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JP2018029777A - X線位相差撮像装置 - Google Patents

X線位相差撮像装置 Download PDF

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JP2018029777A
JP2018029777A JP2016164070A JP2016164070A JP2018029777A JP 2018029777 A JP2018029777 A JP 2018029777A JP 2016164070 A JP2016164070 A JP 2016164070A JP 2016164070 A JP2016164070 A JP 2016164070A JP 2018029777 A JP2018029777 A JP 2018029777A
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太郎 白井
Taro Shirai
太郎 白井
貴弘 土岐
Takahiro Toki
貴弘 土岐
哲 佐野
Satoru Sano
哲 佐野
日明 堀場
Akira Horiba
日明 堀場
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Abstract

【課題】被写体によるX線の吸収によって、位相コントラスト画像に発生するアーチファクトを抑制することが可能なX線位相差撮像装置を提供する。【解決手段】このX線位相差撮像装置100は、X線源1と、X線源1から照射されるX線により、自己像を形成するための第1格子4と、第1格子4を通過したX線を検出する検出部5と、検出部5により検出された1枚の干渉縞画像から、被写体3によるX線の吸収成分を抽出して除去し、吸収成分が除去された干渉縞画像に基づいて、位相コントラスト画像を生成する画像処理部6と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、X線位相差撮像装置に関し、特に、1枚の干渉縞画像から位相コントラスト画像を得るX線位相差撮像装置に関する。
従来、1枚の干渉縞画像から位相コントラスト画像を得るX線位相差撮像装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、1枚の干渉縞画像から位相コントラスト画像を得るX線位相差撮像装置が開示されている。
このX線位相差撮像装置は、X線源と、第1格子と、第2格子と、X線画像検出器と、位相微分画像生成部とを備えている。X線源と、第1格子と、第2格子と、X線画像検出器とは、X線源の放射軸方向にこの順で並んで配置されている。
このX線位相差撮像装置は、第2格子が第1格子と格子面内でわずかに傾斜(回転)した角度で固定され、X線源より照射されたX線による第1格子の自己像と、第2格子とによりモアレ縞画像を形成する。X線画像検出器は、形成されるモアレ縞画像を検出し、検出されたモアレ縞画像に、空間的縞走査法を適用することにより、位相コントラスト画像を生成している。ここで、空間的縞走査法とは、干渉縞の位相が1周期となるように画素グループを作り、画素グループを1画素ずつずらすことにより得られる画素の強度変調信号の位相分布をもとに画像を生成するものである。
特許第5475925号公報
上記特許文献1に記載のX線位相差撮像装置は、位相コントラスト画像を生成する際に、空間的縞走査法を適用している。空間的縞走査法では、位相分布をもとに画像を生成するので、位相コントラスト画像を生成する際に、特に被写体の境界部などで、正しく位相回復が行えず、アーチファクトが発生する場合があるという問題点がある。なお、本明細書において、「アーチファクト」とは、正しく位相回復が行えないことによって、位相コントラスト画像に発生する縞のことである。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、被写体を撮像する際に、位相コントラスト画像にアーチファクトが発生することを抑制することが可能なX線位相差撮像装置を提供することである。
本願発明者が鋭意検討を行った結果、被写体の境界部におけるX線吸収量の変化量が、干渉縞の振幅と同程度以上である場合、吸収成分に起因して、正しく位相回復が行えず、アーチファクトが発生するという知見を得ることができ、この知見に基づいて、以下の発明を想致するに至った。すなわち、この発明の一の局面によるX線位相差撮像装置は、X線源と、X線源から照射されるX線により、自己像を形成するための第1格子と、第1格子を通過したX線を検出する検出部と、検出部により検出された1枚の干渉縞画像から、被写体によるX線の吸収成分を抽出して除去し、吸収成分が除去された干渉縞画像に基づいて、位相コントラスト画像を生成する画像処理部とを備えるように構成されている。
この発明の一の局面によるX線位相差撮像装置では、上記のように、1枚の干渉縞画像から、被写体によるX線の吸収成分を抽出して除去し、吸収成分が除去された干渉縞画像に基づいて、位相コントラスト画像を生成することによって、吸収成分に起因して不明瞭となる干渉縞の位相変化を明確化することができる。その結果、被写体の境界部におけるX線吸収量の変化量が、干渉縞の振幅と同程度以上である場合においても、位相コントラスト画像にアーチファクトが発生することを抑制することができる。
上記一の局面によるX線位相差撮像装置は、好ましくは、画像処理部は、干渉縞画像の画素値を加算平均すること、または、干渉縞画像の空間周波数を解析することよって、吸収成分を抽出し、干渉縞画像の画素値の強度分布または、干渉縞画像の空間周波数の分布に基づいて、被写体の吸収成分を除去するように構成されている。このように構成すれば、1枚の干渉縞画像から被写体の吸収成分を得ることができる。第1格子を外して被写体を撮像し、被写体の吸収成分を得る場合は、干渉縞画像と被写体のみ撮像との、合計2回の撮像が必要となるのに対して、上記一の局面によるX線位相差撮像装置では、1回の撮像で被写体の吸収成分を得ることができる。その結果、検出時間を短縮することが可能になり、X線の被ばく線量を低減することができる。
この場合、好ましくは、画像処理部は、干渉縞画像から、干渉縞画像の画素値を加算平均すること、または、干渉縞画像の空間周波数を解析することよって、吸収成分を抽出し、被写体の吸収成分を反映する吸収画像を作成し、干渉縞画像と吸収画像との差分画像を作成することにより、吸収成分が除去された干渉縞画像を生成するように構成されている。このように構成すれば、1枚の干渉縞画像から吸収画像を作成できる。第1格子を外して被写体を撮像し、被写体の吸収画像を得る場合は、干渉縞画像の撮像と、被写体のみの撮像との、合計2回の撮像が必要となるのに対して、1回の撮像で被写体の干渉縞画像と吸収画像との両方を得ることができる。その結果、撮像時間を短縮することが可能になり、X線の被ばく線量を低減することができる。また、吸収画像が得られるので、位相コントラスト画像とともに、後の解析の際に、吸収画像を改めて撮像することなく、解析を行うことができる。
上記一の局面によるX線位相差撮像装置は、好ましくは、干渉縞画像は、第1格子の自己像による干渉縞画像である。これにより、第2格子を設けることなく位相コントラスト画像を得ることができるので、X線位相差撮像装置の構成が簡易となる。
上記一の局面によるX線位相差撮像装置は、好ましくは、第1格子と検出部との間に配置された第2格子をさらに備え、干渉縞画像は、第1格子と第2格子とにより形成されるモアレ縞画像である。これにより、第1格子と第2格子とによりモアレ縞画像を得ることができる。その結果、X線検出部の検出素子の周期が第1格子により形成される自己像の周期よりも大きい場合でも、干渉縞画像を得ることができる。
上記一の局面によるX線位相差撮像装置は、好ましくは、位相コントラスト画像は、位相微分像と、暗視野像との少なくとも一方を含む。これにより、位相微分像と、暗視野像との少なくとも一方の画像のアーチファクトの発生を抑制することができる。その結果、被写体によるX線の吸収によって発生するアーチファクトが抑制された、高品位な位相微分像と暗視野像との少なくとも一方を得ることができる。なお、本明細書における「位相コントラスト画像」としては、位相微分像と暗視野像とを含む。「位相微分像」とは、X線が被写体を通過した際に発生するX線の位相のずれをもとに画像化した像である。また、「暗視野像」とは、物体の小角散乱に基づくビジビリティの変化によって得られる、ビジビリティ像のことである。また、暗視野像は、小角散乱像とも呼ばれる。
本発明によれば、上記のように、被写体によるX線の吸収によって、位相コントラスト画像に発生するアーチファクトを抑制することが可能なX線位相差撮像装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態によるX線位相差撮像装置の全体構成を示す図である。 干渉縞画像に、従来の空間的縞走査法を適用した場合に得られる、比較例による位相コントラスト画像(A)〜(C)を説明するための模式図である。 干渉縞画像(A)と干渉縞画像の画素値の変化を示す図(B)である。 干渉縞画像の画素値を加算平均して求めた、吸収画像(A)と、吸収画像の画素値のグラフ(B)とを示す図である。 干渉縞画像と吸収画像との差分により求めた、吸収成分を除去した干渉縞画像(A)と、吸収成分を除去した干渉縞画像の画素値のグラフ(B)とを示す図である。 本発明の第1実施形態によるX線位相差撮像装置により生成された、位相コントラスト画像(A)〜(C)を説明するための模式図である。 本発明の第2実施形態によるX線位相差撮像装置の全体構成を示す図である。 第1格子および、第2格子を示す模式図(A)と第1格子および、第2格子とにより形成されるモアレ縞を説明するための図(B)である。 本発明の第1実施形態の第1変形例によるX線位相差撮像装置を示す図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例によるX線位相差撮像装置を示す図である。 干渉縞画像の空間周波数の分布を示す図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態によるX線位相差撮像装置100の構成について説明する。
(X線位相差撮像装置の構成)
X線位相差撮像装置100は、図1に示すように、被写体3を通過したX線の位相差を利用して、被写体3の内部を画像化する装置である。また、X線位相差撮像装置100は、X線源1と、線源格子2と、第1格子4と、検出部5と、画像処理部6とを備えている。X線位相差撮像装置100では、第1格子4は、タルボ効果によって、検出部5に自己像が表示される距離(タルボ距離)に設置されている。X線源1と、線源格子2と、第1格子4と、検出部5とは、X線の照射軸方向(光軸方向、Z方向)に、この順に並んで配置されている。
なお、本明細書では、X線の照射軸方向をZ方向とし、Z方向と直交する面内において、互いに直交する方向をそれぞれX方向およびY方向とする。
X線源1は、高電圧が印加されることにより、X線を発生させるとともに、発生されたX線を照射するように構成されている。
線源格子2は、吸収格子(いわゆる、マルチスリット)である。線源格子2は、Z方向に直交するY方向に所定の周期(ピッチ)で配列される複数のスリット2aおよびX線吸収部2bを有している。各スリット2aおよびX線吸収部2bはそれぞれ、Z方向に直交するX方向に延びるように構成されている。
線源格子2は、X線源1と第1格子4との間に配置されており、X線源1からX線が照射される。線源格子2は、各スリット2aを通過したX線を、各スリット2aの位置に対応する線光源とするように構成されている。これにより、線源格子2は、線源格子2を通過したX線の可干渉性を高めることが可能である。
第1格子4は、位相格子である。第1格子4は、Z方向に直交するY方向に周期(ピッチ)d1で配列される複数のスリット3aおよび、X線位相変化部3bを有している。各スリット3aおよびX線位相変化部3bはそれぞれ、Z方向に直交するX方向に延びるように形成されている。
第1格子4は、線源格子2と、検出部5との間に設置されており、線源格子2を通過したX線が照射される。第1格子4は、タルボ効果により、自己像を形成するために設けられている。可干渉性を有するX線が、スリットが形成された格子を通過すると、格子から所定の距離(タルボ距離)離れた位置に、格子の像(自己像)が形成される。これをタルボ効果という。自己像は、X線の干渉によって生じる干渉縞である。
検出部5は、X線を検出するとともに、検出されたX線を電気信号(検出信号)に変換するように構成されている。検出部5は、検出信号を画像処理部6に出力するように構成されている。検出部5は、たとえば、FPD(Flat Panel Detection)である。検出部5は、複数の検出素子(図示せず)により構成されている。複数の検出素子は、所定の周期(ピッチ)で、X方向およびY方向に並んで配置されている。第1実施形態では、検出素子のピッチは、第1格子4の自己像のピッチよりも小さいものとする。
画像処理部6は、検出部5から受け取った検出信号に基づいて位相コントラスト画像を生成する。なお、位相コントラスト画像の生成方法は、特許文献1に記載されている方法と同様であるので、説明を省略する。
X線位相差撮像装置100では、位相コントラスト画像は、位相微分像25(図6(B)参照)と暗視野像26(図6(C)参照)とを含む。
位相微分像25は、被写体3を通過した際に起きるX線の位相の変化をもとに生成される画像である。
暗視野像26は、被写体3内部の微小構造によって、X線が小角散乱し、検出部5で検出される強度の差をもとに生成される画像である。
また、X線位相差撮像装置100は、吸収画像23(図4(A)参照)を生成する。
X線位相差撮像装置100は、線源格子2と、第1格子4との間に被写体3を配置し、第1格子4の自己像による干渉縞40と、被写体3の像によって歪んだ干渉縞40とを含む干渉縞画像20を撮像するように構成されている。
ここで、図2および図3を用いて、空間的縞走査法を適用して、干渉縞画像20を解析する比較例の問題点について説明する。図2に示すように、X線位相差撮像装置100は、画像処理部6によって干渉縞画像20を解析し、位相微分像21と、暗視野像22とを生成する。干渉縞画像20においても、被写体3が写る領域では、被写体3によるX線吸収によって画素値が低下した暗い領域となる。また、ここでは、概ね球体の被写体3の1/4程度の領域を写した干渉縞画像20の例を示しており、被写体3の中央(図3(A)右下)に向かうほど吸収が大きく(暗く)なっている。
ここで、図3(B)の画素値グラフ30は、干渉縞画像20内の線20aの上端から下端の向きに沿って、1画素ごとの画素値をプロットしたものであり、横軸は画素No.(プロットした画素の番号)を示しており、縦軸は画素値を示している。図3(B)の領域30aは、背景部分の画素値の分布を表している。図3(B)の領域30bは、背景部分と被写体3との境界部付近の画素値の分布を表している。図3(B)の領域30cは、被写体3内部の画素値の分布を表している。領域30aにおいて明らかなように、干渉縞画像20には、4画素(図3(B)の30dで囲まれた4画素)を1周期とする干渉縞(自己像)が写っている。一方、この例では、干渉縞画像20のうち、被写体3の境界部付近(30b)では、X線の吸収量の変化(w2)が、干渉縞40の振幅(w1)よりも大きくなっている。被写体3の境界部付近での吸収強度の変化量(w2)が、干渉縞40の振幅(w1)と比較して、同程度以上の場合、正しく位相回復を行うことができない。そのため、干渉縞画像20からそのまま位相コントラスト画像を生成する場合、図2(B)および図2(C)に示すように、位相微分像21および、暗視野像22に縞状のアーチファクト41が発生してしまう。
そこで、第1実施形態では、X線位相差撮像装置100は、被写体3によるX線の吸収成分に起因する、位相コントラスト画像のアーチファクト41を除去するように構成されている。
ここで、第1実施形態では、画像処理部6は、干渉縞画像20の画素値を加算平均することによって、被写体3の吸収成分を抽出し、干渉縞画像20の画素値の強度分布に基づいて被写体3の吸収成分を反映した吸収画像23を作成する。具体的には、画像処理部6は、図3(B)の画素値グラフ30に示したように、干渉縞40の1周期分の画素(図3(B)の30dで囲まれた4画素)を1グループとし、画素グループを、1画素ずつずらして加算平均を繰り返すことにより、吸収成分に対応する画素値を算出する。画像処理部6は、算出した画素値により、図4(A)に示す吸収画像23を生成する。たとえば、図3(B)に示した例では、干渉縞40の1周期が4画素(図3(B)の30dで囲まれた4画素)となっているため、4画素を1グループとして加算平均が行われる。また、画像処理部6は、図2(A)に示す干渉縞画像20と、吸収画像23との差分をとることにより、図5(A)に示す被写体3の吸収成分を除去した干渉縞画像24を生成する。ここで、図5(B)に示す画素値グラフ32は、干渉縞画像24内の線24aの上端から下端の向きに沿って、1画素ごとの画素値をプロットしたものである。図5(B)において、領域32aは、背景部分の画素値の分布を表して、領域32bは、背景部分と被写体3との境界部付近の画素値の分布を表し、領域32cは、被写体3内部の画素値の分布を表している。図5(A)および図5(B)から明らかなように、干渉縞画像24では、被写体3によるX線の吸収成分が除去されている。したがって、被写体3によるX線の吸収による影響がないことがわかる。
第1実施形態では、画像処理部6は、図6(A)に示す被写体3によるX線の吸収成分を除去した干渉縞画像24から、図6(B)に示す位相微分像25および、図6(C)に示す暗視野像26を生成するように構成されている。この結果、位相微分像25および暗視野像26では、図2に示した位相微分像21および暗視野像22と異なり、縞状のアーチファクト41が除去されている。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、X線位相差撮像装置100に、1枚の干渉縞画像20から、被写体3に吸収成分を抽出して除去し、吸収成分が除去された干渉縞画像24に基づいて位相コントラスト画像を生成する画像処理部6を設ける。これにより、被写体3の吸収成分に起因して不明瞭となる干渉縞40の位相変化を明確化することができる。その結果、被写体3の境界部におけるX線の吸収量の変化量が、干渉縞40の振幅と同程度以上の場合であっても、位相コントラスト画像にアーチファクト41が発生することを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、画像処理部6を、干渉縞画像20の画素値を加算平均することにより、被写体3の吸収成分を抽出し、被写体3の吸収画像23を作成するように構成する。また、画像処理部6は、干渉縞画像20と、吸収画像23との差分から、被写体3の吸収成分が除去された干渉縞画像24を生成するように構成されている。これにより、1枚の干渉縞画像20から、吸収画像23を作成できるので、第1格子4を外して被写体3を撮像し、被写体3の吸収画像23を得る場合と比較して、1回の撮像で被写体3の干渉縞画像20と、吸収画像23との両方を得ることができる。その結果、撮像時間を短縮することが可能になり、X線の被ばく線量を低減することができる。また、吸収画像23が得られるので、位相コントラスト画像とともに、後の解析に供する際に、吸収画像を改めて撮像することなく、解析を行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、画像処理部6を、干渉縞画像20の画素値を加算平均することにより、被写体3の吸収成分を抽出し、干渉縞画像20の画素の強度分布に基づいて被写体3の吸収成分を除去するように構成する。これにより、干渉縞画像20から、被写体3の吸収成分を得ることができるので、たとえば、第1格子4を外して被写体3を撮像し、被写体3の吸収成分を得る場合と比較して、1回の撮像で被写体3の吸収成分を得ることができる。その結果、検出時間を短縮することが可能になり、X線の被ばく線量を低減することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、X線位相差撮像装置100を、第1格子4の自己像を、干渉縞画像20として検出するように構成する。これにより、第2格子を設けることなく、位相コントラスト画像を得ることができる。その結果、X線位相差撮像装置100の構成が簡易となる。
また、第1実施形態では、上記のように、位相コントラスト画像として、位相微分像25と、暗視野像26とを生成する。これにより、位相微分像25と暗視野像26との少なくとも一方の画像のアーチファクト41の発生を抑制することができる。その結果、被写体3によるX線の吸収によって発生するアーチファクト41が抑制された、高品位な位相微分像25と暗視野像26との少なくとも一方を得ることができる。
[第2実施形態]
図7および図8を参照して、本発明の第2実施形態によるX線位相差撮像装置200の構成について説明する。第2実施形態では、上記第1実施形態と異なり、第1格子4と検出部5との間に、第2格子7をさらに備える構成について説明する。なお、上記第1実施形態と同様の構成は、第1実施形態と同じ符号を付して図示するとともに説明を省略する。
(X線位相差撮像装置の構成)
第2実施形態では、図7に示すように、X線位相差撮像装置200は、第1格子4と検出部5との間に、第2格子7をさらに備えるように構成されている。
X線位相差撮像装置200では、第2格子7は、吸収格子(いわゆる、マルチスリット)である。第2格子7は、Z方向に直交するY方向に周期(ピッチ)d2で配列される複数のスリット7aおよび、X線吸収部7bを有している。各スリット7aおよびX線吸収部7bはそれぞれ、Z方向に直交するX方向に延びるように形成されている。
X線位相差撮像装置200では、第2格子7のスリット7aの周期d2は、第1格子4の自己像の周期と略同じになるように設計される。
X線位相差撮像装置200では、第2格子7は、第1格子4と検出部5との間に配置されており、第1格子4を通過したX線が照射される。また、第2格子7は、第1格子4からタルボ距離離れた位置に配置される。また、検出部5の検出素子のピッチは、第1格子の自己像のピッチと同程度か、第1格子の自己像のピッチよりも大きいものとする。
また、第2実施形態では、図8(A)に示すように、X線位相差撮像装置200は、第2格子7をZ方向回りにわずかに回転させて固定し配置するように構成されている。第2格子7は、第1格子4の自己像と干渉して図8(B)に示すモアレ縞50を形成する。
第2実施形態では、第2格子7を通過したX線を検出部5により検出して、モアレ縞50を含むモアレ縞画像を撮像する。そして、画像処理部6は、検出部5により検出されたモアレ縞画像から、被写体3によるX線の吸収成分を除去し、吸収成分が除去されたモアレ縞画像に基づいて、位相コントラスト画像を生成するように構成されている。吸収成分の除去は、上記第1実施形態と同様にすることができる。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、第1格子4と検出部5との間に、第2格子7を設け、第2格子をZ方向回りにわずかに回転させて固定し配置するように、X線位相差撮像装置200を構成する。これにより、第1格子4と第2格子7とにより、モアレ縞50を形成させることができる。その結果、検出部5の検出素子の周期が第1格子4の周期d1よりも大きい場合でも、干渉縞画像20を得ることができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限定期なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、第1格子4よりもX線源1側に被写体3を配置した例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図9に示すように、第1格子4よりも検出部5側に被写体3を配置してもよい。このような構成であっても、上記第1および第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記第1および第2実施形態では、X線位相差撮像装置に、X線の可干渉性を高めるための線源格子2を設けた例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図10に示すように、X線源1aが十分に可干渉性を有するX線を照射可能な場合には、線源格子2を設けなくてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、画像処理部6は、干渉縞画像20の画素値の強度分布に基づいて吸収画像23を生成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、画像処理部6は、干渉縞画像20の空間周波数の分布に基づいてフーリエ変換法を用いて吸収画像23を生成するように構成されていてもよい。具体的には、画像処理部6は、図11に示す空間周波数分布60から干渉縞40のピーク61および63を省き、被写体3のピーク62のみを用いて吸収画像23を生成するように構成されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、吸収画像23を生成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、画像処理部6は、吸収画像23を生成せずに、干渉縞画像20から被写体3の吸収成分を抽出し、被写体3の吸収成分を除去した干渉縞画像24を生成するように構成されていてもよい。具体的には、画像処理部6は、干渉縞画像20の画素値グラフ30(図3(B)参照)と、被写体3の吸収成分を抽出した画素値グラフ31(図4(B)参照)との差分から、被写体3の吸収成分を除去した干渉縞画像24を生成するように構成されていてもよい。画素値グラフ31は、吸収画像23内の線23aの上端から下端に沿った画素に対応する画素値である。なお、画素値グラフ31は、特許請求の範囲の「被写体によるX線の吸収成分」の一例である。
また、上記第1および第2実施形態では、位相微分像25と暗視野像26とを生成したが、本発明はこれに限られない。たとえば、画像処理部6は、位相微分像25と暗視野像26とのうち、一方のみを生成するように構成されていてもよい。
また、上記第2実施形態では、X線位相差撮像装置200は、第2格子7をZ方向回りにわずかに回転させて固定し配置する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1格子4もしくは第2格子7を、Z方向に動かすことにより、モアレ縞50を形成するような構成であってもよい。
1、1a X線源
3 被写体
4 第1格子
5 検出部
6 画像処理部
7 第2格子
23 吸収画像
24 吸収成分が除去された干渉縞画像
25 位相微分像
26 暗視野像
31 画素値グラフ(被写体によるX線の吸収成分)
100、200、300 X線位相差撮像装置

Claims (6)

  1. X線源と、
    前記X線源から照射されるX線により、自己像を形成するための第1格子と、
    前記第1格子を通過したX線を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された1枚の干渉縞画像から、被写体によるX線の吸収成分を抽出して除去し、前記吸収成分が除去された干渉縞画像に基づいて、位相コントラスト画像を生成する画像処理部とを備える、X線位相差撮像装置。
  2. 前記画像処理部は、前記干渉縞画像の画素値を加算平均すること、または、前記干渉縞画像の空間周波数を解析することよって、前記吸収成分を抽出し、前記干渉縞画像の画素値の強度分布または、前記干渉縞画像の空間周波数の分布に基づいて、前記被写体の前記吸収成分を除去するように構成されている、請求項1に記載のX線位相差撮像装置。
  3. 前記画像処理部は、前記干渉縞画像から、前記干渉縞画像の画素値を加算平均すること、または、前記干渉縞画像の空間周波数を解析することよって、前記吸収成分を抽出し、前記被写体の前記吸収成分を反映する吸収画像を作成し、前記干渉縞画像と前記吸収画像との差分画像を作成することにより、前記吸収成分が除去された干渉縞画像を生成するように構成されている、請求項2に記載のX線位相差撮像装置。
  4. 前記干渉縞画像は、前記第1格子の自己像による干渉縞画像である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のX線位相差撮像装置。
  5. 前記第1格子と前記検出部との間に配置された第2格子をさらに備え、
    前記干渉縞画像は、前記第1格子と前記第2格子とにより形成されるモアレ縞画像である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のX線位相差撮像装置。
  6. 前記位相コントラスト画像は、位相微分像と、暗視野像との少なくとも一方を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載のX線位相差撮像装置。
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