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JP2018032944A - 水晶振動板、及び水晶振動デバイス - Google Patents

水晶振動板、及び水晶振動デバイス Download PDF

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JP2018032944A
JP2018032944A JP2016162996A JP2016162996A JP2018032944A JP 2018032944 A JP2018032944 A JP 2018032944A JP 2016162996 A JP2016162996 A JP 2016162996A JP 2016162996 A JP2016162996 A JP 2016162996A JP 2018032944 A JP2018032944 A JP 2018032944A
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JP2016162996A
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賢周 森本
Kenshu Morimoto
賢周 森本
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Daishinku Corp
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Daishinku Corp
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Abstract

【課題】 耐衝撃性を高めつつ電気的特性の劣化を抑制したより信頼性の高い水晶振動板、及び水晶振動デバイスを提供する。【解決手段】 ATカットの水晶振動板2であって、中央部分で表裏主面に励振電極が形成された平面視矩形状の振動部22と、振動部の外周に形成された平面視矩形状の切り抜き部21と、上記切り抜き部の外周に形成されるとともに平面視矩形状の外枠部23と、上記振動部と外枠部を接続するとともに、上記振動部のX軸方向に沿った辺の一端部から、上記振動部のZ´軸方向に沿って延出された1つの連結部24とを有している。上記連結部が接続された振動部の角部に対して対角の振動部の角部に近接する上記外枠部のZ´軸方向の内周端には、凸部23b,23cを形成している。【選択図】 図4

Description

本発明は、一主面に形成された第1励振電極と、他主面に形成された第2励振電極とが備えられたATカットの水晶振動板及びこの水晶振動板が備えられた水晶振動デバイスに関する。
近年、各種電子機器の動作周波数の高周波化や、パッケージの小型化(特に低背化)が進んでいる。そのため、高周波化やパッケージの小型化にともなって、水晶振動デバイスも高周波化やパッケージの小型化への対応が求められている。
特に、水晶振動デバイスのうち小型化に対応したものとしては、その筐体が直方体のパッケージで構成され、ガラスや水晶など脆性材料からなる第1封止部材及び第2封止部材と、両主面に励振電極が形成された水晶振動板とから構成され、第1封止部材と第2封止部材とが水晶振動板を介して積層して接合され、パッケージの内部に配された水晶振動板の励振電極が気密封止されている(例えば、下記する特許文献1ご参照)ものがある。このような積層形態の水晶振動デバイスでは一般的にサンドイッチ構造と称している。
特開2015−122652号公報
ところで、上述のようなサンドイッチ構造の水晶振動デバイスでは、水晶振動板の機能領域に、水晶振動子として励振するための振動部としての領域と、水晶振動板と封止部材とを接合して振動部を気密封止するための外枠部としての領域と、外枠部によって上記振動部の励振が妨げられないように、外枠部と振動部とを隔離するための切り抜き部としての領域と、振動部と外枠部とを接続するため連結部としての領域と、水晶振動板の配線と封止部材の配線とを電気的に接続するための配線部(配線パターンや配線用のスルーホール等)としての領域とがある。
このような水晶振動デバイスでは、連結部の構成によって、振動部から外枠部へと振動変位の伝わりが大きくなると振動漏れが生じて圧電振動効率が悪くなることがあったり、落下などの外的衝撃に対して振動部が大きく撓むことで連結部の破損を招いたりするなどの問題点があった。特に、サンドイッチ構造の水晶振動デバイスでは、連結部の設計だけで振動漏れの悪影響をなくすとともに耐衝撃性能を高めることを同時に実現することは困難であるのが現状であった。
そこで、上記課題を解決するために、本発明は、耐衝撃性を高めつつ電気的特性の劣化を抑制したより信頼性の高い水晶振動板、及び水晶振動デバイスを提供することを目的とする。
本発明では、上記目的を達成するために、一主面と他主面とを有する平面視矩形状のATカットの水晶振動板であって、上記水晶振動板の中央部分で、一主面に第1励振電極が形成され、他主面に第2励振電極が形成された平面視矩形状の振動部と、上記振動部の外周に形成された切り抜き部と、上記切り抜き部の外周に形成されるとともに内周端が平面視矩形状の外枠部と、上記振動部と外枠部を接続するとともに、上記振動部のX軸方向に沿った辺の一端部から、上記振動部のZ´軸方向に沿って延出された1つの連結部とを有しており、上記連結部が接続された振動部の角部に対して対角の振動部の角部に近接する上記外枠部のZ´軸方向の内周端には、凸部を形成している。
上記構成により、振動部と外枠部との接続を、振動部のX軸方向に沿った辺の一端部から振動部のZ´軸方向に沿って延出された1つの連結部のみで実現することで、ATカットの振動部のうち振動変位分布のより高い軸方向であるX軸に沿って延出された連結部が構成されることはない。加えて、平面視矩形状の振動部では角部(X軸方向の辺の端部)における振動変位が最も低い領域となる。このため、振動部から外枠部への振動漏れの影響が少なくなり、より効率的に水晶振動板の振動部を圧電振動させることができる。また、1つの連結部のみで振動部と外枠部を接続することで、複数の連結部により振動部と外枠部を接続した場合と比較して、振動部への応力のかかり具合を低減できる。このため、外枠部から加わる応力によって、振動部に応力が加わることで周波数シフトすることが抑制されるので、より安定して水晶振動板の振動部を圧電振動させることができる。
また、落下や加工工程における外的な衝撃が水晶振動板に加わった場合に、水晶振動板の振動部うち最も変位しやすいのは、連結部が接続された振動部の角部に対して対角位置の振動部の角部である振動部の自由端となる。そして、連結部はZ´軸方向に沿って延出されているので、上記振動部の自由端は、特に板面方向(X軸とZ´軸)のうちX軸方向に過度な変位が生じやすい。そこで、上記連結部が接続された振動部の角部に対して対角の振動部の角部に近接する上記外枠部のZ´軸方向の内周端には、凸部を形成しているため、振動部の自由端がX軸方向に過度な変位が起こる前に、外枠部のZ´軸方向の内周端の凸部に振動部の自由端近傍の端部が当接し支持される。このため、水晶振動板の振動部が板面方向に大きく撓むことがなくなり、連結部の破損などを防止することができる。また、振動部に凸部を形成しないで外枠部に凸部を形成しているので、振動部に凸部を形成することによる振動変位領域の変化やスプリアスの発生などの圧電振動特性への悪影響を及ぼすリスクがなくなり、外枠部の剛性を高めることによる耐衝撃性能の向上にも貢献できる。
また、外枠部のZ´軸方向の内周端の一部にのみ凸部を設けることで、振動部の有効面積を狭めることもなくなり、水晶振動板の小型化による振動領域の縮小による電気的特性の低下をなくすこともできる。
また、上記連結部が接続されていない振動部の他の角に近接する外枠部のZ´軸方向の内周端にも、上記切り抜き部の幅を狭くする凸部を形成することで、2点以上のより多点で構成することができ、振動部の板面方向(X軸とZ´軸)に変位することがより一層抑えることができる。
以上により、本発明では、耐衝撃性を高めつつ電気的特性の劣化を抑制したより信頼性の高い水晶振動板を提供することができる。
本発明では、上記水晶振動板の一主面を覆う第1封止部材と、上記水晶振動板の他主面を覆う第2封止部材とが備えられた積層形態であるサンドイッチ構造の水晶振動デバイスに適用するのに望ましい。
このような構成によると、水晶振動板を第1封止部材と第2封止部材とで挟まれた構造であるので、比較的に小型の水晶振動デバイスとすることができる。また、上述した水晶振動板が備えられているので、水電振動デバイスとしての小型化を実現しながら耐衝撃性を高めつつ電気的特性の劣化を抑制することができる。
以上により、本発明では、耐衝撃性を高めつつ電気的特性の劣化を抑制したより信頼性の高い水晶振動板を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態にかかる水晶振動子の各構成を示した概略構成図である。 図2は、水晶振動子の第1封止部材の概略平面図である。 図3は、水晶振動子の第1封止部材の概略裏面図である。 図4は、水晶振動子の水晶振動板の概略平面図である。 図5は、水晶振動子の水晶振動板の概略裏面図である。 図6は、水晶振動子の第2封止部材の概略平面図である。 図7は、水晶振動子の第2封止部材の概略裏面図である。 図8は、本発明の他の実施形態に関する平面図である。 図9は、図8のC−C線に沿った断面図である。 図10は、本発明の他の実施形態に関する平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では、水晶振動デバイスとして水晶振動子に本発明を適用した場合について説明する。
本形態にかかる水晶振動子101では、図1に示すように、水晶振動板2と、水晶振動板2の第1励振電極221(図4参照)を覆い、水晶振動板2の一主面211に形成された第1励振電極221を気密封止する第1封止部材3と、この水晶振動板2の他主面212に、水晶振動板2の第2励振電極222(図5参照)を覆い、第1励振電極221と対になって形成された第2励振電極222を気密封止する第2封止部材4が設けられている。この水晶振動子101では、水晶振動板2と第1封止部材3とが接合され、水晶振動板2と第2封止部材4とが接合されてサンドイッチ構造のパッケージ12が構成される。
そして、水晶振動板2を介して第1封止部材3と第2封止部材4とが接合されることで、パッケージ12の内部空間13が形成され、このパッケージ12の内部空間13に、水晶振動板2の両主面211,212に形成された第1励振電極221及び第2励振電極222を含む振動部22が気密封止されている。本形態にかかる水晶振動子101は、例えば、1.0×0.8mmのパッケージサイズであり、小型化と低背化とを図ったものである。また、小型化に伴い、パッケージ12では、キャスタレーションを形成せずに、貫通孔(第1〜第3貫通孔)を用いて電極の導通を図っている。
次に、上記した水晶振動子101の各構成について、図1〜図7を用いて説明する。なお、ここでは、水晶振動板2と第1封止部材3と第2封止部材4が接合されていない夫々単体として構成されている各部材について説明を行う。
水晶振動板2は、図4,5に示すように、圧電材料である水晶からなり、その両主面(一主面211,他主面212)が平坦平滑面(鏡面加工)として形成されている。これらの一主面211と他主面212とは平行面である。本形態では、水晶振動板2として、平面視矩形状の厚みすべり振動を行うATカット水晶板が用いられている。図4,5に示す水晶振動板2では、水晶振動板2の両主面211,212が、XZ´平面とされている。このXZ´平面において、水晶振動板2の短手方向(短辺方向)に平行な方向がX軸方向とされ、水晶振動板2の長手方向(長辺方向)に平行な方向がZ´軸方向とされている。なお、ATカットは、人工水晶の3つの結晶軸である電気軸(X軸)、機械軸(Y軸)、及び光学軸(Z軸)のうち、Z軸に対してX軸周りに35°15′だけ傾いた角度で切り出す加工手法である。ATカット水晶板では、X軸は水晶の結晶軸に一致する。Y´軸及びZ´軸は、水晶の結晶軸のY軸及びZ軸からそれぞれ35°15′傾いた軸に一致する。Y´軸方向及びZ´軸方向は、ATカット水晶板を切り出すときの切り出し方向に相当する。
水晶振動板2の中央部分には平面視矩形状に形成された振動部22を有しており、その両主面(一主面211,他主面212)に一対の励振電極(第1励振電極221,第2励振電極222)が形成されている。第1励振電極221,第2励振電極222には、後述する外部電極端子(一外部電極端子431,他外部電極端子432)に接続するための引出電極(第1引出電極223,第2引出電極224)が接続されている。
つまり、振動部22の一主面側に第1励振電極221が形成され、当該第1励振電極221に対向するとともに振動部22の他主面側に第2励振電極222が形成されている。
また、第1励振電極221には、後述する連結部24を経由して外枠部23へと延出され、最終的に一外部電極端子431に接続される第1引出電極223が形成され、第2励振電極222には、後述する連結部24を経由して外枠部23へと延出され、最終的に他外部電極端子432に接続される第2引出電極224が形成されている。
また、水晶振動板2の振動部22の外周に形成され水晶振動板2の厚み方向に貫通(一主面211と他主面212との間を貫通)する外周端と内周端とが平面視矩形状の切り抜き部21と、振動部22と切り抜き部21との外周を取り囲んだ状態で形成された外周端と内周端とが平面視矩形状の外枠部23と、振動部22と外枠部23を接続するとともに水晶振動板2のZ´軸方向に延出された1つの連結部(保持部)24とを有しており、水晶振動板2は振動部22と連結部24と外枠部23とが一体的に設けられた構成となっている。これら振動部22と連結部24と外枠部23の両主面(一主面,他主面)は、お互いに同じ面もしくは厚みが異なる平行面として形成されている。本形態では、振動部22と連結部24の厚みが同じ厚みで、これらの厚みより外枠部23の厚みが厚く形成されているため、振動部22と連結部24との両主面(一主面,他主面)がそれぞれ同じ面となり、振動部22と連結部24との両主面(一主面,他主面)に対して外枠部23の両主面(一主面,他主面)は平行な面となる。
なお、本形態に限らず、振動部22と連結部24の厚みを変更してもよく、例えば、外枠部23が最も厚く形成し、振動部22が次に厚くなるように形成し、連結部24が最も薄くなるように形成してもよい。また、振動部22の一部に厚みの異なる領域を形成しメサ形状あるいは逆メサ形状としてもよい。このような外枠部23と連結部24との厚みの違いにより、外枠部23と連結部24、あるいは連結部24と振動部22との圧電振動の固有振動数が異なることになり、お互いに共鳴しにくくなる。
また、図8,図9に示すように、連結部24と外枠部23とが同じ厚みで、振動部22のみが薄く形成してもよい。このような構成では、振動部22と連結部24の圧電振動の固有振動数が異なることになり、振動部22の圧電振動に連結部24が共鳴しにくくなることに加えて、連結部24の外枠部23との接続部分の剛性を高めるとともに、外部衝撃により振動部22が変位することで連結部24に加わる歪応力の集中を緩和させることができる。
つまり、本形態では、連結部24は、振動部22と外枠部23との間のZ´軸方向に1箇所のみに設けられており、振動部22の+X方向かつ−Z´方向に位置する1つの角部22aのみ(振動部22のX軸方向に沿った辺の一端部)から、−Z´方向に向けて外枠部23まで延びている(Z´軸方向に沿って延出されている)。連結部24が設けられていない箇所が切り抜き部21としての空間(隙間)になっている。このように、振動部22の外周端部のうち、圧電振動の変位が比較的小さい角部22aの1カ所にのみ(振動部22のX軸方向に沿った辺の一端部)にZ´軸方向に延出された1つの連結部24が設けられている。
このため、ATカットの振動部22のうち振動変位分布のより高い軸方向であるX軸に沿って延出された連結部24が構成されることはない。加えて、平面視矩形状の振動部22では角部(X軸方向の辺の端部)における振動変位が最も低い領域となる。このため、連結部24を介して振動部22から外枠部23への圧電振動の漏れの影響が少なくなり、より効率的に水晶振動板2の振動部22を圧電振動させることができる。また、連結部24を2つ以上設けた場合に比べて、振動部22に作用する応力を低減することができ、そのような応力に起因する圧電振動の周波数シフトを低減して圧電振動の安定性を向上させることができる。また、小型化に有利な外枠部付きの水晶振動板2とすることができる。
本発明では、上述のように、振動部22のX軸方向の端部からZ´軸方向に沿って延出する1つだけの連結部24を有することに特徴があり、この特徴に加えて、外枠部23のZ´軸方向の内周端には、少なくとも連結部が接続された振動部22の角部に対して対角(振動部の自由端)の角部に近接する凸部を形成していることにも特徴がある。以下、図4,図5に示すように、本実施形態による追加の特徴点の詳細について説明する。
外枠部23のZ´軸方向の内周端231には、連結部24が接続された振動部22の角部22aの対角位置の角部22cに近接する半円形状の凸部23cを形成しており、外枠部23の内周端231にX軸方向に対向する内周端232で、振動部22の角部22bに近接するとともに凸部23cに対向する位置にも、同じ形状の凸部23bが形成されている。つまり、外枠部23のZ´軸方向の2つの内周端231と内周端232には、振動部22の角部22cと角部22bとに近接する半円形状の2つの凸部23bと凸部23cとが、外枠部23のX軸方向の中心を通るとともにZ´軸に沿った中心線に線対称に形成されている。
このため、振動部22の自由端である角部22cがX軸方向に過度な変位が起こる前に、外枠部23のZ´軸方向の内周端231の凸部23cに振動部22の角部22c近傍の端部が当接し支持されるとともに、外枠部23のZ´軸方向の内周端232の凸部23dに振動部22の角部22d近傍の端部が当接し支持される。このため、水晶振動板2の振動部22が板面方向に大きく撓むことがなくなり、連結部24の破損などを防止することができる。また、これらの凸部23c,23dは、外枠部23のZ´軸方向の内周端の一部にのみ設けられていることで、振動部22の有効面積を狭めることもなくなり、水晶振動板2の小型化による振動領域の縮小による電気的特性の低下をなくすこともできる。
なお、凸部の数は本形態に限らず、図10(a)に示すように、連結部24が接続された振動部22の角部22aの対角位置となる角部22cに近接する外枠部23のZ´軸方向の内周端231の1カ所のみに半円形状の凸部23cを形成したものであってもよい。さらに、図10(b)に示すように、連結部24が接続された振動部22の角部22a以外である全ての角部22b,22c,22dに近接する外枠部23のZ´軸方向の内周端231および内周端232の3カ所に半円形状の凸部23bと凸部23cと凸部23dとを形成したものであってもよい。
なお、上記凸部は、平面視形状は半円形状のもの限るものでなく、楕円形状などの曲率形状のものであってもよいし、三角形や矩形などの多角形状のものであってもよい。加えて、各凸部の厚みは、加工工程に合わせて形成する場合、外枠部23や振動部22等の厚みと同じにすることが望ましいが、特に制限されるものではない。
また、本発明では、上述の特徴でのうち、特に、振動部22のX軸方向の端部からZ´軸方向に沿って延出する1つだけの連結部24を有することに加えて、連結部24は、外枠部23に向かって次第に幅が広くなる幅広部が形成されていることにも特徴がある。以下、図4,図5に示すように、本実施形態による追加の特徴点の詳細について説明する。
本形態の連結部24には、連結部の−X軸側の側面と+X軸側の側面の両方に、幅広部24aと幅広部24bを形成している。各幅広部は振動部22に接する端部241から外枠部23に接する端部242の全体にわたり、1方向のみに直線的に幅広になる平面視略ハの字形状として形成されている。
このため、連結部24の固定端側の外枠部23との接続部分の剛性を高めるとともに、外的な衝撃により水晶振動板2の振動部22が変位することで連結部24に加わる歪応力を外枠部に広がるように分散させることができる。しかも、連結部24全体を幅広に構成する場合に比べて、上述したように振動部22から外枠部23への振動漏れの影響も抑制することができる。
なお、これらの幅広部の形状は本形態に限らず、図10(a)に示すように、幅広部24a1は連結部24の中央から振動部22に接する端部241との接続点と外枠23に接する端部242との接続点の2方向に曲率状に幅広になるように形成したものであってもよい。さらに、図10(b)に示すように、幅広部24a2は連結部24の中央から振動部22に接する端部241との接続点と外枠23に接する端部242との接続点の2方向に直線に幅広になるように形成したものであってもよい。このように本形態の幅広部は、連結部24の全体(振動部22との接続点241から外枠部23との接続点242全体)に形成されてもよく、その一部だけに形成されてもよい。また幅広部は、外枠部側だけ形成するのではなく、外枠部側と振動部側の両方に形成されていてもよい。また、その形状も曲率状でもよく、直線状でもよくこれらを組み合わせたものでもよい。
そして、第1引出電極223は、第1励振電極221から引き出され、連結部24を経由して、外枠部23に形成された接続用接合パターン27に繋がっている。第2引出電極224は、第2励振電極222から引き出され、連結部24を経由して、外枠部23に形成された接続用接合パターン28に繋がっている。
第1励振電極221は、振動部22の一主面2201上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、この下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。第1引出電極223は、連結部24の一主面2401の一部と一側面の一部の上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、この下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。第2励振電極222は、振動部22の他主面2202上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、この下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。第2引出電極224は、連結部24の他主面2402の一部と他側面の一部の上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、この下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。
水晶振動板2の両主面211,212には、水晶振動板2を第1封止部材3及び第2封止部材4に接合するための振動側封止部25が夫々設けられている。水晶振動板2の一主面211の振動側封止部25に、第1封止部材3に接合するための振動側第1接合パターン251が形成されている。また、水晶振動板2の他主面212の振動側封止部25に、第2封止部材4に接合するための振動側第2接合パターン252が形成されている。振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252は、上述した外枠部23に設けられており、平面視で環状に形成されている。振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252は、水晶振動板2の両主面211,212の外周縁に近接するように設けられている。水晶振動板2の一対の第1励振電極221,第2励振電極222は、振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252とは電気的に接続されていない。
振動側第1接合パターン251は、一主面211上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜2511と、下地PVD膜2511上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜2512とからなる。振動側第2接合パターン252は、他主面212上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜2521と、下地PVD膜2521上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜2522とからなる。つまり、振動側第1接合パターン251と振動側第2接合パターン252とは、同一構成からなり、複数の層が両主面211,212の振動側封止部25上に積層して構成され、その最下層側からTi層(もしくはCr層)とAu層とが蒸着形成されている。このように、振動側第1接合パターン251と振動側第2接合パターン252とでは、下地PVD膜2511,2521が単一の材料(Ti(もしくはCr))からなり、電極PVD膜2512,2522が単一の材料(Au)からなり、下地PVD膜2511,2521よりも電極PVD膜2512,2522の方が厚い。また、水晶振動板2の一主面211に形成された第1励振電極221と振動側第1接合パターン251とは同一厚みを有し、第1励振電極221と振動側第1接合パターン251との表面が同一金属からなり、水晶振動板2の他主面212に形成された第2励振電極222と振動側第2接合パターン252とは同一厚みを有し、第2励振電極222と振動側第2接合パターン252との表面が同一金属からなる。また、振動側第1接合パターン251と振動側第2接合パターン252は、非Snパターンである。
ここで、第1励振電極221、第1引出電極223及び振動側第1接合パターン251を同一の構成とすることができ、この場合、同一のプロセスで第1励振電極221、第1引出電極223及び振動側第1接合パターン251を一括して形成することができる。同様に、第2励振電極222、第2引出電極224及び振動側第2接合パターン252を同一の構成とすることができ、この場合、同一のプロセスで第2励振電極222、第2引出電極224及び振動側第2接合パターン252を一括して形成することができる。詳細には、真空蒸着やスパッタリング、イオンプレーティング、MBE、レーザーアブレーションなどのPVD法(例えば、フォトリソグラフィ等の加工におけるパターンニング用の膜形成法)により下地PVD膜や電極PVD膜を形成することで、一括して膜形成を行い、製造工数を減らすことができ、コスト低減に寄与することができる。
また、水晶振動板2には、図4,5に示すように、一主面211と他主面212との間を貫通する1つの貫通孔(第1貫通孔26)が形成されている。第1貫通孔26は、水晶振動板2の外枠部23に設けられている。第1貫通孔26は、後述する第2封止部材4の接続用接合パターン453に繋がるものである。
第1貫通孔26には、図1,4,5に示すように、一主面211と他主面212とに形成された電極の導通を図るための貫通電極261が、第1貫通孔26の内壁面に沿って形成されている。そして、第1貫通孔26の中央部分は、一主面211と他主面212との間を貫通した中空状態の貫通部分262となる。第1貫通孔26の外周囲には、接続用接合パターン264,265が形成されている。接続用接合パターン264,265は、水晶振動板2の両主面211,212に設けられている。
水晶振動板2の一主面211に形成された第1貫通孔26の接続用接合パターン264は、外枠部23において、X軸方向に沿って延びている。また、水晶振動板2の一主面211には、第1引出電極223に繋がる接続用接合パターン27が形成されており、この接続用接合パターン27も、外枠部23において、X軸方向に沿って延びている。接続用接合パターン27は、振動部22(第1励振電極221)を挟んで、接続用接合パターン264とはZ´軸方向の反対側に設けられている。つまり、振動部22のZ´軸方向の両側に、接続用接合パターン27,264が設けられている。
同様に、水晶振動板2の他主面212に形成された第1貫通孔26の接続用接合パターン265は、外枠部23において、X軸方向に沿って延びている。また、水晶振動板2の他主面212には、第2引出電極224に繋がる接続用接合パターン28が形成されており、この接続用接合パターン28も、外枠部23において、X軸方向に沿って延びている。接続用接合パターン28は、振動部22(第2励振電極222)を挟んで、接続用接合パターン265とはZ´方向の反対側に設けられている。つまり、振動部22のZ´方向の両側に、接続用接合パターン28,265が設けられている。
接続用接合パターン27,28,264,265は、振動側第1接合パターン251,振動側第2接合パターン252と同様の構成であり、振動側第1接合パターン251,振動側第2接合パターン252と同一のプロセスで形成することができる。具体的には、接続用接合パターン27,28,264,265は、水晶振動板2の両主面211,212上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、当該下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。
水晶振動子101では、第1貫通孔26及び接続用接合パターン27,28,264,265は、平面視で内部空間13の内方(接合材11の内周面の内側)に形成される。内部空間13は、平面視で振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252の内方(内側)に形成される。内部空間13の内方とは、後述する接合材11上を含まずに厳密に接合材11の内周面の内側のことをいう。第1貫通孔26及び接続用接合パターン27,28,264,265は、振動側第1接合パターン251及び振動側第2接合パターン252とは電気的に接続されていない。
第1封止部材3には、曲げ剛性(断面二次モーメント×ヤング率)が1000[N・mm2]以下の材料が用いられている。具体的には、第1封止部材3は、図2,3に示すように、1枚のガラスウエハから形成された直方体の基板であり、この第1封止部材3の他主面312(水晶振動板2に接合する面)は平坦平滑面(鏡面加工)として形成されている。
この第1封止部材3の他主面312には、水晶振動板2に接合するための封止側第1封止部32が設けられている。封止側第1封止部32には、水晶振動板2に接合するための封止側第1接合パターン321が形成されている。封止側第1接合パターン321は、平面視で環状に形成されている。封止側第1接合パターン321は、第1封止部材3の他主面312の外周縁に近接するように設けられている。封止側第1接合パターン321は、第1封止部材3の封止側第1封止部32上の全ての位置において同一幅とされる。
この封止側第1接合パターン321は、第1封止部材3上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜3211と、下地PVD膜3211上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜3212とからなる。なお、本形態では、下地PVD膜3211には、Ti(もしくはCr)が用いられ、電極PVD膜3212にはAuが用いられている。また、封止側第1接合パターン321は、非Snパターンである。具体的には、封止側第1接合パターン321は、複数の層が他主面312の封止側第1封止部32上に積層して構成され、その最下層側からTi層(もしくはCr層)とAu層とが蒸着形成されている。
第1封止部材3の他主面312、つまり、水晶振動板2との対向面には、水晶振動板2の接続用接合パターン264,27と接合される接続用接合パターン35,36が形成されている。接続用接合パターン35,36は、第1封止部材3の短辺方向(図3のA1方向)に方向に沿って延びている。接続用接合パターン35,36は、第1封止部材3の長辺方向(図3のA2方向)に所定の間隔を隔てて設けられており、接続用接合パターン35,36のA2方向の間隔は、水晶振動板2の接続用接合パターン264,27のZ´軸方向の間隔(図4参照)と略同じになっている。接続用接合パターン35,36は、配線パターン33を介して互いに接続されている。配線パターン33は、接続用接合パターン35,36の間に設けられている。配線パターン33は、A2方向に沿って延びている。配線パターン33は、水晶振動板2の接続用接合パターン264,27とは接合されないようになっている。
接続用接合パターン35,36及び配線パターン33は、封止側第1接合パターン321と同様の構成であり、封止側第1接合パターン321と同一のプロセスで形成することができる。具体的には、接続用接合パターン35,36及び配線パターン33は、第1封止部材3の他主面312上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、当該下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。
水晶振動子101では、接続用接合パターン35,36及び配線パターン33は、平面視で内部空間13の内方(接合材11の内周面の内側)に形成される。接続用接合パターン35,36及び配線パターン33は、封止側第1接合パターン321とは電気的に接続されていない。なお、水晶振動子101では、図3のA1方向は、図4のX軸方向に一致し、図3のA2方向は、図4のZ´軸方向に一致する。
第2封止部材4には、曲げ剛性(断面二次モーメント×ヤング率)が1000[N・mm2]以下の材料が用いられている。具体的には、第2封止部材4は、図6,7に示すように、1枚のガラスウエハから形成された直方体の基板であり、この第2封止部材4の一主面411(水晶振動板2に接合する面)は平坦平滑面(鏡面加工)として形成されている。
この第2封止部材4の一主面411には、水晶振動板2に接合するための封止側第2封止部42が設けられている。封止側第2封止部42には、水晶振動板2に接合するための封止側第2接合パターン421が形成されている。封止側第2接合パターン421は、平面視で環状に形成されている。封止側第2接合パターン421は、第2封止部材4の一主面411の外周縁に近接するように設けられている。封止側第2接合パターン421は、第2封止部材4の封止側第2封止部42上の全ての位置において同一幅とされる。
この封止側第2接合パターン421は、第2封止部材4上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜4211と、下地PVD膜4211上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜4212とからなる。なお、本形態では、下地PVD膜4211には、Ti(もしくはCr)が用いられ、電極PVD膜4212にはAuが用いられている。また、封止側第2接合パターン421は、非Snパターンである。具体的には、封止側第2接合パターン421は、複数の層が他主面412の封止側第2封止部42上に積層して構成され、その最下層側からTi層(もしくはCr層)とAu層とが蒸着形成されている。
また、第2封止部材4の他主面412(水晶振動板2に面しない外方の主面)には、外部に電気的に接続する一対の外部電極端子(一外部電極端子431,他外部電極端子432)が設けられている。一外部電極端子431,他外部電極端子432は、図1,7に示すように第2封止部材4の他主面412の平面視長手方向両端に夫々位置する。これら一対の外部電極端子(一外部電極端子431,他外部電極端子432)は、他主面412上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜4311,4321と、下地PVD膜4311,4321上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜4312,4322とからなる。一外部電極端子431及び他外部電極端子432は、第2封止部材4の他主面412のうち1/3以上の領域を夫々占めている。
第2封止部材4には、図1,6,7に示すように、一主面411と他主面412との間を貫通する2つの貫通孔(第2貫通孔45,第3貫通孔46)が形成されている。第2貫通孔45は、一外部電極端子431及び水晶振動板2の接続用接合パターン265に繋がるものである。第3貫通孔46は、他外部電極端子432及び水晶振動板2の接続用接合パターン28に繋がるものである。
第2貫通孔45,第3貫通孔46には、図1,6,7に示すように、一主面411と他主面412とに形成された電極の導通を図るための貫通電極451,461が、第2貫通孔45,第3貫通孔46の内壁面夫々に沿って形成されている。そして、第2貫通孔45,第3貫通孔46の中央部分は、一主面411と他主面412との間を貫通した中空状態の貫通部分452,462となる。第2貫通孔45,第3貫通孔46夫々の外周囲には、接続用接合パターン453,463が形成されている。
接続用接合パターン453,463は、第2封止部材4の一主面411に設けられており、水晶振動板2の接続用接合パターン265,28と接合される。接続用接合パターン453,463は、第2封止部材4の短辺方向(図6のB1方向)に方向に沿って延びている。接続用接合パターン453,463は、第2封止部材4の長辺方向(図6のB2方向)に所定の間隔を隔てて設けられており、接続用接合パターン453,463のB2方向の間隔は、水晶振動板2の接続用接合パターン265,28のZ´軸方向の間隔(図5参照)と略同じになっている。
接続用接合パターン453,463は、封止側第2接合パターン421と同様の構成であり、封止側第2接合パターン421と同一のプロセスで形成することができる。具体的には、接続用接合パターン453,463は、第2封止部材4の一主面411上に物理的気相成長させて形成された下地PVD膜と、当該下地PVD膜上に物理的気相成長させて積層形成された電極PVD膜とからなる。
水晶振動子101では、第2貫通孔45,第3貫通孔46及び接続用接合パターン453,463は、平面視で内部空間13の内方に形成されている。第2貫通孔45,第3貫通孔46及び接続用接合パターン453,463は、封止側第2接合パターン421とは電気的に接続されていない。また、一外部電極端子431,他外部電極端子432も、封止側第2接合パターン421とは電気的に接続されていない。なお、水晶振動子101では、図6のB1方向は、図5のX軸方向に一致し、図6のB2方向は、図5のZ´軸方向に一致する。
上記の構成からなる水晶振動子101では、従来の技術のように別途接着剤等の接合専用材を用いずに、水晶振動板2と第1封止部材3とが振動側第1接合パターン251及び封止側第1接合パターン321を重ね合わせた状態で拡散接合され、水晶振動板2と第2封止部材4とが振動側第2接合パターン252及び封止側第2接合パターン421を重ね合わせた状態で拡散接合されて、図1に示すサンドイッチ構造のパッケージ12が製造される。これにより、パッケージ12の内部空間13、つまり、振動部22の収容空間が気密封止される。なお、振動側第1接合パターン251及び封止側第1接合パターン321自身が拡散接合後に生成される接合材11となり、振動側第2接合パターン252及び封止側第2接合パターン421自身が拡散接合後に生成される接合材11となる。接合材11は、平面視で環状に形成される。本形態では、水晶振動板2の第1、第2励振電極221,222から一外部電極端子431,他外部電極端子432までの配線がいずれも、平面視で接合材11の内方に設けられている。接合材11は、平面視で、パッケージ12の外周縁に近接するように形成されている。これにより、水晶振動板2の振動部22のサイズを大きくすることが可能になっている。
この際、上述した接続用接合パターン同士も重ね合わせられた状態で拡散接合される。具体的には、水晶振動板2の接続用接合パターン264及び第1封止部材3の接続用接合パターン35が拡散接合される。水晶振動板2の接続用接合パターン27及び第1封止部材3の接続用接合パターン36が拡散接合される。また、水晶振動板2の接続用接合パターン265及び第2封止部材4の接続用接合パターン453が拡散接合される。水晶振動板2の接続用接合パターン28及び第2封止部材4の接続用接合パターン463が拡散接合される。そして、夫々の接続用接合パターン同士が拡散接合後に生成される接合材14となる。拡散接合によって形成されたこれらの接合材14は、貫通孔の貫通電極と接合材14とを導通させる役割、及び接合箇所を気密封止する役割を果たす。なお、接合材14は、平面視で封止用の接合材11よりも内方に設けられるため、図1では破線で示している。
ここで、第1貫通孔26と第2貫通孔45とが平面視で重畳しないように配置されている。具体的には、図6に示すように、正面視では(図6のB1方向から見ると)、第1貫通孔26と第2貫通孔45とは上下に一直線上に並んで配置されている。図6では、便宜上、第2封止部材4の上方に設けられる水晶振動板2に形成された第1貫通孔26を2点鎖線で示している。一方、側面視では(図6のB2方向から見ると)、第1貫通孔26と第2貫通孔45とは上下に一直線上に並ばないようにオフセットされて配置されている。より詳細には、接合材14(接続用接合パターン265,453)の長手方向(B1方向)の一端部に第1貫通孔26が接続され、接合材14の長手方向の他端部に第2貫通孔45が接続されている。そして、第1貫通孔26の貫通電極261と第2貫通孔45の貫通電極451とが接合材14を介して電気的に接続されている。このように、第1貫通孔26と第2貫通孔45とを平面視で重畳しないように配置することによって、水晶振動板2の振動部22を気密封止した内部空間13の気密性を確保するうえでより好ましい構造となる。
そして、上述のようにして製造されたパッケージ12では、第1封止部材3と水晶振動板2とは、1.00μm以下のギャップを有し、第2封止部材4と水晶振動板2とは、1.00μm以下のギャップを有する。つまり、第1封止部材3と水晶振動板2との間の接合材11の厚みが、1.00μm以下であり、第2封止部材4と水晶振動板2との間の接合材11の厚みが、1.00μm以下(具体的には、本形態のAu−Au接合では0.01μm〜1.00μm)である。なお、比較として、Snを用いた従来の金属ペースト封止材では、5μm〜20μmとなる。
なお、本形態では、サンドイッチ構造の水晶振動子101において、第1封止部材3の他主面312、つまり、水晶振動板2との対向面に、水晶振動板2の第1励振電極221に接続される配線パターン33が設けられており、この配線パターン33の少なくとも一部が、平面視で、振動部22と外枠部23との間の空間と重畳する位置に設けられており、配線パターン33は、平面視で、第1励振電極221,第2励振電極222とは重畳しない位置に設けられていることがより好ましい。
このように構成することで、第1封止部材3の他主面312を配線パターン33の配置領域として有効活用することができ、振動部22のサイズを確保しつつ、水晶振動子101の小型化を図ることができる。つまり、水晶振動板2に配線パターン33の配置領域を別途確保する必要がなくなり、その分だけ振動部22のサイズを大きくすることが可能になる。したがって、水晶振動子101の小型化の要請を満たすために、振動部22のサイズを必要以上に小さくしなくてもよくなる。
また、第1封止部材3の他主面312が平坦面に形成されているので、第1封止部材3の厚さを抑えることができ、その分、水晶振動子101の低背化に寄与することができる。つまり、第1封止部材3の他主面312に凹部が設けられている場合、凹部の深さに相当する分だけ第1封止部材3の厚さが増加することが懸念される。しかし、第1封止部材3の他主面312を平坦面に形成することによって、第1封止部材3の厚さが増加することを抑制することができ、水晶振動子101の低背化に寄与することができる。この場合、水晶振動板2の振動部22及び連結部24が、外枠部23よりも薄く形成されているので、水晶振動子101の低背化を図りながら、振動部22と第1封止部材3及び第2封止部材4との接触を抑制する点で有効である。
また、本形態では、第1封止部材3及び第2封止部材4にガラスを用いているが、これに限定されるものではなく、水晶を用いてもよい。
なお、上記に示した本発明の実施形態及び実施例はいずれも本発明を具体化した例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。上記各実施形態では、水晶振動デバイスを水晶振動子としたが、水晶振動子以外の水晶振動デバイス(例えば、水晶発振器)にも本発明を適用することが可能である。
本発明は、圧電振動板の基板の材料に水晶を用いた水晶振動デバイス(水晶振動子や水晶発振器等)に好適である。
101 水晶振動子
12 パッケージ
13 内部空間
2 水晶振動板
21 切り抜き部
22 振動部
221 第1励振電極
222 第2励振電極
223 第1引出電極
224 第2引出電極
23 外枠部
24 連結部
3 第1封止部材
4 第2封止部材

Claims (2)

  1. 一主面と他主面とを有する平面視矩形状のATカットの水晶振動板であって、
    上記水晶振動板の中央部分で、一主面に第1励振電極が形成され、他主面に第2励振電極が形成された平面視矩形状の振動部と、
    上記振動部の外周に形成された切り抜き部と、
    上記切り抜き部の外周に形成されるとともに内周端が平面視矩形状の外枠部と、
    上記振動部と外枠部を接続するとともに、上記振動部のX軸方向に沿った辺の一端部から、上記振動部のZ´軸方向に沿って延出された1つの連結部とを有しており、
    上記連結部が接続された振動部の角部に対して対角の振動部の角部に近接する上記外枠部のZ´軸方向の内周端には、凸部を形成している
    ことを特徴とする水晶振動板。
  2. 請求項1に記載された水晶振動板と、
    上記水晶振動板の一主面を覆う第1封止部材と、
    上記水晶振動板の他主面を覆う第2封止部材とが備えられた
    ことを特徴とする水晶振動デバイス。
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