JP2018026768A - 撮像装置とその制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像面位相差方式によるAF制御を行う撮像装置において、システム負荷の軽減とAF性能の向上を両立させる。【解決手段】第1の分割画素201Aと第2の分割画素201Bを有する単位画素202からなる撮像素子110と、単位画素202に対する加算画素信号と分割画素信号の読み出しを制御するカメラ制御部124と、加算画素信号に基づき被写体を検出する被写体検出部115とを備える撮像装置100において、被写体の検出結果に基づいて瞳分割読み出しを行う際の単位画素202の読み出し位置と読み出し間隔の少なくとも一方を変更するAF領域設定部127を備える構成とする。【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置とその制御方法及びプログラムに関し、特に、撮像面位相差オートフォーカスによる焦点検出機構を備える撮像装置に関する。
撮像装置のオートフォーカス(AF)方式として、1つのマイクロレンズに対して配置された複数の光電変換部を備える画素から構成される撮像素子により瞳分割像を取得し、得られた2つの瞳分割像の位相差を求めて焦点検出を行う技術が知られている。例えば、特許文献1には、2つの瞳分割像により位相差を求めて焦点検出を行うと共に、同一のマイクロレンズに対応するすべての画素の信号を加算して読み出すことにより観賞用画像(撮影画像)を生成する技術が記載されている。
また、特許文献2には、瞳分割された画素信号を取得する方法が記載されている。特許文献2に記載された技術では、第1の動作で瞳分割された2画素のうちの第1画素の画素信号を読み出し、続いて、第2の動作でリセットせずに第1画素と第2画素の画素信号を加算して読み出す。こうして読み出した加算画素信号から第1画素の画素信号を減算することで、第2画素の画素信号を求めている。また、特許文献2には、設定された焦点検出領域では第1画素と第2画素の両方の画素信号を読み出し、それ以外の領域では第2画素の画素信号のみを読み出すことで、高解像度、高速連写、動画フレームレートの向上等の性能向上を図る技術が記載されている。
しかしながら、撮像面位相差方式によるAF制御を高精度に行いながら高画質な撮像画像を生成するために多くの焦点検出用の画素信号と撮像用の画素信号を読み出そうとした場合、画素信号の読み出し負荷が増大し、読み出した画素の処理負荷も増大する。一方、焦点検出用の画素信号を多く読み出すことで、S/Nの向上によりAF精度を向上させ、また、AF制御の自由度を向上させることができる。つまり、撮像素子の駆動や画像処理に係るシステム負荷を軽減させようとするとAF精度が低下し、AF精度を向上させようとするとシステム負荷が増大してしまい、これらはトレードオフの関係にある。
この問題に対して、焦点検出用の画素信号の読み出しを撮影範囲内の特定の領域(AF領域)に制限することにより、システム負荷を軽減することができる。しかし、設定されたAF領域であるか否かで画素信号の読み出し方法を変える場合、設定されたAF領域の大きさによっては、焦点検出用の画素信号を不要に多く読み出してしまうことでシステム負荷が増大するおそれがある。これに対して、AF領域内からの焦点検出用の画素信号の読み出しを間引くことで、システム負荷を軽減させることができる。しかし、この場合には、被写体によっては低コントラストの部分のみを読み出してしまい、AF性能が不十分になるおそれがあるため、被写体の高コントラストの部分を適切に読み出すようにする必要がある。
本発明は、撮像面位相差方式によるAF制御を行う撮像装置において、システム負荷の軽減とAF性能の向上を両立させることができる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、それぞれが光電変換部を有し、瞳分割された光束を受光する複数の分割画素からなる複数の単位画素が互いに直交する第1の方向と第2の方向を含む平面に二次元状に配置された撮像素子と、前記複数の単位画素ごとに前記複数の分割画素の信号を加算して読み出す加算読み出しと、所定の方向に並べられた複数の前記単位画素からそれぞれの単位画素が有する前記複数の分割画素の一部の信号を読み出す瞳分割読み出しとを行う制御手段と、前記加算読み出しによる信号に基づき被写体を検出する検出手段と、前記検出手段による被写体の検出結果に基づいて、前記制御手段が前記瞳分割読み出しを行う際の前記複数の単位画素の読み出し位置と読み出し間隔の少なくとも一方を変更する変更手段と、前記瞳分割読み出しにより取得した信号に基づいて前記被写体にフォーカスを合わせる合焦手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮像面位相差方式によるAF制御を行う撮像装置において、システム負荷の軽減とAF性能の向上を両立させることができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。撮像装置100は、具体的には、レンズ交換式の撮像装置であるデジタル一眼レフカメラであるが、本発明に係る撮像装置はこれに限定されるものではない。例えば、本発明に係る撮像装置は、レンズユニットとカメラ本体とが一体的な構造を有するデジタルカメラや、撮像素子による撮像機能を有する電子機器であってもよい。そのような電子機器としては、携帯電話やスマートフォン等の携帯型の通信端末や、タブレット端末等のモバイルコンピュータ、カメラ付き携帯ゲーム機等を挙げることができる。
撮像装置100は、大略的に、レンズユニット101とカメラ本体102から構成されている。レンズユニット101は、固定レンズ103、絞り104、フォーカスレンズ105、絞り駆動部106、フォーカスレンズ駆動部107、レンズ制御部108及びレンズ操作部109を備える。固定レンズ103、絞り104、フォーカスレンズ105は撮影光学系を構成する。絞り104は、絞り駆動部106によって駆動され、後述する撮像素子110への入射光量を調節する。フォーカスレンズ105は、フォーカスレンズ駆動部107によって駆動され、フォーカスレンズ105の位置に応じて撮影光学系の焦点距離が変化する。絞り駆動部106とフォーカスレンズ駆動部107は、レンズ制御部108によって制御され、絞り104の開口量やフォーカスレンズ105の位置を決定する。レンズ制御部108は、後述するカメラ制御部124と相互に通信可能であり、カメラ制御部124からの指令に基づいて絞り駆動部106やフォーカスレンズ駆動部107を制御することで、レンズユニット101の全体的な動作を統括制御する。また、レンズ制御部108は、レンズユニット101の制御情報をカメラ制御部124に送信する。レンズ操作部109は、ユーザがレンズユニット101の動作に関する設定を行うための操作手段である。レンズ操作部109の操作により、AF/MFモードの切り替え、撮影距離範囲の設定、手ブレ補正モードの設定等を行うことができる。レンズ制御部108は、レンズ操作部109の操作に応じた制御を行う。
カメラ本体102は、撮像素子110を有する。レンズユニット101の撮影光学系を通過した光束は、撮像素子110に結像する。撮像素子110は、例えば、CCDセンサ又はCMOSセンサであり、撮像面に結像した光学像を撮像面に入射光量に応じた信号電荷に変換する光電変換部(フォトダイオード)を有する。ここで、撮像素子110の構成と基本的な動作について説明する。
図2は、撮像素子110の概略構成を示す正面図である。説明の便宜上、図2に示すように、撮像素子110に対して長辺方向(第1の方向)を軸方向とするX軸と、短辺方向(第2の方向)を軸方向とするY軸を規定する。光軸、X軸及びY軸は互いに直交しており、例えば、光軸が水平方向と平行であるとしたときに、X軸も水平方向と平行であり、Y軸は鉛直方向と平行である。
撮像素子110はマイクロレンズアレイを有し、マイクロレンズアレイを形成する個々のマイクロレンズ201に対応する光電変換領域を1つの画素と定義し、単位画素202と定義する。よって、複数の単位画素202が、X軸とY軸を含むXY面において二次元状に配置される。そして、単位画素202は複数(ここでは2つ)に分割されており、それぞれを分割画素と定義する。ここでは、単位画素202はX軸方向に2分割され、第1の分割画素201Aと第2の分割画素201BがX軸方向に配置された構成となっている。第1の分割画素201Aと第2の分割画素201Bはそれぞれ、フォトダイオードを有しており、第1の分割画素201Aと第2の分割画素201Bのそれぞれから画素信号(分割画素信号)を読み出すことが可能となっている。なお、図2に示す(0,0)〜(3,3)は、単位画素202のXY座標(x,y)を示している。
図3は、単位画素202に対する光束の結像の様子を模式的に説明する図である。図3に示すように、光軸と平行なZ軸を規定する。図3において、絞り104、マイクロレンズ201及び第1の分割画素201Aと第2の分割画素201BはZX面で平面的に表されているが、固定レンズ103からマイクロレンズ201への光束の入射は斜視図的に表されている。レンズユニット101に入射し、固定レンズ103の射出瞳301,302を通過した光は、光軸を中心として単位画素202に入射する。射出瞳301の瞳領域を通過する光束はマイクロレンズ201を通して第1の分割画素201Aで受光され、射出瞳302の瞳領域を通過する光束はマイクロレンズ201を通して第2の分割画素201Bで受光される。したがって、第1の分割画素201Aと第2の分割画素201Bはそれぞれ、瞳分割された光束を受光する。
第1の分割画素201Aと第2の分割画素201Bはそれぞれ、受光量に応じて電荷を発生させ、蓄積する。第1の分割画素201A第2の分割画素201Bがそれぞれ蓄積した電荷は、カメラ制御部124の指令に応じて後述するタイミングジェネレータ126が出力する駆動パルスより電荷に応じた電圧信号である画素信号として撮像素子110から順次読み出される。以下の説明では、第1の分割画素201Aの画素信号をX軸方向に並ぶ複数の単位画素202から取得し、取得した画素信号群で構成した被写体像を「A像」とする。同様に、第2の分割画素201Bの画素信号をX軸方向に並ぶ複数の単位画素202から取得し、取得した画素信号群で構成した被写体像を「B像」とする。
A像信号とB像信号に対して相関演算を実施することで、像のずれ量(瞳分割位相差)を検出することができる。また、算出した像のずれ量に対して焦点位置と撮影光学系から決まる変換係数を乗じることで、画面内の任意の被写体位置に対応した焦点位置を算出することができる。撮像面位相差AFでは、こうして算出された焦点位置情報に基づいてフォーカスレンズ105を制御し、被写体に対する合焦(ピント合わせ)を行う。また、A像信号とB像信号との加算画素信号であるA+B像信号は、撮像信号として撮影画像の形成に用いることができる。
図1の説明に戻る。カメラ本体102は、CDS/AGC/ADコンバータ111、加算信号分離部112、画像処理部113、AF信号処理部114、被写体検出部115、バス116、表示制御部117、表示部118、記憶媒体制御部119及び記憶媒体120を備える。また、カメラ本体102は、SDRAM121、ROM122、フラッシュROM123、カメラ制御部124、カメラ操作部125、タイミングジェネレータ126及びAF領域設定部127を有する。
CDS/AGC/ADコンバータ111は、撮像素子110から読み出されたA+B像信号(撮像信号)及びA像信号(焦点検出用の画素信号)に対し、リセットノイズを除去するための相関二重サンプリング、ゲインの調節、信号のデジタル化を行う。CDS/AGC/ADコンバータ111で処理された信号は、加算信号分離部112に入力される。加算信号分離部112は、A+B像信号からA像信号を減算することでB像信号を生成し、A+B像信号を画像処理部113に出力すると共に、A像信号とB像信号をAF信号処理部114に出力する。
画像処理部113は、CDS/AGC/ADコンバータ111から取得したA+B像信号に対し、色変換、ホワイトバランス、ガンマ補正等の既知の画像処理や、解像度変換処理、画像圧縮処理等を行う。また、画像処理部113は、これらの処理が行われた画像信号を、バス116を介してSDRAM121に格納する。SDRAM121に格納された画像信号は、バス116を介して表示制御部117によって読み出され、液晶ディスプレイ等の表示部118に表示される。なお、撮像装置100が撮像信号の記憶を行うモードで動作している場合、SDRAM121に格納された画像信号は、記憶媒体制御部119によって記憶媒体120に記憶される。
AF信号処理部114は、加算信号分離部112から出力されたA像信号とB像信号に対して相関演算を行うことで、像ずれ量や信頼性情報(二像一致度、二像急峻度、コントラスト情報、飽和情報、キズ情報等)を求める。この演算処理は、カメラ制御部124からの測距領域を指定する信号に基づいて、複数の測距領域のすべてに対して行われる。AF信号処理部114は、測距領域ごとに算出した像ずれ量と信頼性情報をカメラ制御部124へ出力する。被写体検出部115は、画像処理部113から取得したA+B像信号(撮像信号)から顔情報を算出し、算出した顔情報をバス116を介してカメラ制御部124へ出力する。顔情報としては、顔領域の左上座標、顔領域の右下座標、顔領域の傾き角度、横向き角度、顔の確からしさ度(スコア)、右目座標、左目座標等が挙げられる。このような顔情報の算出方法には、例えば、特開2006−203782号公報等に提案されている周知の技術を用いることができるため、ここでの詳細な説明を省略する。
ROM122には、カメラ制御部124が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ(パラメータ)等が格納されている。フラッシュROM123には、カメラ本体102の動作に関するユーザ設定情報をはじめとした各種の設定情報が格納されている。カメラ制御部124は、AF信号処理部114が求めた像ずれ量や信頼性情報、被写体検出部115が求めた顔情報及びレンズユニット101やカメラ本体102の状態情報に基づき、必要に応じてAF信号処理部114とAF領域設定部127の設定を変更する。例えば、カメラ制御部124は、AF信号処理部114で用いるバンドパスフィルタの種類をコントラスト情報に応じて変更し、AF領域設定部127によるA像信号の読み出し領域を変更する。
カメラ制御部124は、ユーザのカメラ操作部125の操作に応じた入力(指示)にしたがって、電源のオン/オフ、設定変更、AE制御やAF制御の開始、記憶画像(映像)の確認等の様々な機能を実行する。また、カメラ制御部124は、レンズユニット101の制御命令や制御情報をレンズ制御部108に送り、レンズユニット101の情報をレンズ制御部108から取得する。更に、カメラ制御部124は、AF信号処理部114から取得した複数の測距領域ごとの相関演算の結果のうち、特定の測距領域での結果に基づき、レンズ制御部108を介してフォーカスレンズ105を駆動する。その際の特定の測距領域は、被写体検出部115で検出した顔情報を基にして設定した位置を中央として配置された測距領域とする。
このように、カメラ制御部124は、ROM122に格納された所定のプログラムをSDRAM121又は自信が有するRAMに展開してカメラ本体102内の各機能ブロック及びレンズユニット101を制御することで、撮像装置100の全体的な制御を行う。なお、カメラ制御部124は、撮像装置100を構成する各部の処理の全部又は一部を論理回路により実現するASIC等の専用プロセッサであってもよい。また、画像処理部113やAF信号処理部114等の処理部についても同様で、ソフトウェア(プログラム)による実装とハードウェアによる実装のいずれも可能であり、ソフトウェアとハードウェアとの組合せによって実装されていてもよい。
AF領域設定部127は、カメラ本体102やレンズユニット101の状態に応じて、AF精度を十分に確保することができるように、状況に応じて最適な読み出し制御を行う。AF領域設定部127は、具体的には、カメラ制御部124から取得したカメラ本体102の制御情報やレンズユニット101の状態の情報、被写体検出部115の顔情報に基づき、撮像素子110からA像信号を読み出す領域を設定する。つまり、AF領域設定部127により、撮像素子110においてA像信号を読み出す領域と、A+B像信号のみを読み出す範囲との棲み分けを行う。
図4は、撮像素子110からの信号の読み出し方法を説明する図である。図4(a)は従来方法による読み出し方法を説明する図であり、図4(b)は本実施形態で使用される読み出し方法を説明する図である。従来方法では、撮像素子110全体から常にA+B像信号を読み出す加算読み出しと、A像信号のみを読み出す瞳分割読み出しを行う。この場合、図4(a)に示すように、ユーザが設定したAF位置以外の領域でもA像信号が読み出される。この場合、実際には使用しないA像とB像の情報を多く読み出していることになり、信号の読み出しに係る各種デバイスの処理負荷の増加や発熱量の増大等が懸念される。
これに対して図4(b)の読み出し方法では、AF領域設定部127により、最低限必要な範囲(AF位置)でだけ瞳分割読み出しを行い、A像信号を取得する共に、A+B像信号を取得する加算読み出しは従来通りに(図4(a)の場合と同様に)行う。この場合、図4(a),(b)を比較すると明らかなように、読み出されるA像信号の信号量を低減することができるため、信号の読み出しに係る各種デバイスの処理負荷を軽減し、発熱量を低減させることができる。
しかしながら、被写体検出部115で顔情報を検出し、得られた顔情報に基づいて測距領域(測距枠(AF位置))を設定した場合、顔情報を検出してから焦点検出結果を得るまでにタイムラグが発生してしまう。このタイムラグの影響により、焦点検出結果が得られたときには被写体が動いてしまっており、設定された測距領域に被写体が存在していない状況が生じ得る。この問題に対処するため、得られた顔情報に基づいて1つの測距領域を設定し、その測距領域を中心とした周辺に同一サイズの8つの測距領域を設定し、計9つの測距領域で測距を行うことで前述のタイムラグによる被写体移動の影響を受けないようにする。
図5は、設定された9つの測距領域と、9つの測距領域内でのA像信号の間引き読み出しを説明する図である。A像信号の読み出し範囲を単純に9つの測距領域分とした場合には、中央の1つの測距領域に対してA像信号を読み出す場合よりも、A像信号の読み出し量は略3倍となり、信号読み出しに係る処理負荷が増えてしまう。そこで、図5に示したように、測距領域内のA像信号をすべて読み出すのではなく、測距領域内のA像信号の読み出しを間引くことにより、A像信号の読み出し量を減らす。これにより、A像信号の読み出しに係る各種デバイスの処理負荷を軽減することができる。なお、図5において、「AF駆動画素」で示された領域からはA像信号とA+B像信号が読み出され、測距領域内であっても「AF駆動画素」で示された領域でない領域からはA+B像信号のみが読み出される。図5に示したAF駆動画素と通常駆動画素の設定例は一例であって、AF駆動画素と通常駆動画素の設定方法については、図13等を参照して後述する。
次に、撮像装置100での各種の制御方法について説明する。図6は、撮像装置100での撮影処理の手順を示すフローチャートである。図6のフローチャートに示す各処理は、カメラ制御部124がROM122に格納された所定のプログラムをSDRAM121に展開し、撮像装置100を構成する各部の動作と処理を制御することにより実現される。ステップS601においてカメラ制御部124は、カメラ設定等の初期化処理を行う。ステップS602においてカメラ制御部124は、カメラ本体102の撮影モードが動画撮影モードに設定されているか否かを判定する。カメラ制御部124は、動画撮影モードであると判定した場合(S602でYES)、処理をステップS603へ進め、動画撮影モードではないと判定した場合(S602でNO)、処理をステップS604へ進める。なお、本実施形態では、撮影モードが動画撮影モードに設定されていない場合には、撮影モードは静止画撮影モードに設定されているものとする。
ステップS603においてカメラ制御部124は、動画撮影処理を行う。ステップS604においてカメラ制御部124は、静止画撮影処理を行う。動画撮影又は静止画撮影の開始後のステップS605においてカメラ制御部124は、撮影処理の停止が指示されたか否かを判定する。カメラ制御部124は、撮影処理の停止が指示されていないと判定した場合(S605でNO)、処理をステップS606へ進め、撮影処理の停止が指示されたと判定した場合(S605でYES)、本処理を終了させる。なお、撮影処理の停止が指示された場合とは、撮影以外の動作が指示された場合であり、例えば、カメラ本体102の電源が切断されたとき、撮像装置100のユーザ設定処理が行われたとき、撮影画像又は撮影映像の再生処理等が行われたとき等である。
ステップS606においてカメラ制御部124は、撮影モードが変更されたか否かを判定する。カメラ制御部124は、撮影モードが変更されていないと判定した場合(S606でNO)、処理をステップS602へ戻し、撮影モードが変更されたと判定した場合(S606でYES)、処理をステップS601へ戻す。つまり、カメラ制御部124は、撮影モードが変更されていない場合には、現在の撮影モードの処理を継続して行う。またカメラ制御部124は、撮影モードが変更された場合には、初期化処理を行った上で変更後の撮影モードで撮影を開始する。
次に、ステップS604の静止画撮影処理について説明する。図7は、ステップS604の静止画撮影処理を説明するフローチャートである。なお、図7に示すフローチャートで実行される処理は、動画撮影処理にも適用することができるが、その説明は省略する。ステップS701においてカメラ制御部124は、焦点状態の検出処理を行う。焦点状態の検出処理は、撮像面位相差AFを行うためのデフォーカス情報及び信頼性情報をカメラ制御部124、AF信号処理部114及びAF領域設定部127によって取得する処理であり、詳細は図8のフローチャートを参照して後述する。ステップS702においてカメラ制御部124は、カメラ操作部125によりAFが指示されているか否かを判定する。カメラ制御部124は、AFが指示されていると判定した場合(S702でYES)、処理をステップS703へ進め、AFが指示されていないと判定した場合(S702でNO)、処理をステップS704へ進める。なお、AFの指示は、シャッタボタンが半押しされ或いはAFを実行するAFスイッチがオンにされることで行われるが、その他の手段や方法が用いられていてもよい。
ステップS703においてカメラ制御部124は、AF処理を行って静止画を撮影し、これにより本処理は終了となる。一方、ステップS704においてカメラ制御部124は、カメラ操作部125により撮影指示が行われているか否かを判定する。カメラ制御部124は、撮影指示が行われていると判定した場合(S704でYES)、処理をステップS705へ進め、撮影指示が行われていないと判定した場合(S704でNO)、処理をステップS707へ進める。なお、撮影指示が行われていると判定される場合とは、シャッタボタンが全押しされた場合であるが、その他の手段や方法が用いられていてもよい。
ステップS705においてカメラ制御部124は、ステップS703のAF処理によって、現在、合焦停止状態にあるか否かを判定する。カメラ制御部124は、被写体にまだピントが合っていないと判断した場合に合焦停止状態にないと判定し(S705でNO)、AF処理を開始又は継続することで被写体にピントを合わせるために処理をステップS703へ進める。一方、カメラ制御部124は、被写体にピントが合っており、合焦停止状態にあると判定した場合(S705でYES)、処理をステップS706へ進める。ステップS706においてカメラ制御部124は、撮影処理を行い、記憶媒体制御部119を介して記憶媒体120に撮影画像を保存し、その後、処理をステップS707へ進める。ステップS707においてカメラ制御部124は、合焦停止状態を解除し、その後、本処理は終了となる。これは、撮影が完了した場合やAF指示/撮影指示が行われていない場合には、合焦停止状態でない状態に初期化するためである。
次に、ステップS701の焦点状態の検出処理について説明する。図8は、ステップS701の焦点状態の検出処理を説明するフローチャートである。ステップS801においてカメラ制御部124は、AFに使用するためにレンズユニット101又はカメラ本体102が保有するパラメータ情報を取得する。撮影パラメータとは、絞り104の絞り情報、カメラ本体102内の撮像素子110に掛けられているセンサゲイン等の情報を含み、撮像装置100の構成に応じて必要な情報が取得される。カメラ制御部124は、取得した撮影パラメータを、適宜、AF信号処理部114やAF領域設定部127での処理のために、これら各部に提供する。
ステップS802においてカメラ制御部124は、焦点状態を検出するための測距領域の位置設定を行う。測距領域の位置を設定する方法は、例えば、顔検出が可能であれば、顔が検出された位置に測距領域を設定することができる。ステップS803では、カメラ制御部124の制御下でAF領域設定部127が、カメラ制御部124が持つ情報に基づいて、撮像面位相差検出方式によるAFに用いる二像信号(A像信号、B像信号)の生成領域を決定する。この処理は、本実施形態における特徴的な処理である。AF領域設定部127は、ステップS801で取得した制御パラメータやステップS802で設定した測距領域の位置、その他のAF制御情報等に基づいて、適宜、適切な位置に二像信号の生成領域を変更する。二像信号の生成領域を変更するとは、図2に示した撮像素子110においてA像信号を生成する走査ラインを撮像面内のどの位置に変更するのかを決定するということである。二像信号を生成しない走査ラインでは、A+B像信号(撮像信号)として1つの信号のみが読み出される。こうして、二像信号の生成領域を必要な範囲に限定して、読み出す信号量を低減することにより、信号の読み出しを早く行うことができる。また、信号の読み出しに係る各種デバイスの処理負荷を軽減し、各種デバイスの発熱量を低減させることができる。
ステップS804では、カメラ制御部124の制御下でAF信号処理部114が、ステップS803で設定した二像信号の生成領域に含まれる画素から1対のAF用像信号であるA像信号とB像信号を取得する。なお、B像信号は、A+B像信号からA像信号を減算することにより求めることができる。ステップS805ではAF信号処理部114が、取得した二像信号間の相関量を算出する。相関量の算出は測距領域に対して行われ、ステップS803で設定した二像信号の生成領域内の複数の走査ラインのそれぞれについて行われる。なお、これより後段のステップS805〜S809の処理も同様に、測距領域内の各走査ラインに対して行われる。
ステップS806ではAF信号処理部114が、ステップS805より算出した相関量から相関変化量を算出する。ステップS807ではAF信号処理部114が、相関変化量から像ずれ量を算出する。ステップS808ではAF信号処理部114が、像ずれ量がどれだけ信頼できるのかを表す信頼性を算出する。ステップS809ではAF信号処理部114が、ステップS808で算出した像ずれ量に換算係数を掛けることによりデフォーカス量を算出し、これにより本処理は終了となる。
以下では、上述した焦点状態の検出処理で実行される各種の演算処理の内容について、より具体的に説明を加える。図9は、ステップS802において設定される測距領域の一例を模式的に示す図である。撮像素子110の画素アレイ901に対して、測距領域902が設定され、このとき、相関演算に必要な領域であるシフト領域903も設定される。したがって、測距領域902とシフト領域903とを合わせた画素領域904が相関演算に必要な画素領域となる。図9中のp,q,s,tはそれぞれ、x軸方向の座標を表している。pとqはそれぞれ、画素領域904の始点と終点のx座標を表しており、sとtはそれぞれ、測距領域902の始点と終点のx座標を表している。
図10は、測距領域902に含まれる画素から取得され、ステップS804で撮像面位相差検出方式のAFに用いる二像信号(A像信号、B像信号)の例を示す図である。図10(a)は、シフト前のA像信号1001とB像信号1002のそれぞれの波形を示している。図10(b),(c)はそれぞれ、図10(a)のA像信号1001とB像信号1002の各波形がそれぞれプラス方向とマイナス方向にシフトした状態を示している。ステップS805で相関量CORを算出する際には、まず、A像信号1001とB像信号1002の両方を図10(b),(c)のそれぞれに示す矢印u,vの方向に1ビットずつシフトさせる。そして、このときのA像信号1001とB像信号1002の差の絶対値の和を算出する。シフト量をiで表すと、最小シフト量は図10中のp−s、最大シフト量は図10中のq−tであり、下記式1の通りの関係が得られる。また、xを測距領域902の開始座標、yを測距領域902の終了座標として、測距領域902における相関量CORは、下記式2によって算出することができる。
図11(a)は、二像信号のシフト量iと相関量CORとの関係例を示した図であり、横軸にはシフト量が取られており、縦軸には相関量CORが取られている。相関量波形1101における極値近傍領域1102,1103のうちで相関量CORが小さい方で、A像信号1001とB像信号1002の一致度が高い。ステップS806で相関変化量ΔCORの算出する際には、図11(a)の相関量波形1101に基づき、1シフト飛ばしの相関量CORの差から相関変化量ΔCORを算出する。シフト量i、最小シフト量p−s、最大シフト量q−tを用いて、相関変化量ΔCORは下記式3,4によって算出することができる。なお、図11(b)は、ステップS808での像ずれ量の信頼性の算出方法を後述する際に参照する。
図12(a)は、シフト量iと相関変化量ΔCORの関係例を示す図であり、横軸にはシフト量iが取られ、縦軸には相関変化量ΔCORが取られている。相関変化量波形1201は、領域1202,1203において、相関変化量ΔCORがプラス(+)からマイナス(−)に変化する。相関変化量がゼロ(0)となる状態をゼロクロスと称呼し、二像信号間の一致度が最も高く、ゼロクロス時のシフト量iが像ずれ量となる。
図12(b)は、図12(a)に示す領域1202を拡大した図である。線1204は、相関変化量波形1201の一部であり、直線で近似することができる。ステップS807で像ずれ量PRDを算出する際には、まず、ゼロクロス時のシフト量(k−1+α)を整数部分β(=k−1)と小数部分αに分ける。小数部分αは、図12(b)中の三角形ABCと三角形ADEの相似の関係から、下記式5,6,7の順に変形させることにより算出することができる。そして、整数部分βは、図12(b)に示す各値から、下記式(8)によって算出することができる。こうして求めたαとβを下記式9に示す通りに加算することにより、像ずれ量PRDを算出することができる。
図12(a)に示されるようにゼロクロスとなるシフト量iが複数存在する場合には、ゼロクロスでの相関量変化の急峻性が大きいところを第1のゼロクロスとする。この急峻性は、AFのし易さを示す指標で、その値が大きいほど精度の高いAFを行い易いことを示す。急峻性max derの値は、下記式10によって算出することができる。
続いて、ステップS808での像ずれ量の信頼性の算出法について説明する。信頼性は、上述した急峻性やA像信号とB像信号の一致度fnclvl(以下「二像一致度」と称呼する)によって定義することができる。二像一致度fnclvlは、像ずれ量の精度を表す指標であり、本実施形態における相関演算手法では、その値が小さいほど像ずれ量の精度は高くなる。図11(b)は、図11(a)中の極値近傍領域1102の拡大図であり、曲線1104は、相関量波形1101の一部である。二像一致度fnclvlは、急峻性max der、相関量COR、相関変化量ΔCORを用いて、下記式11,12で算出される。
次に、AF領域設定部127が実行する処理について説明する。図13は、撮像素子110について、A+B像信号のみを読み出す領域と、A+B像信号のみならずA像信号も読み出す領域を説明する図である。ここでは、全体で96ライン分のA+B像信号を読み出すことに加えて、A像信号を読み出すライン(以下「A像ライン」と称呼する)の数が24ラインに設定された例を示している。なお、A像ラインは、撮像素子110の長辺と平行に設定される。したがって、全体に対して約25%の分割画素でA像信号を読み出しているが、この割合は一例であって、例えば、動画撮影の際のフレームレートやシステムに掛かる負荷を考慮して、適宜、適切な割合に設定される。
図13(a)では、8ラインに対して2ラインでA像信号を読み出す(A+B像信号のみの読み出しは6ライン)構成である。この場合、撮影画面全体に対してAF情報の検出領域を広く取ることができるという利点がある。これに対して、13(b)は、24ラインに対して6ラインでA信号を読み出す(A+B像信号のみの読み出しは18ライン)構成である。この場合、S/Nの向上により、AF精度向上を図ることができる。なお、図13(a),(b)のいずれの構成であっても、トータルでのA像ラインの数は変わらないため、システム負荷は同じである。
ここで、先に示した図5を参照して説明を加える。図5の例では、顔枠を中心として9つの測距領域が設けられており、このとき、図13(a)に示す構成(A像信号の読み出し間隔を狭めた構成)が適用されて、1つの測距領域について計6ラインでA像信号を読み出している。このとき、顔枠(中心枠)に関して、A像信号は、髪の毛と肌等のコントラストの低い部位のみから読み出されているのがわかる。このように低コントラストの部位のみからA像信号を読み出した場合、相関量の急峻性が低下し、信頼性が低下するおそれがある。その結果、顔枠(中心枠)ではなく、その周辺の8つの測距領域のいずれかで相関量の急峻性や信頼性が高いと判断されてしまい、本来、ピントを合わせたい顔枠(中心枠)にピントが合わないことが懸念される。
そこで、AF領域設定部127は、被写体検出部115が検出した顔情報に基づき、右目座標と、左目座標と、システム負荷が一定となるトータルのA像信号の読み出し量をカメラ制御部124から受信し、撮像素子110に対してA像ラインを設定する。その際、目は、髪の毛や肌と比較してコントラストが高いことが期待でき、相関量の急峻性や信頼性を向上させることができると考えられる。よって、右目座標(x,y)又は左目座標(x,y)のy座標を中心とした複数ラインを読み出すようにする。例えば、右目座標のy座標が10であった場合、8,9,10,11,12,13ライン目を読み出すように、A像信号の読み出し位置とA像信号の読み出し間隔の少なくとも一方を変更(調節)する。つまり、被写体検出部115が検出した顔情報に基づいて、撮像素子110に図13(b)に示した構成を適用する。図14は、撮像素子110に図13(b)の構成を適用した場合のA像信号の間引き読み出し説明する図である。
なお、A像ラインの設定にy座標を中心とするのは、次のフレーム等で被写体移動又は被写体ぶれ等の影響を軽減するためである。また右目のy座標、左目のy座標のどちらを用いるかは、例えば顔情報の横向き角度等から決定すればよい。例えば、被写体が右方向を向いている場合、右目は左目よりも小さいことが想定されるため、左目のy座標を用いると判断するようにしてもよい。
また、AF領域設定部127は、撮像素子110に対して、例えばA像ラインであれば“1”を、A像ラインでないラインであれば“0”の信号を送信することで、撮像素子110の出力を制御するようにする。図15は、撮像素子110の単位画素202を示す回路及び列回路の一例を示す図である。以下の説明では、フォトダイオードを“PD”と、フローティングディフュージョンを“FD”と記す。
単位画素202は、第1のPD1502Aと第2のPD1502Bを有し、第1のPD1502Aには第1の転送スイッチ1503Aが接続され、第2のPD1502Bには第2の転送スイッチ1503Bが接続されている。なお、図15では、第1のPD1502Aと第2のPD1502Bを1つのPDで示しており、第1の転送スイッチ1503Aと第2の転送スイッチ1503Bを1つのスイッチで示している。第1の転送スイッチ1503Aと第2の転送スイッチ1503Bはそれぞれ、第1のPD1502Aと第2のPD1502Bで発生した電荷を共通のFD1505に転送する。第1のPD1502Aと第2のPD1502Bから転送された電荷は、FD1505で一時的に保持されると共に、電圧に変換されてSF(ソースフォロワアンプ)1506から出力される。単位画素202は選択スイッチ1507を有し、選択スイッチ1507は、一行分の画素信号を一括して垂直出力線1508へ出力する。
単位画素202は、リセットスイッチ1504を有する。リセットスイッチ1504は、FD1505の電位をVDDにリセットし、また、第1の転送スイッチ1503Aと第2の転送スイッチ1503Bを介して第1のPD1502Aと第2のPD1502Bの電位をVDDにリセットする。なお、第1の転送スイッチ1503Aと第2の転送スイッチ1503Bはそれぞれ、転送パルス信号によって制御される。また、リセットスイッチ1504と選択スイッチ1507はそれぞれ、垂直走査回路(不図示)に接続されている信号線によって制御される。
垂直出力線1508には、定電流源1509と列回路1510が接続されている。列回路1510は、アンプ1511、スイッチ1512、比較器1514及びカウンタ1515を備える。アンプ1511は、画素信号を増幅する。スイッチ1512は、信号線PSHの制御によりオン/オフされ、信号電圧を保持するための容量1513への書き込みを制御する。比較器1514へは、スロープ電圧発生回路(不図示)から供給された参照電圧Vslopeとアンプ1511からの出力が入力される。比較器1514は、アンプ1511の出力(画素信号)と参照電圧Vslopeを比較し、その大小関係に応じてLo/Highのいずれかの値を取る。具体的には、参照電圧Vslopeがアンプ1511の出力よりも小さいときにはLoを取り、参照電圧Vslopeがアンプ1511の出力よりも大きいときにはHighを取る。カウンタ1515は、CLKに対応してアップカウントを行う。CLKは、参照電圧Vslopeの遷移開始と同時に動き出し、カウンタ1515は比較器1514の出力がHighのときに動き、比較器1514の出力がLoのときに反転すると同時にカウントの信号を停止する。
撮像面位相差AFを行う場合、撮像素子110からはA像信号とA+B像信号を別々に読み出すため、列回路1510は、AD変換されたデジタル信号を保持する2つのメモリ1516,1517を備える。メモリ1516は第1のPD1502Aからの信号をA/D変換した後のデジタル信号S(A)を保持する。メモリ1517は、第1のPD1502A及び第2のPD1502Bからの信号をA/D変換した後のデジタル信号S(A+B)を保持する。メモリ1516,1517に保持されたデジタル信号は、水平走査回路からの信号にしたがって水平出力線1518を介してデジタル出力処理回路1519へ出力される。具体的には、列回路1510は、水平走査回路からAF領域設定部127から読み出し信号を受信すると、A像ラインである場合には、メモリ1516からデジタル信号(S(A))を出力し、更にメモリ1517からデジタル信号S(A+B)を出力する。一方、A像ラインではないラインの場合には、メモリ1517のみからA+B像信号を出力する。
以上の説明の通り、本実施形態に係る撮像装置100では、撮像面位相差AFを行うための二像信号を生成する走査ラインの読み出し位置又は読み出し間隔を、被写体の検出結果(特に被写体の目の座標位置)に応じて変更する。その際、二像信号の読み出し数を常に一定にすることで、撮影条件や撮像面位相差AFのAF方式が変更されても、システム負荷を一定に保った状態でAF精度を向上させることができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。本発明は、上述した実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 撮像装置
110 撮像素子
114 AF信号処理部
115 被写体検出部
124 カメラ制御部
127 AF領域設定部
201A 第1の分割画素
201B 第2の分割画素
202 単位画素
110 撮像素子
114 AF信号処理部
115 被写体検出部
124 カメラ制御部
127 AF領域設定部
201A 第1の分割画素
201B 第2の分割画素
202 単位画素
Claims (8)
- それぞれが光電変換部を有し、瞳分割された光束を受光する複数の分割画素からなる複数の単位画素が互いに直交する第1の方向と第2の方向を含む平面に二次元状に配置された撮像素子と、
前記複数の単位画素ごとに前記複数の分割画素の信号を加算して読み出す加算読み出しと、所定の方向に並べられた複数の前記単位画素からそれぞれの単位画素が有する前記複数の分割画素の一部の信号を読み出す瞳分割読み出しとを行う制御手段と、
前記加算読み出しによる信号に基づき被写体を検出する検出手段と、
前記検出手段による被写体の検出結果に基づいて、前記制御手段が前記瞳分割読み出しを行う際の前記複数の単位画素の読み出し位置と読み出し間隔の少なくとも一方を変更する変更手段と、
前記瞳分割読み出しにより取得した信号に基づいて前記被写体にフォーカスを合わせる合焦手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記変更手段は、前記瞳分割読み出しを行う領域の前記加算読み出しを行う領域に対する割合を一定とすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記第1の方向は前記撮像素子の長辺と平行な方向であり、前記所定の方向は前記第1の方向であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 前記分割画素は、前記第1の方向に2つに分割された第1の分割画素と第2の分割画素を有し、
前記制御手段は、前記加算読み出しにより読み出した信号から前記瞳分割読み出しにより前記第1の分割画素から読み出した信号を減算することにより前記第2の分割画素の信号を求め、
前記合焦手段は、前記第1の分割画素の信号からなる像と前記第2の分割画素の信号からなる像とのずれ量に基づいて前記被写体の焦点位置を算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記検出手段は、前記被写体のうちコントラストの高い部分を検出し、
前記変更手段は、前記瞳分割読み出しを行う領域を前記コントラストの高い部分を含む位置に設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記検出手段は、顔検出により前記被写体の目の座標を検出し、
前記制御手段は、前記瞳分割読み出しを行う領域を前記目の座標を含む位置に設定することを特徴とする請求項5項に記載の撮像装置。 - それぞれが光電変換部を有し、瞳分割された光束を受光する複数の分割画素からなる複数の単位画素が互いに直交する第1の方向と第2の方向を含む平面に二次元状に配置された撮像素子を備える撮像装置の制御方法であって、
前記複数の単位画素ごとに前記複数の分割画素の信号を加算して読み出す加算読み出しを行うステップと、
前記加算読み出しにより得られた加算画素信号からなる像に基づいて被写体を検出するステップと、
前記被写体の検出結果に基づいて、所定の方向に並べられた複数の前記単位画素からそれぞれの単位画素が有する前記複数の分割画素の一部の信号を読み出す瞳分割読み出しを行うための読み出し位置と読み出し間隔を設定する設定ステップと、
前記設定ステップで設定された読み出し位置と読み出し間隔にしたがって前記瞳分割読み出しを行うステップと、
前記加算画素信号から前記瞳分割読み出しにより得られた第1の分割画素信号を減算することにより第2の分割画素信号を求めるステップと、
前記第1の分割画素信号からなる像と前記第2の分割画素信号からなる像とのずれ量に基づいて前記被写体の焦点位置を算出するステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 請求項7に記載の撮像装置の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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| JP2016158950A JP2018026768A (ja) | 2016-08-12 | 2016-08-12 | 撮像装置とその制御方法及びプログラム |
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