JP2018019805A - 内面電子線照射装置およびこれを具備する電子線滅菌設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】寿命を長くし得る内面電子線照射装置およびこれを具備する電子線滅菌設備を提供する。【解決手段】開口部2が形成されたペットボトル1の内面を電子線Eの照射により滅菌する内面電子線照射装置であって、ペットボトル1の内面に電子線Eを照射する電子線照射ノズル23が備えられた。電子線照射ノズル23は、電子線Eを出射する出射窓41と、この出射窓41を保持するノズル本体31と、このノズル本体31を保護する保護部51とを有する。電子線照射ノズル23は、さらに、開口部2と出射窓41とを接近および離間させるとともに、接近の際にペットボトル1をその内面に電子線Eが照射される状態にする昇降機24が備えられた。【選択図】図3
Description
本発明は、容器などの滅菌対象物の内面を電子線の照射により滅菌する内面電子線照射装置、およびこれを具備する電子線滅菌設備に関するものである。
飲食品用または医療用の容器を取り扱う企業は、その容器の滅菌が不十分ゆえに食中毒または医療の事故を引き起こすと、社会からの信用が大きく失墜することになる。このため、これらの容器などには、安全性が重要視される先進諸国で、確実な滅菌が必要である。
現在では、容器を確実に滅菌するための設備として、容器に電子線を照射するものが採用されている。このような設備には、容器の外面および内面を確実に滅菌するために、容器の外面に電子線を照射する外面電子線照射装置と、容器の内面に電子線を照射する内面電子線照射装置とが設けられる。上記設備では、容器に電子線が照射されると、容器が確実に滅菌される反面、電子線による化学反応によりオゾン(O3)や硝酸(HNO3)などの腐食性ガスが発生する。このような腐食性ガスによる設備の腐食を防ぐために、腐食性ガスの排出を促進する換気装置も、上記設備に設けられる。
ところで、上記内面電子線照射装置は、その電子線照射ノズルを容器の内部に開口部から挿入しながら、上記電子線照射ノズルの出射窓から電子線を上記容器の内面に照射するものである。上記容器の内部では、上記換気装置を作動させても腐食性ガスが残留しやすいので、この腐食性ガスに上記電子線照射ノズルが晒されることになる。このため、上記電子線照射ノズルは、上記設備の他の装置および機器よりも腐食しやすい。このような腐食を防止するために、従来技術(例えば、特許文献1参照)を応用して、上記電子線照射ノズルの出射窓を触媒膜で覆うことが考えられる。
しかしながら、出射窓が触媒膜で覆われる電子線照射ノズルでは、出射窓において腐食がある程度防止されても、容器の内部に残留する腐食性ガスは酸化力が強いので、出射窓以外の部分(つまり電子線照射ノズルの側面)は腐食しやすい。また、電子線照射ノズルを容器の内部に開口部から挿入するために、電子線照射ノズルに対して容器を昇降させると、電子線照射ノズルに容器や昇降のための機器が衝突するおそれもある。このため、上記従来技術を応用した電子線照射ノズルも、依然として寿命が短い。
そこで、本発明は、寿命を長くし得る内面電子線照射装置およびこれを具備する電子線滅菌設備を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、寿命を長くし得る内面電子線照射装置およびこれを具備する電子線滅菌設備を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の発明に係る内面電子線照射装置は、開口部が形成された滅菌対象物の内面を電子線の照射により滅菌する内面電子線照射装置であって、
上記滅菌対象物の内面に電子線を照射する電子線照射ノズルが備えられ、
上記電子線照射ノズルが、電子線を出射する出射窓と、この出射窓を保持するノズル本体と、このノズル本体を保護する保護部とを有し、
上記滅菌対象物の開口部と上記電子線照射ノズルの出射窓とを接近および離間させるとともに、当該接近の際に滅菌対象物をその内面に電子線が照射される状態にする駆動部が備えられたものである。
上記滅菌対象物の内面に電子線を照射する電子線照射ノズルが備えられ、
上記電子線照射ノズルが、電子線を出射する出射窓と、この出射窓を保持するノズル本体と、このノズル本体を保護する保護部とを有し、
上記滅菌対象物の開口部と上記電子線照射ノズルの出射窓とを接近および離間させるとともに、当該接近の際に滅菌対象物をその内面に電子線が照射される状態にする駆動部が備えられたものである。
また、第2の発明に係る内面電子線照射装置は、第1の発明に係る内面電子線照射装置における保護部が、ノズル本体の先端に設けられたキャップ体を有するものである。
さらに、第3の発明に係る内面電子線照射装置は、第1または第2の発明に係る内面電子線照射装置における保護部が、ノズル本体のコーティングを有するものである。
加えて、第4の発明に係る内面電子線照射装置は、第1乃至第3のいずれの発明に係る内面電子線照射装置における保護部が、ノズル本体に不活性ガスを供給する不活性ガス供給器と、この不活性ガス供給器により供給された不活性ガスを案内してノズル本体の先端部から放出させる不活性ガス案内部とを有するものである。
また、第5の発明に係る電子線滅菌設備は、第1乃至第4のいずれの発明に係る内面電子線照射装置と、
上記内面電子線照射装置に滅菌対象物を搬送する搬送装置と、
上記搬送装置で搬送されている滅菌対象物の外面を電子線の照射により滅菌する外面電子線照射装置とを具備するものである。
上記内面電子線照射装置に滅菌対象物を搬送する搬送装置と、
上記搬送装置で搬送されている滅菌対象物の外面を電子線の照射により滅菌する外面電子線照射装置とを具備するものである。
上記内面電子線照射装置およびこれを具備する電子線滅菌設備によると、上記保護部によりノズル本体が保護されるので、寿命を長くすることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る内面電子線照射装置およびこれを具備する電子線滅菌設備について図面に基づき説明する。
まず、内面電子線照射装置を具備する電子線滅菌設備の概略について簡単に説明する。
まず、内面電子線照射装置を具備する電子線滅菌設備の概略について簡単に説明する。
この電子線滅菌設備は、開口部が形成された滅菌対象物を搬送しながら電子線の照射により滅菌する設備である。上記開口部が形成された滅菌対象物は、例えば、ペットボトルなどの容器、またはプリフォーム体などである。なお、プリフォーム体とは、ブロー成形によりペットボトルに成形される前の原料体であって試験管形状のものである。以下では、簡単のために、上記開口部が形成された滅菌対象物をペットボトルとして説明する。
上記電子線滅菌設備には、図1に示すように、未滅菌のペットボトル1が連続して投入される上流側から、滅菌済のペットボトル1が回収される下流側まで、多数のペットボトル1を連続して搬送する搬送装置4が設けられる。また、上記電子線滅菌設備3には、上記搬送装置4に搬送されているペットボトル1の外面に連続して電子線Eを照射する外面電子線照射装置5と、この下流側で上記搬送装置4に搬送されているペットボトル1の内面に連続して電子線Eを照射する内面電子線照射装置6とが設けられる。また、上記電子線Eの照射による滅菌が不十分なペットボトル1は、不良品として廃棄される必要がある。この廃棄を行うリジェクト装置7も、上記電子線滅菌設備3に設けられる。さらに、上記電子線Eの照射により、オゾン(O3)や硝酸(HNO3)などの腐食性ガスが発生する。このような腐食性ガスは、電子線滅菌設備3の各装置4〜7を腐食させる原因となるので、上記電子線滅菌設備3の外部に排出される必要がある。この排出を促進する換気装置8も、上記電子線滅菌設備3に設けられる。
次に、上記内面電子線照射装置6について図2および図3に基づき説明する。
次に、上記内面電子線照射装置6について図2および図3に基づき説明する。
この内面電子線照射装置6は、図2に示すように、上記搬送装置4により円経路4Cに搬送される多数のペットボトル1の内面を連続して滅菌するものである。上記内面電子線照射装置6は、上記円経路4Cの上方に位置して当該円経路4Cと同心のターンテーブル11と、このターンテーブル11に多数配置されて上記円経路4Cの直上方に位置する電子線エミッター12とを備える。
上記ターンテーブル11は、円経路4Cに搬送されるペットボトル1の直上方に一定の電子線エミッター12が位置するように回転するものである。上記電子線エミッター12は、図3に示すように、主として、内部が真空雰囲気の真空チャンバー20と、この真空チャンバー20を上記ターンテーブル11に固定する固定具22と、上記真空チャンバー20から下方に延びる電子線照射ノズル23とから構成される。上記真空チャンバー20は、内部に電子発生源21が配置されることにより、多数の電子eを発生させて下方に加速するものである。上記電子線照射ノズル23は、上記真空チャンバー20に連通して内部が真空雰囲気であり、上記真空チャンバー20で加速された多数の電子eを電子線Eとして下端から出射するものである。したがって、ペットボトル1の内面を滅菌するために、上記電子線照射ノズル23は、図2および図3に示すように、ペットボトル1の内部に開口部2から挿入されながら当該ペットボトル1の内面に電子線Eを照射する必要がある。このため、図3に示すように(図2では省略)、ペットボトル1を昇降させる昇降機24(駆動部の一例である)が内面電子線照射装置6に備えられる。この昇降機24は、上記円経路4Cからペットボトル1を上昇させることにより、上記電子線照射ノズル23をペットボトル1の内部に開口部2から挿入し、その状態からペットボトル1を下降させることにより、上記電子線照射ノズル23をペットボトル1の内部から抜去するものである。上記昇降機24は、ペットボトル1を昇降させるものであれば特に限定されないが、例えば、ペットボトル1を把持するグリッパ25と、このグリッパ25を上下方向に案内するガイド部材26と、このガイド部材26の案内により上記グリッパ25を上下方向に移動させるアクチュエータ(図示省略)とを有する。
上記電子線照射ノズル23は、図3に示すように、その下端に配置されて電子線Eを出射する出射窓41と、この出射窓41を保持するノズル本体31と、このノズル本体31を保護する保護部51とを有する。この保護部51は、ノズル本体31を保護するものであれば、特に限定されない。例えば、上記保護部51は、ノズル本体31に配置された保護用の部材など固体によりノズル本体31と腐食性ガスなどとの接触を防ぐものでもよく、ノズル本体31への気体または液体の吹き込みなど流体によりノズル本体31と腐食性ガスなどとの接触を防ぐものでもよい。
このように、上記内面電子線照射装置6およびこれを具備する電子線滅菌設備3によると、電子線照射ノズル23において、保護部51によりノズル本体31が保護されるので、寿命を長くすることができる。
以下、上記実施の形態をより具体的に示した実施例1〜4に係る内面電子線照射装置6およびこれを具備する電子線滅菌設備3について説明する。なお、以下の実施例1〜4において、より具体的に示すのは電子線照射ノズル23についての構成であり、それ以外の構成は上記実施の形態と同一であるから説明を省略する。
以下、本実施例1に係る電子線照射ノズル23について図4に基づき詳細に説明する。
図4に示すように、ペットボトル1の内部に開口部2から挿入され得る電子線照射ノズル23は、筒状のノズル本体31と、このノズル本体31の下端で保持されて電子線E(図4〜図7では省略)を下方に出射する出射窓41と、上記ノズル本体31の下端を保護するキャップ体52(保護部51の一例である)とを有する。
上記ノズル本体31は、汎用耐食材(例えばステンレス)で構成される汎用耐食部32と、高い熱伝導性を有する材料(例えば銅)で構成される熱伝導部36と、上記汎用耐食部32に溶接しやすくするための材料(例えばニッケル)で構成される溶接親和部37とを有する。上記汎用耐食部32は、外殻33と、この外殻33よりも短い内殻34とからなる2重殻構造である。また、上記汎用耐食部32には、外殻33と内殻34との間に冷却液35を循環させる冷媒空間が形成されている。上記熱伝導部36は、上記電子線Eにより加熱された出射窓41の熱を奪って冷却液35に伝えるために、汎用耐食部32の内殻34における下端に接続される。すなわち、上記熱伝導部36は、汎用耐食部32の内殻34における外殻33より短い部分を補うように配置され、当該外殻33との間にも冷却液35を循環させる冷媒空間が形成されている。
上記出射窓41は、上記汎用耐食材よりも高い耐食性を有する高耐食材(例えばチタン)で構成される箔41およびグリッド(図示省略)である。なお、このグリッドは出射窓41の強度を向上させるものであるから、上記箔41のみで出射窓41の強度が担保されるのであれば、出射窓41の構成からグリッドは省略される。また、上記出射窓41は、上記ノズル本体31の下端とキャップ体52の上端との間に配置される。
上記キャップ体52は、上記汎用耐食材よりも高い耐食性を有する高耐食材(例えばチタン)で構成されるリング形状の部材である。また、上記キャップ体52は、その内側から上記出射窓41を介して電子線Eが適切な横断面で出射されるように、内径が設計される。さらに、上記キャップ体52は、ノズル本体31の下端が電子線照射ノズル23の外部に露出しないように、外径が設計される。具体的に説明すると、上記キャップ体52は、ノズル本体31における下端の外径と比べて同一またはそれ以上の外径を有し、ノズル本体31における下端の内径と比べて同一またはそれ以上の内径を有する。加えて、上記キャップ体52は、図4に示すように、その外周部から下方に延びるように構成される。言い換えれば、上記キャップ体52は、その下端と出射窓41との距離を大きくすることで、当該下端に障害物などが衝突しても、薄くて破れやすい出射窓41まで上記障害物が衝突し難いように構成される。
このように、本実施例1に係る上記内面電子線照射装置6およびこれを具備する電子線滅菌設備3によると、電子線照射ノズル23において、ノズル本体31の下端、すなわちペットボトル1の内部に滞留する腐食性ガスに最も長時間晒される部分がキャップ体52により保護されるので、効率的にノズル本体31が腐食性ガスから保護されることになり、その結果、より寿命を長くすることができる。
また、キャップ体52の下端に障害物などが衝突しても、薄くて破れやすい出射窓41まで上記障害物が衝突し難いので、ノズル本体31および出射窓41が障害物の衝突からも保護されることになり、その結果、より一層寿命を長くすることができる。
以下、本実施例2に係る電子線照射ノズル23について図5に基づき詳細に説明する。
本実施例2に係る電子線照射ノズル23は、保護部51が、上記実施例1で説明したキャップ体52ではなく、ノズル本体31の側面を覆うコーティング53である。なお、本実施例2において、上記実施例1と同一の構成については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5に示すように、ペットボトル1の内部に開口部2から挿入され得る電子線照射ノズル23は、ノズル本体31の側面において、ペットボトル1の内部に開口部2から挿入され得る部分の全面がコーティング53(保護部51の一例)されている。このコーティング53は、例えばチタン膜またはダイヤモンドライクカーボンの皮膜である。
このように、本実施例2に係る上記内面電子線照射装置6およびこれを具備する電子線滅菌設備3によると、ノズル本体31の側面において、ペットボトル1の内部に開口部2から挿入され得る部分の全面がコーティング53により保護されるので、ノズル本体31が広い範囲で腐食性ガスおよび障害物の衝突から保護されることになり、その結果、より寿命を長くすることができる。
以下、本実施例3に係る電子線照射ノズル23について図6に基づき詳細に説明する。
本実施例3に係る電子線照射ノズル23は、保護部51が、上記実施例2で説明したコーティング53ではなく、ノズル本体31を外方で囲う外周管54と、ノズル本体31と外周管54との間に不活性ガスを供給する不活性ガス供給器61である。ここで、本明細書における不活性ガスとは、上記腐食性ガスより活性が低い気体を意味し、空気も含む概念である。なお、本実施例3において、上記実施例1および2と同一の構成については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6に示すように、ペットボトル1の内部に開口部2から挿入され得る電子線照射ノズル23は、ノズル本体31を外方で囲う外周管54(保護部51の一例である)を有する。この外周管54は、ペットボトル1の開口部2を通る(つまり当該開口部2よりも小さい)外径であり、必要に応じて着脱式であってもよい。また、上記外周管54は、ノズル本体31を障害物の衝突から保護するだけでなく、ペットボトル1の外部から内部に不活性ガス(図6では一例として窒素N2ガス)を案内することにより、ペットボトル1の内部に滞留する腐食性ガス(図6では一例としてオゾンO3ガス)を外部に排出するものでもある。このため、上記外周管54は、ノズル本体31との間に通気空間56を形成するように配置されるとともに、電子線照射ノズル23は、ペットボトル1の外部から通気空間56に不活性ガスを供給する不活性ガス供給器61を有する。したがって、上記外周管54は、不活性ガス供給器61により供給された不活性ガスを案内してノズル本体31の先端部から放出させる不活性ガス案内部でもある。
このように、本実施例3に係る上記内面電子線照射装置6およびこれを具備する電子線滅菌設備3によると、ノズル本体31の側面が外周管54により保護されるとともに、外周管54および不活性ガス供給器61によりペットボトル1の内部が腐食性ガスから不活性ガスに置換されるので、ノズル本体31が広い範囲で腐食性ガスおよび障害物の衝突から保護されることになり、その結果、より寿命を長くすることができる。
以下、本実施例4に係る電子線照射ノズル23について図7に基づき詳細に説明する。
本実施例4に係る電子線照射ノズル23は、保護部51が、上記実施例3で説明したノズル本体31を外方で囲う外周管54ではなく、ノズル本体31の外側面に沿って配置された通気管55である。なお、本実施例4において、上記実施例1〜3と同一の構成については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7に示すように、ペットボトル1の内部に開口部2から挿入され得る電子線照射ノズル23は、ノズル本体31の外側面に沿って、ノズル本体31の長手方向に配置された2本の通気管55(保護部51の一例である)を有する。これら通気管55は、ノズル本体31とともにペットボトル1の開口部2を通る外径である。上記2本の通気管55は、上記実施例3と同様に、ペットボトル1の内部を腐食性ガス(図7では一例としてオゾンO3ガス)から不活性ガス(図7では一例として窒素N2ガス)に置換するだけでなく、ノズル本体31を障害物の衝突から保護するものでもある。勿論、上記通気管55は、不活性ガス供給器61により供給された不活性ガスを案内してノズル本体31の先端部から放出させる不活性ガス案内部でもある。なお、通気管55は、上記の通り2本に限定されることなく、必要に応じて1本または3本以上が選択される。
このように、本実施例4に係る上記内面電子線照射装置6およびこれを具備する電子線滅菌設備3によると、ノズル本体31の側面が通気管55により保護されるとともに、通気管55および不活性ガス供給器61によりペットボトル1の内部が腐食性ガスから不活性ガスに置換されるので、ノズル本体31が広い範囲で腐食性ガスおよび障害物の衝突から保護されることになり、その結果、より寿命を長くすることができる。
ところで、上記実施の形態および実施例1〜4では、汎用耐食部32(例えばステンレス)に出射窓41を溶接しやすい材料(例えばニッケル)で構成される溶接親和部37について説明したが、HIP接合などにより汎用耐食部32および熱伝導部36に出射窓41を直接接合できるのであれば、溶接親和部37を用いなくてもよい。
また、上記実施の形態および実施例1〜4では、駆動部の一例として昇降機24について説明したが、これに限定されるものではなく、滅菌対象物の開口部2と電子線照射ノズル23の出射窓41とを接近および離間させるとともに、当該接近の際に滅菌対象物をその内面に電子線Eが照射される状態にするものであればよい。駆動部の他の例としては、ノズル本体31の長手方向に直交する方向に、滅菌対象物をその内面に電子線Eが照射される状態まで搬送する搬送機などである。
さらに、上記実施の形態および実施例1〜4では、内面電子線照射装置6において、ノズル本体31の長手方向が鉛直方向であることを前提として説明したが、この方向に限定されるものではなく、必要に応じて適宜変更してもよい。
加えて、保護部51の一例として、実施例1ではキャップ体52、実施例2ではコーティング53、実施例3では外周管54および不活性ガス供給器61、並びに実施例4では通気管55および不活性ガス供給器61について説明したが、これら52〜55,61を適宜組み合わせて保護部51としてもよい。
また、上記実施例3および4では、外周管54および通気管55の下端がノズル本体31の下端まで届くように図6で示したが、これは一例に過ぎず、外周管54および通気管55の下端がノズル本体31の下端まで届かなくてもよい。外周管54および通気管55はペットボトル1の内部に滞留する腐食性ガスを不活性ガスに置換するものであるから、外周管54および通気管55の下端は、ペットボトル1の内部に位置する程度の長さであればよい。
E 電子線
1 ペットボトル
2 開口部
3 電子線滅菌設備
4 搬送装置
5 外面電子線照射装置
6 内面電子線照射装置
7 リジェクト装置
8 換気装置
12 電子線エミッター
20 真空チャンバー
21 電子発生源
23 電子線照射ノズル
24 昇降機
31 ノズル本体
32 汎用耐食部
33 外殻
34 内殻
35 冷却液
36 熱伝導部
37 溶接親和部
41 出射窓
51 保護部
52 キャップ体
53 コーティング
54 外周管
55 通気管
61 不活性ガス供給器
1 ペットボトル
2 開口部
3 電子線滅菌設備
4 搬送装置
5 外面電子線照射装置
6 内面電子線照射装置
7 リジェクト装置
8 換気装置
12 電子線エミッター
20 真空チャンバー
21 電子発生源
23 電子線照射ノズル
24 昇降機
31 ノズル本体
32 汎用耐食部
33 外殻
34 内殻
35 冷却液
36 熱伝導部
37 溶接親和部
41 出射窓
51 保護部
52 キャップ体
53 コーティング
54 外周管
55 通気管
61 不活性ガス供給器
Claims (5)
- 開口部が形成された滅菌対象物の内面を電子線の照射により滅菌する内面電子線照射装置であって、
上記滅菌対象物の内面に電子線を照射する電子線照射ノズルが備えられ、
上記電子線照射ノズルが、電子線を出射する出射窓と、この出射窓を保持するノズル本体と、このノズル本体を保護する保護部とを有し、
上記滅菌対象物の開口部と上記電子線照射ノズルの出射窓とを接近および離間させるとともに、当該接近の際に滅菌対象物をその内面に電子線が照射される状態にする駆動部が備えられたことを特徴とする内面電子線照射装置。 - 保護部が、ノズル本体の先端に設けられたキャップ体を有することを特徴とする請求項1に記載の内面電子線照射装置。
- 保護部が、ノズル本体のコーティングを有することを特徴とする請求項1または2に記載の内面電子線照射装置。
- 保護部が、ノズル本体に不活性ガスを供給する不活性ガス供給器と、この不活性ガス供給器により供給された不活性ガスを案内してノズル本体の先端部から放出させる不活性ガス案内部とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の内面電子線照射装置。
- 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の内面電子線照射装置と、
上記内面電子線照射装置に滅菌対象物を搬送する搬送装置と、
上記搬送装置で搬送されている滅菌対象物の外面を電子線の照射により滅菌する外面電子線照射装置とを具備することを特徴とする電子線滅菌設備。
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