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JP2018014678A - 撮像装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、プログラム Download PDF

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宗克 前田
Munekatsu Maeda
宗克 前田
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Abstract

【課題】ダイナミックレンジ変更による効果を分かりやすく提示することが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】画像処理部24は、撮像後の画像データに対してガンマ補正を行うガンマ補正回路を備える。システム制御部50は、画像データに係る現在のダイナミックレンジを目標のダイナミックレンジに変更する変更量に応じて露出およびガンマ補正特性を変更する。画像処理部24は、現在のダイナミックレンジに応じた画像データと、目標のダイナミックレンジに応じた画像データとを画面に表示する。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置のダイナミックレンジの変更に関する。
適正露出時よりも画像のダイナミックレンジを拡大する方法として、適正露出より低い露出(露出アンダー)で撮影し、ガンマ補正(階調補正)によって輝度を調整する方法がある。この方法により、撮影画像における白飛びや黒つぶれを抑制可能である。ガンマ補正特性(ガンマカーブとも呼ばれる)は、設定されたダイナミックレンジに応じた入力レベルの範囲と、予め定められた出力レベルの範囲との対応付けを規定する特性である。ガンマ補正特性(ガンマカーブの形状)の変更によって、入力レベルの階調性をどのように出力レベルに反映させるかを制御できる。
撮像装置で設定したダイナミックレンジ内に撮影被写体のすべての輝度値が含まれない場合、出来るだけダイナミックレンジ内に撮影被写体すべての輝度値が含ませるように、撮影被写体を照明する照明装置の光量、その照射角等を調整必要がある。この際、被写体に照射される光を測定する入射型輝度計を用いて輝度値を測定するのが一般的であるが、被写体毎に複数の場所で測定を行う必要がある。また、照明装置の環境を調整する度に測定を何度も行う必要がある。そのうえ、使用する撮像装置と輝度計の目標値等の仕様が異なることが多く、輝度計の測定結果を使用する撮像装置の特性に合わせるために測定結果に対して補正を行う必要がある。
また、撮影被写体の輝度値が撮像装置の出力に対して飽和している場合、飽和した輝度値をダイナミックレンジ内に含めるために照明装置の光量や撮像装置のダイナミックレンジをどの程度設定すればよいのかわからない。
特許文献1は、ダイナミックレンジ拡大後のスルー画の表示を行うとともに、この表示用の画像信号の輝度のヒストグラムの表示を行う撮像装置を開示している。
特開2009−239637号公報
しかしながら、特許文献1に記載の撮像装置では、ダイナミックレンジ拡大後の画像とダイナミックレンジ拡大前の画像とを同時に比較することができない。このため、ユーザが、ダイナミックレンジをどの程度変更すれば良いのか判断することは困難であり、ユーザの意図を反映することができない。
本発明は、ダイナミックレンジ変更による効果を分かりやすく提示することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態の撮像装置は、撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像手段を備える撮像装置であって、前記撮像手段により取得される画像データに対して階調補正を行う補正手段と、前記画像データに係る現在のダイナミックレンジを目標のダイナミックレンジに変更するダイナミックレンジ変更手段と、変更されたダイナミックレンジの変更量に応じて露出および前記補正手段の特性を変更する特性変更手段と、前記現在のダイナミックレンジに応じた画像データと、前記目標のダイナミックレンジに応じた画像データとを画面に表示する表示制御手段と、を備える。
本発明の撮像装置によれば、ダイナミックレンジ変更による効果を分かりやすく提示することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の外観図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 ダイナミックレンジ変更前後のガンマ補正特性例を示す図である。 被写体の画像に対する測光枠と差分値の表示例を示す図である。 ダイナミックレンジ拡大前と拡大後の画像の表示例を示す図である。 ダイナミックレンジ設定に係る表示制御を説明するフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。本発明はデジタルカメラ等の撮像装置や、撮像部を有する各種の情報処理装置に適用可能である。
(第1実施形態)
図1は、撮像装置の例としてデジタルビデオカメラ100を示す外観図である。以下では、被写体側を前側と定義して各部の位置関係を説明する。表示部28は、カメラ本体部の側面にて開閉可能に取り付けられ、画像や各種情報を画面に表示する。録画スイッチ61は、撮影指示を行うための操作部材であり、カメラ本体部の後面部に配置される。モード切替スイッチ60は、各種モードを切り替えるための操作部材であり、カメラ本体部の側面部に配置される。操作部70は、ユーザから各種操作の指示を受け付ける各種ボタン、十字キー等の操作部材より構成され、カメラ本体部の側面部や表示部28の筐体に配置される。コネクタ112は、カメラ本体部の側面部に配置され、接続ケーブルとデジタルビデオカメラ100とを接続する部材である。
電源スイッチ72は、カメラ本体部の上面部に配置され、ユーザが電源オン操作と電源オフ操作との切り替えに使用する。記録媒体200は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット201は、カメラ本体部の後面部に配置され、記録媒体200が格納される。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、デジタルビデオカメラ100との通信が可能となる。
図2は、デジタルビデオカメラ100の内部構成例を示すブロック図である。撮像レンズ103は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群であり被写体からの光を結像させる。絞り101は、光量調整用部材である。NDフィルタ104は、減光用の光学フィルタである。撮像部22は、光学像を電気信号に光電変換する撮像素子を備える。撮像素子は、CCD(電荷結像素子)型イメージセンサやCMOS(相補型金属酸化膜半導体)型イメージセンサ等である。また、撮像部22は、蓄積電荷の読み出しやリセットのタイミングを制御可能な所謂電子シャッタ機能による電荷蓄積の制御や、アナログゲイン、読み出し速度の変更等の機能も備える。バリア102は、撮像レンズ103を含む撮像光学系の構成部材を覆うことにより、撮像レンズ103、絞り101、撮像部22等の汚れや破損を防止する。撮像部22は、撮像信号をA(アナログ)/D(デジタル)変換器23に出力する。
A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、画像処理部24及びメモリ制御部15に出力する。画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、または、メモリ制御部15からのデータに対し、所定の画素補間、リサイズ処理や色変換処理、ガンマ補正、デジタルゲインの付加等の処理を行う。また、画像処理部24は、撮像画像データを用いて所定の演算処理を行い、演算結果をシステム制御部50に送信する。システム制御部50は、画像処理部24から送信された演算結果に基づいて露出制御、焦点検出及び焦点調節制御、ホワイトバランス制御等を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理等が行われる。
A/D変換器23の出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって撮像されてA/D変換器23がデジタルデータに変換した画像データや、表示部28に表示するための画像データを記憶する。メモリ32は、所定時間に亘る動画像及び音声の記憶に十分な記憶容量を有する。また、メモリ32は、画像表示用メモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器13は、メモリ32から読み出された画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に出力する。表示部28は、LCD(液晶ディスプレイ)等の表示デバイスを備え、画像表示用のデータにしたがって画面上に画像を表示する。A/D変換器23によって一度A/D変換されてメモリ32に蓄積されたデジタル信号を、D/A変換器13がアナログ信号に変換し、表示部28に逐次転送して画像を表示することで、電子ビューファインダ機能によるスルー画像表示を行うことができる。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去及び記録可能なメモリであり、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等が用いられる。不揮発性メモリ56は、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等を記憶している。ここでいう、プログラムとは、後述する各種フローチャートの処理を実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、CPU(中央演算処理装置)を備え、デジタルビデオカメラ100全体を制御する。システム制御部50は、不揮発性メモリ56に記憶されたプログラムを実行することで各種処理を行う。システムメモリ52には、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)が用いられる。システムメモリ52は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を記憶する。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより表示制御を行う。システムタイマ53は、各種制御に用いる時間を計測する計時部である。
ユーザは、モード切替スイッチ60、録画スイッチ61、操作部70を用いて、システム制御部50に各種の動作を指示する。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを切り替える操作部材である。例えば、モードは、動画記録モード、静止画記録モード、再生モード等である。また、動画記録モードや静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定を行う各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。ユーザは、モード切替スイッチ60を操作することで、所望のモードに直接切り替えることができる。
録画スイッチ61は、撮影待機状態と撮影状態を切り替える際にユーザが使用する操作部材である。システム制御部50は、録画スイッチ61の操作指示を受け付けた場合、撮像部22の信号読み出しから記録媒体200への動画データの書き込みまでの一連の動作を開始する。
操作部70は、例えば表示部28に表示される種々の機能アイコンをユーザが選択操作する際に使用し、場面ごとに適宜機能が割り当てられた機能ボタンを有する。例えば、終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。ユーザがメニューボタンを操作すると、表示部28は、各種の設定可能なメニュー項目を画面に表示する。ユーザは、表示部28に表示されたメニュー画面を見ながら、上下左右の4方向ボタンやSETボタンを用いて各種設定を行うことができる。
電源スイッチ72は、ユーザがカメラの電源のON操作またはOFF操作に使用する。電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成される。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量を検出し、検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、記録媒体200を含む各部へ電力を供給する。電源部30は、1次電池または2次電池、ACアダプタ等を備える。記録媒体I/F部18は、記録媒体200とのインターフェース部である。記録媒体200は、撮像された画像のデータを記録するメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
次に本実施形態における動作について説明する。本実施形態では、ダイナミックレンジ拡大前の入力画像とダイナミックレンジ拡大後の出力画像とを画像の切り替え無しに表示することができる。本実施形態では、ダイナミックレンジの変更量に基づいて露出およびガンマ補正特性を変更する第1の処理と、測光値に基づいて差分値を算出する第2の処理とが実行される。
なお、本実施形態では、ダイナミックレンジの目標値として、撮像装置にて設定可能な最大のダイナミックレンジを用いるが、目標のダイナミックレンジはこれに限られるものではない。目標のダイナミックレンジは予め定められた範囲内で設定可能なDレンジであり、当該範囲内でユーザが自由に設定してもよく、または撮像装置にて予め保持された規定値からユーザが選択してもよい。上述したようにダイナミックレンジの目標値としてユーザが設定した値を用いる場合には、以下の処理にて「Dmax」(最大Dレンジ)を用いて計算している箇所を、「ダイナミックレンジの目標値」として設定した値に置き換えて計算すればよい。
まず、ダイナミックレンジの変更量に基づいて露出およびガンマ補正特性を変更する第1の処理について説明する。まず、システム制御部50は、ダイナミックレンジの変更量を算出する。ダイナミックレンジの変更量をDchangeと表記し、現在のダイナミックレンジをDnowと表記する。撮像装置にて設定可能な最大のダイナミックレンジをDmaxと表記すると、ダイナミックレンジの変更量は下記(式1)から算出される。
式中のlog()は、2を底とする対数関数を表わす。例えば最大のダイナミックレンジを800%とし、現在のダイナミックレンジが400%とする。この場合、ダイナミックレンジの変更量は1段である。また、現在のダイナミックレンジを300%とすると、ダイナミックレンジの変更量は約1.52段となる。
次にシステム制御部50は、算出したダイナミックレンジの変更量に応じて、露出とガンマ補正特性を変更する。露出については、絞り101、ND104、撮像部22における電子シャッター、アナログゲイン等で変更する方法がある。例えば、応答速度の速いシャッタースピードをダイナミックレンジの変更量に相当する分だけ変更する方法がある。電子シャッターで変更する場合、ダイナミックレンジ変更前に電子シャッターが1/60であり、ダイナミックレンジ変更量が1段であれば、1/120に変更する。なお、露出を変更する方法は、これに限定されるものではなく、センサから信号が出力される前に変更できる方法であれば、どのような方法を用いてもよい。
このような露出変更と同時に、システム制御部は、画像処理部24の中のガンマ補正回路に設定するガンマ補正特性を変更する処理を行う。ダイナミックレンジ変更前の入力をXと表記し、出力をYと表示する。ダイナミックレンジ変更時には「X×Dnow/Dmax」の出力がYとなるようにガンマ補正特性変更が行われる。また、ダイナミックレンジ変更前の入力の最大値をXmaxと表記し、出力の最大値をYmaxと表記する。ダイナミックレンジ変更時には入力がXmax×Dnow/Dmaxの時にYmaxとし、それ以上の入力に対する出力はYmaxとする。図3を参照して、ダイナミックレンジ変更前後のガンマ補正特性について具体例を説明する。
図3は、Dnowが400%であって、Dmaxが800%の例を示す。横軸はガンマ補正回路の入力ビットを表し、縦軸は出力ビットを表す。ダイナミックレンジ変更前のガンマ補正特性301を実線で示し、ダイナミックレンジ変更後のガンマ補正特性302を破線で示している。Dnow/Dmaxが1/2(=400%/800%)であるので、ダイナミックレンジ変更前の入力Xに対する出力Yと、ダイナミックレンジ変更後の入力X/2に対する出力Yとが同じになるガンマ補正特性を示している。また、ダイナミックレンジ変更後には、Xmax/2のときの出力がYmaxとなり、Xmax/2より大きい範囲ではYmaxを維持する特性である。システム制御部50は、Dnowに応じて決定したガンマ補正特性に基づく設定値を、画像処理部24に送信し、画像処理部24の内部のガンマ補正回路に設定する。これにより、階調補正特性が変更される。
次に、測光値に基づいて差分値を算出する第2の処理について説明する。まず、システム制御部50は、測光値を取得する。画像処理部24は、ガンマ補正回路を通過する前の画像データから測光値を算出する。なお、測光値の取得方法はどのようなものを用いてもよいが、本実施形態では、画像データを複数の特定のサイズに区切り、区切られた枠の中の画像データに係るそれぞれの輝度信号の平均値を測光値として算出する。図4を参照して具体例を説明する。
図4は、撮像された画像に対する測光枠の表示例として、縦方向に8分割で横方向に8分割とし、8×8の枠に区切った場合を例示する。図4(A)は被写体の画像例401を示し、図4(B)は被写体の画像402と測光枠403を例示する。この例では、システム制御部50は、各測光枠内の画像データに関する64個の輝度平均値を取得する。なお、測光値として輝度信号の平均値を用いる例を示したが、枠ごとの明るさがわかればよいので、積分値で表してもよいし、EV値等の明るさの指標となる値を用いてもよい。
次に、システム制御部50は、最大測光値を判定する。システム制御部50は、64個の測光値から最大測光値を抽出し、枠の位置情報とともにメモリに記憶しておく。そして、システム制御部50は、現在のダイナミックレンジ(現在Dレンジ)と最大のダイナミックレンジ(最大Dレンジ)、最大値、及び最大測光値から差分値を算出する。現在のダイナミックレンジと最大測光値との差分値は下記(式2)から算出される。
例えば、現在のダイナミックレンジを400%、最大のダイナミックレンジを800%、最大値(12ビットの場合に表示可能な最大輝度)を4095、最大測光値を3500とすると、差分値は約0.77となる。つまり、ダイナミックレンジを0.77段変更して約680%のダイナミックレンジにすると、最大測光値の枠も含めた全ての枠についてダイナミックレンジの範囲内に測光値が収まることとなる。算出された差分値をユーザに提示することで、ユーザは0.77段分のS/N比の低下の可能性や露出変更の必要性について確認することができる。システム制御部50は表示部28の画面に差分値を表示させる処理を行う。
システム制御部50は、枠の位置情報と差分値を画像処理部24に送信する。画像処理部24は、枠の位置に応じた測光枠および測光枠の中に差分値を描いた画像を作成し、画像データに重ねた画像を生成する。画像データは、メモリ制御部15とD/A変換器13を経て表示部28に表示される。図4(C)は、差分値の表示例を示し、図4(B)に符号404で示す測光枠Aの測光値が最大であるときの例である。なお、画像処理部24は、差分値だけではなく、差分値に基づき求められる最大測光値のダイナミックレンジ、及び現在のダイナミックレンジ、撮像装置の最大のダイナミックレンジを描いた画像を作成し、画像データに重ねた画像を生成してもよい。
画面405内で測光枠Aに対応する位置406には、算出された差分値が表示される。ユーザは、測光枠Aの被写体に対してダイナミックレンジの範囲内に収めるには、現状より0.77段のダイナミックレンジに変更(増加)する必要があることを把握できる。このとき、ユーザは操作部により、差分値の選択を行うことができる。例えば、表示部28に付設されたタッチパネル上で測光枠Aに対応する位置406をユーザが手指で指示すると、システム制御部50は、選択された差分値によりダイナミックレンジの変更指示を受け付け、ユーザがダイナミックレンジを決定したと判断する。或いは、ユーザは、撮像装置に設けられた操作ボタン等を操作することで、差分値に対応するダイナミックレンジの変更指示および決定指示を行える。
システム制御部50は操作指示を受け付け、ユーザがダイナミックレンジを決定したと判断する。ユーザがダイナミックレンジを決定すると、画像処理部24は、変更後のダイナミックレンジに基づく画像データと、変更前のダイナミックレンジに基づく画像データを重ねた画像を生成する。画像データは、メモリ制御部15とD/A変換器13を経て表示部28に表示される。図5(B)は、重ねた画像の表示例を示し、図4(B)に符号404で示す測光枠Aの測光値が最大であるときの例である。
図5は、ダイナミックレンジ拡大(変更)前の画像とダイナミックレンジ拡大後の画像を例示する。図5(A)は、ダイナミックレンジ拡大前の被写体の画像501を示し、測光枠502内の最大測光値が飽和している状態を示している。領域503には、画像501の輝度値のウエーブフォームを示している。図5(B)は、ダイナミックレンジ拡大後の被写体の画像504を示し、測光枠502に対応する位置にある領域505内に、拡大後のダイナミックレンジに基づく画像を表示する。また、画像504の測光枠外の領域に、拡大前のダイナミックレンジに基づく画像を表示する。すなわち、図5(B)において、ダイナミックレンジ拡大後の画像とダイナミックレンジ拡大前の画像とが、画像の切り替えなしに表示される。
なお、測光枠502及び505内には、差分値が表示されていてもよい。また、測光枠の表示方法や、数値の表示場所は任意であり、上述した例に限定されるものではない。例えば、拡大後のダイナミックレンジに基づく画像は、画面内の最大測光値に該当する領域505だけではなく、画面全体の適正露出に対して高輝度側の領域に合わせて表示する構成であってもよい。また、拡大後のダイナミックレンジに基づく画像504は、画像501の最大測光値を示す測光枠502に対応する領域505だけではなく、ユーザの指定により任意の位置に移動可能な構成であってもよい。
この場合、ユーザの指定に伴い移動させた枠内に含まれる被写体が拡大後のダイナミックレンジにおいて適正に表示されるように、ダイナミックレンジを自動的に変更する構成であってもよい。また、画像504において表示する輝度値のウエーブフォームは、拡大後の画像504の輝度値に基づくウエーブフォームだけでなく、拡大前の画像501の輝度値に基づくウエーブフォームを重ねて表示するような構成であってもよい。このとき、拡大前と拡大後のグラフの色や形状を異なるように表示してもよい。また、輝度値のウエーブフォームに限らず、輝度値のヒストグラムを表示する構成であってもよい。
以上のように、測光値が撮像装置にて設定できる最大のダイナミックレンジの範囲内であれば、現在のダイナミックレンジを超えた測光値であっても、高輝度部の階調を維持した状態で、現在のダイナミックレンジと最大測光値の関係をユーザに提示できる。そのため、ユーザがダイナミックレンジを変更する際の目安とすることができる。
図6のフローチャートを参照して、本実施形態における表示制御に係る処理ついて説明する。なお、本実施形態では、上述したように目標のダイナミックレンジとして撮像装置にて設定可能な最大のダイナミックレンジを用いるが、これに限定されるものではない。
ステップS101において、ユーザは、操作部70を介して撮像装置に適用するダイナミックレンジを設定する。ステップS102において、システム制御部50は、目標のダイナミックレンジと現在のダイナミックレンジのうちどちらが設定されたかを判定する。設定されたダイナミックレンジが目標のダイナミックレンジではない場合、ステップS103において、システム制御部50は、撮像装置に適用するダイナミックレンジとして現在のダイナミックレンジを設定する。
ステップS103が実行される前に既に現在のダイナミックレンジが設定されている場合には、ステップS103は実行されない。ステップS104において、画像処理部24は、現在のダイナミックレンジに基づいて補正された画像を表示部28に表示する(図5A)。なお、本実施形態では、画像の輝度値のウエーブフォームを表示したが、輝度値と画像における位置との対応がとれる表示であればウエーブフォームに限らない。
一方、ステップS102において、設定されたダイナミックレンジが目標のダイナミックレンジである場合、ステップS105において、システム制御部50は、撮像装置に適応するダイナミックレンジとして目標のダイナミックレンジを設定する。ここでは、露出の変化を少なくし、現在のダイナミックレンジと目標のダイナミックレンジの変更を制御する。このため、表示部28に表示される目標のダイナミックレンジに基づく画像は現在のダイナミックレンジに基づく画像と高輝度部を除き概ね同じとなる。ステップS106において、目標のダイナミックレンジに基づいて補正された画像を表示部28に表示する(図5(B))。
このように、本実施形態では、ダイナミックレンジ変更(拡大)前後の画像を同時に表示することができ、ダイナミックレンジ変更による効果をユーザに分かりやすく提示することができる。また、ダイナミックレンジの変更とともに、入射光に対する出力を拡大前とほぼ同様にしている。このため、高輝度部の映像の階調性を概ね維持しながら、ダイナミックレンジ変更前に飽和していた測光値を取得することができる。したがって、ダイナミックレンジ変更前後で画像の切り替えを行った場合に、大きな変化無しにダイナミックレンジの異なるウエーブフォーム等の表示を行うことができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
22 撮像部
24 画像処理部
28 表示部
50 システム制御部
100 デジタルビデオカメラ

Claims (9)

  1. 撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像手段を備える撮像装置であって、
    前記撮像手段により取得される画像データに対して階調補正を行う補正手段と、
    前記画像データに係る現在のダイナミックレンジを目標のダイナミックレンジに変更するダイナミックレンジ変更手段と、
    変更されたダイナミックレンジの変更量に応じて露出および前記補正手段の特性を変更する特性変更手段と、
    前記現在のダイナミックレンジに応じた画像データと、前記目標のダイナミックレンジに応じた画像データとを画面に表示する表示制御手段と、を備える、ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記画面に特定の領域を示す枠を表示させ、当該枠内には前記目標のダイナミックレンジに応じた画像データを表示し、前記枠外には前記現在のダイナミックレンジに応じた画像データを表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記補正手段により階調補正が行われる前の前記画像データから取得した測光値が最大となる領域に前記枠を表示させる、ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記現在のダイナミックレンジ、前記目標のダイナミックレンジ、前記測光値の最大値を用いて、前記測光値の最大値に対するダイナミックレンジの差分値を算出し、前記差分値を前記画面に表示させる、ことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記枠の位置は、前記画面内の任意の位置に移動可能である、ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記目標のダイナミックレンジに応じた画像データの輝度値のヒストグラムまたはウエーブフォームを前記画面に表示する、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記目標のダイナミックレンジは、設定を行うことができる最大のダイナミックレンジであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像手段を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段により取得される画像データに対して補正手段が階調補正を行う補正工程と、
    前記画像データに係る現在のダイナミックレンジを目標のダイナミックレンジに変更するダイナミックレンジ変更工程と、
    変更されたダイナミックレンジの変更量に応じて露出および前記補正手段の特性を変更する特性変更工程と、
    前記現在のダイナミックレンジに応じた画像データと、前記目標のダイナミックレンジに応じた画像データとを画面に表示する表示制御工程と、を有する、ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. コンピュータを、請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像装置が備える各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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