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JP2018031408A - ラジアル転がり軸受及び回転支持装置 - Google Patents

ラジアル転がり軸受及び回転支持装置 Download PDF

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JP2018031408A JP2016163333A JP2016163333A JP2018031408A JP 2018031408 A JP2018031408 A JP 2018031408A JP 2016163333 A JP2016163333 A JP 2016163333A JP 2016163333 A JP2016163333 A JP 2016163333A JP 2018031408 A JP2018031408 A JP 2018031408A
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植田 徹
Toru Ueda
徹 植田
上村 和宏
Kazuhiro Kamimura
和宏 上村
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Abstract

【課題】固定側部材に対する固定輪のクリープの発生を確実に防止できる構造において、この固定輪の一部に応力が集中するのを防止できる構造を実現する。【解決手段】外輪3aの外周面の軸方向中間部に、径方向内方に凹んだ凹溝8を全周に亙って設けている。この凹溝8を構成する底面9と1対の側面10、10とを、断面部分円弧形の1対の曲面部11、11により連続する。これら1対の側面10、10と、前記外輪3aの外周面との連続部を、1対の角部12、12とする。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば自動車用変速機等の各種機械装置の回転支持部に組み込まれるラジアル転がり軸受、及び、このラジアル転がり軸受を組み込んだ回転支持装置の改良に関する。
各種回転機械装置の回転支持部に組み込んで使用するラジアル転がり軸受として、例えば特許文献1に記載された構造等、種々の構造が知られている。図7は、この特許文献1に記載された玉軸受1を示している。玉軸受1は、内周面に外輪軌道2を有する外輪3と、外周面に内輪軌道4を有する内輪5と、これら外輪軌道2と内輪軌道4との間に設けられた、それぞれが転動体である複数個の玉6、6とを備える。これら各玉6、6は、周方向に等間隔に配置された状態で、保持器7により、転動自在に保持されている。
上述の様な玉軸受1は、例えば前記外輪3を、使用時にも回転しない、固定側部材であるハウジングに内嵌固定すると共に、前記内輪5を、このハウジングの内径側に設けられた、回転側部材である回転軸に外嵌固定する事で、このハウジングの内径側にこの回転軸を回転自在に支持する。或いは、前記内輪5を、使用時にも回転しない、固定側部材である固定軸に外嵌固定すると共に、前記外輪3を、この固定軸の周囲(外径側)に、この固定軸と同軸に設けられた、回転側部材である回転筒に内嵌固定する事で、この固定軸の周囲にこの回転筒を回転自在に支持する。何れにしても、前記玉軸受1の使用時の振動等に伴い、固定側部材に嵌合固定した固定輪には、この固定側部材に対し回転(クリープ)しようとする力が生じる。
特開2014−122378号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、固定側部材に対する固定輪のクリープの発生を確実に防止できる構造において、この固定輪の一部に応力が集中するのを防止できる、ラジアル転がり軸受、及び、このラジアル転がり軸受を組み込んだ回転支持装置の構造を実現する事を目的としている。
本発明のラジアル転がり軸受及び回転支持装置のうち、請求項1に記載のラジアル転がり軸受は、外輪と、内輪と、複数個の転動体とを備える。
このうちの外輪は、内周面に外輪軌道を有する。
前記内輪は、外周面に内輪軌道を有する。
前記各転動体は、前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に転動自在に設けられている。この様な転動体としては、玉や円すいころ、円筒ころ(ニードルを含む)等を使用する事ができる。
特に本発明のラジアル転がり軸受においては、使用時に回転しない前記外輪の外周面、又は前記内輪の内周面の軸方向1乃至複数箇所に、径方向に凹んだ凹溝を周方向に設けている。そして、この凹溝の底面と側面とを曲面により連続している。
又、請求項2に記載の回転支持装置は、固定側部材と、回転側部材と、ラジアル転がり軸受とを備える。
このうちの固定側部材は、使用時にも回転しない。
前記回転側部材は、この固定側部材と同軸に設けられて、使用時に回転する。
前記ラジアル転がり軸受は、互いに対向する、前記固定側部材の周面とこの回転側部材の周面との間に設けられている。
特に本発明の回転支持装置においては、前記ラジアル転がり軸受を、上述した様な本発明のラジアル転がり軸受としている。そして、このラジアル転がり軸受の外輪と内輪とのうち、使用時にも回転しない固定輪を、前記固定側部材の周面に嵌合固定(例えば圧入)すると共に、同じく使用時に回転する回転輪を、前記回転側部材の周面に嵌合固定(この回転側部材と同期した回転を可能に嵌合)する。更に、前記固定側部材のうち、少なくとも前記固定輪が嵌合固定される部分を、この固定輪を構成する材料よりも軟らかい材料により構成する。
上述の様な本発明のラジアル転がり軸受は、外輪の外周面、又は内輪の内周面に、径方向に凹んだ凹溝を周方向に設けている。この為、この外輪又はこの内輪を固定側部材の周面に嵌合固定すると、前記凹溝の側面とこの外輪の外周面、又はこの内輪の内周面(のうちのこの凹溝から軸方向に外れた部分)との連続部と、前記固定側部材の周面との当接圧が大きくなる。この結果、この固定側部材に対する前記外輪又は前記内輪の嵌合強度を大きくする事ができて、この固定側部材に対してこの外輪又はこの内輪がクリープするのを確実に防止できる。更に、前記凹溝を設けている分、この外輪の外周面、又は前記内輪の内周面と、前記固定側部材の周面との当接面積が小さくなり、これら両周面同士の間に作用する摩擦を大きくできて、前記クリープをより効果的に防止できる。
又、本発明の場合、前記凹溝の底面と側面とを曲面により連続している。この為、この凹溝の底面と側面との連続部に応力が集中するのを防止できて、前記外輪又は前記内輪に亀裂等の損傷が生じる事を防止できる。
本発明の実施の形態の第1例を示す断面図(A)と、(A)のX部拡大図(B)。 同第2例を示す、図1と同様の図。 同第3例を示す、図1と同様の図。 同第4例を示す、図1と同様の図。 同第5例を示す断面図(A)と、(A)のY部拡大図(B)。 同第6〜8例を示す断面図。 従来構造の1例を示す部分切断斜視図。
[実施の形態の第1例]
図1は、本発明の実施の形態の第1例を示している。ラジアル転がり軸受である本例の玉軸受1aは、前述の図7に示した玉軸受1と同様に、内周面に外輪軌道2を有する外輪3aと、外周面に内輪軌道4を有する内輪5と、これら外輪軌道2と内輪軌道4との間に設けられた、それぞれが転動体である複数個の玉6、6とを備える。これら各玉6、6は、周方向に等間隔に配置された状態で、保持器7により、転動自在に保持されている。
本例の玉軸受1aの場合、前記外輪3aの外周面の軸方向中間部に、径方向内方に凹んだ、断面形状が略矩形状の凹溝8を全周に亙って設けている。そして、この凹溝8を構成する底面9と1対の側面10、10とを、断面部分円弧形(1/4円弧形)の1対の曲面部11、11により連続している。一方、前記1対の側面10、10と、前記外輪3aの外周面(のうち、前記凹溝8から軸方向に外れた部分)との連続部は、断面直角である1対の角部12、12としている。尚、前記底面9は、前記外輪3aの外周面(のうち、この凹溝8aか軸方向に外れた部分)と同軸で、且つ、軸方向両端部に設けられた連続部11、11を除き、軸方向に亙って外径が一定(溝深さが一定)の円筒面である。一方、前記1対の側面10、10は、前記外輪3aの外周面と直交する円輪としている。又、本例の場合、前記凹溝8を、前記外輪3aの内周面に設けた外輪軌道2と軸方向に関して整合する(径方向に重畳する)位置に設けており、前記凹溝8の軸方向幅Wを、この外輪軌道2の軸方向幅wと同じとしている(W=w)。但し、前記凹溝8の軸方向幅Wを、この外輪軌道2の軸方向幅wよりも大きくしたり、或いは小さくする事もできる。この様な凹溝8は、前記外輪3aを、鍛造或いは鋳造等により造る際に同時に形成する事もできるし、鍛造或いは鋳造後に切削加工等により形成する事もできる。
この様な玉軸受1aは、前記外輪3aを、使用時にも回転しない、固定側部材であるハウジング(図示省略)の嵌合内周面に内嵌固定すると共に、前記内輪5を、このハウジングの内径側に、このハウジングの嵌合内周面と同軸に設けられた、回転側部材である回転軸(図示省略)に外嵌固定(この回転軸と同期した回転を可能に外嵌)する事で、前記ハウジングの内径側にこの回転軸を回転自在に支持する。又、前記ハウジングは、前記外輪3aを構成する軸受鋼等の材料よりも軟らかい、アルミニウム系合金等の軽合金や合成樹脂等の材料により構成する事が好ましい。尚、前記外輪3aを前記ハウジングの嵌合内周面に内嵌固定した状態で、このハウジングの嵌合内周面と前記凹溝8の底面9とは、直接(他の部材を介する事なく)対向している。
上述の様な本例の玉軸受1aは、前記外輪3aの外周面に、径方向内方に凹んだ凹溝8を全周に亙って設けている。従って、この外輪3aを前記ハウジングに内嵌固定する際に、前記凹溝8を構成する1対の側面10、10と、前記外輪3aの外周面との連続部である、先の尖った角部12、12の前記ハウジングの嵌合内周面当接圧が大きくできる。この結果、このハウジングに対する前記外輪3aの嵌合強度を大きくする事ができて、この外輪3aがこのハウジングに対してクリープするのを確実に防止できる。更に、前記外輪3aを内嵌固定したハウジングを、この外輪3aを構成する材料よりも軟らかい材料により構成すれば、前記各角部12、12を、前記ハウジングの嵌合内周面に食い込ませる事ができて、前記クリープをより効果的に防止できる。
又、本例の場合、前記凹溝8を構成する底面9と1対の側面10、10とを、断面部分円弧形の曲面である1対の曲面部11、11により連続している。この為、前記底面9と前記1対の側面10、10との連続部(これら1対の曲面部11、11)に応力が集中するのを防止できて、前記外輪3aに亀裂等の損傷が生じる事を防止できる。
尚、前記凹溝8の径方向深さは、前記ハウジングに対する前記1対の角部12、12の食い込み量や前記外輪3aの強度等を考慮して設計的に定める。即ち、前記凹溝8の径方向深さが小さ過ぎると、前記ハウジングに対する前記1対の角部12、12の食い込み量を十分に確保できず、このハウジングに対する前記外輪3aの嵌合強度を十分に大きくできなくなる可能性がある。一方、前記凹溝8の径方向深さが大き過ぎると、前記外輪3aのうち、この凹溝8を設けた部分の径方向厚さが小さくなって、この外輪3aの強度を確保し難くなる可能性がある。
又、前記1対の曲面部11、11の曲率半径は、これら1対の曲面部11、11に加わる応力の大きさ等を考慮して設計的に定める。即ち、これら1対の曲面部11、11の曲率半径が小さ過ぎると、これら1対の曲面部11、11への応力の集中を十分に低減する事ができない。一方、これら1対の曲面部11、11の曲率半径が大き過ぎると、前記1対の角部12、12の断面形状が鈍角となって、前記ハウジングに対するこれら1対の角部12、12の食い込み量を十分に確保できず、このハウジングに対する前記外輪3aの嵌合強度を十分に大きくできなくなる可能性がある。
尚、本例では、前記凹溝8を前記外輪3aの外周面に、全周に亙り設けているが、本発明を実施する場合には、凹溝を外輪の外周面のうち、周方向に関する一部に設けたり、周方向に関して間欠的に設ける事もできる。又、本例では、転動体として玉6、6を使用しているが、本発明は、転動体として円すいころや円筒ころ(ニードル)を用いたラジアル転がり軸受で実施する事もできる。又、本発明のラジアル転がり軸受は、転動体を単列に配置した構造に限らず、複列(2列或いはそれ以上)に配置した構造を採用しても良い。
[実施の形態の第2例]
図2は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の玉軸受1bは、外輪3bの外周面の軸方向3箇所位置に、径方向内方に凹んだ凹溝8a、8aを全周に亙って設けている。そして、それぞれの凹溝8aを構成する底面9aと1対の側面10a、10aとを、断面部分円弧形の曲面部11a、11aにより連続している。一方、これら各側面10a、10aと、前記外輪3bの外周面(のうち、前記各凹溝8a、8aから軸方向に外れた部分)との連続部は、断面直角で先の尖った角部12a、12aとしている。
尚、本例の場合、前記外輪3bの外周面のうち、前記各凹溝8a、8aが設けられた部分の軸方向幅(これら各凹溝8a、8aのうち、軸方向両側に配置された1対の凹溝8a、8aの軸方向外側縁同士の間隔)W8aを、前記外輪3bの内周面に設けられた外輪軌道2の軸方向幅wよりも大きくしている(W8a>w)。但し、前記各凹溝8a、8aが設けられた部分の軸方向幅W8aを、前記外輪軌道2の軸方向幅w以下としても良い。
この様な本例によれば、ハウジングに対する食い込み部(前記各角部12a、12aの数)を多くでき、このハウジングに対する前記外輪3bの嵌合強度をより大きくする事ができる。尚、本例の場合、この外輪3bの外周面の軸方向3箇所位置に、前記各凹溝8a、8aを設けたが、本発明を実施する場合、この様な凹溝を、外輪の外周面の軸方向2箇所位置、或いは、4箇所位置以上に設ける事もできる。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例と同様である。
[実施の形態の第3例]
図3は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の玉軸受1cは、外輪3cの外周面に、径方向に凹んだ凹溝8bを全周に亙って設けている。そして、この凹溝8bを構成する底面9bと1対の側面10b、10bとの連続部に、この底面9bよりも径方向内方に、且つ、これら1対の側面10b、10bよりも軸方向に凹んだ、断面部分円弧形(3/4円弧形)の曲面である1対の逃げ凹部13、13を設けている。
この様な本例の場合にも、ハウジングに対する前記外輪3cの嵌合強度を大きくして(締め代を大きくして)、この外輪3cがこのハウジングに対してクリープするのを確実に防止する事ができる。更に、前記1対の側面10b、10bと前記外輪3cの外周面(のうち、前記凹溝8b〜軸方向に外れた部分)との連続部である角部12、12を、径方向に関する若干の弾性変形を可能にして、前記凹溝8bを構成する底面9bと1対の側面10b、10bとの連続部(前記1対の逃げ凹部13、13)に応力が集中するのを防止できる。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様である。
[実施の形態の第4例]
図4は、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の玉軸受1dは、外輪3dの外周面の軸方向3箇所位置に、径方向内方に凹んだ凹溝8c、8cを全周に亙って設けている。そして、それぞれの凹溝8cを構成する底面9cと1対の側面10c、10cとの連続部に、この底面9cよりも径方向内方に、且つ、これら1対の側面10c、10cよりも軸方向に凹んだ、断面部分円弧形(3/4円弧形)の曲面である逃げ凹部13a、13aを設けている。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1〜3例と同様である。
[実施の形態の第5例]
図5は、本発明の実施の形態の第5例を示している。上述した実施の形態の第1〜4例では、外輪を使用時にも回転しない固定輪とし、内輪を使用時に回転する回転輪とする構成を採用したが、本例の玉軸受1eは、内輪5aを固定輪とし、外輪3を回転輪とする構成を採用している。そして、この内輪5aの内周面の軸方向中間部に、径方向外方に凹んだ凹溝8dを全周に亙って設けている。この凹溝8dを構成する底面9dと1対の側面10d、10dとは、断面部分円弧形の曲面である1対の曲面部11b、11bにより連続している。一方、前記1対の側面10d、10dと、前記内輪5aの内周面(のうち、前記凹溝8dから軸方向に外れた部分)との連続部は、断面直角で先の尖った角部1対の12b、12bとしている。
上述の様な玉軸受1eは、前記内輪5aを、使用時にも回転しない、固定側部材である固定軸(図示省略)に締り嵌めで外嵌固定(圧入)すると共に、外輪3を、この固定軸の周囲に、この固定軸と同軸に設けられた、回転側部材である回転筒に内嵌固定する事で、この固定軸の周囲にこの回転筒を回転自在に支持する。尚、この固定軸は、前記内輪5aを構成する軸受鋼等の材料よりも軟らかい、軽合金や合成樹脂等の材料により構成されている。尚、前記内輪5aを前記固定軸に外嵌固定した状態で、この固定軸の外周面と前記凹溝8dの底面9dとは、直接(他の部材を介する事なく)対向している。
この様な本例の玉軸受1eは、前記内輪5aの内周面に、径方向外方に凹んだ凹溝8dを全周に亙って設けると共に、この内輪5aを外嵌固定した固定軸を、この内輪5aを構成する材料よりも軟らかい材料により構成している。従って、この内輪5aを前記固定軸に締り嵌めで外嵌固定すると、前記凹溝8dを構成する1対の側面10d、10dと、前記内輪5aの内周面との連続部である、先の尖った角部12b、12bが、前記固定軸の外周面に食い込む。この結果、この固定軸に対する前記内輪5aの嵌合強度を大きくする事ができて、この内輪5aがこの固定軸に対してクリープするのを確実に防止できる。
又、前記凹溝8dを構成する底面9dと1対の側面10d、10dとを、断面部分円弧形の1対の曲面部11b、11bにより連続している。この為、これら1対の両曲面部11b、11bに応力が集中するのを防止できて、前記内輪5aに亀裂等の損傷が生じるのを防止できる。
尚、前記凹溝8dの径方向深さは、前記固定軸に対する前記1対の角部12b、12bの食い込み量や前記内輪5aの強度等を、前記1対の曲面部11b、11bの曲率半径は、これら1対の曲面部11b、11bに加わる応力の大きさ等を、それぞれ考慮して設計的に定める。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様である。
[実施の形態の第6〜8例]
図6は、本発明の実施の形態の第6〜8例を示している。図6(A)に示した実施の形態の第6例の玉軸受1fは、内輪5bの内周面の軸方向3箇所位置に、径方向外方に凹んだ凹溝8e、8eを全周に亙って設けている。そして、それぞれの凹溝8eを構成する底面9eと1対の側面10e、10eとを、断面部分円弧形の曲面である曲面部11c、11cにより連続している。一方、これら各側面10e、10eと、前記内輪5bの内周面(のうち、前記各凹溝8e、8eから軸方向外れた部分)との連続部は、断面直角で先の尖った角部12c、12cとしている。
図6(B)に示した実施の形態の第7例の玉軸受1gは、内輪5cの内周面に、径方向外方に凹んだ凹溝8fを全周に亙って設けている。そして、この凹溝8fを構成する底面9fと1対の側面10f、10fとの連続部に、この底面9fよりも径方向外方に、且つ、これら1対の側面10f、10fよりも軸方向に凹んだ、断面部分円弧形(3/4円弧形)の曲面である逃げ凹部13b、13bを設けている。
図6(C)に示した実施の形態の第8例の玉軸受1hは、内輪5dの内周面の軸方向3箇所位置に、径方向外方に凹んだ凹溝8g、8gを全周に亙って設けている。そして、それぞれの凹溝8gを構成する底面9gと1対の側面10g、10gとの連続部に、この底面9gよりも径方向外方に、且つ、これら1対の側面10g、10gよりも軸方向に凹んだ、断面部分円弧形(3/4円弧形)の逃げ凹部13c、13cを設けている。
上述の様な実施の形態の第6〜8例の場合にも、固定軸に対する前記内輪5b〜5dの嵌合強度を大きくして、この内輪5b〜5dがこの固定軸に対してクリープするのを確実に防止しつつ、前記凹溝8e〜8gを構成する底面9e〜9gと1対の側面10e〜10gとの連続部に応力が集中するのを防止できる。
その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1〜5例と同様である。
1、1a〜1h 玉軸受
2 外輪軌道
3、3a〜3d 外輪
4 内輪軌道
5、5a〜5d 内輪
6 玉
7 保持器
8、8a〜8g 凹溝
9、9a〜9g 底面
10、10a〜10g 側面
11、11a〜11c 曲面部
12、12a〜12c 角部
13、13a〜13c 逃げ凹部

Claims (2)

  1. 内周面に外輪軌道を有する外輪と、
    外周面に内輪軌道を有する内輪と、
    前記外輪軌道とこの内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体とを備えるラジアル転がり軸受であって、
    使用時に回転しない前記外輪の外周面、又は前記内輪の内周面の軸方向1乃至複数箇所に、径方向に凹んだ凹溝が周方向に設けられており、この凹溝の底面と側面とが曲面により連続している事を特徴とするラジアル転がり軸受。
  2. 使用時にも回転しない固定側部材と、
    使用時に回転する回転側部材と、
    互いに対向する、前記固定側部材の周面とこの回転側部材の周面との間に設けられたラジアル転がり軸受とを備える回転支持装置であって、
    このラジアル転がり軸受が、請求項1に記載のラジアル転がり軸受であり、
    このラジアル転がり軸受の外輪と内輪とのうち、使用時にも回転しない固定輪を、前記固定側部材の周面に嵌合固定すると共に、同じく使用時に回転する回転輪を、前記回転側部材の周面に嵌合固定しており、
    前記固定側部材のうち、少なくとも前記固定輪が嵌合固定される部分が、この固定輪を構成する材料よりも軟らかい材料により構成されている事を特徴とする回転支持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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