JP2018010301A - 眼鏡処方を決定する方法及びシステム - Google Patents
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Abstract
Description
屈折異常を有する。これは、視覚障害を、トロイダル面及び球面等の単純な表面を有する
レンズを通して近似的に矯正できるという仮定に基づく。この近似は、瞳孔の中心に入る
光線の屈折異常を矯正するのに十分である。
査中の患者の自覚的屈折に頼ることによって判定することが習慣的だが(いわゆる自覚的
屈折又は顕性屈折)、眼の屈折異常を測定することが数年前より可能となっている(他覚
的屈折)。さらに、眼の屈折力を瞳孔全体にわたって、したがって特に瞳孔の周辺部でも
測定することが可能である。測定誤差として、例えば、球面収差、コマ収差、トレフォイ
ル収差、高次球面収差等が挙げられる。特定の実施態様では、他覚的屈折法は、伝播光束
の波面の判定に基づく。波面屈折器(wavefrontrefractor)の基本原理は、特許文献1に
記載されており、当該文献は、参照により本明細書に援用され、その特徴について保護が
求められ得ると共に、複数の異なる変形形態の概要も含む。
とができる。球面、円柱、及び軸に関する瞳孔の中心付近の眼の異常は、例えば、2次の
ゼルニケ多項式で表すことができる。したがって、これらの異常は、多くの場合は2次の
異常(second-order errors)と称する。中心から離れた異常は、高次のゼルニケ多項式
で表すことができる。したがって、これらの異常は、概して高次の異常(higher-order e
rrors)と称する。波面屈折器から得られた情報は、改良型の視覚補助具又は改良型の視
力矯正法の開発に用いることができる。視力矯正法の既知の例は、ウェーブフロントガイ
デッド屈折矯正手術の手技である。この手技では、高次のものを含む屈折異常を矯正する
ために、任意の所望の幾何学的形状を有する一定体積を角膜の表面から除去する。概して
、視覚補助具用の眼鏡処方を決定するために、アイケア専門家がいくつかのパラメーター
を決定する。例えば眼鏡レンズの場合、最も関連性が高いものは、通常は球面、円柱、及
び軸の形態で与えられる屈折値;瞳孔距離、フィッティング高さ、前傾角等のフィッティ
ングパラメーター;及び例えば累進レンズにおける近用加入度である。コンタクトレンズ
の場合、パラメーターセットは、通常は、少なくとも眼鏡レンズと同様の屈折値及び角膜
曲率を含む。
点として第1(球面、円柱、軸)値セットを確定することによって行われる。始点は、例
えば、装用中の眼鏡レンズの測定による検影法(自動屈折計測定)又は他の方法によって
与えることができる。続いて、反復最適化プロセスを開始し、患者が視力検査表上で最大
の視力を達成するまで異なる屈折矯正、すなわち(球面、円柱、軸)値セットを患者に与
える。眼の自覚的屈折を判定する例は、特許文献2で与えられており、当該文献は、参照
により本明細書に援用され、その特徴について保護が求められ得る。
覚的屈折から変更したがらないので、これらの技法は広く採用されてはいない。
自覚的屈折によって求められる眼鏡処方から逸脱したものとなることが分かっている。当
然ながら、自覚的屈折技法によって求められる眼鏡処方に適合しておらず、したがって患
者が最も便利であるとみなし得ない他覚的屈折技法によって決定された眼鏡処方を提供す
ることは、望ましくない。
に適合した患者の眼の眼鏡処方を、自動で又は他覚的屈折技法によって決定するシステム
及び方法を提供することである。
-of-merit)関数としても知られており、パラメーターの特定の選択に関して、最適とフ
ィッティングモデルとの間の一致、ここでは視覚機能を評価する関数である。換言すれば
、メリット関数は、値、すなわちメリット関数の値を提供することによってパラメーター
の選択を評価する。メリット関数は、最適に近付くと小さくなり得る。しかしながら、メ
リット関数は、パラメーターの選択が良いほど大きくなるよう設計することもできる。最
適化中、パラメーターが、最適値(最大値又は最小値)が得られるまでメリット関数の値
に基づいて調整されることで、対応のパラメーターがメリット関数の最適値を与えるベス
トフィット又は最適をもたらす。
視の大きさに基づいて、この眼鏡処方を罰する(punishes)項をメトリック又はメリット
関数に加えることが提案される。したがって、以下でより詳細に説明するように、このよ
うな変更メトリックは、視覚機能に関して同じ最適値を与える2つの解がある場合に乱視
が小さい方の解を好ましいものとするだけでなく、統計的に大きさが小さい乱視の処方も
もたらす。したがって、本発明は、最良の処方であるという患者の認識に対して矯正乱視
に起因した歪みがもたらす悪影響を考慮に入れる。
を加えることである。
波面の測定によって行われ得る。しかしながら、眼の屈折特性を示す測定値を提供するス
テップは、単に眼の屈折特性を示すデータセットを提供することによって行うこともでき
る。データセットは、その場合、特に別の場所で以前に取得されたものであり得るか、又
は実際の眼若しくは架空の眼の屈折特性を表すよう手動で設定されたものであり得る。
様によるコンピュータープログラム製品は、本発明の第1態様による方法と同じ利点をも
たらす。
徴付ける1つ又は複数のパラメーターの範囲を定義するステップを含む。
化プロセスの結果として直接求めることができる。
球面、円柱、軸、M、J0、及びJ45からなる群から選択される1つ又は複数のパラメ
ーターを含む。特に、パラメーターは、球面、円柱、及び軸であり得るか、又はM、J0
、及びJ45であり得る。
。例えば、最適化空間を確定するステップは、処方を特徴付ける1つ又は複数のパラメー
ターの範囲を定義するステップを含み得る。
、球面、円柱、及び軸、又はM、J0、及びJ45を含み得る。いくつかの実施形態では
、最適化空間は2つ以上の部分空間を含む。部分空間の1つは、球面の次元を含み得る。
別の部分空間は、円柱の次元及び軸の次元を含み得る。特定の実施形態では、部分空間の
1つは、Mの次元を含むことができ、別の部分空間は、J0の次元及びJ45の次元を含
む。
らに2次のゼルニケ係数に設定され得るかは、メリット関数又は任意の他の選好を決定す
るのに用いられる視覚機能に基づき得る。全てのパラメーター又はパラメーターの組み合
わせを同等に用いることができる。当業者には容易に認められるように、球面、円柱、及
び軸を含むパラメーターセットを次式によって計算して、M、J0、及びJ45を含むパ
ラメーターセットを与えることができる。
単位での球面度数を指す。逆に言うと、次式を用いて、J0、及びJ45から円柱成分及
び軸成分を求めることができる。
ターセットとして用いることができる。しかしながら、これらのゼルニケ係数さえも、次
式によりパラメーターセットM、J0、及びJ45から導くことができ、式中、rpは瞳
孔の半径である。
波面及びそれに対応した可能な眼鏡処方の反復決定を含む。
て、メリット関数の対応値が計算される。メリット関数の値は、眼のどの視覚機能を用い
てメリット関数を作り且つメリット関数の対応値を提供するかに応じて変わる。
リックが考えられており、当業者には既知である。例は、例えば、米国特許第7,857
,451号「System and method for optimizing clinical optic prescriptions」、米
国出願第2012/0069297号「Eyeglass prescription method」、米国出願第2
005/0110946号「Objective manifest refraction」、国際公開第03/09
2485号「Sharpness metric for vision quality」、米国出願第2008/0100
800号「Eyeglass prescription method」、米国出願第2009/0015787号「
Apparatus and method for determining an eyeglass prescription for a vision defec
t of an eye」、及び米国特許第8,205,987号「Method for optimizing a spect
acle lens for the wavefrontaberration of an eye」に挙げられており、上記文献のそ
れぞれの開示が、参照により本明細書に援用され、その特徴について保護が求められ得る
。矛盾がある場合、本明細書が優先される。
とによって決定され、複数の可能な眼鏡処方の1つの矯正乱視の大きさが大きいほど小さ
な値が決定される。
、複数の可能な眼鏡処方の1つの矯正乱視の大きさが大きいほど項が大きな値である。
であり得る。対応して、大きな矯正乱視を用いるための最適化プロセスを「罰する」ため
に、項は逆方向にならなければならない。したがって、最大値が求められる場合、大きな
乱視の場合ほど項が小さくならなければならなない(又は減少しなければならない)。さ
らに、最小値が求められる場合、大きな乱視の場合ほど項が大きくならなければならない
(又は増加しなければならない)。
れ、その単位はジオプターである。
例えば、乱視の大きさは、眼鏡処方の円柱成分(cyl)として表現することができ、そ
れゆえ単位はジオプターである。したがって、メリット関数もジオプターでの値に等しけ
れば、最も一貫したものとなる。
の視力値である。
文献で示唆されており、参照により本明細書に援用され、その特徴について保護が求めら
れ得る。したがって、本発明によって示唆される付加項を有しないこのようなメリット関
数は、当業者には一般に既知である。
、乱視の大きさをメリット関数に直接組み込むことが可能である。
に比例する。
て、比例定数は、他覚的屈折技法によって決定された予想眼鏡処方を、大きな被測定眼セ
ットに関する他覚的屈折技法の結果と比較することによって調整され得る。この例は、以
下の開示でさらに挙げる。
での複数の可能な眼鏡処方の1つの矯正乱視の大きさであり、Cは、比例定数+0.15
又は−0.15である。
する単純で一貫したメリット関数が得られることが分かった。
きさであり、nは、次数定数(order constant)であり、Ciは、各次数の係数である。
このような多項式によって、他覚的屈折結果の項又は偏差のさらにより複雑な形態をメリ
ット関数に組み込んで、患者又は装用者が最も便利であると感じる眼鏡処方に対して他覚
的屈折技法によって形成された結果に影響を及ぼす経験的手法を提供することができる。
きさであり、eは、数学定数であり、Cは、比例係数である。
に基づき、装用者が不便とみなす矯正を考慮に入れた適切な手法を提供し得る。
計による測定によって提供される。
ット収差計、又はダブルパス収差計(double-pass aberrometer)であり得る。
力するステップをさらに含む。
テップは、眼鏡処方を記憶装置、特に非一時的な記憶装置に記憶することによって、又は
データネットワークを介して特に製造現場へ眼鏡処方を伝送することによって、行うこと
もできる。
で行い、最適化空間を確定するステップ、メリット関数を決定するステップ、及びメリッ
ト関数の値の最適化によって眼鏡処方を決定するステップを、第1現場から離れた第2現
場で行い、提供された測定値を、第1現場から第2現場へデータネットワークを介して伝
送する。
って、提案された方法の利益を全装用者により容易に提供することができる。収差計によ
って提供された波面収差データは、データネットワークを介して計算又は処理ユニットへ
送ることができる。そこで、最適な眼鏡処方の計算を行うことができる。続いて、決定さ
れた眼鏡処方の結果を、収差計が配置されている現場へ送り戻すことができる。代替的に
、データは、最終眼鏡レンズが製造される第3実体又は第3現場へ送ることもできる。当
然ながら、眼鏡レンズは、計算ユニットの第2現場又は収差計の第1現場で製造すること
もできる。
屈折特性を示す波面を測定するよう構成された波面収差計をさらに備える。この場合も、
波面収差計は、ハルトマン・シャックセンサー、チェルニング収差計、タルボット収差計
、又はダブルパス収差計であり得る。
第2現場に位置付けられ、第1現場及び第2現場はデータネットワークを介して接続され
る。
数の眼鏡店に対応することを可能にし得る。したがって、処理ユニットが位置付けられて
いる単一の第2現場は、データネットワークを介して多数の第1現場に接続され得る。こ
れにより、必要な計算能力が例えば各第1現場又は眼鏡店に直接位置していなくてもよく
なる。
た出力装置を備える。
る。さらに、出力装置は、眼鏡処方を記憶する記憶媒体であり得る。
本発明の範囲から逸脱せずに異なる組み合わせで又は単独で用いることもできる。
義のない限り、用いられる全ての技術用語及び科学用語は、本発明が属する当業者によっ
て一般に理解されるのと同じ意味を有する。
、概して複数のステップを含む。第1ステップ110において、他覚的方法を用いて患者
の眼の光位相誤差を測定する。通常、これは、適当なセンサーを用いて眼から反射した波
面を測定することを伴う。センサーの例として、ハルトマン・シャック波面センサー、チ
ェルニング収差計、タルボット収差計、及びダブルパス収差計等の種々の波面収差計が挙
げられる。波面収差計の機能原理は、複数の異なる変形形態の概要も含む独国特許第60
1 21 123 T2号に記載されている。
に対する入力として用いられる。処理ユニットは、多次元最適化空間を確定し(ステップ
120)、これに関して、処理ユニットは例えば眼の視力に対応するメリット関数を計算
する。最適化空間の次元は、通常は、眼鏡処方を特徴付ける球面円柱矯正(例えば、球面
、円柱、及び軸)に対応する。最適化空間の各次元の範囲は、アイケア専門家によって設
定され得るか、又は処理ユニットによって事前設定され得る。例えば、最適化空間を確定
するアルゴリズムが、デフォルトで各次元に関する特定の範囲になり得るか、又はデフォ
ルトが、アイケア専門家のその患者との経験に基づいてオーバーライドされ得る。各範囲
内の球面円柱矯正の値は、所望に応じて確定することができる。例えば、各次元が事前設
定された数の値(例えば、10以上、100以上)を含むことで、値間の漸進的変化が範
囲によって決まるようにすることができる。代替的又は付加的に、値間の漸進的変化を事
前設定することができ、その場合、各次元の値の数は、範囲の設定によって決まる。いく
つかの実施形態では、値は、各次元における範囲内の在庫レンズ値に対応し得る。
囲は、既存の処方の球面値及び円柱値の−5ジオプター〜+5ジオプターに設定される。
値は、各範囲内で例えば0.25ジオプターずつ増加させることができる。
数(「M」)、J0、J45)座標からなる最適化空間である。
ける各点は、例えば球面、円柱、及び軸に対応する成分又はジャクソン円柱成分(Jackso
n cylinder components)(M、J0、J45)を有する3成分ベクトルであり得る。特
定の実施形態では、最適化空間は、2つの最適化部分空間等の複数の最適化部分空間に分
割される。例えば、第1部分空間における各点は、球面補正又はデフォーカスの値とする
ことができ、第2部分空間における点の成分は、円柱及び軸又はジャクソン円柱成分(J
0、J45)の値とすることができる。第3ステップにおいて、いずれの場合も、最適化
空間又は部分空間における各座標についての光学補正の波面を表す表面を形成し、元の波
面から差し引くことで、一連の補正波面が得られる(ステップ130)。
40)、これは、視力、コントラスト感度、若しくは別の視機能測度と相関するか、又は
これらの視機能測度の組み合わせと相関する。
面)の補正を最初に決定し、続いて測定された波面から差し引いた後に、第2部分空間(
例えば円柱及び軸)に関する補正を決定するべきである。
正波面は、対応の球面補正値によって補正された測定波面である。具体的には、特定の実
施形態では、補正波面は、最適化空間における点に応じて球面(ここでは球面補正値と称
する)が付加される元の波面である。任意の半径方向位置rミリメートルにおけるこの球
面の形状が、次式によって与えられる。
リット関数値は、さまざまな方法で計算することができる。特定の例示的な実施形態では
、メリット関数は、2007年8月17日付けで出願された「APPARATUS AND METHOD FOR
DETERMINING AN EYEGLASS PRESCRIPTION FOR A VISION DEFECT OF AN EYE」と題する米
国特許出願第11/840,688号に開示されている方法に従って計算することができ
、上記出願の全内容が参照により本明細書に援用され、その特徴について保護が求められ
得る。
方に対応する光学部品(optic:レンズ)で表される光学系を通る光の伝播の異なる段階
におけるパラメーターセットの1つについて決定され得る。換言すれば、光は、眼及び光
学部品で表される光学系を通過する。ここで、光線が眼及び矯正で表される系を種々の移
動距離だけ横切った(伝播した)ときの、品質メトリック(サブメトリック)を通じて表
現されるような理想的な場合と比べた光線のずれを考える。例えば眼及び光学部品で表さ
れる系から物体へ向かう逆方向の伝播も同様に考えられる。ここで考慮される伝播は、眼
及び矯正で表される系を通る固定の方向に関連するのではなく、任意の所望の数の方向(
例えば、概して視線の方向)に関して実行され得る。
ディスク内に入れられた点像ウォッシュアウト関数(point-image wash-out function)
のエネルギーを評価するメトリック等を含み得る。
たサブメトリックの加重和から決定され得る。いくつかの実施形態では、全体的メトリッ
ク(火面メトリック)の決定において全てのサブメトリックに等しい重みが与えられる。
特定の実施形態では、好ましい伝播段階のサブメトリックには、この好ましい伝播段階の
前及び/又は後の伝播段階におけるサブメトリックよりも大きな重みが付けられる。例え
ば、異なる平面内の像質を考慮に入れるサブメトリックを用いる場合、網膜上の像に関す
るサブメトリック(好ましい伝播段階におけるサブメトリックに対応する)に、眼の網膜
の前又は後の像に関するサブメトリックよりも大きな重みが付けられる。重み比は、例え
ば60/40であり得る。このような可能なメトリックの例の詳細な説明は、米国出願第
2010/0039614号で与えられており、当該文献の開示は参照により本明細書に
援用され、その特徴について保護が求められ得る。
きさを考慮に入れた項を含む。したがって、いわゆる「罰則項(punishing term)」によ
り、可能な処方の大きさが大きく且つ/又は矯正乱視と自覚的屈折によって与えられる自
覚的矯正乱視との間の差の大きさが大きいほど、視覚機能の最適結果が小さくなる。自覚
的矯正乱視を含む自覚的矯正処方は、固定の数字として提供され得るか、又は自覚的屈折
技法によって以前に測定されたものであり得る。これにより、乱視の大きさが小さいか又
は自覚的矯正乱視からのずれが小さな解が好ましい。例えば、視覚機能は、実効ブラーで
ある場合があり、この視覚機能は、最適化中に最小化され得る。このとき、この項は矯正
乱視の大きさと比例するように設定され得る。したがって、以下でさらに詳細に説明する
ように、この項は、可能な眼鏡処方の乱視の大きさの+0.15倍であり得る。全ての単
位がジオプターであり、したがって乱視の小さな解が好ましい。
(dioptric difference)の二乗であると仮定され得る。4次までのゼルニケ収差のみを
考慮すると、このようなメリット関数は、
によって与えることができ、式中、cn mはゼルニケ係数であり、rは瞳孔半径であり、
m、j0、及びj45は試作処方の成分である。この場合、最適な処方成分M、J0、及
びJ45は、メリット関数を最小化するものであり、
によって得られたものからの他覚的cylの逸脱を罰するものであり、
御する定数である。この新たなメトリックを最大化するcyl成分J’0及びJ’45は
、
成分を用いて求められる成分の重み付き平均にすぎないことに留意されたい。
規約)、又は同等にM=1.00、j0=1.00、及びj45=0である処方の測定値
を有する瞳孔直径4mmの患者を想定し得る。さらに、c2 0=0.5774、c2 2=
0.8165、c4 2=0.0527、及び他の全ゼルニケ係数がゼロに等しい。メトリ
ックを用いてこの数をM、j0、及びj45に関する式に入れると、M=1.00、J0
=1.25、及びJ45=0が得られる。k=0.5の変更メトリックの結果を用いると
、M’=1.00、J0’=1.17、及びJ45’=0となる。
cylに予想通りに近付ける。より複雑なメリット関数及び眼の収差の場合、追加のcy
lペナルティが処方cylから遠い局所最適を統計的に減じて、アルゴリズムに自覚的結
果に最も近い局所最適値を示させることもできる。
おいて開始し得る。続いて、対応の眼鏡処方を決定するための方法100を実行すること
ができる。続いて、ステップ170において、視覚補助具、例えば眼鏡レンズを製造する
ことができる。本方法は、続いて210において終了する。
方を出力することができる。出力は、電子ディスプレイ上であってもよく、プリンターを
介してでもよく、又は眼鏡処方を記憶する出力記憶装置であってもよい。本方法は、続い
てステップ215において終了する。
よって処方された収差との間の差の分布を示す。「項なし」曲線は、既知のメトリックを
用いた差を表し、「項あり」曲線は、いわゆる「ラバーバンド(rubber band)」ペナル
ティを乱視の大きさに基づいて比例的に加えた後の分布を示す。このデータセットでは、
処方乱視がちょうどゼロである全ての眼(元のセットの約10%)を、結果を偏らせるこ
とになるので除去した。
小化するのではなく、ブラー推定値+推定乱視の0.15倍を最小化し、全ての単位はジ
オプターである。したがって、乱視の小さな解ほど有利であった。
の中央値の差は、0.11ジオプターであった。変更メトリックにより、中央値の差を排
除し、0.00にした。同時に、分布の幅は、シフトによる大きな影響を受けなかった。
25〜75パーセンタイルの差は、従来のメトリックでは、0.360の幅で−0.05
9〜0.301ジオプターであったが、この範囲は、変更メトリックでは、0.348ジ
オプターの幅でより対称な−.168〜0.178であった。
が示されている。ここでは、変更メトリックの分布の方がわずかに狭い。cylを0.0
1ジオプターよりも大きく動かした眼に関して、自覚的処方に近い眼の数は、遠い眼の数
を約2対1の比で上回った。
者の眼の光学波面収差は、収差計12によって判定され得る。さらに、自覚的屈折も判定
可能であり得る。眼鏡処方の計算が、続いて処理ユニット14で実行される。処理ユニッ
ト14は、上述の方法を実行する実行可能プログラムコードを記憶したコンピュータープ
ログラム製品15を含み得る。その場合、システム10は、出力装置16をさらに備えて
いてもよく、これは、決定された眼鏡処方を出力するディスプレイ、プリンター、又は記
憶装置であり得る。収差計12は、ライン18を介して処理ユニット14に接続される。
処理ユニット14は、ライン20を介して出力装置16に接続される。ライン18及び2
0の両方のそれぞれが、処理ユニット14と収差計12及び出力装置16との間のデータ
転送のための有線接続又は無線接続であり得る。
自動的に決定することができる。しかしながら、収差計12の代わりに、最適化プロセス
の基礎となるデータを、以前に取得した複数の患者のデータを記憶する記憶装置からライ
ン18を介して取得することもできる。
現場26に位置付けられ得る。処理ユニット14は、第2現場28に位置付けられる。出
力装置16は、第3現場に位置付けられてもよく、又は第1現場26に位置付けられても
よい。さらに、視覚補助具を製造する製造ユニット32が、第3現場30又は第1現場2
6にあり得る。
6は、データネットワーク22を介して第2現場28と接続される。第2現場28及び第
3現場30は、データネットワーク24を介して接続される。これにより、収差計12を
介して提供された屈折データを処理ユニット14へ送ることができる可能性があり得る。
さらに、自覚的屈折、特に自覚的矯正乱視も、例えば第1現場26又は任意の他の現場か
ら処理ユニット14へ送ることができる。さらに、例えば、決定された眼鏡処方を続いて
第1現場へ、例えば眼鏡店へ送り戻し、眼科医によって確認させて、例えば装用候補者に
提供させることができる。さらに、決定された眼鏡処方を、各視覚補助具を製造する遠隔
の製造ユニットへ転送することもできる。製造ユニットは、第1現場26に位置付けられ
てもよい。この場合、収差計のデータは、接続22を介して第2現場28の処理ユニット
14へ転送され、続いて計算された眼鏡処方が、第1現場26及びその製造ユニット32
へ転送し戻される。代替的に、第2現場28から、決定された眼鏡処方を、視覚補助具を
製造する製造ユニット32を有する可能性のある第3現場30へ転送することができる。
最後に、矢印34で示すように、この第3現場30から、製造された視覚補助具が続いて
第1現場26へ輸送される。
収差に限定されない。例えば、いくつかの実施形態において、高次収差を用いた屈折を可
能にするよう方法を拡張することができる。このような場合、例えば球面収差及び/又は
コマ収差等の高次収差に関して、最適化空間は、1つ又は複数の付加的な次元によって拡
張される。続いてこのような高次収差をアイケア専門家が用いて、処方された高次収差補
正に従った瞳孔平面における入射波面の位相を変えることによる高次補正を含む眼矯正(
ophthalmic correction)を指定することができる。
を、「視覚補助具」とみなされるコンタクトレンズ又は屈折矯正手術の処方の決定にも適
用することができる。いくつかの実施形態が記載されている。他の実施形態は特許請求の
範囲にある。
Claims (15)
- 特に非一時的なコンピューター可読媒体を用いて眼用の眼鏡処方を決定する方法(100)であって、
眼の屈折特性を示す測定値を提供するステップ(110)と、
眼用の複数の可能な眼鏡処方に対応する最適化空間を確定するステップ(120)と、
メリット関数を決定するステップ(130、140)であり、前記メリット関数の値が、前記最適化空間内の前記複数の可能な眼鏡処方の1つを用いた矯正時の眼の視覚機能に対応し、前記メリット関数は、前記複数の可能な眼鏡処方の1つの矯正乱視の大きさに応じて変わると共に、前記矯正乱視の大きさが大きく且つ/又は前記矯正乱視と自覚的矯正乱視との間の差の大きさが大きいほど前記メリット関数のより最適でない値を与えるように作用する項を含むステップ(130、140)と、
前記メリット関数の前記値の最適化(150)によって前記眼鏡処方を決定するステップ(160)と
を含む方法。 - 請求項1に記載の方法において、前記最適化空間を確定するステップ(120)は、前
記眼鏡処方を特徴付ける1つ又は複数のパラメーターの範囲を定義するステップを含む方
法。 - 請求項1又は2に記載の方法において、前記メリット関数の前記値の最適化(150)
は、前記眼の屈折特性を示す補正波面及びそれに対応した前記可能な眼鏡処方の反復決定
を含む方法。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法において、前記眼鏡処方は、前記メリット関
数の前記値を最大値に最適化することによって決定され、前記複数の可能な眼鏡処方の1
つの前記矯正乱視の大きさが大きいほど、前記項は小さな値を有するか、又は前記眼鏡処
方は、前記メリット関数の前記値を最小値に最適化することによって作成され、前記複数
の可能な眼鏡処方の1つの前記矯正乱視の大きさが大きいほど、前記項は大きな値を有す
る方法。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法において、前記視覚機能は、矯正時の眼の視
力値又は矯正時のブラー値である方法。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法において、前記項は、前記矯正乱視の大きさ
に比例する方法。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法において、前記項は、
の形態をとり、式中、MOAは、前記複数の可能な眼鏡処方の1つの前記矯正乱視の大き
さであり、nは、次数定数であり、Ciは、各次数の係数である方法。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法において、前記項は、
の形態をとり、式中、MOAは、前記複数の可能な眼鏡処方の1つの前記矯正乱視の大き
さであり、eは、数学定数であり、Cは、比例係数である方法。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法において、該方法は、前記眼鏡処方を出力す
るステップ(180)をさらに含む方法。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法において、前記測定値を提供するステップ(
110)を、第1現場(26)で行い、前記最適化空間を確定するステップ(120)、
前記メリット関数を決定するステップ(140)、及び前記メリット関数の値の最適化に
よって眼鏡処方を決定するステップ(160)を、前記第1現場(26)から離れた第2
現場(28)で行い、前記提供された測定値を、前記第1現場(26)から前記第2現場
(28)へデータネットワークを介して伝送する方法。 - 視覚補助具を製造する方法(200)であって、
請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法による眼鏡処方を決定するステップ(10
0)と、
前記眼鏡処方に従って前記視覚補助具を製造するステップ(170)と
を含む方法。 - 眼用の眼鏡処方を決定するシステム(10)であって、処理ユニット(14)を備え、
該処理ユニット(14)は、眼の屈折特性を示す測定値に関する情報を受け取るよう構成
され、眼用の複数の眼鏡処方に対応する最適化空間を確定するよう構成され、メリット関
数を決定するよう構成され、前記メリット関数の値が、前記最適化空間内の複数の可能な
眼鏡処方の1つを用いた矯正時の眼の視覚機能に対応し、前記メリット関数は、前記複数
の可能な眼鏡処方の1つの矯正乱視の大きさに応じて変わると共に、前記矯正乱視の大き
さが大きく且つ/又は前記矯正乱視と自覚的矯正乱視との間の差の大きさが大きいほど前
記メリット関数の最適値を小さくする項を含み、また前記メリット関数の値の最適化によ
って前記眼鏡処方を決定するよう構成されるシステム。 - 請求項12に記載のシステムにおいて、前記波面収差計(12)は、第1現場(26)
に位置付けられ、前記処理ユニット(14)は、第2現場(28)に位置付けられ、前記
第1現場(26)及び前記第2現場(28)は、データネットワーク(22)を介して接
続されるシステム。 - 請求項12又は13に記載のシステムにおいて、該システム(10)は、決定された眼
鏡処方を出力するよう構成された出力装置(16)をさらに備えるシステム。 - 特にコンピューター又は処理ユニット(14)上で実行されているときに、請求項1〜
10のいずれか1項に記載の方法(100)のステップを実行するプログラムコード手段
を備えた、特に非一時的なコンピュータープログラム製品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017146640A JP2018010301A (ja) | 2017-07-28 | 2017-07-28 | 眼鏡処方を決定する方法及びシステム |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2017146640A JP2018010301A (ja) | 2017-07-28 | 2017-07-28 | 眼鏡処方を決定する方法及びシステム |
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| JP2015556917A Division JP6424175B2 (ja) | 2013-02-11 | 2013-02-11 | 眼鏡処方を決定する方法及びシステム |
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|---|---|
| JP2018010301A true JP2018010301A (ja) | 2018-01-18 |
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|---|---|
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019146697A1 (ja) | 2018-01-25 | 2019-08-01 | 日本製鉄株式会社 | 方向性電磁鋼板 |
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| JP2010532697A (ja) * | 2007-07-12 | 2010-10-14 | ローデンストック.ゲゼルシャフト.ミット.ベシュレンクテル.ハフツング | ユーザデータをチェックする及び/又は決定するための方法、コンピュータプログラムプロダクト、および装置 |
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| JP2012510642A (ja) * | 2008-12-01 | 2012-05-10 | リャン,ジュンジョン | 眼を屈折矯正するための方法及び装置 |
-
2017
- 2017-07-28 JP JP2017146640A patent/JP2018010301A/ja active Pending
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