以下、一実施形態の構成を図1ないし図9を参照して説明する。
図3ないし図9において、11は電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、掃除機本体15を備える。また、この電気掃除機11は、図9に示すように、掃除機本体15に接続される長尺状の風路体16を備えていてもよい。さらに、この電気掃除機11は、図3ないし図6に示すように、掃除機本体15に取り付けられるアタッチメント17を備える。そして、この電気掃除機11は、掃除機本体15のみでの所定の吸引使用状態である一の吸引使用状態(図8)で、ハンディ型(携帯型)のコードレス吸引電気掃除機として用いられる。また、この電気掃除機11は、風路体16を備える場合、掃除機本体15に対して風路体16を接続した他の吸引使用状態(図9)として、スティック型のコードレス吸引電気掃除機とすることもできる。さらに、この電気掃除機11は、掃除機本体15に対してアタッチメント17を接続した所定のブロワ使用状態である所定の吹出使用状態である一の吹出使用状態(図5)または他の吹出使用状態(図6)で、ハンディ型のコードレスブロワとして用いられる。なお、この電気掃除機11は、非使用時に収納するための図示されない収納装置とともに電気掃除装置を構成することもできる。
図3ないし図9に示す掃除機本体15は、本体部21を備えている。また、この掃除機本体15は、本体部21に対して着脱可能な集塵部(集塵装置)22を備えている。さらに、この掃除機本体15は、電動送風機23を備えている。また、この掃除機本体15は、電動送風機23の動作を制御する制御手段(制御部)24を備えている。さらに、この掃除機本体15は、電動送風機23および制御手段24などの電源となる電源部としての電池である二次電池25を備えている。また、この掃除機本体15は、風路体16を接続可能な本体接続口26を備えている。さらに、この掃除機本体15は、この掃除機本体15(電気掃除機11)を保持するための人体接触部としての本体保持部であるハンドル(把持部)27を備えている。また、この掃除機本体15は、電動送風機23の動作モードを設定する設定手段としての設定ボタン28を備えている。また、この掃除機本体15は、集塵部22とそれぞれ連通する第1連通口31と第2連通口32とを備えている。さらに、この掃除機本体15は、電動送風機23の排気を排出する排気口33を備えている。また、この掃除機本体15は、アタッチメント17を着脱可能な接続口34を備えている。さらに、この掃除機本体15の内部には、本体接続口26と第1連通口31とを連通する図示されない吸込風路が形成されている。また、この掃除機本体15の内部には、第2連通口32と電動送風機23の吸込側とを連通する図示されない連通風路が形成されている。さらに、この掃除機本体15の内部には、電動送風機23の排気側と排気口33とを連通する図示されない排気風路が形成されている。また、この掃除機本体15の内部には、電動送風機23の排気側と接続口34とを連通する図示されないブロワ風路が形成されている。さらに、この掃除機本体15は、接続口34を開閉可能な蓋体39を備えている。
なお、電気掃除機11は、説明をより明確にするため、以下、本体接続口26の軸線と略平行な方向を前後方向とし、この前後方向を基準として上下方向および左右方向を定義する。すなわち、この電気掃除機11の上下方向、左右方向、および、前後方向は、それぞれ図3および図7に示す状態を基準とし、矢印Uおよび矢印D方向を上下方向、矢印FR方向および矢印RR方向を前後方向、および、矢印L方向および矢印R方向を左右方向と定義する。
図3ないし図9に示す本体部21は、全体として前後に長手状に形成されている。この本体部21には、電動送風機23、制御手段24、二次電池25がそれぞれ収容されている。また、この本体部21には、本体接続口26が開口されている。さらに、この本体部21には、ハンドル27が突設されている。また、この本体部21には、第1連通口31および第2連通口32が開口されている。さらに、この本体部21には、排気口33が開口されている。また、この本体部21には、接続口34が開口されている。さらに、この本体部21には、吸込風路が配置されている。また、この本体部21には、連通風路が配置されている。また、この本体部21には、ブロワ風路が配置されている。さらに、この本体部21には、蓋体39が取り付けられている。そして、この本体部21は、前部に位置し前後方向に沿って延びる第1本体部42と、後部に位置し前後方向に沿って延びる第2本体部43と、これら第1本体部42と第2本体部43とを連結する連結本体部としての傾斜本体部44とを備えている。また、この本体部21には、集塵部22を取り付け保持する取付保持部45が設けられている。
第1本体部42は、前後方向に沿って略直線状に形成されている。第2本体部43は、第1本体部42に対して下方に位置している。また、この第2本体部43は、前後方向に沿って直線状に形成されている。したがって、この第2本体部43は、第1本体部42と略平行に形成されている。さらに、傾斜本体部44は、前側上方から後側下方へと傾斜する直線に沿って形成されている。このため、本体部21は、略クランク状に屈曲して形成されている。
取付保持部45は、第1本体部42の上部、すなわち第1本体部42と傾斜本体部44との連続位置から上方に向けて突出されている。
集塵部22は、電動送風機23の吸込側に連通し、この電動送風機23の動作により吸い込んだ塵埃を捕集するものである。この集塵部22は、例えば電動送風機23の動作により空気とともに吸い込んだ塵埃を空気から遠心分離(サイクロン分離)する、サイクロン分離式の集塵カップである。また、この集塵部22は、この集塵部22を本体部21に係止するための集塵係止部47を備えている。この集塵係止部47は、本実施形態では例えば集塵部22の端部に設けられているが、本体部21側に設けられていてもよい。本実施形態では、この集塵係止部47は、取付保持部45に係止保持される。さらに、この集塵部22は、図示されない集塵吸込口と集塵排気口とを備えている。これら集塵吸込口および集塵排気口は、集塵部22を本体部21に取り付けた状態で第1連通口31および第2連通口32と連通する。したがって、この集塵部22は、本体部21に取り付けた状態で電動送風機23の吸込側と連通される。また、この集塵部22は、本体部21に取り付けた状態で本体接続口26(風路体16)の下流側に接続される。
電動送風機23は、電動機とこの電動機により回動されるファンとを備えている。電動機は、例えばブラシレスモータが用いられる。
制御手段24は、例えばマイコンなどを備えた制御基板である。この制御手段24は、例えば電動送風機23などを設定ボタン28による使用者の設定にしたがって動作させる駆動制御部を備えている。この制御手段24は、商用交流電源などの外部電源から給電を受けて二次電池25を充電する定電流回路などの充電回路部を備えていてもよい。
二次電池25は、例えば複数の電池を備える電池パックである。
本体接続口26は、電気掃除機11をハンディ型として用いる際の吸気口である。また、この本体接続口26は、電気掃除機11をスティック型として用いる際に風路体16と掃除機本体15とを連通する連通口である。
ハンドル27は、掃除機本体15(本体部21)の上部に位置している。また、このハンドル27の上部には、設定ボタン28が配置されている。
設定ボタン28は、ハンドル27を把持した使用者がその把持した手の親指などにより押し操作可能となっている。
第1連通口31は、第1本体部42の上部に位置している。同様に、第2連通口32は、第1本体部42の上部に位置している。したがって、これら第1連通口31および第2連通口32は、掃除機本体15(本体部21)の上部に位置している。また、これら第1連通口31と第2連通口32とは、本体部21に集塵部22を取り付けた状態で、集塵部22を介して互いに連通されるようになっている。また、第2連通口32は、フィルタ49により覆われていてもよい。
排気口33は、排気風路の下流端となる部分である。この排気口33は、第1本体部42の両側部に位置している。したがって、この排気口33は、掃除機本体15の前側寄りに配置されている。なお、この排気口33は、図示されないフィルタにより覆われていてもよい。
接続口34は、アタッチメント17が着脱される被取付部である。また、この接続口34は、ブロワ風路の下流端となる部分である。この接続口34は、第1本体部42の下部に位置している。また、この接続口34は、集塵部22の下方に位置している。そして、この接続口34の内縁には、取り付けられたアタッチメント17が係止される図示されないアタッチメント係止受部が設けられている。
排気風路およびブロワ風路は、互いに別個の風路でもよいし、一部が共通の風路で構成されていてもよい。これら排気風路およびブロワ風路は、図示されない切換手段により択一的に切り換えられ、電気掃除機11を吸引掃除機として使用する場合には、排気風路が選択されてブロワ風路が略閉塞され、電気掃除機11をブロワとして使用する場合には、ブロワ風路が選択されて排気風路が略閉塞される。
蓋体39は、接続口34を開閉するものである。この蓋体39は、この蓋体39を、接続口34を閉塞した状態で固定する固定手段(クランプ)を備えていてもよい。また、この蓋体39は、接続口34の開閉に伴い切換手段を動作させるようにしてもよいし、蓋体39自体が切換手段となっていてもよい。また、この蓋体39は、固定手段を動作させるための挿入口50(図4)を備えていてもよい。さらに、この蓋体39は、図示されない付勢手段としてのばねにより接続口34を閉塞する方向に付勢されていてもよい。
一方、図9に示す風路体16は、内部に風路を区画し、掃除機本体15に接続された状態で電動送風機23の吸込側と連通する。この風路体16は、長尺状の延長管51を備えている。また、この風路体16は、吸込口体を先端側(上流側)に備えていてもよい。この吸込口体としては、任意のものを用いることができるが、本実施形態では例えば吸込口体としての床ブラシ52が用いられる。なお、この風路体16は、必須の構成ではない。
延長管51は、基端側が掃除機本体15に接続されて集塵部22と気密に接続されるようになっている。例えば、この延長管51は、基端側が本体接続口26に接続される。また、この延長管51は、掃除機本体15(本体部21)に設けられたクランプ54によって着脱可能に保持される。
床ブラシ52は、ケース体56を備えている。また、この床ブラシ52は、接続管57を備えている。ケース体56は、横長、すなわち左右方向に長手状に形成されている。また、このケース体56には、被掃除面に対向する下部に、図示されない吸込口が開口されている。また、接続管57は、ケース体56に回動可能に接続されている。さらに、接続管57は、吸込口に連通し、延長管51の先端側に気密に接続される。そして、この床ブラシ52は、延長管51の先端側に接続される。例えば、この床ブラシ52は、接続管57が延長管51に挿入接続される。また、この床ブラシ52は、延長管51に設けられた床ブラシクランプ59により延長管51の接続が保持されるようになっている。
そして、図2および図3に示すアタッチメント17は、電気掃除機11をブロワとして使用する際に電動送風機23の排気を用いるブロワ用アタッチメントである。このアタッチメント17は、図1(a)および図1(b)に示すように、略筒状に形成されている。このアタッチメント17は、基端側をなすアタッチメント本体部61を備えている。また、このアタッチメント17は、先端側をなすノズル部62を備えている。さらに、このアタッチメント17は、接続口34に対して挿脱されるアタッチメント取付部63を備えている。また、このアタッチメント17は、固定手段による蓋体39の固定を解除可能な解除部64を備えている。さらに、このアタッチメント17は、接続口34にこのアタッチメント17を係止するアタッチメント係止部65を備えている。また、このアタッチメント17は、アタッチメント係止部65を動作させる被操作部66を備えている。さらに、このアタッチメント17は、基端側に位置する排気連通口67を備えている。また、このアタッチメント17は、先端側に位置する第1排出口68を備えている。さらに、このアタッチメント17は、先端側に位置する第2排出口69を多数備えている。また、このアタッチメント17は、排気連通口67から第1排出口68および第2排出口69に亘って連通するアタッチメント風路70を内部に備えている。そして、このアタッチメント17は、複数の凸部71を備えている。
アタッチメント本体部61は、前後方向に長手状に形成されている。このアタッチメント本体部61は、アタッチメント17を接続口34に取り付けた状態で掃除機本体15(本体部21)に対して位置が固定される。また、このアタッチメント本体部61は、アタッチメント17を接続口34に取り付けた状態で、この接続口34から本体部21(第1本体部42)の下部に亘る位置に配置される。したがって、このアタッチメント本体部61の先端側は、本体接続口26よりも下方で、かつ、本体接続口26よりも後方に位置している。
ノズル部62は、長尺の円筒状に形成されている。このノズル部62は、基端側から先端側へと、徐々に細くなるように形成されている。また、このノズル部62は、基端側がアタッチメント本体部61に接続されている。例えば、本実施形態において、このノズル部62は、アタッチメント本体部61に対して基端側が上下方向に回動可能に軸支されている。すなわち、このノズル部62は、アタッチメント本体部61に対して上下方向に角度を変えることが可能となっている。換言すれば、このノズル部62は、掃除機本体15(本体部21)に対して可動的となっている。このため、このノズル部62の回動により、アタッチメント風路70が上下に屈曲可能となっている。本実施形態では、このノズル部62は、アタッチメント本体部61に対して上下左右にフリーに、またはそれらの少なくともいずれかの方向に回動が可能である。また、ノズル部62の先端(第1排出口68)は、本体部21(第1本体部42)よりも前方に突出している。
アタッチメント取付部63は、アタッチメント本体部61の上部に設けられている。このアタッチメント取付部63は、排気連通口67を囲んで上方に向けてリブ状に突設されている。すなわち、このアタッチメント取付部63は、アタッチメント17の基端側(後端側)寄りに位置している。また、このアタッチメント取付部63は、接続口34に嵌合する形状となっている。すなわち、このアタッチメント取付部63は、前後方向(アタッチメント17の軸方向)に長い長円(楕円)形状となっている。さらに、このアタッチメント取付部63は、例えば前後方向に沿って補強用のリブ63aを有している。このリブ63aは、排気連通口67の左右方向の中央部に沿って、この排気連通口67の前後間に掛け渡されて設けられている。
解除部64は、アタッチメント17の接続口34への取り付けにより固定手段による蓋体39の固定を解除するものである。具体的に、この解除部64は、アタッチメント17の接続口34への取り付けにより挿入口50(図4)に挿入されて固定手段を押圧して動作させるものである。この解除部64は、例えば上方に向けて突出する突起である。この解除部64は、アタッチメント取付部63に配置されている。より具体的に、この解除部64は、リブ63aに突設されている。
アタッチメント係止部65は、接続口34の内縁に位置するアタッチメント係止受部に対して挿入係止されることでアタッチメント17を掃除機本体15(接続口34)に対して係止固定する部分である。このアタッチメント係止部65は、アタッチメント取付部63の左右にそれぞれ爪状に設けられている。すなわち、このアタッチメント係止部65は、アタッチメント本体部61の上方に位置している。また、このアタッチメント係止部65は、接続口34に対するアタッチメント17の取り付け方向(接続口34に対するアタッチメント取付部63の挿入方向)に対して交差(直交)する方向に進退可能に設けられている。さらに、このアタッチメント係止部65は、取付付勢手段としてのばね73により、進出方向に向けて付勢されている。
被操作部66は、使用者の操作によりアタッチメント係止部65をばね73の付勢に抗して退避させるものである。この被操作部66は、アタッチメント係止部65に対応して設けられている。すなわち、この被操作部66は、アタッチメント17の左右両側にそれぞれ設けられている。本実施形態において、この被操作部66は、アタッチメント本体部61の左右両側に配置されている。このため、これら被操作部66は、使用者が左右から挟むように操作することでアタッチメント係止部65を動作させることが可能となっている。また、この被操作部66は、アタッチメント取付部63(アタッチメント係止部65)に対して下方に離れて位置している。
排気連通口67は、アタッチメント17を接続口34に取り付けた状態でブロワ風路と連通する開口である。この排気連通口67は、アタッチメント風路70の上流端となる部分である。この排気連通口67は、アタッチメント本体部61の上部に位置している。また、この排気連通口67は、例えば上方に向かって開口されている。
第1排出口68は、排気連通口67と連通し、この排気連通口67からアタッチメント17内に導入された電動送風機23の排気を排出する開口である。すなわち、この第1排出口68は、電気掃除機11をブロワとして使用するときに電動送風機23の排気を主として吹き出して塵埃を吹き飛ばすためのメインの開口である。この第1排出口68は、アタッチメント風路70の下流端となる部分である。この第1排出口68は、アタッチメント17の軸方向の先端に位置している。本実施形態において、この第1排出口68は、ノズル部62の軸方向の先端に位置している。また、この第1排出口68は、前後方向に向かって開口されている。すなわち、この第1排出口68は、アタッチメント風路70を通過する排気の流れ方向に沿って開口されている。換言すれば、この第1排出口68は、アタッチメント17の先端である前部に開口されている。本実施形態では、この第1排出口68は、ノズル部62の先端である前部に開口されている。さらに、この第1排出口68は、上下方向に広く左右方向(幅方向)に狭く形成されている。すなわち、この第1排出口68は、上下方向に長手方向を有する長円(楕円)形状に形成されている。また、この第1排出口68は、本体接続口26よりも開口面積が狭く設定されている。さらに、この第1排出口68は、排気連通口67よりも開口面積が狭く設定されている。また、この第1排出口68は、アタッチメント17を接続口34に取り付けた状態で本体接続口26の下方(直下)で、かつ、前方に位置している。すなわち、この第1排出口68は、本体接続口26の近傍に位置している。
第2排出口69は、排気連通口67と連通し、この排気連通口67からアタッチメント17内に導入された電動送風機23の排気を排出可能な開口である。すなわち、これら第2排出口69は、第1排出口68が閉塞されたり狭くなったりした状態で排気をバイパスして排出することによりバックプレッシャを逃がすためのサブの開口である。これら第2排出口69は、アタッチメント17の先端側の周壁に位置している。これら第2排出口69は、アタッチメント17の先端側の周壁であれば、上下左右などの任意の位置に設けることが可能であるが、本実施形態では、これら第2排出口69は、ノズル部62の先端側の周壁の両側部に位置している。より詳細に、これら第2排出口69は、ノズル部62の長手方向(軸方向)の中央部よりも先端側の周壁の両側部のみに位置し、長手方向(軸方向)の中央部よりも基端側には位置していない。すなわち、これら第2排出口69は、アタッチメント風路70の下流側で、かつ、第1排出口68よりも僅かに上流側に位置している。また、これら第2排出口69は、アタッチメント風路70を通過する排気の流れ方向に対して交差(直交)する方向に沿って開口されている、換言すれば、これら第2排出口69は、アタッチメント17の軸方向に対して交差(直交)する方向に沿って開口方向を有している。本実施形態では、これら第2排出口69は、ノズル部62の軸方向に対して交差(直交)する方向に沿って開口方向を有している。このため、これら第2排出口69は、第1排出口68と交差(直交)する方向に沿って開口されている。さらに、これら第2排出口69は、アタッチメント17の軸方向に互いに離れて並設されている。すなわち、これら第2排出口69は、アタッチメント風路70の下流側において、上流側から下流側へと順次設けられている。本実施形態において、これら第2排出口69は、アタッチメント17(ノズル部62)の軸方向に略等間隔に離れて位置している。また、これら第2排出口69は、アタッチメント17(ノズル部62)の上下方向の中央部よりも下側に位置している。さらに、これら第2排出口69は、丸孔状に形成されている。これら第2排出口69のそれぞれは、第1排出口68よりも開口面積が狭く設定されている。具体的に、これら第2排出口69のそれぞれは、第1排出口68よりも上下方向および左右方向に小さく形成されている。また、これら第2排出口69の個々の開口面積の総和は、第1排出口68の開口面積より大きくても開口面積以下でもよいが、本実施形態では開口面積以下に設定されている。このため、これら第2排出口69は、それぞれ第1排出口68よりも通気抵抗が大きく設定されている。また、これら第2排出口69は、アタッチメント17を接続口34に取り付けた状態で本体接続口26の下方(直下)で、かつ、前方に位置している。すなわち、これら第2排出口69は、本体接続口26の近傍に位置している。
アタッチメント風路70は、概略として、排気連通口67から第1排出口68に亘って前後方向に略直線長手状に形成されている。より詳細に、このアタッチメント風路70は、基端側の排気連通口67の位置で上下方向に屈曲され、この基端側の位置から先端側へと、アタッチメント本体部61からノズル部62に亘って直線状となっている。また、このアタッチメント風路70は、上流側から下流側に向かって徐々に断面積が小さくなるように形成されている。換言すれば、このアタッチメント風路70は、下流側に向かって絞られるように形成されている。このため、このアタッチメント風路70を通過する排気の流速が下流側に向かって徐々に増加されるようになっている。
凸部71は、アタッチメント17にて第2排出口69の近傍の周壁に設けられている。本実施形態において、これら凸部71は、ノズル部62の周壁に設けられている。すなわち、これら凸部71は、アタッチメント17(ノズル部62)の長手方向である軸方向に互いに離れて配置されている。これら凸部71は、アタッチメント17(ノズル部62)の軸方向に略等間隔で配置されて、互いに略平行となっている。また、これら凸部71は、アタッチメント17(ノズル部62)の外面から、アタッチメント17の軸方向に対して交差(直交)する方向にリブ状に突設されている。すなわち、これら凸部71は、アタッチメント17(ノズル部62)の軸方向に見て、径方向に突出する環状に設けられている。換言すれば、これら凸部71は、軸方向に見てアタッチメント17(ノズル部62)の最外郭をなしている(図1(c))。すなわち、これら凸部71は、アタッチメント風路70の外周を囲むように形成されている。また、これら凸部71は、各第2排出口69の両側にリブ状に形成されている。具体的に、アタッチメント17(ノズル部62)の先端側の周壁に位置し互いに隣接する凸部71,71間に第2排出口69が配置されている。より詳細に、互いに隣接する凸部71,71間には、アタッチメント17(ノズル部62)の外面とともに、これら凸部71,71に対して窪んだ溝部75が周方向に沿って形成され、これら溝部75に第2排出口69が位置している。すなわち、これら第2排出口69は、凸部71により規定されるアタッチメント17(ノズル部62)の最外郭の包絡線(包絡面)に対して凹んだ位置に配置されている。
次に、上記一実施形態の作用を説明する。
電気掃除機11をハンディ型吸引掃除機として使用する場合(一の吸引使用状態(図7および図8))では、集塵部22を本体部21に装着した掃除機本体15のみで使用する。すなわち、掃除機本体15から風路体16を取り外した状態で使用する。この場合、例えば延長管51および床ブラシ52を備える風路体16以外の、例えばつる口などの風路体16よりも短い風路体を本体接続口26に接続してもよい。この状態で、接続口34は蓋体39により覆われている。
そして、電気掃除機11では、ハンドル27を把持した使用者が設定ボタン28を操作することで設定した動作で制御手段24が電動送風機23を駆動させるとともに、被掃除面に向けた本体接続口26、あるいはこの本体接続口26に接続された風路体16を被掃除面上で前後方向や斜め方向などに移動させながら、電動送風機23の駆動により生じた負圧を利用して被掃除面の塵埃を空気とともに吸い込む。
この含塵空気は、概略として、本体接続口26から集塵部22へと吸い込まれ、塵埃が空気から分離捕集されるとともに、塵埃が分離された空気が電動送風機23へと吸い込まれた後、排気風路を介して排気口33から掃除機本体15の外部へと排出される。
また、電気掃除機11をスティック型吸引掃除機として使用する場合(他の吸引使用状態(図9))では、集塵部22を本体部21に装着した掃除機本体15に対して風路体16を接続する。この状態で、床ブラシ52が(延長管51、掃除機本体15の本体接続口26、吸込風路、第1連通口31および集塵吸込口を介して集塵部22と連通するとともに、この集塵部22の集塵排気口、掃除機本体15の第2連通口32および連通風路を介して)電動送風機23の吸込側と連通する。
そして、電気掃除機11では、ハンドル27を把持した使用者が床ブラシ52を被掃除面に載置し、ハンドル27の設定ボタン28を操作することで設定した動作で制御手段24が電動送風機23を駆動させるとともに、床ブラシ52を被掃除面上で前後方向や斜め方向などに交互に走行させながら、電動送風機23の駆動により生じた負圧を利用して被掃除面の塵埃を床ブラシ52の吸込口から空気とともに吸い込む。
この吸い込まれた含塵空気は、床ブラシ52から延長管51を介して掃除機本体15(本体部21)へと運ばれ、上記一の吸引使用状態と同様に塵埃が空気から分離されて集塵部22に捕集される。
掃除が終了すると、使用者は設定ボタン28を操作して制御手段24により電動送風機23を停止させる。
一方、電気掃除機11をブロワとして使用する場合(一または他の吹出使用状態(図5または図6))では、使用者がまずアタッチメント17を掃除機本体15に装着する。このとき、アタッチメント17の解除部64が蓋体39の固定手段により固定を解除して蓋体39を押し上げるとともにアタッチメント17のアタッチメント係止部65が接続口34のアタッチメント係止受部に係止固定されることで、アタッチメント17のアタッチメント取付部63が蓋体39を押し上げた状態のまま保持されるとともにブロワ風路が選択される。また、アタッチメント17は、排気連通口67が接続口34に接続されることでブロワ風路と連通される。
そして、集塵部22を使用する一の吹出使用状態において、電気掃除機11では、ハンドル27を把持した使用者が設定ボタン28を操作することで設定した動作で制御手段24が電動送風機23を駆動させるとともに、アタッチメント17の第1排出口68を被掃除面に向けて被掃除面に対して前後方向や斜め方向などに移動させながら、電動送風機23の駆動により生じた排気(排圧)を利用して被掃除面の塵埃を吹き飛ばす。
このとき、電気掃除機11は、概略として本体接続口26から空気を吸い込み、この吸い込んだ空気を、集塵部22を介して電動送風機23へと吸い込み、この電動送風機23からブロワ風路を介して接続口34から掃除機本体15の外部へと空気を排出し、この接続口34に接続されたアタッチメント17から第1排出口68を介して空気を吹き出す。より具体的に、本体接続口26から吸い込まれた空気は、吸込風路、第1連通口31および集塵吸込口を介して集塵部22へと吸い込まれ、この集塵部22にて僅かに含まれる塵埃が空気から分離された後、集塵部22から集塵排気口および第2連通口32を介して本体部21へと排出され、連通風路から電動送風機23に吸い込まれてこの電動送風機23を冷却する。この後、この空気は、ブロワ風路を介して接続口34から掃除機本体15の外部へと排出され、この接続口34に連通する排気連通口67から第1排出口68へと徐々に絞られながらアタッチメント風路70を下流側へと通過し、第1排出口68から勢いよく吹き出される。なお、第2排出口69もアタッチメント風路70と連通しているものの、第2排出口69はアタッチメント風路70を通過する空気の流れ方向に対して交差(直交)する方向に沿って開口されているとともに、アタッチメント風路70の下流側に位置し、かつ、第1排出口68よりも通気抵抗が大きいことから、アタッチメント風路70を通過する電動送風機23の排気は基本的に第1排出口68からのみ吹き出され、第2排出口69からの排出は少ない。
また、集塵部22を使用しない他の吹出使用状態において、電気掃除機11は、概略として第2連通口32から連通風路へと空気を吸い込み、この吸い込んだ空気を、電動送風機23からブロワ風路を介して接続口34から掃除機本体15の外部へと空気を排出し、この接続口34に接続されたアタッチメント17から第1排出口68を介して空気を吹き出す。吸い込む空気に僅かに含まれる塵埃は、第2連通口32に配置されたフィルタ49によって捕集される。また、第2連通口32より下流側でアタッチメント17の第1排出口68から吹き出されるまでの空気の流れについては上記と同様であるから説明を省略する。
このように、電気掃除機11をブロワとして使用しているときに、例えばアタッチメント17の先端である第1排出口68を被掃除面などに押し付けた場合など第1排出口68が閉塞される状態となった場合には、アタッチメント風路70を通過する排気が各第2排出口69からバイパスされて排出され、電動送風機23のバックプレッシャの上昇を抑制する。
掃除が終了すると、使用者は設定ボタン28を操作して制御手段24により電動送風機23を停止させる。
また、ブロワとしての使用が終了すると、使用者はアタッチメント17を掃除機本体15から取り外す。具体的に、使用者が左右に位置する被操作部66を左右から挟むと、アタッチメント17のアタッチメント係止部65がばね73の付勢に抗して退避してアタッチメント係止受部から外れることで掃除機本体15に対するアタッチメント17の係止が解除される。そして、アタッチメント17を下方へと抜き取るに従い、アタッチメント取付部63が接続口34から抜き出され、蓋体39が復帰して接続口34を閉塞した位置で固定手段により固定されるとともに、ブロワ風路から排気風路に切り換えられる。
以上説明した一実施形態によれば、アタッチメント17は、電動送風機23の排気側と連通する排気連通口に対して、先端側に位置する第1排出口68と周壁に位置する第2排出口69とを備えるので、通常の使用状態では電動送風機23の排気の多くを第1排出口68から排出できるとともに、第1排出口68が仮に閉塞されたり面積が狭くなったりした場合は、周壁に位置する第2排出口69から排気をバイパスできる。そのため、万一第1排出口68を閉塞した場合の過剰なバックプレッシャの発生を抑制できるので、電動送風機23の排気を可能な限り多くアタッチメント17から吹き出させる構成としても電動送風機23への負荷が少ない。すなわち、電動送風機23の排気を効率よく利用可能としつつ、電動送風機23へのバックプレッシャを抑制できる。この結果、電動送風機23の過負荷、およびこの過負荷に起因する温度上昇などをも抑制できる。
特に、電気掃除機11をブロワとして利用する際にブロワ風路に切り換わって排気風路が略完全に閉塞される本実施形態の構成の場合には、第1排出口68を閉塞した場合に電動送風機23の排気が逃げるルートがなければ電動送風機23に過剰なバックプレッシャが加わるおそれがあるため、第2排出口69を設けることで、排気風路とブロワ風路とを切換手段によって択一的に切り換える構成であっても、第1排出口68を閉塞した場合の電動送風機23への過剰なバックプレッシャの発生を抑制できる。
また、第2排出口69をアタッチメント17の先端側、すなわちアタッチメント風路70の下流側に配置することで、第2排出口69から排気を漏れにくくし、第1排出口68から排出される排気の風速に第2排出口69が影響を与えにくくできる。
同様に、第2排出口69の開口面積を第1排出口68の開口面積よりも小さくすることで、第2排出口69の通気抵抗を第1排出口68よりも大きくして、電動送風機23の排気を第2排出口69よりも第1排出口68から排出させやすくし、第1排出口68から排出される排気の風速に第2排出口69が影響を与えにくくできる。
このため、通常の使用状態では第1排出口68から排気の多くを排出することができ、この第1排出口68からの排気を利用して塵埃を効果的に吹き飛ばすことができる。
また、アタッチメント17に第2排出口69を複数設けることで、第2排出口69の個数や形状などを調整することよって第1排出口68を誤って閉塞したときの電動送風機23のバックプレッシャを容易に調整できる。
さらに、アタッチメント17にて第2排出口69の近傍に凸部71を設けることで、例えば使用者がアタッチメント17(ノズル部62)を握り込んだ場合などであっても、凸部71が使用者の掌の皮膚の表面位置を規制するので、第2排出口69が完全に閉塞されることを抑制できる。
特に、凸部71を、第2排出口69の両側に設けたリブとすることで、例えば使用者がアタッチメント17(ノズル部62)を握り込んだ場合などであっても、使用者の掌の皮膚の表面位置がこれら凸部71,71の包絡線(包絡面)によって規定される仮想最外郭の位置に規制されることにより、これら凸部71,71間の溝部75に位置する第2排出口69が完全に閉塞されることを抑制できるとともに、第2排出口69から排出される排気を、溝部75を介してより確実に排出できる。
したがって、仮に第1排出口68が閉塞されていても、第2排出口69は容易に閉塞されにくく、電動送風機23へのバックプレッシャを抑制できる。
そして、上記アタッチメント17を電気掃除機11に備えることで、電動送風機23の負荷を抑制しながら充分なパワーを有するブロワ型の電気掃除機11とすることができる。
さらに、電気掃除機11を、二次電池25を電源とするコードレスタイプとすることで、使い勝手をより向上できる。特に、二次電池25を電源とする電気掃除機11の場合、例えば商用交流電源などの外部電源を電源とする電気掃除機と比較して、限られた電源を効率よく利用するためにパワーや排気量が少ない電動送風機23を使用することが多いため、ブロワとして使用する際に、上記アタッチメント17によって電動送風機23へのバックプレッシャを抑制できることから、電動送風機23の排気を略全て利用できるようにすることが可能になるので、排気量が少ない電動送風機23であっても、塵埃を確実に吹き飛ばすことができる。しかも、電気掃除機11をハンディ型とすることで、使い勝手をより向上できるとともに、電動送風機23の吸込側および排気側に必要以上に長い風路を形成せずに済み、掃除機本体15のみで風路を完結できる。
また、電気掃除機11をブロワとして使用する際、集塵部22を取り付けた状態としておくことで、空気に僅かに含まれる塵埃を電動送風機23へと吸い込ませないようにできる。一方、電気掃除機11をブロワとして使用する際、集塵部22を取り外した状態とする場合には、軽量化が可能になるとともに、電動送風機23の空気の吸込経路が短くなり、風路損失を抑制してより強力な排気をアタッチメント17から吹き出すことが可能になる。
なお、上記一実施形態において、電気掃除機11は、吸引掃除機とブロワとを兼用するものとしたが、ブロワのみの構成としてもよい。この場合には、集塵部22、排気口33や排気風路、および、排気風路とブロワ風路とを切り換える切換手段などが不要となり、構成をより簡略化できる。
また、電気掃除機11は、二次電池25を電源として内蔵したコードレス電気掃除機としたが、商用交流電源などの外部電源から電源を取る有線式の電気掃除機でもよい。
本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。