JP2018150091A - 穀粒分離装置および穀粒空気搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】張り込みホッパー10に投入された穀粒Tを送風装置2の吸引搬送風により貯留タンク11に搬送する搬送筒1の端部を、該搬送筒1から取り入れた搬送風を減速する無孔板により密閉された筒形状に形成した取入部15の上側側部に接続し、該取入部15の下方に、下部に貯留タンク11に穀粒Tを供給するロータリーバルブ18を設けた下方に至るに従い細くなる漏斗形状の分離排気部17を設け、分離排気部17は、分離排気部17の一部または全部に形成した開口孔26と、分離排気部17の周囲を密閉状に包囲する下部外側ケース32と、分離排気部17の外周と下部外側ケース32の内周との間に形成した吸引室27とにより、分離排気部17内で搬送風と穀粒Tとを分離しつつ吸引室27から搬送風を排気する構成とした穀粒分離装置
【選択図】 図2
Description
この遊離粉状物を含めて粉状物を除去する装置は、研米装置として公知である(特許文献1参照)。
また、従来、送風装置の高圧風で搬送対象物を搬送し、筒状のサイクロンで搬送風と共に搬送対象物を吹き込み、サイクロン内で搬送風を渦流にして減圧して搬送対象物と搬送風とを分離する方法は公知である(特許文献2)。
また、従来、送風装置の高圧風で搬送対象物を搬送し、筒状のサイクロン形状の取入部と取入部の下方の漏斗形状の漏斗部を設け、取入部と漏斗部に開口孔を設け、開口孔の周囲に吸引室を設けた構成は、同一出願人による先願として特許され、公知である(特許文献3)。
即ち、穀粒に付着した粉状物を除去しないと、タンクや搬送装置に粉状物が溜まり、メンテナンスが大変であり、精白処理した穀粒を受け入れる業者にとって、わざわざ、研米装置を設けることは大変な負担となるが、穀粒に付着した粉状物を除去する装置は、現在、研米装置以外では存在しない。
また、前記公知例のうち特開2004−182372号公報のものは、穀粒を搬送風から分離するサイクロンであるから、穀粒に付着した粉状物の除去はできないという課題がある。
即ち、公知例のサイクロンは、本来、搬送風を減衰させることを目的とし、穀粒はサイクロンの内周に摺接しないようにしているため、穀粒表面の粉状物は、穀粒に付着したまま次工程に搬送される。
そして、穀粒同士の接触により生じた粉状物はサイクロン内に溜まって付着粉状物となり、また、サイクロンの排気工程や送風装置等に粉状物が運ばれて悪影響を与え、これらのメンテナンスも容易ではない。
また、前記公知例のうち特許5174852号公報のものは、取入部と漏斗部の周囲の吸引室を設けているので、穀粒表面の粉状物の除去という課題は克服しているが、機体上部に設けた排気用筒により吸引室を排気する構成のため、分離した粉状物が吸引室に残留するという課題がある。
本願は、粉状物の除去過程を工夫し、搬送中の穀粒から粉状物の除去および粉状物の残留防止できるようにすると共に、メンテナンスを容易にしたものである。
請求項2の発明は、前記吸引室27は、吸引室27の上下両側から分離排気部17内の搬送風を吸引排気する構成とし、前記吸引室27の上側には複数の上側排気分岐管40の一端を接続し、吸引室27の下側には複数の下側排気分岐管43の一端を接続し、前記下部外側ケース32の上方には取入部15を包囲する上部外側ケース19を設け、上部外側ケース19の内周と取入部15の外周の間の空間内に複数の上側排気分岐管40を配置し、上側排気分岐管40の下部は密閉された吸引室27の上部に接続し、密閉された吸引室27の下部には複数の下側排気分岐管43の一端を接続し、前記複数の上側排気分岐管40と下側排気分岐管43は、円周方向に所定間隔をおいてそれぞれ吸引室27に接続し、前記取入部15の下部は、取入部15の周囲を包囲する上部外側ケース19の下部に設けた仕切板29に取付け、前記分離排気部17は、仕切板29に取付けた上側漏斗部30と、上側漏斗部30の下部に取付けた下側漏斗部31とにより上下に分割して形成し、少なくとも、下側漏斗部31に開口孔26を形成すると共に、上側漏斗部30と上部外側ケース19の下側に設けた下部外側ケース32側とのそれぞれに対して着脱自在に構成し、前記分離排気部17の周囲を包囲する下部外側ケース32の所定位置には、着脱自在の点検蓋46により閉塞した開口部45を設け、開口部45は取り外した下側漏斗部31を出し入れ可能な大きさに形成した穀粒分離装置としたものである。
請求項3の発明は、前記吸引室27は、吸引室27の上下両側から分離排気部17内の搬送風を吸引排気する構成とした穀粒分離装置としたものである。
請求項4の発明は、前記吸引室27の上側には複数の上側排気分岐管40の一端を接続し、吸引室27の下側には複数の下側排気分岐管43の一端を接続した穀粒分離装置としたものである。
請求項5の発明は、前記下部外側ケース32の上方には取入部15を包囲する上部外側ケース19を設け、上部外側ケース19の内周と取入部15の外周の間の空間内に複数の上側排気分岐管40を配置し、上側排気分岐管40の下部は密閉された吸引室27の上部に接続し、密閉された吸引室27の下部には複数の下側排気分岐管43の一端を接続した穀粒分離装置としたものである。
請求項6の発明は、前記複数の上側排気分岐管40と下側排気分岐管43は、円周方向に所定間隔をおいてそれぞれ吸引室27に接続した穀粒分離装置としたものである。
請求項7の発明は、前記取入部15の下部は、取入部15の周囲を包囲する上部外側ケース19の下部に設けた仕切板29に取付け、前記分離排気部17は、仕切板29に取付けた上側漏斗部30と、上側漏斗部30の下部に取付けた下側漏斗部31とにより上下に分割して形成し、少なくとも、下側漏斗部31に開口孔26を形成すると共に、上側漏斗部30と上部外側ケース19の下側に設けた下部外側ケース32側とのそれぞれに対して着脱自在に構成した穀粒分離装置としたものである。
請求項8の発明は、前記分離排気部17の周囲を包囲する下部外側ケース32の所定位置には、着脱自在の点検蓋46により閉塞した開口部45を設け、開口部45は取り外した下側漏斗部31を出し入れ可能な大きさに形成した穀粒分離装置としたものである。
請求項9の発明は、前記下部外側ケース32に形成した、取り外した下側漏斗部31を出し入れ可能な大きさの大型開口部45Aと対峙する位置の下部外側ケース32に大型開口部45Aよりも小さい小型開口部45Bを形成した穀粒分離装置としたものである。
請求項10の発明は、送風装置2の吸気部から吸引されて内部に吸引風が流れる搬送筒1の始端部を接続した張り込みホッパー10に穀粒Tを投入し、投入した穀粒Tは搬送筒1内の吸引風により穀粒分離装置12の取入部15まで空気搬送し、取入部15にて搬送風を渦流にして減速し、取入部15の下方に設けた、下方に至るに従い細くなる分離排気部17の内周に穀粒Tを摺接させながら落下させて穀粒T表面の粉状物Fを除去しつつ貯留タンク11に回収し、分離排気部17に設けた開口孔26から粉状物Fを落下させて粉状物Fと穀粒Tとを選別し、分離排気部17に入った搬送風は前記開口孔26から分離排気部17の周囲に設けた吸引室27に吸引排気して穀粒Tと搬送風とを分離し、開口孔26から吸引室27内に入った粉状物Fは前記吸引室27に接続した搬送筒1により搬送筒1の途中に設けた粉状物分離装置50にまで搬送して粉状物Fと搬送風とを分離して回収する穀粒空気搬送方法としたものである。
請求項2の発明では、吸引室27の上下両側から分離排気部17内の搬送風を吸引排気するので、粉状物Fの除去効率を向上させ、かつ、粉状物Fの残留を防止でき、また、吸引室27の上側に複数の上側排気分岐管40を、吸引室27の下側に複数の下側排気分岐管43を接続しているので、吸引室27の上下両側からの吸引排気構成を簡単に構成でき、また、取入部15を包囲する上部外側ケース19の内周と取入部15の外周の間の空間内に複数の上側排気分岐管40を配置しているので、機体をコンパクトに構成でき、また、複数の上側排気分岐管40と下側排気分岐管43を、円周方向に配置しているので、吸引室27の吸引効率を向上させて、粉状物Fの除去効率を向上させ、かつ、粉状物Fの残留を防止でき、また、分離排気部17を上側漏斗部30と下側漏斗部31と下側筒部33とにより分割形成し、下側漏斗部31に開口孔26を形成しているので、目詰まり除去等の最もメンテナンスを必要とする下側漏斗部31のみを取り外すことができ、メンテナンスを容易にすることができ、また、下部外側ケース32に開口部45を設けているので、点検蓋46を外して分離排気部17の周囲を開放することができ、メンテナンスを容易にすることができ、また、この開口部45から分解した下側漏斗部31を出し入れできるので、一層、メンテナンスを容易にすることができる。
請求項3の発明では、吸引室27の上下両側から分離排気部17内の搬送風を吸引排気するので、粉状物Fの除去効率を向上させ、かつ、粉状物Fの残留を防止できる。
請求項4の発明では、吸引室27の上側に複数の上側排気分岐管40を、吸引室27の下側に複数の下側排気分岐管43を接続しているので、吸引室27の上下両側からの吸引排気構成を簡単に構成できる。
請求項5の発明では、取入部15を包囲する上部外側ケース19の内周と取入部15の外周の間の空間内に複数の上側排気分岐管40を配置しているので、機体をコンパクトに構成できる。
請求項6の発明では、複数の上側排気分岐管40と下側排気分岐管43を、円周方向に配置しているので、吸引室27の吸引効率を向上させて、粉状物Fの除去効率を向上させ、かつ、粉状物Fの残留を防止できる。
請求項7の発明では、分離排気部17を上側漏斗部30と下側漏斗部31と下側筒部33とにより分割形成し、下側漏斗部31に開口孔26を形成しているので、目詰まり除去等の最もメンテナンスを必要とする下側漏斗部31のみを取り外すことができ、メンテナンスを容易にすることができる。
請求項8の発明では、下部外側ケース32に開口部45を設けているので、点検蓋46を外して分離排気部17の周囲を開放することができ、メンテナンスを容易にすることができ、また、この開口部45から分解した下側漏斗部31を出し入れできるので、一層、メンテナンスを容易にすることができる。
請求項9の発明では、下部外側ケース32の下側漏斗部31の出し入れ可能な大型開口部45Aに対峙するように小さい小型開口部45Bを設けているので、大型開口部45Aに対峙する側の開口部45Bにより分離排気部17の周囲を開放することができ、メンテナンスを容易にすることができる。
請求項10の発明では、分離排気部17で搬送風と穀粒Tを分離し、分離排気部17の開口孔26上を流下させて吸引室27により吸引するので、穀粒Tと粉状物Fの選別を行うことができ、選別した粉状物Fは粉状物分離装置22により回収をすることができ、分離排気部17の粉状物Fの除去効率を向上させ、かつ、粉状物Fの残留を防止でき、また、粉状物Fを除去するための専用の装置が不要になり、屑米等の処理施設では設備費を安価にでき、また、通常の精米施設であっても、搬送中に付着する粉状物Fを除去するので、搬送筒1や貯留タンク11等に粉状物Fが溜まるのを抑制でき、メンテナンス作業およびメンテナンス作業頻度を減少させることができる。
送風装置2は公知のものであり、ファン(図示省略)を回転させて、送風装置2の一方側から吸引して他方に排気するように構成する。送風装置2の吸気部3には、前記搬送筒1の一端を接続して吸引搬送風路に形成する。5は送風装置2の排気部であり、排気部5から排気する。
搬送筒1の始端部側には張り込みホッパー10の下部を接続する。
送風装置2により吸引される吸引搬送風は、送風装置2で圧縮されて排気部5より排気される高圧排気風に比し温度が低いため、搬送風により空気搬送するに際して穀粒Tの温度の上昇を抑制または防止して、穀粒Tの変質を防止する。
前記穀粒分離装置12は、図2のように、前記搬送筒1からの搬送風を取り入れ減衰(減速)させる取入部15と、該取入部15の下方に設けた穀粒Tと搬送風とを分離させつつ搬送風を排気する分離排気部17とを有して構成する。
分離排気部17は下方に至るに従い細くなる漏斗形状に形成し、分離排気部17の下部に前記貯留タンク11に穀粒を供給するロータリーバルブ18を設ける。
すなわち、取入部15は、所謂サイクロンの原理により取り込んだ搬送風および穀粒Tを減速させる。
この場合、取入部15の内径と供給側接続ノズル21から吹き込む搬送風の風力とを、穀粒Tが取入部15内周面に衝撃的に当接して割れが生じないように、相対的に設定する。
また、取入部15の中心には所定径の縦軸心の円筒状の案内体22を設ける。案内体22は取入部15内に流入した搬送風が渦流となるように、搬送風の流れ方向を案内する。
前記穀粒分離装置12には、穀粒Tの搬送中に穀粒T表面から遊離した粉状物Fのみならず、穀粒T表面から遊離すると糠あるいはふすま等と称される遊離前の粉状物Fをも除去する粉状物除去部25を設ける。
したがって、粉状物除去部25は、穀粒Tと搬送風とを分離させる際に、穀粒T表面の糠あるいはふすま等の粉状物Fを除去する(図6)。
そのため、通常の穀粒Tの空気搬送装置Hであっても使用できるが、一旦精白作業された穀粒Tの搬送経路中に穀粒分離装置12を設置すると、搬送中の穀粒Tの表面の糠あるいはふすま等の粉状物Fの除去が可能となる。
また、特に、飼料や菓子の原料となる屑米等の搬送に使用すると、専用の粉状物除去部を不要とし、設備投資を低くでき、設置効果が高い。
すなわち、取入部15に入った搬送風は分離排気部17の開口孔26から吸引室27のみを介して排気される構成とし、この分離排気部17内に搬送風と一緒に吹き込まれた穀粒T同士が摺り合わうことと、開口孔26から搬送風が排気されるときに穀粒Tが分離排気部17内周面に当接しながら流下することにより、穀粒Tに付着している粉状物Fおよび穀粒T表面を擦って除去し、除去した粉状物Fを吸引室27により排気風として機外に吸引排除するように、粉状物除去部25を構成している。
なお、理解を容易にするため、図2では開口孔26の大きさを実際のものより、大きく開口させている。
分離排気部17は、取入部15を設けた前記穀粒分離装置12の上部外側ケース19の下部の仕切板29の下面側に分離排気部17の上側漏斗部30の上部を着脱自在に取付ける。
この上側漏斗部30の下方に下側漏斗部31を着脱自在に取付け、下側漏斗部31の下部は下部外側ケース32またはロータリーバルブ18に着脱自在に取付けた下側筒部33に着脱自在に取付け、この下側漏斗部31に前記開口孔26を形成している。
なお、開口孔26は少なくとも分離排気部17の一部に設ければよく、図2では下側漏斗部31に開口孔26を設けているが、図7では上側漏斗部30に開口孔26を形成しており、分離排気部17の全体に開口孔26を設けてもよい。
37は下側漏斗部31に設けた係合突起、38は下側筒部33に設けた係合溝であり、下側漏斗部31の係合突起37に下側筒部33の係合溝38を係合させて取付ける。また、38Aは下側筒部33に設けた下側係合溝であり、下部外側ケース32に設けた係合突起(図示省略)に係合させる。
そのため、粉状物Fの選別排出効率を高めると共に、吸引室27内および分離排気部17内における粉状物Fの残留を抑制でき、メンテナンスを容易にできる。
また、吸引室27の下方のロータリーバルブ18の上方の下部外側ケース32には複数の下側排気分岐管43の一端を接続し(図2〜図4)、各下側排気分岐管43の他端は中間排気管44の一端側に集約して接続し、中間排気管44の他端は前記排気側搬送筒42の中間部に接続する(図1)。
また、分離排気部17は、穀粒Tが分離排気部17の内周面上を摺接しながら流下する傾斜角度となるように形成し、開口孔26からの粉状物Fの選別排出効果を高めている。
前記下部外側ケース32の所定位置には開口部45を設け、開口部45には点検蓋46を設ける(図3、4)。
そのため、点検蓋46を外すことにより、大型開口部45Aから分離排気部17の下側漏斗部31を露出させてメンテナンス作業を行えるだけでなく、下部外側ケース32から下側漏斗部31を取り外してのメンテナンス作業を可能にしている。
また、大型開口部45Aに対峙する部分の下部外側ケース32には小型開口部45Bを設ける。
46Aは大型開口部45Aを閉塞する大型点検蓋、46Bは小型開口部45Bを閉塞する小型点検蓋である。
また、上部外側ケース19の所定位置には開口部45を設け、各開口部45には所謂観音開きの点検蓋46を開閉自在に設けている。
48は点検蓋46に設けた取っ手である。
粉状物分離装置50の構成は任意であり、粉状物分離装置50の排出部には、送風装置2の排気口に接続した排気筒51の中間部を接続し、粉状物分離装置50で分離した粉状物Fを排気筒51により粉状物回収部52に搬送する。
本発明は、上記構成であり、張り込みホッパー10の張り込みシャッター(図示省略)を閉じて張り込みホッパー10に穀粒Tを張り込み、次に、空気通路開閉用バルブを閉状態にして送風装置2に通電し、送風装置2に通電後空気通路開閉用バルブを開くと、搬送筒1内の空気が送風装置2により吸引され、これにより、穀粒分離装置12の吸引室27内が負圧になり、吸引室27は分離排気部17の開口孔26を介して取入部15および分離排気部17内を負圧にし、張り込みホッパー10内の穀粒Tは搬送筒1内に吸引され、搬送筒1内を流れる吸引風により供給側搬送筒20を経由して供給側接続ノズル21に至る。
搬送風は分離排気部17の開口孔26から吸引室27を抜けて上側排気分岐管40と下側排気分岐管43とを介して排気側搬送筒42に排気され、穀粒Tは下方の分離排気部17内に落下し、分離排気部17からロータリーバルブ18に流入し、搬送風と穀粒Tとが分離される。
粉状物除去部25は、分離排気部17の一部に穀粒Tが通過しない開口孔26を多数形成しているので、粉状物除去部25は、分離排気部17内にて搬送風の渦流中の穀粒T同士の衝突と、渦流の搬送風による穀粒Tが開口孔26に積極的に摺接することにより、穀粒T表面の摺接効果を高め、穀粒T表面に付着している粉状物Fを擦り取り、穀粒Tから粉状物Fを分離除去する。
また、分離排気部17は下方に至るに従い細くなる漏斗形状に形成し、分離排気部17に開口孔26が形成されているので、分離排気部17の内周面(傾斜面)を流下するときに開口孔26から穀粒Tより小さい(細かい)粉状物Fを排出(落下)させる粒径選別が行われ、粉状物Fの除去効率を向上させている。
また、分離排気部分離排気部17は下方に至るに従い小径となる漏斗形状に形成しているので、一層、分離排気部17の内周面へ渦状に摺接するときの圧力が増加すると共に、摺接時間を長くでき、粉状物Fの除去効率を向上させる。
粉状物除去部25は、分離排気部17の周囲に吸引室27を形成して構成しているので、搬送風中の穀粒Tから遊離している遊離粉状物F(糠やふすま)や搬送中に発生した穀粒T表層物(糠やふすま)は、搬送風と一緒に粉状物除去部25の分離排気部17の開口孔26から吸引室27を通って排出される。
したがって、吸引室27における吸引力を向上させて、開口孔26から排出される粉状物Fを吸引室27に吸引排除でき、粒径選別効率を向上させて、粉状物Fの除去(回収・排出)効率を向上させる。
また、分離排気部17の内周に摺接しながら下方に移動する穀粒Tには、分離排気部17内の搬送風の渦流の遠心力と吸引室27における吸引力とが相俟って作用し、一層、穀粒Tは分離排気部17の内周に外側に押し付けられるように移動中に吸引されるて、穀粒T表面の付着物の除去および粉状物Fの排出を促進させる。
また、粉状物除去部25は、分離排気部17の外周の吸引室27から横向きに搬送風を吸引し、分離排気部17の外側の吸引室27内で排気の一部を上昇させるので、従来のサイクロンと相違して分離排気部17内で上昇方向の渦流の発生はなく、従来のような分離排気部17内で穀粒Tが浮遊することがなく、それゆえ、「浮遊残留現象」の発生も防止でき、その結果、送風装置2を停止させなくても、分離排気部17内の穀粒Tを全部排出させることができる。
すなわち、単に、吸引室27内を上方から吸引するだけでは、吸引斑が生じ、この吸引斑のある部分に粉状物Fが付着してやがて残留粉状物Fとして堆積してしまうが、吸引室27内を上下両側から吸引することにより、粉状物Fの除去効率を向上させつつ、粉状物Fの残留を抑制できる。
また、吸引室27の下方のロータリーバルブ18の上方の下部外側ケース32には複数の下側排気分岐管43の一端を接続し、各下側排気分岐管43の他端は中間排気管44の一端側に集約して接続し、中間排気管44の他端は排気側搬送筒42に接続しているので、吸引室27の下側は複数の下側排気分岐管43により吸引室27を下側に吸引排気し、粉状物Fを排出する。
この粉状物分離装置50で分離された粉状物Fは、粉状物分離装置50の排出部に接続した送風装置2の排気筒51により粉状物回収部52に圧送して回収する。
一方、粉状物Fが除去されて空気と分離された穀粒Tは貯留タンク11内に入り、貯留タンク11から色彩選別作業や計量・袋詰め作業等の次工程Gに供給される。
また、粉状物除去部25を有する穀粒分離装置12を空気搬送装置Hの搬送経路に組み込むことにより、穀粒Tの搬送と粉状物Fの除去(選別)と粉状物Fの回収とを、穀粒搬送中に行うことができる。
この場合、下部外側ケース32に設けた開口部45のうち、一方の大型開口部45Aは、図のように、下部外側ケース32の表面積のほぼ半分の開口面積とし、他方の開口部45Bは1/8面の開口面積として大型開口部45Aに対峙させて設けているので、下部外側ケース32の剛性および吸引室27の気密性を確保しつつ、メンテナンスを容易にしている。
また、前記開口部45のうち、上部外側ケース19の開口部45に取付けた点検蓋46は所謂観音開きに開閉自在に取付けているので、取入部15の周囲のメンテナンスを容易にしている。
請求項2の発明では、吸引室27の上下両側から分離排気部17内の搬送風を吸引排気するので、粉状物Fの除去効率を向上させ、かつ、粉状物Fの残留を防止でき、また、吸引室27の上側に複数の上側排気分岐管40を、吸引室27の下側に複数の下側排気分岐管43を接続しているので、吸引室27の上下両側からの吸引排気構成を簡単に構成でき、また、取入部15を包囲する上部外側ケース19の内周と取入部15の外周の間の空間内に複数の上側排気分岐管40を配置しているので、機体をコンパクトに構成でき、また、複数の上側排気分岐管40と下側排気分岐管43を、円周方向に配置しているので、吸引室27の吸引効率を向上させて、粉状物Fの除去効率を向上させ、かつ、粉状物Fの残留を防止でき、また、分離排気部17を上側漏斗部30と下側漏斗部31と下側筒部33とにより分割形成し、下側漏斗部31に開口孔26を形成しているので、目詰まり除去等の最もメンテナンスを必要とする下側漏斗部31のみを取り外すことができ、メンテナンスを容易にすることができ、また、下部外側ケース32に開口部45を設けているので、点検蓋46を外して分離排気部17の周囲を開放することができ、メンテナンスを容易にすることができ、また、この開口部45から分解した下側漏斗部31を出し入れできるので、一層、メンテナンスを容易にすることができる。
請求項3の発明では、吸引室27の上下両側から分離排気部17内の搬送風を吸引排気するので、粉状物Fの除去効率を向上させ、かつ、粉状物Fの残留を防止できる。
請求項4の発明では、吸引室27の上側に複数の上側排気分岐管40を、吸引室27の下側に複数の下側排気分岐管43を接続しているので、吸引室27の上下両側からの吸引排気構成を簡単に構成できる。
請求項5の発明では、取入部15を包囲する上部外側ケース19の内周と取入部15の外周の間の空間内に複数の上側排気分岐管40を配置しているので、機体をコンパクトに構成できる。
請求項6の発明では、複数の上側排気分岐管40と下側排気分岐管43を、円周方向に配置しているので、吸引室27の吸引効率を向上させて、粉状物Fの除去効率を向上させ、かつ、粉状物Fの残留を防止できる。
請求項7の発明では、分離排気部17を上側漏斗部30と下側漏斗部31と下側筒部33とにより分割形成し、下側漏斗部31に開口孔26を形成しているので、目詰まり除去等の最もメンテナンスを必要とする下側漏斗部31のみを取り外すことができ、メンテナンスを容易にすることができる。
請求項8の発明では、下部外側ケース32に開口部45を設けているので、点検蓋46を外して分離排気部17の周囲を開放することができ、メンテナンスを容易にすることができ、また、この開口部45から分解した下側漏斗部31を出し入れできるので、一層、メンテナンスを容易にすることができる。
請求項9の発明では、下部外側ケース32の下側漏斗部31の出し入れ可能な大型開口部45Aに対峙するように小さい小型開口部45Bを設けているので、大型開口部45Aに対峙する側の開口部45Bにより分離排気部17の周囲を開放することができ、メンテナンスを容易にすることができる。
請求項10の発明では、分離排気部17で搬送風と穀粒Tを分離し、分離排気部17の開口孔26上を流下させて吸引室27により吸引するので、穀粒Tと粉状物Fの選別を行うことができ、選別した粉状物Fは粉状物分離装置50により回収をすることができ、分離排気部17の粉状物Fの除去効率を向上させ、かつ、粉状物Fの残留を防止でき、また、粉状物Fを除去するための専用の装置が不要になり、屑米等の処理施設では設備費を安価にでき、また、通常の精米施設であっても、搬送中に付着する粉状物Fを除去するので、搬送筒1や貯留タンク11等に粉状物Fが溜まるのを抑制でき、メンテナンス作業およびメンテナンス作業頻度を減少させることができる。
また、分離排気部17は下方に至るに従い小径となる漏斗形状に形成しているので、一層、分離排気部17の内周面へ渦状に摺接するときの圧力が増加すると共に、摺接時間を長くでき、粉状物Fの除去効率を向上させる。
粉状物除去部25は、分離排気部17の周囲に吸引室27を形成して構成しているので、搬送風中の穀粒Tから遊離している遊離粉状物F(糠やふすま)や搬送中に発生した穀粒T表層物(糠やふすま)は、搬送風と一緒に粉状物除去部25の分離排気部17の開口孔26から吸引室27を通って排出される。
Claims (10)
- 張り込みホッパー10に投入された穀粒Tを送風装置2の吸引搬送風により貯留タンク11に搬送する搬送筒1の端部を、該搬送筒1から取り入れた搬送風を減速する無孔板により密閉された筒形状に形成した取入部15の上側側部に接続し、該取入部15の下方に、下部に貯留タンク11に穀粒Tを供給するロータリーバルブ18を設けた下方に至るに従い細くなる漏斗形状の分離排気部17を設け、分離排気部17は、分離排気部17の一部または全部に形成した開口孔26と、分離排気部17の周囲を密閉状に包囲する下部外側ケース32と、分離排気部17の外周と下部外側ケース32の内周との間に形成した吸引室27とにより、分離排気部17内で搬送風と穀粒Tとを分離しつつ吸引室27から搬送風を排気する構成とした穀粒分離装置。
- 請求項1において、前記吸引室27は、吸引室27の上下両側から分離排気部17内の搬送風を吸引排気する構成とし、前記吸引室27の上側には複数の上側排気分岐管40の一端を接続し、吸引室27の下側には複数の下側排気分岐管43の一端を接続し、前記下部外側ケース32の上方には取入部15を包囲する上部外側ケース19を設け、上部外側ケース19の内周と取入部15の外周の間の空間内に複数の上側排気分岐管40を配置し、上側排気分岐管40の下部は密閉された吸引室27の上部に接続し、密閉された吸引室27の下部には複数の下側排気分岐管43の一端を接続し、前記複数の上側排気分岐管40と下側排気分岐管43は、円周方向に所定間隔をおいてそれぞれ吸引室27に接続し、前記取入部15の下部は、取入部15の周囲を包囲する上部外側ケース19の下部に設けた仕切板29に取付け、前記分離排気部17は、仕切板29に取付けた上側漏斗部30と、上側漏斗部30の下部に取付けた下側漏斗部31とにより上下に分割して形成し、少なくとも、下側漏斗部31に開口孔26を形成すると共に、上側漏斗部30と上部外側ケース19の下側に設けた下部外側ケース32側とのそれぞれに対して着脱自在に構成し、前記分離排気部17の周囲を包囲する下部外側ケース32の所定位置には、着脱自在の点検蓋46により閉塞した開口部45を設け、開口部45は取り外した下側漏斗部31を出し入れ可能な大きさに形成した穀粒分離装置。
- 請求項1において、前記吸引室27は、吸引室27の上下両側から分離排気部17内の搬送風を吸引排気する構成とした穀粒分離装置。
- 請求項1または請求項3において、前記吸引室27の上側には複数の上側排気分岐管40の一端を接続し、吸引室27の下側には複数の下側排気分岐管43の一端を接続した穀粒分離装置。
- 請求項1または請求項3または請求項4において、前記下部外側ケース32の上方には取入部15を包囲する上部外側ケース19を設け、上部外側ケース19の内周と取入部15の外周の間の空間内に複数の上側排気分岐管40を配置し、上側排気分岐管40の下部は密閉された吸引室27の上部に接続し、密閉された吸引室27の下部には複数の下側排気分岐管43の一端を接続した穀粒分離装置。
- 請求項5において、前記複数の上側排気分岐管40と下側排気分岐管43は、円周方向に所定間隔をおいてそれぞれ吸引室27に接続した穀粒分離装置。
- 請求項1または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6において、前記取入部15の下部は、取入部15の周囲を包囲する上部外側ケース19の下部に設けた仕切板29に取付け、前記分離排気部17は、仕切板29に取付けた上側漏斗部30と、上側漏斗部30の下部に取付けた下側漏斗部31とにより上下に分割して形成し、少なくとも、下側漏斗部31に開口孔26を形成すると共に、上側漏斗部30と上部外側ケース19の下側に設けた下部外側ケース32側とのそれぞれに対して着脱自在に構成した穀粒分離装置。
- 請求項7において、前記分離排気部17の周囲を包囲する下部外側ケース32の所定位置には、着脱自在の点検蓋46により閉塞した開口部45を設け、開口部45は取り外した下側漏斗部31を出し入れ可能な大きさに形成した穀粒分離装置。
- 請求項8において、前記下部外側ケース32に形成した、取り外した下側漏斗部31を出し入れ可能な大きさの大型開口部45Aと対峙する位置の下部外側ケース32に大型開口部45Aよりも小さい小型開口部45Bを形成した穀粒分離装置。
- 送風装置2の吸気部から吸引されて内部に吸引風が流れる搬送筒1の始端部を接続した張り込みホッパー10に穀粒Tを投入し、投入した穀粒Tは搬送筒1内の吸引風により穀粒分離装置12の取入部15まで空気搬送し、取入部15にて搬送風を渦流にして減速し、取入部15の下方に設けた、下方に至るに従い細くなる分離排気部17の内周に穀粒Tを摺接させながら落下させて穀粒T表面の粉状物Fを除去しつつ貯留タンク11に回収し、分離排気部17に設けた開口孔26から粉状物Fを落下させて粉状物Fと穀粒Tとを選別し、分離排気部17に入った搬送風は前記開口孔26から分離排気部17の周囲に設けた吸引室27に吸引排気して穀粒Tと搬送風とを分離し、開口孔26から吸引室27内に入った粉状物Fは前記吸引室27に接続した搬送筒1により搬送筒1の途中に設けた粉状物分離装置50にまで搬送して粉状物Fと搬送風とを分離して回収する穀粒空気搬送方法。
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