JP2018037265A - 相互係合コネクタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】第1のコネクタに対して第2のコネクタを機械的に係止することができ、しかも、簡単で容易な操作をもって、第2のコネクタを第1のコネクタに対する機械的係止状態から解放することができる相互係合コネクタ装置を提供する。【解決手段】リセプタクルコネクタ10のシェル部材12に、複数の可動係合部21A.21Bとそれらを連結するものとされた操作部20とが設けられるとともに、プラグコネクタ30のアライメントカバー32に、プラグコネクタ30における嵌合凸部がリセプタクルコネクタ10における開口嵌合部との嵌合状態をとるとき複数の可動係合部21A,21Bが夫々係合する複数の係合受け部45A,45Bが設けられていて、可動係合部21A,21Bが係合受け部45A,45Bに係合したもとで操作部20が操作されると、可動係合部21A,21Bが係合受け部45A,45Bとの係合を解除する。【選択図】図13
Description
本願の特許請求の範囲に記載された発明は、回路基板(配線基板を含む)に取り付けられる第1のコネクタと平板状に配された複数のケーブルあるいは配線基板(フレキシブル印刷配線基板(FPC)を含む。)が装着される第2のコネクタとを含み、第1のコネクタに第2のコネクタが連結されることにより、第2のコネクタに装着された複数のケーブルあるいは配線基板に、第1のコネクタが取り付けられた回路基板に電気的に接続された状態をとらせる相互係合コネクタ装置に関する。
平板状に配された複数の比較的細いケーブルあるいは比較的小型なフレキシブル印刷配線基板を、各種の電気部品が取り付けられる回路基板に接続するにあたっては、回路基板にそれとの電気的接続がなされて取り付けられるリセプタクルコネクタと、複数のケーブルあるいはフレキシブル印刷配線基板が装着されたもとでリセプタクルコネクタに連結されるプラグコネクタと、が用いられることが多い。リセプタクルコネクタにあっては、例えば、そのリセプタクル側ハウジングに嵌合凹部が設けられるとともに複数のリセプタクル側コンタクトが配列配置され、複数のリセプタクル側コンタクトの夫々の一端部が接触受け部とされて嵌合凹部に配され、また、複数のリセプタクル側コンタクトの夫々の他端部が端子接続部とされて回路基板に設けられた端子部に接続される。プラグコネクタにあっては、例えば、そのプラグ側ハウジングにリセプタクル側ハウジングにおける嵌合凹部に挿入される嵌合凸部が設けられるとともに複数のプラグ側コンタクトが配列配置され、複数のプラグ側コンタクの夫々の一端部が接触部とされて嵌合凸部に配され、また、複数のプラグ側コンタクの夫々の他端部が接続端部とされて複数のケーブルのうちの対応するものあるいはフレキシブル印刷配線基板に接続されるものとされる。これらのリセプタクルコネクタ及びプラグコネクタの夫々は、通常、電磁波ノイズに対するシールド作用を得るためリセプタクル側ハウジングまたはプラグ側ハウジングを部分的に覆う導電性シェルあるいは導電性カバーを備えている。
そして、プラグ側ハウジングに設けられた嵌合凸部がリセプタクル側ハウジングに設けられた嵌合凹部に挿入される状態をもってプラグ側ハウジングがリセプタクル側ハウジングに嵌合せしめられ、プラグコネクタがリセプタクルコネクタに連結されたときには、プラグコネクタにおける嵌合凸部に配された複数のプラグ側コンタクトの夫々の接触部が、リセプタクルコネクタにおける嵌合凹部に配された複数のリセプタクル側コンタクトの夫々の接触受け部に接触接続されて、複数のプラグ側コンタクトと複数のリセプタクル側コンタクトとが相互接続状態におかれる。それにより、プラグコネクタに装着された複数のケーブルあるいはフレキシブル印刷配線基板が、複数のプラグ側コンタクト及び複数のリセプタクル側コンタクトを介して、リセプタクルコネクタが取り付けられた回路基板に電気的に接続される。
このようにして、プラグコネクタに装着された複数のケーブルあるいはフレキシブル印刷配線基板をリセプタクルコネクタが取り付けられた回路基板に電気的に接続すべく、複数のケーブルあるいはフレキシブル印刷配線基板が装着されたプラグコネクタのプラグ側ハウジングにおける嵌合凸部が、回路基板に取り付けられたリセプタクルコネクタのリセプタクル側ハウジングにおける嵌合凹部に挿入されて、プラグコネクタとリセプタクルコネクタとが連結状態におかれるにあたっては、プラグ側ハウジングにおける嵌合凸部がリセプタクル側ハウジングにおける嵌合凹部に挿入された状態が安定に維持されるように、プラグコネクタがリセプタクルコネクタに対して位置規制されることが必要とされる。そのため、従来にあっては、プラグコネクタとリセプタクルコネクタとを含んで構成され、プラグコネクタとリセプタクルコネクタとが連結せしめられたとき、プラグコネクタをリセプタクルコネクタに対して機械的に係止するロック手段を備えた相互係合コネクタ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に示される相互係合コネクタ装置(フラットケーブル用コネクタ)は、回路基板(100) に固定されるリセプタクルコネクタ (リセプタクル(80)) と複数のケーブル(フラットケーブル(10)) が接続されるプラグコネクタ (プラグ(20)) を含んで構成されている。リセプタクルコネクタは、リセプタクル側ハウジング(基板側ハウジング(81))と、リセプタクル側ハウジングに配列配置された複数のリセプタクル側コンタクト (基板側端子金具 (82A)) と、リセプタクル側ハウジングにそれを部分的に覆うものとして装着されて電磁シールド作用をもたらすリセプタクル側導電性シェル部材(第2シールドシェル(90)) と、を備えている。プラグコネクタは、プラグ側ハウジング(ケーブル側ハウジング(21)) と、プラグ側ハウジングに配列配置された複数のプラグ側コンタクト (ケーブル側端子金具(23)) と、プラグ側ハウジングにそれを部分的に覆うものとして装着されて電磁シールド作用をもたらすプラグ側導電性シェル部材(第1シールドシェル(50)) と、を備えている。
複数のケーブルが接続されたプラグコネクタは、回路基板に固定されるリセプタクルコネクタに嵌合連結されるものとされている。そして、プラグコネクタがリセプタクルコネクタとの嵌合連結状態をとるとき、プラグ側ハウジングに配列配置された複数のプラグ側コンタクトの配列方向(プラグ側コンタクト配列方向)とリセプタクル側ハウジングに配列配置された複数のリセプタクル側コンタクト(リセプタクル側コンタクト配列方向)とが互いに平行となるようにされ、プラグコネクタに備えられた複数のプラグ側コンタクトがリセプタクルコネクタに備えられた複数のリセプタクル側コンタクトに夫々係合接続され、また、プラグコネクタに備えられたプラグ側導電性シェル部材がリセプタクルコネクタに備えられたリセプタクル側導電性シェル部材に係合する。
プラグ側導電性シェル部材におけるプラグ側コンタクト配列方向の両端部分の夫々には、各々がプラグ側導電性シェル部材からその外方に向かって突出するものとされた突部(63)及び操作部(64)が形成されたロック片(62)が弾性可動部材を成すものとして設けられており、操作部(64)がプラグ側導電性シェル部材の外側から内側に向かって変位せしめられるべく操作されるとき、それに伴って突部(63)がプラグ側導電性シェル部材の外側から内側に向かって変位する。また、リセプタクル側導電性シェル部材におけるリセプタクル側コンタクト配列方向の両端部分の夫々には、ロック孔(96)が形成された連結板(95)が設けられている。
このようなもとで、プラグコネクタがリセプタクルコネクタとの嵌合連結状態をとり、プラグ側導電性シェル部材がリセプタクル側導電性シェル部材に係合するときには、プラグ側導電性シェル部材におけるプラグ側コンタクト配列方向の両端部分の夫々に設けられたロック片(62)に形成された突部(63)が、リセプタクル側導電性シェル部材におけるリセプタクル側コンタクト配列方向の両端部分の夫々に設けられた連結板(95)に形成されたロック孔(96)に係合する。それにより、プラグ側導電性シェル部材におけるプラグ側コンタクト配列方向の両端部分に形成された一対の突部(63)が、リセプタクル側導電性シェル部材におけるリセプタクル側コンタクト配列方向の両端部分に形成された一対のロック孔(96)によって夫々係止され、プラグ側導電性シェル部材のリセプタクル側導電性シェル部材との係合状態が維持され、さらには、プラグコネクタのリセプタクルコネクタとの嵌合連結状態が維持される。即ち、一対の突部(63)と一対のロック孔(96)とが、プラグコネクタをリセプタクルコネクタに対して機械的に係止するロック手段を構成しているのであり、一対の突部(63)が一対のロック孔(96)に夫々係合するとき、ロック手段がプラグコネクタ及びリセプタクルコネクタについてのロック状態をとることになる。
上述のロック手段を構成する一対の突部(63)と一対のロック孔(96)とが、一対の突部(63)が一対のロック孔(96)に夫々係合したものとされて、ロック手段がプラグコネクタ及びリセプタクルコネクタについてのロック状態をとるもとにおいて、ロック手段によるプラグコネクタ及びリセプタクルコネクタについてのロック状態を解除するにあたっては、プラグ側導電性シェル部材におけるプラグ側コンタクト配列方向の両端部分の夫々に設けられたロック片(62)に形成された操作部(64)を、プラグ側導電性シェル部材の外側から内側に向かって変位させるべく操作することが必要とされる。操作部(64)が、それに操作が加えられて、プラグ側導電性シェル部材の外側から内側に向かって変位せしめられると、それに伴って、当該操作部(64)と共通のロック片(62)に形成された突部(63)が、プラグ側導電性シェル部材の外側から内側に向かって変位し、ロック孔(96)から離隔してロック孔(96)による係止状態から解放され、その結果、ロック手段によるプラグコネクタ及びリセプタクルコネクタについてのロック状態が解除される。その際、一対の突部(63)を一対のロック孔(96)による係止状態から適正に解放するためには、プラグ側導電性シェル部材におけるプラグ側コンタクト配列方向の両端部分に設けられた一対の操作部(64)を同時に操作することが要求される。
上述のような、従来提案されている、リセプタクルコネクタとプラグコネクタとを含んで構成され、プラグコネクタをリセプタクルコネクタに対して機械的に係止するロック手段を備えた相互係合コネクタ装置にあっては、次のような不都合が見られる。
リセプタクルコネクタとプラグコネクタとを含んで構成された従来の相互係合コネクタ装置においては、ロック手段を構成するプラグコネクタにおける一対の突部(63)とリセプタクルコネクタにおける一対のロック孔(96)とが、一対の突部(63)が一対のロック孔(96)に夫々係合したものとされて、ロック手段がプラグコネクタ及びリセプタクルコネクタについてのロック状態をとるもとにおいて、ロック手段によるプラグコネクタ及びリセプタクルコネクタについてのロック状態を適正に解除するにあたっては、一対の突部(63)と共にプラグコネクタに設けられた一対の操作部(64)を、それらの各々をプラグ側導電性シェル部材の外側から内側に向かって変位させるべく、同時に操作することが要求される。このようなもとで、プラグコネクタに設けられた一対の操作部(64)は、プラグコネクタのプラグ側導電性シェル部材におけるプラグ側コンタクト配列方向の両端部分に設けられた一対のロック片(62)に夫々形成されていて、プラグコネクタにおけるプラグ側コンタクト配列方向の両端に、各々独立したものとして相互に離隔して配されている。
それゆえ、このようにプラグコネクタにおけるプラグ側コンタクト配列方向の両端に独立したものとして相互に離隔して配された一対の操作部(64)は、同時操作を行い難いものとなり、それらの夫々を同時に操作した際には、例えば、一対の操作部(64)のうちの一方は適正に操作されても他方は適正に操作されないという結果がもたらされる事態が生じ易い。そして、一対の操作部(64)の夫々を同時に操作するにあたって、一対の操作部(64)の各々が同時に適正に操作されるようになすことは容易なことではなく、プラグコネクタが嵌合連結されたリセプタクルコネクタの回路基板における設置状況によっては、そのための特殊なジグが要されることになる。その結果、ロック手段によるプラグコネクタ及びリセプタクルコネクタについてのロック状態の解除は、例えば、一つの操作部を一度だけ押すというような操作(ワンアクション操作)をもって簡単に行うことはできず、斯かる解除には、容易には行えない煩わしい操作が必要とされることになってしまう。
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、回路基板に取り付けられる、例えば、リセプタクルコネクタとされる第1のコネクタと、複数のケーブルあるいは配線基板が装着される、例えば、プラグコネクタとされる第2のコネクタとを含み、第1のコネクタに第2のコネクタが連結せしめられることにより、第2のコネクタに装着された複数のケーブルあるいは配線基板を第1のコネクタが取り付けられた回路基板に電気的に接続された状態におくことができる機構を成すものであって、第1のコネクタに対する第2のコネクタの連結状態を適正かつ安定に維持すべく第2のコネクタを第1のコネクタに対して機械的に係止することができ、しかも、ワンアクション操作とされる簡単で容易な操作をもって、第2のコネクタを第1のコネクタに対して機械的に係止された状態から確実に解放することができる相互係合コネクタ装置を提供する。
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項8までのいずれかに記載された発明(以下、本願発明という。)に係る相互係合コネクタ装置は、回路基板に配される第1のハウジング,第1のハウジングに配列配置されて回路基板に設けられた複数の端子部に夫々接続される複数の第1のコンタクト、及び、第1のハウジングを部分的に覆う状態をもって第1のハウジングに固定されたシェル部材を備え、第1のハウジング及びシェル部材に第1の嵌合部が設けられた第1のコネクタと、第1の嵌合部との嵌合状態におかれる第2の嵌合部が設けられた第2のハウジング,第2のハウジングに配列配置され、第2の嵌合部が第1の嵌合部との嵌合状態をとるとき、複数の第1のコンタクトに夫々接触接続される状態をとる複数の第2のコンタクト、及び、第2のハウジングに対して固定されて、第2の嵌合部の第1の嵌合部との嵌合にあたり、複数の第2のコンタクトの配列方向における両端部分をシェル部材の複数の第1のコンタクトの配列方向における両端部分に夫々係合させて、第2のハウジングの位置,向き及び移動方向を規制するアライメントカバーを備えた第2のコネクタと、を含んで構成される。そして、シェル部材に、複数の可動係合部とそれらを連結するものとされて複数の可動係合部の夫々を同時に変位させるべく操作される操作部とが設けられるとともに、アライメントカバーに、第2の嵌合部が第1の嵌合部との嵌合状態をとるとき複数の可動係合部が夫々係合する複数の係合受け部が設けられていて、複数の可動係合部が複数の係合受け部に夫々係合したもとで操作部が操作されると、可動係合部が係合受け部との係合を解除するものとされる。
上述のような本願発明に係る相互係合コネクタ装置にあっては、第2のコネクタの第2のハウジングが回路基板に配された第1のコネクタの第1のハウジングとの嵌合状態をとって第2のコネクタが第1のコネクタとの連結状態におかれたとき、第2のコネクタにおける複数の第2のコンタクトが第1のコネクタにおける複数の第1のコンタクトに夫々接触接続され、また、第1のコネクタのシェル部材に設けられた複数の可動係合部が第2のコネクタのアライメントカバーに設けられた複数の係合受け部に夫々係合し、それにより、第2のコネクタが第1のコネクタに対して機械的に係止される。斯かる際、第2のコネクタにおける複数の第2のコンタクトが第1のコネクタにおける複数の第1のコンタクトに夫々接触接続されることにより、例えば、第2のコネクタに装着された複数のケーブルあるいは配線基板が、第2のコネクタにおける複数の第2のコンタクト及び第1のコネクタにおける複数の第1のコンタクトを通じて、第1のハウジングが配された回路基板に設けられた複数の端子部に接続される。
その後、第2のコネクタが第1のコネクタとの連結状態におかれて、第1のコネクタのシェル部材に設けられた複数の可動係合部が第2のコネクタのアライメントカバーに設けられた複数の係合受け部に夫々係合したもとで、複数の可動係合部を機械的に連結するものとして第1のコネクタのシェル部材に設けられた操作部が操作されると、操作部によって連結された複数の可動係合部の夫々が係合受け部との係合を解除し、それにより、第2のコネクタが第1のコネクタに対して機械的に係止された状態から解放される。
第1のコネクタのシェル部材に設けられた複数の可動係合部は、例えば、本願の特許請求の範囲における請求項4に記載された本願発明に係る相互係合コネクタ装置の場合のように、夫々がシェル部材から突出する突起部を成すもの、あるいは、例えば、本願の特許請求の範囲における請求項5に記載された本願発明に係る相互係合コネクタ装置の場合のように、夫々がシェル部材に形成された透孔を成すものとされる。また、第2のコネクタのアライメントカバーに設けられた複数の係合受け部は、例えば、本願の特許請求の範囲における請求項4に記載された本願発明に係る相互係合コネクタ装置の場合のように、夫々がアライメントカバーに形成された透孔を成すもの、あるいは、本願の特許請求の範囲における請求項5に記載された本願発明に係る相互係合コネクタ装置の場合のように、夫々がアライメントカバーから突出する突起部を成すものとされる。
本願発明に係る相互係合コネクタ装置においては、第1のコネクタにおける第1のハウジング及びシェル部材に設けられた第1の嵌合部に、第2のコネクタの第2のハウジングに設けられた第2の嵌合部が嵌合して、第2のコネクタが回路基板に配された第1のコネクタとの連結状態におかれたとき、第1のコネクタのシェル部材に設けられた複数の可動係合部が第2のコネクタのアライメントカバーに設けられた複数の係合受け部に夫々係合し、それにより、第2のコネクタのアライメントカバーが第1のコネクタのシェル部材に対して機械的に係止されるので、第1のコネクタに対する第2のコネクタの連結状態が適正かつ安定に維持される状態が自動的に得られる。
それに加えて、第2のコネクタが第1のコネクタとの連結状態におかれて、第1のコネクタのシェル部材に設けられた複数の可動係合部が第2のコネクタのアライメントカバーに設けられた複数の係合受け部に夫々係合したもとで、複数の可動係合部を機械的に連結するものとして第1のコネクタのシェル部材に設けられた操作部が操作されると、操作部によって、連結された複数の可動係合部の夫々が係合受け部との係合を解除し、それにより、第2のコネクタのアライメントカバーが第1のコネクタのシェル部材に対して機械的に係止された状態から解放されるので、操作部に、例えば、それを押すだけのワンアクション操作を加えることにより、第2のコネクタのアライメントカバーが第1のコネクタのシェル部材に対して機械的に係止された状態を確実に解除することができる。
これよりして、本願発明に係る相互係合コネクタ装置によれば、第1のコネクタに対する第2のコネクタの連結状態を適正かつ安定に維持すべく、第2のコネクタのアライメントカバーを第1のコネクタのシェル部材に対して機械的に係止することができ、しかも、ワンアクション操作とされる簡単で容易な操作をもって、第2のコネクタのアライメントカバーが第1のコネクタのシェル部材に対して機械的に係止された状態を解除して、第2のコネクタを第1のコネクタとの連結状態から確実に解放することができることになる。
本願発明を実施するための形態は、以下に述べられる本願発明についての実施例をもって説明される。
図1〜図3は、本願発明に係る相互係合コネクタ装置の第1の例を構成する第1のコネクタを成すリセプタクルコネクタ10を示す。リセプタクルコネクタ10は、それに後述されるプラグコネクタ30が連結される状態をとるものとされており、プラグコネクタ30は、本願発明に係る相互係合コネクタ装置の第1の例を第1のコネクタを成すリセプタクルコネクタ10と共に構成する第2のコネクタを成す。
斯かる図1〜図3に示されるリセプタクルコネクタ10は、合成樹脂等の絶縁材料によって形成されて、例えば、ソリッド印刷配線基板とされる回路基板(図示が省略されている。)に固定されるものとされたリセプタクル側ハウジング11(第1のハウジング),外部からの電磁波ノイズ対策のためリセプタクル側ハウジング11の外表面を部分的に覆う状態をもってリセプタクル側ハウジング11に固定された導電性のシェル部材12を備えている。このようなもとで、図4は、リセプタクルコネクタ10を、それが備えるシェル部材12を取り去った状態をもって示しており、図4には、図示が省略されている回路基板に固定されるものとされたリセプタクル側ハウジング11が全体的に示されている。
リセプタクルコネクタ10におけるリセプタクル側ハウジング11及びシェル部材12には、リセプタクル側ハウジング11の長手方向(矢印Lにより示される方向であって、以下、L方向という。)に伸びる開口嵌合部13(第1の嵌合部)が設けられている。斯かる開口嵌合部13には、後述されるプラグコネクタ30における嵌合凸部36(第2の嵌合部)が嵌合する。即ち、プラグコネクタ30における嵌合凸部36が、リセプタクルコネクタ10における開口嵌合部13との嵌合状態におかれるものとされているのである。
また、リセプタクル側ハウジング11には、各々が、例えば、弾性を有した金属板材が屈曲されて形成された複数のリセプタクル側コンタクト14(第1のコンタクト)が、L方向に沿って配列配置されている。図4に示されるように、リセプタクル側ハウジング11における、後述されるシェル部材12の平板状部23に対向して配されてシェル部材12の平板状部23と共に開口嵌合部13を形成する、平板状部11aの内面側には、複数のリセプタクル側コンタクト14が夫々配される複数の溝部11bが、L方向に沿って配列形成されている。
そして、複数のリセプタクル側コンタクト14の夫々におけるリセプタクル側ハウジング11からその外方に突出する一端部分は、リセプタクル側ハウジング11が固定される回路基板に設けられた複数の端子部(図示が省略されている。)のうちの対応するものに、例えば、半田付けにより接続される接続端部14aを形成している。また、複数のリセプタクル側コンタクト14の夫々における他端部分は、開口嵌合部13内に配され、プラグコネクタ30における嵌合凸部36がリセプタクルコネクタ10における開口嵌合部13との嵌合状態におかれるとき、プラグコネクタ30における複数のプラグ側コンタクト37(第2のコンタクト)のうちの対応するものに接触接続される接触端部14bを形成している。
シェル部材12は、例えば、金属板材に打抜・屈曲加工が施されて形成されて、導電性を具えたものとされている。そして、図5及び図6にも示されているとおり、シェル部材12にあっては、L方向における両端部である端部15A及び端部15Bのうちの端部15Aに基板接続部17Aが設けられており、また端部15Bに基板接続部17Bが設けられている。これら基板接続部17A及び基板接続部17Bは、リセプタクル側ハウジング11が固定される回路基板に設けられた接地接続部(図示が省略されている。)に、例えば、半田付けにより接続される。
また、シェル部材12には、端部15Aと端部15Bとを結ぶコ字状部18が設けられている。コ字状部18は、端部15Aから伸びる可動腕状部19Aと、端部15Bから伸びる可動腕状部19Bと、L方向に伸びる帯状体を成して可動腕状部19Aと可動腕状部19Bとを機械的に連結する操作部20とを含んで構成されている。そして、可動腕状部19Aには、それからその外方に突出する突起部を成す可動係合部21Aが設けられており、また、可動腕状部19Bには、それからその外方に突出する突起部を成す可動係合部21Bが設けられている。さらに、シェル部材12は、端部15Aと端部15Bとの間に一対の相互対向平板状部を成す平板状部22及び平板状部23を有している。平板状部22は、リセプタクル側ハウジング11における複数のリセプタクル側コンタクト14が配列配置された平板状部11aを覆うものとされており、また、平板状部23は、平板状部22により覆われたリセプタクル側ハウジング11の平板状部11aに対向して配され、当該リセプタクル側ハウジング11の平板状部11aとの間に開口嵌合部13を形成するものとされている。
このような端部15Aと端部15Bとを結ぶコ字状部18が設けられたシェル部材12にあっては、可動腕状部19Aに設けられた可動係合部21Aと可動腕状部19Bに設けられた可動係合部21Bとが複数の可動係合部を成していて、可動腕状部19Aと可動腕状部19Bとを機械的に連結する操作部20が、斯かる複数の可動係合部を連結していて、それらの夫々を同時に変位させるべく操作されるものとされていることになる。そして、シェル部材12における端部15A及び端部15Bは、リセプタクルコネクタ10における両端部を夫々形成している。
上述のようにリセプタクル側ハウジング11及びシェル部材12を備えたリセプタクルコネクタ10は、リセプタクル側ハウジング11に配列配置された複数のリセプタクル側コンタクト14の夫々の接続端部14aが、リセプタクル側ハウジング11が固定された回路基板に設けられた複数の端子部のうちの対応するものに接続され、また、シェル部材12における端部15A及び端部15Bに夫々設けられた基板接続部17A及び基板接続部17Bが、リセプタクル側ハウジング11が固定される回路基板に設けられた接地接続部に接続されて、回路基板にそれに設けられた電気回路構成部との電気的接続がなされて取り付けられた状態におかれ、基板側コネクタ装置として用いられる。
図7〜図9は、本願発明に係る相互係合コネクタ装置の第1の例を、第1のコネクタを成すリセプタクルコネクタ10と共に構成する第2のコネクタを成すプラグコネクタ30を、それに装着された複数のケーブル50と共に示す。
斯かる図7〜図9に示されるプラグコネクタ30は、コネクタ本体部31とそれに取り付けられたアライメントカバー32とを備えている。このようなもとで、図10は、プラグコネクタ30を、それが備えるアライメントカバー32を取り去った状態をもって示しており、従って、図10には、プラグコネクタ30が備えるコネクタ本体部31が、それに電気的に接続された複数のケーブル50と共に示されている。そして、プラグコネクタ30は、コネクタ本体部31に複数のケーブル50が電気的に接続されたもとで、回路基板にそれに設けられた電気回路構成部との電気的接続がなされて取り付けられて基板側コネクタ装置として用いられる前述のリセプタクルコネクタ10に連結される、ケーブル側コネクタ装置として用いられる。
コネクタ本体部31は、合成樹脂等の絶縁材料によって形成されたプラグ側ハウジング33(第2のハウジング)と、外部からの電磁波ノイズ対策のためプラグ側ハウジング33の外面部を覆うものとされた、例えば、弾性を有した金属板材料が屈曲されて成るシェル34とを備えている。シェル34は、プラグ側ハウジング33の図8において下側となる外面部(以下、底面部という)を略全面的に覆うものとされている。そして、シェル34におけるプラグ側ハウジング33の長手方向(矢印L’により示される方向であって、以下、L’方向という。)の両端部には、アライメントカバー32との係合部分である係合部35A及び係合部35Bが形成されている。
プラグ側ハウジング33には、リセプタクルコネクタ10における開口嵌合部13との嵌合状態におかれる、L’方向に伸びる嵌合凸部36が設けられている。また、プラグ側ハウジング33には、図10に示されるように、各々が、例えば、弾性を有した金属板材が屈曲されて形成された複数のプラグ側コンタクト37が、L’方向に沿って配列配置されている。そして、L’方向に沿って配列配置された複数のプラグ側コンタクト37の夫々は、ケーブル50の中心導体51が接続されるケーブル接続部分37a(図15に示されている。)と、プラグ側ハウジング33における嵌合凸部36に配された接触部分37bとを有しており、それにより、複数のケーブル接続部分37aがL’方向に沿って配列配置されるとともに、複数の接触部分37bが嵌合凸部36にL’方向に沿って配列配置されていることになる。従って、L’方向は、プラグ側ハウジング33における複数のプラグ側コンタクト37の配列方向であり、また、プラグ側ハウジング33に設けられた嵌合凸部36に配列配置された複数のプラグ側コンタクト37の接触部分37bの配列方向でもある。
プラグ側ハウジング33に配された複数のプラグ側コンタクト37の夫々における嵌合凸部36に配された接触部分37bは、嵌合凸部36がリセプタクルコネクタ10に設けられた開口嵌合部13との嵌合状態におかれるとき、リセプタクルコネクタ10のリセプタクル側ハウジング11に配列配置された複数のリセプタクル側コンタクト14のうちの対応するものにおける接触端部14bに接触接続され、それにより、複数のプラグ側コンタクト37がリセプタクルコネクタ10における複数のリセプタクル側コンタクト14に夫々接続されることになる。また、複数のプラグ側コンタクト37の夫々におけるケーブル接続部分37aには、複数のケーブル50のうちの対応するものの中心導体51が接続される。複数のケーブル50の夫々は、後述される図15に示されるように、その中心導体51がプラグ側コンタクト37におけるケーブル接続部分37aに接続されるとともに、その外側導体52(接地導体)がシェル34に接触接続されて、コネクタ本体部31に電気的に連結される。
コネクタ本体部31に取り付けられたアライメントカバー32は、例えば、弾性を有した金属板材に打抜き・屈曲加工が施されて形成され、プラグコネクタ30のコネクタ本体部31に、それにおけるプラグ側ハウジング33の図8において上側となる外面部(以下、上面部という)を略全面的に覆う状態をもって装着されるものとされる。そして、アライメントカバー32は、図11及び図12に示されるように、コネクタ本体部31に装着されたときコネクタ本体部31の上面部を覆う平板状部40を有しており、コネクタ本体部31に装着されたもとで平板状部40のL’方向における両端部となる一対の端部の一方である端部40aに、平板状部40から屈曲して伸びる係合部41Aと案内部42Aとが設けられるとともに、上述の一対の端部の他方である端部40bに、平板状部40から屈曲して伸びる係合部41Bと案内部42Bとが設けられている。
係合部41Aは、シェル34に形成された係合部35Aに係合する状態をとるものとされ、また、係合部41Bは、シェル34に形成された係合部35Bに係合する状態をとるものとされており、係合部41A及び係合部41Bが夫々係合部35A及び係合部35Bに係合することにより、アライメントカバー32がシェル34に連結されたものとされる。案内部42Aの係合部41A側とは反対側の端部は、外方に屈曲されて傾斜面を成す係合案内部43Aを形成しており、同様に、案内部42Bの係合部41B側とは反対側の端部は、外方に屈曲されて傾斜面を成す係合案内部43Bを形成している。
アライメントカバー32における平板状部40には、プラグ側ハウジング33に設けられた嵌合凸部36がリセプタクルコネクタ10に設けられた開口嵌合部13との嵌合状態をとるとき、リセプタクルコネクタ10におけるシェル部材12に設けられた複数の可動係合部を成す可動係合部21A及び可動係合部21Bが夫々係合する係合受け部45A及び係合受け部45Bが設けられている。係合受け部45A及び係合受け部45Bの夫々は、平板状部40のL’方向における両端部の近傍に形成された透孔を成すものとされていて、係合受け部45Aに、突起部を成すものとされた可動係合部21Aが係合するとともに、係合受け部45Bに、突起部を成すものとされた可動係合部21Bが係合する状態がとられる。そして、これら係合受け部45A及び係合受け部45Bは、アライメントカバー32におけるL’方向における両端部分の近傍に配された複数の係合受け部を成している。
そして、図11及び図12に示されるアライメントカバー32は、図10に示されるコネクタ本体部31に、その平板状部40がコネクタ本体部31の上面部を覆い、その係合部41A及び係合部41Bがシェル34に形成された係合部35A及び係合部35Bに夫々係合する状態をもって装着される。このような、アライメントカバー32のコネクタ本体部31への装着にあたっては、アライメントカバー32がコネクタ本体部31に半田付けされて固定されるようにされてもよい。
上述のようにしてアライメントカバー32がコネクタ本体部31に装着されることにより、図7〜図9に示されるプラグコネクタ30が得られる。プラグコネクタ30にあっては、図8に示されるように、アライメントカバー32の平板状部40が、コネクタ本体部31からL’方向に直交する方向においてプラグ側ハウジング33に設けられた嵌合凸部36側に張り出しており、嵌合凸部36をそれとの間に所定の間隔をおいて覆っている。また、アライメントカバー32の平板状部40は、コネクタ本体部31からL’方向においてプラグ側ハウジング33の端面部38A側及び端面部38B側にも張り出している。それにより、図8に示されるように、アライメントカバー32に設けられた案内部42Aが、プラグ側ハウジング33のL’方向における端面部38Aに、それとの間に所定の間隔をおいて対向するものとされるとともに、アライメントカバー32に設けられた案内部42Bが、プラグ側ハウジング33のL’方向における端面部38Bに、それとの間に所定の間隔をおいて対向するものとされる。
上述のリセプタクルコネクタ10及びプラグコネクタ30は、リセプタクルコネクタ10が、例えば、ソリッド印刷配線基板とされる回路基板にそれに設けられた電気回路構成部との電気的接続がなされて取り付けられた状態のもとで、複数のケーブル50が装着されたプラグコネクタ30がリセプタクルコネクタ10に連結されるものとされ、その際、プラグコネクタ30におけるコネクタ本体部31が備えるプラグ側ハウジング33に設けられた嵌合凸部36が、リセプタクルコネクタ10におけるリセプタクル側ハウジング11及びシェル部材12に設けられた開口嵌合部13に嵌合せしめられる。斯かるプラグコネクタ30のリセプタクルコネクタ10との連結が行われるときには、先ず、図13に示されるように、複数のケーブル50がコネクタ本体部31に電気的に接続されて装着されたプラグコネクタ30とリセプタクルコネクタ10とが、L方向とL’方向とが一致せしめられて配され、プラグコネクタ30のアライメントカバー32の平板状部40により覆われた、コネクタ本体部31が備えるプラグ側ハウジング33に設けられた嵌合凸部36が、リセプタクルコネクタ10におけるリセプタクル側ハウジング11及びシェル部材12に設けられた開口嵌合部13に対向する位置をとるものとされる。
このとき、プラグコネクタ30のアライメントカバー32の平板状部40における案内部42Aが設けられた端部40a及び案内部42Bが設けられた端部40bが、リセプタクルコネクタ10のシェル部材12における端部15A及び端部15Bに夫々対応する位置に配される。そして、図13における XIVーXIV 線断面を示す図14及び図13におけるXVーXV線断面を示す図15に示されるように、プラグコネクタ30のアライメントカバー32における平板状部40の内面が、リセプタクルコネクタ10のシェル部材12における平板状部22の外面に対応する位置に配されるとともに、プラグコネクタ30のシェル34の外面が、リセプタクルコネクタ10のシェル部材12における平板状部23の内面に対応する位置に配され、さらに、L方向及びL’方向の夫々に直交する方向において、プラグコネクタ30のアライメントカバー32の平板状部40に設けられた係合受け部45Aがリセプタクルコネクタ10のシェル部材12におけるコ字状部18に設けられた可動係合部21Aに対応する位置をとるものとされ、また、プラグコネクタ30のアライメントカバー32の平板状部40に設けられた係合受け部45Bがリセプタクルコネクタ10のシェル部材12におけるコ字状部18に設けられた可動係合部21Bに対応する位置をとるものとされる。
次に、プラグコネクタ30が、L方向及びL’方向の夫々に直交する方向において、リセプタクルコネクタ10に向かって移動せしめられ、図16〜図18に示されるように、プラグコネクタ30のアライメントカバー32の平板状部40における案内部42Aが設けられた端部40a及び案内部42Bが設けられた端部40bが、リセプタクルコネクタ10のシェル部材12における端部15A及び端部15Bに、夫々係合する状態がとられる。斯かる際、アライメントカバー32において、案内部42Aの端部が外方に屈曲されて傾斜面を成す係合案内部43Aを形成しているとともに案内部42Bの端部が外方に屈曲されて傾斜面を成す係合案内部43Bを形成していることにより、係合案内部43A及び係合案内部43Bによって、案内部42Aが設けられた端部40a及び案内部42Bが設けられた端部40bがリセプタクルコネクタ10のシェル部材12における端部15A及び端部15Bへと夫々案内されることになり、プラグコネクタ30のアライメントカバー32における端部40a及び端部40bがリセプタクルコネクタ10のシェル部材12における端部15A及び端部15Bに夫々係合する状態が容易かつ円滑に得られる。
このようにして、プラグコネクタ30のアライメントカバー32は、プラグコネクタ30がリセプタクルコネクタ10に連結される際に、それにおける端部40a及び端部40bをリセプタクルコネクタ10のシェル部材12における端部15A及び端部15Bに夫々係合させることにより、プラグコネクタ30のプラグ側ハウジング33について、その位置及び向きを規制し、さらに、その移動方向をL方向及びL’方向の夫々に直交する方向に定めるべく規制したもとでの案内を行うものとなる。
そして、上述のようにして、プラグコネクタ30のアライメントカバー32における端部40a及び端部40bがリセプタクルコネクタ10のシェル部材12における端部15A及び端部15Bに夫々係合する状態をもって、プラグコネクタ30がリセプタクルコネクタ10に連結されたもとにあっては、図16及び図18、さらには、図18における XIX−XIX 断面を示す図19に示されるように、リセプタクルコネクタ10におけるシェル部材12に設けられた可動係合部21Aが、プラグコネクタ30のアライメントカバー32の平板状部40に設けられた係合受け部45Aに係合する状態をとり、また、同様にして、リセプタクルコネクタ10におけるシェル部材12に設けられた可動係合部21Bが、プラグコネクタ30のアライメントカバー32の平板状部40に設けられた係合受け部45Bに係合する状態をとる。即ち、斯かるもとにあっては、リセプタクルコネクタ10におけるシェル部材12に設けられた複数の可動係合部を成す可動係合部21A及び可動係合部21Bが、プラグコネクタ30のアライメントカバー32に設けられた複数の係合受け部を成す係合受け部45A及び係合受け部45Bに夫々係合するのである。それにより、プラグコネクタ30のアライメントカバー32がリセプタクルコネクタ10におけるシェル部材12に対して機械的に係止され、その結果、プラグコネクタ30がリセプタクルコネクタ10に連結された状態が安定に維持される。
また、このとき、図18におけるXX−XX断面を示す図20に示されるように、プラグコネクタ30におけるコネクタ本体部31が備えるプラグ側ハウジング33に配列配置された複数のプラグ側コンタクト37の夫々が、そのケーブル接続部分37aにケーブル50の中心導体51が接続されたもとで、コネクタ本体部31に設けられた嵌合凸部36に配された接触部分37bを、リセプタクルコネクタ10のリセプタクル側ハウジング11に配列配置された複数のリセプタクル側コンタクト14のうちの対応するものにおける接触端部14bに接触接続されたものとなす。それにより、複数のケーブル50の夫々の中心導体51が、プラグコネクタ30におけるプラグ側コンタクト37及びリセプタクルコネクタ10におけるリセプタクル側コンタクト14を通じて、リセプタクル側コンタクト14の接続端部14aが接続された、リセプタクル側ハウジング11が固定される回路基板に設けられた端子部に連結されることになる。
その後、プラグコネクタ30のリセプタクルコネクタ10との連結状態を解除すべく、プラグコネクタ30におけるコネクタ本体部31が備えるプラグ側ハウジング33に設けられた嵌合凸部36が、リセプタクルコネクタ10におけるリセプタクル側ハウジング11及びシェル部材12に設けられた開口嵌合部13から抜脱されるにあたっては、リセプタクルコネクタ10のシェル部材12におけるコ字状部18に含まれる操作部20が、それを複数のリセプタクル側コンタクト14の夫々における接続端部14a側に変位させる押圧力が加えられて操作される。それにより、操作部20を含んだコ字状部18の全体が複数のリセプタクル側コンタクト14の配列に近付く方向に変位し、それに伴って、操作部20に含まれる可動腕状部19A及び可動腕状部19Bも複数のリセプタクル側コンタクト14の配列に近付く方向に変位して、可動腕状部19Aがそれに設けられた可動係合部21Aをプラグコネクタ30のアライメントカバー32の平板状部40に設けられた係合受け部45Aから離脱させるとともに、可動腕状部19Bがそれに設けられた可動係合部21Bをプラグコネクタ30のアライメントカバー32の平板状部40に設けられた係合受け部45Bから離脱させる。それにより、図21に示されるように、リセプタクルコネクタ10のシェル部材12におけるコ字状部18に設けられた可動係合部21Aが、プラグコネクタ30のアライメントカバー32における平板状部40に設けられた係合受け部45Aとの係合を解除し、また、同様に、リセプタクルコネクタ10のシェル部材12におけるコ字状部18に設けられた可動係合部21Bが、プラグコネクタ30のアライメントカバー32における平板状部40に設けられた係合受け部45Bとの係合を解除する。その結果、プラグコネクタ30のアライメントカバー32がリセプタクルコネクタ10におけるシェル部材12に対する機械的な係止から解放されるので、プラグコネクタ30のリセプタクルコネクタ10との連結状態を解除し得ることになる。
上述のような本願発明に係る相互係合コネクタ装置の第1の例を構成するリセプタクルコネクタ10及びプラグコネクタ30にあっては、リセプタクルコネクタ10のシェル部材12に設けられた可動係合部21A及び可動係合部21Bとされる複数の可動係合部の夫々が、シェル部材12から突出する突起部を成すものとされるとともに、プラグコネクタ30のアライメントカバー32に設けられた係合受け部45A及び係合受け部45Bとされる複数の係合受け部の夫々が、アライメントカバー32に形成された透孔を成すものとされているが、斯かる具体例とは異なり、リセプタクルコネクタ10のシェル部材12に設けられた複数の可動係合部の夫々がシェル部材12に形成された透孔を成すものとされるとともに、プラグコネクタ30のアライメントカバー32に設けられた複数の係合受け部の夫々が、アライメントカバー32から突出する突起部を成すものとされてもよい。
また、上述の例においては、プラグコネクタ30がそれに複数のケーブル50が装着されるものとされているが、プラグコネクタ30は、複数のケーブル50に代えて、例えば、フレキシブル印刷配線基板(FPC)を成す配線基板が装着されるものとされてもよい。斯かる際には、プラグコネクタ30に備えられる複数のプラグ側コンタクト37は、プラグコネクタ30に装着される配線基板に設けられた複数の配線端子に夫々接続されるものとされる。
そして、上述のリセプタクルコネクタ10及びプラグコネクタ30によって構成される本願発明に係る相互係合コネクタ装置の第1の例においては、リセプタクルコネクタ10におけるリセプタクル側ハウジング11及びシェル部材12に設けられた開口嵌合部13に、プラグコネクタ30におけるプラグ側ハウジング33に設けられた係合凸部36が嵌合して、プラグコネクタ30が回路基板に配されたリセプタクルコネクタ10との連結状態におかれたとき、リセプタクルコネクタ10のシェル部材12に設けられた複数の可動係合部を成す可動係合部21A及び可動係合部21Bが、プラグコネクタ30のアライメントカバー32に設けられた複数の係合受け部を成す係合受け部45A及び係合受け部45Bに夫々係合し、それにより、プラグコネクタ30のアライメントカバー32がリセプタクルコネクタ10のシェル部材12に対して機械的に係止されるので、リセプタクルコネクタ10に対するプラグコネクタ30の連結状態が適正かつ安定に維持される状態が自動的に得られる。
それに加えて、プラグコネクタ30がリセプタクルコネクタ10との連結状態におかれて、リセプタクルコネクタ10のシェル部材12に設けられた複数の可動係合部を成す可動係合部21A及び可動係合部21Bが、プラグコネクタ30のアライメントカバー32に設けられた複数の係合受け部を成す係合受け部45A及び係合受け部45Bに夫々係合したもとで、可動係合部21A及び可動係合部21Bを機械的に連結するものとしてリセプタクルコネクタ10のシェル部材12に設けられた操作部20が操作されると、操作部20によって連結された可動係合部21A及び可動係合部21Bの夫々が係合受け部45Aあるいは係合受け部45Bとの係合を解除し、それにより、プラグコネクタ30のアライメントカバー32がリセプタクルコネクタ10のシェル部材12に対して機械的に係止された状態から解放されるので、操作部20に、例えば、それを押圧するだけのワンアクション操作を加えることにより、プラグコネクタ30をリセプタクルコネクタ10との連結状態から確実に解放することができる。
これよりして、本願発明に係る相互係合コネクタ装置の第1の例によれば、リセプタクルコネクタ10に対するプラグコネクタ30の連結状態を適正かつ安定に維持すべく、プラグコネクタ30のアライメントカバー32をリセプタクルコネクタ10のシェル部材12に対して機械的に係止することができ、しかも、ワンアクション操作とされる簡単で容易な操作をもって、プラグコネクタ30のアライメントカバー32がリセプタクルコネクタ10のシェル部材12に対して機械的に係止された状態を解除して、プラグコネクタ30をリセプタクルコネクタ10との連結状態から確実に解放することができることになる。
図22は、本願発明に係る相互係合コネクタ装置の第2の例を構成する第1のコネクタを成すリセプタクルコネクタ60と第2のコネクタを成すプラグコネクタ30とを、プラグコネクタ30が、それに複数のケーブル50が装着されたもとで、リセプタクルコネクタ60に連結された状態をもって示す。
図22に示されるリセプタクルコネクタ60は、前述の本願発明に係る相互係合コネクタ装置の第1の例を構成する第1のコネクタを成すリセプタクルコネクタ10と同様に構成された部分を多々有するものとされている。また、図22に示されるプラグコネクタ30及び複数のケーブル50は、前述の本願発明に係る相互係合コネクタ装置の第1の例を構成する第2のコネクタを成すプラグコネクタ30及びそれに装着された複数のケーブル50と同じものである。
リセプタクルコネクタ60は、本願発明に係る相互係合コネクタ装置の第1の例を構成するリセプタクルコネクタ10と同様に、リセプタクルコネクタ10におけるシェル部材12に相当するシェル部材12を備えており、当該シェル部材12におけるコ字状部18に含まれる操作部61(リセプタクルコネクタ10における操作部20に相当する。)には、延設板状部分61aが設けられている。リセプタクルコネクタ60におけるリセプタクルコネクタ10に比しての構成上の相違は、操作部61に延設板状部分61aが設けられていることにあり、リセプタクルコネクタ60のその他の構成は、リセプタクルコネクタ10と同じであるので、それらについての重複説明は省略される。
リセプタクルコネクタ60における操作部61の延設板状部分61aは、シェル部材12におけるコ字状部18から屈曲してリセプタクルコネクタ60のリセプタクル側ハウジング11が固定された回路基板に向かって伸びるともに、リセプタクル側ハウジング11に配列配置された複数のリセプタクル側コンタクト14の配列方向に沿って伸びて、複数のリセプタクル側コンタクト14が夫々有する複数の接続端部14aを覆うものとされている。シェル部材12は、操作部61を含んで導電性を具えたものとされているので、複数のリセプタクル側コンタクト14が夫々有する複数の接続端部14aを覆うものとされた操作部61の延設板状部分61aは、複数の接続端部14aに電磁シールド作用を及ぼす。
このような延設板状部分61aを有する操作部61が設けられたシェル部材12を備えるリセプタクルコネクタ60とプラグコネクタ30とによって構成される本願発明に係る相互係合コネクタ装置の第2の例においても、前述のリセプタクルコネクタ10とプラグコネクタ30とによって構成される本願発明に係る相互係合コネクタ装置の第1の例におけるプラグコネクタ30のリセプタクルコネクタ10との連結態様と同様な、プラグコネクタ30のリセプタクルコネクタ60との連結態様がとられる。それにより、本願発明に係る相互係合コネクタ装置の第2の例によっても、前述された本願発明に係る相互係合コネクタ装置の第1の例によって得られる作用効果と同様な作用効果が得られる。
以上のような本願発明に係る相互係合コネクタ装置は、回路基板に取り付けられる、例えば、リセプタクルコネクタとされる第1のコネクタと、複数のケーブルあるいは配線基板が装着される、例えば、プラグコネクタとされる第2のコネクタとを含み、第1のコネクタに第2のコネクタが連結せしめられることにより、第2のコネクタに装着された複数のケーブルあるいは配線基板を第1のコネクタが取り付けられた回路基板に電気的に接続された状態におくことができる機構を成すものであって、第1のコネクタに対する第2のコネクタの連結状態を適正かつ安定に維持すべく第2のコネクタを第1のコネクタに対して機械的に係止することができ、しかも、ワンアクション操作とされる簡単で容易な操作をもって、第2のコネクタを第1のコネクタに対して機械的に係止された状態から確実に解放することができるものとして、様々な電子機器等に広く適用され得るものである。
10,60・・・リセプタクルコネクタ(第1のコネクタ), 11・・・リセプタクル側ハウジング(第1のハウジング), 11a,22,23,40・・・平板状部, 11b・・・溝部, 12・・・シェル部材, 13・・・開口嵌合部(第1の嵌合部), 14・・・リセプタクル側コンタクト(第1のコンタクト), 14a・・・接続端部, 14b・・・接触端部, 15A,15B・・・(シェル部材12の)端部, 17A,17B・・・基板接続部, 18・・・コ字状部, 19A,19B・・・可動腕状部, 20,61・・・操作部, 21A,21B・・・可動係合部, 30・・・プラグコネクタ(第2のコネクタ), 31・・・コネクタ本体部, 32・・・アライメントカバー, 33・・・プラグ側ハウジング(第2のハウジング), 34・・・シェル, 35A,35B,41A,41B・・・係合部, 36・・・嵌合凸部(第2の嵌合部), 37・・・プラグ側コンタクト(第2のコンタクト), 37a・・・ケーブル接続部分, 37b・・・接触部分, 38A,38B・・・(アライメントカバー32の)端面部, 40a,40b・・・(平板状部40の)端部, 42A,42B・・・案内部, 43A,43B・・・係合案内部, 45A,45B・・・係合受け部, 50・・・ケーブル, 51・・・中心導体, 52・・・外側導体(接地導体), 61A・・・延設板状部分
Claims (8)
- 回路基板に配される第1のハウジング,該第1のハウジングに配列配置されて上記回路基板に設けられた複数の端子部に夫々接続される複数の第1のコンタクト、及び、上記第1のハウジングを部分的に覆う状態をもって該第1のハウジングに固定されたシェル部材を備え、上記第1のハウジング及び上記シェル部材に第1の嵌合部が設けられた第1のコネクタと、
上記第1の嵌合部との嵌合状態におかれる第2の嵌合部が設けられた第2のハウジング,該第2のハウジングに配列配置され、上記第2の嵌合部が上記第1の嵌合部との嵌合状態をとるとき、上記複数の第1のコンタクトに夫々接触接続される状態をとる複数の第2のコンタクト、及び、上記第2のハウジングに対して固定されて、上記第2の嵌合部の上記第1の嵌合部との嵌合にあたり、上記複数の第2のコンタクトの配列方向における両端部分を上記シェル部材の上記複数の第1のコンタクトの配列方向における両端部分に夫々係合させて、上記第2のハウジングの位置,向き及び移動方向を規制するアライメントカバーを備えた第2のコネクタと、
を含んで構成され、
上記第1のコネクタのシェル部材に、複数の可動係合部と該複数の可動係合部を連結するものとされて上記複数の可動係合部の夫々を同時に変位させるべく操作される操作部とが設けられるとともに、上記第2のコネクタのアライメントカバーに、上記第2の嵌合部が上記第1の嵌合部との嵌合状態をとるとき上記複数の可動係合部が夫々係合する複数の係合受け部が設けられていて、
上記複数の可動係合部が上記複数の係合受け部に夫々係合したもとで上記操作部が操作されると、上記可動係合部が上記係合受け部との係合を解除することを特徴とする相互係合コネクタ装置。 - 上記シェル部材において、上記複数の可動係合部が上記シェル部材の上記複数の第1のコンタクトの配列方向における両端部分の近傍に配され、上記操作部が上記複数の第1のコンタクトの配列方向に沿って伸びて上記複数の可動係合部を機械的に連結していることを特徴とする請求項1記載の相互係合コネクタ装置。
- 上記アライメントカバーにおいて、上記複数の係合受け部が上記アライメントカバーの上記複数の第2のコンタクトの配列方向における両端部分の近傍に配されていることを特徴とする請求項2記載の相互係合コネクタ装置。
- 上記複数の可動係合部の夫々が上記シェル部材から突出する突起部を成すとともに、上記複数の係合受け部の夫々が上記アライメントカバーに形成された透孔を成すことを特徴とする請求項1記載の相互係合コネクタ装置。
- 上記複数の可動係合部の夫々が上記シェル部材に形成された透孔を成すとともに、上記複数の係合受け部の夫々が上記アライメントカバーから突出する突起部を成すことを特徴とする請求項1記載の相互係合コネクタ装置。
- 上記複数の第1のコンタクトの夫々が、上記第1のハウジングから外部へと伸びて上記回路基板に設けられた上記端子部に接続される接続端部を有し、上記シェル部材に設けられた上記操作部には、上記複数の接続端部を覆って該複数の接続端部に電磁シールド作用を及ぼす延設板状部分が設けられていることを特徴とする請求項1記載の相互係合コネクタ装置。
- 上記操作部が上記複数の第1のコンタクトの配列方向に沿って伸びるものとされ、該操作部が有する上記延設板状部分も上記複数の第1のコンタクトの配列方向に沿って伸びることを特徴とする請求項6記載の相互係合コネクタ装置。
- 上記第2のコネクタが、上記第2のハウジングを部分的に覆うシェルを備え、上記アライメントカバーが上記シェルに連結されたものとして上記第2のハウジングに対して固定されていることを特徴とする請求項1記載の相互係合コネクタ装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2016169087A JP2018037265A (ja) | 2016-08-31 | 2016-08-31 | 相互係合コネクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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Family
ID=61567594
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016169087A Pending JP2018037265A (ja) | 2016-08-31 | 2016-08-31 | 相互係合コネクタ装置 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP2018037265A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020126823A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-20 | ケル株式会社 | コネクタ装置 |
| KR20220070543A (ko) * | 2019-10-24 | 2022-05-31 | 몰렉스 엘엘씨 | 커넥터 조립체 |
-
2016
- 2016-08-31 JP JP2016169087A patent/JP2018037265A/ja active Pending
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| KR20220070543A (ko) * | 2019-10-24 | 2022-05-31 | 몰렉스 엘엘씨 | 커넥터 조립체 |
| KR102737332B1 (ko) | 2019-10-24 | 2024-12-04 | 몰렉스 엘엘씨 | 커넥터 조립체 |
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