JP2018148856A - グレーズ用糖組成物、グレーズミックス、グレーズ液の製造方法、及びグレーズ付きベーカリー製品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明のグレーズ用糖組成物は、180μmより大きい粒度を有する粒子の割合が6〜50質量%、106μm以下の粒度を有する粒子の割合が42〜92質量%であり、且つ180μmより大きい粒度を有する粒子の割合と106μm以下の粒度を有する粒子の割合との合計が80〜100質量%である砂糖粉末からなることを特徴とする。粒度が大きい粒子と、粒度が小さい粒子とを上記のバランスで含有する砂糖粉末からなる前記グレーズ用糖組成物を水と混合した場合、粒度の小さい粒子から優先的に溶解するため、粒度が大きい粒子の大部分は溶解し切らずに砂糖の飽和水溶液中に分散した状態になる。そのため、本発明のグレーズ用糖組成物を含む本発明のグレーズミックスから調製されたグレーズ液を用いてグレーズ付きベーカリー製品を製造する場合、グレーズ液をベーカリー製品に付着させて乾燥固化させる際、種々の大きさの結晶が生成する。その結果、ベーカリー製品上に複雑な結晶構成が形成され、シャリシャリとした新規な食感のグレーズが得られる。前記180μmより大きい粒度を有する粒子の割合が、上記範囲より低い場合、上記のような新規な食感が得られず、上記範囲より高い場合、溶け残りが多くなり過ぎて、グレーズとしての良好な口溶けが得られなくなる。本発明のグレーズ用糖組成物において、前記砂糖粉末の180μmより大きい粒度を有する粒子の割合は、6〜45質量%が好ましく、6〜40質量%がより好ましい。また、106μm以下の粒度を有する粒子の割合は、47〜92質量%が好ましく、52〜92質量%がより好ましい。本発明のグレーズ用糖組成物において、本発明の効果に寄与しない、前記砂糖粉末の106μmより大きく、180μm以下の粒度を有する粒子の割合は、前記180μmより大きい粒度を有する粒子の割合よりも低いことが好ましい。また、前記砂糖粉末の180μmより大きい粒度を有する粒子の割合と106μm以下の粒度を有する粒子の割合との合計は、90〜100質量%であることが好ましい。さらに、砂糖粉末は、大き過ぎる粒子が多いとグレーズとしての口溶けが悪化する場合があるため、2.36mmより大きい粒度を有する粒子の割合は6質量%未満が好ましい。なお、本発明において、砂糖粉末の所定の粒度を有する粒子の割合は、試験用篩(JISZ8801−1(2006))をセットしたロータップ式篩振とう機を用いて、5分間振動を与えた後、各目開きの篩に残存した試料の質量を測定して、各目開きの篩を通過した試料の割合を算出したものである。したがって、例えば180μmより大きい粒度を有する粒子の割合は、目開き180μmの篩に残存する試料の割合のことであり、106μm以下の粒度を有する粒子の割合は、目開き106μmの篩を通過する粒子の割合のことである。
本発明のグレーズ液の製造方法は、本発明のグレーズミックスと水を混合する工程を含む。混合する水の温度及び量には特に制限はない。ただし、上述の通り、グレーズミックス中のグレーズ用糖組成物の180μmより大きい粒度を有する粒子が溶解し切らないことで本発明の効果が発揮されるので、水の温度及び量は、180μmより大きい粒度を有する粒子が溶解し切らないように設定することが好ましい。本発明において、前記水の温度は、10〜60℃であることが好ましく、20〜50℃であることがさらに好ましい。また、前記水の量は、前記グレーズミックス中のグレーズ用糖組成物100質量部に対して、15〜40質量部であることが好ましく、20〜35質量部であることがさらに好ましい。
本発明のグレーズ付きベーカリー製品の製造方法は、本発明のグレーズ液の製造方法によって得られたグレーズ液を、ベーカリー製品に付着させる工程を含む。前記グレーズ液をベーカリー製品に付着させる工程は、特に制限はなく、常法に従って実施することができる。例えば、浸漬、塗布、掛け流し、絞り出し等が挙げられる。グレーズ液を付着させる際のベーカリー製品の表面温度には特に制限はない。ベーカリー製品の表面温度が低過ぎると、グレーズ液がベーカリー製品上で流動し難く、付着ムラができたり、グレーズが剥がれ易くなったり、グレーズの光沢がでにくくなったりする場合があるため、ベーカリー製品の表面温度は30℃以上が好ましく、50℃以上がさらに好ましい。したがって、冷却前にグレーズ液を付着させる工程は、ベーカリー製品の製造後、冷却前に実施することが好ましい。グレーズ液を付着させる範囲は、ベーカリー製品の全体であっても、一部であってもよく、ベーカリー製品に応じて適宜設定することができる。通常、前記グレーズ液を付着させる工程の後、ベーカリー製品に付着させたグレーズ液を乾燥固化させてグレーズを形成させることで、グレーズ付きベーカリー製品が得られる。グレーズ液の乾燥固化方法は、特に制限はなく、常法に従って実施することができる。乾燥固化中に砂糖の結晶を十分に生成させるため、自然乾燥固化が好ましい。本発明のグレーズ付きベーカリー製品の製造方法によって、上述の通り、シャリシャリとした新規な食感を有し、且つグレーズとして良好な口溶けを有するグレーズを有するグレーズ付きベーカリー製品が得られる。
1.グレーズ用糖組成物の調製
表1に示した粒度分布を有する各砂糖粉末を、表2に示した配合で均一に混合し、各グレーズ用糖組成物を調製した。各グレーズ用糖組成物の粒度分布を表2に示す。
2.グレーズミックスの調製
表3〜5に示した各グレーズ用糖組成物、及び増粘剤を均一に混合して、各配合のグレーズミックスを調製した。
3.グレーズ液の調製
上記2.で調製した各グレーズミックスに、表3〜5に示した加水量で常温(約25℃)の水を加え、ダマがなくなるまで均一に撹拌し、各グレーズ液を調製した。
4.グレーズ付きベーカリー製品の製造
ベーカリー製品としてケーキドーナツ(オールドファッションドーナツ)を選択して、グレーズ付きケーキドーナツを製造した。まず、常法に従って油ちょうしたケーキドーナツ(約55g)に対し、ケーキドーナツの表面温度が60℃以上の状態で、上記3.で調製したグレーズ液約10gを付着させた。その後、グレーズ液を付着させたケーキドーナツを室温まで放冷してグレーズ液を乾燥固化し、グレーズ付きケーキドーナツを製造した。
5.グレーズの評価
上記4.で製造した各グレーズ付きケーキドーナツを室温にて喫食し、グレーズの食感(シャリシャリ感、口溶け)を以下の基準に従って評価した。各評価結果は、10名のパネラーによる評価点の平均値を算出した。結果を表3〜5に示す。
(1)シャリシャリ感
5:非常に強いシャリシャリ感がある
4:強いシャリシャリ感がある
3:シャリシャリ感がある
2:シャリシャリ感がほとんどない
1:シャリシャリ感が全くない
(2)口溶け
5:非常に良好
4:良好
3:普通
2:悪い
1:非常に悪い
Claims (10)
- 180μmより大きい粒度を有する粒子の割合が6〜50質量%、106μm以下の粒度を有する粒子の割合が42〜92質量%であり、且つ180μmより大きい粒度を有する粒子の割合と106μm以下の粒度を有する粒子の割合との合計が80〜100質量%である砂糖粉末からなることを特徴とするグレーズ用糖組成物。
- 前記砂糖粉末の106μmより大きく、180μm以下の粒度を有する粒子の割合が、前記180μmより大きい粒度を有する粒子の割合よりも低い請求項1に記載のグレーズ用糖組成物。
- 前記砂糖粉末の、2.36mmより大きい粒度を有する粒子の割合が6質量%未満である請求項1又は2に記載のグレーズ用糖組成物。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のグレーズ用糖組成物を製造する方法であって、粒度分布の異なる2種類以上の砂糖粉末を混合することを含むグレーズ用糖組成物の製造方法。
- 前記2種以上の砂糖粉末が、180μmより大きい粒度を有する粒子の割合が80質量%以上である砂糖粉末A、及び106μm以下の粒度を有する粒子の割合が80質量%以上である砂糖粉末Bを含む請求項4に記載のグレーズ用糖組成物の製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のグレーズ用糖組成物を含むグレーズミックス。
- 増粘剤を含む請求項6に記載のグレーズミックス。
- 請求項6又は7に記載のグレーズミックスと水を混合する工程を含むグレーズ液の製造方法。
- 前記水の量が前記グレーズミックス中のグレーズ用糖組成物100質量部に対して、15〜40質量部である請求項8に記載のグレーズ液の製造方法。
- 請求項8又は9に記載のグレーズ液の製造方法によって得られたグレーズ液を、ベーカリー製品に付着させる工程を含むグレーズ付きベーカリー製品の製造方法。
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