JP2018035981A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
Description
その他の手段は、後記する。
本実施形態1は、特に外気温度が低く、雪等のため室外熱交換器への着霜量が多い場合であっても、除霜運転を好適に行って、室外熱交換器の霜を確実に除霜する空気調和機を提供することを技術思想にしている。
以下、図1を参照して、本実施形態1に係る空気調和機100のサイクル構成につき説明する。図1は、本実施形態1に係る空気調和機100のサイクル構成を示す図である。
圧縮機1は、冷媒を圧縮する装置である。
四方弁2は、冷房運転時と暖房運転時とで冷媒の流れを逆にする装置である。
室内熱交換器3は、冷媒と室内の空気とを熱交換させる装置である。
室内ファン4は、室内熱交換器に室内の空気を送る装置である。
減圧手段6は、冷媒を減圧させる手段である。
室外熱交換器7は、冷媒と室外の空気とを熱交換させる装置である。
室外ファン8は、室外熱交換器に室外の空気を送る装置である。
制御装置20は、各装置の動作を制御する装置である。
室内空気温度センサ5は、室内の空気の温度を測定するセンサである。室内空気温度センサ5は、室内機101の所望の箇所に配置されている。
室外熱交換器温度センサ9は、室外熱交換器7の温度を測定するセンサである。室外熱交換器温度センサ9は、室外熱交換器7の所望の箇所に配置されている。
外気温度センサ10は、室外の空気(外気)の温度を測定するセンサである。外気温度センサ10は、室外機102の所望の箇所に配置されている。
まず、圧縮機1が冷媒を圧縮する。これにより、冷媒が高温高圧の状態になる。圧縮機1は、高温高圧の冷媒を四方弁2に吐出する。
四方弁2に吐出された高温高圧の冷媒は、室外熱交換器7に流入する。室外熱交換器7に流入した冷媒は、室外ファン8によって送られる室外の空気と熱交換することで、凝縮されて液冷媒となる。液冷媒は、減圧手段6を通過することで低温低圧の二相冷媒になり、室内熱交換器3に流入する。
室内熱交換器3に流入した低温低圧の二相冷媒は、室内ファン4によって送られる室内の空気と熱交換する。このとき、室内熱交換器3に送られた室内の空気は、室内熱交換器3に流入した低温低圧の二相冷媒によって冷却され、室内機101の吹出口(図示せず)から室内に吐出される。室内に吐出された空気は、室内機101の吸込口(図示せず)における空気の温度よりも低い。そのため、空気調和機100は、室内の温度を下げることができる。これにより、空気調和機100は、室内を冷房することができる。
室内熱交換器3で熱交換された冷媒は、四方弁2を介して再び圧縮機1に戻る。以後、冷房運転中、同様の処理が繰り返される。
まず、圧縮機1が冷媒を圧縮する。これにより、冷媒が高温高圧の状態になる。圧縮機1は、高温高圧の冷媒を四方弁2に吐出する。
四方弁2に吐出された高温高圧の冷媒は、室内熱交換器3に流入する。室内熱交換器3に流入した冷媒は、室内ファン4によって送られる室内の空気と熱交換する。このとき、室内熱交換器3に送られた室内の空気は、室内熱交換器3に流入した高温高圧の冷媒によって加熱され、室内機101の吹出口(図示せず)から室内に吐出される。室内に吐出された空気は、室内機101の吸込口(図示せず)における空気の温度よりも高い。そのため、空気調和機100は、室内の温度を上げることができる。これにより、空気調和機100は、室内を暖房することができる。
室内熱交換器3で熱交換された冷媒は、減圧手段6を通過して室外熱交換器7に流入し、室外熱交換器7を加熱する。その後、冷媒は、四方弁2を介して再び圧縮機1に戻る。以後、暖房運転中、同様の処理が繰り返される。
以下、図2を参照して、制御装置20の構成につき説明する。図2は、制御装置20の構成を示すブロック図である。
演算制御手段21は、各装置の動作を制御する制御手段である。
ROM22は、演算制御手段21の動作を指定するプログラム類を格納するメモリである。
RAM23は、各装置の動作を演算制御するためのデータを一時的に記憶するメモリである。
EEPROM24は、各装置の動作を演算制御するための一部のデータ(特に、電源遮断によって消去されることが好ましくない作業用データや調整用データ等)を書き換え可能に格納する不揮発性メモリである。
制御装置20は、RAM23を作業領域として、ROM22やEEPROM24に格納されたプログラムやデータに基づいて動作する。
センサ類25は、例えば、室内空気温度センサ5(図1参照)や、室外熱交換器温度センサ9(図1参照)、外気温度センサ10(図1参照)等である。制御装置20は、センサ類25から出力される各種の信号に基づいて、空気調和機100の運転制御や圧縮機1の速度制御等を行う。
アクチュエータ類26は、例えば、圧縮機1、四方弁2、減圧手段6、室内ファン4のモータ、室外ファン8のモータ等である。制御装置20は、アクチュエータ類26に駆動信号を出力して、空気調和機100の所望の運転を実行する。
空気調和機100は、暖房運転の前後又は暖房運転の最中において、任意のタイミングで除霜運転を行う。以下、図3を参照して、本実施形態1の除霜運転の処理手順につき説明する。図3は、本実施形態1の除霜運転の処理手順を示すフローチャートである。本実施形態1は、除霜運転を行う場合に、除霜運転の開始前に外気温度センサ10によって測定された外気温度Toに応じて、後記する「除霜運転の終了条件温度Tend」を変更することを特徴にしている。
ステップS105の判定で、除霜運転の禁止時間を経過していないと判定された場合(“No”の場合)に、演算制御手段21は、ステップS105の判定処理を定期的に繰り返す。そして、ステップS105の判定で、除霜運転の禁止時間を経過していると判定された場合(“Yes”の場合)に、演算制御手段21は、RAM23から事前に測定された室外熱交温度Teと外気温度Toとを読み込む(ステップS110)。ここで、室外熱交温度Teと外気温度Toとは、除霜運転の開始前の温度である。
Tend=A・To+B …(1)
定数「A」は、除霜運転の開始前の外気温度Toが低いほど、除霜運転の終了条件温度Tendが高くなるように、A<0の値に設定されている。
これに対し、除霜運転の開始前の外気温度Toが温度T2よりも低い場合に、演算制御手段21は、除霜運転の終了条件温度Tendを上限値に設定する。すなわち、外気温度Toが温度T2以下になると、除霜運転の終了条件温度Tendは上限値で一定になる。
また、除霜運転の開始前の外気温度Toが温度T1よりも高い場合に、演算制御手段21は、除霜運転の終了条件温度Tendを下限値に設定する。すなわち、外気温度Toが温度T1以上になると、除霜運転の終了条件温度Tendは下限値で一定になる。
逆に、除霜運転の開始前の外気温度Toが高い場合ほど、除霜運転の終了条件温度Tendの値を低く設定するのは、室外熱交換器7に付着した霜が溶け易くなっており、短い除霜時間でその霜を確実に溶かすことができるためである。つまり、除霜時間が長くなり過ぎないようにするためである。
また、除霜運転の終了条件温度Tendに下限値を設けたのは、室外熱交換器7の霜を確実に溶かすことができる最低の温度を設定することによって、除霜時間を短くするためである。
そして、仮に除霜運転の実行中に除霜運転の終了条件温度Tendを算出した場合に、その温度は、上昇後の外気温度Toに応じて算出されている。そのため、その温度は、室外熱交換器7の温度の上昇度が遅い部位(例えば、室外熱交換器7の下方部分)に付着した霜を十分に溶かすことができない値の温度になる可能性がある。したがって、除霜運転の実行中に除霜運転の終了条件温度Tendを算出した場合は、室外熱交換器7に付着した霜を溶かしきれない現象を発生させてしまう可能性がある。
一方、本実施形態1のように除霜運転の開始前に除霜運転の終了条件温度Tendを算出した場合に、その温度は、上昇前の外気温度Toに応じて算出されている。そのため、その温度は、室外熱交換器7の温度の上昇度が遅い部位(例えば、室外熱交換器7の下方部分)に付着した霜を十分に溶かすことができる値の温度になる。したがって、本実施形態1のように除霜運転の開始前に除霜運転の終了条件温度Tendを算出した場合は、室外熱交換器7に付着した霜を溶かしきれない現象の発生を防止することができる。
前記した実施形態1は、除霜運転を行う場合に、除霜運転の開始前の外気温度Toに応じて、除霜運転の終了条件温度Tendを変更することを特徴にしている。
これに対し、本実施形態2は、除霜運転を行う場合に、除霜運転の開始前の外気温度Toに加え、除霜運転の開始前の室外熱交換器7の温度(室外熱交温度Te)と、室内ファン4の回転速度Nの設定値とに応じて、除霜運転の終了条件温度Tendを変更することを特徴にしている。
すなわち、ステップS110aにおいて、ステップS105の判定で、除霜運転の禁止時間を経過していると判定された場合(“Yes”の場合)に、演算制御手段21は、RAM23から事前に測定された室外熱交温度Teと、外気温度Toと、室内ファン4の回転速度Nの設定値とを読み込む。ここで、室外熱交温度Teと外気温度Toとは、除霜運転の開始前の温度である。また、「室内ファン4の回転速度Nの設定値」とは、室内ファン4の設定風速を意味している。
すなわち、ステップS120aにおいて、ステップS115の判定で、室外熱交温度Teが除霜運転の開始条件温度Tst以下であると判定された場合(“Yes”の場合)に、演算制御手段21は、以下の式2に基づいて、除霜運転の終了条件温度Tendを算出する。
Tend=a1・To+b1・Te+c1・N+d1 …(2)
定数「a1」は、除霜運転の開始前の外気温度Toが低いほど、除霜運転の終了条件温度Tendが高くなるように、a1<0の値に設定されている。
また、定数「b1」は、除霜運転の開始前の室外熱交温度Teが低いほど、除霜運転の終了条件温度Tendが高くなるように、b1<0の値に設定されている。
また、定数「c1」は、室内ファン4の回転速度Nの設定値(室内ファン4の設定風速)が速いほど、除霜運転の終了条件温度Tendが高くなるように、c1>0の値に設定されている。
しかも、本実施形態2によれば、除霜運転の終了条件温度Tendを実施形態1よりも適正な温度に設定することができる。
本実施形態3は、除霜運転を好適に行うことに加え、暖房運転時の運転状況により、除霜時間の短縮を図る空気調和機を提供することも技術思想にしている。
これに対し、本実施形態3は、除霜運転を行う場合に、除霜運転の開始前の外気温度Toと、室内ファン4の回転速度Nの設定値とに応じて、除霜運転の開始条件温度Tstを変更することを特徴にしている。
すなわち、ステップS110aにおいて、ステップS105の判定で、除霜運転の禁止時間を経過していると判定された場合(“Yes”の場合)に、演算制御手段21は、RAM23から事前に測定された室外熱交温度Teと、外気温度Toと、室内ファン4の回転速度Nの設定値とを読み込む。ここで、室外熱交温度Teと外気温度Toとは、除霜運転の開始前の温度である。また、「室内ファン4の回転速度Nの設定値」とは、室内ファン4の設定風速を意味している。
すなわち、ステップS111において、演算制御手段21は、以下の式3に基づいて、除霜運転の開始条件温度Tstを算出する。
Tst=a2・To+b2・N+c2 …(3)
定数「a2」は、除霜運転の開始前の外気温度Toが低いほど、除霜運転の開始条件温度Tstが低くなるように、a2>0の値に設定されている。
また、定数「b2」は、室内ファン4の回転速度Nの設定値(室内ファン4の設定風速)が速いほど、除霜運転の開始条件温度Tstが低くなるように、b2<0の値に設定されている。
例えば、外気温度Toが同じ温度である場合に、室外熱交換器7に付着した霜の着霜量が同じであっても、室内ファン4の回転速度Nの設定値(室内ファン4の設定風速)が速くなるほど、冷媒の蒸発温度が低くなる。逆に、室内ファン4の回転速度Nの設定値(室内ファン4の設定風速)が遅くなるほど、冷媒の蒸発温度が高くなる。
そのため、空気調和機100は、室内ファン4の回転速度Nの設定値(室内ファン4の設定風速)が速くなるほど、低い室外熱交温度Teで除霜運転を行うようにしないと、着霜量が少ないうちに除霜運転を開始してしまう。空気調和機100は、これによる無駄な消費電力の増加や、室温の低下による不快感が発生しないように、前記したように除霜運転の開始条件温度Tstを設定している。また、空気調和機100は、室内ファン4の回転速度Nの設定値(室内ファン4の設定風速)が遅くなるほど、高い室外熱交温度Teで除霜運転を行うようにしないと、着霜量が過剰になり、除霜時間が長くかかるようになってしまう。空気調和機100は、これによる無駄な消費電力の増加や、室内の温度の低下による不快感が発生しないように、前記したように除霜運転の開始条件温度Tstを設定している。
例えば、インバータ機種では、リモコンの設定温度と室内温度との温度差が大きい間は、圧縮機が高回転速度で除霜運転を行う。その後、リモコンの設定温度と室内温度との温度差が小さくなると、圧縮機の回転速度が低下する。特許文献2に記載された従来技術は、圧縮機の回転速度に基づいて除霜運転の開始判定の閾値として用いる温度(除霜運転の開始条件温度)を変更している。しかしながら、圧縮機の回転速度は変動が大きい。そのため、特許文献2に記載された従来技術は、除霜運転の開始を判定し難く、除霜運転の開始を制御し難いという課題があった。
本実施形態4は、除霜運転を好適に行うことに加え、暖房運転時の運転状況により、除霜時間の短縮を図る空気調和機を提供することも技術思想にしている。
比較例の空気調和機は、除霜運転を開始すると、圧縮機の回転速度を段階的に速くさせる。除霜運転の全期間において、比較例の空気調和機は、膨張弁の開度(一点鎖線Lold参照)を一定の値に維持している。このような比較例の空気調和機は、除霜運転の前半の期間において、膨張弁の開度を、本実施形態4の空気調和機100における膨張弁6の開度よりも大きな値に設定している。また、比較例の空気調和機は、除霜運転の後半の期間において、膨張弁の開度を、本実施形態4の空気調和機100における膨張弁6の開度よりも小さな値に設定している。
本実施形態4の空気調和機100は、除霜運転を開始すると、圧縮機1の回転速度を段階的に速くさせる。そして、本実施形態4の空気調和機100は、圧縮機1の回転速度に応じて、膨張弁6の開度を拡大している。このような本実施形態4の空気調和機100は、除霜運転の前半の期間において、膨張弁6の開度を、比較例の空気調和機における膨張弁6の開度よりも小さな値に設定している。また、本実施形態4の空気調和機100は、除霜運転の後半の期間において、膨張弁6の開度を、比較例の空気調和機における膨張弁6の開度よりも大きな値に設定している。
前記した通り、比較例の空気調和機は、その除霜運転の前半の期間において、膨張弁の開度を、本実施形態4の空気調和機100における膨張弁6の開度よりも大きな値に設定している。そのため、比較例の空気調和機では、除霜運転の前半の期間において、内部の圧力が本実施形態4の空気調和機100よりも低い状態になり、その結果、圧縮機から吐き出される吐出ガスの温度の上昇度が低い状態になる。したがって、比較例の空気調和機は、除霜運転の前半の期間において、十分な除霜性能を得ることができず、その結果、除霜時間を長期化させてしまう、という短所がある。
これに対し、前記した通り、本実施形態4の空気調和機100は、除霜運転の前半の期間において、膨張弁6の開度を、比較例の空気調和機における膨張弁6の開度よりも小さな値に設定している。そのため、本実施形態4の空気調和機100では、除霜運転の前半の期間において、内部の圧力が比較例の空気調和機よりも高い状態になり、その結果、圧縮機1から吐き出される吐出ガスの温度の上昇度が高い状態になる。したがって、本実施形態4の空気調和機100は、除霜運転の前半の期間において、十分な除霜性能を得ることができ、その結果、除霜時間を短縮することができる、という長所がある。
これに対し、前記した通り、本実施形態4の空気調和機100は、除霜運転の後半の期間において、膨張弁6の開度を、比較例の空気調和機における膨張弁6の開度よりも大きな値に設定している。そのため、本実施形態4の空気調和機100では、除霜運転の後半の期間において、内部の圧力が比較例の空気調和機よりも低い状態になり、その結果、圧縮機1から吐き出される吐出ガスの温度の上昇度が低い状態になる。このような本実施形態4の空気調和機100は、除霜運転の後半の期間において、吐出ガスの温度を上昇させ過ぎてしまうことを抑制することができる。したがって、本実施形態4の空気調和機100は、除霜運転の後半の期間において、騒音(冷媒音)の増大やエネルギー損失の増大を抑制することができる、という長所がある。
しかも、本実施形態2によれば、除霜運転の前半の期間において、十分な除霜性能を得ることができ、その結果、除霜時間を短縮することができる。また、除霜運転の後半の期間において、騒音(冷媒音)の増大やエネルギー損失の増大を抑制することができる。
本実施形態5は、除霜運転を行う場合で、かつ、除霜運転の開始前の外気温度Toが設定値よりも低下しているときに、除霜運転の途中で室外ファン8を駆動することを特徴にしている。
又は、本実施形態5は、除霜運転を行う場合で、かつ、除霜運転の開始前の外気温度Toが設定値よりも低下しているときに、除霜運転を終了してから暖房運転を開始するまでの期間内に室外ファン8を駆動することを特徴にしている。
例えば、図9に示す制御例では、空気調和機100は、除霜運転の開始時において、室外ファン8を停止しておき、除霜運転の途中(例えば、除霜運転の後半)で室外ファン8を駆動している。
また、図10に示す制御例では、空気調和機100は、除霜運転の開始時において、室外ファン8を停止しておき、除霜運転を終了してから暖房運転を開始するまでの期間(圧力バランス時間)内に室外ファン8を駆動している。
これらの制御は、除霜運転を行う場合で、かつ、除霜運転の開始前の外気温度Toが設定値よりも低下しているときに、行われる。
なお、図9に示す制御例は、図10に示す制御例よりも除霜運転を終了してから暖房運転を開始するまでの期間(圧力バランス時間)を短縮することができるため、図10に示す制御例よりも好ましい。
以下、変形例の一例について説明する。
例えば、前記した実施形態1では、空気調和機100は、外気温度Toに応じて、除霜運転の終了条件温度Tendを変更している。しかしながら、空気調和機100は、例えば図11に示すように、外気温度Toに応じて、除霜運転の設定時間(すなわち、除霜運転を開始してから終了するまでの時間)を変更するようにしてもよい。図11は、本変形例1に係る除霜運転の処理手順を示すフローチャートである。
すなわち、ステップS320において、演算制御手段21は、以下の式4に基づいて、除霜運転の設定時間Hendを算出する。
Hend=a3・To+b3 …(4)
定数「a3」は、除霜運転の開始前の外気温度Toが低いほど、除霜運転の設定時間Hendが長くなるように、a3<0の値に設定されている。
これに対し、除霜運転の設定時間Hendが温度T2よりも低い場合に、演算制御手段21は、除霜運転の設定時間Hendを上限値に設定する。これにより、空気調和機100は、除霜運転が比較的長く継続され、その結果、暖房運転の開始が遅くなることを抑制することができる。
また、除霜運転の設定時間Hendが温度T1よりも高い場合に、演算制御手段21は、除霜運転の設定時間Hendを下限値に設定する。これにより、空気調和機100は、室外熱交換器7の霜を確実に溶かすことができる。
例えば、前記した実施形態2では、空気調和機100は、除霜運転の開始前の室外熱交温度Teと、除霜運転の開始前の外気温度Toと、室内ファン4の回転速度Nの設定値とに応じて、除霜運転の終了条件温度Tendを変更している。しかしながら、空気調和機100は、例えば図13に示すように、除霜運転の開始前の室外熱交温度Teと、除霜運転の開始前の外気温度Toと、室内ファン4の回転速度Nの設定値とに応じて、除霜運転の設定時間(すなわち、除霜運転を開始してから終了するまでの時間)を変更する処理を行うようにしてもよい。図13は、本変形例2に係る除霜運転の処理手順を示すフローチャートである。
すなわち、ステップS320aにおいて、演算制御手段21は、以下の式5に基づいて、除霜運転の設定時間Hendを算出する。
Hend=a4・To+b4・Te+c4・N+d4 …(5)
定数「a4」は、除霜運転の開始前の外気温度Toが低いほど、除霜運転の設定時間Hendが長くなるように、a4<0の値に設定されている。
また、定数「b4」は、除霜運転の開始前の室外熱交温度Teが低いほど、除霜運転の設定時間Hendが長くなるように、b4<0の値に設定されている。
また、定数「c4」は、室内ファン4の回転速度Nの設定値(室内ファン4の設定風速)が速いほど、除霜運転の設定時間Hendが長くなるように、c4>0の値に設定されている。
以下に、本発明に関する補足事項を説明する。
(1)室外機102は、例えば図14に示すように、上部部分の温度と下部部分の温度とが異なる傾向にある。図14は、室外機102の温度分布の一例を示す図である。室外機102は、その内部に室外熱交換器7が収納されており、また、その下方部分にベース部31が取り付けられている。室外機102の各部位の温度は、室外熱交換器7から放出される熱の影響で、上方部分が下方部分よりも高い傾向になっている。
2 四方弁
3 室内熱交換器
4 室内ファン
5 室内空気温度センサ
6 減圧手段
7 室外熱交換器
8 室外ファン
9 室外熱交換器温度センサ
10 外気温度センサ
20 制御装置
21 演算制御手段(制御手段)
22 ROM
23 RAM
24 EEPROM
25 センサ類
26 アクチュエータ類
27 リモコン
100 空気調和機
101 室内機
102 室外機
Claims (6)
- 冷媒を圧縮する圧縮機と、
冷媒と室外空気とを熱交換させる室外熱交換器と、
冷媒と室内空気とを熱交換させる室内熱交換器と、
冷媒を減圧させる減圧手段と、
外気温度を測定する外気温度センサと、
制御手段と、を備え、
前記制御手段は、除霜運転を行う場合に、前記外気温度センサによって測定された外気温度に応じて、除霜運転の終了判定の閾値として用いる除霜運転の終了条件温度、又は、除霜運転を開始してから終了するまでの除霜運転の設定時間を変更する
ことを特徴とする空気調和機。 - 請求項1に記載の空気調和機において、
さらに、前記室外熱交換器の温度を測定する室外熱交換器温度センサと、
前記室内熱交換器に室内空気を送る室内ファンと、を備え、
前記制御手段は、前記外気温度に加え、除霜運転の開始前に前記室外熱交換器温度センサによって測定された前記室外熱交換器の温度と、前記室内ファンの回転速度の設定値とに応じて、前記除霜運転の終了条件温度、又は、前記除霜運転の設定時間を変更する
ことを特徴とする空気調和機。 - 冷媒を圧縮する圧縮機と、
冷媒と室外空気とを熱交換させる室外熱交換器と、
冷媒と室内空気とを熱交換させる室内熱交換器と、
冷媒を減圧させる減圧手段と、
外気温度を測定する外気温度センサと、
前記室内熱交換器に室内空気を送る室内ファンと、
制御手段と、を備え、
前記制御手段は、除霜運転を行う場合に、前記外気温度センサによって測定された外気温度と、前記室内ファンの回転速度の設定値とに応じて、除霜運転の開始判定の閾値として用いる除霜運転の開始条件温度を変更する
ことを特徴とする空気調和機。 - 冷媒を圧縮する圧縮機と、
冷媒と室外空気とを熱交換させる室外熱交換器と、
冷媒と室内空気とを熱交換させる室内熱交換器と、
冷媒を減圧させる減圧手段としての膨張弁と、
制御手段と、を備え、
前記制御手段は、除霜運転中に前記圧縮機の回転速度が設定値以上に増加した場合に、前記膨張弁の開度を初期値から開く方向に拡大する
ことを特徴とする空気調和機。 - 請求項4に記載の空気調和機において、
前記圧縮機の回転速度は、除霜運転の前半よりも後半の方が速い
ことを特徴とする空気調和機。 - 冷媒を圧縮する圧縮機と、
冷媒と室外空気とを熱交換させる室外熱交換器と、
冷媒と室内空気とを熱交換させる室内熱交換器と、
冷媒を減圧させる減圧手段と、
外気温度を測定する外気温度センサと、
前記室外熱交換器に室外空気を送る室外ファンと、
制御手段と、を備え、
前記制御手段は、除霜運転を行う場合で、かつ、前記外気温度センサによって測定された外気温度が設定値よりも低下しているときに、除霜運転の途中で前記室外ファンを駆動するか、又は、除霜運転を終了してから暖房運転を開始するまでの期間内に前記室外ファンを駆動する
ことを特徴とする空気調和機。
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