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JP2018033278A - 管状体および管状体接続構造物 - Google Patents

管状体および管状体接続構造物 Download PDF

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JP2018033278A
JP2018033278A JP2016165795A JP2016165795A JP2018033278A JP 2018033278 A JP2018033278 A JP 2018033278A JP 2016165795 A JP2016165795 A JP 2016165795A JP 2016165795 A JP2016165795 A JP 2016165795A JP 2018033278 A JP2018033278 A JP 2018033278A
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卓見 山口
Takaaki Yamaguchi
卓見 山口
寿 織戸
Hisashi Orito
寿 織戸
修 松平
Osamu Matsudaira
修 松平
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Nihon Tyuko Co Ltd
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Nihon Tyuko Co Ltd
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】連結部分に対する負荷に対しても十分に耐え得る高剛性の管状体、および、管状体接続構造物を提供する。
【解決手段】可撓性の長尺体を外面から包覆する非可撓性の管状体(31)であって、長尺体を包覆する筒状の筒体部(32)と、筒体部(32)の軸線(X)方向の一端に筒体部(32)の径方向の外方へ突出した所定の厚さを有する環状のフランジ部(33)と、軸線(X)方向の他端において他の管状体(31)のフランジ部(33)と係合し、前記軸線(X)方向に沿った断面において断面U字状の環状の係合部(34)とを備え、係合部(34)は、フランジ部(33)の厚さよりも広い間隔を隔てた状態で軸線(X)方向に沿って対向配置された一対の側壁部(34a,34b)を有し、筒体部(32)は、筒体部(32)の外面から径方向の外方へ立設されるとともに軸線(X)に沿って延在したリブ(36)を有し、リブ(36)は、一端が前記係合部(34)と一体に形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、管状体および管状体接続構造物に関し、特に可撓性の長尺体の曲げ角度を規制する管状体および管状体接続構造物に関する。
従来、図10に示すように、接続箱10の内部で接続された2本のケーブルCを海底に敷設する場合、接続箱10とともにケーブルCを船上から海中に徐々に落とし込んでいく。その際、接続箱10から外部に露出しているケーブルCが自重により当該接続箱10の近傍で屈曲してしまう。このような事態を回避するために、長尺の吊り天秤SBに均等に取り付けられた複数の吊りワイヤWRによって当該ケーブルCを吊り下げている。吊り天秤SBは、クレーンCrによって吊り上げられており、当該クレーンCrにより吊り天秤SBおよび接続箱10とともにケーブルCが海中に落とし込まれ最終的にケーブルCが海底に敷設される。
この場合、ケーブルCが屈曲してしまうことを吊りワイヤWRにより防止することができるものの、吊りワイヤWRによるケーブルCの結束箇所BPに局所的な負荷がかかり、当該ケーブルCを破損させてしまうおそれがあった。
ところで、一般的に、底引き漁具または船舶の投錨等による損傷を防止するために、所定の管状体すなわち防護管により防護された海底ケーブルが存在する。例えば、海底ケーブルは、その管軸方向に沿って複数連結された防護管により外周面が保護されている。
この防護管には、その管軸方向の各端部に雌型連結部および雄型連結部がそれぞれ形成されている。したがって、互いに隣接する一方の防護管および他方の防護管は、一方の防護管の雌型連結部と他方の防護管の雄型連結部とが連結されることにより防護管列が形成される。海底ケーブルは、この防護管列により覆われることにより、当該海底ケーブルが所定の許容曲率を超えて屈曲してしまうことを防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−245340号公報
ところで、上述したケーブルCを吊り下ろす際、吊りワイヤWRをケーブルCに結束させず接続箱10にのみ取り付けて、特許文献1に記載の防護管列によりケーブルCを覆い、ケーブルCが所定の許容曲率を超えて屈曲することを防ぐことが考えられる。
しかしながら、ケーブルCが非常に長く重量が重い場合、一方の防護管の雌型連結部と他方の防護管の雄型連結部との連結部分に大きな負荷がかかり、当該連結部分が破損するおそれがあった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、連結部分に対する負荷に対しても十分に耐え得る高剛性の管状体および管状体接続構造物を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、可撓性の長尺体を外面から包覆する非可撓性の管状体であって、前記長尺体を外側から包覆する筒状の筒体部と、前記筒体部の軸線方向の一端に当該筒体部の径方向の外方へ突出した所定の厚さを有する環状のフランジ部と、前記軸線方向の他端において他の管状体の前記フランジ部と係合し、前記軸線方向に沿った断面において断面U字状の環状の係合部と、を備え、前記係合部は、前記フランジ部の前記厚さよりも広い間隔を隔てた状態で前記軸線方向に沿って対向配置された一対の側壁部を有し、前記筒体部は、当該筒体部の外面から前記径方向の外方へ立設されるとともに前記軸線に沿って延在したリブを有し、前記リブは、一端が前記係合部と一体に形成されていることを特徴とする。
また、前記筒体部は、その内面に、前記軸線方向に沿った断面において前記径方向の内方へ円弧状に膨らんだ膨出部分を有することが好ましい。
また、前記筒体部は、当該筒体部を前記軸線方向に沿って半分に分割した2つの半割部材からなることが好ましい。
また、前記半割部材は、前記2つの半割部材を互いに当接した状態で連結するために前記半割部材の前記外面から径方向の外方へ立設された板状の連結部を備え、前記2つの半割部材の前記連結部が互いに当接された状態で所定の固定具により一体に連結されることが好ましい。
また、前記リブは、前記筒状体の外面において前記連結部と前記連結部との間に設けられていることが好ましい。
また、前記連結部は、一端が前記係合部と一体に形成されていることが好ましい。
さらに、上記の目的を達成するために、可撓性の長尺体を外面から包覆する非可撓性の管状体が直列に複数連結された管状体接続構造物であって、前記長尺体を外側から包覆する筒状の筒体部と、前記筒体部の軸線方向の一端に当該筒体部の径方向の外方へ突出した所定の厚さを有する環状のフランジ部と、前記軸線方向の他端において他の管状体の前記フランジ部と係合し、前記軸線方向に沿った断面において断面U字状の環状の係合部と、を備え、前記係合部は、前記フランジ部の前記厚さよりも広い間隔を隔てた状態で前記軸線方向に沿って対向配置された一対の側壁部を有し、前記筒体部は、当該筒体部の外面から前記径方向の外方へ立設されるとともに前記軸線に沿って延在したリブを有し、前記リブは、一端が前記フランジ部と一体に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、連結部分に対する負荷に対しても十分に耐え得る高剛性の管状体、および、管状体接続構造物を実現することができる。
本実施の形態に係る管状体接続構造物を概略的に示す図である。 管状体の構成を説明するための図である。 管状体を連結した管状体接続構造物の構成を説明するための断面図である。 互いに異なる最大曲げ角度を有する3つの管状体接続構造物を示す図である。 図4に示す各管状体接続構造物において最大曲げ角度をなす2つの管状体を断面にして抜き出して示す図である。 管状体の膨出部分を説明するための図である。 ケーブルを海底に着底させる工程を示す図である。 吊られた状態にある管状体接続構造物の異なる箇所における2つの管状体の連結状態を説明するための図である。 吊り部材が取り付けられた管状体を示す図である。 ケーブルを水中に落とし込む従来の方法を説明するための図である。
<実施の形態>
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態はあくまでも例示であり、本発明の範囲において、種々の形態をとり得る。
図1は、本実施の形態に係る管状体接続構造物を概略的に示す図である。図2は、管状体接続構造物の管状体の構成を説明するための図である。図3(a)は、管状体接続構造物の縦断面図であり、図3(b)は、図3(a)とは異なる位置における管状体接続構造物の縦断面図である。図4は、互いに異なる最大曲げ角度を有する3つの管状体接続構造物を示す図である。図5(a)乃至図5(c)は、図4に示す各管状体接続構造物において最大曲げ角度をなす2つの管状体を抜き出して示す断面図である。図6(a)および図6(b)は、管状体の膨出部分を説明するための図である。
<管状体接続構造物>
図1に示すように、管状体接続構造物1は、船舶Sに搭載されたウインチW(図7参照。)により海、湖、河川などの水底Bに敷設されるケーブルCを吊り下ろす際、当該ケーブルCが接続箱10の近傍で所定の許容曲率以上に屈曲することを規制するために、当該ケーブルCを包覆するものである。
一方の管状体接続構造物1(図1においては左側)は、接続箱10と機械的に接続され、他方の管状体接続構造物1(図1においては右側)についても、接続箱10と機械的に接続されている。
ここで、接続箱10は、2本のケーブルC,Cを接続する筒状の部材であり、所謂ジョイントボックスとも呼ばれるものである。接続箱10は、その内側で2本のケーブルC,Cを直列に接続する円筒形状の本体部11と、本体部11の長手方向における両側端部近傍の外周面に、ウインチWに接続された吊りワイヤWRを取り付けるための取付部12とを有している。
また、接続箱10は、本体部11の長手方向における両側端部から長手方向に沿って突出されたアダプタ13を有している。このアダプタ13は、管状体接続構造物1を接続箱10と機械的に接続するためのものであり、かつ、ケーブルCを接続箱10の本体部11から外方へ長手方向に沿って真っ直ぐに導出するように案内するものである。
管状体接続構造物1は、複数の管状体31を軸線方向に沿って互いに直列に連結して形成したものであり、ケーブルCの外周面を包覆している。一方の管状体接続構造物1により包覆されたケーブルCと、他方の管状体接続構造物1により包覆されたケーブルCとは、接続箱10の内部で互いに電気的に接続されている。
ここで、ケーブルCは、陸地に設けられた所定の地上設備と、水上に浮かぶ、例えば、風力発電設備等の水上設備との間を接続し、例えば、電力の供給や、通信(光通信を含む)に用いられる可撓性を有する長尺体である。なお、長尺体としては、ケーブルCの他に、例えば、海底送水管、海底送油管、海水取水用管等の流体輸送管を長尺体として用いてもよい。
<管状体>
管状体31は、その軸線方向に沿って互いに複数連結されるものであり、管状体接続構造物1を形成する非可撓性の一要素である。管状体31は、非可撓性の剛体であれば材質には限定されないが、例えば、鉄、鋼、ステンレス、アルミニウム若しくはアルミニウム合金等の金属材料、または、プラスチック、硬質プラスチック若しくはガラス繊維、炭素繊維等の繊維によって補強された繊維強化プラスチック等の樹脂材料により形成されている。金属製の管状体31の場合には、例えば樹脂等を被覆して防食処理が施されていることが好ましい。管状体31の製造方法としては、例えば、金属製の管状体31は鋳造により製造され、樹脂製の管状体31は射出成形法により製造される。管状体31の強度や製造コストの点から管状体31は鋳鉄製であることが特に好ましい。
管状体31は、ケーブルCを外側から取り囲んで包覆するとともに、互いに連結された管状体31同士の相対的な移動や角度変動を許容し、管状体31同士の可動域を制限する構成を有している。つまり、管状体31が軸線X方向に沿って互いに複数連結されたことにより形成された管状体接続構造物1は、ケーブルCの曲げを許容曲率の範囲内で規制することが可能となる。
図2および図3(a)、(b)に示すように、管状体31は、筒体部32と、フランジ部33と、係合部34とを備えている。筒体部32は、中空の円筒形状を有しており、主にケーブルCを外側から包覆する部分である。フランジ部33は、筒体部32の軸線X方向の一端において、当該軸線Xとは垂直な方向に突出した円環状の部分である。係合部34は、筒体部32の軸線X方向の他端において、当該軸線Xとは垂直な方向に突出し、軸線X方向に沿った断面が略U字形状を有する部分である。なお、管状体31は、軸線X方向に沿って半分に分割された2つの半割部材31a,31bが合体することにより形成される。
筒体部32は、図3(a)に示すように、円筒形状の本体部分32aと、当該本体部分32aの一端において一体に形成された略筒状の湾曲部分32bとを備えている。なお、本体部分32aは、円筒形状に限らず角筒形状を有していてもよい。
本体部分32aは、円筒状の部位であり、その内周面に軸線X方向に沿った断面において径方向の内方へ円弧状に膨らみ、ケーブルCの外周面と面接触可能な膨出部分32cを有している。膨出部分32cは、本体部分32aの内周面の周方向にわたって環状に形成されている。なお、膨出部分32cの詳細については後述する。
湾曲部分32bは、本体部分32aの一端に本体部分32aの外周面から径方向の外方へ膨らんだ部位である。湾曲部分32bは、本体部分32aよりも拡径した球帯状の内周面32bsを有する。
また、筒体部32は、図2および図3(a)に示すように、半割部材31a,31b同士を連結するために用いられる連結板35をさらに有している。連結板35は、平面視矩形状に形成された板状の部位であり、半割部材31a,31bの軸線X方向に沿った開口の、当該半割部材31a,31aの周方向における両端縁に当該半割部材31a,31bの外周面から径方向の外方へ立設して一体に形成されている。なお、連結板35は、後述する係合部34の側壁部34aと一体に形成されている。
連結板35は、ボルトB(図2参照。)が挿通される2つの挿通孔35aを有する。ボルトBは、2つの半割部材31a,31bの連結板35同士が当接されて重ねられた状態で、挿通孔35aに挿入され、ナットNにより締結される。その際、ケーブルCは、2つの半割部材31a,31bが合体された管状体31により包覆された状態となる。
筒体部32は、図2および図3(b)に示すように、その外周面から径方向の外方に向かって立設しているリブ36を有する。リブ36は、軸線X方向とは垂直に、いずれの連結板35,35からも同距離だけ離間された位置に形成されている。リブ36は、係合部34の側壁部34aと一体に形成されていて、フランジ部33に向かって次第に突出量が減少するような三角形状に形成されている。
[フランジ部]
フランジ部33は、図3(a)、(b)に示すように、2つの半割部材31a,31bが互いに連結されて管状体31を形成した場合に、当該管状体31の湾曲部分32bの外周面に形成される部位であり、湾曲部分32bの開口端32dに形成されている。フランジ部33は、その径方向の外側端部に丸みを帯びた外周側端面33aを有している。
[係合部]
係合部34は、図3(a)、(b)に示すように、2つの半割部材31a,31bが互いに連結されて管状体31を管状に形成した場合に、当該管状体31の他方の端部の外周面に形成される部位であり、筒体部32の開口端32eに沿って環状に形成されている。つまり、係合部34は筒体部32の外周面に、例えば軸線Xを中心にして円環状に形成されている。
係合部34は、軸線X方向に沿った断面において断面U字形状を有し、互いに対向した2つの側壁部34a,34bと、当該側壁部34a,34bを繋ぐ外周壁部34cとを有する。具体的には、係合部34は、本体部分32aの外周面から径方向外側に延びた側壁部34aと、軸線X方向において所定の間隔を置いて当該側壁部34aに対向する側壁部34bと、当該2つの側壁部34a,34bを繋ぐ外周壁部34cとを有する。
ここで、断面U字形状の係合部34とは、例えば図3(a)に示すX軸方向に沿った断面おいて係合部34の互いに対向する側壁部34a、側壁部34b、および、外周壁部34cを辿る線の軌跡がU字に形成された部分のことである。また、軸線Xに沿った係合部34の断面形状は、厳密なU字に限るものではなく、例えば馬蹄形のような曲線により略U字に形成される部分であってもよい。
側壁部34bは、軸線X方向に沿った断面において、側壁部34aよりも短く形成されており、当該側壁部34bに形成された開口34hを有している。開口34hの内径は、筒体部32の膨出部分32cの最内径よりも大きい。
因みに、係合部34は、軸線X方向に沿った断面において、側壁部34aよりも短い側壁部34bにより断面U字形状を形成しているが、これに限らず、側壁部34aよりも側壁部34bの方が長く形成されていたり、側壁部34a,34bが共に同じ長さで形成されていてもよい。
また、開口34hの内径は、筒体部32の外径よりも大きいが、フランジ部33の外径よりも小さく形成されている。これにより、フランジ部33と係合部34の側壁部34bとが係合された後、その係合状態が解消されることを防止している。なお、係合部34にフランジ部33が係合された状態では、開口34hにおいて、側壁部34bと筒体部32の湾曲部分32bの外周面との間に一定のクリアランス(隙間)Clが形成されている。
側壁部34aは、内側の面(以下、これを「内側面」ともいう。)34asを有し、側壁部34bは内側面34bsを有し、外周壁部34cは内側面34csを有している。内側面34csは、緩やかな円弧状の面として形成されている。外周壁部34cの内側面34csにより規定される内径は、フランジ部33の外径と同じであるが、フランジ部33の外周側端面33aが外周壁部34cの内側面34csに対して滑らかに摺動可能である。
側壁部34aの内側面34asと、側壁部34bの内側面34bsとの間の距離Dは、係合部34に対してフランジ部33が軸線X方向に沿って移動可能な間隔である。つまり、距離Dは、軸線X方向に沿ったフランジ部33の厚さよりも広く設定されている。したがって、フランジ部33の外周側端面33aが他方の管状体31の外周壁部34cの内側面34csに常に摺接するとともに、側壁部34aの内側面34as、または、側壁部34bの内側面34bsに当接され得る構造を有している。かくして、側壁部34aの内側面34asと、側壁部34bの内側面34bsとの距離Dに応じて、一方の管状体31と他方の管状体31との間における相対角度が変化する。
例えば、図4は、管状体接続構造物1による3つの異なる最大曲げ角度θ1乃至θ3を規定することが可能であることを示す図である。例えば、図5(a)に示す管状体接続構造物1は、管状体31同士の最大曲げ角度θ1に対応した最大曲率半径Raを有し、図5(b)に示す管状体接続構造物1は、管状体31同士の最大曲げ角度θ2に対応した最大曲率半径Rbを有し、図5(c)に示す管状体接続構造物1は、管状体31同士の最大曲げ角度θ3に対応した最大曲率半径Rcを有する。以下、最大曲率半径Ra,Rb,Rcを最大曲率半径Rと称する場合がある。
ここで、「最大曲げ角度」とは、一方の管状体31の軸線Xと、隣り合う他方の管状体31の軸線Xとの最大角度差、すなわち、一方の管状体31と他方の管状体31との間で最大に変位したときの相対角度である。
管状体接続構造物1においては、図5(a)乃至図5(c)に示すように、一方の管状体31のフランジ部33の外周側端面33aが他方の管状体31の外周壁部34cの内側面34csに摺接するとともに側壁部34bの内側面34bsに当接し、かつ、側壁部34aの内側面34asに同時に当接したときに最大曲げ角度θ1乃至θ3となる。
管状体接続構造物1が形成する最大曲げ角度θ1乃至θ3は、管状体31の係合部34における側壁部34aの内側面34asと側壁部34bの内側面34bsとの間の距離D1,D2,D3に応じて変化する。
ここで、図6(a)、(b)に示す筒体部32の本体部分32aにおける膨出部分32cについて説明する。膨出部分32cは、筒体部32の軸線X方向に沿って本体部分32aのフランジ部33の側の一端から中央に向かって膨出量が次第に増え、その中央から本体部分32aの係合部34の側の他端へ向かって当該膨出量が次第に減少するような円弧状に形成されている。つまり、本体部分32aの内径は、本体部分32aの端部から軸線X方向に沿って中央に向かうにつれて縮径しており、本体部分32aの中央において内径が最も小さくなっている。
図6(a)に部分的に示すように、複数の管状体31を互いに最大曲げ角度が形成された状態で環状に連結した場合、互いに隣接する管状体31の湾曲部分32bの内周面32bsにおける仮想円VC1の中心点P1、互いに隣接する管状体31の係合部34の内側面34csにおける仮想円VC2の中心点P2が存在することになる。
ここで、中央の管状体31における湾曲部分32bの仮想円VC1の中心点P1と、その左側の管状体31における係合部34の仮想円VC2の中心点P2とは一致している。また、中央の管状体31における係合部34の仮想円VC2の中心点P2と、その右側の管状体31における湾曲部分32bの仮想円VC1の中心点P1とは一致している。これら複数の中心点P1(P2)、中心点P2(P1)、・・・、を通って、最大曲率半径Rを有する仮想円VC3が形成される。
また、図6(b)に示すように、膨出部分32cは、最大曲率半径Rを有する仮想円VC3の曲率にほぼ合うように円弧形状に膨出して形成されている。膨出部分32cの円弧形状により形成される仮想円VC4、および、仮想円VC3は、互いに中心点を同じにする同心円である。なお、仮想円VC3および仮想円VC4は、互いに近似した値の曲率および曲率半径を有する。
<吊り下げ方法>
続いて、図7(a)および図7(b)を用いて、管状体接続構造物1により包覆したケーブルCを水底Bに敷設する工程を説明する。図7(a)に示すように、2本のケーブルC,Cを接続箱10により連結し、管状体31の半割部材31a,31bを合体させることによりケーブルCを包覆するとともに、互いに隣接する管状体31同士をフランジ部33および係合部34を順次連結して管状体接続構造物1を形成した後、船舶SからウインチWにより吊りワイヤWRを介して吊り下げる。
図7(b)に示すように、管状体接続構造物1によって包覆されたケーブルCは、船舶SのウインチWによって吊りワイヤWRを介して吊り下げられた状態において徐々に水中Hに落とし込まれていく。その際、管状体接続構造物1により包覆されておらず、水中Hにおいて管状体接続構造物1から露出したケーブルCの一部が最初に水底Bに着底し、船舶Sの矢印方向への進行とともに次第に管状体接続構造物1が着底されていく。因みに、ケーブルCおよび管状体接続構造物1は吊りワイヤWRとともに、水底Bへの着底後にウインチWから切り離される。
ここで、ケーブルCは、管状体接続構造物1により包覆されているため、接続箱10の近傍においてケーブルCの自重により許容曲率を超えて曲がってしまうことが未然に防止されている。
<効果>
次に、管状体接続構造物1によるケーブルCの曲げを規制する効果について説明する。図8(a)は、一方の管状体31および他方の管状体31の間で曲げが生じておらず、直線状に連結された状態であり、ケーブルCが直線状に包覆されている場合の一方の管状体31および他方の管状体31を示す図である。図8(b)は、接続箱10の近傍においてケーブルCの自重により、他方の管状体31よりも一方の管状体31が大きく傾斜した曲げ状態を示す図である。
図8(a)に示すように、2つの管状体31が直線状に連結されている場合、一方の管状体31のフランジ部33の外周側端面33aが係合部34の外周壁部34cの内側面34csおよび側壁部34bの内側面34bsの双方に同時に当接している。
図8(b)に示すように、ケーブルCの自重により、他方の管状体31に対して一方の管状体31が水底Bの方へ大きく傾斜して最大曲げ角度θが形成される場合、他方の管状体31のフランジ部33の外周側端面33aが外周壁部34cの内側面34csに当接するとともに、水面側において側壁部34bの内側面34bsに当接し、かつ、水底B側において側壁部34aの内側面34asに当接している。
この場合、一方の管状体31は、側壁部34bに当接している他方の管状体31のフランジ部33を支点として回動した状態にある。この状態においては、一方の管状体31が他方の管状体31に対して水底B側へこれ以上、回動することはない。したがって、ケーブルCを許容曲率を超えて屈曲させることを防止することができる。
さらに、管状体接続構造物1の内部で包覆されたケーブルCの外周面は、管状体31の膨出部分32cと面接触するため、管状体31とケーブルCとの局所的な接触を回避することができる。これにより、ケーブルCが早期に破損することを防止ことができる。
また、管状体接続構造物1を構成する管状体31は、環状のフランジ部33と環状の係合部34とによりクリアランスClを持って連結されているため、当該管状体31の可動域が全周(360°)に及ぶことになる。
また、管状体31は、係合部34の側壁部34aの外周面に連結板35およびリブ36が一体に形成されているので、隣接する管状体31の連結部分、特に係合部34にかかる負荷に対しても十分に耐え得る高い剛性を得ることができ、かくして、長期にわたって安定してケーブルCを包覆することができる。
<他の実施の形態>
管状体接続構造物1は、全て同じ管状体だけにより形成されているだけなく、図5(a)乃至図5(c)に示したような、管状体31の係合部34における側壁部34aの内側面34asと、側壁部34bの内側面34bsとの距離Dが異なる管状体を組み合わせて構成してもよい。
また、上記の実施の形態においてケーブルCは、接続箱10において吊りワイヤWRを介してウインチWにより吊り下げられるが、管状体31の連結板35に取り付けられた金属製の吊り部材40を介しても吊り下げるようにしてよい。図9は、吊り部材が取り付けられた管状体を示す図であり、図9(a)は、当該管状体の側面図であり、図9(b)は、図9(a)のI−I線に沿った管状体の断面図である。
この吊り部材40は、図9(a)に示すように、管状体接続構造物1を構成する少なくとも1つの管状体31の連結板35に取り付けられている。この吊り部材40は、図9(b)に示すように、管状体31に連結される一対の連結プレート41,41と、吊りワイヤWRが取り付けられる係合プレート42とを備えている。
連結プレート41は、ボルトBが挿通される挿通孔41aと、ボルトB1が挿通される挿通孔41bと、を有する。係合プレート42は、ボルトB1が挿通される挿通孔42aと、吊りワイヤWRが取り付けられる係合孔42bと、を有する。
このような吊り部材40を管状体接続構造物1の少なくとも1つの管状体31に連結して、当該吊り部材40を介して吊りワイヤWRによりケーブルCを吊り下げる場合、ケーブルCの自重によってフランジ部33および係合部34の連結部分に対する負担を減少させることができる。
<その他>
なお、接続箱10を介して接続された2本のケーブルC,Cを吊り下げる際に管状体接続構造物1を使用する実施の形態を記載してきたが、上記の管状体接続構造物1は、例えば、洋上の設備と海底Bとの間で垂れ下がるケーブルを包覆して、ケーブルが許容曲率を超えて屈曲してしまうことを防止することもできる。
1 管状体接続構造物
31 管状体
31a,31b 半割部材
32 筒体部
32a 本体部分
32b 湾曲部分
32c 膨出部分
33 フランジ部
34 係合部
34a,34b 側壁部
34c 外周壁部
35 連結板(連結部)
36 リブ
40 吊り部材
B ボルト
N ナット
C ケーブル(長尺体)
X 軸線

Claims (7)

  1. 可撓性の長尺体を外面から包覆する非可撓性の管状体であって、
    前記長尺体を外側から包覆する筒状の筒体部と、
    前記筒体部の軸線方向の一端に当該筒体部の径方向の外方へ突出した所定の厚さを有する環状のフランジ部と、
    前記軸線方向の他端において他の管状体の前記フランジ部と係合し、前記軸線方向に沿った断面において断面U字状の環状の係合部と、
    を備え、
    前記係合部は、前記フランジ部の前記厚さよりも広い間隔を隔てた状態で前記軸線方向に沿って対向配置された一対の側壁部を有し、
    前記筒体部は、当該筒体部の外面から前記径方向の外方へ立設されるとともに前記軸線に沿って延在したリブを有し、
    前記リブは、一端が前記係合部と一体に形成されている
    ことを特徴とする管状体。
  2. 前記筒体部は、その内面に、前記軸線方向に沿った断面において前記径方向の内方へ円弧状に膨らんだ膨出部分を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管状体。
  3. 前記筒体部は、当該筒体部を前記軸線方向に沿って半分に分割した2つの半割部材からなる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の管状体。
  4. 前記半割部材は、
    前記2つの半割部材を互いに当接した状態で連結するために前記半割部材の前記外面から径方向の外方へ立設された板状の連結部を備え、
    前記2つの半割部材の前記連結部が互いに当接された状態で所定の固定具により一体に連結される
    ことを特徴とする請求項3に記載の管状体。
  5. 前記リブは、前記筒体部の外面において前記連結部と前記連結部との間に設けられている
    ことを特徴とする請求項4に記載の管状体。
  6. 前記連結部は、一端が前記係合部と一体に形成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の管状体。
  7. 可撓性の長尺体を外面から包覆する非可撓性の管状体が直列に複数連結された管状体接続構造物であって、
    前記長尺体を外側から包覆する筒状の筒体部と、
    前記筒体部の軸線方向の一端に当該筒体部の径方向の外方へ突出した所定の厚さを有する環状のフランジ部と、
    前記軸線方向の他端において他の管状体の前記フランジ部と係合し、前記軸線方向に沿った断面において断面U字状の環状の係合部と、
    を備え、
    前記係合部は、前記フランジ部の前記厚さよりも広い間隔を隔てた状態で前記軸線方向に沿って対向配置された一対の側壁部を有し、
    前記筒体部は、当該筒体部の外面から前記径方向の外方へ立設されるとともに前記軸線に沿って延在したリブを有し、
    前記リブは、一端が前記係合部と一体に形成されている
    ことを特徴とする管状体連結構造体。
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