JP2018035766A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018035766A JP2018035766A JP2016170598A JP2016170598A JP2018035766A JP 2018035766 A JP2018035766 A JP 2018035766A JP 2016170598 A JP2016170598 A JP 2016170598A JP 2016170598 A JP2016170598 A JP 2016170598A JP 2018035766 A JP2018035766 A JP 2018035766A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amount
- nox
- ammonium nitrate
- ammonia
- purification rate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
【課題】硝酸アンモニウムの生成量を低減することにより、選択還元型NOx触媒(SCR触媒)が硝酸アンモニウムで被毒することを抑制する。【解決手段】SCR触媒に流入する排気中にNO2が含まれないようにしているときのSCR触媒におけるNOx浄化率の最大値と仮にSCR触媒に硝酸アンモニウムが存在していないとしたときに推定されるNOx浄化率と、に基づいて所定期間における硝酸アンモニウムの生成量を算出し、この生成量と、所定期間において排気温度が所定の温度領域にあるときに供給されたアンモニアの量と、に基づいて、供給するアンモニアの量を補正する。【選択図】図4
Description
本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
内燃機関の排気の温度が低いときに、選択還元型NOx触媒(以下、SCR触媒ともいう。)にアンモニアを供給すると、アンモニアとNO2とが反応して生成される硝酸アンモニウム(NH4NO3)によってSCR触媒が被毒することがある。このため、硝酸アンモニウムの吸着量が多いと判断した場合には、排気中のNOを増加させて硝酸アンモニウムとNOとの反応を促すことで、SCR触媒から硝酸アンモニウムを除去する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、硝酸アンモニウムを除去したとしても、その後のアンモニアの供給量によってはSCR触媒が硝酸アンモニウムで再度被毒してしまい、NOx浄化率が低下する虞がある。
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、硝酸アンモニウムの生成量を低減することにより、選択還元型NOx触媒が硝酸アンモニウムで被毒することを抑制することにある。
上記課題を解決するために、内燃機関の排気通路に設けられアンモニアを還元剤としてNOxを還元する選択還元型NOx触媒と、前記選択還元型NOx触媒へアンモニアを供給する供給装置と、前記選択還元型NOx触媒に流入する排気中にNO2が含まれないようにする処理を実施する処理手段と、を備える内燃機関の排気浄化装置において、前記処理手段により前記処理を実施しているときの前記選択還元型NOx触媒におけるNOx浄化率の最大値と、前記処理手段により前記処理を実施しているときに仮に前記選択還元型NOx触媒に硝酸アンモニウムが存在していないとしたときに推定されるNOx浄化率と、に基づいて所定期間における硝酸アンモニウムの生成量を算出し、この硝酸アンモニウムの生成量と、前記所定期間において排気温度が硝酸アンモニウムが生成される所定の温度領域にあるときに前記供給装置により供給されたアンモニアの量と、に基づいて、排気温度が前記所定の温度領域にあるときに供給するアンモニアの量を補正する制御手段を備える。
本発明によれば、硝酸アンモニウムの生成量を低減することにより、選択還元型NOx触媒が硝酸アンモニウムで被毒することを抑制することができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例>
図1は、本実施例に係る内燃機関の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、ディーゼル機関である。内燃機関1には、排気通路2が接続されている。この排気通路2の途中には、上流側から順に、酸化触媒3、フィルタ4、還元剤添加弁5、選択還元型NOx触媒6(以下、SCR触媒6という。)が設けられている。
図1は、本実施例に係る内燃機関の概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、ディーゼル機関である。内燃機関1には、排気通路2が接続されている。この排気通路2の途中には、上流側から順に、酸化触媒3、フィルタ4、還元剤添加弁5、選択還元型NOx触媒6(以下、SCR触媒6という。)が設けられている。
酸化触媒3は、酸化機能を有する触媒であればよく、例えば三元触媒または吸蔵還元型NOx触媒であってもよい。また、フィルタ4は、排気中の粒子状物質(PM)を捕集する。なお、フィルタ4には、触媒が担持されていてもよい。この場合、酸化触媒3は、必ずしも必要ではない。
還元剤添加弁5は、排気通路2内の排気中に還元剤を噴射する。還元剤には、アンモニア(NH3)が用いられる。なお、還元剤添加弁5は、アンモニアを噴射する代わりに、アンモニアの前駆体である尿素を噴射してもよい。還元剤添加弁5から噴射された尿素は、排気の熱またはSCR触媒6からの熱により加水分解されてアンモニアとなり、SCR触媒6に吸着する。このアンモニアは、SCR触媒6において還元剤として利用される。なお、本実施例では、還元剤添加弁5からアンモニアを噴射する。本実施例においては還元剤添加弁5が、本発明における供給装置に相当する。
また、SCR触媒6は、還元剤を吸着しておき、SCR触媒6をNOxが通過するときに、この吸着していた還元剤によりNOxを選択還元する。したがって、SCR触媒6に還元剤としてアンモニアを予め吸着させておけば、SCR触媒6において、NOxをアンモニアにより還元させることができる。
また、フィルタ4よりも下流で且つSCR触媒6よりも上流の排気通路2には、排気の温度を検出する上流側温度センサ11と、排気中のNOx濃度を検出する上流側NOxセンサ12と、が取り付けられている。なお、上流側温度センサ11によりフィルタ4の温度またはSCR触媒6の温度を検出することができる。また、上流側NOxセンサ12により、SCR触媒6に流入する排気中のNOx濃度を検出することができる。また、SCR触媒6よりも下流の排気通路2には、排気の温度を検出する下流側温度センサ13と、排気中のNOx濃度を検出する下流側NOxセンサ14が取り付けられている。下流側温度センサ13により、SCR触媒6の温度を検出することができる。また、下流側NOxセンサ14により、SCR触媒6から流出する排気中のNOx濃度を検出することができる。なお、後述するECU10は、内燃機関1の運転状態に基づいて、SCR触媒6の温度を推定することもできる。例えば、機関回転数、燃料噴射量、及び吸入空気量と、SCR触媒6の温度と、には相関関係があるため、これらの関係を予め実験等により求めてマップ化しておいてもよい。
内燃機関1には、気筒内に燃料を噴射する燃料噴射弁7が設けられている。また、内燃機関1には、吸気通路8が接続されている。吸気通路8の途中には、内燃機関1の吸入空気量を調整するスロットル9が設けられている。スロットル9よりも上流の吸気通路8に
は、内燃機関1の吸入空気量を検出するエアフローメータ15が取り付けられている。
は、内燃機関1の吸入空気量を検出するエアフローメータ15が取り付けられている。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU10が併設されている。このECU10は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1を制御する。また、ECU10には、上記センサの他、運転者がアクセルペダル16を踏み込んだ量に応じた電気信号を出力し機関負荷を検知するアクセル開度センサ17、および機関回転数を検知するクランクポジションセンサ18が電気配線を介して接続され、これら各種センサの出力信号がECU10に入力される。一方、ECU10には、還元剤添加弁5、燃料噴射弁7、スロットル9が電気配線を介して接続されており、該ECU10によりこれらの機器が制御される。
そして、ECU10は、還元剤添加弁5を制御することによりSCR触媒6に対してアンモニアを供給する。しかし、排気温度が低いときに還元剤添加弁5からアンモニアを添加すると、還元剤添加弁5から添加されるアンモニアと、排気中に含まれるNO2と、から硝酸アンモニウム(NH4NO3)が生成される。この硝酸アンモニウムによってSCR触媒6が被毒すると、NOxの浄化性能が低下してしまう。また、硝酸アンモニウムは温度が高くなると熱分解して、N2OとH2Oとが生成される。このN2Oは、温室効果ガスとして知られているため、大気中への排出量を低減することが好ましい。したがって、硝酸アンモニウムの生成量を低減することが好ましい。
そこで本実施例では、排気温度が、硝酸アンモニウムが生成される所定の温度領域(以下、所定領域ともいう。)内の場合には、硝酸アンモニウムの生成量が低減するように、アンモニア添加量を補正する。アンモニア添加量を補正するために、先ずは、アンモニア添加量を補正する前のアンモニア添加時に生成された硝酸アンモニウムの量を検出する。硝酸アンモニウムの生成量を検出するときには、内燃機関1から排出されるNOx中にNO2が含まれないように燃焼モードを設定する。この燃焼モード時には、NOx中にNOのみが含まれる。そして、硝酸アンモニウムの生成量に基づいて、アンモニア添加量の補正係数を算出し、この補正係数にしたがって次回以降のアンモニア添加量を補正する。
ここで、図2は、SCR触媒6よりも下流のNOx濃度の推移を示したタイムチャートである。図2は、排気温度が所定領域内の場合におけるNOx濃度の推移を示しており、排気温度が例えば180℃のときのNOx濃度の推移を示している。図2では、全期間で還元剤添加弁5からアンモニアを添加している。アンモニア添加量は、SCR触媒6へ流入するNOx量に対して、過不足ないように設定される。図2では、SCR触媒6に流入する排気中のNOx濃度が一定であるため、アンモニア添加量も一定である。図2において、0からT2までの期間は、内燃機関1からNO及びNO2を排出させる期間である。すなわち、この0からT2までの期間は、内燃機関1からNO及びNO2を排出させる燃焼モードに設定されている。また、T2からT4までの期間は、内燃機関1からNOを排出させるがNO2を排出させない期間である。すなわち、このT2からT4までの期間は、内燃機関1からNOを排出させるがNO2を排出させない燃焼モードに設定されている。T2は、例えば内燃機関1を搭載する車両の走行距離が所定距離よりも長くなった時点である。所定距離は、アンモニア添加量を補正するのに適した距離である。C1は、アンモニア供給をしていないときのNOx濃度であり、C2は、内燃機関1からNOを排出させるがNO2を排出させない場合において硝酸アンモニウムが存在していないときのNOx濃度であり、C3は、T2からT4までの期間でのNOx濃度の最小値であり、C4は、内燃機関1からNO及びNO2を排出させる場合において硝酸アンモニウムが存在していないときのNOx濃度である。C4は、NOx浄化率が例えば80%のときのNOx濃度である。
0からT1までの期間では、アンモニア添加によりSCR触媒6においてNOxが浄化
されるため、C1からNOx濃度が低下する。この0からT1までの期間では、排気中にNO,NO2が存在しており、SCR触媒6にアンモニアが吸着されているため、SCR触媒6において以下の(式1)に示したFast反応が起こる。この反応は後述するStandard反応よりも早い反応である。
NO+NO2+2NH3→2N2+3H2O・・・(式1)
されるため、C1からNOx濃度が低下する。この0からT1までの期間では、排気中にNO,NO2が存在しており、SCR触媒6にアンモニアが吸着されているため、SCR触媒6において以下の(式1)に示したFast反応が起こる。この反応は後述するStandard反応よりも早い反応である。
NO+NO2+2NH3→2N2+3H2O・・・(式1)
この反応によりNOx濃度が低下する。しかしT1においてNOx濃度が増加に転じている。このようにNOx濃度が増加するのは、排気中のNO2とアンモニアとが反応して硝酸アンモニウムが生成され、この硝酸アンモニウムによってSCR触媒6が被毒しているためである。そして、SCR触媒6の被毒量が増加するのにしたがって、NOx浄化率が低下するので、SCR触媒6よりも下流のNOx濃度が増加する。この硝酸アンモニウムの生成を抑制するためには、アンモニア添加量を減少させればよい。ただし、アンモニア添加量を過度に減少させると、NOxを浄化するのに十分な量のアンモニアをSCR触媒6に供給することができなくなるため、本実施例では、硝酸アンモニウムの生成量に応じて、アンモニア添加量を減少させる。そして、硝酸アンモニウムの生成量を検出するために、T2からは内燃機関1においてNO2が発生しない燃焼モードに移行する。
NO2が発生しない燃焼モードでは、例えば、燃料噴射弁7の燃料噴射時期を進角させたり、EGR装置を備えている場合にはEGRガス量を減少させ又はEGRガスの供給を停止させたりして、内燃機関1の燃焼室内で急激な燃焼が起こるようにする。このような燃焼モードに移行することで、NOが発生しNO2が発生しないようにできる。また、例えば、SCR触媒6よりも上流側にNSR触媒と、NSR触媒をバイパスするバイパス通路とを備えている場合には、バイパス通路を流通する排気の量を調整することにより、SCR触媒6にNOが流入しNO2が流入しないようにできる。ここで、NSR触媒においてNOxを吸蔵するときにはNOよりもNO2のほうが吸蔵され易いため、結果的にSCR触媒6を通り抜けるのはNOだけになる。したがって、NOxがNSR触媒を通り抜けるようにNSR触媒の容量を調整しておけば、SCR触媒6にNOを供給し、NO2を供給しないようにできる。SCR触媒6にNO及びNO2を供給する場合には、バイパス通路に排気を流通させればよい。
T2からT4までの期間は、NOとアンモニアとが反応することにより、以下の(式2)に示したStandard反応が起こる。
4NO+4NH3+O2→4N2+6H2O・・・(式2)
4NO+4NH3+O2→4N2+6H2O・・・(式2)
この反応によってNOが浄化されるため、NOx濃度が低下する。ただし、(式1)のFast反応の場合と比較して(式2)のStandard反応の場合には、単位時間当たりのNOxの浄化量が少なくなる。このため、T2以前のようにNOx濃度がC4まで低下することはない。ここで、SCR触媒6に硝酸アンモニウムが存在していると、さらに以下の(式3)で示した反応も起こる。
NH4NO3+NO→N2+H2O・・・(式3)
NH4NO3+NO→N2+H2O・・・(式3)
すなわち、硝酸アンモニウムによってもNOが浄化され、しかも、この反応はFast反応に近く、Standard反応よりも早いため、T2からT4までの期間の中に硝酸アンモニウムによってNOが浄化される。その結果、NOx濃度がC2よりも低くなる期間が存在する。C2とC3との差は、硝酸アンモニウムによってNOが浄化されることで生じている。そして、C2とC3との差は、硝酸アンモニウムの生成量に相関する。このため、本実施例では、T3における実際のNOx浄化率(すなわち、NOx浄化率の最大値)と、NOx濃度がC2のときのNOx浄化率(すなわち、硝酸アンモニウムが存在しないときのNOx浄化率)との差に基づいて、硝酸アンモニウムの量を算出する。
図3は、排気温度とNOx浄化率との関係を示した図である。図3中の、T1からT4は、図2のT1からT4の時点に対応している。図3によれば、Fast反応とStandard反応とのNOx浄化率の差は、温度が例えば200℃以下の場合に比較的大きくなることが分かる。このような温度領域では、(式3)で示したFast反応に近い反応によるNOx浄化率も高くなる。すなわち、(式2)で示した反応によるNOx浄化率と、(式3)で示した反応によるNOx浄化率に大きな差が生じるため、何れの反応が支配的なのかNOx浄化率を見れば分かる。したがって、NOx浄化率を検出することで、(式2)または(式3)の何れの反応によってNOxが浄化されているのか判定することができる。
ここで、図2のC3に対応するNOx浄化率と、C2に対応するNOx浄化率と、の差は、硝酸アンモニウムによってNOが浄化されることで生じている。すなわち、C3に対応するNOx浄化率と、C2に対応するNOx浄化率と、の差は、硝酸アンモニウムの生成量に相関している。したがって、C3に対応するNOx浄化率と、C2に対応するNOx浄化率と、の差と、硝酸アンモニウムの生成量と、の関係を予め実験またはシミュレーション等により求めておけば、C3に対応するNOx浄化率と、C2に対応するNOx浄化率と、の差に基づいて、硝酸アンモニウムの生成量を算出することができる。なお、C2に対応するNOx浄化率は予め実験またはシミュレーション等により求めておく。また、C2に対応するNOx浄化率は、上流側NOxセンサ12及び下流側NOxセンサ14により得ることができる。
なお、図3に示したように、NOx浄化率がピークのときよりも温度が高い場合であっても、Fast反応とStandard反応とのNOx浄化率の差が大きくなる。しかし、この場合には、燃焼温度が高いことにより内燃機関1からのNOxの排出量が多くなる。本実施例では、NOxの排出量を減少させるために、低温側で硝酸アンモニウムの生成量を検出している。
そして、硝酸アンモニウムの生成量に基づいて、排気温度が所定領域内のときのアンモニア添加量を補正する。硝酸アンモニウムは排気温度が所定領域内のときに生成されるため、排気温度が所定領域内のときに添加されたアンモニア量に対して、どれだけ硝酸アンモニウムが生成されたかを算出する。そして、添加されたアンモニア量に対する、硝酸アンモニウムの生成量の比を、補正係数として算出する。
図4は、本実施例に係るアンモニア添加制御のフローを示したフローチャートである。本フローチャートはECU10により所定時間毎に繰り返し実行される。
ステップS101では、アンモニアの添加要求があるか否か判定される。例えば、SCR触媒6の温度がNOxを浄化可能な温度(例えば100℃)以上の場合には、SCR触媒6においてNOxが浄化されることによりアンモニアが消費されるため、アンモニアの添加要求があると判定される。ステップS101で肯定判定がなされた場合にはステップS102へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本フローチャートを終了させる。
ステップS102では、排気温度が、硝酸アンモニウムが生成される温度領域である所定領域内にあるか否か判定される。排気温度が例えば200℃未満の場合には、排気温度が100℃以上200℃未満ということになり、所定領域内にあると判定される。ステップS102で肯定判定がなされた場合にはステップS103へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS104へ進む。
ステップS103では、アンモニア添加量が積算される。すなわち、排気温度が所定領域内のときに添加されるアンモニアの量が積算される。
ステップS104では、内燃機関1を搭載する車両の走行距離が所定距離よりも長いか否か判定される。所定距離は、アンモニア添加量を補正するのに適した距離であって、例えば10000kmである。本ステップS104では、所定期間が経過したか否か判定している。ステップS104で肯定判定がなされた場合にはステップS105へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本フローチャートを終了させる。
ステップS105では、排気温度が所定温度以下であるか否か判定される。所定温度は、図3で説明したように、Fast反応とStandard反応とのNOx浄化率の差が大きくなる閾値となる温度であり例えば200℃である。すなわち、本ステップS105では、排気温度が、硝酸アンモニウムの生成量を算出するのに適した温度になっているか否か判定している。ステップS105で肯定判定がなされた場合にはステップS106へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本フローチャートを終了させる。
ステップS106では、燃焼モードを内燃機関1からNOを排出させ、NO2を排出させない燃焼モードに切り替える。すなわち、NOxの成分をNOのみにする。なお、本実施例においてはECU10がステップS106を処理することにより、本発明における処理手段として機能する。
ステップS107では、アンモニア添加が実施される。このときには、NOx量に対して過不足ないようにアンモニア量が決定され添加される。NOx量は、上流側NOxセンサ12により検出されるNOx濃度と、エアフローメータ15により検出される吸入空気量と、燃料噴射量とから算出される。
ステップS108では、NOx浄化率が算出される。本フローチャートでは、今回算出されるNOx浄化率をNOx浄化率(n)とし、前回算出されたNOx浄化率をNOx浄化率(n−1)とする。NOx浄化率は、上流側NOxセンサ12により検出されるNOx濃度と、下流側NOxセンサ14により検出されるNOx濃度とから算出される。
ステップS109では、今回算出されたNOx浄化率(n)が前回算出されたNOx浄化率(nー1)以下であるか否か判定される。本ステップS109では、NOx浄化率の上昇が止まった、若しくは、NOx浄化率が低下に転じたか否か判定している。すなわち、NOx浄化率が最大値に達したか否か判定している。ステップS109で肯定判定がなされた場合にはステップS110へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS108へ戻る。ステップS108へ戻る前に、今回算出されたNOx浄化率(n)を、前回算出されたNOx浄化率(n−1)に代入する。
ステップS110では、前回算出されたNOx浄化率(n−1)が基準NOx浄化率よりも大きいか否か判定される。前回算出されたNOx浄化率(n−1)は、NOx浄化率の最大値である。このNOx浄化率の最大値が基準NOx浄化率より大きければ、硝酸アンモニウムによってNOが浄化されていると考えられる。したがって、本ステップS109では、硝酸アンモニウムが存在しているか否か判定している。基準NOx浄化率は、硝酸アンモニウムが存在していないときのNOx浄化率であり、予め実験またはシミュレーション等により求めてECU10に記憶させておく。ステップS110で肯定判定がなされた場合にはステップS111へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS117へ進む。
ステップS111では、前回算出されたNOx浄化率(n−1)と基準NOx浄化率との差であるNOx浄化率差が算出される。
ステップS112では、NOx浄化率差に基づいて硝酸アンモニウムの生成量が算出される。NOx浄化率差と硝酸アンモニウムの生成量との関係は、予め実験またはシミュレーション等により求めてECU10に記憶させておく。ここで、図5は、NOx浄化率差と硝酸アンモニウムの生成量との関係を示した図である。NOx浄化率差が大きいほど、硝酸アンモニウムの生成量が多いといえる。
ステップS113では、アンモニア添加量が補正される。アンモニア添加量の補正係数は、硝酸アンモニウムの生成量を、ステップS103で算出されたアンモニア添加量の積算値で除算することにより算出される。なお、本実施例においてはECU10がステップS112及びステップS113を処理することにより、本発明における制御手段として機能する。
ステップS114では、アンモニア添加が実施される。このときには、NOx量に対して過不足ないようにアンモニア量に対して、ステップS113で算出された補正係数分のアンモニア量が減少されて添加される。
ステップS115では、現時点のNOx浄化率が算出される。ステップS116では、NOx浄化率が基準NOx浄化率以下である否か判定される。ステップS116で肯定判定がなされた場合には硝酸アンモニウムが除去されたと判断できるためステップS117へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS115へ戻る。
ステップS117では、燃焼モードが通常の燃焼モードに変更される。通常の変更モードとは、ステップS106で燃焼モードが変更される前の燃焼モードであり、内燃機関1からNO及びNO2を排出する燃焼モードである。そして、ステップS118では、ステップS104で使用した走行距離、及び、ステップS103で算出されたアンモニア添加量の積算値がリセットされる。
以上説明したように本実施例によれば、硝酸アンモニウムの生成量を算出することができ、さらに、硝酸アンモニウムの生成量に応じてアンモニア添加量を補正することができる。これにより、アンモニアの過剰添加を抑制することができるため、SCR触媒6が硝酸アンモニウムで被毒してNOx浄化率が低下することを抑制できる。
1 内燃機関
2 排気通路
3 酸化触媒
4 フィルタ
5 還元剤添加弁
6 選択還元型NOx触媒(SCR触媒)
7 燃料噴射弁
8 吸気通路
9 スロットル
10 ECU
11 上流側温度センサ
12 上流側NOxセンサ
13 下流側温度センサ
14 下流側NOxセンサ
15 エアフローメータ
16 アクセルペダル
17 アクセル開度センサ
18 クランクポジションセンサ
2 排気通路
3 酸化触媒
4 フィルタ
5 還元剤添加弁
6 選択還元型NOx触媒(SCR触媒)
7 燃料噴射弁
8 吸気通路
9 スロットル
10 ECU
11 上流側温度センサ
12 上流側NOxセンサ
13 下流側温度センサ
14 下流側NOxセンサ
15 エアフローメータ
16 アクセルペダル
17 アクセル開度センサ
18 クランクポジションセンサ
Claims (1)
- 内燃機関の排気通路に設けられアンモニアを還元剤としてNOxを還元する選択還元型NOx触媒と、
前記選択還元型NOx触媒へアンモニアを供給する供給装置と、
前記選択還元型NOx触媒に流入する排気中にNO2が含まれないようにする処理を実施する処理手段と、
を備える内燃機関の排気浄化装置において、
前記処理手段により前記処理を実施しているときの前記選択還元型NOx触媒におけるNOx浄化率の最大値と、前記処理手段により前記処理を実施しているときに仮に前記選択還元型NOx触媒に硝酸アンモニウムが存在していないとしたときに推定されるNOx浄化率と、に基づいて所定期間における硝酸アンモニウムの生成量を算出し、この硝酸アンモニウムの生成量と、前記所定期間において排気温度が硝酸アンモニウムが生成される所定の温度領域にあるときに前記供給装置により供給されたアンモニアの量と、に基づいて、排気温度が前記所定の温度領域にあるときに供給するアンモニアの量を補正する制御手段を備える内燃機関の排気浄化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016170598A JP2018035766A (ja) | 2016-09-01 | 2016-09-01 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016170598A JP2018035766A (ja) | 2016-09-01 | 2016-09-01 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018035766A true JP2018035766A (ja) | 2018-03-08 |
Family
ID=61567113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016170598A Pending JP2018035766A (ja) | 2016-09-01 | 2016-09-01 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018035766A (ja) |
-
2016
- 2016-09-01 JP JP2016170598A patent/JP2018035766A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2918805B1 (en) | Exhaust gas purification device for internal-combustion engine | |
| US8713917B2 (en) | Method for reducing NH3 release from SCR catalysts during thermal transients | |
| USRE48658E1 (en) | Exhaust gas purification apparatus for an internal combustion engine | |
| KR100490813B1 (ko) | 내연 기관의 NOx 정화 장치 | |
| US8978367B2 (en) | Exhaust gas purifying system of internal combustion engine | |
| JP5949954B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
| CN102971502B (zh) | 用于内燃发动机的排气净化设备和还原剂分配方法 | |
| JPWO2018097246A1 (ja) | 排気浄化装置の異常診断システム | |
| CN102510935B (zh) | 内燃机的排气净化装置 | |
| JP5915516B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
| JP5560089B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
| CN107448264B (zh) | 内燃机的排气净化装置 | |
| JP2016079852A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置の異常判定システム | |
| EP3342998B1 (en) | Exhaust gas purification apparatus for an internal combustion engine | |
| JP6973195B2 (ja) | 排気浄化装置、車両および排気浄化制御装置 | |
| JP5880593B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
| CN109973181B (zh) | 内燃机的排气净化装置 | |
| JP2012031787A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置及び方法 | |
| JP2018035766A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
| JP7003503B2 (ja) | 内燃機関の排気ガス浄化システム及び内燃機関の排気ガス浄化方法 | |
| US10385749B2 (en) | Exhaust gas control apparatus for internal combustion engine | |
| JP2011117458A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
| JP2018031356A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
| JP4779774B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
| JP2014084763A (ja) | 内燃機関の制御装置 |