JP2018030555A - 車両用乗員保護装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】前面衝突時に3点式シートベルトで拘束された乗員のトルソの回転を抑制する車両用乗員保護装置を提供する。【解決手段】3点式シートベルトに拘束された乗員は、車幅方向外側に位置する鎖骨がショルダベルトに拘束されるが、車幅方向内側に位置する鎖骨は拘束されない。したがって、前面衝突時には拘束されていない鎖骨側が車両前方側に移動して脊髄を軸としたトルソTの回転を生ずる。前面衝突の際、膝拘束用エアバッグ28が膨張展開され、乗員Pの車幅方向内側に位置する膝KIのみを車両前方から拘束する。これにより、膝拘束用エアバック28から膝KIに対して車両後方向きの反力が入力され、脊髄を軸にして回転モーメントM1が発生しているトルソTに対して反対方向の回転モーメントM2を発生させることができる。この結果、前面衝突時に3点式シートベルトで拘束された乗員に生ずるトルソTの回転が低減又は防止される。【選択図】図7
Description
本発明は、車両用乗員保護装置に関する。
自動車の車両用シートに着座して3点式シートベルトを装着している乗員は、ショルダベルトで一方側(車幅方向外側)の鎖骨のみが拘束されており、他方側(車幅方向内側)の鎖骨が拘束されていない。したがって、前面衝突時に、ショルダベルトに拘束されていない鎖骨側が車両前方側に移動することで乗員のトルソが脊髄を軸として回転する。このトルソの回転によってショルダベルトが肋骨を強く圧迫し、胸部に大きな変形(以下、「胸たわみ」という)を生じさせるおそれがある。
この胸たわみを抑制する方法として、エアバッグを膨張展開させて乗員の膝を拘束することで、トルソに対して逆向きの回転モーメントを発生させて、トルソの回転を抑制することが考えられる。
下記特許文献1には、前面衝突時、特に微小ラップ衝突時や斜突時に、乗員の足首が捩じれることを低減又は防止するための膝側面拘束用エアバッグ装置が開示されている。具体的には、シートクッションの表皮の内側で車幅方向外側に膝側面拘束用エアバッグ装置が配設されており、前面衝突時にエアバッグが表皮の縫製部を開裂させて膨張展開することにより、乗員の車幅方向外側の膝の外側側面を拘束することが記載されている。これにより、前面衝突時に乗員の足首が捩じれることを低減又は防止することが記載されている。
しかし、上記先行技術では、車幅方向外側の片膝の外側側面を拘束するものであるため、前面衝突時に乗員のトルソに生じる回転と反対方向の回転モーメントをトルソに発生させることが困難であった。すなわち、膝側面拘束装置に拘束されている片膝は、3点式シートベルトで鎖骨が拘束されている側である(車幅方向外側である)こと、また、膝の外側側面を拘束しているだけであることから、前面衝突時に生ずる乗員のトルソの回転を低減又は防止することが困難であった。
本発明は上記事実を考慮し、前面衝突時に3点式シートベルトで拘束された乗員のトルソの回転を低減又は防止する車両用乗員保護装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、装着時にシートバックの車幅方向外側上部から車幅方向内側下部に向けてショルダベルトが位置する3点式シートベルトと、シートクッションの車幅方向内側側部又はセンタコンソールボックス内に配設され、前面衝突時に膨張展開されて乗員の車幅方向内側に位置する片膝のみを車両前方から拘束する膝拘束用エアバッグと、を備える。
この構成によれば、3点式シートベルトを装着した乗員は、車幅方向外側に位置する鎖骨がショルダベルトに拘束される一方、車幅方向内側に位置する鎖骨はショルダベルトに拘束されない。したがって、前面衝突時に、ショルダベルトで拘束されていない乗員の車幅方向内側の鎖骨側が車両前方側に移動して、脊髄を軸としたトルソの回転が乗員に生ずる。
一方、この前面衝突の際、シートクッションの車幅方向内側側部又はセンタコンソールボックス内に配設された膝拘束用エアバッグが膨張展開され、乗員の車幅方向内側に位置する片膝のみを車両前方から拘束する。これにより、乗員の車幅方向内側の膝のみに膝拘束用エアバックから車両後方向きの反力が入力され、平面視で脊髄を軸として一方向に回転するトルソに対して一方向と反対方向の回転モーメントが発生する。この結果、前面衝突時に3点式シートベルトで拘束された乗員に生ずるトルソの回転が低減又は防止される。
請求項1記載の発明の車両用乗員保護装置は、上記構成としたので、前面衝突時に3点式シートベルトで拘束された乗員のトルソの回転を低減又は防止することができる。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る車両用乗員保護装置について図1〜図7を参照して説明する。また、各図は模式的なものであり、本発明と関連性の低いものは図示を省略している。さらに、図7では、後述するシートベルト装置60の図示を省略している。なお、図1〜図7において矢印FRは車両前方、矢印INは車幅方向内側、矢印UPは車両上方を示す。また、本実施形態では、シート前方、シート幅方向、シート上方は、それぞれ車両前方、車幅方向、車両上方と略一致しているため、車両前方、車幅方向、車両上方に統一して記載する。
本発明の第1実施形態に係る車両用乗員保護装置について図1〜図7を参照して説明する。また、各図は模式的なものであり、本発明と関連性の低いものは図示を省略している。さらに、図7では、後述するシートベルト装置60の図示を省略している。なお、図1〜図7において矢印FRは車両前方、矢印INは車幅方向内側、矢印UPは車両上方を示す。また、本実施形態では、シート前方、シート幅方向、シート上方は、それぞれ車両前方、車幅方向、車両上方と略一致しているため、車両前方、車幅方向、車両上方に統一して記載する。
(構成)
図1に示されるように、本実施形態に係る自動車の車両用乗員保護装置10は、キャビンにおける車両前席左側の助手席側の車両用シート12に設けられたものである。
図1に示されるように、本実施形態に係る自動車の車両用乗員保護装置10は、キャビンにおける車両前席左側の助手席側の車両用シート12に設けられたものである。
車両用シート12は、乗員が着座するシートクッション14と、シートクッション14の後端部で着座乗員の背部を支持するシートバック16と、シートバック16の上端部に配置されて着座乗員の頭部を支持するヘッドレスト18と、を備えている。
シートクッション14は、平面視で矩形の枠形状に構成された図示しないシートクッションフレームを備えている。シートクッションフレームは、車両前後方向を長手方向として配置されると共に車幅方向に間隔をあけて配置された一対のシートサイドフレーム(図2、図3に車幅方向内側のシートサイドフレーム20のみ図示)と、シートサイドフレームの前端部同士を車幅方向に連結する図示しないシートフロントパンと、シートサイドフレームの後端部同士を車幅方向に連結する図示しないコネクティングロッドと、を備えている。また、シートサイドフレームは、フロアパン上に設置されたシートスライドレール(図2、図3に車幅方向内側のシートスライドレール21のみ図示)上を車両前後方向に移動(スライド)可能に支持されている。
図2に示されるように、車幅方向内側のシートサイドフレーム20には、膝拘束用エアバッグ装置22のエアバッグモジュール24が配設されている。エアバッグモジュール24は、前面衝突時にガスを発生する円柱状のインフレータ26と、インフレータ26で発生したガスによって膨張展開する膝拘束用のエアバッグ28とを含んで構成されている。
図2に示されるように、インフレータ26は、略円筒状であり、その軸方向の一端部の外周面に沿って形成された複数のガス噴出孔が設けられている。なお、インフレータ26は、衝突ECU30に接続されている。
衝突ECU30は、衝突センサ32が電気的に接続されている。衝突センサ32は、自動車に対する衝突の有無、衝突の形態に応じた信号を衝突ECU30に出力する構成である。
したがって、インフレータ26は、衝突ECU30からの作動信号によって作動されると、内部で高温のガスを発生してガス噴出孔からエアバッグ28の内部にガスを供給するものである。
エアバッグ28は、図7に示されるように、展開形状において平面視で車両前後方向に延在する略矩形の膝側面拘束部40と、膝側面拘束部40の前端から車幅方向外側に延在する略矩形の膝前面拘束部42と、膝側面拘束部40の車両外側面40Aの上端と膝前面拘束部42の車両後側面42Aの上端とを連結する三角形の膜状部材44とを備えている。
膝側面拘束部40の車両下方側には、図4に示されるように、インフレータ26が収容されるインフレータ収容部46が形成されている。また、膝側面拘束部40の車両下方側には、シートサイドフレーム20の上端面20A(図2参照)に接合される上部接合部48と、前端面20B(図2参照)に接合される前部接合部50とが形成されている。
このエアバッグ28の折り畳みは、先ず、展開されたエアバッグ28(図5(A)参照)を車両上下方向に延在する回転軸A1を中心として平面視で時計回り(図5(A)、矢印R1方向参照)に膝前面拘束部42と膝側面拘束部40の前方側の一部を巻く(図5(B)参照)。この巻き取られた部分をロール部52という。続いて、ロール部52の上側を車両後方側に90度(図5(B)、矢印R2方向参照)倒す(図5(C)参照)。さらに、膝側面拘束部40のうち、倒されたロール部52よりも上方に位置する部分を、車両前後方向に延在する回転軸A2を中心として車両前方から視て時計回り(図5(C)、矢印R3方向参照)に巻く。これにより、図5(D)に示されるように、エアバッグ28が所定形状に折り畳まれる。
図2に示されるように、このように折り畳まれたエアバッグ28の上部接合部48、前部接合部50をそれぞれシートサイドフレーム20の上端面20A、前端面20Bに接合することで、エアバッグ28がシートサイドフレーム20に固定されている。
一方、図1及び図7に示されるように、シートクッション14の図示しないシートクッションパッドを覆う表皮54は、乗員Pが着座する上面部54Aと、上面部54Aの前方側端部から下方に延在する前面部54Bとを含む。上面部54Aの車幅方向内側側部の前方側と前面部54Bの車幅方向内側側部の上方側には、車両前後方向及び車両上下方向に沿って連続的に縫製されている。以下、この縫製された部分を「縫製部56」という。縫製部56は、所定値以上の引張荷重が作用すると破断するティアシームから縫製されている。エアバッグ28の膨張圧により縫製部56が開裂されると、図7に示されるように、エアバッグ28が乗員Pの車幅方向内側の膝KIの側面及び前方に向けて展開されるようになっている。
また、図1に示されるように、車両用シート12に対して設けられたシートベルト装置60は、3点式シートベルト装置であり、シートベルト62のうち、ショルダアンカ64からバックル66にかけての部分がショルダベルト部62Aとされ、バックル66からアンカプレート68にかけての部分がラップベルト部62Bとされている。
ショルダベルト部62Aは、乗員Pの車幅方向外側上部の肩部SOから車幅方向内側下部の腰部Lにかけて斜めに且つ前方から乗員Pを拘束するようになっている。
なお、車両用シート12の車幅方向内側には、平面視略矩形のセンタコンソールボックス70が形成されている。
(作用)
このように構成された車両用乗員保護装置10の作用について説明する。
車両用乗員保護装置10を構成する衝突センサ32からの入力信号に基づいて衝突ECU30が自動車への前面衝突(の不可避)を検出した場合には、インフレータ26に作動信号が出力される。
このように構成された車両用乗員保護装置10の作用について説明する。
車両用乗員保護装置10を構成する衝突センサ32からの入力信号に基づいて衝突ECU30が自動車への前面衝突(の不可避)を検出した場合には、インフレータ26に作動信号が出力される。
この作動信号によってインフレータ26がガスを発生させ、噴出孔からエアバッグ28内にガスを噴射する。これによって、車両用シート12の表皮54の上面部54A及び前面部54Bに形成された縫製部56が開裂され、エアバッグ28が膨張展開される。
具体的には、車両用シート12内で折りたたまれていたエアバッグ28(図6(A)参照)に対してインフレータ収容部46に収容されたインフレータ26からガスが噴出されることにより、インフレータ収容部46と連通された膝側面拘束部40が表皮54の上面部54Aに形成された縫製部56を開裂して上方に展開される(図6(B)、矢印A参照)。これにより、膝側面拘束部40の折り曲げられていた部分にもガスが供給されて折り曲げられていたロール部52も立ち上がる(真っ直ぐになる)(図6(C)、矢印B参照)。さらに、ロール部52にガスが供給されることにより、ロール部52を構成する膝側面拘束部40が表皮54の前面部54Bに形成された縫製部56を開裂して車両前方に展開される(図6(D)、矢印C参照)と共に、膝側面拘束部40の前端部に連続する膝前面拘束部42が車幅方向外側に展開され、乗員Pの膝の前方に展開される(図6(D)、矢印D参照)。
この結果、図7に示されるように、エアバッグ28の膝前面拘束部42は、車両後側面42Aが乗員Pの車幅方向内側の膝KIの前面に当接される。また、膝前面拘束部42は、シートサイドフレーム20に固定(接合)された膝側面拘束部40と膜状部材44を介して連結されているため、膜状部材44から張力(図6(D)、矢印E参照)が作用する。これにより、膝前面拘束部42は、乗員Pの車幅方向内側の膝KIを前方から拘束することができる。
ところで、前面衝突時に乗員Pは慣性力の作用で車両前方側に移動する。図1に示されるように、シートベルト装置60のショルダベルト部62Aで乗員Pの車幅方向外側の肩部SOは拘束されているが、車幅方向内側の肩部SIは拘束されていない。したがって、乗員PのトルソTに脊髄を軸(以下、「Z軸回り」という)とした平面視で反時計回りの回転モーメントM1を生ずる。この回転モーメントM1によりトルソTが回転すると、ショルダベルト部62Aが乗員Pの肋骨を強く圧迫し、胸部に大きな変形(以下、「胸たわみ」という)を生ずるおそれがある。
しかしながら、車両用乗員保護装置10では、図7に示されるように、前面衝突時にエアバッグ28の膝前面拘束部42が乗員Pの車幅方向内側の膝KIのみを前方から拘束する。したがって、膜状部材44で支持された膝前面拘束部42から膝KIに車両後方向きの反力が入力され、乗員PのトルソTに平面視時計回りの回転モーメントM2を発生させる。すなわち、エアバッグ28で乗員Pの車幅方向内側の膝KIのみを前方から拘束することにより、乗員PのトルソTに平面視で回転モーメントM1と逆向きの回転モーメントM2を発生させることができる。この結果、前面衝突時に3点式シートベルトであるシートベルト装置60で拘束された乗員PのトルソTに生じる回転を低減又は防止することができる。したがって、前面衝突時に乗員Pに胸たわみが生ずることを低減又は防止することができる。
また、エアバッグ28の膨張展開によりエアバッグ28の膝側面拘束部40は、車両内側面40Bがセンタコンソールボックス70の側面70Aに当接されると共に、車両外側面40Aが乗員Pの車幅方向内側の膝KIの側面及び太腿TIの側面に当接される。すなわち、膝側面拘束部40はセンタコンソールボックス70の側面70Aからの支持反力を得て、車幅方向内側の膝KI及び太腿TIを車幅方向内側から拘束することができる。
ここで、前面衝突のうち、車両左側(助手席側)の車両用シート12と反対側の車両右側(運転席側)から斜突された場合や、運転席側が微小ラップ衝突した場合には、乗員Pに慣性により車両前方右側への荷重が作用する。しかしながら、車両用乗員保護装置10では、エアバッグ28を展開することにより膝側面拘束部40が乗員Pの車幅方向内側(運転席側)の膝KI及び太腿TIを車幅方向内側から拘束すると共に、膝前面拘束部42が膝KIを車両前方から拘束するため、乗員Pが車両前方右側に変位することが低減又は防止される。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る車両用乗員保護装置80について図8を参照して説明する。第1実施形態と同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本発明の第2実施形態に係る車両用乗員保護装置80について図8を参照して説明する。第1実施形態と同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(構成)
車両用乗員保護装置80は、図8(A)に示されるように、車両用シート12の図示しないシートサイドフレームと連結され、センタコンソールボックス70内に収容されたシートスライド連動機構82を備える。シートスライド連動機構82は、シートサイドフレームと連結された平面視L字形状の支持部材84と、支持部材84の前端に設けられたジョイント86と、エアバック収容時に支持部材84と一直線状に配置され、エアバッグ展開時に車幅方向外側を向くように平面視で90度回転されるアーム部材88とを備える。
車両用乗員保護装置80は、図8(A)に示されるように、車両用シート12の図示しないシートサイドフレームと連結され、センタコンソールボックス70内に収容されたシートスライド連動機構82を備える。シートスライド連動機構82は、シートサイドフレームと連結された平面視L字形状の支持部材84と、支持部材84の前端に設けられたジョイント86と、エアバック収容時に支持部材84と一直線状に配置され、エアバッグ展開時に車幅方向外側を向くように平面視で90度回転されるアーム部材88とを備える。
支持部材84は、車幅方向内側のシートサイドフレームからセンタコンソールボックス70内に伸びて収容されている。また、ジョイント86は、衝突ECU30からの作動信号により駆動され、センタコンソールボックス70内に車両前後方向に配置されているアーム部材88を平面視で車幅方向外側へ90度回転させるものである。なお、ジョイント86の駆動源は特に限定するものではなく、インフレータでもモータでも良い。
さらに、アーム部材88の車幅方向外側の外側面88Aの前端側には膝前面拘束用のエアバッグ90が取り付けられている。
なお、支持部材84の車両前後方向長さは、ジョイント86が車両用シート12に着座した乗員Pの膝KIの車両前後方向位置よりも所定距離前方となるように設定されている。また、アーム部材88は、車幅方向外側を向いた場合に、エアバッグ90が乗員Pの膝KIと対向配置可能な長さに設定されている。
(作用)
衝突センサ32からの入力信号に基づいて衝突ECU30が自動車への前面衝突(の不可避)を検出した場合には、図示しないインフレータに作動信号が出力されると共に、ジョイント86に作動信号が出力される。
衝突センサ32からの入力信号に基づいて衝突ECU30が自動車への前面衝突(の不可避)を検出した場合には、図示しないインフレータに作動信号が出力されると共に、ジョイント86に作動信号が出力される。
作動信号に基づいてジョイント86が駆動されることにより、センタコンソールボックス70内に車両前後方向に配置されていたアーム部材88を、ジョイント86を回転中心として平面視で車両用シート12側に90度回転させる。この結果、アーム部材88がセンタコンソールボックス70の側面から飛び出して車幅方向に延在して配置される。また、アーム部材88に配設されたエアバッグ90が、乗員Pの車幅方向内側の膝KIの前方に対向配置される。この状態で、アーム部材88がジョイント86を中心に回転しないように固定する図示しないロック機構を有する。
また、この作動信号によってインフレータがガスを発生させ、エアバッグ90内にガスを噴射することにより、インフレータからのガスによってエアバッグ90が膨張展開される(図8(B)参照)。この結果、エアバッグ90が乗員Pの車幅方向内側の膝KIのみを前方から拘束する。
このように、車両用シート12ではなく、センタコンソールボックス70の内部にエアバッグ90を配設しても、アーム部材88の回転とエアバッグ90の膨張展開によって乗員Pの車幅方向内側の膝KIのみを拘束することができる。また、アーム部材88からの反力がエアバッグ90を介して膝KIのみに入力されることにより、3点式シートベルトであるシートベルト装置60で拘束されている乗員Pに対して、前面衝突時にトルソTに発生する回転モーメントM1と反対方向の回転モーメントM2をトルソTに発生させることができ、前面衝突時に乗員PのトルソTに生ずる回転を低減又は防止することができる。すなわち、前面衝突時に生ずる乗員Pの胸たわみを低減又は防止することができる。
なお、車両用乗員保護装置80では、車両用シート12を車両前後方向に移動させた場合でも、シートサイドレール上に配置されたシートサイドフレームに支持部材84で連結されているため、車両用シート12の移動に伴ってシートスライド連動機構82がセンタコンソールボックス70内を車両前後方向に移動する。したがって、ジョイント86の位置と車両用シート12の車両前後方向の位置関係が一定に維持される。すなわち、車両用シート12の移動に拘らず、前面衝突時に乗員Pの車幅方向内側の膝KIを良好に拘束することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係る車両用乗員保護装置100について図9を参照して説明する。第1、第2実施形態と同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本発明の第3実施形態に係る車両用乗員保護装置100について図9を参照して説明する。第1、第2実施形態と同様の構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(構成)
車両用乗員保護装置100は、図9(A)に示されるように、第1実施形態のエアバッグ28から膜状部材44を除いたエアバッグ102と、第2実施形態のシートスライド連動機構82とを有するものである。
車両用乗員保護装置100は、図9(A)に示されるように、第1実施形態のエアバッグ28から膜状部材44を除いたエアバッグ102と、第2実施形態のシートスライド連動機構82とを有するものである。
(作用)
衝突センサ32からの入力信号に基づいて衝突ECU30が自動車への前面衝突(の不可避)を検出した場合には、図示しないインフレータに作動信号が出力される。
衝突センサ32からの入力信号に基づいて衝突ECU30が自動車への前面衝突(の不可避)を検出した場合には、図示しないインフレータに作動信号が出力される。
この作動信号によってインフレータがガスを発生させ、エアバッグ102内にガスを噴射する。これによって、エアバッグ102が縫製部56を開裂させて膨張展開することにより、膝側面拘束部40が車幅方向内側の膝KI及び太腿TIを車幅方向内側から拘束する。
一方、センタコンソールボックス70内に車両前後方向に配置されていたアーム部材88が、ジョイント86を回転中心として平面視で車両用シート12側に90度回転される。この結果、アーム部材88がセンタコンソールボックス70から飛び出して車幅方向外側に回転し、車幅方向に延在して配置される。したがって、エアバッグ102の膝前面拘束部42の車両前側面42Bをアーム部材88が前方から支持することになり、膝前面拘束部42が車幅方向内側の膝KIのみを前方から拘束することになる。
したがって、車両用乗員保護装置100は、第1、第2実施形態の車両用乗員保護装置10、80と同様に、アーム部材88に支持された膝前面拘束部42から乗員Pの車幅方向内側の膝KIのみに車両後方向きの反力が入力される。これにより、3点式シートベルト装置で拘束された乗員PのトルソTに前面衝突時に発生する回転モーメントM1と反対方向の回転モーメントM2を発生させることができ、乗員PのトルソTの回転を低減又は防止することができる。すなわち、前面衝突時に乗員Pの胸たわみを低減又は防止することができる。
また、車両用乗員保護装置100は、第1実施形態の車両用乗員保護装置10と同様に、エアバッグ102を展開することにより膝側面拘束部40が乗員Pの車幅方向内側(運転席側)の膝KI及び太腿TIを車幅方向内側から拘束すると共に、膝前面拘束部42が膝KIを車両前方から拘束する。したがって、前面衝突のうち、車両左側(助手席側)の車両用シート12と反対側の車両右側(運転席側)から斜突された場合や、運転席側が微小ラップ衝突した場合に、乗員Pが車両前方右側に変位することが低減又は防止される。
[その他]
なお、第1〜第3実施形態では、車両左側(助手席側)の車両用シート12について説明したが、車両前席右側(運転席側)の車両シートについても車両用乗員保護装置10、80、100を同様に適用することができる。
なお、第1〜第3実施形態では、車両左側(助手席側)の車両用シート12について説明したが、車両前席右側(運転席側)の車両シートについても車両用乗員保護装置10、80、100を同様に適用することができる。
10、80、100 車両用乗員保護装置
14 シートクッション
16 シートバック
28、90、102 エアバッグ(膝拘束用エアバッグ)
60 シートベルト装置(3点式シートベルト)
62A ショルダベルト
70 センタコンソールボックス
P 乗員
14 シートクッション
16 シートバック
28、90、102 エアバッグ(膝拘束用エアバッグ)
60 シートベルト装置(3点式シートベルト)
62A ショルダベルト
70 センタコンソールボックス
P 乗員
Claims (1)
- 装着時にシートバックの車幅方向外側上部から車幅方向内側下部に向けてショルダベルトが位置する3点式シートベルトと、
シートクッションの車幅方向内側側部又はセンタコンソールボックス内に配設され、前面衝突時に膨張展開されて乗員の車幅方向内側に位置する片膝のみを車両前方から拘束する膝拘束用エアバッグと、
を備える車両用乗員保護装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016166262A JP2018030555A (ja) | 2016-08-26 | 2016-08-26 | 車両用乗員保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016166262A JP2018030555A (ja) | 2016-08-26 | 2016-08-26 | 車両用乗員保護装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018030555A true JP2018030555A (ja) | 2018-03-01 |
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ID=61302800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016166262A Pending JP2018030555A (ja) | 2016-08-26 | 2016-08-26 | 車両用乗員保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018030555A (ja) |
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2016
- 2016-08-26 JP JP2016166262A patent/JP2018030555A/ja active Pending
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