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JP2018039260A - 多層フィルムおよび包装体 - Google Patents

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JP2018039260A JP2017164374A JP2017164374A JP2018039260A JP 2018039260 A JP2018039260 A JP 2018039260A JP 2017164374 A JP2017164374 A JP 2017164374A JP 2017164374 A JP2017164374 A JP 2017164374A JP 2018039260 A JP2018039260 A JP 2018039260A
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Abstract

【課題】ポリアミド系樹脂からなる薄い表面層を有する多層フィルムにおいて、高湿度下で良好な滑り性を有し、フィルム外観や透明性も良好であり、食品衛生上の基準も満足するフィルムを提供する。【解決手段】熱可塑性樹脂多層フィルムにおいて、少なくとも一方の表面層が、ポリアミド系樹脂(A)を主成分とし、無機フィラー(B)及び(C)を含み、無機フィラー(B)と(C)がそれぞれレーザー回折法による体積累積分布における特定の粒子径を有し、1〜200m2/gの比表面積を有し、且つアルコキシシラン化合物で表面処理されたものであり、無機フィラー(B)と(C)の合計質量の含有比率が、表面層を構成する組成物の合計質量表面層質量に対して0.01〜0.50質量%である多層フィルム。【選択図】図2

Description

本発明は、多層フィルムに関する。詳しくは、透明性と滑り性のバランスに優れ、高湿度環境下にあっても優れた滑り性を有する多層フィルムに関する。
一般に、ポリアミド系樹脂を用いたフィルムは、機械的特性、光学的特性、熱的特性、ガスバリア性、強靱性、耐ピンホール性、耐屈曲性などに優れており、包装用途、特に食品包装用途などに広く使用されている。包装用フィルムは、印刷、蒸着、ラミネート、製袋などの加工時における作業性、加工速度の高速化のために、滑り性が優れていることが要求される。しかし、ポリアミド系樹脂を用いたフィルムは、構造中にアミド基を有することから、特に高湿度の環境下においては滑り性が悪化する傾向があり、フィルム間でブロッキングが発生してしまうことが問題となっていた。こうしたブロッキングを改善する方法として、例えばポリアミド系樹脂に無機フィラーを配合することでフィルム表面に微細な凹凸を形成し、接触面積を低減する方法が知られている。
無機フィラーの添加により表面突起を形成する方法は、有効な手段ではあるが、無機フィラーの添加量が少ないと十分な滑り性が得られず、逆に多過ぎるとフィルムの透明性が低下してしまい、包装用フィルムとしての商品価値を失ってしまうといった問題から、無機フィラーのみ添加する技術では、実用性を満足するフィルムは得られていなかった。
透明性と滑り性を両立させる技術は、従来様々なものが検討されており、例えば特許文献1では、無機フィラーに表面処理を行うことで透明性の低下を抑え、滑り性を改良する技術が検討されている。特許文献1の方法では、透明性と滑り性のバランスは多少改善するものの、実用的に満足のいくレベルを達成できてはおらず、また当時は高湿度下での滑り性は課題として考慮されていなかった。
さらに、複数の添加物を組み合わせることで改良を試みた技術も検討されてきた。例えば特許文献2では、無機粒子が、平均粒径1〜2μmのシリカと、平均粒径2〜3μmのシリカからなり、炭素数20以上の脂肪酸からなるビスアミド含有量が0.1〜0.3質量%含有した、高湿度下における滑り性の優れた二軸延伸ポリアミドフィルムが検討されている。また特許文献3では、ポリアミド樹脂に対して、オルガノポリシロキサンにより表面処理された特定の比表面積を有する無機フィラー粒子と、それ以外の無機フィラー粒子を組み合わせて配合してなることを特徴とするポリアミド樹脂組成物が検討されている。
ところで、食品用途等に用いられるフィルムには、時代とともに常により高い品質が求められてきた。フィルムの機能付与には、配合のみならず積層化も重要な技術であり、複数層が積層された多層フィルムが用いられるのが現在の主流である。一方で、廃棄物の減量化やコスト低減の観点などからは、フィルムには薄肉化も求められている。このような状況から、特に最近の積層化されたフィルムの表面層の厚みは非常に薄くなっている傾向がある。
層厚みが15μm以上あるようなフィルムであれば、特許文献2や3のような比較的粒径の大きなフィラーを使用することもできるが、トータルで薄肉化されたフィルムのごく薄い表面層では、粒径の大きな無機フィラーを用いると、無機フィラーによって形成される凹凸が大き過ぎるため、透明性の悪化や印刷抜けの発生などが懸念される。
このような状況から、薄い表面層でも、高湿度下で良好な滑り性を有し、フィルム外観や透明性も良好で、印刷抜けやコロナ処理不良等の後加工の不具合を発生させず、食品衛生上の基準も満足させられるフィルムが求められている。
特開昭63−251460号公報 特開2002−348465号公報 特開2006−241439号公報
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ポリアミド系樹脂からなる薄い表面層を有する多層フィルムにおいて、高湿度下で良好な滑り性を有し、フィルム外観や透明性も良好であり、食品衛生上の基準も満足するフィルムを提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、上記従来技術の課題を解決し得るフィルムを得ることに成功し、本発明を完成するに至った。
すなわち、熱可塑性樹脂多層フィルムにおいて、少なくとも一方の表面層が、ポリアミド系樹脂(A)を主成分とし、無機フィラー(B)及び(C)を含み、無機フィラー(B)の粒子径が、レーザー回折法による体積累積分布における50%径(d50)が1μm以上6μm以下であり、10%径(d10)が0.1μm以上0.5μm以下であり、90%径(d90)と10%径(d10)との差が5μm以上10μm以下であり、無機フィラー(C)の粒子径が、レーザー回折法による体積累積分布における50%径(d50)が1.5μm以上3.5μm以下であり、10%径(d10)が0.3μm以上1.0μm以下であり、90%径(d90)と10%径(d10)との差が0.5μm以上5μm以下であり、無機フィラー(B)及び(C)が、各々、比表面積1m/g以上200m/g以下であり、且つアルコキシシラン化合物によって表面処理されたものであり、無機フィラー(B)と(C)の合計質量の含有比率が、表面層を構成する組成物の合計質量に対して0.01質量%以上0.50質量%以下であることを特徴とする多層フィルムによって達成される。
本発明によれば、高湿度下で良好な滑り性を有し、フィルム外観や透明性も良好である。また、複数種の特定の無機フィラーの組合せによって、薄い表面層で且つ無機フィラーのみの配合であるにも関わらず、印刷抜けやコロナ処理不良等のフィルム後加工の不具合を発生させないフィルムを得ることができる。
粒子径の累積分布を説明する図である。 表面層(1、3)と中層(2)の3層からなる多層フィルム(10)の例図である。 表面層(11、15)と中層(12、13、14)の5層からなる多層フィルム(20)の例図である。
以下、本発明の実施形態の一例としての、本発明の多層延伸フィルム(以下、「本フィルム」と称する)、及び本発明の包装体について説明する。ただし、本発明の範囲が以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
なお、本明細書において、「主成分とする」とは、主成分として含有される樹脂が有する作用・効果を妨げない範囲で、他の成分を含むことを許容する趣旨である。さらに、この用語は、具体的な含有率を制限するものではないが、構成成分全体の50質量%以上、好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは80質量%以上であって、100質量%以下の範囲を占める成分である。
<ポリアミド系樹脂(A)>
本フィルムに使用するポリアミド系樹脂(A)としては、3員環以上のラクタム、重合可能なω−アミノ酸、二塩基酸とジアミン等の重縮合によって得られるものを用いることができる。
上記3員環以上のラクタムの具体例としては、例えばε−カプロラクタム、γ−ウンデカンラクタム、ω−ラウリルラクタムなどを挙げることできる。
重合可能なω−アミノ酸の具体例としては、例えば、ω−アミノカプロン酸、ω−アミノヘプタン酸、ω−アミノノナン酸、ω−アミノウンドデカン酸、ω−アミノドデカン酸などを挙げることができる。
また、上記のジアミンの具体例としては、例えばテトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−トチメチルヘキサメチレンジアミン、2,4,4−トチメチルヘキサメチレンジアミンなどの脂肪族アミン、1,3/1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、イソホロンジアミン、ピペラジン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス−(4’−アミノシクロヘキシル)プロパンなどの脂環族ジアミン、及びメタキシリレンジアミン、パラキシリレンジアミン等の芳香族ジアミンを挙げることができる。
上記のジカルボン酸の具体例としては、例えばグルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、ノナンジオン酸、デカンジオン酸、ウンデカンジオン酸、ドデカンジオン酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸などの脂環族カルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸(1,2−体、1,3−体、1,4−体、1,5−体、1,6−体、1,7−体、1,8−体、2,3−体、2,6−体、2,7−体)、スルホイソフタル酸金属塩などの芳香族ジカルボン酸を挙げることができる。
上記のような3員環以上のラクタム、重合可能なω−アミノ酸、ジアミンとジカルボン酸から誘導されるポリアミド系樹脂(A)の具体例としては、例えば、ポリアミド4、ポリアミド6、ポリアミド7、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド4,6、ポリアミド6,6、ポリアミド6,9、ポリアミド6,10、ポリアミド6,11、ポリアミド6T、ポリアミド6I、ポリアミドMXD6(ポリメタキシリレンアジパミド)、ポリアミド6−6,6、ポリアミド6−6,10、ポリアミド6−6,11、ポリアミド6,12、ポリアミド6−6,12、ポリアミド6−6T、ポリアミド6−6I、ポリアミド6−6,6−6,10、ポリアミド6−6,6−12、ポリアミド6−6,6−6,12、ポリアミド6,6−6T、ポリアミド6,6−6I、ポリアミド6T−6I、ポリアミド6,6−6T−6I等が挙げられる。これらのポリアミド系樹脂は、ホモポリマーであってもよく、また共重合体やこれらの混合物であっても良い。これらの中でポリアミド6、ポリアミド6/66、ポリアミド6/12、及びポリアミド6/66/12を主成分として用いることが好ましく、中でもポリアミド6が好適に用いられる。
ポリアミド系樹脂(A)は、ポリアミド系樹脂(A)と無機フィラー(B)および(C)との混和性、引いては薄い表面層を形成する点や透明性の点から、JIS K6920−2:2009(溶媒:96%硫酸) に準じて測定した相対粘度が、1.0以上5.0以下であることが好ましく、2.0以上4.0以下であることがより好ましい。
また、ポリアミド系樹脂(A)の相対粘度が1.0以上であると、得られるフィルムの機械的性質が良好となり、5.0以下であると、樹脂の溶融押出時の粘度が高くならず、表面層の形成や他の層と共押出する場合のフィルム成形が行いやすい。
<無機フィラー>
本フィルムの表面層に含有する無機フィラー(B)及び(C)には、粒子径分布の体積累積分布において所定の粒子径を有するものを用いる。
無機フィラーの体積累積分布は、レーザー回折法により測定される。例えば、Malvern社製のレーザー回折式粒度分布計Mastersizersを用い、溶媒として水を用いて測定する。
ここで、粒子径の体積累積分布について説明する。
一般に、集合体としての粒子である粉体の大きさは、多数個の測定値を粒子径ごとの存在比率の分布、すなわち粒子径分布として表される。存在比率の基準には、体積基準(体積分布)を用いる場合と、個数基準(個数分布)を用いる場合等があり、体積分布は、レーザー回折・散乱法によって測定される。また、粒子径分布は、各粒子径における頻度を表す場合と、粒子径に対して頻度を累積して表す場合とがある。図1に、粒子径の累積分布図の例を示す。
体積累積分布における50%径(d50)とは、粒子径の累積体積分布において、粉体をある粒子径で粒子径が大きい側と小さい側とに二分化した場合に、粒子径の大きい側の分布と小さい側の分布とが等量の50%ずつとなる径のことである。同様に、10%径(d10)は小さい側が10%となる径であり、90%径(d90)は小さい側が90%となる径である。従って、90%径(d90)と10%径(d10)の差は粒子径分布の広さを意味し、その差が大きい程、粒子径の異なる一次粒子を有していることを意味する。
本フィルムにおいては、高湿度下での良好な滑り性と、フィルム外観や透明性とを兼備する上で、表面層の微細な突起を形成する粒子径の指標として、単なる平均粒子径ではなく、粒子径の分布こそが肝要であることが明らかになり、粒子径の体積累積分布における50%径、10%径、90%径を用いて特定した。
また、粒径分布指標の異なる無機フィラー(B)と(C)とを併用することにより、透明性と高湿下の滑り性が大きく向上することが分かり、それぞれの粒子径の体積累積分布における50%径、10%径、90%径を特定した。そのように特定された無機フィラー(C)は、主にフィルムに滑り性を付与する効果を持ち、無機フィラー(B)は、比較的粒子が細かいものから大きいものまでを広く含んだ粒子径によって、無機フィラー(C)による滑り性を補完すると共にフィルムに高い透明性を付与する効果を持つ。
<無機フィラー(B)>
本フィルムの表面層に含有する無機フィラー(B)は、レーザー回折法による体積累積分布における50%径(d50)が1μm以上6μm以下であり、10%径(d10)が
0.1μm以上0.5μm以下であり、90%径(d90)と10%径(d10)との差が5μm以上10μm以下である。
50%径(d50)は、上限は4μm以下が好ましく、下限は2μm以上が好ましい。また、10%径(d10)は、上限は0.4μm以下が好ましく、下限は0.2μm以上が好ましい。90%径(d90)と10%径(d10)との差の上限は8μm以下が好ましく、下限は6μm以上が好ましい。
50%径(d50)が上記範囲であれば、大き過ぎてフィルムの透明性悪化や印刷抜けが発生することのない適度な大きさである。10%径(d10)が上記範囲であれば、透明性に影響がない微細な突起をフィルム表面に形成することができ、また90%径(d90)と10%径(d10)との差が上記範囲であれば、例えばポリアミド系樹脂(A)と無機フィラーとを二軸押出機によりコンパウンドした際、無機フィラーの二次凝集が崩れてフィルムの滑り性付与のために好適な突起を形成し易い。
また、無機フィラー(B)は、粒子径分布指標の異なる無機フィラー(C)と併用することにより、透明性と高温高湿下の滑り性が大きく向上する。
無機フィラー(B)の形状は、表面突起が表面に形成され、滑り性に優れたフィルムを得ることができれば特に制限されず、粉末状、粒子状、フレーク状、板状、繊維状、針状、クロス状、マット状、その他いかなる形状のものであってもよいが、粒子状のものが好ましい。粒子状の中でもさらに、球状もしく立方体形状であれば、樹脂中への混練中に強いせん断を生じたとしても、その形状を崩すことがなく樹脂中に分散し、フィルム表面の滑り性を向上させることが容易であるため好ましい。
無機フィラー(B)の比表面積は、1m/g以上200m/g以下であり、上限は150m/g以下が好ましく、100m/g以下がより好ましい。下限は、5m/g以上が好ましく、10m/g以上がより好ましい。無機フィラーの比表面積は、BET法により測定できる。
比表面積がかかる範囲の無機フィラー(B)であれば、例えばシランカップリング剤などの表面処理剤で表面処理した場合に、ポリアミド樹脂との相溶性が向上し、透明性に優れたフィルムを作製することができる。具体的には、比表面積が200m/g以下であると、表面処理剤がフィラー表面を十分に覆うことができ、ポリアミド系樹脂(A)との相溶性が良好となり、ひいては、マトリックスであるポリアミド系樹脂(A)の中で無機フィラーが分散し易く、粗大な粒子凝集の発生を抑制することができ、二軸延伸して本フィルムを得る場合にも、ボイドの形成や、透明性の悪化、また印刷時抜けを抑制できる。また比表面積が1m/g以上であれば、一次粒子が粗大な単分散粒子となることがなく、好ましい。
無機フィラー(B)の具体例としては、ゲルタイプシリカ、沈降タイプシリカ、球状シリカ等のシリカ、タルク、カオリン、モンモリロナイト、ゼオライト、マイカ、ガラスフレーク、ウォラストナイト、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、セピオライト、ゾノライト、ホウ酸アルミニウム、ガラスビーズ、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム等が挙げられる。これらは1種、または2種以上を用いることができる。これらの中でも、シリカ、タルク、カオリン、及びゼオライトが分散性の点から好ましい。
<無機フィラー(C)>
本発明に使用される無機フィラー(C)は、レーザー回折法による体積累積分布における50%径(d50)が1.5μm以上3.5μm以下であり、10%径(d10)が0.3μm以上1.0μm以下であり、90%径(d90)と10%径(d10)との差が0.5μm以上5μm以下である。
50%径(d50)の上限は好ましくは3.0μm以下であり、2.5μm以下がより好ましく、下限は2.0μm以上がより好ましい。また、10%径(d10)の下限は0.4μm以上が好ましく、0.5μm以上がより好ましい。90%径(d90)と10%径(d10)との差は、上限は3μm以下が好ましく、2μm以下がより好ましく、下限は1.0μm以上が好ましい。
体積累積分布の50%径(d50)および10%径(d10)が上記範囲であれば、透明性に影響がない微細な突起をフィルム表面に形成することができ、また90%径(d90)と10%径(d10)との差が上記範囲であれば、粒子の二次凝集体が存在してもフィルム押出機によりその凝集が崩れて滑り性付与に好適な突起を形成することができる。
また、無機フィラー(C)は、粒径分布指標の異なる無機フィラー(B)と併用することにより、透明性と高温高湿下の滑り性が大きく向上する。
無機フィラー(C)の形状は、表面突起が表面に形成され、滑り性に優れたフィルムを得ることができれば特に制限されず、粉末状、粒子状、フレーク状、板状、繊維状、針状、クロス状、マット状、その他いかなる形状のものであってもよいが、粒子状のものが好ましい。粒子状の中でもさらに、球状もしく立方体形状であれば、樹脂中への混練中に強いせん断を生じたとしても、その形状を崩すことがなく樹脂中に分散し、フィルム表面の滑り性を向上させることが容易であるため好ましい。
なお、無機フィラー(C)の比表面積は、1m/g以上200m/g以下であり、上限は150m/g以下が好ましく、下限は3m/g以上が好ましく、5m/g以上がより好ましい。無機フィラーの比表面積は、BET法により測定できる。
比表面積がかかる範囲の無機フィラー(C)であれば、例えばシランカップリング剤などの表面処理剤で表面処理した場合に、ポリアミド樹脂との相溶性が向上し、透明性に優れたフィルムを作製することができる。具体的には比表面積が200m/g以下であると、表面処理剤がフィラー表面を十分に覆うことができ、ポリアミド系樹脂(A)との相溶性が良好となる。そのため、二軸延伸して本フィルムを得る場合にも、ボイドの形成や、透明性の悪化を抑制できる。また同時にフィラー同士の凝集を抑制することができ、フィルム表面に印刷抜けの起因となるような大きな突起を形成することがなく、印刷適性も良好である。また比表面積が1m/g以上であれば、一次粒子が粗大な単分散粒子となることがなく、好ましい。
無機フィラー(C)の具体例としては、ゲルタイプシリカ、沈降タイプシリカ、球状シリカ等のシリカ、タルク、カオリン、モンモリロナイト、ゼオライト、マイカ、ガラスフレーク、ウォラストナイト、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、セピオライト、ゾノライト、ホウ酸アルミニウム、ガラスビーズ、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム等が挙げられる。これらは1種、または2 種以上を用いることができる。これらの中でも、シリカ、タルク、カオリン、及びゼオライトが分散性の点から好ましい。
<無機フィラー(B)と(C)の表面処理>
本フィルムに使用する無機フィラー(B)と(C)は、表面処理されていることが望ましい。無機フィラー表面が、好適な表面処理剤で覆われることにより、マトリックスであるポリアミド系樹脂(A)との相溶性が良好となり、無機フィラーの分散性が向上する。そのため、例えばフィルムを延伸した場合でも、ボイドによる白化や、フィラーの凝集による印刷抜けの起因となるような粗大な突起の発生を抑制することができ、グラビア印刷を行った際の印刷抜けなどの不具合も生じることがない。
無機フィラー(B)と(C)に用いる表面処理剤としては、シランカップリング剤が好適に用いられる。シランカップリング剤としては、一般にアミノ基あるいはエポキシ基、メルカプト基、イソシアナト基、水酸基等を含有するアルコキシシラン化合物を挙げることができる。これらは、ポリアミド系樹脂(A)と、上述の無機フィラー(B)および(C)との両者の親和性に優れることから好適に用いられる。
具体的には、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノジチオプロピルトリヒドロキシシラン、γ−(ポリエチレンアミノ)プロピルトリメトキシシラン、N−β−( アミノプロピル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(トリメトキシシリルプロピル)−エチレンジアミン、γ−ジブチルアミノプロピルトリメトキシシラン等のアミノ基含有アルコキシシラン化合物、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−ウレイドエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン等のウレイド基含有アルコキシシラン化合物、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のエポキシ基含有アルコキシシラン化合物、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン等のメルカプト基含有アルコキシシラン化合物、γ−イソシアナトプロピルトリエトキシシラン、γ−イソシアナトプロピルトリメトキシシラン、γ−イソシアナトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−イソシアナトプロピルメチルジエトキシシラン、γ−イソシアナトプロピルエチルジメトキシシラン、γ−イソシアナトプロピルエチルジエトキシシラン、γ−イソシアナトプロピルトリクロロシラン等のイソシアナト基含有アルコキシシラン化合物、γ−ヒドロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−ヒドロキシプロピルトリエトキシシラン等の水酸基含有アルコキシシラン化合物が挙げられる。これらは1種、または2 種以上を用いることができる。
これらの中でも、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等のアミノ基含有アルコキシシラン化合物や、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン等のエポキシ基含有アルコキシシラン化合物が好ましく、中でも3−アミノプロピル−トリエトキシシランが好適に用いられる。
表面処理剤で無機フィラー(B)、(C)を表面処理する方法は、特に限定はされないが、例えば、無機フィラー粒子に表面処理剤、または表面処理剤溶液を滴下あるいはスプレーにより添加し、ヘンシェルミキサー等の適当な装置で均一になるように攪拌したのち次いで所定の温度で乾燥を行う乾式処理法、あるいは無機フィラー粒子を水等に分散させてスラリー化し、これを攪拌しながら表面処理剤を加え、その後脱水、乾燥を行う湿式処理法等が挙げられる。
表面処理を行う際の表面処理剤の添加濃度は、無機フィラー(B)と(C)の各々に対して、0.1〜20質量%とすることが好ましく、0.2〜15質量%であることがより好ましく、0.5〜10質量%であることがさらに好ましい。表面処理剤の添加が0.1質量%未満であると、無機フィラーとポリアミド系樹脂(A)との親和力が十分でなくなり、分散性が悪くなる。一方、20質量%を越えて多量に添加しても、分散性向上効果はほとんど高まらないばかりか、フィルムの機械的性質を損なう場合や、表面処理剤のフィルムへのブリードアウトなどの問題が生じる。
<無機フィラー(B)と(C)の配合>
本発明においては、上記の粒径分布指標の異なる2種の無機フィラー(B)と無機フィラー(C)とを併用することにより、透明性にも優れ、高湿度下においても滑り性が大幅に向上したフィルムを得ることができ、昨今のパッケージの薄肉化に対応すべく、フィルム表面層を薄くしても、効果を得ることができる。また、フィッシュアイの発生も抑制でき、印刷抜けやコロナ処理などの後加工での不良なども起こらない。すなわち、無機フィラー(B)と(C)の配合は、このような様々な良好な特性を兼ね備え、包装用フィルムの要求品質を満たすことができるものである。
本フィルムの表面層における無機フィラー(B)及び無機フィラー(C)の含有率は、最終的に得られるフィルムが、優れた滑り性を有し、かつ、透明性や表面光沢度等の光学的特性を維持できる範囲内であるべきであり、前記無機フィラー粒子の種類、形状、および大きさ、あるいはフィルムの成形方法や延伸倍率等によって異なるものである。
その含有比率は、表面層の質量、すなわち表面層を構成する組成物の合計質量に対する無機フィラー(B)及び(C)の合計質量の比として、0.01質量%以上0.50質量%以下であり、0.05質量%以上0.40質量%以下であることが好ましく、0.10質%以上0.30質量%以下であることがより好ましい。含有比率が0.01質量%以上であれば、得られるフィルムの滑り性改良効果は十分であり、一方、含有比率が0.50質量%以下であれば、フィルムの透明性、外観等が損なわれることもなく好ましく、またフィルム表面の凹凸が多過ぎる故の印刷抜けやコロナ処理不良などが発生し難い。
無機フィラー(B)と(C)は、表面処理を施した無機フィラーの質量を計量して、表面層の組成物に配合して用いられる。また、形成されたフィルムは、表面層を分取して灰化処理することにより、無機フィラーの合計質量を測定し、表面層における含有比率を算出することができる。
無機フィラー(B)と(C)との質量割合は、1:5〜5:1が好ましく、1:4〜2:1がより好ましく、1:3〜1:1が更に好ましい。このような割合で粒径分布指標の異なる無機フィラー(B)と(C)とを併用して含有することにより、良好な透明性と高湿度下の滑り性とを兼備できる。
ポリアミド系樹脂(A)と無機フィラー(B)及び無機フィラー(C)との混合は、ペレット状態、より好ましくは粉末状態の前記ポリアミド系樹脂(A)、またはその原料、および前記無機フィラー粒子の所定量を通常の混合に使用されるヘンシェルミキサー等の高速回転混合機やコーンブレンダー、タンブラー等の低速回転混合機等を用いて室温でブレンドする方法、あるいは、該ブレンド物をさらにバンバリーミキサー、スーパーミキサー、ミキシングロール、二軸連続ミキサー、ブラベンダープラストグラフ、ニーダー、単軸押出機、二軸押出機等の装置を使用し、該ブレンド物の溶融が十分に進行し、かつ分解しない温度で溶融混練する方法等、それ自体公知の方法によって行われるが、中でも二軸押出機に混練したものをマスターバッチ化する方法が望ましい。また無機フィラー(B)および無機フィラー(C)の2種類の無機フィラーは同時に添加しても、別々に添加してもよい。
<有機系滑剤>
本フィルムの表面層はさらに、有機系滑剤として、脂肪酸アミドを含有してもよい。脂肪酸アミドの具体例としては、例えば、ベヘン酸アミド、ステアリン酸アミド、モンタン酸アミド、エルカ酸アミド、ヒドロキシステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、リシノール酸アミド、N−ステアリルステアリン酸アミド、メチロールステアリン酸アミド等のモノアミド系化合物や、エチレンビスラウリル酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスヒドロキシステアリン酸アミド、ヘキサメチレンビスベヘン酸アミド、ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド、N,N−ジステアリルイソフタル酸アミド等のビスアミド化合物等が挙げられる。中でも、エチレンビスステアリン酸アミドが好適に用いられる。
脂肪酸アミドの含有比率は、表面層の質量、すなわち表面層を構成する組成物の合計質量に対し、0.01質量%以上0.3質量%以下であることが好ましく、0.05質量%以上0.2質量%以下であることがより好ましい。この範囲内であれば、常温でも高湿度下においても、フィルムの滑り性が良好なものとなる。
<その他の成分>
本フィルムの表面層は、本発明の効果を損なわない範囲で、更にその他の樹脂を適宜添加することもできる。
本フィルムの各々の層は、その物性を損なわない範囲内で、更に熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐候剤、滑剤、フィラー、核剤、可塑剤、発泡剤、ブロッキング防止剤、防雲剤、難燃剤、染料、顔料、安定剤、カップリング剤、耐衝撃改良材等を適宜含有することができる。
<本フィルムの構成>
本フィルムの構成は、多層フィルムにおいて、上記のポリアミド系樹脂(A)、無機フィラー(B)、無機フィラー(C)を含有する表面層を少なくとも1つ有すればよく、層数の限定はなく、必要に応じてその他の層を適宜組み合わせた層構成とすることができる。その他の層は少なくとも1層あればよく、必要に応じて2層以上の複数層を積層することもできる。例えば、3層フィルム構成の例を図2に、5層フィルム構成の例を図3に示す。
また、上記組成の表面層をフィルムの両面に有すると、本フィルムのロールの巻取り、巻出しの滑り性の点でより好ましく、本フィルムを用いた二次加工時に有用である。
その他の層を構成する樹脂の具体例としては、ポリエチレン、エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体などのエチレン系樹脂、ポリプロピレン、プロピレン−α−オレフィン共重合体などのプロピレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩化ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体等が挙げられる。また各層の層間接着性を向上させるため、必要に応じて接着層を配してもよい。
本フィルムにおける好ましい構成例として、中層に、例えばポリメタキシリレンアジパミドなどを主成分とするガスバリア性を有するポリアミド系樹脂(ポリアミドMXD6樹脂)や、エチレン−ビニルアルコール共重合体等を主成分とするガスバリア性を有する樹脂層を配し、表面層として本発明のポリアミド系樹脂層を配した構成を挙げることができる。
なお本フィルムには必要に応じてさらに、粘着層やシーラント、金属箔、紙などを、ドライラミネート法、ウェットラミネート法、サンドラミネート法、押出ラミネート法などにより積層することもできる。
また本フィルムは必要に応じて、コロナ処理、印刷、コーティング、蒸着などの表面処理や表面加工を行うこともできる。
<本フィルムの製造方法>
本フィルムの製造方法は、多層フィルムとすることができる方法であれば、特に限定されるものではないが、共押出法が好ましく、共押出多層延伸法がより好ましい。例えば、フィードブロックもしくはマルチマニホールドダイにより共押出した未延伸多層フィルムを作製し、テンター式同時二軸延伸法による二軸延伸フィルムを作製しても良い。またロール式縦延伸機により、縦方向に延伸した後、テンター式延伸機で横延伸する逐次二軸延伸法により延伸フィルムとしても良い。更には環状ダイより成形したチューブ状シートを気体の圧力でインフレーション式に縦横同時に延伸するチューブラー延伸法を実施することも可能である。延伸工程は、未延伸フィルムの製造に続いて連続して実施しても良いし、未延伸フィルムを一旦巻き取り、別工程として実施しても良い。
延伸倍率は、縦方向、横方向ともに1.5〜5倍であることが好ましく、2〜4倍であることがより好ましい。延伸温度は30〜220℃であることが好ましく、40〜200℃であることがより好ましい。
延伸工程の後に、引き続き端部をテンタークリップで保持し、テンターオーブンにて200℃以上、かつポリアミド系樹脂(A)の融解開始温度+10℃以下の温度で、1秒〜2分程度、好ましくは1秒〜30秒、より好ましくは3秒〜15秒の時間で熱処理を行うことが好ましい。
<本フィルムの厚み>
本フィルムの表面層の厚みは、特に限定されるものではないが、一般的には1μm以上15μm以下程度である。なお本発明は、薄い表面層であっても、透明性に優れ、かつ高湿度下の滑り性にも優れるという顕著な効果を有する点を特徴としており、例えば10μm以下、さらには5μm以下とした場合でも、十分な効果を発現することができる。
また本フィルムの総厚みは、特に限定されるものではないが、例えば加工性、実用性を考慮した場合、下限値は8μm以上が好ましく、10μm以上がより好ましく、15μm以上が更に好ましい。上限値としては50μm以下であることが好ましく、30μm以下がより好ましい。本フィルムの総厚みが上記範囲内であれば、フィルムの剛性は十分であり、耐ピンホール性、耐衝撃性などの機械特性にも優れたものとなる。
<本フィルムの物性>
(1)透明性
本フィルムは、JIS K7136に基づき測定される全ヘーズの値が10%以下であることが好ましく、5.0%以下がより好ましく、4.5%未満がさらに好ましい。全ヘーズの値が係る範囲であれば、本フィルムは特に透明性に優れたものとなり、外観性がよく、包装内容物の視認性が良好となる。
(2)滑り性
本フィルムは、JIS K7125に基づき23℃相対湿度50%の条件下で測定される静摩擦係数と動摩擦係数の値が、共に0.50未満であることが好ましく、0.40以下がより好ましく、0.35以下がさらに好ましい。
また、本フィルムは、表面層の主成分がポリアミド系樹脂であるにも係わらず、高湿下での滑り性が良好であるという優れた効果を発揮する。JIS K7125に基づき23℃相対湿度80%の条件下で測定される静摩擦係数と動摩擦係数が、共に0.50未満であることが好ましく、0.40以下がより好ましく、0.35以下がさらに好ましい。
静摩擦係数と動摩擦係数の値が係る範囲であれば、本フィルムが特に滑り性に優れるものとなり、フィルム作製時の巻き取りや、スリット、巻き替えなどの工程においてブロッキングを生じにくい。また、ポリアミド系樹脂フィルムは、引張伸び、引張強度、耐ピンホール性が良好である特性から、液体充填包装用途等に多用されている中で、本フィルムは高湿下でのフィルム滑り性が良いという特徴から、ブロッキングトラブルが発生せず、更に高速充填を可能とすることができ、包装生産効率向上に有効である。
(3)二次加工性
本フィルムは、無機フィラーによって形成される表面凹凸が適度であるので、例えば、コロナ処理の不具合やグラビア印刷のドット抜け等が生じにくく、フィルムの二次加工を良好に行うことが出来る。
<本フィルムの用途>
本フィルムは、透明性、滑り性に優れ、機械特性等にも優れているため、そのような品質が求められる用途であれば特に制限されるものではないが、例えば、食品包装用、各種蓋材用、雑貨包装用、トイレタリー製品包装用、化粧品包装用、医薬品包装用、工業製品包装用等に好適に使用できる。本フィルムの特性から特には、ボイル・レトルト食品包装用、各種真空包装用などに好適に用いることができる。
<本フィルムを用いた包装体>
本フィルムは、製袋加工等を施すことにより、包装体とすることができる。包装体の形状は特に制限されるものではないが、例えば、二方シール袋、三方シール袋、合掌袋、ガゼット袋、スタンド袋、サイドシール袋、ボトムシール袋などの包装袋、容器、容器等の蓋材などが挙げられる。
以下に実施例を示すが、これらにより本発明は何ら制限を受けるものではない。なお、本明細書中に表示される原料及び試験片についての種々の測定値及び評価は次のようにして行った。
<評価方法>
(1)全ヘーズ
実施例で得られたフィルムについて、JIS K7136:2000に基づき、厚み18μmのフィルムの値(%)を測定した。
(2)滑り性
実施例で得られたフィルムについて、JIS K7125:1999に基づき、23℃相対湿度50%、および23℃相対湿度80%の各条件下にて、静摩擦係数と動摩擦係数を測定した。
(3)印刷性
実施例で得られたフィルムについて、セルピッチ100μm、階調度30%のグラビア印刷版を用い、グラビア印刷を行った。インキには、東洋インキ社製「リオアルファS R39藍」と専用No.2溶剤を用い、ザーンカップ#3で17秒の粘度に調整したものを用いた。次いで、印刷したフィルムから、15mmx30mmの大きさ10点を切り出し、インキが乗っていない印刷が抜けした箇所を数えた。10点の印刷抜け箇所数の平均が、20箇所以下の場合を「〇」、21箇所以上の場合を「×」と評価した。
(4)ガスバリア性
実施例で得られたフィルムについて、JIS K7126−2法に基づいて、23℃相対湿度50%の雰囲気の条件下における酸素透過率(cc/m/24h/atm)を測定した。
<使用した材料>
<ポリアミド系樹脂(A)>
(a)−1: ポリアミド6樹脂、相対粘度3.34(溶媒96%硫酸)
以下の無機フィラー(B)、(C)の「d50」、「d10」、「d90」は、それぞれ体積累計分布における50%径、10%径、90%径であり、「d90−d10」は、90%径と10%径との差を表す。
<無機フィラー(B)>
(b)−1: 非定型シリカ、d50=3.5μm、d10=0.4μm、d90=6.6μm、d90−d10=6.2μm、平均粒径=2.0μm、比表面積=55m/g
(b)−2: 非定型シリカ、d50=5.1μm、d10=0.45μm、d90=9.8μm、d90−d10=9.35μm、平均粒径=3μm、比表面積=40m/g
(b)−3: タルク、d50=3μm、d10=0.3μm、d90=8.0μm、d90−d10=7.7μm、比表面積=30m/g
(b)−4: カオリン、d50=2.2μm、d10=0.4μm、d90=7.8μm、d90−d10=7.4μm、平均粒径=1.3μm、比表面積=13m/g
(b)−5: 非定型シリカ、d50=5.5μm、d10=0.4μm、d90=6.2μm、d90−d10=5.8μm、平均粒径=4.0μm、比表面積=330m/g
<無機フィラー(C)>
(c)−1: 球状ゼオライト、d50=2.2μm、d10=0.7μm、d90=3.6μm、d90−d10=2.9μm、平均粒径=2.0μm、比表面積=9m/g
(c)−2: 球状シリカ、d50=2.3μm、d10=0.9μm、d90=3.7μm、d90−d10=2.8μm、平均粒径=1.6μm、比表面積=149m/g
(c)−3: 非定型シリカ、d50=7.6μm、d10=0.8μm、d90=10.2μm、d90−d10=9.4μm、平均粒径=6.0μm、比表面積=360m/g
<無機フィラーの表面処理剤>
(s)−1: 3−アミノプロピルトリエトキシシラン
(s)−2: γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
(s)−3: ステアリン酸ナトリウム
(実施例1)
無機フィラー(B)として、5質量%濃度で(s)−1で表面処理した(b)−1を用いた。無機フィラー(C)として、0.5質量%濃度で(s)−1で表面処理した(c)−1を用いた。
5層の多層フィルム作製にあたり、表面層である第1層および第5層には、ポリアミド系樹脂(A)と無機フィラー(B)と(C)を表1に記載の含有比率で混合した樹脂組成物を用いた。第2層、第3層、第4層には、(a)−1を用いた。
フィルムは、5層のフィードブロック、マルチマニホールドダイにより、第1層、第5層に直径40mm単軸押出機を用い、第2層、第3層、第4層に直径32mm単軸押出機を用い、250℃で第1層〜第5層を共押出して未延伸多層フィルムを得た。得られた未延伸多層フィルムを55℃の条件下でロール式延伸機にて縦方向に3倍延伸し、次いで、この縦延伸フィルムの端部をテンタークリップで保持し、テンターオーブン内で120℃の条件下で横方向に3.5倍に延伸した後、220℃で熱固定をし、7%の横弛緩を行った。その後、室温まで冷却し、クリップの把持部に相当する両端部分はトリミングし、トリミング後の多層延伸フィルムをロール状に巻き取った。
得られた5層延伸フィルムの各層厚は、第1層および第5層(表面層)が約4.2μm、第2層および第4層が約2.4μm、第3層(中層)が約4.8μm、総厚が約18μmであった。
得られた多層フィルムについて評価を行った結果を表1に示す。
(実施例2)
無機フィラー(B)として、5質量%濃度で(s)−2で表面処理した(b)−1を用いた。無機フィラー(C)として、(c)−1に(s)−2を0.5質量%濃度で(s)−2で表面処理した(c)−1を用いた。その他は、実施例1と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(実施例3)
第3層にエチレン−ビニルアルコール樹脂を用いた他は、実施例1と同様にしてフィルムを得て、評価を行った。
(実施例4)
第3層にポリアミドMXD6樹脂を用いた他は、実施例1と同様の方法でフィルムを得て、評価を行った。
(実施例5)、(実施例6)
無機フィラー(B)と(C)の含有率を表1に記載の比率に変更した他は、実施例1と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(実施例7)
無機フィラー(C)として、5質量%濃度で(s)−1で表面処理した(c−2)を用いた他は、実施例1と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(実施例8)
無機フィラー(B)として、5質量%濃度で(s)−1で表面処理した(b)−2を用いた他は、実施例1と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(実施例9)、(実施例10)
無機フィラー(B)と(C)の含有率を表1に記載の比率に変更した他は、実施例8と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(実施例11)
無機フィラー(C)として、5質量%濃度で(s)−1で表面処理した(c)−2を用いた他は、実施例8と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(実施例12)
無機フィラー(B)と(C)の含有率を表1に記載の比率に変更した他は、実施例11と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(実施例13)
無機フィラー(B)として、5質量%濃度で(s)−1で表面処理した(b)−3を用いた他は、実施例1と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(実施例14)
無機フィラー(B)として、5質量%濃度で(s)−1で表面処理した(b)−4を用いた他は、実施例1と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(比較例1)
無機フィラー(C)を用いず、無機フィラー(B)の含有率を表1に記載の比率に変更した他は、実施例1と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(比較例2)
無機フィラー(B)として、それぞれ5質量%濃度で(s)−1で表面処理した(b)−1と(b)−2を用いた他は、実施例1と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(比較例3)
無機フィラー(B)を用いず、無機フィラー(C)の含有率を表1に記載の変更した以外は、実施例7と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(比較例4)
無機フィラー(C)として、0.5質量%濃度で(s)−1で表面処理した(c)−1と、5質量%濃度で(s)−1で表面処理した(c)−2とを用いた他は、実施例7と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(比較例5)
無機フィラー(B)と(C)の含有率を表1に記載の比率に変更した他は、実施例1と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(比較例6)
無機フィラー(B)と(C)の含有率を表1に記載の比率に変更した他は、実施例11と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(比較例7)
無機フィラー(B)として、5質量%濃度で(s)−1で表面処理した(b)−5を用いた他は、実施例1と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(比較例8)
無機フィラー(C)として、5質量%濃度で(s)−1で表面処理した(c)−3を用いた他は、実施例1と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
(比較例9)
無機フィラー(B)として、5質量%濃度で(s)−3で表面処理した(b)−1を用いた。無機フィラー(C)として、0.5質量%濃度で(s)−3で表面処理した(c)−1を用いた。その他は、実施例1と同様にしてフィルムを得て、評価を行った。
(比較例10)
無機フィラー(B)と(C)として、表面処理を行わっていない(b)−1と(c)−1を用いた他は、実施例1と同様の方法で多層フィルムを得て、評価を行った。
Figure 2018039260
Figure 2018039260
実施例1〜14のフィルムは、ヘーズ5.0%以下と、静摩擦係数および動摩擦係数が何れの条件においても0.50未満を満たし、印刷性も良好であった。更には、実施例1、3、5、7のフィルムにおいては、ヘーズ4.5%未満と、静摩擦係数および動摩擦係数が何れの条件においても0.35以下を満たし、高評価となった。
また、実施例のフィルムの酸素透過率は、第3層成分が(a)−1である実施例では25cc/m/24h/atm、第3層成分がエチレン−ビニルアルコール樹脂である実施例3は0.8cc/m/24h/atm、第3層成分がポリアミドMXD樹脂である実施例4では7cc/m/24h/atmであった。
比較例1、2は、無機フィラー(C)を用いず、摩擦係数が大きかった。
比較例3、4は、無機フィラー(B)を用いず、ヘーズが高かった。
比較例5、6は、無機フィラーの合計含有率が高く、ヘーズが高く、また印刷抜けも発生した。
比較例7、8は、無機フィラーの比表面積が大きく、ヘーズが高く、また印刷抜けも発生した。
比較例9は、無機フィラーの表面処理剤がステアリン酸ナトリウムであり、ヘーズが高く、高湿度下の摩擦係数が大きく、印刷抜けも発生した。
比較例10は、表面処理を施さない無機フィラーを用い、ヘーズが高く、印刷抜けも発生した。
本発明の多層フィルムは、薄い表面層であっても、透明性と滑り性のバランスに優れ、高湿度下でも良好な滑り性を有し、印刷抜けやコロナ処理不良等の後加工の不具合を発生させないことから、薄肉化が要求される各種包装用フィルムに好適に用いることができる。また、食品衛生上の基準も満足することから、食品包装用途にも好適に用いることができる。
1; 表面層、第1層
2; 中層、第2層
3; 表面層、第3層
10; 多層フィルム
11; 表面層、第1層
12; 中層、第2層
13; 中層、第3層
14; 中層、第4層
15; 表面層、第5層
20; 多層フィルム

Claims (6)

  1. 熱可塑性樹脂多層フィルムにおいて、
    少なくとも一方の表面層が、ポリアミド系樹脂(A)を主成分とし、無機フィラー(B)及び(C)を含み、
    無機フィラー(B)の粒子径が、レーザー回折法による体積累積分布における50%径(d50)が1μm以上6μm以下であり、10%径(d10)が0.1μm以上0.5μm以下であり、90%径(d90)と10%径(d10)との差が5μm以上10μm以下であり、
    無機フィラー(C)の粒子径が、レーザー回折法による体積累積分布における50%径(d50)が1.5μm以上3.5μm以下であり、10%径(d10)が0.3μm以上1.0μm以下であり、90%径(d90)と10%径(d10)との差が0.5μm以上5μm以下であり、
    無機フィラー(B)及び(C)が、各々、比表面積1m/g以上200m/g以下であり、且つアルコキシシラン化合物によって表面処理されたものであり、
    無機フィラー(B)と(C)の合計質量の含有比率が、表面層を構成する組成物の合計質量に対して0.01質量%以上0.50質量%以下である
    ことを特徴とする多層フィルム。
  2. 前記ポリアミド系樹脂(A)のJIS K6920−2:2009(溶媒:96%硫酸)に準じて測定した相対粘度が1.0以上5.0未満であり、且つ前記表面層の厚みが5μm以下である請求項1に記載の多層フィルム。
  3. 23℃相対湿度80%環境下における静摩擦係数および動摩擦係数が共に0.50未満である請求項1または2に記載の多層フィルム。
  4. ヘーズが5.0%以下である請求項1〜3の何れかに記載の多層フィルム。
  5. 前記熱可塑性樹脂多層フィルムにおいて、ポリアミドMXD6(ポリメタキシリレンアジパミド)樹脂またはエチレン−ビニルアルコール樹脂を主成分としてなる中層を有する請求項1〜4の何れかに記載の共押出多層延伸フィルム。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の多層フィルムを用いた包装体。
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