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JP2018144385A - 液体吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

液体吐出ヘッドの製造方法 Download PDF

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JP2018144385A JP2017042922A JP2017042922A JP2018144385A JP 2018144385 A JP2018144385 A JP 2018144385A JP 2017042922 A JP2017042922 A JP 2017042922A JP 2017042922 A JP2017042922 A JP 2017042922A JP 2018144385 A JP2018144385 A JP 2018144385A
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Abstract

【課題】撥水処理をしたノズルプレート表面にはエッチングマスクの材料層を均一に形成することが困難であり、エッチングマスクの膜厚バラつきにより、吐出口形状に異常が発生する場合があった。【解決手段】液滴を吐出させる吐出口を備えたノズルプレートを有する液体吐出ヘッドの製造方法において、該吐出口を形成するためのノズルプレート材の表面に、光触媒を含む撥水性層を形成する工程と、該撥水層に第一の光を照射して親水層に変化させる工程と、該親水層上に吐出用のエッチングマスクを形成する工程と、該エッチングマスクをマスクにエッチングにより吐出口を形成する工程と、該エッチングマスクを除去する工程と、該親水層に第二の光を照射して撥水層に戻す工程を有することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、液体吐出ヘッドの製造方法に関する。
撥水処理をした液体吐出ヘッドの従来技術は、特許文献1に開示されている。これによれば、孔部を形成した基材(ノズルプレート)の表面及び孔部内壁面にフッ素基を含まない有機膜を形成後、表面に保護部材を形成する。このとき、有機膜にはフッ素が含まれていないため、有機膜と保護部材が隙間なく密着している。その後、孔部内壁部の有機膜を除去し、さらに保護部材を除去した後、基材表面の有機膜をフッ化処理する。その結果、孔部内壁部の有機膜を除去する際、基材表面の有機膜にはダメージが発生することなく、基材表面のみを撥水処理することができる。
特許5426200号
特許文献1に記載される方法では、孔部(吐出口)内の有機膜の除去工程や、有機膜のフッ素化処理などの煩雑な工程が必要である。そこで、工程を簡略化するためにノズルプレート表面を撥水処理した後に吐出口を形成する方法が考えられる。
しかしながら、撥水処理をしたノズルプレート表面には吐出口を形成するためのエッチングマスク層を均一に形成することが困難であり、エッチングマスク層の膜厚バラつきにより、吐出口形状に異常が発生する場合があった。
本発明は、液体吐出ヘッドにおいて、撥水処理をしたノズルプレート表面に形成するエッチングマスク層の膜厚バラつきを抑制し、吐出口形状の異常を低減する製造方法を提供することを目的とする。
本発明の液体吐出ヘッドの製造方法においては、下記の手段を用いる。すなわち、液滴を吐出させる吐出口を有するノズルプレートを備えた液体吐出ヘッドの製造方法において、前記吐出口を形成するためのノズルプレート材の表面に、光触媒を含有する撥水層を形成する工程と、前記撥水層に第一の光を照射して親水層に変化させる工程と、前記親水層上に吐出口用のエッチングマスクを形成する工程と、前記エッチングマスクをマスクに、エッチングにより吐出口を形成する工程と、前記エッチングマスクを除去する工程と、前記親水層に第二の光を照射することにより撥水層に戻す工程とを含むことを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
以上の製造方法よれば、撥水層に光触媒を含むことで、光照射によって表面状態を簡便に変化させることができる。その結果、エッチングマスク層形成時に親水化して膜厚ばらつきを抑え、エッチングマスク層除去後に撥水性に戻すことができ、工程が簡略化される。
本発明により製造される液体吐出ヘッドの模式的斜視図である。 本発明により製造される液体吐出ヘッドの模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係る液体吐出ヘッドの製造工程の模式的断面図である。 本発明の他の実施形態に係る液体吐出ヘッドの製造工程の模式的断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の詳細について実施形態を説明しつつ詳細に説明する。但し、以下の実施形態は、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明をこの技術分野における通常の知識を有する者に十分に説明するために提供されるものである。
図1は、本発明により製造される液体吐出ヘッドの模式的斜視図である。図2は、図1のX−X’部を断面方向から見た液体吐出ヘッドの構成を示した模式的断面図である。図3は、図1のX−X’部を断面方向から見た液体吐出ヘッドの製造方法の一実施形態を工程順に示した模式図である。図4は、液体吐出ヘッドの製造方法の他の実施形態を工程順に示した模式図である。
以下、図1、図2を用いて、本発明が適用される液体吐出ヘッドの構成を説明する。
まず、図1、図2に示すように、液体吐出ヘッドは、液体を吐出するためのエネルギーを発生する液体吐出エネルギー発生素子2を有する液体吐出ヘッド用基板1(単に基板ともいう)の上に、吐出口7を有するノズルプレート4を備える。また、液体吐出エネルギー発生素子の形成された基板面に面して、吐出口7と連通する液体発泡室8を備え、さらに、液体発泡室8に液体を供給する液体供給口9を備える。液体供給口9は基板1を貫通しており、ノズルプレート4の形成される面と反対の面から液体を供給する。図2に示すように、ノズルプレート4の外表面には、撥水層5が設けられており、吐出口周辺部の液体に対する濡れ性を低くすることで、液滴の大きさ、吐出方向、吐出速度などを安定させ、高品位な印字を行うことができる。なお、本発明において、吐出口を形成する前のノズルプレートを「ノズルプレート材」と呼び、同じ符号で説明する。
本発明に係る液体吐出ヘッドの撥水層5は光触媒を含有している。光触媒は酸化チタンを含むことが好ましい。また光触媒にはさらに金属元素を含むことができる。金属元素としては、好ましくはクロム及びバナジウムの少なくとも一方を用いることができる。これらの金属元素を添加することで、撥水/親水状態のスイッチングに掛かる時間を短くすることができる。金属元素の添加量は、所定の撥水性/親水性を示す限りは特に制限はないが、10質量%以下であることが親水性を発現させる点で好ましい。
撥水層5は要求に応じて、撥水/親水状態を照射光の波長でスイッチングすることができる。撥水層5は純水接触角90°以上の撥水性があるが、第一の光を照射することで、該接触角が60°以下の親水層5aになる。このため、吐出口用のエッチングマスクを形成する際に、エッチングマスクの材料が弾かれずに形成できる。つまり、膜厚バラつきを抑制できるため、吐出口形状異常を低減できる。さらに、エッチングマスク除去後は第二の光により親水層5aは純水接触角90°以上の撥水層5に戻るため、上記の通り高品位な印字を行うことができる。
続いて、図3を用いて、本発明の製造方法の第一の実施形態を工程順に説明する。
まず、図3(a)に示すように複数の液体吐出エネルギー発生素子2が形成された基板1を用意する。基板1には、駆動回路や駆動回路と液体吐出エネルギー発生素子をつなぐ配線を作りこみやすいシリコン単結晶基板であることが好ましい。液体吐出エネルギー発生素子2は、抵抗体に電気を通して発熱させるヒータータイプが適用可能であり、その他、電気を発泡エネルギーに変換可能な素子であれば適用可能である。また、液体吐出エネルギー発生素子2の吐出液体による腐食を抑制し、かつ電気的絶縁性を向上させるために、基板1にSiO、SiN、タンタル等の保護膜(不図示)を設けることができる。この際、基板1の表面全体に亘って保護層を形成してもよい。図2等において基板1に液体吐出エネルギー発生素子2が埋め込まれているように表示されているのは、このような保護層を含めて基板1と称しているためである。
次に、図3(b)にて、基板1の液体吐出エネルギー発生素子2形成面側に液体発泡室となる領域に後に除去可能な型材3を形成する。型材材料は、周辺の材質との兼ね合いで選択され、有機樹脂材料や金属材料より選択される。有機樹脂材料であれば、耐熱性を考慮してポリイミドを好適に用いることができ、金属材料であれば、除去性を考慮し、アルミニウムあるいはアルミニウム合金を好適に用いることができる。型材3の形成方法は、有機樹脂材料であれば、スピンコートなどの一般的な塗布技術を用いて成膜可能である。型材自体に感光性があれば、露光現像でパターニング可能である。型材材料が金属材料の場合、スパッタリング等の物理的気相蒸着法(PVD: Physical Vapor Deposition)で成膜が可能である。金属材料のパターニングには、フォトレジストでマスクを形成し、選択した金属材料に対応したガスを用いたリアクティブイオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)等でパターニング可能である。金属材料がたとえばアルミニウムである場合、エッチングガスには塩素が適応可能である。
続いて、図3(c)に示すように、基板1および型材3を覆うように、ノズルプレート材4を形成する。ノズルプレート材には有機材料と無機材料のいずれも適用できるが、本発明に係る撥水層の形成性、密着性を考慮して、無機材料が好ましい。無機材料には、シリコンと酸素、窒素あるいは炭素のいずれか一つ以上とよりなる化合物が適応可能である。無機材料の成膜方法はPECVD(Plasma Enhanced CVD)が好適に用いられる。
次に、図3(d)に示すように、ノズルプレート材4を覆うように、クロムなどの金属元素を含む酸化チタンをスパッタ法により成膜して、撥水層5が形成される。スパッタ法により金属元素を添加した酸化チタンを成膜するには、金属元素を含む酸化チタンターゲットを使用する方法、酸化チタンターゲットと金属ターゲットを用いて共スパッタする方法などが挙げられる。なお、撥水層5の純水接触角はこのとき90°以上である。接触角は100°以上であることが好ましい。
次に、図3(e)に示すように、第一の光10を撥水層5に全面照射する。第一の光としては、ピーク波長が450nm以下の光(例えば、ピーク波長が400nm以下の紫外線)が好ましい。これにより、撥水層5は純水接触角が低下して親水層5aになる。親水層5aの純水接触角は60°以下であれば、エッチングマスクとなるレジスト材を弾くことなく成膜することができ、膜厚バラつきを抑制できる。親水層5aの純水接触角は30°以下であることがより好ましい。
次に、図3(f)に示すように、親水層上に吐出口を形成するためのエッチングマスクとなる材料層(レジスト材6)を形成する。形成方法はスピンコートなどの塗布法などより選択される。レジスト材6は、液状で塗布可能なものであることが好ましい。また、さらに好ましくは、レジスト材6は感光性があるものが好ましい。本発明では、エッチングマスクとなるレジスト材の層をエッチングマスク層ということがある。
次に、図3(g)に示すように、レジスト材6をパターニングしてエッチングマスク6Mとする。感光性のレジスト材ではフォトリソグラフィによりパターニングができる。これにより、吐出口を形成する親水層5aの上部のみエッチングマスクがない状態になる。
次に、図3(h)に示すように、吐出口7を形成する。形成方法は、エッチングマスク6Mをマスクとして用い、例えば、フッ素を主体としたRIEで親水層5a、ノズルプレート材4を連続してエッチングする。エッチングはそれぞれの材料に適した条件で行えばよい。これにより、液滴を吐出させる吐出口を有するノズルプレートが形成される。
次に、図3(i)に示すように、型材3を除去することで液体発泡室8を形成する。型材3を除去する方法は、等方性エッチングが適用可能である。型材材料が有機樹脂材料であれば、酸素を主体としたケミカルドライエッチング(CDE: Chemical Dry Etching)で除去可能である。この時、前記エッチングマスク6Mの一部も同時に除去される。型材材料が金属材料であれば、選択した金属材料を溶解可能な薬液を用いたウェットエッチングで除去可能である。金属材料がたとえばアルミニウムの場合、硝酸とリン酸の混合液を主成分としたエッチング液が好適に用いられる。
次に、図3(j)に示すように、エッチングマスク6Mを除去する。エッチングマスク6Mの除去は、使用する材料に適した薬液(剥離液)を用いて行うことができる。
次に、図3(k)に示すように、第二の光11として第一の光よりもピーク波長が長波長の光(例えば可視光)を親水層5aに全面照射する。これにより、親水層5aは純水接触角が90°以上の撥水層5に戻る。第二の光11のピーク波長は例えば550nm以上780nm以下の範囲であることが好ましい。
以上の製造方法によれば、第一の光を照射された撥水層は親水層に変化するため、エッチングマスク層を均一に形成しやすくなり、エッチングマスク層の膜厚バラつきによる吐出口形状の異常を低減できる。また、親水層から撥水層に戻す際にも第二の光を照射するだけであるため、簡便に実施できる。
さらに、図4(a)〜(k)は本発明の製造方法の別の実施形態(第二の実施形態)を示す。図4(a)〜(d)、(h)〜(k)は図3(a)〜(d)、(h)〜(k)と同じ工程である。そこで、図4(e’)、(g’)を用いて、本実施形態の特徴を説明する。
図4(e’)に示すように、フォトマスク12を用い第一の光を撥水層5の吐出口以外の箇所に照射する。これにより、吐出口形成予定部の直上は撥水層5のままであり、その他は親水層5aになる。
次に、図4(g’)に示すように、吐出口を形成するためのレジスト材6を全面に塗布する。塗布方法はスピンコートなどの液状物質を塗布する方法より選択される。撥水層5はレジスト材を弾くため、吐出口形成予定部直上にはレジスト材が成膜されず、エッチングマスク6Mとしてパターン化された状態になる。以上の第二の実施形態による製造方法によれば、第一の実施形態の効果に加え、エッチングマスクのパターニング工程が不要となり、さらに工程が簡略化される。また、レジスト材の選択肢も広くなる。
以下、実施例により本発明を用いた液体吐出ヘッドの製造方法を、更に詳しく説明する。
実施例1
図3(a)〜(k)を用いて、本実施例の製造方法を説明する。
まず、図3(a)に示すように基板厚さ725μmでインゴットの引き出し方位が<100>のシリコン単結晶基板の片面に液体吐出エネルギー発生素子2およびそれを駆動するための配線(不図示)が形成された液体吐出ヘッド用基板1を用意した。
次に、図3(b)にて、各液体吐出エネルギー発生素子2に対応して液体発泡室となる領域に後に除去可能な型材3を形成した。型材材料は、アルミニウムを用いた。アルミニウムは物理的気相蒸着法(PVD: Physical Vapor Deposition)で成膜した。膜厚は5μmであった。アルミニウムのパターニングは、フォトリソグラフィ法により行った。まず、ポジ型レジスト(商品名:OFPR 東京応化工業社製)をスピンコートにて塗布し、続いて、露光量1J/cmで露光し、現像液(商品名:NMD−3 東京応化工業社製)にて3分間現像を行い、型材用エッチングマスクを形成した。次に型材用エッチングマスクを用いて、エッチングガスに塩素を用いたRIEにて型材3を形成した。
続いて、図3(c)に示すように、基板1および型材3を覆うように、SiNをPECVDにより形成し、ノズルプレート材4を形成した。
次に、図3(d)に示すように、ノズルプレート材4の上面に、撥水層5を形成した。膜厚は0.5μmであった。このときスパッタターゲットにクロムを1質量%添加した酸化チタンを使用したスパッタ法で、クロムを添加した酸化チタン層が撥水層5として形成された。なお、撥水層5の純水接触角はこのとき110°である。
次に、図3(e)に示すように、紫外線(第一の光10)を撥水層5に全面照射した。波長は400nm、露光量は1mW/cmであった。これにより、撥水層5は純水接触角が10°の親水層5aになった。
次に、図3(f)に示すように、吐出口を形成するためのレジスト材6を全面にスピンコート塗布した。レジスト材6には、ポジ型レジスト(商品名:OFPR 東京応化工業社製)を使用した。
次に、図3(g)に示すように、レジスト材6の吐出口形成予定部位に露光量2J/cmで露光し、3分間現像を行うことにより、厚みが5μmのエッチングマスク6Mを形成した。
次に、図3(h)に示すように、親水層5a、ノズルプレート材4を貫通して型材3を露出する吐出口7を形成した。形成方法は、エッチングマスク6Mをマスクとして用い、フッ素を主体としたRIEで実施した。エッチング後、エッチングマスク6Mは除去せずにおいた。次に、図1に示す液体供給口9を形成するため、ノズルプレートを保護するエッチング保護膜をエッチングマスク6M上に形成した。エッチング保護膜にはアルカリ溶剤に耐性のあるレジスト(商品名:OBC 東京応化工業社製)を使用した。その後、アルカリ溶剤(テトラメチルアンモニウムハイドライド溶液 東京応化工業社製)により、基板1のノズルプレートが形成されてない側よりシリコンエッチングした。さらにノズルプレート側の基板1の保護層等をエッチングして基板1を貫通する貫通孔を形成した。これにより、液体発泡室8へ液体を供給するための液体供給口を形成した(不図示)。さらに、エッチング保護膜を除去した。なお、エッチング保護膜は次の液体発泡室の形成後に除去してもよい。
次に、図3(i)に示すように、型材3を除去し液体発泡室8を形成した。型材3は、アルミニウムであるため、硝酸とリン酸の混合液を用いて溶解除去した。
次に、図3(j)に示すように、エッチングマスク6Mを除去した。
最後に、図3(k)に示すように、第二の光11を親水層5aに全面照射した。第二の光はピーク波長600nmの可視光で、露光量は1mW/cmであった。これにより、親水層5aは純水接触角が110°の撥水層5に戻った。
実施例2
第二の実施形態による液体吐出ヘッドの製造方法を、図4(a)〜(k)に示す工程図に則して更に詳しく説明する。図4(a)〜(d)、(h)〜(k)は実施例1の図3(a)〜(d)、(h)〜(k)と同じである。そこで、図4(e’)、(g’)を用いて、本実施例の製造方法を説明する。
図4(e’)に示すように、フォトマスク12を用い紫外線10を撥水層5の吐出口形成予定部以外の箇所に照射した。波長は400nm、露光量は1mW/cmであった。これにより、吐出口形成予定部は純水接触角110°の撥水層5のままであり、その他は純水接触角10°の親水層5aになった。次に、図4(g’)に示すように、エッチングマスク6Mとなるレジスト材を全面にスピンコート塗布した。レジスト材には、ポジ型レジスト(商品名:OFPR 東京応化工業社製)を使用した。吐出口形成予定部は純水接触角110°の撥水層のためレジスト材は被覆されない。つまり、吐出口のパターンを有するエッチングマスク6Mが形成できた。実施例1に比較してエッチングマスク6M形成のための露光・現像工程が不要となり、工程がさらに簡略化された。
本発明に係る液体吐出ヘッドは、プリンタ、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリンタ部を有するワードプロセッサなどの装置、さらには各種処理装置と複合的に組み合わせた産業記録装置に搭載可能である。そして、この液体吐出ヘッドを搭載した装置を用いることによって、紙、糸、繊維、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックなどの種々の被記録体に記録を行うことができる。また、バイオチップ製造や電子回路印刷用途の液体を吐出するためのヘッドとして適用できる。なかでも、本発明に係る液体吐出ヘッドは、水系インクなどを用いたインクジェットヘッド等として好適である。
1 液体吐出ヘッド用基板(基板)
2 液体吐出エネルギー発生素子
3 型材
4 ノズルプレート(材)
5 撥水層
5a 親水層
6 レジスト材
6M エッチングマスク
7 吐出口
8 液体発泡室
9 液体供給口
10 第一の光
11 第二の光
12 フォトマスク

Claims (9)

  1. 液滴を吐出させる吐出口を有するノズルプレートを備えた液体吐出ヘッドの製造方法において、
    前記吐出口を形成するためのノズルプレート材の表面に、光触媒を含有する撥水層を形成する工程と、
    前記撥水層に第一の光を照射して親水層に変化させる工程と、
    前記親水層上に吐出口用のエッチングマスクを形成する工程と、
    前記エッチングマスクをマスクに、エッチングにより吐出口を形成する工程と、
    前記エッチングマスクを除去する工程と、
    前記親水層に第二の光を照射することにより撥水層に戻す工程と
    を含むことを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
  2. 前記撥水層の全面に第一の光を照射して親水層に変化させ、前記エッチングマスクの材料層を形成した後、パターニングしてエッチングマスクを形成することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  3. 前記撥水層の吐出口形成予定部以外に第一の光を照射して親水層に変化させ、前記エッチングマスクの材料層を前記親水層上に形成してエッチングマスクを形成することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  4. 前記第一の光のピーク波長は450nm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  5. 前記第二の光のピーク波長は前記第一の光のピーク波長より長波長であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  6. 前記エッチングマスクの材料層は塗布法で形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  7. 前記光触媒は酸化チタンを含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  8. 前記光触媒はさらに金属元素を含むことを特徴とする請求項7に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  9. 前記金属元素はクロム及びバナジウムの少なくとも一方であることを特徴とする請求項8に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116945790A (zh) * 2023-07-26 2023-10-27 东莞市德普特电子有限公司 亲水性和疏水性之间转换的喷印方法、系统及喷嘴结构

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