JP2018149894A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】自車および他車からの複数の情報を運転者により見やすく表示するヘッドアップディスプレイ装置を提供すること。
【解決手段】ヘッドアップディスプレイ装置は、車両2に設置されたデバイスにより車両情報(自車情報)を取得し、車両に搭載された無線送受信機113,114により、他の車両からのイベント発生に関する情報(他車情報)を取得する。制御部20は、自車情報と他車情報に基づいて、映像表示装置30にて表示する映像を決定する。その際、映像表示装置30にて表示する領域を、自車情報の表示領域と他車情報の表示領域とに区分して設定する。また、他車情報についてイベントの種別毎に表示する優先度を定めておき、映像表示装置30にて表示する他車情報の件数が予め定めた表示件数の上限を超えるとき、優先度の高い順に表示する他車情報を決定する。
【選択図】図3
【解決手段】ヘッドアップディスプレイ装置は、車両2に設置されたデバイスにより車両情報(自車情報)を取得し、車両に搭載された無線送受信機113,114により、他の車両からのイベント発生に関する情報(他車情報)を取得する。制御部20は、自車情報と他車情報に基づいて、映像表示装置30にて表示する映像を決定する。その際、映像表示装置30にて表示する領域を、自車情報の表示領域と他車情報の表示領域とに区分して設定する。また、他車情報についてイベントの種別毎に表示する優先度を定めておき、映像表示装置30にて表示する他車情報の件数が予め定めた表示件数の上限を超えるとき、優先度の高い順に表示する他車情報を決定する。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両等に搭載し各種映像情報を表示するのに好適なヘッドアップディスプレイ装置に関するものである。
近年、映像を現実空間に重ねて表示する技術の1つとして、車両のフロントガラスに各種情報を表示する車両用映像表示装置(いわゆるヘッドアップディスプレイ装置(以下、HUD))が実用化されている。例えば表示する映像情報(表示コンテンツ)として運転者向けの情報を提供することで、車両の運転操作を支援することができる。
HUDに表示する情報は、自車の運転状況を知らせる情報、車載カメラなどで検知した前景内の物体(例えば前方車両や歩行者)を強調するための虚像の他に、他の車両から受信した情報を表示することも可能である。
例えば特許文献1には、複数の車両間で車車間通信により車両の位置情報をリレー形式で伝送することで、仮想的なルート検索を行うナビゲーションシステムが開示されている。
他車から受信した情報をHUDに表示するとき、受信した情報をそのまま個別に表示しても良いが、運転者に対しより伝わりやすいように表示する必要がある。特に、前方車が撮像したカメラ映像の場合は、運転中にそのまま表示すると情報が具体的過ぎて危険な場合がある(運転者が注視してしまう)。また、自車および他車から複数の情報が取得されてHUDに表示する情報が多数存在するとき、それらの情報の重要度を考慮して表示すべき情報を選択し、かつ表示する領域も安全性を考慮して決定する必要がある。上記特許文献をはじめ従来技術では、自車および他車からの複数の情報を運転者により見やすく表示することについては、特に配慮されていなかった。
本発明の目的は、自車および他車からの複数の情報を運転者により見やすく表示するヘッドアップディスプレイ装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明によるヘッドアップディスプレイ装置は、車両に設置されたデバイスにより前記車両の車両情報(自車情報)を取得するとともに、車両に搭載された無線送受信機により、他の車両または道路に設置された路側機と無線通信して情報の送受信を行うことで、他の車両からのイベント発生に関する情報(他車情報)を取得する。制御部は、自車情報と他車情報に基づいて、映像表示装置にて表示する映像を決定する。その際、映像表示装置にて表示する領域を、自車情報の表示領域と他車情報の表示領域とに区分して設定する。また、他車情報についてイベントの種別毎に表示する優先度を定めた重み付けテーブルを有し、制御部は、映像表示装置にて表示する他車情報の件数が予め定めた表示件数の上限を超えるとき、重み付けテーブルを参照し、優先度の高い順に表示する他車情報を決定する。
本発明によれば、他車から受信したイベント情報を運転者に見やすく、かつ優先度の高い情報を即座に伝えることができる。
本発明によるヘッドアップディスプレイ装置(以下、HUD)の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、車両に搭載したHUDの概要を説明する模式図である。HUD1は車両2に搭載され、映像表示装置30で生成した映像をミラー52を介して車両2のフロントガラス3(ウィンドシールドとも呼ぶ)に投射する。ウィンドシールド3で反射した映像は運転者の目に入射し、運転者はHUDからの映像を視認する。表示する映像には運転に関連する情報(自車、他車からの情報)が含まれ、運転操作を支援するものとなる。HUD1の内部は、各種の車両情報4を取得する車両情報取得部10と、これをもとに表示する映像情報を生成する制御部20と、ミラー52を駆動するミラー駆動部50、運転者に音声情報を出力するスピーカ60などを有する。車両情報4には自車の運転状態を示す速度情報やギア情報などの他に、他車から受信した車車間通信情報や路車間通信情報が含まれる。
ここで、被投射部材はウィンドシールド3に限られず、映像が投射される部材であれば、コンバイナなど他の部材とすることができる。また、映像表示装置30は、例えば、バックライトを有するプロジェクタやLCD(Liquid Crystal Display)等により構成される。自発光型のVFD(Vacuum Fluorescent Display)等であってもよい。
図2は、HUDによる映像表示動作を示す模式図である。車両2のダッシュボードの下部に設置された映像表示装置30から、表示用の映像が出射される。映像は、第1のミラー51と第2のミラー52(例えば、凹面ミラーや自由曲面ミラー、光軸非対称の形状を有するミラー等)で反射され、ウィンドシールド3に向けて投射される。第1のミラー51は固定されており、第2のミラー52はミラー駆動部50により回転可能となっている。以下の説明では、回転可能な第2のミラー52を単に「ミラー52」と呼ぶことにする。
ミラー52から収束して投射された映像は、ウィンドシールド3にて反射され運転者の目5に入射して網膜上に結像することで、映像を視認することができる。そのとき運転者は、ウィンドシールド3の前方に存在する虚像9を見ていることになる。ここでミラー駆動部50は、運転者の目の高さに応じて虚像9の表示位置を調整するものである。すなわち、ミラー駆動部50によりミラー50を軸回転させることで虚像9の位置を上下方向に移動させ、虚像9を見やすい位置で視認することができる。
図3は、本実施例におけるHUD1の制御系の構成を示すブロック図である。車両情報取得部10には各種の車両情報4が入力され制御部20へ送られる。制御部20内の電子制御ユニット(ECU、Electronic Control Unit)21は、入力した車両情報4に基づきHUD1が表示する映像信号(表示コンテンツ)や、HUD1に対する各種制御信号を生成する。音声出力部22はスピーカ60への音声信号を生成する。不揮発性メモリ23は、ECU21が実行するプログラムを格納し、メモリ24は、映像情報や制御情報を記憶する。
映像表示装置30は、LEDやレーザなどの光源31、照明光学系(図示せず)、液晶素子などの表示素子32からなり、表示素子32で生成された映像光をミラー52に向けて出射する。
制御部20内の光源調整部25は、映像表示装置30内の光源31を制御する。歪み補正部26は、表示する映像信号の歪みを補正し、表示素子駆動部27は、補正された映像信号に基づき映像表示装置30内の表示素子32を駆動する。ミラー調整部28は、ミラー52の位置や姿勢を調整するためにミラー駆動部50に対して駆動信号を出力する。
情報加工/生成部33は、自車、他車から取得した車両情報4を加工し、表示用の映像情報(表示メッセージとも呼ぶ)の生成を行う。表示メッセージ決定部34は、取得した複数の情報の中から表示する映像情報(表示メッセージ)を選択し、またその表示位置を決定する。
路車間通信用無線送受信機113は、通信制御部35を介して、車両2と路側機(道路や標識、信号等)との間で路車間通信を行う。車車間通信用無線送受信機114は、通信制御部35を介して、車両2と周辺の車両(他車)2’との間で車車間通信を行う。通信制御部35は、通信処理を行うタイミングを決定し、通信範囲や通信相手の車両を限定することもできる。
なお、図3の構成では、路車間通信用無線送受信機113と車車間通信用無線送受信機114は、制御部20に含まれるものとしたが、制御部20の外部にあって車両2に搭載されるものでもよい。
図4は、車両情報4の取得に係るハードウェア構成の例を示す図である。車両情報4の取得は、例えば、制御部20内の電子制御ユニット(ECU)21の制御の下、車両2に設置された各種のセンサ等の情報取得デバイスにより行われる。これにより、自車に関する情報だけでなく、他車からも情報を取得する。以下、各デバイスの機能を説明する。なお、本実施例の動作を実行するために必ずしもこれら全てのデバイスを備えている必要はなく、また、適宜他の種類のデバイスを追加してもよい。
車速センサ101は、車両2の速度情報を取得する。シフトポジションセンサ102は、車両2の現在のギア情報を取得する。ハンドル操舵角センサ103は、ハンドル操舵角情報を取得する。ヘッドライトセンサ104は、ヘッドライトのOn/Offに係るランプ点灯情報を取得する。照度センサ105および色度センサ106は、外光情報を取得する。測距センサ107は、車両2と外部の物体との間の距離情報を取得する。赤外線センサ108は、車両2の近距離における物体の有無や距離等に係る赤外線情報を取得する。エンジン始動センサ109は、エンジンOn/Off情報を検知する。
加速度センサ110およびジャイロセンサ111は、車両2の姿勢や挙動の情報として、加速度や角速度からなる加速度ジャイロ情報を取得する。温度センサ112は車内外の温度情報を取得する。
路車間通信用無線送受信機113は、車両2と路側機との間の路車間通信により情報を送受信し、車車間通信用無線送受信機114は車両2と周辺の他の車両2’との間の車車間通信により情報を送受信することで車両2の周辺の情報を取得する。この情報には他の車両2’が検知したイベント情報(事故、障害物検知、信号情報など)が含まれる。車車間通信用無線送受信機114の通信可能距離が制限されているときは、路車間通信用無線送受信機113を用いて道路に設置された路側機の間で情報を送受信することで、距離の離れた地点でのイベント情報を取得することができる。
カメラ(車内)115およびカメラ(車外)116は、それぞれ、車内および車外の状況の画像を撮影してカメラ映像情報(車内/車外)を取得する。カメラ(車内)115では、例えば、運転者の姿勢や、目の位置、動き等を撮影する。得られた画像を解析することにより、例えば、運転者の疲労状況や目の高さなどの情報を取得することが可能である。また、カメラ(車外)116では、車両2の前方や後方等の周囲の状況を撮影する。得られた画像を解析することにより、例えば、周辺の他の車両や歩行者等の移動物の有無、建物や地形、路面状況(雨や積雪、凍結、凹凸等)などを把握することが可能である。
GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)受信機117およびVICS(Vehicle Information and Communication System:道路交通情報通信システム、登録商標(以下同様))受信機118は、それぞれ、GPS信号を受信して得られるGPS情報およびVICS信号を受信して得られるVICS情報を取得する。これらの情報を取得して利用するカーナビゲーションシステムの一部として実装されていてもよい。
以下、車車間通信用無線送受信機114または路車間通信用無線送受信機113を利用して、他車2’が検知した情報を表示する場合について説明する。
図5は、車車間通信を利用した情報の伝達の例を説明する図である。(a)はイベント情報の伝達を示す。例えば、4台の車両A〜Dが間隔を置いて順に走行している場面を想定する。先頭の車両Aがあるイベント情報(事故、障害物検知、道路・路面・信号情報など)を検知すると、車車間通信で後続の車両Bへその情報を通知する。車両Bは受け取ったイベント情報を自車のHUDに表示するとともに、後続の車両Cへ通知する。同様に車両Cは受け取ったイベント情報を自車のHUDに表示するとともに、後続の車両Dへ通知する。このように先行する車両が後続の車両に順にリレー形式で情報を伝達することで、後続車の運転者は自車が現場に到着する前に、前方で発生したイベントを把握することができる。そのためイベント発生に備えた運転が可能となり、安心で安全な運転走行を行うことができる。
(b)では車両CにおけるHUD表示の例を示し、「前方90m先、イベント発生」と表示している。イベント発生を表示する意味では各車両B〜Dで同じだが、各車の走行位置(イベント発生現場からの距離)が異なるため、各車両のHUDに表示する距離情報は異なるものとなる。
図6は、イベント情報の種類を表に示した図である。イベント情報は運転の予測に利用できるもので、多種多様に存在する。例えば通常の道路標識等では予測が困難である「事故」「前方の信号の状態」などが有効である。これらのイベント情報は、先行する車両が備えるカメラや各種センサで取得し、また先行する車両の制御情報(速度、走行、停止など)から取得して、後続車に伝達する。なお、イベント情報を管理しやすいよう、イベントの種別ごとにIDを付与している。
HUDにイベント情報を表示するとき、受信した情報をそのまま個別に表示してもよいが、よりユーザに伝わりやすいように情報を加工して要約した情報を表示するのがよい。特に、前方車が撮像したカメラ映像を受信した場合には、情報が具体的過ぎて運転中に見るのは危険である(注視してしまう)。また、車車間でカメラ映像を送受信する場合には、そのままでは情報量が多く通信回線の負荷が大きくなる。
そこで制御部20内の情報加工/生成部33では、受信した情報をなるべく少ない文字数、またはアイコンなどのイメージ画像に加工する。加工したイベント情報は自車のHUD(映像表示装置30)で表示される。また、加工したイベント情報を車車間通信用無線送受信機114を介して他車へ送信すれば、通信回線の負荷が軽減できる。
図7は、加工された情報の表示例を示す図である。(a)はイベント情報の伝達を示す。車両Aは信号aの状態を認識して後続の車両Bに通知し、車両Bは受信した情報をHUDに表示する。前方の車両Aが大型車の場合、後続の車両Bでは信号aが隠れて見えないので、このようなHUD表示は有効である。この場合、車両Aから伝送される情報はカメラによる信号aの認識結果(信号の色の情報)である。
(b)と(c)は車両BにおけるHUD表示例を示す。(b)では、信号aの状態を距離情報(車両Bから信号aまでの距離)とともに、「前方20m先、信号:青色」という文字情報41に加工して表示している。(c)では、感覚的に分かりやすい信号機の画像(アイコン)42に加工して表示している。走行中には、文字情報よりも、アイコンなどのイメージ画像で表示する方が、運転者は即座に理解できて運転の妨げにならない。よって運転状態に応じて、停車中には(b)の表示、走行中には(c)の表示に切り替えることも有効である。
次に、他車から通知された情報の表示位置について説明する。
図8は、HUD表示領域の区分例を示す図である。ここでは表示領域を上下方向に3領域に区分し、上から表示領域1,2,3とする。
図8は、HUD表示領域の区分例を示す図である。ここでは表示領域を上下方向に3領域に区分し、上から表示領域1,2,3とする。
中央の表示領域2はウィンドシールド3を通して車両前方の風景(前景)の主要部分が見える領域で、運転者は主にこの領域を注視するので最も優先度の高い領域である。表示領域2では、自車の備えるカメラ・センサなどで検知した物体(前方車や対向車、歩行者など)やイベント(事故、障害物)に対して、必要に応じて注意を促す虚像を重ねて拡張現実(AR)として表示する。
これに対し上下の表示領域1または表示領域3は、前景内の上記物体を隠す恐れがない(少ない)領域であり、運転中の視認性を損なうことは少ない。よって、他車から通知された情報を表示するのに適しており、他車からのイベント情報は、基本的には表示領域1または表示領域3に表示する。他車から受ける情報は時間的に余裕のある場合が多いので、早めに表示して運転中余裕のあるときに見ればよい。なお、急遽発生した緊急なイベント情報を受けたときは、例外的に表示領域2に表示すればよい。
なお、上記した表示領域の区分は一例であり、他車から通知された情報を表示領域1のみとしてもよく、また表示領域1〜3の上下方向の幅は可変としてもよい。
図9は、領域区分に従って情報を表示した例を示す図である。(a)はイベント情報の伝達を示す図である。車両Aはイベント1を検知して後続の車両Bにイベント1の情報を通知する。車両Bは車両Aからイベント1の情報を受け取るだけでなく、自車Bがイベント2を検知すると、イベント1の情報にイベント2の情報を追加して後続の車両Cに通知する。このとき車両Bは、イベント1の情報とイベント2の情報の両方をHUDに表示する。
(b)は車両BにおけるHUD上での表示例を示す。まず、他車Aから受け取ったイベント1の情報は、図8の表示領域1に表示する(符号43)。自車Bが検知したイベント2の情報は優先度が高いので、図8の表示領域2に表示する(符号44)。また表示領域2には、自車Bが検知した物体(歩行者)に対し虚像を重ねて拡張現実(AR)として表示する(符号45)。このように表示領域を区分することで、情報の優先度や緊急度に応じて運転者の視認しやすい位置に表示することが可能となる。
HUDの表示領域は有限なので、表示できる情報の件数には上限がある。また、表示する件数が多くなると、運転者は注視すべき情報がどれであるかを即座に判断できなくなり、望ましくない。そこで、受信したイベント情報を管理する管理テーブルを作成し、これを参照して表示する情報を決定する。すなわち予め表示件数に上限を設定し、かつ、表示内容に応じて表示の優先度(重み付け)を設定して、優先度順に上限件数内で表示する。例えば、より緊急度の高いイベントやより近くで発生しているイベントを優先して表示する。同様に他車に送信する情報についても、送信件数の上限設定や重み付けを行う。
図10は、受信情報管理テーブルの例を示す図である。受信情報管理テーブルには、イベント情報を受信するごとに、イベントの発生時刻、イベントID(種別)(図6参照)、自車からイベント発生位置までの距離、イベント発生位置の方向(自車の走行方向を基準とする)、イベント情報の送信状態、表示状態などを記述する。受信情報管理テーブルはメモリ24に格納され、表示メッセージ決定部34はこれを参照して表示する情報を決定する。当然ながら、管理テーブルに記述されたイベント情報は、自車がイベント発生地点を通過し、かつ他車へ送信済みであれば、当該イベント情報はそれ以後は不要となるのでこの管理テーブルから削除する。
図11は、イベント表示における優先度決定テーブルの例を示す図である。
(a)はイベント別重み付けテーブルであり、イベント種別毎に重み付け(ここではランク1〜5)を設定している。ランク1は最優先して表示すべき緊急案件であり、例えば事故発生(ID=2)や障害物検知(ID=3)が該当する。
(a)はイベント別重み付けテーブルであり、イベント種別毎に重み付け(ここではランク1〜5)を設定している。ランク1は最優先して表示すべき緊急案件であり、例えば事故発生(ID=2)や障害物検知(ID=3)が該当する。
(b)はイベント属性比較テーブルであり、(a)のイベント別重み付けが同一ランクの複数の情報が存在する場合に、その他の属性情報を比較して優先度を決める。この属性情報は、図10の受信情報管理テーブルに記述されている。比較する順序として、まずイベント発生位置までの距離を比較し、距離の近い順に優先させる。もしも距離が同一であったら、イベント発生位置の方向を比較する、という手順である。さらには、イベントの発生時刻、イベントの受信時刻を比較する。もちろんここに掲げるテーブル(a)(b)は一例であり、運転者の要求、走行した距離、時間経過等に従い適宜変更すればよい。
図12は、HUDの基本動作を示すフローチャートである。(a)は初期動作を、(b)は通常動作を示す。(b)の通常動作には、通信処理や表示メッセージ決定処理が含まれる。以下の処理は制御部20の電子制御ユニット(ECU)21により制御される。
(a)の初期動作(S200)において、エンジン始動センサ109により電源(イグニッション)Onの信号を受けると(S201)、車両情報取得部10により車両情報4を取得する(S202)。車車間通信用無線送受信機114と路車間通信用無線送受信機113をOn状態とし、他車や路側機との通信の準備を行う(S203)。照度センサ105による外光情報から、適切な明るさレベルを算出し、光源調整部25を制御して光源31の明るさレベルを設定する(S204)。
取得した車両情報4から運転者が選択した情報(例えば、現在の車速情報)を抽出して、表示する映像を決定する(S205)。表示映像に対し、歪み補正部26により投射光学系で生じる映像歪みの補正を実施する(S206)。表示素子駆動部27により、表示素子32に対して駆動信号を供給する(S207)。HUD表示On信号を受けたか否かを判定し(S208)、On信号を受けるまで待機する(S209)。On信号を受けると映像表示装置30の光源31を点灯させ、映像の投射表示すなわちHUDの通常動作を開始する(S210)。
(b)の通常動作(S210)では、引き続き車両情報取得部10を介して車両情報4を取得し(S211)、現在の外光情報に応じて、表示映像の明るさレベル調整処理を行う(S212)。
車車間通信用無線送受信機114と路車間通信用無線送受信機113は、通信制御部35の制御により他車や路側機との通信を行い、イベント情報の送受信を行う(S213)。情報加工/生成部33は、通信で取得した情報をもとに、HUD表示に適した文字情報やアイコン等の情報の加工・生成を行う(S214)。表示メッセージ決定部34は、表示すべき情報が複数存在する場合、それらの優先度を判定し、HUD表示するメッセージを決定する(S215)。なお、通信処理(S213)と表示メッセージ決定処理(S215)の詳細については後述する。
表示素子駆動部27は、表示素子を制御して表示映像を更新する(S216)。ミラー調整信号を受けた場合には、ミラー調整部28とミラー駆動部50により、ミラー52の調整処理を実施する(S217)。HUD表示Off信号を受けたか否かを判定し(S218)、Off信号を受けるまでS211からの処理を繰り返す。Off信号を受けると映像表示装置30の光源31を消灯し、映像の投射表示を終了する(S219)。
図13は、通信処理(図12のS213)の詳細を示すフローチャートである。通信処理(S300)は、通信制御部35により制御され、車車間通信用無線送受信機114と路車間通信用無線送受信機113を用いて他車や路側機との通信を行い、イベント情報の送受信を行う。ここでは、所定時間間隔で定期的に情報の送受信を行う場合を想定する。
まず、自車宛に送信されたイベント情報が存在するかを確認し(S301)、存在すればイベント情報の受信処理を行う(S302)。受信した情報は、受信情報管理テーブル(図10)にイベントIDや発生時刻などの情報を登録する。その後、登録されている情報から表示すべきメッセージを決定する処理を行う(S304)。表示メッセージ決定処理の詳細は後述する。
次に、受信したイベント情報を他車や路側機に送信する。そのため、まず情報の送信先と送信する情報の決定処理を行い(S305)、情報の送信処理を行う(S306)。送信後は、受信情報管理テーブルの送信状態と表示状態を更新し(S307)、通信処理を終了する(S308)。
ここでは、他車から情報を受信する工程と受信した情報を他車へ送信する工程を連続して実行する場合を説明したが、車両の走行状況に応じて、受信工程と送信工程は個別に制御することでも構わない。
上記の例では、所定時間間隔で定期的に通信を行うものとしたが、マニュアルで他車に情報の取得要求を出す、あるいは他車から取得要求を受けたら情報を送信するものでもよい。そして、情報取得の結果、新規の情報、または情報の更新があれば他車に送信し、なければ送信しない。事故発生や障害物存在など緊急情報については、カメラやセンサで検知したときをトリガとして通信を開始させる。路車間通信の場合は、道路に設置された情報保持用の路側機を発見したタイミングで、自身の保持している情報を預け、また路側機に保持されている情報を取得する。
図14は、表示メッセージ決定処理(図13のS304)の詳細を示すフローチャートである。表示メッセージ決定処理(S400)は、表示メッセージ決定部34により実行される。
メモリ24から、当該HUDにて表示可能なメッセージ数の上限(Nmax)を取得する。受信情報管理テーブル(図10)を参照して、受信したイベント情報の数Nを確認する(S402)。自車が検知した情報が存在するかを判定し(S403)、存在するときは自車が検知した情報を表示するように決定する(S404)。その場合、表示可能なメッセージ数の上限を再計算する(S405)。単純にはS401で取得した上限(Nmax)から自車が検知した情報の数を差し引きすればよいが、図8,図9で述べた表示領域の条件を考慮して計算する。
受信情報数Nが表示可能な上限Nmaxを超えているかを判定する(S406)。超えていない場合は、全ての受信情報を表示するように決定する(S407)。超えている場合は、表示メッセージの数が上限Nmax以内に収まるように表示メッセージ選択処理を行う(S408)。表示メッセージ選択処理(S408)の詳細は後述する。これで表示メッセージ決定処理を終了する(S409)。
図15は、表示メッセージ選択処理(図14のS408)の詳細を示すフローチャートである。表示メッセージ選択処理(S500)は、受信情報数Nが表示可能な上限Nmaxを超えているときに、表示メッセージ決定部34により実行される。
イベント別重み付けテーブル(図11(a))を参照して(S501)、受信した各イベント情報の重み付けランクを比較しランクの上位のものから優先度を決定する(S502)。同じ重み(ランク)のイベント情報が複数存在するかどうかを判定し(S503)、複数存在するときは、受信情報管理テーブル(図10)の属性情報を参照する(S504)。そして、イベント属性比較テーブル(図11(b))に記述されたルールに従って優先度を決定する。
まず、イベント発生位置までの距離を比較し、近い順に優先度を与える(S505)。同じ距離のイベント情報が複数存在するかを判定し(S506)、複数存在するときは、イベント発生の方向を比較して、走行方向に近い順に優先度を与える(S507)。同じ方向のイベントが複数存在するときは(S508の判定でYes)、イベントの発生時刻を比較して、新しい時刻の順に優先度を与える(S509)。同じ発生時刻のイベントが複数存在するときは(S510の判定でYes)、受信時刻の早いイベントに優先度を与える(S511)。
このようにして、イベントの重み付けとイベントの属性情報から各受信情報の優先度順が決定されると、優先度順に上限Nmaxのイベント情報を選択して今回の表示メッセージとする(S512)。これで表示メッセージ選択処理を終了する(S513)。
本実施例によれば、他車から受信したイベント情報を予め定めた優先度の順にHUD表示されるので、運転者に見やすく、かつ優先度の高い情報を即座に伝えることができる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、以下のような様々な形態が可能である。
(1)図8、図9の表示領域区分において、自車が停車中には、表示領域2の位置に他車から取得した情報(例えばカメラ画像)を表示することを許容する。運転者が注視しても安全であり、より詳しい情報を伝えることができる。
(1)図8、図9の表示領域区分において、自車が停車中には、表示領域2の位置に他車から取得した情報(例えばカメラ画像)を表示することを許容する。運転者が注視しても安全であり、より詳しい情報を伝えることができる。
(2)車車間通信によって受信した情報をHUD表示する際には、これに同期してスピーカ60から音声を出力することで、運転者は表示物を見落とすことがなくなる。また、自車の情報を表示するときの音声と、他車からの情報を表示するときの音声とを、それらの音質等を異ならせることで、運転者は何についての案内かを瞬時に判断できるようになる。
(3)車車間通信では前方車から後方車へ情報を伝達するだけでなく、逆に後方車から前方車へ情報を伝達することも可能である。これにより、前方車が気付きにくい後方の状況(例えば二輪車の接近)を前方車が認識できるので便利である。
1:ヘッドアップディスプレイ装置(HUD)、
2:車両、
3:ウィンドシールド、
4:車両情報、
9:虚像、
10:車両情報取得部、
20:制御部、
21:電子制御ユニット(ECU)、
30:映像表示装置、
33:情報加工/生成部、
34:表示メッセージ決定部、
35:通信制御部、
50:ミラー駆動部、
52:ミラー、
60:スピーカ、
113:路車間通信用無線送受信機、
114:車車間通信用無線送受信機。
2:車両、
3:ウィンドシールド、
4:車両情報、
9:虚像、
10:車両情報取得部、
20:制御部、
21:電子制御ユニット(ECU)、
30:映像表示装置、
33:情報加工/生成部、
34:表示メッセージ決定部、
35:通信制御部、
50:ミラー駆動部、
52:ミラー、
60:スピーカ、
113:路車間通信用無線送受信機、
114:車車間通信用無線送受信機。
Claims (5)
- 車両に搭載し、映像を生成して投射することで前記車両の前方に虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置において、
前記車両には、他の車両または道路に設置された路側機と無線通信して情報の送受信を行う無線送受信機が搭載されており、
前記車両に設置されたデバイスにより前記車両の車両情報(以下、自車情報)を取得し、前記無線送受信機により前記他の車両からのイベント発生に関する情報(以下、他車情報)を取得する車両情報取得部と、
投射する前記映像を生成する映像表示装置と、
前記車両情報取得部が取得した前記自車情報と前記他車情報に基づいて、前記映像表示装置にて生成する前記映像を決定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記映像表示装置にて表示する領域を、前記自車情報の表示領域と前記他車情報の表示領域とに区分して設定したことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。 - 請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置において、
前記映像表示装置にて表示可能な領域を上下方向に3つの領域に区分したとき、前記自車情報の表示領域は中央部の領域に、前記他車情報の表示領域は上部または下部の領域に設定したことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。 - 請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置において、
前記制御部には、前記無線送受信機により受信した前記他車情報を管理する受信情報管理テーブルと、前記他車情報についてイベントの種別毎に表示する優先度を定めた重み付けテーブルと、を有し、
前記制御部は、前記映像表示装置にて表示する前記他車情報の件数が予め定めた表示件数の上限を超えるとき、前記重み付けテーブルを参照し、優先度の高い順に表示する前記他車情報を決定することを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。 - 請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ装置において、
前記受信情報管理テーブルには、前記他車情報の属性情報としてイベント発生地点までの距離とイベント発生地点の方向が記述されており、
前記制御部は、前記重み付けテーブルによる判定で複数の他車情報が同一の優先度となったとき、前記受信情報管理テーブルを参照し、前記他車情報の属性情報を比較して表示する他車情報を選択することを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。 - 請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置において、
前記制御部は、前記無線送受信機により受信した前記他車情報を、文字情報やアイコンによる表示メッセージに加工または生成を行い、前記映像表示装置にて表示させることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
Priority Applications (2)
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