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JP2018038230A - 電力変換装置 - Google Patents

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JP2018038230A JP2016172003A JP2016172003A JP2018038230A JP 2018038230 A JP2018038230 A JP 2018038230A JP 2016172003 A JP2016172003 A JP 2016172003A JP 2016172003 A JP2016172003 A JP 2016172003A JP 2018038230 A JP2018038230 A JP 2018038230A
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Abstract

【課題】電圧応答性の低下を抑えつつ偏磁の抑制を行うことができる電力変換装置を提供する。【解決手段】DC-DCコンバータ1は、高電圧一次側回路101と、高電圧一次側回路101の入力側に流れる電流を検出するDCライン電流センサ301と、高電圧一次側回路101の出力側に接続されたトランス107と、正電圧印加期間と負電圧印加期間とを、高電圧一次側回路101のスイッチング動作により制御することで電力変換量を制御する制御部120と、を備える。そして、制御部120は、正電圧印加期間に検出される電流値と負電圧印加期間に検出される電流値とが等しくなるように正電圧印加期間および負電圧印加期間の少なくとも一方を補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
電気自動車やプラグインハイブリッド車等の車両は、動力駆動用の高電圧蓄電池でモータ駆動するためのインバータと、車両のライトやラジオなどの補機を作動させるための低電圧蓄電池とを備えている。このような車両には、高電圧蓄電池から低電圧蓄電池への電力変換または低電圧蓄電池から高電圧蓄電池への電力変換を行うDC-DCコンバータが搭載されている。
DC-DCコンバータは、高電圧の直流電圧を交流電圧に変換する高電圧一次側回路と、交流高電圧を交流低電圧に変換するトランスと、低電圧交流電圧を直流電圧に変換する低電圧二次側回路とを備えている。高電圧一次側回路の例としては、4つのスイッチング素子をフルブリッジ接続し、その入力側に平滑コンデンサを接続した回路構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
一般に、DC-DCコンバータにおいては、出力電圧指令値と検出される出力電圧値とが一致するように4つのスイッチング素子のスイッチングパターン(ON/OFFタイミング)を変更することでフィードバック制御を行う。これにより、出力電圧を一定に保つことが可能となる。トランスには、スイッチング動作により正電圧と負電圧とが交互に印加される。理想的には、正電圧が印加される期間Ton1と負電圧が印加される期間Ton2とが等しく、かつ、電圧値の大きさが正電圧印加時と負電圧印加時とで等しいのが好ましい。その場合には、トランス電流の平均値(直流成分)はゼロの一定値となる。
しかしながら、実際には、スイッチング素子のドライブ回路のバラツキや、スイッチング素子のオン抵抗のバラツキなどに起因してトランス電流の平均値がゼロとならず、直流成分(偏磁電流)が発生して偏磁状態となる場合がある。偏磁電流が増加し続けるとトランスのコアが磁気飽和を起こし、トランスおよびスイッチング素子に過電流が流れるという問題が生じる。
そこで、特許文献1に記載の発明では、一次側に設けたDCライン電流センサによりトランス電流を検知して、スイッチング素子のパルス幅を制御することで、トランス偏磁を抑制するようにしている。具体的には、期間Ton1および期間Ton2のそれぞれの期間において、DCライン電流センサにより電流値Idc1,Idc2をサンプリングする。そして、サンプリングされた電流値Idc1,Idc2に基づいて対応する期間Ton1,Ton2を個別に決定することで、トランス正側電流とトランス負側電流を個別に制御、偏磁電流を抑制するようにしている。
特許第5351944号公報
しかしながら、特許文献1に記載の上記制御方法の場合、通常の出力電圧制御系に電流制御のマイナ・ループをシリーズに組み込んでいるために、出力電圧の応答性が悪化するという問題がある。
本発明の第1の態様によると、電力変換装置は、スイッチング回路部と、前記スイッチング回路部の入力側に流れる電流を検出する電流検出部と、前記スイッチング回路部の出力側に接続されたトランスと、前記トランスに正の電圧が印加される第1印加期間と負の電圧が印加される第2印加期間とを、前記スイッチング回路部のスイッチング動作により制御することで電力変換量を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1印加期間において前記電流検出部で検出される第1の電流と前記第2印加期間において前記電流検出部で検出される第2の電流との差に基づいて、前記第1の電流と前記第2の電流とが等しくなるように前記第1印加期間および前記第2印加期間の少なくとも一方を補正する。
本発明によれば、電圧応答性の低下を抑えつつ偏磁の抑制を行うことができる。
図1は電力変換装置の一実施の形態を示す図である。 図2は、ゲート信号のタイミングチャートとトランス電圧およびトランス電流の波形を示す図である。 図3は、偏磁がある場合と無い場合における、トランス電流・電圧波形およびDCライン電流センサで検出される電流値を示す図である。 図4は、制御部の制御ブロック図である。 図5は、偏磁抑制制御を説明するためのタイミングチャートである。 図6は、比較例を説明する図である。 図7は、応答性能のシミュレーション結果を示す図である。 図8は、変形例1における制御部を示すブロック図である。 図9は、変形例1におけるゲート信号およびトランス電圧のタイミングチャートである。 図10は、変形例2における制御部を示すブロック図である。 図11は、変形例2におけるゲート信号およびトランス電圧のタイミングチャートである。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は電力変換装置の一実施の形態を示す図であり、DC-DCコンバータ1の主回路構成を示す図である。DC-DCコンバータ1は、高電圧側端子103a,103bおよび低電圧側端子112を有する。高電圧一次側回路101は、4つのスイッチング素子H1,H2,H3,H4をフルブリッジ接続した回路である。ここでは、スイッチング素子H1〜H4としてMOSFETが用いられている。
高電圧一次側回路101の出力線にはトランス107の一次巻線が接続され、入力側には平滑コンデンサ104が接続されている。高電圧一次側回路101と平滑コンデンサ104との間のDCラインには、DCライン電流センサ301が設けられている。DCライン電流センサ301で検出された電流値Idcは制御部120に入力される。
トランス107には、二次側巻線の中間点を巻線外側に引き出したセンタタップ型トランスが用いられている。低圧二次側回路102は、ダイオード109a,109bを用いた整流回路にチョークコイル108とコンデンサ110からなる平滑回路を接続した構成となっている。ダイオードを用いた整流回路に代えて、MOSFETを用いた整流回路を用いても良い。
ドライブ回路106は、制御部120からのオンオフ指令値に基づいて、高電圧一次側回路101に設けられたスイッチング素子H1〜H4をオンオフ駆動する。制御部120は、後述するように出力電圧指令値Vout*と電圧検出部113で検出した出力電圧値Voutとを比較し、指令値と検出値とが一致するようにスイッチング素子H1〜H4のスイッチングパターン(ON/OFFタイミング)を変更することで、フィードバック制御を行う。これにより、出力電圧を一定に保つことが可能となる。
図2は、スイッチング素子H1〜H4のオンオフ指令であるゲート信号G1〜G4のタイミングチャートと、トランス電圧Vtrおよびトランス電流Itrの波形を示したものである。スイッチング素子H1,H4が同時にオン状態(G1,G4が同時オン)となる正電圧印加期間Ton1には、トランス107に正のトランス電圧Vtr1が印加され、トランス電流Itrは増加する。一方、スイッチング素子H2,H3が同時にオン状態(G2,G3が同時オン)となる負電圧印加期間Ton2には、トランス107に負のトランス電圧Vtr2が印加され、トランス電流Itrは減少する。正電圧印加期間Ton1および負電圧印加期間Ton2は周期Tcで繰り返され、トランス電流Itrは、正の値Itr1と負の値Itr2を交互に繰り返す交流波形となる。
(偏磁発生の原理説明)
正の電圧Vtr1が印加される正電圧印加期間Ton1と負の電圧Vtr2が印加される負電圧印加期間Ton2とは等しく、かつ、電圧Vtr1と電圧Vtr2とは大きさも等しい。そのため、正のトランス電流Itr1と負のトランス電流Itr2とは絶対値が等しくなり、トランス電流Itrの平均値(直流成分)はゼロの一定値をとる。しかし、実際には以下の(1)や(2)のような原因によって、トランス電流Itrの平均値はゼロとならず、直流成分が発生して偏磁状態となる。
(1)Ton1≠Ton2となる場合
Ton1≠Ton2は、スイッチング素子H1〜H4のドライブ回路106のバラツキに起因する。例えば、Ton1>Ton2となっている場合は、トランス107に正電圧Vtr1が印加される正電圧印加期間Ton1と、負電圧Vtr2が印加される負電圧印加期間Ton2とが異なるため、電流Itr1の大きさが電流Itr2の大きさよりも大きくなる。その結果、トランス励磁電流の平均値(直流成分)はゼロとならず、時間の経過と共に偏磁量は増加し続ける。
(2)Vtr1≠Vtr2となる場合
Vtr1≠Vtr2は、スイッチング素子のオン抵抗のバラツキに起因する。例えば、Vtr1>Vtr2の場合には、トランス107に正電圧Vtr1が印加される正電圧印加期間Ton1における電流変化の傾きが、負電圧Vtr2が印加される負電圧印加期間Ton2における電流変化の傾きが大きくなる。そのため、Ton1=Ton2であっても、期間経過後の電流Itr1の大きさは電流Itr2の大きさよりも大きくなる。その結果、トランス励磁電流の平均値がゼロとならず、時間の経過と共に偏磁量は増加し続ける。
いずれの場合も、偏磁電流が増加し続けると、やがてトランス107のコアが磁気飽和を起こし、トランス107およびスイッチング素子H1〜H4に過電流が流れて、スイッチング素子の故障を招く。
本実施の形態では、そのような偏磁電流の増加を防止するために、制御部120は以下に述べるような偏磁抑制制御を行う。図1に示したように、制御部120には、DCライン電流センサ301で検出された電流値Idcが入力される。図3は、DCライン電流センサ301で検出される電流値Idcを説明する図であり、1周期Tc分を示したものである。図3(a)は偏磁がない場合を示しており、図3(b)は偏磁がある場合を示す。
トランス電流Itrは、正弦波に近い交流波形となる。一方、DCライン電流センサ301で検出される電流値Idcの波形はパルス状である。しかし、トランス107に電圧が印加されている正電圧印加期間Ton1および負電圧印加期間Ton2、すなわち二次側に電力が送られている期間に限ってみると、トランス電流Itrの絶対値は、DCライン電流センサ301で検出される電流値Idcと等しくなる。
偏磁がない場合には、図3(a)に示すように電流値Idc1のパルス波形と電流値Idc2のパルス波形とは同一波形となる。一方、偏磁がある場合には、図3(b)に示すようにパルス波形の高さが電流値Idc1と電流値Idc2とで異なっている。図3(b)はIdc1>Idc2の場合を示している。そこで、本実施形態では、正電圧印加期間Ton1および負電圧印加期間Ton2に電流値Idcをサンプリングし、サンプリングされた電流値Idc1,Idc2の差分に基づいて、出力電圧指令値Vout*と出力電圧値Voutとの差分に基づくフィードバック制御を補正するようにした。
図4は、制御部120の制御ブロック図である。制御部120は、電圧制御器411,補正電圧制御器412およびPWM生成器413を備えている。電圧制御器411には、出力電圧指令値Vout*と出力電圧値Voutとの差分ΔVが入力される。電圧制御器411は、差分ΔVに基づくPI制御により電圧印加期間に関する指令値Ton*を算出する。算出された指令値Ton*はPWM生成器413に入力される。
補正電圧制御器412には、電流値Idc1と電流値Idc2との差分ΔI(=Idc1−Idc2)が入力される。補正電圧制御器412は、偏磁電流に相当する電流差ΔI=Idc1−Idc2から、この値がゼロとなるように電圧印加時間の補正値ΔTon*を決定する。ここでは、補正値ΔTon*は正の値とする。そして、この補正値ΔTon*と電圧制御器411で算出された補正値ΔTon*との和が、PWM生成器413へ入力される。PWM生成器413は、電圧制御器411から入力される指令値Ton*、および指令値Ton*と補正値ΔTon*との和(Ton*+ΔTon*)に基づいてゲート信号G1,G2,G3,G4を生成する。本実施の形態では、ΔI=Idc1−Idc2>0の場合には負電圧印加期間Ton2を増加させ、ΔI<0の場合には正電圧印加期間Ton1を増加させるようにゲート信号G1,G2,G3,G4を生成する。
図5は、本実施の形態における偏磁抑制制御を説明するためのタイミングチャートである。図5に示す例は、トランス偏磁が発生して、正電圧印加期間Ton1に検出した電流値Idc1が負電圧印加期間Ton2に検出した電流値Idc2よりも大きい場合(ΔI>0の場合)を示している。t<t1ではΔIdc=0であって偏磁抑制制御が行われておらず、ΔI>0(Idc1>Idc2)となっているt≧t1では偏磁抑制制御が行われている。
Idc1>Idc2の場合には、トランス107の負電圧印加期間Ton2がΔTonだけ長くなるようにゲートパルスの期間を調整する。具体的には、ゲート信号G3のオフタイミングおよびゲート信号G4のオンタイミングをそれぞれ差分ΔTonだけ遅らせる。このように調整することで、ゲート信号G2とゲート信号G3とが同時にオン状態となる期間、すなわち負電圧印加期間Ton2がΔTonだけ長くなり、その期間における電流値Idc2が増加する。その結果、Idc1とIdc2の差ΔIが小さくり、偏磁を抑制することができる。
一方、Idc1<Idc2の場合には、トランス107の正電圧印加期間Ton1がΔTonだけ長くなるようにゲートパルスの期間を調整する。この場合には、例えば、ゲート信号G3のオンタイミングおよびゲート信号G4のオフタイミングをそれぞれ差分ΔTonだけ遅らせる。
図6(a)は、比較例として、特許文献1に記載の方法で偏磁抑制を行う場合の制御ブロックを示したものである。この制御方式は、図6(b)に示す従来の出力電圧制御系にトランス1次側の電流制御のマイナ・ループを組込見込んだものである。出力電圧制御器311からは差分ΔVに基づく目標電流Idc*が出力される。この構成では、出力電圧制御器311が演算した目標電流Idc*となるように、電流値Idc1,Idc2を個別に制御している。
電流制御器312aには、目標電流Idc*と正電圧印加期間Ton1に検出された電流値Idc1との差分が入力される。電流制御器312aは、この差分に基づいて電流値Idc1が目標電流Idc*となるように正電圧印加期間Ton1の目標値Ton1*を算出する。一方、電流制御器312bには、目標電流Idc*と負電圧印加期間Ton2に検出された電流値Idc2との差分が入力される。電流制御器312bは、この差分に基づいて電流値Idc2が目標電流Idc*となるように負電圧印加期間Ton2の目標値Ton2*を算出する。PWM生成器413は、期間Ton1*,Ton2*に基づいてゲート信号G1〜G4を生成する。この場合、電流値Idc1および電流値Idc2に対して、同じ目標値Idc*となるように電流制御が働くために、トランス107の偏磁電流を抑制することができる。
しかし、この制御方法の場合、通常の出力電圧制御系に電流制御のマイナ・ループをシリーズに組み込んでいるために、出力電圧の応答性が悪化する問題がある。具体的には、負荷電流が急変した時に、出力電圧に大きなアンダーシュートが発生し、出力電圧を一定に保つことができない。この場合、制御のゲインを大きくとることも考えられるが、制御が不安点になり、出力電圧は発振してしまう。
一方、本実施の形態では、図4に示したように、図6(b)に示す従来の構成に補正電圧制御器412をパラレルに設けて、電圧制御器411で生成された指令値Ton*を補正値ΔTon*で補正するようにした。そして、図5に示す場合、ゲート信号G1,G2は指令値Ton*に基づいて生成され、ゲート信号G3,G4については偏磁が抑制されるように補正後の(Ton*+ΔTon*)に基づいて生成される。
本実施の形態では、従来方式のようにDCライン電流センサで検出したトランス正側電流とトランス負側電流を個別に制御するのではなく、出力電圧値Voutを出力電圧指令値Vout*へ制御する指令値Ton*を用いたメインの制御に対して、ΔTon*の補正をすることで偏磁を抑制している。このように、偏磁抑制のための補正電圧制御器412と通常の電圧制御器411とがパラレルになっているため、演算処理も早くでき、また収束も早い。このため、従来方式よりも出力電圧の応答性が良い。
図7は、本発明の制御方式の応答性と、図6(a)に示す制御方式(従来方式)の応答性とを回路シミュレーションにより比較した結果を示す図である。ここでは、負荷電流が急激に増加した場合に、出力電圧がどのように変動するかを評価した。図7の結果を見ると、従来制御方式では、負荷電流の急変に伴って、電圧の大きなアンダーシュートが発生しており、一定値(14V)に落ち着くまでの時間も長く、応答性が悪いことが分かる。一方、本発明の制御方式では、電圧のアンダーシュートは小さく、一定値へ落ち着くまでの時間も短く、応答性が良いことが分かる。
なお、上述した制御方式をデジタル制御で実現する場合には、検出電流のAD変換やマイコン・DSPでの演算時間が必要となるので、リアルタイムでパルス幅を制御することは困難である。そのため、あるキャリア周期において検出した電流値Idc1と電流値Idc2との差に基づくパルス更新は、次のキャリア周期に反映することになる。マイコンの性能などの制約により更新時間をさらに遅らせる場合には、数キャリア周期後のパルスに反映することになる。
(変形例1)
図8,9は、上述した実施の形態の変形例1を説明する図である。図8は制御部120のブロック図を示し、図9はゲート信号およびトランス電圧のタイミングチャートである。上述した実施の形態では、図4,5に示したように、トランス107の電圧印加期間(負の電圧印加期間)を延ばすようにゲートパルス期間の補正を行った。一方、変形例1では、トランス107の電圧印加期間を短くするようにゲートパルス期間の補正を行う。すなわち、図8に示すように、電圧制御器411で生成された指令値Ton*に対して、補正値ΔTon*を減算するような補正を行う。
図9は、図5の場合と同様にΔI>0のタイミングチャートを示したものである。ΔI>0の場合には、トランスの正電圧印加期間Ton1がΔTonだけ短くなるようにゲートパルスの期間を調整する。すなわち、PWM生成器413は、正電圧印加期間Ton1が指令値(Ton*−ΔTon*)と等しくなるように、ゲート信号G1のオンタイミングおよびゲート信号G2のオフタイミングをΔTonだけ遅らせる。ゲート信号G3,G4については指令値Ton*に基づいて生成され、負電圧印加期間Ton2はTonに制御される。このように調整することでIdc1が減少し、Idc1とIdc2の差が小さくなって偏磁が抑制される。
一方、ΔI<0の場合には、トランス107の負電圧印加期間Ton2がΔTonだけ短くなるようにゲートパルスの期間を調整する。この場合には、例えば、ゲート信号G1のオフタイミングおよびゲート信号G2のオンタイミングをそれぞれ差分ΔTonだけ遅らせる。
(変形例2)
図10,11は、上述した実施の形態の変形例2を説明する図である。図10は制御部120のブロック図を示し、図11はゲート信号およびトランス電圧のタイミングチャートである。変形例2では、正と負の両方の電圧印加期間を補正するようにした。図10に示すように、補正電圧制御器412は、差分ΔIに基づいて偏磁抑制に必要な補正値ΔTon*を算出し、その半分の値であるΔTon*/2を出力する。PWM生成器413には、和(Ton*+ΔTon*/2)および差(Ton*−ΔTon*/2)が入力される。PWM生成器413は、和(Ton*+ΔTon*/2)および差(Ton*−ΔTon*/2)に基づいて、偏磁を抑制するようなゲート信号G1〜G4を生成する。
図11は、図5の場合と同様にΔI>0のタイミングチャートを示したものである。ここでは、正電圧印加期間Ton1をΔTon/2だけ短くすると共に、負電圧印加期間Ton2をΔTon/2だけ長くすることにより偏磁を抑制するようにした。図11に示す例では、ゲート信号G1のオンタイミングおよびゲート信号G2のオフタイミングをΔTon/2だけ遅らせると共に、ゲート信号G3のオフタイミングおよびゲート信号G4のオンタイミングをΔTon/2だけ遅らせるようにした。その結果、電流値Idc1と電流値Idc2との差が小さくなり、偏磁を抑制することができる。
一方、ΔI<0の場合には、正電圧印加期間Ton1をΔTon/2だけ長くすると共に、負電圧印加期間Ton2をΔTon/2だけ短くする。この場合には、例えば、ゲート信号G3のオンタイミングおよびゲート信号G4のオフタイミングをΔTon/2だけ遅らせると共に、ゲート信号G1のオフタイミングおよびゲート信号G2のオンタイミングをΔTon/2だけ遅らせる。
以上説明したように、本実施の形態では、電力変換装置であるDC-DCコンバータ1は、スイッチング回路部である高電圧一次側回路101と、高電圧一次側回路101の入力側に流れる電流を検出するDCライン電流センサ301と、高電圧一次側回路101の出力側に接続されたトランス107と、トランス107に正の電圧が印加される正電圧印加期間Ton1と負の電圧が印加される負電圧印加期間Ton1とを、高電圧一次側回路101のスイッチング動作により制御することで電力変換量を制御する制御部120と、を備える。そして、制御部120は、正電圧印加期間Ton1においてDCライン電流センサ301で検出される電流値Idc1と負電圧印加期間Ton2においてDCライン電流センサ301で検出される電流値Idc2との差に基づいて、電流値Idc1と電流値Idc2とが等しくなるように正電圧印加期間Ton1および負電圧印加期間Ton2の少なくとも一方を補正する。その結果、電圧応答性の低下を抑えつつ偏磁の抑制を行うことができる。
補正方法としては、図4,5において説明したように、電流値Idc1と電流値Idc2との差ΔIが正である場合には負電圧印加期間Ton2を増加させ、差ΔIが負である場合には正電圧印加期間Ton1を増加させるように補正しても良い。また、差ΔIが正である場合には正電圧印加期間Ton1を減少させ、差ΔIが負である場合には負電圧印加期間Ton2を減少させるように補正してもよい。さらにまた、差ΔIが正である場合には、正電圧印加期間Ton1を減少させると共に負電圧印加期間Ton2を増加させ、差ΔIが負である場合には、正電圧印加期間Ton1を増加させると共に前記負電圧印加期間Ton2を減少させるように補正しても良い。
また、正電圧印加期間Ton1および負電圧印加期間Ton2に対する補正値ΔTonを差ΔIの大きさに比例させることで、偏磁の程度によらず素早く抑制することができる。もちろん、差ΔIの大きさに依らず補正値ΔTonを一定の値としても構わない。
また、DC−DCコンバータでは、従来から高電圧一次側回路101の入力側に並列接続された平滑コンデンサ104との接続ラインに過電流検知のためのDCライン電流センサが設けられているが、これを図1に示すDCライン電流センサ301に兼用することでコストアップを抑制できる。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1…DC−DCコンバータ、101…高電圧一次側回路、102…低圧二次側回路、104…平滑コンデンサ、107…トランス、120…制御部、301…DCライン電流センサ、311,411…出力電圧制御器。412…補正電圧制御器、413…PWM生成器、Ton1…正電圧印加期間、Ton2…負電圧印加期間

Claims (7)

  1. スイッチング回路部と、
    前記スイッチング回路部の入力側に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記スイッチング回路部の出力側に接続されたトランスと、
    前記トランスに正の電圧が印加される第1印加期間と負の電圧が印加される第2印加期間とを、前記スイッチング回路部のスイッチング動作により制御することで電力変換量を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1印加期間において前記電流検出部で検出される第1の電流と前記第2印加期間において前記電流検出部で検出される第2の電流との差に基づいて、前記第1の電流と前記第2の電流とが等しくなるように前記第1印加期間および前記第2印加期間の少なくとも一方を補正する、電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記制御部は、
    前記第1の電流と前記第2の電流との差が正である場合には前記第2印加期間を増加させ、前記第1の電流と前記第2の電流との差が負である場合には前記第1印加期間を増加させるように補正する、電力変換装置。
  3. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記制御部は、
    前記第1の電流と前記第2の電流との差が正である場合には前記第1印加期間を減少させ、前記第1の電流と前記第2の電流との差が負である場合には前記第2印加期間を減少させるように補正する、電力変換装置。
  4. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記制御部は、
    前記第1の電流と前記第2の電流との差が正である場合には、前記第1印加期間を減少させると共に前記第2印加期間を増加させ、
    前記第1の電流と前記第2の電流との差が負である場合には、前記第1印加期間を増加させると共に前記第2印加期間を減少させるように補正する、電力変換装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の電力変換装置において、
    前記第1印加期間および前記第2印加期間に対する補正量は、前記第1の電流と前記第2の電流との差の大きさに比例している、電力変換装置。
  6. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の電力変換装置において、
    前記スイッチング回路部の入力側に並列接続されたコンデンサを備え、
    前記電流検出部は、前記スイッチング回路部と前記コンデンサとを接続する配線に流れる電流を検出する、電力変換装置。
  7. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の電力変換装置において、
    前記スイッチング回路部は、上アームおよび下アームを構成するスインチング素子からなる第1スイッチング相と、上アームおよび下アームを構成するスインチング素子からなる第2スイッチング相とを備え、
    前記制御部は、前記スイッチング回路部に設けられた各々のスイッチング素子のオンオフを順次切り替えることで、前記トランスに正の電圧と負の電圧とを交互に印加する、電力変換装置。
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