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JP2018016369A - 家庭用薄葉紙の製造方法 - Google Patents

家庭用薄葉紙の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】家庭用薄葉紙の嵩高さを確保して、拭き取り性の劣化を防止することが可能な家庭用薄葉紙の製造方法を提供する。【解決手段】家庭用薄葉紙(トイレクリーナー100)にエンボスEM1を形成するエンボス工程と、エンボスEM1が形成された家庭用薄葉紙との接触面にエンボスEM1の形状に基づく凹凸パターン(凸部141)が形成された押さえベルト14により、エンボスEM1が形成された家庭用薄葉紙を押圧して高さを一定とした後、一定の高さの家庭用薄葉紙を包装する包装工程と、を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、家庭用薄葉紙の製造方法に関する。
現在、トイレクリーナーやキッチンクリーナー等の家庭用薄葉紙は、風合い、吸収性及び嵩高性等を向上させるために、クレープ紙などの原紙を複数枚プライ加工して1枚のシートとしたものが一般的に使用されている。そして、このような家庭用薄葉紙の表面強度や嵩高性を高めるためにエンボス加工を施している。
例えば、抄紙プロセスでの搬送ベルト(水分を吸引するパート)に開孔パターンネット及び開孔パターン構造体を設けるようにし、パターン付与工程による凹凸のパターン付けを特定の熱量を付与して行うことで、嵩高性及び吸収性に富んだ嵩高紙を製造する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、クレープティシュ製紙機械のプレス工程(プレスフェルト)に凹凸付けベルトを設けるようにし、脱水と同時に凹凸を付与することで、高バルクなティッシュ紙ウェブを製造する方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、家庭用薄葉紙を複数枚(積層した状態で)包装する製品において、品質を安定させるためには、プライ加工した原紙をエンボス加工させた後に、押さえベルトにてウェブ高さを一定にしてから包装する必要がある。
特許第3461122号公報 特許第5504169号公報
しかしながら、押さえベルトにてウェブ高さを一定にする包装方法では、家庭用薄葉紙に付与されたエンボスが押さえベルトによる押圧により潰されてしまうため、設計通りの嵩高さを得ることができないという課題がある。
上記特許文献1及び特許文献2記載の技術はいずれも、抄紙のサクションパートにおいて、水分の吸引と同時に凹凸パターン(エンボス)を付与することで、嵩高さを確保する技術であるため、家庭用薄葉紙の包装工程における上記の課題を解決するものではなかった。
本発明は、家庭用薄葉紙の嵩高さを確保して、拭き取り性の劣化を防止することが可能な家庭用薄葉紙の製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
家庭用薄葉紙の製造方法において、
家庭用薄葉紙にエンボスを形成するエンボス工程と、
前記エンボスが形成された家庭用薄葉紙との接触面に前記エンボスの形状に基づく凹凸パターンが形成された押さえベルトにより、前記エンボスが形成された家庭用薄葉紙を押圧して高さを一定とした後、前記一定の高さの家庭用薄葉紙を包装する包装工程と、
を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の家庭用薄葉紙の製造方法において、
前記エンボスが形成された家庭用薄葉紙に薬液を含浸する薬液含浸工程を有し、
前記包装工程は、前記押さえベルトにより、前記薬液が含浸された家庭用薄葉紙を押圧して高さを一定とした後、前記一定の高さの家庭用薄葉紙を包装することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の家庭用薄葉紙の製造方法において、
前記押さえベルトは、前記家庭用薄葉紙との接触面に、前記エンボスの形状に基づく凸部が形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の家庭用薄葉紙の製造方法において、
前記凸部は、スポット状に形成され、所定のピッチで配列されている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の家庭用薄葉紙の製造方法において、
前記凸部は、先端部に凹部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、家庭用薄葉紙の嵩高さを確保して、拭き取り性の劣化を防止することができる。
本実施形態に係る家庭用薄葉紙の一例を示す平面図である。 本実施形態に係る家庭用薄葉紙の製造方法を示すフローチャートである。 本実施形態に係る家庭用薄葉紙の製造設備(溶液付与設備)の一例を示す模式図である。 本実施形態に係る家庭用薄葉紙の製造設備(加工設備)の一例を示す模式図である。 押さえベルトの全体構成を示す側面図である。 押さえベルトの構成を示す斜視図及びE1−E1線における側面断面図である。 家庭用薄葉紙の積層体搬送時の上押さえベルトと最上層の家庭用薄葉紙の一例を示す側面断面図である。 変形例1に係る押さえベルトの構成を示す斜視図及びE2−E2線における側面断面図である。 変形例2に係る押さえベルトの構成を示す斜視図及びE3−E3線における側面断面図である。 変形例3に係る押さえベルトの構成を示す斜視図及びE4−E4線における側面断面図である。 変形例4に係る押さえベルトの構成を示す斜視図及びE5−E5線における側面断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態である家庭用薄葉紙を詳細に説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。
本実施形態では、本発明により製造される家庭用薄葉紙として、トイレクリーナー100を例示して説明する。なお、本発明の家庭用薄葉紙には、トイレクリーナー以外の清拭用途の水や薬液を含浸させたウェットティシューやドライな清拭用途のキッチンペーパーやティシューペーパーなども含まれる。また、トイレクリーナー100の短手方向をX方向、トイレクリーナー100の長手方向をY方向として説明する。
トイレクリーナー100のX方向は、抄紙機上の紙の進行(漉き目の)方向(マシン方向(MD方向):machine direction)であり、トイレクリーナー100のY方向は、抄紙機の幅(流れ目に直角)方向(クロスマシン方向(CD方向)、cross machine direction)である。
[トイレクリーナー100の構成]
本実施形態によって製造されるトイレクリーナー100は、複数枚の原紙がプライ加工(積層)されたものであって、所定の薬液が塗布されている。また、トイレクリーナー100のシート全面には、図1に示す通り、円形状のエンボスEM1がエンボス加工により施されている。なお、本実施形態では、トイレクリーナー100のシート全面にエンボスEM1を形成するようにしているが、これに限定されるものではなく、トイレクリーナー100のシートの一部にエンボスEM1を形成する構成であってもよい。
また、トイレクリーナー100は、折り畳み加工されることにより、例えば、長手方向(Y方向)の中央部で2つ折りに折り畳まれる。そして、折り畳まれた状態で保管用のプラスチックケースや包装フィルム内等に保管され、使用時には必要に応じて広げて使用される。なお、トイレクリーナー100の折り畳み方は、2つ折りに限ることはなく、例えば、4つ折りにしても良く8つ折りにしても良い。
また、本実施形態のトイレクリーナー100は、トイレを掃除した後、そのまま便器の水溜りに廃棄できるように、水解性の繊維集合体から構成されている。
繊維集合体としては、天然繊維、合成繊維又はこれらを混合した繊維等を使用することができ、水解性を有する繊維集合体であれば特に限定されることはない。好適な原料繊維としては、木材パルプ、非木材パルプ、レーヨン、コットン等のセルロース系繊維、ポリ乳酸などからなる生分解性繊維等が挙げられる。また、基材の強度を向上させるために、水溶性バインダーとしてポリビニルアルコール(PVA)やカルボキシメチルセルロース(CMC)等を配合若しくは塗工・塗布してもよい。
また、本実施形態のトイレクリーナー100には、所定の薬液が塗布されており、具体的には、水性洗浄剤の他、香料、防腐剤、除菌剤、紙力増強剤等の補助剤を含む所定の薬液が塗布されている。
薬液としては、適宜のものを使用することができ、例えば、水性洗浄剤としては、界面活性剤の他、低級又は高級(脂肪族)アルコールを使用することができる。香料としては、水性香料の他、オレンジオイル等の油性香料の中から、一種又は数種を適宜選択して使用することができる。防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン等のパラベン類を使用することができる。除菌剤としては、アルコール、パラオキシ安息香酸エステル、モノマーの四級アンモニウム塩、塩化セチルピリジニウム、フェノキシエタノール等を使用することができる。紙力増強剤としては、ホウ酸、種々の金属イオン等を使用することができる。
また、上述した薬液の成分の補助剤については適宜選択可能であり、必要に応じて他の機能を果たす成分を薬液に含ませてもよい。
[トイレクリーナー100の製造方法]
次に、トイレクリーナー100の製造方法について、図2〜図4を参照して説明する。
トイレクリーナー100の製造方法では、図2に示すように、先ず、抄紙機(図示省略)で原紙となる紙を抄造する抄紙工程(S1)を行う。
次いで、図2及び図3に示すように、溶液付与設備において、抄造された原紙を巻取った複数(例えば、2本)の1次原反ロール1,1からそれぞれ繰り出される連続乾燥原紙1A,1Aをプライ加工しプライ連続シート1Bとするプライ加工工程(S2)と、プライ連続シート1Bに対してバインダー溶液を付与し連続シート1Cとする溶液付与工程(S3)と、連続シート1Cを乾燥させる乾燥工程(S4)と、乾燥させた連続水解性シート1Dをスリットし巻取るスリット・巻き取り工程(S5)とを行う。なお、1次原反ロールは2本以上であれば適宜本数を変更可能であるが、以下の説明においては、2本使用する場合の例について説明する。
次いで、図2及び図4に示すように、加工設備において、上記スリット・巻き取り工程(S5)で巻取った2次原反ロール11から繰り出される連続水解性シート1Dに対してエンボス加工を施すエンボス加工工程(S6)と、エンボス加工が施されたエンボス済シート1Eに対して仕上げ加工を施す仕上げ加工工程(S7)とを行う。
〔抄紙工程〕
本発明の抄紙工程(S1)では、例えば、公知の湿式抄紙技術により抄紙原料を抄紙して原紙シートを形成する。すなわち、抄紙原料を湿紙の状態とした後に、ドライヤーなどによりこれを乾燥して、薄葉紙、クレープ紙などの原紙シートを形成する。
原紙シートの原料としては、例えば、既知のバージンパルプ、古紙パルプなどを利用でき、少なくともパルプ繊維を含むものである。この原料となるパルプは、特にLBKPとNBKPを適宜の割合で配合したものが適する。なお、パルプ繊維以外の繊維として、レーヨン繊維や合成繊維などが含有されていてもよい。
また、本発明の原紙シートには、凝集剤として、アニオン性アクリルアミド系重合体(以下、「アニオン性PAM」する。)が含有される。アニオン性PAMとは、アクリルアミド系単量体とアニオン性単量体とを共重合して得られる重合体である。
アクリルアミド系単量体としては、アクリルアミド単独や、アクリルアミドと以下のようなアクリルアミドと共重合可能なノニオン性単量体等と、の混合物である。アクリルアミドと共重合可能なノニオン性単量体としては、メタクリルアミド、N、N−ジメチルアクリルアミド、N、N−ジエチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−イソプロピルクリルアミド、N−ヒドロキシエチルアクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、アクリロイルモルホリン、N−アクリロイルピロリジン、N−アクリロイルピペリジン、N−ビニルロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミドが例示される。これらは単独で用いても、2種以上を併用しても良い。
アニオン性単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、及びこれらの中和塩が例示される。
なお、アニオン性PAMの水溶性を損ねない程度であれば、スチレン、アクリルニトリル、(メタ)アクリル酸エステル等の単量体を配合してもよい。
アニオン性PAMの添加量としては、好適には、10〜1000ppm程度である。このような、パルプと同電荷のアニオン系の凝集剤を用いて抄紙することで、原紙シートの凝集を低下させることができ、毛細管現象により水解性を向上させることができる。
なお、原紙シートには、上述したパルプ及び凝集剤の他、湿潤紙力剤、接着剤、剥離剤等の抄紙用薬品を適宜用いてもよい。
本実施形態では、抄紙工程において、原紙シートの縦横の繊維配向の比率(縦/横)が0.8〜2.0、好ましくは1.0となるように調整が行われる。繊維配向の調整は、例えば、抄紙機において、抄紙原料をワイヤーパートに供給する角度を調整することで行うことができる。抄紙原料を供給する角度は、例えば、ヘッドボックスのスライス開度を調整することにより行うことができる。または、抄紙機の搬送方向(走行方向)と直交する方向に振動を与える等により繊維配向を調整することとしてもよい。
〔連続乾燥原紙〕
連続乾燥原紙1Aの物性としては、好適には、目付けが15〜75gsm程度である。また、プライ加工された水溶性バインダーを含むシート(連続水解性シート1D)の目付けは、30〜150gsm程度である。なお、目付けは、JIS P 8124に基づくものである。
連続乾燥原紙1Aは、後述するプライ加工工程(S2)、溶液付与工程(S3)、乾燥工程(S4)、スリット・巻き取り工程(S5)を経て、プライ加工された水解紙となり、更に、後述するエンボス加工工程(S6)、仕上げ加工工程(S7)を経て、トイレクリーナー100に加工される。
〔プライ加工工程〕
次いで、プライ加工工程(S2)では、図3に示すように、原反ロール1から連続的に繰り出される各連続乾燥原紙1A,1Aを、その連続方向に沿ってプライ加工しプライ連続シート1Bとする重ね合わせ部2に供給される。重ね合わせ部2は、一対のロールで構成され、各連続原紙1A,1Aをプライ加工し、プライ加工されたプライ連続シート1Bを形成する。なお、連続乾燥原紙1A,1A同士を重ね合わせる際に、連続乾燥原紙1A,1A同士がずれにくくなるように、ピンエンボス(コンタクトエンボス)で軽く留めておいてもよい。
〔バインダー溶液〕
バインダー溶液は、カルボキシルメチルセルロース(CMC)を水溶性バインダーとして含むものである。バインダー溶液中におけるカルボキシルメチルセルロースの濃度としては、1〜30重量%、好ましくは、1重量%以上、4重量%未満とする。
他方、CMCについては、そのエーテル化度が0.6〜2.0、特に0.9〜1.8、更に好ましくは1.0〜1.5であるのが望ましい。水解性と湿潤紙力の発現が極めて良好となる。
また、CMCは、水膨潤性のものを用いることができる。これは、薬液中の特定金属イオンの架橋により、未膨潤化のままシートを構成する繊維をつなぎとめる機能を発揮し、清掃・清拭作業に耐えうる拭き取りシートとしての強度を発現することができる。
バインダー溶液中のカルボキシルメチルセルロース以外の成分としては、ポリビニルアルコール、デンプンまたはその誘導体、ヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸ナトリウム、トラントガム、グアーガム、キサンタンガム、アラビアゴム、カラギーナン、ガラクトマンナン、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、プルプラン、ポリエチレンオキシド、ビスコース、ポリビニルエチルエーテル、ポリアクリル酸ソーダ、ポリメタアクリル酸ソーダ、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸のヒドロキシル化誘導体、ポリビニルピロリドン/ビニルピロリドン酢酸ビニル共重合体等のバインダー成分が挙げられる。
水解性が良好となる点や架橋反応により湿潤強度を発現しうる点からカルボキシル基を有する水溶性バインダーを用いることが好ましい。
カルボキシル基を有する水溶性バインダーは、水中で容易にカルボキシラートを生成するアニオン性の水溶性バインダーである。その例としては多糖誘導体、合成高分子、天然物が挙げられる。多糖誘導体としてはカルボキシメチルセルロースの塩、カルボキシエチルセルロース又はその塩、カルボキシメチル化デンブン又はその塩などが挙げられ、特にカルボキシメチルセルロースのアルカリ金属塩が好ましい。
合成高分子としては、不飽和カルボン酸の重合体又は共重合体の塩、不飽和カルボン酸と該不飽和カルボン酸と共重合可能な単量体との共重合体の塩などが挙げられる。不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、無水マレイン酸、マレイン酸、フマール酸などが挙げられる。これらと共重合可能な単量体としては、これら不飽和カルボン酸のエステル、酢酸ビニル、エチレン、アクリルアミド、ビニルエーテルなどが挙げられる。特に好ましい合成高分子は、不飽和カルボン酸としてアクリル酸やメタクリル酸を用いたものであり、具体的にはポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、アクリル酸メタクリル酸共重合体の塩、アクリル酸又はメタクリル酸とアクリル酸アルキル又はメタクリル酸アルキルとの共重合体の塩が挙げられる。天然物としては、アルギン酸ナトリウム、ザンサンガム、ジェランガム、タラガントガム、ペクチンなどが挙げられる。
〔溶液付与工程〕
次いで、溶液付与工程(S3)では、図3に示すように、プライ連続シート1Bの両方の外面(連続乾燥原紙1A,1Aをプライ加工した時に連続乾燥原紙1A,1A同士が対向しない面)に2流体方式の各スプレーノズル3,3により上述のバインダー溶液を噴霧して連続シート1Cを生成する。
なお、バインダー溶液の噴霧方法として、プライ連続シート1Bの片方の外面に上述のバインダー溶液を噴霧するようにしても良い。
2流体方式のスプレーノズル3は、2系統に分けられた圧縮空気と液体を混合し、噴射させる方式のスプレーノズルであり、圧縮した液体を単独で噴射させる1流体方式のスプレーノズルに比べて、液体をきめ細かく均一に噴霧することができる。
本実施形態で2流体方式のスプレーノズルを使用する場合、プライ加工されたプライ連続シート1Bの各々の外面に高い圧力(噴射圧1.5MPa以上)でバインダー溶液(粘度400〜1200MPa.s)を塗布するので、シートの厚さ方向にバインダー溶液を含浸させやすい。
一方、本実施形態で1流体方式のスプレーノズルを使用する場合、プライ加工されたプライ連続シート1Bの各々の外面に噴射圧1.5MPa以下でバインダー溶液(粘度400〜1200MPa.s)を塗布することで、シートの厚さ方向にバインダー溶液を含浸させやすく、シート表面にバインダー溶液を均一に塗布させやすくしている。
このようにして、プライ連続シート1Bの外面にバインダー溶液を噴霧することで、トイレクリーナー100は、厚み方向において中央(両面に塗布した場合)又はバインダー溶液の非塗布面(片面に塗布した場合)からバインダー溶液の塗布面に向かうにつれて水溶性バインダーの含有量が増加した状態となるので、水解性を確保しつつ、表面強度を向上させることができ、強く擦ってもダメージが生じにくいトイレクリーナー100を製造することが可能となる。
〔乾燥工程〕
次いで、乾燥工程(S4)では、図3に示すように、乾燥設備4において、上述の連続シート1Cのバインダー溶液中の不溶な液分を蒸発させて、有効成分、特にCMCを繊維に対して定着させる。
ここで、連続シート1Cの外面から厚み方向内側に向かうにつれて、バインダー溶液の浸み込む量が減少していくことから、当該厚み方向内側に向かうにつれて、CMCの定着量が減少することとなる。そのため、仕上げ加工工程(S7)で薬液が含浸された際、当該厚み方向内側に向かうにつれて、架橋反応が起こり難く、空隙を多く有することから、シート内部に当該薬液を閉じ込めた状態とすることができる。これにより、得られるトイレクリーナー100を乾き難くすることができる。
乾燥設備4としては、連続シート1Cに対して熱風を吹き付けて乾燥させるフード付きドライヤー設備が利用できる。なお、シート同士をより密着させるために、プレスロールやターンロールを設置し、乾燥工程(S4)の前に当該プレスロールや当該ターンロールに連続シート1Cを通しても良い。
また、上記乾燥設備として赤外線照射による設備を用いても良い。この場合、上記連続シート1Cの搬送方向に複数の赤外線照射部を並列し、搬送される当該連続シート1Cに対して赤外線を照射して乾燥を行う。赤外線により水分が発熱し乾燥されるものであるため、熱風によるドライヤーと比較して、均一な乾燥が可能であり、後段のスリット・巻き取り工程においての皺の発生が防止できる。
〔スリット・巻き取り工程〕
次いで、スリット・巻き取り工程(S5)では、プライ加工された連続水解性シート1Dをオフラインの加工機で加工する際の原反とするために、上述の乾燥工程(S4)で乾燥されCMCの定着が図られた連続水解性シート1Dのテンションを調整しながら、スリッター5で所定の幅にスリットし、ワインダー設備6において、巻き取ることとなる。巻き取り速度は、プライ加工工程(S2)、溶液付与工程(S3)、乾燥工程(S4)を考慮して適宜定める。過度に早いとシートの破断が生じ、過度に遅いと皺が発生するのでこれに留意する。
スリット・巻き取り工程(S5)で、プライ加工された連続水解性シート1Dが圧着されることにより、連続水解性シート1Dがより一体化され、1枚相当のシートとなる。
〔エンボス加工工程〕
次いで、エンボス加工工程(S6)では、図4に示すように、2次原反ロール11から繰り出される、連続水解性シート1Dに対して、エンボスロール12によって、シート全面に所定の形状をなすエンボス加工が施される。このエンボス加工は、シートの強度、嵩高性、拭き取り性等を高めるとともに、デザイン性を高めることを目的としてなされている。
〔仕上げ加工工程〕
次いで、仕上げ加工工程(S7)では、図4に示すように、仕上げ加工設備13において、エンボス済シート1Eの裁断加工、裁断された各シートの折り加工、折り加工がなされた各シートへの上記薬液の含浸、当該薬液を含浸させた各シートの包装を一連の流れで行う。ここで、薬液に含有される架橋剤は、CMCを水溶性バインダーとして用いた場合、多価金属イオンを用いることが好ましい。特に、アルカリ土類金属、マンガン、亜鉛、コバルト及びニッケルからなる群から選択される1種又は2種以上の多価金属イオンを用いることが、繊維間が十分に結合されて使用に耐え得る湿潤強度が発現する点、及び水解性が十分になる点から好ましい。これらの金属イオンのうち、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、亜鉛、コバルト、ニッケルのイオンを用いることが特に好ましい。
本実施形態では、薬液の含浸後、所定枚数分のシートを計数機(図示省略)により積層する。そして、シートの積層体110を、仕上げ加工設備13内に設けられた押さえベルト14(図5参照)により一定の高さとなるように規制(押圧・挟持)しつつ搬送し、包装処理を行う。即ち、本実施形態の仕上げ加工工程には、本発明の包装工程が含まれる。
押さえベルト14は、図5に示すように、それぞれ矢示方向に回転する上押さえベルト15と下押さえベルト16とを備えている。押さえベルト14は、シートの積層体110をこれら両押さえベルト15,16間に挟持した状態で、包装工程へと搬送するように構成されている。
押さえベルト14は、例えば、ゴム、シリコン、樹脂(ポリエステル、アラミド樹脂、テフロン(登録商標)など)等、形状を維持可能であり、高速操業にも耐え得る耐久性を有し、且つ搬送時にシートを傷付けない素材により形成されている。なお、搬送時の滑り止めを目的として、表面上をフェルトのようにざらざらさせる表面加工を施すようにしてもよい。また、ステンレス鋼等の金属により形成(防錆加工)するようにしてもよい。
押さえベルト14(上押さえベルト15)は、図6(A)及び図6(B)に示すように、エンボスEM1が形成されたシート(トイレクリーナー100)との接触面に、エンボスEM1の形状に基づく凹凸パターンである凸部141が形成されている。凸部141は、所定間隔でシートとの接触面側に突出するとともに、搬送方向と直交する方向に延在している。なお、下押さえベルト16は、上押さえベルト15を反転させて配置される点を除き、上押さえベルト15と同一の構成であるので、説明を省略する。
押さえベルト14のシートとの接触面に、エンボスEM1の形状に基づく凸部141を形成することで、図7に示すように、押さえベルト14の凸部141間にシートのエンボスEM1を収容することができるので、エンボスEM1の形状を保持することが可能となる。
なお、本実施形態では、エンボスEM1が、シートの搬送方向と直交する方向に形成される折り目上には形成されないようになっている。そして、シートの搬送時には、この折り目の位置と上押さえベルト15の幅方向の位置とを合わせることで、押さえベルト14の凸部141がエンボスEM1に当接しないように搬送される。これにより、エンボスEM1の形状を確実に保持することが可能となる。
以上の、各工程を経ることにより、トイレクリーナー100が製造される。
なお、押さえベルト14の形状は、図6に示す例に限定されない。以下、図8〜図11を参照して、押さえベルト14の変形例を説明する。なお、図8〜図11に示す例はいずれも上押さえベルト15の変形例を示すものとするが、下押さえベルト16に関しても、実施形態と同様、上押さえベルト15を反転させて配置される点を除き、上押さえベルト15と同一の構成である
変形例1に係る押さえベルト14A(上押さえベルト15A)は、図8(A)及び図8(B)に示すように、実施形態に係る押さえベルト14と比べ、凸部141A間の間隔が広くなるように形成されている。
変形例1に係る構成によれば、実施形態に係る押さえベルト14と比べ、シートとの接地面積を小さくすることができるので、シートの積層体110の最上層のエンボスEM1との接触を抑制することが可能となり、エンボスEM1の維持率を向上させることができる。また、薬液の染み出しを抑制することが可能となり、薬液の保持率を向上させることができる。
変形例2に係る押さえベルト14B(上押さえベルト15B)は、図9(A)及び図9(B)に示すように、実施形態に係る押さえベルト14や変形例1に係る押さえベルト14Aと比べ、凸部141Bが搬送方向と直交する方向に延在しておらず、所定のピッチでスポット状(点状)に形成されている点が異なっている。
変形例2に係る構成によれば、実施形態に係る押さえベルト14や変形例1に係る押さえベルト14Aと比べ、シートとの接地面積を非常に小さくすることができるので、シートの積層体110の最上層のエンボスEM1との接触を更に抑制することが可能となり、エンボスEM1の維持率を更に向上させることができる。また、薬液の染み出しを更に抑制することが可能となり、薬液の保持率を更に向上させることができる。
変形例3に係る押さえベルト14C(上押さえベルト15C)は、図10(A)及び図10(B)に示すように、変形例2に係る押さえベルト14Bと比べ、凸部141Cがより大きく且つ凸部141Cの数がより多く形成されている点が異なっている。
変形例3に係る構成によれば、変形例1、2に係る構成と同様、実施形態に係る押さえベルト14と比べ、シートとの接地面積を小さくすることができるので、シートの積層体110の最上層のエンボスEM1との接触を抑制することが可能となり、エンボスEM1の維持率を向上させることができる。また、薬液の染み出しを抑制することが可能となり、薬液の保持率を向上させることができる。
変形例4に係る押さえベルト14D(上押さえベルト15D)は、図11(A)及び図11(B)に示すように、変形例3に係る押さえベルト14Cと比べ、凸部141Dの先端部に凹部142Dが形成されている点が異なっている。
変形例4に係る構成によれば、変形例3に係る押さえベルト14Cと比べ、シートとの接地面積を小さくすることができるので、シートの積層体110の最上層のエンボスEM1との接触を抑制することが可能となり、エンボスEM1の維持率を向上させることができる。また、薬液の染み出しを抑制することが可能となり、薬液の保持率を向上させることができる。
次に、本発明の各押さえベルト14、14A〜14Dと、凸部14が形成されていない平板形状の従来の押さえベルト(図示省略)と、によりそれぞれ搬送されるシート(トイレクリーナー100)の1枚目(最上層)のエンボスEM1の維持率及び薬液の保持率を評価した結果を、表1を用いて説明する。以下、従来の押さえベルトによる例を比較例、本発明の各押さえベルト14、14A〜14Dによる例をそれぞれ実施例1〜5、として表記する。
<実施条件>
・原紙条件
原紙:パルプ100%
秤量(ドライ状態):90g/m
プライ数:2プライ
・薬液条件
薬液成分:多価アルコール、界面活性剤、除菌剤、オレンジエキス、シリコーン
・エンボス条件(図1参照):凸部は直径(図中h1)2.5mmの円形、格子配列
エンボスピッチ(図中h2)7mm
側面視で隣接する凸部の間隔(図中h3)1mm
・押さえベルト条件
押さえベルト(実施例1):凸部のピッチ7mm
シートとの接地面積1mm幅
押さえベルト(実施例2):凸部のピッチ14mm
シートとの接地面積1mm幅
押さえベルト(実施例3):凸部は先端に直径1mmの平面が形成された円錐
凸部のピッチ14mm
側面視で隣接する凸部の間隔7mm
押さえベルト(実施例4):凸部のピッチ7mm
シートとは点で接地
押さえベルト(実施例5):凸部のピッチ7mm
シートとは直径3mmの線で接地
<試験方法>
薬液を170%含浸させた10枚のシートを積層し、積層体110の上から各(上)押さえベルトの型と、加重を加えるためのおもりと、を載置する。おもりは、50gずつ加重されるように載置される。そして、積層体110の高さが目標である50mmに達したときのおもりの重さを記録するとともに、そのときの最上層のエンボスEM1の見栄え(維持率)や薬液の保持率を確認する。なお、エンボスEM1の維持率は、例えば、シート全体のエンボスEM1数に対し、エンボスEM1が完全に潰れてフラットな状態となった割合を基に算出する。また、薬液の保持率は、例えば、積層体110の最上層のシートが押さえベルトを通過する前後の重量を基に算出する。
Figure 2018016369
表1に示す結果のとおり、実施例1〜5は、比較例と比べ、押さえベルトとシートとの接地面積が小さくなるため、シートの最上層のエンボスEM1との接触が抑制され、エンボスEM1の維持率が向上することがわかった。また、接地面積の低下に伴い、薬液の染み出しが抑制され、薬液の保持率が向上することがわかった。即ち、本発明のように、エンボスEM1が形成されたシート(家庭用薄葉紙)との接触面にエンボスEM1の形状に基づく凹凸パターン(凸部14等)を形成することにより、シートの最上層のエンボスEM1の維持率と薬液の保持率とを向上させることができることがわかった。
また、表1に示す結果のとおり、実施例2(変形例1:図8参照)は、実施例1(実施形態:図6参照)と比べ、押さえベルトとシートとの接地面積が小さくなるため、シートの最上層のエンボスEM1との接触が更に抑制され、エンボスEM1の維持率及び薬液の保持率が更に向上することがわかった。
また、表1に示す結果のとおり、凸部がスポット状(点状)に形成されている実施例3(変形例2:図9参照)及び実施例5(変形例4:図11参照)は、凸部が搬送方向と直交する方向に延在する構成である実施例1(実施形態:図6参照)及び実施例2(実施形態:図6参照)と比べ、押さえベルトとシートとの接地面積が小さくなるため、エンボスEM1の維持率及び薬液の保持率が更に向上することがわかった。
また、表1に示す結果のとおり、凸部がスポット状(点状)に形成されている実施例4(変形例3:図10参照)は、凸部が搬送方向と直交する方向に延在する構成である実施例2(変形例1:図8参照)と比べ、押さえベルトとシートとの接地面積が同一であっても、エンボスEM1の維持率及び薬液の保持率が向上している。従って、凸部をスポット状(点状)に形成する構成の方が、凸部を搬送方向と直交する方向に延在させる構成よりも、より有効であることがわかった。
なお、実施例では、2プライ(90g/m)の原紙を使用しているが、3プライ(90g/m)の原紙を使用した場合であっても、同等の効果が得られたことを確認した。
以上のように、本実施形態に係る家庭用薄葉紙(トイレクリーナー100)の製造方法は、家庭用薄葉紙にエンボスEM1を形成するエンボス工程と、エンボスEM1が形成された家庭用薄葉紙との接触面にエンボスEM1の形状に基づく凹凸パターン(凸部141)が形成された押さえベルト14により、エンボスEM1が形成された家庭用薄葉紙を押圧して高さを一定とした後、一定の高さの家庭用薄葉紙を包装する包装工程と、を有する。
従って、本実施形態に係る家庭用薄葉紙の製造方法によれば、包装工程における家庭用薄葉紙の搬送時に、押さえベルト14と家庭用薄葉紙との接地面積を小さくすることができるので、家庭用薄葉紙の最上層のエンボスEM1との接触を抑制することが可能となり、エンボスEM1の維持率を向上させることができる。よって、家庭用薄葉紙の嵩高さを確保することができるので、エンボスEM1が潰れることにより生じる拭き取り性の劣化を防止することができ、家庭用薄葉紙の品質を確保することが可能となる。
また、本実施形態に係る家庭用薄葉紙の製造方法は、エンボスEM1が形成された家庭用薄葉紙に薬液を含浸する薬液含浸工程を有する。また、包装工程は、押さえベルト14により、薬液が含浸された家庭用薄葉紙を押圧して高さを一定とした後、一定の高さの家庭用薄葉紙を包装する。
従って、本実施形態に係る家庭用薄葉紙の製造方法によれば、包装工程における家庭用薄葉紙の搬送時に、押さえベルト14と家庭用薄葉紙との接地面積を小さくすることができるので、押さえベルト14に押圧・挟持された際の薬液の余分な染み出しを抑制することが可能となり、薬液の保持率を向上させることができる。よって、家庭用薄葉紙の品質をより確実に確保することが可能となる。
また、本実施形態に係る家庭用薄葉紙の製造方法によれば、押さえベルト14は、家庭用薄葉紙との接触面に、エンボスEM1の形状に基づく凸部141が形成されている。
従って、本実施形態に係る家庭用薄葉紙の製造方法によれば、包装工程における家庭用薄葉紙の搬送時に、押さえベルト14と家庭用薄葉紙との接地面積を小さくすることができるので、家庭用薄葉紙の最上層のエンボスEM1の維持率と薬液の保持率とを向上させることができる。
また、本実施形態に係る家庭用薄葉紙の製造方法によれば、凸部141B、141C,141Dは、スポット状に形成され、所定のピッチで配列されている。
従って、本実施形態に係る家庭用薄葉紙の製造方法によれば、凸部が搬送方向と直交する方向に延在する構成と比べ、押さえベルトと家庭用薄葉紙との接地面積が同一であっても、形状的に家庭用薄葉紙の最上層のエンボスEM1との接触や薬液の余分な染み出しを抑制することができるので、家庭用薄葉紙の最上層のエンボスEM1の維持率と薬液の保持率とを更に向上させることができる。
また、本実施形態に係る家庭用薄葉紙の製造方法によれば、凸部141Dは、先端部に凹部142Dが形成されている。
従って、本実施形態に係る家庭用薄葉紙の製造方法によれば、先端部に凹部142Dを形成しない構成と比べ、押さえベルトと家庭用薄葉紙との接地面積を小さくすることができるので、家庭用薄葉紙の最上層のエンボスEM1の維持率と薬液の保持率とを更に向上させることができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
[その他の変形例]
また、本発明の実施形態の説明に際しては、押さえベルト14の形状に関し、トイレクリーナー100との接触面に、エンボスEM1の形状に基づく凸部141が形成されている構成を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、エンボスEM1の形状に基づく凸部141を形成する代わりに、エンボスEM1の形状に基づく凹部を形成するようにし、トイレクリーナー100の搬送時には当該凹部にエンボスEM1が収容されるように構成してもよい。
また、本発明の実施形態の説明に際しては、トイレクリーナーを一例としたが、ウェットシート(ウェット衛生薄葉紙)であれば、トイレクリーナーに限らず全ての紙製品(例えば、キッチンクリーナー等)にも用いることができる。また、ウェット衛生薄葉紙に限らず、ドライ衛生薄葉紙にも用いることができる。
また、本発明の実施形態の説明に際しては、トイレクリーナー100の素材として、水解性の繊維集合体を一例に挙げたが、これに限らずパルプや不織布繊維を使用した紙全般が含まれる。
また、本発明の実施形態の説明に際しては、上押さえベルト15と下押さえベルト16とが同一の構成を一例に挙げたが、これに限らず、少なくとも上押さえベルト15又は下押さえベルト16のいずれかにエンボスEM1の形状に基づく凹凸パターン(凸部141等)が形成されていればよい。
また、本発明の実施形態の説明に際しては、実施例の実施条件に示す原紙条件及び薬液条件にて本発明の効果が得られる点を説明しているが、これに限られない。即ち、本発明は、薬液、原紙条件によらず、効果を得ることが可能である。
また、本発明の実施形態の説明に際しては、エンボスEM1の形状として、円形の形状を例示しているが、エンボスの形状は楕円形、方形、多角形等の任意の形状でよい。
その他、トイレクリーナー100の細部構成に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 トイレクリーナー(家庭用薄葉紙)
1 1次原反ロール
1A 連続乾燥原紙
1B プライ連続シート
1C 連続シート
1D 連続水解性シート
1E エンボス済シート
2 重ね合わせ部
3 スプレーノズル
4 乾燥設備
5 スリッター
6 ワインダー設備
11 2次原反ロール
12 エンボスロール
13 仕上げ加工設備
EM11 エンボス

Claims (5)

  1. 家庭用薄葉紙にエンボスを形成するエンボス工程と、
    前記エンボスが形成された家庭用薄葉紙との接触面に前記エンボスの形状に基づく凹凸パターンが形成された押さえベルトにより、前記エンボスが形成された家庭用薄葉紙を押圧して高さを一定とした後、前記一定の高さの家庭用薄葉紙を包装する包装工程と、
    を有することを特徴とする家庭用薄葉紙の製造方法。
  2. 前記エンボスが形成された家庭用薄葉紙に薬液を含浸する薬液含浸工程を有し、
    前記包装工程は、前記押さえベルトにより、前記薬液が含浸された家庭用薄葉紙を押圧して高さを一定とした後、前記一定の高さの家庭用薄葉紙を包装することを特徴とする請求項1に記載の家庭用薄葉紙の製造方法。
  3. 前記押さえベルトは、前記家庭用薄葉紙との接触面に、前記エンボスの形状に基づく凸部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の家庭用薄葉紙の製造方法。
  4. 前記凸部は、スポット状に形成され、所定のピッチで配列されていることを特徴とする請求項3に記載の家庭用薄葉紙の製造方法。
  5. 前記凸部は、先端部に凹部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の家庭用薄葉紙の製造方法。
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