JP2018035779A - エンジン冷却システムの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロータリバルブによる冷却水回路の冷却水の流れの変更をより的確に行うことができるエンジン冷却システムの制御装置を提供する。【解決手段】内蔵するロータを電圧の印加に応じて回転することで冷却水回路における冷却水の流れを変更する電動式のロータリバルブが設けられたエンジン冷却システムの制御を行う電子制御ユニット25は、ロータが停止した状態からロータリバルブの印加電圧を増加させていくとともに、ロータが回転し始めたときの印加電圧に基づき、同ロータの回転開始に必要な最小の印加電圧である起動点電圧の学習値の値を更新する起動点学習処理を、イグニッションスイッチがオフとされたときに、エンジンの暖機が完了していることを条件に行う起動点学習処理部53を備える。【選択図】図7
Description
本発明は、電動式のロータリバルブを備えるエンジン冷却システムの制御装置に関する。
電動式のロータリバルブを備えるエンジン冷却システムとして、特許文献1に記載のシステムが知られている。同文献に記載のエンジン冷却システムに設けられた電動式のロータリバルブは、電圧の印加に応じて回転するロータを内蔵しており、そのロータの回転に応じて冷却水回路における冷却水の流れを変更するように構成されている。
ところで、上記のような電動式のロータリバルブにおいて、ロータを停止した状態から回転し始めるには、ロータの回転摺動抵抗を超える回転力を発生できるだけの電圧を印加する必要がある。停止した状態のロータの回転を開始するために必要な最小の印加電圧(以下、起動点電圧と記載する)が分かっていれば、必要な場合に即座にロータの回転を開始できるようになり、冷却水回路の冷却水の流れを要求に応じて速やかに変更可能となる。
しかしながら、起動点電圧には、ロータリバルブの個体差によるばらつきがある。また、起動点電圧には、経時変化が生じることもある。そのため、正確な起動点電圧が不明なまま、ロータリバルブの電圧制御を行っているのが実情となっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、ロータリバルブによる冷却水回路の冷却水の流れの変更をより的確に行うことができるエンジン冷却システムの制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するエンジン冷却システムの制御装置は、エンジンの内部を通って冷却水を循環させる冷却水回路と、内蔵するロータを電圧の印加に応じて回転することで、冷却水回路における冷却水の流れを変更する電動式のロータリバルブとを備えるエンジン冷却システムに適用される。そして、同制御装置は、ロータが停止した状態からロータリバルブの印加電圧を増加させていくとともに、ロータが回転し始めたときの印加電圧に基づき、同ロータの回転開始に必要な最小の印加電圧である起動点電圧の学習値の値を更新する起動点学習処理を、イグニッションスイッチがオフとされたときに、エンジンの暖機が完了していることを条件に行う起動点学習処理部を備えるようにしている。
上記のような起動点学習処理を行えば、ロータリバルブの個体差や経時変化に関わらず、現状の起動点電圧を学習することが可能となる。ただし、そうした起動点学習処理の実行中は、ロータを自由に回転できないため、起動点学習処理は、エンジンの運転中以外に実行することが望ましい。なお、起動点電圧は、ロータリバルブの環境温度によっても変化する。また、エンジン運転中の冷却水回路における冷却水の流れの変更を目的としたロータの回転は、エンジンの暖機が完了した状態で行われることが多くなる。
これに対して、上記エンジン冷却システムの制御装置では、イグニッションスイッチがオフとされたときに、エンジンの暖機が完了していることを条件に起動点学習処理が実行される。こうした場合、エンジン運転中の冷却水回路の冷却水の流れの変更を目的としたロータ回転の多くが行われるときと同様の環境温度下で起動点学習処理が行われる。そのため、起動点学習処理により更新した起動点電圧の学習値の値が、エンジン運転中の冷却水の流れを変更することを目的としてロータリバルブを駆動するときの実際の起動点電圧の値から乖離した値となり難くなる。したがって、上記エンジン冷却システムの制御装置によれば、ロータリバルブによる冷却水回路の冷却水の流れの変更をより的確に行うことができるようになる。
以下、エンジン冷却システムの制御装置の一実施形態を、図1〜図9を参照して詳細に説明する。
(冷却水回路の構成)
まず、図1を参照して、本実施形態の制御装置が適用されるエンジン冷却システムの構成を説明する。なお、図1には、同エンジン冷却システムに設けられた冷却水回路における冷却水の流れが実線の矢印により示されている。
(冷却水回路の構成)
まず、図1を参照して、本実施形態の制御装置が適用されるエンジン冷却システムの構成を説明する。なお、図1には、同エンジン冷却システムに設けられた冷却水回路における冷却水の流れが実線の矢印により示されている。
同図に示すように、エンジン10のシリンダブロック11及びシリンダヘッド12の内部には、冷却水回路の一部となるウォータジャケット11A,12Aがそれぞれ設けられている。冷却水回路におけるウォータジャケット11A,12Aよりも上流側の部分には、冷却水回路に冷却水を循環させるためのウォータポンプ13が設けられている。そして、ウォータポンプ13が吐出した冷却水がウォータジャケット11A,12Aに導入されるようになっている。
なお、シリンダヘッド12のウォータジャケット12Aには、シリンダブロック11のウォータジャケット11Aから同ウォータジャケット12Aに流入した直後の冷却水の温度(入口水温Tin)を検出する入口水温センサS1が設けられている。また、同ウォータジャケット12Aには、同ウォータジャケット12Aから外部に流出する直前の冷却水の温度(出口水温Tout)を検出する出口水温センサS2が設けられている。
シリンダヘッド12におけるウォータジャケット12Aの冷却水出口が設けられた部分には、ロータリバルブ14が取り付けられており、ウォータジャケット11A,12Aを通過した冷却水がロータリバルブ14に流入するようになっている。冷却水回路は、このロータリバルブ14において、ラジエータ水路R1、ヒータ水路R2、及びデバイス水路R3の3つの水路に分岐している。このうち、ラジエータ水路R1は、外気との熱交換により冷却水を冷却するラジエータ15に冷却水を供給するための水路である。また、ヒータ水路R2は、車室空調装置による暖房が行われるときに、冷却水の熱で車室内への送風を加熱するための熱交換器であるヒータコア16に冷却水を供給するための水路である。さらにデバイス水路R3は、冷却水を搬送媒体としてエンジン10の熱が伝達される各デバイスに冷却水を供給するための水路である。なお、ラジエータ水路R1の流路断面積は、より多量の冷却水を流せるように、ヒータ水路R2及びデバイス水路R3の流路断面積よりも大きくされている。
ラジエータ水路R1は、ラジエータ15に冷却水を供給した後、そのラジエータ15の下流側の部分においてウォータポンプ13に接続されている。デバイス水路R3は、まず3つに分岐しており、各々の分岐先においてスロットルボディ17、EGR(排気再循環:Exhaust Gas Recirculation)バルブ18、EGRクーラ19にそれぞれ冷却水を供給する。さらに、デバイス水路R3は、それらスロットルボディ17、EGRバルブ18及びEGRクーラ19の下流側で一旦合流した後、2つに分岐し、各々の分岐先においてオイルクーラ20及びATF(Automatic Transmission Fluid)ウォーマ21にそれぞれ冷却水を供給する。そして、デバイス水路R3は、オイルクーラ20及びATFウォーマ21の下流側で再び合流され、その合流位置の下流側の部分において、ラジエータ水路R1におけるラジエータ15の下流側の部分に合流し、その合流位置の下流側では、ラジエータ水路R1と一体となってウォータポンプ13に接続されている。一方、ヒータ水路R2は、ヒータコア16に冷却水を供給した後、そのヒータコア16の下流側の部分において、デバイス水路R3におけるオイルクーラ20及びATFウォーマ21の下流側の部分に合流する。そして、ヒータ水路R2は、その合流位置の下流側では、デバイス水路R3と一体となり、さらにそのデバイス水路R3とラジエータ水路R1との合流位置の下流側では、ラジエータ水路R1とも一体となってウォータポンプ13に接続されている。
なお、ロータリバルブ14には、その内部の圧力が過上昇したときに開弁して、内部の冷却水の圧力を逃がすリリーフ弁22が設けられている。リリーフ弁22には、リリーフ水路R4が接続されており、そのリリーフ水路R4の下流側の部分は、ラジエータ水路R1におけるラジエータ15よりも上流側の部分に合流している。
こうしたエンジン冷却システムは、同エンジン冷却システムの制御装置である電子制御ユニット25により制御されている。電子制御ユニット25は、エンジン冷却システムの制御に係る各種の演算処理を行う中央演算処理装置、制御用のプログラムやデータが予め記憶された読出専用メモリ、中央演算処理装置の演算結果やセンサの検出結果などを一時的に記憶する読書可能メモリを備える。
こうした電子制御ユニット25には、上述の入口水温センサS1及び出口水温センサS2に加え、クランク角センサS3、エアフローメータS4などの車両各部に設けられたセンサの検出信号が入力されている。クランク角センサS3は、エンジン10の出力軸であるクランクシャフトの回転位相(クランク角)を検出し、エアフローメータS4は、エンジン10の吸入空気量Gaを検出する。また、電子制御ユニット25には、イグニッションスイッチ54の操作状況を表す信号であるIG信号が入力されている。IG信号は、イグニッションスイッチ54がオンとされたときにオンとなり、同イグニッションスイッチ54がオフとされるまでは、オンのままとなる。さらに、IG信号は、イグニッションスイッチ54がオフとされたときにオフとなり、再びイグニッションスイッチ54がオンとされるまで、オフのままとなる。
なお、電子制御ユニット25は、クランク角センサS3によるクランク角の検出結果から、エンジン10の回転速度(エンジン回転数Ne)を演算する。また、電子制御ユニット25は、吸入空気量Gaとエンジン回転数Neとから、エンジン10のシリンダに吸入される空気量、シリンダ吸入空気量KLを演算している。
(ロータリバルブの構成)
続いて、こうしたエンジン冷却システムの冷却水回路に設けられたロータリバルブ14の構成を、図2〜図6を参照して説明する。なお、以下の説明では、図2〜図6において矢印Uで示す方向をロータリバルブ14の上方とし、矢印Dで示す方向をロータリバルブ14の下方とする。
続いて、こうしたエンジン冷却システムの冷却水回路に設けられたロータリバルブ14の構成を、図2〜図6を参照して説明する。なお、以下の説明では、図2〜図6において矢印Uで示す方向をロータリバルブ14の上方とし、矢印Dで示す方向をロータリバルブ14の下方とする。
図2に示すように、ロータリバルブ14は、冷却水の吐出口となる3つの吐出ポートを、すなわちラジエータポートP1、ヒータポートP2、及びデバイスポートP3を備える。ロータリバルブ14がエンジン10に組み付けられた際に、ラジエータポートP1はラジエータ水路R1に接続されて、そのラジエータ水路R1の一部を構成する。また、ヒータポートP2はヒータ水路R2に接続されて、そのヒータ水路R2の一部を構成する。さらに、デバイスポートP3はデバイス水路R3に接続されて、そのデバイス水路R3の一部を構成する。
図3に示すように、ロータリバルブ14は、その構成部品として、ハウジング30、ロータ33、カバー34、モータ35、3つのギア36A〜36Cからなる減速ギア機構を備える。ロータリバルブ14の骨格をなすハウジング30には、上記3つの吐出ポートP1〜P3が設けられている。ハウジング30は、ハウジング本体30Aと、各水路R1〜R3がそれぞれ接続されるコネクタ部30B〜30Dとに分割形成されている。図3には、こうしたハウジング30が、ラジエータ水路R1のコネクタ部30Bがハウジング本体30Aから分離された状態で示されている。
ハウジング本体30Aの下部には、回転に応じて各吐出ポートP1〜P3の開口面積を可変とするロータ33が収容されている。また、ハウジング本体30Aの上部には、モータ35及び減速ギア機構が収容される。モータ35は、減速ギア機構を構成する各ギア36A〜36Cを介して、ロータ33の回転軸であるロータ軸33Aに連結された状態でハウジング30に収容され、これにより、モータ35の回転が減速された上でロータ33に伝達されるようになっている。
一方、ハウジング30には、モータ35及び減速ギア機構が収容された部分の上方を覆うようにカバー34が取り付けられる。カバー34の内部には、ハウジング30に対するロータ33の相対回転位相(以下、ロータ位相θと記載する)を検出するための位相センサS5が取り付けられている。こうした位相センサS5の検出信号は、上記電子制御ユニット25に入力されている。
図4に、下方から見たハウジング本体30Aの斜視構造を示す。ハウジング本体30Aの下側の面は、シリンダヘッド12への取付面30Eとされており、ロータリバルブ14は、この取付面30Eがシリンダヘッド12の外壁に接した状態でエンジン10に組み付けられる。ハウジング本体30Aにおけるロータ33の収容空間は、取付面30Eに開口しており、その開口は、シリンダヘッド12のウォータジャケット12Aから冷却液が流入する流入ポート30Fとなっている。そして、上記3つの吐出ポートP1〜P3は、ハウジング30の内側において、こうしたロータ33の収容空間にそれぞれ開口している。
なお、ハウジング本体30Aには、上述のリリーフ水路R4が、ロータ33を介さず、流入ポート30FとラジエータポートP1とを連通するように設けられている。そして、ハウジング30内には、そうしたリリーフ水路R4に位置するように、上述のリリーフ弁22が収容されている。
図5に示すように、ロータ33は、2つの樽型の物体を上下に重ね合わせた形状とされている。そしてロータ33には、その上面中央から上方に突出すようにロータ軸33Aが設けられている。そして、ロータ33は、ベアリング33Bによりロータ軸33Aが回転可能に軸支された状態でハウジング30内に収容されている。なお、ロータ軸33Aには、ロータ33を収容したハウジング30の下部から、モータ35及び減速ギア機構を収容した同ハウジング30の上部への冷却水の漏出を防ぐためのシール部材33Cが取り付けられている。
ロータ33は、ハウジング30に収容された際に流入ポート30Fに連通する開口を下面に有した中空構造とされている。ロータ33の、上記2つの樽型の部分の側周には、冷却水が流通可能な2つの孔39,40が設けられている。ハウジング30に収容された状態において、ロータ33の下部に設けられた孔39は、ロータ位相θがある範囲内にあるときに、ヒータポートP2及びデバイスポートP3の少なくとも一方と連通する。また、ロータ33の上部に設けられた孔40は、ロータ位相θが別の範囲内にあるときに、ラジエータポートP1と連通する。各吐出ポートP1〜P3は、対応する孔39又は孔40に対して完全に重なり合わない状態となる位置にロータ33が位置するときに閉じて、接続された水路R1〜R3への冷却水の吐出を遮断する。また、各吐出ポートP1〜P3は、孔39又は孔40に対してその一部又は全部が重なり合った状態となる位置にロータ33が位置するときに開いて、接続された水路R1〜R3への冷却水の吐出を許容する。
さらに、ロータ33の上面には、一部をストッパ43として残すように、ロータ軸33Aの根本部分を囲んで円弧状に延びる溝42が形成されている。一方、図4に示すように、ハウジング30におけるロータ33の収容空間の奥部には、ロータ33を収容した際に、そうした溝42内に収容されるストッパ44が形成されている。そして、それらストッパ43,44との当接により、ハウジング30内でのロータ33の回動範囲が制限されている。
図6に、ロータリバルブ14のロータ位相θと各吐出ポートP1〜P3の開口率との関係を示す。なお、ロータ位相θは、すべての吐出ポートP1〜P3が閉じた状態となる位置を、ロータ位相θが「0°」の位置とし、その位置からの上方から見た時計回り方向(プラス方向)、及び半時計回り方向(マイナス方向)のロータ33の回転角度を表している。また、開口率は、全開時の開口面積を「100%」とした、各吐出ポートP1〜P3の開口面積の比率を表している。
同図に示すように、各吐出ポートP1〜P3の開口率は、ロータ位相θにより変化するように設定されている。なお、ロータ位相θが「0°」の位置よりもプラス側のロータ位相θの範囲は、外気温が低く、車室の暖房が使用される可能性が高いとき(冬モード時)に使用されるロータ位相θの範囲(冬モード使用域)とされている。また、ロータ位相θが「0°」の位置よりもマイナス側のロータ位相θの範囲は、外気温が高く、車室の暖房が使用される可能性が低いとき(夏モード時)に使用されるロータ位相θの範囲(夏モード使用域)とされている。
ロータ位相θが「0°」の位置からロータ33をプラス方向に回転させると、まずヒータポートP2が開き始め、プラス方向へのロータ位相θの増加に応じてヒータポートP2の開口率が次第に大きくなる。ヒータポートP2が全開に、すなわちその開口率が「100%」に達すると、次にデバイスポートP3が開き始め、プラス方向へのロータ位相θの増加に応じてデバイスポートP3の開口率が次第に大きくなる。そして、デバイスポートP3が全開に、すなわちその開口率が「100%」に達すると、ラジエータポートP1が開き始め、プラス方向へのロータ位相θの増加に応じてラジエータポートP1の開口率が次第に大きくなる。そして、ラジエータポートP1の開口率は、ロータ33のそれ以上のプラス方向への回転が、ストッパ43、44の当接により規制される位置よりも手前の位置で「100%」に達するようになる。
一方、ロータ位相θが「0°」の位置からロータ33をマイナス方向に回転させると、まずデバイスポートP3が開き始め、マイナス方向へのロータ位相θの増加に応じてデバイスポートP3の開口率が次第に大きくなる。そして、デバイスポートP3が全開に、すなわちその開口率が「100%」に達する位置よりも少し手前の位置から、ラジエータポートP1が開き始め、マイナス方向へのロータ位相θの増加に応じてラジエータポートP1の開口率が次第に大きくなる。そして、ラジエータポートP1の開口率は、ロータ33のそれ以上のマイナス方向への回転が、ストッパ43、44の当接により規制される位置よりも手前の位置で「100%」に達するようになる。ちなみに、ロータ位相が「0°」の位置よりもマイナス側の夏モード使用域では、ヒータポートP2は常に全閉となっている。
(ロータリバルブの制御)
図7に、ロータリバルブ14の制御に係る電子制御ユニット25の制御構造を示す。同図に示すように、電子制御ユニット25には、ロータリバルブ14の制御に係る制御構造として、目標位相設定部50、デューティ指令値演算部51、モータ駆動部52、及び起動点学習処理部53が設けられている。
図7に、ロータリバルブ14の制御に係る電子制御ユニット25の制御構造を示す。同図に示すように、電子制御ユニット25には、ロータリバルブ14の制御に係る制御構造として、目標位相設定部50、デューティ指令値演算部51、モータ駆動部52、及び起動点学習処理部53が設けられている。
目標位相設定部50には、出口水温Tout、エンジン回転数Ne、シリンダ吸入空気量KL、IG信号が入力されている。なお、IG信号は、イグニッションスイッチ54の操作状況を示す信号であり、同イグニッションスイッチ54のオン・オフに連動してオン・オフされる。そして、目標位相設定部50は、エンジン10の運転中、すなわち、イグニッションスイッチ54がオンとされてからオフとされるまでの期間、それらの入力に基づき、目標位相θtを設定し、設定した目標位相θtをデューティ指令値演算部51に出力する。
デューティ指令値演算部51には、目標位相θtに加え、位相センサS5が検出した実際のロータ位相θが入力されている。そして、デューティ指令値演算部51は、目標位相θtの入力に応じて、モータ35の回転方向と同モータ35に印加する電圧(以下、モータ電圧と記載する)とを指示する指令値であるデューティ指令値DTを演算して、その演算したデューティ指令値DTをモータ駆動部52に出力する。
モータ駆動部52は、入力されたデューティ指令値DTに応じて、モータ35の駆動制御を行う。なお、モータ駆動部52は、モータ35の駆動制御に際して、モータ電圧、及び同モータ35に流す電流の向きを、デューティ指令値DTに応じて調整している。
起動点学習処理部53は、ロータリバルブ14において、ロータ33の回転を開始するために必要な最小のモータ電圧である起動点電圧(厳密には、モータ電圧が起動点電圧となるデューティ比である起動点デューティ学習値DT0)の学習を行う。起動点学習処理部53は、こうした学習のためのモータ35の駆動を行うため、デューティ指令値演算部51と同様の、ロータ位相θと目標位相θtとに基づくデューティ指令値DTの演算機構と、モータ駆動部52と同様のデューティ指令値DTに基づくモータ35の駆動制御機能と、を備えている。ちなみに、起動点デューティ比D0の値は、電子制御ユニット25のメインリレーの遮断中も、通電が維持されて記憶を保持可能なバックアップメモリに記憶されている。
なお、起動点学習処理部53には、IG信号、バッテリ電圧V、ロータ位相θ、完全暖機完了フラグF1が入力されている。バッテリ電圧Vは、モータ35に電圧を供給するバッテリの電圧を表している。一方、完全暖機完了フラグF1は、エンジン10の完全暖機が完了しているか否かを示すフラグであり、同フラグF1のオン・オフは、電子制御ユニット25により判定されている。なお、エンジン10の完全暖機の完了とは、エンジン10において、冷却水に加え、オイルも十分に温まった状態となっていることを表す。ちなみに、電子制御ユニット25は、エンジン10の始動後における吸入空気量Gaの積算値や出口水温Toutなどに基づき、オイルの温度を求めており、同オイルの温度が規定の完全暖機判定値以上である場合に、完全暖機完了フラグF1をオンとしている。
(目標位相の設定)
ここで、目標位相設定部50による目標位相θtの設定に係る処理の詳細を説明する。なお、後述のように、ロータリバルブ14のロータ33は、イグニッションスイッチ54のオフ後、最終的に、吐出ポートP1〜P3のすべてが閉じられるロータ位相θが「0°」の位置に回転されており、イグニッションスイッチ54がオンとされたときのロータ33は、ロータ位相θが「0°」となる位置に位置している。なお、以下、イグニッションスイッチ54のオフ後に最終的にロータ33が回転される位置(ここではロータ位相θが「0°」となる位置)を、IGオフ後最終目標位相θfと記載する。
ここで、目標位相設定部50による目標位相θtの設定に係る処理の詳細を説明する。なお、後述のように、ロータリバルブ14のロータ33は、イグニッションスイッチ54のオフ後、最終的に、吐出ポートP1〜P3のすべてが閉じられるロータ位相θが「0°」の位置に回転されており、イグニッションスイッチ54がオンとされたときのロータ33は、ロータ位相θが「0°」となる位置に位置している。なお、以下、イグニッションスイッチ54のオフ後に最終的にロータ33が回転される位置(ここではロータ位相θが「0°」となる位置)を、IGオフ後最終目標位相θfと記載する。
目標位相設定部50は、出口水温Toutが規定の水停止解除温度T1未満の場合、目標位相θtを「0°」に保持している。水停止解除温度T1は、エンジン10の暖機(冷却水の暖機)が完了したと判定する出口水温Toutである暖機完了温度T2よりも低い温度に設定されている。このときには、吐出ポートP1〜P3がすべて閉じられるため、冷却水回路での冷却水の流れがロータリバルブ14で堰き止められる。そして、これにより、ウォータジャケット11A,12A内に冷却水を留めて同冷却水の昇温を促すことで、エンジン10の暖機を促進している。
また、目標位相設定部50は、出口水温Toutが水停止解除温度T1以上、且つ暖機完了温度T2未満の場合、暖房要求の有無と、出口水温Toutとに基づき、目標位相θtを設定する。暖房要求の有無は、例えば外気温に基づき判断され、外気温が規定値以下の場合、要求有りとされる。
上記のように出口水温Toutが水停止解除温度T1未満の場合、目標位相θtは「0°」に保持されている。暖房要求が有る場合の目標位相θtは、水停止解除温度T1を超えて出口水温Toutが上昇するにつれ、「0°」からプラス方向に大きくされていき、出口水温Toutが暖機完了温度T2となったときには、冬モード使用域におけるラジエータポートP1が開く直前の位置に達するように設定される。一方、暖房要求が無い場合の目標位相θtは、水停止解除温度T1を超えて出口水温Toutが上昇するにつれ、「0°」からマイナス方向に大きくされていき、出口水温Toutが暖機完了温度T2となったときには、夏モード使用域におけるラジエータポートP1が開く直前の位置に達するように設定される。
このときのロータリバルブ14では、ヒータポートP2及びデバイスポートP3の少なくとも一方が開かれて、冷却水を搬送媒体としたヒータコア16や各デバイス(17〜21)へのエンジン10の熱供給が開始される。また、ウォータジャケット11A,12A内にも冷却水が流れ始め、その流量は、出口水温の上昇に応じて増大するようになる。ただし、このときのラジエータポートP1は閉じられており、ラジエータ15で冷却水が冷却されることはないようになっている。
さらに、目標位相設定部50は、出口水温Toutが暖機完了温度T2以上の場合、出口水温Toutを、エンジン10の運転状態に応じて設定された目標水温Tobjとすべく、目標位相θtを出口水温Toutに応じてフィードバック調整する。すなわち、出口水温Toutが目標水温Tobjよりも低い場合には、ラジエータポートP1の開口率が減少するように目標位相θtを調整し、出口水温Toutが目標水温Tobjよりも高い場合には、ラジエータポートP1の開口率が増大するように目標位相θtを調整する。
なお、目標水温Tobjは、ノッキングが発生し易い状態でエンジン10が運転されているときには、暖機完了温度T2よりも高い規定の低温側目標水温LOに設定される。また、目標水温Tobjは、ノッキングが発生し難い状態でエンジン10が運転されているときには、低温側目標水温LOよりも高い規定の高温側目標水温HIに設定される。すなわち、本実施形態では、ノッキングが発生し易い運転状態では、目標水温Tobjを低い温度とし、ノッキングが発生し難い運転状態では、目標水温Tobjを高い温度としている。これは次の理由による。
冷却水温が高くなれば、シリンダブロック11やシリンダヘッド12の壁面温度も高くなり、それらの内部を通ってエンジン10の各潤滑部に供給されるオイルの温度も高くなる。その結果、潤滑部におけるオイルの粘度が低下して、エンジン10のフリクション損失が減少するため、その分、エンジン10の燃費が向上するようになる。ただし、冷却水温を高くすれば、エンジン10の燃焼温度が上がって、ノッキングが発生し易くなる。そして、ノッキングが発生してしまえば、ノック制御により点火時期が遅角されて、エンジン10の燃焼効率が低下してしまうため、フリクション損失が減少しても、却って燃費が悪化する虞がある。これに対して、上記目標水温Tobjの設定によれば、ノッキングの発生を抑制可能な限りにおいて冷却水温を高くすることができるため、エンジン10の燃費を効果的に向上することが可能となる。
(デューティ指令値の演算)
次に、デューティ指令値演算部51によるデューティ指令値DTの演算に係る処理の詳細を説明する。
次に、デューティ指令値演算部51によるデューティ指令値DTの演算に係る処理の詳細を説明する。
デューティ指令値演算部51は、目標位相θtに対する実際のロータ位相θの偏差Δθ(=θt−θ)に基づく比例積分制御アルゴリズムにより、デューティ指令値DTを演算する。すなわち、デューティ指令値DTの値は、上記偏差Δθに規定の比例ゲインGpを乗算して得られる比例項Pと、上記偏差Δθの時間積分値に規定の積分ゲインGiを乗算して得られる積分項Iとの和となるように演算されている。
なお、デューティ指令値演算部51は、ロータ位相θが目標位相θtに収束し、ロータ33の回転が停止した状態となったときに、積分項Iの値を「0」にリセットする。また、デューティ指令値演算部51は、ロータ33が停止した状態から同ロータ33の回転を開始するときに、上述の起動点デューティ学習値DT0の分、積分項Iの値を積分方向にオフセットしている。
なお、積分方向とは、積分項Iの値の変化方向をいう。積分項Iの値は、上記偏差Δθが正の値となっているときには、プラス方向に変化(増加)し、上記偏差Δθが負の値となっているときには、マイナス方向に変化(減少)する。そのため、目標位相θtが現在のロータ位相θよりもプラス方向の位置に設定されて(θt>θ)、プラス方向へのロータ33の回転を開始するときの積分方向は、プラス方向となる。また、目標位相θtが現在のロータ位相θよりもマイナス方向の位置に設定されて(θt<θ)、マイナス方向へのロータ33の回転を開始するときの積分方向は、マイナス方向となる。したがって、上記積分項Iの値のオフセットは、プラス方向へのロータ33の回転の開始時には、同積分項の値を「DT0」とするように行われ、マイナス方向へのロータ33の回転の開始時には、同積分項の値を「−DT0」とするように行われる。
(モータの駆動制御)
続いて、モータ駆動部52によるモータ35の駆動制御に係る処理の詳細を説明する。モータ35の駆動に際してモータ駆動部52は、モータ電圧をパルス幅変調により調整している。すなわち、モータ駆動部52は、一定振幅のパルス列としてモータ35に電圧を供給するとともに、パルス周期に対するパルス幅の時間比率であるデューティ比を調整することで、モータ電圧を調整している。モータ駆動部52は、こうしたパルス列のデューティ比が、上記デューティ指令値DTの絶対値となるように、モータ電圧の供給を行う。
続いて、モータ駆動部52によるモータ35の駆動制御に係る処理の詳細を説明する。モータ35の駆動に際してモータ駆動部52は、モータ電圧をパルス幅変調により調整している。すなわち、モータ駆動部52は、一定振幅のパルス列としてモータ35に電圧を供給するとともに、パルス周期に対するパルス幅の時間比率であるデューティ比を調整することで、モータ電圧を調整している。モータ駆動部52は、こうしたパルス列のデューティ比が、上記デューティ指令値DTの絶対値となるように、モータ電圧の供給を行う。
なお、モータ35は、同モータ35に流す電流の向きにより、回転方向が変化するように構成されている。モータ駆動部52は、デューティ指令値DTが正の値の場合、モータ35に流す電流の向きを、同モータ35の回転方向が、ロータ33をプラス方向に回転させる方向となる向きとする。また、モータ駆動部52は、デューティ指令値DTが負の値の場合、モータ35に流す電流の向きを、同モータ35の回転方向が、ロータ33をマイナス方向に回転させる方向となる向きとする。
このようにモータ駆動部52は、入力されたデューティ指令値DTに応じて、モータ電圧のデューティ比、及びモータ35に流す電流の向きを調整することで、モータ35を駆動する。なお、モータ駆動部52がロータリバルブ14のモータ35に印加する電圧は、デューティ指令値DTの絶対値に比例する。こうした本実施形態では、デューティ指令値DTの絶対値が、ロータリバルブ14の印加電圧に相当する値となっている。
(起動点電圧の学習)
次に、起動点学習処理部53による起動点電圧(起動点デューティ学習値DT0)の学習に係る処理の詳細を説明する。
次に、起動点学習処理部53による起動点電圧(起動点デューティ学習値DT0)の学習に係る処理の詳細を説明する。
図8に、起動点デューティ学習値DT0の学習に係る起動点学習ルーチンのフローチャートを示す。起動点学習処理部53は、イグニッションスイッチ54がオフとされたときに、すなわちIG信号がオンからオフに切り替わったときに、同ルーチンの処理を開始する。ちなみに、イグニッションスイッチ54がオフとされても、本ルーチンの処理が終了するまでは、電子制御ユニット25のメインリレーは遮断されないようになっている。
IG信号がオンからオフに切り替わり、起動点学習処理が開始されると、起動点学習処理部53は、まずステップS100において、完全暖機完了フラグF1がオンであるか否かを判定する。そして、起動点学習処理部53は、完全暖機完了フラグF1がオンであれば(YES)、ステップS110の処理に進み、オフであれば(NO)、今回の本ルーチンの処理を終了する。
ステップS110に処理が進められると、起動点学習処理部53は、そのステップS110において、バッテリ電圧Vが規定値α以上であるか否かを判定する。なお、規定値αの値には、本ルーチンでの起動点デューティ学習値DT0の学習のためのモータ35の駆動を円滑に行うために必要なバッテリ電圧Vの最低値よりも高い電圧が設定されている。そして、起動点学習処理部53は、バッテリ電圧Vが規定値α以上であれば(YES)、ステップS120に処理を進め、規定値α未満であれば(NO)、そのまま今回の本ルーチンの処理を終了する。
ステップS120に処理が進められると、起動点学習処理部53は、そのステップS120において、ロータ位相θが規定の学習開始位相θ0となる位置にロータ33が回転されるまで、モータ35を駆動する。なお、本実施形態では、IGオフ後最終目標位相θfであるロータ位相θが「0°」となる位置からマイナス方向に規定の起動変化量θ1分回転したときの同ロータ33の位置よりも、更にマイナス方向の位置が、学習開始位相θ0として設定されている。起動変化量θ1の詳細については、後述する。ちなみに、本実施形態では、夏モード使用域におけるラジエータポートP1が開く直前の位置が、学習開始位相θ0となっている。
ロータ位相θが学習開始位相θ0となるまでモータ35を駆動すると、起動点学習処理部53は、ステップS130において、規定時間γ、デューティ指令値DTの値を「0」に保持する。そして、起動点学習処理部53は、その保持が終わると、ステップS140において、単位時間当たりの増加比率を一定としてのデューティ指令値DTの増加を開始する。
その後、起動点学習処理部53は、ステップS150の判定処理、及びステップS160の判定処理を、いずれかの判定処理において肯定判定(YES)がなされるまで、規定の周期毎に繰り返し実施する。そして、ステップS150及びステップS160のいずれかにおいて肯定判定がなされると、ステップS170の処理に進む。
ステップS150では、ステップS140におけるデューティ指令値DTの増加を開始してからのロータ位相θの変化量が上述の起動変化量θ1に達するか否かが判定される。ロータ33の回転が開始する前にも、ロータ33やロータ軸33A等の撓みにより、若干のロータ位相θの変化が生じるが、起動変化量θ1の値には、回転開始前のロータ位相θの変化だけでは生じ得ない、ロータ33が回転してこそ生じ得るロータ位相θの変化量が設定されている。
ステップS160では、単位時間当たりのロータ位相θの変化量(以下、ロータ位相θの変化速度と記載する)に変化が生じるか否かが判定される。起動点学習処理部53は、ステップS140におけるデューティ指令値DTの増加の開始後、規定周期毎のロータ位相θの変化量から同ロータ位相θの変化速度を求めるとともに、デューティ指令値DTの増加開始後のロータ位相θの平均変化速度を算出している。そして、今回の周期に求めた変化速度が、それまでの平均変化速度に対して規定値以上大きい場合に、ロータ位相θの変化速度が変化したと判定している。
ステップS170に処理が進められると、起動点学習処理部53は、そのステップS170において、ステップS140において開始したデューティ指令値DTの増加を停止する。そして、起動点学習処理部53は、ステップS180〜ステップS220の処理を通じて、ロータ位相θの変化速度が起動判定値ε以上となったときのデューティ指令値DTの値(以下、デューティ指令値DTの現在値と記載する)に基づき、起動点デューティ学習値DT0の値の更新を行う。このときの起動点デューティ学習値DT0の値の更新は、以下の態様で行われる。
デューティ指令値DTの現在値が、更新前の起動点デューティ学習値DT0の値に規定の最大更新量ζを加算した値(DT0+ζ)よりも大きい場合(S180:YES)、更新後の値が、更新前の値に最大更新量ζを加算した値となるように、起動点デューティ学習値DT0の値が更新される(S190)。また、デューティ指令値DTの現在値が、更新前の起動点デューティ学習値DT0の値から最大更新量ζを減算した値(DT0−ζ)よりも小さい場合(S200:YES)、更新後の値が、更新前の値から最大更新量ζを減算した値となるように、起動点デューティ学習値DT0の値が更新される(S210)。さらに、デューティ指令値DTの現在値と更新前の起動点デューティ学習値DT0との差の絶対値(|DT−DT0|)が最大更新量ζ未満の場合(S180:NO、且つS200:NO)、更新後の値がデューティ指令値DTの現在値となるように、起動点デューティ学習値DT0の値が更新される(S220)。なお、工場出荷後、又はバッテリクリア後における、起動点デューティ学習値DT0の値の初回更新に際しては、最大更新量ζの値が、2回目以降の更新時よりも大きい値に設定されている。
こうして起動点デューティ学習値DT0の値の更新を終えると、起動点学習処理部53は、ロータ位相θがIGオフ後最終目標位相θfとなる迄、モータ35を駆動する。そして、その後、今回の本ルーチンの処理を終了する。
(作用効果)
以上のように構成された本実施形態のエンジン冷却システムの制御装置の作用、及び同制御装置が奏する効果について説明する。
以上のように構成された本実施形態のエンジン冷却システムの制御装置の作用、及び同制御装置が奏する効果について説明する。
上述のように、本実施形態のエンジン冷却システムの制御装置は、ロータリバルブ14に設けられたモータ35への電圧印加に応じて、同ロータリバルブ14に内蔵されたロータ33を回転することで、冷却水回路における冷却水の流れを変更している。そして、本実施形態では、こうしたロータリバルブ14のロータ33の回転位置(ロータ位相θ)を、目標位相θtに対する現在のロータ位相θの偏差Δθに基づく、モータ電圧の比例積分制御を通じて制御している。
こうしたロータリバルブ14において、停止した状態のロータ33を回転させるには、モータ35の出力が、ロータ33やロータ軸33A等の回転摺動抵抗を上回るだけのモータ電圧が必要となる。一方、ロータ33が停止した状態からの微小なロータ位相θの変更が要求された場合には、その要求に対するモータ35の駆動開始時から、比例項Pの値が、ロータ33の回転開始に必要な最小のモータ電圧が得られるデューティ比よりも小さい値となることがある。そうした場合には、ロータ33の回転は、直ぐには開始せず、目標位相θtとロータ位相θとが乖離した状態が続いて積分項Iの値が十分に大きくなってはじめて、ロータ33の回転が開始するようになる。
こうしてロータ33の回転開始に遅れが生じると、冷却水温の調整にも遅れが生じてしまう。また、ロータ位相θが目標位相θtに収束するまでの時間が長くなり、その分、モータ35の通電時間も長くなるため、電力消費量が増大することになる。そして、冷却水温調整の遅れや電力消費量の増大は、エンジン10の燃費の悪化を招くことになる。さらに、回転開始の指令からロータ33の回転が実際に開始するまでの期間、モータ35や減速ギア機構のギアの噛み合わせ部分に駆動トルクが加わり続けて、ギア歯の摩耗が進行し易くなるため、耐摩耗性の高い、高価なギアが必要となり、製造コストの増加を招くことにもなる。
これに対しては、ロータ33の回転開始に必要な最小のモータ電圧(起動点電圧)が得られるデューティ比を予め求めておき、ロータ33の回転を開始する際のデューティ指令値DTの絶対値をそのデューティ比以上とすることで、即座のロータ33の回転開始を可能とすることができる。ただし、起動点電圧には、ロータリバルブ14の個体差によるばらつきがあり、また起動点電圧には経時変化が生じることもある。起動点電圧の経時変化は、ハウジング30及びロータ33の摺接面の摩耗による表面粗さの変化、シール部材33Cの劣化による同シール部材33Cのロータ軸33Aに対する緊縛力や摩擦力の変化、グリースの劣化によるベアリング33Bの回転摺動抵抗の変化などがその要因となる。
本実施形態では、上述の起動点学習ルーチンの処理を通じて、起動点電圧が得られるデューティ比を起動点デューティ学習値DT0として学習することで、個体差や経時変化に関わらず、現状の起動点電圧を把握できるようにしている。そして、ロータ33の回転開始時に、モータ電圧の比例積分制御における積分項Iの値を、起動点デューティ学習値DT0の値分オフセットすることで、起動点電圧以上のモータ電圧を当初からモータ35に供給し、即座にロータ33の回転を開始できるようにしている。
起動点デューティ学習値DT0の学習は、ロータ33が停止した状態からデューティ指令値DTを増加させていくとともに、ロータ33が回転し始めたときのデューティ指令値DTの値に基づき、起動点デューティ学習値DT0の値を更新する起動点学習処理を通じて行われる。図8の起動点学習ルーチンにおいては、ステップS140〜S220の処理が、起動点学習処理に対応した処理となっている。本実施形態では、こうした起動点学習処理を、(A)イグニッションスイッチ54がオフとされ、(B)エンジン10の完全暖機が完了しており、且つ(C)バッテリ電圧Vが規定値α以上である、ことを条件に実行している。
こうした条件で起動点学習処理を実行しているのは、次の理由による。すなわち、起動点学習処理の実行中は、ロータ位相θを自由に変更できず、エンジン10の運転状態の変化に応じた冷却水温の調整を行うことができなくなる。エンジン10の運転中を除外すると、起動点学習処理を実行する時期は、イグニッションスイッチ54がオンとされた直後、イグニッションスイッチ54がオフとされた直後、エンジン10のソーク期間のいずれかの時期となる。
なお、低温環境下では、シール部材33Cやベアリング33Bのグリースが硬化するため、起動点電圧が高くなる。これに対して、冷却水温の調整のためのロータリバルブ14の駆動は、多くの場合、エンジン10の完全暖機が完了した状態で行われる。そのため、エンジン10の完全暖機が完了していない状態で起動点学習処理を行うと、冷却水温の調整を目的としたロータリバルブ14の駆動が実際に行われるときの値とは乖離した値が、起動点デューティ学習値DT0の値として設定されてしまう虞がある。これに対して、イグニッションスイッチ54がオンとされた直後にエンジン10が完全暖機した状態となっていることは稀であり、完全暖機が完了した状態で起動点学習処理を実行する機会は殆ど無い。
また、起動点学習処理に際してはモータ35が駆動されるため、エンジン10が完全に停止した状態で起動点学習処理を行うと、周囲が静まったなか、モータ35の駆動音だけが聴こえてしまうため、乗員が違和を感じる虞がある。よって、起動点学習処理は、イグニッションスイッチ54がオフとされた直後の、エンジン10が完全停止する前の期間に実行することが望ましい。また、バッテリ電圧Vが低下している場合には、設定したデューティ指令値DTの値に対して本来得られる値よりもモータ電圧の実効値が低くなってしまうため、起動点電圧に相当する起動点デューティ学習値DT0の値を適切に学習できなくなる。よって、バッテリ電圧Vが低下した状態にないことも、起動点学習処理の実行の条件とすることが望ましい。
ちなみに、こうした場合の起動点学習処理の実行機会は、最大でも、1トリップに1回となる。ただし、起動点電圧の個体差分は、起動点学習処理を1回実行すれば学習可能であり、起動点電圧の経時変化は、月単位、或いは年単位の長いスパンをかけて生じるものである。そのため、起動点学習処理の実行頻度は、数トリップに1回程度でも十分なものとなっている。
図9に、本実施形態のエンジン冷却システムの制御装置による起動点学習処理の実行態様の一例を示す。
時刻t1に、イグニッションスイッチ54がオフとされて、IG信号がオンからオフに切り替わると、ロータ位相θが学習開始位相θ0となる位置に向け、ロータ33が回転される。そして、時刻t2にロータ位相θが学習開始位相θ0となる位置にロータ33が到達すると、その時刻t2から規定時間γが経過した時刻t3まで、デューティ指令値DTが「0」に保持される。この保持は、ロータ33を完全に停止した状態とするために行われる。ちなみに、ロータ33が完全に停止していない状態で起動点学習処理を開始すると、その開始直後にロータ33の回転が開始したと判定されてしまい、起動点デューティ学習値DT0に誤った値が設定される虞がある。
時刻t1に、イグニッションスイッチ54がオフとされて、IG信号がオンからオフに切り替わると、ロータ位相θが学習開始位相θ0となる位置に向け、ロータ33が回転される。そして、時刻t2にロータ位相θが学習開始位相θ0となる位置にロータ33が到達すると、その時刻t2から規定時間γが経過した時刻t3まで、デューティ指令値DTが「0」に保持される。この保持は、ロータ33を完全に停止した状態とするために行われる。ちなみに、ロータ33が完全に停止していない状態で起動点学習処理を開始すると、その開始直後にロータ33の回転が開始したと判定されてしまい、起動点デューティ学習値DT0に誤った値が設定される虞がある。
時刻t3からは、デューティ指令値DTが、単位時間当たりの増加比率を一定として「0」から徐々に増加される。その後の時刻t4にロータ33の回転が開始し、更にその後の時刻t5に、その回転開始が確認されると、その時点のデューティ指令値DTの値に基づいて起動点デューティ学習値DT0の値が更新される。ちなみに、ここでは、ロータ位相θの変化速度が起動判定値ε以上となったことから、時刻t5でのロータ33の回転開始の確認がなされている。なお、同図では、分かり易くするため、時刻t4と時刻t5の間隔が誇張されているが、実際には、これらの間隔は僅かであり、時刻t5におけるデューティ指令値DTの値は、時刻t4の値から殆ど変化していない。
本実施形態では、このときの起動点デューティ学習値DT0の更新量を最大更新量ζ以下に制限している。そして、この更新量の制限により、ロータ33の回転開始の誤判定などの結果、起動点デューティ学習値DT0の値が、実際の起動点電圧に対応した値から大きく乖離した値に更新されてしまわないようにしている。
一方、工場出荷後やバッテリクリア後における起動点デューティ学習値DT0の値の初回更新に際しては、ロータリバルブ14の固体差分を、更新後の起動点デューティ学習値DT0の値に反映する必要がある。初回更新時に固体差分を反映できれば、2回目以降の更新時には、先の更新からの経時変化分のみを、更新後の起動点デューティ学習値DT0の値に反映すればよいことになる。一方、起動点デューティ学習値DT0の更新量の制限を緩和すれば、ロータ33の回転開始を誤判定などによる、起動点デューティ学習値DT0の値の適正値からの乖離を十分抑制できなくなる。そこで、本実施形態では、初回更新時に限り、最大更新量ζを大きい値に設定して、固体差分の反映に必要な起動点デューティ学習値DT0の大幅な値の更新を許容するようにしている。
こうした更新を終えて起動点学習処理を完了した時刻t5からは、IGオフ後最終目標位相θfに向けてロータ33が回転され、時刻t6にロータ位相θがIGオフ後最終目標位相θfに達すると、起動点学習ルーチンの処理は完了することになる。
なお、上述のように、起動点学習処理では、学習開始位相θ0からロータ位相θの変化量が起動変化量θ1に達するか、ロータ位相θの変化速度が変化するか、のいずれかとなったときにロータ33の回転が開始したと判定している。そして、その判定に応じて起動点デューティ学習値DT0の値を更新するまでが起動点学習処理となっている。したがって、起動点学習処理の完了時におけるロータ33の位置は、学習開始位相θ0から起動変化量θ1分、ロータ33がプラス方向に回転した位置、又はそれよりもマイナス方向の位置となる。
一方、本実施形態において、学習開始位相θ0は、IGオフ後最終目標位相θfから起動変化量θ1分、マイナス方向に回転したときのロータ33の位置よりも、更にマイナス方向の位置に設定されている。したがって、起動点学習処理は必ず、ロータ33がIGオフ後最終目標位相θfよりもマイナス方向に位置した状態で完了することになる。
起動点学習処理の完了後にロータ33は、IGオフ後最終目標位相θfに向けて回転されるが、このときのロータ33の回転方向はプラス方向となる。そのため、本実施形態では、起動点学習処理の完了前からのプラス方向の回転を継続したまま、ロータ33をIGオフ後最終目標位相θfまで回転することが可能となる。
ここで、起動点学習処理の完了時のロータ位相θが、IGオフ後最終目標位相θfよりもプラス方向の位置となると、起動点学習処理の完了後、ロータ33の回転方向を反転しなければならなくなる。回転方向の反転時には、ロータ33の回転速度は一旦「0」となる。そのため、IGオフ後最終目標位相θfへの到達に必要なロータ33の回転量が同じでも、プラス方向の回転を継続できる場合には、マイナス方向への回転方向の反転が必要な場合よりも、起動点学習処理の完了後のモータ35の駆動時間が短くなる。そして、起動点学習処理の完了後のモータ35の駆動時間を短縮できれば、エンジン10の完全停止前のモータ35の駆動停止をより容易に達成可能となって、上述したモータ35の駆動音による乗員の違和感の解消もより容易となる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・上記実施形態では、バッテリ電圧Vが規定値α以上であることを起動点学習処理の実行の条件の一つとしていた。起動点学習処理へのバッテリ電圧Vの低下の影響が問題とならない場合には、バッテリ電圧Vが規定値α以上であることを起動点学習処理の実行の条件から除外するようにしてもよい。
・上記実施形態では、バッテリ電圧Vが規定値α以上であることを起動点学習処理の実行の条件の一つとしていた。起動点学習処理へのバッテリ電圧Vの低下の影響が問題とならない場合には、バッテリ電圧Vが規定値α以上であることを起動点学習処理の実行の条件から除外するようにしてもよい。
・上記実施形態では、オイル温度が完全暖機判定値以上となるエンジン10の完全暖機の完了を、起動点学習処理の実行の条件の一つとしていた。一方、エンジンの多くでは、冷却水温度が規定の暖機判定値以上となることをもって暖機完了としているが、完全暖機の完了ではなく、そうした冷却水温度に基づき判定されたエンジン10の暖機(以下、通常暖機)の完了を、起動点学習処理の実行の条件としてもよい。そうした場合にも、完全暖機時と通常暖機時とでロータリバルブ14の環境温度が大幅に異なるのでなければ、起動点学習処理を通じて更新される起動点デューティ学習値DT0の値にあまり大きな違いは生じない。
・学習開始位相θ0やIGオフ後最終目標位相θfの位置を、上記実施形態とは異なる位置に設定してもよい。例えば、起動点学習処理の完了後にロータ33の回転方向の反転が必要となる位置に学習開始位相θ0を設定することも可能である。そうした場合にも、イグニッションスイッチ54オフとしてからエンジン10が完全停止するまでの時間に十分な余裕があれば、モータ35の駆動音による違和感が問題となることはない。
・上記実施形態では、初回更新時には、起動点デューティ学習値DT0の最大更新量ζを2回目以降の更新時よりも大きくしていたが、初回更新時であるか否かに関わらず、最大更新量ζを同じ値としてもよい。
・上記実施形態では、デューティ指令値DTを「0」から徐々に増加させていきながら起動点学習処理を行うようにしていたが、増加を開始するデューティ指令値DTの値を「0」以外の値とすることもできる。例えば、起動点デューティ学習値DT0が取り得る値の範囲が予め分かっていれば、その範囲の下限値から起動点学習処理でのデューティ指令値DTの増加を行うことが可能である。起動点デューティ学習値DT0の更新前の値から一定の値を減算した値から、起動点学習処理でのデューティ指令値DTの増加を開始するようにしてもよい。
・上記実施形態では、起動点学習処理での起動点デューティ学習値DT0の更新量を最大更新量ζ未満に制限していたが、そうした更新量の制限を行わないようにしてもよい。すなわち、ロータ33の回転開始が確認されたときのデューティ指令値DTの値が常に更新後の値となるように、起動点学習処理における起動点デューティ学習値DT0の値の更新を行うようにしてもよい。
・上記実施形態では、起動点学習処理において、ロータ位相θが学習開始位相θ0となる位置にロータ33を回転した後、規定時間γの間、デューティ指令値DTを「0」に保持することで、ロータ33を確実に停止させていた。すなわち、起動点学習ルーチンのステップS140の処理後、規定時間γが経過した時点でステップS160に処理が進められるようになっていた。ロータ33の停止を、デューティ指令値DTを「0」に保持する時間ではなく、ロータ位相θから判定するようにしてもよい。すなわち、ステップS150において、ロータ位相θが一定の状態が一定時間以上続いているか否かを判定する処理に変更するようにしてもよい。
・上記実施形態では、起動点学習処理において、ロータ位相θの変化量が起動変化量θ1以上となった場合、ロータ位相θの変化速度が変化した場合、のいずれの場合にも、ロータ33の回転が開始したと判定するようにしていたが、それらのいずれかの場合にのみ、ロータ33の回転が開始したと判定するようにしてもよい。すなわち、起動点学習ルーチンにおいて、ステップS170、ステップS180のいずれか一方を割愛するようにしてもよい。また、ロータ位相θの変化量、変化速度を用いずにロータ33の回転開始を判定するようにしてもよい。例えば、ラジエータ水路R1を流れる冷却水の流量を検出するセンサを設けるとともに、ラジエータポートP1が開く直前の位置からデューティ指令値DTを増加させていき、ラジエータ水路R1の冷却水の流量が一定以上となったときにロータ33の回転が開始したと判定することも可能である。
10…エンジン、14…ロータリバルブ、25…電子制御ユニット、33…ロータ、35…モータ、50…目標位相設定部、51…デューティ指令値演算部、52…モータ駆動部、53…起動点学習処理部、54…イグニッションスイッチ。
Claims (1)
- エンジンの内部を通って冷却水を循環させる冷却水回路と、内蔵するロータを電圧の印加に応じて回転することで、前記冷却水回路における冷却水の流れを変更する電動式のロータリバルブと、を備えるエンジン冷却システムの制御装置において、
前記ロータが停止した状態から前記ロータリバルブの印加電圧を増加させていくとともに、前記ロータが回転し始めたときの印加電圧に基づき、同ロータの回転開始に必要な最小の印加電圧である起動点電圧の学習値の値を更新する起動点学習処理を、イグニッションスイッチがオフとされたときに、前記エンジンの暖機が完了していることを条件に行う起動点学習処理部を備える
ことを特徴とするエンジン冷却システムの制御装置。
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