JP2018143764A - 画像生成装置、画像生成方法、プログラム - Google Patents
画像生成装置、画像生成方法、プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018143764A JP2018143764A JP2018037685A JP2018037685A JP2018143764A JP 2018143764 A JP2018143764 A JP 2018143764A JP 2018037685 A JP2018037685 A JP 2018037685A JP 2018037685 A JP2018037685 A JP 2018037685A JP 2018143764 A JP2018143764 A JP 2018143764A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image data
- image
- weighting
- generating
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
【課題】 本発明は、アーティファクトを抑制することのできる画像生成装置を提供することを目的とする。【解決手段】 本発明は、被検体への複数回の光照射により被検体から発生する光音響波を受信することにより得られた複数回の光照射に対応する複数の受信信号に基づいて、画像データを生成する画像生成装置であって、複数の受信信号のそれぞれに対して時間微分処理及び信号レベルの正負を反転させる反転処理を含む信号処理を行う信号処理手段と、信号処理が行われた複数の受信信号に基づいて、複数の画像データを生成する画像データ生成手段と、複数の画像データの負値の重みを正値の重みよりも大きくする重み付け処理を行う重み付け処理手段と、重み付け処理が行われた複数の画像データを合成することにより、第1の画像データを生成する合成手段と、を有する。【選択図】 図9
Description
本発明は、光照射により発生する光音響波に由来する画像データを生成する画像生成装置に関する。
音響波を受信することにより得られた受信信号に基づいて画像データを生成する装置として、光音響装置が知られている。光音響装置は、光源から発生したパルス光を被検体に照射し、被検体内で伝搬・拡散したパルス光のエネルギーを吸収した被検体組織から発生した音響波(典型的には超音波であり、光音響波とも呼ぶ)を受信する。そして、光音響装置は、受信信号に基づき被検体情報を画像化する。
非特許文献1は、光音響波の受信信号から初期音圧分布を画像化する方法として、逆投影法の一つであるユニバーサルバックプロジェクション(UBP:Universal Back−Projection)を開示する。
"Universal back−projection algorithm for photoacou"stic computed tomography",Minghua Xu and Lihong V.Wang,PHYSICAL REVIEW E 71,016706(2005)
ところで、非特許文献1に記載の方法で音響波の受信信号を逆投影して画像データを生成する場合、音響波の発生位置以外にも受信信号が逆投影され、アーティファクトとして画像に現れる。このアーティファクトが再構成画像の画質(コントラスト等)を低下させる原因となる。
そこで、本発明は、アーティファクトを抑制することのできる画像生成装置を提供することを目的とする。
本発明は、被検体への複数回の光照射により被検体から発生する光音響波を受信することにより得られた複数回の光照射に対応する複数の受信信号に基づいて、画像データを生成する画像生成装置であって、複数の受信信号のそれぞれに対して時間微分処理及び信号レベルの正負を反転させる反転処理を含む信号処理を行う信号処理手段と、信号処理が行われた複数の受信信号に基づいて、複数の画像データを生成する画像データ生成手段と、複数の画像データの負値の重みを正値の重みよりも大きくする重み付け処理を行う重み付け処理手段と、重み付け処理が行われた複数の画像データを合成することにより、第1の画像データを生成する合成手段と、を有する。
本発明に係る画像生成装置によれば、アーティファクトを抑制することができる。
以下に図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。ただし、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状及びそれらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の記載に限定する趣旨のものではない。
本発明は、光照射により発生した光音響波に由来する、二次元または三次元の空間分布を表す画像データの生成に関する発明である。光音響画像データは、光音響波の発生音圧(初期音圧)、光吸収エネルギー密度、及び光吸収係数、被検体を構成する物質の濃度(酸素飽和度など)などの少なくとも1つの被検体情報の空間分布を表す画像データである。
ところで、光音響イメージングの主な被検体である生体は、光を散乱及び吸収する特性を備える。そのため、光が生体の深部に進むにつれて、光強度が指数的に減衰する。その結果、典型的に、被検体表面付近では振幅の大きい光音響波が生じ、被検体深部では振幅の小さい光音響波が生じる傾向がある。特に被検体の表面付近に存在する血管から振幅の大きい光音響波が生じやすい。
非特許文献1に記載のUBP(Universal Back−Projection)と呼ばれる再構成法では、トランスデューサを中心とする円弧上に受信信号を逆投影する。その際、被検体の表面付近の振幅が大きい光音響波の受信信号が被検体深部に逆投影され、その結果被検体深部でのアーティファクトとなる。このため、被検体深部に存在する生体組織を画像化する際に、被検体表面から発生した光音響波に起因するアーティファクトにより画質(コントラスト等)が低下するおそれがある。
本発明は、アーティファクトによる光音響画像の画質低下を抑制することのできる発明である。以下、本発明に係る処理について説明する。
光音響波の受信信号は、一般的に図1(a)に示すようなN−Shapeとよばれる波形を持つことが知られている。UBPでは図1(a)に示すN−Shape信号に対して時間微分処理を行い、図1(b)に示す時間微分信号を生成する。続いて、時間微分信号の信号レベルの正負を反転する正負反転処理を行い、図1(c)に示す正負反転信号を生成する。なお、N−Shape信号に時間微分処理及び正負反転処理を施して生成された信号(投影信号とも呼ぶ)には、図1(c)の矢印A,Cで示すような負の値を持つ部分と、図1(c)の矢印Bに示すような正の値を持つ部分が現れる。
図2は、被検体内部の微小球形状の光吸収体であるターゲット10から発生した光音響波をトランスデューサ21及びトランスデューサ22で受信する場合にUBPを適用する例を示す。ターゲット10に光を照射すると、光音響波が発生し、光音響波はトランスデューサ21及びトランスデューサ22にてN−Shape信号としてサンプリングされる。図2(a)は、トランスデューサ21によりサンプリングされたN−Shape状の受信信号をターゲット10に重畳して示した図である。なお、便宜上、トランスデューサ21から出力された受信信号のみを示すが、トランスデューサ22からも同様に受信信号が出力される。
図2(b)は、図2(a)に示すN−Shape状の受信信号に時間微分処理及び正負反転処理を施した投影信号をターゲット10に重畳して示した図である。
図2(c)は、トランスデューサ21を用いて得られた投影信号をUBPで逆投影する様子を示す。UBPではトランスデューサ21を中心とした円弧上に投影信号を投影する。この場合、トランスデューサ21の指向角(例えば60°)の範囲に投影信号を逆投影している。その結果、あたかも領域31、32、及び33にわたってターゲット10が存在するかのような画像となる。ここで、領域31及び33は負の値を持つ領域であり、領域32は正の値を持つ領域である。図2(c)において、負の値を持つ領域31及び33を灰色で塗りつぶした。
図2(d)は、トランスデューサ22を用いて得られた投影信号をUBPで逆投影する場合を示す。その結果、あたかも領域41、42、及び43にわたってターゲット10が存在するかのような画像となる。ここで、領域41、43は負の値を持つ領域であり、領域42は正の値を持つ領域である。図2(d)において、負の値を持つ領域41及び43を灰色で塗りつぶした。
図2(e)は、複数のトランスデューサ21及び22のそれぞれに対応する投影信号をUBPで逆投影する場合の図を示す。このようにして逆投影された複数の投影信号を合成することにより、光音響画像データが生成される。
図2(e)に示すように、ターゲット10の内部の位置51においては、トランスデューサ21に対応する投影信号の正値の領域32と、トランスデューサ22に対応する投影信号の正値の領域42が重なる。すなわち、典型的にターゲット10の存在する領域(ターゲット領域とも呼ぶ)では、正値の領域同士が優位に重なる。そのため、ターゲット10の領域では、典型的に光照射毎の画像データが正値となる傾向がある。
一方、ターゲット10の外部の位置52においては、トランスデューサ21に対応する投影信号の正値の領域32と、トランスデューサ22に対応する投影信号の負値の領域43とが重なる。また、ターゲット10の外部の位置53においては、トランスデューサ21に対応する投影信号の負値の領域31と、トランスデューサ22に対応する投影信号の正値の領域41とが重なる。このようにターゲット10以外の領域では、正値の領域と負値の領域とが複雑に重なる傾向がある。すなわち、ターゲット10以外の領域では、光照射毎に画像データが正値にも負値にもなる傾向がある。このような傾向となる理由としては、トランスデューサ22とターゲット10との相対位置が光照射毎に変わることなどが考えられる。
次に、光照射の度に光音響波の受信位置の組み合わせを変えて光照射を行ったときの、光照射毎の画像データの値(画像値)の変動について説明する。図3(a)は、ターゲット10の領域を非特許文献1に記載のUBPで再構成したときの画像データの値(画像値)の変動を示す。横軸は光照射の番号を示し、縦軸は画像値を示す。一方、図3(b)は、ターゲット10以外の領域を非特許文献1に記載のUBPで再構成したときの画像データの値(画像値)の変動を示す。横軸は光照射の番号を示し、縦軸は画像値を示す。
図3(a)によれば、ターゲット10の領域の画像値は、光照射毎に変動があるものの、常に正値となっていることが分かる。一方、図3(b)によれば、ターゲット10以外の領域の画像値は、光照射毎に正値にも負値にもなることが分かる。
ここで、全ての光照射に対応する画像データを合成することにより画像データを生成すると、ターゲット10の領域では正値の合成となるので最終的な画像値が大きくなる。一方で、ターゲット10以外の領域では、画像データの正値と負値とが相殺して、最終的な画像値がターゲット10の領域よりも小さくなる。その結果、光音響画像データに基づいた画像上でターゲット10の存在を視認することができる。
ところが、ターゲット10以外の領域では、ターゲットが存在しないにもかかわらず画像値が0とはならず、最終的な画像値が正値となる場合がある。この場合、ターゲット10以外の位置にアーティファクトが発生し、ターゲットの視認性を低下させることとなる。
そこで、本発明者は、上記課題を解決するために、ターゲットの領域では、典型的に光照射毎の画像データが正値となり、ターゲット以外の領域では、光照射毎の画像データが正値と負値のいずれかとなる傾向があることを利用することを着想した。すなわち、本発明者は、複数の画像データの負値の重みを正値の重みよりも大きくして合成する処理を着想した。この処理によれば、ターゲット以外の領域の最終的な画像値をより小さくし、アーティファクトを抑制することができることを着想した。本発明に係る処理の詳細については第1の実施形態で後述する。
ここで、シミュレーションにおいて本発明に係る処理を適用したときの効果を説明する。図4(a)は、シミュレーションで用いた被検体モデル1000を示す。被検体モデル1000としては、表面付近に血管1010が存在し、表面から20[mm]の深さの箇所にY軸方向に走行する0.2[mm]の血管1011が存在するモデルを作成した。そして、複数回光照射したときに被検体モデル1000内の血管1010及び1011から発生した光音響波を、被検体モデル1000の紙面下側に設けられた受信部が受信するときの受信信号をシミュレーションにより作成した。なお、光照射毎に光音響波の受信部の位置を変更して受信信号を作成した。続いて、シミュレーションにより得られた受信信号を用いて再構成処理を行い、複数回の光照射のそれぞれに対応する画像データを作成した。
図4(b)は、非特許文献1に記載のUBPで再構成して得られた光照射毎の画像データを、合成することにより得られた比較例に係る画像である。一方、図4(c)は、UBPで得られた光照射毎の画像データの負値の重みを正値の重みよりも大きくする重み付け処理を行い、重み付けされた画像データを合成して得られた本発明に係る画像である。図4(b)も図4(c)も、2[mm]の厚さの投影領域1020(血管1011を含む)の画像データをZ軸方向に最大値投影(MIP:Maxmum Intensity Projection)して得られたMIP画像である。また、図4(b)も図4(c)も、画像値が0以下となる位置の輝度を0として表示している。また、投影領域の画像データには、表面付近の血管1010に由来する受信信号に基づいたアーティファクトも含まれている。
図4によれば、本発明に係る図4(c)の画像における血管1011の視認性は、比較例に係る図4(b)の画像における血管1011に比べ高いことが理解される。これは、本発明に係る処理によって、負値の成分の重みを相対的に高くすることにより、アーティファクトの原因となる正値の成分を相殺したためであると考えられる。その結果、本発明に係る処理によれば、アーティファクトを抑制することができ、画像中の血管(ターゲット)の視認性が向上する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態は、光音響装置により光音響画像データを生成する例を説明する。以下、本実施形態の光音響装置の構成及び情報処理方法について説明する。
第1の実施形態は、光音響装置により光音響画像データを生成する例を説明する。以下、本実施形態の光音響装置の構成及び情報処理方法について説明する。
図5を用いて本実施形態に係る光音響装置の構成を説明する。図3は、光音響装置全体の概略ブロック図である。本実施形態に係る光音響装置は、光照射部110及び受信部120を含むプローブ180、駆動部130、信号収集部140、コンピュータ150、表示部160、及び入力部170を有する。
図5は、本実施形態に係るプローブ180の模式図を示す。測定対象は、被検体100である。駆動部130は、光照射部110と受信部120を駆動し、機械的な走査を行う。光照射部110が光を被検体100に照射し、被検体100内で音響波が発生する。光に起因して光音響効果により発生する音響波を光音響波とも呼ぶ。受信部120は、光音響波を受信することによりアナログ信号としての電気信号(光音響信号)を出力する。
信号収集部140は、受信部120から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、コンピュータ150に出力する。コンピュータ150は、信号収集部140から出力されたデジタル信号を、超音波または光音響波に由来する信号データとして記憶する。
コンピュータ150は、記憶されたデジタル信号に対して信号処理を行うことにより、被検体100に関する情報(被検体情報)の二次元または三次元の空間分布を表す光音響画像データを生成する。また、コンピュータ150は、得られた画像データに基づいた画像を表示部160に表示させる。ユーザーとしての医師は、表示部160に表示された画像を確認することにより、診断を行うことができる。表示画像は、ユーザーやコンピュータ150からの保存指示に基づいて、コンピュータ150内のメモリや、モダリティとネットワークで接続されたデータ管理システムなどのメモリに保存される。
また、コンピュータ150は、光音響装置に含まれる構成の駆動制御も行う。また、表示部160は、コンピュータ150で生成された画像の他にGUIなどを表示してもよい。入力部170は、ユーザーが情報を入力できるように構成されている。ユーザーは、入力部170を用いて測定開始や終了、作成画像の保存指示などの操作を行うことができる。
以下、本実施形態に係る光音響装置の各構成の詳細を説明する。
(光照射部110)
光照射部110は、光を発する光源111と、光源111から射出された光を被検体100へ導く光学系112とを含む。なお、光は、いわゆる矩形波、三角波などのパルス光を含む。
光照射部110は、光を発する光源111と、光源111から射出された光を被検体100へ導く光学系112とを含む。なお、光は、いわゆる矩形波、三角波などのパルス光を含む。
光源111が発する光のパルス幅としては、1ns以上、100ns以下のパルス幅であってもよい。また、光の波長として400nmから1600nm程度の範囲の波長であってもよい。血管を高解像度でイメージングする場合は、血管での吸収が大きい波長(400nm以上、700nm以下)を用いてもよい。生体の深部をイメージングする場合には、生体の背景組織(水や脂肪など)において典型的に吸収が少ない波長(700nm以上、1100nm以下)の光を用いてもよい。
光源111としては、レーザーや発光ダイオードを用いることができる。また、複数波長の光を用いて測定する際には、波長の変更が可能な光源であってもよい。なお、複数波長を被検体に照射する場合、互いに異なる波長の光を発生する複数台の光源を用意し、それぞれの光源から交互に照射することも可能である。複数台の光源を用いた場合もそれらをまとめて光源として表現する。レーザーとしては、固体レーザー、ガスレーザー、色素レーザー、半導体レーザーなど様々なレーザーを使用することができる。例えば、Nd:YAGレーザーやアレキサンドライトレーザーなどのパルスレーザーを光源として用いてもよい。また、Nd:YAGレーザー光を励起光とするTi:saレーザーやOPO(Optical Parametric Oscillators)レーザーを光源として用いてもよい。また、光源111としてフラッシュランプや発光ダイオードを用いてもよい。また、光源111としてマイクロウェーブ源を用いてもよい。
光学系112には、レンズ、ミラー、プリズム、光ファイバー、拡散板、シャッターなどの等の光学素子を用いることができる。
生体組織に照射することが許される光の強度は、以下に示す安全規格によって最大許容露光量(MPE:maximum permissible exposure)が定められている。(IEC 60825−1:Safety of laser products、JIS C 6802:レーザー製品の安全基準、FDA:21CFR Part 1040.10、ANSI Z136.1:Laser Safety Standards、など)。最大許容露光量は、単位面積あたりに照射することができる光の強度を規定している。このため被検体Eの表面を広い面積で一括して光を照射することにより、多くの光を被検体Eに導くことができるので、光音響波を高いSN比で受信することができる。乳房等の生体組織を被検体100とする場合、高エネルギーの光のビーム径を広げて照射するために、光学系112の射出部は光を拡散させる拡散板等で構成されていてもよい。一方、光音響顕微鏡においては、解像度を上げるために、光学系112の光出射部はレンズ等で構成し、ビームをフォーカスして照射してもよい。
なお、光照射部110が光学系112を備えずに、光源111から直接被検体100に光を照射してもよい。
(受信部120)
受信部120は、音響波を受信することにより電気信号を出力するトランスデューサ121と、トランスデューサ121を支持する支持体122とを含む。また、トランスデューサ121は、音響波を送信する送信手段としてもよい。受信手段としてのトランスデューサと送信手段としてのトランスデューサとは、単一(共通)のトランスデューサでもよいし、別々の構成であってもよい。
受信部120は、音響波を受信することにより電気信号を出力するトランスデューサ121と、トランスデューサ121を支持する支持体122とを含む。また、トランスデューサ121は、音響波を送信する送信手段としてもよい。受信手段としてのトランスデューサと送信手段としてのトランスデューサとは、単一(共通)のトランスデューサでもよいし、別々の構成であってもよい。
トランスデューサ121を構成する部材としては、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)に代表される圧電セラミック材料や、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)に代表される高分子圧電膜材料などを用いることができる。また、圧電素子以外の素子を用いてもよい。例えば、静電容量型トランスデューサ(CMUT:Capacitive Micro−machined Ultrasonic Transducers)、ファブリペロー干渉計を用いたトランスデューサなどを用いることができる。なお、音響波を受信することにより電気信号を出力できる限り、いかなるトランスデューサを採用してもよい。また、トランスデューサにより得られる信号は時間分解信号である。つまり、トランスデューサにより得られる信号の振幅は、各時刻にトランスデューサで受信される音圧に基づく値(例えば、音圧に比例した値)を表したものである。
光音響波を構成する周波数成分は、典型的には100KHzから100MHzであり、トランスデューサ121として、これらの周波数を検出することのできるものを採用することができる。
支持体122は、機械的強度が高い金属材料などから構成されていてもよい。照射光を被検体に多く入射させるために、支持体122の被検体100側の表面に鏡面もしくは光散乱させる加工が行われていてもよい。本実施形態において支持体122は半球殻形状であり、半球殻上に複数のトランスデューサ121を支持できるように構成されている。この場合、支持体122に配置されたトランスデューサ121の指向軸は半球の曲率中心付近に集まる。そして、複数のトランスデューサ121から出力された信号を用いて画像化したときに曲率中心付近の画質が高くなる。なお、支持体122はトランスデューサ121を支持できる限り、いかなる構成であってもよい。支持体122は、1Dアレイ、1.5Dアレイ、1.75Dアレイ、2Dアレイと呼ばれるような平面又は曲面内に、複数のトランスデューサを並べて配置してもよい。複数のトランスデューサ121が複数の受信手段に相当する。
また、支持体122は音響マッチング材210を貯留する容器として機能してもよい。すなわち、支持体122をトランスデューサ121と被検体100との間に音響マッチング材210を配置するための容器としてもよい。
また、受信部120が、トランスデューサ121から出力される時系列のアナログ信号を増幅する増幅器を備えてもよい。また、受信部120が、トランスデューサ121から出力される時系列のアナログ信号を時系列のデジタル信号に変換するA/D変換器を備えてもよい。すなわち、受信部120が後述する信号収集部140を備えてもよい。
なお、音響波を様々な角度で検出できるようにするために、理想的には被検体100を全周囲から囲むようにトランスデューサ121を配置してもよい。ただし、被検体100が大きく全周囲を囲むようにトランスデューサを配置できない場合は、半球状の支持体122上にトランスデューサを配置して全周囲を囲む状態に近づけてもよい。
なお、トランスデューサの配置や数及び支持体の形状は被検体に応じて最適化すればよく、本発明に関してはあらゆる受信部120を採用することができる。
受信部120と被検体100との間の空間は、光音響波が伝播することができる媒質で満たす。この媒質には、音響波が伝搬でき、被検体100やトランスデューサ121との界面において音響特性が整合し、できるだけ光音響波の透過率が高い材料を採用する。例えば、この媒質には、水、超音波ジェルなどを採用することができる。
図6(a)は、プローブ180の側面図を示し、図6(b)は、プローブ180の上面図(図6(a)の紙面上方向から見た図)を示す。図6に示された本実施形態に係るプローブ180は、開口を有する半球状の支持体122に複数のトランスデューサ121が三次元に配置された受信部120を有する。また、図6に示されたプローブ180は、支持体122の底部に光学系112の光射出部が配置されている。
本実施形態においては、図6に示すように被検体100は、保持部200に接触することにより、その形状が保持される。本実施形態では、被検体100が乳房の場合に、伏臥位の被検者を支持する寝台に乳房を挿入するための開口を設けて、開口から鉛直方向に垂らされた乳房を測定する形態を想定している。
受信部120と保持部200の間の空間は、光音響波が伝播することができる媒質(音響マッチング材210)で満たされる。この媒質には、光音響波が伝搬でき、被検体100やトランスデューサ121との界面において音響特性が整合し、できるだけ光音響波の透過率が高い材料を採用する。例えば、この媒質には、水、ひまし油、超音波ジェルなどを採用することができる。
保持手段としての保持部200は被検体100の形状を測定中に保持するために使用される。保持部200により被検体100を保持することによって、被検体100の動きの抑制および被検体100の位置を保持部200内に留めることができる。保持部200の材料には、ポリカーボネートやポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等、樹脂材料を用いることができる。
保持部200は、被検体100を保持できる硬度を有する材料であることが好ましい。保持部200は、測定に用いる光を透過する材料であってもよい。保持部200は、インピーダンスが被検体100と同程度の材料で構成されていてもよい。乳房等の曲面を有するものを被検体100とする場合、凹型に成型した保持部200であってもよい。この場合、保持部200の凹部分に被検体100を挿入することができる。
保持部200は、取り付け部201に取り付けられている。取り付け部201は、被検体の大きさに合わせて複数種類の保持部200を交換可能に構成されていてもよい。例えば、取り付け部201は、曲率半径や曲率中心などの異なる保持部に交換できるように構成されていてもよい。
また、保持部200には保持部200の情報が登録されたタグ202が設置されていてもよい。例えば、タグ202には、保持部200の曲率半径、曲率中心、音速、識別ID等の情報を登録することができる。タグ202に登録された情報は、読み取り部203により読み出され、コンピュータ150に転送される。保持部200が取り付け部201に取り付けられたときに容易にタグ202を読み取るために、読み取り部203は取り付け部201に設置されていてもよい。例えば、タグ202はバーコードであり、読み取り部203はバーコードリーダである。
(駆動部130)
駆動部130は、被検体100と受信部120との相対位置を変更する部分である。本実施形態では、駆動部130は、支持体122をXY方向に移動させる装置であり、ステッピングモーターを搭載した電動のXYステージある。駆動部130は、駆動力を発生させるステッピングモーターなどのモーターと、駆動力を伝達させる駆動機構と、受信部120の位置情報を検出する位置センサとを含む。駆動機構としては、リードスクリュー機構、リンク機構、ギア機構、油圧機構、などを用いることができる。また、位置センサとしては、エンコーダー、可変抵抗器、リニアスケール、磁気センサ、赤外線センサ、超音波センサなどを用いたポテンショメータなどを用いることができる。
駆動部130は、被検体100と受信部120との相対位置を変更する部分である。本実施形態では、駆動部130は、支持体122をXY方向に移動させる装置であり、ステッピングモーターを搭載した電動のXYステージある。駆動部130は、駆動力を発生させるステッピングモーターなどのモーターと、駆動力を伝達させる駆動機構と、受信部120の位置情報を検出する位置センサとを含む。駆動機構としては、リードスクリュー機構、リンク機構、ギア機構、油圧機構、などを用いることができる。また、位置センサとしては、エンコーダー、可変抵抗器、リニアスケール、磁気センサ、赤外線センサ、超音波センサなどを用いたポテンショメータなどを用いることができる。
なお、駆動部130は被検体100と受信部120との相対位置をXY方向(二次元)に変更させるものに限らず、一次元または三次元に変更させてもよい。移動経路は平面的にスパイラル状やライン&スペースで走査してもよいし、さらに三次元的に体表に沿うように傾けてもよい。また、被検体100の表面からの距離を一定に保つようにしてプローブ180を移動させてもよい。このとき駆動部130は、モーターの回転数をモニターするなどしてプローブの移動量を計測してもよい。
なお、駆動部130は、被検体100と受信部120との相対的な位置を変更できれば、受信部120を固定し、被検体100を移動させてもよい。被検体100を移動させる場合は、被検体100を保持する保持部を動かすことで被検体100を移動させる構成などが考えられる。また、被検体100と受信部120の両方を移動させてもよい。
駆動部130は、相対位置を連続的に移動させてもよいし、ステップアンドリピートによって移動させてもよい。駆動部130は、プログラムされた軌跡で移動させる電動ステージであってもよいし、手動ステージであってもよい。すなわち、光音響装置は、駆動部130を有さずに、ユーザーがプローブ180を把持して操作するハンドヘルドタイプであってもよい。
また、本実施形態では、駆動部130は光照射部110と受信部120を同時に駆動して走査を行っているが、光照射部110だけを駆動したり、受信部120だけを駆動したりしてもよい。
(信号収集部140)
信号収集部140は、トランスデューサ121から出力されたアナログ信号である電気信号を増幅するアンプと、アンプから出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器とを含む。信号収集部140は、FPGA(Field Programmable Gate Array)チップなどで構成されてもよい。信号収集部140から出力されるデジタル信号は、コンピュータ150内の記憶部152に記憶される。信号収集部140は、Data Acquisition System(DAS)とも呼ばれる。本明細書において電気信号は、アナログ信号もデジタル信号も含む概念である。なお、フォトダイオードなどの光検出センサが、光照射部110から光射出を検出し、信号収集部140がこの検出結果をトリガーに同期して上記処理を開始してもよい。また、信号収集部140は、フリーズボタンなどを用いてなされる指示をトリガーに同期して、当該処理を開始してもよい。
信号収集部140は、トランスデューサ121から出力されたアナログ信号である電気信号を増幅するアンプと、アンプから出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器とを含む。信号収集部140は、FPGA(Field Programmable Gate Array)チップなどで構成されてもよい。信号収集部140から出力されるデジタル信号は、コンピュータ150内の記憶部152に記憶される。信号収集部140は、Data Acquisition System(DAS)とも呼ばれる。本明細書において電気信号は、アナログ信号もデジタル信号も含む概念である。なお、フォトダイオードなどの光検出センサが、光照射部110から光射出を検出し、信号収集部140がこの検出結果をトリガーに同期して上記処理を開始してもよい。また、信号収集部140は、フリーズボタンなどを用いてなされる指示をトリガーに同期して、当該処理を開始してもよい。
(コンピュータ150)
表示制御装置としてのコンピュータ150は、演算部151、記憶部152、制御部153を含む。各構成の機能については処理フローの説明の際に説明する。
表示制御装置としてのコンピュータ150は、演算部151、記憶部152、制御部153を含む。各構成の機能については処理フローの説明の際に説明する。
演算部151としての演算機能を担うユニットは、CPUやGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサ、FPGA(Field Programmable Gate Array)チップ等の演算回路で構成されることができる。これらのユニットは、単一のプロセッサや演算回路から構成されるだけでなく、複数のプロセッサや演算回路から構成されていてもよい。演算部151は、入力部170から、被検体音速や保持部の構成などの各種パラメータを受けて、受信信号を処理してもよい。
記憶部152は、ROM(Read only memory)、磁気ディスクやフラッシュメモリなどの非一時記憶媒体で構成することができる。また、記憶部152は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性の媒体であってもよい。なお、プログラムが格納される記憶媒体は、非一時記憶媒体である。なお、記憶部152は、1つの記憶媒体から構成されるだけでなく、複数の記憶媒体から構成されていてもよい。
記憶部152は、後述する方法で演算部151により生成される光音響画像を示す画像データを保存することができる。
制御部153は、CPUなどの演算素子で構成される。制御部153は、光音響装置の各構成の動作を制御する。制御部153は、入力部170からの測定開始などの各種操作による指示信号を受けて、光音響装置の各構成を制御してもよい。また、制御部153は、記憶部152に格納されたプログラムコードを読み出し、光音響装置の各構成の作動を制御する。例えば、制御部153が制御線を介して、光源111の発光タイミングを制御してもよい。また、光学系112がシャッターを含む場合、制御部153が制御線を介して、シャッターの開閉を制御してもよい。
コンピュータ150は専用に設計されたワークステーションであってもよい。また、コンピュータ150の各構成は異なるハードウェアによって構成されてもよい。また、コンピュータ150の少なくとも一部の構成は単一のハードウェアで構成されてもよい。
図7は、本実施形態に係るコンピュータ150の具体的な構成例を示す。本実施形態に係るコンピュータ150は、CPU154、GPU155、RAM156、ROM157、外部記憶装置158から構成される。また、コンピュータ150には、表示部160としての液晶ディスプレイ161、入力部170としてのマウス171、キーボード172が接続されている。
また、コンピュータ150および複数のトランスデューサ121は、共通の筺体に収められた構成で提供されてもよい。ただし、筺体に収められたコンピュータで一部の信号処理を行い、残りの信号処理を筺体の外部に設けられたコンピュータで行ってもよい。この場合、筺体の内部および外部に設けられたコンピュータを総称して、本実施形態に係るコンピュータとすることができる。すなわち、コンピュータを構成するハードウェアが一つの筺体に収められていなくてもよい。
(表示部160)
表示部160は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)FED、メガネ型ディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイなどのディスプレイである。コンピュータ150により得られたボリュームデータに基づいた画像や特定位置の数値等を表示する装置である。表示部160は、ボリュームデータに基づいた画像や装置を操作するためのGUIを表示してもよい。なお、被検体情報の表示にあたっては、表示部160またはコンピュータ150において画像処理(輝度値の調整等)を行った上で表示することもできる。表示部160は、光音響装置とは別に提供されていてもよい。コンピュータ150は、光音響画像データを有線または無線で表示部160へ送信することができる。
表示部160は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)FED、メガネ型ディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイなどのディスプレイである。コンピュータ150により得られたボリュームデータに基づいた画像や特定位置の数値等を表示する装置である。表示部160は、ボリュームデータに基づいた画像や装置を操作するためのGUIを表示してもよい。なお、被検体情報の表示にあたっては、表示部160またはコンピュータ150において画像処理(輝度値の調整等)を行った上で表示することもできる。表示部160は、光音響装置とは別に提供されていてもよい。コンピュータ150は、光音響画像データを有線または無線で表示部160へ送信することができる。
(入力部170)
入力部170としては、ユーザーが操作可能な、マウスやキーボードなどで構成される操作コンソールを採用することができる。また、表示部160をタッチパネルで構成し、表示部160を入力部170として利用してもよい。
入力部170としては、ユーザーが操作可能な、マウスやキーボードなどで構成される操作コンソールを採用することができる。また、表示部160をタッチパネルで構成し、表示部160を入力部170として利用してもよい。
入力部170は、観察したい位置や深さの情報などを入力できるように構成されていてもよい。入力方法としては、数値を入力してもよいし、スライダーバーを操作することにより入力ができてもよい。また、入力された情報に応じて表示部160に表示される画像が更新されていってもよい。これにより、ユーザーは自身の操作によって決定されたパラメータにより生成された画像を確認しながら、適切なパラメータに設定できる。
また、ユーザーが光音響装置の遠隔に設けられた入力部170を操作し、入力部170を用いて入力された情報を、ネットワークを介して光音響装置に送信してもよい。
なお、光音響装置の各構成はそれぞれ別の装置として構成されてもよいし、一体となった1つの装置として構成されてもよい。また、光音響装置の少なくとも一部の構成が一体となった1つの装置として構成されてもよい。
また、光音響装置の各構成間で送受信される情報は、有線または無線でやりとりがなされる。
(被検体100)
被検体100は光音響装置を構成するものではないが、以下に説明する。本実施形態に係る光音響装置は、人や動物の悪性腫瘍や血管疾患などの診断や化学治療の経過観察などを目的として使用できる。よって、被検体100としては、生体、具体的には人体や動物の乳房や各臓器、血管網、頭部、頸部、腹部、手指および足指を含む四肢などの診断の対象部位が想定される。例えば、人体が測定対象であれば、オキシヘモグロビンあるいはデオキシヘモグロビンやそれらを含む多く含む血管や腫瘍の近傍に形成される新生血管などを光吸収体の対象としてもよい。また、頸動脈壁のプラークなどを光吸収体の対象としてもよい。また、皮膚等に含まれるメラニン、コラーゲン、脂質などを光吸収体の対象としてもよい。また、メチレンブルー(MB)、インドシニアングリーン(ICG)などの色素、金微粒子、またはそれらを集積あるいは化学的に修飾した外部から導入した物質を光吸収体としてもよい。また、生体を模したファントムを被検体100としてもよい。
被検体100は光音響装置を構成するものではないが、以下に説明する。本実施形態に係る光音響装置は、人や動物の悪性腫瘍や血管疾患などの診断や化学治療の経過観察などを目的として使用できる。よって、被検体100としては、生体、具体的には人体や動物の乳房や各臓器、血管網、頭部、頸部、腹部、手指および足指を含む四肢などの診断の対象部位が想定される。例えば、人体が測定対象であれば、オキシヘモグロビンあるいはデオキシヘモグロビンやそれらを含む多く含む血管や腫瘍の近傍に形成される新生血管などを光吸収体の対象としてもよい。また、頸動脈壁のプラークなどを光吸収体の対象としてもよい。また、皮膚等に含まれるメラニン、コラーゲン、脂質などを光吸収体の対象としてもよい。また、メチレンブルー(MB)、インドシニアングリーン(ICG)などの色素、金微粒子、またはそれらを集積あるいは化学的に修飾した外部から導入した物質を光吸収体としてもよい。また、生体を模したファントムを被検体100としてもよい。
次に、本実施形態に係る情報処理を含む画像表示方法を、図8を参照して説明する。なお、各工程は、コンピュータ150が光音響装置の構成の動作を制御することにより実行される。
(S100:制御パラメータを設定する工程)
ユーザーが、被検体情報の取得のために必要な光照射部110の照射条件(繰り返し周波数や波長など)やプローブ180の位置などの制御パラメータを、入力部170を用いて指定する。コンピュータ150は、ユーザーの指示に基づいて決定された制御パラメータを設定する。
ユーザーが、被検体情報の取得のために必要な光照射部110の照射条件(繰り返し周波数や波長など)やプローブ180の位置などの制御パラメータを、入力部170を用いて指定する。コンピュータ150は、ユーザーの指示に基づいて決定された制御パラメータを設定する。
(S200:プローブを指定位置に移動させる工程)
制御部153が、ステップS100で指定された制御パラメータに基づいて、駆動部130にプローブ180を指定の位置へ移動させる。ステップS100において複数位置での撮像が指定された場合には、駆動部130は、まずプローブ180を最初の指定位置へ移動させる。なお、駆動部130は、測定の開始指示がなされたときに、あらかじめプログラムされた位置にプローブ180を移動させてもよい。なお、ハンドヘルド型の場合、ユーザーがプローブ180を把持して所望の位置まで移動させてもよい。
制御部153が、ステップS100で指定された制御パラメータに基づいて、駆動部130にプローブ180を指定の位置へ移動させる。ステップS100において複数位置での撮像が指定された場合には、駆動部130は、まずプローブ180を最初の指定位置へ移動させる。なお、駆動部130は、測定の開始指示がなされたときに、あらかじめプログラムされた位置にプローブ180を移動させてもよい。なお、ハンドヘルド型の場合、ユーザーがプローブ180を把持して所望の位置まで移動させてもよい。
(S300:光を照射する工程)
光照射部110は、S100で指定された制御パラメータに基づいて、被検体100に光を照射する。
光照射部110は、S100で指定された制御パラメータに基づいて、被検体100に光を照射する。
光源111から発生した光は、光学系112を介してパルス光として被検体100に照射される。そして、被検体100内部でパルス光が吸収され、光音響効果により光音響波が生じる。光照射部110はパルス光の伝送と併せて信号収集部140へ同期信号を送信する。
(S400:光音響波を受信する工程)
信号収集部140は、光照射部110から送信された同期信号を受信すると、信号収集の動作を開始する。すなわち、信号収集部140は、受信部120から出力された、音響波に由来するアナログ電気信号を、増幅・AD変換することにより、増幅されたデジタル電気信号を生成し、コンピュータ150へ出力する。コンピュータ150は、信号収集部140から送信された信号を記憶部152に保存する。ステップS100で複数の走査位置での撮像を指定した場合には、指定した走査位置において、S200−S400のステップを繰り返し実行し、パルス光の照射と音響波に由来するデジタル信号の生成を繰り返す。なお、コンピュータ150は、発光をトリガーとして、発光時の受信部120の位置情報を駆動部130の位置センサからの出力に基づいて取得し、記憶してもよい。
信号収集部140は、光照射部110から送信された同期信号を受信すると、信号収集の動作を開始する。すなわち、信号収集部140は、受信部120から出力された、音響波に由来するアナログ電気信号を、増幅・AD変換することにより、増幅されたデジタル電気信号を生成し、コンピュータ150へ出力する。コンピュータ150は、信号収集部140から送信された信号を記憶部152に保存する。ステップS100で複数の走査位置での撮像を指定した場合には、指定した走査位置において、S200−S400のステップを繰り返し実行し、パルス光の照射と音響波に由来するデジタル信号の生成を繰り返す。なお、コンピュータ150は、発光をトリガーとして、発光時の受信部120の位置情報を駆動部130の位置センサからの出力に基づいて取得し、記憶してもよい。
(S500:光音響画像データを生成する工程)
画像データ生成手段としてのコンピュータ150の演算部151は、記憶部152に記憶された信号データに基づいて、光音響画像データを生成し、記憶部152に保存する。
画像データ生成手段としてのコンピュータ150の演算部151は、記憶部152に記憶された信号データに基づいて、光音響画像データを生成し、記憶部152に保存する。
信号データを空間分布としてのボリュームデータに変換する再構成アルゴリズムとしては、タイムドメインでの逆投影法やフーリエドメインでの逆投影法などの解析的な再構成法やモデルベース法(繰り返し演算法)を採用することができる。例えば、タイムドメインでの逆投影法として、Universal back−projection(UBP)、Filtered back−projection(FBP)、または整相加算(Delay−and−Sum)などが挙げられる。
また、演算部151は、被検体100に照射された光の被検体100の内部での光フルエンス分布を計算し、初期音圧分布を光フルエンス分布で除算することにより、吸収係数分布情報を取得してもよい。この場合、吸収係数分布情報を光音響画像データとして取得してもよい。コンピュータ150は、光を吸収、散乱する媒質における光エネルギーの挙動を示す輸送方程式や拡散方程式を数値的に解く方法により、被検体100の内部における光フルエンスの空間分布を算出することができる。数値的に解く方法としては、有限要素法、差分法、モンテカルロ法等を採用することができる。例えば、コンピュータ150は、式(1)に示す光拡散方程式を解くことにより、被検体100の内部における光フルエンスの空間分布を算出してもよい。
ここで、Dは拡散係数、μaは吸収係数、Sは照射光の入射強度、φは到達する光フルエンス、rは位置、tは時間を示す。
また、複数の波長の光を用いて、S300、S400の工程を実行し、演算部151は、複数の波長の光のそれぞれに対応する吸収係数分布情報を取得してもよい。そして、演算部151は、複数の波長の光のそれぞれに対応する吸収係数分布情報に基づいて、分光情報として被検体100を構成する物質の濃度の空間分布情報を、光音響画像データとして取得してもよい。すなわち、演算部151は、複数の波長の光に対応する信号データを用いて、分光情報を取得してもよい。
(S600:光音響画像データに基づいた画像を生成・表示する工程)
表示制御手段としてのコンピュータ150は、S500で得られた光音響画像データに基づいて画像を生成し、表示部160に表示させる。画像データの画像値は、そのまま表示画像の輝度値としてもよい。また、画像データの画像値に所定の処理を加えて、表示画像の輝度を決定してもよい。例えば、画像値が正値の場合は画像値を輝度に割り当てとし、画像値が負値の場合は輝度を0とする表示画像を生成してもよい。
表示制御手段としてのコンピュータ150は、S500で得られた光音響画像データに基づいて画像を生成し、表示部160に表示させる。画像データの画像値は、そのまま表示画像の輝度値としてもよい。また、画像データの画像値に所定の処理を加えて、表示画像の輝度を決定してもよい。例えば、画像値が正値の場合は画像値を輝度に割り当てとし、画像値が負値の場合は輝度を0とする表示画像を生成してもよい。
次に、S500における本発明の特徴的な画像生成方法を、図9に示す画像生成方法のフローチャートを用いて説明する。
(S510:受信信号に対して時間微分信号及び反転処理を行う工程)
信号処理手段としてのコンピュータ150は、記憶部152に記憶された受信信号に対して、時間微分処理及び信号レベルの正負を反転させる反転処理を含む信号処理を行う。これらの信号処理が行われた受信信号を投影信号とも呼ぶ。本工程では、記憶部152に記憶された各受信信号に対して、これらの信号処理を実行する。その結果、複数回の光照射及び複数のトランスデューサ121のそれぞれに対応する投影信号が生成される。
信号処理手段としてのコンピュータ150は、記憶部152に記憶された受信信号に対して、時間微分処理及び信号レベルの正負を反転させる反転処理を含む信号処理を行う。これらの信号処理が行われた受信信号を投影信号とも呼ぶ。本工程では、記憶部152に記憶された各受信信号に対して、これらの信号処理を実行する。その結果、複数回の光照射及び複数のトランスデューサ121のそれぞれに対応する投影信号が生成される。
例えば、コンピュータ150は、式(2)に示すように、受信信号p(r,t)に対して時間微分処理及び反転処理(時間微分信号にマイナスを付与)を行い、投影信号b(r,t)を生成し、投影信号b(r,t)を記憶部152に記憶する。
ここで、rは受信位置、tは光照射からの経過時間、p(r,t)は受信位置rで経過時間tに受信された音響波の音圧を示す受信信号、b(r,t)は投影信号である。なお、時間微分処理及び反転処理に加えてその他の信号処理を行ってもよい。例えば、その他の信号処理は、周波数フィルタリング(ローパス、ハイパス、バンドパス等)、デコンボリューション、包絡線検波、ウェーブレットフィルタリングの少なくとも一つである。
なお、本工程で反転処理については実行しなくてもよい。この場合、後述するS540での負成分強調処理を正成分強調処理に置き換えることで本実施形態の効果は損なわれない。
(S520:信号処理後の受信信号に基づいて画像データを生成する工程)
画像データ生成手段としてのコンピュータ150は、S510で生成された複数回の光照射及び複数のトランスデューサ121のそれぞれに対応する受信信号(投影信号)に基づいて、複数の光音響画像データを生成する。複数の光音響画像データを生成できる限り、光照射毎に光音響画像データを生成してもよいし、複数回の光照射に由来する投影信号から1つの光音響画像データを生成してもよい。
画像データ生成手段としてのコンピュータ150は、S510で生成された複数回の光照射及び複数のトランスデューサ121のそれぞれに対応する受信信号(投影信号)に基づいて、複数の光音響画像データを生成する。複数の光音響画像データを生成できる限り、光照射毎に光音響画像データを生成してもよいし、複数回の光照射に由来する投影信号から1つの光音響画像データを生成してもよい。
例えば、コンピュータ150は、式(3)に示すように、投影信号b(ri,t)に基づいて、光照射毎の初期音圧p0の空間分布を示す画像データを生成する。その結果、複数回の光照射のそれぞれに対応する画像データが生成され、複数の画像データを取得することができる。
ここで、r0は再構成する位置(再構成位置、注目位置とも呼ぶ)を示す位置ベクトル、p0(r0)は再構成する位置での初期音圧、cは伝搬経路の音速を示す。また、ΔΩiは再構成する位置からi番目のトランスデューサ121を見込む立体角、Nは再構成に用いるトランスデューサ121の個数を示す。式(3)は、投影信号に立体角の加重をかけて整相加算すること(逆投影)を示している。
なお、本実施形態では、前述したように解析的な再構成法やモデルベース再構成法により、画像データを生成することができる。特に、解析的な再構成法を採用する場合に、本発明を好適に適用することができる。解析的な再構成法においては、Limited Viewの条件で音響波を受信した場合、音源を正確に再現できないため、ターゲット以外の領域が負値で再構成される場合がある。
(S530:複数の画像データに対して負成分強調処理を行う工程)
重み付け手段としてのコンピュータ150は、S520で取得された複数の画像データの負値に対する重みを正値に対する重みよりも大きくする負成分強調処理(重み付け処理)を行う。
重み付け手段としてのコンピュータ150は、S520で取得された複数の画像データの負値に対する重みを正値に対する重みよりも大きくする負成分強調処理(重み付け処理)を行う。
ここで、S520で4つの画像データが生成され、ターゲット以外の領域のある位置における各画像データの画像値がD1、−D2、D3、−D4である場合を考える。
例えば、コンピュータ150は、正値であるD1及びD3に対して、1の重みを乗算し、負値である−D2及び−D4に対して、1より大きい重みを乗算する重み付け処理を行うことにより負成分を強調してもよい。なお、D1及びD3には何も処理を行わないことにより、1の重みを乗算する重み付け処理を行ったとみなしてもよい。
また、コンピュータ150は、正値であるD1及びD3に対して、1より小さい重みを乗算し、負値である−D2及び−D4に対して、1より大きい重みを乗算する重み付け処理を行うことにより負成分を強調してもよい。
この他、複数の画像データの負値に対する重みを正値に対する重みよりも大きくする限り、いかなる重みを適用した重み付け処理を行ってもよい。
本工程の重み付け処理を適用する画像データは、1回の光照射により得られた画像データであってもよいし、2回以上の光照射により得られたデータ(信号データまたは画像データ)に基づいた画像データであってもよい。
コンピュータ150は、予め記憶部152に格納された正値及び負値の少なくとも一方の重みに関する情報を読み出し、当該情報に基づいて重みを設定してもよい。また、ユーザーが入力部170を用いて正値及び負値の少なくとも一方の重みに関する情報を指示し、コンピュータ150が入力部170から受け取った重みに関する情報に基づいて重みを設定してもよい。
また、コンピュータ150は、画像データの位置毎に重みを設定してもよい。すなわち、コンピュータ150は、画像データを複数の領域に分割し、分割された領域毎に独立して重みを設定してもよい。
また、コンピュータ150は、画像データの画像値に応じて重みを変更してもよい。例えば、コンピュータ150は、画像データの負値の大きさ(絶対値)が大きくなるにつれて、負値の重みを小さくしてもよい。また、コンピュータ150は、画像データの負値の大きさ(絶対値)が閾値よりも大きい場合の重みを、画像データの負値の大きさ(絶対値)が閾値よりも小さい場合の重みより小さくしてもよい。このような重みの制御を行うことにより、負成分の強調度合いを調整することができる。特に負成分を強調しすぎることにより、ターゲットの画像値が相殺されてしまうことを抑制することができる。
また、コンピュータ150は、光照射毎または2つ以上の光照射からなるグループ毎に重みを変更してもよい。
(S540:負成分強調処理が行われた複数の画像データを合成する工程)
合成手段としてのコンピュータ150は、S530で取得された負成分強調処理が行われた複数の画像データを合成することにより、新たな画像データ(第1の画像データに相当)を生成し、記憶部152に記憶する。コンピュータ150は、複数の画像データを単純加算や加算平均する加算処理により合成してもよい。
合成手段としてのコンピュータ150は、S530で取得された負成分強調処理が行われた複数の画像データを合成することにより、新たな画像データ(第1の画像データに相当)を生成し、記憶部152に記憶する。コンピュータ150は、複数の画像データを単純加算や加算平均する加算処理により合成してもよい。
ターゲットの領域の画像データは正値が支配的であるのに対し、ターゲット以外の領域の画像データは負値を含むため、S530の負成分強調処理ではターゲット以外の領域の画像データの負値が優位に強調される。そのため、S540の合成処理により、ターゲット以外の領域では、アーティファクトの原因となる画像データの正値を、強調された負値で相殺することができる。一方、ターゲットの領域では、画像データは正値が支配的であるため、負成分強調処理の影響が限定的である。このように本実施形態に係る画像生成方法によれば、ターゲット領域とそれ以外の領域との画像コントラストが高くなる。
負成分強調の結果得られた画像データに基づいた画像は、単独で表示してもよいし、負成分強調を施さずに得られた画像データに基づいた画像と並べて表示してもよい。なお、並べて表示する場合に、各画像の表示色を異ならせてもよい。また、並べて表示する場合には、負成分強調の有無の区別ができるよう、文字や記号でラベルをつける、もしくは表示ウインドウの形状、大きさを異ならせるような表示としてもよい。
また、負成分強調の結果得られた画像データに基づいた画像と、負成分強調を施さずに得られた画像データに基づいた画像を重畳表示してもよい。その際、各画像の色を異ならせて表示してもよい。すなわち、一方の画像の彩度をもう一方の画像の彩度よりも低くすることにより、表示色を区別してもよい。また、互いに異なる色相で複数の画像を表示することにより、表示色を区別してもよい。例えば、一方の画像をグレースケール(無彩色)で表示し、もう一方の画像をカラー(有彩色)で表示してもよい。また、画像間で差分のある領域をカラーで表示させてもよい。
また、負成分強調の結果得られた画像データに基づいた画像と、負成分強調を施さずに得られた画像データに基づいた画像とを、同じ表示位置で切り替えて表示してもよい。
なお、負成分強調の結果得られた画像データに基づいた画像と、負成分強調を施さずに得られた画像データに基づいた画像とを区別できる限り、並列、重畳、切り換えに限らず、いかなる表示態様であってもよい。
また、所定の重みまたはユーザーの指示に基づいて設定された重みで負成分強調が行われたときの第1の画像が表示されているときに、ユーザーからの新たな指示に基づいて新たな重みが設定されてもよい。この場合、第1の画像から、新たな重みが適用された第2の画像に表示画像を更新してもよい。また、第1の画像と第2の画像とを並列または重畳して表示させてもよい。
なお、異なる重みが適用された画像を、重みの大きさ順(昇順または降順)に並列、重畳、または切り換えで表示させてもよい。
なお、本実施形態では、光音響波の受信信号に対して時間微分処理を行った後に、信号レベルの正負の反転処理を行う例を説明したが、反転処理を行わなくてもよい。反転処理を行わない場合、負成分強調処理の代わりに、複数の画像データの正値の重みを負値の重みよりも大きくする正成分強調処理(重み付け処理)を行えばよい。負成分強調処理の代わりに正成分強調処理を行う場合も、前述した負成分強調処理で負成分を強調する手法と同様の手法で正成分を強調させることができる。
[第2の実施形態]
本実施形態は、互いに異なる複数の重みを適用して得られた画像データに基づいて、最適な重みを決定する点で第1の実施形態とは異なる。第2の実施形態においても、第1の実施形態で説明した光音響装置と同様の装置を用いる。既に説明した構成には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施形態は、互いに異なる複数の重みを適用して得られた画像データに基づいて、最適な重みを決定する点で第1の実施形態とは異なる。第2の実施形態においても、第1の実施形態で説明した光音響装置と同様の装置を用いる。既に説明した構成には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図10は、図4に示すモデルを用いたシミュレーションにより作成された受信信号に対して、互いに異なる複数の重みをそれぞれ適用して得られた画像データのコントラストの変動の例を示す。図10に示すグラフは、図4に示す投影領域1020のMIP画像中の血管1011とその周囲の領域とのコントラストの変動を表す。ここで、コントラストは、血管1011の画像値の平均値と血管1011の周囲の画像値の平均値との差であると定義した。また、重みとしては、光照射毎の画像データの正値の重みを1とし、画像データの負値の重みを変化させたものを採用した。すなわち、図10に示すグラフの横軸は、画像データの負値に対する重みを表す。
図10に示すように、重みを変更したときにコントラストが極大点を持つ場合がある。これは、負成分強調処理によるアーティファクトの抑制効果が、ターゲットの画像値(正値)を相殺してしまう効果よりも優位である場合とそうではない場合とが存在するからである。そこで、コンピュータ150は、互いに異なる複数の重みを適用して複数の画像データを生成し、それぞれの画像データのコントラストを算出する。そして、コンピュータ150は、コントラストが最大となった画像データに適用した重みを重みの最適値として決定してもよい。また、コンピュータ150は、複数の画像データのうち、コントラストが最大となった画像データを最適な画像データとして決定し、表示させてもよい。また、コンピュータ150は、重みを引数として最適化問題を解くことにより、コントラストが最適となる重み、すなわち最適化された画像データを決定してもよい。
また、コンピュータ150は、画像データ内の各位置で重みの最適値を求めてもよい。すなわち、コンピュータ150は、画像データを複数の領域に分割し、分割された各領域で最適な重み(最適な画像データ)を決定してもよい。また、コンピュータ150は、光照射毎または2つ以上の光照射からなるグループ毎に最適な重みを求めてもよい。
本実施形態に係る画像生成方法によれば、最適な重みが不明な場合であっても、適応的に最適な重み、または、最適な重みを適用した画像データを決定することができる。
[第3の実施形態]
本実施形態では、重み付け手段としてのコンピュータ150が、第1または第2の実施形態に示す方法で取得された複数の画像データに対して、負値の画像値に対して重み付け係数Mで重み付け処理を行う場合の画像生成方法を説明する。本実施形態は、重み付け処理の前に、同一の領域における画像値の負値を累積加算したデータを生成、保存し、累積加算された負値の画像値を重み付け処理に用いる点が、第1または第2の実施形態と異なる。以下、本実施形態の内容について具体的に説明する。
本実施形態では、重み付け手段としてのコンピュータ150が、第1または第2の実施形態に示す方法で取得された複数の画像データに対して、負値の画像値に対して重み付け係数Mで重み付け処理を行う場合の画像生成方法を説明する。本実施形態は、重み付け処理の前に、同一の領域における画像値の負値を累積加算したデータを生成、保存し、累積加算された負値の画像値を重み付け処理に用いる点が、第1または第2の実施形態と異なる。以下、本実施形態の内容について具体的に説明する。
まず、演算部151は、複数の画像データを参照し、ある領域の画像値の変動を調べる際に、画像値の負値を判別し、すべての負の画像値の累積値Dnを示す情報を生成し、記憶部152に保存する。また、演算部151は、複数の画像データを参照した場合に、ある領域に関する有効な画像値が存在する数、言い換えると、ある領域に関する画像値の加算回数Nを示す情報を生成し、記憶部152に保存する。
次に、演算部151は、全ての光照射で得られた複数の画像データのある領域における画像値の平均値Daを示す情報を生成し、記憶部152に保存する。図11は、光照射を10回行って10個の画像データを得た場合における、ある領域に該当する画素値の変動をプロットしたものである。ここでは、光照射の1回目におけるある領域の画素値はP1、光照射の2回目におけるある領域の画素値はP2、といった具合に、画像値が光照射毎に変動することが示されている。この場合、ある領域に関する有効な画像値が存在する数、言い換えると、ある領域に関する画像値の加算回数Nは10である。また、負の画像値の累積値は、Dn=P3+P5+P6+P8+P10となる。また、画像値の平均値Daは、Da=(P1+P2+・・+P10)/N=(P1+P2+・・+P10)/10となる。このように、予め負の画像値の累積値Dn、加算回数N、平均値Daを示す情報を生成しておくことにより、これらの情報を利用して、負値を任意の重み付け係数で重み付けする負成分強調処理を行うことができる。以下、負成分の重み付け係数をMとする場合の演算方法を説明する。なお、負成分の重み付け係数をMとする場合の負成分部強調処理を、M倍負成分強調と呼ぶことにする。演算部151は、記憶部152から負の画像値の累積値Dn、加算回数N、平均値Daを読み出し、M倍負成分強調時の画像値Dm={Da*N+(M―1)*Dn}/Nを算出する。M倍負成分強調時の画像値Dmは、重み付けされた画像データに相当する。このように予め算出された情報を利用してM倍負成分強調処理を行うことにより、複数の画像データを全て記憶しておく必要がないため、処理に必要なデータを保存しておくメモリ容量を低減することができる。
また、撮像を行った際に、一旦負の画像値の累積値Dn、加算回数N、平均値Daの情報を生成しておけば、再度撮像を行って複数の画像データを再取得する必要なしに、M倍負成分強調の処理を行うことができ、余計な撮像の手間が省略できる。
ここまで、累積値Dnについては、負の画像値の累積値と定義してきたが、正の画像値の累積値としてもよい。その場合においても、Da*N−(正の画像値の累積値)によって、負の画像値の累積値Dnを求めることができるため、M倍負成分強調の処理を行うことができる。すなわち、正の画像値の累積値、加算回数N、平均値Daを用いて負成分強調を行うことは、負の画像値の累積値Dn、加算回数N、平均値Daを用いて負成分強調を行うことと実質的に等価である。
以上、本実施形態に係る画像生成方法によれば、予め算出した画像値の累積値を示す情報を利用することにより、少ないデータ量で任意の重み係数による負成分強調処理を行うことができる。
なお、信号処理として正負反転処理を行わない場合、本実施形態の説明における負値と正値とを入れ替えることにより、アーティファクト成分を抑制した画像データを生成することができる。すなわち、M倍負成分強調処理と同様に、正成分の重み付け係数をMとする場合のM倍正成分強調処理を行うことができる。
[第4の実施形態]
本実施形態においては、表示制御手段としてのコンピュータ150が行う負成分強調画像の表示の態様について述べる。図12に、負成分強調画像を表示するビューワー300の例を示す。ビューワー300においては、画像表示領域310と、負成分強調のパラメータ設定領域320、さらには、画像特性情報表示領域330が存在する。
本実施形態においては、表示制御手段としてのコンピュータ150が行う負成分強調画像の表示の態様について述べる。図12に、負成分強調画像を表示するビューワー300の例を示す。ビューワー300においては、画像表示領域310と、負成分強調のパラメータ設定領域320、さらには、画像特性情報表示領域330が存在する。
画像表示領域310においては、光音響画像を表示する。表示の態様については、一次元画像、二次元画像、三次元画像、動画など、診断にとって適当なものであれば、特定の態様に限定されない。さらに、画像処理手法も特定のものに限定されず、ボリュームレンダリング、サーフェスレンダリング、MIP(MAXIMUM INTENSITY PROJECTION)など、いかなる手法で生成された画像も表示可能なものとする。また、本実施形態においては、光音響画像をXY断面画像311、XZ断面画像312、YZ断面画像313に分割して、画像表示領域310に3断面表示している。また、ユーザーが任意の平面を選択して表示することも可能である。
パラメータ設定領域320においては、負成分強調処理を行う場合に必要なパラメータを設定する。例えば、図12に示すように、パラメータ設定省域320においては、負成分強調処理のON/OFF、負値増幅率、画像値に加算するオフセット値をユーザーが入力できる。入力可能なパラメータは、負成分強調処理に関するパラメータであればいかなるものであってもよい。入力の態様は必ずしも図12に示したものに限られない。負値増幅率、画像値に加算するオフセット値を数値で入力するかわりに、スライダーやダイヤルで入力値を指定できるようにしてもよく、特定の様式に限定されない。また、パラメータ値は、入力部170より、ユーザーが操作可能なマウスやキーボードなどで構成される操作コンソールから行われてもよい。また、パラメータ値は、入力部170の操作コンソールに設けられた、ユーザーが接触して調整可能なスライダーやダイヤルなどによって行われてもよい。また、表示部160をタッチパネルで構成し、表示部160を入力部170として利用してもよい。
画像特性情報表示領域330においては、生体の深さ方向に関する画像値の特性情報を表示する。光音響画像においては、生体組織における光の拡散や減衰の影響により、照射位置から生体深部になるほど照射される光の強度が低下するため、生体深部の血管等の画像値が低下する傾向がある。そこで、生体の深さ方向の画像値の変動特性を画像特性情報表示領域330に表示し、ユーザーが任意に画像値の補正をできるようにしてもよい。これにより、視認性の向上した光音響画像を表示できるようになる。
例えば、ユーザーが被検体画像350に関して、XY断面画像311上で、生体の深さ方向の画像値の変動特性を確認したい領域334−1(以下、「特性確認領域」と記載)を指定する。特性確認領域334−1が指定されると、XZ断面画像312、YZ断面画像313にも、特性確認領域334−1に対応する領域334−2、334−3が表示される。なお、ユーザーがXZ断面画像312における指定領域334−2、もしくはYZ断面画像313における指定領域334−3の範囲を調整することで、深さ方向、すなわちZ方向においてユーザーが確認したい領域が指定されてもよい。ユーザーが数値で指定できるようにしてもよい。
ユーザー指定領域334は、一つである必要はなく、複数設定できるようにしてもよい。
複数設定した場合は、複数領域の画像値の特性情報を重畳して画像特性情報表示領域330に表示してもよいし、ユーザーが選択した領域の特性情報のみを画像特性情報表示領域330に表示してもよい。
一旦ユーザーが特性確認領域334を設定すると、本発明の光音響装置が被検体画像350の表面のZ座標値であるZ1から、Z方向の画像値の変動特性331を表示する。変動特性の算出手法は特定のものに限定されず、生体のZ方向の画像値の変動特性が把握できる指標を用いればよい。例えば、あるZ座標値におけるXY平面において、特性確認領域334に含まれる領域の画像データの最大値を用いてもよい。そして、ユーザーが指定した減衰補正カーブ332、もしくは被検体画像350の表面の輝度値レベル333に合わせるように画像の輝度値を補正することができる。なお、線分335は被検体画像350の表面のZ座標値を示す。パラメータ設定領域320において、減衰係数補正をON/OFFするかを選択することにより、当該減衰補正の実行の有無を設定してもよい。また、パラメータ設定領域320において、ユーザーが指定した減衰補正カーブ332、もしくは被検体350の表面の輝度値レベル333のいずれに合わせて補正を行うかを選択することができる。
負成分強調画像の表示態様においては、必ずしも画像表示領域310、負成分強調のパラメータ設定領域320、画像特性情報表示領域330のみを表示しなければならないというわけではない。従来の超音波診断装置、光音響診断装置のビューワにおいて表示されるいかなる項目も併せて表示できるものとし、かつ、ユーザーが表示したい項目を任意に選択して表示できるようにしてもよい。
また、負成分強調画像の表示態様においては、必ずしも画像表示領域310、負成分強調のパラメータ設定領域320、特性情報表示領域330の全てを表示しなければならないというわけではない。ユーザーが任意に表示したい領域を選択して表示できるようにしてもよい。すなわち、画像表示領域310、負成分強調のパラメータ設定領域320、画像特性情報表示領域330の少なくとも一つを表示してもよい。
なお、本発明の第4の実施形態において説明を行ったビューワにおいては、本発明の第1、第2の実施形態にて説明を行った態様にて画像表示を行ってもよい。また、図12に示したビューワに表示される領域や項目のレイアウト、ビューワに表示されている文言や字体などは、必ずしも図12に示したものに限定されない。
このように、本実施形態に係る画像生成方法によれば、ユーザーの所望する処理パラメータで負成分強調が行うことができる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
150 コンピュータ
160 表示部
160 表示部
Claims (20)
- 被検体への複数回の光照射により前記被検体から発生する光音響波を受信することにより得られた前記複数回の光照射に対応する複数の受信信号に基づいて、画像データを生成する画像生成装置であって、
前記複数の受信信号のそれぞれに対して時間微分処理及び信号レベルの正負を反転させる反転処理を含む信号処理を行う信号処理手段と、
前記信号処理が行われた前記複数の受信信号に基づいて、複数の画像データを生成する画像データ生成手段と、
前記複数の画像データの負値の重みを正値の重みよりも大きくする重み付け処理を行う重み付け処理手段と、
前記重み付け処理が行われた前記複数の画像データを合成することにより、第1の画像データを生成する合成手段と、
を有することを特徴とする画像生成装置。 - 被検体への複数回の光照射により前記被検体から発生する光音響波を受信することにより得られた前記複数回の光照射に対応する複数の受信信号に基づいて、画像データを生成する画像生成装置であって、
前記複数の受信信号のそれぞれに対して時間微分処理を含む信号処理を行う信号処理手段と、
前記信号処理が行われた前記複数の受信信号に基づいて、複数の画像データを生成する画像データ生成手段と、
前記複数の画像データの正値の重みを負値の重みよりも大きくする重み付け処理を行う重み付け処理手段と、
前記重み付け処理が行われた前記複数の画像データを合成することにより、第1の画像データを生成する合成手段と、
を有することを特徴とする画像生成装置。 - 前記重み付け処理手段は、前記負値の重みを、前記負値の大きさに応じて変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像生成装置。 - 前記重み付け処理手段は、前記負値の大きさが大きくなるにつれて、前記負値の重みを小さくする
ことを特徴とする請求項3に記載の画像生成装置。 - 前記重み付け処理手段は、前記複数の画像データの前記正値の重みを、前記正値の大きさに応じて変更する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像生成装置。 - 前記重み付け処理手段は、前記正値の大きさが大きくなるにつれて、前記正値の重みを小さくする
ことを特徴とする請求項5に記載の画像生成装置。 - 前記重み付け処理手段は、ユーザーの指示に基づいて、前記正値及び前記負値の少なくとも一方の重みを決定し、当該重みにしたがって前記重み付け処理を行う
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像生成装置。 - 前記第1の画像データに基づいた第1の画像を表示手段に表示させる表示制御手段を有し、
前記重み付け処理手段は、前記第1の画像が前記表示手段に表示されている間のユーザーの指示に基づいて、前記正値及び前記負値の少なくとも一方の重みを決定し、当該重みにしたがって前記重み付け処理を行い、
前記合成手段は、ユーザーの指示に基づいて決定された前記重みにしたがって前記重み付け処理が行われた前記複数の画像データを合成することにより、第2の画像データを生成し、
前記表示制御手段は、前記表示手段に表示される画像を、前記第1の画像から前記第2の画像データに基づいた第2の画像に更新する
ことを特徴とする請求項7に記載の画像生成装置。 - 前記第1の画像データに基づいた第1の画像を表示手段に表示させる表示制御手段を有し、
前記重み付け処理手段は、前記第1の画像が前記表示手段に表示されている間のユーザーの指示に基づいて、前記正値及び前記負値の少なくとも一方の重みを決定し、当該重みにしたがって前記重み付け処理を行い、
前記合成手段は、ユーザーの指示に基づいて決定された前記重みにしたがって前記重み付け処理が行われた前記複数の画像データを合成することにより、第2の画像データを生成し、
前記表示制御手段は、前記第1の画像と、前記第2の画像データに基づいた第2の画像とを並列または重畳して前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項7に記載の画像生成装置。 - 前記重み付け処理手段は、
前記複数の画像データの複数の位置のそれぞれに対して互いに異なる重みを設定し、当該重みにしたがって前記複数の画像データに対する前記重み付け処理を行う
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像生成装置。 - 前記重み付け処理手段は、前記正値及び前記負値の少なくとも一方の重みを1より大きくする前記重み付け処理を行う
ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の画像生成装置。 - 前記被検体に前記複数回の光照射を行う光照射手段と、
前記複数回の光照射により発生した前記光音響波を受信することにより、前記複数の受信信号を出力する受信部と、
を有する
ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像生成装置。 - 前記複数回の光照射のそれぞれで前記被検体に対する前記受信部の位置が変更されるように、前記受信部を移動させる移動手段を有する
ことを特徴とする請求項12に記載の画像生成装置。 - 前記画像データ生成手段は、前記複数回の光照射のそれぞれに対応する画像データから構成される前記複数の画像データを生成する
ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の画像生成装置。 - 被検体への複数回の光照射により前記被検体から発生する光音響波を受信することにより得られた前記複数回の光照射に対応する複数の受信信号に基づいて、画像データを生成する画像生成装置であって、
前記複数の受信信号のそれぞれに対して時間微分処理及び信号レベルの正負を反転させる反転処理を含む信号処理を行う信号処理手段と、
前記信号処理が行われた前記複数の受信信号に基づいて、複数の画像データを生成する画像データ生成手段と、
前記複数の画像データの加算回数を示す情報、前記複数の画像データの正値または負値の累積値を示す情報、および前記複数の画像データの画像値の平均値を示す情報生成し、
前記加算回数を示す情報、前記累積値を示す情報、および前記平均値を示す情報を用いて、重み付けされた画像データを生成する重み付け手段と、
ことを特徴とする画像生成装置。 - 前記加算回数をN、前記累積値をDn、前記平均値をDa、重み付け係数をM、前記重み付けされた画像データの画像値Dmとした場合に、前記重み付け手段は、Dm={Da*N+(M―1)*Dn}/Nにしたがって、前記重み付けされた画像データを生成する
ことを特徴とする請求項15に記載の画像生成装置。 - 被検体への複数回の光照射により前記被検体から発生する光音響波を受信することにより得られた前記複数回の光照射に対応する複数の受信信号に基づいて、画像データを生成する情報処理方法であって、
前記複数の受信信号のそれぞれに対して時間微分処理及び信号レベルの正負を反転させる反転処理を含む信号処理を行い、
前記信号処理が行われた前記複数の受信信号に基づいて、複数の画像データを生成し、
前記複数の画像データの負値の重みを正値の重みよりも大きくする重み付け処理を行い、
前記重み付け処理が行われた前記複数の画像データを合成することにより、第1の画像データを生成する
ことを特徴とする画像生成方法。 - 被検体への複数回の光照射により前記被検体から発生する光音響波を受信することにより得られた前記複数回の光照射に対応する複数の受信信号に基づいて、画像データを生成する情報処理方法であって、
前記複数の受信信号のそれぞれに対して時間微分処理を含む信号処理を行い、
前記信号処理が行われた前記複数の受信信号に基づいて、複数の画像データを生成し、
前記複数の画像データの正値の重みを負値の重みよりも大きくする重み付け処理を行い、
前記重み付け処理が行われた前記複数の画像データを合成することにより、第1の画像データを生成する
ことを特徴とする画像生成方法。 - 被検体への複数回の光照射により前記被検体から発生する光音響波を受信することにより得られた前記複数回の光照射に対応する複数の受信信号に基づいて、画像データを生成する情報処理方法であって、
前記複数の受信信号のそれぞれに対して時間微分処理及び信号レベルの正負を反転させる反転処理を含む信号処理を行い、
前記信号処理が行われた前記複数の受信信号に基づいて、複数の画像データを生成し、
前記複数の画像データの加算回数を示す情報、前記複数の画像データの正値または負値の累積値を示す情報、および前記複数の画像データの画像値の平均値を示す情報を生成し、
前記加算回数を示す情報、前記累積値を示す情報、および前記平均値を示す情報を用いて、重み付けされた画像データを生成する
ことを特徴とする画像生成方法。 - 請求項17から19のいずれか1項に記載の画像生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017039656 | 2017-03-02 | ||
| JP2017039656 | 2017-03-02 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018143764A true JP2018143764A (ja) | 2018-09-20 |
Family
ID=63588501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018037685A Pending JP2018143764A (ja) | 2017-03-02 | 2018-03-02 | 画像生成装置、画像生成方法、プログラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018143764A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020082934A1 (zh) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 南京大学 | 一种抑制伪影的光声图像重建方法 |
-
2018
- 2018-03-02 JP JP2018037685A patent/JP2018143764A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020082934A1 (zh) * | 2018-10-25 | 2020-04-30 | 南京大学 | 一种抑制伪影的光声图像重建方法 |
| US11763500B2 (en) | 2018-10-25 | 2023-09-19 | Nanjing University | Photoacoustic image reconstruction method for suppressing artifacts |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6576424B2 (ja) | 表示制御装置、画像表示方法、及びプログラム | |
| US20180344262A1 (en) | Image processing apparatus, image processing method, and non-transitory storage medium | |
| JP6742745B2 (ja) | 情報取得装置および表示方法 | |
| EP3329843B1 (en) | Display control apparatus, display control method, and program | |
| JP2018061716A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム | |
| JP2019024733A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、プログラム | |
| US10607366B2 (en) | Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory storage medium | |
| JP2019000387A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム | |
| JP6921782B2 (ja) | 表示制御装置、画像表示方法、及びプログラム | |
| US20200275840A1 (en) | Information-processing apparatus, method of processing information, and medium | |
| JP6882108B2 (ja) | 画像生成装置、画像生成方法、及びプログラム | |
| JP2018143764A (ja) | 画像生成装置、画像生成方法、プログラム | |
| JP2019118686A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム | |
| JP7118718B2 (ja) | 被検体情報取得装置、被検体情報処理方法、およびプログラム | |
| JP6929204B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム | |
| JP7314371B2 (ja) | 被検体情報取得装置、被検体情報処理方法、およびプログラム | |
| US20200305727A1 (en) | Image processing device, image processing method, and program | |
| US11526982B2 (en) | Image processing device, image processing method, and program | |
| JP2019097804A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム | |
| JP6929048B2 (ja) | 表示制御装置、表示方法、及びプログラム | |
| JP2020110362A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム |