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JP2018141383A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過渡状態で運転が行なわれる機会が多い場合に、エンジンにおいて噴射される燃料の噴射量のずれを精度高く算出する。【解決手段】制御装置100は、実行条件が成立する場合(S100にてYES)、指令噴射量を算出するステップ(S102)と、実噴射量を算出するステップ(S104)と、積算指令噴射量および積算実噴射量を算出するステップ(S106)と、平均噴射量を算出するステップ(S108)と、噴射量のずれ率を算出するステップ(S110)と、ずれ率の変化幅が所定範囲内に収束したと判定される場合(S112にてYES)、最終的なずれ率を設定するステップ(S114)と、噴射量のずれ量を算出するステップ(S116)とを含む、制御処理を実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンにおいて噴射される燃料の噴射量のずれ量の算出に関する。
ディーゼルエンジン等の内燃機関の燃料噴射装置においては、個体差や経時変化等によって制御装置が指令する燃料の噴射量(以下、指令噴射量と記載する)と実際に噴射された燃料の噴射量(以下、実噴射量と記載する)との間にずれが生じる場合がある。そのため、たとえば、空燃比等から実噴射量を算出し、算出された実噴射量と指令噴射量との差分を噴射量のずれ量として学習することが考えられる。たとえば、特開2008−95615号公報(特許文献1)は、排気中の酸素濃度の検出し、検出された酸素濃度と予測値との差に基づいて燃料噴射量のずれを学習する技術が開示される。
特開2008−95615号公報
しかしながら、内燃機関の負荷変動中においては、燃料噴射量のずれ量を精度高く学習できない場合がある。これは、排気通路に設けられる空燃比センサの位置が気筒から離れているため、負荷変動が生じたときにセンサの出力値は、時間遅れの影響を大きく受けるためである。さらに、排気ガスが空燃比センサの位置に到達するまでの間に排気ガス中の酸素濃度が平均化したり、吸気に導入されるEGRガス中の残留酸素濃度が、負荷変動が生じてから平衡状態になるまで変化したりするため、負荷変動が生じたときの空燃比を精度高く算出できない。その結果、燃料噴射量のずれ量を精度高く学習できない場合がある。このような問題に対して、たとえば、内燃機関のアイドル時等の定常運転時にずれ量を学習することも考えられるが、建設機械等に搭載されるエンジンにおいては、過渡状態で運転が行なわれる機会が多く、ずれ量を精度高く学習できない場合がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、過渡状態で運転が行なわれる機会が多い場合に、エンジンにおいて噴射される燃料の噴射量のずれを精度高く算出するエンジンの制御装置を提供することである。
この発明のある局面に係るエンジンの制御装置は、気筒と気筒に燃料を供給するための燃料噴射装置とを備えるエンジンの制御装置である。この制御装置は、指令噴射量に基づいて燃料噴射装置を制御する。制御装置は、気筒における実空燃比と気筒に吸入される空気量と指令噴射量とエンジンの回転数とに基づいて実噴射量および指令噴射量にそれぞれ相関する第1の値および第2の値を取得する。制御装置は、第1の値および第2の値の各々を積算して第1積算値および第2積算値を算出し、第1積算値および第2積算値を用いて実噴射量と指令噴射量とのずれ率を算出する。
このようにすると、第1積算値と第2積算値とを用いて実噴射量と指令噴射量とのずれ率を算出することによって、過渡状態でエンジンの運転が行なわれる機会が多い場合でも、実噴射量と指令噴射量とのずれ量を精度高く算出することができる。
好ましくは、制御装置は、ずれ率の変化幅が所定範囲内に収束した状態が所定期間を経過するまで継続した場合に所定期間の開始以後のずれ率を用いて最終的なずれ率を設定する。
このようにすると、収束したずれ率を最終的なずれ率に設定することができるため、燃料噴射量のずれ量を精度高く算出することができる。
さらに好ましくは、制御装置は、実空燃比と空気量とに基づいて所定時間当たりの実噴射量を算出し、算出された実噴射量を積算して第1積算値を算出する。制御装置は、所定時間当たりの指令噴射量を算出し、算出された指令噴射量を積算して第2積算値を算出する。制御装置は、第1積算値と第2積算値とを用いてずれ率を算出する。
このようにすると、実噴射量を積算した第1積算値と指令噴射量を積算した第2積算値とを用いてずれ率を算出することによって、過渡状態でエンジンの運転が行なわれる機会が多い場合でも、実噴射量と指令噴射量とのずれ量を精度高く算出することができる。
さらに好ましくは、制御装置は、実空燃比と空気量とに基づいて所定時間当たりの実噴射量を算出し、算出された実噴射量の第1平均値を算出する。制御装置は、所定時間当たりの指令噴射量を算出し、算出された指令噴射量の第2平均値を算出する。制御装置は、第1平均値と第2平均値を用いてずれ率を算出する。
このようにすると、実噴射量の第1平均値と指令噴射量の第2平均値とを用いてずれ率を算出することによって、過渡状態でエンジンの運転が行なわれる機会が多い場合でも、実噴射量と指令噴射量とのずれ量を精度高く算出することができる。
さらに好ましくは、制御装置は、指令噴射量および実噴射量のうちのいずれか一方の平均値を算出し、算出された一方の平均値とずれ率とを用いて実噴射量と指令噴射量とのずれ量を算出する。
このようにすると、指令噴射量および実噴射量のうちのいずれか一方の平均値とずれ率とを用いて実噴射量と指令噴射量とのずれ量を精度高く算出することができる。
さらに好ましくは、制御装置は、実空燃比を積算して第1積算値を算出する。制御装置は、空気量と指令噴射量と回転数とに基づいて指令空燃比を算出し、算出された指令空燃比を積算して第2積算値を算出する。制御装置は、算出された第1積算値と第2積算値とを用いてずれ率を算出する。
このようにすると、実空燃比を積算した第1積算値と指令空燃比を積算した第2積算値とを用いてずれ率を算出することによって、負荷変動により実噴射量と指令噴射量とが変動する場合においても実噴射量と指令噴射量とずれ量を精度高く算出することができる。
この発明によると、過渡状態で運転が行なわれる機会が多い場合に、エンジンにおいて噴射される燃料の噴射量のずれを精度高く算出するエンジンの制御装置を提供することができる。
エンジンの全体構成を概略的に示した図である。 制御装置において構成される演算ブロックを示す図である。 制御装置で実行される制御処理を示すフローチャートである。 噴射量、積算噴射量およびずれ率の変化を示すタイムチャートである。 第1変形例に係る制御装置で実行される制御処理を示すフローチャートである。 第2変形例に係る制御装置で実行される制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、エンジン10の全体構成を概略的に示した図である。図1に示すエンジン10は、ディーゼルエンジン等の内燃機関である。エンジン10は、たとえば、車両や建設機械等の駆動源として搭載される。
図1に示すように、エンジン10は、気筒11と吸気通路8と排気通路7とを含む。吸気通路8の一方端には、エアクリーナ等(図示せず)が設けられる。吸気通路8の他方端は、気筒11に接続される。吸気通路8の一方端からEGR通路18との合流位置との間にエアフローメータ2が設けられる。
エアフローメータ2は、吸気通路8からエンジン10に導入される新気の流量(吸入空気量)を検出し、検出された吸入空気量を示す信号を制御装置100に出力する。
エアフローメータ2よりも下流の位置には、吸気絞り弁16が設けられる。吸気絞り弁16には、吸気絞り弁16の開度を検出する絞り弁センサ17が設けられる。絞り弁センサ17は、検出された吸気絞り弁16の開度を示す信号を制御装置100に出力する。吸気絞り弁16は、制御装置100からの制御信号によって開閉動作を行なう。
気筒11は、シリンダ11aとピストン11bとを含む。気筒11の頂部には燃料噴射装置13が設けられる。燃料噴射装置13は、たとえば、噴孔が形成されたボディと、ボディ内部に設けられ、噴孔を開閉するニードルとを有するインジェクタによって構成される。燃料噴射装置13は、コモンレール15を介して燃料ポンプ14および燃料タンク12に接続される。燃料ポンプ14は、制御装置100からの制御信号に応じて、コモンレール15内の燃料の圧力が所定の圧力になるように燃料タンク12内の燃料をコモンレール15に供給する。燃料噴射装置13は、制御装置100からの制御信号に応じてニードルを動作させて、噴孔を開状態にすることによってコモンレール15内の燃料を気筒11内の燃焼室に供給する。
制御装置100は、燃料噴射装置13において1サイクル中に噴射される燃料噴射量に対応する制御指令値を決定する。制御装置100は、決定された制御指令値に基づいて燃料噴射装置13を制御する。制御指令値は、たとえば、燃料噴射装置13からの燃料の噴射時間(噴孔の開時間)あるいは噴射量を示す値である。
ピストン11bは、クランク軸(図示せず)に接続されており、クランク軸には、クランク軸の回転数(エンジン回転数)を検出するエンジン回転数センサ20が設けられる。エンジン回転数センサ20は、制御装置100に接続され、検出されたエンジン回転数を示す信号を制御装置100に送信する。
排気通路7は、第1通路7aと、第2通路7bと、第3通路7cと、第4通路7dとを含み、第1通路7a、第2通路7b、第3通路7c、および、第4通路7dの順で接続される。第4通路7dの端部は、排気ガスを大気に放出する出口に接続される。
排気通路7には、排気処理装置1が設けられる。排気処理装置1は、DPF(Diesel Particulate Filter)4と酸化触媒9とを含む。DPF4は、セラミックまたはステンレス等から形成される。DPF4は、第3通路7cに収納される。DPF4は、排気ガスの通過を許容しつつ、通過する排気ガスから粒子状物質を捕集する。
酸化触媒9は、DPF4よりも上流の第2通路7bに収納される。酸化触媒9は、排気ガスが通過することを許容し、通過する排気ガス中の炭化水素(HC)や窒素酸化物(NOx)や炭素酸化物(COx)などを酸化する。
排気通路7の第2通路7bの入口には、排気温度センサ5が設けられる。排気温度センサ5は、酸化触媒9の上流側(入口)の排気ガスのガス温度を検出して、検出結果を示す信号を制御装置100に送信する。
空燃比センサ3は、第4通路7dに設けられ、第4通路7d内を通過する排気ガス中の酸素濃度および未燃燃料の濃度の比である空燃比を検出する。空燃比センサ3は、検出された空燃比を示す信号を制御装置100に送信する。制御装置100は、空燃比センサ3の検出結果に基づいて気筒11における空燃比を算出する。制御装置100は、算出された気筒11における空燃比がエンジン10の運転状態に応じて設定される目標空燃比になるように燃料噴射装置13から噴射される燃料の噴射量をフィードバック制御等によって調整する。
エンジン10には、さらにEGR(排気ガス再循環)システムが設けられる。EGRシステムは、EGR通路18とEGR弁19とを含む。EGR通路18は、気筒11を経由しないで排気通路7と吸気通路8とを連通して、排気通路7に排出された排気ガスの一部を吸気通路8に戻す。EGR弁19は、制御装置100からの制御信号に応じて、EGR通路18によって循環するガス流量を調整する。制御装置100は、エンジン10の運転状態に基づいてEGR弁19の開度を制御する。
具体的には、制御装置100は、たとえば、燃料噴射量とエンジン回転数とに基づいてEGR率の目標値を設定する。制御装置100の後述するメモリ150には、たとえば、燃料噴射量とエンジン回転数とEGR率の目標値との関係を示すマップが記憶される。制御装置100は、制御指令値に対応する燃料噴射量とエンジン回転数と上述したマップとからEGR率の目標値を設定する。制御装置100は、EGR率が目標値になるようにEGR弁19の開度を制御する。
制御装置100は、各種処理を行なうCPU(Central Processing Unit)(図示せず)と、プログラムおよびデータを記憶するROM(Read Only Memory)およびCPUの処理結果等を記憶するRAM(Random Access Memory)を含むメモリ150と、制御装置100の外部の機器と情報のやり取りを行なうための入力ポートおよび出力ポート(いずれも図示せず)とを含む。入力ポートには、エアフローメータ2、空燃比センサ3、排気温度センサ5、絞り弁センサ17およびエンジン回転数センサ20等が接続される。
制御装置100は、入力ポートに接続された各機器から信号を受信し、受信した信号に基づいて出力ポートに接続された絞り弁センサ17、燃料噴射装置13、燃料ポンプ14、EGR弁19等を制御する。
以上のような構成において、燃料噴射装置13においては、噴孔やニードル等の個体差や経時変化などによって制御装置100が指令する燃料の噴射量(以下、指令噴射量と記載する)と実際に噴射された燃料噴射量(以下、実噴射量と記載する)との間にずれが生じる場合がある。そのため、たとえば、空燃比等から実噴射量を算出し、算出された実噴射量と指令噴射量との差分を噴射量のずれ量として学習することが考えられる。
しかしながら、エンジン10の負荷変動中においては、燃料噴射量のずれ量を精度高く学習できない場合がある。これは、排気通路7に設けられる空燃比センサ3の位置が気筒11から離れているため、負荷変動が生じたときの空燃比センサ3の出力値は、時間遅れの影響を大きく受けるためである。さらに、排気ガスが空燃比センサ3の位置に到達するまでの間に排気ガス中の酸素濃度が平均化したり、吸気に導入されるEGRガス中の残留酸素濃度が、負荷変動が生じてから平衡状態になるまで変化したりするため、負荷変動が生じたときの実空燃比を精度高く算出できない。その結果、燃料噴射量のずれ量を精度高く学習できない場合がある。そのため、たとえば、エンジン10のアイドル時等の定常運転時にずれ量を学習することも考えられるが、建設機械等に搭載されるエンジンにおいては、過渡状態で運転が行なわれる機会が多く、ずれ量を精度高く学習できない場合がある。
そこで、本実施の形態においては、制御装置100は、以下の動作を行なうものとする。すなわち、制御装置100は、気筒11における実空燃比と吸入空気量と制御指令値とエンジン回転数とに基づいて、実噴射量および指令噴射量を取得する。制御装置100は、実噴射量および指令噴射量の各々を積算して第1積算値および第2積算値を算出する。制御装置100は、第1積算値および第2積算値を用いて実噴射量と指令噴射量とのずれ率を算出する。
このようにすると、第1積算値と第2積算値とを用いて実噴射量と指令噴射量とのずれ率を算出することができるため、負荷変動により実噴射量と指令噴射量とが変動する場合においても実噴射量と指令噴射量とのずれ量を精度高く算出することができる。
図2は、制御装置100において構成される演算ブロックを示す図である。図2に示すように、制御装置100は、実噴射量算出部102と、指令噴射量算出部104と、平均噴射量算出部106と、積算部108と、ずれ率算出部110と、収束判定部112と、ずれ率設定部114と、ずれ量算出部116とを含む。
実噴射量算出部102は、空燃比センサ3を用いて取得される気筒11における実空燃比と吸入空気量とに基づいて実噴射量を算出する。具体的には、実噴射量算出部102は、たとえば、エアフローメータ2から吸入空気量を取得し、所定時間当たりの吸入空気量を算出する。実噴射量算出部102は、算出された所定時間当たりの吸入空気量を実空燃比で除算することによって所定時間当たりの実噴射量を算出する。所定時間は、たとえば、単位時間である。
指令噴射量算出部104は、制御指令値とエンジン回転数センサ20を用いて取得されるエンジン回転数とに基づいて指令噴射量を算出する。具体的には、指令噴射量算出部104は、所定時間当たりのエンジン回転数からエンジン10の動作サイクル数を算出し、算出された動作サイクル数に制御指令値に対応する燃料噴射量を乗算することによって所定時間当たりの指令噴射量を算出する。
平均噴射量算出部106は、所定時間当たりの指令噴射量の平均値(平均指令噴射量)を算出する。具体的には、平均噴射量算出部106は、後述する積算部108において算出される積算指令噴射量を、積算指令噴射量の算出が開始された時点からの経過時間で除算することによって所定時間当たりの平均指令噴射量を算出する。なお、積算指令噴射量の算出は、後述する実行条件が成立する時点に開始される。また、算出された平均指令噴射量は、メモリ150に記憶される。
積算部108は、実噴射量算出部102において算出された実噴射量を積算して積算実噴射量を算出するとともに、指令噴射量算出部104において算出された指令噴射量を積算して積算指令噴射量を算出する。積算部108は、たとえば、実行条件が成立した時点から指令噴射量が算出される毎に、算出された指令噴射量を前回算出された積算指令噴射量に加算することによって今回の積算指令噴射量を算出する。積算部108は、同様に、実行条件が成立した時点から実噴射量が算出される毎に、算出された実噴射量を前回算出された積算実噴射量に加算することによって今回の積算実噴射量を算出する。算出された積算指令噴射量および積算実噴射量は、メモリ150に記憶される。
ずれ率算出部110は、積算指令噴射量および積算実噴射量を用いて実噴射量と指令噴射量とのずれ率を算出する。ずれ率算出部110は、たとえば、積算実噴射量から積算指令噴射量を減算した差分値を算出する。ずれ率算出部110は、積算指令噴射量に対する差分値の比率を実噴射量と指令噴射量とのずれ率として算出する。ずれ率算出部110は、たとえば、ずれ率=(積算実噴射量−積算指令噴射量)/積算指令噴射量の式によってずれ率を算出する。なお、ずれ率算出部110は、当該式によって算出された値に「100」を乗算することによって百分率でずれ率を算出してもよい。ずれ率算出部110は、積算部108によって積算指令噴射量および積算実噴射量が算出される毎にずれ率を算出する。算出されたずれ率は、メモリ150に記憶される。
収束判定部112は、算出されたずれ率の履歴に基づいてずれ率が収束しているか否かを判定する。収束判定部112は、たとえば、最大値と最小値との差が予め定められた範囲以内である状態が予め定められた期間が経過するまで継続する場合にずれ率が収束していると判定する。収束判定部112は、たとえば、直前の期間(≧予め定められた期間)におけるずれ率の最大値と最小値とを特定し、特定された最大値と最小値との差が予め定められた範囲内となる場合に、最大値または最小値のうちのいずれか早い方の時点から予め定められた期間が経過しているとずれ率が収束していると判定する。
ずれ率設定部114は、収束判定部112によってずれ率が収束していると判定される場合に、最終的なずれ率を設定する。ずれ率設定部114は、上述の予め定められた期間の開始時点以降のずれ率を用いて最終的なずれ率を設定する。ずれ率設定部114は、たとえば、ずれ率が収束していると判定された時点に算出されたずれ率を最終的なずれ率として設定してもよい。あるいは、ずれ率設定部114は、たとえば、ずれ率が収束していると判定された時点の直前の予め定められた期間におけるずれ率の平均値を最終的なずれ率として設定してもよい。あるいは、ずれ率設定部114は、ずれ率が収束していると判定された時点以降に算出されたずれ率を用いて最終的なずれ率を設定してもよい。設定された最終的なずれ率は、メモリ150に記憶される。
ずれ量算出部116は、平均噴射量算出部106によって算出された平均指令噴射量とずれ率設定部114において確定された最終的なずれ率とを乗算することによって燃料噴射量のずれ量を算出する。
次に図3を参照して、本実施の形態において制御装置100で実行される制御処理について説明する。図3は、制御装置100で実行される制御処理を示すフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、所定の制御周期(=単位時間)毎にメインルーチン(図示せず)から呼び出されて実行される。これらのフローチャートに含まれる各ステップは、基本的には制御装置100によるソフトウェア処理によって実現されるが、その一部または全部(たとえば、図2の演算ブロック図に示される構成の一部または全部)が制御装置100内に作製されたハードウェア(電気回路)によって実現されてもよい。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、制御装置100は、実行条件が成立するか否かを判定する。実行条件は、たとえば、空燃比が所定値以下の予め定められた範囲内であるという条件と、エンジン10の暖機が完了しているという条件とを含む。予め定められた範囲は、たとえば、空燃比がリッチ側の値となる範囲である。また、制御装置100は、たとえば、エンジン10の水温がしきい値よりも高い場合にエンジン10の暖機が完了していると判定する。実行条件が成立していると判定される場合(S100にてYES)、処理はS102に移される。
S102にて、制御装置100は、所定時間当たりの指令噴射量を算出する。S104にて、制御装置100は、所定時間当たりの実噴射量を算出する。指令噴射量および実噴射量の算出方法については上述したとおりであるためその詳細な説明は繰り返さない。
S106にて、制御装置100は、積算指令噴射量および積算実噴射量を算出する。S108にて、制御装置100は、所定時間当たりの平均噴射量を算出する。
S110にて、制御装置100は、算出された積算指令噴射量と積算実噴射量と上記した式とを用いてずれ率を算出する。
S112にて、制御装置100は、算出されたずれ率の履歴に基づいてずれ率の変化幅が所定の範囲内に収束したか否かを判定する。判定方法は、上述したとおりであるためその詳細な説明は繰り返さない。ずれ率の変化幅が所定の範囲内に収束したと判定される場合(S112にてYES)、処理はS114に移される。
S114にて、制御装置100は、最終的なずれ率を設定する。S116にて、制御装置100は、S108にて算出された平均噴射量とS114にて設定されたずれ率とを乗算して所定時間当たりの燃料噴射量のずれ量を算出する。
なお、S100にて、実行条件が成立しない場合には(S100にてNO)、処理はS118に移される。S118にて、制御装置100は、メモリ150に記憶された積算指令噴射量および積算実噴射量および平均噴射量をクリアして初期値(たとえば、ゼロ)をリセットする。また、S112にて、ずれ率の変化幅が所定範囲内に収束しないと判定される場合(S112にてNO)、この処理は終了する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態における制御装置100の動作について図4を参照しつつ説明する。図4は、噴射量、積算噴射量およびずれ率の変化を示すタイミングチャートである。図4の縦軸は、上段のグラフから実噴射量、指令噴射量、積算噴射量およびずれ率を示し、図4の横軸は、時間を示す。図4のLN1(破線)は、実噴射量の変化を示す。図4のLN2(実線)は、指令噴射量の変化を示す。図4のLN3(破線)は、積算実噴射量を示す。図4のLN4(実線)は、積算指令噴射量を示す。図4のLN5(実線)は、ずれ率の変化を示す。
たとえば、時間T(0)において、実行条件が成立した場合を想定する。実行条件の成立によって(S100にてYES)、図4のLN1およびLN2に示すように、指令噴射量と実噴射量とが算出される(S102,S104)。図4のLN3に示すように、今回の実噴射量が前回の計算において算出された積算実噴射量に加算されて今回の積算実噴射量が算出される(S106)。さらに、図4のLN4に示すように、今回の指令噴射量が前回の計算において算出された積算指令噴射量に加算されて今回の積算指令噴射量が算出される。そして、積算指令噴射量が時間T(0)からの経過時間で除算されることによって所定時間当たりの指令噴射量の平均値が算出される(S108)。
図4のLN5に示すように、算出された積算指令噴射量と積算実噴射量とを用いてずれ率が算出され(S110)、ずれ率の変化幅が所定の範囲内に収束したか否かが判定される(S112)。ずれ率の変化幅が所定の範囲内に収束していないと判定される場合(S112にてNO)、処理が終了され、再度実行条件が成立の有無が判定される(S100)。
実行条件が成立している間においては、上述したような処理が繰り返される。そして、時間T(1)にて、ずれ率の変化幅の最大値と最小値との差が所定の範囲内になり、所定の範囲内となった時点から予め定められた時間が経過した時間T(2)にて、ずれ率の変化幅が所定の範囲内に収束したと判定されると(S112にてYES)、最終的なずれ率が設定される(S114)。設定されたずれ率と平均噴射量とが乗算されて燃料噴射量のずれ量が算出される(S116)。算出された燃料噴射量のずれ量は、たとえば、上述したように燃料噴射量とエンジン回転数とによってEGR率の目標値を設定する場合に、燃料噴射量の補正に用いられる。すなわち、制御装置100は、たとえば、エンジン10の状態に応じて設定された制御指令値に対応する燃料噴射量にずれ量を加算し、ずれ量が加算された燃料噴射量とエンジン回転数とによってEGR率の目標値を設定する。これにより、実噴射量に対して適切なEGR率の目標値が設定される。
以上のようにして、本実施の形態に係るエンジンの制御装置によると、積算指令噴射量と積算実噴射量とのずれ率を、実噴射量と指令噴射量とのずれ率として算出することによって、過渡状態でエンジン10の運転が行なわれる機会が多い場合でも、実噴射量と指令噴射量とのずれ量を精度高く算出することができる。したがって、過渡状態で運転が行なわれる機会が多い場合に、エンジンにおいて噴射される燃料の噴射量のずれを精度高く算出するエンジンの制御装置を提供することができる。
さらに、ずれ率の変化幅が所定範囲内に収束した場合に最終的なずれ率を設定することによって、設定されたずれ率を用いて燃料噴射量のずれ量を精度高く算出することができる。
さらに、所定時間当たりの指令噴射量の平均値とずれ率とを乗算することによって、所定時間当たりの燃料噴射量のずれ量を算出することができるため、燃料噴射量を精度高く補正することができる。そのため、補正した燃料噴射量を用いてEGR率の目標値を設定するなどしてエンジン10を適切に制御することができる。
以下、変形例について説明する。
上述の実施の形態においては、実行条件として、空燃比が所定値以下の予め定められた範囲内であるという条件と、エンジン10の暖機が完了しているという条件とを含むものとして説明したが、たとえば、これらの条件に加えて、エンジン10の回転数が通常の使用範囲に対応する予め定められた範囲内であるという条件と、吸気温度が常温に対応する予め定められた範囲内であるという条件と、大気圧が平地の大気圧に対応する予め定められた範囲内であるという条件と、前回の最終的なずれ率の設定から予め定められた期間が経過しているという条件とのうちの少なくともいずれかの条件を含むようにしてもよい。
さらに、上述の実施の形態においては、エンジン10は、ターボチャージャーの構成を有しない場合を一例として説明したが、ターボチャージャーを有する構成であってもよい。この場合において、EGRシステムは、気筒11から排気通路7に排出された排気ガスの一部をターボチャージャーのコンプレッサの下流の吸気通路に戻すHPL(High Pressure Loop)−EGRの構成に限定されるものではなく、ターボチャージャーのコンプレッサの上流の吸気通路に戻すLPL(Low Pressure Loop)−EGRの構成であってもよい。
さらに上述の実施の形態においては、最大値と最小値との差が予め定められた範囲以内である状態が予め定められた期間が経過するまで継続する場合にずれ率が収束していると判定するものとして説明したが、たとえば、実行条件が成立した時点からの経過時間を示す値がしきい値以上となる場合に、ずれ率の変化幅が所定範囲内に収束したと判定してもよい。なお、しきい値は、たとえば、エンジン回転数や吸入空気量等のエンジン10の状態に基づいて設定されてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、積算指令噴射量に対する積算実噴射量から積算指令噴射量を減算した差分値の比を燃料噴射量のずれ率として算出するものと説明したが、たとえば、積算実噴射量に対する差分値の比を燃料噴射量のずれ率として算出してもよい。この場合、実噴射量の平均値とずれ率とを乗算することによって燃料噴射量のずれ量を算出してもよい。
さらに上述の実施の形態においては、ずれ率が所定範囲内に収束した場合に最終的なずれ率を設定するものとして説明したが、最終的なずれ率がすでに設定されている場合(メモリ150に記憶されている場合)には、前回設定されたずれ率(メモリ150に最終的なずれ率として記憶されている値)と新たに設定された値との差分がしきい値以上の場合に新たに設定された値に更新するようにしてもよいし、あるいは、差分の所定割合分を前回の設定されたずれ率に加算した値に更新するようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、ずれ率と所定時間当たりの平均指令噴射量とを乗算して所定時間当たりの燃料噴射量のずれ量を算出するものとして説明したが、たとえば、ずれ率と1サイクル当たりの平均指令噴射量とを乗算して1サイクル当たりの燃料噴射量のずれ量を算出してもよい。
さらに上述の実施の形態においては、空燃比に関する条件と、暖機に関する条件とを含む実行条件が成立する場合にずれ率を算出するものとして説明したが、たとえば、エンジン10の回転数や吸入空気量に基づいて複数の運転領域を設定し、設定された運転領域毎にずれ率を算出するようにしてもよい。このようにすると、エンジン10の運転状態に応じて燃料噴射量のずれ量をより精度高く算出することができる。
さらに上述の実施の形態においては、積算実噴射量と積算指令噴射量とのずれ率を実噴射量と指令噴射量とのずれ率として説明したが、たとえば、実噴射量の第1平均値と、指令噴射量の第2平均値とのずれ率を実噴射量と指令噴射量のずれ率として算出してもよい。
以下、この変形例(以下、第1変形例と記載する)に係る制御装置100で実行される制御処理について図5を用いて説明する。図5は、第1変形例に係る制御装置100で実行される制御処理を示すフローチャートである。
図5のフローチャートは、図3のフローチャートと比較して、S106、S110およびS118の処理がS206、S210およびS218の処理にそれぞれ置き換えられている点と、S108の処理が省略されている点とを除き、図3の処理と同様である。同じ処理については同じステップ番号が付与されている。そのため、それらについて詳細な説明は繰り返さない。
S206にて、制御装置100は、実行条件が成立した時点から現時点までの1サイクル当たりの指令噴射量の平均値(以下、平均指令噴射量と記載する)を算出する。具体的には、制御装置100は、実行条件が成立した時点からの積算指令噴射量を、実行条件が成立した時点からのエンジン10の動作サイクル数で除算することによって平均指令噴射量を算出する。
さらに、制御装置100は、実行条件が成立した時点から現時点までの1サイクル当たりの実噴射量の平均値(以下、平均実噴射量と記載する)を算出する。具体的には、制御装置100は、実行条件が成立した時点からの積算実噴射量を、実行条件が成立した時点からのエンジン10の動作サイクル数で除算することによって平均実噴射量を算出する。算出された平均指令噴射量および平均実噴射量は、メモリ150に記憶される。
S210にて、制御装置100は、平均指令噴射量と平均実噴射量とを用いて燃料噴射量のずれ率を算出する。具体的には、制御装置100は、たとえば、平均実噴射量から平均指令噴射量を減算した差分値を算出する。制御装置100は、平均指令噴射量に対する差分値の比率をずれ率として算出する。すなわち、制御装置100は、たとえば、ずれ率)(平均実噴射量−平均指令噴射量)/平均指令噴射量の式によってずれ率を算出する。算出されたずれ率は、メモリ150に記憶される。
S218にて、制御装置100は、メモリ150に記憶された平均指令噴射量および平均実噴射量をクリアして初期値(たとえば、ゼロ)をリセットする。
このようにすると、平均指令噴射量と平均実噴射量とのずれ率を、実噴射量と指令噴射量とのずれ率として算出することによって、過渡状態でエンジン10の運転が行なわれる機会が多い場合でも、実噴射量と指令噴射量とのずれ量を精度高く算出することができる。なお、平均指令噴射量および平均実噴射量は、それぞれ所定時間当たりの指令噴射量の平均値および所定時間当たりの実噴射量の平均値であってもよい。
さらに上述の実施の形態においては、積算実噴射量と積算指令噴射量とのずれ率を実噴射量と指令噴射量とのずれ率として説明したが、実噴射量および指令噴射量に相関する値を用いてずれ率を算出してもよい。実噴射量および指令噴射量にそれぞれ相関する値として、たとえば、実空燃比と指令空燃比とを用いてずれ率を算出してもよい。
以下、この変形例(以下、第2変形例と記載する)に係る制御装置100で実行される制御処理について図6を用いて説明する。図6は、第2変形例に係る制御装置100で実行される制御処理を示すフローチャートである。
図6のフローチャートは、図3のフローチャートと比較して、S102、S104、S106、S110およびS118の処理がS302、S304、S306、S310およびS318の処理にそれぞれ置き換えられている点を除き、図3の処理と同様である。同じ処理については同じステップ番号が付与されている。そのため、それらについて詳細な説明は繰り返さない。
S302にて、制御装置100は、指令空燃比を算出する。具体的には、制御装置100は、制御指令値とエンジン回転数と吸入空気量とに基づいて指令空燃比を算出する。制御装置100は、たとえば、制御指令値とエンジン回転数とに基づいて所定時間当たりの指令噴射量を算出する。さらに、制御装置100は、所定時間当たりの吸入空気量を算出する。制御装置100は、算出された所定時間当たりの指令噴射量と吸入空気量とにより指令空燃比を算出する。
S304にて、制御装置100は、実空燃比を算出する。具体的には、空燃比センサ3の出力値に基づいて気筒11における実空燃比を算出する。
S306にて、制御装置100は、実空燃比および指令空燃比を積算して積算実空燃比および積算指令空燃比を算出する。
制御装置100は、たとえば、実行条件が成立する時点から指令空燃比が算出される毎に、算出された指令空燃比を前回算出された積算指令空燃比に加算することによって今回の積算指令空燃比を算出する。制御装置100は、同様に、実行条件が成立した時点から実空燃比が算出される毎に、算出された実空燃比を前回算出された積算実空燃比に加算することによって今回の積算実空燃比を算出する。算出された積算実空燃比および積算指令空燃比は、メモリ150に記憶される。
S310にて、制御装置100は、積算指令空燃比と積算実空燃比とを用いて実噴射量と指令噴射量とのずれ率を算出する。制御装置100は、たとえば、積算実空燃比から積算指令空燃比を減算した差分値を算出する。制御装置100は、積算指令空燃比に対する差分値の比率をずれ率として算出する。すなわち、制御装置100は、たとえば、ずれ率=(積算実空燃比−積算指令空燃比)/積算指令空燃比の式によってずれ率を算出してもよい。算出されたずれ率は、メモリ150に記憶される。
S318にて、制御装置100は、メモリ150に記憶された積算指令空燃比、積算実空燃比および平均噴射量をクリアして初期値(たとえば、ゼロ)をリセットする。
このようにすると、積算指令空燃比と積算実空燃比を用いてずれ率を算出することによって、過渡状態でエンジン10の運転が行なわれる機会が多い場合でも、実噴射量と指令噴射量とのずれ量を精度高く算出することができる。
なお、上記した変形例は、その全部または一部を組み合わせて実施してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 排気処理装置、2 エアフローメータ、3 空燃比センサ、5 排気温度センサ、7 排気通路、7a 第1通路、7b 第2通路、7c 第3通路、7d 第4通路、8 吸気通路、9 酸化触媒、10 エンジン、11 気筒、11a シリンダ、11b ピストン、12 燃料タンク、13 燃料噴射装置、14 燃料ポンプ、15 コモンレール、16 吸気絞り弁、17 絞り弁センサ、18 EGR通路、19 EGR弁、20 エンジン回転数センサ、100 制御装置、102 実噴射量算出部、104 指令噴射量算出部、106 平均噴射量算出部、108 積算部、110 ずれ率算出部、112 収束判定部、114 ずれ率設定部、116 ずれ量算出部、150 メモリ。

Claims (6)

  1. 気筒と前記気筒に燃料を供給するための燃料噴射装置とを備えるエンジンの制御装置であって、
    前記制御装置は、
    指令噴射量に基づいて前記燃料噴射装置を制御し、
    前記気筒における実空燃比と前記気筒に吸入される空気量と前記指令噴射量と前記エンジンの回転数とに基づいて実噴射量および前記指令噴射量にそれぞれ相関する第1の値および第2の値を取得し、前記第1の値および前記第2の値の各々を積算して第1積算値および第2積算値を算出し、前記第1積算値および前記第2積算値を用いて前記実噴射量と前記指令噴射量とのずれ率を算出する、エンジンの制御装置。
  2. 前記制御装置は、前記ずれ率の変化幅が所定範囲内に収束した状態が所定期間を経過するまで継続した場合に前記所定期間の開始以後の前記ずれ率を用いて最終的なずれ率を設定する、請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  3. 前記制御装置は、前記実空燃比と前記空気量とに基づいて所定時間当たりの実噴射量を算出し、算出された前記実噴射量を積算して前記第1積算値を算出し、前記所定時間当たりの前記指令噴射量を算出し、算出された前記指令噴射量を積算して前記第2積算値を算出し、前記第1積算値と前記第2積算値とを用いて前記ずれ率を算出する、請求項1または2に記載のエンジンの制御装置。
  4. 前記制御装置は、前記実空燃比と前記空気量とに基づいて所定時間当たりの実噴射量を算出し、算出された前記実噴射量の第1平均値を算出し、前記所定時間当たりの前記指令噴射量を算出し、算出された前記指令噴射量の第2平均値を算出し、前記第1平均値と前記第2平均値を用いて前記ずれ率を算出する、請求項1または2に記載のエンジンの制御装置。
  5. 前記制御装置は、前記指令噴射量および前記実噴射量のうちのいずれか一方の平均値を算出し、算出された前記一方の平均値と前記ずれ率とを用いて前記実噴射量と前記指令噴射量とのずれ量を算出する、請求項3または4に記載のエンジンの制御装置。
  6. 前記制御装置は、前記実空燃比を積算して前記第1積算値を算出し、前記空気量と前記指令噴射量と前記回転数とに基づいて指令空燃比を算出し、算出された前記指令空燃比を積算して前記第2積算値を算出し、算出された前記第1積算値と前記第2積算値とを用いて前記ずれ率を算出する、請求項1または2に記載のエンジンの制御装置。
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