JP2018039187A - エチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物の成形方法 - Google Patents
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Abstract
Description
かかる溶融押出成形方法においては、特にバレル内での溶融樹脂の流動にあたり、スクリュが振動したり、樹脂の押出し時のトルク変動等により音が発生する、いわゆるフィード性がよくないという問題がある。このような音の発生する状態は、スクリュに負担がかかっている状態であることから、ひどい場合にはスクリュの磨耗、溶融樹脂中への磨耗粉の混入を引き起こすおそれがある。そして、溶融樹脂中への磨耗粉の混入は、フィルム等の成形品の品質劣化の原因となる。
本発明の成形方法で用いられるEVOH樹脂ペレット群を構成する各ペレットは、断面がオーバル形であるペレットである。オーバル形とは、卵形、長円形、楕円形およびこれらの形に近い曲線形状を含むものである。前記断面は、ペレットの特に限定しない断面であり、任意の断面がオーバル形であること、いわゆる角がないことを意味する。
本発明の成形方法で用いられるEVOH樹脂ペレット群を構成する各ペレットは、長径/短径比の平均値が1.6以上である。
ここで、ペレットの長径とは、ペレットを三次元的に観察した場合の最大径である。また、ペレットの短径とは、該長径に垂直な断面のうち最大面積となる断面における最小径である。例えば、断面が円形のときは直径の長さであり、楕円形のときは短軸の長さである。
以上のことから、図1に示されているペレットPについては、長径が「a」、短径が「c」となるので、長径/短径比は、「a/c」となる。
本発明の成形方法で用いられるEVOH樹脂ペレット群を構成する各ペレットは、長径/短径比の平均値が1.6以上であり、好ましくは1.7〜3であり、特に好ましくは2〜2.5である。かかる値が小さすぎる場合、押出成形可能な範囲でバレルの設定温度を低下させて溶融押出成形する場合の押出し安定性が十分とならない傾向があり、上記範囲内である場合、本発明の効果がより効率的に得られる傾向がある。
なお、かかる長径および短径を測定する方法は、例えばペレットを手に取り観察し、ノギス等の計測器を用いて長径を測定した後に、かかる長径に垂直な断面のうち最大面積となる断面位置を目視および触覚で認定し、かかる断面を想定した場合の短径を同様に測定する方法が挙げられる。
本実施形態では、20粒のペレットの長径および短径を測定して長径/短径比を求めているので、この20粒のペレットに関して標準偏差を求める。
20粒のペレットの長径/短径比をXi(i=1〜20)、長径/短径比の平均値をXaveとすると、標準偏差Sは下記数式(1)で求められる。
本発明の成形方法で用いられるEVOH樹脂ペレット群を構成する各ペレットは、含水率が0.5重量%以下であることが好ましく、特に好ましくは0.3重量%以下であり、更に好ましくは0.25重量%以下である。
まず、アルミカップにペレットを10gとり、アルミカップ単体(重量:C1)、ペレット(重量:P1)を入れたアルミカップの重量(C1+P1)をそれぞれ測定する。そして、ペレットを入れたアルミカップを窒素置換、真空引きがなされていない市販の乾燥機(タバイエスペック株式会社製『SAFETY OVEN SPH-100』)にて150℃、5時間加熱処理を行なう。加熱処理後は乾燥機よりペレットを入れたアルミカップを取り出し、乾燥剤の入ったデシケーター内にて30分間静置してペレットの温度を室温まで戻し、加熱処理後のペレット(重量:P2)を入れたアルミカップの重量(C1+P2)を測定し、下記数式(2)により、含水率(重量%)を算出する。
={(P1−P2)/P1}×100 ・・・(2)
(1)EVOH樹脂
本発明の成形方法において成形材料として用いられるエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物(EVOH樹脂)とは、エチレンとビニルエステル系モノマーを共重合させた後にケン化させることにより得られるエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物で、非水溶性の熱可塑性樹脂である。
通常、上記ビニルエステル系モノマーは、経済的な面から、一般的には酢酸ビニルが用いられる。重合法も公知の任意の重合法、例えば、溶液重合、懸濁重合、エマルジョン重合、バルク重合のいずれであってもよく、一般的にはメタノールを溶媒とする溶液重合が用いられる。また、連続式、回分式のいずれであってもよい。
共重合体中にエチレンを導入する方法としては通常のエチレン加圧重合を行えばよい。エチレン単位の含有量はエチレンの圧力によって制御することが可能であり、通常は25〜80kg/cm2の範囲から、目的とするエチレン含有量に応じて選択される。
以上のようにして合成されるEVOH樹脂は、エチレン単位とビニルアルコール構造単位を主とし、ケン化されずに残存した若干量のビニルエステル構造単位を含むものである。
以上のような変性物の中でも、共重合によって一級水酸基が側鎖に導入されたEVOH樹脂は、延伸処理や真空・圧空成形などの二次成形性が良好になる点で好ましく、中でも1,2−ジオール構造を側鎖に有するEVOH樹脂が好ましい。
かかる共重合に用いられる溶媒としては、通常、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等の低級アルコールやアセトン、メチルエチルケトン等のケトン類等が挙げられ、工業的には、メタノールが好適に使用される。
溶媒の使用量は、目的とする共重合体の重合度に合わせて、溶媒の連鎖移動定数を考慮して適宜選択すればよく、例えば、溶媒がメタノールの時は、S(溶媒)/M(モノマー)=0.01〜10(重量比)が好ましく、特に好ましくは0.05〜7(重量比)程度の範囲から選択される。
重合触媒の使用量は、触媒の種類により異なり一概には決められないが、重合速度に応じて任意に選択される。例えば、アゾビスイソブチロニトリルや過酸化アセチルを用いる場合、ビニルエステル系モノマーに対して10〜2000ppmが好ましく、特に好ましくは50〜1000ppmである。
エチレンを蒸発除去したエチレン−ビニルエステル共重合体から未反応のビニルエステルを除去する方法としては、例えば、ラシヒリング(Raschig ring)を充填した塔の上部から前記共重合体溶液を一定速度で連続的に供給し、塔下部よりメタノール等の有機溶剤蒸気を吹き込みながら、塔頂部よりメタノール等の有機溶剤と未反応ビニルエステルの混合蒸気を留出させ、塔底部より未反応ビニルエステルを除去した前記共重合体溶液を取り出す方法などが採用される。
かかるケン化にあたっては、上記で得られた共重合体をアルコールまたは含水アルコールに溶解した状態で、アルカリ触媒または酸触媒を用いて行われる。アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノール、tert−ブタノール等が挙げられるが、メタノールが特に好ましく用いられる。アルコール中の共重合体の濃度は系の粘度により適宜選択されるが、通常は10〜60重量%の範囲から選ばれる。ケン化に使用される触媒としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウムメチラート、リチウムメチラート等のアルカリ金属の水酸化物やアルコラートの如きアルカリ触媒;硫酸、塩酸、硝酸、メタスルフォン酸、ゼオライト、カチオン交換樹脂等の酸触媒が挙げられる。
また、ケン化時の圧力は目的とするEVOH樹脂のエチレン単位含有率により一概に言えないが、2〜7kg/cm2の範囲から選択され、ケン化温度は80〜150℃が好ましく、特に好ましくは100〜130℃であり、ケン化時間は0.5〜3時間から選択される。なお、反応後のEVOH樹脂は必要に応じて中和することが好ましい。
本発明の成形方法で用いられるEVOH樹脂ペレット群を構成する各ペレットは、断面がオーバル形であるペレットである。前記断面は、ペレットの特に限定しない断面であり、任意の断面がオーバル形であること、いわゆる角がないことを意味する。このようなペレットは、通常、溶融押出ししてEVOH樹脂を溶融状態で切断することにより得られる。
EVOH樹脂を溶融押出しし、冷却固化するまでの間にカッターで切断すると、切断により生じた端縁部分が冷却固化する間に垂れ、また表面張力により球状になろうと作用することから、角のない、全体が曲面で構成されたペレットが得られる。具体的には、溶融押出し時の形状(通常、四角柱、円柱)にもよるが、断面がオーバル形の球状、円盤状、ラクビボール状といった形状を有しており、稀に真球状のペレットも存在しうる。
本発明の成形方法に用いるペレット群を得るためには、例えば下記の方法が挙げられる。
1.従来公知の断面がオーバル形の球状、円盤状、ラクビボール状といった形状のペレットを篩にかけ、所望の長径/短径比のペレットを選別することにより上記ペレット群を得る方法
2.EVOH樹脂を溶融状態で切断する際のカッター刃の周速を早くする方法
3.EVOH樹脂を溶融状態で切断する際のカッター刃の回転数を早くする方法
4.EVOH樹脂を溶融状態で切断する際の樹脂の吐出線速度を早くする方法
5.EVOH樹脂を溶融状態で切断した直後の柔軟性の高いペレットを、遠心分離機を用いて固液分離する方法
これらは単独で採用することも可能であり、複数の方法を組み合わせて採用することも可能である。
中でも生産効率の低下度合が少ない、上記2,3,4の手法が好ましい。また、上記2,3,4の手法と上記5の手法を組み合わせて採用する場合、上記ペレット群の生産性が上昇する傾向がある。
ペレット製造のために、溶融押出機に投入するEVOH樹脂原料としては、(i)上記EVOH樹脂の合成方法において、ケン化により得られたEVOH樹脂の溶液またはスラリーをそのまま、あるいは当該溶液またはスラリーの含水率を適宜調整した後のEVOH樹脂含水組成物を用いてもよいし、(ii)ストランドカット方式で得られたEVOH樹脂のペレット(乾燥EVOH樹脂ペレット)を溶融し、かかる溶融状態のEVOH樹脂(乾燥EVOH樹脂)を用いてもよい。
押出機に投入するペレット原料としてEVOH樹脂含水組成物(ぺースト)を用いる場合、EVOH樹脂100重量部に対し、アルコールを0〜10重量部、水を10〜500重量部含有するEVOH樹脂含水組成物であることが好ましい。
一方、水の含有量が多いEVOH樹脂含水組成物を用いた場合、溶融状態で切断する際に、切断後のペレットが相互に融着したり、ペレット形状が不均質になる傾向があり、逆に水の含有量が少ない場合には、EVOH樹脂含水組成物の流動性が不足し、ペレットの生産性が低下する傾向にある。
カッター刃の枚数は、2〜8枚が好ましく、特に好ましくは3〜6枚である。
カッター刃は、押出機のダイスの吐出口に接するように取り付けられることが好ましく、よって、ダイス−カッター間距離は0mmであるが、0.01〜0.2mm程度の距離があってもよい。
カッター刃の回転数は、500〜2500rpmが好ましく、特に好ましくは1200〜2000rpmであり、更に好ましくは1500〜1900rpmである。かかる数値が上記範囲内である場合、本発明の成形方法に用いる成形材料がより効率よく得られる傾向がある。
カッター刃の周速は、1〜10m/秒が好ましく、特に好ましくは3.5〜8m/秒である。かかる数値が上記範囲内である場合、本発明の成形方法に用いる成形材料がより効率よく得られる傾向がある。
なお、樹脂のダイスからの吐出線速度は、10〜200m/秒が好ましく、特に好ましくは50〜200m/秒であり、更に好ましくは100〜180m/秒である。かかる数値が上記範囲内である場合、本発明の成形方法に用いる成形材料がより効率よく得られる傾向がある。
なお、ペレットのサイズ、形状は、上記のノズルの口径、カッター刃の枚数、カッター刃の回転数等を適宜調節することにより、調整することができる。
本発明の成形方法で用いられる成形材料を構成するEVOH樹脂ペレットの原料として、乾燥EVOH樹脂ペレット(通常、含水率が0.5重量%以下)を用いる場合、乾燥EVOH樹脂ペレットを押出混練機に投入し、溶融押出しする。
原料として用いる乾燥EVOH樹脂ペレットのサイズ、形状は特に限定しない。
押出混練機内におけるEVOH樹脂の温度は、EVOH樹脂含水組成物の場合よりも高温に設定する必要がある。具体的には、150〜300℃が好ましく、特に好ましくは200〜285℃であり、更に好ましくは240〜270℃である。設定温度が150℃未満の場合は、EVOH樹脂ペレットが完全に溶融しない傾向にある。逆に、EVOH樹脂温度が300℃を超える場合、EVOH樹脂が熱劣化を受けやすくなる傾向がある。樹脂温度は、押出機シリンダーに設置した温度センサーにより押出機先端部吐出口付近で検出した温度をいう。
カッター刃の枚数は、2〜8枚が好ましく、特に好ましくは3〜6枚である。
カッター刃は、押出機のダイスの吐出口に接するように取り付けられることが好ましく、よって、ダイス−カッター間距離は0mmであるが、0.01〜0.2mm程度の距離があってもよい。
カッター刃の回転数は、50〜2500rpmが好ましく、特に好ましくは1000〜2300rpmであり、更に好ましくは1200〜2000rpmであり、殊更に好ましくは1500〜1900rpmである。かかる数値が上記範囲内である場合、本発明の成形方法に用いる成形材料がより効率よく得られる傾向がある。
カッター刃の周速は、1〜10m/秒が好ましく、特に好ましくは3.5〜8m/秒である。かかる数値が上記範囲内である場合、本発明の成形方法に用いる成形材料がより効率よく得られる傾向がある。
なお、樹脂のダイスからの吐出線速度は、10〜200m/秒が好ましく、特に好ましくは50〜200m/秒であり、更に好ましくは100〜180m/秒である。かかる数値が上記範囲内である場合、本発明の成形方法に用いる成形材料がより効率よく得られる傾向がある。
なお、ペレットの形状は、上記のノズルの口径、カッター刃の枚数、カッター刃の回転数等を適宜調節することにより、調整することができる。
添加物としては、例えば、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ラウリル酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸等の有機酸類またはこれらのアルカリ金属塩(ナトリウム、カリウム等)、アルカリ土類金属塩(カルシウム、マグネシウム等)、亜鉛塩などの塩;または、硫酸、亜硫酸、炭酸、リン酸、ホウ酸等の無機酸類、またはこれらのアルカリ金属塩(ナトリウム、カリウム等)、アルカリ土類金属塩(カルシウム、マグネシウム等)、亜鉛塩などの塩等の熱安定剤が挙げられる。
これらのうち、特に、酢酸、ホウ酸およびその塩を含むホウ素化合物、酢酸塩、リン酸塩を添加することが好ましい。
かかる添加物の水溶液と接触させることにより、前記EVOH樹脂ペレット中に添加物を含有させ、溶融成形時の熱安定性等の各種物性を向上させることができる。
添加物の水溶液と接触させる方法としては、3%以下(特に好ましくは0.3〜1.5%)の添加物の水溶液を、EVOH樹脂ペレット100重量部に対して200〜1000重量部(特に好ましくは300〜600重量部)使用して、10〜80℃(特に好ましくは20〜60℃、更に好ましくは30〜40℃)で、0.5〜5時間、1〜3回(特に好ましくは1回)実施される。
かかる乾燥方法として、種々の乾燥方法を採用することが可能であり、例えば、遠心脱水機を用いる方法、空送中に水を切る方法、静置乾燥法、流動乾燥法等が挙げられ、幾つかの乾燥方法を組み合わせた多段階の乾燥工程を採用することも可能である。
以上のような構成を有する成形材料は、押出し安定性に優れるので、EVOH樹脂成形品を製造するための溶融成形材料として好ましく用いられる。
また当該成形材料は、溶融成形、特にフィルム、シート、繊維などの溶融押出し成形用材料として好適に用いることができる。かかる溶融成形方法としては、押出成形法(T−ダイ押出、インフレーション押出、ブロー成形、溶融紡糸、異型押出等)、射出成形法が主として採用される。
溶融成形温度は、通常150〜300℃の範囲から選択される。
なお、押出機のスクリュの供給部におけるバレルの設定温度は、170℃以下であることが好ましく、特に好ましくは110〜150℃であり、更に好ましくは110〜130℃である。また、スクリュの供給部に対応するバレルが複数ある場合は、スクリュ供給部に対応する複数のバレルの設定温度の最小値が上記温度であればよい。
なお、本発明の成形方法では、例えば押出機のスクリュ回転数が低く、スクリュと成形材料との間の摩擦が発生しやすい様な場合であってもフィード性が良好となる。したがって押出機のスクリュ回転数は、10〜100rpmが好ましく、特に好ましくは20〜90rpmであり、更に好ましくは30〜60rpmである。
これらの中でも、コストや環境の観点から考慮して共押出しする方法が好ましい。本発明の成形方法を用いる場合であっても、他の熱可塑性樹脂との押出し成形に適用することができる。本発明の成形方法はフィルム成形性に優れているので、すなわち溶融押出しされるフィルム幅の変動等が抑制されているので、他の熱可塑性樹脂との溶融共押出しに適用した多層構造体の製造に好適に利用することができる。
延伸方法としては、ロール延伸法、テンター延伸法、チューブラー延伸法、延伸ブロー法等の他、深絞成形、真空成形等のうち延伸倍率の高いものも採用できる。二軸延伸の場合は同時二軸延伸方式、逐次二軸延伸方式のいずれの方式も採用できる。延伸温度は80〜170℃が好ましく、特に好ましくは100〜160℃程度の範囲から選ばれる。
(1)実施例のEVOH樹脂ペレット
エチレン含有量29モル%、鹸化度99.7モル%のEVOH樹脂の水/メタノール混合溶液(水/メタノール=40/60(重量比)、EVOH樹脂濃度45%)を原料として用いた。かかる含水EVOH樹脂を押出機に投入して溶融混錬し、該溶融物を、3個の孔(孔径2.5mm)を有するダイスより押出し、5枚の刃を有するホットカッターで切断した。この時の樹脂温度は60℃であった。カッター循環水の流量は、42リットル/分であった。この時のダイスからの吐出線速度は56.9m/分であり、カッター刃の回転数は1800rpm、周速は4.1m/秒であった。
エチレン含有量29モル%、鹸化度99.7モル%のEVOH樹脂の水/メタノール混合溶液(水/メタノール=40/60(重量比)、EVOH樹脂濃度45%)を原料として用いた。かかる含水EVOH樹脂を押出機に投入して溶融混錬し、該溶融物を、3個の孔(孔径2.5mm)を有するダイスより押出し、3枚の刃を有するホットカッターで切断した。この時の樹脂温度は60℃であった。カッター循環水の流量は、42リットル/分であった。この時のダイスからの吐出線速度は32.9m/分であり、カッター刃の回転数は900rpm、周速は2.0m/秒であった。
実施例および比較例の各成形材料を押出機に投入し、下記条件で製膜し、厚み50μmのEVOH樹脂フィルムを成形した。なお、温度条件は下記表1に記載した3つの条件でそれぞれ行った。
スクリュ内径:40mm
L/D:28
スクリュ圧縮比:3.0
Tダイ:コートハンガータイプ
ダイ巾:450mm
押出機のスクリュ回転数:40rpm
押出温度(℃):C1/C2/C3/C4/H(ヘッド)/AD(アダプタ)/D(ダイス)におけるバレルの設定温度
(フィルム幅のばらつき)
実施例および比較例の各成形材料(EVOH樹脂ペレット群)を用いて上記成形方法に従いフィルムを成形し、成形開始60分後のフィルムについて、50mmごとに計10点、フィルム幅を計測し、その計測データにおける、(a)最大値と最小値との差、(b)標準偏差を算出した。
実施例および比較例の各成形材料(EVOH樹脂ペレット群)を用いて上記成形方法に従いフィルムを成形し、成形開始40分後から60分後の押出機内各部の樹脂圧を1秒間隔で計測し、その計測データにおける標準偏差を算出した。樹脂圧の標準偏差の値が大きい方が、樹脂圧の振れが大きいことを示す。
押出機内の樹脂圧は、スクリュ端部から進行方向に向かって、距離L1〜L10進んだ第1〜第10測定位置10か所でそれぞれ測定した。
第1測定位置:距離L1=10×D(スクリュ径)
第2測定位置:距離L2=12×D
第3測定位置:距離L3=14×D
第4測定位置:距離L4=16×D
第5測定位置:距離L5=18×D
第6測定位置:距離L6=20×D
第7測定位置:距離L7=22×D
第8測定位置:距離L8=24×D
第9測定位置:距離L9=26×D
第10測定位置:距離L10=28×D
そして、第1〜第10測定位置で測定した樹脂圧の標準偏差PS1〜PS10をそれぞれ算出した。
以上のことから、実施例1および2は、比較例1および2に比べて、バレルの設定温度を低下させて溶融押出成形する際の押出し安定性に優れるので、フィッシュアイを抑制して品質の高い成形品を得ることができる。
b 断面の最大径
c 短径(断面の最小径)
F 断面
P ペレット
Claims (4)
- エチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレット群からなる成形材料を、押出機に供給し、加熱されたバレル内にてスクリュで搬送しながら溶融し、前記バレルの先端から溶融材料を押し出して成形品を成形するエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物の成形方法であって、
前記エチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物ペレット群を構成する各ペレットは、断面がオーバル形のペレットであり、ペレットの最大外径を長径とし、該長径に垂直な断面のうち最大面積の断面における最小径を短径としたとき、長径/短径比の平均値が1.6以上であり、
前記スクリュの供給部におけるバレルの設定温度が、170℃以下であることを特徴とするエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物の成形方法。 - 前記ペレットの含水率が0.5重量%以下であることを特徴とする請求項1記載のエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物の成形方法。
- 前記長径の平均値が1.6〜10mmであり、前記短径の平均値が1〜10mmであることを特徴とする請求項1または2に記載のエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物の成形方法。
- 前記スクリュの回転数が、10〜100rpmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエチレン−ビニルエステル系共重合体ケン化物の成形方法。
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