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JP2018008570A - 操舵機構の制御装置 - Google Patents

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JP2018008570A
JP2018008570A JP2016137561A JP2016137561A JP2018008570A JP 2018008570 A JP2018008570 A JP 2018008570A JP 2016137561 A JP2016137561 A JP 2016137561A JP 2016137561 A JP2016137561 A JP 2016137561A JP 2018008570 A JP2018008570 A JP 2018008570A
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sensor
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隆志 小寺
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隆志 小寺
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JTEKT Corp
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Abstract

【課題】クラッチの開放状態または締結状態に関わらず、運転者によりよい操舵感を付与することができる操舵機構の制御装置を提供する。【解決手段】補正部88aは、操舵トルクTrqs及びクラッチの動作状態を示す電気信号Scを取り込み、クラッチの動作状態に応じて、第1の補正値Td及び第2の補正値Teを切り替えて使用する。第1の補正値Tdは、クラッチの励磁コイルに通電されていないときの操舵トルクTrqsの0点のずれを補正するために設定される。第2の補正値Teは、クラッチの励磁コイルに通電された際に生じる磁束による操舵トルクTrqsの0点のずれを補正するために設定される。クラッチの動作状態に応じて、操舵トルクTrqsに第1の補正値Tdまたは第2の補正値Teを加算することにより、操舵トルクTrqsの0点のずれがクラッチの動作状態に応じてより適切に補正される。【選択図】図4

Description

本発明は、操舵機構の制御装置に関する。
従来、特許文献1に記載されるように、ステアリングホイールと転舵輪とが機械的に分離されているステア・バイ・ワイヤシステム(以後、SBWという。)が知られている。
一般的にSBWは、ステアリングホールと転舵輪との間の動力伝達経路を断続するクラッチと、ステアリングシャフトに付与される操舵反力の発生源である反力モータと、転舵輪を転舵させる転舵力の発生源である転舵モータと、制御装置とを有している。制御装置は、車両の走行時、クラッチを開放させてステアリングと転舵輪との間を機械的に分離した状態に維持する。また、車両の走行時、制御装置は、操舵状態に応じて反力モータ及び転舵モータの駆動を制御する。制御装置は反力モータなどに異常が発生したとき、あるいは車両の電源がオフされるとき、フェールセーフなどの観点に基づきクラッチを締結させる。
特許文献1に記載されるSBWの制御装置は、転舵モータの温度が予め設定したクラッチ締結温度を超えているか否かを判定し、転舵モータの温度がクラッチ締結温度を超えていると判定すると、開放状態のクラッチを締結状態に切り替える。その後も、制御装置は、ステアリングの操舵に応じて転舵モータの駆動制御を継続する。転舵モータの過熱時に、転舵モータが駆動停止する場合と異なり、運転者が負担する操舵トルクの増加を抑制することができる。
特開2013−43551
上記の制御装置は、クラッチを開放状態から締結状態に切り替える際にクラッチに電流を出力する。このため、クラッチから磁束が生じる。その磁束が例えばトルクセンサにノイズとして入ってしまうおそれがある。この場合、トルクセンサにより生成される電気信号は磁束の影響を受けているため、ステアリングに付与される操舵力が、ステアリングの操舵に応じた本来のものからずれるおそれがある。このため、運転者の操舵感が低下することが懸念される。
そこで、本発明ではクラッチの開放状態または締結状態に関わらず、運転者によりよい操舵感を付与することができる操舵機構の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成し得る操舵機構の制御装置は、ステアリングと転舵輪との間の動力伝達経路を給電の有無に応じて断続する電磁クラッチと、前記動力伝達経路における前記ステアリングと前記電磁クラッチとの間の部分に付与される操舵方向と反対方向のトルクである操舵反力を発生させる反力モータと、前記動力伝達経路における前記電磁クラッチと前記転舵輪との間の部分に付与される前記転舵輪を転舵させるための動力である転舵力を発生する転舵モータと、を備えることを前提としている。前記電磁クラッチ、前記反力モータ、及び前記転舵モータに対する給電を制御する制御部であって、前記操舵機構に設けられるセンサを通じて磁気的に検出される前記ステアリングの操舵状態を示す状態量に基づき、前記反力モータ及び前記転舵モータの少なくとも一方に対する電流指令値を演算する制御部と、前記電磁クラッチが締結状態であるときの前記状態量の0点に対するずれを抑制するために設定される第1の補正値、及び前記電磁クラッチが開放状態であるときの前記状態量の0点に対するずれを抑制するために設定される第2の補正値が記憶された記憶部と、を有し、前記制御部は、前記電磁クラッチが締結状態であるときには前記第1の補正値を使用して前記状態量を補正し、前記電磁クラッチが前記開放状態であるときには前記第2の補正値を使用して前記状態量を補正する補正部を有することを要旨とする。
電磁クラッチから生じる磁束が生じ、その磁束がセンサに対するノイズとして作用することが考えられる。この場合、センサにより磁気的に検出される状態量、ひいては状態量に基づき演算される指令値も、電磁クラッチからの磁束の影響を受ける。そのため、ステアリングの操舵に応じた本来の操舵反力がステアリングに付与されないおそれがある。
その点、上記構成では、電磁クラッチの動作状態に応じて、状態量の0点補正が適切に行われる。電磁クラッチが開放状態及び締結状態のいずれであろうと、補正部でノイズの影響を受けた状態量が第1の補正値または第2の補正値で補正される。補正された状態量は、電磁クラッチから生じる磁束の影響が抑制されたものとなる。そのため、補正された状態量に基づき演算される指令値も、電磁クラッチから生じる磁束の影響が抑制されたものとなる。この指令値に基づき、反力モータを駆動させることにより、ステアリングの操舵に応じたより適切な操舵反力をステアリングに付与することができる。したがって、クラッチの開放状態または締結状態に関わらず、運転者によりよい操舵感を付与することができる。
前記電磁クラッチは、給電された場合には開放状態、給電が停止された場合には締結状態となることが好ましい。
電磁クラッチに通電された場合には、開放状態を維持し、通電が停止された場合には、締結状態を維持する。
電磁クラッチに通電された場合に締結状態、及び通電が停止された場合に開放状態となる電磁クラッチを採用する場合と異なり、意図せず電磁クラッチに通電されない状況になった場合でも、電磁クラッチは動力伝達経路を機械的に接続する締結状態となる。手動で操舵することが可能となるため、操舵機構の安全性をより向上させることができる。
前記第2の補正値は、前記電磁クラッチへの給電により発生する磁束の影響を前記センサが受けることに起因して生じる前記状態量の0点に対するずれ量に基づき設定されることが好ましい。
上記構成は、電磁クラッチに通電されることでクラッチを開放状態に維持し、電磁クラッチへの通電が停止される場合に締結状態に維持することを前提としている。電磁クラッチに通電されることで磁束が生じるため、第2の補正値は、電磁クラッチから生じる磁束による状態量の0点に対するずれ量に基づき設定される。そのため、電磁クラッチが開放状態の時、補正部で補正された状態量は、電磁クラッチから生じる磁束の影響が抑制されたものとなる。
前記状態量は、前記ステアリングを介して前記動力伝達経路の構成要素であるステアリングシャフトに付与される操舵トルクであることが好ましい。
前記状態量は、前記ステアリングを介して前記動力伝達経路の構成要素であるステアリングシャフトに付与される操舵角であることが好ましい。
前記センサは、前記ステアリングの操作に応じた電気信号を生成するトルクセンサであって、前記制御部は、前記トルクセンサにより生成される前記電気信号に基づき前記操舵トルクを演算する換算部を有することが好ましい。
前記センサは、前記ステアリングシャフトの回転角である操舵角を検出する舵角センサであって、前記制御部は、前記舵角センサにより検出される前記操舵角に基づき前記操舵トルクを演算する換算部を有することが好ましい。
上記構成によれば、トルクセンサから生成される電気信号または舵角センサにより検出される操舵角が電磁クラッチから生じる磁束の影響を受け、換算部で磁束の影響をうけた操舵トルクが演算されたとしても、電磁クラッチの動作状態に応じて、操舵トルクの0点補正が適切に行われる。また、舵角センサにより検出される操舵角の0点補正が適切に行われる。電磁クラッチが開放状態及び締結状態のいずれであろうと、補正部でノイズの影響を受けた操舵トルクまたは操舵角が第1の補正値または第2の補正値で補正される。補正された操舵トルクまたは操舵角は、電磁クラッチから生じる磁束の影響が抑制されたものとなる。
前記電磁クラッチに対する通電量は一定であり、前記補正部は、前記状態量に対して前記第1の補正値または前記第2の補正値を加算することにより、前記状態量を補正することが好ましい。
上記構成によれば、電磁クラッチへの通電量が一定であるため、電磁クラッチが締結状態と開放状態との間で切り替わる際の磁束の変化も一定となる。すなわち、センサから検出される状態量の変化も一定となり、状態量に基づき演算される指令値も一定となる。このため、補正部で状態量を補正する場合、第1の補正値及び第2の補正値を加算するオフセット補正のみを考慮すればよい。すなわち、電磁クラッチに通電される電流が変化する場合と異なり、電磁クラッチから生じる磁束の変化に対する状態量の補正についてはゲイン補正を考慮しなくてもよい。したがって、制御装置の演算を簡素化することができる。
本発明の操舵機構の制御装置によれば、運転者によりよい操舵感を付与することができる。
操舵機構の制御装置の第1の実施形態を示した概略図。 第1の実施形態のクラッチから生じる磁束の向きを示した概略図。 第1の実施形態の制御装置におけるCPUの機能的な構成を示したブロック図。 第1の実施形態における補正部の機能的な構成を示したブロック図。 (a)は第1の実施形態のクラッチ開放状態におけるオフセット補正前後の操舵トルクの出力特性を示したグラフ。(b)は第1の実施形態のクラッチ締結状態におけるオフセット補正前後の操舵トルクの出力特性を示したグラフ。 第2の実施形態の制御装置の機能的な構成を示したブロック図。 第2の実施形態における補正部の機能的な構成を示したブロック図。 他の実施形態の制御装置の機能的な構成を示したブロック図。
<第1の実施形態>
以下、操舵機構の制御装置をステアバイワイヤ式の操舵機構の制御装置に具現化した第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、操舵機構は、反力アクチュエータ20、転舵アクチュエータ40、クラッチ12、及び制御装置80を備えている。
反力アクチュエータ20は、ステアリングシャフト22、反力側減速機構24、回転軸26aを有する反力モータ26、反力側インバータ28及びトルクセンサ94を備えている。
ステアリングシャフト22は、入力シャフト22a、出力シャフト22b、及びトーションバー22cを有する。入力シャフト22aの上端部は、ステアリング10に接続されている。入力シャフト22aの下端部と出力シャフト22bとは、トーションバー22cを介して連結されている。トーションバー22cは、入力シャフト22a及び出力シャフト22bに加わるトルク差に応じてねじれる。
反力モータ26としては、例えば3相のブラシレスモータが採用される。反力モータ26の回転軸26aは反力側減速機構24を介してステアリングシャフト22に直結されている。反力モータ26は、反力側インバータ28を介してバッテリに接続されている。反力側インバータ28は、バッテリの直流電力を3相の交流電力に変換する。また、反力モータ26には、回転軸26aの回転角度を検出する回転角センサ92が設けられている。回転角センサ92を通じて検出される反力モータ26の回転角度θ1は、ステアリング10の操舵角θsを演算するために使用される。反力モータ26の回転軸26aとステアリングシャフト22とは反力側減速機構24を介して連動する。このため、回転軸26aの回転角度θ1とステアリングシャフト22の回転角度、ひいてはステアリング10の回転角度である操舵角θsとの間には相関がある。したがって、反力モータ26の回転角度θ1に基づき操舵角θsを求めることができる。
ステアリングシャフト22におけるステアリング10と、反力側減速機構24との間の部分に設けられているトルクセンサ94は、トーションバー22cのねじれ量に応じた電圧信号Vtを生成する。トルクセンサ94は、入力シャフト22aに取り付けられた円筒状の永久磁石(図示略)、永久磁石を囲うように出力シャフト22bに取り付けられる一対の磁気ヨーク(図示略)、及び一対の磁気ヨークの間に生じる磁束を検出する磁気センサ62(例えばホールセンサ)を有している。一対の磁気ヨークの間に生じる磁束は、トーションバー22cのねじれ量に応じて変化する。ステアリング10の操作を通じてトーションバー22cがねじれると、磁気センサ62に印加される磁束も変化する。磁気センサ62は、磁束の変化に応じた電圧信号Vtを生成する。
転舵アクチュエータ40は、第1ラックアンドピニオン機構48、第2ラックアンドピニオン機構52、転舵側減速機54、回転軸56aを有する転舵モータ56、及び転舵側インバータ58を有している。
第1ラックアンドピニオン機構48は、互いに交差して設けられたラック軸46とピニオン軸42とを備えている。ラック軸46に形成された第1ラック歯46aとピニオン軸42に形成されたピニオン歯42aとは、互いに噛合されている。
第2ラックアンドピニオン機構52は、互いに交差して設けられたラック軸46及びピニオン軸50を備えている。ラック軸46に形成された第2ラック歯46bとピニオン軸50に形成されたピニオン歯50aとは、互いに噛合されている。ピニオン軸50は、転舵側減速機54を介して、転舵モータ56の回転軸56aに直結されている。
転舵モータ56としては、例えば3相のブラシレスモータが採用される。転舵モータ56は転舵側インバータ58を介してバッテリーに接続されている。転舵側インバータ58は、バッテリの直流電力を3相の交流電力に変換する。また、転舵モータ56には、回転軸56aの回転角度を検出する回転角センサ90が設けられている。回転角センサ90を通じて検出される転舵モータ56の回転角度θ2は、転舵輪30の転舵角θtを演算するために使用される。
転舵モータ56の回転軸56a及び転舵輪30,30は転舵側減速機54、ピニオン軸50、及びラック軸46を介して連動する。このため、回転軸56aの回転角度θ2と転舵角θtとの間には相関がある。したがって、転舵モータ56の回転角度θ2に基づき転舵角θtを求めることができる。
尚、ラック軸46は、ラックハウジング44に収容されており、その両端にはタイロッドを介して転舵輪30が連結されている。
クラッチ12は、ステアリングシャフト22(正確には出力シャフト22b)とピニオン軸42との間に設けられている。クラッチ12としては例えば図示しない励磁コイルに対する通電の断続を通じてステアリングシャフト22とピニオン軸42との間の動力伝達の断続を行う電磁クラッチが採用される。クラッチ12が切断されるとき、ステアリング10と転舵輪30,30との間の動力伝達経路が機械的に切断される。クラッチ12が接続されるとき、ステアリング10と転舵輪30,30との間の動力伝達が機械的に連結される。クラッチ12は、励磁コイルに通電された場合に、ステアリングシャフト22とピニオン軸42との間の動力伝達を機械的に切断する開放状態に維持される。
制御装置80は、ステアリング10の操作に応じた操舵反力を発生させるように反力モータ26を制御する(反力制御)。また、制御装置80は、ステアリング10の操作に応じて転舵輪30を転舵させるように転舵モータ56を制御する(転舵制御)。制御装置80は、CPU82とメモリ84を有している。CPU82は、メモリ84に記憶されたプログラムを実行することにより、反力モータ26及び転舵モータ56の制御を行う。
CPU82は、回転角センサ92によって検出される反力モータ26の回転軸26aの回転角度θ1及びトルクセンサ94より生成される電圧信号Vtを取り込む。CPU82は、回転角度θ1及び電圧信号Vtに基づき反力モータ26を制御する。また、CPU82は、回転角センサ90によって検出される転舵モータ56の回転軸56aの回転角度θ2を取り込む。CPU82は、回転角度θ2及び電圧信号Vtに基づき転舵モータ56を制御する。
尚、メモリ84には、オフセット補正値である第1の補正値Td及び第2の補正値Teも記憶されている。第1の補正値Td及び第2の補正値Teは、操舵トルクの0点補正に使用される。第1の補正値Tdは、クラッチ12が締結状態のとき、すなわち、トルクセンサ94の磁気センサ62にクラッチ12からの磁束が入らない状態における操舵トルクの0点をオフセットするための補正値である。第2の補正値Teは、クラッチ12が開放状態のとき、すなわち、クラッチ12の励磁コイルに通電されることで生じる磁束が、トルクセンサ94に印加される状態における操舵トルクの0点をオフセットするための補正値である。2つの補正値を設定するのは、次の理由による。
図2に示すように、クラッチ12の励磁コイルに通電された場合、励磁コイルから磁束が発生し、この磁束がトルクセンサ94に印加されるおそれがある。この場合、電圧信号Vtは、磁気センサ62の個体差だけでなく、励磁コイルからの磁束の影響を受けて変化する。また、クラッチ12の励磁コイルに通電されていない場合、磁気センサ62の個体差により電圧信号Vtはその0点に対してずれる。このため、磁束が印加されるときと、磁束が印加されないときとでは、操舵トルクの0点に対するずれ量も異なる。したがって、クラッチ12のオン/オフに応じて、操舵トルクTrqsを補正することが好ましい。
つぎに、CPU82について詳細に説明する。
図3に示すように、CPU82は、操舵角変換部83、転舵角変換部85、クラッチ制御部86、電圧トルク換算部87、反力制御部88、及び転舵制御部89を有している。
操舵角変換部83は、回転角センサ92により検出される反力モータ26の回転角度θ1を取り込む。操舵角変換部83は、取り込んだ回転角度θ1に基づき、ステアリング10の操舵角θsを演算する。
転舵角変換部85は、回転角センサ90により検出される転舵モータ56の回転角度θ2を取り込む。転舵角変換部85は、取り込んだ回転角度θ2に基づき、転舵輪30,30の転舵角θtを演算する。
クラッチ制御部86は、図示しないイグニッションスイッチ(以後、IGSWとする。)のオンまたはオフに応じてクラッチ12の断続を切り替える断続制御を実行する。たとえば、クラッチ制御部86は、IGWSがオンの時、クラッチ12の励磁コイルに通電することによってクラッチ12を接続された状態(締結状態)から切断された状態(開放状態)へ切り替える。また、クラッチ制御部86は、IGWSがオフの時、クラッチ12の励磁コイルに対する通電を停止することによってクラッチ12を切断された状態(開放状態)から接続された状態(締結状態)に切り替える。また、クラッチ制御部86は、反力制御部88に対して、クラッチ12の断続状態(開放状態または締結状態)を示す電気信号Scを生成する。尚、クラッチ制御部86がクラッチ12に通電する際の通電量は一定である。
電圧トルク換算部87は、トルクセンサ94の磁気センサ62から出力された電圧信号Vtに基づき、ステアリングシャフト22に加わる操舵トルクTrqsを演算する。尚、電圧信号Vtの値が大きいほど電圧トルク換算部87で演算される操舵トルクTrqsは大きくなる。
反力制御部88は、電圧トルク換算部87により演算された操舵トルクTrqsに基づき、反力モータ26への給電を、反力側インバータ28を介して制御する。
反力制御部88は、補正部88a、反力設定部88b、加算処理部M8、目標操舵角設定部88c、目標反力トルク設定部88d、第1の指令値演算部88eを有する。
補正部88aは、クラッチ12の励磁コイルへ通電された場合に生じる磁束による操舵トルクTrqsのずれをオフセット補正する機能を有する。補正部88aは、電圧トルク換算部87で演算された操舵トルクTrqs、クラッチ制御部86により生成されるクラッチ12の断続状態を示す電気信号Scを取り込む。補正部88aは、取り込んだ電気信号Scが示すクラッチ12の動作状態に応じて、メモリ84に記憶されている第1の補正値Tdまたは第2の補正値Teを読み込む。補正部88aは、読み込んだ操舵トルクTrqs、及び第1の補正値Tdまたは第2の補正値Teを用いて補正操舵トルクTrqs1を演算する。
反力設定部88bは、補正部88aにて演算された補正操舵トルクTrqs1に基づき、反力トルクTrqa1を演算する。反力トルクTrqa1は、補正操舵トルクTrqs1が大きいほど大きい値に演算される。加算処理部M8は、反力トルクTrqa1に補正操舵トルクTrqs1を加算する。
目標操舵角設定部88cは、加算処理部M8から出力された反力トルクTrqa1に補正操舵トルクTrqs1を加算した値に基づき、目標操舵角θs*を演算する。
目標反力トルク設定部88dは、目標操舵角設定部88cにより演算された目標操舵角θs*、及び操舵角変換部83により演算された操舵角θsを取り込む。目標反力トルク設定部88dは、操舵角変換部83により演算される操舵角θsを目標操舵角θs*に一致させるための操作量として、反力モータ26が生成する反力トルクの目標値である目標反力トルクTrqr1を演算する。
第1の指令値演算部88eは、目標反力トルク設定部88dにより演算された目標反力トルクTrqr1を取り込む。第1の指令値演算部88eは、取り込んだ目標反力トルクTrqr1に基づき、反力モータ26を駆動させるための指令信号S2を演算する。反力側インバータ28は指令信号S2に基づき動作する。反力モータ26は反力側インバータ28を通じて給電されることにより、目標反力トルクTrqr1に応じたトルクを発生させる。ステアリングシャフト22には、反力モータ26が発生させるトルクに応じた操舵反力が付与される。
転舵制御部89は、転舵モータ56の駆動制御を通じて転舵輪30,30を操舵状態に応じて転舵させる転舵制御を実行する。転舵制御部89は、目標転舵トルク設定部89a及び第2の指令値演算部89bを有する。
目標転舵トルク設定部89aは、転舵角変換部85により演算される転舵角θt、及び反力制御部88の目標操舵角設定部88cにおいて演算された目標操舵角θs*を取り込む。目標転舵トルク設定部89aは、目標操舵角θs*に基づき、目標転舵角を演算する。目標転舵トルク設定部89aは、転舵角変換部85により演算された転舵角θtを目標転舵角に一致させるための操作量として、転舵モータ56が発生させる転舵トルクの目標値である目標転舵トルクTrqt1を演算する。
第2の指令値演算部89bは、目標転舵トルク設定部89aにより演算された目標転舵トルクTrqt1を取り込む。第2の指令値演算部89bは、取り込んだ目標転舵トルクTrqt1に基づき、転舵モータ56を駆動させるための指令信号S3を演算する。転舵側インバータ58は指令信号S3に基づき動作する。転舵モータ56は、転舵側インバータ58を通じて給電されることにより目標転舵トルクTrqt1に応じたトルクを発生させる。転舵モータ56が発生させるトルクは、第2ラックアンドピニオン機構52により、ラック軸46の軸方向に向けた力に変換される。この軸方向に向けた力がラック軸46に付与されることにより、ラック軸46はその軸方向に移動する。このラック軸46の移動によって転舵輪30,30を転舵させる。
次に、補正部88aについて、詳述する。
図4に示すように、補正部88aは、クラッチ12の断続状態に応じて生成される電気信号Scに基づき、メモリ84に記憶された第1の補正値Td及び第2の補正値Teを切り替えて使用する。
例えば、クラッチ12が機械的に切断されている状態(開放状態)において、補正部88aは、メモリ84から第2の補正値Teを読み込む。補正部88aは、電圧トルク換算部87により演算された操舵トルクTrqsに第2の補正値Teを加算する。また、クラッチ12が機械的に接続されている状態(締結状態)において、補正部88aは、メモリ84から第1の補正値Tdを読み込む。補正部88aは、電圧トルク換算部87により演算された操舵トルクTrqsに第1の補正値Tdを加算する。
ここで、第1の補正値Td及び第2の補正値Teは次のように設定される。
第1の補正値Td及び第2の補正値Teは、ステアリング10が中立位置に保たれている場合、クラッチ12の締結状態及び開放状態のそれぞれの状態において、トルクセンサ94から出力される電圧信号Vtに基づき演算される操舵トルクTrqsがその0点に対してどの程度ずれるかを実験的に検証したうえで設定される。具体的には、第1の補正値Tdは、トルクセンサ94における磁気センサ62の個体差の要因による操舵トルクTrqsの0点に対するずれを抑制する観点に基づき設定される。第2の補正値Teは、トルクセンサ94における磁気センサ62の個体差及びクラッチ12の励磁コイルから生じる磁束の要因による操舵トルクTrqsの0点に対するずれを抑制する観点に基づき設定される。
ここでは、ステアリング10が中立位置に保たれている場合、クラッチ12が締結状態であるとき、磁気センサ62の個体差の要因により、磁気センサ62により生成される電圧信号Vtの値はその0点を基準として、負の方向へ向けてずれるものとする。このとき、電圧信号Vtに基づき演算される操舵トルクTrqsは、その0点を基準として、電圧信号Vtのずれ量に応じて負の方向へずれる。したがって、第1の補正値Tdは、操舵トルクの0点を基準として負の方向へずれた操舵トルクTrqsの値を正の方向へ向けて、電圧信号Vtに応じた操舵トルクのずれ量の分だけ増加させるような正のオフセット補正値として設定される。
また、ステアリング10が中立位置に保たれている場合、クラッチ12が開放状態であるとき、磁気センサ62の個体差、及びクラッチ12の励磁コイルから生じる磁束の影響により、磁気センサ62により生成される電圧信号Vtの値は、その0点を基準として正の方向へ向けてずれるものとする。このとき、電圧信号Vtに基づき演算される操舵トルクTrqsは、その0点を基準として電圧信号Vtのずれ量に応じて正の方向へずれる。したがって、第2の補正値Teは、操舵トルクの0点を基準として正の方向へずれた操舵トルクTrqsの値を正の方向へ向けて、電圧信号Vtに応じた操舵トルクのずれ量の分だけ減少させるような負のオフセット補正値として設定される。
したがって、クラッチ12が締結されている状態の場合、図5(a)に示すように、操舵トルクTrqsに対して、第1の補正値Tdを加算することでオフセット補正を実施する。第1の補正値Tdは、磁気センサ62の個体差の影響による操舵トルクの負の方向へのずれ量に応じた正の値である。このため、電圧トルク換算部87により演算される操舵トルクTrqsに第1の補正値Tdを加算することのより、磁気センサ62の個体差による操舵トルクの負の方向へのずれを抑制した補正操舵トルクTrqs1が演算される。
クラッチ12が機械的に切断されている場合、図5(b)に示されるように、操舵トルクTrqsに対して第2の補正値Teを加算することでオフセット補正を実施する。第2の補正値Teは、磁気センサ62の個体差、及びクラッチ12の励磁コイルから生じる磁束の影響により操舵トルクの正の方向へのずれ量に応じた負の値である。このため、電圧トルク換算部87により演算される操舵トルクTrqsに第2の補正値Teを加算することにより、磁気センサ62の個体差及びクラッチ12の励磁コイルから生じる磁束による操舵トルクの正の方向へのずれを抑制した補正操舵トルクTrqs1が演算される。
以上詳述したように、本実施の形態によれば、次の効果が得られる。
(1)クラッチ12の動作状態に応じて、操舵トルクの0点補正が適切に行われる。クラッチ12が開放状態及び締結状態のいずれであろうと、補正部88aで演算される補正操舵トルクTrqs1は磁気センサ62の個体差の影響及びクラッチ12の励磁コイルから生じる磁束の影響が抑制されたものとなる。そのため、補正操舵トルクTrqs1に基づき演算される目標反力トルクTrqr1は、磁気センサ62の個体差、及びクラッチ12の励磁コイルから生じる磁束の影響が抑制されたものとなる。この目標反力トルクTrqr1に基づき、反力モータ26を駆動させることにより、ステアリング10の操舵に応じたより適切な操舵反力をステアリング10に付与することができる。したがって、クラッチの開放状態または締結状態に関わらず、運転者によりよい操舵感を付与することができる。
(2)クラッチ12はその励磁コイルに通電された場合には、開放状態を維持し、通電が停止された場合には、締結状態を維持する。
クラッチ12の励磁コイルに通電された場合に締結状態、及び通電が停止された場合に開放状態となるクラッチ12を採用する場合と異なり、意図せずクラッチ12の励磁コイルに通電されない状況になった場合でも、クラッチ12は動力伝達経路であるステアリングシャフト22を機械的に接続する締結状態となる。手動で操舵することが可能となるため、操舵機構の安全性がをより向上させることができる。
(3)クラッチ制御部86からクラッチ12の励磁コイルへの通電量が一定であるため、クラッチ12が締結状態と開放状態との間で切り替わる際の磁束の変化も一定となる。すなわち、磁気センサ62から出力される電圧信号Vtの変化も一定となり、電圧トルク換算部87にて演算される操舵トルクTrqsの変化も一定となる。このため、補正部88aで操舵トルクTrqsを補正する場合、第1の補正値Td及び第2の補正値Teを加算するオフセット補正のみを考慮すればよい。すなわち、クラッチ12に通電される電流が変化する場合と異なり、クラッチ12の励磁コイルから発生する磁束の変化に対する操舵トルクTrqsの補正についてはゲイン補正を考慮しなくてもよい。したがって、制御装置80の演算を簡素化することができる。
<第2の実施形態>
以下、操舵機構の制御装置の第2の実施形態を説明する。尚、第1の実施形態と同様の構成に対応するものについては、便宜上、同一の符号を付して説明をする。
本実施の形態では図1に示されるトルクセンサ94が割愛されている。トルクセンサ94の割愛に伴い、トーションバー22cの構成も割愛される。ステアリング10とクラッチ12との間はステアリングシャフト22により直結される。
また、トルクセンサ94の割愛に伴い、図1に2点鎖線で示されるように、ステアリングシャフト22には、操舵角センサ100が設けられる。操舵角センサ100としては、磁気センサを利用したものが採用される。操舵角センサ100は、ステアリングシャフト22の回転をステアリング10の絶対回転角度である実操舵角θssとして検出する。
図6に示すように、CPU82の機能的な構成としては、電圧トルク換算部87が舵角トルク換算部97に変更されている。舵角トルク換算部97は、操舵角センサ100により検出される実操舵角θssに基づいて、推定操舵トルクTrqs2を演算する。操舵角センサ100から検出される実操舵角θssとステアリングシャフト22にかかる操舵トルクとの間には相関がある。したがって、操舵角センサ100から検出される実操舵角θssに基づき推定操舵トルクTrqs2を推定することができる。
尚、本実施の形態においては、クラッチ12が開放状態の時、クラッチ12の励磁コイルから生じる磁束が、操舵角センサ100に印加され、操舵角センサ100により検出される実操舵角θssが、クラッチ12の励磁コイルから生じる磁束の影響を受けることを前提として説明する。
メモリ84には、第1の補正値Td及び第2の補正値Teに代えて、第1の補正値θd及び第2の補正値θeが記憶されている。これら第1の補正値θd及び第2の補正値θeも、操舵トルクの0点に対するずれを抑制する観点に基づき設定される。第1の補正値θdは、クラッチ12が締結状態のとき、すなわち、操舵角センサ100にクラッチ12からの磁束が入らない状態における操舵トルクの0点をオフセットするための補正値である。第2の補正値Teは、クラッチ12が開放状態のとき、すなわち、クラッチ12の励磁コイルに通電されることで生じる磁束が、操舵角センサ100に印加される状態における操舵トルクの0点をオフセットするための補正値である。2つの補正値を設定するのは、次の理由による。
クラッチ12の励磁コイルに通電された場合、励磁コイルから磁束が発生し、この磁束が操舵角センサ100に印加されるおそれがある。この場合、操舵角センサ100により検出される実操舵角θssは、操舵角センサ100における磁気センサの個体差だけでなく、励磁コイルからの磁束の影響を受けて変化する。また、クラッチ12の励磁コイルに通電されていない場合、操舵角センサ100における磁気センサの個体差により実操舵角θssはその0点に対してずれる。このため、磁束が印加されるときと、磁束が印加されないときとでは、操舵トルクの0点に対するずれ量も異なる。したがって、クラッチ12のオン/オフに応じて、推定操舵トルクTrqs2を補正することが好ましい。
図7に示すように、補正部88aは、クラッチ12の動作状態に基づき生成される電気信号Scに応じて、メモリ84に記憶された第1の補正値θd及び第2の補正値θeを切り替えて使用する。
例えば、また、クラッチ12が締結状態であるとき、補正部88aは、第1の補正値θdを使用する。補正部88aは、舵角トルク換算部97により演算される推定操舵トルクTrqs2に第1の補正値θdを加算する。また、クラッチ12が開放状態であるとき、補正部88aは、第2の補正値θeを使用する。補正部88aは、舵角トルク換算部97により演算される推定操舵トルクTrqs2に第2の補正値θeを加算する。
このように、クラッチ12の動作状態に応じて第1の補正値θd及び第2の補正値θeを切り替えて使用することにより、舵角トルク換算部97により演算される推定操舵トルクTrqs2を、クラッチ12の動作状態に応じて、より適切に補正できる。そのため、第1の実施形態の(1)〜(3)と同様の効果が得られる。
<他の実施形態>
尚、第1及び第2の実施形態は、技術的に矛盾が生じない範囲で以下のように変更してもよい。
・第1の実施形態において、電圧トルク換算部87は、CPU82に設けられていたが、これに限らない。例えば、電圧トルク換算部87の機能を有するICをトルクセンサ94に設けることで、磁気センサ62により生成される電圧信号Vtをトルクセンサ94側で操舵トルクTrqsに変換してもよい。
・第1及び第2の実施形態において、補正部88aは電圧トルク換算部87と反力設定部88bとの間、または舵角トルク換算部97と反力設定部88bとの間に設けられていたが、これに限らない。例えば、反力制御部88の目標操舵角設定部88cと目標反力トルク設定部88dとの間に補正部88aを設けてもよい。この場合、操舵トルクTrqsおよび推定操舵トルクTrqs2についての0点補正ではなく、目標操舵角設定部88cにより演算される目標操舵角θs*を0点補正する。また、磁気センサ62と電圧トルク換算部87との間に設けてもよい。この場合、操舵トルクTrqsについての0点補正ではなく、磁気センサ62により生成される電圧信号Vtを0点補正する。ただし、目標操舵角θs*、電圧信号Vtおよび実操舵角θssを0点補正する場合、メモリ84に記憶させる第1の補正値及び第2の補正値は、補正する対象応じて、適切な値に設定する。また、補正部88aにて実操舵角θssの0点補正をしてもよい。この場合、図8に示すように、第2の実施形態における補正部88aと舵角トルク換算部97を入れ替えることで、補正部88aにて実操舵角θssの0点補正を実施し、補正実操舵角θss1を演算する。ただし、実操舵角θssを0点補正する場合、メモリ84に記憶させる第1の補正値θd1及び第2の補正値θe2は、補正する実操舵角θss応じた適切な値に設定する。
・第1及び第2の実施形態において、電圧信号Vtおよび操舵角θs、または実操舵角θssおよび操舵角θsに基づいて反力モータ26を制御していたが、これに限らない。たとえば、車速信号も用いて反力モータ26を制御してもよい。図8に示すように、図1に二点鎖線で示す車速センサ110により検出される車速Vを目標操舵角設定部88cに読み込んで目標操舵角θs*を演算してもよい。この場合、目標操舵角設定部88cには、加算処理部M8からの出力値と、目標操舵角θs*とを関係づけるための車両モデル式が記憶されている。その時、例えば、車両モデル式に使用される粘性係数や慣性係数などの係数は、車速Vによって可変設定される。つまり、車速Vに応じた適切な目標操舵角θs*を演算することができる。その目標操舵角θs*に基づき、反力モータ26を制御するため、より適切な反力制御を実行できる。
・また、図8に示すように、操舵角センサ100により検出される実操舵角θssおよび車速センサ110により検出される車速Vに基づき、目標操舵角θs*を演算していたが、これに限らない。例えば、操舵角変換部83により演算される操舵角θsおよび車速センサ110により検出される車速Vに基づき、目標操舵角θs*を演算してもよい。この場合、操舵角センサ100を割愛し、操舵角変換部83により演算される操舵角θsを補正部88aに読み込ませるようにする。このとき、メモリ84に記憶させる第1の補正値及び第2の補正値は、補正する操舵角θsに応じて、適切な値に設定する。
・第1及び第2の実施形態において、例えば回転角センサ92(ホールセンサ等)の磁電変換素子を利用するものである場合、回転角センサ92もクラッチ12の励磁コイルから生じる磁束の影響を受けるおそれがある。その場合、回転角センサ92で検出される回転角度θ1が磁束の影響を受ける。そのため、回転角度θ1を使用して演算される目標反力トルクTrqr1は、クラッチ12の励磁コイルから生じる磁束の影響を受けている。回転角センサ92により検出される回転角度θ1を補正するための補正部88aを設けるようにしてもよい。ただし、メモリ84に記憶される第1の補正値及び第2の補正値については、補正する対象となる回転角度θ1に応じた適切な値に設定する。
・第1及び第2の実施形態では、補正部88aにてオフセット補正をしていたが、これに限らない。例えば、クラッチ12の励磁コイルへの通電量が変化する場合には、通電量に応じて変化するように設定されたゲインを用いてゲイン補正を行ってもよい。すなわち、クラッチ12の励磁コイルから生じる磁束の影響を受けた操舵トルクに対してゲイン補正値を乗算する。ただし、ゲイン補正値はクラッチ12の締結状態及び開放状態のそれぞれの状態おける操舵トルクがその0点に対してどの程度ずれるかを実験的に検証したうえで設定される。したがって、ゲイン補正を行うことにより補正部88aにおける補正の精度が向上する。
・また、図4及び図7に示される補正部88aにおいて、例えば、操舵トルクTrqs(推定操舵トルクTrqs2)に対して第1の補正値Td(θd)または第2の補正値Te(θe)を加算する加算器の後に、フィルター(例えばレートリミッタ)を設けてもよい。そのようにすることで、加算器にて演算される補正操舵トルクTrqs1の変化が緩やかとなる。このため、操舵トルクの補正に伴う操舵反力の変化が緩やかとなり、よりよい操舵感を運転者に付与することができる。
・第1及び第2の実施形態において、トルクセンサ94および操舵角センサ100により検出される電圧信号Vtおよび実操舵角θssに基づき、反力モータ26および転舵モータ56の両者を制御していたが、これに限らない。たとえば、クラッチ12を締結状態にした場合、反力モータ26および転舵モータ56の何れか一方を使用して操舵機構を制御してもよい。
10…ステアリング、12…クラッチ、20…反力アクチュエータ、22…ステアリングシャフト、26…反力モータ、30…転舵輪、40…転舵アクチュエータ、56…転舵モータ、62…磁気センサ、80…制御装置、83…操舵角変換部、85…転舵角変換部、87…電圧トルク換算部、88a…補正部、88e…第1の指令演算部、94…トルクセンサ、97…舵角トルク換算部、100…操舵角センサ、Td…第1の補正値、Te…第2の補正値、Sc…電気信号、Trqs…操舵トルク、Trqs1…補正操舵トルク、Trqa1…反力トルク、Trqr1…目標反力トルク、θs…操舵角、θss…実操舵角

Claims (8)

  1. ステアリングと転舵輪との間の動力伝達経路を給電の有無に応じて断続する電磁クラッチと、前記動力伝達経路における前記ステアリングと前記電磁クラッチとの間の部分に付与される操舵方向と反対方向のトルクである操舵反力を発生させる反力モータと、前記動力伝達経路における前記電磁クラッチと前記転舵輪との間の部分に付与される前記転舵輪を転舵させるための動力である転舵力を発生する転舵モータと、を備える操舵機構の制御装置において、
    前記電磁クラッチ、前記反力モータ、及び前記転舵モータに対する給電を制御する制御部であって、前記操舵機構に設けられるセンサを通じて磁気的に検出される前記ステアリングの操舵状態を示す状態量に基づき、前記反力モータ及び前記転舵モータの少なくとも一方に対する電流指令値を演算する制御部と、
    前記電磁クラッチが締結状態であるときの前記状態量の0点に対するずれを抑制するために設定される第1の補正値、及び前記電磁クラッチが開放状態であるときの前記状態量の0点に対するずれを抑制するために設定される第2の補正値が記憶された記憶部と、を有し、
    前記制御部は、前記電磁クラッチが締結状態であるときには前記第1の補正値を使用して前記状態量を補正し、前記電磁クラッチが前記開放状態であるときには前記第2の補正値を使用して前記状態量を補正する補正部を有する操舵機構の制御装置。
  2. 前記電磁クラッチは、給電された場合には開放状態、給電が停止された場合には締結状態となる請求項1に記載の操舵機構の制御装置。
  3. 前記第2の補正値は、前記電磁クラッチへの給電により発生する磁束の影響を前記センサが受けることに起因して生じる前記状態量の0点に対するずれ量に基づき設定される請求項2に記載の操舵機構の制御装置。
  4. 前記状態量は、前記ステアリングを介して前記動力伝達経路の構成要素であるステアリングシャフトに付与される操舵トルクである請求項1〜3のいずれか一項に記載の操舵機構の制御装置。
  5. 前記状態量は、前記ステアリングを介して前記動力伝達経路の構成要素であるステアリングシャフトに付与される操舵角である請求項1〜3のいずれか一項に記載の操舵機構の制御装置。
  6. 前記センサは、前記操舵トルクに応じた電気信号を生成するトルクセンサであって、
    前記制御部は、前記トルクセンサにより生成される前記電気信号に基づき前記操舵トルクを演算する換算部を有する請求項4に記載の操舵機構の制御装置。
  7. 前記センサは、前記ステアリングシャフトの回転角である操舵角を検出する舵角センサであって、
    前記制御部は、前記舵角センサにより検出される前記操舵角に基づき前記操舵トルクを演算する換算部を有する請求項4に記載の操舵機構の制御装置。
  8. 前記電磁クラッチに対する通電量は一定であり、
    前記補正部は、前記状態量に対して前記第1の補正値または前記第2の補正値を加算することにより、前記状態量を補正する請求項1〜7のいずれか一項に記載の操舵機構の制御装置。
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