JP2018033614A - 医療用デバイス - Google Patents
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Abstract
【課題】オーバーザワイヤ構造が採用されている場合において、ガイドワイヤの操作性を向上させることができる画像情報を取得可能な医療用デバイスを提供すること。【解決手段】医療用デバイス8は、生体管腔内の画像を取得する撮像部41を有するイメージングコア4と、画像用ルーメン25を形成する第1管体61とガイドワイヤルーメン26を形成する第2管体62とを有し、画像用ルーメン25およびガイドワイヤルーメン26が先端側から基端側までダブルルーメン構造で形成されたシャフト部2と、第1管体61が内部に配置される第1ハブ基端部51および第2管体62が内部に配置される第2ハブ基端部52が基端側において互いに分岐して形成されたハブ5と、外部駆動装置に接続されイメージングコア4を操作可能な操作部3と、を備える。ハブ5の軸線は、屈曲可能とされている。【選択図】図1
Description
本発明は、生体管腔内に挿入されて画像情報を取得可能な医療用デバイスに関する。
血管および脈管などの生体管腔内の患部を診察する場合には、例えば、患部に向かって超音波を送信し、患部において反射した超音波を受信する超音波カテーテルが使用される。超音波カテーテルは、イメージングコアと、シャフト部と、を備える。イメージングコアは、超音波を送受信するための振動子ユニットと、振動子ユニットを回転させるとともに軸線方向に移動させる駆動シャフトと、を有する。シャフト部は、イメージングコアを内蔵するとともに生体管腔内に挿入される。
例えば特許文献1には、撮像用のワーク要素が移動可能なワーク要素ルーメンと、案内ワイヤを収容可能な案内ワイヤルーメンと、が先端側から基端側にわたって形成された超音波カテーテルが開示されている。特許文献1に記載された超音波カテーテルでは、ワーク要素ルーメンと案内ワイヤルーメンとが、先端側において共通ルーメンとして互いに合流している。特許文献1に記載された超音波カテーテルでは、撮像用のワーク要素が、基端側のワーク要素ルーメンと、先端側の共通ルーメンと、の間を往復移動可能である。また、案内ワイヤが、基端側の案内ワイヤルーメンと、先端側の共通ルーメンと、の間を移動可能である。
特許文献1に記載された超音波カテーテルには、術者が操作する近位ハウジングの近傍まで案内ワイヤルーメンが延びるオーバーザワイヤ(Over The Wire)構造が採用されている。超音波カテーテルは、オーバーザワイヤ型とすることで、術者が使用するガイドワイヤに柔軟に追従でき、かつ術者の押し込み力を効率的に伝えることが可能となり、血管の分岐部や狭窄部などのより複雑な部位の深部の画像を取得できる。
すなわち、例えば、下肢病変の全長は、冠動脈病変の全長よりも長い傾向にある。また、高度狭窄病変が生体管腔内に存在する場合には、高度狭窄病変を穿通する高い能力がカテーテルに対して求められる。一方で、術者は、高度狭窄病変に対してガイドワイヤを穿通させるために、数種類のガイドワイヤを使い分けることがある。ここで、オーバーザワイヤ構造が超音波カテーテルに採用されていると、ガイドワイヤルーメンが術者の手元部まで延び、ガイドワイヤルーメンの基端側の開口部が患者の体外に存在する。そのため、例えば、高度狭窄病変が冠動脈ではなく下肢に存在する場合であっても、ガイドワイヤに対する追従性を向上させることができるとともに、病変に対する穿通力を向上させることができる。また、ガイドワイヤルーメンの基端側の開口部が患者の体外に存在するため、術者はガイドワイヤを容易に交換し、数種類のガイドワイヤを使い分けることができる。
また、例えば特許文献2には、外部ユニットに接続して用いられるカテーテル組立体が開示されている。特許文献2に記載された外部ユニットは、モータ等の外部駆動源を内蔵するスキャナ装置と、スキャナ装置を把持しモータ等により水平方向(軸方向)へ移動させる軸方向移動装置と、スキャナ装置および軸方向移動装置の作動を制御する機能を有する制御部と、カテーテル組立体によって得られた血管壁の画像を表示する表示部と、を有している。特許文献2に記載された外部ユニットは、スキャナ装置を介してイメージングコアから送られた情報に基づいて、血管壁の画像を形成する。
ここで、超音波カテーテルのうち患者の体外に存在する部分の位置は、患者の位置(具体的には、イントロデューサシースの位置)と、例えば特許文献2に記載されたような外部駆動装置と、の位置によって決定される。すなわち、超音波カテーテルのうち患者の体外に存在する先端側の部分は、経皮的に生体管腔内に挿入されたイントロデューサシースに接続される。一方で、超音波カテーテルのうち患者の体外に存在する基端側の部分は、外部駆動装置に接続される。
そのため、ガイドワイヤルーメンの基端側の開口部(ガイドワイヤの挿入部)が患者の体外に存在するオーバーザワイヤ構造では、ガイドワイヤの挿入部の位置が患者の位置および外部駆動装置の位置によって決定される。そうすると、ガイドワイヤの挿入部の位置あるいは角度によっては、ガイドワイヤの操作を行いにくい場合がある。つまり、オーバーザワイヤ構造が超音波カテーテルに採用されていると、ガイドワイヤに対する追従性および病変に対する穿通力を向上させることができる一方で、ガイドワイヤの操作を行いにくい場合があるという新たな課題が見つかった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、オーバーザワイヤ構造が採用されている場合において、ガイドワイヤの操作性を向上させることができる画像情報を取得可能な医療用デバイスを提供することを目的とする。
前記課題は、本発明によれば、生体管腔内に挿入され前記生体管腔内の診断に用いられる医療用デバイスであって、前記生体管腔内の画像を取得する撮像部を有するイメージングコアと、前記イメージングコアが挿入される画像用ルーメンを形成する第1管体とガイドワイヤが挿入されるガイドワイヤルーメンを形成する第2管体とを有し、前記画像用ルーメンおよび前記ガイドワイヤルーメンが先端側から基端側までダブルルーメン構造で形成されたシャフト部と、前記第1管体および前記第2管体を内部に収容し、前記第1管体が内部に配置される第1ハブ基端部および前記第2管体が内部に配置される第2ハブ基端部が前記基端側において互いに分岐して形成されたハブと、前記第1管体に接続されるとともに前記イメージングコアを駆動させる外部駆動装置に接続され前記イメージングコアを操作可能な操作部と、を備え、前記ハブの軸線は、屈曲可能とされたことを特徴とする医療用デバイスにより解決される。
前記構成によれば、第1管体および第2管体を内部に収容し、第1ハブ基端部および第2ハブ基端部が基端側において互いに分岐して形成されたハブの軸線は、屈曲可能とされている。そのため、画像用ルーメンおよびガイドワイヤルーメンが先端側から基端側までダブルルーメン構造で形成された場合、すなわちオーバーザワイヤ構造が採用された場合であっても、ガイドワイヤルーメンの基端側の開口部(ガイドワイヤの挿入部)の位置は、患者の位置と、操作部が接続される外部駆動装置と、の位置に依らず自由に変更可能とされている。そのため、術者は、ガイドワイヤの挿入部の位置を適宜変更することにより、ガイドワイヤを楽に操作することができる。これにより、オーバーザワイヤ構造が採用されている場合において、ガイドワイヤの操作性を向上させることができる。
好ましくは、前記第1ハブ基端部の中心軸と、前記第2ハブ基端部の中心軸と、の間の角度は、変更可能とされたことを特徴とする。
前記構成によれば、ハブ全体の軸線が屈曲できるだけではなく、第1ハブ基端部の中心軸と、第2ハブ基端部の中心軸と、の間の角度が変更可能である。そのため、術者は、ガイドワイヤの挿入部の位置をより自由に変更することができる。これにより、オーバーザワイヤ構造が採用されている場合において、ガイドワイヤの操作性をさらに向上させることができる。
好ましくは、前記ハブは、前記先端側に設けられ経皮的に前記生体管腔内に挿入されたイントロデューサシースに接続される緩衝部と、前記基端側において前記緩衝部に接続され前記第1ハブ基端部および前記第2ハブ基端部を形成する分岐部と、を有し、前記緩衝部の軸に対する前記分岐部の軸の角度は、変更可能とされたことを特徴とする。
前記構成によれば、緩衝部の軸に対する分岐部の軸の角度が変更可能とされているため、経皮的に生体管腔内に挿入されたイントロデューサシースに接続される緩衝部の位置を保持することができるともに、第1ハブ基端部および第2ハブ基端部を形成する分岐部の位置だけを適宜変更することができる。これにより、術者は、緩衝部とイントロデューサシースとの接続を維持しつつ、ガイドワイヤの挿入部の位置を適宜変更し、ガイドワイヤを楽に操作することができる。
好ましくは、前記ハブは、前記緩衝部と前記分岐部との間に設けられ前記緩衝部の軸に対する前記分岐部の軸の角度を変更可能とする中継部をさらに有することを特徴とする。
前記構成によれば、緩衝部の軸に対する分岐部の軸の角度を変更可能とする中継部が設けられているため、比較的簡単な構造により、緩衝部の軸に対する分岐部の軸の角度を変更することができる。
好ましくは、前記中継部は、前記緩衝部の軸に対する前記分岐部の軸の角度を固定可能な角度固定部を有することを特徴とする。
前記構成によれば、中継部は、緩衝部の軸に対する分岐部の軸の角度を固定可能な角度固定部を有するため、術者は、緩衝部の軸に対する分岐部の軸の角度を変更した後、緩衝部の軸に対する分岐部の軸を所定の角度で固定することができる。すなわち、術者は、ガイドワイヤを楽に操作することができるように、ガイドワイヤの挿入部の位置を設定した後、その位置を固定することができる。そのため、術者は、ガイドワイヤを楽に操作できる状態であり、かつ、ガイドワイヤの挿入部の位置がより安定した状態で、ガイドワイヤを操作することができる。これにより、ガイドワイヤの操作性をさらに向上させることができる。
前記課題は、本発明によれば、生体管腔内に挿入され前記生体管腔内の診断に用いられる医療用デバイスであって、前記生体管腔内の画像を取得する撮像部を有するイメージングコアと、前記イメージングコアが挿入される画像用ルーメンを形成する第1管体とガイドワイヤが挿入されるガイドワイヤルーメンを形成する第2管体とを有し、前記画像用ルーメンおよび前記ガイドワイヤルーメンが先端側から基端側までダブルルーメン構造で形成されたシャフト部と、前記第1管体および前記第2管体を内部に収容し、前記第1管体が内部に配置される第1ハブ基端部および前記第2管体が内部に配置される第2ハブ基端部が前記基端側において互いに分岐して形成されたハブと、前記第1管体に接続されるとともに前記イメージングコアを駆動させる外部駆動装置に接続され前記イメージングコアを操作可能な操作部と、を備え、前記第1ハブ基端部の中心軸は、前記第2ハブ基端部の中心軸を中心として回転可能とされ、前記第1ハブ基端部の位置は、前記第2ハブ基端部からみて反転可能とされたことを特徴とする医療用デバイスにより解決される。
前記構成によれば、画像用ルーメンを形成する第1管体が内部に配置された第1ハブ基端部の中心軸は、ガイドワイヤルーメンを形成する第2管体が内部に配置された第2ハブ基端部の中心軸を中心として回転可能とされている。そして、第1ハブ基端部の位置は、前記第2ハブ基端部からみて反転可能とされている。そのため、画像用ルーメンおよびガイドワイヤルーメンが先端側から基端側までダブルルーメン構造で形成された場合、すなわちオーバーザワイヤ構造が採用された場合であっても、患者の位置と、操作部が接続される外部駆動装置と、の位置に依らず、ガイドワイヤルーメンの基端側の開口部(ガイドワイヤの挿入部)からみた第1ハブ基端部の位置を反転させることができる。そのため、術者は、ガイドワイヤの挿入部からみた第1ハブ基端部の位置を適宜反転させることにより、第1ハブ基端部あるいは第1管体に接続された操作部がガイドワイヤの操作に影響を及ぼすことを抑えることができる。これにより、オーバーザワイヤ構造が採用されている場合において、ガイドワイヤの操作性を向上させることができる。
好ましくは、前記操作部は、前記ハブとは離れて設けられ、前記ハブに対して前記第1ハブ基端部の中心軸に沿って移動可能であることを特徴とする。
前記構成によれば、操作部は、ハブとは離れて設けられている。そして、操作部は、ハブに対して第1ハブ基端部の中心軸に沿って移動可能である。そのため、ハブの軸線が屈曲した場合あるいは第1ハブ基端部の位置が第2ハブ基端部からみて反転した場合であっても、イメージングコアの撮像部の位置が変化することを抑えることができる。すなわち、操作部がハブに固定されハブに対して移動できない場合において、ハブの軸線が屈曲すると、あるいは第1ハブ基端部の位置が第2ハブ基端部からみて反転すると、イメージングコアが内部を通過している操作部、ハブおよび第1管体の全長が変化することがある。そうすると、イメージングコアの撮像部の位置が生体管腔内の患部の位置からずれるおそれがある。これに対して、前記構成によれば、ハブの軸線が屈曲した場合あるいは第1ハブ基端部の位置が第2ハブ基端部からみて反転した場合であっても、ハブは、操作部および第1管体とは別個独立に変形あるいは移動する。これにより、イメージングコアが内部を通過している操作部および第1管体の全長が変化することを抑え、イメージングコアの撮像部の位置が変化することを抑えることができる。
本発明によれば、オーバーザワイヤ構造が採用されている場合において、ガイドワイヤの操作性を向上させることができる画像情報を取得可能な医療用デバイスを提供することができる。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る医療用デバイス表す平面図である。
図2は、本実施形態に係る医療用デバイスの先端部を表す断面図である。
図3は、図2に表した切断面A−Aにおける断面図である。
図4は、本実施形態のハブの近傍を表す平面図である。
図2は、本実施形態に係る医療用デバイスの先端部を表す断面図である。
図3は、図2に表した切断面A−Aにおける断面図である。
図4は、本実施形態のハブの近傍を表す平面図である。
図1〜図4に表したように、本実施形態に係る医療用デバイス8は、超音波診断のためのイメージングコア4を内部に収容して生体管腔内に挿入される超音波カテーテルである。医療用デバイス8は、医療用デバイス8を保持してイメージングコア4を駆動させる外部駆動装置7(図6を参照)に接続されて、主として血管内を診断するために使用される。なお、本願明細書では、生体の管腔に挿入する側を「先端」若しくは「先端側」、操作する手元側を「基端」若しくは「基端側」と称することとする。
医療用デバイス8は、生体管腔内に挿入されるシャフト部2と、生体管腔内の組織に向けて超音波を送信するとともに生体管腔内の組織において反射した超音波を受信するイメージングコア4と、イメージングコア4が貫通しかつシャフト部2の基端側に位置するハブ5と、イメージングコア4を操作する操作部3と、を備えている。
シャフト部2は、シャフト本体部22を有する。シャフト本体部22においては、イメージングコア4が挿入される画像用ルーメン25と、ガイドワイヤWが挿入されるガイドワイヤルーメン26と、が先端側から基端側までダブルルーメン構造で形成されている。すなわち、本実施形態に係る医療用デバイス8には、ガイドワイヤルーメン26の基端側の開口部(ガイドワイヤWの挿入部55)が患者の体外に存在するオーバーザワイヤ(Over The Wire)構造が採用されている。
これにより、例えば、高度狭窄病変が冠動脈ではなく下肢に存在する場合であっても、ガイドワイヤWに対する追従性を向上させることができるとともに、病変に対する穿通力を向上させることができる。また、ガイドワイヤルーメン26の基端側の開口部が患者の体外に存在するため、術者はガイドワイヤWを容易に交換し、数種類のガイドワイヤWを使い分けることができる。
シャフト本体部22は、先端側にて画像用ルーメン25およびガイドワイヤルーメン26が並んで形成されるシャフト中間部221と、シャフト中間部221から基端方向へ向かって分岐して延びる第1シャフト基端部222および第2シャフト基端部223と、を有する。第1シャフト基端部222の内部には、画像用ルーメン25が形成されている。第2シャフト基端部223の内部には、ガイドワイヤルーメン26が形成されている。シャフト本体部22の外径および内径は、軸線方向の位置によって異なってもよい。例えば、基端側から先端側へ向かって、シャフト本体部22の外径および内径をテーパ状に減少させて物性の極端な変化を生じさせないことで、高い押し込み性、通過性を実現しつつ、キンクの発生を抑制することができる。
シャフト本体部22は、画像用ルーメン25が形成される第1管体61と、ガイドワイヤルーメン26が形成される第2管体62と、を有する。第1管体61および第2管体62は、シャフト中間部221において互いに熱融着(または接着)されている。第1管体61および第2管体62は、互いに異なる色を有し、かつ内部を観察できる程度の透明度を有する。これにより、シャフト部2の内部を観察しつつ、ガイドワイヤWを、画像用ルーメン25ではなくガイドワイヤルーメン26へ選択的に挿入することができる。
シャフト本体部22は、超音波に対して高い透過性を有する材料であって可撓性を有する材料により形成されている。シャフト本体部22の材料は、特には限定されない。例えば、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系、ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等が挙げられる。また、シャフト本体部22の材料として、これらのうちの1種または2種以上を組合せたもの(ポリマーアロイ、ポリマーブレンド、積層体等)を適用することができる。
第1管体61および第2管体62の少なくともいずれかの先端部には、シャフト本体部22の材料よりも柔軟な材料により形成された先端チップが設けられていてもよい。例えば、先端チップは、管体として形成され、医療用デバイス8が生体管腔内で移動する際に接触する生体組織への負担を低減させることができる。先端チップの材料は、特には限定されない。例えば、前述したシャフト本体部22の材料として適用可能な材料を適用できる。
画像用ルーメン25内には、イメージングコア4がシャフト部2の軸線方向にスライド可能に配置されている。イメージングコア4は、生体管腔内から生体組織に向けて超音波を送信するとともに生体組織において反射した超音波を受信するための振動子ユニット(撮像部)41と、振動子ユニット41を先端に取り付けるとともに回転させる駆動シャフト42と、を有する。振動子ユニット41は、超音波を送受信する超音波振動子411と、超音波振動子411を収納するハウジング412と、を有する。
駆動シャフト42は、柔軟で、しかも操作部3において生成された回転の動力を振動子ユニット41に伝達可能な特性をもち、たとえば、右左右と巻き方向を交互にしている3層コイルなどの多層コイル状の管体で構成されている。駆動シャフト42が回転の動力を伝達することによって、振動子ユニット41は、血管などの生体管腔内において回転し、患部の画像を周方向に亘って取得することができる。また、駆動シャフト42の内部には、振動子ユニット41で検出された信号を操作部3に伝送するための信号線43が配置されている。
ハブ5は、第1管体61および第2管体62を内部に収容し、ハブ用ケーシング(分岐部)53と、第1耐キンクプロテクタ(緩衝部)54と、を有する。但し、第1耐キンクプロテクタ54は、ハブ用ケーシング53に一体として設けられ、ハブ用ケーシング53の一部であってもよい。ハブ用ケーシング53の基端側には、第1ハブ基端部51および第2ハブ基端部52が互いに分岐して形成されている。すなわち、ハブ用ケーシング53は、本発明の分岐部に相当し、基端側において、第1ハブ基端部51と第2ハブ基端部52とに分岐している。第2ハブ基端部52の基端側には、ガイドワイヤWの挿入部55が設けられている。例えば、術者は、ガイドワイヤWの挿入部55を通してガイドワイヤWを抜き差しすることができる。
図4に表したように、第1ハブ基端部51の内部には、第1管体61が配置されている。第1管体61は、第1ハブ基端部51の内部において操作部3の外管32に接続されている。第2ハブ基端部52の内部には、第2管体62が配置されている。第2管体62は、第2ハブ基端部52の基端側においてガイドワイヤWの挿入部55に接続されている。つまり、ガイドワイヤWの挿入部55は、ガイドワイヤルーメン26の基端側の開口部に相当する。
図1に表したように、第1耐キンクプロテクタ54は、ハブ用ケーシング53の先端部およびハブ用ケーシング53から先端方向へ導出されるシャフト本体部22を囲み、シャフト本体部22のキンクを抑制する。第1耐キンクプロテクタ54は、本発明の緩衝部に相当し、経皮的に生体管腔内に挿入されたイントロデューサシースに接続される。
本実施形態のハブ5の軸線Xは、屈曲可能とされている。本願明細書において、「ハブ5の軸線」とは、ハブ5のうちの分岐してない部分の軸線であり、具体的には、ハブ5の先端側の部分の軸線をいう。ハブ5の軸線Xは、シャフト中間部221の基端部の軸線と同一線上にある。ハブ5の軸線Xが屈曲することの詳細については、後述する。あるいは、第1ハブ基端部51の中心軸Y1は、第2ハブ基端部52の中心軸Y2を中心として回転可能とされている。そして、第1ハブ基端部51の位置は、第2ハブ基端部52からみて反転可能とされている。第1ハブ基端部51の中心軸Y1が第2ハブ基端部52の中心軸Y2を中心として回転することの詳細については、後述する。
本実施形態では、ハブ5の軸線Xを基準線とした場合において、基準線(ハブ5の軸線X)に対する第2ハブ基端部52の中心軸Y2の傾きは、ゼロである。すなわち、本実施形態では、ハブ5の軸線Xは、第2ハブ基端部52の中心軸Y2に平行である。一方で、ハブ5の軸線Xを基準線とした場合において、第1ハブ基端部51の中心軸Y1は、基準線(ハブ5の軸線X)に対して所定の角度で傾いている。但し、基準線に対する第1ハブ基端部51の中心軸Y1および第2ハブ基端部52の中心軸Y2の傾きは、これだけには限定されない。
シャフト本体部22の部位のうちで、シャフト中間部221から基端方向に向かって第1シャフト基端部222および第2シャフト基端部223に分岐する部位は、ハブ用ケーシング53の内部に位置している。第1シャフト基端部222は、第1管体61の基端部に相当する。第2シャフト基端部223は、第2管体62の基端部に相当する。第1シャフト基端部222および第2シャフト基端部223に分岐する部位では、第1管体61および第2管体62が互いに接合されていないため、第1シャフト基端部222および第2シャフト基端部223の剛性は、シャフト中間部221の剛性よりも低い。このような第1シャフト基端部222および第2シャフト基端部223が、ハブ用ケーシング53の外には位置していない。これにより、高い押し込み性を発揮できる。
基準線に対する第1ハブ基端部51の中心軸Y1の傾きが大きすぎると、駆動シャフト42と第1シャフト基端部222との摩擦により、画像の回転むらが発生しやすくなる。また、イメージングコア4をプルバックさせる際に、断線や、イメージングコア4の移動が乱れるジャンピングによる画像むらが発生しやすくなる。したがって、基準線に対する第1ハブ基端部の中心軸Y1の傾きは、イメージングコア4に回転むら、断線、ジャンピング等が生じない程度の角度であることが好ましい。なお、イメージングコア4をプルバックさせる動作については、図5および図6に関して後述する。
基準線に対する第2ハブ基端部52の中心軸Y2の傾きが大きすぎると、ガイドワイヤWと第2シャフト基端部223との摩擦により、ガイドワイヤWの操作性が低下する可能性がある。そのため、基準線に対する第2ハブ基端部52の中心軸Y2の傾きは、ガイドワイヤWの操作性が低下しない程度の角度であることが好ましい。ガイドワイヤWの剛性は、通常、駆動シャフト42の剛性よりも高い。そのため、基準線に対する第2ハブ基端部52の中心軸Y2の傾きは、ゼロであることが好ましい。前述したように、本実施形態では、基準線に対する第2ハブ基端部52の中心軸Y2の傾きは、ゼロである。これにより、例えば、高度狭窄病変が冠動脈ではなく下肢に存在する場合であっても、ガイドワイヤWに対する追従性をより向上させることができるとともに、病変に対する穿通力をより向上させることができる。
このように、一般的には、ハブ内で曲がらないように配置されるべき駆動シャフト42が、本実施形態では、ハブ5内で曲がって配置される。なお、駆動シャフト42は、血管内で曲がりつつも駆動力を伝達できるように構成されているため、ハブ5内での曲がりを許容できる。そして、駆動シャフト42を収容する画像用ルーメン25が形成されている第1シャフト基端部222が、ハブ用ケーシング53内で、曲がりつつ延びて操作部3の外管32に接続されている。そのため、ハブ用ケーシング53内で回転する駆動シャフト42の位置を適切に保持することができる。すなわち、駆動シャフト42が、第1シャフト基端部222に収容されずにハブ用ケーシング53内のある程度広い空間内で延在すると仮定した場合、駆動シャフト42が往復運動することによって駆動シャフト42に撓みが生じ、摺動不良の原因となり得る。これに対して、本実施形態では、駆動シャフト42がハブ用ケーシング53内で第1シャフト基端部222によって保持されているため、ハブ用ケーシング53内で駆動シャフト42に撓み・摺動不良が生じ難くなり、良好な画像を取得できる。
また、ガイドワイヤWを収容するガイドワイヤルーメン26が形成されている第2シャフト基端部223が、ハブ用ケーシング53内で、挿入部55に接続されている。そのため、ハブ用ケーシング53内でガイドワイヤWの位置を適切に保持することができる。このため、前述の第1シャフト基端部222に保持されて撓み・摺動不良が生じ難い駆動シャフト42と同様に、ハブ用ケーシング53内でガイドワイヤWに撓み・摺動不良が生じ難くなり、ガイドワイヤWの良好な操作が可能である。
図5は、本実施形態の振動子ユニットをプルバックさせた際の医療用デバイスを表す平面図である。
図6は、本実施形態の外部駆動装置を表す平面図である。
図6は、本実施形態の外部駆動装置を表す平面図である。
第1ハブ基端部51の基端側には、操作部3が設けられている。操作部3は、イメージングコア4を操作するために外部駆動装置7に連結される。操作部3は、一部が第1ハブ基端部51に挿入され第1管体61に接続される外管32と、外管32の基端部に連結されるユニットコネクタ37と、外管32に対して軸線方向へ移動可能な内管34と、内管34の基端部に連結される操作基端部31と、を有する。
操作基端部31は、駆動シャフト42および内管34を保持する。操作基端部31が移動して内管34がユニットコネクタ37および外管32に押し込まれ(図1を参照)、または引き出されることによって(図5を参照)、駆動シャフト42が連動してシャフト部2内を軸線方向にスライドする。操作基端部31には、プライミングのための生理食塩液を注入するポート311が形成されている。ポート311は、画像用ルーメン25に連通している。
図1に表したように、内管34が最も押し込まれたときには、内管34の先端側の端部は、外管32の内部を移動し、第1ハブ基端部51の付近まで到達する。そして、この状態では、図2に表したように、振動子ユニット41は、画像用ルーメン25の先端付近に位置する。
また、図5に表したように、内管34が最も引き出されたときには、内管34の先端に形成されたストッパー315がユニットコネクタ37の内壁に引っかかる。ユニットコネクタ37の内壁に引っかかった先端付近以外の部分は、ユニットコネクタ37および外管32から露出する。そして、この状態では、図5に表したように、振動子ユニット41は、シャフト部2が生体管腔内に残されたまま、画像用ルーメン25の内部を引き戻され、画像用ルーメン25の先端部から基端側に位置する領域に収容される。このように、振動子ユニット41は、血管などの断層画像を作成するために、画像用ルーメン25の内部を回転しながら軸線方向に沿って移動することができる。
操作基端部31は、ジョイント312と、駆動シャフト42の基端部に接続されたハブ側コネクタ313と、第2耐キンクプロテクタ314と、を有する。
ハブ側コネクタ313には、信号線43の一端が接続されている。図2に表したように、信号線43の他端は、駆動シャフト42内を通り抜けて、振動子ユニット41に接続されている。外部駆動装置7から駆動側コネクタ711、ハブ側コネクタ313、および信号線43を介して振動子ユニット41に送信される信号によって、振動子ユニット41から超音波が照射される。また、超音波を受けることにより振動子ユニット41で検出された信号は、信号線43、ハブ側コネクタ313、および駆動側コネクタ711を介して外部駆動装置7へ伝送される。
第2耐キンクプロテクタ314は、内管34および操作基端部31の周囲に配置され、内管34のキンクを抑制する。
第1管体61に接続された外管32の基端部は、ユニットコネクタ37の内部に嵌合するように挿入されている。外管32の内部には、操作基端部31から伸びた内管34が挿入される。ユニットコネクタ37は、外部駆動装置7の保持部73(図6を参照)に接続可能である。
ハブ用ケーシング53、第1耐キンクプロテクタ54、外管32、内管34、ユニットコネクタ37および操作基端部31の材料は、特には限定されない。例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、アクリル樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミド(例えば、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン12)のような各種樹脂が挙げられる。
図6に表したように、本実施形態に係る医療用デバイス8は、外部駆動装置7に接続されて駆動される。外部駆動装置7は、基台75上に、モータ等の外部駆動源を内蔵して駆動シャフト42を回転駆動させる駆動部71と、駆動部71を把持してモータ等により軸線方向へ移動させる移動手段72と、医療用デバイス8の一部を位置固定的に保持する保持部73と、を有する。外部駆動装置7は、駆動部71および移動手段72を制御する制御部79に接続されている。振動子ユニット41によって得られた画像は、制御部79により処理され、制御部79に接続された表示部78に表示される。
移動手段72は、駆動部71を把持して固定することが可能であり、把持した駆動部71を、基台75上の溝レール76に沿って前後進させる送り機構である。
駆動部71は、医療用デバイス8のハブ側コネクタ313が接続可能な駆動側コネクタ711と、医療用デバイス8のジョイント312に接続可能なジョイント接続部712と、を有する。ハブ側コネクタ313と駆動側コネクタ711との接続、およびジョイント312とジョイント接続部712との接続によって、外部駆動装置7と振動子ユニット41との間で信号の送受信が可能となるとともに、駆動シャフト42を回転させることが可能となる。
図5および図6に表したように、医療用デバイス8における超音波走査(スキャン)は、移動手段72を軸線方向へ移動させつつ、駆動部71内のモータの回転運動を駆動シャフト42に伝達し、駆動シャフト42の先端に固定されたハウジング412を回転させることにより実行される。これにより、ハウジング412に設けられた超音波振動子411は、長手方向(シャフト本体部22の軸線方向)に移動しつつ回転し、超音波振動子411で送受信される超音波を略径方向に走査することができる。これにより、血管内の軸方向にわたる包囲組織体における360°の断面画像を任意の位置まで走査的に得ることができる。
次に、本実施形態に係る医療用デバイス8を用いて、血管などの生体管腔内から生体組織を観察する際の動作について説明する。
図7は、本実施形態に係る医療用デバイスを用いて生体組織を観察している状態を表す斜視図である。
図8は、本実施形態に係る医療デバイスを血管内に挿入した状態を表す断面図である。
図9は、本実施形態のガイドワイヤを基端側へ移動させた状態を表す断面図である。
図10は、本実施形態のイメージングコアをプルバックさせつつ画像を取得している状態を表す断面図である。
図8は、本実施形態に係る医療デバイスを血管内に挿入した状態を表す断面図である。
図9は、本実施形態のガイドワイヤを基端側へ移動させた状態を表す断面図である。
図10は、本実施形態のイメージングコアをプルバックさせつつ画像を取得している状態を表す断面図である。
まず、医療用デバイス8のシャフト部2を生体管腔内に挿入する前に、医療用デバイス8内を生理食塩液で満たすプライミング操作を行う。プライミング操作を行うことによって、超音波振動子411と生体組織との間における超音波の伝達(伝搬)が可能となり、かつ医療用デバイス8内の空気を除去し、血管などの生体管腔内に空気が入り込むことを防止する。
まず、プライミングを行う際には、ユニットコネクタ37から操作基端部31を基端側に最も引っ張った状態、すなわち、外管32から内管34が最も引き出された状態にする(図5を参照)。続いて、操作基端部31のポート311に接続した図示しないチューブおよび三方活栓を含む器具を介し、例えばシリンジ等を用いて、生理食塩液を操作基端部31に注入する。注入された生理食塩液は、操作基端部31から内管34、ユニットコネクタ37および外管32を通って、第1管体61に形成された画像用ルーメン25内に充填されていく。画像用ルーメン25が生理食塩液で充填されると、画像用ルーメン25のプライミングが完了する。なお、操作基端部31を先端側に最も押し込んだ状態でプライミングを行ってもよい(図1を参照)。
続いて、ガイドワイヤWの挿入部55に接続した図示しないチューブおよび三方活栓を含む器具を介し、例えばシリンジ等を用いて、生理食塩液を挿入部55に注入する。注入された生理食塩液は、挿入部55を通って、第2管体62に形成されたガイドワイヤルーメン26内に充填されていく。ガイドワイヤルーメン26内に流入した生理食塩液は、ガイドワイヤルーメン26の先端側に向かって流れ、先端開口部28から抜ける。これにより、生理食塩液の充填が確認され、ガイドワイヤルーメン26のプライミングが完了する。
次に、図6および図7に表したように、医療用デバイス8を図示しない滅菌されたポリエチレン製の袋などで覆った外部駆動装置7に連結する。すなわち、医療用デバイス8の操作基端部31のジョイント312を、駆動部71のジョイント接続部712に接続する。これにより、振動子ユニット41と外部駆動装置7との間で信号の送受信が可能となるとともに、駆動シャフト42を回転させることが可能となる。そして、ユニットコネクタ37を保持部73に嵌合させると、連結は完了する。
次に、セルジンガー法により経皮的に血管に挿入されたイントロデューサシースを介して、ガイドワイヤWを血管内に挿入する。続いて、ガイドワイヤWの基端部を医療用デバイス8の先端開口部28から挿入して、ガイドワイヤルーメン26内に挿入する。このとき、第1管体61および第2管体62は、色が異なり、かつ内部を観察できる程度の透明度を有するため、ガイドワイヤWを先端開口部28から挿入した後、シャフト部2の内部を観察しつつ、ガイドワイヤルーメン26へ確実に挿入することができる。
ガイドワイヤWを挿入部55から基端側へ導出させた後、医療用デバイス8をガイドワイヤWに沿って押し進め、医療用デバイス8の先端部を、観察する患部よりも奥側(先端側)に配置する。このときの状態は、例えば図8に表した通りである。
このとき、第1ハブ基端部51および第2ハブ基端部52が互いに異なる方向へ向いているため、術者は、操作部3や外部駆動装置7に干渉されずにガイドワイヤWを操作することができる。また、ガイドワイヤルーメン26が、手元の挿入部55で開口しているため、イントロデューサシースから漏れる血液により濡れることを抑えることができる。これにより、術者は、ガイドワイヤWを容易に交換することができる。このため、任意の荷重・形状を持つガイドワイヤWを使い分けることにより、複雑な部位の深部に効率的に医療用デバイス8を到達させることが可能である。また、ガイドワイヤルーメン26が、手元の挿入部55で開口しているため、ガイドワイヤルーメン26を介して、造影剤や薬剤を供給し、先端開口部28から生体内へ放出することもできる。
続いて、図9に表したように、血管内でシャフト部2を移動しないように保持しつつ、ガイドワイヤWをガイドワイヤルーメン26の基端方向へ移動させる。このとき、ガイドワイヤWをガイドワイヤルーメン26から完全に引き抜いてもよい。ガイドワイヤWをガイドワイヤルーメン26から完全に引き抜いても、ガイドワイヤルーメン26が手元の挿入部55で開口しているため、再びガイドワイヤWをガイドワイヤルーメン26に挿入することができる。
この状態で、血管内でシャフト部2を移動しないように保持しつつ、駆動部71を基台75上の溝レール76に沿って先端側に動かすことで(図6を参照)、操作基端部31を先端側へ移動させ、内管34が外管32に最も押し込まれた状態とする。これにより、イメージングコア4は、画像用ルーメン25の先端側に移動する。
続いて、図10に表したように、駆動シャフト42を駆動部71により回転させながら、駆動部71を基台75上の溝レール76に沿って基端側に動かしプルバック操作する。これにより、超音波振動子411をラジアル走査しつつ患部よりも基端側へ生体管腔の軸線方向に沿って移動させて、患部を含む生体組織の画像を取得する。このとき、駆動シャフト42は、ハブ5内で湾曲しているが、回転に影響しない程度で湾曲しているため、回転むらやジャンピングなどが生じず、画像を安定して取得することができる。
このような生体組織の観察において、前述したように、操作部3の操作基端部31は、外部駆動装置7の駆動部71に連結されている。また、ハブ5の第1耐キンクプロテクタ54は、経皮的に血管に挿入されたイントロデューサシースに接続されている。そのため、図7に表したように、医療用デバイス8のうち患者の体外に存在する部分の位置は、患者の位置(具体的には、イントロデューサシースの位置)と、外部駆動装置7と、の位置によって決定される。そのため、ガイドワイヤルーメンの基端側の開口部(ガイドワイヤの挿入部)が患者の体外に存在するオーバーザワイヤ構造では、ガイドワイヤの挿入部の位置が患者の位置および外部駆動装置の位置によって決定される。そうすると、ガイドワイヤの挿入部の位置あるいは第2ハブ基端部の角度によっては、ガイドワイヤの操作を行いにくい場合がある。
これに対して、本実施形態に係る医療用デバイス8では、ハブ5の軸線X(図4を参照)は、屈曲可能とされている。例えば、ハブ5は、ゴムなどの弾性体により形成され、全体として変形可能とされている。あるいは、ハブ5は、軸線Xを屈曲可能とする継ぎ手を有していてもよい。これにより、ハブ5の軸線Xは、屈曲可能となる。
本実施形態に係る医療用デバイス8によれば、オーバーザワイヤ構造が採用された場合であっても、ガイドワイヤルーメン26の基端側の開口部(ガイドワイヤWの挿入部55)の位置は、患者の位置と、操作部3が接続される外部駆動装置7と、の位置に依らず自由に変更可能とされる。そのため、術者は、ガイドワイヤWの挿入部55の位置を適宜変更することにより、ガイドワイヤWを楽に操作することができる。これにより、オーバーザワイヤ構造が採用されている場合において、ガイドワイヤWの操作性を向上させることができる。
あるいは、本実施形態に係る医療用デバイス8では、第1ハブ基端部51の中心軸Y1は、第2ハブ基端部52の中心軸Y2を中心として回転可能とされている。そして、第1ハブ基端部51の位置は、第2ハブ基端部52からみて反転可能とされている。
本実施形態に係る医療用デバイス8によれば、オーバーザワイヤ構造が採用された場合であっても、患者の位置と、操作部3が接続される外部駆動装置7と、の位置に依らず、ガイドワイヤルーメン26の基端側の開口部(ガイドワイヤWの挿入部55)からみた第1ハブ基端部51の位置を反転させることができる。そのため、術者は、ガイドワイヤWの挿入部55からみた第1ハブ基端部51の位置を適宜反転させることにより、第1ハブ基端部51あるいは第1管体61に接続された操作部3の外管32がガイドワイヤWの操作に影響を及ぼすことを抑えることができる。これにより、オーバーザワイヤ構造が採用されている場合において、ガイドワイヤWの操作性を向上させることができる。
なお、図7に表した例では、医療用デバイス8のシャフト部2は、患者の鼠径部から生体管腔内に挿入されている。但し、医療用デバイス8のシャフト部2が生体管腔内に挿入される位置は、鼠径部には限定されず、例えば鎖骨下などであってもよい。この場合であっても、前述した課題が生ずることがあり、本実施形態に係る医療用デバイス8によれば、前述した効果が得られる。
次に、本実施形態のハブの具体例を、図面を参照して説明する。
図11〜図13は、本実施形態のハブの第1具体例を表す平面図である。
図11は、ハブ5の軸線Xが屈曲する前の状態を表している。図12は、ハブ5の軸線Xが屈曲した後の状態を表している。図13は、第1ハブ基端部の位置が反転した状態を表している。
図11〜図13は、本実施形態のハブの第1具体例を表す平面図である。
図11は、ハブ5の軸線Xが屈曲する前の状態を表している。図12は、ハブ5の軸線Xが屈曲した後の状態を表している。図13は、第1ハブ基端部の位置が反転した状態を表している。
図11〜図13に表したハブ5は、ハブ用ケーシング53と、第1耐キンクプロテクタ54と、を有する。但し、本具体例のハブ5において、第1耐キンクプロテクタ54は、ハブ用ケーシング53に一体として設けられ、ハブ用ケーシング53の一部であってもよい。本具体例のハブ用ケーシング53は、例えばゴムなどの弾性体により形成され、蛇腹構造を有する。あるいは、本具体例のハブ用ケーシング53は、例えばゴムなどの弾性体よりも硬い性質の樹脂あるいは金属などに形成され、継ぎ手が接続された構造(ジョイント構造)を有していてもよい。そのため、ハブ用ケーシング53は、全体として変形可能とされている。なお、ハブ用ケーシング53は、弾性体により形成されている場合には、必ずしも蛇腹構造を有していなくともよい。ハブ用ケーシング53が弾性体により形成されている場合には、全体として変形可能とされている限りにおいて、ハブ用ケーシング53の構造は、特には限定されない。
これによれば、図11および図12に表したように、ハブ5の軸線Xは、屈曲可能である。具体的には、図11に表した矢印A11のように、第1耐キンクプロテクタ54の軸に対するハブ用ケーシング53の軸の角度は、変更可能である。そのため、経皮的に生体管腔内に挿入されたイントロデューサシースに接続される第1耐キンクプロテクタ54の位置を保持することができるともに、第1ハブ基端部51および第2ハブ基端部52を形成するハブ用ケーシング53の位置だけを適宜変更することができる。これにより、術者は、第1耐キンクプロテクタ54とイントロデューサシースとの接続を維持しつつ、ガイドワイヤWの挿入部55の位置を適宜変更し、ガイドワイヤWを楽に操作することができる。
また、ハブ用ケーシング53の全体が変形可能であるため、図11に表した矢印A12のように、ハブ5の軸線Xに対する第1ハブ基端部51の中心軸Y1の傾きが変更可能とされている。また、図11に表した矢印A13のように、ハブ5の軸線Xに対する第2ハブ基端部52の中心軸Y2の傾きが変更可能とされている。つまり、ハブ5の軸線Xに対する第1ハブ基端部51の中心軸Y1および第2ハブ基端部52の中心軸Y2の傾きのそれぞれは、互いに独立して変更可能とされている。そのため、第1ハブ基端部51の中心軸Y1と、第2ハブ基端部52の中心軸Y2と、の間の角度θ1は、変更可能とされている。
これによれば、ハブ5の全体の軸線Xが屈曲できるだけではなく、第1ハブ基端部51の中心軸Y1と、第2ハブ基端部52の中心軸Y2と、の間の角度θ1が変更可能である。そのため、術者は、ガイドワイヤWの挿入部55の位置をより自由に変更することができる。これにより、オーバーザワイヤ構造が採用されている場合において、ガイドワイヤWの操作性をさらに向上させることができる。
また、図4に関して前述したように、操作部3の外管32は、第1ハブ基端部51の内部において第1管体61に接続され、ハブ5の第1ハブ基端部51とは離れて設けられている。そして、図12に表した矢印A14のように、外管32は、第1ハブ基端部51に対して第1ハブ基端部51の中心軸Y1に沿って移動可能である。
これにより、ハブ5の軸線Xが屈曲した場合であっても、振動子ユニット41の位置が変化することを抑えることができる。すなわち、操作部3の外管32がハブ5の第1ハブ基端部51に固定され第1ハブ基端部51に対して移動できない場合において、ハブ5の軸線Xが屈曲すると、イメージングコア4が内部を通過している操作部3、ハブ5および第1管体61の全長が変化することがある。そうすると、イメージングコア4の振動子ユニット41の位置が生体管腔内の患部の位置からずれるおそれがある。
これに対して、本具体例のハブ5によれば、ハブ5の軸線Xが屈曲した場合であっても、ハブ5は、操作部3および第1管体61とは別個独立に変形する。具体的には、第1耐キンクプロテクタ54の軸に対するハブ用ケーシング53の軸の角度は、操作部3および第1管体61とは別個独立に変更される。これにより、イメージングコア4が内部を通過している操作部3および第1管体61の全長が変化することを抑え、振動子ユニット41の位置が変化することを抑えることができる。
さらに、ハブ5の軸線Xに対する第1ハブ基端部51の中心軸Y1および第2ハブ基端部52の中心軸Y2の傾きのそれぞれを互いに独立して変更することができるため、図13に表した矢印A15のように、第2ハブ基端部52の位置を保持しつつ、第2ハブ基端部52からみて第1ハブ基端部51の位置を反転させることができる。
すなわち、例えば、医療用デバイス8を用いて下肢病変を診断する場合には、冠動脈病変を診断する場合と比較して、イメージングコア4をプルバックさせる距離が長くなることがある。そのため、下肢病変の診断中に、医療用デバイス8と他のデバイスとの干渉が生じ、ハブ用ケーシング53の向きや外部駆動装置7の位置を変更する必要が生ずることがある。これに対して、本具体例のハブ5によれば、第2ハブ基端部52の位置を保持しつつ、第2ハブ基端部52からみて第1ハブ基端部51の位置を反転させることができる。これにより、画像用ルーメン25が形成された第2管体62およびガイドワイヤWのねじれを抑えつつ、ハブ用ケーシング53の向きや外部駆動装置7の位置を容易に変更することができる。
本具体例のガイドワイヤWの挿入部55は、突起部551を有する。突起部551は、ガイドワイヤWの挿入部55の外周部に設けられ、外周部から径外方向に向かって延びている。そのため、図13に表したように、第2ハブ基端部52からみて第1ハブ基端部51の位置が反転すると、第1ハブ基端部51は、突起部551と接触し、突起部551を越えて反転することはできない。言い換えれば、突起部551は、第1ハブ基端部51と接触することにより、第1ハブ基端部51の反転動作を止めるストッパーとして機能する。これにより、第1ハブ基端部51の過度の反転動作を抑制し、第1ハブ基端部51の内部に配置された画像用ルーメン25内のイメージングコア4に断線等の損傷が生ずることを抑えることができる。なお、突起部551は、ガイドワイヤWの挿入部55ではなく第1ハブ基端部51に設けられていてもよい。あるいは、突起部551は、ガイドワイヤWの挿入部55および第1ハブ基端部51の両方に設けられていてもよい。このような場合であっても、同様の効果が得られる。
図14〜図16は、本実施形態のハブの第2具体例を表す平面図である。
図14は、ハブ5Aの軸線Xが屈曲する前の状態を表している。図15は、ハブ5Aの軸線Xが屈曲した後の状態を表している。図16は、ハブ5Aの軸線Xを中心としてハブ用ケーシング53Aが回転した状態を表している。
図14は、ハブ5Aの軸線Xが屈曲する前の状態を表している。図15は、ハブ5Aの軸線Xが屈曲した後の状態を表している。図16は、ハブ5Aの軸線Xを中心としてハブ用ケーシング53Aが回転した状態を表している。
図14〜図16に表したハブ5Aは、ハブ用ケーシング53Aと、第1耐キンクプロテクタ54と、ハブ用ケーシング53Aと第1耐キンクプロテクタ54との間に設けられた中継部56と、を有する。つまり、図11〜図13に関して前述したハブ5と比較して、本具体例のハブ5Aは、中継部56をさらに有する。なお、中継部56は、ハブ用ケーシング53Aに一体として設けられ、ハブ用ケーシング53Aの一部であってもよい。あるいは、中継部56は、第1耐キンクプロテクタ54に一体として設けられ、第1耐キンクプロテクタ54の一部であってもよい。
中継部56は、例えばゴムなどの弾性体により形成され、蛇腹構造を有する。あるいは、中継部56は、例えばゴムなどの弾性体よりも硬い性質の樹脂あるいは金属などに形成された継ぎ手であってもよい。なお、中継部56は、弾性体により形成されている場合には、必ずしも蛇腹構造を有していなくともよい。中継部56が弾性体により形成されている場合には、中継部56が変形可能とされている限りにおいて、中継部56の構造は、特には限定されない。
例えば、第1耐キンクプロテクタ54の材料の弾性係数は、シャフト本体部22の材料の弾性係数よりも高く、ハブ用ケーシング53Aの材料の弾性係数よりも低い。すなわち、第1耐キンクプロテクタ54の材料の弾性係数は、シャフト本体部22の材料の弾性係数と、ハブ用ケーシング53Aの材料の弾性係数と、の間である。
本具体例によれば、図14および図15に表したように、ハブ5Aの軸線Xは、屈曲可能である。具体的には、図14に表した矢印A16のように、中継部56の比較的簡単な構造により、第1耐キンクプロテクタ54の軸に対するハブ用ケーシング53Aの軸の角度は、変更可能である。そのため、図11〜図13に関して前述した効果と同様の効果が得られる。
また、操作部3の外管32は、第1ハブ基端部51Aの内部において第1管体61に接続され、ハブ5Aの第1ハブ基端部51Aとは離れて設けられている。そして、図15に表した矢印A17のように、外管32は、第1ハブ基端部51Aに対して第1ハブ基端部51Aの中心軸Y1に沿って移動可能である。そのため、図11〜図13に関して前述した効果と同様の効果が得られる。
また、本具体例のハブ5Aでは、ハブ用ケーシング53Aは、ガイドワイヤWの挿入部55および中継部56には固定されておらず、ガイドワイヤWの挿入部55および中継部56に対してハブ5Aの軸線Xを中心として回転可能である。そのため、図16に表した矢印A18のように、第2ハブ基端部52Aからみて第1ハブ基端部51Aの位置を反転させることができる。これにより、ハブ用ケーシング53Aの材料の弾性係数が第1耐キンクプロテクタ54の材料の弾性係数よりも高い場合であっても、画像用ルーメン25が形成された第2管体62およびガイドワイヤWのねじれを抑えつつ、ハブ用ケーシング53Aの向きや外部駆動装置7の位置を容易に変更することができる。
本具体例においても、ガイドワイヤWの挿入部55は、突起部551を有する。突起部551の設置態様および構造は、図11〜図13に関して前述した通りである。そのため、図11〜図13に関して前述した効果と同様の効果が得られる。
図17は、本実施形態のハブの第3具体例を表す斜視図である。
図17に表したハブ5Bは、ハブ用ケーシング53Bと、第1耐キンクプロテクタ54と、中継部56Aと、を有する。つまり、図11〜図13に関して前述したハブ5と比較して、本具体例のハブ5Bは、中継部56Aをさらに有する。本具体例のハブ用ケーシング53Bは、例えばゴムなどの弾性体により形成され、全体として変形可能とされている。
図17に表したハブ5Bは、ハブ用ケーシング53Bと、第1耐キンクプロテクタ54と、中継部56Aと、を有する。つまり、図11〜図13に関して前述したハブ5と比較して、本具体例のハブ5Bは、中継部56Aをさらに有する。本具体例のハブ用ケーシング53Bは、例えばゴムなどの弾性体により形成され、全体として変形可能とされている。
中継部56Aは、ハブ用ケーシング53Bと、第1耐キンクプロテクタ54と、の間に設けられ、第1中継基端部561と、第2中継基端部562と、ちょうボルト(角度固定部)563と、を有する。第1中継基端部561および第2中継基端部562は、ちょうボルト563の軸部564を軸として互いに回転自在に軸支されている。ちょうボルト563の軸部564の外面には、雄ねじが形成されている。一方で、第2中継基端部562に設けられた孔の内面には、雌ねじが形成されている。また、第1中継基端部561には、ちょうボルト563の軸部564が貫通可能な孔が設けられている。ちょうボルト563を第2中継基端部562に締めて、第1中継基端部561および第2中継基端部562を互いに締め付けることにより、第1中継基端部561および第2中継基端部562を互いに固定することができる。ちょうボルト563は、本発明の角度固定部に相当する。
操作部3の外管32は、第1ハブ基端部51Bの内部において第1中継基端部561を介して第1管体61に接続され、第1ハブ基端部51Bとは離れて設けられている。ガイドワイヤWの挿入部55は、第2ハブ基端部52Bの内部において第2中継基端部562を介して第2管体62に接続されている。
これによれば、ちょうボルト563を第2中継基端部562に対して緩めて、第1中継基端部561および第2中継基端部562の互いの締め付けを解放することにより、図11〜図13に関して前述したハブ5および図14〜図16に関して前述したハブ5Aと同様に、ハブ5Bの軸線Xは、屈曲可能となる。具体的には、第1耐キンクプロテクタ54の軸に対するハブ用ケーシング53Bの軸の角度は、変更可能となる。そのため、図11〜図13に関して前述した効果と同様の効果が得られる。
また、本具体例では、術者が、ちょうボルト563を第2中継基端部562に締めて、第1中継基端部561および第2中継基端部562を互いに締め付けることにより、第1耐キンクプロテクタ54の軸に対するハブ用ケーシング53Bの軸の角度を固定することができる。これによれば、術者は、第1耐キンクプロテクタ54の軸に対するハブ用ケーシング53Bの軸の角度を変更した後、第1耐キンクプロテクタ54の軸に対するハブ用ケーシング53Bの軸を所定の角度で固定することができる。すなわち、術者は、ガイドワイヤWを楽に操作することができるように、ガイドワイヤWの挿入部55の位置を設定した後、その位置を固定することができる。そのため、術者は、ガイドワイヤWを楽に操作できる状態であり、かつ、ガイドワイヤWの挿入部55の位置がより安定した状態で、ガイドワイヤWを操作することができる。これにより、ガイドワイヤWの操作性をさらに向上させることができる。
また、第1中継基端部561および第2中継基端部562の互いの締め付けが解放された状態では、ハブ5Bの軸線Xに対する第1ハブ基端部51Bの中心軸Y1および第2ハブ基端部52Bの中心軸Y2の傾きのそれぞれは、互いに独立して変更可能とされている。そのため、図11〜図13に関して前述した効果と同様の効果が得られる。さらに、その他の効果についても、図11〜図13に関して前述した効果と同様の効果が得られる。
図18および図19は、本実施形態のハブの第4具体例を表す平面図である。
図18は、第1基端部51Cの中心軸Y1が第2ハブ基端部52Cの中心軸Y2を中心として回転する前の状態を表している。図19は、第1基端部51Cの中心軸Y1が第2ハブ基端部52Cの中心軸Y2を中心として回転した後の状態を表している。
図18は、第1基端部51Cの中心軸Y1が第2ハブ基端部52Cの中心軸Y2を中心として回転する前の状態を表している。図19は、第1基端部51Cの中心軸Y1が第2ハブ基端部52Cの中心軸Y2を中心として回転した後の状態を表している。
図18および図19に表したハブ5Cは、ハブ用ケーシング53Cと、第1耐キンクプロテクタ54と、を有する。ハブ用ケーシング53Cは、例えばゴムなどの弾性体よりも硬い性質の樹脂あるいは金属などに形成されている。そのため、本具体例において、ハブ5Cの軸線Xは、図11〜図17に関して前述したハブ5、5A、5Bの軸線Xのようには屈曲しない。この点において、本具体例のハブ5Cは、図11〜図17に関して前述したハブ5、5A、5Bとは相違する。
ハブ用ケーシング53Cは、第1耐キンクプロテクタ54には固定されておらず、第1耐キンクプロテクタ54に対して第2ハブ基端部52Cの中心軸Y2を中心として回転可能である。また、ハブ用ケーシング53Cは、ガイドワイヤWの挿入部55には固定されておらず、ガイドワイヤWの挿入部55に対して第2ハブ基端部52Cの中心軸Y2を中心として回転可能である。そのため、図18および図19に表した矢印A19のように、第1ハブ基端部51Cの中心軸Y1は、第2ハブ基端部52Cの中心軸Y2を中心として回転可能とされている。そして、図18および図19に表したように、第1ハブ基端部51Cの位置は、第2ハブ基端部52Cからみて反転可能とされている。
これによれば、術者は、ガイドワイヤWの挿入部55からみた第1ハブ基端部51Cの位置を適宜反転させることにより、第1ハブ基端部51Cあるいは第1管体61に接続された操作部3の外管32がガイドワイヤWの操作に影響を及ぼすことを抑えることができる。これにより、オーバーザワイヤ構造が採用されている場合において、ガイドワイヤWの操作性を向上させることができる。また、ハブ用ケーシング53Cが第1耐キンクプロテクタ54には固定されていないため、第1ハブ基端部51Cの位置は、第1耐キンクプロテクタ54の位置とは独立して変更可能である。そのため、経皮的に生体管腔内に挿入されたイントロデューサシースに接続される第1耐キンクプロテクタ54の位置を保持することができるともに、第1ハブ基端部51Cの位置だけを適宜変更することができる。これにより、術者は、第1耐キンクプロテクタ54とイントロデューサシースとの接続を維持しつつ、第1ハブ基端部51Cの位置を適宜変更し、ガイドワイヤWを楽に操作することができる。
また、操作部3の外管32は、第1ハブ基端部51Cの内部において第1管体61に接続され、ハブ5Cの第1ハブ基端部51Cとは離れて設けられている。そして、図19に表した矢印A20のように、外管32は、第1ハブ基端部51Cに対して第1ハブ基端部51Cの中心軸Y1に沿って移動可能である。そのため、図11〜図13に関して前述した効果と同様の効果が得られる。
本具体例においても、ガイドワイヤWの挿入部55は、突起部551を有する。突起部551の設置態様および構造は、図11〜図13に関して前述した通りである。そのため、図19のように、第1ハブ基端部51Cの中心軸Y1が第2ハブ基端部52Cの中心軸Y2を中心として回転し、第1ハブ基端部51Cの位置が第2ハブ基端部52Cからみて反転すると、第1ハブ基端部51Cは、突起部551と接触し、突起部551を越えて反転することはできない。言い換えれば、突起部551は、第1ハブ基端部51Cと接触することにより、第1ハブ基端部51Cの反転動作を止めるストッパーとして機能する。第2ハブ基端部52Cの中心軸Y2を中心とした第1ハブ基端部51Cの中心軸Y1の回転可能な角度は、例えば約160度以上、180度以下程度である。但し、第1ハブ基端部51Cの中心軸Y1の回転可能な角度は、この角度範囲だけには限定されない。これにより、第1ハブ基端部51Cの過度の反転動作を抑制し、第1ハブ基端部51Cの内部に配置された画像用ルーメン25内のイメージングコア4に断線等の損傷が生ずることを抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。例えば、上記実施形態では、本発明を生体内の疾患部位等の診断を行うための診断画像を取得する血管内超音波診断法(IVUS:Intra Vascular Ultra Sound)に使用される画像診断用カテーテルに適用する場合について説明したが、光干渉断層診断法(OCT:Optical Coherence Tomography)などの光を利用して画像を取得する画像診断用カテーテルに適用することも可能であり、血管内超音波診断法および光干渉断層診断法の両方に使用可能なハイブリッド型(デュアルタイプ)の画像診断用カテーテル等に適用すること可能である。また、上記実施形態の構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。
2・・・シャフト部、 3・・・操作部、 4・・・イメージングコア、 5、5A、5B、5C・・・ハブ、 7・・・外部駆動装置、 8・・・医療用デバイス、 22・・・シャフト本体部、 25・・・画像用ルーメン、 26・・・ガイドワイヤルーメン、 28・・・先端開口部、 31・・・操作基端部、 32・・・外管、 34・・・内管、 37・・・ユニットコネクタ、 41・・・振動子ユニット、 42・・・駆動シャフト、 43・・・信号線、 51、51A、51B、51C・・・第1ハブ基端部、 52、52A、52B、52C・・・第2ハブ基端部、 53、53A、53B、53C・・・ハブ用ケーシング、 54・・・第1耐キンクプロテクタ、 55・・・挿入部、 56、56A・・・中継部、 61・・・第1管体、 62・・・第2管体、 71・・・駆動部、 72・・・移動手段、 73・・・保持部、 75・・・基台、 76・・・溝レール、 78・・・表示部、 79・・・制御部、 221・・・シャフト中間部、 222・・・第1シャフト基端部、 223・・・第2シャフト基端部、 311・・・ポート、 312・・・ジョイント、 313・・・ハブ側コネクタ、 314・・・第2耐キンクプロテクタ、 315・・・ストッパー、 411・・・超音波振動子、 412・・・ハウジング、 551・・・突起部、 561・・・第1中継基端部、 562・・・第2中継基端部、 563・・・ちょうボルト、 564・・・軸部、 711・・・駆動側コネクタ、 712・・・ジョイント接続部、 W・・・ガイドワイヤ、 X・・・軸線、 Y1、Y2・・・中心軸
Claims (7)
- 生体管腔内に挿入され前記生体管腔内の診断に用いられる医療用デバイスであって、
前記生体管腔内の画像を取得する撮像部を有するイメージングコアと、
前記イメージングコアが挿入される画像用ルーメンを形成する第1管体とガイドワイヤが挿入されるガイドワイヤルーメンを形成する第2管体とを有し、前記画像用ルーメンおよび前記ガイドワイヤルーメンが先端側から基端側までダブルルーメン構造で形成されたシャフト部と、
前記第1管体および前記第2管体を内部に収容し、前記第1管体が内部に配置される第1ハブ基端部および前記第2管体が内部に配置される第2ハブ基端部が前記基端側において互いに分岐して形成されたハブと、
前記第1管体に接続されるとともに前記イメージングコアを駆動させる外部駆動装置に接続され前記イメージングコアを操作可能な操作部と、
を備え、
前記ハブの軸線は、屈曲可能とされたことを特徴とする医療用デバイス。 - 前記第1ハブ基端部の中心軸と、前記第2ハブ基端部の中心軸と、の間の角度は、変更可能とされたことを特徴とする請求項1記載の医療用デバイス。
- 前記ハブは、
前記先端側に設けられ経皮的に前記生体管腔内に挿入されたイントロデューサシースに接続される緩衝部と、
前記基端側において前記緩衝部に接続され前記第1ハブ基端部および前記第2ハブ基端部を形成する分岐部と、
を有し、
前記緩衝部の軸に対する前記分岐部の軸の角度は、変更可能とされたことを特徴とする請求項1または2に記載の医療用デバイス。 - 前記ハブは、前記緩衝部と前記分岐部との間に設けられ前記緩衝部の軸に対する前記分岐部の軸の角度を変更可能とする中継部をさらに有することを特徴とする請求項3記載の医療用デバイス。
- 前記中継部は、前記緩衝部の軸に対する前記分岐部の軸の角度を固定可能な角度固定部を有することを特徴とする請求項4記載の医療用デバイス。
- 生体管腔内に挿入され前記生体管腔内の診断に用いられる医療用デバイスであって、
前記生体管腔内の画像を取得する撮像部を有するイメージングコアと、
前記イメージングコアが挿入される画像用ルーメンを形成する第1管体とガイドワイヤが挿入されるガイドワイヤルーメンを形成する第2管体とを有し、前記画像用ルーメンおよび前記ガイドワイヤルーメンが先端側から基端側までダブルルーメン構造で形成されたシャフト部と、
前記第1管体および前記第2管体を内部に収容し、前記第1管体が内部に配置される第1ハブ基端部および前記第2管体が内部に配置される第2ハブ基端部が前記基端側において互いに分岐して形成されたハブと、
前記第1管体に接続されるとともに前記イメージングコアを駆動させる外部駆動装置に接続され前記イメージングコアを操作可能な操作部と、
を備え、
前記第1ハブ基端部の中心軸は、前記第2ハブ基端部の中心軸を中心として回転可能とされ、
前記第1ハブ基端部の位置は、前記第2ハブ基端部からみて反転可能とされたことを特徴とする医療用デバイス。 - 前記操作部は、前記ハブとは離れて設けられ、前記ハブに対して前記第1ハブ基端部の中心軸に沿って移動可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の医療用デバイス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016168421A JP2018033614A (ja) | 2016-08-30 | 2016-08-30 | 医療用デバイス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2016168421A JP2018033614A (ja) | 2016-08-30 | 2016-08-30 | 医療用デバイス |
Publications (1)
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|---|---|
| JP2018033614A true JP2018033614A (ja) | 2018-03-08 |
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ID=61564650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016168421A Pending JP2018033614A (ja) | 2016-08-30 | 2016-08-30 | 医療用デバイス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018033614A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022184985A (ja) * | 2019-05-17 | 2022-12-13 | ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド | 医療用撮像装置及びシステム |
-
2016
- 2016-08-30 JP JP2016168421A patent/JP2018033614A/ja active Pending
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| JP7596337B2 (ja) | 2019-05-17 | 2024-12-09 | ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド | 医療用撮像装置及びシステム |
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