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JP2018012461A - シート用スライド装置 - Google Patents

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JP2018012461A
JP2018012461A JP2016144501A JP2016144501A JP2018012461A JP 2018012461 A JP2018012461 A JP 2018012461A JP 2016144501 A JP2016144501 A JP 2016144501A JP 2016144501 A JP2016144501 A JP 2016144501A JP 2018012461 A JP2018012461 A JP 2018012461A
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JP2016144501A
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敦之 廣瀬
Atsushi Hirose
敦之 廣瀬
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Toyota Boshoku Corp
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Toyota Boshoku Corp
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Abstract

【課題】構造の簡素化を図ると共に、ロック機構の第1係合爪と第2係合爪との位置関係にかかわらず適用できるシート用スライド装置を提供すること。【解決手段】シート用スライド装置1において、固定側レール2には、孔径が略同一である複数の固定側係合孔24が設けられている。可動側レール3には、孔径が略同一である複数の第1可動側係合孔34及び複数の第2可動側係合孔35が設けられている。ロック機構4のメイン係合爪7Aは、第1A可動側係合孔34A、固定側係合孔24、第2A可動側係合孔35Aに対して挿通し、固定側係合孔24の内壁面241に接触した状態で係合する。サブ係合爪7Bは、第1B可動側係合孔34B、固定側係合孔24、第2B可動側係合孔35Bに対して挿通し、固定側係合孔24の内壁面241に接触しない状態で係合する。メイン係合爪7Aにおける固定側係合孔24に挿通する部分には、幅広部74Aが設けられている。【選択図】図6

Description

本発明は、シート用スライド装置に関する。
従来、車両用シート等の乗物用シートをスライド可能に支持するシート用スライド装置が知られている。例えば、特許文献1に開示されたシート用スライド装置は、固定側レールと、シートを支持すると共に、固定側レールに組み付けられ、固定側レールに対してスライド可能に構成された可動側レールと、可動側レールが固定側レールに対してスライドすることを規制するためのロック機構と、を備えている。
上記シート用スライド装置において、ロック機構は、固定側レール及び可動側レールに係合するメイン係合爪(第1係合爪)及びサブ係合爪(第2係合爪)を有する。ロック機構は、メイン係合爪とサブ係合爪とをそれぞれ固定側レールの係合孔及び可動側レールの係合孔に挿通して係合することにより、固定側レールに対する可動側レールのスライドを規制するように構成されている。
特開2015−506311号公報
上記構成のシート用スライド装置では、ロック機構のメイン係合爪は、固定側レールに対するロック機構の位置決めのために、固定側レールの係合孔の内壁面に接触した状態で、固定側レールの係合孔及び可動側レールの係合孔に挿通して係合する。そのため、ロック機構のメイン係合爪の幅をサブ係合爪の幅よりも広くし、それに合わせて可動側レールにおけるメイン係合爪を係合する係合孔の孔径を、サブ係合爪を係合する係合孔の孔径よりも大きくしていた。
しかしながら、ロック機構のメイン係合爪とサブ係合爪との位置関係は、乗物の種類(例えば車種)やシートの仕様によって変更することがある。よって、ロック機構のメイン係合爪とサブ係合爪との位置関係に合わせて、可動側レールの係合孔の孔径を調整していた。すなわち、メイン係合爪とサブ係合爪との位置関係が異なるロック機構の仕様が複数ある場合には、複数種類の可動側レールを準備しなければならなかった。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、構造の簡素化を図ると共に、ロック機構の第1係合爪と第2係合爪との位置関係にかかわらず適用できるシート用スライド装置を提供する。
本発明の一の態様であるシート用スライド装置は、シートをスライド可能に支持する。シート用スライド装置は、固定側レールと、シートを支持すると共に、固定側レールに組み付けられ、固定側レールに対してスライド可能に構成された可動側レールと、固定側レールに対する可動側レールのスライドを規制するロック機構と、を備えている。ロック機構は、固定側レール及び可動側レールに係合して固定側レールに対する可動側レールの位置を固定する第1係合爪及び第2係合爪を有する。固定側レールには、第1係合爪及び第2係合爪をそれぞれ係合し、可動側レールがスライドするスライド方向の孔径が略同一である複数の固定側係合孔が設けられ、可動側レールには、第1係合爪及び第2係合爪をそれぞれ係合し、スライド方向の孔径が略同一である複数の可動側係合孔が設けられている。第1係合爪は、固定側係合孔及び可動側係合孔に対してスライド方向に直交する方向に挿通し、かつ、固定側係合孔の内壁面に接触した状態で、固定側レール及び可動側レールに係合するように構成され、第2係合爪は、固定側係合孔及び可動側係合孔に対してスライド方向に直交する方向に挿通し、かつ、固定側係合孔の内壁面に接触しない状態で、固定側レール及び可動側レールに係合するように構成されている。第1係合爪における固定側係合孔に挿通する部分には、第2係合爪における固定側係合孔に挿通する部分よりもスライド方向の幅が広く、固定側係合孔の内壁面に接触する幅広部が設けられている。
上記シート用スライド装置によれば、可動側レールにおける複数の可動側係合孔の孔径が略同一である。そのため、可動側レールにおいて、ロック機構の第1係合爪を係合する係合孔と第2係合爪を係合する係合孔とを共通化できる。これにより、ロック機構の第1係合爪と第2係合爪との位置関係を変更した場合であっても、同じ構造の可動側レールを適用できる。よって、従来のように、ロック機構の第1係合爪と第2係合爪との位置関係に合わせて、可動側レールの係合孔の孔径を調整する必要がなくなる。
また、固定側レールにおける複数の固定側係合孔の孔径が略同一であり、第1係合爪における固定側係合孔に挿通する部分には、第2係合爪における固定側係合孔に挿通する部分よりも幅が広い幅広部が設けられている。そのため、固定側レールにおいて、ロック機構の第1係合爪を係合する係合孔と第2係合爪を係合する係合孔とを共通化できる。さらに、第1係合爪の幅広部を固定側係合孔の内壁面に接触させて固定側レールに対するロック機構の位置決め、すなわち可動側レールの位置決めを容易に行うことができる。
このように、上記シート用スライド装置によれば、固定側レール及び可動側レールにおいて、ロック機構の第1係合爪を係合する係合孔と第2係合爪を係合する係合孔との共通化により、構造の簡素化を図ることができる。また、ロック機構の第1係合爪と第2係合爪との位置関係にかかわらず、すなわちロック機構の第1係合爪と第2係合爪との位置関係が異なる場合であっても、同じ構造の固定側レール及び可動側レールを適用できる。
上記シート用スライド装置において、第1係合爪における固定側係合孔に挿通する部分には、第1係合爪の先端側に向かって徐々にスライド方向の幅が狭くなる縮幅部が設けられ、縮幅部には、幅広部が設けられていてもよい。この場合には、第1係合爪の幅広部を固定側係合孔の内壁面に容易に接触させることができる。これにより、固定側レールに対するロック機構(可動側レール)の位置決めをより一層容易に行うことができる。
また、固定側レールは、一対の固定側側壁部と、一対の固定側側壁部の一端同士を繋ぐ固定側蓋壁部と、固定側側壁部の他端から固定側蓋壁部側に向かって固定側蓋壁部の内側に折り返すように延びる一対の固定側折返壁部と、を有し、可動側レールは、一対の固定側折返壁部の間に配置された一対の可動側側壁部と、一対の可動側側壁部の一端同士を繋ぐ可動側蓋壁部と、可動側側壁部の他端から可動側蓋壁部側に向かって可動側側壁部の外側に折り返すように延び、固定側側壁部と固定側折返壁部との間に配置された一対の可動側折返壁部と、を有し、可動側係合孔には、一対の可動側側壁部の少なくとも一方に設けられ、かつ、第1係合爪を係合する第1A可動側係合孔と、第2係合爪を係合し、第1A可動側係合孔とスライド方向の孔径が略同一である第1B可動側係合孔と、を有する第1可動側係合孔と、一対の可動側折返壁部の少なくとも一方に設けられ、かつ、第1係合爪を係合する第2A可動側係合孔と、第2係合爪を係合し、第2A可動側係合孔とスライド方向の孔径が略同一である第2B可動側係合孔と、を有する第2可動側係合孔と、が設けられていてもよい。この場合には、可動側レールにおいて、第1A可動側係合孔と第1B可動側係合孔とを共通化し、第2A可動側係合孔と第2B可動側係合孔とを共通化できる。これにより、構造の簡素化をより一層図ることができる。
また、第1係合爪における第1A可動側係合孔に挿通する部分には、第1係合爪の長手方向においてスライド方向の幅が略同一である同幅部が設けられていてもよい。この場合には、第1係合爪の同幅部によって第1A可動側係合孔の内壁面と第1係合爪との隙間を適切に維持し、固定側レール及び可動側レールに対するロック機構のロック強度(係合強度)を十分に確保できる。
シート用スライド装置の取付状態を示す説明図である。 図2(A)はシート用スライド装置の平面図であり、図2(B)はシート用スライド装置の側面図である。 シート用スライド装置の分解斜視図である。 図3のA部分を示す説明図である。 係合部材の係合爪(メイン係合爪)が固定側レール及び可動側レールに係合した状態を示す断面図である。 係合部材の係合爪(メイン係合爪、サブ係合爪)が固定側レール及び可動側レールに係合した状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
本実施形態は、本発明のシート用スライド装置を自動車等の車両用シートをスライド可能に支持するシート用スライド装置に適用したものである。
なお、本実施形態において、各図に付された上下前後左右の方向を示す矢印は、各図相互の関係を理解しやすくするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
図1に示すように、シート用スライド装置1は、シートSの下端部に配設されている。シート用スライド装置1は、固定側レール2、可動側レール3、ロック機構4(図2、図3)等を備えている。
固定側レール2は、長手方向が車両の前後方向(シートの前後方向)に一致するように、車両のフロアFに固定されている。可動側レール3は、固定側レール2に組み付けられている。可動側レール3は、複数の転動体(図示省略)を介して、固定側レール2に対して車両の前後方向にスライド(摺動)可能に構成されている。
シートSは、可動側レール3の上部に組み付けられている。シートSは、可動側レール3に支持されている。シートSは、固定側レール2に対して、可動側レール3と一体的に前後方向にスライド可能に構成されている。
なお、シート用スライド装置1は、シートSの幅方向両側それぞれに配設されている。つまり、シートSは、2つのシート用スライド装置1を介して車両に組み付けられている。シートSの幅方向とは、車両の幅方向、つまり左右方向と一致する。
以下、シートSの左右両側に配設された2つのシート用スライド装置1のうち、左側のシート用スライド装置1について詳細に説明し、左側のシート用スライド装置1と基本的な構成が同じである右側のシート用スライド装置1については説明を省略する。
図2〜図4に示すように、固定側レール2は、圧延鋼板等にプレス加工が施されて形成された金属製の部材である。固定側レール2は、下壁部(固定側蓋壁部)21と、一対の側壁部(固定側側壁部)である左側壁部22A及び右側壁部22Bと、一対の折返壁部(固定側折返壁部)である左折返壁部23A及び右折返壁部23Bと、を有する。下壁部21、左側壁部22A、右側壁部22B、左折返壁部23A及び右折返壁部23Bは、固定側レール2の長手方向(前後方向)に沿って帯状に延びている。
図5に示すように、固定側レール2の長手方向に直交する断面において、下壁部21は、左側壁部22Aの上端と右側壁部22Bの上端とを繋いでいる。左側壁部22Aは、下壁部21の左端から上方に延びている。右側壁部22Bは、下壁部21の右端から上方に延びている。左側壁部22Aと右側壁部22Bとは、左右方向に対向して配置されている。
左折返壁部23Aは、左側壁部22Aの上端から、下壁部21側に向かって左側壁部22Aの内側(右側)に折り返され、下方に延びている。右折返壁部23Bは、右側壁部22Bの上端から、下壁部21側に向かって右側壁部22Bの内側(左側)に折り返され、下方に延びている。
固定側レール2の長手方向に直交する断面において、下壁部21と、左側壁部22A及び右側壁部22Bと、左折返壁部23A及び右折返壁部23Bとは、上方に開口する開口断面を形成している。なお、下壁部21は、車両のフロアFに固定されている。
図2〜図4に示すように、可動側レール3は、圧延鋼板等にプレス加工が施されて形成された金属製の部材である。可動側レール3は、上壁部(可動側蓋壁部)31と、一対の側壁部(可動側側壁部)である左側壁部32A及び右側壁部32Bと、一対の折返壁部(可動側折返壁部)である左折返壁部33A及び右折返壁部33Bと、を有する。上壁部31、左側壁部32A、右側壁部32B、左折返壁部33A及び右折返壁部33Bは、可動側レール3の長手方向(前後方向)に沿って帯状に延びている。
図5に示すように、可動側レール3の長手方向に直交する断面において、上壁部31は、左側壁部32Aの上端と右側壁部32Bの上端とを繋いでいる。左側壁部32Aは、上壁部31の左端から上方に延びている。右側壁部32Bは、上壁部31の右端から上方に延びている。左側壁部32Aと右側壁部32Bとは、左右方向に対向して配置されている。
左折返壁部33Aは、左側壁部32Aの下端から、上壁部31側に向かって左側壁部32Aの外側(左側)に折り返され、上方に延びている。右折返壁部33Bは、右側壁部32Bの下端から、上壁部31側に向かって右側壁部32Bの外側(右側)に折り返され、上方に延びている。
可動側レール3の長手方向に直交する断面において、上壁部31と、左側壁部32A及び右側壁部32Bと、左折返壁部33A及び右折返壁部33Bとは、下方に開口する開口断面を形成している。なお、シートSは、可動側レール3の上壁部31に組み付けられている。
図5に示すように、可動側レール3は、固定側レール2に組み付けられている。具体的には、可動側レール3の左側壁部32A及び右側壁部32Bは、固定側レール2の左折返壁部23Aと右折返壁部23Bとの間に配置されている。可動側レール3の左折返壁部33Aは、固定側レール2の左側壁部22Aと左折返壁部23Aとの間に配置されている。可動側レール3の右折返壁部33Bは、固定側レール2の右側壁部22Bと右折返壁部23Bとの間に配置されている。
固定側レール2の左折返壁部23Aは、可動側レール3の左側壁部32Aと左折返壁部33Aとの間に配置されている。固定側レール2の右折返壁部23Bは、可動側レール3の右側壁部32Bと右折返壁部33Bとの間に配置されている。これにより、可動側レール3は、固定側レール2に対して上下方向に抜け止めされている。
図2〜図4に示すように、可動側レール3には、固定側レール2に対する可動側レール3のスライドを規制するロック機構4が設けられている。なお、ロック機構4は、説明を省略した右側のシート用スライド装置1の可動側レール3には設けられていない。ロック機構4は、可動側レール3の上壁部31に取り付けられている。ロック機構4は、可動側レール3の前後方向における中央やや後方寄りに設けられている。
ロック機構4は、フレーム部材5と、係合部材6と、を備えている。フレーム部材5は、可動側レール3の上壁部31に取り付けられる第1部材51と、第1部材51の前端部に取り付けられる第2部材52と、を備えている。
フレーム部材5において、第1部材51は、第1部材51の後端部から下方に延出する第1側壁部511を有する。第2部材52は、下方に延出する第2側壁部521を有する。第1部材51の第1側壁部511と第2部材の第2側壁部521とは、前後方向に対向して配置されている。
係合部材6は、本体部61と、一対の軸支部62と、操作部63と、複数(本実施形態では4つ)の係合爪7と、を備えている。一対の軸支部62は、本体部61の前端部及び後端部からそれぞれ上方に延出し、前後方向に対向して配置されている。操作部63は、本体部61の右端部から右斜め上方かつ右斜め前方に延出している。
各係合爪7は、本体部61の右端部から左側に折り返されるように延出している。各係合爪7は、前後方向に見たときに略円弧形状となるように湾曲している。4つの係合爪7は、最も前方側にあるメイン係合爪(第1係合爪)7Aと、メイン係合爪7Aの後方側にある他の3つのサブ係合爪(第2係合爪)7Bと、により構成されている。
係合部材6は、本体部61をフレーム部材5の第1部材51の第1側壁部511と第2部材52の第2側壁部521との間に収容し、一対の軸支部62を第1側壁部511及び第2側壁部521に固定することにより、フレーム部材5に固定されている。係合部材6は、第1側壁部511及び521を繋ぐ前後方向の軸を回転中心として、フレーム部材5に対して回転可能に構成されている。
フレーム部材5及び係合部材6には、棒状のバネ部材64が取り付けられている。バネ部材64は、一端がフレーム部材5の第1部材51に係止され、他端が係合部材6の操作部63に係止されている。バネ部材64は、係合部材6の係合爪7(メイン係合爪7A、サブ係合爪7B)が図5に示す方向Bに回転するように付勢する。
可動側レール3には、切欠部30が設けられている。切欠部30は、可動側レール3の上壁部31及び左側壁部32Aを貫通して形成されている。切欠部30は、可動側レール3の前後方向における中央やや後方寄りに設けられている。
ロック機構4は、可動側レール3の切欠部30の位置に配設されている。具体的には、フレーム部材5の第1部材51は、可動側レール3の切欠部30を跨ぐように配置されている。フレーム部材5の第1部材51及び第2部材52は、一対の固定部材53により、可動側レール3の上壁部31に固定されている。
可動側レール3の左側壁部32Aには、ロック機構4の係合爪7を係合する可動側係合孔である4つの第1可動側係合孔34が設けられている。4つの第1可動側係合孔34は、前後方向に並んで配置されている。各第1可動側係合孔34は、左側壁部32Aを貫通して略四角形状に形成されている。各第1可動側係合孔34の前後方向の孔径D1は、略同一である。
4つの第1可動側係合孔34は、最も前方側に配置され、メイン係合爪7Aが係合する第1A可動側係合孔34Aと、第1A可動側係合孔34Aの後方側に配置され、サブ係合爪7Bが係合する3つの第1B可動側係合孔34Bと、により構成されている。
可動側レール3の左折返壁部33Aには、ロック機構4の係合爪7を係合する可動側係合孔である4つの第2可動側係合孔35が設けられている。4つの第2可動側係合孔35は、前後方向に並んで配置されている。4つの第2可動側係合孔35の位置は、4つの第1可動側係合孔34の位置と前後方向で一致している。各第2可動側係合孔35は、左折返壁部33Aを貫通して略四角形状に形成されている。各第2可動側係合孔35の前後方向の孔径D2は、略同一である。
4つの第2可動側係合孔35は、最も前方側に配置され、メイン係合爪7Aが係合する第2A可動側係合孔35Aと、第2A可動側係合孔35Aの後方側に配置され、サブ係合爪7Bが係合する3つの第2B可動側係合孔35Bと、により構成されている。
固定側レール2の左折返壁部23Aには、ロック機構4の係合爪7(メイン係合爪7A、サブ係合爪7B)を係合する複数の固定側係合孔24が設けられている。複数の固定側係合孔24は、前後方向に並んで配置されている。各固定側係合孔24は、左折返壁部23Aを貫通して略四角形状に形成されている。各固定側係合孔24の前後方向の孔径D3は、略同一である。なお、本実施形態では、固定側レール2の右折返壁部23Bにも、左折返壁部23Aと同様に複数の固定側係合孔25が設けられている。
図6に示すように、ロック機構4の4つの係合爪7において、メイン係合爪7Aは、基端側から順に、第1同幅部71Aと、縮幅部72Aと、第2同幅部73Aと、を有する。第1同幅部71Aは、可動側レール3の第1A可動側係合孔34Aに挿通する部分であり、メイン係合爪7Aの長手方向(左右方向)において前後方向の幅が略同一の部分である。
縮幅部72Aは、固定側レール2の固定側係合孔24に挿通する部分であり、メイン係合爪7Aの先端側に向かって徐々に幅が狭くなる部分である。第2同幅部73Aは、可動側レール3の第2A可動側係合孔35Aに挿通する部分であり、メイン係合爪7Aの長手方向(左右方向)において前後方向の幅が略同一の部分である。
サブ係合爪7Bは、基端側から順に、縮幅部71Bと、同幅部72Bと、を有する。縮幅部71Bは、可動側レール3の第1B可動側係合孔34B及び固定側レール2の固定側係合孔24に挿通する部分であり、メイン係合爪7Aの先端側に向かって徐々に幅が狭くなる部分である。
同幅部72Bは、可動側レール3の第2B可動側係合孔35Bに挿通する部分であり、メイン係合爪7Aの長手方向(左右方向)において前後方向の幅が略同一の部分である。なお、図6では、3つのサブ係合爪7Bのうち、最も前方側にあるサブ係合爪7Bを図示し、同様の構造である他の2つのサブ係合爪7Bの図示を省略した。
メイン係合爪7Aの縮幅部72Aには、サブ係合爪7Bにおける固定側レール2の固定側係合孔24に挿通する部分よりも前後方向の幅が広い幅広部74Aが設けられている。幅広部74Aは、メイン係合爪7Aの縮幅部72Aを固定側レール2の固定側係合孔24に挿通したときに、固定側係合孔24の内壁面241に接触するように構成されている。
図5、図6に示すように、可動側レール3が固定側レール2に対してスライド(摺動)することを規制している状態、すなわちロック状態では、固定側レール2の固定側係合孔24の位置と可動側レール3の第1可動側係合孔34及び第2可動側係合孔35の位置とが前後方向で一致している。そして、ロック機構4のメイン係合爪7Aが、可動側レール3の左側壁部32Aの内側から、可動側レール3の第1A可動側係合孔34A、固定側レール2の固定側係合孔24、可動側レール3の第2A可動側係合孔35Aの順に左右方向に挿通した状態で、固定側レール2及び可動側レール3に係合する。
このとき、メイン係合爪7Aの縮幅部72Aに設けられた幅広部74Aは、固定側レール2の固定側係合孔24の内壁面241、すなわち固定側レール2の左折返壁部23Aに接触した状態となる。これにより、固定側レール2に対してロック機構4(可動側レール3)が位置決めされる。なお、メイン係合爪7Aの第1同幅部71A及び第2同幅部73Aは、それぞれ可動側レール3の左側壁部32A及び左折返壁部33Aに接触せず、前後に所定の隙間が形成された状態となる。
また、ロック状態では、ロック機構4のサブ係合爪7Bが、可動側レール3の左側壁部32Aの内側から、可動側レール3の第1B可動側係合孔34B、固定側レール2の固定側係合孔24、可動側レール3の第2B可動側係合孔35Bの順に左右方向に挿通した状態で、固定側レール2及び可動側レール3に係合する。
このとき、サブ係合爪7Bの縮幅部71Bは、固定側レール2の固定側係合孔24の内壁面241、すなわち固定側レール2の左折返壁部23Aに接触せず、前後に所定の隙間が形成された状態となる。また、サブ係合爪7Bの縮幅部71B及び同幅部72Bは、それぞれ可動側レール3の左側壁部32A及び左折返壁部33Aに接触せず、前後に所定の隙間が形成された状態となる。
一方、シートSの着席者の操作により、ロック状態からロック機構4の操作部63を押し下げ、バネ部材64の付勢力に抗してメイン係合爪7A及びサブ係合爪7Bを方向Bとは反対側に回転させると、メイン係合爪7A及びサブ係合爪7Bが、可動側レール3の第1A可動側係合孔34A、固定側レール2の固定側係合孔24及び可動側レール3の第2A可動側係合孔35Aから抜けた状態となる(図5の点線位置)。これにより、可動側レール3が固定側レール2に対して前後方向にスライド(摺動)可能な状態、すなわちロック解除状態となる。
また、固定側レール2の固定側係合孔24の位置と可動側レール3の第1可動側係合孔34及び第2可動側係合孔35の位置とが前後方向で一致していない場合もロック解除状態となる。このとき、メイン係合爪7A及びサブ係合爪7Bは、可動側レール3の第1A可動側係合孔34A及び第1B可動側係合孔34Bを挿通し、かつ、固定側レール2の左折返壁部23Aに当接した状態となる。また、可動側レール3は、固定側レール2に対して前後方向にスライド(摺動)可能な状態となる。
このようなロック解除状態の場合、可動側レール3を前後方向にスライド(摺動)させ、固定側レール2の固定側係合孔24の位置と可動側レール3の第1可動側係合孔34及び第2可動側係合孔35の位置とが前後方向で一致すると、バネ部材64の付勢力によってメイン係合爪7A及びサブ係合爪7Bが方向Bに回転し、可動側レール3の第1A可動側係合孔34A及び第1B可動側係合孔34Bに加えて、さらに固定側レール2の固定側係合孔24、可動側レール3の第2A可動側係合孔35A及び第2B可動側係合孔35Bに挿通した状態となり、ロック状態となる。
次に、本実施形態のシート用スライド装置1における作用効果について説明する。
本実施形態のシート用スライド装置1によれば、可動側レール3における複数の第1可動側係合孔34の孔径が略同一であり、複数の第2可動側係合孔35の孔径が略同一である。そのため、可動側レール3において、ロック機構4のメイン係合爪7Aを係合する係合孔とサブ係合爪7Bを係合する係合孔とを共通化できる。すなわち、第1A可動側係合孔34Aと第1B可動側係合孔34Bとを共通化し、第2A可動側係合孔35Aと第2B可動側係合孔35Bとを共通化できる。これにより、ロック機構4のメイン係合爪7Aとサブ係合爪7Bとの位置関係を変更した場合であっても、同じ構造の可動側レール3を適用できる。よって、従来のように、ロック機構4のメイン係合爪7Aとサブ係合爪7Bとの位置関係に合わせて、可動側レール3の係合孔の孔径を調整する必要がなくなる。
また、固定側レール2における複数の固定側係合孔24の孔径が略同一であり、メイン係合爪7Aにおける固定側係合孔24に挿通する部分には、サブ係合爪7Bにおける固定側係合孔24に挿通する部分よりも幅が広い幅広部74Aが設けられている。そのため、固定側レール2において、ロック機構4のメイン係合爪7Aを係合する係合孔とサブ係合爪7Bを係合する係合孔との共通化を図ると共に、メイン係合爪7Aの幅広部74Aを固定側係合孔24の内壁面241に接触させて固定側レール2に対するロック機構4の位置決め、すなわち可動側レール3の位置決めを容易に行うことができる。
このように、本実施形態のシート用スライド装置1によれば、固定側レール2及び可動側レール3において、ロック機構4のメイン係合爪7Aを係合する係合孔とサブ係合爪7Bを係合する係合孔との共通化により、構造の簡素化を図ることができる。また、ロック機構4のメイン係合爪7Aとサブ係合爪7Bとの位置関係にかかわらず、すなわちロック機構4のメイン係合爪7Aとサブ係合爪7Bとの位置関係が異なる場合であっても、同じ構造の固定側レール2及び可動側レール3を適用できる。
また、本実施形態のシート用スライド装置1において、メイン係合爪7Aにおける固定側係合孔24に挿通する部分には、メイン係合爪7Aの先端側に向かって徐々に前後方向の幅が狭くなる縮幅部72Aが設けられ、縮幅部72Aには、幅広部74Aが設けられている。そのため、メイン係合爪7Aの幅広部74Aを固定側係合孔24の内壁面241に容易に接触させることができる。これにより、固定側レール2に対するロック機構4(可動側レール3)の位置決めをより一層容易に行うことができる。
また、メイン係合爪7Aにおける第1A可動側係合孔34Aに挿通する部分には、メイン係合爪7Aの長手方向において前後方向の幅が略同一である第1同幅部71Aが設けられている。そのため、メイン係合爪7Aの第1同幅部71Aによって第1A可動側係合孔34Aの内壁面とメイン係合爪7Aとの隙間を適切に維持し、固定側レール2及び可動側レール3に対するロック機構4のロック強度(係合強度)を十分に確保できる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)上記実施形態では、本発明のシート用スライド装置を自動車に用いられる車両用シートのスライド装置に適用したが、例えば、自動車以外の鉄道等に用いられる車両用シートのスライド装置に適用してもよいし、航空機、船舶等の他の乗物に用いられるシートのスライド装置に適用してもよい。
(2)上記実施形態では、第1可動側係合孔34(第1A可動側係合孔34A、第1B可動側係合孔34B)を可動側レール3の一対の可動側側壁部のうちの左側壁部32Aに設けたが、一対の可動側側壁部のうちの右側壁部32Bに設けてもよい。また、第2可動側係合孔35(第2A可動側係合孔35A、第2B可動側係合孔35B)を可動側レール3の一対の可動側折返壁部のうちの左折返壁部33Aに設けたが、一対の可動側折返壁部のうちの右折返壁部33Bに設けてもよい。
(3)上記実施形態では、4つの係合爪7のうち、最も前方側にある係合爪7(前方側から1番目の係合爪7)をメイン係合爪7Aとし、他の係合爪7をサブ係合爪7Bとしたが、メイン係合爪7Aの位置はこれに限定されることはなく、例えば、前方側から2番目の係合爪7をメイン係合爪7Aとし、他の係合爪7をサブ係合爪7Bとしてもよい。この場合、4つの第1可動側係合孔34のうち、前方側から2番目の第1可動側係合孔34が第1A可動側係合孔34Aとなり、他の第1可動側係合孔34が第1B可動側係合孔34Bとなる。第2可動側係合孔35も同様である。そして、このような構成とした場合であっても、上記実施形態で用いた固定側レール2及び可動側レール3を適用できる。
(4)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
1…シート用スライド装置、2…固定側レール、3…可動側レール、4…ロック機構、7A…メイン係合爪(第1係合爪)、74A…幅広部、7B…サブ係合爪(第2係合爪)、21…下壁部(固定側蓋壁部)、22A…左側壁部(固定側側壁部)、22B…右側壁部(固定側側壁部)、23A…左折返壁部(固定側折返壁部)、23B…右折返壁部(固定側折返壁部)、24…固定側係合孔、241…内壁面、31…上壁部(可動側蓋壁部)、32A…左側壁部(可動側側壁部)、32B…右側壁部(可動側側壁部)、33A…左折返壁部(可動側折返壁部)、33B…右折返壁部(可動側折返壁部)、34…第1可動側係合孔(可動側係合孔)、34A…第1A可動側係合孔(可動側係合孔)、34B…第1B可動側係合孔(可動側係合孔)、35…第2可動側係合孔(可動側係合孔)、35A…第2A可動側係合孔(可動側係合孔)、35B…第2B可動側係合孔(可動側係合孔)

Claims (4)

  1. シートをスライド可能に支持するシート用スライド装置であって、
    固定側レールと、
    前記シートを支持すると共に、前記固定側レールに組み付けられ、前記固定側レールに対してスライド可能に構成された可動側レールと、
    前記固定側レールに対する前記可動側レールのスライドを規制するロック機構と、を備え、
    前記ロック機構は、前記固定側レール及び前記可動側レールに係合して前記固定側レールに対する前記可動側レールの位置を固定する第1係合爪及び第2係合爪を有し、
    前記固定側レールには、前記第1係合爪及び前記第2係合爪をそれぞれ係合し、前記可動側レールがスライドするスライド方向の孔径が略同一である複数の固定側係合孔が設けられ、
    前記可動側レールには、前記第1係合爪及び前記第2係合爪をそれぞれ係合し、前記スライド方向の孔径が略同一である複数の可動側係合孔が設けられ、
    前記第1係合爪は、前記固定側係合孔及び前記可動側係合孔に対して前記スライド方向に直交する方向に挿通し、かつ、前記固定側係合孔の内壁面に接触した状態で、前記固定側レール及び前記可動側レールに係合するように構成され、
    前記第2係合爪は、前記固定側係合孔及び前記可動側係合孔に対して前記スライド方向に直交する方向に挿通し、かつ、前記固定側係合孔の内壁面に接触しない状態で、前記固定側レール及び前記可動側レールに係合するように構成され、
    前記第1係合爪における前記固定側係合孔に挿通する部分には、前記第2係合爪における前記固定側係合孔に挿通する部分よりも前記スライド方向の幅が広く、前記固定側係合孔の前記内壁面に接触する幅広部が設けられている、シート用スライド装置。
  2. 前記第1係合爪における前記固定側係合孔に挿通する部分には、前記第1係合爪の先端側に向かって徐々に前記スライド方向の幅が狭くなる縮幅部が設けられ、前記縮幅部には、前記幅広部が設けられている、請求項1に記載のシート用スライド装置。
  3. 前記固定側レールは、一対の固定側側壁部と、前記一対の固定側側壁部の一端同士を繋ぐ固定側蓋壁部と、前記固定側側壁部の他端から前記固定側蓋壁部側に向かって前記固定側蓋壁部の内側に折り返すように延びる一対の固定側折返壁部と、を有し、
    前記可動側レールは、前記一対の固定側折返壁部の間に配置された一対の可動側側壁部と、前記一対の可動側側壁部の一端同士を繋ぐ可動側蓋壁部と、前記可動側側壁部の他端から前記可動側蓋壁部側に向かって前記可動側側壁部の外側に折り返すように延び、前記固定側側壁部と前記固定側折返壁部との間に配置された一対の可動側折返壁部と、を有し、
    前記可動側係合孔には、前記一対の可動側側壁部の少なくとも一方に設けられ、かつ、前記第1係合爪を係合する第1A可動側係合孔と、前記第2係合爪を係合し、前記第1A可動側係合孔と前記スライド方向の孔径が略同一である第1B可動側係合孔と、を有する第1可動側係合孔と、前記一対の可動側折返壁部の少なくとも一方に設けられ、かつ、前記第1係合爪を係合する第2A可動側係合孔と、前記第2係合爪を係合し、前記第2A可動側係合孔と前記スライド方向の孔径が略同一である第2B可動側係合孔と、を有する第2可動側係合孔と、が設けられている、請求項1又は2に記載のシート用スライド装置。
  4. 前記第1係合爪における前記第1A可動側係合孔に挿通する部分には、前記第1係合爪の長手方向において前記スライド方向の幅が略同一である同幅部が設けられている、請求項3に記載のシート用スライド装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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