JP2018148353A - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】HDR静止画データの生成に適した画像データを選択してHDR静止画データを生成することができる撮像装置及び撮像方法を提供すること。【解決手段】撮像装置100は、異なる露出条件での複数回の撮像によって得られた複数の画像データを仮記憶する仮記憶部104aを有する。第1の画像処理部106aは、異なる露出条件での複数回の撮像で得られた第1の組の画像データからHDR動画データを生成する。制御部118は、複数の画像データにおける対象物のずれに基づいて、第1の組の画像データとは異なる第2の組の画像データを選択する。記録処理部106cは、第2の組の画像データを記録部112に記録する。【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置及び撮像方法に関する。
近年の撮像装置には、露出条件の異なる複数の画像を合成することで本来の撮像装置の仕様よりも広いダイナミックレンジの画像を取得するHDR画像記録機能を有しているものがある。このようなHDR画像記録機能を有する撮像装置の中で、例えば、特許文献1において提案されている撮像装置は、HDR動画記録中において静止画撮影指示があったときには、HDR動画記録用の撮像とは異なる露出設定の撮像を追加することによってHDR静止画を生成するための画像データの数を増やすようにしている。
特許文献1の撮像装置は、静止画撮影指示がなされたタイミングの直後の連続する複数の画像データを合成してHDR静止画データを作成している。すなわち、特許文献1の撮像装置は、HDR静止画データを作成するための画像データが予め決まっている。しかしながら、複数の画像データの撮像タイミングにはずれがあるので、これらの複数の画像データは必ずしもHDR静止画データを作成するのに適切であるとは限らない。
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたものであり、HDR静止画データの生成に適した画像データを選択してHDR静止画データを生成することができる撮像装置及び撮像方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の撮像装置は、異なる露出条件での複数回の撮像を繰り返し行って複数の画像データを生成する撮像部と、複数の前記画像データを仮記憶する仮記憶部と、前記仮記憶部に仮記憶された複数の前記画像データの中から、前記異なる露出条件での複数回の撮像で得られた第1の組の画像データに対して第1の合成処理を施して動画データを生成する第1の画像処理部と、複数の前記画像データにおける対象物のずれに基づいて、複数の前記画像データの中から、前記第1の組の画像データとは異なる第2の組の画像データを選択する制御部と、前記選択された前記第2の組の画像データに対して第2の合成処理を施して静止画データを生成することが可能なように、前記第2の組の画像データを記録部に記録する記録処理部とを具備する。
前記の目的を達成するために、本発明の第2の態様の撮像方法は、撮像部により、異なる露出条件での複数回の撮像を繰り返し行って複数の画像データを生成することと、複数の前記画像データを仮記憶部に仮記憶させることと、前記仮記憶部に仮記憶された複数の前記画像データの中から、前記異なる露出条件での複数回の撮像で得られた第1の組の画像データに対して第1の合成処理を施して動画データを生成することと、複数の前記画像データにおける対象物のずれに基づいて、複数の前記画像データの中から、前記第1の組の画像データとは異なる第2の組の画像データを選択することと、前記選択された前記第2の組の画像データに対して第2の合成処理を施して静止画データを生成することが可能なように、前記第2の組の画像データを記録部に記録することとを具備する。
本発明によれば、HDR静止画データの生成に適した画像データを選択してHDR静止画データを生成することができる撮像装置及び撮像方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置の一例の構成を示すブロック図である。図1に示す撮像装置100は、例えばデジタルカメラ、スマートフォン、カメラ機能付き携帯電話機といった撮像機能を有する各種の機器である。図1に示す撮像装置100は、撮像部102と、記憶部104と、画像処理部106と、再生部108と、表示部110と、記録部112と、通信部114と、操作部116と、制御部118とを有している。ここで、撮像装置100の各ブロックは、例えばハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって構成されている。撮像装置100の各ブロックは、単一のハードウェア又はソフトウェアによって構成されていなくてもよく、複数のハードウェア又は複数のソフトウェアによって構成されていてもよい。
撮像部102は、撮像光学系102aと、撮像素子102bと、駆動部102cとを有している。撮像光学系102aは、絞り及びレンズ等を有し、図示しない被写体からの光束を撮像素子102bに入射させる。また、撮像光学系102aは、合焦状態を調節するためのフォーカスレンズを含んでいる。撮像素子102bは、例えばCMOSイメージセンサ又はCCDイメージセンサを含み、対象物を撮像し、対象物に係る画像データ(RAWデータ)を取得する。撮像素子102bは、撮影の対象物までの距離検出が可能なように位相差検出画素を含んでいてもよい。また、本実施形態における撮像素子102bは、撮像光学系102aに光軸と直交する平面内で移動可能に構成されていてもよい。駆動部102cは、制御部118による制御に従って、撮像光学系102aのフォーカスレンズをその光軸方向に駆動したり、撮像素子102bを駆動したりする。
記憶部104は、例えばDRAMであり、撮像部102で取得された画像データを一時的に記憶する。ここで、本実施形態における記憶部104には、仮記憶部104aとしての記憶領域が設けられている。仮記憶部104aは、HDR動画撮像に伴って撮像部102で逐次に取得される画像データをコピーして記憶しておくための記憶領域である。なお、仮記憶部104aは、記憶部104とは別途に設けられてもよい。
画像処理部106は、撮像部102で取得されて記憶部104に記憶された画像データに対して画像処理を施す。画像処理部106は、第1の画像処理部106aと、第2の画像処理部106bと、記録処理部106cとを有している。
第1の画像処理部106aは、記憶部104に記憶された画像データに対して動画データの生成に係る画像処理を施す。ここで、本実施形態における動画データは、通常動画データとHDR動画データとを含む。通常動画データは、撮像部102によって取得された複数の画像データのそれぞれを動画コマとする動画データである。HDR動画データは、撮像部102による異なる露出条件での複数回の撮像で得られた露出条件の異なる組(第1の組)の画像データを合成することで構成される合成画像データのそれぞれを動画コマとするダイナミックレンジの広い動画データである。
第2の画像処理部106bは、記憶部104に記憶された画像データに対して静止画データの生成に係る画像処理を施す。ここで、本実施形態における静止画データは、通常静止画データとHDR静止画データとを含む。通常静止画データは、撮像部102によって取得された1つの画像データから生成される静止画データである。HDR静止画データは、撮像部102による異なる露出条件での複数回の撮像で得られた露出条件の異なる組(第2の組)の画像データを合成することで構成されるダイナミックレンジの広い静止画データである。動画では画像に的確な動きがあれば細部の階調が気にされないことが多く、見たものがそのままスピーディになめらかに再現されていればよいことが多い。一方、静止画ではすみずみまで鑑賞に耐える作品となっていることが要求される。このため、静止画の場合には、動画とは異なり、静止画にふさわしい表現のHDR画像となっていることが望ましい。このような状況を想定すれば、HDR静止画データは、HDR動画データと異なる表現の画像データとなるように画像処理されてもよい。この他、静止画にはプリントの用途もあるので、印刷機の特性に応じて合成されるHDR静止画データの特性を変えるようにするようにしてもよい。
記録処理部106cは、第1の画像処理部106a又は第2の画像処理部106bによって生成された画像データから記録用の画像ファイルを生成するための処理を行う。例えば、記録処理部106cは、動画データをH.264方式等の所定の動画圧縮方式で圧縮し、圧縮した動画データに対して所定のタグ情報を付与して動画ファイルを生成する。また、例えば、記録処理部106cは、静止画データをJPEG方式等の所定の静止画圧縮方式で圧縮し、圧縮した静止画データに対して所定のタグ情報を付与して静止画ファイルを生成する。ここで、記録処理部106cは、静止画ファイルが動画撮影中に生成されたものであるときには、静止画ファイルと動画ファイルとを関連付けるための処理を行う。例えば、記録処理部106cは、静止画ファイルと動画ファイルとを関連付けるための情報(例えば関連しているファイルのファイル名)をタグ情報として記録する。また、記録処理部106cは、HDR動画撮影中に生成されたHDR静止画データを生成するときには、HDR静止画データの合成に用いられた画像データをRAW形式で記録する。このようなRAWデータを記録することにより、既に記録されているHDR静止画データとは異なる画像表現のHDR静止画データを後の編集において生成することができる。
再生部108は、画像処理部106で生成された画像データを再生するための処理を行う。再生部108は、第1の再生処理部108aと、第2の再生処理部108bとを有している。
第1の再生処理部108aは、動画データを表示部110で再生するための処理を行う。例えば、第1の再生処理部108aは、第1の画像処理部106aで生成された動画データを表示部110に入力して表示部110における画像の表示を行わせる。画像データが圧縮されているときには、第1の再生処理部108aは、圧縮されている画像データを伸長することも行う。
第2の再生処理部108bは、静止画データを表示部110で再生するための処理を行う。例えば、第2の再生処理部108bは、第2の画像処理部106bで生成された静止画データを表示部110に入力して表示部110における画像の表示を行わせる。画像データが圧縮されているときには、第2の再生処理部108bは、圧縮されている画像データを伸長することも行う。
表示部110は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイであり、再生部108から入力された画像データに基づく画像等の各種の画像を表示する。
記録部112は、例えばフラッシュROMで構成されている。記録部112には、画像処理部106の記録処理部106cで生成された画像ファイルが記録される。また、記録部112には、撮像装置100の制御のために用いられる各種のプログラムが記録されていてもよい。
通信部114は、撮像装置100と各種の機器との通信を仲介するための処理を行う。通信部114は、例えばテレビに画像を通信したり、プリンタに画像を通信したり、クラウドサーバに画像を通信したりするための処理を行う。
操作部116は、ユーザが撮像装置100の操作をするための操作部材である。操作部116は、例えば、レリーズボタン、動画ボタン、設定ボタン、選択キー、電源ボタン、タッチパネル等が含まれる。レリーズボタンは、静止画撮影の指示をするための操作部材である。動画ボタンは、動画撮影の開始又は終了を指示するための操作部材である。設定ボタンは、撮像装置100の設定画面を表示させるための操作部材である。選択キーは、例えば設定画面上での項目の選択や決定をするための操作部材である。電源ボタンは、撮像装置100の電源をオン又はオフするための操作部材である。タッチパネルは、表示部110の表示画面と一体的に設けられており、ユーザの表示画面上でのタッチ操作を検出する。タッチパネルによって前述したレリーズボタン、動画ボタン、設定ボタン、選択キー、電源ボタンと同等の操作ができるように構成されていてもよい。さらに、操作部116は、前述した以外の他の操作部材を有していてもよい。
制御部118は、CPU及びASIC等の制御回路であり、撮像装置100の動作を統括的に制御する。制御部118と同等の機能は、ソフトウェアによって実現されてもよいし、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって実現されてもよい。また、制御部118の一部の機能は、制御部118と別個に設けられていてもよい。
次に、本実施形態に係る撮像装置の動作について説明する。図2A及び図2Bは、本実施形態に係る撮像装置のメインの処理について示すフローチャートである。図2A及び図2Bの処理は、制御部118が主体となって行われる。
図2A及び図2Bの処理は、電源がオンされたときに開始される。ステップS1において、制御部118は、現在の動作モードが撮影モードであるか否かを判定する。ユーザによる操作部116の操作によって設定された動作モードに従って、制御部118は、現在の動作モードが撮影モードであるか否かを判定する。ステップS1において、撮像装置100の動作モードが撮影モードであると判定されたときに、処理はステップS2に移行する。ステップS1において、撮像装置100の動作モードが撮影モードでないと判定されたときに、処理はステップS23に移行する。
ステップS2において、制御部118は、スルー画表示のために、撮像部102による撮像を行わせて画像データを取得する。ステップS3において、制御部118は、ステップS2で取得された画像データに基づいて再生部108を制御することによってスルー画表示を行う。
ステップS4において、制御部118は、ユーザによる操作部116の操作によって設定指示がされたか否かを判定する。ステップS4において、例えば設定ボタンの操作によって設定指示がされたと判定されたときには、処理はステップS5に移行する。ステップS4において、設定指示がされていないと判定されたときには、処理はステップS6に移行する。
ステップS5において、制御部118は、表示部110に設定画面を表示させるように再生部108を制御する。設定画面の表示後、制御部118は、設定画面上でのユーザの操作に従って各種の設定を変更する。設定画面上での設定の終了後、処理はステップS6に移行する。
ステップS6において、制御部118は、動画撮影の開始が指示されたか否かを判定する。例えば、ユーザによって動画ボタンが操作されたときに、動画撮影の開始が指示されたと判定される。ステップS6において、動画撮影の開始が指示されたと判定されたときに、処理はステップS7に移行する。ステップS6において、動画撮影の開始が指示されていないと判定されたときに、処理はステップS20に移行する。
ステップS7において、制御部118は、HDR記録モードがオンになっているか否かを判定する。HDR記録モードのオン/オフは、例えばステップS5の設定画面におけるユーザの操作によって行われる。ステップS7において、HDR記録モードがオンになっていると判定されたときには、処理はステップS8に移行する。ステップS7において、HDR記録モードがオンになっていないと判定されたときには、処理はステップS15に移行する。ここでは、単純にHDR記録モードのオン/オフとしている。この場合、動画HDRと静止画HDRとを一括して設定できるというメリットがある。一方で、静止画と動画で別々にHDRモードを設定可能でもよい。
ステップS8において、制御部118は、HDR動画撮像を行う。すなわち、制御部118は、HDR動画コマを生成できるように露出条件(例えば露出時間)を適宜に変更しながら撮像部102による撮像を実行する。その後、処理はステップS9に移行する。
図3は、HDR動画撮像の開始後の動作を示すタイミングチャートである。ここで、図3の「撮像レート」は、撮像のタイミング及び各撮像における露出設定を示している。また、図3の「記録レート」は、動画コマ生成のタイミング及び生成される動画コマを示している。また、図3の「RAW」は、後で説明するステップS9において仮記憶部104aに記憶されるRAW形式の画像データを示している。また、図3の「静止画合成パターン」は、後で説明するHDR静止画作成処理において作成されるHDR静止画の合成パターンの例を示した図である。また、図3の「撮影」は、後で説明する静止画記録の指示が行われたタイミングである。
HDR動画撮像では、露出の異なる撮像が繰り返し行われる。例えば、図3では、露出オーバーの撮像(図3の露出オーバー1)と露出アンダーの撮像(図3の露出アンダー1)とを含む第1の組の撮像が繰り返して行われる。ここで、露出オーバーの撮像は、標準の撮像よりも高い露出設定(例えば標準の露出設定に対して+1段の露出設定)で行われる撮像である。露出アンダーの撮像は、標準の撮像よりも低い露出設定(例えば標準の露出設定に対して−1段の露出設定)で行われる撮像である。標準の撮像とは、HDR動画撮像ではない通常の動画撮像時の露出設定で行われる撮像であり、シーン内の主要な対象物(例えば、中央の対象物、人物)の露出を適正値とする露出設定で行われる撮像である。露出は、例えば露出時間を変更することによって変更される。すなわち、露出オーバーの撮像のときには、露出時間は標準の撮像における露出時間よりも長く設定される。また、露出アンダーの撮像のときには、露出時間は標準の撮像における露出時間よりも短く設定される。ここで、シーン内の主要な対象物は、ユーザによって予め設定されるように構成されていてもよい。また、シーン内の主要な対象物は、ユーザの対象物の撮影傾向を学習することで判定できるようにしてもよい。
ステップS9において、制御部118は、撮像部102による撮像によって得られた画像データを記憶部104に記憶させる。また、制御部118は、撮像部102による撮像によって得られた画像データをコピーして記憶部104の仮記憶部104aに記憶させる。
ステップS10において、制御部118は、画像処理部106の第1の画像処理部106aによってHDR動画コマを生成する。図3に示すように、HDR動画コマの生成は、2コマ分の画像データの撮像が完了する毎に行われる。そして、HDR動画コマは、直近の2コマの画像データから生成される。例えば、露出オーバー1の撮像と露出アンダー1の撮像との完了後にはこれらの2枚の画像データを用いてHDR動画コマ1が生成される。HDR動画コマは、例えば露出オーバーの画像データにおける白飛び部分に露出アンダーの画像データを合成することで行われる。なお、HDR動画コマの生成手法は、ここで示した手法に限定されるものではない。ここで、本実施形態においては、HDR動画コマの生成は、記憶部104に記憶されているコピー元の画像データを用いて行われる。すなわち、仮記憶部104aにおいては、コピーされた画像データが残される。このコピーされた画像データは、後で説明するHDR静止画記録に使用される。
ステップS11において、制御部118は、HDR動画撮影の終了が指示されたか否かを判定する。例えば、ユーザによって動画ボタンが再度操作されたときに、動画撮影の終了が指示されたと判定される。ステップS11において、動画撮影の終了が指示されていないと判定されたときに、処理はステップS12に移行する。ステップS11において、動画撮影の終了が指示されたと判定されたときに、処理はステップS14に移行する。
ステップS12において、制御部118は、HDR静止画記録をするか否かを判定する。例えばユーザによって静止画記録の指示がされたときにはHDR静止画記録をすると判定される。静止画記録の指示は、例えばレリーズボタンの押し操作である。ステップS12において、HDR静止画記録をすると判定されたときには、処理はステップS13に移行する。ステップS12において、HDR静止画記録をしないと判定されたときには、処理はステップS8に戻る。この場合、HDR動画撮像が継続される。
ステップS13において、制御部118は、HDR静止画ファイルの作成処理を行う。HDR静止画ファイルの作成処理の後、処理はステップS8に戻る。以下、HDR静止画ファイルの作成処理について説明する。図4は、HDR静止画作成処理について示すフローチャートである。
ステップS101において、制御部118は、仮記憶部104aに記憶されている画像データ(RAWデータ)の中から、静止画記録の指示のタイミングに近い2コマの画像データを選択する。図3の例では、露出オーバー2の撮像の間に静止画記録の指示がなされている。この場合、制御部118は、まず、静止画記録の指示がされたタイミングの撮像で得られた露出オーバー2の画像データとその直前の撮像で得られた露出アンダー1の画像データとを含む第2の組を選択する(図3の合成パターンAの組み合わせ)。
ステップS102において、制御部118は、選択した2枚の画像データを比較し、2枚の画像データが合成可能な画像データであるか否かを判定する。ステップS102において、2枚の画像データが合成可能な画像データであると判定されたときには、処理はステップS103に移行する。ステップS102において、2枚の画像データが合成可能な画像データでないと判定されたときには、処理はステップS108に移行する。
ここで、ステップS102における判定は、選択した2枚の画像データにおける対象物のずれに基づいて行われる。ここでのずれは、対象物の位置のずれと対象物の形状のずれを含む。対象物の形状のずれとは、画像データの主要な対象物(中心の対象物、人物等)の間の輪郭のずれ、人物であれば表情のずれ等を含む。なお、対象物の位置のずれは、例えば2枚の画像データの間の対象物の動きベクトルによって判定される。また、対象物の形状のずれは、画像データの輪郭を抽出して比較する、顔検出技術を利用して顔の表情を特定して比較すること等によって行われる。ここで、比較の対象となる2枚の画像データの露出は異なっているので、ステップS102の判定に際してはこの露出差が考慮されることが望ましい。例えば、両方の露出差がなくなるように一方の画像データに対してゲインをかける露出補正処理を行ってから、ステップS102の判定を行うことが望ましい。
ステップS102においては、対象物の位置のずれと対象物の形状のずれの両方が所定値よりも小さければ合成可能であると判定される。例えば、図5に示す露出オーバーの画像データBと露出アンダーの画像データD1との比較では、露出オーバーの画像データBと露出アンダーの画像データD1との間で対象物である人物の位置のずれはない。しかしながら、露出アンダーの画像データD1において、対象物である人物の表情が黒潰れしてしまっている。この場合、露出オーバーの画像データBと露出アンダーの画像データD1とでは対象物の表情のずれが大きいので、露出オーバーの画像データBと露出アンダーの画像データD1とは合成可能でないと判定される。一方、図5に示す露出オーバーの画像データBと露出アンダーの画像データD2との比較では、露出アンダーの画像データD1において、対象物である人物の表情はアンダーであるものの黒潰れはしていない。この場合、露出オーバーの画像データBと露出アンダーの画像データD1とでは対象物の表情のずれが小さいとして、露出オーバーの画像データBと露出アンダーの画像データD2とは合成可能であると判定される。この場合、後の処理によってHDR静止画データHDRが生成される。
ここで、図4の説明に戻る。ステップS103において、制御部118は、合成可能であると判定された2枚の画像データの間の輝度差が所定値(例えば2.5段)よりも大きいか否かを判定する。この判定のための所定値については適宜に設定できる。ステップS103において、合成可能であると判定された2枚の画像データの間の輝度差が所定値よりも大きいと判定されたときには、処理はステップS104に移行する。ステップS103において、合成可能であると判定された2枚の画像データの間の輝度差が所定値以内であると判定されたときには、処理はステップS107に移行する。
ステップS104においては、制御部118は、次のHDR動画撮像のタイミングまで待機し、次のHDR動画撮像のタイミングとなったときに直近の2コマと露出設定を異ならせて撮像部102による撮像を行う。図3の例では、制御部118は、露出オーバー2の後の撮像のタイミングでは、直近2コマの撮像における露出設定である露出アンダー及び露出オーバーの両方と異なる標準の露出設定での撮像を行う(図3の標準2)。さらにその後の撮像のタイミングでは、制御部118は、直近2コマの撮像における露出設定である露出オーバー及び標準の両方と異なる露出アンダーの露出設定での撮像を行う(図3の露出アンダー2)。撮像の後、制御部118は、撮像部102による撮像によって得られた画像データを記憶部104に記憶させる。また、制御部118は、撮像部102による撮像によって得られた画像データをコピーして記憶部104の仮記憶部104aに記憶させる。さらに、制御部118は、画像処理部106の第1の画像処理部106aによってHDR動画コマを生成する。前述したように、HDR動画コマは、直近の2コマの画像データから生成される。ただし、図3の例では、標準の撮像で得られた画像データについてはそのままHDR動画コマとしている。これは、露出オーバーの画像データと露出アンダーの画像データとで生成されるHDR動画コマとの画質の差を少なくするためである。しかしながら、露出オーバー2の撮像で得られた画像データと標準2の撮像で得られた画像データとでHDR動画コマを生成してもよい。一方、図3の露出アンダー2の撮像で得られた画像データとその後の露出オーバー3の撮像で得られた画像データについてはそのままHDR動画コマの生成に用いてよい。HDR動画コマの生成後、処理はステップS105に移行する。
ステップS105において、制御部118は、露出の異なる直近の3枚(ステップS102で合成可能であると判定された2枚とステップS104で得られた1枚。図3の例では合成パターンCの組み合わせ)の画像データが合成可能な画像データであるか否かを判定する。ステップS105における判定は、ステップS102における判定と同様に行われる。ステップS105において、3枚の画像データが合成可能な画像データであると判定されたときには、処理はステップS106に移行する。ステップS105において、3枚の画像データが合成可能な画像データでないと判定されたときには、処理はステップS107に移行する。
ステップS106において、制御部118は、ステップS105で合成可能であると判定された3枚(露出オーバー、標準、露出アンダー)の画像データを用いて画像処理部106の第2の画像処理部106bによってHDR静止画データを生成する。そして、制御部118は、生成したHDR静止画データを記憶部104に記憶させる。その後、図4の処理は終了する。
ステップS107において、制御部118は、ステップS102で合成可能であると判定された2枚の画像データを用いて画像処理部106の第2の画像処理部106bによってHDR静止画データを生成する。そして、制御部118は、生成したHDR静止画データを記憶部104に記憶させる。その後、図4の処理は終了する。
ステップS108において、制御部118は、静止画記録の指示から所定時間が経過したか否かを判定する。この所定時間は、例えば3コマ分の撮像期間である。ステップS108において、静止画記録の指示から所定時間が経過したと判定されたときには、処理はステップS109に移行する。ステップS108において、静止画記録の指示から所定時間が経過していないと判定されたときには、処理はステップS110に移行する。
ステップS109において、制御部118は、静止画記録の指示から所定時間が経過しているので、それまでのステップS101の処理において選択した画像データの中から合成に使用できる部分を集めて画像処理部106の第2の画像処理部106bによってHDR静止画データを生成する。そして、制御部118は、生成したHDR静止画データを記憶部104に記憶させる。その後、図4の処理は終了する。例えば、図5に示す露出オーバーの画像データBと露出アンダーの画像データD1とでは、対象物である人物の表情は合成に使用できないものの、それ以外の部分については合成に使用できる。このような場合には、人物の顔以外をHDR静止画データの作成に用いる。同様にして他の画像データからも合成できる部分を集めて最終的に1枚の画像データを生成する。
ステップS110においては、制御部118は、次のHDR動画撮像のタイミングまで待機し、次のHDR動画撮像のタイミングとなったときに直近の2コマと露出設定を異ならせて撮像部102による撮像を行う。その後、処理はステップS101に戻る。
なお、2回目以後のステップS101の処理においては、制御部118は、静止画記録の指示がされたタイミングに近いタイミングの撮像で得られた2枚の画像データを選択する。例えば、2回目のステップS101の処理においては、制御部118は、露出オーバー2の撮像で得られた画像データと標準2の撮像で得られた画像データとを選択する(図3の合成パターンBの組み合わせ)。さらに、図3では示していないが、3回目のステップS101の処理においては、制御部118は、露出オーバー2の撮像で得られた画像データと露出アンダー2の撮像で得られた画像データとを選択する。なお、本実施形態では、静止画記録の指示がされたタイミングの撮像で得られた露出オーバー2の画像データを基準にしてもう1枚の画像データを選択するように説明しているが、静止画記録の指示がされたタイミングの直前の撮像で得られた露出アンダー1の画像データを基準にしてもう1枚の画像データを選択する等の変更がなされてもよい。
ここで、図2A及び図2Bの説明に戻る。ステップS11においてHDR動画撮影を終了すると判定されたときのステップS14において、制御部118は、画像処理部106の記録処理部106cによってHDR動画ファイルを生成する。その後、処理はステップS1に戻る。
図6は、HDR動画ファイルの構造を示す図である。図6に示すように、HDR動画ファイル200は、HDR動画データ201と、HDR静止画データ202と、RAWデータ203と、タグ情報204とを有する。なお、図6では示していないが、HDR動画ファイル200には、撮像装置100に搭載されたマイクを介して取得された音声データも併せて記録されてもよい。
HDR動画データ201は、動画圧縮されたHDR動画コマF1、F2…からなるデータである。
HDR静止画データ202は、静止画圧縮されたHDR静止画データA1からなるデータである。なお、HDR動画ファイル200には、複数のHDR静止画データ202が記録されることもある。
RAWデータ203は、HDR静止画データ202の生成用いられた画像データをRAW形式で記録したデータである。RAWデータ203を記録しておくことにより、後の編集作業においてHDR静止画データを生成することもできる。
タグ情報204は、HDR動画ファイル200のファイル名等のファイル情報を有している。また、タグ情報204は、それぞれのHDR動画コマに関連付けされるHDR静止画データを特定するための情報(例えば、HDR静止画データやRAWデータの記録されているアドレス)を含む関連情報を有している。
なお、図6では、HDR静止画データは、HDR動画ファイルに記録されている。これに対し、HDR静止画データは、HDR動画ファイルとは別のファイルとして記録されてもよい。同様に、RAWデータもHDR動画ファイルとは別のファイルとして記録されてもよい。
ここで、図2A及び図2Bの説明に戻る。ステップS7においてHDR記録モードがオンになっていないと判定されたときのステップS15において、制御部118は、通常動画撮像を行う。すなわち、制御部118は、露出条件を標準の露出設定として撮像部102による撮像を実行する。そして、制御部118は、撮像毎に動画コマを生成するように画像処理部106に指示する。この指示を受けて、画像処理部106の第1の画像処理部106aは、通常動画撮影に伴って記憶部104に記憶されている画像データから通常動画コマを生成する。その後、処理はステップS16に移行する。
ステップS16において、制御部118は、動画撮影の終了が指示されたか否かを判定する。例えば、ユーザによって動画ボタンが再度操作されたときに、動画撮影の終了が指示されたと判定される。ステップS16において、動画撮影の終了が指示されていないと判定されたときに、処理はステップS17に移行する。ステップS16において、動画撮影の終了が指示されたと判定されたときに、処理はステップS19に移行する。
ステップS17において、制御部118は、通常静止画記録をするか否かを判定する。通常静止画記録をするか否かは、HDR静止画記録と同様にして判定されてよい。ステップS17において、通常静止画記録をすると判定されたときには、処理はステップS18に移行する。ステップS17において、通常静止画記録をしないと判定されたときには、処理はステップS15に戻る。
ステップS18において、制御部118は、通常動画撮影に伴って記憶部104に記憶された画像データを用いて画像処理部106の第2の画像処理部106bにより通常静止画データを生成する。その後、制御部118は、通常静止画データを記憶部104に記憶させる。その後、処理はステップS15に戻る。
ステップS19において、制御部118は、画像処理部106の記録処理部106cによって通常動画ファイルを生成する。その後、処理はステップS1に戻る。通常動画ファイルは、記録される動画データが通常動画データである点が図6で示したHDR動画ファイルと異なる。
ステップS6において動画撮影の開始が指示されていないと判定されたときのステップS20において、制御部118は、静止画撮影の開始が指示されたか否かを判定する。例えば、ユーザによってレリーズボタンが操作されたときに、静止画撮影の開始が指示されたと判定される。ステップS20において、静止画撮影の開始が指示されたと判定されたときに、処理はステップS21に移行する。ステップS20において、静止画撮影の開始が指示されていないと判定されたときに、処理はステップS1に戻る。
ステップS21において、制御部118は、通常静止画撮像を行う。すなわち、制御部118は、ステップS5で設定された露出条件に従って撮像部102による1回の撮像を実行する。その後、処理はステップS22に移行する。
ステップS22において、制御部118は、画像処理部106の第2の画像処理部106bによって通常静止画データを生成する。通常静止画データの生成後、制御部118は、画像処理部106の記録処理部106cによって通常静止画ファイルを生成し、生成した記録部112に記録する。その後、処理はステップS1に戻る。
ステップS1において動作モードが撮影モードでないと判定されたときのステップS23において、制御部118は、撮影モード以外のその他の処理を行う。その他の処理の後、処理はステップS1に戻る。
図7A及び図7Bは、その他の処理について示すフローチャートである。ステップS201において、制御部118は、現在の動作モードが再生モードであるか否かを判定する。ステップS201において、撮像装置100の動作モードが再生モードでないと判定されたときに、処理はステップS216に移行する。ステップS201において、撮像装置100の動作モードが再生モードであると判定されたときに、処理はステップS202に移行する。
ステップS202において、制御部118は、記録部112に記録されている画像ファイルの一覧を表示させるように再生部108を制御する。これにより、例えば記録部112に記録されている画像ファイルの一覧を示すサムネイル画像が表示部110に表示される。その後、処理はステップS203に移行する。
ステップS203において、制御部118は、一覧表示の中からユーザによって動画ファイルが選択されたか否かを判定する。ステップS203において、ユーザによって動画ファイルが選択されたと判定されたときには、処理はステップS204に移行する。ステップS203において、ユーザによって動画ファイルが選択されていないと判定されたときには、処理はステップS208に移行する。
ステップS204において、制御部118は、選択された動画ファイルに対応した動画コマを表示部110に表示するように再生部108に指示する。これを受けて、再生部108の第1の再生処理部108aは、動画コマを表示部110に表示させる。
ステップS205において、制御部118は、静止画を再生するタイミングであるか否かを判定する。例えば、再生中の動画コマに関連付けされている静止画データがあるときには、静止画を再生するタイミングであると判定される。ステップS205において、静止画を再生するタイミングであると判定されたときには、処理はステップS206に移行する。ステップS205において、静止画を再生するタイミングでないと判定されたときには、処理はステップS207に移行する。
ステップS206において、制御部118は、再生中の動画コマに関連付けられた静止画(HDR静止画を含む)を表示部110に表示させるように再生部108に指示する。これを受けて、再生部108の第2の再生処理部108bは、静止画を表示部110に表示させる。これにより、表示部110において静止画の再生が行われる。
ステップS207において、制御部118は、動画再生を終了するか否かを判定する。ステップS207においては、最終の動画コマの再生が終了したか又はユーザによる操作部116の操作によって動画再生の終了が指示されたときに、動画再生を終了すると判定される。ステップS207において、動画再生を終了しないと判定されたときには、処理はステップS204に戻る。この場合には、動画再生は継続される。ステップS207において、動画再生を終了すると判定されたときには、処理はステップS215に移行する。
ステップS203においてユーザによって動画ファイルが選択されていないと判定されたときのステップS208において、制御部118は、ユーザの操作部116の操作によってスライドショーの再生指示がされたか否かを判定する。ステップS208において、スライドショーの再生指示がされたと判定されたときには、処理はステップS209に移行する。ステップS208において、スライドショーの再生指示がされていないと判定されたときには、処理はステップS212に移行する。
ステップS209において、制御部118は、記録部112に記録されている静止画ファイルの再生を順次に開始するように再生部108に指示する。これを受けて、再生部108の第2の再生処理部108bは、静止画を表示部110に表示させる。これにより、表示部110において静止画の再生が行われる。
ステップS210において、制御部118は、静止画再生を終了するか否かを判定する。ステップS210においては、ユーザによる操作部116の操作によってスライドショーの再生の終了が指示されたときに、静止画再生を終了すると判定される。ステップS210において、静止画再生を終了しないと判定されたときには、処理はステップS211に移行する。ステップS210において、静止画再生を終了すると判定されたときには、処理はステップS215に移行する。ステップS210において、制御部118は、静止画再生を終了するか否かを判定する。ステップS211において、制御部118は、次の静止画があるか否かを判定する。ステップS211において、次の静止画があると判定されたときには、処理はステップS209に戻る。この場合には、次の静止画ファイルの再生が行われる。ステップS211において、次の静止画がないと判定されたときには、処理はステップS215に移行する。
ステップS208においてユーザによってスライドショーを再生指示がされていないと判定されたときのステップS212において、制御部118は、一覧表示の中からユーザによって静止画ファイルが選択されたか否かを判定する。ステップS212において、ユーザによって静止画ファイルが選択されたと判定されたときには、処理はステップS213に移行する。ステップS212において、ユーザによって静止画ファイルが選択されていないと判定されたときには、処理はステップS215に移行する。
ステップS213において、制御部118は、記録部112に記録されている静止画ファイルの再生を開始するように再生部108に指示する。これを受けて、再生部108の第2の再生処理部108bは、静止画を表示部110に表示させる。これにより、表示部110において静止画の再生が行われる。
ステップS214において、制御部118は、静止画再生の終了が指示されたか否かを判定する。ステップS214において、静止画再生の終了が指示されていないと判定されたときに、処理はステップS213に戻る。ステップS214において、静止画再生の終了が指示されたと判定されたときに、処理はステップS215に移行する。
ステップS215において、制御部118は、再生モードの処理を終了するか否かを判定する。ステップS215において、再生モードの処理を終了しないと判定されたときには処理はステップS202に戻る。ステップS215において、再生モードの処理を終了すると判定されたときには処理は図7A及び図7Bの処理は終了する。この場合、処理は図2AのステップS1に戻る。
ステップS216において、制御部118は、現在の動作モードが通信モードであるか否かを判定する。ステップS216において、撮像装置100の動作モードが通信モードであると判定されたときに、処理はステップS217に移行する。ステップS216において、撮像装置100の動作モードが通信モードでないと判定されたときに、図7A及び図7Bの処理は終了する。この場合、処理は図2AのステップS1に戻る。
ステップS217において、制御部118は、通信モードの処理を行う。通信モードの処理において、制御部118は、通信部114を制御して、例えば記録部112に記録されている画像ファイルを外部機器に送信したり、外部機器に記録されている画像ファイルを受信したりといった処理を行う。通信モードの処理の後、図7A及び図7Bの処理は終了する。この場合、処理は図2AのステップS1に戻る。
以上説明したように本実施形態では、HDR動画撮影中に得られた画像データからHDR静止画を記録するに当たり、静止画記録の指示がされたタイミングや画像データの間のずれを考慮してHDR合成に適した画像データを選択するようにしている。これにより、HDR静止画の画質を向上することができる。
また、本実施形態では、最初に2枚の画像データからHDR静止画合成を行うことができるか否かを判定している。そして、HDR静止画合成ができる画像であって、画像データの間の輝度差が大きい場合には、選択した2枚の画像データとは異なる露出での追加の撮像を行うようにしている。異なる露出での追加の撮像を行うことでHDR静止画の画質を向上させることはできる。しかしながら、追加の撮像により、HDR動画の画質に若干の影響がある。本実施形態では、必要なときのみ追加の撮像を行うことでHDR動画の画質も維持することができる。なお、本実施形態では、輝度差が大きいときには追加の撮像が行われるものとしているが、この追加の撮像は行われないように構成されていてもよい。
また、本実施形態では、異なる露出での2回の撮像によって得られた画像データからHDR動画データを生成している。撮像レートが許すのであれば、撮像の回数は3回以上であってもよい。この場合、HDR静止画データも初めから3枚以上の画像データから生成されてもよい。この場合、高撮像レートで撮像された動画の再生中においてユーザによって一時停止操作がされたときには、その停止されたフレームの画像データとその前後のフレームデータとを合わせたHDR静止画を表示させるようにしてもよい。このようにして一時停止中に表示される画像をHDR静止画とすることにより、単純に1フレームの画像を表示させるよりもユーザにとって効果的な一時停止をすることができる。
また、本実施形態の技術において、HDR動画撮影はHDRスルー画表示に置き替えることもできる。この場合、本実施形態の技術は、例えば内視鏡装置、顕微鏡装置、監視装置といった撮像装置に対しても適用され得る。
また、前述の各動作フローチャートの説明において、便宜上「まず」、「次に」等を用いて動作を説明しているが、この順で動作を実施することが必須であることを意味するものではない。
また、上述した実施形態による各処理は、コンピュータである制御部118に実行させることができるプログラムとして記憶させておくこともできる。この他、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の外部記憶装置の記録媒体に格納して配布することができる。そして、制御部118は、この外部記憶装置の記録媒体に記憶されたプログラムを読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行することができる。
100 撮像装置、102 撮像部、102a 撮像光学系、102b 撮像素子、102c 駆動部、104 記憶部、104a 仮記憶部、106 画像処理部、106a 第1の画像処理部、106b 第2の画像処理部、106c 記録処理部、108 再生部、108a 第1の再生処理部、108b 第2の再生処理部、110 表示部、112 記録部、114 通信部、116 操作部、118 制御部。
Claims (8)
- 異なる露出条件での複数回の撮像を繰り返し行って複数の画像データを生成する撮像部と、
複数の前記画像データを仮記憶する仮記憶部と、
前記仮記憶部に仮記憶された複数の前記画像データの中から、前記異なる露出条件での複数回の撮像で得られた第1の組の画像データに対して第1の合成処理を施して動画データを生成する第1の画像処理部と、
複数の前記画像データにおける対象物のずれに基づいて、複数の前記画像データの中から、前記第1の組の画像データとは異なる第2の組の画像データを選択する制御部と、
前記選択された前記第2の組の画像データに対して第2の合成処理を施して静止画データを生成することが可能なように、前記第2の組の画像データを記録部に記録する記録処理部と、
を具備する撮像装置。 - 静止画記録の指示をするための操作部をさらに具備し、
前記仮記憶部は、前記静止画記録の指示がなされたタイミングの前後の所定時間までの撮像で得られた複数の前記画像データを仮記憶する請求項1に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、前記対象物の位置のずれの小さい複数の画像データを前記第2の組の画像データとして選択する請求項1に記載の撮像装置。
- 前記制御部は、前記対象物の形状のずれの小さい複数の画像データを前記第2の組の画像データとして選択する請求項1に記載の撮像装置。
- 前記選択された前記第2の組の画像データに対して第2の合成処理を施して静止画データを生成する第2の画像処理部をさらに具備する請求項1に記載の撮像装置。
- 前記第2の画像処理部は、前記制御部によって前記第2の組の画像データが選択されなかったときには、複数の前記画像データの間のずれの小さい画像データ部分を抽出し、抽出した画像データ部分を合成して前記静止画データを生成する請求項5に記載の撮像装置。
- 記録処理部は、可逆圧縮データ又は非圧縮データで前記第2の組の画像データを記録する請求項1に記載の撮像装置。
- 撮像部により、異なる露出条件での複数回の撮像を繰り返し行って複数の画像データを生成することと、
複数の前記画像データを仮記憶部に仮記憶させることと、
前記仮記憶部に仮記憶された複数の前記画像データの中から、前記異なる露出条件での複数回の撮像で得られた第1の組の画像データに対して第1の合成処理を施して動画データを生成することと、
複数の前記画像データにおける対象物のずれに基づいて、複数の前記画像データの中から、前記第1の組の画像データとは異なる第2の組の画像データを選択することと、
前記選択された前記第2の組の画像データに対して第2の合成処理を施して静止画データを生成することが可能なように、前記第2の組の画像データを記録部に記録することと、
を具備する撮像方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017040668A JP2018148353A (ja) | 2017-03-03 | 2017-03-03 | 撮像装置及び撮像方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2017040668A JP2018148353A (ja) | 2017-03-03 | 2017-03-03 | 撮像装置及び撮像方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018148353A true JP2018148353A (ja) | 2018-09-20 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017040668A Pending JP2018148353A (ja) | 2017-03-03 | 2017-03-03 | 撮像装置及び撮像方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP2018148353A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023010980A (ja) * | 2019-02-28 | 2023-01-20 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及びその制御方法及びプログラム |
| US12439169B2 (en) | 2021-03-08 | 2025-10-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image capturing method for acquiring image frame using two or more exposure values, and electronic device therefor |
-
2017
- 2017-03-03 JP JP2017040668A patent/JP2018148353A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP7399247B2 (ja) | 2019-02-28 | 2023-12-15 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及びその制御方法及びプログラム |
| US12439169B2 (en) | 2021-03-08 | 2025-10-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image capturing method for acquiring image frame using two or more exposure values, and electronic device therefor |
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