JP2018018039A - 手術顕微鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】左右の観察光束の実体角を適切に変更することが可能な手術顕微鏡を提供する。【解決手段】手術顕微鏡1は、観察光学系30、第1レンズ31、および実体角変更部21を備える。観察光学系30は、観察対象からの右眼用の観察光束RSと左眼用の観察光束LSを導光する。第1レンズ31は、観察光学系30に設けられるレンズであり、観察対象との間の光路上に他のレンズが配置されていない場合に前側焦点が観察対象の物体面となる。実体角変更部21は、第1レンズ31と観察対象の間の光路上に配置される。実体角変更部21は、観察対象からの右眼用の観察光束RSの光軸と左眼用の観察光軸LSとが成す実体角α、および観察光学系30の焦点面を変更する。【選択図】図1
Description
本開示は、手術において生体を立体視するために用いられる手術顕微鏡に関する。
手術においてユーザ(例えば術者等)に生体を立体視させるための手術顕微鏡が知られている。例えば、特許文献1に記載の眼科用手術顕微鏡では、観察光学系は、ユーザの右眼用の観察光路と左眼用の観察光路を備える。ユーザは、観察対象である患者眼を、左右の観察光路を通じて双眼で観察することで、患者眼を立体視する。
生体を立体視させるための手術顕微鏡では、ユーザの右眼用の観察光束と、ユーザの左眼用の観察光束(以下、「左右の観察光束」という場合がある)の実体角を変えることが望ましい場合がある。例えば、実体角を広げることで、ユーザが認識する立体感が向上し得る。双眼視野を広げるために、実体角を狭くすることが望ましい場合もある。また、観察対象から、観察対象に最も近いレンズである対物レンズまでの距離(所謂「ワーキングディスタンス」)を長くするために、実体角を広げたい場合もある。
しかし、観察光束の光路のうち、対物レンズよりも観察対象から遠い側の光路上で実体角を変更することは困難な場合がある。例えば、対物レンズよりも観察対象から遠い側の光路上で実体角を変更するためには、対物レンズ等を含む観察光学系の大幅な設計変更が必要となり得る。
本開示の典型的な目的は、左右の観察光束の実体角を適切に変更することが可能な手術顕微鏡を提供することである。
本開示における典型的な実施形態が提供する手術顕微鏡の第1態様は、観察対象である生体をユーザに立体視させる手術顕微鏡であって、観察対象からの右眼用の観察光束と左眼用の観察光束を導光する観察光学系と、前記観察光学系に設けられるレンズであり、観察対象との間の光路上に他のレンズが配置されていない場合に前側焦点が観察対象の物体面となる第1レンズと、前記第1レンズと観察対象の間の観察光束の光路上に配置され、観察対象からの右眼用の観察光束の光軸と左眼用の観察光束の光軸とが成す実体角、および前記観察光学系の焦点面を変更する実体角変更部と、を備える。
本開示における典型的な実施形態が提供する手術顕微鏡の第2態様は、観察対象である生体からの右眼用の観察光束と左眼用の観察光束を導光することで、観察対象をユーザに立体視させる手術顕微鏡であって、前側焦点が観察対象の物体面となる対物レンズと、前記対物レンズから平行光束として出射される観察対象からの観察光束の方向を変えることで、右眼用の観察光束と左眼用の観察光束の光軸間距離を変更する光軸間距離変更部と、前記光軸間距離変更部から平行光束として出射される観察光束を拡散光束とする光束拡散素子と、前記光束拡散素子から出射された右眼用の観察光束と左眼用の観察光束が共に通過する共通レンズと、を備える。
本開示に係る手術顕微鏡によると、左右の観察光束の実体角が適切に変更される。
<概要>
本開示で例示する手術顕微鏡は、観察光学系、第1レンズ、および実体角変更部を備える。観察光学系は、観察対象からの右眼用の観察光束と左眼の観察光束を導光する。第1レンズは観察光学系に設けられている。第1レンズと観察対象の間の光路上に他のレンズが配置されていない場合に、観察対象の物体面が第1レンズの前側焦点に形成される。実体角変更部は、第1レンズと観察対象の間の観察光束の光路上に配置され、観察対象からの右眼用の観察光束の光軸と左眼用の観察光束の光軸とが成す実体角、および観察光学系の焦点面を変更する。
本開示で例示する手術顕微鏡は、観察光学系、第1レンズ、および実体角変更部を備える。観察光学系は、観察対象からの右眼用の観察光束と左眼の観察光束を導光する。第1レンズは観察光学系に設けられている。第1レンズと観察対象の間の光路上に他のレンズが配置されていない場合に、観察対象の物体面が第1レンズの前側焦点に形成される。実体角変更部は、第1レンズと観察対象の間の観察光束の光路上に配置され、観察対象からの右眼用の観察光束の光軸と左眼用の観察光束の光軸とが成す実体角、および観察光学系の焦点面を変更する。
この場合、例えば、第1レンズを含む観察光学系の設計を大幅に変更することなく、実体角を変更することも可能である。一例として、実体角変更部を設けなくても使用可能な構成に実体角変更部を追加することで、用途に応じたカスタマイズが適切に行われる。また、第1レンズよりも観察対象から遠い側において、右眼用および左眼用の観察光束の光軸間距離を短くすることが容易となる。よって、例えば、第1レンズを備える鏡筒等の小型化も容易となる。
実体角変更部は、第2レンズ、光軸間距離変更部、および光束拡散素子を備えていてもよい。観察対象の物体面は第2レンズの前側焦点に形成される。光軸間距離変更部は、第2レンズから平行光束として出射される観察対象からの観察光束の光路を変更することで、右眼用および左眼用の観察光束の光軸間距離を変更する。光束拡散素子は、光軸間距離変更部から平行光束として出射される観察光束を拡散光束として、第1レンズに入射させる。収束光束または拡散光束の光路上に光軸間距離変更部を設けると、収差が発生し得る。しかし、第2レンズを使用し、平行光束の光路上に光軸間距離変更部を配置することで、収差の発生が抑制される。また、光軸間距離変更部の挿入スペースを確保することも容易となる。
光束拡散素子として、例えば負レンズを用いることができる。この場合、第1レンズの前側焦点と、負レンズである光束拡散素子の後側焦点を一致させると、第1レンズから出射される観察光束は平行光束となる。ただし、第1レンズから出射される観察光束を平行光束としない場合もあり得る。
光軸間距離変更部は、光を反射させる反射平面が互いに平行な第1反射部および第2反射部を備えていてもよい。この場合、光軸間距離変更部は、第1反射部および第2反射部によって、左右の観察光束の方向を変えることで、左右の観察光束の光軸間距離を変更する。この場合、反射部を用いずに屈折等のみによって観察光束の方向を変える場合に比べて、光路を変更する自由度が向上する。従って、例えば、種々の光学素子の配置の自由度等が向上する。
ただし、光軸間距離変更部の構成を変更することも可能である。例えば、光軸間距離変更部は、観察光束を屈折させて方向を変えるプリズム等であってもよい。
手術顕微鏡は、手術顕微鏡本体に装着される第1アタッチメントを備えていてもよい。第1アタッチメントは少なくとも実体角変更部を有していてもよい。この場合、手術顕微鏡の用途の切り換えがより容易になる。例えば、ある手術分野に最適化された実体角を持つ顕微鏡に第1アタッチメントを装着することで、他の手術分野に適した実体角を持つ手術顕微鏡としてもよい。また、ワーキングディスタンスが短い手術顕微鏡に第1アタッチメントを装着することで、ワーキングディスタンスを長くしてもよい。この場合、第2レンズには、焦点距離が第1レンズの焦点距離よりも長いレンズが選ばれる。
なお、第1アタッチメントは、手術顕微鏡本体からの取り外しが容易であってもよい。この場合、手術顕微鏡の用途の切り換えがさらに容易になる。また、第1アタッチメントは、手術顕微鏡本体からの取り外しが困難であってもよい。この場合、本体の光軸と第1アタッチメントの光軸がずれる不具合等が生じにくくなる。
また、実体角変更部は、第1アタッチメントでなく手術顕微鏡本体(例えば観察光学系)に設けられていてもよい。この場合でも、メーカーは、観察光学系の設計を大幅に変更することなく、実体角が異なる手術顕微鏡を製造することができる。
第1アタッチメントは、照明光および測定光の少なくともいずれかを観察対象に向けて偏向する偏向部を備えていてもよい。この場合、第1アタッチメントが本体に装着されるだけで、実体角の変更と、照明光および測定光の少なくともいずれかの偏向とが、共に適切に行われる。
手術顕微鏡は、第1アタッチメントに装着される第2アタッチメントを備えていてもよい。第2アタッチメントが偏向部を備えていてもよい。この場合、第2アタッチメントが第1アタッチメントに装着されるだけで、実体角の変更と、照明光および測定光の少なくともいずれかの偏向とが、共に適切に行われる。なお、手術顕微鏡に偏向部を設ける場合、偏向部を設ける位置を変更してもよい。例えば、手術顕微鏡の本体に装着される第3アタッチメントが偏向部を有していてもよい。
偏向部によって偏向される光は、OCT干渉信号を取得するための測定光、患者眼の光学特性を取得するための測定光、および照明光の少なくともいずれかであってもよい。この場合、ユーザは、手術または診断等に必要な情報を、手術顕微鏡を用いて適切に得ることができる。なお、照明光は、例えば、観察光学系の光軸と同軸で観察対象に照明される同軸照明光、および、観察光学系の光軸とは異なる光軸で観察対象に照明される斜照明光等の少なくともいずれかであってもよい。
光軸間距離変更部は、対物レンズ(本開示では第2レンズに対応)と共通レンズ(本開示では第1レンズに対応)の間の光路上に設けられている。光軸間距離変更部によって光軸間距離を変更された右眼用の観察光束と左眼用の観察光束は、共に共通レンズを通過する。従って、光軸間距離変更部によって光軸間距離を変更された2つの観察光束のアライメント等が、共通レンズを用いることで容易になる。
<第1実施形態>
以下、本開示における典型的な実施形態の1つである第1実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態では、眼科手術において患者眼を立体視するための眼科用の手術顕微鏡1を例示する。しかし、実施形態で例示する技術の少なくとも一部は、眼科以外の用途に用いられる手術顕微鏡にも適用できる。図1に示すように、本実施形態の手術顕微鏡1は、照明光学系10、ビームスプリッタ15、第1アタッチメント20(第1実施形態では20A)、観察光学系30、制御部38、および3Dディスプレイ39を備える。
以下、本開示における典型的な実施形態の1つである第1実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態では、眼科手術において患者眼を立体視するための眼科用の手術顕微鏡1を例示する。しかし、実施形態で例示する技術の少なくとも一部は、眼科以外の用途に用いられる手術顕微鏡にも適用できる。図1に示すように、本実施形態の手術顕微鏡1は、照明光学系10、ビームスプリッタ15、第1アタッチメント20(第1実施形態では20A)、観察光学系30、制御部38、および3Dディスプレイ39を備える。
照明光学系10は、観察対象である生体(本実施形態では患者眼E)を照明する照明光を出射する。一例として、本実施形態では、照明光学系10が備える照明光源の像を患者眼Eの眼底に結像させて、眼底の血管に由来する赤色で眼内(例えば水晶体)を明視野照明する技術(所謂レッドリフレックス)が採用されている。照明光学系10は、観察光学系30における右眼用の観察光束RSの光軸と同軸とされる照明光と、観察光学系30における左眼用の観察光束LSの光軸と同軸とされる照明光を出射する。照明光は、観察光束RS,LSの光軸とは異なる角度から患者眼Eに照射される斜照明光であってもよい。
なお、本実施形態における観察光束RS,LSとは、観察対象からの光束(例えば、観察対象によって反射された照明光の光束)のうち、ユーザUよって観察される光を生成するために観察光学系30によって導光される光束を言う。
ビームスプリッタ15は、照明光学系10が出射する照明光の光軸と、観察光学系30における観察光束RS,LSの光軸を同軸とする光軸結合素子の一例である。図1に例示するビームスプリッタ15は、照明光学系10から出射された照明光の少なくとも一部を反射させると共に、観察対象からの観察光束RS,LSの少なくとも一部を透過させることで、照明光の光軸と観察光束RS,LSの光軸を同軸とする。ビームスプリッタ15によって反射された照明光は、観察光束RS,LSの光路の一部と同じ光路を、観察光束RS,LSの進行方向とは逆の方向に進み、観察対象に照射される。なお、ビームスプリッタ15以外の光学素子(例えば、プリズムまたは部分反射ミラー等)によって、照明光を観察対象に向けて導光させてもよい。
第1アタッチメント20Aは、実体角αおよび観察光学系30の焦点面を変更する実体角変更部21を備える。実体角αは、例えば、観察対象から観察光学系30に向かう右眼用の観察光束RSの光軸と、観察対象から観察光学系30に向かう左眼用の観察光束LSの光軸とが成す角度と定義することができる。本実施形態では、実体角変更部21が設けられることで実体角αが広げられる。しかし、実体角αを狭くするために実体角変更部21が設けられてもよい。実体角変更部21の詳細については後述する。
観察光学系30は、観察対象をユーザUに立体視させるために、観察対象からの右眼用の観察光束RSと左眼用の観察光束LSを導光する。一例として、本実施形態の手術顕微鏡1は、ユーザUの右眼で観察される観察画像と、ユーザUの左眼で観察される観察画像を3Dディスプレイ39に表示させることで、観察対象をユーザUに立体視させる。従って、観察光学系30は、右眼用の観察光束RSを右眼用撮像素子35Rに導光すると共に、左眼用の観察光束LSを左眼用撮像素子35Lに導光する。制御部35は、2つの撮像素子35R,35Lによる撮像信号に基づいて、3Dディスプレイ39の画像表示を制御する。
なお、観察対象をユーザUに立体視させるための構成を変更することも可能である。例えば、ユーザUに接眼レンズを覗かせることで観察対象を立体視させることも可能である。この場合、観察光学系30は、右眼用の観察光束RSを、ユーザUの右眼用の接眼レンズに導光すると共に、左眼用の観察光束LSを、ユーザUの左眼用の接眼レンズに導光すればよい。以上の説明から明らかなように、本開示における「右眼用の観察光束RS」とは、ユーザUの右眼によって観察される光を生成するために観察光学系30によって導光される、観察対象からの光束である。同様に、「左眼用の観察光束LS」とは、ユーザUの左眼によって観察される光を生成するために観察光学系30によって導光される、観察対象からの光束である。
観察光学系30は、第1レンズ31、レンズ群33、および、前述した撮像素子35R,35Lを備える。
第1レンズ31は、観察光学系30に設けられたレンズのうち、観察光束RS,LSの光路上で最も観察対象に近い位置に配置されたレンズである。第1レンズ31と観察対象の間の光路上に他のレンズが配置されていない場合に、第1レンズ31の前側焦点が、観察対象の物体面となる。図1に示す第1実施形態では、レンズを備えた第1アタッチメント20Aが、第1レンズ31と観察対象の間の光路上から取り外された場合でも、第1レンズ31の前側焦点に存在する観察対象からの観察光束RS,LSは、第1レンズ31によって平行光束とされた後、撮像素子35R,35Lに適切に導光される(ただし、第1アタッチメント20Aが取り外されると、実体角αと、観察光学系の焦点面は変化する)。換言すると、第1レンズ31と観察対象の間の光路上に他のレンズが配置されていないと仮定した場合には、第1レンズ31は、観察光学系30における対物レンズ(観察対象に最も近いレンズ)として実際に機能する。
本実施形態の第1レンズ31は、2つの観察光束RS、LSに共通で用いられるレンズである。従って、観察光束RS,LSのアライメントが容易である。なお、本実施形態では、観察対象からの観察光束RS,LSは、第1レンズ31によって一旦平行光束とされた後、撮像素子35R,35Lに集光される。つまり、本実施形態の観察光学系30は無限共役系である。しかし、第1レンズ31は、平行光束でない観察光束RS,LSを下流側に出射して像を結ぶ有限共役系であってもよい。
レンズ群33は、第1レンズ31から出射された観察光束RS,LSを、撮像素子35R,35Lに導光する。本実施形態では、レンズ群33におけるレンズの少なくとも一部が、観察光束RS,LSの光軸方向に移動される。その結果、観察倍率が変更される。なお、観察光学系30における観察光束RS,LSの光路上には絞り等も設けられているが、この説明は省略する。
実体角変更部21について詳細に説明する。本実施形態の実体角変更部21は、第1レンズ31と観察対象の間の光路上に設けられている。実体角変更部21は、第2レンズ22、光軸間距離変更部23、および光束拡散素子26を備える。
第2レンズ22は、観察対象と光軸間距離変更部23の間の光路上に設けられている。第2レンズ22は、第1アタッチメント20Aおよび観察光学系30に設けられたレンズのうち、観察光束RS,LSの光路上で最も観察対象に近い位置に配置されたレンズである。つまり、第2レンズ22が手術顕微鏡1の対物レンズとなる。第2レンズ22の前側焦点は、観察対象の物体面となる。従って、第2レンズ22の前側焦点に存在する観察対象からの観察光束RS,LSは、第2レンズ22によって平行光束とされて(無限遠となって)、光軸間距離変更部23に入射する。
なお、本実施形態の第2レンズ22は、第1レンズ31と同様に、2つの観察光束RS、LSに共通で用いられるレンズである。従って、観察光束RS,LSのアライメントが容易である。しかし、第2レンズ22は、右眼用の観察光束RS用のレンズと、左眼用の観察光束LSのレンズに分離されていてもよい。
光軸間距離変更部23は、第2レンズ22と光束拡散素子26の間の光路上に設けられている。光軸間距離変更部23は、観察対象からの観察光束RS,LSの方向を変えることで、光束拡散素子26に向けて出射される右眼用および左眼用の観察光束RS,LSの光軸間距離を変更する。本実施形態では、光軸間距離変更部23が設けられることで、第2レンズ22から光軸間距離変更部23に入射する観察光束RS,LSの光軸間距離が、光軸間距離変更部23から光束拡散素子26に向けて出射される観察光束RS,LSの光軸間距離よりも大きくなる。実体角αは、対物レンズ(これは、実体角変更部21が設けられる場合には第2レンズ22となる)における観察光束RS,LSの光軸間距離によって定まる。従って、本実施形態では、光軸間距離変更部23が設けられることで、実体角αが広がる。
本実施形態の光軸間距離変更部23は、観察光束RS,LSを反射させる反射部を少なくとも一対備える。一例として、本実施形態の光軸間距離変更部23は、右眼用の観察光束RSを反射させる一対の第1反射部24Rおよび第2反射部25Rと、左眼用の観察光束LSを反射させる一対の第1反射部24Lおよび第2反射部25Lを備える。第1反射部24Rの反射平面と、第2反射部25Rの反射平面は、互いに平行である。同様に、第1反射部24Lの反射平面と、第2反射部25Lの反射平面も互いに平行である。2つの第1反射部24R,24Lは、光軸が互いに平行な状態で第2レンズ22から出射される2つの観察光束RS,LSの光路を、光軸が近づく方向に反射させる。2つの第2反射部25R,25Lは、2つの第1反射部24R,24Lによって反射された観察光束RS,LSをさらに反射させて、光軸が互いに平行な状態に戻して光束拡散素子26に出射する。2つの第1反射部24R,24Lの間の距離は、目標とする実体角αと、第2レンズ22の焦点距離に基づいて算出される。
光軸間距離変更部23が反射部を備える場合には、反射部を用いずに屈折等のみによって観察光束RS,LSの方向を変更する場合に比べて、光束の方向を変更する自由度が向上する。従って、例えば、後述する偏向部40A等の配置が容易になる。なお、光軸間距離変更部23の構成を変更することも可能である。例えば、光軸間距離変更部23は、観察光束RS,LSを屈折させるプリズム等であってもよい。
光束拡散素子26は、光軸間距離変更部23と第1レンズ31の間の光路上に設けられている。光束拡散素子26は、光軸間距離変更部23から平行光束として出射される観察光束RS,LSを拡散光束として、第1レンズ31に入射させる。本実施形態では、2つの観察光束RS,LSに共通で用いられる負レンズが光束拡散素子26として用いられている。より詳細には、負レンズである光束拡散素子26の前側焦点位置が、第1レンズ31の後側焦点位置に一致している。従って、光束拡散素子26から第1レンズ31に入射する観察光束RS,LSは、平行光束となって第1レンズ31から出射される。なお、図面では光束拡散素子26は単一のレンズであるが、光束拡散素子26が複数枚のレンズによって構成されていてもよい。また、他のレンズ(例えば、第1レンズ31および第2レンズ22等)も、複数枚のレンズによって構成されていてもよい。
以上説明したように、第2レンズ22が設けられることで、光軸間距離変更部23における観察光束RS,LSが平行光束となる。従って、収束光束または拡散光束の光路上に光軸間距離変更部23が設けられる場合に比べて、収差の発生が抑制される。
第1アタッチメント20Aは、手術顕微鏡1の本体(本実施形態では、本体の一部である観察光学系30の鏡筒)に装着される。従って、手術顕微鏡1の用途の切り換えがより容易になる。手術顕微鏡1の本体に第1アタッチメント20Aが装着されることで、実体角αおよび観察光学系30の焦点面が適切に変更される。
第1アタッチメント20Aは、照明光および測定光の少なくともいずれかを観察対象に向けて偏向する偏向部40Aを備える。従って、第1アタッチメント20Aが本体に装着されるだけで、実体角αの変更と、照明光および測定光の少なくともいずれかの偏向とが、共に適切に行われる。
偏向部40Aによって偏向させる光(以下、「補助光」という)には、種々の光を採用できる。補助光は、例えば、OCT(光コヒーレンストモグラフィ)干渉信号を取得するための測定光であってもよい。この場合、例えば、観察対象の断層画像等が、手術顕微鏡1を利用して適切に取得される。また、補助光は、患者眼Eの光学特性を取得するための測定光であってもよい。光学特性を取得する測定光には、例えば、波面センサの測定光、患者眼Eの眼軸長を測定する眼軸長測定装置の測定光、患者眼Eの屈折力を測定する眼屈折力測定装置の測定光、患者眼の角膜形状を測定する角膜形状測定装置の測定光等の少なくともいずれかが挙げられる。この場合、患者眼Eの光学特性が、手術顕微鏡1を利用して適切に取得される。また、補助光は、観察光学系30の光軸と同軸となる同軸照明光であってもよいし、観察光学系30の光軸とずれる斜照明光であってもよい。これらの場合、観察対象がより適切に観察される。
第1実施形態の偏向部40Aは、2つの観察光束RS,LSの光軸の間(中間位置)に配置されている。従って、第1実施形態の手術顕微鏡1は、観察対象(患者眼E)の正面から真っ直ぐに補助光を入射させることができる。なお、補助光として赤外光が用いられる場合、金ミラーを偏向部40Aとして用いてもよい。この場合、赤外光である補助光が高い効率で反射される。
本実施形態の手術顕微鏡1は、実体角変更部21によって実体角αを広げることで、前側焦点が観察対象の物体面となる対物レンズ(本実施形態では第2レンズ22)と、観察対象との間の距離(ワーキングディスタンス)を長くしつつ立体感を保っている。これにより、観察光学系30の焦点が観察対象に合った状態で、第2レンズ22を備える筐体(本実施形態では第1アタッチメント20A)の下端を、手術を行うユーザUの眼の高さよりも上方に位置させている。よって、一般的にユーザUの前方に広い空間を提供することが可能となり、例えば、ユーザUの正面に置かれる3Dディスプレイ39をユーザUが見る際に、ユーザUの視界が筐体によって遮られ難い。別の例では、清潔領域への接触を軽減されることも可能となる。
第1レンズ31の焦点距離をf1、第1レンズ31のステレオベース(2つの観察光束RS,LSの第1レンズ31における光軸間距離)をd、第1レンズ31における実体角をα、第2レンズ22の焦点距離をf2、第2レンズ22のステレオベース(光軸間距離変更部23による変更後の、2つの観察光束RS,LSの第2レンズ22における光軸間距離)をd´、第2レンズ22における実体角をα´とする。例えば、f1=200mm、d=22mmのとき、α=6.3°となる。ここで、前述したような十分なワーキングディスタンスを確保した状態で、実体角α´を6.3°に保つことを考える。この場合、f2を大きくしなければ、十分なワーキングディスタンスを確保することは困難である。一方、f2を大きくしすぎると、第2レンズ22の外径が大型化してしまう。以上の理由から、本実施形態におけるf2およびd´は、250mm≦f2≦700mm、25mm≦d´≦80mmの範囲内に設計されている。さらには、400mm≦f2≦600mm、40mm≦d´≦70mmの範囲内に設計されることがより望ましい。d´は、αとf2から従属的に決まる。なお、実体角変更部21を用いずに観察光学系30を設計する場合でも、前述した条件に従って対物レンズ(本実施形態では第2レンズ22)を設計することで、対物レンズの大型化を抑制しつつ、必要なワーキングディスタンスおよび実体角αが実現される。
<第2実施形態>
図2を参照して、本開示における手術顕微鏡1の第2実施形態について説明する。なお、以下説明する第2〜第7実施形態の一部には、第1実施形態の構成と同様の構成を採用できる。従って、以下では、第1実施形態の構成と同様の構成を採用できる部分には、第1実施形態における符号と同じ符号を付し、その説明を省略または簡略化する。また、図2〜図7では、照明光学系10、ビームスプリッタ15、およびレンズ群33等の図示を省略する。
図2を参照して、本開示における手術顕微鏡1の第2実施形態について説明する。なお、以下説明する第2〜第7実施形態の一部には、第1実施形態の構成と同様の構成を採用できる。従って、以下では、第1実施形態の構成と同様の構成を採用できる部分には、第1実施形態における符号と同じ符号を付し、その説明を省略または簡略化する。また、図2〜図7では、照明光学系10、ビームスプリッタ15、およびレンズ群33等の図示を省略する。
第2実施形態の手術顕微鏡1では、補助光Hを観察対象に向けて偏向させる偏向部40BR,40BLが、光軸間距離変更部23よりも観察対象から遠い側に配置されている。一例として、第2実施形態の光軸間距離変更部23における第1反射部24R,24Lには、補助光Hの少なくとも一部を透過する部分透過ミラー(例えば、ダイクロイックミラーまたはハーフミラー等)が用いられている。偏向部40BR,40BLは、第1反射部24R,24Lに向けて補助光Hを反射させることで、第1反射部24R,24Lを透過する補助光Hの光軸を、観察光束RS,LSの光軸と同軸とすることができる。
第2実施形態の偏向部40BR,40BLは、第2アタッチメント50Bに設けられている。第2アタッチメント50Bは、第1アタッチメント20Bに装着される。従って、第2実施形態では、第2アタッチメント50Bが第1アタッチメント20Bに装着されることで、実体角αの変更と補助光Hの偏向とが共に適切に行われる。補助光Hが必要無い場合には、第2アタッチメント50Bを用いずに第1アタッチメント20Bのみを用いればよい。以下説明する第3実施形態〜第6実施形態でも、補助光Hが必要であるか否かに応じて、第2アタッチメント50C,50D,50E,50Fを用いるか否かを適宜選択することが可能である。
<第3実施形態>
図3を参照して、本開示における手術顕微鏡1の第3実施形態について説明する。第3実施形態の手術顕微鏡1では、補助光Hを偏向させる偏向部40CR,40CLが、光軸間距離変更部23よりも観察対象に近い側に配置されている。一例として、第3実施形態では、観察光束RS,LSの少なくとも一部を透過し、且つ補助光Hの少なくとも一部を反射させるミラーが、偏向部40CR,40CLとして用いられている。さらに、偏向部40CR,40CLは、観察光束RS,LSの光路上(詳細には、第2レンズ22と観察対象の間の観察光束RS,LSの光路上)に設けられている。その結果、観察光束RS,LSの光軸と補助光Hの光軸が同軸となる。第3実施形態では、補助光Hが第2レンズ22を通過せずに患者眼Eに照射されるので、第2レンズ22による補助光Hの反射が生じない。
図3を参照して、本開示における手術顕微鏡1の第3実施形態について説明する。第3実施形態の手術顕微鏡1では、補助光Hを偏向させる偏向部40CR,40CLが、光軸間距離変更部23よりも観察対象に近い側に配置されている。一例として、第3実施形態では、観察光束RS,LSの少なくとも一部を透過し、且つ補助光Hの少なくとも一部を反射させるミラーが、偏向部40CR,40CLとして用いられている。さらに、偏向部40CR,40CLは、観察光束RS,LSの光路上(詳細には、第2レンズ22と観察対象の間の観察光束RS,LSの光路上)に設けられている。その結果、観察光束RS,LSの光軸と補助光Hの光軸が同軸となる。第3実施形態では、補助光Hが第2レンズ22を通過せずに患者眼Eに照射されるので、第2レンズ22による補助光Hの反射が生じない。
第3実施形態の偏向部40CR,40CLは、第2アタッチメント50Cに設けられている。第2アタッチメント50Cは、第1アタッチメント20C(詳細には、第1アタッチメント20Cのうち観察対象に近い側)に装着される。従って、第2アタッチメント50Cが第1アタッチメント20Cに装着されることで、実体角αの拡大と補助光Hの偏向とが共に適切に行われる。なお、図3に示す例では、2つの補助光Hの各々が異なる方向(左方と右方)から偏向部40CR,40CLに入射する。しかし、複数の補助光Hを同一の方向から偏向部40CR,40CLに入射させてもよい。
<第4実施形態>
図4を参照して、本開示における手術顕微鏡1の第4実施形態について説明する。第4実施形態の偏向部40Dは、第3実施形態と同様に、光軸間距離変更部23よりも観察対象に近い側に配置されている。また、第4実施形態の偏向部40Dにも、観察光束RS,LSの少なくとも一部を透過し、且つ補助光Hの少なくとも一部を反射させるミラーが採用されている。このように、1つのミラーを偏向部40Dとして採用してもよい。
図4を参照して、本開示における手術顕微鏡1の第4実施形態について説明する。第4実施形態の偏向部40Dは、第3実施形態と同様に、光軸間距離変更部23よりも観察対象に近い側に配置されている。また、第4実施形態の偏向部40Dにも、観察光束RS,LSの少なくとも一部を透過し、且つ補助光Hの少なくとも一部を反射させるミラーが採用されている。このように、1つのミラーを偏向部40Dとして採用してもよい。
<第5実施形態>
図5を参照して、本開示における手術顕微鏡1の第5実施形態について説明する。第5実施形態の偏向部40ER,40ELは、観察光束RS,LSの光路の側方に配置されている。従って、第5実施形態の手術顕微鏡1は、観察対象に対する観察光束RS,LSの光軸の角度よりも大きい角度で、補助光Hを観察対象に入射させることができる。
図5を参照して、本開示における手術顕微鏡1の第5実施形態について説明する。第5実施形態の偏向部40ER,40ELは、観察光束RS,LSの光路の側方に配置されている。従って、第5実施形態の手術顕微鏡1は、観察対象に対する観察光束RS,LSの光軸の角度よりも大きい角度で、補助光Hを観察対象に入射させることができる。
第5実施形態の偏向部40ER,40ELは、第2アタッチメント50Eに設けられている。第2アタッチメント50Eは、第1アタッチメント20E(詳細には、第1アタッチメント20Eの側部)に装着される。このように、第2アタッチメント50の装着位置は適宜設計できる。
<第6実施形態>
図6を参照して、本開示における手術顕微鏡1の第6実施形態について説明する。第6実施形態の偏向部40FR,40FLは、第5実施形態と同様に、観察光束RS,LSの光路の側方に配置されている。一方で、偏向部40FR,40FLによって偏向される補助光Hの光路は、第2レンズ22を通過する。従って、第5実施形態の手術顕微鏡1は、第2レンズ22の屈折力を利用して補助光Hを観察対象に入射させることができる。
図6を参照して、本開示における手術顕微鏡1の第6実施形態について説明する。第6実施形態の偏向部40FR,40FLは、第5実施形態と同様に、観察光束RS,LSの光路の側方に配置されている。一方で、偏向部40FR,40FLによって偏向される補助光Hの光路は、第2レンズ22を通過する。従って、第5実施形態の手術顕微鏡1は、第2レンズ22の屈折力を利用して補助光Hを観察対象に入射させることができる。
<第7実施形態>
図7を参照して、本開示における手術顕微鏡1の第7実施形態について説明する。図7では、図1〜図6とは異なる方向から第2アタッチメント20G等の構成が示されているので、光軸間距離変更部23等は図示されていない。第7実施形態の手術顕微鏡1は、患者眼Eの眼底をより広い角度でユーザに観察させるための広角観察ユニット60を備える。例えば、硝子体手術を行う際に広角観察ユニット60を用いるのが有用である。第7実施形態の広角観察ユニット60は、第1アタッチメント20Gに着脱可能に装着される。また、広角観察ユニット60では、縮小レンズ62を備えた基部61と、前置レンズ67を備えた先端部66とがアーム64によって接続されている。従って、ユーザは、広角観察ユニット60を第1アタッチメント20Gに装着することで、患者眼Eの眼底の広角観察を容易に行うことができる。ただし、基部61と先端部66が別のユニットとなっていてもよい。
図7を参照して、本開示における手術顕微鏡1の第7実施形態について説明する。図7では、図1〜図6とは異なる方向から第2アタッチメント20G等の構成が示されているので、光軸間距離変更部23等は図示されていない。第7実施形態の手術顕微鏡1は、患者眼Eの眼底をより広い角度でユーザに観察させるための広角観察ユニット60を備える。例えば、硝子体手術を行う際に広角観察ユニット60を用いるのが有用である。第7実施形態の広角観察ユニット60は、第1アタッチメント20Gに着脱可能に装着される。また、広角観察ユニット60では、縮小レンズ62を備えた基部61と、前置レンズ67を備えた先端部66とがアーム64によって接続されている。従って、ユーザは、広角観察ユニット60を第1アタッチメント20Gに装着することで、患者眼Eの眼底の広角観察を容易に行うことができる。ただし、基部61と先端部66が別のユニットとなっていてもよい。
<変容例>
上記実施形態で開示された技術は一例に過ぎない。従って、上記実施形態で例示された技術を変更することも可能である。例えば、上記実施形態の実体角変更部21は、手術顕微鏡1の本体(詳細には観察光学系30)に装着される第1アタッチメント20に設けられている。しかし、実体角変更部21は、手術顕微鏡1の本体に内蔵されていてもよい。
上記実施形態で開示された技術は一例に過ぎない。従って、上記実施形態で例示された技術を変更することも可能である。例えば、上記実施形態の実体角変更部21は、手術顕微鏡1の本体(詳細には観察光学系30)に装着される第1アタッチメント20に設けられている。しかし、実体角変更部21は、手術顕微鏡1の本体に内蔵されていてもよい。
第2〜第6実施形態の偏向部40は、第1アタッチメント20に装着される第2アタッチメント50に設けられている。しかし、第2〜第6実施形態でも、第1実施形態と同様に、偏向部40が第1アタッチメント20に予め設けられていてもよい。逆に、2つの観察光束RS,LWの光路の間に配置される第1実施形態の偏向部40Aが、第1アタッチメント20Aに対して着脱可能であってもよい。また、偏向部40が本体に対して着脱可能であってもよい。偏向部40を備えた第2アタッチメント50が、第1アタッチメント20でなく手術顕微鏡1の本体に装着されてもよい。また、複数種類の補助光Hを偏向部40によって偏向させてもよいことは言うまでもない。実体角変更部21を採用せずに、偏向部40のみを手術顕微鏡1に搭載することも可能である。また、実体角変更部21を採用せずに、偏向部40を備えた第2アタッチメント50を手術顕微鏡1の本体に装着することも可能である。
各種光学素子の構成を変更することも可能である。例えば、光軸間距離変更部23は、図8に例示するようなプリズム231であってもよい。図8に例示するプリズム231は、互いに平行な第1反射平面241Rおよび第2反射平面251Rと、互いに平行な第1反射平面241Lおよび第2反射平面251Lを備える。また、図9に例示するようなプリズム232を光軸間距離変更部23として使用することもできる。図9に例示するプリズム232は、中央部232C、右部232R、および左部232Lを備える。右部232Rは中央部232Cよりも右側に配置され、左部232Lは中央部232Cよりも左側に配置される。右部232Rの第1反射平面242Rと、中央部232Cの第2反射平面252Rは互いに平行に配置される。また、左部232Sの第1反射平面242Lと、中央部232Cの第2反射平面252Lも平行に配置される。以上のように、プリズム231またはプリズム232等を用いても、観察光束RS,LSが反射されることで光軸間距離が適切に変更される。
上記実施形態で例示した第1アタッチメント20は、以下のように表現することもできる。観察対象からの右眼用の観察光束と左眼用の観察光束を導光する観察光学系と、前記観察光学系に設けられるレンズであり、観察対象との間の光路上に他のレンズが配置されていない場合に前側焦点が観察対象の物体面となる第1レンズと、を備えた手術顕微鏡に装着されるアタッチメントであって、前記第1レンズと観察対象の間の観察光束の光路上に装着されると共に、観察対象からの右眼用の観察光束の光軸と左眼用の観察光束の光軸とが成す実体角、および前記観察光学系の焦点面を可変とする実体角変更部を有することを特徴とする。
上記実施形態で例示した手術顕微鏡は、以下のように表現することもできる。観察対象である生体をユーザに立体視させる手術顕微鏡であって、観察対象からの右眼用の観察光束を右眼用撮像素子に導光すると共に、観察対象からの左眼用の観察光束を左眼用撮像素子に導光する観察光学系と、前記右眼用撮像素子および前記左眼用撮像素子による撮像信号に基づいて、ユーザの右眼で観察される観察画像と、ユーザの左眼で観察される観察画像を3Dディスプレイに表示させる制御部と、前記観察光学系に設けられるレンズであり、前側焦点が観察対象の物体面となる対物レンズと、を備え、前記観察光学系の焦点が観察対象に合った状態で、手術を行うユーザの眼の高さよりも上方に前記対物レンズが位置することを特徴とする。この手術顕微鏡によると、ユーザが手術を行いながら3Dディスプレイを見る場合等に、ユーザの視界が遮られ難い。
1 手術顕微鏡
20 第1アタッチメント
21 実体角変更部
22 第2レンズ
23 光軸間距離変更部
24R,24L 第1反射部
25R,25L 第2反射部
26 光束拡散素子
30 観察光学系
31 第1レンズ
40 偏向部
50 第2アタッチメント
20 第1アタッチメント
21 実体角変更部
22 第2レンズ
23 光軸間距離変更部
24R,24L 第1反射部
25R,25L 第2反射部
26 光束拡散素子
30 観察光学系
31 第1レンズ
40 偏向部
50 第2アタッチメント
Claims (8)
- 観察対象である生体をユーザに立体視させる手術顕微鏡であって、
観察対象からの右眼用の観察光束と左眼用の観察光束を導光する観察光学系と、
前記観察光学系に設けられるレンズであり、観察対象との間の光路上に他のレンズが配置されていない場合に前側焦点が観察対象の物体面となる第1レンズと、
前記第1レンズと観察対象の間の観察光束の光路上に配置され、観察対象からの右眼用の観察光束の光軸と左眼用の観察光束の光軸とが成す実体角、および前記観察光学系の焦点面を変更する実体角変更部と、
を備えたことを特徴とする手術顕微鏡。 - 請求項1に記載の手術顕微鏡であって、
前記実体角変更部は、
前側焦点が観察対象の物体面となる第2レンズと、
前記第2レンズから平行光束として出射される観察対象からの観察光束の方向を変えることで、右眼用の観察光束と左眼用の観察光束の光軸間距離を変更する光軸間距離変更部と、
前記光軸間距離変更部から平行光束として出射される観察光束を拡散光束として前記第1レンズに入射させる光束拡散素子と、
を備えたことを特徴とする手術顕微鏡。 - 請求項2に記載の手術顕微鏡であって、
前記光軸間距離変更部は、
光を反射させる反射平面が互いに平行な第1反射部および第2反射部を備え、前記第1反射部および前記第2反射部によって観察光束を反射させることで光軸間距離を変更することを特徴とする手術顕微鏡。 - 請求項1から3のいずれかに記載の手術顕微鏡であって、
手術顕微鏡本体に装着される第1アタッチメントをさらに備え、
前記第1アタッチメントは少なくとも前記実体角変更部を有することを特徴とする手術顕微鏡。 - 請求項4に記載の手術顕微鏡であって、
前記第1アタッチメントは、
照明光および測定光の少なくともいずれかを観察対象に向けて偏向する偏向部をさらに備えたことを特徴とする手術顕微鏡。 - 請求項4に記載の手術顕微鏡であって、
前記第1アタッチメントに装着される第2アタッチメントをさらに備え、
前記第2アタッチメントは、照明光および測定光の少なくともいずれかを観察対象に向けて偏向する偏向部を有することを特徴とする手術顕微鏡。 - 請求項5または6に記載の手術顕微鏡であって、
前記偏向部によって偏向される光は、
OCT干渉信号を取得するための測定光、
観察対象が患者眼である場合に、前記患者眼の光学特性を取得するための測定光、
観察対象を照明する照明光、
の少なくともいずれかであることを特徴とする手術顕微鏡。 - 観察対象である生体からの右眼用の観察光束と左眼用の観察光束を導光することで、観察対象をユーザに立体視させる手術顕微鏡であって、
前側焦点が観察対象の物体面となる対物レンズと、
前記対物レンズから平行光束として出射される観察対象からの観察光束の方向を変えることで、右眼用の観察光束と左眼用の観察光束の光軸間距離を変更する光軸間距離変更部と、
前記光軸間距離変更部から平行光束として出射される観察光束を拡散光束とする光束拡散素子と、
前記光束拡散素子から出射された右眼用の観察光束と左眼用の観察光束が共に通過する共通レンズと、
を備えたことを特徴とする手術顕微鏡。
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2016
- 2016-07-29 JP JP2016150682A patent/JP2018018039A/ja active Pending
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