動物モデルにおいて、病原性が重度に減衰されている。
ここで、本発明者らは、HIV及びSIVエンベロープタンパク質が有するIS活性の同定及び対応するエンベロープタンパク質の全体構造を大きく破壊することなく当該活性を阻害する特異的な変異について報告する。
結果
HIVエンベロープの免疫抑制ドメインの説明
HIVエンベロープの免疫抑制ドメインの説明は、本発明者らがオンコレトロウイルスのEnvタンパク質の免疫抑制活性を証明するために以前に用いたインビボ腫瘍拒絶アッセイを用いて行った。アッセイの原理は、以下のとおり要約することができる:MCA腫瘍細胞(H-2b)の同種(allogeneic)のBalb/cマウス(H-2d)への注入が、腫瘍を形成しないか又は早急に拒絶される一過性の腫瘍を形成する一方で、レトロウイルスの免疫抑制性Envタンパク質を安定して発現すること以外は同一の細胞の注入は、新たな外因性抗原が発現されるにも拘らず、長時間存続する大きな腫瘍の成長をもたらす。この違いは、同系のC57BL/6マウスでは見られないので、固有的な細胞増殖速度の違いに関連付けられるものではなく、免疫系依存的である。「免疫抑制」の程度は、腫瘍のサイズに基づくインデックスによって定量化することができる:(Aenv- Anone)/Anone(式中、Aenv及びAnoneは、それぞれenv発現細胞又は対照細胞を注入したBalb/cマウスからの腫瘍の増殖ピークにおける平均面積である)。正のインデックスは、envの発現がその免疫抑制活性の結果として腫瘍増殖を促進させることを示し、ゼロ又は負のインデックスは効果なし又は効果阻害をそれぞれ示す。後者は、腫瘍細胞表面で発現する非免疫抑制性Envタンパク質に代表される新たな外来抗原に対する宿主の免疫応答刺激によって説明され得る。
HIVエンベロープの免疫抑制ドメインの説明
HIVエンベロープの免疫抑制ドメインの説明は、本発明者らがオンコレトロウイルスのEnvタンパク質の免疫抑制活性を証明するために以前に用いたインビボ腫瘍拒絶アッセイを用いて行った。アッセイの原理は、以下のとおり要約することができる:MCA腫瘍細胞(H-2b)の同種(allogeneic)のBalb/cマウス(H-2d)への注入が、腫瘍を形成しないか又は早急に拒絶される一過性の腫瘍を形成する一方で、レトロウイルスの免疫抑制性Envタンパク質を安定して発現すること以外は同一の細胞の注入は、新たな外因性抗原が発現されるにも拘らず、長時間存続する大きな腫瘍の成長をもたらす。この違いは、同系のC57BL/6マウスでは見られないので、固有的な細胞増殖速度の違いに関連付けられるものではなく、免疫系依存的である。「免疫抑制」の程度は、腫瘍のサイズに基づくインデックスによって定量化することができる:(Aenv- Anone)/Anone(式中、Aenv及びAnoneは、それぞれenv発現細胞又は対照細胞を注入したBalb/cマウスからの腫瘍の増殖ピークにおける平均面積である)。正のインデックスは、envの発現がその免疫抑制活性の結果として腫瘍増殖を促進させることを示し、ゼロ又は負のインデックスは効果なし又は効果阻害をそれぞれ示す。後者は、腫瘍細胞表面で発現する非免疫抑制性Envタンパク質に代表される新たな外来抗原に対する宿主の免疫応答刺激によって説明され得る。
まず、インビボで活性な最小免疫抑制ドメイン(ISU)を説明するために、本発明者らは、HIVのenv遺伝子中の一連のトランケート/欠失の効果を分析した。図1及び2中の一連のC末端トランケートのアッセイは、IS陰性である6 aa短いHIV43フラグメント並びに続けてC末端を切断したHIV37及びHIV30フラグメントを用いて、IS活性を有する49残基長のドメインを同定した。HIV49は、TMサブユニットの細胞外ドメインの可溶性部分に相当し、かつ、HIVのTMのトリマー形成に関与するa-ヘリックスドメイン中にあり、当該ループのN末端部分がほとんどのレトロウイルスエンベロープにおいて見られる2つの十分に保存された6 aa離れたシステイン残基を含むいわゆるエクトドメインに組み込まれている。次に、IS活性に関与するアミノ酸のより良い説明は、aa36と51との間、すなわちEnvサブドメインのIS陽性から陰性への移行に関連付けられるドメイン内におけるアルギニンスキャニングによって行った。図3において説明するように、XからArgへの全ての置換は、変異体ペプチドのIS活性の喪失をもたらしたY41及びL42の1つの例外をもって、HIV115のIS活性における有意な変化をもたらさなかった。
41位の変異
次に、本発明者らは、HIVエンベロープの発現ベクターにY41R置換を導入することによって、真核細胞によって発現され、細胞膜においてエクスポートされるHIVエンベロープの全般的能力をY41R置換が変更しないことを確認した。野生型及びY41R変異体の両方でトランスフェクトした細胞の抗SU特異的モノクローナル抗体を用いるFACS分析が、細胞表面にある変異体エンベロープの定量的発現を実際に証明したことにより、Y41R変異がHIV Envの構造及びSU-TMの相互作用を有意に変更しないことが示唆された(図4)。
次に、本発明者らは、HIVエンベロープの発現ベクターにY41R置換を導入することによって、真核細胞によって発現され、細胞膜においてエクスポートされるHIVエンベロープの全般的能力をY41R置換が変更しないことを確認した。野生型及びY41R変異体の両方でトランスフェクトした細胞の抗SU特異的モノクローナル抗体を用いるFACS分析が、細胞表面にある変異体エンベロープの定量的発現を実際に証明したことにより、Y41R変異がHIV Envの構造及びSU-TMの相互作用を有意に変更しないことが示唆された(図4)。
最後に、Y41の位置における一連の異なる置換を行い、その他のアミノ酸が置換されてIS陰性変異体を生じ得るか否かを試験的に特定した:アッセイしたアミノ酸は、(Rに加えて)正に荷電したK及びH、小さなA及びG、並びに疎水性のL及びF残基を含んでいた。これらの置換が対応する変異を有するHIV Envの全体構造を変更しないことを再度確認した。
それらの中でも、A、G、L及びFによるY41の置換は、IS活性の喪失をもたらし(図3)、対応する変異を有するHIV Envの全体構造を変更することはなかった(図4及び5)。
それらの中でも、A、G、L及びFによるY41の置換は、IS活性の喪失をもたらし(図3)、対応する変異を有するHIV Envの全体構造を変更することはなかった(図4及び5)。
ISUドメイン外のさらなる変異
ENVエクトドメインの3次元構造内にあるY41の位置に構造的に近い位置における一連の第2の変異の効果についてもテストした。それらのうちの2つ(Y41R-K72A及びY41R-K78G)は、細胞膜において高レベルの発現を維持し、感染性を付与する(図5)。
ENVエクトドメインの3次元構造内にあるY41の位置に構造的に近い位置における一連の第2の変異の効果についてもテストした。それらのうちの2つ(Y41R-K72A及びY41R-K78G)は、細胞膜において高レベルの発現を維持し、感染性を付与する(図5)。
42位の変異
また、興味深いことに、41位に隣接する位置であるL42の位置は、L42R変異が導入されるときに、変異体ペプチドのIS活性の喪失をもたらす。この変異は、HIVの変異ENVタンパク質の細胞膜における高レベルの発現を維持する(図4)。
また、興味深いことに、41位に隣接する位置であるL42の位置は、L42R変異が導入されるときに、変異体ペプチドのIS活性の喪失をもたらす。この変異は、HIVの変異ENVタンパク質の細胞膜における高レベルの発現を維持する(図4)。
SIVのENVタンパク質内の変異
また、興味深いことに、HIV-1 ENVエクトドメイン内のL42の位置に相同なSIV ENVにおける位置(L42)における変異は、IS活性の特異的な喪失をもたらした(図6)。
また、興味深いことに、HIV-1 ENVエクトドメイン内のL42の位置に相同なSIV ENVにおける位置(L42)における変異は、IS活性の特異的な喪失をもたらした(図6)。
従って、今回の調査により、IS活性の喪失をもたらす、HIV env内の所定の位置及び所定の置換がはっきりと同定された。ヒト及びサルレンチウイルスのEnvタンパク質の全体構造の保存に適合しているので、これらの置換は、ワクチン抗原としてEnvタンパク質を含む全ての医薬製剤に導入されるべきである。
材料及び方法
マウス及び細胞株:6〜10週齢のC57B1/6及びBalb/cマウスをCER Janvier (Laval、France)から得た。マウスをGustave Roussy Instituteの動物施設で施設規則に従って維持した。293T (ATCC CRL11268)及びMCA205細胞を、10%胎児ウシ血清(Invitrogen)、ストレプトマイシン(100 μg/ml)及びペニシリン(100ユニット/mL)を補ったDMEM中で培養した。
マウス及び細胞株:6〜10週齢のC57B1/6及びBalb/cマウスをCER Janvier (Laval、France)から得た。マウスをGustave Roussy Instituteの動物施設で施設規則に従って維持した。293T (ATCC CRL11268)及びMCA205細胞を、10%胎児ウシ血清(Invitrogen)、ストレプトマイシン(100 μg/ml)及びペニシリン(100ユニット/mL)を補ったDMEM中で培養した。
プラスミド構築物:BRU/LAI HIV-1単離株のエンベロープタンパク質をコードするPCEL/E160は、Marc Sitbon博士のご厚意である。HIV-1エンベロープエクトドメインの様々なフラグメントをコードするpDFGプラスミドの生成には、テンプレートとしてのPCEL/E160及びプライマー対1-2 (pDFG-HIV115)、1-3 (pDFG-HIV81)、1-4 (pDFG-HIV67)、1-5 (pDFG-HIV55)、1-6 (pDFG-HIV49)、1-7 (pDFG-HIV43)、1-8 (pDFG-HIV37)、1-9 (pDFG-HIV30)を用いて生成されたPCRフラグメントをSfil及びMluIで消化し、同じ酵素を用いて開裂されたpDFG-ectoSyncytin-1(Mangeneyら、2007)に挿入した。
変異pDFG-HIV115を、適切なプライマーを用いる次なるPCRにより得た。第一の一連のPCRは、テンプレートとしてのpDFG HIV115並びにそれぞれE39R、Y41R、K43R又はD44R変異を導入するプライマー1-11及び10-2、1-13及び12-2、1-15及び14-2又は1-17及び16-2、及び、それぞれL36R、A37R、V38R、L42R、Q45R、Q46R、L47R、L48R、G49R又はI50R変異を導入するプライマー1-18及び19-2、1-20及び21-2、1-22及び23-2、1-24及び25-2、1-26及び27-2、1-28及び29-2、1-30及び31-2、1-32及び33-2、1-34及び35-2又は1-36及び37-2を用いて、行った。次に、そのPCR生成物を、プライマー1-2を用いる後のPCRにおいてテンプレートとして用いた。これらのPCRフラグメントをSfiI及びMlulで消化し、同じ酵素を用いて開裂されたpDFG-ectoSyncytin-1(Mangeneyら、2007)に挿入した。
全ての構築物を使用前に配列決定した。
全ての構築物を使用前に配列決定した。
HIV115 Y41変異体構築物:免疫抑制の喪失に必要なアミノ酸配列探索のために、テンプレートとしてのpDFG HIV115 WTプラスミド並びにそれぞれY41K、Y41H、Y41A、Y41G、Y41F又はY41L変異を導入するプライマー対1-42及び43-2、1-44及び45-2、1-46及び47-2、1-48及び49-2、1-50及び51-2又は1-52及び53-2を用いるPCRによりHIV115 Y41変異体を産生した。次に、そのPCR生成物を、プライマー1-2を用いる後のPCRにおいてテンプレートとして用いた。これらのPCRフラグメントをSfiI及びMlulで消化し、同じ酵素を用いて開裂されたpDFG-ectoSyncytin-1(Mangeneyら、2007)に挿入した。
全ての構築物は、使用前に配列決定した。
全ての構築物は、使用前に配列決定した。
HIV115 Y41二重変異体構築物:テンプレートとしてのpDFG HIV115 Y41R並びにプライマー対1-94及び93-2、1-96及び95-2又は1-98及び97-2を用いるPCRによりHIV115 Y41R K72A、G又はS二重変異体を産生する。次に、そのPCR生成物を、プライマー1-2を用いる後のPCRにおいてテンプレートとして用いた。これらのPCRフラグメントをSfiI及びMlulで消化し、同じ酵素を用いて開裂されたpDFG-ectoSyncytin-1(Mangeneyら、2007)に挿入した。HIV115 R40X Y41R二重変異体は、テンプレートとしてのpDFG HIV115 Y41R並びにR40A及びR40E変異をそれぞれ導入するプライマー対1-54及び55-2、1-56及び57-2を用いるPCRにより産生した。HIV115 R40X Y41A二重変異体は、テンプレートとしてのpDFG HIV115 Y41A並びにR40A、R40E、R40S、R40T変異をそれぞれ導入するプライマー対1-58及び59-2、1-60及び61-2、1-62及び63-2、1-64及び65-2を用いるPCRにより産生した。また、HIV115 R40X単一(simple)変異体は、テンプレートとしてのpDFG HIV115 WT並びにプライマー対1-66及び67-2、1-68及び69-2、1-70及び71-2、1-72及び73-2を用いて生成した。
次に、そのPCR生成物を、プライマー1-2を用いる後のPCRにおいてテンプレートとして用いた。これらのPCRフラグメントをSfiI及びMluIで消化し、同じ酵素を用いて開裂されたpDFG-ectoSyncytin-1(Mangeneyら、2007)に挿入した。
HIV115変異のHIV Env発現ベクターへの導入:これらのHIVエンベロープの変異をHIVenv pTr712発現ベクター(Schnierleら PNAS 1997)に導入するために、まず、サイレント変異を生成してSfiI挿入部位を創出した。テンプレートとしてのpTr712及びプライマー対38-39及び40-41を用いてPCRフラグメントを生成した。次に、そのPCR生成物は、プライマー38-41を用いる後のPCRでテンプレートとして用いた。次いで、得られたPCRフラグメントをBsaBI及びHindIIIで消化し、同じ酵素を用いて開裂されたpTr712プラスミドに挿入し、pTr712-Sfiプラスミドを得た。
また、プライマー40-41及びテンプレートとしてのpDFG HIV115変異体プラスミドを用いて、各HIV115変異のPCRフラグメントを生成し、SfiI及びHindIIIで消化し、次いで同じ酵素を用いて開裂されたpTr712-Sfiプラスミドに挿入した。
全ての構築物は、使用前に配列決定した。
全ての構築物は、使用前に配列決定した。
env発現腫瘍細胞の樹立及びMCA205腫瘍拒絶アッセイ:7.5 x 105の293T細胞は、テストすべきenv発現pDFGレトロウイルスベクター(1.75μg)及びMLVタンパク質発現ベクター(両指向性MLVenvベクター0.55μg、並びに、MLVgag及びpolベクター1.75μg)でコトランスフェクトした。トランスフェクションの36時間後、MCA205腫瘍細胞の感染のために上清を回収した(8μg/mlポリブレンで2.5 ml上清/5 x 105細胞)。Mangeneyら(1998、2007)のように、細胞を3週間選択培地(400ユニット/mlハイグロマイシン)中で維持し、次いでPBSで洗浄し、トリプシン処理し、マウス右側腹部の剃毛部分に皮下接種した。腫瘍増殖を週2又は3回触診によりモニタリングし、腫瘍の面積mm2)を腫瘍の直交する直径を測定することにより決定した。「免疫抑制」の程度は、腫瘍のサイズに基づくインデックスにより定量化した:(Aenv- Anone)/Anone(式中、Aenv及びAnoneは、env発現細胞又は対照細胞をそれぞれ注入されたBalb/cマウスからの腫瘍の増殖ピークにおける平均面積である)。
HIV env発現の分析:リン酸カルシウム沈殿により、野生型又は示された位置における変異型のいずれかのHIV-1エンベロープ(pTr712)の発現ベクター4mgで293T細胞をトランスフェクトした。16時間後に細胞を洗浄し、次いでトランスフェクションの2日後にPBS-EDTA 5mMを用いて回収した。110-Hモノクローナル抗体(抗V3ループ、 Hybridolab、Pasteur Instituteのご厚意)を用いて(1/200希釈)、HIVエンベロープを染色した。二次抗体として、本発明者らは、ヒツジ抗マウスIgG Alexa 488 (1/400) (Invitrogen)を用いた。細胞内HIVenvの染色については、293T細胞をホルムアルデヒドバッファーで固定し、次に、透過処理した(BD cytofix /cytopermキット、BD Biosciences)。アイソタイプマウス抗IgG1Kappa(BD Bioscience)を用いて、非特異的な染色を制御した。蛍光は、FACS Calibur (BD Biosciences)を用いるフローサイトメトリーにより獲得し、データはCellQuestソフトウェア(BD Biosciences)により分析した。
変異Envシュードタイピング及びウイルス力価の測定: 293T細胞は、GFP含有レポーターMLVベクター(CNCG)3 mg、Mo-MLV gag-polベクター1.75mg、wtまたは示された位置において変異したHIV-1エンベロープをコードするphCMVベクター0.55mgで3重にトランスフェクトした。トランスフェクションの48時間後に回収されたHIV-1 EnvでシュードタイピングしたMo-MLVビリオンの感染性は、U87細胞(CD4+、CXCR4+)を標的細胞として用いて測定した。エンベロープの感染は、4 mg/mLポリブレン存在下、0.45mmで濾過した上清で希釈して72時間の曝露後に分析した。蛍光(GFP)は、FACS Calibur (BD Biosciences)を用いるフローサイトメトリーにより達成した。結果は、CellQuest ソフトウェア (BD Biosciences)により分析する。得られた力価(感染細胞数/mL)は、以下のようにして算出する:(% GFP+(感染した)細胞 x 播種した細胞数)/上清の容量 x 1000。
Env SIV変異体の構築:PCRフラグメントは、テンプレートとしてのp239 SPE3′(エンベロープタンパク質を含むSIVウイルスの半分(SIV half virus)をコードするプラスミド)並びにE39R、K40R、Y41R、L42R、K43R、D44R変異をそれぞれ導入するためのプライマー対77-79及び78-80、77-81及び78-82、77-83及び78-84、77-85及び78-86、77-87及び78-88、77-89及び78-90を用いてPCRフラグメントを生成した。次いで、PCR産物を、プライマー77-78を用いる後のPCRにおいてテンプレートとして用いた。次いで、得られたPCRフラグメントをBmgBI及びNheIで消化し、同じ酵素を用いて開裂されたp239 SPE3´プラスミドに挿入した。
全ての構築物は、使用前に配列決定した。
全ての構築物は、使用前に配列決定した。
pDFGへのSIV変異体エクトドメインの導入:SIVエンベロープエクトドメイン-55のフラグメントをコードするpDFGプラスミドを生成するために、テンプレートとしてのp239 SPE3’ WT及び変異体、並びに、プライマー対91-92を用いて生成したPCRフラグメントをSfiI及びMluIで消化し、同じ酵素を用いて開裂されたpDFGに挿入した。
比較例:国際出願WO2010/022,740における変異「G19R」に対応する変異G49Rのインビボにおける効果のテスト
WO2010/022,740は、HIV ENVタンパク質の50アミノ酸のコンセンサス配列を開示する。この配列において、10位、19位、24位、34位及び40位におけるアミノ酸置換が、HIV ENVタンパク質の免疫抑制特性に影響することが示唆されている。
WO2010/022,740は、HIV ENVタンパク質の50アミノ酸のコンセンサス配列を開示する。この配列において、10位、19位、24位、34位及び40位におけるアミノ酸置換が、HIV ENVタンパク質の免疫抑制特性に影響することが示唆されている。
これらの変異は、内在性レトロウイルス又はオンコレトロウイルスに限定されるWO2005/095,442教示のレンチウイルスにおける転移である。また、WO2005/095,442の著者は本願の著者でもあり、かかる転移が効果的ではないことを初期に観察している。
WO2010/022,740のコンセンサス配列における10位、19位、24位、34位又は40位には任意のアミノ酸を割り当てることができるという事実にも拘らず、たった1つの置換(1つの位置についての1つの残基)しかWO2010/022,740のエクスビボ実験においてはテストされなかった。それは、今回の図1及び3の変異G49Rに対応する変異「G19R」である。
個体の免疫応答は、種々の臓器並びに種々の細胞成分及び非細胞成分が関与するので、エクスビボの結果は、ウイルスタンパク質のインビボにおける免疫抑制特性の予測における価値を何ら有しない。
WO2010/022,740に以前開示された変異が医療における使用に適しているか否かを判定するために、実施例の「env発現腫瘍細胞の樹立及びMCA205腫瘍拒絶アッセイ」の節で定義したMCA205腫瘍拒絶インビボアッセイを用いて変異G49Rをテストした。
図3に示すように、ペプチドG49Rは、0.5よりも大きい免疫抑制インデックスを有する野生型HIV115ペプチドと殆ど同程度にインビボにおいて免疫抑制性のままである。従って、変異G49Rは、0.7である(すなわち0.5よりも大きい)G49R変異ENV HIV 115ペプチドの免疫抑制インデックス(iwild type env)/野生型ENV HIV 115ペプチドの免疫抑制インデックス(imutated env)比を有するHIV ENVタンパク質のインビボにおける免疫抑制特性の有意な低減を誘導しない。
WO2010/022,740ではエクスビボ試験を用いてテストされた唯一の変異がHIV ENVタンパク質のインビボにおける免疫抑制特性に有意に影響しないことから、この結果は、WO2010/022,740に記載された教示が不十分であることを証明する。
結果として、WO2010/022,740は本発明と同一の技術的課題を有するが、技術的解決策を提案していない。
Claims (38)
- a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、配列番号216、配列番号420及び配列番号421からなる群から選択される1つの配列に少なくとも90%の同一性を有し、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L又はRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであるか、或いは、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであり、かつ、XbはA、F、G又はRであるか、或いは、
XaはA、F、G、L又はRであり、かつ、XbはA、F、G又はRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) 免疫抑制活性を実質的に有しない、前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、
前記フラグメントは少なくとも40アミノ酸を含み、
前記フラグメントは以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L又はRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであるか、或いは、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであり、かつ、XbはA、F、G又はRであるか、或いは、
XaはA、F、G、L又はRであり、かつ、XbはA、F、G又はRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、フラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む医薬組成物であって、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は前記フラグメントの前記免疫抑制活性が実質的に存在しないことは、移植された腫瘍細胞の拒絶と関係あるインビボアッセイであって、
前記腫瘍細胞が前記変異ENVタンパク質又は前記フラグメントのいずれかを発現するように形質導入されている(変異ENV腫瘍細胞)か、又は、
前記腫瘍細胞が前記野生型ENVタンパク質又はそのフラグメントを発現するように形質導入されている(野生型ENV腫瘍細胞)か、又は、
前記腫瘍細胞が形質導入されていない(正常腫瘍細胞)
アッセイにおいて、以下の比率:
前記変異ENVタンパク質又は前記フラグメントの免疫抑制インデックス(imutated env)/野生型ENVタンパク質の免疫抑制インデックス(iwild type env)(ここで、imutated envは:(変異ENV腫瘍細胞が到達した最大面積 - 正常腫瘍細胞が到達した最大面積)/(正常腫瘍細胞が到達した最大面積)によって定義され、かつ、
iwild type envは:(野生型ENV腫瘍細胞が到達した最大面積 - 正常腫瘍細胞が到達した最大面積)/(正常腫瘍細胞が到達した最大面積)によって定義される)が0.5未満である
という事実によって定義される、医薬組成物。 - a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはRであるか、又は、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含む、変異ENVタンパク質又は
b) a)に規定されるヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、少なくとも40アミノ酸を含み、かつ、a)に規定されるヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなるフラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む請求項1に記載の医薬組成物。 - a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはRであるか、又は、
XaはF若しくはLであり、かつ、XbはRであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) a)に規定されるヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、少なくとも40アミノ酸を含み、かつ、a)に規定されるヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなるフラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む請求項1に記載の医薬組成物。 - a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはRであるか、又は、
XaはF若しくはLであり、かつ、XbはRであるか、又は、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) a)に規定されるヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、少なくとも40アミノ酸を含み、かつ、a)に規定されるヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなるフラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む請求項1〜3のいずれか1つに記載の医薬組成物。 - a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) a)に規定されるヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、少なくとも40アミノ酸を含み、かつ、a)に規定されるヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなるフラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む請求項1又は3に記載の医薬組成物。 - a) 免疫抑制活性を実質的に有しない、ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質であって、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質は、ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質の膜貫通(TM)サブユニットの変異により得られ、
前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質は、以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、G若しくはRであり、かつ、XbはL、I、V、M若しくはPであるか、又は、
XaはY、I、H、C若しくはTであり、かつ、XbはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、変異ENVタンパク質又は
b) a)に規定されるヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の少なくとも1つのフラグメントであって、少なくとも40アミノ酸を含み、かつ、a)に規定されるヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなるフラグメント
を活性物質として、医薬的に許容され得る担体と組み合わせて含む請求項1〜5のいずれか1つに記載の医薬組成物。 - XaはRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであるか、又は
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W若しくはYであり、かつ、XbはRであるか、又は
XaはRであり、かつ、XbはRである、
請求項1、3又は5に記載の医薬組成物。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質又は前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の前記フラグメントが、以下のアミノ酸配列:
A-I-E-K-Xa-Xb-X-DQ(配列番号422)
A-I-E-R-Xa-Xb-X-DQ(配列番号423)
A-V-E-K-Xa-Xb-X-DQ(配列番号424)
A-V-E-R-Xa-Xb-X-DQ(配列番号425)
の1つを含む請求項1〜7のいずれか1つに記載の医薬組成物。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質又は前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の前記フラグメントが:
配列番号13、配列番号42、配列番号71、
配列番号9〜12、
配列番号14〜41、
配列番号43〜70、及び
配列番号72〜95
のアミノ酸配列の1つを含む請求項1〜8のいずれか1つに記載の医薬組成物。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質又はヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが:
配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、配列番号13、配列番号17、配列番号25、配列番号29、配列番号33、配列番号37、配列番号38、配列番号39、配列番号40、配列番号41、配列番号42、配列番号46、配列番号50、配列番号54、配列番号58、配列番号62、配列番号66、配列番号67、配列番号68、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号75、配列番号79、配列番号83、配列番号87、配列番号91及び配列番号95
のアミノ酸配列の1つを含む請求項1〜8のいずれか1つに記載の医薬組成物。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質又は前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の前記フラグメントが、配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号104、配列番号108、配列番号112、配列番号116、配列番号120、配列番号124、配列番号125、配列番号126、配列番号127、配列番号128、配列番号129、配列番号133、配列番号137、配列番号141、配列番号145、配列番号149、配列番号153、配列番号154、配列番号155、配列番号156、配列番号157、配列番号158、配列番号162、配列番号166、配列番号170、配列番号174、配列番号178、配列番号182、配列番号183、配列番号184、配列番号185、配列番号186、配列番号187、配列番号191、配列番号195、配列番号199、配列番号203、配列番号207及び配列番号211のアミノ酸配列の1つを含む、請求項1〜8のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質又は前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質の前記フラグメントが:
配列番号96、配列番号97、配列番号98、配列番号99、配列番号100、配列番号104、配列番号125、配列番号126、配列番号127、配列番号128、配列番号129、配列番号133、配列番号154、配列番号155、配列番号156、配列番号157、配列番号158、配列番号162、配列番号183、配列番号184、配列番号185、配列番号186、配列番号187及び配列番号191
のアミノ酸配列の1つを含む、請求項1〜8のいずれか1つに記載の医薬組成物。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が、配列番号212、配列番号213、配列番号214、配列番号215、配列番号216、配列番号220、配列番号224、配列番号228、配列番号232、配列番号236、配列番号240、配列番号241、配列番号242、配列番号243、配列番号244、配列番号245、配列番号249、配列番号253、配列番号257、配列番号261、配列番号265、配列番号269、配列番号420及び配列番号421のアミノ酸配列の1つからなる、請求項1〜8のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が、配列番号212、配列番号213、配列番号214、配列番号215、配列番号216、配列番号220、配列番号241、配列番号242、配列番号243、配列番号244、配列番号245、配列番号249、配列番号420及び配列番号421のアミノ酸配列の1つからなる、請求項1〜8のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 前記変異タンパク質が、配列番号426:
A[I/V]E[K/R]XaXbX1DQX2X3LX4X5WGC[A/S][F/G]X6X7CVX8TX9VPXcX10Z1Z2Z3Z4Z5XdXe[S/T](配列番号426)
(式中、
XaおよびXbは、請求項1〜14のいずれか1つに定義されるとおりであり、
X1〜X10は任意のアミノ酸を表し、
Z1〜Z5は、相互に独立して、アミノ酸を表さないか、又は、
・ XcはA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はYであり、好ましくはA、D又はNであり、
・ XdはA、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、Y又はWであり、好ましくはA、G、S又はYであり、
・ XeはA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、Y又はWであり、好ましくはA、D又はNであるようなアミノ酸を表す)
の29位、36位及び37位の少なくとも1つのアミノ酸にさらなる変異を含む、請求項1〜11のいずれか1つに記載の医薬組成物。 - 前記変異タンパク質が配列番号271〜283からなる群のアミノ酸配列の1つからなる、請求項1〜15のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 請求項1〜16のいずれか1つに定義されるヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子を活性物質として含む医薬組成物。
- 前記核酸分子が、請求項1〜16のいずれか1つに定義される前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントの発現を可能にする手段を含むベクターに含まれる、請求項17に記載の医薬組成物。
- 前記ベクターが、麻疹ベクター、カナリヤ痘ベクター、ポックスベクター、鶏痘、アデノウイルスベクター、レンチウイルスベクター、センダイウイルス、サイトメガロウイルスベクター、組換えワクシニアアンカラベクターから選択される、請求項18に記載の医薬組成物。
- GAGタンパク質及び/又はPROタンパク質及び/又はPOLタンパク質及び/又は変異NEFタンパク質をコードする少なくとも1つの核酸分子を含み、
前記変異NEFタンパク質が、ヒト又はサルレンチウイルスの免疫抑制特性を実質的に欠いており、
前記レンチウイルスが、好ましくは前記レンチウイルスの変異ENVタンパク質と同じ由来である、
請求項17〜19のいずれか1つに記載の医薬組成物。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子が、GAGタンパク質及び/又はPROタンパク質及び/又はPOLタンパク質及び/又は変異NEFタンパク質をコードする少なくとも1つの核酸分子も含むベクターと同じベクターに含まれ、
前記変異NEFタンパク質は免疫抑制特性を実質的に欠いている、
請求項18〜20のいずれか1つに記載の医薬組成物。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子が、GAGタンパク質及び/又はPROタンパク質及び/又はPOLタンパク質及び/又は変異NEFタンパク質をコードする前記少なくとも1つの核酸分子のすべても含むベクターと同じベクターに含まれ、
前記変異NEFタンパク質は免疫抑制特性を実質的に欠いている、
請求項18〜21のいずれか1つに記載の医薬組成物。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子が、GAGタンパク質及び/又はPROタンパク質及び/又はPOLタンパク質及び/又は変異NEFタンパク質をコードする少なくとも1つの核酸分子を含む前記少なくとも1つのベクターと異なるベクターに含まれ、
前記変異NEFタンパク質は免疫抑制特性を実質的に欠いている、
請求項18〜20のいずれか1つに記載の医薬組成物。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質をコードする前記核酸分子又は前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメント、前記GAGタンパク質をコードする核酸分子、前記PROタンパク質をコードする核酸分子、前記POLタンパク質をコードする核酸分子及び前記免疫抑制特性を実質的に欠いている変異NEFタンパク質をコードする核酸分子が、すべて、互いに異なるベクターに含まれる、請求項18〜20又は23に記載の医薬組成物。
- ヒト又はサルレンチウイルスのGAGタンパク質及び/又は変異NEFタンパク質をコードする少なくとも1つの核酸分子を含み、
前記変異NEFタンパク質は、免疫抑制特性を実質的に欠いており、
前記レンチウイルスは、好ましくはレンチウイルスの変異ENVタンパク質と同じ由来である、
請求項17〜20のいずれか1つに記載の医薬組成物。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子が、GAGタンパク質及び/又は変異NEFタンパク質をコードする少なくとも1つの核酸分子も含むベクターと同じベクターに含まれ、
前記変異NEFタンパク質は免疫抑制特性を実質的に欠いている、
請求項17〜20又は25に記載の医薬組成物。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子が、GAGタンパク質及び変異NEFタンパク質をコードする核酸分子を更に含むベクターと同じベクターに含まれ、
前記変異NEFタンパク質は免疫抑制特性を実質的に欠いている、
請求項17〜20、25又は26に記載の医薬組成物。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子が、GAGタンパク質及び変異NEFタンパク質をコードする核酸分子も含むベクターと同じベクターに含まれ、
前記変異NEFタンパク質は免疫抑制特性を実質的に欠いており、
前記ベクターが麻疹ベクター又はカナリヤ痘ベクターである、
請求項17〜20又は25〜27のいずれか1つに記載の医薬組成物。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子が、GAGタンパク質及び/又は変異NEFタンパク質をコードする前記少なくとも1つの核酸分子を含む少なくとも1つのベクターと異なるベクターに含まれ、
前記変異NEFタンパク質は免疫抑制特性を実質的に欠いている、
請求項17〜20又は25のいずれか1つに記載の医薬組成物。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は前記ヒト又はサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質のフラグメントをコードする核酸分子、前記GAGタンパク質をコードする核酸分子及び前記免疫抑制特性を実質的に欠いている変異NEFタンパク質をコードする核酸分子が、すべて、互いに異なるベクターに含まれる、請求項17〜20、25又は29のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 好ましくは同時に、分離して又は連続して使用するための、少なくとも1つの抗ウイルス化合物に関連付けられる請求項1〜30のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 宿主生物における免疫応答を刺激するために使用するための請求項1〜31のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- レンチウイルス感染、好ましくはHIV-1感染、HIV-2感染又はSIV感染を予防又は治療するために使用するための請求項1〜32のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 特にHIV-1感染、HIV-2感染又はSIV感染に対するワクチンとして使用するための、請求項1〜33のいずれか1つに記載の医薬組成物。
- 以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-X’a-X’b-X-D-Q(配列番号427)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
X’aはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであり、
X’bはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYである)
を含む免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる膜貫通(TM)サブユニットを提示するヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質又は少なくとも40アミノ酸を含む該ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質のフラグメントの免疫抑制活性を改変することからなる請求項1〜34のいずれか1つに記載の医薬組成物の活性物質を得る方法であって、
該方法は、X’a及び/又はX’bの少なくとも1つの変異を導入して、免疫抑制活性を実質的に有しないヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質又は少なくとも40アミノ酸を含む免疫抑制活性を実質的に有しない前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントを得るステップを含み、
前記ヒト又はサルレンチウイルス変異のENVタンパク質は、配列番号216、配列番号420及び配列番号421からなる群から選択される1つの配列と少なくとも90%の同一性を有し、
前記変異ENVタンパク質及びそのフラグメントは以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L又はRであり、かつ、XbはC、D、E、H、I、K、L、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであるか、或いは、
XaはC、D、E、H、I、K、M、N、P、Q、S、T、V、W又はYであり、かつ、XbはRであるか、或いは、
XaはA、F、G、L又はRであり、かつ、XbはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなり、
前記ヒトまたはサルレンチウイルスの変異ENVタンパク質又は前記フラグメントの免疫抑制活性が実質的に存在しないことは、移植された腫瘍細胞の拒絶に関係あるインビボアッセイであって、
前記腫瘍細胞が前記変異ENVタンパク質又は前記フラグメントのいずれかを発現するように形質導入されている(変異ENV腫瘍細胞)か、又は、
前記腫瘍細胞が前記野生型ENVタンパク質又はそのフラグメントを発現するように形質導入されている(野生型ENV腫瘍細胞)か、又は、
前記腫瘍細胞が形質導入されていない(正常腫瘍細胞)、アッセイにおいて、以下の比率:
前記変異ENVタンパク質又は前記フラグメントの免疫抑制インデックス(imutated env)/野生型ENVタンパク質の免疫抑制インデックス(iwild type env)(ここで、imutated envは:(変異ENV腫瘍細胞が到達した最大面積 - 正常腫瘍細胞が到達した最大面積)/(正常腫瘍細胞が到達した最大面積)によって定義され、かつ、
iwild type envは:(野生型ENV腫瘍細胞が到達した最大面積 - 正常腫瘍細胞が到達した最大面積)/(正常腫瘍細胞が到達した最大面積)によって定義される)が0.5未満である
という事実によって定義される、方法。 - 以下のアミノ酸配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Y-L-X-D-Q(配列番号1)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表す)
を含む免疫抑制ドメイン(ISU)を含む膜貫通(TM)サブユニットを提示するヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質又は少なくとも40アミノ酸を含む該ヒト又はサルレンチウイルスの野生型ENVタンパク質のフラグメントの免疫抑制活性を改変することからなる、請求項1〜34のいずれか1つに記載の医薬組成物の活性物質を得る請求項35に記載の方法であって、
該方法が5位のY及び/又は6位のLに少なくとも1つの変異を導入して、免疫抑制活性を実質的に有しないヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質又は少なくとも40アミノ酸を含む免疫抑制活性を実質的に有しないヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントを得るステップを含み、
前記変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L又はRであり、かつ、XbはLであるか、或いは、
XaはYであり、かつ、XbはRであるか、或いは、
XaはA、F、G、L又はRであり、かつ、XbはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、方法。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含む前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
前記変異ENVタンパク質及びそのフラグメントが、以下のアミノ配列:
A-[I/V]-E-[K/R]-Xa-Xb-X-D-Q(配列番号416)
(式中、Xは任意のアミノ酸を表し、
XaはA、F、G、L若しくはRであり、かつ、XbはLであるか、又は、
XaはYであり、かつ、XbはRである)
を含む変異免疫抑制ドメイン(ISU)を含んでなる、請求項1〜34のいずれか1つに記載の医薬組成物の活性物質を得る請求項35に記載の方法。 - 前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質が免疫抑制活性を実質的に有しないか、又は少なくとも40アミノ酸を含む前記ヒト又はサルレンチウイルスの単離された変異ENVタンパク質のフラグメントが免疫抑制活性を実質的に有さず、
前記変異ENVタンパク質およびそのフラグメントが配列番号X:
A[I/V]E[K/R]XaXbX1DQX2X3LX4X5WGC[A/S][F/G]X6X7CVX8TX9VPXcX10Z1Z2Z3Z4Z5XdXe[S/T](配列番号426)
(式中、
Xa及びXbは、請求項1〜14のいずれか1つに定義されるとおりであり、
X1〜X10は任意のアミノ酸を表し、
Z1〜Z5は、相互に独立して、アミノ酸を表さないか、又は、
・ XcはA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V又はYであり、好ましくはA、D又はNであり、
・ XdはA、C、D、E、F、G、H、I、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、Y又はWであり、好ましくはA、G、S又はYであり、
・ XeはA、C、D、E、F、G、H、I、K、L、M、N、P、Q、R、T、V、Y又はWであり、好ましくはA、D又はNであるような任意のアミノ酸を表す)
の29位、36位及び37位の少なくとも1つのアミノ酸のさらなる変異を含む、請求項1〜34のいずれか1つに記載の医薬組成物の活性物質を得る請求項35に記載の方法。
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