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JP2018149970A - 浮体構造物及び被燃料補給体への燃料供給方法 - Google Patents

浮体構造物及び被燃料補給体への燃料供給方法 Download PDF

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JP2018149970A JP2017048696A JP2017048696A JP2018149970A JP 2018149970 A JP2018149970 A JP 2018149970A JP 2017048696 A JP2017048696 A JP 2017048696A JP 2017048696 A JP2017048696 A JP 2017048696A JP 2018149970 A JP2018149970 A JP 2018149970A
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Takashi Nakata
崇 中田
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Abstract

【課題】被燃料補給体に燃料を容易に供給することができる浮体構造物及び被燃料補給体への燃料供給方法を提供する。
【解決手段】燃料を供給する燃料供給体と燃料が補給される船舶(被燃料補給体)との間に浮かび、燃料供給体から前記船舶へ燃料移送用ホースを架け渡す浮体構造物1である。浮体構造物1は、燃料移送用ホースを支持する浮体本体2を備えている。浮体構造物1の乾舷高さは、燃料が補給される船舶の燃料受け口よりも低くなるように形成されている。また、浮体構造物1は、浮体本体2に設けられ当該浮体本体2を係留する係留設備4と、浮体本体2に設けられる曳航設備5と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、浮体構造物及び被燃料補給体への燃料供給方法に関する。
近年、船舶の排ガス規制が進む中、環境への負荷が低いLNG(liquefied natural gas:液化天然ガス)を燃料とする船舶の開発、利用が広がっている。船舶にLNGを供給するためには、燃料の補給が必要な船舶にLNG供給船を接舷し、両者を燃料移送用ホースで接続することにより行っている。この際、両者の間には防舷材(例えば、特許文献1を参照)を設置して互いの接触を防止している。燃料の補給を必要とする船舶の船縁には、複数の救命用ボートが設置されている場合がある。
特開2016−151095
燃料の補給が必要な船舶も大型である場合、LNG供給船(燃料供給体)及び燃料の補給が必要な船舶(被燃料補給体)の両者とも大型になるため間に防舷材を設置していても、海面状況によっては安定的に接舷するのが困難になる。両者の距離が遠くなると、燃料移送用ホースを接続する作業も困難になる。
また、燃料の補給を必要とする船舶の救命ボートが、船縁よりも外側に張り出している場合もある。このような場合には、当該船舶にLNG供給船を近づけることがさらに困難となるため、燃料移送用ホースを接続する作業もより困難になる。
そこで、本発明の課題は、被燃料補給体に燃料を容易に供給することができる浮体構造物及び被燃料補給体への燃料供給方法を提供することである。
本発明は、燃料を供給する燃料供給体と燃料が補給される被燃料補給体との間に浮かび、前記燃料供給体から前記被燃料補給体へ燃料移送用ホースを架け渡す浮体構造物であって、前記燃料移送用ホースを支持する浮体本体を備え、乾舷高さが、燃料が補給される前記被燃料補給体の燃料受け口よりも低くなるように形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、燃料を供給する燃料供給体から被燃料補給体に燃料を補給する被燃料補給体への燃料供給方法であって、浮体本体を備えた浮体構造物を前記燃料供給体と前記被燃料補給体との間に接舷する接舷工程と、前記接舷工程後、前記浮体本体上で燃料移送用ホースを支持させるとともに、前記燃料移送用ホースを前記被燃料補給体の燃料受け口に接続する接続工程と、前記接続工程後、前記燃料移送用ホースを介して前記燃料供給体から前記被燃料補給体へ燃料を供給する燃料供給工程と、を含み、前記浮体本体の乾舷高さを前記被燃料補給体の燃料受け口よりも低くなるように設定することを特徴とする。
本発明によれば、前記燃料供給体と前記被燃料補給体との間に当該浮体構造物が配設されるため、燃料供給体と燃料が補給される被燃料補給体との距離を十分に確保でき、両者が接触するのを防ぐことができるとともに、浮体構造物の浮体本体で燃料移送用ホースを支持するため、当該燃料移送用ホースを容易に接続することができる。つまり、両者間の距離を十分に確保できるため、燃料が補給される被燃料補給体(例えば、船舶)に救命ボート等の舷側から突出した付帯物があっても接触せず、浮体本体上で容易に接続作業を行うことができる。
また、浮体本体に設けられ当該浮体本体を係留する係留設備と、浮体本体に設けられる曳航設備と、を備えることが好ましい。本発明によれば、浮体構造物を目的水域まで曳航し、岸壁や被燃料補給体等に係留することができる。
また、前記燃料移送用ホースを吊り上げる揚貨設備を備えることが好ましい。本発明によれば、燃料移送用ホースの接続作業を容易に行うことができる
また、前記燃料移送用ホースを支持するサドル及びサポートのうちの少なくとも一方を備えることが好ましい。本発明によれば、燃料移送用ホースが過度に折れ曲がらないようにして、燃料移送用ホースの接続作業をスムーズに行うことができる。また、浮体構造物の手摺を保護することも可能となる。
本発明によれば、被燃料補給体に燃料を容易に供給することができる。
本発明の一実施形態である浮体構造物の斜視図である。 本発明の一実施形態の接舷工程における浮体構造物、燃料供給体、船舶(被燃料補給体)の配置を示す正面図である。 本発明の一実施形態の接舷工程における浮体構造物、燃料供給体、船舶の配置を示す平面図である。 本発明の一実施形態の接続工程における燃料供給体と船舶とを燃料移送用ホースで接続した状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態の接続工程における燃料供給体と船舶とを燃料移送用ホースで接続した状態の他の例を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
[浮体構造物について]
まず、本実施形態に係る浮体構造物について説明する。図1は、浮体構造物1の斜視図である。説明における「上下」、「左右」、「前後」は図1の矢印に従う。
浮体構造物1は、浮体本体2と、係留設備4と、曳航設備5とを主に備えている。浮体本体2は、縦長の浮体物であって基体となる部分である。浮体本体2の船首は水圧に抗して容易に曳航できるように先頭に向かって凸形状になっている。浮体本体2の材料は特に制限されないが、例えば、比重が鉄より小さい材料で形成されている。具体的には、軽量で高強度な材料、例えばFRP(Fiber-Reinforced Plastics)などで形成することができる。
浮体本体2の周縁には手摺7が設けられている。浮体本体2の側面には、所定の間隔をあけて複数の防舷材6が形成されている。防舷材6は、岸壁や他の被燃料補給体(後述)に接舷した際の衝撃を和らげる部材である。
係留設備4は、浮体本体2の甲板3に設けられており、浮体構造物1を岸壁又は被燃料補給体に係留するための部位である。係留設備4は、一対の柱状体で構成されおり、前側の両端及び後側の両端の合計4か所に形成されている。曳航設備5は、曳航する際のロープが掛止される部位であって、甲板3上の船首側に形成されている。また、係留設備4、曳航設備5及び防舷材6を浮体本体2に設置する部分は、鋼製の構造体(図示せず)によって適宜補強がなされている。
また、詳細は後述するが、浮体本体2には、燃料移送用ホース31を支持するための揚貨設備41(図4参照)と、燃料移送用ホース31を支持するためのサドル51(図4参照)及びサポート61(図5参照)の少なくとも一方を備えている。
図2に示すように、浮体構造物1は、燃料供給体11と、燃料が補給される船舶21との間に配置される。なお、本実施形態では、燃料の補給を受ける構造物である被燃料補給体の一例として船舶21の例で説明するが、被燃料補給体は、燃料の供給を受ける構造物であれば、船舶でなくてもよい。例えば、被燃料補給体の他の例としては、燃料貯蔵タンク等の構造物を挙げることができる。船舶21は、救命ボート22を複数備えた大型のクルーズシップを例示する。本実施形態では、燃料供給体11はLNG供給船を例示する。なお、燃料供給体11はLNG輸送船であっても良い。あるいは、燃料供給体11は、船舶ではなく、燃料貯蔵タンク等の構造物であってもよい。
浮体構造物1の幅は、燃料供給体11と船舶21とが、救命ボート22等の舷側から突出した付帯物も含めて両者が接触しない程度の大きさで適宜設定される。また、浮体本体2の甲板3から海面までの距離(乾舷高さ)は、船舶21のバンカーステーション23の燃料受け口23aよりも低くなるように設定されている。バンカーステーション23は、船舶21の燃料の受け口となる部分であって、通常、船舶の側部に設けられている。浮体構造物1は、例えば、幅が約3.5m以上、5.0m以下、長さが約7.0m以上、15.0m以下とすることができる。乾舷高さは、船舶21のバンカーステーション23の高さ位置によっても異なるが、例えば、0.1m以上、3.0m以下とすることができる。
[被燃料補給体への燃料供給方法]
次に、浮体構造物1を用いて行う被燃料補給体への燃料供給方法について説明する。本実施形態の被燃料補給体への燃料供給方法では、接舷工程、接続工程、燃料供給工程、撤収工程を行う。
<接舷工程>
接舷工程では、図2及び図3に示すように、燃料供給体11と船舶21との間に浮体構造物1を接舷する。浮体構造物1は、曳航船で曳航することにより接舷される。接舷工程では、必要に応じて、係留設備4及びロープ等を用いて浮体構造物1、燃料供給体11及び船舶21の位置が離れないように係留する。
<接続工程>
接続工程では、図4に示すように、燃料供給体11と船舶21とを燃料移送用ホース31で接続する。具体的には、燃料供給体11の燃料供給口(図示せず)と、船舶21のバンカーステーション23における燃料受け口23aとを燃料移送用ホース31で接続する。このとき、燃料移送用ホース31をスムーズに接続できるように、浮体構造物1は揚貨設備41及び一対のサドル51を備えている。
揚貨設備41は、燃料移送用ホース31を吊り上げる装置である。揚貨設備41は、車輪42で水平方向360°全方向に移動可能な台座43上に支持柱44が立設されていて、支持柱44の先端にはアーム45が設けられている。アーム45の先にはアーム45に対して回転可能なフック46が取り付けられている。アーム45は台座43に設けられたハンドル47を手動操作することにより昇降することができる。揚貨設備41は、本実施形態では、手動式としたが、電動式であってもよい。また、本実施形態のように可動式でもよいし、甲板3の上に固定してもよい。
サドル51は、燃料移送用ホース31が折れ曲がったりせずに、スムーズに移動させるための部材である。サドル51は、浮体本体2の幅方向両側に一対設置される。サドル51は、本体部51aと、本体部51aに連続する係止部51bとで構成されている。本体部51aは、箱状体を呈する。本体部51aの高さ寸法は、手摺7の高さよりも大きくなっている。本体部51aの角部は丸面取り加工が施されている。
係止部51bは、本体部51aから連続して形成されており、手摺7に係止するための部位である。本体部51aと係止部51bとの間は、少なくとも手摺7の幅分だけ離間している。サドル51は、係止部51bを手摺7に係止させることよって設置する。なお、サドル51は、本実施形態のように着脱自在であってもよいし、甲板3に固定してもよい。また、本体部51aの上面に半円状の溝部を設けるなどして、当該溝部に燃料移送用ホース31を摺動させるようにすれば、燃料移送用ホース31をよりスムーズに移動させることができる。
接続工程では、前記した揚貨設備41及びサドル51を用いて燃料移送用ホース31を燃料受け口23aに接続する。具体的には、燃料移送用ホース31を燃料供給体11側のサドル51に沿わせて甲板3の上に引き込む。そして、甲板3の上で燃料移送用ホース31を支持させつつ、燃料移送用ホース31を船舶21側のサドル51に沿わせるとともに、揚貨設備41によって吊り上げ、燃料受け口23aに接続する。
<燃料供給工程>
燃料供給工程では、燃料移送用ホース31を介して燃料供給体11から船舶21に対して燃料を供給する。
<撤収工程>
撤収工程では、燃料の供給が完了したら、燃料移送用ホース31を外し、燃料移送用ホース31を燃料供給体11に戻す。この際にも、接続工程と同様に、揚貨設備41及びサドル51を用いて燃料移送用ホース31を燃料受け口23aから取り外すとともに、燃料移送用ホース31を燃料供給体11に戻す。
以上説明した本実施形態に係る浮体構造物1及び被燃料補給体への燃料供給方法によれば、燃料供給体11と船舶21との間に浮体構造物1が配置されるため、燃料供給体11と船舶21との距離を十分に確保でき、両船が接触するのを防ぐことができる。また、浮体構造物1の浮体本体2で燃料移送用ホース31を支持するため、燃料移送用ホース31を容易に接続することができる。つまり、両者間の距離を十分に確保できるため、燃料が補給される船舶21に救命ボート22等の舷側から突出した付帯物があっても両船が接触せず、浮体本体2上で容易に接続作業を行うことができる。
ここで、燃料を補給するための比較的乾舷高さの低い小型の燃料補給船も存在するが、LNGに対応するものは高額で船数も少ないのが現状である。本実施形態によれば、浮体構造物1は簡易な構造とすることができるため、浮体構造物1を安価に製造することができる。
また、浮体構造物1の乾舷高さは、燃料受け口23aよりも低くなるように設定されているため、救命ボート22等の舷側から突出した付帯物と浮体構造物1との接触も回避できるとともに、接続工程を容易に行うことができる。また、浮体構造物1の乾舷高さは、燃料受け口23aよりも低くなるように設定されているため、浮体構造物1の過度の揺れを防ぐことができ、安定して作業を行うことができる。
また、係留設備4や曳航設備5を備えているため、目的水域まで浮体構造物1を曳航し、浮体構造物1を岸壁や船舶21等に係留することができる。また、燃料移送用ホース31を吊り上げる揚貨設備41を備えているため、燃料移送用ホース31を吊り上げて接続工程を容易に行うことができる。また、サドル51を備えているため、燃料移送用ホース31が折れ曲がらずにスムーズに作業を行うことができる。また、手摺7をサドル51により保護することができるため、燃料移送用ホース31の移動最中に手摺7が損傷するのを防ぐことができる。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨に反しない範囲で適宜設計変更が可能である。例えば、サドル51に代えて、又は、サドル51と併用してサポート61(図5)を設けてもよい。サポート61は円柱状の本体部材を台座で支持して構成されている。サポート61は、手摺7の内側において甲板3の両側に一対設置されている。サポート61の上端は、手摺7の高さ寸法よりも大きくなっている。接続工程では、サポート61の本体部材上で燃料移送用ホース31を摺動させることができる。サポート61は、甲板3に着脱自在であっても良いし、甲板3に固定されていてもよい。
このように、サポート61によっても燃料移送用ホース31が折れ曲がらずにスムーズに移動させることができる。また、サポート61によっても手摺7を保護することができる。なお、図5に示すように、燃料移送用ホース31を甲板3上で渦巻き状に支持させてもよい。また、サドル51やサポート61は、手摺7と別体である必要はなく、手摺7と兼用するようにしてもよい。
また、浮体構造物1は、揚貨設備41、サドル51及びサポート61を備えず、浮体本体2(甲板3)のみで燃料移送用ホース31を支持しつつ、接続工程を行ってもよい。また、本実施形態では、燃料としてLNGを例示したが、重油や軽油等の他の燃料を供給する場合にも本発明を適用することができる。また、本実施形態では浮体構造物1を曳航する構成としたが、推進手段を設けて航行する構成であってもよい。また、浮体構造物1は、本実施形態では、サドル51及びサポート61の少なくとも一方を備えているが、燃料移送用ホース31を支持する他の支持部材を備えていてもよい。
1 浮体構造物
2 浮体本体
4 係留設備
5 曳航設備
11 燃料供給体
21 船舶(被燃料補給体)
41 揚貨設備
51 サドル
61 サポート

Claims (7)

  1. 燃料を供給する燃料供給体と燃料が補給される被燃料補給体との間に浮かび、前記燃料供給体から前記被燃料補給体へ燃料移送用ホースを架け渡す浮体構造物であって、
    前記燃料移送用ホースを支持する浮体本体を備え、
    乾舷高さが、燃料が補給される前記被燃料補給体の燃料受け口よりも低くなるように形成されていることを特徴とする浮体構造物。
  2. 前記浮体本体に設けられ当該浮体本体を係留する係留設備と、
    前記浮体本体に設けられる曳航設備と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の浮体構造物。
  3. 前記燃料移送用ホースを吊り上げる揚貨設備を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の浮体構造物。
  4. 前記燃料移送用ホースを支持するサドル及びサポートのうちの少なくとも一方を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の浮体構造物。
  5. 燃料を供給する燃料供給体から被燃料補給体に燃料を補給する被燃料補給体への燃料供給方法であって、
    浮体本体を備えた浮体構造物を前記燃料供給体と前記被燃料補給体との間に接舷する接舷工程と、
    前記接舷工程後、前記浮体本体上で燃料移送用ホースを支持させるとともに、前記燃料移送用ホースを前記被燃料補給体の燃料受け口に接続する接続工程と、
    前記接続工程後、前記燃料移送用ホースを介して前記燃料供給体から前記被燃料補給体へ燃料を供給する燃料供給工程と、を含み、
    前記浮体本体の乾舷高さを前記被燃料補給体の燃料受け口よりも低くなるように設定することを特徴とする被燃料補給体への燃料供給方法。
  6. 前記接続工程では、前記浮体構造物が備える揚貨設備により前記燃料移送用ホースを所定位置に吊り上げることを特徴とする請求項5に記載の被燃料補給体への燃料供給方法。
  7. 前記接続工程では、前記浮体構造物が備えるサドル及びサポートのうちの少なくとも一方に前記燃料移送用ホースを支持させることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の被燃料補給体への燃料供給方法。
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