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JP2018029695A - バンド、電子機器 - Google Patents

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JP2018029695A
JP2018029695A JP2016162489A JP2016162489A JP2018029695A JP 2018029695 A JP2018029695 A JP 2018029695A JP 2016162489 A JP2016162489 A JP 2016162489A JP 2016162489 A JP2016162489 A JP 2016162489A JP 2018029695 A JP2018029695 A JP 2018029695A
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annular
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純也 渋谷
Junya Shibuya
純也 渋谷
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】締め付け度合の微調整が可能であるとともに装着状態の外観が良好なバンド、および、そのバンドにより機器本体を身体に装着する電子機器を提供する。【解決手段】 電子機器の機器本体をユーザーの身体に装着するバンド20であって、機器本体の一端側に配置される第1バンド部22と、機器本体の一端側の反対の他端側に配置される第2バンド部24と、を備え、第1バンド部22は、機器本体側の端部と反対側の端部である先端部23に接続された環状部31と、該環状部31に回動可能に接続され弾性を有する挟み込み部32と、を有する固定部30を備え、挟み込み部32は、環状部31に挿通した第2バンド部24を挟み込み部32で挟んだときに弾性変形する弾性変形部35を有することを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、電子機器、および、電子機器の機器本体を被検体に装着するバンドに関する。
従来、服のように身に付けて機能するウェアラブル機器として、ユーザーの手首等に装着され、脈拍等の生体を測定する測定機器や、当該生体情報の測定機能を有する腕時計型の電子機器が知られている。例えば特許文献1に、測定を行う機器本体と、当該機器本体に取り付けられたバンド(バンド部)とを有する腕時計型の生体情報測定機器が紹介されている。
特許文献1に記載の生体情報測定機器において、機器本体は、生体情報を測定する生体情報測定部を備えたケース部を含み、バンドは、ケース部の第1端部と接続し、ユーザーの身体(例えば手首)に固定する第1バンド部と、ケース部の第1端部の反対側の第2端部と接続し、ユーザーの身体に固定する第2バンド部とを含む。バンドにおいて、第1バンド部には長尺方向に沿って複数の装着孔が所定の間隔で設けられ、第2バンド部のケース部と接続された一端部と反対側の他端部には、つく棒を有する尾錠(美錠ともいう)が設けられており、第2バンド部の尾錠のつく棒に、第1バンド部の適当な装着孔を挿入して手首に固定することにより、バンドの手首への締め付け度合を調整して機器本体をユーザーに装着できるようになっている。
特開2005−204801号公報
しかしながら、特許文献1の生体情報測定機器における機器本体装着用のバンドでは、機器本体の身体(例えば手首)への締め付け度合は、第1バンド部に形成された装着孔の間隔に基づいて調整するようになっているので、装着孔の間隔が広めである場合、ちょうどよい締め付け度合で装着することができない虞があった。具体的には、締め付け度合が強くなり過ぎることにより、痛みを感じるなどの装着感の悪化を招いたり、締め付け度合が弱過ぎて、生体情報測定部の身体への密着性が悪くなることにより、生体情報の測定誤差が生じたりするなどの不具合が発生する虞があった。
また、締め付け度合の微調整を可能とするために、第1バンド部に形成する装着孔の間隔を狭くして装着孔を増やすと、第1バンド部の強度が低下して切れやすくなったり、装着状態の外観が悪くなったりするという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1] 本適用例にかかるバンドは、電子機器の機器本体をユーザーの身体に装着するバンドであって、前記機器本体の一端側に配置される第1バンド部と、前記機器本体の前記一端側の反対の他端側に配置される第2バンド部と、を備え、前記第1バンド部は、前記機器本体側の端部と反対側の端部に接続された環状部と、該環状部に回動可能に接続され弾性を有する挟み込み部と、を有する固定部を備え、前記挟み込み部は、前記環状部に挿通した前記第2バンド部を前記挟み込み部で挟んだときに弾性変形する弾性変形部を有することを特徴とする。
本適用例によれば、環状部に挿通した第2バンド部を挟み込み部で挟んだときに、挟み込み部の弾性変形部が弾性変形し、その弾性によって、環状部と挟み込み部とからなる固定部における第2バンド部の位置を固定することができる。したがって、環状部に挿通した第2バンド部を、ユーザー(装着者)が望む位置に微調整して固定することができるので、バンド部に装着孔などを明けるなどの加工を加えることなく、ちょうど良い締め付け度合で電子機器の機器本体を身体に装着することが可能で、且つ、装着状態の外観が良好なバンドを提供することができる。
[適用例2] 上記適用例にかかるバンドにおいて、前記弾性変形部は、前記環状部に挿通した前記第2バンド部を前記環状部と前記挟み込み部とで挟んだときに前記挟み込み部の前記第2バンド部と接触する部分を含むことを特徴とする。
この構成によれば、環状部に挿通した第2バンド部を、ちょうど良い位置で挟み込み部により挟んだときに、第2バンド部と接触する部分が弾性変形し、その弾性により第2バンド部の位置を固定することができる。
[適用例3] 上記適用例にかかるバンドにおいて、前記環状部は、前記挟み込み部よりも剛性が高いことを特徴とする。
本適用例によれば、環状部よりも剛性が低い挟み込み部が弾性変形することにより、環状部に挿通した第2バンド部をちょうど良い位置で固定することができる。
[適用例4] 上記適用例にかかるバンドにおいて、前記第1バンド部および前記第2バンド部の延伸方向と交差する方向を幅方向としたとき、前記挟み込み部は、前記環状部と接続された接続部側に前記幅方向を長手方向として配置された第1梁部、前記接続部側の反対側に前記第1梁部と並行して配置された第2梁部、および、前記第1梁部と前記第2梁部との両端を各々接続するアーム部を有し、前記第1梁部は、前記第2梁部よりも剛性が高いことを特徴とする。
本適用例によれば、環状部に挿通した第2バンド部を、接続部を回動軸として挟み込み部を回動させて、接続部側の第1梁部よりも剛性の低い第2梁部によって挟み込むことにより、第2梁部の弾性により第2バンド部をちょうど良い位置で固定することができる。
[適用例5] 上記適用例にかかるバンドにおいて、前記弾性変形部は、前記挟み込み部の前記第2バンド部と接触する部分に設けられた弾性部材を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、環状部に挿通した第2バンド部を挟み込み部で挟んだときに、第2バンド部に弾性部材が接触し、その弾性によって第2バンド部を固定することができる。また、固定部によって第2バンド部を固定するのに適切な位置に弾性部材を設けることによって、固定部による第2バンド部の固定をより良好な状態で行うことができる。
[適用例6] 上記適用例にかかるバンドにおいて、前記第2バンド部の、前記ユーザーの身体と接触する面を内側面、該内側面の反対の面を外側面としたとき、前記第2バンド部の少なくとも前記外側面の表面は所定の表面粗さを有することを特徴とする。
本適用例によれば、環状部に挿通した第2バンド部を挟み込み部で挟み込んで固定したときに、挟み込み部と接触する第2バンド部の外側面が所定の表面粗さを有していることにより、挟み込み部と第2バンド部との摩擦抵抗が大きくなるため、挟み込み部による第2バンド部の固定をより強固にすることができるという効果が得られる。
[適用例7] 上記適用例にかかるバンドにおいて、前記第2バンド部の前記外側面に、前記第2バンド部の延伸方向に沿って所定の間隔で形成された複数の凹部を有することを特徴とする。
本適用例によれば、環状部に挿通した第2バンド部を挟み込み部で挟み込んで固定したときに、挟み込み部と接触する第2バンド部の外側面に所定の間隔で形成された複数の凹部を有しているので、隣り合う凹部の間に形成される凸部が挟み込み部に強く押圧されるか、または、当該凸部が挟み込み部の一部分に当って第2バンド部の延伸方向の動きが規制されることによって、第2バンド部をより強固に固定できるという効果が得られる。
[適用例8] 上記適用例にかかるバンドにおいて、前記第2バンド部の前記外側面に、前記第2バンド部の延伸方向に沿って形成された波状部を有することを特徴とする。
本適用例によれば、環状部に挿通した第2バンド部を挟み込み部で挟み込んで固定したときに、挟み込み部と接触する第2バンド部の外側面に形成された波状部により、第2バンド部の延伸方向の動きが規制されるので、第2バンド部をより強固に固定できるという効果が得られる。
[適用例9] 上記適用例にかかるバンドにおいて、前記第2バンド部の先端部に、前記第1バンド部に嵌め込むことで前記先端部を前記第1バンド部に係止する係止部を有することを特徴とする。
本適用例によれば、固定部により所望の位置で固定された第2バンド部の先端部を、係止部により第1バンド部に対して係止することができる。これにより、固定部から余った第2バンド部の先端側が着衣や周辺物に対して邪魔になるなどの不具合が抑えられるとともに、バンドによる電子機器の装着状態の外観が良好になるという効果が得られる。
[適用例10] 上記適用例にかかるバンドにおいて、前記第1バンド部の延伸方向に沿った両端に、前記係止部の形状に合わせた凹部または切欠きを有することを特徴とする。
本適用例によれば、第1バンド部の延伸方向に沿った両端に、係止部の形状に合わせた凹部または切欠きを有しているので、固定部から余った第2バンド部の先端側を係止部で第1バンド部に保持させた状態において、第1バンド部からはみ出る係止部の部位を小さくすることができる。したがって、バンドの装着状態における係止部が邪魔になりにくくなるとともに、外観が良好になるという効果が得られる。
[適用例11] 上記適用例にかかるバンドにおいて、前記第1バンド部の幅をd1、前記第2バンド部の幅をd2としたときに、d1≦d2であることを特徴とする。
この構成によれば、固定部により固定された第2バンド部が第1バンド部の上に重なるバンドの装着状態において、第1バンド部の幅d1と、第2バンド部の幅d2とが、d1≦d2の関係になっているので、第2バンド部の下に第1バンド部が隠れて見えなくすることができる。したがって、装着状態において外観が良好なバンドを提供することができる。
[適用例12] 上記適用例にかかるバンドにおいて、前記第2バンド部の、前記ユーザーの身体と接触する面と反対の面である外側面に、前記第2バンド部の延伸方向に沿って目盛りが設けられていることを特徴とする。
本適用例によれば、第2バンド部の外側面に、第2バンド部の延伸方向に沿って目盛りが設けられているので、バンドにより電子機器を身体に装着する際に、固定部の環状部に挿通した第2バンド部の目盛を、例えば環状部の所定の位置にて読み取って記録しておくことにより、次回にバンドの装着を行う際に、締め付け度合の再現性をはかる目安とすることができる。
[適用例13] 本適用例にかかる電子機器は、上記適用例のいずれか一項に記載のバンドを備えたことを特徴とする。
本適用例によれば、電子機器の機器本体をユーザーの身体に装着する上記適用例のいずれかに記載のバンドを備えているので、バンド部に装着孔などを明けるなどの加工を加えることなく、バンドを装着する際に、ユーザーが望む締め付け度合に微調整することができる。したがって、機器本体をちょうど良い締め付け度合で身体に装着することが可能で、装着状態の外観が良好な電子機器を提供することができる。
[適用例14] 上記適用例にかかる電子機器において、機器本体は、ユーザーの生体情報を測定する生体情報測定部を有することを特徴とする。
本適用例によれば、機器本体をちょうど良い締め付け度合でユーザーの身体に装着することができるバンドを備えているので、生体情報測定部をユーザーの身体に対して適切な接触状態を保持させながら装着することができる。したがって、生体情報を精度よく測定することが可能な電子機器を提供することができる。
実施形態1に係る電子機器としての生体情報測定機器の概略構成を示す斜視図。 実施形態1に係る生体情報測定機器の概略構成を示す斜視図。 実施形態1に係る生体情報測定機器の概略構造の展開図。 バンドの固定部の構成、および第2バンド部との接続および固定構造の概略を示す説明図。 バンドの固定部により第2バンド部が固定された状態を示す説明図。 装着状態における第1バンド部と第2バンド部との重なり状態を示す説明図。 装着状態における生体情報測定機器の側面図。 実施形態2に係るバンドの固定部の概略を示す説明図。 実施形態3に係るバンドの固定部の概略を示す説明図。 変形例1のバンドの概略を示す説明図。 変形例2のバンドの概略を示す説明図。 変形例3のバンドの概略を示す説明図。 変形例4のバンドの装着状態における第1バンド部と第2バンド部との重なり状態を示す説明図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材について実際とは異なる尺度で示している場合がある。
(実施形態1)
《生体情報測定機器の概要》
図1は、実施形態1に係る電子機器としての生体情報測定機器の概略構成を示す斜視図であり、図2は、実施形態1に係る生体情報測定機器を生体(ユーザーの身体)から取り外した解放状態での概略構成を示す斜視図である。
図1において、本実施形態1に係る生体情報測定機器(以下では、測定機器ともいう)1は、生体情報を測定される生体(例えば人体)に装着され、脈波等の生体情報を測定する電子機器である。図1に示すように、測定機器1は、腕時計のように装着者(ユーザー)の測定部位(手首等の生体)に装着され使用される。本実施形態では、測定機器1が装着者の左側の腕ARの手首WRに装着された状態を示している。
本明細書では、測定機器1の正面の法線方向を、図1における手前側を正とするZ軸方向とする。測定機器1の正面とは、発光部14が配置された面を指す。また、Z軸方向と交差する方向であって、腕ARの長さ方向を、指がある先端側を正とするX軸方向とする。そして、Z軸方向およびX軸方向と交差する方向であって、腕ARの幅方向を、小指側を正とするY軸方向とする。
なお、本明細書では、測定機器1を正面の法線方向(Z軸方向)から見ることを「正面視」という。また、測定機器1をX軸方向から見ることを「側面視」という。また、測定機器1が手首WRに装着された状態で、生体側、すなわち手首WRに面する側を「内側」または「内側面」といい、生体とは反対側、すなわち手首WRに面する側の反対側を「外側」または「外側面」という。
測定機器1は、腕時計に類似した一般の生体情報測定機器(以下では、一般の測定機器という)のように文字やグラフィックス等を表示するためのモニター部(ディスプレイ)を備えておらず、その代わりに、発光部14を備えている。また、測定機器1は、一般の測定機器のように操作するためのボタンやスイッチ類を備えていない。測定機器1は、測定機器1の正面と反対側の底面(検出部)を手首WRに密着させた状態で生体情報を測定する。なお、発光部14の代わりに振動モーターやアラームなどを用いる構成としてもよい。
図2に示すように、測定機器1は、機器本体であるケース部10(機器本体はケース部ともいうことができ、機能素子や電子部品を備える部位を表す)と、ケース部10を手首WRに固定するバンド20とを備え、バンド20は、固定部30を有している。
バンド20は、Y軸方向に沿ってケース部10の正面側を覆うとともにケース部10の両側から延出されており、固定部30により連結されている。詳細には、ケース部10の一端側(本実施形態では時計の12時側)に配置される第1バンド部22と、ケース部10の一端側の反対の他端側(本実施形態では時計の6時側)に配置される第2バンド部24と、を備え、第1バンド部22のケース部10側の端部と反対側の端部に接続され、第2バンド部24の先端側を連結可能な固定部30を備えている。つまり、測定機器1は、生体情報を測定する生体情報測定部としての検出部を有するケース部10と、ケース部10を生体に装着するためのバンド20と、バンド20を環状に接続するとともに、装着長さ(締め付け度合)を調整可能な固定部30とを備えている。
なお、詳細な説明は後述する。
《生体情報測定機器の全体構成》
図3は、生体情報測定機器の概略構造の展開図である。
図3に示すように、バンド20には、その延在方向における中程にケース格納部21b(穴部)が形成されている。ケース格納部21bには、平面的に略長方形をなしたケース部10が嵌め込まれている。ケース部10は、発光部14を上(正面側)に向けた状態で、バンド20の背面側(手首WRと対面する側)からケース格納部21bに嵌め込まれ(挿入され)ている。
バンド20の延在方向におけるケース格納部21bが形成されている部分は、両端部よりも幅広に形成されている。
バンド20は、上述したように、機器本体としてのケース部10の一端側に配置される第1バンド部22と、ケース部10の他端側に配置される第2バンド部24とを有し、単品(初期)状態におけるバンド20は、側面視において、その中程(ケース格納部21b)を頂部として、左右に第1バンド部22と、第2バンド部24とが垂れ下がる逆U字状の形状となっている。
ケース部10は、Y軸方向に沿った側部11とX軸方向に沿った端部12とを有し、正面視において側部11を長辺とし端部12を短辺とする略長方形状である。また、ケース部10は、測定機器1の正面側に凸状の曲面で構成される上面10aを有し、上面10aとは反対側、すなわち、手首WRに面する側に底面10bを有している。底面10bには、底面10bから突出する、換言すればケース部10から突出する検出部が配置されている。検出部には、光透過性を有する窓部13が設けられている。なお、実際に生体情報を検出するセンサーは、窓部13の奥に配置されている光電脈波センサー部5であるが、構造上、手首WR側に最も突出しており、かつ、密着性が求められる部位が窓部13となり、これらを総称して検出部18としている。なお、手首WRとの密着は、窓部13の外面および検出部の外面の双方によって行われてもよい。ケース部10は、例えば、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)、ABS樹脂等の樹脂材料からなる。
ケース部10の上面10aには、発光部14が配置されている。発光部14は、例えば、LED(Light Emitting Diode)等からなる複数の発光素子で構成される。好適例では、5つのLEDを一列に配置している。測定機器1は、発光部14において、例えば、各発光素子の発光色を異ならせたり、点灯、消灯、点滅等の状態を組み合わせたりすることにより、測定機器1の動作モードや、生体情報の測定に関わる情報等を装着者に通知することができる。
バンド20は、Y軸方向に沿って延在している。バンド20の本体部21の表面21aは、ケース部10の上面10aに沿って略円弧状に湾曲している。なお、バンド20は、検出部(センサー)としての窓部13を、例えば手首WRなどに密着させるように測定機器1を生体(例えば人体における腕ARの手首WR)に装着するため、生体に倣って変形自在な材料によって形成されていることが好ましい。
バンド20の材料としては、例えば、シリコーンゴム(シリコーン樹脂)、天然ゴム、カーボンブラックを配合したゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ポリイソブチレン、エチレンプロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、エピクロルヒドリンゴム、ウレタンゴム(ウレタン樹脂)、ポリウレタンゴム(ポリウレタン樹脂)、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、塩ビ系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、シリコーン系エラストマー、アミド系エラストマー、ナイロン系エラストマー、動的架橋型エラストマー等、または、これらをブレンドしたものを用いることができる。また、他の材料としては、合皮、本皮、本革、あるいは熱可塑性樹脂で構成されたポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリアミド(例:ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−12、ナイロン6−66)、熱可塑性ポリイミド、芳香族ポリエステル等の液晶ポリマー、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリエーテル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアセタール、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等があげられ、このうち1種または2種以上を混合して用いることができる。バンド20は、手首WRに対して適度な締め付け力が得られるような柔軟性や弾性力と良好な耐久性とを有し、肌に優しい(皮膚に対する刺激の少ない)ことが望ましい。このような特性を有する材料として、シリコーンゴムを好適に用いることができる。
このような材料でバンド20を形成することにより、後述する固定部30によるバンド20の適切な締め付け度合での第1バンド部22と第2バンド部24との接続および固定を行うことによって、ケース部10を適度な押圧力で手首WRに固定することが可能となり、検出部(センサー)としての窓部13を検出位置に密着させることができる。
バンド20は、ケース部10の上面10aを覆う本体部21と、本体部21からケース部10の側部11に沿った方向の一方の側に延出する第1バンド部22と、本体部21からケース部10の側部11に沿った方向の他方の側に延出する第2バンド部24とを有している。即ち、バンド20に機器本体であるケース部10を嵌め込んだ(挿入された)とき、第1バンド部22はケース部10の一端側に配置され、第2バンド部24はケース部10の一端側と反対の他端側に配置される。バンド20の本体部21、第1バンド部22、および第2バンド部24は、一体で成形されている。バンド20の中程に位置する本体部21は、ケース部10の上面10aに沿って湾曲しており、凸状の曲面で構成される表面21aを有している。本体部21には、ケース格納部21bが形成されている。
第1バンド部22および第2バンド部24は、湾曲した本体部21からケース部10の底面10b側に反るように延在している。第1バンド部22は、その先端に先端側である先端部23を有している。先端部23には、第2バンド部24との接続および固定をするための固定部30が設けられている。第2バンド部24は、その先端に先端側である先端部25を有している。先端部25には、固定部30による接続および固定をした状態において、第2バンド部24の先端部25を第1バンド部22に対して係止する係止部33が設けられている。
測定機器1の機器本体であるケース部10とバンド20とは、ケース部10の上面10a側がバンド20のケース格納部21bに嵌め込まれて、一体に設けられている。ケース部10の上面10a、側部11、および端部12の一部は、バンド20で覆われている。また、ケース部10の上面10aの一部は、カバー部16で覆われている。カバー部16は、発光部14と重なる部分を開口部とした化粧板である。カバー部16は、ポリカーボネートなどの樹脂製のフィルム部材から構成されており、カラフルな着色がなされ、文字などの印刷が可能な構成となっている。カバー部16は、ケース部10を保護するとともに、デザインの自由度を高めている。
測定機器1は、機器本体であるケース部10内に制御部、電源部、通信部、センサー部等を備えている。なお、ケース部10内に備えるこれらの構成要素については図示を省略する。制御部は、例えばCPU、ROM、RAM等で構成され、これらのハードウェアとROM等に記憶されたソフトウェアとが協働して測定機器1の動作を制御する。電源部は、電源回路、電池等で構成される。ケース部10には、電池を充電するための端子部が設けられている。
通信部は、測定機器1とスマートフォンやパーソナルコンピューター等の外部機器との間で、例えばBluetooth(登録商標)等の公知の無線通信方式により、無線通信を行う。これにより、外部機器から測定機器1を操作することや、測定機器1で測定された生体情報を外部機器に送信して装着者の生体情報の蓄積および管理をすることができる。測定機器1は、外部機器との連携により、測定した装着者の生体情報を蓄積しその情報に基づいて装着者に、例えば、生体情報の分析結果や運動量が適正であるか否か等の情報を提供する機能を有している。
センサー部としては、前述した生体情報を検出する光電脈波センサー部5に加えて、装着者のタップ操作を検出するタップ操作センサー部(図示省略)を備えている。光電脈波センサー部5は、例えばLED等の発光素子とフォトダイオード等の受光素子とで構成される。光電脈波センサー部5は、発光素子から装着者の手首WRに向けて検出光を照射し、手首WRの血管で反射された反射光を受光素子で受光することにより、装着者の脈波を検出する。なお、検出光および反射光は、検出部としての窓部13を介して出入射される。測定機器1は、光電脈波センサー部5で検出された脈波に基づいて、装着者の脈拍数を測定する。
タップ操作センサー部は、例えば加速度センサーで構成される。タップ操作とは、測定機器1を指や手のひら等で叩く操作のことである。装着者は、測定機器1を叩くタップ操作を行うことで、測定機器1を操作する。測定機器1は、装着者のタップ操作を、タップ操作センサー部のセンサー情報に基づいて検出する。測定機器1では、簡単な操作はタップ操作で行われ、測定機器1の各種設定や詳細な操作等は無線通信を介して外部機器により行われる。測定機器1は、このような構成により、操作のためのボタンやスイッチ類を不要にしている。なお、加速度センサーからの信号は、生体情報を検出する際に脈波信号に重畳される体動ノイズの抑制処理においても用いることができる。
測定機器1は、装着者が歩行や走行等の運動をする際だけでなく常に装着することにより、装着者の日常生活における生体情報を測定することを目的とする機器である。そのため、測定機器1には、長時間装着していても装着者の負担(例えば、機器の重さ、大きさ、形状や、締め付け力に起因する不快感)が少なく、かつ、装着者の姿勢や動作に関わらず安定した状態で生体情報を測定できることが求められる。測定機器1は、モニター部(ディスプレイ)、ボタンやスイッチ類を排することで、一般の測定機器と比べて、小型化および軽量化と電池の長寿命化とを可能にしている。また、装着者が運動時に脈拍数を測定する場合、検出部で検出された脈波には運動に起因する体動ノイズが重畳される。この体動ノイズが重畳された脈波信号から脈波成分だけを抽出するために、タップ操作センサー部の加速度センサーから出力される加速度信号を利用しても良い。これにより、タップ操作検出用の加速度センサーと脈波成分を抽出するための加速度センサーとを1つの加速センサーで共用することができ、低コスト化、小型化、電池の長寿命化を実現できる。
《固定部の構成》
図4および図5を参照して、測定機器1を装着するバンド20における固定部30の構成、および、固定部30による第1バンド部22と第2バンド部24との接続および固定構造について説明する。図4は、バンド20の固定部30の構成、および第2バンド部24との接続および固定構造の概略を示す説明図であり、図5は、バンド20の固定部30により第2バンド部24が固定された状態を示す説明図である。
図4において、固定部30は、第1バンド部22の先端部23側に配置されている。固定部30は、第1バンド部22の先端部23に一端側が第1接続部31aを介して接続された環状部31と、環状部31の一端と反対の他端側に第2接続部32aを介して回動可能に接続された挟み込み部32とを有している。固定部30は、環状部31の環状の開口部に第2バンド部24を挟み込み部32で挟み込むことにより、第1バンド部22に対して第2バンド部24をちょうど良い装着状態で接続して固定する固定部材であり、バンド20の装着状態の調整部材となるものである。
環状部31および挟み込み部32の材質は、好適例では、ステンレス鋼を主体に用いている。なお、これに限定する物ではなく、耐蝕性が良く、耐久性を満たし、軽量な材料であれば良い。例えば、チタンであっても良い。環状部31は、挟み込み部32よりも高い剛性を有して形成されている。挟み込み部32は弾性を有し、少なくとも環状部31との接触部分において環状部31よりも高い弾性および低い剛性を有して形成されている。本実施形態では、環状部31に挿通した第2バンド部24を挟み込み部32で挟み込んだときに、環状部31と接触して弾性変形する弾性変形部35を有している。
なお、固定部30の環状部31および挟み込み部32は、耐久性を満たして、且つ、上述した剛性の高低関係を同じくすれば、金属ではなく樹脂で構成しても良い。これにより、バンド20と固定部30との一体感が増すので、見栄えが良くなる。
第2バンド部24を環状部31の開口部に挿通した後、第2バンド部24の先端部25側を環状部31から引き出して、バンド20の装着状態がちょうど良い締め付け状態になったところで、図5に示すように、挟み込み部32を回動させて、環状部31に挿通された第2バンド部24を挟み込んで固定する。このとき、挟み込み部32は、第2バンド部24との接触部分において第2バンド部を押さえ付けて固定した状態で、環状部31と接触した弾性変形部35が弾性変形し、その弾性により環状部31に対して挟み込み部32が保持される。
以上に述べたように、固定部30により所望の位置で固定された第2バンド部24の先端部25は、係止部33によって第1バンド部22に保持される。係止部33は、例えばエラストマーなどの弾性を有する材料により形成され、その係止部33が有する弾性により第1バンド部22に嵌め込んだ状態で保持される。これにより、バンド20の装着状態において固定部30から余った第2バンド部24の先端部25側が、着衣や周辺物に当ったり引っかかったりして邪魔になるなどの不具合が抑えられるとともに、バンド20による測定機器1の機器本体であるケース部10の装着状態の外観を良好にすることができる。
ここで、本実施形態の第1バンド部22は、第1バンド部22の延伸方向に沿った両端に、係止部33の形状に合わせた凹部26を有しているので、バンド20の装着状態において、固定部30から余った第2バンド部24の先端部25側を係止部33で保持させたときに、第1バンド部22からはみ出る係止部33の部位を小さく抑えることができる。これにより、バンド20の装着状態において係止部33が邪魔になりにくくなるとともに、外観をより良好にすることができる。
なお、第1バンド部22の延伸方向に沿った両端に設けられた凹部26は、係止部33の形状に合わせた切欠きであってもよい。
図6は、バンド20の装着状態における第1バンド部22と第2バンド部24との重なり状態を示す説明図であり、固定部30によるバンド20の装着状態を展開して示している。図6に示すように、固定部30によりバンド20を装着者(ユーザー)の例えば手首などの身体に装着した状態において、第1バンド部22の幅をd1、第2バンド部24の幅をd2としたとき、少なくとも第1バンド部22と第2バンド部24との重なる領域においては、d1≦d2の関係になっている。これにより、固定部30によるバンド20の装着状態において、装着者の視線の手前に位置する第2バンド部24の下に、第1バンド部22が隠れて見えなくすることができるので、装着状態における外観が良好なバンドとすることができる。
《測定機器の装着》
次に、図7を参照して、測定機器1の装着状態について説明する。図7は、装着状態における生体情報測定機器の側面図である。
図7に示すように、測定機器1は、バンド20の第1バンド部22と第2バンド部24とを固定部30により接続・固定することによって、手首WRに装着される。測定機器1は、検出部に設けられた検出窓である窓部13を手首WRに適度な強さで密着させるために必要な締め付けを行って装着されている。つまり、窓部13と手首WRとの密着性を確保するために、内周72の長さを手首WRの周囲長さよりも、若干短く設定する。そして、固定部30を用いたバンド20の締め付け度合の調整、およびバンド20の弾性による適度な押圧力によって、窓部13を手首WRに適度な強さで密着させることができる。なお、ここでの内周72は、窓部13の頂部(頂点)を通る周である。以上に述べたようにして、バンド20(第1バンド部22および第2バンド部24)は、手首WRに測定機器1の生体情報測定部の一部である窓部13を密着させる。これにより、測定機器1は、生体情報を安定的に測定するために必要な密着性(装着性)を確保することができ、生体情報を安定的に測定可能な測定機器1を提供することができる。
なお、バンド20の装着状態において、第2バンド部24の装着者の身体と接触する面を内側面、該内側面の反対の面を外側面としたとき、第2バンド部24の少なくとも外側面24aの表面は、所定の表面粗さを有するように加工されている。これにより、挟み込み部32と第2バンド部24の外側面24aとの摩擦抵抗が大きくなるため、挟み込み部32による第2バンド部24の固定をより強固にすることができる。
以上述べたように、本実施形態に係る生体情報測定機器1、および、その測定機器1装着用のバンド20によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態にかかる測定機器1の機器本体であるケース部10を装着者の身体に装着するバンド20は、第1バンド部22の先端部23に接続された環状部31と、その環状部31に回動可能に接続され弾性を有する挟み込み部32と、を有し、挟み込み部32は、少なくとも環状部31と接触する部分において環状部31よりも剛性が低く形成され、環状部31に挿通した第2バンド部24を挟み込み部32で挟んだときに弾性変形する弾性変形部35を有する構成とした。
これにより、環状部31に挿通した第2バンド部24を挟み込み部32で挟んだときに、挟み込み部32の弾性変形部35や第2バンド部24との接触部分が弾性変形し、その弾性によって、環状部31と挟み込み部32とからなる固定部30における第2バンド部24の位置を固定することができる。このため、従来の尾錠(美錠)を用いた固定部のようにバンド部に明けた装着孔の間隔に依存されることなく、環状部31に挿通した第2バンド部24を、装着者が望む位置に微調整して固定することができる。したがって、バンド20に装着孔などを明けるなどの加工を加えることなく、ちょうど良い締め付け度合で測定機器1の機器本体であるケース部10を身体に装着することが可能になり、生体情報を精度良く測定することができる測定機器1を提供することができるとともに、装着状態の外観が良好なバンド20、および、それを備えた測定機器1を提供することができる。
(実施形態2)
図8は、実施形態2に係るバンドの固定部の概略を示す説明図である。
以下、実施形態2に係るバンドの固定部30Aについて、図8を参照して説明する。なお、実施形態1と同一の構成部位については、同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図8に示すように、実施形態2にかかるバンドの固定部30Aは、第1バンド部22の先端部23に第1接続部31aを介して一端側が接続された環状部31と、環状部の他端側に第2接続部32aを介して回動可能に接続された挟み込み部32Aを有している。そして、挟み込み部32Aの第2バンド部24(図5など参照)と接触する部分に弾性部材36が設けられている。弾性部材36は、環状部31に挿通された第2バンド部24を挟み込み部32Aで挟み込んだときに、第2バンド部24との接触部分が弾性変形して第2バンド部24を適切な強度にて固定できるように、材質や弾性率、厚みや大きさを設定して設けられる。
本実施形態の固定部30Aによれば、環状部31に挿通した第2バンド部24を挟み込み部32Aで挟んだときに、第2バンド部24に弾性部材36が接触し、その弾性によって第2バンド部24を固定することができる。また、固定部30Aによって第2バンド部24を固定するのに適切な位置に、適切な大きさや形状の弾性部材36を設けることによって、固定部30Aによる第2バンド部24の固定をより良好な状態で行うことが可能なる。
(実施形態3)
図9は、実施形態3に係るバンドの固定部の概略を示す説明図である。
以下、実施形態3に係るバンドの固定部30Bについて、図8を参照して説明する。なお、実施形態1と同一の構成部位については、同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図9に示すように、実施形態3にかかるバンドの固定部30Bは、第1バンド部22の先端部23に第1接続部31aを介して一端側が接続された環状部31と、環状部の他端側に第2接続部32aを介して回動可能に接続された挟み込み部32Bを有している。本実施形態の挟み込み部32Bは、第1バンド部22(および第2バンド部24)の延伸方向と交差する方向を幅方向としたとき、環状部31と接続された第2接続部32a側に幅方向を長手方向として配置された第1梁部37と、第2接続部32a側の反対側に第1梁部37と並行して配置された第2梁部38、および、第1梁部37と第2梁部38との両端を各々接続するアーム部39を有している。そして、第1梁部37は、第2梁部38よりも高い剛性を有して形成されている。挟み込み部32Bの第2梁部38は、環状部31に挿通された第2バンド部24を挟み込み部32Bで挟み込んだときに、第2バンド部24を幅方向に押え込むように接触したときに、第2梁部38が弾性変形して第2バンド部24を適切な強度にて固定できるように、材質や、幅(厚み)や形状などを設定して設けられる。
本実施形態の固定部30Bによれば、環状部31に挿通した第2バンド部24を挟み込み部32Bで挟んだときに、挟み込み部32Bの第2梁部38が第2バンド部24を幅方向に押え付けるように接触する。ここで、第2梁部38は、第1梁部37よりも低い剛性を有して形成されており、所定の弾性を有しているので、その弾性によって、第2バンド部24をちょうどよい位置で固定することができる。
したがって、上述した生体情報測定機器1などの電子機器の機器本体を、ちょうどよい締め付け度合に微調整して装着することが可能であり、装着状態の外観が良好なバンドの提供に供することができる。また、固定部30Aによって第2バンド部24を固定するのに適切な位置に、適切な大きさや形状の第2梁部38を設けることによって、固定部30Bによる第2バンド部24の固定をより良好な状態で行うことが可能なる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。以下、バンドの4つの変形例を述べる。なお、以下の変形例において、実施形態1と同一の構成部位については、同一の番号を附し、重複する説明は省略する。
(変形例1)
図10は、変形例1のバンドの概略を示す説明図であり、図7のD部における第2バンド部を拡大して示している。
図10において、変形例1のバンドは、第2バンド部24Aの外側面24aに、第2バンド部24Aの延伸方向に沿って所定の間隔で形成された複数の凹部41を有している。なお、図10では、第2バンド部24Aの外側面24aの表面に複数の凹部を形成した例を示すが、凹部41と異なる部分が外側面24aの表面でなくてもよく、凹部41と異なる部分が外側面24aよりも高くなっている構成としてもよい。
変形例1のバンドによれば、環状部31に挿通した第2バンド部24Aを挟み込み部32で挟み込んで固定したときに、挟み込み部32と接触する第2バンド部24Aの外側面24aに所定の間隔で形成された複数の凹部41を有しているので、隣り合う凹部41の間に形成される凸部が挟み込み部32に強く押圧されるか、または、当該凸部が挟み込み部32にあたって第2バンド部24Aの延伸方向の動きが規制されることによって、第2バンド部24Aをより強固に固定できるという効果が得られる。
(変形例2)
図11は、変形例2のバンドの概略を示す説明図であり、図7のD部における第2バンド部を拡大して示している。
図11において、変形例2に係るバンドは、第2バンド部24Bの外側面24aに、第2バンド部24Bの延伸方向に沿って形成された波形状の波状部42を有している。
変形例2のバンドによれば、環状部31に挿通した第2バンド部24Bを挟み込み部32で挟み込んで固定したときに、挟み込み部32と接触する第2バンド部24Bの外側面24aに形成された波状部42により、第2バンド部24Bの延伸方向の動きが規制されるので、第2バンド部24Bをより強固に固定できるという効果が得られる。
また、第2バンド部24Bに形成された波状部42は、変形例1の凹部41(図10参照)に比して、第2バンド部24Bの曲げ強度の低下が抑えられ、外観的にも目立ちにくいなどの効果が得られる。
(変形例3)
図12は変形例3のバンドの概略を示す説明図であり、固定部30によるバンドの装着状態を展開して示している。
図12において、変形例3に係るバンドは、第2バンド部24を装着者の身体に装着したときの、身体と接触する面の反対の面である外側面24aに、第2バンド部24の延伸方向に沿って目盛り45が設けられている。目盛り45は、印刷により形成したり、掘り込みにより形成したり、あるいは、樹脂成型などによりバンドを形成する際にエンボス加工することにより形成することができる。
変形例3のバンドによれば、第2バンド部24の外側面24aに、第2バンド部24の延伸方向に沿って目盛り45が設けられているので、バンドにより電子機器の機器本体(ケース部10)を身体に装着する際に、固定部30の環状部31に挿通した第2バンド部24の目盛45を、例えば環状部31の端部(他端部)30aなどの所定の位置にて読み取って記録しておくことにより、次回にバンドの装着を行う際に、締め付け度合の再現性をはかる目安とすることができる。
(変形例4)
図13は、変形例4のバンドの装着状態における第1バンド部と第2バンド部との重なり状態を示す説明図であり、固定部30によるバンドの装着状態を展開して示している。
図13に示すように、本変形例のバンド20Bは、上記実施形態のバンド20よりも幅が狭いスリムな形状の第1バンド部22Sおよび第2バンド部24Sを有している。固定部30によりバンド20Bを装着者の例えば手首などの身体に装着した状態において、第1バンド部22Sの幅をd1´、第2バンド部24Sの幅をd2´としたとき、少なくとも第1バンド部22Sと第2バンド部24Sとの重なる領域においては、d1´≦d2´(d1≦d2)の関係になっていることは、上記実施形態と同様であるが、以下に述べる点で特徴的な相違がある。すなわち、本変形例のバンド20Bにおいて、第1バンド部22Sの幅d1´は、上記実施形態の第1バンド部22の幅d1(図6参照)よりも相当に狭い幅d1´を有し、第2バンド部24Sは、測定機器の機器本体(ケース部)に接続された側の幅は上記実施形態の第1バンド部22の幅d2(図6参照)と同じ幅d2であり、第2バンド部24Sの先端部25S側で、第2バンド部24Sの幅d2が、第1バンド部22Sの幅d1´の幅に合わせた幅d2´に狭められている。固定部30によるバンド20Bの装着状態において、第1バンド部22Sの幅d1´と、第2バンド部24Sの先端部25S側の幅d2´とは、d1´≦d2´の関係になっている。
本変形例のバンド20Bによれば、測定機器の機器本体(ケース部)側で第1バンド部22Sと第2バンド部24Sとの幅に相当な差がある場合でも、固定部30によるバンド20Bの装着状態において、装着者の視線の手前に位置する第2バンド部24Sの下に、第1バンド部22Sが隠れて見えなくすることができるとともに、第1バンド部22Sと第2バンド部24Sの先端部25Sの重なる領域において装着状態の外観が良好なバンドとすることができる。
なお、以上のように、電子機器としての生体情報測定機器や、測定機器を身体に装着するためのバンドの実施形態および変形例について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また生体情報測定部、生体情報測定機器等の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
1…電子機器としての生体情報測定機器(測定機器)、5…生体情報測定部としての光電脈波センサー部、10…機器本体としてのケース部、10a…上面、10b…底面、11…側部、12…端部、13…窓部、14…発光部、16…カバー部、18…検出部、20…バンド、21…本体部、21a…表面、21b…ケース格納部、22,22A,22B…第1バンド部、22a…第1バンド部の外側面、23…第1バンド部の先端部、24…第2バンド部、24a…第2バンド部の外側面、25…第2バンド部の先端部、30,30A,30B…固定部、31…環状部、31a…第1接続部、32,32A,32B…挟み込み部、32a…第2接続部、33…係止部、35…弾性変形部、36…弾性部材、37…第1梁部、38…第2梁部、39…アーム部、41…凹部、42…波状部、45…目盛、72…内周。

Claims (14)

  1. 電子機器の機器本体をユーザーの身体に装着するバンドであって、
    前記機器本体の一端側に配置される第1バンド部と、
    前記機器本体の前記一端側の反対の他端側に配置される第2バンド部と、を備え、
    前記第1バンド部は、前記機器本体側の端部と反対側の端部に接続された環状部と、該環状部に回動可能に接続され弾性を有する挟み込み部と、を有する固定部を備え、前記挟み込み部は、前記環状部に挿通した前記第2バンド部を前記挟み込み部で挟んだときに弾性変形する弾性変形部を有することを特徴とするバンド。
  2. 請求項1に記載のバンドにおいて、
    前記弾性変形部は、前記環状部に挿通した前記第2バンド部を前記環状部と前記挟み込み部とで挟んだときに前記第2バンド部と接触する部分を含むことを特徴とするバンド。
  3. 請求項1または2に記載のバンドにおいて、
    前記環状部は、前記挟み込み部よりも剛性が高いことを特徴とするバンド。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のバンドにおいて、
    前記第1バンド部および前記第2バンド部の延伸方向と交差する方向を幅方向としたとき、前記挟み込み部は、前記環状部と接続された接続部側に前記幅方向を長手方向として配置された第1梁部、前記接続部側の反対側に前記第1梁部と並行して配置された第2梁部、および、前記第1梁部と前記第2梁部との両端を各々接続するアーム部を有し、前記第1梁部は、前記第2梁部よりも剛性が高いことを特徴とするバンド。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のバンドにおいて、
    前記弾性変形部は、前記挟み込み部の前記第2バンド部と接触する部分に設けられた弾性部材を含むことを特徴とするバンド。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のバンドにおいて、
    前記第2バンド部の、前記ユーザーの身体と接触する面を内側面、該内側面の反対の面を外側面としたとき、前記第2バンド部の少なくとも前記外側面の表面は所定の表面粗さを有することを特徴とするバンド。
  7. 請求項6に記載のバンドにおいて、
    前記第2バンド部の前記外側面に、前記第2バンド部の延伸方向に沿って所定の間隔で形成された複数の凹部を有することを特徴とするバンド。
  8. 請求項6に記載のバンドにおいて、
    前記第2バンド部の前記外側面に、前記第2バンド部の延伸方向に沿って形成された波状部を有することを特徴とするバンド。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のバンドにおいて、
    前記第2バンド部の先端部に、前記第1バンド部に嵌め込むことで前記先端部を前記第1バンド部に係止する係止部を有することを特徴とするバンド。
  10. 請求項9に記載のバンドにおいて、
    前記第1バンド部の延伸方向に沿った両端に、前記係止部の形状に合わせた凹部または切欠きを有することを特徴とするバンド。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載のバンドにおいて、
    前記第1バンド部の幅をd1、前記第2バンド部の幅をd2としたときに、d1≦d2であることを特徴とするバンド。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のバンドにおいて、
    前記第2バンド部の、前記ユーザーの身体と接触する面と反対の面である外側面に、前記第2バンド部の延伸方向に沿って目盛りが設けられていることを特徴とするバンド。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載のバンドを備えたことを特徴とする電子機器。
  14. 請求項13に記載の電子機器において、
    前記機器本体は、ユーザーの生体情報を測定する生体情報測定部を有することを特徴とする電子機器。
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