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JP2018031565A - 熱交換器及び熱交換システム - Google Patents

熱交換器及び熱交換システム Download PDF

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JP2018031565A
JP2018031565A JP2016165824A JP2016165824A JP2018031565A JP 2018031565 A JP2018031565 A JP 2018031565A JP 2016165824 A JP2016165824 A JP 2016165824A JP 2016165824 A JP2016165824 A JP 2016165824A JP 2018031565 A JP2018031565 A JP 2018031565A
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市川 達也
Tatsuya Ichikawa
達也 市川
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Abstract

【課題】中間媒体の循環によらず、被加熱流体と熱源との間で好適に熱交換を行い得る熱交換器及び熱交換システムを提供する。【解決手段】排熱を含んだ加熱流体(排気ガス)Gが流通する排熱ラインの途中に設置されて加熱流体(排気ガス)Gを内部に通す放熱側シェル4と、該放熱側シェル4の内部に配置されて加熱流体(排気ガス)Gからの熱を回収するヒートシンク5と、を備えた放熱側ユニット2と、放熱側シェル4に隣接して配置された受熱側シェル6と、該受熱側シェル6の内部に被加熱流体(LNG)Lを流通させる加熱ライン8と、該加熱ライン8に接続され且つヒートシンク5と隣接するよう配置された受熱フィン7と、を備えた受熱側ユニット3と、ヒートシンク5と受熱フィン7との間に挟み込まれた伝熱板9とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、液化天然ガス等の流体を加熱するための熱交換器、及びこれを用いた熱交換システムに関する。
一般に、液化天然ガス(LNG)を燃料として利用する際には、低温で貯蔵されたLNGを加熱して気化させる必要があり、この際、LNGの加熱には、空気や水といった流体を熱源として利用するオープンラック式の熱交換器や、別の熱源からの熱を水等の中間媒体の循環によりLNGに伝達する中間媒体式の熱交換器が用いられている。
こうした熱交換器に関する一般的技術水準を示す文献としては、例えば、下記の特許文献1等がある。
特開平8−209158号公報
しかしながら、オープンラック式の熱交換器を利用する場合、LNGの気化のための直接の熱源として周辺環境中の空気や水を利用するので、加熱の効率は空気や水の温度に依存する。したがって、天候等の条件によってLNGの気化量が変動し、外気温や海水温が低い時季には気化量が減少するという問題がある。
一方、中間媒体式の熱交換器では、LNGと熱交換した後の中間媒体を再加熱する熱源が別途必要であり、この熱源にかかるランニングコストが発生してしまう。その他、中間媒体を循環させるためのポンプ等も設置する必要があり、このポンプにも初期費用や、動力やメンテナンスのためのコストが発生する。また、LNGの熱交換器の場合、中間媒体は通常、一種類だけでなく、例えば一次媒体としての不凍液と、二次媒体としての水といった複数種類が必要である。そして、熱源から一次媒体、二次媒体、さらにLNGへと効率良く熱を伝達させるための流路構成は非常に複雑なものとならざるを得ず、建造やメンテナンスにかかるコストが膨れ上がってしまう。熱源として、例えば発電設備等の排熱を利用することもできるが、その場合でも、熱源のコストは削減できても、ポンプや中間媒体の流路に関する問題はやはり解消できない。
尚、ここではLNGを気化させるための熱交換器を例に説明したが、LNGに限らず流体一般を加熱するための熱交換器について、同様の問題は広く存在し得る。例えば、化学プラント等において液化エチレンを気化するために用いられる熱交換器等でも事情は同じである。
本発明は、斯かる実情に鑑み、中間媒体の循環によらず、被加熱流体と熱源との間で好適に熱交換を行い得る熱交換器及び熱交換システムを提供しようとするものである。
本発明は、排熱を含んだ加熱流体が流通する排熱ラインの途中に設置されて加熱流体を内部に通す放熱側シェルと、該放熱側シェルの内部に配置されて加熱流体からの熱を回収するヒートシンクと、を備えた放熱側ユニットと、前記放熱側シェルに隣接して配置された受熱側シェルと、該受熱側シェルの内部に被加熱流体を流通させる加熱ラインと、前記加熱ラインに接続され且つ前記ヒートシンクと隣接するよう配置された受熱フィンと、を備えた受熱側ユニットと、前記ヒートシンクと前記受熱フィンとの間に挟み込まれた伝熱板とを備えた熱交換器にかかるものである。
本発明の熱交換器においては、前記受熱側シェル内に熱媒体を充填することができる。
また、本発明は、上述の熱交換器を備えた熱交換システムにかかるものである。
本発明の熱交換システムは、前記排熱ラインに前記放熱側ユニットを迂回するバイパスラインを備えると共に、前記受熱側ユニットの温度を監視し、該受熱側ユニットの温度に応じて前記バイパスラインを開閉し、前記放熱側シェルに流れる加熱流体の流量を調整するよう構成することができる。
本発明の熱交換システムは、前記受熱側ユニットの温度を監視し、該受熱側ユニットの温度に応じて前記加熱ラインに流れる被加熱流体の流量を調整するよう構成することもできる。
本発明の熱交換システムは、前記受熱側シェルに安全弁を介して抜出装置を備え、前記受熱側シェル内の圧力の上昇に伴い前記安全弁が開弁して前記受熱側シェル内の流体を前記抜出装置へ放出するよう構成することができる。
本発明の熱交換システムを具体的に実施するにあたっては、前記加熱ラインに流入する被加熱流体は液化天然ガスとし、前記放熱側シェルに流入する加熱流体は、前記受熱側ユニットにて気化したガスを利用する放熱設備からの排気ガスとすることができる。
本発明の熱交換器及び熱交換システムによれば、中間媒体の循環によらず、被加熱流体と熱源との間で好適に熱交換を行い得るという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施による熱交換器の形態の一例を示す斜視図である。 本発明の実施による熱交換器の形態の一例を示す断面図であり、図1のII−II矢視相当図である。 本発明の実施による熱交換システムの全体構成の一例を示す概要図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1、図2は本発明の実施による熱交換器の形態の一例を示しており、図3はこれを用いた熱交換システムの一例を示している。
熱交換器1は、図1に示す如く、ガスタービンやガスエンジン(図示せず)といった高熱の熱源からの排熱を回収するための放熱側ユニット2と、該放熱側ユニット2から熱を受け取ってLNG等の被加熱流体Lを加熱する受熱側ユニット3を備えてなる。
放熱側ユニット2は、排熱を含んだ熱源としての加熱流体Gが流通する排熱ライン(排気ダクト)11の途中に備えられており、排気ガスGを通す放熱側シェル4の内部に、排気ガスGの熱を回収するヒートシンク5を備えている。尚、ここでは加熱流体Gは図示しないガスタービンやガスエンジンからの排気ガスである。
ヒートシンク5は、伝熱体としての金属製のプレート5aを排気ガスGの流れに沿って複数備えてなり、プレート5aの間を排気ガスGが通過する際に該排気ガスGと接触し、これと熱交換して熱を受け取るようになっている。ここでは排気ガスGの流れが水平方向に沿っている場合を例示しており、ヒートシンク5を構成するプレート5aは水平方向に沿った面をなして積層されている。
ここで、伝熱体5aとしては平板状のプレートを図示しているが、伝熱体5aの構成はこれに限定されない。例えば、排気ガスGとの接触面積を稼ぐために、波型プレートやパンチングメタル、金網等として構成しても良いし、また、プレート以外にも、排気ガスGの流路内に突出する棒あるいはチューブとして構成することもできる。また例えば、放熱側シェル4内に充填された金属製の繊維とすることもできる。いずれにしても、伝熱体5aとしては、熱交換効率や排気ガスGの圧力損失、熱交換器1全体としてのサイズ等の種々の要素を考慮し、適していると思われる構成を選択すれば良い。
すなわち、熱交換器1の性能という観点からは、伝熱体5aには加熱流体としての排気ガスGからできるだけ多くの熱を回収することが要求され、そのためには排気ガスGとの接触面積を大きくすることが有効である。一方で、排気ガスGの流れが大きく滞ることは避けなくてはならず、圧力損失を小さくするために、伝熱体5aは、排気ガスGの流れを必要以上に妨げない形状あるいは大きさとする必要がある。また、放熱側ユニット2ないし熱交換器1全体があまり巨大にならないよう、なるべくコンパクトに配置できる大きさとすることが望ましい。さらに、伝熱体5aには排気ガスGの流通に伴って煤等が堆積するため、清掃等のメンテナンスを簡単にする形状であることが望ましい。熱交換器1を実施するにあたっては、こういった種々の要素を勘案し、被加熱流体(LNG)Lを加熱する性能を十分に確保しつつ、加熱流体(排気ガス)Gの圧力損失をなるべく抑えるよう、伝熱体5aを設計すれば良い。
受熱側ユニット3は、受熱側シェル6内に伝熱体として複数の金属製のプレート7aで構成される受熱フィン7を備えており、該受熱フィン7のプレート7aには、受熱側シェル6内に被加熱流体Lを流通させる加熱ライン8の配管が貫通するように一体的に接続されている。本実施例の場合、加熱ライン8は、図1、図2に示す如く、受熱側シェル6の下部に備えた入口8aから水平方向に沿って導入された後三本に分かれ、受熱側シェル6内を側面視でS字型の流路をなすように折り返しながら上方へ向かい、受熱側シェル6の上部に備えられた出口8bの手前で再び一本に合流した後、該出口8bから受熱側シェル6の外部へ導かれる。受熱側シェル6内に備えた受熱フィン7の各プレート7aは、鉛直方向に沿った面をなして配列されており、加熱ライン8は、受熱側シェル6内を蛇行しつつ受熱フィン7の各プレート7aを複数回貫通するようになっている。こうして、加熱ライン8と受熱フィン7との接触面積をなるべく大きく確保し、受熱フィン7からの熱が加熱ライン8に効率良く伝わるようにしている。
受熱フィン7を構成する伝熱体7aは、ここに挙げたプレート状に限らず、上述したヒートシンク5の伝熱体5aと同様、棒状、チューブ状、繊維状、その他種々の形状を取り得る。また、加熱ライン8も、ここに例示した以外に種々の流路構成を取り得る。いずれにしても、受熱フィン7と加熱ライン8との間で十分な接触面積を確保し、熱交換を効率良く行い得る構成となっていれば良い。
放熱側ユニット2の外殻をなす放熱側シェル4と、受熱側ユニット3の外殻をなす受熱側シェル6は隣接して配置されており、放熱側シェル4と受熱側シェル6とは互いに伝熱板9を介して接している。そして、伝熱板9は放熱側シェル4においてヒートシンク5に接続され、受熱側シェル6において受熱フィン7に接続されている。言い換えると、ヒートシンク5と受熱フィン7とは、間に伝熱板9を挟み込む形で隣接している。
伝熱板9は、放熱側シェル4と受熱側シェル6を互いに隔離し、且つ放熱側シェル4及び受熱側シェル6の圧力に耐える強度を有している必要がある。一方、ヒートシンク5から受熱フィン7への伝熱性の点では、伝熱板9はなるべく薄い方が良いが、素材は金属であれば数10mm程度までの厚さならさほどの問題はないと考えられる。伝熱板9をステンレス鋼で構成した場合、厚さは例えば5mm〜10mm程度であれば、強度と伝熱性の両方を満足し得る。
ここで、図1中には伝熱板9を一枚の板として図示しているが、伝熱板9の構成はこれに限定されない。例えば、伝熱板9をヒートシンク5側と受熱フィン7側の二枚にて構成し、一方の伝熱板9の片面にヒートシンク5を構成する伝熱体5aを溶接し、他方の伝熱板9の片面に受熱フィン7を構成する伝熱体7aを溶接した上で、両伝熱板9同士を接合することもできる。また、その際、例えば放熱側シェル4と受熱側シェル6の間の仕切板を両伝熱板9同士の間に挟み込むようにすることもできる。この場合、前記仕切板が伝熱板9の一部を兼ねる格好になるが、前記仕切板が金属であれば伝熱性の面で機能的な問題はない。あるいは、伝熱板9自体によって放熱側シェル4と受熱側シェル6の間の仕切板を構成する(言い換えると、該仕切板の全面が伝熱板9として機能するよう構成する)こともできる。その他、伝熱板9は、十分な伝熱性を有し、且つ放熱側シェル4と受熱側シェル6の隔離性を妨げない限りにおいて、種々の構成を取り得る。
加熱ライン8を取り巻く受熱側シェル6内の空間は密閉されており、加熱ライン8に万一の漏出が発生した際に被加熱流体Lを外部環境へ漏洩させないようになっている。この受熱側シェル6内の空間には、必要に応じて伝熱板9から受熱フィン7ないし加熱ライン8への熱伝達を補助するよう、熱媒体が充填される。熱媒体としては、例えば窒素等の不活性ガスや、油脂等の液体を用いることができる。
ヒートシンク5、受熱フィン7、伝熱板9は、十分な強度や耐熱性、及び熱伝導性を有する材質にて構成され、例えばステンレス鋼を用いることができる。より熱伝導性の高い材料として、例えばアルミニウム合金を使用しても良いが、融点がステンレス鋼と比較して低いため、あまり高温になる部分には不向きである。また、高い耐熱性が要求される場合には例えば高クロム鋼を用いても良いが、こちらは低温で脆くなる性質がある。そこで、例えば高温となるヒートシンク5ないし伝熱板9には高クロム鋼を用い、低温の被加熱流体(LNG)Lと接触する受熱フィン7はアルミニウムを用いて構成するといったことも考えられる。ただし、この場合には異種金属同士の接触による腐食の発生が懸念されるので、その意味では全体をステンレス鋼で構成する方が容易である(尤も、加熱流体Gが天然ガスを燃焼させた排気ガスである場合には、腐食性の物質をほとんど含まないので、腐食の問題はあまり発生しないとも考えられる)。いずれにしても、ヒートシンク5、受熱フィン7、伝熱板9の材質としては、種々の条件を考慮して適した材料を選択すれば良い。
図3は上述の如き熱交換器1を用いた熱交換システムの構成の一例を示している。熱交換器1のうち、放熱側ユニット2の外殻を構成する放熱側シェル4は、例えば天然ガスをエネルギー源として使用する発電プラント等である放熱設備10の排熱ライン(排気ダクト)11の途中に設けられる。排熱ライン(排気ダクト)11中には放熱設備(発電プラント)10からの排熱を含む加熱流体(排気ガス)Gが流通しており、この排気ガスGが放熱側シェル4内を通過するようになっている。
また、排気ダクト11には放熱側ユニット2を迂回するようバイパスライン12が備えられており、該バイパスライン12の途中にはバイパス弁13が備えられ、バイパスライン12を必要に応じて開閉できるようになっている。
そして、上述の如く、放熱側ユニット2に隣接するように受熱側ユニット3が備えられており、該受熱側ユニット3の外殻をなす受熱側シェル6に被加熱流体(LNG)Lの流通する加熱ライン8が通されている。
加熱ライン8の上流側は、被加熱流体Lを貯蔵する被加熱流体タンク14に導入ライン15を介して接続されており、ここから液体の状態の被加熱流体Lが導入されて受熱側シェル6内を通過する間に加熱され、気化する。気化した被加熱流体Lは、本実施例の場合、供給ライン16から発電プラントである放熱設備10に供給され、燃料として利用される。導入ライン15の途中には流量調整弁17が備えられており、被加熱流体タンク14から加熱ライン8へ導入される被加熱流体Lの流量をここで調整できるようになっている。
受熱側ユニット3の適宜位置には、圧力センサ18及び温度センサ19が備えられ、受熱側ユニット3内の状態を監視できるようになっている。圧力センサ18は、例えば受熱側シェル6の適宜箇所に取り付けられ、受熱側シェル6内の圧力を検出するようになっている。温度センサ19は、例えば受熱側シェル6内の伝熱板9や、受熱フィン7を構成するプレート7a、加熱ライン8等の適宜位置に取り付けられた熱電対である。尚、図3中では圧力センサ18や温度センサ19の取付位置は受熱側シェル6付近に図示されているが、これはあくまで概略図であって、圧力センサ18や温度センサ19は受熱側ユニット3の圧力や温度が適切に把握できる限りどこに取り付けられていても良い。圧力センサ18で検出された圧力値、及び温度センサ19で検出された温度値は、それぞれ圧力信号18a、温度信号19aとして、例えば放熱設備10に設置された制御装置20へ送られる。
また、制御装置20は、バイパス弁13に開閉信号13aを入力し、バイパス弁13の開閉を指示してバイパスライン12への排気ガスGの流入を操作すると共に、流量調整弁17に開度信号17aを入力し、流量調整弁17の開度を介して被加熱流体タンク14から送られる被加熱流体Lの流量を調整するようにもなっている。
そして、制御装置20では、上述の圧力信号18aや温度信号19aにより受熱側ユニット3の状態を監視し、これに基づいて放熱側シェル4に流れ込む排気ガスGの流量や、加熱ライン8に流れる被加熱流体Lの流量を管理するようになっている。具体的には、制御装置20には圧力信号18aや温度信号19aが時々刻々入力されているが、ここで、例えば温度信号19aとして検出される温度が所定の基準値以上となった場合に、制御装置20から開閉信号13aによりバイパス弁13を開弁する指令が入力されてバイパスライン12が開通し、放熱側シェル4に流れ込む排気ガスGが減少してヒートシンク5の受け取る熱が減少し、受熱側ユニット3の温度が低下することになる。あるいは、温度が基準値以上となった場合、開度信号17aにより流量調整弁17の開度を大きくする指令が入力され、被加熱流体タンク14からの被加熱流体Lの導入が増加することで受熱側ユニット3の温度を低下させるようにしても良い。また、場合によってはこの二通りの処理を併用することもできる。こうして、受熱側ユニット3における温度や被加熱流体(LNG)Lの加熱量ないし気化量を適切に管理することができる。
また、圧力信号18aとして検出される圧力が急速に上昇した場合には、制御装置20から流量調整弁17の開度をゼロにするよう開度信号17aを入力し、被加熱流体タンク14からの被加熱流体Lの導入を停止するようにすることもできる。
尚、図示は省略するが、本実施例の熱交換システムでは、上記した圧力センサ18や温度センサ19の他、種々のセンサ類を適宜位置に備えても良い。例えば、排熱ライン11における放熱側ユニット2の前後に圧力センサを設置して制御装置20にて監視し、差圧が所定以上に上昇した場合にヒートシンク5の清掃を促す警告を発するよう構成することができる。また、導入ライン15や供給ライン16に温度センサや圧力センサを設置し、被加熱流体Lの温度や圧力を監視しながら流量を管理するよう構成しても良い。
また、本実施例の場合、受熱側シェル6に安全弁21を介して受熱側シェル6内の圧力を逃がすための非常用の抜出装置22を設置している。安全弁21は、受熱側シェル6内の圧力の上昇に伴って開弁し、受熱側シェル6内の流体を抜出装置22へ放出するようになっている。すなわち、受熱側シェル6内の圧力が異常に高まった場合には、加熱ライン8の破損等による該加熱ライン8からの被加熱流体Lの漏出が懸念されるので、漏出した被加熱流体Lを処理するために抜出装置22側へと抜き出すようにしている。抜出装置22は、例えばベントスタックやフレアスタック、あるいは被加熱流体Lを貯留するタンク等であり、この抜出装置22において、被加熱流体Lを含む流体は安全に処理される。
このように、本実施例においては、通常であれば排気ガスGと共に大気中に廃棄している熱エネルギーを、排熱ライン(排気ダクト)11途中に備えた熱交換器1の放熱側ユニット2にて回収し、被加熱流体(LNG)Lの気化に利用するようにしている。排熱を有効に利用するので、被加熱流体Lの加熱のための燃料等が不要であり、ランニングコストを抑えることができる。また、周辺環境の空気や水を熱源とするオープンラック式の熱交換器を用いる場合と比較して、気温や海水温等の影響を受けにくい。
その際、加熱流体(排気ガス)Gと被加熱流体Lとの熱交換に中間媒体を使用せず、ヒートシンク5と受熱フィン7及び伝熱板を介した静的な熱交換によって被加熱流体Lを加熱するようにしているので、中間媒体を循環させる複雑な配管や、動力としてのポンプが不要である。したがって、建造にかかる初期コストを削減できると共に、ポンプの動力にかかるランニングコストや、メンテナンスのための手間等を低減することができる。
また、本実施例の熱交換システムにおいて、被加熱流体LはLNGであり、熱交換器1にてLNGから気化された天然ガスは発電プラントである放熱設備10で利用され、放熱設備10からの排熱を被加熱流体Lの加熱に利用するようになっているので、放熱設備10及びこれに付随する熱交換システムの全体をエネルギー面で効率化することができる。
この際、放熱設備10における燃料としてLNGを気化した天然ガスを使用しているため、例えば石炭等を燃料に用いる場合と比較して加熱流体である排気ガスGが清浄である。したがって、該排気ガスGが流通する放熱側ユニット2に腐食等が発生しにくく、また清掃等のメンテナンスの手間も低減することができる。
放熱設備10は、ここでは発電プラントとして説明しているが、これに限らず、本発明の熱交換システムは、他にも化学プラントや種々の工場等、排熱を含んだ加熱流体Gが発生し得る設備であれば広く適用し得る。また、上述の実施例では熱交換器1にて被加熱流体(LNG)Lを気化したガスを放熱設備10で利用するよう構成しているが、必ずしもこのような構成を取る必要はなく、加熱後の被加熱流体Lを利用する設備と、被加熱流体Lを加熱するための排熱を発生する設備(放熱設備10)とは別々の設備であっても良い。被加熱流体LもLNGに限らず、例えば液化エチレン等でも良く、加熱を要する流体であれば液体・気体を問わず広く利用し得る。加熱流体Gにも同様に種々の流体を適用することができ、例えば放熱設備10が排熱を温水として排出する設備であれば、この温水を加熱流体Gとして利用することが可能である。
また、上述の実施例では放熱側シェル4内を加熱流体(排気ガス)Gが水平方向に沿って流通し、受熱側シェル6内では加熱ライン8がS字状に蛇行し、該加熱ライン8の入口8aから被加熱流体Lが水平方向に沿って導入され、出口8bから水平方向に沿って放出される場合を例に説明したが、放熱側シェル4や加熱ライン8の構成はこれに限定されず、種々の配置や形態を取り得る。例えば、図示は省略するが、排熱ライン(排気ダクト)11が鉛直方向に沿って延設されている場合、この途中に放熱側ユニット2を備え、該放熱側ユニット2に隣接して受熱側ユニット3を備えた構成とすることもできる。その場合、ヒートシンク5を構成する伝熱体5aがプレート状に形成されているとすれば、該プレートである伝熱体5aは鉛直方向に沿った面をなして配置されることになる。またその際、加熱ライン8は受熱側シェル6内を蛇行させず、受熱側シェル6の下部に備えた入口8aから導入された被加熱流体Lを受熱側シェル6内で直線的に上方向へ導き、受熱側シェル6の上部に備えた出口8bから抜き出す構成としても良い。その他、放熱側シェル4やヒートシンク5、加熱ライン8等は、被加熱流体Lを好適に加熱できる限りにおいて種々の構成を取り得る。
以上のように、上記本実施例の熱交換器1は、加熱流体(排気ガス)Gを内部に通す放熱側シェル4内に加熱流体(排気ガス)Gからの熱を回収するヒートシンク5を備えた放熱側ユニット2と、受熱側シェル6内に被加熱流体(LNG)Lを流通させる加熱ライン8及びこれに接続された受熱フィン7を備えた受熱側ユニット3と、前記ヒートシンク5と前記受熱フィン7との間に挟み込まれた伝熱板9とを備えているので、熱交換に中間媒体を使用せず、ヒートシンク5と受熱フィン7及び伝熱板9を介した静的な熱交換によって被加熱流体Lを効率良く加熱することができる。中間媒体を循環させる配管やポンプが不要であり、建造にかかる初期コストや燃料等のランニングコスト、メンテナンスのための手間等を低減することができる。また、排熱を有効に利用するので、加熱のための燃料等も不要であり、周辺環境の温度等の影響を受けにくい。
また、本実施例の熱交換器1においては、前記受熱側シェル6内に熱媒体を充填することができ、このようにすれば、伝熱板9から受熱フィン7ないし加熱ライン8への熱伝達を補助することができる。
また、本実施例の熱交換システムによれば、上述の熱交換器1を備えることにより、熱交換器1と同じ作用効果を得ることができる。
また、本実施例の熱交換システムは、前記排熱ライン(排気ダクト)11に前記放熱側ユニット2を迂回するバイパスライン12を備えると共に、前記受熱側ユニット3の温度を監視し、該受熱側ユニット3の温度に応じて前記バイパスライン12を開閉し、前記放熱側シェル4に流れる加熱流体(排気ガス)Gの流量を調整するよう構成することができ、このようにすれば、受熱側ユニット3における温度や被加熱流体(LNG)Lの加熱量を適切に管理することができる。
また、本実施例の熱交換システムは、前記受熱側ユニット3の温度を監視し、該受熱側ユニット3の温度に応じて前記加熱ライン8に流れる被加熱流体(LNG)Lの流量を調整するよう構成することができ、このようにしても、受熱側ユニット3における温度や被加熱流体(LNG)Lの加熱量を適切に管理することができる。
また、本実施例の熱交換システムは、前記受熱側シェル6に安全弁21を介して抜出装置22を備え、前記受熱側シェル6内の圧力の上昇に伴い前記安全弁21が開弁して前記受熱側シェル6内の流体を前記抜出装置22へ放出するよう構成することができ、このようにすれば、受熱側シェル6内で被加熱流体(LNG)Lの漏出が発生した際、該被加熱流体(LNG)Lが周辺環境へ漏洩することを防止して被加熱流体(LNG)Lを安全に処理することができる。
また、本実施例の熱交換システムにおいては、前記加熱ライン8に流入する被加熱流体Lは液化天然ガス(LNG)であり、前記放熱側シェル4に流入する加熱流体(排気ガス)Gは、前記受熱側ユニット3にて気化したガスを利用する放熱設備(発電プラント)10からの排気ガスであるので、放熱設備10及びこれに付随する熱交換システムの全体をエネルギー面で効率化することができる。
したがって、上記本実施例によれば、中間媒体の循環によらず、被加熱流体と熱源との間で好適に熱交換を行い得る。
尚、本発明の熱交換器及び熱交換システムは、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 熱交換器
2 放熱側ユニット
3 受熱側ユニット
4 放熱側シェル
5 ヒートシンク
6 受熱側シェル
7 受熱フィン
8 加熱ライン
9 伝熱板
10 放熱設備(発電プラント)
11 排熱ライン(排気ダクト)
12 バイパスライン
21 安全弁
22 抜出装置
G 加熱流体(排気ガス)
L 被加熱流体(LNG)

Claims (7)

  1. 排熱を含んだ加熱流体が流通する排熱ラインの途中に設置されて加熱流体を内部に通す放熱側シェルと、該放熱側シェルの内部に配置されて加熱流体からの熱を回収するヒートシンクと、を備えた放熱側ユニットと、
    前記放熱側シェルに隣接して配置された受熱側シェルと、該受熱側シェルの内部に被加熱流体を流通させる加熱ラインと、該加熱ラインに接続され且つ前記ヒートシンクと隣接するよう配置された受熱フィンと、を備えた受熱側ユニットと、
    前記ヒートシンクと前記受熱フィンとの間に挟み込まれた伝熱板と
    を備えた熱交換器。
  2. 前記受熱側シェル内に熱媒体を充填した、請求項1に記載の熱交換器。
  3. 請求項1又は2に記載の熱交換器を備えた熱交換システム。
  4. 前記排熱ラインに前記放熱側ユニットを迂回するバイパスラインを備えると共に、
    前記受熱側ユニットの温度を監視し、該受熱側ユニットの温度に応じて前記バイパスラインを開閉し、前記放熱側シェルに流れる加熱流体の流量を調整するよう構成した、請求項3に記載の熱交換システム。
  5. 前記受熱側ユニットの温度を監視し、該受熱側ユニットの温度に応じて前記加熱ラインに流れる被加熱流体の流量を調整するよう構成した、請求項3又は4に記載の熱交換システム。
  6. 前記受熱側シェルに安全弁を介して抜出装置を備え、前記受熱側シェル内の圧力の上昇に伴い前記安全弁が開弁して前記受熱側シェル内の流体を前記抜出装置へ放出するよう構成した、請求項3〜5のいずれか一項に記載の熱交換システム。
  7. 前記加熱ラインに流入する被加熱流体は液化天然ガスであり、前記放熱側シェルに流入する加熱流体は、前記受熱側ユニットにて気化したガスを利用する放熱設備からの排気ガスである、請求項3〜6のいずれか一項に記載の熱交換システム。
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