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JP2018037206A - 電池用極板の製造装置及びその保守方法 - Google Patents

電池用極板の製造装置及びその保守方法 Download PDF

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JP2018037206A JP2016167981A JP2016167981A JP2018037206A JP 2018037206 A JP2018037206 A JP 2018037206A JP 2016167981 A JP2016167981 A JP 2016167981A JP 2016167981 A JP2016167981 A JP 2016167981A JP 2018037206 A JP2018037206 A JP 2018037206A
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元井 昌司
Masashi Motoi
昌司 元井
野村 和夫
Kazuo Nomura
和夫 野村
賢司 北島
Kenji Kitajima
賢司 北島
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Toray Engineering Co Ltd
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Abstract

【課題】スラリーの吐出作業を長時間継続して行っていても、基材上に形成される塗膜層の厚さを均一にする。【解決手段】幅方向に沿って配置された複数の調整部31,32,33,34から流出したスラリー3を供給手段20の圧力で圧送する第1の流路50と、複数の調整部31,32,33,34から流出したスラリー3を吸引により排出する吸引ポンプ68を備えた第2の流路60とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、基材に活物質を含むスラリーを塗布して電池用極板を製造するための製造装置、及びその保守方法に関する。
例えば、特許文献1のように、電池用極板は、ロールツーロールで送られる基材に、活物質、バインダー、導電助剤及び溶媒を含むスラリーが塗布され、製造される。このようにして製造された電池用極板において、基材上に形成される活物質を含む層の厚さは、電池の充放電量に直接影響を与えることから、特に高容量型の電池(バッテリ)の場合、基材に塗布するスラリーの膜厚管理は非常に重要となる。つまり、スラリーは、基材の幅方向及び送り方向に沿って均一な厚さで塗布される必要がある。
例えば、特許文献2または特許文献3のように、スラリーの基材の幅方向および送り方向に沿っての厚さをより均一に塗布する方法および装置がある。
特開平11−233102号公報 特開2015−97198号公報 特開2015−176822号公報
スラリーには活物質等が含まれており、活物質等は混合され分散されているが、スラリーの処方の仕方や組成等により特性が異なり、長時間にわたって分散された状態が続くスラリーもあれば、短時間で固形成分が沈殿したり凝集したりする不安定なスラリーもある。
このようなスラリーを基材に長時間継続して塗布するためのダイには、特許文献2または特許文献3に開示されているように、幅方向に長い第1のマニホールド(液溜め部)と、この第1のマニホールドに繋がるスリットと、この第1のマニホールドと繋がりスラリーを基材に対して吐出する吐出口と、第1のマニホールドと吐出口との間にスラリーを流出させることにより基材に対して吐出口から吐出されるスラリーの量を調整するための当該幅方向にわたって複数設けられた調整部とが形成されているが、基材に対して吐出口から吐出されるスラリーの量を幅方向にわたって均一にするために、各調整部から流出させるスラリーの量を個別に調整することにより、各調整部ではスラリーの流量に差ができ、長時間の継続運転において、スラリーの流量の少ない調整部では、スラリーの固形成分の沈殿や凝集が発生し、固形成分が滞留することにより、その調整部のスラリーの流量制御の感度が悪くなり、ダイの幅方向にわたって吐出口から吐出されるスラリーの流量のばらつきが生じ、基材上に形成される塗膜層の厚みにばらつきが生じるようになる。
ここで、前記の通り、基材上に形成される活物質を含む層の厚さは、電池の充放電量に直接影響を与えることから、塗膜層の厚みにばらつきがある状態で電気用極板が製造されると、その極板を用いた電池の品質を低下させてしまう。そこで、従来はこのようにスラリーの吐出量にばらつきが生じた場合には、調整部を分解して清掃を行い再び吐出量が所定の量になるようにしていたが、作業に時間を要する問題があった。
また、スラリーのダイへの供給手段として、ポンプ等の圧送装置を使用しているが、スラリーを基材に対して吐出する吐出口近傍に前記複数の調整部が設けられているため、前記複数の調整部で滞留しているスラリーの固形分を押し出せるような圧力をかけようとすると吐出口での圧力も高くなり、基材への均等な塗布に影響が出るため、前記調整部で滞留しているスラリーの固形分を圧送によって排出することが困難であり、分解して清掃する必要があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、スラリーの吐出作業を長時間継続して行っていても、基材上に形成される塗膜層の厚さを均一にすることを目的とする。
本発明の電池用極板の製造装置は、幅方向に長くスラリーを溜める空間からなる第1のマニホールドと、幅方向に広いスリットを経由して前記第1のマニホールドと繋がり、スラリーを基材に対して吐出する吐出口と、前記第1のマニホールドと前記吐出口との間にスラリーを流出させることにより前記吐出口からのスラリーの吐出量を調整するための幅方向にわたって設けられた複数の調整部とを有するダイと、前記第1のマニホールドに連通している流入部から前記第1のマニホールドにスラリーを供給する手段と、複数の前記調整部から流出させたスラリーの流路を第1の流路とスラリーの吸引手段が設けられた第2の流路の2つに分岐する流路と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、前記調整部から流出させたスラリーの流路は2つに分岐し、前記第2の流路には吸引手段が設けられていることから、基材交換時や、ロット変更時等の休止時あるいは休止後の再稼動時に、吸引手段にて前記調整部に滞留したスラリーを前記第2の流路へ排出することにより、前記調整部を分解して清掃することなく、前記吐出口から基材に対して吐出されるスラリーの吐出量を幅方向にわたって所定の量に維持して塗膜層の厚みを均一にすることができる。
本発明の電池用極板の製造装置は、前記複数の調整部から流出させたスラリーの流路には、スラリーの流れる流路を前記第1の流路と前記第2の流路に切り替える手段が設けられていることを特徴とする。
上記において、前記調整部から流出させたスラリーの流路を前記第1の流路から前記第2の流路に切り替えることにより、吸引手段にて第1の流路から吸引してしまうことを防ぎ、前記調整部に滞留したスラリーを効率良く、前記第2の流路へ排出することができる。
また、前記複数の調整部には、前記調整部から流出させるスラリーの量の制御を行う制御装置が設けられている。
この場合、前記複数の調整部から流出させるスラリーの量を個別に調整する制御を行うことにより、各調整部に滞留したスラリーを個別に重点的に排出することが可能となる。
本発明の電池用極板の製造装置の保守方法は、ダイの保守時は前記第2の流路を使用してスラリーを吸引することを特徴とする。
本発明によれば、基材交換時や、ロット変更時等の休止時あるいは休止後の再稼動時に、吸引手段にて前記調整部に滞留したスラリーを前記第2の流路へ排出することにより、前記調整部を分解して清掃することなく、ダイの保守ができる。
本発明によれば、スラリーの吐出作業を長時間継続して行っていても、基材上に形成される塗膜層の厚さを均一にすることが可能となる。
本発明の電池用極板の製造装置の概略構成を示す説明図である。 (A)は、ダイ10の概略構成を示す断面図であり、(B)は図1のa矢視の断面図である。 (A)は、図1のb矢視の断面図であり、(B)は、図1のc矢視の断面図であり、(C)は、シム板15の平面図である。 図1のd矢視の断面図である。 本発明の電池用極板の製造装置の保守時の動作フローである。 本発明の電池用極板の製造装置の他の実施形態の概略構成を示す説明図である。 本発明の電池用極板の製造装置の他の実施形態の概略構成を示す説明図である。 本発明の電池用極板の製造装置の他の実施形態の説明図である。 (A)、(B)は、本発明の電池用極板の製造装置のダイの他の実施形態の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、電池用極板の製造装置の概略構成を示す説明図である。この製造装置1は、ロールツーロールで送られる金属箔からなる基材2に、活物質、バインダー、導電助剤及び溶媒を含むスラリー3を塗布するための装置である。この製造装置によれば、塗布したスラリー3を乾燥させることで基材2上に活物質を含む層が形成され、この基材2が所定形状に切断され電池用極板となる。基材2上に形成される活物質を含む層の厚さは、電池の充放電量に直接影響を与えることから、基材2に塗布するスラリー3によって形成される塗膜層の膜厚管理は非常に重要であり、この製造装置1によれば、以下の実施形態において説明するように、スラリー3は、基材2の送り方向に沿って均一な厚さ(均一な塗膜量)で塗布される。なお、基材2の幅方向は、基材2の送り方向に直交する方向であり、図1におけるY軸方向がこれに相当する。
製造装置1は、基材2の幅方向に沿って長く構成されたダイ10と、このダイ10にスラリー3を供給する供給手段20と、を備え、供給手段20から供給されたスラリー3をダイに設けられた吐出口18から吐出することにより、基材2にスラリー3を塗布する。
ダイ10において、その長手方向(図1におけるY軸方向)を幅方向という。この製造装置1では、ダイ10に対向するローラ5が設置されており、ダイ10の幅方向とローラ5の回転中心線の方向とは平行である。基材2は、このローラ5に案内され、基材2とダイ10(後述のスリット12の先端)との間隔(隙間)が一定に保たれ、この状態でスラリー3の塗布が行われる。
また、このダイ10からスラリー3を基材2に対して吐出するのとは別にスラリー3を外部へ流出させる基材2の幅方向に沿って設けられた複数の調整部31,32,33,34を備え、複数の調整部31,32,33,34からスラリー3を流出させることにより、吐出口18から吐出するスラリー3の吐出量を調整する。
また、複数の調整部31,32,33,34から流出させたスラリー3を供給手段20の圧力で圧送する第1の流路50と、複数の調整部31,32,33,34から流出させたスラリー3を吸引により排出する吸引ポンプ68を備えた第2の流路60と、複数の調整部31,32,33,34から流出させたスラリー3の流れを第1の流路50と第2の流路60に切り替える切り替えバルブ55、65とを備え、保守時に第2の流路60に設けられた吸引ポンプ68にて複数の調整部31,32,33,34に滞留したスラリー3を排出する。
本実施形態のダイ10の説明図を図2(A)、(B)に示す。図2(A)はダイ10の概略構成を示す断面図である。ダイ10は、先細り形状である第一リップ13aを有する第一分割体13と、先細り形状である第二リップ14aを有する第二分割体14とを、これらの間にシム板15を挟んで、組み合わせた構成からなる。図2(B)は、図1のa矢視の断面図である。図3(A)は、図1のb矢視の断面図であり、図3(B)は、図1のc矢視の断面図であり、シム板15を、図3(C)に示している。ダイ10は、その内部に、幅方向に長い空間からなる第1のマニホールド11と、この第1のマニホールド11と繋がるスリット12とが形成され、また、第一リップ13aと第二リップ14aとの間には、スリット12の解放端である吐出口18が形成されている。すなわち、第1のマニホールド11と吐出口18とは、スリット12を経由して繋がっている。
この構成により、供給手段20により供給されたスラリー3は、先ず第1のマニホールド11に溜められ、次に、スリット12を経由して吐出口18から吐出される。
スリット12は、第1のマニホールド11と同様に幅方向に長く形成されており、スリット12の幅方向寸法は、後述するシム板15の内寸W(図3(C)参照)によって決定され、スリット12の幅方向寸法と略同一の幅方向寸法のスラリー3を、基材2上に塗布することができる。
ダイ10の幅方向の中央部には、流入部16が設けられており、この流入部16は、ダイ10の外部から第1のマニホールド11へ繋がる貫通孔(流入口)からなる。供給手段20は、この流入部16に一端部が接続されている流入パイプ21と、スラリー3を貯留しているタンク22と、このタンク22内のスラリー3を、パイプ21を通じてダイ10へ供給するためのポンプ23とを有している。以上より、供給手段20は、第1のマニホールド11に流入部16からスラリー3を供給することができる。なお、本実施形態では、図2(A)に示すように、流入部16は、第1のマニホールド11の底部17と繋がっており、この底部17からスラリー3を流入させる構成としている。
そして、第1のマニホールド11は、供給手段20から供給されたスラリー3を溜めることができ、第1のマニホールド11に溜められているスラリー3を、スリット12を通って吐出口18からロールツーロールで送られる基材2に対して吐出し、この基材2に対してスラリー3を連続的に塗布することができる。スリット12の隙間寸法はその幅方向に一定であり、基材2上に塗布されるスラリー3の厚さは幅方向に一定となる。
また、ダイ10には圧力センサ(図示せず)が設けられており、この圧力センサは、第1のマニホールド11のスラリー3の内圧を計測する。そして、この計測結果に基づいて供給手段20によるスラリー3の供給が制御され、第1のマニホールド11のスラリー3の内圧を一定に保つ。第1のマニホールド11で内圧が一定とされるスラリー3は、スリット12から幅方向全長にわたって均等の量で吐出され、また前記圧力センサの計測結果に基づいて、スリット12から吐出されるスラリー3の量が変動しないように制御され、基材2上に塗布されるスラリー3の送り方向の厚さを一定とする。また、図示しないが、パイプ21の途中にはスラリー3用のフィルタが設けられている。
また、本実施形態では、図2(A)および図3(A)(B)に示すようにスリット12と吐出口18との間に、幅方向に長い空間からなる第2のマニホールド24が設けられており、第2のマニホールド24には、第1のマニホールド11のスラリー3を吐出口18以外からダイ10の外部へ流出させる複数の調整部31,32,33,34が設けられており、この複数の調整部31,32,33,34それぞれには、第2のマニホールド24から流出させるスラリー3の量の調整を行う制御装置が設けられている。ここで、第2のマニホールド24は、幅方向の長さは第1のマニホールド11およびスリット12と同等であり、幅方向の断面積は第1のマニホールド11よりも小さい。すなわち、第1のマニホールドよりも容積が小さい第2のマニホールド24に調整部31,32,33,34を設けることにより、各調整部から流出させるスラリー3の流量の調整を感度良く吐出口18からの吐出量に反映させることが可能である。
そして、図2(B)に示すように、ダイ10の調整部31,32,33,34に接続されているパイプ46,47,48,49にはバルブ41,42,43,44が設けられており、バルブ41,42,43,44の開度の制御を個別に行うことでバルブ41,42,43,44を通るスラリー3の流量比の調整が行われる。すなわち、バルブ41,42,43,44が設けられたパイプ46,47,48,49は調整部31,32,33,34におけるスラリー3の流量を調整する調整流路として機能している。なお、バルブ41,42,43,44それぞれは、調整部31,32,33,34それぞれから流出するスラリー3の圧力を調整してもよい。
また、この製造装置1は、基材2上へ塗布したスラリー3の膜厚を測定するセンサ36を備えている(図1参照)。センサ36は、幅方向に沿って複数設けられていてもよい。センサ36は、非接触式であり、基材2上のスラリー3の膜厚を、幅方向に沿って複数カ所、又は、幅方向の全長にわたって計測可能であり、計測結果は、製造装置1が備えている制御装置(コンピュータ)37に出力される。制御装置37はセンサ36からの計測結果に基づくフィードバック制御を行い、バルブ41,42,43,44の開度を調整する。つまり、スラリー3の膜厚の計測結果に応じて、制御装置37は、バルブ41,42,43,44それぞれに対して制御信号を出力し、バルブ41,42,43,44それぞれの開度を調整する。これにより、スラリー3の膜厚を幅方向に一定に保つことが可能となる。
例えば、基材2上へ塗布したスラリー3の膜厚を測定するセンサ36の計測結果から、基材2の幅方向の両端部においてスラリー3の膜厚が中央部より薄くなっていた場合、スリット12の両端部12a,12bに対応するバルブ41,42の開度を(徐々に)小さく変更すると共に、途中部12c,12dに対応するバルブ43,44の開度も(徐々に)大きく変更する制御が行われる。これにより、開度変更中のバルブ43,44の開度を、開度変更中のバルブ41,42の開度よりも大きくし、途中に設けられている調整部31,32からのスラリー3の流出量を、両端の調整部33,34からのスラリー3の流出量よりも少なくしている。さらに、この際、ダイ10に設けられた圧力センサの測定結果に基づき、第1のマニホールド11のスラリー3の内圧も一定となるように制御される。
以上の制御によれば、調整部31,32,33,34を通じてスリット12から流出させるスラリー3の流量を調整することにより、吐出口18から吐出させるスラリー3の量が変更される。このため、スラリー3を吐出口18から幅方向の全長にわたって均等に吐出させるためのより厳密な制御が可能となり、基材2上に形成されるスラリー3の膜厚を、幅方向及び送り方向について、均一にすることが可能となる。この結果、調整部31,32,33,34から流出するスラリー3の流量が比較的少ない調整部と比較的多い調整部ができ、スラリー3の流量が比較的少ない調整部では、スラリー3の固形分の沈殿や凝集(滞留)が多く発生し、スラリー3を吐出口18から幅方向の全長にわたって均等に吐出させるための厳密な制御の感度が悪くなる。
本実施形態では、パイプ46,47,48,49の調整部31,32,33,34と接続されていない側の各調整流路の端部の配管は、図4に示すように統合流路40として1つに統合されている。図4は、図1のd矢視の断面図である。
この統合流路40には、バルブ41,42,43,44に加えてスラリー3の流量を制御する統合流量調整ユニット45が設けられている。この統合流量調整ユニット45はバルブ41,42,43,44と同様の構成の統合流路40の流量を調整するバルブであっても良いが、統合流路40の配管径、配管長などを変化させることによって流量を変化させるものでも良い。
この統合流路40は、図1に示すように、タンク22に繋がる第1の流路50と吸引ポンプ68に繋がる第2の流路60に分岐している。第1の流路50には統合流路40とタンク22との間に開閉可能なバルブ55が設けられており、第2の流路60には統合流路40と吸引ポンプ68との間に開閉可能なバルブ65が設けられており、バルブ55とバルブ65の開閉を操作することにより、調整部31,32,33,34から流出させたスラリー3の流路を第1の流路50もしくは第2の流路60に切り替えることができる。
なお、統合流量調整ユニット45は、第1の流路50に設けられても良い。
また、第1の流路50に設けられた開閉機能を持つバルブ55に統合流量調整機能を持たせても良い。
基材2へのスラリー3の塗布を行う場合は、第1の流路50のみを選択する。具体的には、第1の流路50の切り替えバルブ55を開にし、第2の流路60の切り替えバルブ65を閉にする。この場合において、スラリー3は、供給手段20の供給ポンプ23によりスリット12を通って基材2に塗布されるのとは別に、スリット12を通って調整部31,32,33,34に圧送されるが、スリット12のスラリー3の内圧は、基材2へ塗布されるスラリー3の均等な厚みに影響を与えるため制限があり、また、調整部31,32,33,34は、スリット12より下流に位置するため、調整部31,32,33,34を流れるスラリー3の内圧は低く、調整部31,32,33,34でのスラリー3の滞留が生じやすくなる。
調整部31,32,33,34の保守を行う場合は、第2の流路60を選択する。具体的には、第1の流路50の切り替えバルブ55を閉にし、第2の流路60の切り替えバルブ65を開にする。この場合、吸引ポンプ68の吸引力により、供給ポンプ23の圧力で圧送する場合よりも強い流れで調整部31,32,33,34近郊のスラリー3を流すことができる。
本実施形態では、第1の流路50を選択した場合は、調整部31,32,33,34から流出したスラリー3は、タンク22へ戻される。なお、第1の流路50の途中に、図示しないがフィルタが設けられているのが好ましい。第2の流路60を選択した場合は、調整部31,32,33,34から流出したスラリー3は、吸引ポンプ68により外部へ排出される。ここで吸引ポンプ68を出たスラリー3の流路は、廃液タンク67へつながっていても良い。
このように、調整部31,32,33,34には、供給手段20のポンプ23で与えられた圧力による圧送でスラリーを流出させる第1の流路50とは別に吸引手段を持つ第2の流路60が設けられていることから、例えば調整部31,32,33,34の一部でスラリー3が流れにくくなる(滞留する)ことによってマニホールド11からスリット12に流入するスラリー3の量が幅方向に不均一になっても、基材交換時やロット変更時等の休止時あるいは休止後の再稼動時に第2の流路60に切り替え、スラリー3が流れにくくなった調整部の一部で滞留したスラリーを吸引ポンプ68により排出させ、再び第1の流路50に切り替え、吐出口18から吐出されるスラリー3の量が幅方向に均一な状態に戻すことができる。
また、マニホールド11からスリット12に流入するスラリー3の量が幅方向に不均一にならなくても、基材交換時やロット変更時等の休止時あるいは休止後の再稼動時に前記の操作をすることにより、長期間継続して吐出口18から吐出されるスラリー3の量が幅方向に均一な状態を維持することが可能となる。
この製造装置1の保守方法は、基材2へのスラリー3の塗布が行われている状態から、基材交換時やロット変更等の休止時あるは休止後の再稼動時に、スラリー3の供給ポンプ23を停止、あるいは供給ポンプ23の供給圧力を落とし、第2の流路60に設けられた吸引ポンプ68を稼動し、複数の調整部31,32,33,34に滞留したスラリー3を第2の流路60から排出する。この保守方法により、複数の調整部31,32,33,34を分解して清掃することなく、長時間継続して吐出口18から吐出されるスラリー3の量が幅方向に均一な状態を維持することが可能となる。
また、上記において、第1の流路50に設けられた切り替えバルブ55を閉にし、第2の流路60に設けられた切り替えバルブ65を開にし、基材2へのスラリー3の塗布時に選択されている第1の流路50から、第2の流路60に切り替えるステップを加えると良い。これにより、吸引ポンプ68が、第1の流路50から吸引してしまうことを防ぐことができる。
この製造装置1の保守時の動作フローの一例を図5に示す。
まず、停機状態において、スラリー3の供給ポンプ23を停機する(ステップS11)。この時、製造装置1の停機と同時に供給ポンプ23を停機しても良い。
次に、調整部31,32,33,34で滞留しているスラリー3を排出させたい調整部を選択し、バルブ41,42,43,44の中で対応するバルブを全開にし、その他を全閉にする(ステップS12)。例えば、基材2へスラリー3を塗布する運転時に調整部31,32を流れるスラリー3の流量を少なくしている場合、調整部31,32でスラリー3の滞留が生じやすいので、調整部31,32の流量を調整しているバルブ41,42を全開にし、調整部33,34の流量を調整しているバルブ43,44を全閉にすることで、吸引ポンプ68の吸引力を効率よく、調整部31,32に滞留しているスラリー3の排出に使える。このステップS12において、バルブ41,42,43,44全てを全開にしても良い。
次に、バルブ55を閉にし(ステップ13)、バルブ65を開にする(ステップ14)ことで、第1の流路50から第2の流路60に切り替える。
ここでステップ11、12,13,14は同時に行っても良い。
次に吸引ポンプ68を起動し、調整部31,32,33,34の中でバルブ41,42,43,44を開にした前記各調整部31,32,33,34のスラリー3を吸引し、第2の流路60から排出する(ステップ15)。
前記各調整部31,32,33,34からスラリー3を排出後、吸引ポンプ68を停機にする(ステップS16)。
次に、バルブ65を閉にし(ステップ17)、バルブ55を開にする(ステップ18)ことで、第2の流路60から第1の流路50に切り替え、前記各調整部31,32,33,34のバルブ41,42,43,44の開度を基材2へのスラリー3塗布時の開度に戻す(ステップ19)。
ここでステップ16、17,18,19は同時に行っても良い。
そして、供給ポンプ23をONにして基材2へのスラリー3の塗布を再開する(ステップ20)。
ステップ11で供給ポンプ23をOFFにせず、吸引ポンプ68で吸引するスラリー3の量と同等、もしくは同等以下の量を供給する圧力に落としても良い。その場合、吸引ポンプ68で前記各調整部31,32,33,34に滞留したスラリー3を吸引しても、スラリー3が調整部31,32,33,34にスラリー3が補充されるので、ダイの吐出口18等からの空気の混入を防ぐことができる。
以上より、スラリー3の吐出作業を長時間継続して行っていても、基材2上に形成される塗膜層の厚さを均一にすることが可能となる。
また、本発明の製造装置1は、図示する形態に限らず本発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。例えば、図6に示すように第2の流路の吸引ポンプ68で排出したスラリーを供給タンク22に戻しても良い。
なお、図7に示すように、本実施形態以外の実施形態として、調整部31,32,33,34を出て統合される統合流路40から分岐する第1の流路50と第2の流路60の切り替えは第1の流路50に設けられたバルブ55と第2の流路60に設けられたバルブ65の代わりに三方弁を用いても良い。
また、他の実施形態として、第1の流路50に切り替えバルブ55及び第2の流路60の切り替えバルブ65はなくても良い。ただし、切り替えバルブ55及び切り替えバルブ65がない場合、基材2へのスラリー3の塗布時に第2の流路60にもスラリー3が入り込むことから、第2の流路60でスラリー3の滞留が発生する。また、保守時に、第2の流路に設けられた吸引ポンプ68で各調整部31,32,33,34に滞留したスラリー3を吸引する際、第1の流路50も吸引してしまい、各調整部31,32,33,34の保守の効率が悪いので、切り替えバルブ55、65はあった方が良い。
また、第1の流路50の切り替えバルブ55あるいは第2の流路60には切り替えバルブ65だけでも良い。ただし、切り替えバルブ55がない場合、保守時に、第2の流路に設けられた吸引ポンプ68で各調整部31,32,33,34に滞留したスラリー3を吸引する際、第1の流路50も吸引してしまい、各調整部31,32,33,34の保守の効率が悪いので、切り替えバルブ55はあった方が良い。また、切り替えバルブ65がない場合、基材2に塗布時に第2の流路60にもスラリー3が入り込むことから第2の流路60でスラリー3の滞留が発生するので、切り替えバルブ65はあった方が良い。
また、統合流路40を設けず、各調整部31,32,33,34を出たスラリー3の流路が、それぞれ第1の流路50、第2の流路60を有していても良い。
また、図8に示すように、調整部調整部31,32,33,34に接続するバルブ41,42,43,44から出て統合流路40に接続するパイプ71,72,73,74の途中に開閉可能なバルブ76,77,78,79を設けても良い。この場合、前記の基材交換時や、ロット変更時等の休止時あるいは休止後の再稼動時の調整部31,32,33,34からのスラリーの排出作業時に、バルブ76,77,78,79の開閉を操作することにより、スラリーを排出する調整部を選択することが可能となる。
上記において、バルブ76,77,78,79を設けるかわりに、バルブ41,42,43,44に開閉機能を持たせても良い。
なお、本実施形態以外の他の実施形態として、図9(A)に示すように、第2のマニホールド24は、スリット12の途中であり、調整部31,32,33,34が設けられた部分と吐出口18との間に設けられていても良い。
また、さらに他の実施形態として、図9(B)に示すように、第2のマニホールド24を設けず、スリット12の途中(第1のマニホールド11と吐出口18の間)に調整部31,32,33,34が設けられていても良い。
なお、本発明の製造装置1は、塗布する塗布液が粘度の高いスラリーである場合に有効であり、粘度の高いスラリーを塗布して製品(例えば、光学フィルム)を製造する場合に適用してもよい。
1 電池用極板の製造装置
2 基材
3 スラリー
10 ダイ
11 第1のマニホールド
12 スリット
16 流入部
17 底部
18 吐出口
20 供給手段
22 タンク
23 供給ポンプ
24 第2のマニホールド
31,32,33,34 調整部
40 統合流路
41,42,43,44 バルブ
50 第1の流路
55 切り替えバルブ
60 第2の流路
65 切り替えバルブ
68 吸引ポンプ

Claims (4)

  1. 幅方向に長くスラリーを溜める空間からなる第1のマニホールドと、
    幅方向に広いスリットを経由して前記第1のマニホールドと繋がり、スラリーを基材に対して吐出する吐出口と、
    前記第1のマニホールドと前記吐出口との間からスラリーを流出させることにより前記吐出口からのスラリーの吐出量を調整するための幅方向にわたって設けられた複数の調整部と、
    を有するダイと、
    前記第1のマニホールドに連通している流入部から前記第1のマニホールドにスラリーを供給する手段と、
    複数の前記調整部から流出させたスラリーの流路を第1の流路とスラリーの吸引手段が設けられた第2の流路の2つに分岐する流路と、
    を備える電池用極板の製造装置。
  2. 前記複数の調整部から流出させたスラリーの流路には、スラリーの流れる流路を前記第1の流路と前記第2の流路に切り替える手段が設けられている請求項1に記載の電池用極板の製造装置。
  3. 前記複数の調整部には、流出させるスラリーの量の制御を個別に行う制御装置が設けられている請求項1または2に記載の電池用極板の製造装置。
  4. 請求項1に記載の電池用極板の製造装置の保守方法であって、前記ダイの保守時は前記第2の流路を使用してスラリーを吸引することを特徴とする電池用極板の製造装置の保守方法。

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